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SS練習スレ2

448シンの嫁774人目:2013/04/19(金) 19:32:21 ID:oE0DlMks
「今日は良く働いたなぁ」
そう言って伸びをすると張った筋肉が伸ばされ小気味良く骨が鳴る。シン・アスカの本日のお勤めが終了した所である。

時刻は時計の短針も真下を過ぎ薄暗くなり始め街頭が灯り始めた繁華街に来ていた。理由は単純に食事つまり外食だ。
彼の名誉の為に弁解しておくが自炊が出来ない訳じゃない、両親は研究職で家を開ける事も珍しくなく必然的に長男として家事を担った物だ、軍に入り機会は減ったとはいえ一度身に付けた技能だ。現在は男の一人暮らしという事もあり更には給料も天引きされ貧乏生活を余儀無くされている、自然と自炊する回数も増える。お陰で腕前は同年代の男性の中でも上々の物だろう。

だが料理というのは食べてくれる相手がいてやる気が出る物だ、そしてシン・アスカという男は自分に対して無頓着である。故に食事も雑な物、インスタント、外食、作り置き、極稀に凝った物と実に自由だ。
良く身体を壊さなかった物だと思うが彼は健康面を遺伝子的に強化されたコーディネーター、実に燃費が良い。これが無理をする理由の一つでもある為一概に良かったとは言えないが。
彼が努力家の事もありこの二年間でかなり能力を上げている、伊達に同じ二年で難民からアカデミートップ10の赤迄に登り詰めた訳じゃない。だからこそ彼の潜在能力の高さ故にプロデューサーとして白羽の矢が立ったのは有る意味当然と言える。

本日は自らアイドルに混ざりトレーナーと指示をしつつレッスンを行い日々の売り込みが功を成し小さい仕事も幾つか入り張り切って送迎序でに機材を運ぶのを手伝ったり幸子の可愛いアピールを聞き流し全員のスケジュール管理にちひろさんに訳も分からずドリンクを買わされデスクワークを済ませたりと実にハードワークであった、自分から仕事を増やしてるから始末が悪い。

話を戻そう外食の為に街に出た訳だが特に何かと決めていた訳ではない。金銭的に余裕が少ないが本日はまゆがお弁当を作って来てくれた事もあり昼飯代は浮いている。羨ましい限りだ。
最も多い外食はラーメン、四条貴音に付き合わされる為だ。そんな訳で自然と選択肢から除外されるのは仕方ないの事。適当な店に入ろうとした矢先。

「もう良いからはなしテ!」
「まあまあ良いじゃねえか声をかけて来たのはそっちだろう?」
「俺達がもっと面白い場所に連れて行ってやるよ」


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