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SS練習スレ2
405
:
シンの嫁774人目
:2013/04/05(金) 18:49:40 ID:JKQjTG5A
キラ様、なのはさんにはやてさん、先生は……自分で何とかしちゃいそうだなぁ。その他友人達。お父さん、お母さん、フェイトお姉ちゃん。そして――――マユの大好きなシンお兄ちゃんの顔が。
「その刀は怪異を殺す刀じゃ。まあ……精々足掻くが良い」
そして、お姉さんは歩き出しました。
「あっ――――」
今更ながらお姉さんから物凄い何かを感じて喋れなくなりそうでした。けど、頑張ってマユは叫びました。
「私は飛鳥マユです。ありがとうございました!!」
お姉さんは立ち止まってくれました。そして、小さく笑みを溢すと一度だけ振り返ってくれました。
「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードじゃ。じゃあの」
マユはその光景を一生忘れ無いと思います。月の明かりに照らされたその美しい人の姿を――――。
「それから、その子はどうなったんですか、忍さん?」
「さあの。それから直ぐに黒いのに襲われたからその後は知らんが……きっと逞しく生きたであろう」
空に浮かぶ月を見上げ、続ける。
「御主の妹の名で思い出した。あの時も見事な月夜じゃったわい」
「へぇ……それにしても面白い偶然があるもんだなシンの妹と同じ名前の子に忍が会ったことがあるなんて」
「かかっ。我が主様よ、もしかしたら偶然では無いかも知れぬぞ?」
実に愉しげに言う忍。僕とシンは揃って首を傾げたのであった。
「あの小娘はもしや小僧の妹御の前世だったか可能性もあるかもしれぬ。当時は言わずもながら……今の搾り粕となったワシでさえ怪異の中でも特別じゃ。
それに……今回は相手が普通ではない。普通の人間だったなら切れていたかも知れぬが、アヤツは魔眼持ち。しかもそれが‘直死の魔眼’と来た。そんな紛い物同士、縁が残っていたのかもしれぬ」
まあ、戯言じゃけどな。忍はそう言うと食べ掛けのドーナツを食べるのを再開した。
他の誰かが言っても説得力が無い科白。けど、他の誰でもない忍が言うからだろうか、何故か、本当に何故かは解らないけど説得力がある言葉だった。
あっ、コイツ、僕やシンの分まで結局食いやがって。全く……シンは何かを考えている様子だし。
「俺、忍さんの話、信じてみたいです。」
忍はドーナツを加えたままシンを見る。
「小僧よ、先程も言ったがこれは所詮戯言じゃ。たしかに万が一にあるかもしれぬが――――」
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