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SS練習スレ2
157
:
シンの嫁774人目
:2012/04/24(火) 23:28:46 ID:ZkebAfdA
何かの拍子にコックピットから弾き出されたのかとも考えたが、いくらシンといえどもそんな事になれば無事では済まない。
「それが、俺にもよくわからなくて気がついたらベッドの上だったんで……何でこんな事に……」
嘘は付いていない。デスティニーのコックピット内で気を失い目が覚めたら見知らぬ天井だったのだから
(とぼけている様子は無さそうだな……少なくとも“何故自分がここに居るか”についてはだが)
何故ここに居るか分からないと言うことは何かしらの目的があってここに侵入してきた訳ではないということか
スーツの女性はおおよその推測を立てる。
(そういえばデスティニーはどうしたんだ?)
転移する時機体ごと歪みに飲み込まれた以上デスティニーも在るはずだとシンは考えた。
「あの、俺が乗ってたモビルスーツは?」
「モビルスーツ? 発見した時はお前とこのIS以外、何もなかった筈だが」
スーツの女性が手に持ったピンク色の携帯電話を見せる。それは確かにシンの持っていた物であった。
「何でアンタがそれを持ってるんだ?」
それはシンの大切な妹の形見である。
幾ら尋問されている身とはいえ他人に触られるのは気分のいいものじゃない。
シンは怒気を孕みつつスーツ姿の女性に問い掛ける。
「そう睨むな。倒れていたお前の近くに落ちていた」
「そ、そうだったんですか、拾ってくれてありがとうございます」
シンはばつが悪そうに礼を言う。
(ところで、ISって何だ? 携帯の事を言ってるようだけど)
「あの、携帯返して貰っていいですか?」
疑問は増すばかりだが、とりあえず形見の携帯を返して貰おうと手を伸ばす。
「ああ、だがまた後で見せてほしい」
そう言ってスーツの女性は携帯を差し出す。
二人の手が携帯越しに重なった瞬間、シンの頭の中に大量の情報が流れてきた。シンとこの世界を融合させ統合性を図るかのように
「どうかしたのか?」
スーツの女性の声でハッと気づく。
「あ、いえ何でもありません」
(――!何だったんだ今のは?)
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