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SS練習スレ2

13シンの嫁774人目:2011/02/15(火) 00:23:46 ID:9bQmgOYo
「なんか、恥ずかしいところみせちゃいましたね」

俺は、涙を拭い払った

「ううん、シンちゃんのそういう所を私は好きになったんだから」

「うっ……」

気恥ずかしさで顔が真っ赤になって、誤魔化そうとしてバックに残っていた物を思い出した

「あ、そ、そうだ……これ、受け取ってくれるかな?」

取り出したのはラッピングのされた小さな箱

「ああ、今日はバレンタインだったね……あれ?でもそれにしては箱が小さいね」

彼女はその箱をみて、首を軽く捻ってみていた

「開ければ分かるよ」

「うん、それじゃあ……」

ラッピングのリボンを外し、箱の蓋を開けると中には……

「ぇ、これって……シンちゃん?」

中に入っていたのは、シンプルなシルバーリングだった

「俺に君の一生をくれないかな?」

「……うん、私もあなたと一生を過ごしたいよ」

そして、俺は体を少し屈め、彼女の唇を……




「……レハ、カレハってば!!」

「カレハ先輩、早く戻ってきてください」

「ままぁ、シンさんと亜麻さんの甘いバレンタインでの告白♪」

「あ〜カレちゃん、帰ってこないね」

金髪の少女は、恍惚の笑みを浮かべながら何を見ているのだろうか?

それは、彼女しか知らない別の世界の話である



おまけ


「あ〜こうなったのもシンちゃんの性じゃない!」

「えぇぇ…それは理不尽ですよ、亜沙先輩」

「だって、そうじゃない……なんで、よりにもよって、お母さんにもチョコあげたのよ?」

「いや、だって…昔からお世話になりっぱなしですし、偶にはお返しぐらいしないと」

焦りながら、説明するも亜沙は納得してくれない

「シンちゃん、そんなに気にしなくてもいいのに〜でも、そんなシンちゃんが可愛いな♪」

「って、亜麻さん、そういって抱きつかないでくださいよ!」

「えぇ〜だって、シンちゃんは未来のあっちゃんの旦那様になるんでしょ?」

「「ちょっと、亜麻さん(お母さん)!!」」

顔を真っ赤にして、声をそろえていた

「わ、私はまだそんな」

「も〜あーちゃんは恥ずかしがり屋さんなんだから〜♪」

と、娘を度付く母親の姿の隣には、未だに妄想の世界に浸るカレハ先輩がいた

「はぁ……なんでこんなことに……」

俺は頭を抱え、なぜこのような状況になったのかを考えていた

だが、それがシン・アスカの宿命という名のDESTINYだからであるという妄言が頭をよぎり

項垂れるしかなかった


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