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デジモンアドベンチャー02 闇の少年
1
:
ドルチェ
:2011/09/14(水) 10:07:42
???『………うっ…』
少年は目を覚ました。だが無表情なままだ。自分でも判っていた。
しかしそんな事よりも、何で自分は病院(ここ)にいるのか。
自分は何処かの研究所にいたのではなかったのか。
いろんな疑問が生まれる中、何人かの少年達が入ってきた。
大「あっ!目が覚めたんだな!」
京「よかった〜!ビンゴビンゴね!」
伊「死んでいるのかと思いましたよ。」
ヒ「伊織君!そんな物騒な事を言っちゃ駄目よ!」
タ「…ねぇ。どうしてあんな所で倒れてたの?」
タケルの質問に答えようとしたが、声が出ない。
そんな感情さえも無くなってしまっているのだろうか?
少年はただ、少年達を見つめ、涙を流すだけ。
大「おいっ!大丈夫か!?」
ヒ「…!?」
ヒカリは大輔と少年の姿が、似ていると思った。
違うのは、瞳の色だけ。
大輔と少年以外、皆もそう思った。
その時、少年が唇を薄く開いた。
その言葉は、皆を驚かせるには十分な言葉。
ある真実を告げる一言だった。
???『兄貴…?』
大「………勇輔!?」
皆「!!?」
大輔とこの勇輔という少年が双子の兄弟だなんて…
この瞬間(とき)から…
運命の歯車が動き出そうとしていた…
2
:
ドルチェ
:2011/09/27(火) 23:01:47
しばらくして、タケルはある事に気がついた。
勇輔の紅い瞳をよく見てみると、宝石のように澄んでいて凄く綺麗だ。
だがそれだけではない。
もっとよく見てみると、何かが違う。大輔とは違う瞳だ。
タケルはちらっと大輔の茶色の瞳を見てみる。別に変哲の無い純粋な瞳だ。
改めて勇輔の瞳を見てみるが、やはり違和感がある。
それに、酷く胸騒ぎもする。一体何なのだろうか?
嫌な予感がする。タケルは大輔達の方を見た。
勇輔も大輔や京達と打ち解けている。安心した。
その時、急に目眩がした。そして壁に寄り掛かった。
タ「………………っ!!」
ヒ「タケル君…?どうしたの!!?」
皆が心配そうに僕を見てる。
すごく気持ち悪いし、身体が痛い……
―――――タケル…苦しいか?
―苦しい…
―――――だったら、そのまま寝たほうが良い…
―え?
―――――君はもう疲れただろう…
―……くっ…
―――――君はゆっくり休んで…この闇の中で…『タケル君!!』
―………勇輔君…?
―――――ちっ…邪魔が入った……
―………っ…
―………タケル君っ…
誰かに名前を呼ばれた
女の子の声を最後に…
僕は意識がだんだんと遠のいていくのを感じた…
勇『タケル!』
タ「勇輔君…」
此処は何処なのだろうか。考えようとすればするほど頭が痛い。
勇輔君は僕が苦しんでいる事を知っていたのだろうか。
だけどそこにいたのは勇輔君じゃなかった。
タ「誰……?」
???『タケル君…私は………』
そこにいたのは勇輔君と瓜二つな女の子だった。
タケルを闇から助けた少女は何者か…
その謎は大輔と勇輔が握る…
3
:
!ninja
:2012/02/09(木) 20:06:56
ワンパクデジモンだね。
4
:
ドルチェ
:2012/11/17(土) 11:40:21
※少し飛ばします。
タ「…ということが…」
ヒ「…大輔君、何か知らない?」
タケルの意識が戻ったと同時に、タケルは、さっき見た美少女の話をした。
声にもならないほど美しい少女は、大輔と赤い瞳の少年、勇輔に似ていたのだが、
勇輔は消えてしまい、少女も見当たらない。
ヒカリは、何か知っているような大輔に聞いてみたのだが…
大「………知らねぇ…」
知らないと言うのだ。
あれほど少年と少女は大輔に似ているというのに、何故知らないのか。
…否、大輔は何か重大なことを隠している。
タケルは思った。
…大輔は嘘を吐いている。
証拠に、目を逸らしているし、顔色が何処となく悪い。
タ「…気の所為…だと良いんだけどな……無理だ…」
気の所為だと思いたい理由は、大輔は嘘を吐かない、正直で真っ直ぐな人間だからだ。
タ「………」
考えれば考えるほど、謎は深まるばかりだった…。
だからこそ、タケルたちは気が付かなかったのだ…。
妖艶な笑みを浮かべた太一が…
太「…フンッ……あいつ等……
馬鹿だよなぁ…」
銀色の瞳(め)で…
大輔を見ていたなんて…
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