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闘争の系統 シナリオ投稿用スレッド
1
:
凱聖クールギン
◆COOLqGzyd.
:2019/04/19(金) 16:23:02
スーパーヒーロー!
愛と自由と正義を守る者たち!
孤独なハートを闘志で包み、
忍び寄る邪悪な魔の手に敢然と立ち向かう!
集合せよ! 我らのスーパーヒーロー!!
ここは、『闘争の系統』に掲載するシナリオの投稿用スレッドです。
名前欄にサブタイトル、メール欄に作者名を記入してSSをご投稿下さい。
様々な作品に登場する数多くのキャラクターたちを一同に集め、
作品の壁を超えたクロスオーバーによる壮大な物語を皆で紡いでゆきましょう!
■闘争の系統・まとめサイト
ttps://tousounokeitou.jimdo.com/
243
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 14:29:27
○デッカード=ジェイデッカー(勇者警察ジェイデッカー)
勇者刑事。友永勇太少年との触れあいで、超AIに心を宿した最初のロボット。ブレイブポリスの超AIは、彼のものをベースに設計されている。
パトカーに変形。実直な性格。友永家の車庫で寝泊りしており、ご近所では、友永パト吉として親しまれている。ジェイローダーと合体してジェイデッカーとなり、
さらにデュークファイヤーと大警察合体してファイヤージェイデッカーとなる。なお、アニメ終盤で、ブレイブポリスの面々ともども、ロボットから機械生命体へと進化を遂げている。
○マクレーン(勇者警察ジェイデッカー)
ブレイブポリス所属のコンバット刑事。冷静沈着なビルドチームのリーダー格。判断力にも優れており、戦術や作戦の立案も得意とする。クレーン車に変形。
「博愛の精神」をモットーとしており、争いごとは好まず、ショットガンも滅多な事には使わない主義。
仕事で一緒になる事が多い防衛軍の尾上せいあとは互いに種族を超えた特別な感情を匂わせることもある。
ビルドチーム3体で合体しビルドタイガー、さらにドリルボーイも加えてスーパービルドタイガーとなる。
○パワージョー(勇者警察ジェイデッカー)
ブレイブポリス所属のカンフー刑事。ビルドチーム。少々がさつだが、さっぱりとした気性の熱血漢。
素早い身のこなしと豊富な打撃技を持つ。ショベルカーに変形。
勇太のクラスメイトである喜多川勝気、愛原絵美里、鷹野菊麿とは友達の関係だが、
彼らの担任である岩木レイコを怒らせてしまった事がある。
○ダンプソン(勇者警察ジェイデッカー)
ブレイブポリス所属のレスラー刑事。ビルドチーム。生真面目で頑固な性格で、
質実剛健をモットーとする肉体派。ダンプカーに変形。ルポライターの君塚綾子とは
信頼関係があるが、自由奔放な彼女に振り回される事が多い。
○ドリルボーイ(勇者警察ジェイデッカー)
ブレイブポリス所属のサッカー刑事。ビルドチーム。ドリルタンクとジェット機に変形。
精神が子供っぽく、無邪気で悪戯好き。ビルドタイガーと合体してスーパービルドタイガーとなる。
○シャドウ丸(勇者警察ジェイデッカー)
ブレイブポリス所属の忍者刑事。ニヒルで一匹狼を気取るが実は寂しがりやな所がある性格をしている。
覆面パトカー、ジェット機、警察犬、戦車、ブレイブキャノンといった多段変形ができる。犬ではなく狼だと名乗り、
勇太の姉・友永あずきにだけは頭が上がらない。勇太を「チビボス」と呼ぶ。
〇カゲロウ(勇者警察ジェイデッカー)
シャドウ丸の多段変形機構のプロトタイプとして開発された影のブレイブポリス。翼竜、覆面パトカーに変形。
シャドウ丸の性能テストの相手を務め、彼が完成された事でシステムを交換して別の職場に配属される予定だったが、
その際記憶を消去されることになり、失いたくない為に逃走。行く先々で破壊活動を行っていたが、
後に新庄健に捕らえられ、ブレイブポリスと戦わされる。
【闘争の系統】では超AIが回収されて新たなボディを経てブレイブポリスの一員となった。
○ガンマックス(勇者警察ジェイデッカー)
白バイ刑事。ぶっきらぼうな性格で、スタンドプレーが多いが、実は寂しがり屋。
ガンバイクと合体してガンマックスアーマーに。そしてマックスキャノンに変形し、
ファイヤージェイデッカーの脇に合体する。
○友永勇太警部(勇者警察ジェイデッカー)
七曲小学校に通う明るく元気で正義感が人一倍強い小学生。ふとした事で開発中のロボット刑事・デッカードと知り合い、
その超AIに心を芽生えさせた事を注目され、史上初の少年警察官に就任。ロボット刑事課ブレイブポリスの
ボスとしてハイテク凶悪犯罪に立ち向かう。
○東一門警視監(勇者警察ジェイデッカー)
キャリア組の警視庁副総監。やや官僚思考の型に嵌った堅物で、
冴島やブレイブポリスと意見が対立する事も多いが、冴島に取って代わろうといった
野心はなく、平和を愛し、犯罪を憎む気持ちは決して負けていない。
244
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 14:59:45
○加賀美陸警視総監(仮面ライダーカブト)
警視庁警視総監。仮面ライダーガタック=加賀美新の父親。影で対ワーム組織ZECTの総司令官も務める。
これまでZECT評議会を構成するネイティブの言いなりになってきたが、密かにネイティブへの反撃の機会を窺っていた。
息子・新との間には深い溝があったが、ワームとの戦いを経てその溝も埋まりつつある。どうやら味覚審査員の資格を
持っているらしく、闇キッチンバトルの審査の際には派手なリアクションを取る。
〇氷川誠/仮面ライダーG3-X(仮面ライダーアギト)
G3ユニットの装着員。元香川県警の警察官で「あかつき号事件」の立役者。
豆腐を橋でつまめなかったり、間が悪かったりと不器用な所がある。
現在は捜査一課の刑事を務めている。
〇北條透(仮面ライダーアギト)
警視庁捜査一課のエリート刑事。階級は警部補。気取り屋で高級志向なナルシストな性格をしており、
かなりの皮肉屋かつ毒舌家。事あるごとにG3ユニットの前に現れては嫌味を繰り返すが、
いざとなれば民間人を守る為ならば身をもって戦い抜くなど警察官としての正義感を持ち合わせている。
K(ロボット刑事)
警視庁の特別科学捜査室に配属された犯罪捜査用ロボット。高度な知性と人間的並の豊富な感情を持ち合わせている。
非番の時は人間の心を理解するべくポエムを自作する。例え敵出会って女性は傷つけないフェミニスト。
怒ると目が赤くなり、悲しむと目が青くなる他、「ゴー」の掛け声で戦闘能力が5倍になる。
○西尾大樹警視正=ソルブレイバー(特救指令ソルブレイン)
特装救急警察ソルブレイン行動隊部の隊長。香川竜馬の後輩。アメリカ留学中にFBIで訓練を受けた。
文武両道で、強い正義感と熱い魂、そして優しい心を兼ね備えている。犯人逮捕や障害物破壊に特化した
ソリッドスーツを纏い、ソルブレイバーとなる。
○樋口玲子警視=ソルジャンヌ(特救指令ソルブレイン)
ソルブレイン行動隊部の隊員。優しい性格だが、強い芯を持った女性。医師でもあり
ソリッドスーツをプラスアップしてソルジャンヌとなり、災害現場での負傷者の応急処置などに活躍する。
○ソルドーザー(特救指令ソルブレイン)
レスキュードロイド。階級は警部。ブレイバーらのソリッドスーツ以上の厚い装甲を持ち、大規模災害での救助活動に活躍する。
地上走行形態ドーザークローラーにも変形。気は優しくて力持ち。他の警視庁所属のロボット刑事同様、非常に人間臭い性格。
○増田純警部補(特救指令ソルブレイン)
ソルブレイン行動隊部の隊員。少々そそっかしいが、強い正義感を持つ熱血漢。ソリッドスーツは持っていないが、
大樹の捜査面でのサポート役として無くてはならない人物。
○正木俊介警視監(レスキューポリス全シリーズ)
殉職した親友・小山正信捜査官の遺志を継ぎ、特別救急警察隊を創設した人物。レスキューポリスの生みの親である。
245
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 15:27:27
〇叶隼人警視正/ドラフトレッダー/シンクレッダー(特捜エクシードラフト)
インターポール出身でエクシードラフト隊長を務める。スポーツ万能の上に5ヶ国語をこなす。
〇村岡耕作警視/ドラフトブルース(特捜エクシードラフト)
警視庁特捜部出身で射撃の名手。クールな外見とは裏腹に人情家の一面を持つ。
変装の名人でもあり、隼人や拳らも騙される高い演技力を持つ。
〇大熊拳警視/ ドラフトキース(特捜エクシードラフト)
消防隊レンジャー部隊出身で空手の達人。学生時代に「大旋風蹴り」で選手権6連覇を達成した実力者。
明朗な熱血漢な反面、料理が趣味で得意料理はホットケーキ。
〇日向愛警部(特捜エクシードラフト)
アメリカ航空宇宙局(NASA)出身。主にデータ解析官を務める。
事件が起こるとSIMをオペレートし、メンバーをバックアップする。
頭脳明晰、スポーツ万能。特に剣道が得意であり、インターハイで優勝している。
〇後藤喜一警部補(機動警察パトレイバー)
第2小隊長・昔は「カミソリ後藤」と呼ばれていたほどスゴ腕だったが、いつの間にか「昼行灯」との呼び名がつくように。
現場の指揮は部下たちに任せているが、適当でいい加減な態度でも、確かな人物観察力と的確な指導ぶりから、
部下に対する威厳が皆無にも関わらず彼らから信頼を寄せられている。
〇泉野明巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。1号機のフォワード(操縦担当)。レイバー好きで特車2課を希望した。
イングラム1号機にアルフォンスという名前をつけて可愛がっている。好きな言葉は「勇気」
○篠原遊馬巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。1号機のバックアップ(指揮担当)。
家は篠原重工の御曹司だがある事が原因で、父である社長と対立している。
○太田功巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。2号機のフォワード(操縦担当)。
特車2課の中で数少ない「正規」の警察官だがいわゆる「問題警官」で、
やたらとリボルバーカノンを撃ちたがる。
○進士幹泰巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。2号機のバックアップ(指揮担当)。第2小隊唯一の妻帯者。
かつてはコンピュータ関連会社のサラリーマンをしていた。洞察力優れている。
精神的ストレスでよく胃薬を飲んでいる。
246
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 16:02:47
〇赤座伴番/デカレッド(特捜戦隊デカレンジャー)
特殊部隊ファイヤースクワット所属の熱血刑事。元地球署の所属。根っからの無鉄砲で調子に乗りやすく、
時にはやりすぎて失敗するが、めげずに前進しつづける。まっすぐで気持ちのよい性格の持ち主。
どんな逆境でも諦めない姿勢には、仲間たちも一目置いている。二丁拳銃を使う宇宙警察銃挙法“ジュウクンドー”を駆使し、
地球の平和を守りぬく。二丁拳銃を操って敵と戦う。通称"バン"。良く四字熟語を口にする。
○戸増宝児=デカブルー(特捜戦隊デカレンジャー)
デカレンジャーのリーダーで、ドギー不在時は地球署署長代行も務める、頭脳明晰のエリート刑事。実力に裏づけられた刑事としてのプライドは誰よりも高い。
銃の腕は天才的で、専用ライフル“ディースナイパー”を握れば遠方の標的も百発百中で仕留める。通称"ホージー"。
○江成仙一=デカグリーン(特捜戦隊デカレンジャー)
宇宙警察地球署の刑事で、優しく温厚な、デカレンジャーの癒し的存在。かなりの変わり者ぶりを発揮しながらも、実は冷静に周囲の状況をよく見ていていて、
他人とは違った観点から物事を考えることができるプロファイリングの天才。並外れた勘の持ち主で、捜査に行き詰まった時は得意のシンキングポーズをとると
良いアイデアがひらめく。 通称、センちゃん。ウメコとは恋人を経て結婚した。
○日渡(礼紋)茉莉花=デカイエロー(特捜戦隊デカレンジャー)
地球署の女性刑事。通称ジャスミン。エスパーで人や物の記憶を読み取る能力を持っている。
古い流行語を口にするのが口癖。現在は当時事件で出会い、後に地球署の職員として赴任してきた
超能力者・日渡氷狩と交際経て結婚。日渡性となり、息子・大我を設ける。
○胡堂小梅=デカピンク(特捜戦隊デカレンジャー)
宇宙警察地球署の刑事で、仕切り屋で、お調子者なところもチャームポイント。猪突猛進タイプで失敗することも多々あるが、
明るさと人並み外れたパワーですぐに挽回する。お風呂が大好きで、ヒマさえあればバスルームへ行って考え事をする。通称、ウメコ。
後にセンと交際を経て結婚式を挙げた。
○姶良鉄幹=デカブレイク(特捜戦隊デカレンジャー)
宇宙警察特キョウ1班所属の地球人捜査官。通称"テツ"。ヘルズ3兄弟を追って地球を訪れ、事件解決後、そのまま地球署駐在となった。
ちょっと生意気だが明るく屈託のない性格。「ナンセンス」が口癖。ドギー・クルーガーの汚職疑惑の事件が起きた際は
地球署署長代行を務め、ドギーが復帰する事に伴い、地球署副署長となる。
247
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 16:43:12
〇田村直人/機動刑事ジバン(機動刑事ジバン)
秘密調査室室長警視正。表の顔は所轄セントラルシティ署の刑事。
五十嵐博士と孫娘のまゆみを助けるべくウニノイドと交戦して殉職。
瀕死の重体を負った五十嵐博士による蘇生改造手術により機動刑事ジバンとし復活する。
正義感が人一番強い優秀な警察官だが、ジバンである事を隠すべく普段はドジを起こしたり
昼行燈装う面があり、同僚から呆れられる事が多い。
〇五十嵐まゆみ(機動刑事ジバン)
ジバンの開発者である五十嵐博士の孫娘。ジバンの助手としてサポートをするが、一時期記憶喪失となり、
直人の元から離れて大学生・早川良と行動を共にしていた。良が亡くなったショックから記憶を取り戻す。
実は直人とは生き別れの兄妹である事が終盤明かされる。バイオロン壊滅後、五十嵐夫妻との生活を再開し、
旅立つ直人を見送った。
248
:
警察ヒーロー大集合
:2022/12/08(木) 16:48:48
>>240
修正
×江成仙一郎→〇江成仙一
×礼紋茉莉花→〇日渡茉莉花
249
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 08:55:59
***東京・東京タワー***
かつては電波塔として建てられ、現在は電波だけでなく各エリアのエネトロンタンクを繋ぐ
システム管理の役割を担う東京のシンボルである東京タワー。
大勢の観光客が賑わう東京タワーに、数台のバスが止まる。
弦太郎「東京タワー...来たぁぁぁぁ!」
大杉「五月蠅いぞ、如月!周りに迷惑だろ」
バスから降りたリーゼントヘアーの教師、かつて仮面ライダーフォーゼとして天ノ川学園高校の
平和を守った如月弦太郎が東京タワーに着いて、大声を上げた。
そこを学生時代の恩師であり、同僚である教師・大杉忠太が咎める。
今回課外授業として東京タワーに社会見学へ来たのであった。
三郎「如月先生!」
美代子「ゲンちゃん、写真撮ってー!」
弦太郎「応、三郎にミヨッペ!でも、まずは集合な」
弦太郎の教え子である風田三郎と大木美代子が弦太郎に声を掛ける。はしゃぐ2人に、
まずは「集合しろ」と教師として発言する。
???「東京タワーにお越しの皆様。申し訳ございませんが、この場所は我々が頂きます」
弦太郎「何だ?」
大杉「か、怪人だー!」
だが突然、白黒のスーツとゴーグルを来た人物が現れる。ヴァグラスのアバター、エンターである。
彼は複数のメタロイドとバグラーの軍勢を率いて、東京タワーに来ている観光客を前に現れた。
ヴァグラスの軍団に大杉は大声で驚く。そしてヴァグラスの軍団は人々を襲いだした。
三郎「先生。俺が行きます!」
弦太郎「気を付けろよ。三郎!」
三郎「はい。剛力招来!」
風田三郎...彼は超能力者である。「剛力招来」の掛け声と同時に、その身を変異させて、
固い殻で覆われたサナギマンに変身した。サナギマンは念動力やパワフルな格闘技でヴァグラスと
戦っていく。
ルビィ「私たちも、三郎の援護よ」
コング「ウホ!」
ネズミ「チュウ!」
サナギマン=風田三郎と同じ超能力者であり、「少年同盟」のメンバーである
ルビィ(小牧瑠美)、コング(近藤大太)、ネズミ(根津誓夫)の3人も
超能力を駆使してバグラーを蹴散らしていく。
弦太郎「良し。それじゃ、俺達は生徒達の避難を...」
???「如月弦太郎...先には行かせんぞ」
弦太郎「あ、あんたは!?」
大杉「ええええ!は、速水校長!?何でここに...」
弦太郎は大杉や美代子らと共に生徒の避難に向かおうとするが、その前に意外な人物が
姿を現す。弦太郎が天の川高校に在学中の校長であり、理事長だった我望光明の忠実な部下で
ホロスコープスの1人、リブラゾディアーツの正体でもあった速水公平だった。
速水の登場に、弦太郎や大杉は驚愕する。
速水「如月弦太郎...我望様を倒した貴様を決して許さん。その命で償ってもらうぞ」
弦太郎「待ってくれ。俺と理事長は...」
速水「問答無用だ!」
速水は弦太郎に対し、主である我望を倒した事への恨み言を口にする。彼は懐から
ゾディアーツスイッチを取り出し、スイッチを押すと天秤座のゾディアーツである
リブラ・ゾディアーツに姿を変えて、弦太郎に襲い掛かる。
弦太郎「話を聞いてくれ。確かに俺は理事長を倒した。だが理事長とは友達(ダチ)になって、
賢吾を救ってくれたんだ」
リブラ「ああ、知っている...だからこそ敬愛していた我望様を変えた貴様が憎い!」
弦太郎は我望と戦い、最終的に友となった事を話すが、リブラはその事は知っており、敬愛する主を
変えた弦太郎に強い憎しみを抱いており、攻撃を止めなかった。
リブラはダスタードの集団を呼び出し、更にマスカレイド・ドーパントや屑ヤミーが現れた。
弦太郎「こいつらは、翔太郎先輩や映司先輩が戦ってきた敵...」
リブラ「彼らはGショッカー...いや財団Xの技術で作られた存在だ。今の私は財団Xと協力関係にあるのでね。
彼らの力を借りた。さぁ、行け!如月弦太郎を倒せ」
リブラはマスカレイド・ドーパントや屑ヤミーは財団Xの技術で生み出されたものであり、
財団Xと協力関係になった事で、その戦力を得た事を弦太郎に説明する。そして現れた軍団に
弦太郎を倒す様、命令を下した。迫る軍団が弦太郎を脅かす。
だが、そこに一台のバイクが駆け付け、ダスタードやマスカレイド・ドーパント、屑ヤミーを
蹴散らした。
ヒロム「久しぶりだな。弦太郎」
弦太郎「お前はヒロムか!」
駆け付けたのはエネトロンをヴァグラスの魔の手から守る特命戦隊ゴーバスターズの1人、
レッドバスターこと桜田ヒロムだった。
250
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 08:57:55
時間を少し巻き戻す
サナギマン「如月先生!」
サナギマンはリブラに襲われている弦太郎に気が付き、助けに向かおうとするが、
ヴァグラスの存在が、それを阻む。更に少年同盟の3人はいくら超能力で戦えるからといって、
生身であり、戦っていくのにも限界が来ていた。
エンター「ふむ。あの蛹の戦士は厄介みたいですが、他の人間達は限界の様ですね。
先にあちらを片付けましょう」
サナギマン「皆!」
エンターは少年同盟の3人に目を付け、メタロイドとバグラーに彼らを攻撃する様、指示を出す。
サナギマンは3人の元へと駆け付けようとするが、メタロイド数体が行く手を阻めた。
だが、3人を襲おうとするメタロイドやバグラーは何者かの攻撃を受ける。
ヨーコ「そこまでよ。エンター」
リュウジ「彼らへの攻撃は止めてもらおう」
エンター「まぁ、そろそろ来る頃だろうと思いましたよ。ゴーバスターズ」
ヴァグラスを攻撃したのはゴーバスターズのブルーバスター、岩崎リュウジ。
イエローバスターの宇佐見ヨーコだった。ヴァグラスの出現を聞いて、出動したのである。
もう一人のメンバー、桜田ヒロムもリブラ・ゾディアーツに襲われている弦太郎を助け出していた。
サナギマン「(如月先生は、一先ず無事か)」
リュウジ「君も彼らを連れて逃げるんだ」
サナギマン「いえ。俺はまだ戦えます。(それにあと少しでエネルギーもたまる)」
ヨーコ「分かった。じゃあ、協力して戦いましょう。リュウさん」
リュウジ「ああ。ヨーコちゃん」
リュウジ&ヨーコ「「レッツ!モーフィン!」」
リュウジとヨーコはブルーバスター、イエローバスターに変身し、メタロイドやバグラーと戦っていく。
そしてサナギマンは敵の攻撃を受けて耐えていた。サナギマンは待つ。イナズマンに成長する時が来るのを、
ひたすら待ち続けるのであった。
サナギマン「超力招来!」
サナギマンが成長すると、ベルトのゲージが頂点に達し、エネルギーの充填が完了すると、
「超力招来」の掛け声と共に自由の戦士イナズマンへと変身するのであった。
エンター「ふむ。偶には自分で動きますか」
ブルーバスターとイエローバスター、イナズマンを見て、エンターは戦闘形態である
エンター・ユナイトに姿を変えた。
ブルーバスター&イエローバスター「「バスターズ、レディー...ゴー!」」
イナズマン「はぁ!」
ルビィ「私たちもまだまだ行くわよ!」
コング「ウホ!!」
ネズミ「チュウ!」
ブルーバスターとイエローバスター、イナズマンと少年同盟の3人はエンター・ユナイト率いる
ヴァグラスの軍団に立ち向かっていく。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
ヒロム「大丈夫か?」
弦太郎「ああ。おかげで助かったぜ」
一方、ヒロムに助けられた弦太郎。前大戦で何度も共に戦った仲であり、
久しぶりの再会に喜ぶ。
ヒロム「さて。あいつはお前の因縁の相手みたいだが、何故エンターと一緒にいる」
リブラ「天ノ川高校で東京タワーへ課外授業に行くと情報が入っていたのでね。
ちょうど東京タワーを襲撃する作戦をヴァグラスが行うと聞いたので、作戦の相乗りを
させてもらった。全ては如月弦太郎、貴様への復讐だ」
弦太郎「校長...」
ヒロム「そうか。だがヴァグラスと関わるというのであれば容赦しない。貴様を止める。
レッツ!モーフィン」
ヒロムはリブラからヴァグラスと何故行動を共にしているのか聞き出す。リブラは課外授業で
東京タワーへ行くという情報を聞いて、東京タワーで作戦を行うヴァグラスと手を組んだ事を話す。
話を聞き終えたヒロムはレッドバスターに変身した。
レッドバスター「ニック。弦太郎達を連れて下がってくれ」
ニック「OK。ヒロム。さぁ、こっちへ来るんだ」
大杉「ありがとうございます!如月、大木、邪魔にならない様に向こうへ行くぞ」
弦太郎「すまねぇ、ヒロム。行くぞミヨッペ」
美代子「うん。ゲンちゃん」
リブラ「させるか!」
レッドバスターはパートナーのバディロイドであるチダ・ニックに戦えない弦太郎や
一般人の大杉、美代子の避難を指示する。リブラは逃すまいと弦太郎と攻撃するが、
レッドバスターはワクチンプログラムによって得た超スピードで高速に動き、
リブラの攻撃を封じた。
レッドバスター「今の内だ。行け!」
レッドバスターがリブラの動きを止めている内に避難する弦太郎達。だが弦太郎は
目にしてしまう。エンター・ユナイトによって教え子であるイナズマンや少年同盟の
3人がひどく追い込まれている姿を。
251
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 08:59:32
エンター「イナズマン...噂で聞いていますよ。反則的な強さをお持ちだとか。
その力、使わせませんよ。使ったら、周りの人間の命は保証しません」
イナズマン「...卑怯な」
イナズマンの能力について事前に情報を知っていたエンターは、まだ避難出来ていない
観光客を人質に取ったのである。全力で力を出す事が出来なくなったイナズマンに、
エンターはその剣を振り上げようとしていた。
弦太郎「三郎!」
今すぐ駆け付けたい弦太郎だが、彼の手には今はフォーゼドライバーは無い。
その超能力により他者を見下す一方、己の力に恐れを抱いていた三郎に
「自らの殻を破る事」を教える為、フォーゼドライバーを溶鉱炉に破棄したからである。
「もうフォーゼにはならない」そう誓った筈だが、フォーゼとなってイナズマンを、
三郎を助け出したかった。そう思案する内に、ついにエンターの剣がイナズマンに振り落とされた。
ブルーバスター、イエローバスター「―!」
弦太郎「止めろぉぉぉ!」
弦太郎が手を伸ばす。その時、弦太郎の頭上にごく小さな時空クレバスが発生し、
そこから落ちてきたのは、あの時溶鉱炉に棄てた筈のフォーゼドライバーだった。
実は溶けたと思われたあの時、時空クレバスが発生してフォーゼドライバーは
時空を超えて弦太郎の手に戻ってきたのであった。
「何故、フォーゼドライバーが戻って来たのか」それは今はどうでもいい。
とにかく弦太郎は教え子を救う為、再びフォーゼドライバーを身につけて
スイッチを押す。
ー「3」ー
ー「2」ー
ー「1」ー
弦太郎「変身!」
さながらロケットの発射をカウントをするかのように、カウントが終わると
弦太郎はレバーを引く。そしてその姿は宇宙飛行士を思わせるライダーの姿に変わる。
仮面ライダーフォーゼの復活である。フォーゼとなったと同時に背中のブースターで
跳ぶと、そのままエンターへと体当たりした。
エンター「何!」
フォーゼ「大丈夫か。三郎」
イナズマン「先生。その姿...」
フォーゼ「すまねぇ。お前との約束を破っちまった。だが今はこの場を何とかするぞ」
イナズマン「はい。先生!」
エンターからイナズマンを助けたフォーゼは、交わした約束を破った事をまず謝罪する。
そして、この場を対処する為、フォーゼとイナズマンは共に戦うのであった。
フォーゼ「仮面ライダーフォーゼ。生徒(ダチ)と一緒にタイマン張らせてもらうぜ」
フォーゼはエンターに向かって決め台詞を宣言するのであった。
252
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 09:00:59
リブラ「如月弦太郎...ついに変身したか!」
レッドバスターの相手をしていたリブラ・ゾディアーツは弦太郎がフォーゼに変身したのを
見ると、エンターの方まで合流する。それに伴い、ゴーバスターズもフォーゼの元に集まった。
エンター「フム...。しかし変身した所で申し訳ありませんが、そろそろ頃合いですね」
レッドバスター「頃合い...?」
森下『皆さん、東京タワーからエネトロンの異常消費を感知!』
仲村『東京タワーから転送反応が出ています!』
イエローバスター「何ですって!?」
ブルーバスター「まさか...!」
エンターの頃合いという発言に疑問を浮かべるレッドバスター。そこにゴーバスターズが
所属しているエネルギー管理局・特命部の司令室にいるオペレーターの森下トオルと仲村ミホから
通信が入り、東京タワーから異常なエネトロンの消費と転送反応がある事を報せる。
その報せにイエローバスターは驚き、ブルーバスターは何かを感づいた。
エンター「ええ。以前行った様に、東京タワー周辺一帯を亜空間へと転送させるのが目的です」
レッドバスター「だが先ほどまで何も反応が無かったぞ!」
エンター「今回の作戦に当たり、財団xさんから高度な迷彩技術を提供していただきました。
おかげでタワーに仕掛けた転送装置は誰にも気づかれる事もなく、こうして時間稼ぎも行えました」
ブルーバスター「今回の襲撃は俺達の目を転送装置に向けない様にする為のカモフラージュだったという訳か」
エンターの真の目的を知ったゴーバスターズ。今からでは転送装置を破壊する時間が無い。
もう間に合わないと思われたその時、東京タワーの方で突如として爆発が起きる。
イナズマン「爆発した!?」
イエローバスター「何が起きたの?」
エンター「...まさか、転送装置が破壊された?」
突然の爆発により、敵であるエンターも含めて一同は驚く。それと同時に空間に
穴が開くと、そこから青い隕石を思わせる仮面をつけたライダーと天使の様な羽をもった怪人が
出現した。仮面ライダーメテオとヴァルゴ・ゾディアーツである。
フォーゼ「お前、流星なのか!それにそっちのゾディアーツはもしかして...」
メテオ「弦太郎!その姿は...いや今は良い。ああ、お前も知っている人物だ」
メテオこと朔田流星とヴァルゴ・ゾディアーツの登場に驚くフォーゼ。メテオも
弦太郎がフォーゼに変身している事に驚くが、今その疑問は後回しにして、
共に来たヴァルゴ・ゾディアーツに目を向ける。
ヴァルゴ「ああ、私だ。弦太郎君」
ヴァルゴ・ゾディアーツはスイッチを切って、変身を解除して姿を現す。そこで現れたのは
眼鏡を掛けた白衣の男性ーコズミックエナジーの研究者で、ヴァルゴ・ゾディアーツの
正体である江本州輝教授だった。
フォーゼ「やっぱり、江本教授アンタだったのか」
リブラ「江本!貴様、何故ここにいる」
江本「私はリブラ、君を止める為に此処に来た。我望に託されてな」
リブラ「我望様だと...!」
処刑されて死んだ筈の江本教授が、この場にいる事に驚くフォーゼやリブラ。
特にリブラは敬愛する主である我望の名前を江本から口に出されて動揺する。
江本「弦太郎君、すまないがリブラは私に任せてもらえないだろうか」
フォーゼ「ああ、校長はアンタに任せるぜ」
リブラ「江本...!」
エンター「お話し中、すみません。作戦が失敗に終わったのは残念ですが、
ならば作戦は変更させていただきます」
江本はフォーゼにリブラ・ゾディアーツの相手を任せてほしいと頼むと、フォーゼは
了承した。そしてエンターは東京タワー一体を転送する作戦が失敗したので、
別の作戦を発動した。
253
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 09:02:13
エンターの合図と共にビル群からメガゾードの軍団が出現した。
イエローバスター「メガゾードがあんなにたくさん!何で?」
エンター「作戦を失敗した場合に備えて、あらかじめメガゾードを待機させていました。
これもひとえにGショッカーの御協力でね」
通常メガゾードは亜空間から転送されてくるのだが、エンターはGショッカーの協力で
作戦が失敗した時の備えとして、あらかじめメガゾードを配備させていたのである。
エンター「では本来の作戦も失敗に終わってしまったので、私はこれで失礼します。
Au revoir(オウーヴォアール)ゴーバスターズ」
レッドバスター「待て。エンター!」
エンターはメガゾードの軍団を出現させると、その場から撤退した。残るのはメガゾードの軍団と
メガノイド、バグラーの集団。リブラ率いるゾディアーツやダスタード、そして財団Xから
借り受けたマスカレイド・ドーパントや屑ヤミーだった。
ブルーバスター「この戦力差、どうすれば...」
黒木『心配ない。ブレイバーズに応援の要請をした。間もなく応援が駆け付けてくれる』
敵との戦力差に困惑する中、司令室の黒木タケシ司令官からブレイバーズに応援要請をした事が
通信で知らされる。程なくしてブレイバーベースからレッドマフラー隊のワンセブンやワンエイト、
ブレイブポリスからジェイデッカーやスーパービルドタイガー等が出動した。
キョウリュウレッド「おーい!助けに来たぜ、ゴーバスターズ」
レッドバスター「キョウリュウジャー。お前達が来てくれたか」
更にゴーバスターズやフォーゼ達の前に獣電戦隊キョウリュウジャーの6人が
応援に駆け付けて、キョウリュウレッドとレッドバスターは挨拶を交わす。
ーーービッグ!プリーズーーー
一方、呪文が聞こえると、魔法陣が出現して巨大な腕が飛び出す。巨大な腕により、
ダスタードや屑ヤミー、マスカレイド・ドーパントやバグラーは吹き飛ばされた。
ウィザード「魔法使いの助っ人はいるかい?」
フォーゼ「晴人じゃねえか!久しぶりだな」
ウィザード「偶々近くにいたからな。連絡を受けて、ここに来た」
魔法陣から巨大な腕を出したのは、指輪の魔法使いである仮面ライダー、ウィザードこと
操真晴人だった。ブレイバーズから連絡を受けて、偶然近くにいたので駆け付けたのである。
キョウリュウレッド「あっちも数が多くて大変みたいだな。ウッチー、イアン、ソウジ、
この場は任せてもいいか?アミィ、ノっさん、俺達はあのロボット軍団の相手をするぞ!」
キョウリュウゴールド「お任せくだされ。キング殿」
キョウリュウブラック「OK!」
キョウリュウグリーン「了解した」
キョウリュウピンク「行きましょう、キング」
キョウリュウブルー「敵はテキパキ、倒すよ!」
メガゾードの軍団の多さに、キョウリュウレッドは戦っているワンセブンやブレイブポリスの
手助けをしようと、キョウリュウゴールド、キョウリュウブラック、キョウリュウグリーンに
この場を任せ、自分とキョウリュウピンク、キョウリュウブルーはパートナーの獣電竜を呼び出し、
キョウリュウジンに合体させて乗り込んだ。
江本「では、リブラ。君を止めさせてもらう」
リブラ「江本...まずは裏切り者である貴様を再び葬ってやる」
江本はスイッチを押して、再度ヴァルゴ・ゾディアーツに変身する。
リブラは標的をヴァルゴに定め、臨戦態勢を取った。
そしてブレイバーズを加えたフォーゼ、ゴーバスターズ対リブラ・ゾディアーツ率いる
Gショッカーの軍団の戦いの幕が切って落とされた。
254
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 09:06:59
フォーゼ「うぉりゃぁぁ!」
フォーゼはランチャースイッチやレーダースイッチを押して、ダスタードやバグラーを
一斉に攻撃。さらに背中のロケットブースターで飛び跳ねながら、敵を倒していく。
イナズマン「稲妻タイフーン!」
イナズマンは竜巻を引き起こして、敵を拘束。そして念力の刃を放つ念力チョップで
ゾディアーツやメタロイドを次々と倒していく。
メテオ「ホォ〜〜〜〜〜〜〜…ッワチャァア!!!」
「Saturn Ready?」「OK Saturn!」
メテオは星心大輪拳を駆使して、次々と敵を倒していく。更に右腕に装着された
メテオギャラクシーに搭載されているレバーを差し込んで、サターンソーサリー等を
発動させて、ゾディアーツやメタロイドを撃破した。
レッドバスター「バスターズ、レディー...ゴォー!」
ブルーバスター「おりゃぁ!」
イエローバスター「はぁっ!」
レッドバスターの掛け声と共にゴーバスターズは敵に立ち向かっていく。
ゴーバスターズはワクチンプログラムによって、それぞれ能力が特化しており、
レッドバスターは目にも止まらぬスピードでソウガンブレードで敵を切っていく。
ブルーバスターは怪力で敵を投げ飛ばしていく。
イエローバスターはジャンプ力が強化されているので、飛び跳ねて敵を翻弄させていった。
キョウリュウゴールド「雷電砲・乱れ打ち」
キョウリュウブラック「アームド・オン」
キョウリュウグリーン「はぁっ!」
キョウリュウゴールドはガブリチェンジャーからエネルギー弾を放って敵を攻撃。
キョウリュウブラックは獣電アームズを発動させて、専用の武器であるパラサショットで
敵を撃ち抜く。キョウリュウグリーンはガブリカリバーで敵を切り伏せた。
ウィザード「ショウタイムだ」
ーーーコピー、プリーズーーー
ウィザードはコピーのウィザードリングを使用し、自分の分身体を三体を作り出す。
全く同じ動きをしながら、ウィザーソードガンをソードモードとガンモードを切り替えながら
敵を倒していった。
ヴァルゴ「もう、止めるんだ。我望はこんな事、望んでいない」
リブラ「黙れ!私は我望様を変えた如月弦太郎を許す事は出来ないのだ!」
一方、ヴァルゴとリブラの2体のゾディアーツは、お互い一歩も引かずにぶつかり合っていた。
ヴァルゴはリブラを説得するが、リブラは聞く耳を持たず先程、弦太郎にも言った憎しみを想いを
ヴァルゴにも口にした。
あの世で我望と再会したリブラこと速水だが、再会した彼は生前の己の罪を悔いて、
おとなしくあの世で罪を償っていた。あの恐ろしくも敬愛するかつての主の変わり様に
速水は戸惑い、その原因が弦太郎と友情を結んだ事だと知った彼は、主を変えた弦太郎を
許す事が出来ず、何時しか復讐の炎を燃やしていた。
そして黄泉還り現象で、現世に復活する事が出来た彼は、弦太郎への復讐を誓ったのであった。
リブラ「私は必ず、如月弦太郎を倒す。その為ならば、いくらでも泥にまみれようともな」
ヴァルゴ「リブラ...」
ヴァルゴの説得に応じる事なく、リブラは復讐の炎をたぎらせ、念動力や光線による攻撃を続ける。
そんなリブラにヴァルゴは悲し気に思うと共に、彼を止めるべく、竜巻やテレポートによる攻撃を続けた。
255
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 09:08:20
フォーゼ「一気に行くぜ!三郎、流星」
イナズマン「はい!先生」
メテオ「ああ」
フォーゼ、イナズマン、メテオは一気に敵を片付けようと、それぞれ必殺技の態勢を取る。
ーーーロケット ONーーー
ーーードリル ONーーー
フォーゼはフォーゼドライバーにあるロケットスイッチとドリルスイッチを起動。
右腕に出現したロケットで空高く飛びあがると、左足に出現したドリルが回転する。
ーーロケット ドリル 【リミットブレイク】ーーー
フォーゼ「ライダーロケットドリルキック!!」
そしてレバーを引いて、必殺技である「リミットブレイク」が起動。
フォーゼの一番の必殺技である「ライダーロケットドリルキック」によって
ゾディアーツは倒された。
イナズマン「超力イナズマ落とし!」
続いてイナズマンは必殺の超力イナズマ落としが炸裂。飛び上がり、電撃を纏った
チョップをゾディアーツに浴びせて撃破した。
メテオ「お前の宿命(さだめ)は俺が決める」
メテオは空高く飛び上がり、青いエネルギーを纏って急降下キックする「メテオキック」を放つ。
メテオキックを受けて、ゾディアーツは破壊された。
レッドバスター「こちらも一気に片を付けるぞ」
ーーー『It's time for buster!』ーーー
ゴーバスターズの3人はイチガンバスターのピントを合わせると、『It's time for buster!』の
音声と共に、エネトロンがチャージされる。そして熱光線が放たれ、メタロイドを一掃した。
キョウリュウゴールド「獣電ブレイブフィニッシュ・雷電残光!」
ーーーザンダーサンダーーーー
キョウリュウゴールドは己の武器であるザンダーサンダーにプテラゴードンの獣電池を3本装填した後に
レバーを動かし、必殺技を叫んだ後、「ザンダーサンダー!」の音声と共にメタロイドを雷を帯びた
「ZANDARTHUNDER」の斬撃で切りつけた。
キョウリュウブラック「獣電ブレイブフィニッシュ!」
キョウリュウグリーン「斬撃無双剣!」
キョウリュウゴールドに続いて、キョウリュウブラック、キョウリュウグリーンも各々
必殺技を発動。キョウリュウブラックはパラサガンの獣電池を装填して、パラサガン型の
エネルギーを発射。キョウリュウグリーンは必殺の斬撃無双剣でメタロイドを切り倒した。
ウィザード「フィナーレだ」
ーーーチョーイイネ キックストライク サイコー!!ーーー
ウィザードはキックストライクウィザードリングをウィザードライバーにかざし、
魔法陣を展開。エネルギーを纏ってバク宙しながら身体を捻って放った。
これによりゾディアーツは破壊された。
キョウリュウレッド「キョウリュウジン・ブレイブフィニッシュ!」
地上の敵が全滅した頃、キョウリュウジンが必殺技を放って、メガゾードを撃破。
それと同時にメガゾードの軍団と戦っていたブレイバーズも決着が着いていた。
リブラ「くっ!戦況は完全にこちらが不利となったか。如月弦太朗!今はその首を預けといてやる。
そして江本、今度は邪魔はさせんぞ!」
ヴァルゴ「待て...!」
戦況が完全にこちらの不利である事を悟ったリブラは、目くらましをしつつ撤退。
ヴァルゴは引き留めようとしたが、残念ながら逃げられてしまう。
こうして事件は一応の決着が着くのであった。
256
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 09:10:10
弦太郎「スマン、三郎。俺はもうフォーゼにならないと言っていたのに、変身しちまった」
三郎「いえ。先生は悪くありません。むしろ俺がもっとイナズマンの力を使いこなせていれば
先生を戦わせる事もなかったのに...」
弦太郎「三郎...」
戦いを終えて変身を解いた弦太郎は三郎にフォーゼに変身した事を謝った。だが三郎は
むしろ自分の力が足りていなかったから、弦太郎が戦う必要はなかったと気を落とす。
(因みにイナズマンは変身を解除すると、裸の状態になるのだが、晴人がドレスアップの
魔法で服を出してくれた事で難を逃れている)
流星「以前、賢吾が言っていた事だが、『フォーゼドライバーは弦太郎のダチだ。必要な時は
いつでも弦太郎の元に戻って来る』ってな。だからこそ、フォーゼドライバーが弦太郎の元に戻ったのは
必然だったんだ」
三郎「流星さん...」
流星は以前、賢吾が溶鉱炉に落ちたフォーゼドライバーについて語っていた事を話し、
落ち込む三郎を励ます。
弦太郎「...良し。こうなったら、教師として三郎や少年同盟の皆を鍛えてやるぜ!
改めてよろしくな!三郎」
三郎「...よろしくお願いします!如月先生」
弦太郎「応!」
弦太郎はフォーゼに変身できるようになった今、三郎や少年同盟の3人を鍛える
コーチ役を買って出る。三郎もそれを受け入れ、弦太郎も笑顔で返した。
弦太郎「...それで江本教授は、何で流星と一緒だったんだ?」
江本「...私は処刑されてあの世にいった後、同じくあの世に来た我望と再会し、
彼は弦太郎君...君と友達になった事で己の罪を悔いて、あの世で罪の償いをしていた。
だが速水には、それが我慢ならず、我望が考えを改める事になった君への復讐を望む様になっていた。
そして彼は黄泉還り、復讐に走ろうとしている事を知った私たちは、もしも黄泉還る事が出来たのであれば、
彼を止めようと誓った。そして私が黄泉還り、速水の復讐を止めようと動いている訳だ」
流星「...Gショッカーや財団Xを追っていた俺はタチバナさん...いや、江本教授と再会した。
反ゾディアーツ同盟として俺達に協力していたとはいえ、 我望と共にゾディアーツとして
活動していた事に対して、罪が問われるのだが、司法取引により江本教授にはコズミックエナジーの研究及び
対Gショッカーの協力をしてもらう事になったという訳だ」
弦太郎「そういう事だったのか...」
弦太郎から江本教授と流星が行動を共にしていた事について、疑問を持たれたので
江本はあの世での出来事など弦太郎に話した。そして流星は江本と再会し、
司法取引で、ブレイバーズの協力者になった事を話すのであった。
ヒロム「今回は助かった。弦太郎」
弦太郎「ヒロム...お互い様だ。こっちも助かったぜ」
戦いを終えてメットを外して、素顔を晒すヒロムは弦太郎の元に近づき、今回の事件に
協力してくれた事への感謝を述べる。弦太郎もお互い様だと返した。
ヒロム「また何かあれば、頼む」
弦太郎「応。任せてくれ」
ダイゴ「俺達の事も忘れるなよ」
晴人「俺達は同じ仲間だからな」
弦太郎「ああ。Gショッカーは俺達ブレイバーズが倒してやるぜ!」
ヒロムとダイゴの元に変身を解除したキョウリュウレッドこと桐生ダイゴと仮面ライダーウィザードこと
操真晴人がやって来る。かつて何度か共に戦った彼らは、再びGショッカーという敵を前に
ブレイバーズの仲間として戦う事を誓うのであった。
????「彼が、風田三郎か」
一方離れた所で、三郎の姿を見続ける影があった事を彼らは知らない。
彼の正体は如何に。
257
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 10:04:39
〇如月弦太朗→課外授業で東京タワーに訪れるがGショッカーに襲われる。生徒を救う為、
再び仮面ライダーフォーゼに変身して戦う。
〇大杉忠太→課外授業で東京タワーに訪れるがGショッカーに襲われる。戦いの邪魔にならない様に避難させる。
〇風田三郎→課外授業で東京タワーに訪れるがGショッカーに襲われる。イナズマンに変身して戦う。
〇大木美代子→課外授業で東京タワーに訪れるがGショッカーに襲われる。戦いの邪魔にならない様に避難する。
〇ルビィ→イナズマンの援護でGショッカーと戦う。
〇コング→イナズマンの援護でGショッカーと戦う。
〇ネズミ→イナズマンの援護でGショッカーと戦う。
〇朔田流星→仮面ライダーメテオに変身して助けに駆け付ける。
△江本州輝教授→黄泉還って速水の復讐を止めようとヴァルゴ・ゾディアーツに変身して駆け付ける。
〇桜田ヒロム→リブラから弦太郎を助ける。レッドバスターに変身して戦う。
〇岩崎リュウジ→ブルーバスターに変身して戦う。
〇宇佐見ヨーコ→イエローバスターに変身して戦う。
〇チダ・ニック→大杉と美代子を避難させる。
〇黒木タケシ→ゴーバスターズにブレイバーズへ応援要請をした事を通信で知らせる。
〇森下トオル→司令室からエネトロンの異常な消費と転送反応をゴーバスターズに知らせる。
〇仲村ミホ→司令室からエネトロンの異常な消費と転送反応をゴーバスターズに知らせる。
〇桐生ダイゴ→キョウリュウレッドに変身して助けに駆け付ける。キョウリュウジンでメガゾードと戦う。
〇イアン・ヨークランド→キョウリュウブラックに変身して駆け付ける。現場に残って戦う。
〇有働ノブハル→キョウリュウブルーに変身して駆け付ける。キョウリュウジンでメガゾードと戦う。
〇立風館ソウジ→キョウリュウグリーンに変身して駆け付ける。現場に残って戦う。
〇アミィ結月→キョウリュウピンクに変身して駆け付ける。キョウリュウジンでメガゾードと戦う。
〇空蝉丸→キョウリュウゴールドに変身して駆け付ける。現場に残って戦う。
〇操真晴人→仮面ライダーウィザードに変身して駆け付ける。魔法を駆使してGショッカーと戦う。
●速水公平→リブラ・ゾディアーツに変身して弦太郎に復讐しようとGショッカーの怪人を引き連れて東京タワーに襲う。
戦いの末、撤退する。
●エンター→速水と手を組んで東京タワーを襲う。当初の作戦が失敗したので撤退する。
△???→物陰から事態の様子を伺っていた。イナズマンに興味を抱いておりその正体は不明。
258
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 11:56:25
【今回の新登場】
〇如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ(仮面ライダーフォーゼ)
元天ノ川学園高校の生徒。高校2年生の時に転入してゾディアーツの事を知り、仮面ライダーフォーゼに
変身して仮面ライダー部の仲間と共に学園の平和を守った。転校を繰り返していてその度に多くの人間と
友情を結んでいった。現在は母校である天ノ川学園高校の教師となり仮面ライダー部の顧問をしている。
〇大杉忠太(仮面ライダーフォーゼ)
天ノ川学園高校の教師。担当教科は地学。生徒の生活指導も担当している。根が臆病で基本生徒に対して高圧的だったり、
生徒によって態度を変えて媚び諂ったりしていて、生徒や父兄、同僚から嫌われており、
当初は問題を起こす弦太郎を目の敵にしていたが、仮面ライダー部とゾディアーツの戦いを目撃してからは
仮面ライダー部の顧問となって弦太郎達の活動に協力するようになった。
気分が高揚したり、生徒への威嚇としてサスペンダーを引っ張って鳴らす癖がある。
〇風田三郎/二代目イナズマン(仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム)
天ノ川学園高校で弦太郎が受け持つクラスの生徒。常に飄々とした不遜な態度を隠さない皮肉屋で超能力が使える新人類。
旧人類を見下し、ルビィ、コング、ネズミと共に「怪人同盟」を結成して番場影人と手を組んで
反乱を企てていたが、弦太郎の捨て身の説得もあって改心。自由の戦士イナズマンに覚醒して番場影人を倒し
「怪人同盟」改め「少年同盟」として再結成する。
〇大木美代子(仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム)
天ノ川学園高校で弦太郎が受け持つクラスの生徒。愛称は「ミヨッペ」宇宙仮面ライダー部唯一の部員で
顧問の弦太郎を「ゲンちゃん」と親し気に呼んでいる。城島ユウキに憧れており宇宙飛行士を目指しており、
明るい元気な性格だが三郎の超能力を不気味がり、「化け物」と偏見を抱いていたが、
弦太郎や賢吾の説得を経て考えを改め三郎と和解して友達となる。
事件後、「少年同盟」として再出発した三郎達を仮面ライダー部としてバックアップする。
〇小牧瑠美(仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム)
天ノ川学園高校の生徒。「怪人同盟」の紅一点でサブリーダー的存在。愛称は「ルビィ」
サイコキネシスやマインドコントロールを得意としている。
〇近藤大太(仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム)
天ノ川学園高校の生徒。「怪人同盟」の一員で一番の巨漢。愛称は「コング」
超能力だけでなく持ち前の怪力を生かした力技を得意とする。あまり喋る事は無く、
口を開いても「ウホ」と口癖のみ話す。
〇根津誓夫(仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム)
天ノ川学園高校の生徒。「怪人同盟」の一員で小柄ですばしっこい。愛称は「ネズミ」
ひ弱な外見とは裏腹に腕っぷしが強くコングとコンビを組む。ネズミの様な掛け声を発する事が多い。
〇朔田流星/仮面ライダーメテオ(仮面ライダーフォーゼ)
元昴星高校の生徒。3年時に交換留学生として天ノ川学園高校の弦太郎のクラスに転入してきた。
実は反ゾディアーツ同盟の一員で仮面ライダーメテオの正体。昏睡状態になった親友を目覚めさせるために
アリエス・ゾディアーツを探し出す事を目的としており、弦太郎達仮面ライダー部の部員として振舞うが、
内心では彼らを嫌っていた。しかし戦いを通して弦太郎達仮面ライダー部と友情を結んでいくようになる。
星心大輪拳の使い手で、卒業後はICPOの捜査官となりインガ・ブリンクとコンビを組んでいる他、
後輩だった野座間友子とは友達上の関係になっていると思われる。
△江本州輝教授/ヴァルゴ・ゾディアーツ/タチバナ(仮面ライダーフォーゼ)
宇宙京都大学の教授で京都上空のザ・ホールの研究をしている。宇宙物理学の権威として知られているが、
研究に夢中になると周りが見えない癖がある。実はホロスコープスの1人でヴァルゴ・ゾディアーツの正体。
賢吾の父・縁郎や我望光明とは共にコズミックエナジーを研究をしていた友人だったが、縁郎を手に掛けてしまった
張本人で、我望に従っていたが、本当の正体は反ゾディアーツ同盟の一員であるタチバナであり、
縁郎を手に掛けた事を後悔しており我望の野望を挫く事を目的として動いていた。
弦太郎と和解をするものの、彼を庇ってサジタリウス・ゾディアーツの攻撃を受けて致命傷を負いレオ・ゾディアーツに
処刑されて命を落とす。
259
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 12:20:33
〇桜田ヒロム/レッドバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴーバスターズのリーダー格で、天才パイロットと評価される程の高いメガゾードの操縦技術を持つが、
任務に対して自分にも他人にも厳しく言い過ぎとも言える言動をとる事が多い。ワクチンプログラムにより、
高速で動く超スピードの能力を持つが、トラウマにより、鶏を見ると5分間フリーズしてしまう。
バディロイドはチダ・ニック。
パラレルワールドでは新任の教師でレッドチーターに変身して戦っていた。
○岩崎リュウジ=ブルーバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴーバスターズの最年長で、気さくな兄貴分。博識で頭の回転が速くエンジニアになる事が夢。
ワクチンプログラムにより、怪力を誇るが常に腕から熱を放出している為、冷やさないと熱暴走を引き起こし、
敵味方関係なく襲い掛かる凶暴的で好戦的な性格に豹変してしまう。バディロイドはゴリサキ・バナナ。
パラレルワールドでは熱血体育教師でブルーゴリラに変身して戦っていた。
○宇佐見ヨーコ=イエローバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴーバスターズの最年少で紅一点。気が強い上に毒舌で口が悪く生意気な高校生だが、学校には通えていない(戦いが終わった後は通学している)。
内面的には仲間や人々を思いやる心根の持ち主。ワクチンプログラムにより、跳躍力が優れているが、こまめに菓子類などを食べてカロリー摂取を行わないと
充電切れを起こして動けなくなってしまう。バディロイドはウサダ・レタス。
パラレルワールドでは成績優秀な女子高生でイエローラビットに変身して戦っていた。
○チダ・ニック(特命戦隊ゴーバスターズ)
桜田ヒロムのパートナーであるチーター型バディロイド。ヒロムの兄貴分として、よくフォローにまわる。
バイクに変形出来るが方向音痴という欠点を持つ。
○黒木タケシ(特命戦隊ゴーバスターズ)
エネルギー管理局の中で、数百名から構成される特命部を束ねる司令官。元は転送研究センターの職員で、陣マサトと同期。
13年前の事件当時、外勤からの帰宅途中でセンターから離れていた為に難を逃れ、上司でセンター長の桜田ヨウスケ(ヒロムの父)から
子供達とバディロイドを託された。ゴーバスターズを我が子のように思っており、特にヨーコに対して親バカともいえる過保護な一面もあるが、
冷静沈着で時には非常な決断を下す事もあるが、内心は彼らを心配しており、民間人に犠牲者が出ないように心掛けている。
パラレルワールドでは学校の教頭であり動物戦隊ゴーバスターズの司令官。ブラックピューマとして戦っていた。
○森下トオル(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴーバスターズ本部基地のオペレーター。システム操作を主に担当し、ヴァグラスの情報やデータをゴーバスターズに伝える。
特技はアナログ計算。
○仲村ミホ(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴーバスターズ本部基地のオペレーター。亜空間の分析を担当し、ヴァグラスが送り込んでくるメガゾードの
転送完了時間を伝えてくれる。控え目な性格で、特命部では宇佐見ヨーコと仲が良い。
260
:
戦・士・帰・還
:2023/03/15(水) 13:12:05
○桐生ダイゴ/キョウリュウレッド(獣電戦隊キョウリュウジャー)
南海の島で、獣電竜ガブティラに勝利した牙の勇者。周囲からキングと呼ばれていく内に自らも名乗るようになる程、リーダー的存在。
後に地球の声が聞けるようになった。アミィや弥生、天野美琴から好意を向けられていたが、最終的にアミィと結ばれたらしく、
100年後の世界には2人の子孫が存在している。
○イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック(獣電戦隊キョウリュウジャー)
ヨーロッパの古城で獣電竜ガブティラに勝利した弾丸の勇者。プレイボーイだが、百発百中の射撃の名手。
考古学者で、親友をアイガロンに殺された過去を持つ。口癖は「Oh、My!」
○有働ノブハル/キョウリュウブルー(獣電竜キョウリュウジャー)
北極で獣電竜ステゴッチに勝利した鎧の勇者。メンバーの中で年長者である為、「ノッさん」と呼ばれている。
以前は一流商社のサラリーマンだったが、今は何でも屋「まるふく」を営んでいる。寒いダジャレが多い。
○立風館ソウジ/キョウリュウグリーン(獣電戦隊キョウリュウジャー)
竹やぶで獣電竜ザクトルに勝利した斬撃の勇者。古い流派の剣道場の息子で高校でも剣道部に所属している。
好きな飲み物はメロンソーダ。後に賢神トリンからフェザーソードを受け継ぐ。女心に非常に鈍感で
剣道部のマネージャーの勝山りんからの好意に全く気が付かなかったが、後々結婚したらしく、
100年後の世界ではメンバーで唯一存命しており、曾孫のソウジロウと剣を交えた。
○アミィ結月/キョウリュウピンク(獣電戦隊キョウリュウジャー)
アメリカのグランドキャニオンで獣電竜ドリケラに勝利した角の勇者。財閥のお嬢様でアメリカに留学していた。
明るく陽気だが、がさつな所が多い。特技は足の指でテレビのリモコンが操作できる事。口癖は「ワォ!」
ダイゴに好意を寄せているものの気が付いてもらえなかったが、後々結ばれ100年後の世界では子孫が登場している。
○空蝉丸/キョウリュウゴールド(獣電戦隊キョウリュウジャー)
戦国時代の武士である雷鳴の勇者。ドゴルドとカオスの策略で鎧の中で封印されていたが、ダイゴ達によって救出される。
当初はクールぶっていたが、本来は子供好きなお人よしで家庭的。ドゴルドとは宿命の敵だが、最後は協力して共にエンドロフを倒した。
●速水公平/リブラ・ゾディアーツ(仮面ライダーフォーゼ)
元天ノ川学園高校校長。実はホロスコープスの一員でリブラ・ゾディアーツに変身する。
組織の中で自分の権威や手柄を上げる事に執着しており、自分よりも格下と思った者には
上から目線で接し、役に立たなければ容赦なく切り捨て、自分の地位を脅かす者であれば
排除するという冷酷かつ器が小さい人物。しかし我望への忠誠心は高く、最後は我望を庇って爆死した。
●エンター/エンター・ユナイト(特命戦隊ゴーバスターズ)
ヴァグラスの幹部。フランス語を交えて話すのが特徴。通常は人間の姿で社会に暗躍し、亜空間にいるメサイアを人間界に出現させる為に必要なエネトロンの奪取を狙う。
専用のノートパソコン型端末を所持しており、ディスプレイ横のスロットにメタウイルスカードを読み込ませ、無機物にウイルスプログラムをインストールすることで、
メタロイドの作成とデータの転送を行う。メサイアカードを取り込んだことで、強化形態=エンター・ユナイトへと変身する。
261
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:27:55
***ブレイバーベース・柔剣道場***
ブリット「始め!!」
合図を聞いて、お互いが静かに立ち上がる。
ゼンガー「どうした? 来ないのか?」
シグフェル「……っ!」
じりじりとゼンガーがにじり寄ってくる。
シグフェルは迫力に押されて思わず後ずさりする。
ある用件があってブレイバーベースを訪れていた
ゼンガー・ゾンボルト少佐に剣の稽古を
つけてもらうことになった牧村光平。ゼンガーは光平に
シグフェルに変身してかかって来いという。
最初は「大丈夫か?」と思って慢心していたシグフェルだったが、
すぐにゼンガーの物凄い威圧感に圧倒される。
ゼンガー「チェストオオオッ!!!」
スパァァァァァァン!!!!
ゼンガーの凄まじく綺麗で力強い一本が
シグフェルの面を叩いていた。シグフェルは前のめりに崩れ落ちる。
ゼンガー「まだまだだな。しかし筋はいい。
これからも日々の鍛錬を欠かさない事だ」
光平「ありがとうございました」
事もあろうに変身した状態で生身の人間相手に負けた事で
ショックを受けた光平だったが、すっかりゼンガーの強さに心服する。
ちょうどそこに、月影一族の里に伝わる伝承に、
シグフェルやイーバの由来にも関わるらしい
謎の言い伝えが残っているとの情報が入る。
シグフェルの身体の秘密を突き止めたい光平は、
ブリットの操縦するグルンガスト弐式に同乗する形で
月影一族の里まで送ってもらうことに。
光平「ブルックリンさん、よろしくお願いします」
ブリット「俺の事はブリットでいいよ」
262
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:29:43
***杉谷悪之坊の陣屋***
シグフェル=牧村光平が月影一族の里に向かった。
この情報を入手したGショッカー・ブラックサタンの
謎の紳士タイタンは、杉谷悪之坊の忍者屋敷を訪れ、
協力を要請する。
悪之坊配下「貴様何者だ?」
タイタン「待て、早まるな。俺は杉谷悪之坊殿に
所用があって来たのだ」
悪之坊配下「なに、お頭に? 参られい」
タイタンは悪之坊のところまで案内される。
悪之坊「客人、よう見えられた。楽になされい」
タイタン「さすがは甲州忍者にその人ありといわれた
杉谷悪之坊殿。実はな…」
タイタンは悪之坊に話を持ちかける。
***月影の里・錦織仁兵衛の家***
錦織佳代は17歳。月影一族のくノ一として修行中の身である少女だ。
若い時は凄腕の忍びとして名を馳せながら、今は山に生えている
各種薬草に通じた薬師として余生を送っている祖父・仁兵衛と
二人きりで穏やかに暮らしている。
佳代「おじいちゃん、薬草採って来たよ」
仁兵衛「おお、ご苦労だったな」
佳代が帰って来た時、仁兵衛は薬草を調合している
作業の最中だった。
佳代「それ、リシュウ先生の?」
仁兵衛「あれから半年、そろそろこの前ゼンガーに託した
腰痛の薬も切れて来る頃合いだからな」
佳代「もしかすると今日あたり来るかもしれないね♪」
仁兵衛「ふふふっ…ゼンガーが来るのがそんなに楽しみか?」
佳代「そりゃあもちろんさ。あたいの剣のお師匠様だもん。
厳しかったなあ、あの人の稽古。でもそのおかげで、
もうおじいちゃんと技比べをしても負けないよ!」
仁兵衛「こいつが…!(^^)ニコ」
仁兵衛一家とゼンガー・ゾンボルトとは、
以前から家族ぐるみのつきあいである。
リシュウ・トウゴウが愛用している腰痛の薬も
仁兵衛が調合しており、それを半年おきに
ゼンガーが代わりに受け取りにやってくるのが
習慣になっていた。
仁兵衛「なあ佳代、忍びの修行もいいが、
闇の中で命がけで殺し合いをするより、
忍びの業なんぞ忘れて、並みの男のところへ
嫁に行った方がいいんじゃないか?
それが女の幸せというものだ」
佳代「お生憎さま! あたいはまだ嫁になんか
いかないよ!」
263
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:31:48
だが佳代の留守中に、杉谷悪之坊の一味によって
家の中に踏み込まれた仁兵衛は殺されてしまう。
帰って来て祖父の変わり果てた姿を見た佳代は愕然とする。
佳代「おじいちゃん!!…おじいちゃん!! そんな…!
いったい誰がこんなことを!?」
悪之坊「お前の祖父を殺したのはゼンガー・ゾンボルトよ」
佳代「ゼンガーさんが!? そんな…嘘だ!」
悪之坊「嘘ではない。ゼンガーはDC戦争でコロニー統合軍側に加担した件を
赦免してもらう代わりに、今や連邦の犬に成り下がったのだ」
佳代「………」
悪之坊「世間ではブレイバーズの事を"正義の味方"だの
"世直し大明神"だなどと持ち上げておるが、その実態は、
地球連邦の支配体制を揺るがしそうな芽を事前に摘んでまわる
秘密警察組織にすぎん」
そして何も知らずに仁兵衛の家を訪れたゼンガーは、
いきなり佳代に襲われる。
ゼンガー「何をする!?」
佳代「おじいちゃんの仇! 死ね!!」
ゼンガー「俺が仁兵衛の敵だと!?
いったいなんのことだ!!」
佳代「とぼけるなぁー!!」
ひとまずゼンガーは、辛くもその場を脱出する。
一方光平は、ブリットと共に月影の里に近づいていたが、
山中で何者かに襲われている女性を発見。
襲っている一味を追い払って、女性を救出するが…。
光平「もう大丈夫だ。安心して」
佳代「フフフッ…」
光平「な、何をするんだ!?」
実はこの女性は佳代の変装であり、
襲われているように見えたのは全て悪之坊一味の自作自演。
あっという間に光平は口に猿轡を噛まされ、林の中へと引きずり込まれ、
ブリットから引き離されてしまう。光平の声を声帯模写した佳代に
巧みに誘導されたブリットは罠にはまり、崖下へと転落する。
佳代(光平の声)「ブリットォッ! こっちだぁ!
早く助けにきてくれぇぇ!!」
光平「……んんっ!!(違うッ! 俺はそっちじゃない!! )」
ブリット「うわああああッッ!!!」
264
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:33:19
口に猿轡をされ両手両足を縛られた光平は、
悪之坊の忍者屋敷に運び込まれてしまった。
悪之坊「よういたした。下がってよい」
佳代「悪之坊、コイツを捕まえれば
仇を討たせてくれるっていう約束だよ!」
悪之坊「案ずるな。この小僧を助け出すために
ゼンガーたちは必ずこの屋敷に乗り込んでくる
であろう。その時に仇は討たせてやる」
佳代「………」
佳代は部屋から出て行った。
縛られている光平は縄を解こうと懸命にもがく。
悪之坊「無駄だ。そのロープの中には特殊な針金が
編み込まれてある。もがけばもがくほど引き締まって
苦しくなるだけだぞ」
光平「……んんっ!!」
佳代と入れ違いで、謎の紳士タイタンが
ブラックサタン戦闘員たちを引き連れて入って来た。
悪之坊「タイタン殿、この小僧に間違いないか?」
タイタン「確かに」
タイタンは床に寝転がされている光平を抱き起こして
その顔をニヤニヤと見つめる。
タイタン「フフフッ…シグフェル、とうとう我ら
Gショッカーの手に落ちたな」
光平「………ッ!!」
光平はタイタンを気丈に精一杯睨み返す。
タイタン「ハハハ…悔しいか? だがこれまでだ。
いずれ基地でお前の身体を解剖してじっくりと調べ上げ、
それが済めばGショッカーの強力な兵士として洗脳してくれる。
覚悟を決めるんだな。…では、この小僧は我々が。
運び出せ!!」
戦闘員「ミューッ‼」
タイタンに命令された戦闘員たちが、捕らわれた光平を
担いで運び出そうとするが、それを止めたのは悪之坊だった。
悪之坊「待て! そうはいかん」
タイタン「な、なにっ!?」
悪之坊「我ら忍びはタダでは技は売らん。
その小僧が欲しくば代価を払ってもらおうか?」
タイタン「それならば、シグフェル捕獲成功の暁には、
貴殿を世紀王候補に取り立てるとの約束のはず!」
悪之坊「だがそれはまだ口約束にすぎん」
タイタン「悪之坊殿、貴殿は表裏六柱の至高邪神様の
お言葉が信じられんというのか!!」
悪之坊「我ら忍びは己以外は何者も信じぬ習わしでな」
タイタン「ではどうすればよいのだ!?」
悪之坊「この小僧はわしが直接無幻城まで連れて行き、
至高邪神様より直にお言葉を賜る。それまでは
この小僧をおぬしに渡す訳にはいかん」
タイタン「うぐぐッ、おのれ……!!」
265
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:35:46
屋敷の牢に監禁された光平に、佳代が食事を運んでくる。
佳代は光平の猿轡を外す。
佳代「飯だよ。食べな…」
光平「ありがとう…」
佳代「ゼンガーをおびき出すまでの辛抱だ。
無事に奴を仕留めたらお前は帰してやるよ」
光平「なんでゼンガー少佐を?」
佳代「アイツはおじいちゃんの仇だからさ!」
光平は佳代から事情を聞き出す。
光平「きっと何かの間違いだ!
ゼンガー少佐はそんな人じゃない!」
佳代「うるさいね! 余計な口出しをするんじゃないよ!」
怒った佳代は再び光平の口に猿轡を嵌めて
牢屋から出て行ってしまう。
佳代「どうしてだろう。アイツの顔を見てると、
なぜか胸がドキドキする…!」
一人になった佳代は家に戻る。そこで屋根裏に隠れていた
ゼンガーとレーツェルに捕まり、屋根裏に連れ込まれる。
佳代「おのれゼンガー!!」
ゼンガー「落ちつけ! 仁兵衛を殺ったのは俺ではない!!」
佳代「嘘をつけ!!」
レーツェル「嘘ではない!! ゼンガーはお前の祖父を
殺してなどいない!!」
佳代「うるさい! 地球連邦のスパイの言う事なんか
信じるもんか!」
レーツェル「それも違うな。我々は連邦のスパイなどではない!
いったい誰にそんな事を吹き込まれた!?」
ゼンガー「さっきお前を手助けしていたのは甲州忍者だったな。
杉谷悪之坊にそう言われたのか?」
佳代「………」
ゼンガー「やはりな…。佳代、これだけは信じてくれ!
長年親戚以上の付き合いをしていた仁兵衛をどうして俺が!」
ゼンガーは懸命に説得を試みるが、佳代は頑なに
なかなか応じようとしない。
ゼンガー「佳代、お前がどうしても俺を仇だと
思うなら仕方がない。そのくないで俺の心臓を突け!」
佳代「………」
ゼンガー「どうした、やらないのか?」
佳代「アタシは人の情けは受けない!
やるなら忍びらしく正々堂々尋常な勝負をするよ!」
ゼンガー「そうか……」
佳代「せっかくだから教えてやるよ。アンタたちの仲間の
光平って坊やは今、悪之坊の屋敷にいるよ」
レーツェル「なにっ!?」
佳代「アンタたちはアイツを助けるために悪之坊の屋敷に
乗り込むんだろう。勝負はその時まで預けておくよ!」
それだけ言うと、佳代は家から飛び出して行った。
レーツェル「あの少年が悪之坊の手に…。
ゼンガー、これはマズイなことになったな」
ゼンガー「ああ。ブリットの奴がついていながら、
アイツいったいどうしたというんだ!!」
266
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:48:28
ゼンガーとレーツェルはブレイバーベースに連絡を取り応援を要請する。
本来ならジライヤスーツを受け継いだ天城闘真が行く所だが、別任務に出ていた事、
杉谷悪之坊が関わっているということで、「忍者の名誉を守る会」の会長となっていた
山地闘破が再び磁雷矢となり姫忍・恵美破、山地学の山地三兄弟で援軍に駆けつける。
崖下に転落していたブリットも、独自にブラックサタンの動きを追っていた仮面ライダーストロンガーに助け出されていた。
捕らわれた光平救出のため、ゼンガーたちは悪之坊の屋敷近くに集結した。
レーツェル「見たところ何の備えもないようだが?」
磁雷矢「それが奴らの手です。下手に乗り込んだら
どんな罠が待ち構えているかわかりません」
恵美破「ここはしばらく様子を見ましょう」
ブリット「しかしこうしている間にも、
光平の身に万一の事があったら…」
磁雷矢「いや、焦りは禁物だ。
忍びとは耐え忍ぶこと。根競べに負けたら
命はなくなるぞ!」
ゼンガー「ブリット、"餅は餅屋"と言うぞ。
ここは磁雷矢たちの意見に従おう」
ブリット「はい!」
やがてゼンガーたちは隙を見て悪之坊の屋敷内に突入する。
そのどさくさに紛れてタイタンたちは密かに光平を連れ出して
ずらかろうと画策するが…。
佳代「待ちな! そいつは事が済んだら解放してやる
約束だった筈だよ!」
タイタン「解放だと? バカを言え。この小僧は大事な獲物。
このままGショッカーの基地まで連れて行くのだ!」
佳代「なんだって!?」
タイタン「そこをどけ! さもないと貴様も仁兵衛と
同様地獄に送ってやるぞ!!」
佳代「それじゃあおじいちゃんを殺したのは…!?」
タイタン「ハハハッ…今頃気づきおったか!
犯人は悪之坊よ。お前を使ってゼンガー・ゾンボルトを
殺させるためにな!」
佳代「おのれ〜!!」
佳代はタイタンに立ち向かうが、百目タイタンに変身した
タイタンに生身の少女が敵うはずもない。しかし窮地に陥った
佳代を救ったのは仮面ライダーストロンガーだった。
ストロンガー「腹黒い貴様の事だ。折を見てこんなことを
するんじゃないかと見張っていたら案の定だったな!」
百目タイタン「おのれストロンガー!!」
ストロンガー「光平、大丈夫か!?」
光平「ストロンガー!」
ストロンガーは光平を縄の戒めから解放する。
百目タイタン「喰らえッ!!」
佳代「――ッ!?」
光平「危ないッ!!」
百目タイタンが放った銃弾から佳代を庇った光平は、
左肩に被弾して流血する。
光平「うわあッ!!」
佳代「アンタ……アタシのために!?」
光平「…大した怪我じゃない」
267
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:49:31
追い詰められる杉谷悪之坊。
ゼンガー「逃げられはせんぞ!」
磁雷矢「悪之坊、もはやこれまでだ!
潔く佳代さんに討たれてやれ!」
悪之坊「おのれ〜〜!!」
ゼンガーと幾度か斬り結んだ後、
磁雷矢によって組み伏せられる悪之坊。
磁雷矢「今だ佳代さん!」
ゼンガー「仁兵衛の仇を討て!」
佳代「…はい! 杉谷悪之坊、おじいちゃんの仇! 覚悟ォッ!!」
悪之坊「うぎゃああああ!!! む、無念…!!」
こうしてブレイバーズの協力で、佳代は見事祖父の仇を討ち果たし、
杉谷悪之坊の一味は全滅したのだった。
恵美破「闘破、よかったの?
悪之坊は闘破の実の両親の仇でも
あったんでしょ」
磁雷矢「ああ、別に構わないさ。
俺はすでに一度、悪之坊をこの手で
倒しているからな」
***月影一族頭領の館***
頭領「佳代よ、よく考えても見よ。ゼンガー・ゾンボルトほどの者が、
そう易々と自分が犯人であるという証拠を迂闊に残していくであろうか?
この程度の子供だましの姦計に嵌められるとは、その方も忍びとしては
まだまだ未熟じゃ!」
佳代「はい……」
事件が解決した後、佳代は一族の頭からお説教を受けていた。
佳代「ゼンガーさん、光平さん、この度は本当にごめんなさい…。
騙されていたとはいえ悪の一味に加担したんだ。アタシを警察に
突き出すなり、煮るなり焼くなり好きにしておくれ」
ゼンガー「そのような事をしても仁兵衛は喜ぶまい…」
佳代「でも、それじゃアタシの忍びとしてのけじめがつかないよ」
光平「いいじゃないか、そんなこと。悪いのは全部杉谷悪之坊と
Gショッカーなんだ」
佳代「アンタにはあんなにひどいことをしたのに、
アタシが憎くないのかい?」
光平「"罪を憎んで人を憎まず"。これは俺の父さんが
昔よく俺に言っていたことなんだ。それから
俺の事を呼ぶ時は、さんづけなんかせずに"光平"でいいよ」
佳代「………(///)」
この瞬間、錦織佳代は牧村光平に完全にデレたのであった。
佳代「…じゃ、じゃあさ、あたいのことも佳代って呼んでよ」
光平「…?? それじゃあ、佳代…ちゃん」
佳代「ムッ…!!(怒」
268
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:50:15
これで全て一件落着かと思われていたのだが、
数日経ったある日…。
***海防大学付属高校***
朱音「今日は転校生を紹介します」
佳代「三重県の高校から転校して来ました錦織佳代です!
どうか皆さんよろしくお願いします♪」
光平「――佳代ちゃん!?」
いきなり転校生として自分たちのクラスに現れた佳代に、
光平はびっくり仰天する。
佳代「えへへっ…来ちゃった。よろしくね光平♪」
光平「えっ? あ、ああ…」
優香「ねえ光平くん、誰なのあの娘?」
慎哉「随分と光平に馴れ馴れしいよな…」
光平「な、なんて説明したらいいのか…(汗」
昼の休憩時間、一緒にお弁当を食べようと光平のいる
校舎の屋上へとやって来た沢渡優香は、同じくお弁当を
持って来た佳代と鉢合わせる。
優香「ちょっと待ってよ! アナタいったい光平くんの何なの!」
佳代「そーゆーアンタこそ光平の何なのさ!」
光平「ちょっと二人とも、喧嘩しないで…(汗」
優香「ねえ光平くん、食べるのは私の手作りのお弁当よね?」
佳代「いいや、もちろんアタシの手作りのお弁当だよな?」
光平「いや…その…(汗」
優香「どっちなの!!」
佳代「ハッキリして!!」
こうして光平は思いがけぬ修羅場に巻き込まれ、ほとほと困り果てるのであった。
…が、その一方で転入生・錦織佳代と、クラス担任・千坂朱音は
お互いが忍びの世界の人間であると見抜いていた。
怪しいと思った佳代は、放課後に学校から退勤して帰宅の途に就く
朱音を密かに尾行するが、途中で見失ってしまう。
佳代「アイツ…どこ行った!?」
街路樹の上から佳代のうろたえている様子を
じっと観察している朱音。
朱音「……(フフッ、その歳で私を尾行しようだなんて
10年は早いわよ。お嬢さん)」
269
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:51:01
佳代の尾行を撒いた朱音は、状況報告のため、
公園のベンチで上司である天童忍軍の組頭と落ち合う。
ちなみに組頭は、どこにでもいる隠居風の老人を装っている。
組頭「それで、その後のブレイバーズの動きは?」
朱音「特に変わった事はございません。ただ…」
組頭「ただ、何だ?」
朱音「今日、学校の方に月影一族のくノ一の娘が
転校してまいりました」
組頭「なに、月影のくノ一が?」
朱音「どうもブレイバーズの動きとは特に関わりは
ないと見受けられますが…」
組頭「月影一族はスーパー戦隊の一つであるバトルフィーバー隊とも
関わりが深い。その娘からも片時たりとも目を離すな」
朱音「心得ました」
組頭はベンチから立ち上がる。
組頭「朱音、つけられたな…」
朱音「お頭…?」
去り際にそれだけ言い残して、組頭はその場から立ち去る。
驚いた朱音が振り返ると、なんとそこには
尾行を撒いたはずだった佳代がいたのだった。
佳代「………」
朱音「……(こいつ、いつの間に!?)」
佳代「随分と探しまわったよ。
舐めないでもらえるかい!」
朱音「こんなところで何をしているの錦織さん。
もう空も暗くなってきたから早く家に帰りなさい」
佳代「天童の忍びがブレイバーズを見張っているって
噂を聞いた事があるけど、それって先生のこと?」
朱音「…天童?? いったいなんのことかしら」
佳代「とぼけるんならそれでもいいよ。
でも、もし光平たちに手出しをしたら、
その時はアタシが容赦しないからね!」
朱音「言っている意味がよくわからないけど、
まあ、気をつけておくわ。フフッ…」
佳代「………」
こうしてまた牧村光平の周辺は、水面下も含めて
一段と騒がしくなりそうな気配である…。
270
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 09:53:23
***江田島邸***
その後、錦織佳代は江田島平八邸に呼び出された。
江田島のところに月影一族の頭領から紹介状の手紙が届いたのだという。
江田島「月影の長老からの手紙によるとな、そちらにはねっかえりの
じゃじゃ馬が行ったと思うので、どうかご面倒をおかけするが
よろしくお願いしたい――とある」
佳代「……お頭ったら、余計なことをっ!」
富樫「実は塾長も天童との対抗上、忍び働きをする人手を欲して
おられてな。どうだ、塾長のもとで隠密として働くつもりはないか?」
江田島「海防大付属と言えば天下に聞こえし名門校よ。
その歳で学費を稼ぐのは大変であろう。報酬なら弾むぞ」
佳代「…Σ(゚д゚;) ハッ!? もしかして、このアタシの若くて美しい肉体が
目当てで、力尽くで手篭めにしようと!?」
富樫「ハァ…??」
今の佳代の言葉を聞いて、江田島も富樫も大笑いする。
江田島「ガハハハハ!!」
佳代「何がおかしいのさ!?」
富樫「生憎だったなお嬢ちゃん。塾長の夜のお相手なら
あと50年くらい経ったら改めて来てくれ」
佳代「……(50年!? そんなに年月が経ったらアタシは
もうお婆さんになってるじゃないか! 日本の首領(ドン)だか
何だか知らないけど、どーゆー趣味してんだこのジジイ??)」
江田島「…で、話を受け入れる気になったか?
貴様にとっても決して悪い話ではあるまいと思うが」
佳代「いいよ。確かに都会生活の中でお金は必要だしね。
その話乗った!」
江田島「よし、決まった!」
こうして錦織佳代は江田島平八と雇用関係を結び、
江田島のことを「江田島の御前」と呼んで、忍びとして仕える事になるのであった。
271
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 13:54:35
〇ゼンガー・ゾンボルト→ブレイバーベースで光平に特訓を付ける。杉谷悪之坊の策略で
錦織仁兵衛を殺害した汚名を着せられ佳代に襲われるが、汚名を晴らして和解する。
〇レーツェル・ファインシュメッカー→ゼンガーや磁雷矢達と共に杉谷悪之坊と戦う。
〇ブルックリン・ラックフィールド→光平を月影一族の里へ送るが罠に嵌る。
ストロンガーに助け出された後、杉谷悪之坊と戦う。
〇城茂→ブラックサタンの動きを追って月影の里に辿り着く。ブリットや佳代を助け、
タイタンと戦う。
〇山地闘破→杉谷悪之坊が復活した事を聞きつけ、磁雷矢となり月影の里で杉谷悪之坊と戦う。
〇山地ケイ→杉谷悪之坊が復活した事を聞きつけ、姫忍・恵美破となり月影の里で杉谷悪之坊と戦う。
〇山地学→杉谷悪之坊が復活した事を聞きつけ、月影の里で杉谷悪之坊と戦う。
〇江田島平八→錦織佳代を忍びとして雇う。
〇富樫源次→錦織佳代が忍びとして江田島平八に雇われる場に居合わせる。
●杉谷悪之坊→タイタンと組んでシグフェルを手に入れるべく、錦織仁兵衛を殺害。錦織佳代を
騙して手駒にするが、佳代に討たれる。
●百目タイタン→杉谷悪之坊と手を組みシグフェルを手に入れようとする。宿敵ストロンガーと戦う。
〇牧村光平→シグフェルの事を調べる為、月影の里へ行くがGショッカーの策略で錦織佳代に掴まる。
その後佳代と御互い誤解が解け、海防大付属高校で再会する。
〇錦織佳代→杉谷悪之坊により祖父・仁兵衛が殺され、ゼンガーが殺したと騙されて
Gショッカーに協力。その後誤解が解けて和解。光平に惹かれ、事件後海防大付属高校に転校し、
光平と再会。月影の里の長により江田島平八に忍びとして雇われる。
〇錦織仁兵衛→杉谷悪之坊に殺される。
〇沢渡優香→転校してきた錦織佳代に対してヤキモチを焼く。
〇朝倉慎哉→転校してきた錦織佳代と出会う。
△千坂朱音→組頭に錦織佳代が転校してきた事を報告する。
272
:
シグフェル捕わる! 忍びの里の復讐鬼
:2023/06/07(水) 13:55:15
【今回の新登場】
〇ゼンガー・ゾンボルト(スーパーロボット大戦シリーズ)
元地球連邦軍特殊戦技教導隊のメンバーでATXチームの初代隊長。29歳のドイツ人。
示現流と呼ばれる剣術の達人で、剣の師匠の影響で日本の文化を良く知っている。
見た目に反してかなりの下戸。「PXZ」では霊式斬艦刀に変化した刀を振るって生身で戦った。
乗機はダイゼンガー。
〇ブルックリン・ラックフィールド(スーパーロボット大戦シリーズ)
ATXチームのメンバー。愛称はブリット。18歳のアメリカ人。
クスハ・ミズハのパートナーで念動力者。
真面目で正義感が強い。乗機はグルンガスト参式及び虎王機。
〇レーツェル・ファインシュメッカー(スーパーロボット大戦シリーズ)
「謎の食通」を名乗る金髪にゴーグルを掛けた人物。その正体はライの兄エルザム・Ⅴ・ブランシュタイン。
ゼンガー・ゾンボルトの親友で元コロニー統合軍のエースパイロット。
エルピス事件において妻カトライアを失くしている。特技は料理。
クロガネの艦長である他、乗機はアウセンザイター。なお彼の乗機はいずれも「トロンベ」と呼ぶ。
〇山地闘破/磁雷矢(世界忍者戦ジライヤ/手裏剣戦隊ニンニンジャー)
山地家に養子として引き取られ、長男として育てられた戸隠流正統忍者。秘宝パコを妖魔一族から守るため、山地家に代々伝わる特殊忍者服ジライヤスーツを装着し、
レーザー刀・磁空真空剣で悪しき闇を斬る! 実は2300年前にパコを地球に運んで来た宇宙人の子孫である。母親のいない山地家では家事全般をこなし、修行の合間には
家計を助けるアルバイトまでこなす努力家。明るい好青年だ。現在は「忍者の名誉を守る会」の会長を務めている。
〇山地ケイ/姫忍・恵美破(世界忍者戦ジライヤ)
山地哲山の実娘。忍法初段の腕前を持つ女子高校生。家事一切が苦手で義兄に押し付けるため闘破曰く「性格ブス」だが
心の底では闘破を深く想っている。他人そっくりに化ける忍法“顔うつし”と敵を眠らせる忍法“花吹雪の術”が大得意。
白い忍者スーツを装着してくノ一、姫忍・恵美破として戦う。
〇山地学(世界忍者戦ジライヤ/機動刑事ジバン)
山地家の末っ子で生意気盛りの小学三年生。忍法三級の腕前。まだまだ忍者としては半人前だがそう見られるのが
本人は面白くない。義兄の闘破を本当の兄のように慕い、とても誇りに思っている。バイオロンと戦う機動刑事ジバンの
助っ人に行ったことも。
〇江田島平八(男塾シリーズ/天より高く)
日本の首領(ドン)。元帝国海軍少将。創立300年を誇る私塾・男塾の塾長であり、自身が元塾生。
若い頃は数々の拳法・格闘技を学ぶ為世界を放浪、短期間で極めた。帝国大学を首席で卒業している。
第二次世界大戦時、かのマッカーサーをも恐れさせた。
〇富樫源次(男塾シリーズ/天より高く)
江田島平八の秘書。男塾OBのまとめ役兼斬りこみ隊長。「根性」を絵にしたような男。
拳法等の心得はないがケンカ殺法を得意とする。幼い頃両親を亡くし、中学まで兄と二人暮しであったが
「大威震八連制覇」で兄が死亡。天涯孤独となる。驚邏大四凶殺、七牙冥界闘において二回死の淵から蘇る。
●杉谷悪之坊(世界忍者戦ジライヤ)
邪悪忍法の使い手で、十字鎌槍の達人。17年前、闘破の本当の両親である半蔵と千代を殺した犯人である。
手下と共に戸隠連峰に長年潜んでいたが、ボードを狙って戸隠村を襲撃し、磁雷矢に瀕死の重傷を負わせる。
最終的には磁雷矢に討たれた。
●謎の紳士タイタン/一つ目(百目)タイタン(仮面ライダーストロンガー)
ブラックサタン日本支部の初代大幹部。実は地底王国の領主でマグマの能力を秘めた「改造火の玉人間」
普段は謎の紳士「Mrタイタン」として行動し、前線で戦闘員や奇っ械人を指揮する。冷徹な合理主義者で
任務遂行の為なら仲間の犠牲を厭わない非情さを持つ。ストロンガーとの戦いで一度命を落とすが、百目タイタンとして復活した。
〇錦織佳代(闘争の系統オリジナル)
月影一族の若きくノ一。祖父の仁兵衛と二人暮らしだったが、杉谷悪之坊に祖父を殺され、
ゼンガー・ゾンボルトが殺したと騙されてGショッカーの作戦に協力してシグフェルを捕まえた。
騙されていた事を知ってからは光平に協力し、杉谷悪之坊を討つ。事件後、海防大付属高校の
光平のクラスに転校し、江田島平八の下で忍びとなる。光平に好意を寄せている。
〇錦織仁兵衛(闘争の系統オリジナル)
錦織佳代の祖父。月影の里で佳代と2人暮らしをしていたが、杉谷悪之坊に殺される。
273
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 06:19:39
***某所***
零「ハァッ!!」
低級妖怪「ぎゃぁ!!」
零「...これで最後か。以来となる妖怪も倒した事だし。帰るか」
伊吹丸「待て、零よ。誰か来るぞ」
とある場所で低級妖怪と戦っていたのは鬼道衆の末裔である青年・石動零。
彼は依頼により妖怪を退治を請け負った零は一仕事を終えて休憩するが、零に憑いている
妖怪・伊吹丸が何者かの気配を感じ取り、警戒を促す。現れたのは髪を束ね耳飾りをした糸目の男と
その男に引き入れらた集団だった。
???「流石は鬼道衆の末裔...噂通り良い腕をしている」
零「テメェ、何者だ」
長田「私は長田という者。君と同じ鬼道の術を使う者さ。その腕を見込んで、
君も部隊に入らないか?」
零「部隊?」
長田「そう。妖怪や悪魔を狩る悪魔特捜隊に」
長田を名乗る人物こそ70年前、目玉おやじがまだ現在の目玉の姿になる前に関わった
哭倉村の村長であり裏鬼道の使い手である人物だった。そんな彼は零を妖怪や悪魔を狩る
悪魔特捜隊にスカウトするのであった。
***ゲゲゲの森・ゲゲゲハウス***
西洋妖怪軍団(妖怪帝国)によるテロの襲撃で幕を閉じる結果になってしまった太陽系オリンピックから数週間後。
ゲゲゲの森にある鬼太郎と目玉おやじが住むゲゲゲハウスで猫娘と一緒にテレビを見ていた所、
地球連邦政府からのニュースの速報が入り、その会見の様子が中継される。テレビには一人の女性ー藤原麗美が
カメラに向かって映し出されていた。
藤原麗美『先の太陽系オリンピックは西洋妖怪と呼ばれる存在により終わってしまいました。
連邦市民の命と生活を脅かす妖怪、悪魔から連邦市民を守るべく連邦政府はその為の部隊
「悪魔特捜隊」を発足する事を発表いたします』
鬼太郎「父さん...」
目玉おやじ「う〜む。西洋妖怪が大会を襲撃してから、こうなる事は予想していたが結成してしまったか」
悪魔特捜隊の発足に鬼太郎や目玉おやじは前大戦中に起きた「妖対法」を巡る妖怪と人間の争いの事を思い出し、
怪訝な顔を浮かべる。
猫娘「この発表している人、日本の総理だった人じゃない?」
目玉おやじ「ム...そういえば。確か藤原麗美という名前じゃったか」
鬼太郎「そうなると、ますますあの時の争いが起きないか心配ですね」
猫娘が指摘した通り、発表している藤原麗美という女性は前大戦中、「妖対法」を定めた日本の元総理だった。
彼女は妖怪と人間の争いの最中、死亡してしまったが黄泉還りにより復活。現在は連邦議員となっていた。
妖怪を憎む彼女が関わっているとなると、ますます争いが起きないか心配になってくるのであった。
274
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 06:52:01
連邦政府が悪魔特捜隊の結成を発表した事について。ゲゲゲの森の鬼太郎達以外にも
その会見を見て、各々反応を示していた。
***ブレイバーベース・司令室***
藤原麗美『「悪魔特捜隊」を発足する事を発表いたします』
剣持「佐原博士...これは」
佐原博士「うむ。ロゼ・アプロヴァール大統領により異種族同士の差別が無いように
宣言はされていたが、先の大会での出来事を考えれば、こうなる事も必然か...」
連邦政府による「悪魔特捜隊」の発表をブレイバーベースの司令室で見ていた佐原博士と
剣持が口を漏らす。
伊吹長官「確かに、連邦市民の安全を考えればその対策として治安部隊を結成するのは当然だが」
三浦参謀長「発表しているのは、かつて「妖対法」を制定した彼女...しかもこの部隊の結成には
ティターンズ...つまりロゴスによる介入があったらしい」
同じく司令部で発表を聞いていた電撃戦隊の伊吹長官、超力戦隊の三浦参謀長も
「悪魔特捜隊」という組織にロゴスが関わっている事を耳にしており、その危険性を口にする。
佐原博士「ならば、何れブレイバーズと激突するかもしれないな」
佐原博士は悪魔特捜隊がブレイバーズと敵対する事を危惧するのであった。
***ブレイバーベース・食堂***
司令室で佐原博士らが話し合っていたその頃。ブレイバーベースの食堂でも先程の悪魔特捜隊の
発表について話題となっていた。
シン「う〜ん...」
ルナマリア「もう、さっきからしかめっ面しているよ、シン」
レイ「やはり、先程の発表が気になるのか」
ブレイバーベースに寄港したミネルバ所属するシン・アスカ、ルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレルの
3人はブレイバーベースの食堂で食事をしていたが、食事の間シンはずっと、顔がしかめっ面になっていて、
ルナマリアが指摘。レイは先程見ていた悪魔特捜隊の発表が気になったのかと問いかける。
シン「太陽系オリンピックでは俺達も西洋妖怪と戦っていたから、その危険から皆を守るっていうのは分かるけど
何か信用出来ないんだよなぁ」
ルナマリア「確かに。あれって全部の妖怪をやっつけてやるぞ!って感じだったよね」
シンはあの発表を見ていたが、言っている事は分かるがイマイチ信用出来ないと感じ取っていた。
それはルナマリアもレイも感じ取っていた。
カミーユ「シンもそう感じ取っていたか」
シン「カミーユ!」
ファ「相席いいかしら?」
ルナマリア「良いわよ。ファ」
3人が話しているとカミーユ・ビダン、ファ・ユイリィの2人が会話に加わる。
カミーユもシンと同様、悪魔特捜隊には不信感を抱いていた。
なおカミーユとシン、ファとルナマリアは前大戦からの掛け替えのない友人である。
カミーユ「どうやらあの悪魔特捜隊の結成にはティターンズ...その背後のロゴスが関わっているらしい」
シン「ロゴス...!あいつらが関わっているのか」
ティターンズとロゴス。カミーユとシンにとって因縁のある組織であり、カミーユから伝えられたシンは
険しい顔つきとなる。
レイ「...ここでうだうだ話をしていても仕方がない。俺達は俺達の任務をするだけだ」
シン「レイ...そうだな。考えていても仕方がないか」
カミーユ「そうだな。あいつらが何かを起こすというのであれば、その時対処をしよう」
ルナマリア「そうそう。食事の続きをしましょう!」
ファ「そうね。切り替えていきましょう」
これまで話を聞いていたレイがまとめた事で、シンもカミーユも今感が手も仕方がないと
気持ちを切り替えて、ルナマリア、ファと共に食事の続きをするのであった。
275
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 07:19:50
***東京都・しあわせ湯***
東京都内にある銭湯『しあわせ湯』ロビーにあるテレビから流れる「悪魔特捜隊」の発足の様子を
しあわせ湯を営む五十嵐家も見ていた。
さくら「この悪魔特捜隊って、悪魔や妖怪なら何でもかんでも倒すって感じの組織みたいだけど、
ラブちゃん達も狙われたりしないよね?」
ラブコフ「ラブ〜(´ω`)」
五十嵐家の長女で仮面ライダージャンヌでもある五十嵐さくらは、悪魔特捜隊の発足の発表を見て、
宇宙から飛来したギフの遺伝子を持ち、それぞれ悪魔を宿す五十嵐家も狙われるのではないかと口にする。
さくらに宿る悪魔ラブコフも不安な声を漏らす。
元太「分からん。それについては大二に聞く事になるかもしれないな」
父・五十嵐元太はさくらの疑問に対し、五十嵐家の次男でありブルーバードのリーダーである
五十嵐大二の意見を聞こうと答える。
一輝「...」
長男である五十嵐一輝はテレビの『悪魔特捜隊』の発足の映像を見つめるのであった。
***駒王町・駒王学園オカルト研究部部室***
関東にある地方都市、駒王町。その駒王町にある駒王学園のオカルト研究部の部室では
備え付けられているテレビで悪魔リアス・グレモリー率いるオカルト部のメンバーが
「悪魔特捜隊」の発足の映像を観ていた。
木場「部長...」
リアス「やってくれたわね。向こうがもしも狙ってくるのであれば返り討ちにするだけよ」
朱乃「そうこなくっちゃね。リアス」
テレビの放送にリアスは悪魔特捜隊が手を出してくるのであれば返り討ちにすると話す。
アーシア「...」
一誠「そんな暗い顔をするなよ、アーシア。皆を危険な目に合わせる奴らが来たら、
俺が皆を守るぜ!」
アーシア「イッセーさん...♡」キュン
リアス「嬉しい事を言ってくれるわね。イッセー」
朱乃「あらあら...」
子猫「イッセー先輩...」
ゼノヴァイア「無論、イッセーのピンチには私達が助けになるぞ!」
木場「ああ」
ギャスパー「任せて下さい!」
一誠「皆...」
暗い表情になるアーシア・アルジェントにイッセーこと兵藤一誠が励ます。
イッセーの「皆を守る」という発言により、グレモリー眷属はより結束を固めるのであった。
***駒王町・要(かなめ)研究所***
同じころ、駒王町にあるデビルを研究している要研究所。研究所に住むデビルチルドレンの2人である
甲斐セツナと要ミライは祖父で所長の要ヒロミと仲魔のクールやベール達とテレビの「悪魔特捜隊」発足の
発表を観ていた。
ベール「ベール達も、あの人達に倒されちゃうの?」
クール「フン、あんな奴ら、俺の炎で燃やしてやる!」
ヒロミ「これこれ、物騒な事を言うもんじゃない」
ミライ「でも心配ね。デビルには良いデビルもいっぱいいるのに」
セツナ「面倒くさい事にならなきゃいいんだけどなぁ」
テレビの放送にデビルであるベールは自分達も倒されるのではと不安な顔を浮かべ、
クールは襲い掛かるようであれば、自分の炎で燃やすと話すので、ヒロミは宥める。
ミライも不安な表情となり、セツナも面倒な事にならないか口を漏らすのであった。
276
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 13:16:09
〇鬼太郎→悪魔特捜隊の発足のニュースを見る。
〇目玉おやじ→悪魔特捜隊の発足のニュースを見る。
〇猫娘→悪魔特捜隊の発足のニュースを見る。
〇石動零→低級妖怪を倒した所、長田から悪魔特捜隊のスカウトを受ける。
〇伊吹丸→悪魔特捜隊の亀背を感じ取る。
●長田幻治→石動零を悪魔特捜隊にスカウトする。
△藤原麗美→悪魔特捜隊の発足をテレビを通じて発表する。
〇剣持保→悪魔特捜隊の発足のニュースを見て、危機感を感じる。
〇佐原正光博士→悪魔特捜隊の発足のニュースを見て、危機感を感じる。
〇伊吹長官→悪魔特捜隊の発足のニュースを見て、危機感を感じる。
〇三浦尚之大佐→悪魔特捜隊の発足のニュースを見て、危機感を感じる。
〇シン・アスカ→悪魔特捜隊の発足のニュースを見て、不安を感じる。
〇ルナマリア・ホーク→悪魔特捜隊の発足のニュースを見たシンを心配する。
〇レイ・ザ・バレル→悪魔特捜隊の発足のニュースを見たシンを励ます。
〇カミーユ・ビダン→シン達の会話に加わる。
〇ファ・ユイリィ→シン達の会話に加わる。
〇五十嵐一輝→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇五十嵐さくら→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇五十嵐元太→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇ラブコフ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇兵藤一誠→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇リアス・グレモリー→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇姫島朱乃→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇木場祐斗→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇ゼノヴィア・クァルタ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇アーシア・アルジェント→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇塔城子猫→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇ギャスパー・ヴラディ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇甲斐セツナ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇要ミライ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇要ヒロミ→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇クール→悪魔特捜隊のニュースを見る。
〇ベール→悪魔特捜隊のニュースを見る。
277
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 13:17:11
【今回の新登場】
〇石動零(ゲゲゲの鬼太郎 6期)
壊滅した鬼道衆の生き残りである青年。倒した妖怪の魂と力を取り込み、自身に憑依させる事で
妖怪の力を使う事が出来る呪装術を使う事が出来る。正義感は強いが故郷を妖怪に滅ぼされた事で、
妖怪に対して強い憎しみを持っており、鬼太郎とも当初は度々敵対する事もあったが、
現在は敵対をせず、一人前の鬼道衆となるべく、伊吹丸の監修の元修行の旅に出ている。
●長田幻治(鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎)
哭倉村の村長である糸目の男性。龍賀家の三女・庚子の夫で時弥の父親。
実は裏鬼道衆のリーダー格で、龍賀家の長女・乙米に仕え、秘薬「M」を作り出すべく、
幽霊族を攫っていた。ふだんはにこやかな顔立ちをしているが、本性は腹黒で狡猾な人物である。
呪術で哭倉村に封じられていた狂骨を操る事が出来る。
△藤原麗美(ゲゲゲの鬼太郎 6期/半オリジナル)
日本の女性総理大臣。政権中、何度も妖怪によって自身の命と国家の危機に瀕した事から
終盤「妖対法」を制定し、人間と妖怪の戦争の原因を作った。その際、命を落とす。
※名前は【闘争の系統】独自の設定で『ヤマタイカ』の藤原総理と親戚という設定)
〇剣持保(大鉄人17)
殉職した前隊長・中井に代わってレッドマフラー隊の隊長に就任。「鬼の剣持」と呼ばれており、
その厳しさは相当のものだが、思いやりもあり、かなりの切れ者で頼れる男。陸上自衛隊レンジャー部隊特殊課に在籍していた事があり、
その頃からブレイン党の幹部キャプテンゴメスとはライバル同士。
○伊吹長官=ヒース星人ユイ・イブキ(電撃戦隊チェンジマン)
電撃戦隊を組織した人物で、地球守備隊の有能な指揮官。人知を超えた科学力を持つ。
宇宙の伝説や生物に関する知識が豊富で、チェンジマンの大きなバックボーン。
その正体は、アースフォースの未知なる可能性に賭け、地球へやって来たヒース星人。
○三浦尚之大佐(超力戦隊オーレンジャー)
国際空軍UAOH超力戦隊参謀長。超力を発見した考古学者でもあり、古代文明の各種資料を分析して
オーレンジャーの強化服やオーレンジャーロボ、レッドパンチャーを開発した優秀な科学者でもある。
〇ファ・ユイリィ(機動戦士Ζガンダム)
カミーユの隣人で高校の同級生。エゥーゴの一員となったカミーユを案じて自身もパイロットの訓練を受けて
エゥーゴの一員となる。後にカミーユと恋人同士となる。乗機はMSA-005メタス。
〇五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ(仮面ライダーリバイス)
五十嵐家の長男。大切な家族を守る為に内なる悪魔であるバイスと契約し、仮面ライダーリバイに変身して戦う。
実家である「しあわせ湯」で働いており、自称「日本一のお節介」かつてプロを目指していたほど、
サッカーが得意。契約の代償で記憶を徐々に失くしていき、最終的にバイスを忘れる事で
失くした記憶を取り戻すが、浮世英寿によりバイスの事を忘れる事は無くなった。
〇五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ(仮面ライダーリバイス)
五十嵐家の長女(末っ子だったが、後に弟の幸四郎が産まれる)自分の弱さを受け入れた事で
仮面ライダージャンヌに変身出来るようになった。空手を習っており、相当な腕前を持つ。
女子高生だったが、現在は医者を目指している。
〇ラブコフ(仮面ライダーリバイス)
さくらの内なる悪魔で、見た目は巨大な蛇の着ぐるみ。基本的に「ラブ」「コフ」としか
言わないが、時々毒舌な事を口にする。普段は見えないがさくらがジャンヌに変身する事で実体化。
バイスタンプで様々な武器に変身する。
〇五十嵐元太/仮面ライダーデストリーム(仮面ライダーリバイス)
五十嵐家の父親で普段は動画配信を行っている。実はギフの細胞を体内に組み込まれた唯一の存在で
本名は白波純平。25年前、心臓に移植され仮面ライダーベイルとなって政府機関ノアの失敗作の悪魔を処理していたが
後に脱走し、その頃の記憶を失っていたが、内なる悪魔だったベイルが復活した事で覚醒。
そしてベイルと決着を着けるべく、仮面ライダーデストリームに変身して最後は決着を着けた。
278
:
発足!悪魔特捜隊パート1
:2024/04/11(木) 13:17:53
〇兵頭一誠(ハイスクールD×D)
駒王学園2年生(後に3年生)愛称は「イッセー」自他共に認めるスケベな男子で、
人生初の彼女とデートに出かけた帰りで堕天使レイナーレに殺されるものの、
リアス・グレモリーによって悪魔に転生し、下僕となる。ランクは「兵士」
体内に神器「赤龍帝の籠手」を宿している。ハーレム王を目指している。
〇リアス・グレモリー(ハイスクールD×D)
駒王学園3年生(後に大学部に進学)オカルト研究部部長。冥界の現魔王の1人サーゼクス・ルシファーの妹で
「紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)」の異名を持つ上級悪魔。
レイナーレに殺された一誠を悪魔に転生させて眷属にする。その寛容さと愛情の深さで眷属を率いている。
一誠から向けられる好意と、その気持ちの一直線さから惚れこんでいる。重度の日本マニア。
〇姫島朱乃(ハイスクールD×D)
駒王学園3年生(後に大学部に進学)オカルト研究部副部長。ランクは「女王」
堕天使の幹部・バラキエルと人間・姫島朱璃の間に産まれた女性で、雷電の魔術を操る事から
「雷の巫女(後に雷光の巫女)」と呼ばれるようになる。普段は温厚で知的な淑女を装っているが、
かなりのサディスティックな性格をしている。一誠に惚れ込んだ1人。
〇木場祐斗(ハイスクールD×D)
駒王学園2年生(後に3年生)教会に属する聖剣エクスカリバーの元適応候補者だったが、
現在は悪魔に転生。階級は「騎士」神器「魔剣創造(ソード・バース)」及び「聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)」を
所有している。後にオカルト研究部副部長に就任する。
〇ゼノヴィア・クァルタ(ハイスクールD×D)
駒王学園2年生(後に3年生)元々教会に所属するクリスチャンだったが、信仰対象の実態に失望して
悪魔に転生し、グレモリーの眷属になった。階級は「騎士」聖剣デュランダルを振るう。
後にグリゼルダ・クァルタと養子縁組の義姉妹となり、クァルタ性を名乗る。
〇アーシア・アルジェント(ハイスクールD×D)
駒王学園2年生(後に3年生でオカルト研究部部長に就任)元々は神の陣営に所属していたシスターで、
神器「聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)」を宿し、癒しの聖女として扱われていたが、
敵対している悪魔を癒した事から追放され、堕天使レイナーレに神器を奪われて命を落とすが、
リアスにより悪魔となって転生し、眷属となる。階級は「僧侶」当初から一誠に好意を抱いている。
〇塔城子猫(ハイスクールD×D)
駒王学園1年生(後に2年生)小柄な白い髪の少女。口数は少なくあまり感情を出さないが
仲間思いな性格。階級は「戦車」で怪力の持ち主。元々、猫又という妖怪で、はぐれ悪魔である
黒歌の妹で、以前は白音という名前だった。
〇ギャスパー・ヴラディ(ハイスクールD×D)
駒王学園1年生(後に2年生)人間と吸血鬼の元ハーフで、現在は転生悪魔。階級は「僧侶」
女装が趣味で引きこもっていた。神器「停止世界の邪眼(フォービドゥン・バロール・ビュー)」を所有していたが、
強力すぎた為、封印されていた。後に魔神バロールの断片化された意識の一部が宿って産まれた存在というのが判明し、
神器もパワーアップする。
〇甲斐セツナ(真・女神転生デビチル)
デビゲノムを宿すデビルチルドレンの少年。パートナーはクールでデビライザーで
仲魔を召喚して一緒に戦う。正義感は強いが熱くなると突っ走る事が多い。
元々叔母夫婦の許で暮らしていたが、叔母夫婦が仕事の都合で海外へ引っ越す事にあり、
自身は叔母夫婦が用意してくれたアパートで1人暮らしをする筈だったが、マカイの影響で
隕石が部屋に落ちてきた為、住むことが出来ず、要家に下宿する事になった。サッカーが得意。
〇要ミライ(真・女神転生デビチル)
デビゲノムを宿すデビルチルドレンの少女。パートナーはベール。ヴィネコンでセツナや仲魔の
サポートをしたり、マカイのゲートを開いたりする。女手のない要家で家事全般を担当。
実はセツナに好意を抱いている。
〇要ヒロミ(真・女神転生デビチル)
デビゲノムの研究をしているミライの祖父。ミライと共に行方不明となっている
ミライの父親を探している。
〇クール(真・女神転生デビチル)
ケルベロス族の生き残りであるセツナのパートナー。種族はマジュウ。属性は火。
当初はルシファーの呪縛に囚われていたが、セツナ達に解放されて感謝しており仲魔となった。
誇り高い為、犬呼ばわりされる事を嫌う。火の魔法を口から放つ。
〇ベール(真・女神転生デビチル)
ミライのパートナーであるグリフォン族。種族はマジュウ。属性は木。
行方不明のミライの父親によって遣わされた。言葉遣いが片言で同じことを繰り返す癖がある。
ミライとは友達以上に仲が良い。風の魔法を得意としており、苦手な物はコウモリと水。
279
:
発足!悪魔特捜隊パート2
:2024/04/18(木) 07:15:19
***駒王町・市街地***
「悪魔特捜隊」の発足で世間が各々反応していた所、駒王町の市街地にあるビルの屋上に
大きな2体の影ー大きな白い狼男と忍者の滑降した虫人間があった。
フェンリル「また地上界に来れるなんて嬉しいわ!」
アバドン「まさかゲートを介さずに来れるとは思わなかったでござる」
フェンリル「これも時空クレバス様様ね!」
2体の影ー大きな白い狼男はフェンリル、忍者の様な滑降した虫人間はアバドン。
彼らはマカイ(魔界)から来た悪しきデビルで、現在は魔界同盟のエージェントである。
これまで気軽に地上に行く事が出来なかったフェンリルとアバドンだが、
魔界同盟が時空クレバスの制御に成功した事により、人間の住む地上界に行ける様になったのである。
フェンリル「さ〜て、ここで大暴れしてマイナスエネルギーを集めるだけでなく、デビチルの
奴らもボコボコにしてやるわ〜♪」
アバドン「どうやら、ここは町のど真ん中。さぞかし人間達が大混乱するでござる」
フェンリルとアバドンはアースティアでの任務から撤退した後、地上界へ行くように
命令されたのである。ビルの屋上からフェンリルとアバドンは悪い笑みを浮かびながら、
地上界への攻撃と宿敵であるデビルチルドレンのセツナとミライへの復讐を考えて見下ろす。
アバドン「では、早速...」
フェンリル「行くわよ〜!」
ビルから飛び降りるとフェンリルとアバドンは町を攻撃し始まるのであった。
***駒王町・要研究所***
リビングで「悪魔特捜隊」の発足のニュースを観ていたセツナ達だが、突如警報が鳴り響く。
セツナ「な、何だ!?」
ヒロミ「これは魔法の反応じゃ。何かあったらしい」
ミライ「マカイで何かあったのかしら」
警報が鳴り、地下の研究室に一同が向かうとヒロミはコンピューターを操作して、
原因を調べる。
ヒロミ「何と、街中で魔法が使われておる!」
クール「マカイのデビルが地上界に来たのか?」
セツナ「ありえねぇ。ゲートが無いのに来れる訳ねえじゃん!」
ヒロミ「いや、今現在この世界では時空クレバスなんて現象が起きておる。
この現象でデビルが迷い込んだのかもしれん」
ミライ「そんな...」
セツナ「とにかくデビルが暴れているのなら、俺達の出番だ。行くぜ、皆!」
コンピューターの操作で市街地でデビルが魔法を使っている事を突き止める。
本来であれば地上界とマカイへの行き来はゲートを介さなければならないので、
ゲートも無しにデビルが現れた事にセツナは「ありえない」と驚く。
ヒロミは時空クレバスによってデビルが迷い込んだと分析し、セツナ達は暴れている
デビルを止めるべく、市街地へ向かうのであった。
280
:
発足!悪魔特捜隊パート2
:2024/04/18(木) 07:17:09
***駒王学園・オカルト研究部部室***
リアス「何だか外が騒がしいわね」
ゼノヴィア「街の方で火の手が上がっていないか?」
アザゼル「大変だ、お前ら!街中で暴れている魔法をぶっ放している奴らがいる」
イッセー「何だって!」
部室にいたリアス達は外が騒がしい事に気が付き、外を見ていると街中で火の手が
上がっている事を知る。そこへオカルト研究部の顧問で堕天使のアザゼルが
街での異変を伝える。
リアス「グレモリーの領土で暴れるなんて良い度胸じゃない。皆、誰を怒らせたのか
教えるわよ!」
部員一同「はい!」
自分の領土である駒王町で暴れている者が居ると聞いて、リアスは騒ぎを終わらせるべく
イッセー達眷属を率いて現場である市街地へ向かった。
***都内・ブルーバード本部***
一方、此処は対悪魔組織である「フェニックス」の後任組織である「ブルーバード」の本部。
司令室ではリーダーの五十嵐大二、隊長の門田ヒロミ、副隊長の田淵竜彦、科学担当のジョージ・狩崎は
モニターで駒王町で起きている事態を観ていた。
ヒロミ(リバイス)「駒王町...リアス・グレモリーが管理している町か」
大二「冥界を支配する魔王の1人サーゼクス・ルシファーの妹でしたね」
ジョージ「ああ。日本政府から特別に土地の管理を許された街だね」
田淵「暴れているこの2体は悪魔なのか?」
冥界の悪魔であるグレモリー家が日本の都市である駒王町を領土とする事は流石に問題となっていたが、
首相である剣桃太郎との話し合いの結果、特別に土地の管理をグレモリー家が担う事が許された町で、
大二達も組織の任務上、駒王町でリアス達と顔を合わせる事が多いが、モニターで暴れている
フェンリルとアバドンも悪魔ではないかと疑う。
大二「基本的にあの町はリアス・グレモリーとその眷属がトラブルを対処する事になっていますが、
町に被害が出ている以上、俺達も動かないといけません」
ヒロミ(リバイス)「ああ。直ぐに出動だ」
ジョージ「私はここからサポートするよ。ブレイバーズにも連絡だ」
駒王町でのトラブルはリアスと眷属が対処する事になっているが、町の被害から
大二達ブルーバードも出動する事を決める。司令室に残ってサポートをするジョージは
ブレイバーズにも連絡をするのであった。
281
:
発足!悪魔特捜隊パート2
:2024/04/18(木) 07:19:41
***駒王町・市街地***
フェンリル「マハマグマ!」
アバドン「マハラギ!」
フェンリルとアバドンは駒王町の市内で魔法を放ち大暴れをしていた。そこへセツナとミライが
クールとベールを連れて駆け付けた。
ミライ「フェンリルにアバドン!」
クール「暴れているのはアイツ等だったのか」
セツナ「やい!フェンリルにアバドン、これ以上暴れるのは止めろ!」
フェンリル「あ〜ら♪デビチルちゃん達じゃな〜い」
アバドン「飛んで火にいる夏の虫でござるな!」
マカイにいる筈のフェンリルとアバドンがいる事に驚くセツナ達。デビチルが現れた事に
フェンリルとアバドンは不敵な笑みを浮かべる。
フェンリル「今日こそギッタンギッタンにしてやるんだから!」
アバドン「ここで会ったが百年目。これまでの屈辱を今日こそ晴らすでござる。マハラギ!」
フェンリルとアバドンは宿敵であるデビチルの2人を倒そうと魔法を放つ。だがアバドンの放った
マハラギの炎はセツナ達に当たる直前何者かが前に現れて消されてしまった。
アバドン「何奴!?」
イッセー「テメェらだな!町の中で暴れていたのは」
セツナ達の前に立っていたのはイッセーだった。イッセーは左腕に神器<セイクリッド・ギア>
「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)」を出現させて炎を消したのであった。
セツナ「もしかして...イッセー兄ちゃんか?」
イッセー「あれ?セツナとミライちゃんじゃん。何でここに...」
イッセーの姿を見て驚くセツナとミライ。イッセーも助けたのがセツナ達だと知って驚く。
実は兵藤家とセツナ達が住む研究所はご近所で、時々イッセーとセツナは一緒にサッカーをしたりと
仲が良かった。そこへリアス達も駆け付ける。
アーシア「イッセーさんと一緒にいるのはセツナ君とミライちゃん?」
セツナ「アーシアの姉ちゃん達まで?どういう事だ」
リアス「何故ここにいるのかは兎も角、この騒ぎはあなた達の仕業ね」
アバドン「ムム...何やら人が増えたでござる」
フェンリル「もう、一体何なのよ!アンタ達!」
リアス達もセツナとミライがいる状況に少し驚くが、それよりも騒ぎを治める事が先と考え、
フェンリルとアバドンに目を向ける。デビルチルドレン以外にも人が集まってきた事に
フェンリルとアバドンは戸惑う。
朱乃「あなた達、ここがグレモリーの領地である事を知らなかったのかしら」
リアス「領地を荒らした罪、償ってもらうわ」
街中で暴れるフェンリルとアバドンを倒すべく、リアス達は翼を広げ、剣を構えたりと
臨戦態勢を取る。
ミライ「あの翼、もしかしてリアスさん達もデビル何ですか?」
クール「お前ら、気が付かなかったのか?」
ベール「リアス達デビル、デビル」
セツナ「知っていたのなら、教えろよ」
イッセー「犬が喋った!」
朱乃「あらあら、何となくそうじゃないかと思ったけど、やっぱりデビルなのね」
ミライとセツナはリアス達の正体が悪魔(デビル)である事を知って驚きの表情となるが、
デビルであるクールやベールは前々から正体に気が付いていたらしい。朱乃も見た目は普通の犬である
クールは只の犬では無いと思っていたらしく、薄々気が付いていた。
フェンリル「もう、ごちゃごちゃ五月蠅いわね」
アバドン「これ以上、人が増えない内に終わらせるでござる」
イッセー「セツナ、ミライちゃん、ここは下がっていてくれ」
セツナ「いいや。こいつ等は俺達の敵だ」
ミライ「デビルチルドレンとして、マカイに帰さないと」
フェンリルとアバドンはこれ以上人が増えない内にデビチルの2人やイッセー達を倒そうと考える。
イッセーは危険を感じてセツナ達を逃がそうとするが、デビルチルドレンとしての使命がある2人は
下がらず、戦おうと前に出た。
アバドン「マハラギ!」
フェンリル「マハマグマ!」
アバドンの炎やフェンリルの地震攻撃を放つが、クールやベールは魔法で対抗。イッセー達も
これまで多くの戦いを経験してきたので、フェンリルとアバドン如きでは止められる筈は無かった。
フェンリル「こいつ等強いじゃな〜い!」
アバドン「やはり我らは2人では多勢に無勢でござったか。こうなったら撤退を...」
???「おいおいお困りじゃねえか。手を貸してやろうか?」
フェンリルとアバドンが撤退を考え始めた所、突然声が聞こえてくる。そこへ青い肌のゾンビー
ザベル・ザロックがくさったしたいやしりょうのきしといったアンデッド系モンスターを率いて現れた。
282
:
発足!悪魔特捜隊パート2
:2024/04/18(木) 09:13:35
●アバドン→地上界に来て暴れる。デビチルの2人やグレモリー眷属と戦う。
●フェンリル→地上界に来て暴れる。デビチルの2人やグレモリー眷属と戦う。
〇甲斐セツナ→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動し戦う。
〇要ミライ→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動し戦う。
〇要ヒロミ→アバドンとフェンリルが暴れている事をセツナとミライに知らせる。
〇クール→セツナ・ミライと共に出動する。
〇ベール→セツナ・ミライと共に出動する。
〇五十嵐大二→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇門田ヒロミ→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇田淵竜彦→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇ジョージ・狩崎→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り、本部に残ってサポートを行う。
ブレイバーズに連絡をする。
〇兵藤一誠→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇リアス・グレモリー→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇姫島朱乃→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇木場祐斗→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇ゼノヴィア・クァルタ→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇アーシア・アルジェント→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇塔城子猫→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇ギャスパー・ヴラディ→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。
〇アザゼル→街中でアバドンとフェンリルが暴れている事をリアス達に知らせる。
●ザベル・ザロック→アンデッド系モンスターを引き連れて現れる。
●くさったしたい→ザベルに引き連れられて現れる。
●しりょうのきし→ザベルに引き連れられて現れる。
283
:
発足!悪魔特捜隊パート2
:2024/04/18(木) 09:14:17
【今回の新登場】
●アバドン(真・女神転生デビチル)
「〜でござる」という喋り方が特徴の大魔王ルシファーの部下。水属性。忍者の姿をしており、フェンリルとコンビで活動する。
得意な魔法は手から放つ火炎の「マハラギ」や冷気の「ブフーラ」。
●フェンリル(真・女神転生デビチル)
オネエ言葉を使う大魔王ルシファーの部下。土属性。狼の姿をしており、アバドンとコンビで活動している。
得意な魔法は地面を叩いて地割れや地震を起こす「マハマグナ」「アースブレイク」や相手の攻撃魔法を弱める「タルンダ」。
〇アザゼル(ハイスクールD×D)
堕天使の組織「神の子を見張る者(グレゴリ)」の元総督。駒王学園の化学教師でオカルト研究部の顧問。
必要とあれば何も知らない民間人の殺傷も厭わないが、同時に基本的に甘いとする善良さを持つ清濁併せ持つ人物。
研究者気質で神器の研究にのめり込んでいるマッドサイエンティスト。トライヘキサ撃破の為、
隔離結界領域に堕天使側の代表として参加。その際教師を辞職している。
〇五十嵐大二/仮面ライダーライブ(仮面ライダーリバイス)
五十嵐家の次男で特務機関フェニックス中央方面隊分隊長。自身に悪魔カゲロウを宿しており、
仮面ライダーライブに変身する。保守的な性格だが世界が平和になってほしいという思いを抱いている。
現在はブルーバードのリーダーとなっている。
〇門田ヒロミ/仮面ライダーデモンズ(仮面ライダーリバイス)
特務機関フェニックスの分隊長。仮面ライダーデモンズに変身する。空回りも多いが
真面目で正義感が強く他人に寄り添える包容力を備えている。デモンズドライバーの副作用で
体内年齢が80歳を超えて不調をきたすが、現在は治療により体内年齢は元に戻り、
ブルーバードの隊長として活動している。
〇田淵竜彦(仮面ライダーリバイス)
特務機関フェニックス所属の分隊長。門田ヒロミの同期で実直で真面目な性格だが、
序盤で醜態を晒し、若林司令官を守れなかったヒロミに苛立ち、デモンズドライバーを
寄越す様に迫る事も有ったが後に和解。現在はブルーバードの副隊長としてヒロミや大二を
サポートしている。
〇ジョージ・狩崎/仮面ライダージュウガ(仮面ライダーリバイス)
フェニックス遺伝子科学研究所に所属する科学者。マッドサイエンティストでリバイスドライバー等の開発者。
自身も仮面ライダージュウガに変身する。会話には英単語を多用する事が多い。
仮面ライダー(特に平成ライダー)のファン。現在はブルーバードの科学者として大二達をサポートしている。
●ザベル・ザロック(ヴァンパイアシリーズ)
元人気ロック歌手のゾンビ。生前自身のファン100人を殺害し自殺。そしてその残忍の魂に目を付けた闇の帝王オゾムによって
ゾンビとなって復活した。更なる力を求めて、冥王ジュダを吸収しようと考えている。同じ死体同士という事でレイレイにゾッコンだが、
毛嫌いされている。
●くさったしたい(ドラゴンクエストシリーズ)
死体に悪霊がとり憑いて動くモンスター。毒攻撃である「あまいいき」や集中攻撃を
得意としている。
●しりょうのきし(ドラゴンクエストシリーズ)
がいこつの上位種である剣を持ったモンスター。手に持った剣で攻撃するだけでなく、
「ベホイミ」で体力の回復も行う。
284
:
発足!悪魔特捜隊パート3
:2024/04/25(木) 04:44:16
イッセー「な、何だ!?今度はゾンビが出てきたぞ」
セツナ「見た事が無い奴だけど、あいつもゾンビなのか?」
ザベルとアンデッド系モンスターの軍団に驚くイッセーとセツナ。
木場「あのゾンビ...もしかしてザベル・ザロックか!」
イッセー「知っているのか、木場」
木場「元々は人間のミュージシャンだったけど、闇の帝王オゾムの洗礼を受けてゾンビに
なったって聞いた事がある」
ゼノヴィア「私も教会にいた時に噂で聞いた事がある。自身のファン100人を殺害し、
自身も命を絶った後にゾンビになったとな...」
イッセー「100人〜!?」
アーシア「そんな...」
ザベル「オレの事を知っているなんて嬉しいねぇ〜♪まぁ、レイレイちゃんみたいに
死体じゃないからオレの好みじゃないが」
ザベルの事を知る木場やゼノヴィアがザベルについて話す。ザベルの所業にイッセーや
アーシアはショックを受けた。ザベルは自分の事を知っている者がいて上機嫌となる。
ザベル「それじゃ、パーティーの開始だ!ギャハハハハ」
アバドン「何にせよ、援軍はありがたいでござる」
フェンリル「形成逆転よ〜!」
リアス「皆、来るわよ!」
ザベル達アンデッド系モンスターを加えてフェンリルとアバドンは仕切り直しと
リアス達やデビルチルドレンの2人に襲い掛かる。
イッセー「うぉぉぉ!」
くさったしたいやしりょうのきしの大群をイッセーは「赤龍の籠手」で殴り、リアスや朱乃は魔法で蹴散らし、
木場とゼノヴィアは剣で薙ぎ払い、子猫は怪力で投げ飛ばしていく。アーシアやギャスパーも狙われるが、
ギャスパーが神器で動きを止めたり、アーシアの使い魔であるラッセーがアーシアを守ろうと電撃を浴びさせて応戦していた。
セツナ「ミライ、こっちも仲魔を呼ぶぜ!」
ミライ「OK!おじいちゃんに連絡するわ」
セツナは数の多さから仲魔を呼ぶ事を決め、ミライは祖父のヒロミに連絡。
そしてセツナはデビライザーからジャックフロストとメッチー、合体デビルの
セキリュウを召喚(コール)した。ベールのソニックブームやジャックフロストの
冷気、メッチーの電撃、そしてクールとセキリュウのファイアーブレスが炸裂した。
アバドン「ムム...やはり中々厄介でござるな」
ザベル「どうやら、あの赤い髪の嬢ちゃんが司令塔という訳か。だったら先に始末しないと
いけないようなぁ〜!」
ザベルは、司令塔がリアスであると見抜き、彼女に向って自身の脚を変化させての回転キック
「ラウドネススクリュー」をその身体を貫こうとする。だが、そこに銃弾がザベルに当たる。
ザベル「銃か?誰だ」
???「これ以上暴れるのは止めろ!ブルーバードだ」
ザベルに銃を放ったのは現場に到着したブルーバードのリーダーである五十嵐大二だった。
大二は門田ヒロミと共に姿を現す。
リアス「あら。ブルーバードの方々が何用かしら」
大二「駒王町の事は基本的に君達グレモリーに任せているが、流石に市民の安全が脅かされているのであれば
見過ごす事は出来ない。既にブルーバードは負傷者がいないか救助活動を行っている」
ヒロミ(リバイス)「全身全霊を賭けて市民を守る!」
大二「行くぞ、カゲロウ」
カゲロウ「ああ。大二」
大二&カゲロウ「「変身」」
ヒロミ(リバイス)「変身」
リアスは現れた大二とヒロミに内心は驚くものの、表情は崩さず以前から面識のある
ブルーバードの2人に軽い挨拶を行い、2人も応える。そして大二は相棒の悪魔である
カゲロウと共に仮面ライダーエビリティライブに。ヒロミは仮面ライダーデモンズに変身した。
セツナ「すっげー!仮面ライダーだ!初めて本物見たぜ」
イッセー「あの2人仮面ライダーだったのか」
アバドン「次から次へと厄介でござる」
フェンリル「これって、いつもの負けパターンに入っていない?」
ザベル「面白れぇ!血祭りにしてやるぜ!」
仮面ライダーの登場に目を輝かせるセツナに、驚きの声を上げるイッセー。
仮面ライダーの思わぬ登場にアバドンとフェンリルは苦虫をつぶした様な表情になるが
ザベルは血祭りにしようとやる気を滾らせる。
リアス「じゃあ、協力してもらうわね。アーシアとギャスパーは救助活動を手伝ってあげて。
イッセー達他の皆は、こいつ等を片付けるわよ」
アーシア「分かりました!」
ギャスパー「行ってきます!」
イッセー「よーし、今度こそ倒してやるぜ!」
セツナ「ミライ、クール、ベール、皆、俺達も行くぞ!」
リアスは大二達と協力する事を決め、アーシアとギャスパーを救助活動をしているブルーバードの
手伝いに向かわせ、残ったメンバーでザベル達を倒す様指示を出す。
セツナもミライやクール、ベール達に、リアス達に続くよう声を掛けるのであった。
285
:
発足!悪魔特捜隊パート3
:2024/04/25(木) 04:47:42
エビリティライブはライブガンとエビルブレードを巧みに入れ替えてザベルを攻撃。
デモンズはモグラバイスタンプでモグラゲノミクスとなり、ドリル状の「デモンディグゾン」で
ザベルに近接攻撃をしていく。
ジョージ@通信『大二、ヒロミ、特務機関の「森羅」からの情報によれば、あの青いゾンビの名前は
ザベル・ザロック。魔界のエージェントだ!』
エビリティライブ(大二)「森羅...零児さんと小牟さんの組織か」
戦闘中、ブルーバードの本部に居るジョージ狩崎からエビリティライブ達に通信が入り、
特務機関「森羅」からザベルについての情報が入った事を伝える。
森羅との合同任務で有栖零児と小牟と面識を持つ大二は、2人の事を思い出す。
デモンズ「答えろ。町で暴れる貴様達の目的は何だ!」
リアス「私も聞きたいわ。見た事無いモンスターを連れているし、貴方達は誰の命令で動いているのかしら」
デモンズはザベルに町で暴れる目的を問いただす。リアスもザベルが引き連れ居ている見た事無いモンスターを見て、
誰の命令で動いているのか問いただす。
ザベル「ギャハハハ!そんなのは決まっているぜ。この世界を征服しにきたのさ」
アバドン「我らはあらゆる世界の魔王が結託した魔界同盟の命により、この地上を征服しに参った!」
フェンリル「そんで〜、邪魔なデビチルをついでにぶっ倒そうと思ったんだけど、
次から次に厄介な奴らが出てくるんだもの。嫌になっちゃうわー!」
ジョージ@通信『魔王による同盟組織...興味深いね』
デモンズ「魔界同盟...それがこの世界を脅かす敵か」
リアス「お兄様が、不穏な存在が蠢いていると仰っていたけど、貴方達の事だったのね」
セツナ「フェンリルにアバドン、お前ら今度はそんな奴らの手先になっていたんだな!」
デモンズ達の問いにザベル達は自分達が所属する魔界同盟の名前を出し、世界征服の目的を明かす。
明かされた魔界同盟の名前に各々反応する。そして仮面ライダー、デビルチルドレン、グレモリー眷属の
活躍で、アンデッド系モンスターは倒されていき、残すはザベル、フェンリル、アバドンだけとなった。
ミライ「セツナ!マカイへのゲートを開いたわ」
セツナ「よーし、マカイに帰れ!クール、セキリュウ」
クール「ファイアーブレス!」
セキリュウ「グワァァ!!」
イッセー「ぶっ飛べぇ!」
フェンリル&アバドン「「ぎゃぁぁぁぁ!」」
フェンリルとアバドンをマカイへ帰す為、ミライはマカイへのゲートを開く。
クールとセキリュウのファイアーブレスとイッセーの「赤龍の籠手」でぶっ飛ばされた
フェンリルとアバドンはゲートの中に吸い込まれ、この場から消えた。
エビリティライブ(大二)「トドメだ!」
『エビルライブチャージ!』
『Wings for the Future!』
『エビリティパーフェクトフィナーレ!!』
デモンズ「行くぞ!」
『Charge!』
『デモンズフィニッシュ!』
ザベル「グォォォォ!!」
エビリティライブとデモンズはそれぞれ必殺技を発動。高く跳び強烈なキックを
ザベルに打ち込み、ザベルは吹き飛ぶ。
ザベル「へへ。コイツは効いたぜ。他の奴らもいなくなったし、オレもずらかるぜ!」
深いダメージを負ったザベルは潮時であると考え撤退した。こうして駒王町の戦闘は
一先ず終わりを迎えた。しかし誰もが安堵した矢先、何処からか攻撃が放たれる。
286
:
発足!悪魔特捜隊パート3
:2024/04/25(木) 05:01:11
イッセー「部長!皆、大丈夫か」
リアス「ええ。平気よ、イッセー」
セツナ「まだ、何かいるのかよ!」
エビリティライブ(大二)「何処から攻撃してきたんだ...」
リアス達の安否を確認するイッセー。リアスを始め皆、無事だったが、突然の攻撃に
セツナは困惑。エビリティライブは周囲を警戒する。
鬼道衆A「己、仕留め損ねたか」
鬼道衆B「忌々しい...」
イッセー「テメェら!よくも部長や皆を攻撃しやがって何者だ!」
そこに現れた仮面を付けた集団-鬼道衆は仕留め損ねた事を悔やむ言葉を各々発する。
イッセーはリアス達を攻撃してきた事に怒り、何者かと問いただす。
鬼道衆A「我らは鬼道衆...魔を滅する者なり」
鬼道衆B「この地で魔が暴れていると聞いた故、始末するべくこの地の参った」
セツナ「鬼道衆...?」
朱乃「鬼道衆...聞いた事がありますわ。妖怪を狩る事に長けた修験道の一派でしたね」
イッセーからの問いに自分達の名前と目的を明かす鬼道衆。鬼道衆という言葉に馴染みが無い
セツナは頭に「?」を浮かべ、朱乃は鬼道衆について解説する。
エビリティライブ(大二)「暴れていた奴らなら、もうこの場にいない。我々が退けた」
鬼道衆Ⅽ「そこに悪魔共がいるではないか」
デモンズ「彼女達は悪魔だが、この町の住民であり、日本政府からも認められている」
鬼道衆A「関係ない。この場に居る者を始末しろというのが上からの命令なのでな」
デモンズ「何だと!」
鬼道衆B「悪魔、妖怪、それに関わる者は一切、始末する...それが我ら鬼道衆...
いや、悪魔特捜隊の目的よ!」
エビリティライブやデモンズは先程まで暴れていたザベル達を撃退し、この場に残っている
リアス達は町の住人である事を説明するが、鬼道衆は関係ないと言い放ち、ここで自分達が
悪魔特捜隊に属している事を明かす。
イッセー「悪魔特捜隊って...」
セツナ「さっき、テレビで言っていた奴か!」
エビリティライブ(大二)「もう彼らが動いたのか...」
悪魔特捜隊の名前にイッセーやセツナ達は先程のテレビでの会見を思い出す。
エビリティライブの中の大二は悪魔特捜隊がもう組織として動いている事に
仮面の下で驚きの表情をつくる。
鬼道衆A「では、早速仕事に取り掛からせてもらう」
ミライ「えっ...私達に向けている?」
デモンズ「待て、2人は悪魔でなく只の幼い子供だ。子供を攻撃しようとするなど」
鬼道衆B「只の子供が悪魔を従わせられるものか!何であろうと排除する」
セツナ「テメェ...!」
クール「セツナ!ミライ!」
鬼道衆の1人が護符を向けたのは、この場で一番幼いセツナとミライだった
幼い子供の2人に攻撃しようと鬼道衆にデモンズは怒りを露わにする。
それでも問答無用と鬼道衆はセツナとミライに向けて護符による攻撃は放たれ、
クールは盾になろうと前に飛び出ようとしたその時、別の誰かが飛び出す。
287
:
発足!悪魔特捜隊パート3
:2024/04/25(木) 05:02:09
???「鬼神招来!」
飛び出した人物が呪文を唱えると右腕は鬼の腕となり、その腕で護符による攻撃を
打ち消した。
???「見つけたぜ、鬼道衆...いやその道から外れた裏鬼道衆!」
裏鬼道衆A「その術...貴様、我らと同じ鬼道衆」
裏鬼道衆B「石動零か!」
零「誰が、同じだ!外道である貴様らと一緒にすんじゃねえ」
飛び出して護符を打ち消したのは滅亡した鬼道衆の生き残りで、鬼太郎ともかかわりを持つ
石動零だった。鬼道衆...いや裏鬼道衆も石動零の登場に驚愕する。
零は裏鬼道衆から同じと言われて憤慨する。
零「まさか、外道の貴様らがまだ生き残っていたとはなぁ」
裏鬼道衆A「我々の誘いを断った貴様が何の用だ!」
零「俺は妖怪とか今でも嫌いだ。だがガキとか無関係の連中にまで手を掛けようとする
外道の貴様らの方がもっと嫌いなんでな。邪魔させてもらうぜ」
零は裏鬼道衆から悪魔特捜隊の入隊の誘いを受けていたが、外道である裏鬼道衆を従えている
組織に不信感を持っており入隊を断っていた。そして裏鬼道衆が幼いセツナとミライに攻撃を
しようとした所を目撃し、飛び出したのである。
セツナ「ええっと...誰だか知らないけどありがとうな」
ミライ「ありがとうございます。助かりました」
零「礼は良い。それよりも下がってな。あいつらの不始末は俺がする」
リアス「ちょっと、勝手に話を進めないでくれる」
エビリティライブ(大二)「奴らは民間人にも手を掛けようとしていた。断じて許す訳にはいかない」
エビリティライブ(カゲロウ)「まぁ貴様がこっちにもちょっかいを掛けるなら相手するがな」
助けられたセツナとミライは零に御礼の言葉を掛ける。零は2人に下がる様にいうが、
勝手に話が進んでいく事にリアスや大二は零に口を出す。大二の中のカゲロウは零が
此方にも攻撃しようものなら相手をすると口にする。
裏鬼道衆A「...仕方があるまい。今回はこの場を貴様達に譲る」
裏鬼道衆B「だが我ら悪魔特捜隊に逆らった事を後悔するがいい」
零の登場も加わって、戦力の立て直しが必要と感じた裏鬼道衆はその場から撤退をする。
ヒロミ「何とか終わったな」
大二「はい、ヒロミさん。皆さん、状況を整理するべく一旦集まってほしいのですが」
リアス「それじゃ、学校の部室で話しましょう。あそこなら落ち着いて話が出来るでしょうし」
セツナ「俺達も行かないといけないような?」
ミライ「当たり前でしょ!とりあえず、おじいちゃんにも連絡しなきゃ」
大二「貴方にも来てもらいます。ええっと...」
零「石動零だ。まぁ、ついていくよ」
そして一同は状況を整理し、お互いの情報を共有すべく駒王学園のオカルト研究部の
部室に集まるのであった。
288
:
発足!悪魔特捜隊パート3
:2024/04/25(木) 08:53:50
〇兵藤一誠→アバドンとフェンリルが暴れている事を知り出動する。アバドンとフェンリルをマカイへ送り返す。
〇リアス・グレモリー→ブルーバードと協力してアンデッド系モンスターと戦う。
〇姫島朱乃→ブルーバードと協力してアンデッド系モンスターと戦う。
〇木場祐斗→ブルーバードと協力してアンデッド系モンスターと戦う。
〇ゼノヴィア・クァルタ→ブルーバードと協力してアンデッド系モンスターと戦う。
〇アーシア・アルジェント→救助活動に向かう。
〇塔城子猫→ブルーバードと協力してアンデッド系モンスターと戦う。
〇ギャスパー・ヴラディ→救助活動に向かう。
〇ラッセー→アーシアを守る。
〇甲斐セツナ→セキリュウ、ジャックフロスト、メッチーを召喚(コール)する。現れた裏鬼道衆に殺されそうになるが
石動零に助けられる。
〇要ミライ→セキリュウ、ジャックフロスト、メッチーを召喚(コール)する為、祖父のヒロミに連絡する。
現れた裏鬼道衆に狙われるが石動零に助けられる。
〇クール→セキリュウと共にアバドンとフェンリルをマカイへ送り返す。
〇ベール→アンデッド系モンスターと戦う。
〇セキリュウ→召喚されてアンデッド系モンスターと戦う。アバドンとフェンリルをマカイへ送り返す。
〇ジャックフロスト→召喚されてアンデッド系モンスターと戦う。
〇メッチー→召喚されてアンデッド系モンスターと戦う。
●アバドン→ザベルが加勢して盛り返すが、敗れてマカイへ送り返される。
●フェンリル→ザベルが加勢して盛り返すが、敗れてマカイへ送り返される。
〇五十嵐大二→エビリティライブに変身して戦闘する。ザベルに必殺技を繰り出して勝利する。
〇カゲロウ→大二と共にエビリティライブに変身して戦闘する。
〇門田ヒロミ→デモンズに変身して戦闘する。ザベルに必殺技を繰り出して勝利する。
〇ジョージ・狩崎→ザベル・ザロックの情報を大二達に知らせる。
〇石動零→裏鬼道衆からセツナとミライを助ける。
●ザベル・ザロック→グレモリー眷属やデビルチルドレン、ブルーバードと戦闘。戦闘後、撤退する。
【今回の新登場】
〇ラッセー(ハイスクールD×D)
アーシアの使い魔。上位ドラゴンの一種である蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)のオスの幼体。
電撃を放つ能力があり、アーシアに危害を加えようとする者には容赦なく電撃を浴びせる。
〇セキリュウ(真・女神転生デビチル)
種族はリュウ。火属性。セイギュウカイとサラマンダーの組み合わせによって誕生した合体デビル。
仲間の危機を察知すると目を覚ます。得意な魔法は「マハラギ」「ファイアーブレス」
〇ジャックフロスト(真・女神転生デビチル)
種族はヨウマ。水属性。雪だるまの様な外見で「ヒーホー」と鳴く。当初はルシファーの魔力によって操られていたが、
セツナ達の活躍で正気に戻り仲魔となった。冷気やツララで攻撃する魔法が得意だが、火が苦手。
同種族のプチフロストやイチゴフロスト達から「兄貴」と呼称されている。
〇メッチー(真・女神転生デビチル)
種族はミュート。金属性。見た目は可愛いが強力な電撃魔法を駆使して戦う。
悪いデビルではないがクールの事が気に入って仲魔となった。ジャックフロストと共に
中核メンバーとして活躍する。かなりの食いしん坊。
〇カゲロウ/仮面ライダーエビル(仮面ライダーリバイス)
五十嵐大二に宿る悪魔。兄である一輝への嫉妬等の負の感情から生まれた為、台詞や行動に出ている。
当初は大二の身体を乗っ取って仮面ライダーエビルに変身して、一輝を攻撃したが後に和解。
現在は大二の相棒となり五感を共有している。激辛カレーなどが好物。
289
:
発足!悪魔特捜隊パート4
:2024/04/25(木) 09:11:53
***駒王学園・旧校舎***
ヒロミ(デビチル)「ミライ、セツナ無事じゃったか!?」
ミライ「お爺ちゃん!」
お互いの情報共有と事件の状況を整理するべく、駒王学園のオカルト研究部の部室がある
旧校舎へ移った一同。そこへ連絡を受けたミライの祖父である要ヒロミ博士も合流する。
狩崎『モニター越しで失礼。お久しぶりですね、ヒロミ博士』
ヒロミ(デビチル)「-?おお、もしやジョージ君か。大きくなったのう」
部室内に設置されたモニターにブルーバードの本部にいる狩崎の映像が映し出され、
ヒロミ博士に挨拶をする。
セツナ「知り合いなのか?爺さん」
ヒロミ(デビチル)「うむ。彼の父親の真澄君とは親しい友人でな。わしがジョージ君と
出会ったのは、彼がこ〜んなに小さかった頃じゃったが、それでも優れた頭脳の少年じゃったな」
狩崎『博士の研究しているデビゲノムは、ダディや私の研究に通じる物があってね。
その為、交友関係にあったんだ』
セツナの質問に対し、ヒロミ博士と狩崎は狩崎の父親である真澄を通じて交友関係にあった事を
説明する。
アザゼル「さて、関係者が揃った所だし、そろそろ話しを始めようか」
オカルト部の顧問である堕天使のアザゼルによって、情報の共有と状況の整理を始める。
その中でやはり話題に上がったのは「魔界同盟」と「悪魔特捜隊」についてだった。
大二「異世界の魔王達による同盟組織か」
ヒロミ(リバイス)「それが地球を侵略しようとしているのであれば、Gショッカーと同様の脅威だな」
アザゼル「ああ。下手したら地球だけじゃなく冥界や他の神話世界も巻き込むかもしれねぇな」
魔界同盟が地球にまで侵攻してきた事に、その脅威にそれぞれ苦い表情を浮かべる。
アザゼルも魔界同盟は冥界や他の神話世界も巻き込むだろうと口にする。
セツナ「フェンリルとアバドンがいるって事は、もしかしたらルシファーやデモゴルゴン達も
その魔界同盟っていうのに加わっているかもしれない」
イッセー「ルシファー...!」
セツナ「-?どうしたんだよ、イッセー兄ちゃん」
リアス「イッセー...あの子達の言っているルシファーと私達が知っているルシファーは
別人よ。いちいち反応するんじゃない」
イッセー「そうだった...悪(ワル)ィ、続けてくれ」
フェンリルとアバドンが魔界同盟の一員になっている事を知ったセツナ達はかつて戦った
ルシファーやデモゴルゴン達魔王が魔界同盟の一員になっているのでないかと疑う。
ルシファーの名前が出されて一誠はライバルの事を思い出して反応するが、リアスに
セツナの語るルシファーと自分達が知っているルシファーは別人だからと教えて、話の腰を
折った事を少し咎め、一誠は反省し、セツナ達に謝った。
リアス「冥界にいるお兄さま...いえ、冥界の四大魔王の1人であるサーゼクス・ルシファーより、
魔界同盟の脅威に対し、貴方方に協力せよと命を受けました。よろしいかしら」
狩崎『こちらとしては戦力が増える事に問題は無い。何分Gショッカーとか厄介な敵が多すぎるからね。
頼りにさせてもらうよ』
リアスは先程、魔界同盟の脅威を兄にして四大魔王の一角であるサーゼクス・ルシファーに伝えた所、
その脅威性から人間の協力が必要であると判断され、協力する事を伝えられた。
狩崎はGショッカー等地球を脅かす敵が多いので、戦力が増える事は歓迎する所なので
リアスからの申し出を受け入れた。
セツナ「俺達もイッセー兄ちゃん達に協力するぜ」
ミライ「魔界同盟の所為でマカイが荒れると、地上にも影響が出てしまいます。
それを解決するのがデビルチルドレンの使命ですから」
ヒロミ(デビチル)「うむ。この子達の事をよろしくお願いしますじゃ」
大二「ああ。君達の協力は心強い」
ヒロミ(リバイス)「幼い君達の力を借りるのに心苦しくあるが、その代わり、全力で
君たちを守る事を約束しよう」
グレモリー眷属が協力する事になり、セツナとミライ、デビルチルドレンの2人も協力に
名乗り上げる。2人の協力に大二とヒロミ(リバイス)は感謝の言葉を送った。
290
:
発足!悪魔特捜隊パート4
:2024/04/25(木) 09:13:26
狩崎『さて、魔界同盟についてはこれぐらいにして、次は悪魔特捜隊についてだが、
彼らの事を知っているみたいだが、そこの所はどうなんだい?石動零』
魔界同盟の話を終え、続いて最後に介入してきた悪魔特捜隊の話に移り、狩崎はあの場に来ていた
悪魔特捜隊―裏鬼道衆について知っている石動零に話を振る。
零「あの場に居たのは裏鬼道衆。鬼道衆の中でも私利私欲で悪事に手を染める外道な連中だ」
ヒロミ(リバイス)「先程の振る舞い...その様な連中だったか」
セツナ「ニュースでやっていたけど、あいつら地球連邦が作った部隊なんだろ?
何でそんな悪い奴がいるんだよ」
これまで部屋の隅で只黙っていた石動零はあの場に来ていた裏鬼道衆の説明をする。
説明を聞いてヒロミ(リバイス)は先程の裏外道衆の振る舞いを思い出して怒りから拳を握り、
セツナは地球連邦政府が組織した部隊の中に、悪い奴らが加わっているのが納得がいかなかった。
狩崎『連邦も一枚岩じゃないからねぇ。一応クレームはつけさせてもらうが聞く耳は持たないだろう。
次に彼らに会ったら、今度こそ戦う事になるかもしれない』
イッセー「だったら、今度こそぶっ飛ばしてやるぜ!」
セツナ「俺達もだ!」
狩崎は同じ連邦の部隊であるが、政治的な背景を暗に示しつつ、今後衝突して
戦う事を示唆する。一誠やセツナは裏鬼道衆―悪魔特捜隊の危険性は分かったので、
今度はぶっ飛ばすと意気込む。
大二「石動零。君は彼らと敵対関係にあるが、それなら俺達の仲間に...」
零「冗談。俺は誰かと仲良しこよしなんて性に合わねえんだ。話が終わったんなら、
俺は帰らせてもらうぜ」
大二から仲間にならないかと声を掛けられる零だが、それを拒否し、教室を出て行った。
伊吹丸「・・・よかったのか。零よ」
零「いいんだよ。さっきも言った通り俺に仲間は必要ねぇ。...まぁでも、
裏外道衆が俺の邪魔をするのなら、相手をするだけだがな」
廊下に出た後、伊吹丸が零に「仲間にならなかった」事を問いかけ、零は先程と同じ様に答える。
ただそこに再び邪魔をするのであれば相手をすると付け加えて旧校舎を去った。
セツナ「零の兄ちゃん、出て行っちまった」
狩崎『まぁ、本人が断る以上仕方がない。では改めて今後よろしく頼むよ。グレモリーの眷属に
デビルチルドレンの諸君』
零が出て行った事にセツナ達は呆然とするものの、狩崎は「仕方ない」と思考を切り替え、
改めてグレモリー眷属とデビルチルドレンの2人の協力を歓迎するのであった。
291
:
発足!悪魔特捜隊パート4
:2024/04/25(木) 09:15:11
***龍賀製薬・社長室***
一方その頃。ここは近年新しく設立された製薬会社「龍賀製薬」その企業から発売されている
栄養ドリンクは一般だけでなく連邦軍にも好評となっており、急上昇中の企業である。
だがその正体は裏鬼道衆の元締めにして、悪魔特捜隊の総帥である龍賀一族の経営する企業だった。
龍賀一族とは50年前、哭倉村という今は無き村を支配していた一族で、幽霊族を狩り、
彼らを材料に新薬「M」を生み出して莫大な富を得ていたが、ある事件を切欠に一族は全滅し、村は滅んだのだが
黄泉還り現象により復活。ロゴスと手を結び悪魔特捜隊の長となったのである。
現在、社長室では先程駒王町から帰還した裏鬼道衆が悪魔特捜隊の総帥である長田幻治、
その妻で会社の社長でもある龍賀乙米に報告をしていた。
乙米「それで、おめおめ帰ってきたというの?鬼道衆が聞いて呆れるわ」
長田「部下の不手際、申し訳ございません。ですが、我々の部隊は発足したばかり。
余計な波風を立てるのは、今後の運営に支障が出るかと...」
乙米「何を呑気な...。聞けば、その石動っていう鬼道衆は貴方が勧誘しようとして
失敗したって言うじゃない。何か思わない訳?」
長田「ええ。ですので必ず報いを受けさせますよ」ニチャ
報告を受けた乙米は「おめおめ逃げ帰った」と裏鬼道衆を批判。裏鬼道衆のリーダーである
長田は部下の不手際を謝罪しつつも、乙米を宥めた。因みに2人は黄泉還った際に再婚。(性は別姓)
乙米は長田に石動零を悪魔特捜隊のスカウトをしようとして断られた事を持ち出し、
長田は必ず報復をすると不気味な笑みを浮かべる。
???「話はそこまでにせい。乙米よ」
乙米「ですが、お父様!」
???「聞こえなかったか?話は終わりだ」
乙米「・・・はい」
乙米と長田が話をしている時、社長の席に座っている人物が話を止める。
「お父様」と呼ばれる人物に止められ、乙米はおとなしく従い、長田と共に膝をついた。
その人物は椅子を回転させ、2人に姿を見せる。その人物は小柄な老人だが、
この老人こそ龍賀一族の当主であり、悪魔特捜隊の影の総帥・龍賀時貞だった。
時貞は50年前に肉体を失い、その魂は小さな玉となって死ぬ事も出来ない身体となったが、
黄泉還り現象の影響なのか再び肉体を得て復活。特捜隊の影の総帥となったのであった。
時貞の傍らには長男の時麿が控えている。
時貞「今は好きにさせておけ。いずれ奴らと決着をつけるその時までな」
時貞は、そう告げながら不気味な笑顔を浮かべるのであった。
292
:
発足!悪魔特捜隊パート4
:2024/04/25(木) 10:40:00
〇甲斐セツナ→駒王学園旧校舎で話し合いに参加。ブレイバーズに協力する事を決める。
〇要ミライ→駒王学園旧校舎で話し合いに参加。ブレイバーズに協力する事を決める。
〇要ヒロミ→駒王学園旧校舎での話し合いに参加する。
〇アザゼル→駒王学園旧校舎での話し合いに参加する。
〇リアス・グレモリー→駒王学園旧校舎での話し合いに参加。ブレイバーズに協力する事を決める。
〇兵藤一誠→駒王学園旧校舎での話し合いに参加。ブレイバーズに協力する事を決める。
〇五十嵐大二→駒王学園旧校舎での話し合いに参加する。
〇門田ヒロミ→駒王学園旧校舎での話し合いに参加する。
〇ジョージ・狩崎→通信越しで駒王学園旧校舎の話し合いに参加。グレモリー眷属やデビルチルドレンの協力を歓迎する。
〇石動零→駒王学園旧校舎での話し合いに参加。ブレイバーズへの協力を断って旧校舎を出る。
〇伊吹丸→ブレイバーズへの協力を断った石動零と会話をする。
●龍賀時貞→長田幻治からの報告を聞く。
●龍賀時麿→時貞の傍に控えて、長田幻治からの報告を聞く。
●龍賀乙米→長田幻治からの報告を聞き、任務失敗を咎める。
●長田幻治→龍賀時貞達に駒王町での任務を報告する。
【今回の新登場】
●龍賀時貞(鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎)
戦後日本の財界を裏で牛耳り、哭倉村を支配する龍賀一族の当主。龍賀製薬の立役者。
例え身内であっても自分の欲望を満たす為ならば道具同然に使い捨て、秘薬「M」を作り出す為、
幽霊族を狩り絶滅に追い込み、血のつながった孫娘の龍賀沙代を手籠めにするなど外道な人物。
既に亡くなっていたが、魂は現世に残り、一族の行く末を観察し続け、一族の不甲斐なさから、
「日本の行く末を託せない」と身勝手な判断を下し、魂を他人と入れ替わる禁術で孫の長田時弥の魂を追い出して、
身体を乗っ取って復活。狂骨を使役していたが、水木に狂骨を操る髑髏を壊され制御が利かなくなり、挙句狂骨に飲み込まれて
魂を決して死なない小さな球体に変えられ永遠に恐怖と苦痛に苛まれる末路を迎える。
●龍賀時麿(鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎)
龍賀一族の長男。平安時代の貴族の様な化粧と服装をした人物。嫡男であるが身体が弱く
何年も人前に現れなかったが、時貞の遺言で一族の当主に選ばれるものの、翌朝死体となって発見される。
実は父の時貞同様、龍賀沙代を手籠めにしようとして妖怪の力で殺害された事が後に判明する。
●龍賀乙米(鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎)
龍賀一族の長女。龍賀製薬の社長・克典の妻で沙代の母親。気が強く厳格な性格で
夫の克典との夫婦仲は険悪。妹・庚子の夫である長田幻治を部下としている。
実は秘薬「M」の製造の指揮を行っていたが、最期は怨霊に捕まり天上から落ちてきた
鉄パイプが左目貫通して死亡した。
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