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超クロスオーバー空想大戦 ORIGINAL OPERATION

48竜とドラゴンフライと正義のバッタ:2006/11/14(火) 10:28:08
戦いながら行ってしまった将人達の後を追おうとしたヒデオに迫る血染めの鶴嘴。
先ほどの怪人を殺したのはこいつだろう。
すんでのところでかわしたヒデオ。
フィッシュロード「俺はプリストフォルス・フィクティス!」
ヒデオ「人造マラークか――テオス派とは利害関係にないはずだがなぜオレを?」
 怪人殺害を責めるつもりはないらしいヒデオ。
フィッシュロード「おまえが人間ではないからだ」
 そういいながら閃光のウォーピックを突きつけるフィッシュロード。
ヒデオ「ほう――人間でなければ何だ」
フィッシュロード「わからぬ――だがお前からは明らかにアギトとも違う何かを感じる」
ヒデオ「何だとっ」
一種の強化などはされているかもしれないが所属している組織の性質から考えても
人間と見做されなくなるほどの改造は為されないはず――
だが、現にフィッシュロードは閃光のウォーピックを振り翳して迫ってくる。

脳天めがけて振り下ろされる閃光のウォーピックの柄を払って軌道を外側へ逸らす。
伸びたその右腕をねじるように脇固めに固める。

だが、力任せに立ち上がり捕えられた腕で逆に術者を持ち上げんとするフィッシュロード。

フィッシュロード「?」
 手応えがない。勢いあまって左の踵の外側だけで体重を支えるような形となる。
その隙を逃さずひねり倒し、走り去る…

ヒデオ「どういうことだ?オレが人間でないなど――」
 過去、何度か遭遇したた化物のことが思い出される。そいつは、何故か他人とは思えなかった。
末端の戦闘員という似た立場故だと思っていたが――
その怪人の弱点などを探して色々と調べたことがある。
あの型の怪人は…素体となる人間も攻撃性や戦闘知能を重視した遺伝子操作によって作り出されたということだった。
だが、そうした遺伝子操作自体が実験段階だったため仕様を満たせなかったり精神構造が破綻したり
また、敵対組織にアジトが襲撃されるなどして殆どが破棄されたという。
(そういえばあいつとは…余程似ているのか何度か間違えられたことがあったな、
そしてオレの出生はよく分からず『山で拾った』とか言われたような記憶があるようなないような…

…まさかその話は本当でオレの正体は……(汗)
そ、そんなハズは……いやしかしまさか……(大汗) )

いや、もうどうでもいい。

ヒデオ「フン…今までも化物だけでなく人間も殺してきた」
 壊れた。最後の人間性を繋ぎ止めていた何かが崩れる。
ヒデオ「今更オレが人間も化け物もない――ただただ現れた敵は全て――」
 残されたのは狂気。むしろ崩壊を避けるためか狂気が膨れ上がる。
ロゴスはDショッカーと結び、粛清されてしまったのか反Dショッカー派本隊との連絡も取れない。
もはや力の限り倒したい奴を倒し守りたい奴を守るだけ。賛同されなければ力尽きて死ぬだけだ。
勝てば言い分が通る世の中、願わくは強い奴と意見が合わんことを。
弱い奴は同じ目的の下集まればいい、数が多いほうが勝つ。
良いも悪いもない、それが現実。強くとも弱くとも勝ったものの勝ちだ。
ホイポイカプセルを投げ愛機を起動するその目に宿るは危険な光。
うっすらとした危惧が確信に変わったことが堰を切りどろりとした邪悪が溢れ出す。
追うフィッシュロードの前で立ち上がったのは……ビルゴ。
モビルドールとして設計されたその機体にコックピットを設け座っていた。


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