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ラクスは我々より高い次元の存在なのか?

1生物F:2003/06/14(土) 20:55 HOST:eatkyo089009.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
「想いだけでも、力だけでも駄目」と語る、ラクス・クライン。
底の浅いフレイとは正反対であり、理想の高いカガリより現実を直視しております。

キラにフリーダムGを無断で譲渡した行為、
亡きニコルの父・ユーリが言う所「プラントへの背信行為」であり、ユーリの思考も実に一般的であります。
しかし、ラクスがキラにフリーダムGを譲渡したのは最も相応しいと観たのではないでしょうか?
今回危険思想の化けの皮が露見、息子にまで疑問を抱かせたパトリックの手駒では…。
そのパトリックの息子・アスランにもラクスは鋭い指摘を行なってくれます。

悪戯に混乱を撒き散らすブルーコスモスの面々・パトリックとの違いは、
戦争を終わらせ方とその目的にあると、私は観ていますが……。
考え様によっては戦争を終わらせる為、彼女の計画の規模は大きくなるかもしれません。

2ガンダムさん:2003/06/15(日) 18:04 HOST:ppp0176.fkj.alpha.hdd.co.jp
人が目の前で死んでも笑っていられるなんて冷酷だとか黒幕だとか叩かれてますがはたしてそうなのでしょうか?
今まであの本性を隠してきた彼女です。言い方は悪いかも知れませんが自分の内なる感情を隠す事は容易な事ではありません。何をどう思っても眉一つ動かさないのははかり知れない強さが必要です。
あれほどの思いを秘めながらそれでも聖女のように振舞うなど自分に対して強くなければできません。
その強さを持ってするから、あの場で微笑む事も出来たのでしょう。消して犠牲に対して笑える方ではないでしょう。あれはアスランに向けられた物だろうから。

3キサラ:2003/06/15(日) 18:40 HOST:cdu10a198.cncm.ne.jp
何でラクスが冷酷だとか言われるんでしょうね??確かに目の前で死んでるのに動じてないのは凄いですが、私は謎な部分がある強いヒロインの方が好きですv
あまりまっすぐすぎるのもどうかと思うので・・。あの笑顔はアスランに向けてですしね〜。
地球での活躍も楽しみです♪ラクス可愛いvv

4るぅ:2003/06/15(日) 20:12 HOST:YahooBB220023056232.bbtec.net
ラクスが冷酷だの黒幕だのと言う議論はさて置くとして(ホントに大きな事を成すためには冷酷を装うことも黒幕に徹することも必要ですから)、あの状況で微笑んだことにより冷酷だと言うのなら、あの時ラクスはどんな表情をすれば良かったんでしょうね?。
悼ましげな表情?、涙を流す?、それこそナンセンスでしょう。戦うことを選んだ上にそれでは、ただの偽善者でしかありません。
微笑み続けること、迷わずに進むこと、それだけが自分と理想を信じている人たちに彼女が出来ることなのですから。
少なくとも自分は、ここら辺を持って彼女が、サザーランドやザラ議長と同列視されるのは、なんだかなぁと思わざるを得ません。

5VOLTS:2003/06/15(日) 21:25 HOST:proxy.e-catv.ne.jp
どうも視聴者の多くが抱くラクスのイメージが「おしとやかで、他人の死に対して素直に常に涙を流してくれるかわいいお姫様。」と勘違いしているのではないでしょうか?
そこまでラクスが「死」というものを単純に見ているはずがありません。自らを狙ったエージェントたちがダコスタ達に目の前で殺されたとき、彼女はすすり泣きの一つもしていませんし、死体に対してではなく、ほぼアスランにだけ笑顔を見せていましたよね?
あそこで死体に対して泣きもしなければ笑う事もしなかったのは、自分の「死」に対して感情が戦争を止めることは絶対不可能であり、すべての「死」に対して涙を流すのも同様だと認識できていたからだと思います。
そしてアスランに対しての笑顔は、「あなたも自らの意志で戦争終結の為に立ち上がってください。」と言っているものだと思います。
どうにも自分は、いろんな人が最初から批判しやすい対象を求めていて、それが今回ラクスに結びついたとしか思えません。

6生物F:2003/06/15(日) 22:11 HOST:eatkyo089009.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
「物語の登場人物を批判する大きな要因」、私は2つあると考えています。
 理由1:『人物の本質そのものが、生理的に受け付けないor自分の思考と趣が異なる』
 理由2:『人物の思想・在り方を理解しきれないから嫌う』
理由1は、もう仕方の無い事ですよね。
理由2は、「登場人物の一面的な事に拘る余り、本質を見抜けていない」可能性が少なからずあります。
見抜ききれないから「理解を超えたモノとして受け容れたくない」と整理される事でしょう。
実際私も、某作品の某人物に対しての印象に、理由2を適用した時期ありましたから。
(今はその人物に対して、それなりに理解している……と私なりに思っています)
フレイは挙動が実に鋭角的な人物ですから、理由2のケースにされがちなんですよね。
人物の全てを見極めても、だからこそ要られない……そういう理由1は正当なものと考えます。
……尤も本質の見極め方を誤った場合は、それはそれで大変ですが。


さて、再びラクス関連の話題。
ラクスは感情論・理想論で動くより、『現実論重視』な人物である事は、
32話以降の再登場・そして数少ない発言から窺わせる事が出来ると思われます。
『小さな物事より、大義を取る』―――そんな雰囲気さえ放ちます。
(尤も今回の「小さな物事」が一般的感覚から十分大きいのは、ニコル父の描写から伺えるものですが。
 ラクスがそれを最優先しない辺り、このスレッドのタイトルを決めた訳で)

けれど、9話におけるフレイの狂乱を観て、何も感じなかった訳でないですからね。
この後、トノムラに連行された時の「ラクスの表情」は、今思えば珍しかったのでしょう……。
その辺に後先をまるで考えないブルーコスモス派・パトリックとの差なのか?

少ししか出会っていないキラの想いを見抜くとは、彼女は非凡に違いないです。
彼女には戦うべき相手が分かっており、己の信念を貫くまで死ぬ訳にはいかない事か?
彼女の『戦争の裏工作』とされる行為は、どこまで大きくなるのか?
そして、最終的な答えは得られるのか?

そんなラクスの信念・思想を、視聴者に分かるように書くのが「製作側の使命」で、
それを理解するように勤めるのが「視聴者側の義務」と、私は考えています。

7ガンダムさん:2003/06/16(月) 00:26 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
何故こんなに叩かれるのか、ちょい考察

まず「犠牲を抑えようとしてるとはまったく見られない」があげられます。
36話でのラクスの目的がアスランと会話する事であったのは間違いないでしょう。
ですがそれは、その結果失われた黒服諜報員達の命と引き換えにしなければ
成立しなかったものでしょうか?否、十分回避できるはずです。
少なくとも、脳天に鉛弾を叩きこまずとも黒服を無力化させる事は出来るでしょう。
更にいうなら、もっと上手いアスランとの接触法もあるでしょう。
プラント側にとって十分疑うに足るべき人物であるマルキオ導師を
あっさりと地球に送り返すだけの、
そしてパトリックの秘蔵っ子であるフリーダムの格納庫まで
顔パスで行ける組織力があるんですから。無いとは言わせん。

そして二つ目。「黒服達を殺してアスランを生かした理由が解らない」
どちらも「ザフトの犬」という事は変わりません。そして目的も変わりません。
銃を突き付けていた事も変わりません。
ただアスランは、犬であることに迷いを感じてしまう情報を知ってただけです。
ですがラクスは、黒服達にその情報を伝えることなくあっさり射殺させています。
これは明らかに不公平と言う物ではありませんか?
視聴者が知っている情報と、キャラクターが知っている情報は一致しないのですから
「黒服達がパトリック暴走を知ってなおラクスを捕らえる」という描写が無い限り、
「あすらんだから」とかそんなことで贔屓をしただけにしか見えません。

そして3つ目。ラクスが「質問を質問で返すキャラ」であるという事。
36話では「何故こんな事をしたのか?」と問うアスランに
「では私を撃ちますか?」と何も言ってないに等しい答えしかしてません。
これではアスランも俺らも、ラクスが何をしたいのかさっぱりです。
目指すべき結末も、それに至る手段も説明しないのでは誰の賛同も得られはしません。
なのに「貴方はそれでいいのか?」と問われても…誰もついていけません。

以上長々と書きましたが、結局のところ
「情報と描写が徹底的に不足している」
以外の何物でも無いのです。

8ぽっぽ:2003/06/16(月) 02:08 HOST:EATcf-345p210.ppp15.odn.ne.jp
アスランを生かした理由ですか…アスランだからっていうのがやっぱり妥当な
説明になってしまうんでしょうか。キラは何と戦わねばならないのかという戦
争の根を知ろうとし始めた。そしてその親友であるアスランにもそうなっても
らいたいと…。この両者はラクスにとって特別な存在ですし。
考え方によっては、苦しんでいたキラを見てまたこの二人を戦わせたくないと
思ったから、とも考えられますがちょっと淡白かな?
ラクスが質問を質問で返すキャラであること、ある意味これは私は大切なこと
であると思います。ラクスは自分の意思を伝えてそれに従わせるような人では
ない。もう一度よくこの戦争について考えてみなさい、そしてそこで選んだ道
があなたの道・正義です、そこで出した結論がもし私と違うのなら、私はあな
たと戦わねばならなくなるでしょう、と。はっきりいって誘導尋問ですが。
でも選択肢は2つに絞られると思います。ただ一兵士として上官の指示に従い
敵を倒す、自分の正しいと思うことをする、の2つです。アスランなら後者
を選ぶだろうとラクスは考えていたのでしょう。正しいことというのも曖昧な
表現ではありますが、ただ戦っているだけでは何も変わらない、本当に戦わね
ばならない物が何かを考えてほしいということでしょう。
黒服たちをあっさり殺したのはなんとも説明が難しいとこでしたが、彼女の
考えは「何と戦わねばならないのか」というフレーズにつまってると思います。

確かに描写不足でラクスの目指すところがわかりにくいのはありますが、そこ
を自分なりに考えていくのが大切だと思います。アスランにとっても視聴者
である私達にとっても…。それでこそ戦争について考えさせるガンダムですし。
ただ単に「簡単に黒服たちを殺させて、なんて無残な奴だ」とか「偽善者め」など
と簡単に言ってしまう程度では本当に子供向けのアニメと変わらない作品に
なってしまうと思いますがいかがなものでしょうか。

9ゆーき:2003/06/16(月) 07:55 HOST:d84-075.sala.or.jp
彼女の立場は、まるで「幻想水滸伝」のオデッサ・シルバーバーグと似ています。双方ともそれなりの立場があり、その立場によって何不自由なく暮らせたものを、それ全てを投げ打ってまで平和の為に動く。とても常人では出来ませんと思いますね。でも、これは最も人間らしい心がある証明でもあるのです。
もし、あなたの目の前にいじめられている人がいます。あなたならどうしますか?大半の人は見て見ぬ振りをするでしょう。そして、それは「しょうがない」と。でも、この行為のほうが十分「冷酷」なんですよ。もし、自分が助けないせいでその人が重症をおってしまったら?見殺しも同然です。そう、彼女らの奥底にあるのは「平和を願う優しさ」という人間らしい心なのです。最も、それはいつもはオブラートに包んでいて見えませんが・・・。
話を元に戻して。何故、オデッサと似ているか、は2人共女性らしさを出しつつも指導者的な肌を持ち、上に立てる人物だからです。そして、その要因を支える一人に「優しすぎる戦士」の存在(キラ・フリック)があるということ。彼らにとっての彼女が絶対の存在であるように、彼女達にとってもまた絶対の存在であるのです。彼らがいることで「同士」がいることで自分が行動できる、自分は一人ではない、と。彼女達もまた、傷ついたり、落ち込んだりするでしょう。その時、彼らの存在は彼女らを癒すでしょう。
オデッサは倒れるとき、フリックに対して「あなたの優しさは、いつも、いつでも、私を幻元気けてくれた」といいます。戦士としては未熟ながらも一人のリーダーを支えていた・・・まあ、本人は気づいていないにしても。「高みの存在」にいる人間こそが一番もろく、人間くさいのではないでしょうか。

10おねっと:2003/06/17(火) 21:24 HOST:proxy.med.tohoku.ac.jp
 一度は銃を向けたものの、結局ラクスをかばったアスラン。彼女に礼を言われても
返答せず無表情のまま、惨殺された黒服達を見つめます。「あのまま殺そうとしていた
ら俺もこうなっていたんだろうか…」と彼が思ったかどうかはわかりませんが、少な
くとも制作側はラクス達の行動を単に‘キレイ事’として描いている訳ではないという
印象を持ちました。

 「何と戦わねばならないのか」
彼女が地球連合やクルーゼら暗躍している者達に対してどのように対応するつもり
なのかはまだ全くわかりませんが、評議会決定を勝手に変えた作戦を行ったり極秘に
核の封印を破った兵器を作り出したりしたパトリックの政権は、彼女(というより
クライン派の人々?)にとって、極端な話‘クーデターを起こしてでも止めなければ
ならない存在’として位置付けられているように思います。

  黒服達を皆殺しにし、アスランを生かした理由
「アスラン・ザラだから」でしょう。
いい人だからとかSEEDを持つものだからとかそういう贔屓的な話は置いといて、
それ以前に彼はパトリックの息子であり、無条件で絶対の信任を得ている部下でも
あります。黒服どころかユーリ(ニコル父)ですら知りえない情報を得られる立場に
いる(7話参照)こと自体が重要なわけで。そういう意味でも、彼はただの一兵卒では
ないんです。
 ラクス個人の心情は今のところ想像するしかないので、権謀術数というか戦略論(?)
にしぼってみると、36話の彼女の行動は「パトリック側の力を削ぐ為に、アスラン
を秘密裏に呼び出して精神的に揺さぶりをかけた」と表現することもできるんじゃ
ないかと思うんですが、どうでしょう?

11ガンダムさん:2003/06/18(水) 01:31 HOST:p6056-ipad04sasajima.aichi.ocn.ne.jp
>>10
>36話の彼女の行動は「パトリック側の力を削ぐ為に、アスラン
を秘密裏に呼び出して精神的に揺さぶりをかけた」

このあたり私もそうだと思います。
アスランに何か気づかせたい、とかそんな甘ちょろい理由じゃないでしょうね。

12おねっと:2003/06/19(木) 20:32 HOST:proxy.med.tohoku.ac.jp
内面的なことはまだよくわからないので置いておくとして、クルーゼにも匹敵
しそうな策略家(!)という面でラクスの行動を考えてみます。

>>11
甘ちょろい理由という点では、キラにフリーダムを渡したのも「真に戦うべき
相手を見極めようと決意したご褒美」とかいう理由だけではないと思います。

 核の力を持った兵器をパトリックの手駒にしておくのは危険だからというのなら
宇宙空間に持ち出して破壊するとか、あるいはプラントの人々に知らせて議長の
是非を問うとか「無血」で済ませる方法は他にもあります(組織力を考えればこの
位は可能なはず)。
 なのに何故わざわざキラに渡したのか。ザフトとも地球軍とも戦わないと宣言
したとはいえ、フリーダムが戦闘行為に使われることは確実なのに。(いくら不殺
の戦い方をしたってあれだけの威力があれば犠牲者が0の訳はないし、少なくとも
負傷者は出るでしょう)
 では、キラに渡すことでどんな利点が産まれるのか。
キラは戦うと同時に、Nジャマーキャンセラーの秘密と機体そのものを守ること
でしょう。「敵」とそして「必ずかけられるザフトの追撃者」から。
ラクスがキラの出発時にかけた言葉は「いってらっしゃいませ」でしたね。これは
普通‘自分の所に確実に戻ってくる相手’に対して使う言葉です。
どの時点でフリーダム奪取計画にキラの存在が加わったかは不明ですが、キラを
パイロットにすることで、ラクス達は確実にフリーダムを同志という名の手駒に
できる。−−−結局はそういうことなんじゃないでしょうか。
 単純な善悪の話ではなく。駒は使いようです。

そう考えると、あれだけ大掛かりな演出をしてまでアスランを動揺させた理由に
「ジャスティスの正パイロットだから」というのも含まれそうですね。機体を
奪取するよりもパイロットごと懐柔(?)してしまった方が早いし、フリーダムの
追っ手も減らせるし、ザラ議長に与える心理的ダメージも大きい。…一石三鳥……

アスランの質問に対してまともに返答せず、キラと話してみたら?という
ヒントだけを残して立ち去ったラクス……素直に言える訳ないでしょうねぇ、
こういう理由だったら(苦笑)

13:2003/06/19(木) 23:27 HOST:k162237.ppp.asahi-net.or.jp
本人が何を考えていようと現実は別。彼女とて神でも悪魔でもない。

彼女とて「フリーダム奪取」が相当な波紋を呼ぶことは知っていただろうし、それを狙っていたかもしれない。

ただしそのことと「サイクロプスによるザフト大被害」とがリンケージされ、「機密漏洩」の嫌疑まで負わされてしまうことまでは予想できなかったはずである。(もし知っていたら彼女の黒幕説は完全に正しい事になる。)

そしてそのために最初の時点で立てていた戦略はかなりの軌道修正を余儀なくされているはず。

36話におけるアスランへの問いかけが戦略の修正に基づいているかどうかはまだ分からない。

ただし彼女とて宇宙における全てのことを完全に掌握しているわけではないのもまた事実なはずである。

14ガンダムさん:2003/06/20(金) 11:50 HOST:cherry.mukogawa-u.ac.jp
戦略だとか難しいことはよくわからないのですが(笑)、
ラクスの行動基盤が不鮮明だといわれるのは、彼女がどの社会にも属していない人間だからだろうなあ、と。
キラの「君はだれ?」という質問に「わたくしはラクス・クラインですわ」とラクスは答えました。
この会話に見られるように、意識的にか無意識的にかは解りませんが、
ラクスの思考の中に、ザフトも地球連合もコーディネーターもナチュラルもない。
ザフトの軍人が死のうとも、連合の軍人が死のうとも、命の重みは全て同じ。
だからこそラクスは、フリーダムをキラに渡しえたのでしょう。
彼女の謳う平和とは、ザフトの勝利ではないから。
誰かの勝利を望むのではなく、全ての人たちに安らぎが訪れることを望んでいるから。
(もちろんこれは理想論であり、ラクスはそれを知っているのでしょう。
 キラに「あなた一人が行っても戦いはとめられはしない」と言った彼女は超現実派だと思われます)

でも私たちは普通何らかの社会に属していて、
多くの場合、その社会を贔屓する傾向にありますよね。
好き、嫌いとは別の次元で、自分たちの居場所を守っていきたい、
その居場所で得た親しい人を失いたくないという欲求は不自然なものではない。
だからこそ、プラントの歌姫でありながら、それを裏切ってまで
(ただし彼女の中に裏切りという概念は無いと思われます。だって元々その社会に属しているという自覚がないのですから)
地球連合の平和をも望む彼女が理解しにくいのではないでしょうか?

15ガンダムさん:2003/06/20(金) 18:48 HOST:ppp04.dp.ktarn.or.jp
キラとアスランのふたりに特別な態度をとっているのは、それだけ彼らの立場が特殊だからではないかとにらんでいます。

いままで地球軍の主力として戦っていたキラ。
ZAFTのエースとして戦っていたアスラン。

ZAFTと戦うパイロットでありながら、コーディネイターであるキラ。
エースであり、評議長の息子であり、先陣を切る立場でありながら、地球軍に友がいるアスラン。

『何と戦うのか、それは『地球軍』でも『ZAFT』でもない』と答えをだしたキラ。
ZAFTにおいて、そのキラの言葉を地球軍だからといって聞く耳持たぬことをしない唯一の人材がアスラン。

ラクスの理想がナチュラル・コーディネイター、双方の共存にあるとしたら、地球軍とZAFTの架け橋となりうる彼らの立場はとても貴重なものです。

16おねっと:2003/06/20(金) 19:48 HOST:proxy.med.tohoku.ac.jp
>>13
>ただしそのことと「サイクロプスによるザフト大被害」とがリンケージされ、
「機密漏洩」の嫌疑まで負わされてしまうことまでは予想できなかったはずである。
(もし知っていたら彼女の黒幕説は完全に正しい事になる。)

これには同感です。
 ただ、監視カメラにわざわざ自分の姿を印象付けているあたり、フリーダム奪取
後にアスランと会うことまでは一応計画通りだったのではないかと思います。(フリ
ーダムだけ奪取してジャスティスには何も手をつけないというのも変だし…)

 戦略の軌道修正という点で少し疑問に思ったことがあるのですが、自分達が「地
球軍への機密漏洩」という余計な濡れ衣まで着せられたという事実をラクスは36話
の時点で知っていたのでしょうか?

 アスランの問いに対してラクスは「スパイの手引きなどしていない」「キラに(フ
リーダムを)渡しただけ」というような返答をしていましたが、アスランの言う
‘スパイ’の中に「地球軍への〜」という意味も含まれていると知っていたら、も
う少し違う答え方をしなければならないはずです。少なくとも「キラはもう地球軍
じゃない」という情報を付け加えなければ、濡れ衣の部分が晴れないどころか逆に
やっぱり地球軍の人間と通じてたんじゃないか!という証明にすらなってしまいます。

スピットブレイクの情報を漏らしたのはクラインだとザラ議長が決め付けたのは、
36話のアバンタイトルでの出来事です。アスランと会った時点で、ラクスはまだそ
のことを知らなかったと私は見ていますが……

17ガンダムさん:2003/06/20(金) 22:46 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
>では、キラに渡すことでどんな利点が産まれるのか。
>キラは戦うと同時に、Nジャマーキャンセラーの秘密と機体そのものを守ること
>でしょう。「敵」とそして「必ずかけられるザフトの追撃者」から。

キラ単機では遠くない将来負ける事が確実。
エネルギーは膨大でも、弾薬は限りがあるし、機体はへたって行くのだから。
第一、中に乗ってるのはやはり人間なんだから、四六時中フリーダムに乗ってるわけにもいかない。
結果NJCはどこの組織に取られてもおかしくない。
それを避けるためにはどこかの組織に所属するしか無いが、これも結局情報が漏れる。
どっちにしてもザフトの手元に置いておいたほうが数倍マシ。

18おねっと:2003/06/23(月) 16:57 HOST:proxy.med.tohoku.ac.jp
>>17
今後もずっと単機のままなら、ね。
 結構大きそうなクライン派の組織力を考えると、あげっぱなしでそのまま放って
置く、ということにはしないんじゃないかと予想します。

19:2003/06/23(月) 21:09 HOST:k162237.ppp.asahi-net.or.jp
どうも連合3Gによってかなりの大ダメージを受けるらしい、フリーダムのことを考えると、どこかでクライン派の技術者たちの力を借りる展開もありそうですね。

20YF−19k:2003/07/27(日) 22:22 HOST:210-20-221-226.home.ne.jp
ラクス自身、パトリックの危険性を早々と危惧していたのでは、将来的にはアスランを利用しよう(まあ人ききが悪い言い方だが)と画策しているところで、キラたちに会い、利用できると踏んだわけです。
そして、思わず形でキラをプラントに連れて来る事ができ、運良くフリーダムが完成していた、恐らく、AAがアラスカに到着して事もキラが知ってた可能性があります。(かなりラクス派のシンパがいる訳ですから)
で、フリーダムを譲渡したわけです。

考えてみたら、政治家の娘ですから、駆け引きはかなり旨いと思いますよ。ある意味ではフレイ以上の”悪女”ですな(パトリックにとっては)。

21ガンダムさん:2003/07/28(月) 01:54 HOST:aq112.adn.ttcn.ne.jp
>>20
しかしそれで16歳の年齢設定は無理がありますよ。(たしか16歳でしたよね?)
せめて20歳ぐらいにして欲しいですね、ラスクの年齢。

22YF−19k:2003/07/28(月) 06:18 HOST:210-20-221-226.home.ne.jp
>>21
まあ、言われてみればそうですが、割としっかりしている所がラクスの魅力と思いますよ。
(余談ですがASTRAYでは6歳で商談をこなす子までいる・・・!)
しかも、父から受け継いだ人脈で虎の旦那(アンディ)を引き入れた影響力を考えると中々やり手です。

23カツ:2003/07/28(月) 22:08 HOST:aq144.adn.ttcn.ne.jp
>>18
ただそれは事前にそう言った組織との段取りが出来ていなければいけませんよ。
フリーダムがザフトを飛び出した後の支援についてはです。
キラがAAやオーブの「良い人達」に拾われたのは全て結果論ですので、本来は
事前にそう言ったネゴが出来ていなければ、彼や機体の安全は何ら保証され無い
のです。
クライン派がエターナルを入手出来るまでの安全な隠し場所としてはキラにフリー
ダムを託したのは、あれはちょっと乱暴すぎませんか?と思うのですがね。

それでふと思ったのは、フリーダムとジャスティスの2機を同時に奪うのは難しい。
ならばまずフリーダムを逃亡させる事によって、もう1機の核動力機ジャスティス
をフリーダム追撃に引っ張り出す(フリーダムに対抗出来るのはあの機体だけな
ので)、そしてそれにアスランが乗る様にし向け、アスランは事前に布石を打って
おいて(コンサート会場の一件です)、キラを餌にアスランを丸め込み、同時に
お目当てのジャスティスも手中にする。

ラクスがフリーダムをキラに預けて無謀にも単機で送り出しのが、ジャスティスも
手中にする為の大博打とすれば、これは凄い策士なお嬢様だとは思いますけど(笑

24黒騎士:2003/08/09(土) 14:28 HOST:p9143-adsao12honb5-acca.tokyo.ocn.ne.jp
私はラクスの行動はとても不快に感じてしまいます。アメリカ帝国がイラクを攻めた時も反戦運動が高まったが、血を流してる兵士を血も流さず資本主義を謳歌してて何も努力してない人があたかも自分達の考えを正当化するのはどうかなぁ。
その点ラクスは動いたわけだから多少評価できるのかもしれないが、ザフトの戦力が落ちていて下手すりゃ滅ぼされる状況で内乱を起こすのはどうよ。戦って戦争は終りましたか?なら貴方ならどうしたのよ・・・。地球軍のトップのブルーコスモスだけを叩けばよかったと思ってるのだろうか?私にはわかりませんが。思想なんて形のない物相手に思想で戦うことは意味だと思うんですが。ラクスの涙は今までのラクス否定派SEEDファンの彼女の評価を改善する(監督のねらい)少しは効果的な影響があったようだが、彼女はなんなのだろう??(普通にこのアニメ見た人はラクスの事、訳解からんのでは?)
か。自分の思想に合わないときはアスランを拒否し、悟らせたと思えば、受け入れ 涙を流して弱みを見せるのはよくわからない悟りを開いたキラ君。弄ばれてるのでは・・・。アスランには弱みを見せられないとでもいうことですか?ラクスファンには不快な文章になっちゃったなぁ。

25生物F:2003/08/09(土) 17:09 HOST:eatkyo046225.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
此処最近、ラクス否定派の意見を傾けたわけですが、
確かにラクスの行為は「立派な反逆者」であり誉められた物ではない、ですね。
ニコルの父・ユーリが36話で憤慨するのも、正当な物といえます。
けれど彼は「非核」の放棄、ナチュラル殲滅を目論むパトリックにも荷担しています…。
これもまた、誉められたわけではない。

力を振りかざすだけの恐怖は、ブルーコスモスやパトリック政権の二大陣営が証明。
想いだけでは駄目だった事は、ニコルとトールがその証人。
(フレイは、力も想いも欠けているにも拘らず、己の力量を見誤り…)
他者を排除せんとする『危険思想の持ち主』が理不尽な力で、泥沼な戦争を引き起こす。
その所為で力ない者たちが翻弄され、次々と酷い死に様を遂げていく。
二大陣営のどちらかが勝てば良いと言う問題ではない(双方危険な為)し、
全て滅んでしまうまで戦いが終わらないという『終末戦争』にまでエスカレートする危険すらある。
なぜなら、両者とも憎しみあっており、それが悪循環しているのが『絶対的事象』になっている……。

こんな『憎しみが当たり前な、絶望的な現世』に対し、反逆し始めた存在こそラクス陣営。
誰と戦うべきか難しいと唱えるラクスですが、彼女は『破滅的思想家』を討つ事を決意した模様。
(この辺、二大陣営に手を貸さず中立を貫いたウズミとは、趣の異なりますね…)
ラクスは、戦争が何たるかを受け止めており(第3クールでの再登場辺り参照)、
喪失するのことの痛みが分かる事も、9話や42話で描かれています。
でも、ラクスは戦いを始めた。倒すべき敵を討つべく。
けれど、42話のパトリック。を見ていると『肉親を失う痛みの分かる者同士が戦い遭うケースもあるのでは?』
と、いう想定も考えられますね……ラクスは己の手を汚す事に覚悟を決めた筈。
……今のラクスは、破滅的思想家を滅ぼす『鬼』なのか?

ただ、ラクス陣営の面々は何らかの形で『憎しみを克服した』人間が多いです。
『憎しみに囚われた、戦う存在の一般的感覚』とは、決定的に違う所。
憎しみの有無が『どう違うのか』、もう少し見てみたいですね…。

此処最近、キラもアスランも、敵対勢力・悪人全て、「何かしらの業、或いは罪」を背負っている。
全員が、目的で持って手段を正当化しているとも十分認定できますから。
そんな考えがふつふつを浮かび上がっておりますね…。

26ガンダムさん:2003/11/02(日) 18:27 HOST:FLA1Aaa020.ttr.mesh.ad.jp
残念ながら、某掲示板では彼女の事を「カルト教団の教祖」としか見ていない
人も少なくはありません…

27ガンダムさん:2003/11/22(土) 16:30 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
彼女はただの考え足らずだったという事が証明されたと言っていいでしょう。

まずフリーダム強奪の影響を全く考慮出来ていませんでした。
「奪取されたフリーダムがアラスカ出ザフト軍相手に交戦した」という事実は
利敵行為にほかなりません。
キラの言動からこれらの事態が起きる事は想像に易く、
そしてこの事実から想像出来る「穏健派は連合と繋がっている」という想像は
穏健派を追い込むことになりますし、事実追い込まれ政治的権力を失いました。
まっとうな政治権力を持った団体が地下組織になった所で利点はありません。
これで一歩目的から遠ざかりました。

さて、そんなフリーダム強奪犯容疑者に認定されたラクスですが、
劇場でのアスランとの邂逅との際、容疑者追跡の任をおった者達を
問答無用に全員射殺してしまいます。
これによってラクスたちはただの地下組織から更にランクアップし
非合法武力闘争組織と認識されるに至ってしまいました。
結果釈明の場もなくシーゲル殺害。
これもまた想像に易くない事態でしょう。また一歩目的から遠ざかりました

また、クライン派が地下組織になった後に行われたラクスの電波ジャック(これも犯罪だよなぁ)演説ですが、
これもまた「フリーダム強奪」「強奪犯追跡者射殺」という事実がネックとなってしまいます。
「まず罪無きものが石を投げよ」という言葉通り、他者を断罪しようと言う者が
裁かれなければならない罪を背負っていては説得力に欠けるのです。
少しは考えましょうよ、ラクス様?
泣きたくなるくらいまた一歩、目的から遠ざかってしまいます。

さて、いくつもの罪を重ねて潮時が来たと判断したラクス様、
戦艦を強奪し(また罪状+1)、追手のザフトも蹴散らし(数えるもの面倒だけど罪+1)
アークエンジェル、クサナギらと合流し独立愚連隊を結成したのでありました。
何処からどう見ても非の打ち所しかない非合法テロ組織の完成です。
……たった戦艦3隻で、地球の国家連合並びにそれに対抗しているザフトを
どうにか出来る筈もありません(連合相手にしてまた罪+1)。
本当にものを考えているのか解らないんですがラクス様?
ここまで来たら、最初から目標とは別方向に向かって走ってたんだろとしか思えません。

そしてラスト、戦争はラクスたちとはほぼ無縁であった
アイリーン・カバーナの行動によりとりあえずの休戦に入ります。
わあなんて無意味な生き様。

28ガンダムさん:2003/11/25(火) 01:25 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
>27
アンチラクス派なのですね。では冷静に考えで私からも少し。

フリーダム強奪が穏健派を追い込んでしまったのは事実。
結果シーゲルは殺され、穏健はその権力を失いました。
しかし、この事態はフリーダム強奪がなくとも、そう長くないうちに強硬派によって起こされると容易に想像が出来ます。
まあ、想像なんで何とも言えませんが。

さて、話を戻して。
フリーダム強奪によって穏健派はピンチになったのですが、オペレーションスピットブレイク失敗の責任はザラにもあります。
全てをシーゲルやラクスに擦り付けることは出来ません。
穏健派の中心人物であるアイリーンやラクスですら全く知らなかった作戦目標の変更(まあ、元々目標はアラスカで、パナマと言っていたのは身内をもだましていた訳ですが)を独断で行った挙句に失敗では、たとえシーゲルやラクスが情報を漏洩したと言うような言われ方をしたとしても、責任問題になります。軍のトップ、議会全体を騙していた最高責任者としてのね。
ラクスの真の目的は、国民の反戦感情をあおって、現政権の打倒を目指したこと。決して戦争の終結ではありません。
要するに{W」のOVAで民衆が「俺達の世界だー」「戦争はやめろー」みたいなことを言ってマリーメイア軍を取り囲んでいましたが、ああいうことを目指していた。
民衆が立ち上がってくれるのを待っていたと言うことですね。
それは度重なる電波ジャックから見ても明らか。
つまり、プラントのカリスマ的アイドルが自分からテロリストになることで、何でもいいので、国民に今のプラントの現状に疑問を持ってほしかった。
少なくても、クルーゼがNJCの情報を地球軍に流すなどと言うようなことをしなければ、地球、プラント間の戦争はもっと長く続いていた。
そうなれば、民衆ややがて戦争ばかりを続けるプラントの現状に必ず疑問を抱きます。
その為にも、揺さぶりをかける必要があった。
ラクスが自分の手元に地球とプラントの橋渡しの役を担っているマルキオをおいてのもその為。

話がそれたので、クライン派の話に。

「罪なき者が石を投げよ」
と言う言葉は全く持ってそのとおりです。
しかし、ここで情報戦のアドバンテージの話が引き合いに出されます。

では、フリーダムをジャスティスをを作ったのは誰?
シーゲルを殺したのは誰?

と言うことです。
フリーダム強奪も、強奪犯追跡者射殺も、ザラ達強硬派はクライン派の仕業と言う表沙汰には出来ません。
フリーダム強奪を責めるなら、それ以前にフリーダムを作った自分達の業を認めなければならないからです。
追跡者射殺を公表するなら、シーゲル暗殺も公表されかねません。
実際プラントでは、強硬派によってシーゲル暗殺はかたくなに隠されていました。
視聴者である僕らは、全ての情報を得ていますからそう考えることも出来ますが、情報管制がしかれたプラントで、自分達に都合がよく、そして相手にとって都合が悪い情報を公表できなくては意味がない。
それが出来ないのであれば、情報を捻じ曲げるしかない。
ザラ達強硬派としても、フリーダムのことは迂闊に公表できない。ユニウスセブンのことがありますから。
ということは、迂闊にクライン派を公に言及することは出来ないんですよ。
実際、第36話の時点で、ラクスはスパイ疑惑で追われていますが、民衆への情報では所詮「疑惑」でしかなかった。
イザークもアスランも情報の錯綜にかなり戸惑っていました。
ラクスは、クライン派を巧みな情報操作で「罪なき者」と装って、民衆に電波ジャックで問いかけ、強硬派に揺さぶりを掛けているのです。
実際ラクスの支持者はプラントでもかなり多いらしく、第42話にて、エザリアが演説でラクスを支持する支持者の気持ちを反戦から必死に地球軍及びナチュラルに向けようとしています。
ラクスはプラントにおいては今でも「罪なき人」であり「ナチュラルに利用されているだけの可哀相な人」と情報操作されているのです。
他ならぬ強硬派によって。これは皮肉です。
画面に出ていないので「もし」の話は難しいですが、
もしフリーダム強奪の犯人がラクスだと公に公表したとしても、
「悪いのはラクスではなくラクスを騙してフリーダムを奪ったナチュラル」と言わなければ、自分達の悪い情報も隠し通せなくなってしまっていたのです。

長いので、後に続けます。

29ガンダムさん:2003/11/25(火) 01:38 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
上の続きです。

さて、そうこういう間にエターナルを奪って本格的に動き出したクライン派ですが、
ここまでくればザフト軍の内部も滅茶苦茶です。
ザラとエザリアの独壇場。まさに独裁です。
ラクスはそれに対して武力でどうこうしようとはしていません。
する必要もないからです。戦艦三隻じゃ出来ないでしょうし。
実際、第46話から第47話に掛けて、数週間とも数ヶ月ともいえる日時が経過していますが、
その間独立愚連隊は何もしていません。
ただ、ここで問題なのはクル-ゼがNJCの情報を地球軍に渡してしまったことです。
これによって、地球軍のプラント総攻撃の時期が一気に早くなってしまった。
NJCがなければ、地球軍はたとえ宇宙に上がったとしても、
すぐにはプラントを攻撃することなど出来なかった。
そうすれば、戦争は更なる硬直状態になっていた。
ボアズの核攻撃によってキラ達独立愚連隊は「動かなければならなくなった」と言う状況に追い込まれてしまったのです。
これはラクスやクライン派や独立愚連隊のせいではありません。
常識で考えて、クルーゼがおかしいです。
ラクスは自分がザフトでも地球軍でもないのに戦場に立つと言う異常事態をプラントにアピールしている。
エターナル強奪でヤキン・ドゥーエを突破する際に、無意味な演説をわざわざやっています。
バルトフェルドに「難しいよなそれは」と言われているのにそれでも、です。
実際、ヤキンの人間は耳を傾けません。しかし、エターナルにラクス・クラインが乗っていることは伝わりました。
情報戦においてはそれで十分です。ザフト軍、プラントの上層部が空中分解しかけていることをアピールはできたのですから。
これは最終回で立証されます。
ジェネシスを連発するザラに、当初は高らかに賛同していた兵士達が、狂気に陥り始めたザラの判断と、
エターナルでジェネシスとヤキンに迫るラクスの必死の呼びかけに動揺をはじめます。
これで戦争が終わったか。否でしょう。しかし、その波紋を呼び起こしたかったと言えば、彼女のやってきたことは無駄ではありません。
ただ、本来はもっと時間を掛けて、じっくりとプランと全部を巻き込んで大規模的にやりたかったことが、
クルーゼによって邪魔され、地球軍とプラントの最終決戦の時期が早くなったために、急がなくてはならなくなったためです。
これは、確かに彼女の計画が狂ったと言えます。もう少し時間があればと。
だから最後に彼女は言っています。
「わたくし達は、間に合わなかったのでしょうか」と。
政治家ゆえに時間を掛けて事を運んでいたラクスが、動かなければならない状況に追い込まれ、動いた時には時既に遅い状態になりかけていた。
まあ、アイリーンさんやキラが頑張ったおかげで何とかなりましたが、決して彼女が無能だったわけではないはずです。
ただ、クルーゼというあまりにも滅茶苦茶な思想を持つ奴がいたことを読み誤ったと言うことでしょうから。
それはラクスに限らずザラもそうでしょうから、どっこいです。

とまあ、出来るだけ個人の意見や思想を抜きにして、
画面から受け取れる情報を整理するとこうなりました。
ラクスって、とにかく自分をよくアピールするんですよね。
民衆から支持される人気者、「アイドル」と言う事をよく分かっている。
フリーダム強奪の時も、しっかりと監視カメラに「私がやりましたよ」
と言わんばかりにカメラ目線で振り向いて、笑顔ですから。
政治に重要なのは情報。NJCの情報が地球軍に流れないようにするために、
ラクスは結構な根回しをしている事からも、それが分かります。

結局、ラクスが無能なんじゃなくて、クルーゼがとアズラエルがおかしかったということで、これにてさらばです。

30ガンダムさん:2003/11/25(火) 15:53 HOST:IP1A0586.gnm.mesh.ad.jp
ラクス…私的にかなり微妙です。

31ガンダムさん:2003/11/26(水) 01:30 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
>>28-29
えーとまず色々言いたいんですが一つ目。
>ラクスの真の目的は、国民の反戦感情をあおって、現政権の打倒を目指したこと。
これが目的なら、まずフリーダム盗る意味ないです。
盗らなきゃ完璧に正義は穏健派にありで、ザラ派おしまい。
この時点でラクスの目的は成し遂げられます。

二つ目
>要するに{W」のOVAで民衆が「俺達の世界だー」「戦争はやめろー」みたいなことを言ってマリーメイア軍を取り囲んでいましたが、ああいうことを目指していた。
要するにプラントを真っ二つにしたかったという事ですか?
が、こういうのは、地下組織となってしまっているクライン派がやってよい事ではありません。
ぶっちゃけ内乱に繋がりかねないです。旗印となるマトモな政治団体がないわけですから。
地球10対プラント10の戦力が地球10対ザラ7対クライン3になったら…
いうまでもなく、プラントボロ負け。
この外敵がいる環境では命取り以外の何物でもありません。
こういう事は、外に敵がいなくて、まっとうな政治団体がまっとうな民主主義のもとやって意味があるでしょう。
戦時においては自国の損害を出来るだけ少なくして戦争を終わらせる事を第一の目的とすべきなのです。

ちなみにその民主主義がプラントで守られていたかどうかですが…
ラクスがフリーダムをとった時点でおきていたプラントの動きは以下三つ

1:パナマからアラスカへの攻撃目標変更
2:ザラ、議長就任
3:NJC搭載のMS二機開発

2番は言うまでもなくまっとうな民主主義の結果ですね。
3番にしたところで、「プラントは核を持たないと決めたはず!」と法で定めていても、
民主主義であるなら、当然法改正の手段は残されています(日本だって憲法改正出来ますしね)。
違法であるならこれは穏健派にとってまたとない攻撃材料。合法的に政権を取り戻すチャンスです。
合法的に見とめられたのなら…まっとうな民主政治。何ら悪くないです。
最後に残った1番ですが・・・騙されたの発言から、合法的とは言い難いでしょう(それでも機密上の理由から、評議会委員といえど隠されていた可能性も無きにしもあらず)
違法なら…さあ今こそ強硬派を叩く時だ!実際ザラに文句言われた始めての出来事ですしね。
ってときに(以下、一つ目に言いたいことに続く)
これって「ラクスが独裁政権設立の機会を打ち砕くチャンスをブチ砕いた」って事で…。
ホント、お前歌だけ歌ってろって感じです。

独立愚連隊結成以後の反論ですが、
やはりこいつが余計な事して反対勢力壊滅させてザラの独裁を許したわけですから
例えるなら「殴ってけが負わせた奴を、間た手当てした」程度で、
責められこそすれ褒められるレベルではないでしょうね。

余談
クルーゼがNJCのデータ流したと言う事、フレイ以外誰も知らない気がする。
「フレイがNJCのでータを持ってきた」と言う事実を知っている人すら皆死んだし。

32ガンダムさん:2003/11/26(水) 16:58 HOST:z170.61-115-68.ppp.wakwak.ne.jp
>>31
まず、フリーダムとジャスティスが実戦投入間近であったことがいえます。
実戦に投入されてから強奪することは難しい。使われてから言及しても遅い。
実際、アスランは既にジャスティスのパイロットに選ばれていた。
さらに、ザラが議長に就任したということは、世論が戦争続行に傾いているということ。
そのまま反戦を叫び続けても、シーゲルのように力を失うだけだということが明らかだったということです。
それならば、大博打になりますが、プラントの勢力を真っ二つに割ってしまったほうがいい。

まっとうな手段でザラがフリーダムを作っていたとラクスがばらしたところで、それは最高評議会全体の問題になり、シーゲルの責任にもなります。
なぜ穏便派はそれを止めなかったんだ? と言われてしまいます。
ザラ派の情報操作で、シーゲルの責任にもされかねません。
そうなれば、完全に終わりです。
まずはいかなる手段をもってしても、フリーダムとジャスティスを、ザラが自由に扱えない状態にすべきだった。
フリーダムを奪おうが奪わなかろうが、穏便派は、どの道力を失っていたのですから。
失脚させられては、権力などないも同然です。むしろ、合法的にやられる分、それから先の手が打てません。
ならば、できるだけの手段でプラントを混乱に陥れるようなことをして、自らいなくなればいい。
ちょいと過激ですが、地下組織になった方がプラントは混乱し、民衆の関心だって集めることができます。
というのは戦時中なら、…いや、戦時中だからこそ考えられる大博打です。

ついでに、第42話前後の時点で地球軍の戦力、10じゃないです。
ドミニオンの艦長になったナタルがアズラエルに言っています「この時期に戦力を割くのはどうかと」と。
大西洋連邦が一人で突っ走って、バラバラになってます。オーブの反抗もあった。
オーブ一つ落とすのにあれだけ手間取る連中が、プラントとまともにやりあうのは難しい。それこそ核がなければね。
ぶっちゃけ、ザラ派とクライン派でごっちゃになっていても、五分でしょう。

それはさておき。
民衆にフリーダムとジャスティスの存在を隠したかったのはラクスも同じでしょう。
彼女もまた政治家。隠しておきたいものはわざわざばらす事はない。
フリーダムとジャスティスを作った責任は、ザラだけのものではない。
いずれラクスが反旗を翻してプラントを混乱させるのであれば、戦力も奪っておきたい。
そう考えるなら、エターナル、フリーダム、ジャスティスは妥当だったと思います。

33ガンダムさん:2003/11/27(木) 00:58 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
>まず、フリーダムとジャスティスが実戦投入間近であったことがいえます。
この二機を運用するエターナルがまだ完成しておりません。
また作中では描写されていないので不確実ですが、
完熟飛行その他諸々も行われていない可能性もあります。
事実ジャスティスはアスランが来た時に組みあがったばかりだったはず。
まあ実際にジャスティスも速攻投入されましたけど。
(ただしこれ、突っ込みどころが多過ぎる投入です。
 情報も無しに探索しろに始まり、支援は一切無しの単独任務。
 ジャスティス1機で同等の能力のフリーダム…にさらに+αされてるかもしれない相手
 からフリーダムを破壊、もしくは取り戻せ。これじゃ良くて勝率5分。
 取り戻せたとしてもジャスティスでフリーダムを運搬しろというお間抜け振り…
 本当にこいつら優秀な頭脳の持ち主ですか?)

>それは最高評議会全体の問題になり、シーゲルの責任にもなります。
ついでに止められなかったのは国民の責任でもありますわな。
それはさておき、
「穏健派が合法的手段で追いこまれて身動きの取れない状況であった」
とし、ラクスの行動力に説得力を持たせるなら
1:「ラクスが対ザラの合法的政治活動を行なってきた」、
2:「合法的活動に無理があると感じた」
3:「非合法活動開始」
と段階を踏ませる必要があります(まあ1は無くてもいいかもしれません)。
が、実際に描かれたのは3のみ。
これもまたラクスの行動がが暴発に見える原因です。
原因が解らないのに結果だけ見せられるわけですから。
何処までも描写不足と言わざるを得ません。
というか、ラクスの目的自体が不明なんですよねぇ。本編だけ見てると。
ちなみにオフィシャルファイルの掲載の福田監督のコメントによると、
彼女の目的は
「プラント、地球両陣営を強大な力で屈服させ、交渉のテーブルにつかせる」
だそうで。正直呆れた。

>オーブ一つ落とすのにあれだけ手間取る連中
その裏でサザーランドが実にあっさり宇宙港を無傷で取り返してます。
この差は一体?

34ガンダムさん:2003/11/28(金) 01:40 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
>>33
とりあえず、41話のザラ演説で「ラクス・クラインは軍の重要機密を盗み〜」と言っています。
また、36話冒頭でアスランがユーリ・アマルフィ(ニコルの父)に「核!? あれは使わないはずだと〜」と言っていることから、
「フリーダム強奪も、黒服射殺も、具体的なことは何一つ発表していない」と言うことは明らかです。
ただ「ラクスはスパイだ」と叫んでいるだけです。その証拠(フリーダム強奪の際の映像)とかは一切公開していないっぽいですね。
現にその演説を見ていたイザークが「信じられない」と言っています。クルーゼに怒られましたが。

やはり、フリーダムの存在は違法で、市民には発表できないようです。

>「穏健派が合法的手段で追いこまれて身動きの取れない状況であった」
>とし、ラクスの行動力に説得力を持たせるなら
>1:「ラクスが対ザラの合法的政治活動を行なってきた」、
>2:「合法的活動に無理があると感じた」
>3:「非合法活動開始」
>と段階を踏ませる必要があります(まあ1は無くてもいいかもしれません)。
>が、実際に描かれたのは3のみ。

1と2は、シーゲルが物語序盤(具体的には14話ですね)から散々やっています。
でも、それが全然駄目だった。結局シーゲルは議長から下ろされ、ザラが台頭した。
ついでに、電波ジャックでラクスが言っていることは、議長時代にシーゲルが言っていたことと全く同じです。

さらにフリーダム強奪をスピットブレイク情報漏えいと繋げてクライン親子がスパイ扱いされ、穏便派が弾圧されたあたりのくだりですが、
あれは、かなり横暴です。っていうか、ありえません。
クライン親子を疑うだけならまだしも、穏便派のカナーバさんたちを疑う証拠が何一つない上に、「同じ穏便派ならグルに違いない。子供でも分かる理屈」と子供以下の発言で、話し合いも釈明もなしに勝手に決めつけ、スピットブレイク失敗の責任を棚に上げ、臨時議会召集を要求しているメンバーを拘束。
しかも司法局を動かした挙句に、シーゲルを問答無用に殺害。
ザラのやったことはすでに合法的な手段とはいえません。
こんな奴に合法的手段を取ってまともにやり合えというほうが無理がある。
42話の演説の内容を聞く限り、エザリアのほうがよっぽどましです。

35ガンダムさん:2003/11/28(金) 02:26 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
>>33

>ちなみにオフィシャルファイルの掲載の福田監督のコメントによると、
>彼女の目的は
>「プラント、地球両陣営を強大な力で屈服させ、交渉のテーブルにつかせる」
>だそうで。正直呆れた。

「ラクスに関しては……そうですね。戦争の後には平和が来るんです、
とは言っているけれど、ここで歌を歌っていれば戦争が終わるわけではない事もまた、確かなんだ、と。
戦争を終わらせる一番手っ取り早い方法は、両軍を凌駕する、圧倒的な武力で征服してしまうことでしょう。
交渉のテーブルに着かせるためには、だからこそ戦いも辞さない用意はある。
けど、無制限に被害を出してしまったなら、それは違うだろう、と。
それだけはわかっている娘でしたね」

というやつですね。
もっとよく文章を読みましょうよ。
奇麗事を言っていても戦いは終わらない。だからこそ戦う覚悟も用意もある。
でも、だからと言って交渉のテーブルに着かせる為とはいえ、武力を振りかざし、犠牲を出し続けるのは駄目なんだ。
ということでしょう。
いくら交渉のテーブルに着かせるためとはいえ、ただ無作為に武力に対して武力でぶつかり続ければ、ザラやアズラエルと同じ。
同じことは出来る(本当に出来たかどうかは微妙だが…)やる用意もある。
でも、やったら意味がない。力を持った上で他の道を探す。
それはつまり、抑止力でしょう。

「力だけでも、想いだけでも駄目なのです」と言うラクスの言葉は、
これはイコール
「力なき正義は無力、正義なき力は無意味」と同義です。

フリーダムを託されたキラは、アラスカでマリュー達に言っています。
「力を託された僕の責任です」と。

これは、「W」の主人公達がガンダムの自爆装置を理解していたことと同じです。
力を持つのであれば、そこにはそれなりの責任と信念が必要、ということです。
道を誤った無作為な力は混乱を呼ぶ。OVA版の五飛がまさにそれです。
だからヒイロは「自爆装置のスイッチを押せ」と五飛にいい、
五飛はヒイロとの戦いで「信じた正義を確かめるためには、悪にでもなる」と言っています。
   ・
   ・
   ・

話がそれましたが

「思いを成し遂げる為には、それなりの力が必要」

このことは、SEEDを見ていれば分かるはずです。
トールとニコルは思いはあれど、力がないゆえに散っていった。
しかし、ラクスは違う。力をもたねば主張は出来ない。
力を持った上で、言葉で解決しようとした。
いかなる理由であれ、ただ力だけで解決することが駄目なことはわかっているから。
それがラクスではないでしょうか。
受け入れられずとも、聞かれなくとも、それでも必死で戦闘行為をやめることを戦場で叫び続けた。
もしエターナルがなければ、撃たれて殺されて終わりです。
しかし、それでは意味がないからこそ、力を持った。その為の独立愚連隊だった。
これは徹底的な現実主義だと思います。
「矛盾している」「そんな奴は好きになれない」と言われようとも、現実主義でしょう。

僕はラクスは、どこまでも「W」のリリーナに似ていると思います。
違うところは、リリーナは力を持たず、話し合いだけで解決しようとした。
だから彼女には力がなかった。
実際、リリーナの言う事もやることも、すべて奇麗事でした。
ゼクス率いるホワイトファングの本拠地リーブラに単身乗り込み、ぜクスを説得しようとしたが叶えられず、逆に拘束されてしまった。
しかし、彼女にはヒイロがいた。リリーナの思いを成し遂げるために、その思いを邪魔しようとする者を排除するナイトの存在です。
ヒイロは理想気高い彼女には手を汚させずに、彼女の代わりに、影に生きる存在として、自分の手を汚すことを選んだ。
しかし、結局劇場版のクライマックスでリリーナは自分の信念を曲げ、手を汚すことも辞さずに、平和のために戦うことを民衆に叫び、ドロシーがそれを扇動します。
それが結局は真の平和へと繋がった。最後にヒイロはマリーメイアを殺さずにすんだ。

SEEDにおいて、ラクスはそれを全部自分一人でやらねばならなかった。
奇麗事が通じる世界ではないから。自分の手を汚さずとも奇麗事を主張できるほど、世の中は甘くはないから。
理想のために力を持った。それが叶うか叶わないかはともかくとして、その行動を起こせたという意味ではチキンではないワケで、
そういう意味で、僕はラクスは十分に認められる奴だと思います。

36ガンダムさん:2003/11/28(金) 16:40 HOST:YahooBB219008120110.bbtec.net
即ち、主義、大儀、見識はハマーン、ディアナと大差ないと。
彼女に無い物は、官僚と言いたいわけだ

37ガンダムさん:2003/11/28(金) 18:03 HOST:pl173.nas912.o-tokyo.nttpc.ne.jp
>>36
どちらかといえばラクスの存在はディアナでしょう。
ハマーンは過激すぎる。

38ガンダムさん:2003/11/28(金) 18:51 HOST:FLA1Aac117.ttr.mesh.ad.jp
>>37
ディアナに失礼。
ディアナはあんなにバカっぽくは演技はしない知的な御方だぞ。

39ガンダムさん:2003/11/28(金) 20:00 HOST:YahooBB219008120110.bbtec.net
ラクス、ハマーン、ディアナの御三方に共通している点は、『女の子』でありながら組織、叉は勢力のトップであると言う事。
違いは、彼女等に付いていっている部下の質じゃないかと思われ。

40ガンダムさん:2003/11/28(金) 21:57 HOST:IP1A0498.gnm.mesh.ad.jp
っていうか、本人たちの質自体違い過ぎ。
ラクスと比べちゃ、ハマーンとデイアナに失礼だろう。格が違い過ぎる。
明らかに、ラクスは大したことなかったし。

41ガンダムさん:2003/11/29(土) 02:30 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
>>40
ラクスのことを語る掲示板では、必ずあなたのような人がいますが、
誰もが納得するような説明求む。


少なくとも、僕の目から見れば、演出や描き方、ドラマ性に大きな違いこそあれ、
ハマーンもディアナも、ラクスも
「ああ、立場こそ大きかったが、結局小さい人だったな」
と言う印象しかありません。

ディアナはまずほとんど何もしていない。
周囲の優秀な人間におんぶに抱っこされただけで、46と48話の演説以外これといって何もしてないし。
キエルとの入れ替えを繰り返してその場しのぎでごまかし続け、
アグリッパを殺したのはミドガルド、で、ミドガルドを裁いたのはハリー。
自らは手を汚すことなくのうのうと生き延び、面倒なことはハリーやフィル、キエルに任せきり。
ロランがいなきゃ宇宙に帰ることも、その心の傷一つ癒すことの出来なかった人です。

ついでにハマーンは世襲制の呪縛から逃れられず、連邦軍との交渉のためだけにコロニーを落とし、
何らカリスマ性を発揮させることなく、ミネバをよいしょしながら表に出るのに躍起になって自分の足元も見えず、
結局グレミーに裏切られ、自滅に近いアクシズ分裂劇です。
で、考えていたことは、自分を見捨てたシャアへの復讐。父親の理想と継ぐと言う主体性の無さ。
しかも、NTの妄執にとらわれないジュドーに嫉妬して、仲間に引き込もうと御大自らが変装して乗り込んでくる始末。
どうなんでしょ、こんな指導者。

ラクスはラクスとて、指導者としてのリーダーシップを全くとっておらず、
面倒なことはバルトフェルドやダコスタに任せきり。
突発的な行動に、クライン派としてではなく、ラクス個人の意思があり(フリーダム強奪等)リーダーであるはずなのに、周囲との連携が薄い。
ゆえに周囲の人間をおいていってしまうことが多い。優秀な人材も集まるはずが無い。
また、最終的には指導者としての立場よりも、惚れたキラに情熱の全てを傾けてしまうのは問題ありすぎる。
しかも、いざエターナルで戦場に赴けば、戦力としては不十分なのにも関らず正攻法しかしない上に、停戦をバカ正直に正面から叫んでいるだけ。
訴え方に工夫が見られない。

確かにハマーンもディアナもラクスも、三人とも優秀な人間だったと思います。
しかし、三人とも冷静に見れば問題はありすぎなわけで、
ガンダムシリーズの他の女性指導者、「V」のマリア、「W」のリリーナ、
そして「1St」のキシリア。みんな問題やツッコミどころは満載です。

だから、誰が誰より優れている、とか、劣っているではなくて、
作品における登場人物として、冷静に受け止めればいいじゃないですか。
ガンダムというタイトルだけど、わざわざ他の世界観を比べる必要もないし。
(ターンAは全部同じ世界観になってしまうのか?)
その作品その作品を独立したものとして楽しめばいいと僕は思います。

42ガンダムさん:2003/11/29(土) 16:13 HOST:YahooBB219008120121.bbtec.net
一人で出来る事なんか限られている。ましてや、ラクス、ハマーン、ディアナの御三方は『女の子』だからな・・酷というものだろう・・・・
そりゃあ、∀には『女の子』でありながら、スゴ腕の外交官だったリリー・ボルジャーノ嬢が居ましたが・・・

43ガンダムさん:2003/11/29(土) 19:04 HOST:u036.d021228218.ctt.ne.jp
少なくとも、今までのガンダム世界の偉い女の子達は、
全力疾走しようとした第一歩目から壮絶につまずいてぶっ飛んで
周りの人を巻き込みながら顔から着地して
走る意味すら無かったような事はなかったですが。

主義主張、行動の如何以前に、キャラが立ってないのではお話にもなりませぬ。

44ガンダムさん:2003/11/29(土) 21:13 HOST:YahooBB219003122177.bbtec.net
>>43

>全力疾走しようとした第一歩目から壮絶につまずいてぶっ飛んで
>周りの人を巻き込みながら顔から着地して
>走る意味すら無かったような事はなかったですが。

旗揚げの意味がなくはない。戦力としてはフリーダム、ジャスティスとミーティア、そしてエターナルで十分勢力になる。
戦艦を一撃で真っ二つにする大型ビームサーベル。同時発射数70発以上のミサイルにビームの雨あられ。
そしてそれを操るのが、命中率ほぼ100%で、回避も無線式ガンバレルの攻撃をよけまくるようなSEEDをもったバーサーカー二名。
43話〜46話まで苦戦していたのは、明らかにAAとクサナギが足を引っ張って、さらにミーティアがなかったから。
47話以降は、フリーダムとジャスティスだけ無敵のスーパーロボットになっている。
それで地球軍とザフト両軍と総力戦というのは、確かに戦力として不十分だが、第3勢力としては十分。

少なくてもリアルな戦争でなく、「ガンダム」なら。


地球軍VSホワイトファングVSガンダム5機。
「W」の終盤はこれで成り立っている。おいおい。

「Z」も、画面から見る限り、エゥーゴの戦力は地上はともかく、
宇宙においては、アーガマ&ラーディっシュの二隻にMS10数機。

「ZZ」に至っては、ネェルアーガマ一隻にガンダム数機&百式だけ。
これでエゥーゴだというのだからスゴイ。

そういえば「逆襲のシャア」でもネオジオンに対抗したのは第13独立部隊だけだった。
他の連中はサイコフレームの共振がなければ出てもこれないチキンばかり。

昔のガンダムも、SEEDのことを責められない位に十分頭悪い。

>主義主張、行動の如何以前に、キャラが立ってないのではお話にもなりませぬ

「W」のリリーナとか、相当コケていましたが…。

出合ったヒイロに意味不明発言連発→父親を殺された挙句、公共の場でレディに銃をぶっ放す→南極で「ゼクスを殺せ」発言→サンクキングダム再建→10話もたずにOZの攻撃で壊滅→地球連合の女王に就任→3話で降板→一路リーブラへ→説得できずに拘束→ヒイロに助けられMO-Ⅱへ→ようやくレディと和解。

お前は何がしたかったんだ? 人によってはキ○ガイに見えるぞこれは。

ついでに「Ⅴ」のマリア女王も、全力疾走をしようとしたらカガチに利用され、騙され、
盛大にスッコろんで、結局タシロに殺されました。
キャラが立つ立たないもないなこれは。
まあ、こいつは女の「子」ではないからいいのか?

ラクスは…まあ、これはこれで、コケている気はしないでもない。
ただ、今までのガンダムにはいなかった性格の少女だから、旧作ファンに叩かれまくっているが、それはそれで新機軸でいい。
「ZZ」の放映当時、プルやキャラの性格に怒った人がどれだけいたことか。
何だかんだで馴染んでしまっているが、ラクスもそんなもんでしょう。
特に前半に目立っていたあの天然系の性格は「演技している」だけだから、理解できなくはない。
ところどころで棘を出していたし。
まあ、アイドルというぐらいだし、アイドルにはああいう性格も結構いる。
ガンダムファンに受け入れられるかはともかくとして。
嫌いな人は身の毛もよだつ程に嫌いなようだが、劇中のプラントではヤバイ位人気者なようで。
第3勢力旗揚げ後は、頭悪そうな天然形の発言はなくなっているから、後半が奴の素なんでしょう。

個人的にこいつの性格は…プルやシャクティ、クエスよりかはマシ、ぐらいかな。
少なくても、ブレンパワードのヒメよりは全然いいと思う。ガンダムじゃないから関係ないが。

そういえば、カテジナの陰に隠れていたけど、
昔はシャクティとかも「キャラが理解不能」とか言われて相当叩かれていたよなぁ。

45ガンダムさん:2003/11/29(土) 23:08 HOST:YahooBB219008120112.bbtec.net
スペオペに理屈は不要!!
ただ『その世界』においていかに必然かと言う事。

46ガンダムさん:2003/11/29(土) 23:11 HOST:YahooBB219008120112.bbtec.net
プペースオペラに理屈は不要!!
重要なのはいかに『その世界』において必然であるかだろう。

47:2003/12/09(火) 20:21 HOST:k162237.ppp.asahi-net.or.jp
もしかしたら48話においてキラに対し「あなたが好きです」とハッキリ告白する場面などがあったら良かったのかもしれない。

かつて劇場版『マクロス』において、ミンメイが輝に対し「たとえあの人(未沙)との間に何があっても」とすがり付いたように。

しかしそれは彼女個人のドラマとしては最高に完成されたとしても、他のキャラクターやストーリーとのバランスを考えれば不自然な物となってしまったに違いない。

その意味からいえば、やはり本作のラストは、「フレイの死」も含め、それまでのドラマの出番や貢献度などからして、比較的順当な物だったとはいえないであろうか。

48ウル:2003/12/17(水) 17:36 HOST:YahooBB219018003148.bbtec.net
ラクスいらねぇ!

49ウル:2003/12/17(水) 17:36 HOST:YahooBB219018003148.bbtec.net
ラクスいらねぇ!

50ウル:2003/12/17(水) 17:36 HOST:YahooBB219018003148.bbtec.net
ラクスいらねぇ!

51ガンダムの種さん:2011/03/04(金) 17:44:20 ID:???
3Dカメラで撮ったおっぱいエロすぎw
すれ違いおっぱい@ともも
ttp://oppai.upper.jp


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