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【感想や雑談等の】プリキュアディケイド【世界か】ネガのスレ

1ふたりは名無しさん★:2011/01/16(日) 09:24:02 ID:???0
ここはこの
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1261/1277301414/
プリキュアディケイドスレのネガのスレ

プリキュアディケイドスレのSSの感想や雑談等を自由に語るスレです。

作家さん達も是非ご利用下さい

233111:2013/07/19(金) 02:41:13 ID:mRgShMY2O
これまでのプリキュアディケイドは…

「キュアトゥイートシャドウは…後藤つぐみは、かつて、私達の仲間だった…」
「私はお前のことなんて嫌いだ!
うじうじと意気地無しのヘタレで、理想主義の甘ちゃんで、泣き虫で!
周りに甘えっ放しで、放っておけばすぐに潰れてしまいそうなほど弱虫で!
それなのに、私にないものを全て持っているから、
だから私はお前が嫌いだ!大嫌いだ!」

《limit break,memory loading...》

「私、負けない!」
「所詮お前はクズ星…どれだけ輝こうとも、落ちる定めにあるんだ…!」
「クズ星なんかじゃない。
私は流れ星。みんなの希望を背負って、夜を切り裂き飛び続けるんだよ」

「ディケイド。次の世界が、最後のプリキュアの世界です」
「最後の世界…この旅が終わる時、そこには何があるのかしら」

234111:2013/07/19(金) 02:42:26 ID:mRgShMY2O
「それでは、いってきまーす」
階下から響く声に、ミルクは目を覚ました。
ベッドから起きて、窓の縁から外を見下ろすと、白衣を来た士子のこぐ自転車がよろよろと走っていた。
無理して慣れない自転車に乗っていくこともないと思うが、士子曰くこの町は自転車で走るのが一番だそうだ。
ミルクは床に飛び降りると同時に、くるみの姿に変わって着地する。
簡単に身支度を済ませてから部屋を出て、階段を降りダイニングキッチンに顔を出す。
「やあくるみちゃん。おはよう」
「おはよう」
ピンクのエプロンをつけた栄介と朝の挨拶を交わすと、ベーコンエッグがフライパンの上で華麗な宙返りを披露する。
「もう焼けるから、座って待っててよ」
テーブルには空の食器がワンセット広がり、新聞を読む光子が既に就いていた。
椅子に座ると同時に、卓上トースターからパンが二枚飛び出す。
くるみは手元の皿にそれを乗せると、小麦のキャンパスをピーナッツバターで染める。
『この一週間は、春らしい穏やかな空模様が続きます』
テレビからは、お天気キャスター増子美佐の明るい声が流れている。
『この陽気は日食が観測される、来週末まで続くものと思われます』
「お待たせ」
栄介がくるみの目の前に、ベーコンエッグとコールスローサラダ、ピッチャー入りのオレンジジュースを並べる。
「ゆっくりと召し上がれ」
栄介はオレンジジュースをコップに注ぐと、再び流し台に戻っていく。
「いただきます」
くるみは合掌し、まずはパンを一口かじる。
香ばしい薫りと、ピーナッツバターの程よい甘さが口一杯に広がる。
しかし、今のくるみにはこの朝食をゆっくりと楽しむだけのゆとりはなかった。
「何かめぼしい事件はあった?」
口の中のパンを飲み込んで、くるみが新聞ごしに光子に問う。
「人気女優、柏倉アリサ、白昼の遊園地デート」
光子は新聞を畳んでそばのラックに入れた。
「至って平和そのものよ。この世界は」
光子がため息をつくと、同調するようにくるみもため息をついた。
「今日で十日目ね…」

235111:2013/07/19(金) 02:46:19 ID:mRgShMY2O
十日前。この世界にやってきた時。

士子は白衣を身にまとって、革製の手提げ鞄を持っていた。
今回はヤブ医者かと軽口を叩くくるみを適当にあしらい、かばんを物色したところ、どうやら天文学者の卵で、この夕凪町に住む天文学の教授に師事しているという役割であるようだ。
いつもの通りに士子はその教授の家に向かい、その間にくるみと光子は周辺の聞き込みを行った。
この世界に忍び寄る、魔の手の情報を知るべく…
しかし、日が沈みかける頃まで走り回ってみても、この世界の脅威についてはなにひとつ手掛かりが得られなかった。
暗くなる前に家に戻ると、玄関の前で帰って来た士子と遭遇した。
なにかわかったかと聞いてみると、士子は教授宅の天文台での話を始めた。
やれ、とても広いとか大きな望遠鏡があるとかいったことを興奮したように話し、近々起きる日食の観測会の準備のためにしばらく教授宅に通うことをくるみたちに伝えた。
「それで、この世界のプリキュアについては?」
と聞いたら、
「あ、忘れてました」
とペロリ舌を出した。
「あなたねぇ!」
「まあまあまだ一日目ですし、その内なにかわかりますって」
…次の日も、士子は教授宅へと向かい、くるみと光子は聞き込みや町中をまわったりした。
しかし、士子が言うところのその内が来ないままに、くるみたちはこの世界で十日目を迎えていた。

236111:2013/07/19(金) 02:47:55 ID:mRgShMY2O
『それでは本日も、頑張っていってらっしゃいませ!』
テレビの中でキャスター達が笑顔で頭を下げる。
「ねえ光子」
「なに?」
箸で小さくちぎったベーコンエッグを口に運びながら、くるみは少し前から考えていた仮説を切り出した。
「ひょっとして、この世界はもう終わっているの…?」
「この世界のプリキュアの物語が、てこと?」
「邪悪な存在は影も形も見当たらない。
それって、この世界のプリキュアが倒してしまった後だから…とは考えられない?」
光子はアイスティーのコップから口を放した。
「わからないけれども、士子が役割を与えられてる以上、それはないんじゃないかしら」
「…そう、そうよね、うん」
くるみ自身も、それが馬鹿げた考えだということを理解していた。
しかし、そうとでも考えないと、このなにも起きない現実に理由がつけられないのだ。


(やっぱり、この世界のプリキュアを探してみないことには始まらないのかしら。
でも手がかりらしきものはほとんどないし。
それに、こんなにも長い間大海が動かないのも気になるわ。
いやでも、既に暗躍している可能性も…
なんにせよ、情報がなさすぎる。
だけど、周辺の聞き込みも完了してるし、もう話を聞いてない人間なんていないし、なにか起きそうなところに張り込むには、この町は少し広すぎるし…)
「くるみちゃん、おーい、くるみちゃん」
「ぅん?」
栄介の声に目を開くと、時計は昼時を指していた。
テレビからはワイドショーのコメンテーターたちの話が聞こえる。
どうやら考え込んでいるうちに、ソファーで眠ってしまっていたみたいだ。
「まいったわね…私も知らずにこの世界に毒されてきてるのかしら」
ふいに、くるみの眼前に縦縞模様のハンカチの包みが差し出された。
「なに、これは?」
「士子ちゃんのお弁当さ。だけどあの子ったら忘れて行っちゃってね。
悪いけど、届けに行ってくれないかな」
「なんで私が。光子に行かせればいいじゃない」
「光子は図書館に勉強をしに行ってるよ。
僕も家の仕事があって出られないから、頼むよくるみちゃん」
「ハァ、仕方がないわね」
くるみはため息を吐くと、弁当の包みを手に提げ立ち上がった。
「行ってきてあげるわよ。どうせ暇なんだし」
「悪いね。それじゃあこれも」
栄介が反対の手に紫色のハンカチの包みを持たせる。
「くるみちゃんの分のお弁当だよ。くるみちゃんもお昼まだだもんね」
「それはどうも」
くるみは簡単に礼をすると、玄関に向かっていった−

237111:2013/07/19(金) 02:58:41 ID:mRgShMY2O
世界の破壊者ディケイド。様々な世界を巡り、その瞳はなにを見るのか−



「まかせて★スプラッシュ☆スター★ DECADEver」

♪プ・リ・キュ・ア♪
スパスパスパークS☆S(プリッキュア!)
プリキュアプリキュアスプラッシュスター♪
くるくるミラクルS☆S(プリッキュア!)
ハッチャケブッチャケノーノープロブレム
(プリキュアSplash☆Star withキュアディケイド)

広い草原渡って 風が薫るよ
星瞬く夜空に 月は満ちるよ!
一人だけでは 不安な日々も
あなたがいて(いつもそばに) 私がいる(Shine! sun sun sun)
繋がった絆が(high!)ってな感じで♪

「あなたを大好き!」って 気持ちが弾けてる
「大切だよ!」ってneed you! 拍手がパチパチね
(プリッキュア! プリッキュア!)

スパスパスパークS☆S プリキュアプリキュアスプラッシュスター♪
テカテカ王手かS☆S ギャップもウエイブもゴーゴープログラム
スパスパスパークS☆S プリキュアプリキュアスプラッシュスター
くるくるミラクルS☆S ハッチャケブッチャケノーノープロブレム
(プリキュアSplash☆Star withキュアディケイド)

明日は明日の風が吹く ★Splash☆Star★

238111:2013/07/19(金) 03:00:24 ID:mRgShMY2O
第10話「走れ花鳥風月!タイムリミットは日食の時!!」


広い道を滑るように走り抜け、くるみは頬に風が当たるのを感じる。
出かける時、教授宅は遠いからと栄介が貸してきたインラインスケートの調子は悪くない。
ヘルメットをかぶり、肘や膝には紫のプロテクターを付け、背中には、二人分の弁当が入ったリュックサックを背負っている。
リュックからは、くるみがいつも履いている赤い運動靴も提げている。

士子が通う教授宅には、以前も忘れ物を届けたことがあるし、聞き込みしていた頃に何度も前を通ったことがあるため、道程は知っている。
昼時のこの辺りは自動車も通行人も滅多にいない。
自然とスケートを走らせる速度も増していく。
長い直線を加速をつけて走っていく。
その時、脇の茂みから目の前に何かが飛び出してきた。

「きゃっ!?」
急な事態に、思わずその何かを抱きかかえると、スケートのバランスが崩れそうになり、ヨロヨロよろめく。
「ぬっ、くっ…ホォッ!」
転ばないようにしている内、クルリとその場で一回転し、止まった時には自然とフィギュアスケートのような謎のポーズを取っていた。
「うわぁ、くるみお姉さんすご〜い!」
抱えた何者かが、聞き覚えのある無邪気な声をあげた。
「ごめんなさいみのりちゃん。ビックリしたでしょ?」
「ううん、だいじょうぶだよ」
「みのりちゃん!」
抱えた女の子…みのりを地面に下ろすと、一人の少女がその小さな女の子の名を呼びながら、くるみの前に現れた。
「急に道路に飛び出したりしたら危ないわよ、みのりちゃん」
「ごめんなさーい、薫お姉さん」
青みがかった髪を伸ばし、同じ色の瞳を中心にした端正な顔立ちの、大人びた雰囲気の少女…薫。
「ああ、霧生薫」
くるみは彼女とも面識があった。

二人が飛び出して来た方向を見る。
オープンカフェ風にいくつかのパラソルの下に並べられた机。
ガラス張りの壁の向こう、ショーウインドウの中には、こんがりキツネ色に焼けたパンが並んでいる。

「そうか、ここはPANPAKAパンだったわね」
この夕凪町で評判のベーカリー、PANPAKAパン。
みのりは夏野家から教授宅への道のりの中程にあるこの店の娘だ。
そして、彼女に懐かれている霧生薫が、よくここに来てみのりと遊んであげているのを、くるみも買い物の時に何度か見たことがあった。
「随分急いでたみたいだけど、どうかしたの?」
両腕をみのりの胸の前で組まされながら、薫がプロテクター姿のくるみを眺める。
「大したことじゃないわ。士子に忘れ物を届けに行くだけ」
くるみはリュックサックを、背負ったままで薫に見せた。
「それじゃあ、舞の家まで行くのね」
「舞おねーちゃんちー?」
舞とは教授の娘の名前だ。
おとなしい性格の少女で、薫やみのりの姉の友人である。
「そう。だからもう行くわね」
くるみは手を小さく振り、再び教授宅へとスケートで走り出した。
どんどんスピードを増していき、あっという間にくるみは薫とみのりからは見えなくなってしまった。
「いっちゃったね」
「でも、士子は確か…」
その時、一人の客が店から出てきた。

239111:2013/07/19(金) 03:01:57 ID:mRgShMY2O
少し離れた位置からでも、丸い屋根の展望台が美翔教授宅の場所を教えてくれる。
近付いていけば、展望台は徐々に大きくなっていき、白い柵のテラスと、よく手入れされている庭も見えてくる。

「やっと着いた」
くるみはスピードを落とし、門の前でピタリと止まる。
方向転換し、玄関まで徐行を始めようとすると、ちょうどそこから一人の人物が出てくるところだった。
涼しげな目元に、真一文字に結ばれた薄い唇。
伸ばしっぱなしの髪の毛を後ろで一つに結び、かっちり着ている白衣の首元に、サンゴのネックレスが輝いている。
「鯨井じゃない」
士子と共に美翔教授に師事している、鯨井泳人だ。
「……」
鯨井はくるみに声をかけられても、表情一つ変えない。
「あーっ!美々野やんか!」
二人の頭上から、底抜けに明るい声が降ってきた。
くるみが見上げると、美翔邸のベランダから、小麦色の肌に金髪ショートカットの髪型、白衣の下から覗く虎縞模様のミニスカートという、いかにもギャルっぽい容姿の女性が、笑顔で身を乗り出しブンブンと大きく手を振っていた。
「や、美々野くん」
その隣では、同じく白衣を着た茶髪の男が、柵に寄り掛かってマグカップを持っている。
「虎間。隼」
虎間大河、隼春彦。
二人も美翔教授の生徒である。
美翔邸で来週行われる日食の観測会は、この三人と士子で準備を進めていた。
「どしたん〜?教授んとこ用事ぃ〜?」
虎間は挨拶と同じ調子で、くるみに来訪の理由を尋ねた。
「士子に忘れ物を届けに来たの」
「またかい。よく忘れ物するもんだ」
「でも一足遅かったで。今日は準備午前で切り上げや」
「え…えぇ〜っ!」
くるみは間の抜けた声をあげた。
何のためにここまでインラインスケートを走らせて来たのか。
「せやから、うちはダーリンとラブラブしとったんや」
「こら、よさないか大河」
突然虎間に抱き着かれても、隼はまるで動じず、一滴のコーヒーもこぼさない。
「そういうのは、後で二人の時にしないか」
「ええやん、誰かに見られてるのも」
虎間と隼は、自他ともに認めるバカップルというやつだ。
人目をはばかるどころか、むしろ他人に見せつけるようにいちゃつきだしてしまう。
「あー、無駄足踏んだわ…」
くるみは見ていられないと、踵を返して帰ろうとする。
「おい」
その時、低い声に呼び止められた。
「なんなの、鯨井」
今まで黙っていた鯨井が、やっと口を開いたのだ。
「小門なら、お嬢と裏でスケッチをすると言っていた」
「お嬢って…舞と?」
舞は中学校で美術部に所属しており、絵を描くのが大好きである。
士子も嗜む程度に絵を描いているため、二人はすぐに打ち解けた。
「まだいるかもしれない」
「そう。教えてくれてありがとう」
くるみは鯨井に礼を言うと、教えられた裏庭に向かった。

240111:2013/07/19(金) 03:04:37 ID:mRgShMY2O
美翔邸の裏庭は、裏庭とはいえそれなりの広さを有しており、数本の広葉樹と小さな池がある。
その裏庭の隅、画架を立てて一心不乱に風景を写し描く一人の少女がいた。
吊り目気味の瞳はせわしなくスケッチブックと目の前の風景を交互に見つめ、鉛筆を握った細い腕を振るい続けて、ただ絵を描くことのみに専念している。
「舞」
しばらく様子を見ていたくるみだったが、期を見て少女の名前を呼んだ。
しかし少女…舞は、全く聞こえてないように手を休めない。
「ん…ん゛ん゛っ!」
くるみは出来る限り耳元に近づいて、わざとらしい咳ばらいをする。
それでも舞は脇目も振らない。
「まーいまいまいまいまいまいまーーい」
名前を連呼してみるものの、舞は絵を描き続けている。
「あーもう!」
くるみは頭をぐしゃぐしゃと掻きむしった。
「きゃあ!」
「わっ!?」
突然叫び声をあげた舞に、くるみは驚きのけ反る。
「ど、どうかしたの?」
「くるみさん、いつの間に来てたの?」
「今気付いたんかい!」
ようやく自分の存在を認識した舞に、くるみは力一杯ツッコミを入れた。
「あ…ごめんなさい、私、絵の方に集中してて…」
ツッコミのあまりの迫力に、舞は謝り出してしまった。
「あ、いや、別に怒ってるんじゃないのよ。
あなたが集中すると周り見えないってのは知ってるし」
これまでにないツッコミ後の反応に、くるみは慌ててフォローする。
(なんか…ペースに飲まれてるわ。この世界のペースにも、舞のペースにも)
「それより、士子はいないの?
一緒にスケッチしてるって聞いて来たんだけど」
話題を変えると、舞は鉛筆を椅子の上に置いた。
「小門さんなら、少し前にPANPAKAパンに寄って帰るって言ってましたよ」
「えぇ!?嘘でしょ!?」
今し方そのPANPAKAパンを通り過ぎて来たばかりだというのに。
自分の巡り合わせの悪さに、くるみは思わず非難めいた声をあげてしまった。
「…ハァ、それで、どれくらい前に別れたの?」
気を取り直して舞に問う。
士子が発ってそれ程経っていないのなら、まだ追いつけるかもしれない。
ここまで来てしまった以上、意地でも士子に弁当を手渡したいのだ。
舞は指を顎に当て、空を仰ぐ。
「確か、10分くらい前…」
「10分ね。それならまだ間に合う…」
「か、30分くらい前…」
「え?」
「ひょっとしたら、1時間くらい前…かも」
「……」
くるみは額に手を当て俯いてしまった。
(そうよね。話しかけられても聞こえないくらいの集中力だもの。
時間の感覚だってわかんなくなって当然か)
「ありがとう。とりあえず行ってみるから」
話を切り上げて、くるみは重たい足を再び滑らせ始めた。


美翔邸の表に出てくると、既に虎間たち三人の姿はなかった。
その代わり、一人の少女が門から敷地内に足を踏み入れるところだった。
短く切り揃えられた赤い髪に、大きな赤い瞳の少女は、霧生薫に漂う空気とよく似たそれをまとっている。
…今日は、やたらと顔見知りに会ってる気がする。
「あら、くるみ。こんなところで珍しいわね」
くるみがそう思っていると、向こうから声をかけられた。
「舞はいるかしら?」
くるみに尋ねた少女の名は、霧生満。
霧生薫の双子の姉妹だ。
「今は裏でスケッチをしてるわよ」
くるみは今出てきたばかりの裏庭を指差した。
「そう」
くるみとすれ違おうという時、満は急に足を止めた。
「そういえば、くるみ。来る途中に士子を見たわよ」
「本当?どこで見たの」
ずい、と顔を近付けてきたくるみに、満は思わずたじろぐ。
「トネリコの森に入って行ったわ。大空の樹まで行くつもりかしら」
「大空の樹…」
大空の樹とは、トネリコの森にある大樹だ。
とても大きな樹で、この夕凪町のどこからでも見ることができる。
(大空の樹までは、ここからだとPANPAKAパンよりは近いけど、上り坂になってるのよね)
くるみは脳内で夕凪町の地図を広げ、大空の樹までの道筋を辿った。
満が怪訝そうな眼でくるみを見る。
「士子に用事でもあるの?」
「少し、ね。届け物があるから来てみたのに、いなかったから困ってたの」
くるみがうんざりした表情を見せると、満は気の毒そうに苦笑いを浮かべた。
「ともかく、教えてくれてありがとう。今から行ってくるわ」
くるみは再びインラインスケートを滑らせ始めた。

241111:2013/07/19(金) 03:06:57 ID:mRgShMY2O
夕凪町を見下ろすかのように広がるトネリコの森。
その中の遊歩道を、普段の靴に履き替えてくるみは歩いていく。
「そういえば、この辺は珍獣ミミンガがいるって噂のとこだったわね…」
少しでも手がかりがほしかったくるみは、その話を勝手に精霊の目撃談と誤解し、光子と二人で一昼夜張り込んだことがある。
収穫は、その話が単なる噂話であったという事実と、数え切れない虫刺されのみであったが。
緩やかな勾配の道は、開けた景色からやがて、木々が生い茂り木漏れ日の降る風景に変わっていく。
森の木によって清められた空気の中だと、頭の中までスッキリしてくるようで、くるみは歩きながら思索をめぐらせる。
考えるのは、もちろんこの世界のプリキュアのことだ。

士子がダークドリームから聞いたという言葉などから考えても、この世界にプリキュアがいないという可能性はほぼゼロだ。
ではこの世界のプリキュアはどこの誰なのか。
ここまでの例から考えれば、士子に与えられた、『美翔教授の教え子の学生』という役割に関係する少女に間違いはないだろう。
そうなると、真っ先に考えつくのは教授の娘の舞だ。
そして、彼女と特に親密にしている少女たち。
彼女らのうちの何人かがプリキュアなのか。
あるいは、全員がプリキュアであるのか。
…いい線を行っていると思ったんだが。
実はくるみは舞のことも密かにつけまわったことがある。
だが、人知れず戦っているような不審な点は見られず、またも空振りに終わっているのだ。
そもそも、彼女がもしプリキュアであったなら、より近いところから彼女を見ている士子が気づけないものだろうか。
士子は一見のんびりして鈍感な人間に見えるが、その実洞察力に優れて抜け目ない、勘の鋭い女である。
それとも士子は既になにか掴んでいて、そのことを自分たちには隠しているのか?
それこそありえない、とくるみは自分の考えを一笑に付した。
そんなことをする利点が見つからないというのもあるが、なにより彼女が自分を騙したり嘘をつくはずはない。
士子と自分はそれほどつきあいは長くない。
だが、いくつもの戦いを乗り切り、寝食も共にしているのだから、彼女からの信頼は得ている。
それは自分だって同じだ。
決して口には出さないが、くるみも士子のことを信じている。
彼女の旅に同行した発端も、自分達の世界を救ってくれた彼女と共に戦いたいと願ったことからだ。
だから士子が隠し事をしているはずはないと、くるみは信じているのだ。
「……」
この世界のプリキュアについて考えていたはずが、結局士子のことばかりを考えてしまった。
「あ〜…ダメよダメダメ!」
気持ちを切り換えようとかぶりを振っているうちに、爪先に巨大な樹の根がぶつかった。

242111:2013/07/19(金) 03:09:58 ID:mRgShMY2O
くるみは顔を上げる。
樹齢数百年はあろうかというどっしりとした幹と、そこから四方に伸びる葉振りのよい太い枝。
とてつもない大木なのに、威圧感や圧倒感などを感じさせず、むしろ近くにいると温かく見守られているような錯覚におちいるこの大木こそが、大空の樹だ。

「…何度来ても、すごい木だけど」
くるみが言葉尻を濁したのは、この巨木の足元に不審な動きを見せる人物がいたからだ。
「…なにしてるのよ、士子」
自分の捜し求めていた人物が、大空の樹の幹に抱き着くように腕を伸ばしてへばり付いていたのだ。
「…ああ、くるみさん」
士子は不自然な姿勢で首だけ振り返る。
目尻がトロンと下がったその表情は、寝起きのようにどこかポワポワとしている。
「ひと夏そうしてれば、もしかしたら羽化できるかもしれないわね」
くるみが士子にツッコミを入れると、大空の樹の根の一つから、一人の少女がひょっこり顔を覗かせた。
「あ、くるみさんだ」
少女は姿を現し、とてとて二人に近付いてきた。
「うわ、咲か。タヌキかと思った」
「ヒドイなあ!」
「…ふふっ」
「士子さんまで!」
少女は日向咲。PANPAKAパンの娘で、みのりの姉だ。
丸い顔とタレ目は、確かに小動物チックである。
士子は再び大空の樹に頬をくっつける。
「どう?士子さん」
「暖かくて、少し不思議な感じですね」
咲は士子の言葉に微笑み、隣まで歩くと同じように大空の樹に張り付いた。

「…それで、結局あなたたちはなにをしているの?」
くるみは二つ並んだ少女の背中に、未だ解決されない疑問を再度投げかける。
「日向さんに薦められたんですよ」
士子がまた首だけで振り向く。
今度は咲も、士子に続いてくるみの方を見た。
「こうして大空の樹にペッタンコすると、元気が沸いてくるんだよ」
「ペッタンコ?」
「そう。くるみさんも、ホラ」
咲は大空の樹から離れてくるみの手を取り、彼女を自分と士子の間に置くと、もう一度樹に抱き着いた。
くるみは戸惑いながら、左右の二人に倣い大空の樹に体を寄せる。

表皮はゴツゴツと硬いが、なめらかな肌触りのため体に傷がつくことはなさそうだ。
大きく息を吸うと、森に漂っているよりも一層強い木の香りを感じた。
目を閉じてみると、抱き着いた部分から、わずかに生命の鼓動のようなものを感じた。
「……」
自然の神秘に、くるみが驚き目を開くと、こちらを見ていた士子と目が合った。
「なにか、力が沸いて来る気がしてきませんか?」
そう言って士子は笑った。
「樹から元気を貰おうなんて。士子、あなた不安なの?」
しかし、くるみが何気なく口にした疑問に、士子は目を見開き固まってしまった。
「不安…」
一言つぶやくと、また大空の樹に頬をくっつける。
「そうか、私は不安なんですね…」

243111:2013/07/19(金) 03:16:14 ID:mRgShMY2O
「士子?どうかしたの?」
急に様子の変わった士子に、くるみは動揺した。
士子は大空の樹から離れる。
「この旅が終わった先に何があるのか。それを考えると、なんだかモヤモヤして、胸の中に一欠の氷が滑り落ちるような、そんな感情が沸き起こるんです」
士子は大空の樹から離れ、そのモヤモヤを掴み出そうとするかのように胸を押さえて俯く。
「それがなんなのか、ずっとわからなかったんですが、そうですか、これが不安…」
「士子…」
目を伏せた士子の顔に、長いまつ毛が影を落とした。
今まで見せたことのない寂しそうな表情に、くるみは続けて掛ける言葉を失った。
「ねえ士子さん」
突然、咲が小走りに士子に近寄った。
「どうかしましたか日向さん?」
「今度の観測会のことだけど」
咲に優しく答える時には、もう普段通りの士子の顔に戻っていて。
他愛ない会話をする二人を見ていると、くるみは一人取り残されたような気持ちになる。
さっきの士子の表情は幻だったのだろうか…

「ねえくるみさん」
「え?」
不意に咲に話し掛けられ、くるみは間の抜けた声を出した。
「なにか用があってここまで来たの?」
「それは…」
くるみは自分がここまで来た理由を思い出した。
「士子にこれを渡そうと…」
リュックから弁当の包みを取り出したくるみは絶句した。
「むぐむぐ…私に?」
士子がいつのまに手にしたのか、クロワッサンを食べていたのだ。
「士子…ナニ、ソレ」
抑揚を失った声で、くるみは機械的に士子に問う。
「PANPAKAパンのクロワッサンです。庶民的な価格でありながらサクサクの皮とふんわりな中身という匠の技を味わえます」
「いつもごひいきにしてもらってまーす」
咲がおどけながら、士子にペコリと頭を下げた。
「ナンデ アンタガ ソンナノ タベテルノ?」
「お弁当を忘れてしまいましたから。PANPAKAパンに行って買ってきたんですよ。なにか問題がありましたか?」
「大ありよ!」
くるみが抑えていた感情を突如爆発させた。
「栄介から、あんたにお弁当渡すよう言われて走り回った、私の時間とこのお弁当をどうしてくれるのよ!」
くるみはズイっと、弁当の包みを士子の鼻先に突き付けた。
「一回舞の家まで行ってここまで来た私は一体なんなのよ!?」
今にも掴みかかりそうな勢いで、士子にまくし立てる。
「ええっと…おマヌケさん?」
「うぐあっ…!」
士子の悪意のないとどめに、くるみはよろよろと後ずさり、大空の樹の根にしなだれかかった。
「ひどい……!ひどすぎるっ……!こんな話があるかっ……!何時間もかけて………やっとの思いで…辿り着いたのに……届けたのに……クロワッサンっ……!あいつがもぎ取ってしまった!ここまでの私の時間…手間…労力をっ……!」
くるみは湿っぽく愚痴をこぼし始めた。
「ねえ、くるみさん」
すると、咲がくるみに近付いていった。
「それ、いらないなら食べてもいい?」
それ、と指差したのは、士子に与えるはずだった弁当だ。
「さっきアイス食べたところじゃないですか、日向さん」
士子は咲の食欲に、呆れたように苦笑いを浮かべた。
「え〜、いいでしょ。ねぇくるみさん」
咲は猫なで声で、くるみに甘える。
「いいわよ。むしろ食べてくれるなら助かるわ」
「やったあ!」
咲は弁当を受け取るや否や、適当な根に腰を下ろして包みを広げた。
「わあ、すごい!」
蓋を開けると、弁当箱の中には色とりどりの具材が所せましと詰め込まれており、咲は目を輝かせた。
「卵焼きに、コロッケに、エビチリ、どれもおいしそう!」
「よかったですね、日向さん」
士子がにこやかに咲を眺めていると、ぐぅ〜と腹の虫が鳴き声をあげた。
「そんなに腹ぺこだったんですか?底無しですね」
「違うよ、私じゃない」
士子と咲は顔を見合わせ、同時に同じ方向を見た。
「…だ、だって、昼も食べずにいたんだから仕方ないじゃない!」
二人に見つめられたくるみは、頬を染めながら言い訳した。
「別になにも言ってませんが…」
士子になだめられてもなお赤い顔のまま、くるみは咲の隣に座り、自分の弁当を広げた。

244111:2013/07/19(金) 03:16:59 ID:mRgShMY2O
「あれ、くるみさんのお弁当…」
既に食べ始めていた咲が、隣の弁当を覗き込み、違和感を口にする。
「こっちと少し具が違わない?」
「まぁね。士子と私じゃ好みが違うから」
くるみの弁当には、エビチリの代わりに一口サイズのハンバーグがいくつか入っている。
咲はそのくるみの弁当に熱い視線を送っている。
「…もしかして、食べたいの?」
「え、いいの!?」
くるみはミニハンバーグの一つを箸でつまみ、咲の弁当の白飯の上にポンと置いた。
「どうぞ」
「やった!じゃあ私からも」
咲もお返しに、エビチリのエビを一尾、同じようにくるみの白飯に置く。
そして咲は返す箸でくるみから分けてもらったハンバーグを口に運んだ。
「ん〜、おいし〜!」
その味に目を細めて歓喜し、バクバクと弁当を食べていく。
「本当によく食べるわね…」
年頃の少女にしては、少々はしたなく見えるような食いつきに、くるみは息を漏らした。

ふと、正面にいる士子の方を見る。
士子は手近な樹に背中を預け、クロワッサンの最後の一欠を口に押し込んでいた。
その横顔は憂いを帯び、先程胸の内を吐露した時に似ていた。

やっぱり、さっき見た表情は見間違いなどではない。くるみは確信した。
あんな具合に弱音を吐く士子を、くるみは見たことがなかった。
そうだ、普段どんなに気ままに振る舞っていようとも、士子だって一人の女の子だ。
自分はこれまで、士子の一体なにを見ていたのか。
己の情けなさと、士子の瞳の色の深さに、くるみは絶句してしまった。

245111:2013/07/19(金) 03:18:50 ID:mRgShMY2O
しばらくして。
「それじゃあね、くるみさん!」
「ええ…」
日が傾きはじめたので、くるみは咲に手を振り別れる。
結局あの後も士子とロクに会話出来ないまま、咲の他愛ない話に適当な相槌を打ちながら、三人でトネリコの森を下山してしまった。
山のてっぺんを見上げると、大空の樹がここからでもその雄大さを見せている。
くるみは、なぜだかその大樹が登る前よりも遠くに感じてしまう。
「かーのじょ」
軽薄なトーンの声と、チリンチリンと小気味よいベルの音がくるみを呼んだ。
士子が自転車に跨がり、腕をハンドルの上で組んでこっちを見ていた。
「乗っていきませんか」
ポンポンと、自転車の荷台を叩いて誘う。
くるみは、少しの逡巡の後に、無言でその荷台に腰掛けた。


士子がペダルを漕ぎ出すと、合わせて景色がゆっくりと流れる。
春の風を切る爽やかさとは裏腹に、くるみの頭と心はぐちゃぐちゃだった。
せっかく士子に、さっきの不安について聞き出せる機会なのに、言葉が出てこない。
せめて普段通りの会話でも交わそうとするが、自分は士子とどんな話をしていたのかさえも思い出せない。
士子の一瞬の陰りに目を奪われたくるみは、今や自分さえ見失っていた。
それゆえに、自分を乗せた自転車が、夏野家への帰り道から逸れていることに、しばし気づけなかった。
「士子?こっちは家とは違う方向じゃ…」
ようやく、いつもとは違う道を走っていることに気づいた時、くるみは思わず声を出していた。
「せっかくですから、ちょっと寄り道して行きましょうよ」

246111:2013/07/19(金) 03:26:45 ID:mRgShMY2O
ひとまずここまでです。
あんなに時間かけてこれだけとか、ホンマ泣けるでぇ。

冒頭は、いつかプリキュアもスーパーヒーロータイムに参加してくんないかなって妄想から、オリジナルの戦隊とライダーと絡ませてみました。

あとOPのディケイド版まかせてsplashstarは、以前どこかのBBSで見かけたものを少しアレンジしたものです。


さてお話の続きは、またしばらくかかりますのでお待ちください。
さすがに今回くらい長くは待たせないと思いますので…

247ふたりは名無しさん:2015/01/21(水) 09:49:48 ID:t48d9kAcO
スーパーヒロイン大戦GP
明日のナージャ3期


衝撃の明日のナージャ3期まで放送!


イントロダクション

明日のナージャの次は、ふたりはプリキュアのはずだった・・・

プリキュア伝説消滅!

明日のナージャが3期まで放送された事により、次のアニメ企画はナージャを
参考としたラブロマンス物とされ、プリキュアは歴史は一瞬で消滅してしまった・・・

歴史を変えるため、プリキュアの伝説を取り戻すため、プリンセスプリキュア達が
明日のナージャが3期まで放送された謎を解き明かす!
ナージャとプリンセスプリキュアのプリンセス対プリンセスの壮絶な戦いが今始まる!

248ふたりは名無しさん:2015/01/21(水) 20:01:56 ID:ANUkrvoY0
「女王様、今一度魔法を……」
神代は終わり、西歴を経て
人類は地上でもっとも栄えた種となった

「みんなの為に振るいます」
我らは星の行く末を定め、
星に碑文を刻むもの

「秩序は燃え尽きた」
人類をより長く、より確かに、
より強く繁栄させる為の理――人類の航海図

「多くの意味が焼失した」
これを、魔術世界では人理と呼ぶ

「私達の未来はたった一秒で奪われた」
人理

「聞いて!この領域に集まった一騎当千、万夫不倒のみんな!」
「相容れぬ敵同士であろうと今は互いに背中を預けて!」
「私の名は春風どれみ!みんなのために魔法をつかいます!」

「この戦いは人類史を遡る長い旅路」

第一の聖杯 
呪いの魔女
人理定礎値_C+
Ⅰ Ⅱ Ⅲ

「ですが悲観することはありません……貴方には無数の出会いが待っています」


第二の聖杯 
十二色の姫君
人理定礎値_B+
Ⅳ Ⅴ Ⅵ

「この星の全てが聖杯戦争という戦場になったとしても」

第三の聖杯 
高貴なる放浪者
人理定礎値_A
Ⅰ Ⅱ

「この地上の全てが疾うに失われた廃墟になっていても」

第四の聖杯 
調和の女神
人理定礎値_A-
Ⅳ Ⅲ

「その行く末に無数の強敵が立ちはだかっても」

第五の聖杯 
■■■の怪盗
人理定礎値_A+
Ⅰ Ⅱ Ⅲ

「結末は未だ誰の手にも渡っていません!」

第六の聖杯 
最後の聖女
人理定礎値_EX
Ⅳ Ⅴ Ⅵ

「さあ、戦いを始めましょう……マスター」

第七の聖杯 
古の銀月
人理定礎値_■
Ⅴ Ⅵ

過去最大の規模で行われる
聖杯戦争、開幕

テレ朝少女大戦/Grand Order

それは
未来を取り戻す物語

249ふたりは名無しさん:2015/02/23(月) 12:39:02 ID:9cBBFBKkO
うえ〜ん(つД`)10周年TVシリーズはこんなの見たかったよぉ〜!!!
改め15周年こそTVでオールスターズしろください!
それでこんなの見せろください!その1

『スタースコープ』

望遠鏡型のオールスターズプリキュアのオリジナル必殺アイテム。
4人〜6人で、4人の時は2対2、6人の時は3対3で、自分達の胸辺りの高さで宙に浮く
スタースコープの左右に立ち必殺技を放つ(NGワード戦隊のバズーカじゃねーか)

更にオールスターズチップが変化したオールスターズコラボレーションアイテムを
セットし歴代チームの必殺技をオールスターズプリュキア流に変化させた必殺技を発動可能。

オールスター「スタースコープが効かない!?」

クモジャキー「そんな物、幹部3人が合体したデザトリアンには涼風ぜよ!」

追い詰められるオールスターズプリキュア。その時4人のポシェットの中から光が

オールスター「ブロッサムのオールスターズチップが光ってる?」

シャイニングスター「ムーンライトのチップもだわ」
ファンタジースター「サンシャインのも光ってるぅ〜」

バーニングスター「マリンのも」

4人は光るチップを思わず取り出した、そして次の瞬間取り出したチップが4人の
手を離れ4人の頭上へと上昇した、そしてチップがさらに強い輝きを放ちながら変化し始めた

チップはそのプリキュアの武器が変化したオールスターズコラボレーションアイテム
に成りキュアオールスター達の手元へと下降した。
アイテムを手にしたキュアオールスター達は取るべき行動を自然に理解し
順々にスタースコープにアイテム をセットしようとした。

「「「「オールスターズコラボレーション!!」」」」

オールスター「スターブロッサムタクトセット!」

シャインニングスター「スタームーンタクトセット!」

ファンタジースター「スターシャイニータンバリンセット!」

バーニングスター「スターマリンタクトセット!」

「「「「完成!スタースコープ・ハートキャッチモード!」」」」

「「「「花よ輝け!プリキュア・スター・フォルテウェーーブ!!」」」」

スター・フォルテウェーブがデザトリアンを捕える

「「「「ハーートキャッチ!」」」」

ちなみに技の威力は、最終回での究極奥義を30%減させた位

250ふたりは名無しさん:2015/02/23(月) 12:46:16 ID:9cBBFBKkO
オールスターズコラボレーション・シリーズの販促チラシ


プリキュアオールスターズの大いなる力!!


01ハートキャッチモードセット

スターブロッサムタクト

スタームーンタクト

スターシャイニータンバリン

スターマリンタクト

必殺技音声

花よ輝け!プリキュア・スター・フォルテウェーーブ!
ハーートキャッチ!


02ドキドキモードセット

スターラブハートアロー

スターマジカルラブリーパッド

スターマジカルラブリーハープ

スターラブキッスルージュ
必殺技音声

あなたに届け!プリキュア・スター・マイスイートハート!


03スイートモードセット

スターミラクルベルティエ
スターラブギターロッド

スターミューズキュアモジューレ
スターファンタスティックベルティエ

必殺技音声

プリキュア・スター・パッショナートハーモニー!


04フレッシュモードセット
スターピーチロッド

スターベリーソード

スターパインフルート

スターパッションハープ

必殺技音声

わるいのわるいの飛んで行け!プリキュア・スター・ラブサンシャイン!


05プリンセスモードセット
現時点、武器詳細不明の為省略

必殺技音声

舞え花よ!プリキュア・スター・フローラル・トルビヨン!

ごきげんよう


春のオールスターズ映画限定商品

マックスハートモードセット

スターブラックスパークルブレス

スターホワイトスパークルブレス

スターハーティエルバトン
必殺技音声

みなぎる勇気!あふれる希望!光輝く絆と共に!
スター・エキストリーム・ルミナリオ!


希望小売価格 各2980円(税込)

251ふたりは名無しさん:2018/07/11(水) 19:22:18 ID:1klyKDe20
次のライダーのジオウが平成20作品目にして最後の平成ライダー故に
やはり歴代絡めたお祭りに成りそうや
プリキュアも最後の平成作品で来年はテレビでオールスターズやらんかな........
やらんやろな....
せめてジオウ始まったらプリキュアジオウSS投下されんかな........(/ω・\)チラッチラッ

252ふたりは名無しさん:2018/07/11(水) 23:50:07 ID:RUHR55kA0
上げんなよクソが


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