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アラ虐SS投稿スレ

767名無しさん (ワッチョイ 2bf8-95a6):2020/04/16(木) 01:20:26 ID:Ahx82LIU00
ある繁華街の早朝、コンビニに行く途中にゴミ収集ボックスを荒らすアライさんを見かけた。
「はぐっはぐ!おいしいのだ!」
頭をボックスにつっこんで中の生ゴミを漁っているようだ。
最近は自粛続きで開けている店も少なく、出されるゴミの量も減っている。
アライさんも食べていくのが厳しいのだろう。ゴミ回収のパッカー車が隣に停まったのも気付かないようだ。
パッカー車から下りてきた作業員の手には金属バットが握られていた。野球のボールを打つためのものではない、ロシアあたりでよく売られている細身で重いヤツだ。人の頭をブッとばす用の。
「おらっ!!」ガスッ
「ぐっ??じぃびびぃぃぃ?!」
フルスイングで背中を強打されたアライさんはのけ反りながらゴミボックスから顔を出す。
「ひぃぃ。んんん?お前はこの前もアライさんのご飯を邪魔した巨悪のニンゲンなのだ?!」
「そうだよ、言ったよな?次はゆるさねぇって」
痛みで転がりながらアライさんが言う。
「アライさんはここのご飯をあきらめて『えんせー』?に行ったのだ!・・・でも他の場所でもご飯はなかったのだ・・・。アライさんは他のアライさんに意地悪されて帰ってきたのだ。ちびたちも大きなネズミに食べられて一人もいなくなったのだ・・・」
よく見ればアライさんの片耳はちぎれなくなっている。他のアライさんとの縄張り争いに負けたのだろう。
最近は人のいない繁華街を猫サイズのネズミが闊歩しているとも聞く。どんくさいアライちゃんなどいい餌食だ。

「だからって戻って来ていいわけねぇよな!」
作業員は滅多打ちにしたアライさんをパッカー車の回収口に押し込める。
「なにをするのだ!!アライさんはなぁぎゅ??!」
言い終わる前にスイッチは押されパッカー車のプレスに押し潰されていく。
「アライさんはアライさんはなぁ!! 」パキュ

ブレードに巻き込まれ見えなくなったアライさん。
「おう、朝からつまんねぇもん見せたな」
次々とゴミ袋をパッカー車に詰め込みながら作業員は言う。
「いえ!ご苦労様です!!」
そう言うと、マスクをした作業員は少しだけ笑ったように見えた。

走り去るゴミ収集のパッカー車をみながら、自分が何をしにここにいたかも忘れ、呟いていた。
「こんな時でも、世の中は誰がの仕事で動いてるんだ」
今日も1日がんばろう、そう思いながら少し寒さの残る朝の空気の中、歩き出した。


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