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アンチのんたぬスレ 6

480害獣のんたぬバスターズ:2016/05/15(日) 22:54:02 ID:ia8pkAlI0
「はやくここからだせや!くそにんげん!!」

マンションの真下の公道に置いたケージのなかで、あの小屋の中で今朝捕らえたばかりの屑狸がわーわーきゃーきゃー喚いていた。
しかし、非力な屑狸ではケージをこじ開けることなんてできないし、ケージと道路とを強力なテープで貼りつけたため、ちょっと騒いだくらいではケージがひっくり返ることもない。
何をしたところで、どうということはないのである。

「暴れても意味ないからさ。いい加減、勉強しようよ」
「なにいってるやん!のんちゃあ、こんなせまいところきやいや!!はよ、おちびしゃあたちのところかえるやん!!!だせだせ!!!!」
「おちびしゃあたちのところに帰る...そうかそうか。おちびちゃんたちが心配なのか」
「あたりまえやん!おちびしゃあたち、おなかすかせてのんちゃあのかえりをまってるやん。いつものところでごはんさんとってきて、たべさせてあげるやん」
「いつものところねぇ...。まあいいや。そんなに心配なら、おちびちゃんの声、聞かせてあげようか?」
「やん?!」

そういって、僕はポケットの中からトランシーバーを取り出した。

「あー、もしもし。聞こえる?」
「聞こえるよー」

今日の公開処刑、実はこのマンションの5階に住む、僕の友人に協力を依頼していた。
もともと「のんたぬ嫌い」を公言していた友人だったから、これまた二つ返事で協力を申し出てくれた。

「そっちの準備はどう?」
「相変わらずうるさいガキどもだけど、いつでも始められるよー」

確かに、友人の後ろから「マミャ!」だとか「ここからだしぇ!!」だとか、屑共の騒ぎ声が聞こえてくる。
初めて屑狸を発見した日にこっそり後つけ、その「住処」を見つけておいた僕は、友人に頼み子供たちを生け捕りにしてもらったのである。
早朝、あの小屋に屑狸がやってきた隙を狙い。友人はあっさりと捕まえてきたという。
ぷち屑が3匹のちび屑が2匹。まずまずの所帯である。

「じゃあまずは、予定どおり『ぷち』からいきましょうか」
「はーい」

僕と友人が話していると、ケージの中の屑狸がまた騒ぎ出した。


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