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「今までも、これからも男の子でしょ」√千砂都
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:05:29 ID:c.YyZtg6
かのん「う〜ん……」
朝が来ている。
それはカーテンから差し込む陽の光が教えている。
薄っすらと目を開けて、時計を見ればアラームの鳴る直前だった。
かのん「そうだ、今日から……」
結ヶ丘女子高等学校に……通うんだ。
着替えるために起き上がり、今日のために掛けていた制服に手を伸ばす。
かのん「あれ……スカート……」
じゃなく、ズボン。
そこでおかしいと思った次の瞬間、鏡に映った私の姿──
かのん「え?」
知らない男の子。
でも立ち位置から、そこにいるのは私だと理解はできた。
出来た、けれど。
かのん「えっ、えっ、えええぇっっ!?」
2
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:09:06 ID:rCV7snIU
ちぃちゃんからか!
やったぜ
3
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:15:15 ID:c.YyZtg6
この、体が男の子になってしまっている現状を受け、私が取った行動。
それは。
★★★
ありあ「『おにいちゃーん』……今日も?」
かのん「うん……」
引き込もる事だった。
いや、冷静に考えてって、受け入れて学校行けるわけないよっ!
もう今日で3日も行ってないし……。
かのん「あ……」
1件のLINE。
それは、どうやら変わらず私と幼馴染でいる様子の、……ちぃちゃんからだった。
千砂都『今日も難しそう?』
かのん「……うん、ごめん、……と」
4
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:32:16 ID:c.YyZtg6
一つ、この事から分かるのは、結ヶ丘女子高等学校じゃなく。結ヶ丘高等学校である事。共学になっている。
しかも新入生だから、周りちぃちゃん以外知ってる人いないのは確定みたいなもんだし……!
その上私からしたら、今置かれている状況はわけわかんないし、素直に学校行く気にはならない……。
5
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:39:54 ID:c.YyZtg6
かのん「はぁ……これからどうしよう……」
★★★
千紗都「……」
かのん君……どうしちゃったんだろう。
入学式の前日は、普通だったのに。
当日にまるで人が変わっちゃったみたいに、何かに怯えて休んで、三日目。
千紗都「……いくらなんでも心配すぎるよ」
今日終わったらかのん君の家まで行こう。
6
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:47:58 ID:c.YyZtg6
★★★
放課後。
かのん君のお母さん、ありあちゃんにも挨拶をして部屋に向かう。
千紗都「かのん君、来たよ」
★★★
かのん「ちぃちゃん……」
ちぃちゃんを部屋に迎え入れる。
3日ぶりに会うちぃちゃんは、見慣れたままの姿で、私に安心感を与えてくれた。
布団に包まった私の隣に腰掛ける。
千砂都「……何から聞いたらいいのかわからないけど、まだ学校行けそうにはない?」
かのん「……うん」
7
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/25(月) 23:51:05 ID:c.YyZtg6
とりあえずここまで。
キャラがガバる事があるかもしれませんが、御愛嬌で。
あと長々と続けすぎない、全員学園物に徹するを目標に。
また明日に。
8
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/26(火) 02:02:33 ID:BB8DmjRE
>>7
病み上がりなのにラブライブ!スーパースター編投稿ありがとうございました、
創作活動はくれぐれも無理をされないで下さいね。
9
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/26(火) 08:57:16 ID:K7BV705I
本当は、今の想いを全部吐き出したいけど。
実は元々私は女の子で〜とか言い出したら、多分違う方向性で優しさを向けられてしまう。
それじゃ解決にはならないし、そもそもいくらちぃちゃんでも信じてもらえないか……。
キテレツ、摩訶不思議にも程がある。
どうしたものか……。
千砂都「行けない理由は、無理して言わなくてもいいけど、行けるようになったら行こ?」
かのん「うん……」
10
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/26(火) 22:26:45 ID:ZwfQ6tOs
千砂都「……明日から私、かのん君の事迎えに来ようか?」
かのん「え?」
千砂都「もし行こうかな、って思った時に一人だと行きにくいかもしれないからね」
かのん「……」
千砂都「ねっ?」
かのん「うん……」
☆☆☆
まだ心配は残るけど、刺激しすぎても良くないかと。
千砂都「でも、理由は気になるなぁ……」
変な話、まだ1度も行ってないのだからイジメとかではないのだろうけど。
この学校も、望んで受験したし、一体何が嫌なのか……。
千砂都「それは話す気になった時でいっか……!」
ひとまずは、明日からの登校のことだ。
11
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/26(火) 22:42:17 ID:ZwfQ6tOs
☆☆☆
かのん「うぅ……」
明日から……ちぃちゃんが迎えに来る。
それ自体は嫌じゃない、むしろありがたいし、それだけしてくれる事に応えたい。
かのん「頑張って行ってみるかぁ……」
もしかしたら、何か今の現状について分ることがあるかもしれない。
かのん「よ、よし頑張るぞ……!」
12
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/26(火) 23:55:04 ID:ZwfQ6tOs
☆☆☆
翌朝。
なんとか布団から這い出て。
着替えを終わらせ、ちぃちゃんを待つ。
着たことのない、学生服。
着たことのない、男子の服。
慣れない身体を、どうにかコントロールして。
問題ないようにして。
13
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/27(水) 22:41:44 ID:Xzt5Y1Ck
スパスタはやらんって言っていたのにやってくれるんか
またよろしくな
14
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/27(水) 22:49:49 ID:vAgmsUrk
しかし、まぁ……。
かのん「何がどうなってこんな事になってしまっているのか……」
思い悩むことが多くある。
もしかしたら私がおかしいだけで、元々本当に男の子だった可能性がある。
というか端から見れば、それが当然なのか。
私から見れば、あってたまるかって感じなんだけど。
千砂都「おーい、かのんくーん」
合流したちぃちゃん。
千砂都「おはよー……どしたのフードなんて被って。多感な年頃の男の子みたいだよ」
多感な年頃なのは間違いないだろう。
でもそれとは別で、
15
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/27(水) 23:08:55 ID:vAgmsUrk
それとは別で、人の目線が気になるから……。
千砂都「まぁ校則上問題はないけどね、とりあえず行こっか……行けそう?」
かのん「う、うん……」
もじもじしていると、その手をちぃちゃんが掴んできた。
かのん「ちっ、ちぃちゃん!?」
千砂都「ほらほら、ここまで来たら行くよー!」
16
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/27(水) 23:26:20 ID:vAgmsUrk
体が言う事を聞かず、足がたどたどしい。
引っ張られて、転ばない為に足が前に出ているというか。
千砂都「クラスも一緒だし、席も横だからさ。頑張って教室には行ってみよー!」
かのん「わ、ひぃぃ……!」
☆☆☆
なんとか学校にたどり着いた。(着いてしまったと言うべきか)
かのん(ちぃちゃんと来たからだろうけど、妙に注目されてしまった……)
初っ端から学校休んで、やっと来たかと思ったら女子と手を繋いでくるもんだから。
あと、フードは脱いでおいた。
かのん(あ……でも)
ちょっと浮いてるから、話しかけられないから、これはこれで気が楽だったり……したり、しなかったり……。
千砂都「……」
☆☆☆
千砂都「かのん君、孤立しててもいいやって思ってない?」
かのん「ぎくっ」
17
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/29(金) 22:23:50 ID:sPJqryg.
千砂都「ずっと見てたけど、もう空気に徹してたよね?」
かのん「いやそれは、まぁ……」
だって話しかけにいくなら、普通は男子になるだろうし……そんな事できない……。
そこで女子に話しかけに行ってもなんだか変な感じだし……。
千砂都「無理に友達作ろう〜とは言わないけど、話せる知り合い作るくらいはしたほうが良いと思うよ?」
かのん「うぅん……わた、……僕はちぃちゃんが居るから困らないかなって……」
千砂都「もー、それだけじゃ困るでしょ? 厳しいかもしれないけど、かのん君の為だからね」
かのん「うん……」
お母さんに諭されてるみたいだ……。
千砂都「……」
18
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/29(金) 23:31:14 ID:MtJLw/Mk
「ちいちゃんがいれば良いんだよ」
みたいな言葉に内心グッときて動揺してて欲しい
19
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 02:49:01 ID:M2QKEmWs
>>17
かのん君の1人称僕でいくんですね?
しずく編の時の虹ヶ咲を退学したかのん君の1人称は俺で個人的には女かのんのキャラ的にも1人称は俺の方がしっくりくると思いますが…。
20
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 02:53:08 ID:M2QKEmWs
>>17
まぁ状況に戸惑って引きこもりになりかけたなら、1人称は僕の方が良いかもしれない。
21
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 11:05:17 ID:JZc3G0vs
アニメで周囲の状況に振り回されてるかのんが一つの魅力でもあったし、「僕」の方が合ってると思うな
22
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 11:06:06 ID:JZc3G0vs
いつか、サニパ√も所望したい
23
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 13:56:49 ID:7VlC2zxU
>>21
そういうのもかのんらしいか、自分の性別が変わってるのに周囲は全く自然だからね
振り回されてそれに影響される訳ね、確かにかのんらしいかも。
24
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 19:08:13 ID:v8dJMYTY
千砂都「……私が居れば困らないって言っても、進級したらクラス替えもあるんだし」
かのん「それはそうだけど……」
千砂都「明日から頑張ってみよ、ね?」
かのん「うん……」
☆☆☆
頑張る、とは言ったものの。
知らない男の子と話せだなんてやっぱり無理だよぉ……。
それに私の不安は、拭えてるわけじゃない。
25
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/30(土) 23:54:09 ID:v8dJMYTY
私にとって、ここで頑張るとかより。
どうしたら元に戻れるかって事が一番大事なのわけで。
かのん「相談できないよ……」
そうして今日も朝が来る。
目覚めたくない。
いや、眠れていないから目覚めるも何も無いか……。
ちぃちゃんも家まで来てくれる。
本当は、ちぃちゃんの為にも前向きに考えたいけど……。
千砂都「……難しそう?」
かのん「……」
26
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 00:08:40 ID:F//sfX2w
千砂都「……」
ちぃちゃんの気持ちには応えたいけど。
今はそれよりも、私の心が動いてくれない。
布団に包まっている私。
その隣にちぃちゃんが腰掛ける。
かのん「……ちぃちゃん?」
千砂都「……今日は、私も一緒にサボっちゃおうかな」
27
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 02:19:41 ID:mk.7SDMY
>>26
かつて丸に執着して周りから孤立してた千砂都をかのんが助けたから、今度は私の番とばかりに親身になってくれるのはいいなぁ。
28
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 18:37:44 ID:F//sfX2w
親への連絡の後、それ以上は特に何も言わず、ただ私の隣に居てくれる。
かのん「ちぃちゃん……」
千砂都「かのん君が苦しんでるなら、私は助けてあげたい……いつか、かのん君が私にそうしてくれたみたいに」
千砂都「無理しないで、今日はゆっくり休もう? 明日は土曜で休みだし、ね?」
かのん「……うん」
その気遣いに救われる。
……安心すると、眠れていなかった分、睡魔が襲ってくる。
千砂都「あんまり眠れてないんじゃない? 寝る?」
かのん「うん……」
ウトウトと、瞼が重くなる。
29
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 19:21:57 ID:F//sfX2w
☆☆☆
目の下の隈が酷くなっていたのはわかっていた。
眠れていないんだろうな、と。
現に今、もうほぼ瞼が閉じかけている。
肩にかのん君の頭が倒れかかってくる。
千砂都「おっとっと……」
押し返す訳にもいかないから、私の膝の上に寝かせる。
制服のスカートだから、足の地肌に直接でちょっとくすぐったいけど。
千砂都「よしよし……」
頭を撫でる。
それが安心したのか、すうすうと寝息を立て始めた。
30
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 19:34:14 ID:F//sfX2w
千砂都「……かのん君は」
私にとってのヒーロー。
だから、かのん君にはいつでも楽しく居てほしい。
千砂都「早く元気になってね」
☆☆☆
頬に当たる、人肌の温度。
それがちぃちゃんの太ももだと気付くのには、さほど時間は掛からない。
千砂都「あ、起きた?」
かのん「ちぃちゃん……ごめん、ずっと膝……」
千砂都「いーよ、それより少しはスッキリした?」
時計に目をやると、正午……4時間程度眠っていたみたいだ。
そのおかげか、頭をある程度さっぱりしていた。
身体を起こして、ちぃちゃんにお礼を言う。
かのん「ありがとう……」
思えば、私の我儘でちぃちゃんにまで学校を休ませてしまった。
かのん「ちぃちゃんは……なんでそんなに優しくしてくれるの?」
31
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 19:41:50 ID:F//sfX2w
千砂都「んー……」
千砂都(理由はあるけど……面と向かって言うのは恥ずかしい)
まぁ、一言でまとめてしまうなら、それはつまり──
千砂都「そりゃあ、かのん君が好きだからだよ。大事な幼馴染だし、ほっとけないよ」
32
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 21:50:14 ID:F//sfX2w
かのん「っ……そ、そっか」
あんまりにも真っ直ぐな瞳で言われるものだから。
照れてしまって、目を逸らしてしまう。
千砂都「そうだ! 明日のお休みはさ、久しぶりにどこかに遊びに行こうよ」
かのん「……うん。行こう、一緒に」
33
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 22:07:46 ID:ekLNBe.6
主人公が変わって新鮮味もあるし今回はかなり期待してる
2024年も更新頼むよ
34
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 22:30:37 ID:F//sfX2w
どれだけ今、こんな状況に悩まされても。
隣にちぃちゃんが居てくれたら。
私は頑張れる気がする。
そう思わせてくれる程、ちぃちゃんの存在は私にとって大きい。
いや、それは昔からずっと変わらないか。
ちぃちゃんさえ居てくれたら……。
かのん「ちぃちゃん」
千砂都「ん?」
かのん「……ありがとう」
35
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 22:55:15 ID:OmYoBt7g
スーパースターも書いてくれてるとは思わなんだ
楽しく読ませて頂きますだ
36
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 23:16:40 ID:F//sfX2w
千砂都「うん! どういたしまして!」
☆☆☆
2人で遊びに行く、それ自体は珍しい事じゃない。
でも、この身体で、性別でとなると話は別だ。
かのん(男の子の時でも、ちぃちゃんとはそれだけ仲が良かった、って事だよね……)
それに嫌な顔一つせず膝枕もしていてくれるくらいだし……。
『そりゃあ、かのん君が好きだからだよ』
かのん「……」
いやいや、何を意識してるんだか。
その後に大事な幼馴染だからって言ってたでしょ。
かのん「……おっと、そろそろ行かないと」
☆☆☆
千砂都「おっはよー、かのん君」
かのん「おはよう、ちぃちゃん」
歩幅を合わせて歩く。
私の身長は女子のときから変わらず、159cm。
その辺りは、変に景色が変わらなくて助かる。
そして、本題。
今日は遊園地に遊びに行く。
チケットを購入し園内へと。
37
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 23:35:45 ID:F//sfX2w
最初は、やっぱり心の何処かで素直に楽しめないかもしれない、なんて気持ちがあった。
でも。
そんなつまらない不安はすぐに吹き飛んで行った。
ただただ杞憂だった。
ちぃちゃんと2人、一緒にはしゃいで。
お化け屋敷で叫びまわって。
ジェットコースターで、安全バーみたいに腕を握りしめたり。
今だけは、ちぃちゃんと居る時は不安や心配が無くなってしまう。
いや、きっと。
ちぃちゃんが居たら、私は大丈夫なんだ。
学校の日でも、土日でも。
こうやって、連れ出してくれる。
そんなちぃちゃんと居れば。
38
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 23:36:36 ID:F//sfX2w
https://youtu.be/IHSUgM4rVQg?si=L2xYu7hGTBiXixiM
スリーズブーケ『Holiday∞Holiday』
39
:
名無しさん@転載は禁止
:2023/12/31(日) 23:42:38 ID:F//sfX2w
かのん「はぁ〜……遊んだ……」
千砂都「遊び疲れちゃったねぇ」
帰り道、夕日を背中に2人で歩く。
今日という日が楽しかったからか、寂しさを覚えた。
思い出が出来たはずなのに、ぽっかりと何か穴が空いたかのような。
千砂都「良い日だったね」
かのん「うん、本当に……」
40
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 00:07:24 ID:PnMZawWY
もう付き合ってる状態とあまり変わらんな
41
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 00:15:14 ID:EcKO1m9w
明けましておめでとうございます。
気付けばこのシリーズ書き始めて2024年で丸8年になります。我ながら恐ろしいと思っています。
何より今のペースならスーパースター全員分終わる頃には、10年になっていると思われますし…歳を取ったと感じるわけですね。
42
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 00:16:07 ID:EcKO1m9w
また明日に。
43
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 05:09:13 ID:Fdc0YnE.
>>41
明けましておめでとうございます、そんなに長期に続いてたシリーズなんですね、作者さん凄いです、これからも無理されずに創作活動して頂けるだけでも最高のお年玉です、2024年も宜しくお願いします。
44
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 22:39:51 ID:EcKO1m9w
かのん「ちぃちゃん、僕頑張って学校行くよ」
千砂都「うん! ……でも、無理はしちゃ駄目だよ?」
かのん「大丈夫。ちぃちゃんが居てくれたら、僕は頑張れるよ」
頼り切りもダメだけど、今は。
そうしたい。
千砂都「……うん、頑張ろう!」
☆☆☆
日曜を飛ばして、月曜日。
ちぃちゃんと一緒に登校して、授業を受けて。
今日は頑張って男子にも話しかけてみた。
みた、んだけど……どうにも反応が悪い。
最初は理由が分からなくて、またショックを受けかけたけれど、それじゃ駄目だと理由をさく
45
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 22:44:26 ID:EcKO1m9w
最初は理由が分からなくて、またショックを受けかけたけれど、それじゃ駄目だと理由を探ってみた。
クラスの中でも、まだ心優しい男子が居て、それらについて聞いてみると少し背景が見えてくる。
どうやら、私がちぃちゃんと一緒に居る事が気に入らないらしい。
高校に上がって、まだ日数は少ないけれどちぃちゃんは男子からの人気が高い様で。
そんな中、入学からいきなり欠席、それで一緒に登校してきたから……。
かのん(だからって、それでそんな態度を取られても……)
46
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 23:19:27 ID:EcKO1m9w
……ちぃちゃんに頼りきりじゃいけない理由は、これもあるかもしれない。
普通に仲良くする分にはどうするんだとなるけれど。
かのん(どうしたものかな……)
困ったものだね。
いや真面目になんとかしないといけない。
こうなってくると、最初から普通に登校しておけばと後悔が来る。
47
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 23:35:48 ID:EcKO1m9w
でもこればかりは、私とちぃちゃんの関係があっての事だしと思ってしまう。
そう考えてしまうのは、傲慢なのだろうか。
立場、もしくは自分自身が持っている物に甘える事は……。
ちぃちゃんに頼らないで、そして迷惑をかけないように……。
☆☆☆
千砂都「かのん君、なんか今日私の事避けてなかった?」
かのん「え」
48
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/01(月) 23:46:50 ID:EcKO1m9w
1日の終わり、放課後にちぃちゃんと帰っていると、そんな一言。
千砂都「何かあった?」
やっぱり、と言うべきかちぃちゃんは鋭い。
ここで誤魔化しても、ちぃちゃんに嘘を吐くみたいで私自身もすっきりしないだろうから、素直にその理由を伝える。
千砂都「え〜? 私が?」
かのん「うん……それで、ちょっと……あ、でも皆が皆ってわけじゃないよ」
千砂都「う〜ん……」
ちぃちゃんも予想外の内容だったらしく、なんとも言えない表情で眉を顰める。
49
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 06:54:22 ID:8cN.fOx2
千砂都「それは中々、小難しいね〜……」
かのん「……」
千砂都「ごめんね、かのん君に迷惑かけて……」
かのん「なっ……!」
そんな風に思わないでほしい。
ちぃちゃんが悪いところなんて何も無いのに。
悪いのは私なのに。
かのん「ちぃちゃんは何も悪くないよ! 悪いのは僕で……」
いや、本当に悪いのは──なんだか申し訳ないけど──私を恨んでる男子なんだけど。
千砂都「……そうだ、かのん君。それなら、もし何か言われたらさ」
50
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 16:46:47 ID:lQvEaXg6
入学早々ちぃが人気とは、なかなかハイレベルだな
見る目あるな
51
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 21:36:37 ID:8cN.fOx2
そこでちぃちゃんにされた提案。
千砂都「高校よりも前から付き合ってるとか、そういう事にしたらいいんじゃないかな?」
かのん「え、ええっ!? でもそれは……」
千砂都「でもそれが一番納得してもらえるんじゃない?」
確かに、どうして私とちぃちゃんが密接なのか。
それで説明はつく気がするけれど……。
千砂都「……何照れてるのさ」
かのん「えっ〜、いやだってさぁ……」
52
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 22:16:45 ID:8cN.fOx2
照れちゃう方がおかしいのかな? あくまでそういう設定って事だから……。
千砂都「お互いの事はさ、よく分かってるんだし。何か質問されてもなんとかなると思うんだよね」
かのん「そう、かぁ……そうだね?」
そう言われればなんとかなる気がしてきた。
かのん「じゃあ……ちぃちゃん、そういう事にしててもいいかな?」
これで多少状況が変わればいいけど……。
☆☆☆
とは言っても。
別にわざわざ向こうから話しかけられる事もないし。
それに、友達は他にも作りようがあった。
いろいろ事情を教えてくれた子だったりと、私は私に出来ることをした。
だから、彼氏彼女という設定、作る必要はなかったかな? と思っていたんだけど。
かのん「僕が?」
千砂都「うん、それで私から説明することになっちゃって」
簡単に言えば、私が格好いいと──自分で言うのもなんだけどね──話題になっていたらしく。
そこで一緒に登校してきていたちぃちゃんが質問に受けて、付き合ってると説明した、と。
千砂都「何かどこかで辻褄合わなくなったら怪しまれると思ったから……」
かのん「ううん、大丈夫だよ」
しかし、格好いい、か……。
千砂都「……何ちょっと照れてるのさ」
ジトー、とした目で見られる。
かのん「いやぁ、ちょっとね……」
千砂都「もうちょっと身長が欲しいって言われてたけどねー」
まぁ身長は変わらず159cmだしね……。
53
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 22:47:30 ID:LgaDIKYY
他から手を出されないよう囲い込んだな
54
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 23:03:20 ID:8cN.fOx2
にしても、ちぃちゃんもなんでそんなにプリプリしてるんだろ。
千砂都「……別に怒ってないよ、何も」
かのん「? そっか」
それならそれでいいんだけど。
☆☆☆
☆☆☆
千砂都「でも安心したよ、学校にも慣れたみたいで」
あれから1週間。
なんとか普通に学校生活を送れるくらいには、心身共に安定してきた。
かのん「全部ちぃちゃんのおかげだよ。支えてくれたから……」
千砂都「私はちょっとだけお手伝いしただけ。頑張ったのはかのん君だよ」
55
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/02(火) 23:21:54 ID:zkW0xkgk
新年の乙
56
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 18:14:12 ID:X89CArx2
かのん「ううん、そんなコト無い。……もし、ちぃちゃんに困った事があったら、僕は力になるよ」
千砂都「ふふ、ありがとう、かのん君」
☆☆☆
しかし、この話からわずか数日後。
その、力になるタイミングはすぐにやって来た。
ある日の朝、ちぃちゃんから連絡があった。
体調を崩して、今日は行けない、と。
心配だったけれど、今日は親がいてくれるから大丈夫だよと。
かのん(ちぃちゃん、大丈夫かな……)
☆☆☆
千砂都「うぅん……」
一体どこで貰ってしまったのか、風邪が長引いている。
熱が中々引かず、汗も多量に出ている。
57
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 18:24:54 ID:X89CArx2
今日はお母さん達は仕事だから、家に独り。
少し寂しさがあるけれど、我儘も言っていられない。
千砂都(でも、風邪引いたときって……)
基本的に体力回復のために眠ってばかりだから、時間が経たないというか、寝過ぎて眠れなくなるというか。
言ってしまえば、退屈で。
そんな時だった、かのん君から連絡が来たのは。
☆☆☆
かのん「──どう、大丈夫?」
千砂都「うん、昨日よりかは」
どうやらお母さんと話をして、家の鍵を借りていたらしく、お見舞いと看病に来てくれた。
58
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 18:58:29 ID:X89CArx2
かのん「何かしてほしい事があったら言ってね」
してほしいこと、か……。
いまお願いしたい事と言ったら……。
千砂都「じゃあ……身体……背中拭いてほしいかも」
59
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 19:16:04 ID:X89CArx2
☆☆☆
かのん「へぇっ!?」
千砂都「汗でびっしょりでさ……お風呂も入る体力もないし……」
かのん「え、えーと……でも、いいの?」
背中拭くなら、結構肌見えちゃうと思うんだけど……。
千砂都「かのん君なら良いよ……」
いやちょっとその言い方は。
なんかエッチだからやめてほしいかもしれない。
かのん「ま、まぁちぃちゃんが良いなら……とりあえず、タオル、濡らしてくるね」
60
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 22:55:13 ID:X89CArx2
洗面所でタオルを濡らして絞り、ちぃちゃんの元へ戻る。
かのん「え〜と……」
千砂都「ちょっと待って、今脱ぐから……後ろ向いてくれると嬉しいかなって」
かのん「あ、ぁあゴメン……!」
ちぃちゃんに背を向けると、衣擦れの音が聞こえてくる。
今後ろで脱いでるんだと。
かのん(……あれ?)
不思議な事、なのかもしれないけど。
どうして私はこんなにドギマギしてしまっているのかと。
だってちぃちゃんとは、本当なら一緒にお風呂にだって入った事だってあるのに。
これは身体が男の子になった事が関係しているのか、真偽は分からないけれど、今私がちぃちゃんに対して。
そういう意識の仕方をしているのは、誤魔化せなかった。
千砂都「かのん君、いいよ」
かのん「あっ、う、うん……」
61
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/03(水) 23:31:29 ID:X89CArx2
振り返ると、一瞬固まる。
前は布団を寄せて、隠しているけど背中は完全に丸出しで。
下着も外していて、良からぬ想像が頭の中に。
かのん(ダメダメ、何かおかしいぞ私! ちぃちゃんにそんな感情持っちゃダメ……!)
とにかく今は背中拭いてあげよう……。
汗が滲む背中に、濡れたタオルをあてる。
千砂都「んっ……」
かのん「あ、ごめん冷たかった……?」
千砂都「ううん、大丈夫だよ、ありがとう」
拭き上げていく中、時折出るちぃちゃんの吐息にドキドキしてしまった。
そして……。
かのん「──」
腰よりも下。
尾骨、お尻の始まり……下着がちらりと見えていた。
声には出さない、見てない、気付いていないフリをした。
でも。
それが、私の目に、記憶に。
消えないくらいに、こびり付いた。
62
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 00:42:41 ID:RpyrTgRY
すきシチュ
63
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 21:34:06 ID:H1klwoOQ
☆☆☆
千砂都「ありがとう、かのん君。色々お手伝いしてくれて、助かったよ」
かのん「これくらいお安い御用だよ」
タオルを変えたり、うどんを作ったり。
結局1日看病を続けていた。
千砂都「かのん君のお陰で寂しくなかったよ」
にへらと笑うちぃちゃん。
私も釣られて笑ってしまった。
64
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 21:43:01 ID:H1klwoOQ
かのん「じゃあ、今日はもう帰るけど……」
千砂都「月曜日は多分行けると思うから、また朝連絡するね」
またねと手を振り、ちぃちゃんの部屋を後にする。
元気な姿を、また見られたらいいけど。
☆☆☆
かのん「……」
自分の部屋に戻ってからも。
頭の中に残る物がある。
ちぃちゃんの背中とか。
少しだけ見えてしまった下着とか。
今の私には、どうやらかなり刺激的らしい。
忘れようと思っても、忘れられない。
かのん「心が体に引っ張られてるってことかな……」
この昂ぶりは、そういう事なのかもしれない。
65
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 22:04:16 ID:H1klwoOQ
ともかく、今はちぃちゃんの回復を祈ろう。
☆☆☆
☆☆☆
千砂都「っと、いうわけで嵐千砂都、復活でーす! うぃっすうぃっすー!」
元気いっぱい、フルパワーちぃちゃん。
かのん「僕に風邪が伝染るっていうお決まりもなかったし、無事で良かったよ」
千砂都「あはは、確かにね。あるあるだよね、看病した側に伝染るっていうの」
他愛もない話をしながら、なんだか久しぶりな気分の登校。
それだけで楽しいと思えた。
千砂都「ところでかのん君、もう完全に学校も平気になったみたいだね」
かのん「おかげさまでね」
実際、ちぃちゃんが休みの間も普通に通えたから、もう心配はいらないだろう。
かのん「ちぃちゃんに頼らなくても、もう大丈夫だよ」
千砂都「そっか……」
千砂都(……あれ)
☆☆☆
ちぃちゃんに頼らなくても大丈夫。
その言葉の意味は、前向きな物だとはもちろん分かっている。
でも、なんでだろう。
千砂都(喜ばしいような……寂しいような……)
66
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 22:18:20 ID:H1klwoOQ
千砂都(私は……かのん君に頼られていたかったのかな)
いや、そうじゃないのかもしれない。
もっと……腹黒い理由かもしれない。
千砂都(私から……)
離れてほしくないから……なのかもしれない。
千砂都(あれー、やだやだ……なんか独占欲みたいなのあるのかな?)
67
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/04(木) 22:40:43 ID:H1klwoOQ
今回はここまで。また明日に
68
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 00:30:23 ID:Gk6aSIyY
すき感情
69
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 19:51:52 ID:mKVgYEo2
これじゃかのん君の事大好きみたいじゃん。
千砂都(いや、好きだけどさ)
どうにも、意識はしそうにないというか。
長く一緒に、この距離感で居すぎたからなのかもしれないけど。
千砂都(キスくらいなら出来ちゃうかもしれないなぁ)
って、さっきから何を考えてるんだか。
かのん「ちぃちゃん?」
千砂都「あっ……何?」
かのん「なんだか上の空だったから」
70
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 22:19:42 ID:mKVgYEo2
千砂都「何でもないよっ。とりあえず学校行こっ」
☆☆☆
「なぁ澁谷……お前、嵐と付き合ってるってマジ?」
71
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 22:28:40 ID:RIJegcRo
おっ、久々のCくん来るか…?! ガタッ
72
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 22:37:40 ID:mKVgYEo2
突然の質問に、一瞬間が空いてしまったけれど、ここはちぃちゃんとの打ち合わせ通りに。
かのん「う、うん。そうだけど……」
話を聞くと、以前ちぃちゃんが友達に伝えていたものが巡り巡って男子達の耳にも入って来たと。
聞いてきた子は、大層がっかりとした様子で戻っていった。
なんだか申し訳ない気もしたけど……。
かのん「仕方ない、かな……」
でも、もし……ちぃちゃんが誰かと付き合ったとしたら。
かのん「……」
73
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 22:43:34 ID:mKVgYEo2
うぅん……嫌かも。
なんだか上手く言えないけど、理由は思い付かないけど……。
……想像したら、なんか胸がチクチクする。
かのん(でもちぃちゃんに、本当に好きな人とかが出来たら……)
その時は、どうなっちゃうんだろう。
今みたいには、接する事は出来なくなるのかな。
74
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 22:58:40 ID:mKVgYEo2
それを考える事は止めた。
どう考えたって。
嫌な気持ちにしか、ならなかったから。
☆☆☆
千砂都「……私に、本当に彼氏が出来たら?」
かのん「うん」
千砂都「う〜ん……まぁ、もしそんな事になったら、そっち優先になる……んじゃ、ないのか、な?」
千砂都「まぁ今の所、そういうのは全然無いんだけどね」
それを聞いて、ホッとしたような。
やっぱり彼氏が出来たのなら、そっちが優先になるんだなと。
千砂都「かのん君、私に彼氏できたら嫌?」
かのん「えっ、嫌っていうか……それについては、僕がどうこう言えるものじゃないし」
かのん「ちぃちゃんを拘束しているわけじゃないし……」
……と。
ふと、思い出す事がある。
制服が、『そう』だから疑問に思っていなかったけど。
かのん「ちぃちゃん……ダンス、とかって」
千砂都「ん? あぁ、ちゃんと練習してるよ」
やっぱり、と同時に。
かのん「……大会とかって」
千砂都「来月あるよ」
軽いな!
なんだかさっきから!
75
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 23:06:24 ID:mKVgYEo2
かのん「……ちぃちゃん、僕に気を遣って早く帰ってるなら……」
千砂都「ううん、そういうわけじゃないよ。私がこうしたいから、してるの」
そう言われても、来月と言われたら……。
かのん「ちぃちゃん、大会までは練習に集中してほしいなって……」
千砂都「う〜ん……そう言ってくれるなら、そうしようかな」
千砂都「あ、じゃあ当日は見に来る? 元々誘おうと思ってたんだけど……」
かのん「うん、もちろん行くよ! 応援させてよ、ちぃちゃんの事」
76
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 23:12:59 ID:mKVgYEo2
☆☆☆
千砂都「う〜ん……」
かのん君には、ちゃんと練習出来てるとは言ったけど。
正直なところ、ここ最近少し詰まっている。
納得できる動きが出来ない。
通しで踊り切る事はできるけれど、完成度が上がっていかないというか。
最近、何かが足りないと言うか。
千砂都(……ちゃんとしないと、かのん君も来るんだから)
77
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/05(金) 23:13:44 ID:mKVgYEo2
今回はここまで。
また明日に。
78
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 09:57:04 ID:2DYVdGcQ
>>77
千砂都は音楽科の設定のままか、共学の結ケ丘の男子制服どんな風になるんだろう。
79
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 22:44:53 ID:RsxdvwFM
千砂都とかのんが同じクラスなのは目を瞑ってください。
80
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 22:47:11 ID:2DYVdGcQ
>>79
言われるまで気付きませんでした、そういや結ヶ丘女子校ほ普通科と音楽科に分かれてましたね、制服も違ってたんだった。
81
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 23:30:43 ID:RsxdvwFM
楽しく出来ている。
それは自覚できている。
じゃあ、この焦燥感は何だ?
それが今の私にはわからない。
もやもやする。
その気持ちが晴れない……そんな時だった。
☆☆☆
かのん「やっほー」
かのん君が様子を見に来てくれた。
差し入れの飲み物を手に。
かのん「どう? 調子は」
千砂都「んー、まぁそれなりかな。悪くはないよ」
せっかくだからと、踊っているところを見てもらう。
かのん君はすごいと褒めてくれる。
どうした事か、それだけで先程まで胸にあった陰りのようなものが消えた。
大会で良い結果が出せなかったら、と焦っていたのが嘘みたいに。
どうしてだろうと考えた。
考えた結果、思い出した事が一つある。
よくよく考えれば。
私がダンスを始めた理由。
82
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 23:43:04 ID:RsxdvwFM
その根底にはかのん君がいた。
大切な幼馴染み。
幼い頃、私を助けてくれたヒーロー。
千砂都(単純な話だったのかな……)
かのん君が褒めてくれるなら、私が踊る場所は、どこでだって良かったのかもしれない。
得られる賞賛は、すぐ傍にあった。
千砂都「ねぇ、かのん君。私、頑張るね」
かのん「うん、応援してるよ、ちぃちゃん!」
83
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/06(土) 23:58:57 ID:RsxdvwFM
☆☆☆
恋愛に興味がないわけじゃない。
ただ、必ず頭にかのん君がチラつく。
恋愛的な好きっていうのは、顔を合わせたらドキドキしたり。
その人のことで、何も手がつかなくなったりとか。
そういうものだと思っている。
かのん君の事は好きだけど、それらが該当しないという事は、そういう事なのだろう。
こんな事を考え出したのは、例のカモフラージュの為の付き合っている設定を人に話してから。
でももし、仮に、万が一。
かのん君から、本気でお付き合いの申し出があったら? と考えると。
断りはしないなと。
千砂都「ははは、大会当日に何考えてるんだろ」
余裕があるのか無いのか、分からなくなる。
84
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 18:13:10 ID:tqeVAPpc
明日再開。
個人的に千砂都が一番好きなので、しっかり書いていきたいです。
85
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 18:40:52 ID:TM2eekaw
期待してる
86
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 18:42:36 ID:TM2eekaw
にこ、ルビィ、理亞、璃奈
辺りで気合い入ってたよね
やっぱり、そういう子が好みなの?
87
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 19:08:44 ID:WlzvlBvc
>>86
4人の共通点はなんだろう?
ツインテールは3人だけだし、う〜ん😔
88
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 21:23:45 ID:90TDDbsg
え普通にロリ系なのでは
89
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/08(月) 22:50:15 ID:1/2TyoyQ
わざとすっとぼけてるだけでしょ…
90
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/09(火) 07:02:01 ID:HJXemidk
そういうわけではないのですが、各シリーズの最初に書いた子はそうなる傾向はあるかもしれません。
推しは各グループで言うなら海未、鞠莉、歩夢、千砂都、綴理です。
91
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/10(水) 07:08:20 ID:4dUxHaxU
さて、そんな気持ちを持ちつつ。
今日はかのん君のために、いっちょやってみようかな!
☆☆☆
かのん「いやぁ……流石、ちぃちゃんって感じ」
千砂都「へっへーん、ぶいぶい」
これはちぃちゃんだからとか、幼馴染みとして応援してたからとかじゃなく。
ただ純粋に、ちぃちゃんが一番だと思えた。
そしてそれは勘違いじゃなかった。
かのん「おっきいトロフィーだね」
千砂都「持ってみる?」
大会の感想を喋りながら、それぞれの家へ帰る道。
かのん「本当に、かっこ良かった」
92
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/11(木) 09:08:09 ID:vGdDPRos
☆☆☆
千砂都「そうでしょー」
かのん君に褒められながら、気分良く歩いていた。
でも、吹いた風が冷たくて。
千砂都(結構汗もかいたから……)
臭ってないかな……。
93
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/12(金) 09:19:14 ID:bSUPq4eM
少し心配になりつつも、今はどうする事も出来ないからそのまま歩く。
千砂都(汗臭いって思われたくないし)
それは。
シンプルに汗臭いって思われたくないのか。
かのん君に、そんな臭いを嗅がれたくなかったのか。
どちらにせよ、避けたいところではあるね。
94
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/14(日) 23:20:41 ID:LucBX8TY
☆☆☆
いろんな意味で新たな生活が始まってから、3ヶ月が経つ。
夏服の季節、海にでも行きたくなる。
そんなある日の事だった。
千砂都「じゃあ、今日はお世話になりまーす」
ちぃちゃんの両親が記念日だとかで不在との事で、ちぃちゃんは1人留守番……と思っていた所、うちのお母さんがせっかくだから泊まりに来たら、と。
要は女の子1人で留守番もさみしいでしょう、という事らしい。
私としても歓迎だった。
千砂都「かのん君の家に泊まるの……小学生ぶりかな」
かのん「久しぶりだね、ちょっぴり変な感じ」
95
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/14(日) 23:32:38 ID:LucBX8TY
昔話で……私と、『ここの私』と多少の齟齬があるかもしれないから、なるべくちぃちゃんに合わせる形になるけれど、盛り上がっていた。
そんな中、お母さんから買い忘れたものがあるからとお使いを頼まれた。
ちぃちゃんも一緒に行くよと言ってくれたけど、ゆっくりしててと遠慮した。
その間は、ちぃちゃんにはお母さんと晩御飯の準備をしてもらっていた。
☆☆☆
かのん君がお使いに行っている間、晩御飯の準備を手伝いかのん君を待っていた。
するとかのん君のお母さんから、先にお風呂に入っていいよ、と。
お言葉に甘えてそうさせてもらうことにした。
自分の家以外のお風呂って、なんだか不思議な感じ。
シャンプーとかボディソープとか。
千砂都「今夜はかのん君と同じ香りになるわけだ」
96
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/14(日) 23:45:50 ID:LucBX8TY
☆☆☆
かのん「ただいま、っと」
頼まれたものを買って家に帰り着く。
かのん(手、洗お……)
少し歩いてきただけでも、少し汗が滲む。
早くシャワーを浴びたい気持ちもあり、洗面所へ入る。
そこで、少しでも考えておくべきだった。
ちぃちゃん、キッチンに居なかったけど、どこに居るんだろうって。
千砂都「へ」
かのん「え?」
水が滴る。
バスタオルで頭を拭いていた。
けれどその全身は、どこも、何一つとして隠されていない。
ちぃちゃんの胸。
お腹。
そして人に見せない、秘密の場所。
見てはいけないとわかっていた。
そう頭に命令が行くまでの、わずかな一瞬、刹那で。
十分だった。
ちぃちゃんの全裸を目に、記憶に焼き付けるには。
かのん「ごっ……ごめんっ!!」
一瞬で心拍数がぶち上がる。
やばいやばいと、バクバクと。
97
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/14(日) 23:53:28 ID:LucBX8TY
中からちぃちゃんの声がしない。
怒っているのだろうか、何か反応はほしい所だけど……。
かのん「む、向こう行ってるね、ごめん、ごめんね……!」
私は逃げる様にそこから離れた。
実際……逃げたのだけど。
☆☆☆
千砂都「……」
今、何を感じているのかというと。
見られちゃった、というのはもちろんだけど。
あの顔。
驚きすぎて、目が開いて。
でも。
視線が。
上から、下まで。
動いていて。
そこで、私は今まで理解していなかった事。
かのん君は男の子。
自分が女の子として見られている、と。
当たり前の事を、認識した。
98
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/15(月) 00:00:35 ID:ztN9y2IM
だからこそ、なのかもしれない。
私はようやく、かのん君のことを。
幼馴染みだけじゃなくて。
同い年の男の子と、意識し始めるのだ。
☆☆☆
ちぃちゃんとのハプニングの後、ご飯の味なんかちっとも分からなかった。
ちぃちゃんもあんまり喋らないし……気まずい……。
そうモヤモヤしていたら、ご飯の後にちぃちゃんがLINEが来た。
『後で部屋に行って良い?』
☆☆☆
千砂都「よっ」
かのん「あ、う、うん……」
千砂都「……さっきの事だけど。わざとじゃないって分かってるからさ。もう忘れよ、ね?」
かのん「ちぃちゃん……」
99
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/15(月) 00:05:25 ID:ztN9y2IM
千砂都「……でもでも、かのん君もしっかり見てたからな〜、案外むっつりさんかな、このこの!」
多分、笑い話にしようとしてくれてるんだ。
だから私もそれに乗れば良かったんだ。
だけど。
かのん「……!」
思い出してしまう。
あの光景を。
ちぃちゃんの姿を。
かのん「ご、ごめん……ちぃちゃん、あんまりイジメないで……」
また顔が熱くなる。
千砂都「……ごめんね、かのん君は……本当に申し訳ないって思ってくれてるんだもんね」
それ以上は話さず、お互いに無かったことにしようと終わらせた。
でも、その夜。
私は夢を見た。
それはちぃちゃんの事。
100
:
名無しさん@転載は禁止
:2024/01/15(月) 00:10:24 ID:ztN9y2IM
夢の中で、私は。
ちぃちゃんの身体を好きにしていた。
欲望のままに、男の子としての煩悩をぶつけていた。
ちぃちゃんの胸を触って。
キスをして。
その先の行為まで。
全ては夢だ。
ちぃちゃんには、知られる由もない。
だけど目が覚めたとき、私には凄まじい罪悪感が残っていた。
だって。
パンツの中が湿っていた。
固く、盛り上がっていて。
独特な臭いがして。
わからなかったから調べた。
それで私は、自分がちぃちゃんの夢を見て、夢精していたと知った。
かのん「最低だ……こんなの……」
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