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「あなたは昔から男の子だよ?」√彼方
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 00:43:46 ID:R6rK.ZyU
春。
出会いと別れの季節、春。
それはここ、虹ヶ咲学園にも当然訪れる。
三年生は卒業して、新入生が新たに加わる。
それは今までもあったことだし、今更戸惑うこともない。
たった一つだけ、あることを除けば。
歩夢「──どうしたの? 今日は朝からなんだか調子が悪そうだけど……」
「あ、あぁ……いや、なんでもないよ、歩夢ちゃん」
歩夢「ならいいんだけど……何か困ってることとか、悩みごとがあったら、なんでも相談してね!」
幼馴染みの上原歩夢ちゃん。
自分で言うのもなんだけど、可愛い女の子だと思う。そんな子が幼馴染みだと……羨ましがられるんだ。
そう──特に、今は。
歩夢「そういえば、今日は身体測定があるんだって。『女子』は更衣室使うみたいだけど、間違って入っちゃだめだよ〜」
自分が──女の子から、男の子に変わってしまっている今は。
☆☆☆
「はぁ〜〜〜なにがなんだか……」
まさか眠りから覚めたら男の子になっちゃってるなんて……いや、わけわかんないよ。
わけわかんないけど、仕方ないから順応する。
わかっていることは、歩夢ちゃんとは変わらず幼馴染みであること、自分のことは僕と呼ぶ事、そして一番驚いたのは、ここではスクールアイドル同好会が存在しないこと。
スクールアイドルという文化自体はあるようだけど……。
先生「はい、身長169センチ、体重は57キロね」
「ご、57……」
先生「ん? どうしたの?」
「いえ……」
女の子の体のときを、かんがえるとちょっとショックだったけど、別にこれくらいが普通、というかちょっと軽いらしい。
むしろ身長はもう少し欲しいくらいだね、なんて言われた。
(むしろ、視線が高くなって変な感じ)
まさか歩夢ちゃんを見下ろす日が来るとは思わなかった。
(でも、なにはともあれ、だよね)
どんな理屈、ファンタジーで私が男の子になってしまったのかはわからないけど、普通に日常を送らないと。
もしかしたら、そのうち元に戻れるかも……しれないし。
「え〜と、となると気を付けないといけないことは……」
うっかり女子トイレにはいらない、男子のちんちん見えても動揺しない、僕っていうこと、男の子っぽく過ごすこと。
3
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 00:53:00 ID:R6rK.ZyU
☆☆☆
侑「ふぁあっあ……」
なんか眠いな。
今朝あんなこと言ったからかな……眠気が。
侑(お昼休みは、どっかで昼寝でもしようかな……)
4
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 00:54:14 ID:R6rK.ZyU
とりあえずここまで。
3分の1が高校生、残り3分の2が大学生くらいのつもりでいきます。
また明日に。
5
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 03:28:57 ID:arkbSl2Y
正座待機
6
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 11:02:45 ID:gIW1XeHE
大学生パートもあるんか!
トキメキ感じちゃう
7
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 22:27:48 ID:xOlLNljQ
遥ちゃん出てくるかな
8
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 23:58:28 ID:R6rK.ZyU
そんなわけで、お昼休み。
こういう天気が良いときは、人目も避けて外で寝られる場所が良い。
となると。
侑「屋上だー! ……って、あれ」
意気揚々と階段をかけあがってドアをあけると、どうやら私よりも早くここにきていた人がいるようで。
というか彼方さんだった。
彼方「すやぴー……」
彼方さんは持参したであろう枕に顔を埋めて、気持ち良さそうに昼寝していた。
9
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/21(水) 23:59:43 ID:R6rK.ZyU
明日にしっかりと。
10
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/23(金) 00:13:00 ID:SMGjQxKs
侑(無防備だな……)
変にいたずらされても気づけなさそうだ。
侑(まあ何もしないけど……私も寝よ)
わざわざ屋上にベンチをつくる、その謎の構造には今は感謝をして、私は寝転がる。
侑(日差しがあったかい……)
11
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/23(金) 00:24:38 ID:SMGjQxKs
これは彼方さんじゃなくても寝ちゃうな……。
侑(あ……ねる……)
☆☆☆
カァー……カァー……
侑(ぐぅ……ん?)
目が覚めると青空は紅くなっていた。
侑(え、あれ)
あわててスマホを確認すると、もうとっくに一日の授業は終わっている時間だった。
侑「……」
誰か探しに来て!?
いや、起きなかったのが悪いんだけどさ……!
侑「……あれ、これ」
寝すぎた衝撃で気づいていなかったけれど、私の体には一枚の上着がかけられていた。
侑(これ……彼方さんのだ)
12
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/24(土) 00:12:15 ID:7gGT9vHs
かけてくれたのか……?
ここじゃ見ず知らずの関係なのに。
侑(優しいんだ……ほんと)
とはいえこれで終わるわけにもいかない。
侑(明日には返さないと……)
☆☆☆
翌日。
侑(えっと、彼方さんは、と……)
三年生の教室を探して回る。
みたらすぐにわかると思うんだけど……。
「あ、きみきみ〜」
侑「あ……」
彼方「それもってるってことは〜、彼方ちゃんた一緒に同好会をやる気になったってことだね〜」
侑(……ん?)
侑「ど、同好会……なんのですか?」
彼方「あら、これ見てきたんじゃないの?」
そう言って彼方さんは一枚の紙を見せてくれた。
そこには、彼方さんが書いたらしい『お昼寝同好会』の文字。
侑(お昼寝同好会!?)
彼方「あの屋上で、彼方ちゃんと一緒にお昼寝してくれてたら、参加の意志があるって書いたんだ〜」
ほんとうだ、確かに書いてある……だからって、それは……。
侑「……それ、そもそも認められてるんですか?」
栞子ちゃんとかが見たら絶対に認めなさそうだけど。
彼方「されてるよ〜」
侑「されてるんだ……」
13
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/24(土) 00:22:17 ID:7gGT9vHs
彼方「というわけであなたはこれでお昼寝同好会に……」
侑「あ、いや、その……」
彼方「?」
あぁ……だめだ。
こんな純粋なきょとんとした顔されたら入る気ではなかったなんて言えない……。
仕方ないから、別の質問に切り替える。
侑「なにをするんですか」
彼方「お昼寝だよ〜」
侑「……それ以外は」
彼方「?」
侑「……」
なんてこった……本当にお昼寝するだけの同好会!?
14
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/24(土) 04:45:10 ID:8RVP74kc
可愛い
15
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/26(月) 03:38:01 ID:kZLW76F.
ほんとう、なんでそれが認められたのかは全然わからないけど、良いなら良いんだろう……。
彼方「さぁ、さっそく今日から活動開始だよ〜」
侑「あ……部室とかって」
彼方「放課後に確認しに行くから、またその頃には集まろうか〜」
まだ彼方さんも部室をみてないようで、おそらく軽く掃除をすることにはなるだろう。
まぁこの学校は、通っている身で言うのもなんだけれど、施設や設備が凄まじいものだから、ひどく汚れてるなんてことはないよね──
☆☆☆
侑「……」
彼方「……」
まるで。
まるでその部屋だけ、違う時代から切り取ってタイムスリップしたんじゃないかって思えるくらいに古びていて──オブラートに包まないなら、オンボロだった。
侑「実習棟とかからだいぶ離れた教室だとは思ったけど……」
彼方「うげぇ、クモの巣が……」
16
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/26(月) 03:54:18 ID:kZLW76F.
侑「なるほど、……もう使わないような空き教室なら、お昼寝同好会で部室として使っても差し支えはないってことか」
確かにお昼寝するだけの同好会に、まともな教室を渡すわけにもいかなかったと考える方が自然か。
侑「仕方ない、はやく掃除してしまいましょう……近江先輩」
彼方「うむ」
侑「……」
前までの私ならまだしも、今の私は男で、今日が初対面のようなもの。
彼方さん、と口に出して言うのはしばらく先になりそうだ。
☆☆☆
侑「ふう……」
二時間ほど掃除して、部室内はなかなか綺麗にまとまった。
整理整頓すれば、二人で使うには十分に広いし、住めば都は違うけれど、これならむしろ贅沢かもとさえ思えた。
17
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/26(月) 04:25:20 ID:4BPwCyXQ
彼方ちゃんとお昼寝したい
18
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/26(月) 04:53:52 ID:kZLW76F.
侑「……」
もうお昼寝するような時間でもない。
今日は掃除だけで終わりかな……いや、お昼寝同好会的に、他にやることもないけれども。
そうしてその日は、実際それで解散となった。
☆☆☆
翌日。
同好会の活動を行うと、部室に集合。
彼方「お昼寝にも、コツがいるんだよ〜」
侑「コツ?」
彼方「短い時間で、いかに質の良い睡眠をとれるかが重要」
19
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/26(月) 18:03:33 ID:kZLW76F.
彼方「上手く寝れば、一時間程度でもそれよりも多く寝たくらいには効果があるんだよ〜」
なんだかまともな事を……もしかして、真面目にやる同好会なの?
彼方「ではさっそく寝てみようか〜、これらから好きなもの選んでいいよ」
このために様々な枕を用意していたようで、色や形どれも違う枕がたくさんだ。
20
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/27(火) 18:26:31 ID:jV9Udnes
明日に再開。
アニメの愛回すごく良くて、もうちょいやれば良かったなっておもいました
21
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 02:01:54 ID:nagg2Djg
全員終わったらエキストラエピソード追加でも良いのよ
22
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 17:12:31 ID:0/X2sJ6s
さっそく寝てみる。
彼方「……」
侑「……」
なんだろう、この空間。
女の子と二人でお昼寝。しかも相手は彼方さん。
侑(なんとも言えない)
緊張してるわけじゃないけど……眠れそうにはない。
23
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 17:19:29 ID:0/X2sJ6s
侑「近江せんぱ……」
か
24
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 17:24:44 ID:0/X2sJ6s
侑「近江せんぱ……」
彼方「くかー……」
侑「寝てる!?」
は、はやくない!?
そんな、のび太くんじゃないんだから!
侑(あ……でも)
彼方さんが眠いのは、たしか夜に勉強してるからだっけ……。
侑(……まあ、なら。強力することもやぶさかじゃない)
彼方さんの、睡眠のために……。
25
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 17:41:17 ID:0/X2sJ6s
☆☆☆
彼方「お〜い、帰るよ〜」
侑「んぁ……」
彼方さんに体を揺すられて目が覚める。
窓の外をみると、もう夕焼けが沈みかけていた。
気づいたらすっかり眠ってしまっていたらしい。
侑(まさか彼方さんに起こされるとは)
彼方「よく眠ってたね〜」
侑「はい……本当に」
26
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 18:00:13 ID:0/X2sJ6s
彼方「それでこそお昼寝同好会の一員だよ〜、さあ、かえろう」
☆☆☆
それからも私たちの同好会活動は続いた。
ほぼ毎日顔をあわせる事もあり、信頼関係も徐々に築いていき、有り体にいえば仲良くなった。
二人で遊びに行くようにもなったし、彼方さんに勉強をみてもらったりもした。
もう一度言うけど、私たちは仲良くなった。
27
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 18:04:31 ID:0/X2sJ6s
でも仲良くのなりかた、その変化は少し独特だった。
どれか、というとなんだか私たちの仲の深まり方は完璧に友人とのそれで。
いわゆる男女間の友情に近いものだと感じている。
28
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 20:36:59 ID:pjbVAJ5Q
彼方ちゃんと友情関係を築きたい
29
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/28(水) 23:00:24 ID:BKcztPQs
2人で遊びに行くようになった、の行き始める初めの描写が肝心だろうに
30
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/29(木) 17:24:48 ID:DjjR5/oM
いつからか、呼び方だって変わっていった。
侑くん、彼方さん。
名前で呼び会うのは遅くなかった。
☆☆☆
彼方「う〜ん……」
侑「彼方さん、そんなうなってどうしたの?」
彼方「あぁ、それはね……彼方ちゃんは悩んでいるんだよ」
侑「悩み?」
彼方「大学はどこにしようか……って」
31
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/29(木) 18:02:52 ID:DjjR5/oM
侑「大学かぁ……」
彼方さんは三年生。
来年に卒業して、この虹ヶ咲から居なくなる。
侑「……そういえば、彼方さんってすごく勉強してるけど、行きたい大学決まってるからかと思ってた」
彼方「一応目星はあるけど、いろいろとね」
彼方「……ちなみに、侑くんの成績はどれくらいかな?」
侑「え? うーん……平均……かな。でもどうして?」
彼方「なんでも〜」
☆☆☆
月が変わる毎に、彼方さんも受験勉強のために会う機会が減っていく。
でも我慢もしすぎるのも悪いからと、気晴らしに遊びに行くことにした。
侑「今日は彼方さんの好きなことしようよ」
彼方「お、いいの? じゃあお言葉に甘えて……」
☆☆☆
32
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/29(木) 18:03:48 ID:DjjR5/oM
また明日に。
33
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/30(金) 17:30:19 ID:CC5yH8AU
☆☆☆
彼方「ほら見てみて、これ。ペアリング」
侑「ペアリング?」
彼方「作んない?」
侑「いいんじゃない、でも割りと高いんじゃない?」
彼方「って、思うでしょ〜? 意外とそうでもないんだよ」
34
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/30(金) 17:46:16 ID:CC5yH8AU
侑「へ〜……。あ、イニシャルとかいれるんだ」
彼方「そうそう。KKとYT」
侑「いいね、何指につけるの?」
彼方「小指。ピンキーリングにしたいから」
35
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/30(金) 18:06:11 ID:CC5yH8AU
そうこうして私たちはペアリングを作ってみることにした。ここは自分達で作ることで特別感が増すんだ。
とはいえ特に深い意味はない……そういうのも悪くないだろう、ってところだ。
彼方さん相手なら、意識することもない。
彼方「あ」
侑「ん?」
彼方「間違えた……」
侑「え、あ、ほんとだ。……なんでY?」
彼方「侑くんのチラ見しながらやってたらつい流れで……」
36
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/10/30(金) 20:46:42 ID:iH0PGRjo
これで付き合ってないのか
37
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/01(日) 00:50:04 ID:Y.KaRpIw
まだ私も書いてなかったら交換もできたけど……私もすでにYまでやってしまっている。
困っていると、店員のお姉さんがこう助言してくれた。
「それでしたら、お二人の名前を入れたつもりで、Y.Kはどうでしょう。ゆう、かなた、で」
なるほど、今ならそれの方が交換とかもしないですむしいいかも。
「カップルの方たちには人気の加工ですよ! お二人も是非」
侑「あはは、ありがとうございます。でも、僕たち付き合ってないんです」
「あっ、そうなんですか? お似合いだったので、つい……」
こんな対応を、何度かした。
その度にも驚かれることは多々あった。
彼方「そうです、友だち、友達です」
☆☆☆
程なくして、オリジナルのピンキーリングが出来上がる。
38
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/01(日) 00:57:42 ID:Y.KaRpIw
彼方「おぉ〜……」
彼方さんはつけたそれをマジマジと見つめて、満足気にしている。
彼方「受験のときもつけていこうかな」
侑「いいね、お守りになるかも」
試験が始まればとることになるだろうけど。
彼方「──大切にしようね、お互い」
39
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/01(日) 23:09:52 ID:Y.KaRpIw
そう言ったその横顔は、よく見慣れた、綺麗な笑顔だった。
☆☆☆
それからは、しばらく彼方さんと会わない日が続いた。やっぱり受験勉強が大変なようで。
当然ながら、お昼寝同好会の活動もほぼないようなものだ。
少し寂しいけれど、今は仕方ない。彼方さんの進路が大事だ。
40
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/01(日) 23:44:55 ID:Y.KaRpIw
時々電話をしたりする。調子はどうとか、受験が終わったらまた出掛けようとか。
他愛もないけれど、それが良いガス抜きになるらしい。
彼方『来年、侑くんがどっかに受験するときは勉強教えて上げるよ』
侑「え、ほんと?」
彼方『うむ。……ところで、どこにいこうか、とかってもう考えてるの?』
41
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/02(月) 06:49:25 ID:tIsaaxhg
なかなか更新出来ませんが、今夜辺りには。
今回は歩夢が振られるシーンはいれません。
歩夢が16年間かけて築いた侑との関係を、彼方は3年間で到達したというところで、実質振られてるようなものかなと。
42
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/02(月) 10:48:01 ID:VwaC5kaI
@cメ*´•̥ _ •̥ リ
43
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/03(火) 05:31:39 ID:hGUOfcDE
歩夢は時が来た時にそれまで溜め込んだのが爆発するから…
44
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/03(火) 21:53:27 ID:lO68y/4A
即妊娠しそう
45
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 00:17:21 ID:9nmiUO2c
侑「うーん……彼方さんと同じところにしようかな」
彼方『へぇ。それはそれは……なら、決行勉強しないとねぇ』
彼方さんの言うとおり、おそらく今の成績のままでは厳しい。
彼方さんも苦手な数字をなんとか克服して──もちろん最も点数がとれない教科のままだが──平均よりもたかい点数に。
侑「ま、それならそれで。さっき言ったように勉強、おしえてよ」
彼方『しょうがないなぁ〜』
そう言うけど、全然嫌そうな声じゃなかった。
☆☆☆
46
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 00:27:32 ID:9nmiUO2c
それから数ヶ月、彼方さんは見事に大学に合格。
これで彼方さんは春から大学生となるわけだけど……なんだか実感がわかないなぁ。
彼方「女子大生彼方ちゃん、爆誕」
両手でピースしながら、およそ女子大生が言うことじゃないことを……いや、むしろ言うのかな、そんなこと。
侑「僕も行けるかな」
彼方「大丈夫大丈夫、しっかり努力をすればね」
全くもってその通りだ。
私も高校三年生、遊びもしたいけど、この一年間はかなり大事になってくる。
彼方「応援してるからね」
☆☆☆
とはいえ。
侑(ぐぬ……)
その大学の過去問を解いてみているけれど、なかなか一筋縄ではいかない。
間違いなく今のままじゃ無理だと確信できる。
47
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 00:29:42 ID:9nmiUO2c
明日少し更新、金曜からしっかりと。
もうすぐ、これをやりだしてから五年経つのかと我にかえりますけど、まだ全然終わりそうにありませんね。(スーパースターもあることですし)
また明日に。
48
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 02:32:03 ID:XF.ARybY
こんなんもう付き合ってるようなもんじゃんみたいな関係性たまらん
5年はすごい笑
スーパースターまでやってくれるんすか…ありがてえ
49
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 04:33:31 ID:2oZQTtnY
おつおつです
50
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 04:45:55 ID:cpo8WTGU
主さんの読み続けてどのくらいになるのかな
未だに続けててくれるのは感謝しかないですよ
51
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/05(木) 23:51:16 ID:9nmiUO2c
侑「う〜ん……」
塾……今さら行くかぁ?
侑「本当は直接彼方さんに教えてもらうのが一番良いんだろうけど……」
大学生になった一年目、それにすぐに泣きつくのも……なんだか申し訳なくも感じた。
今度は私が受験シーズンというわけで、またこの一年もあまり遊んでいないこともあり、声をかけるタイミングを失っていた。
そんな日曜日の正午過ぎ、彼方さんから突然着信が飛んできた。
彼方『もしもーし』
侑「彼方さん、どうしたんですか?」
彼方『いやね、勉強の方はどうかな〜、と』
侑「んー……ちょっとつまってるかな。もらった過去問題、なかなか難しい」
52
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:09:02 ID:Njfe9kpw
侑「でも、なんとか頑張ってみるよ。一度決めた目標だし──」
彼方『それなら勉強、教えるよ? 前も言ったでしょ〜』
侑「え、でも……」
彼方『彼方ちゃんからしたら、何をそんなに遠慮してるのかわかんないよ〜。彼方ちゃんと君の仲じゃない』
何故だかその言葉が、不思議と暖かい。
確かに私は遠慮していた、今さらにも……。
侑「……じゃあお願いしようかな」
彼方『おっけ〜、じゃ今から行くね』
侑「うん……うん? 今から?」
彼方『そうだよ〜、善は急げ』
☆☆☆
53
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:18:51 ID:Njfe9kpw
彼方「という訳でお邪魔しま〜す」
大学生になった彼方さん。
私服でやってきているわけだけど、なんだかいつもよりも大人びて見える。
これが大学生オーラ……なのかな。
髪もウェーブ巻いてるし。おしゃれに気を使う大学生か……。
侑「どこか出掛けてたの?」
彼方「ううん。どうして?」
侑「いや、なんだか格好が……」
いつもより気合い入れてる感じだから、と言いかけてまぁ別に本人の勝手か、と思い止まる。
彼方さんと特に追及してこなかった。
彼方「……」
侑「あ、部屋いっててよ。お茶とかもってくる」
☆☆☆
彼方「──で、そこまでいけたら後はわかるはずだよ」
侑「わっ、本当だ……」
彼方さん、ならぬ彼方先生による授業はなかなか効果的だった。
やっぱりピンポイントで教えてもらう方がためになる。
侑「それにしても、数字もこんなにすらすら教えてもらえるなんて」
彼方「彼方ちゃんは〜頑張ったのです」
侑「よーし、じゃあ次なんだけど……」
彼方「ん、どれどれ」
54
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:32:00 ID:Njfe9kpw
隣で教えてくれていた彼方さんは、問題が見えにくかったのか、少し身を乗り出す。
もう肩と肩が触れあっている。
その時ふわりと、揺れた髪からほのかに甘い香り。
侑(……女の子、ってより。女性の香り)
友達なのに、変にドキッとした。
知らない一面を見たような、そんな感覚。
彼方「どうしたの?」
侑「あっ、いや……ええと、ここがね──」
☆☆☆
結局勉強はみっちり行い、もう夜がやってくる時間帯だ。
彼方「そろそろお暇するよ〜」
侑「今日はありがとう。……駅まで送るよ」
彼方「お、ありがとうねぇ」
駅までの道では、彼方さんの大学生生活についていろいろ聞いた。
サークル活動に誘われたとか、今度ミスコンがあるとか、私の受験が終わったら何しようか、とか。
彼方「とりあえず遊びたいねぇ。こう、盛大に、わっー、と」
侑「わっー、と、かぁ」
とにかく楽しいことがしたいんだろうな、となんとなくで感じとる。
侑「でも、ちゃんと合格できるかな……」
彼方「不安?」
侑「まぁ、ね」
55
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:35:00 ID:Njfe9kpw
彼方「大丈夫、彼方ちゃんがついてる」
侑「……そっか。なら、大丈夫なのかな」
彼方「そんなに心配なら──」
彼方さんは私の両手を上から両手で包み込む。
ぎゅう、ぎゅう、と優しい力で握りながら、
彼方「大丈夫、大丈夫。侑くんならできるよ」
と優しく、……なぜか涙が出そうになるほど、暖かい声をかけてくれた。
というかちょっと涙でた。
彼方「えっ、どうしたのっ」
侑「え、あれ……」
56
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:38:38 ID:Njfe9kpw
ここのところ、少し気を張りすぎていたのかもしれない。
それが一気に緩んで、ゆるゆるになっていた涙腺が今の励ましで崩壊してしまった。
侑(こんなすぐ泣いちゃう子だっけ、私……)
彼方「もう……不安でも泣いちゃダメ。まだ挑戦もしてないんだから」
侑「うん……」
彼方「よしよし、泣き虫侑くんは頑張れる子だよ。……ちょっとしゃがんで」
侑「う、うん」
57
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:44:36 ID:Njfe9kpw
顔が彼方さんの心臓の位置まで降りたところで、抱き締められた。
頭をぎゅっ、と胸の中に。
侑「か、彼方さん……?」
彼方「……私は君の友達である以前に……」
彼方「歳上のお姉さん、なんだよ。……なんでも相談、していいんだよ」
侑「……」
彼方「私もいっーぱい不安になった。簡単に行けるレベルじゃないし、努力も精一杯した」
彼方「だから侑くんの気持ち、よーく分かる。……ねっ? あと少しだよ、がんばろ」
侑「……うん」
彼方「……へへ。なーんて、彼方ちゃん、たまには言うこと言うでしょ?」
……改めて。
この人が側にいてくれて、本当に良かったと思えた。
☆☆☆
58
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:50:26 ID:Njfe9kpw
それから私はより一層の努力を続けた。
試験本番までに後悔しないように、出来ることを全力で……。
侑(……私はできる、やれる)
あの人がそう言ってくれたから。
☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆
そして迎えた、合格発表日。
侑「……」
10時が遠い。
ていうか眠れてない。
侑「はぁ〜……」
59
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 00:53:42 ID:Njfe9kpw
今回はここまで。
なんだか友情をメインにして、純情……な感じに行きそうですが、今回はちょっと違います。大学生特有の肉欲に触れた感じです。
また明日に。
60
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 01:08:14 ID:LrN9qsIE
もうテニサーとかにお持ち帰りされてるんでしょ
先に大人になった先輩や、それを侑くんが受け入れるか見ものだな
61
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 04:03:34 ID:uZWCHiuc
そっち方面かぁ… うぅ…
62
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 04:50:12 ID:y2rZzB/.
彼方ちゃんの初めては侑ちゃんのだろ!!
63
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 06:34:42 ID:Njfe9kpw
純愛です。
そこは大丈夫です。
64
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 06:54:04 ID:Njfe9kpw
ちょっとそれも考えましたけど、一人だけそれってのも不味いかなと思ったので止めました
65
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 07:44:15 ID:GmjDtTYk
良かった…
純愛で…
そういう風に進んでしまったら心が壊れる
66
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 12:56:19 ID:AxmBzmUQ
安心
67
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 13:14:54 ID:m.5MWwfQ
安心したと同時に面倒くさい読者でスマンなぁって気持ちでいっぱい
68
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/06(金) 23:50:08 ID:Njfe9kpw
やることはやったつもりだ。
というか、もう何もない。
後はただ、時間を待つのみ……。
侑(時間だ……)
時計の針が待ち望んでいた形になる。
それと同時に、私は結果を見るをタップした──
☆☆☆
69
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/07(土) 09:18:56 ID:KZskT4UI
☆☆☆
彼方「──というわけで、侑くんの合格を祝って〜」
かんぱーい、と同時に、炭酸ジュースがなみなみと注がれたグラスを軽くあわせる。
場所は、一人暮らしを始めていた彼方さんの借りているアパート。
私の大学合格の祝いとして二人でピザとか頼んで、盛り上がっていた。
侑「いや〜本当に良かった……」
70
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/08(日) 07:56:43 ID:vEaVPpk6
璃奈回がすごく良くて逆に疲弊しています。
今夜再開。
71
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 03:09:48 ID:LOXcOoq.
彼方「侑くんが頑張った結果だね〜」
侑「彼方さんのお陰でもあるよ。勉強みてもらわなかったら、絶対無理だった」
彼方「彼方ちゃんはちょっと力を貸しただけ……それに、侑くんには受かってほしかったし」
こんな風に私たちは談笑しながら受かったからどこかに行こうとか、大学入ったら何かサークルに入ろうかとか。
彼方「彼方ちゃん、またお昼寝サークル作ろうかと思ってね〜」
侑「本格的に昼寝するだけのサークルだ……」
72
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 04:47:27 ID:pCESRaVQ
璃奈ちゃん推しは良い意味で疲弊してるねw
73
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 17:06:40 ID:LOXcOoq.
彼方「作ったら入ってくれる?」
侑「まぁ、いいけど」
彼方「わ〜い」
宴もほどほどに、夜も深く。
喋りたいことはあらかた喋り尽くしたから、帰ることにした。
侑「じゃあ、大学でもよろしくお願いします、せーんぱい」
彼方「うん、お待ちしておるよ〜……あ、そうだ」
侑「?」
すっ、と手が伸びる。
それはまっすぐに私の頭にきて、わしゃわしゃと撫でられる。
彼方「本当に、よく頑張ったね。よしよし」
侑「ぁ……」
じわ、と胸の奥が熱くなる。
本当に彼方さんといると、ほっとする。
姉だからこその、包容力とでも言うんだろうか……。
74
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 17:15:20 ID:LOXcOoq.
彼方「また新しい青春を謳歌しようじゃないか〜」
侑「……うん」
☆☆☆
さて、時間は流れて春がきた。
卒業を得て、大学生に。
元の世界でさえまだ高校生なのに、一足先に大学生。
……戻れたとき損って感じそうだなぁ。でも逆にこれだけ勉強した知識とかが、戻れた時……。
侑(戻れたとき……?)
元の世界に戻ったら……彼方さんはどうなるんだろう。
そもそも、戻るとかってあるのかな。
75
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 17:33:29 ID:LOXcOoq.
侑(考えても仕方ないのない事は、考えない)
その時は、その時だ……。
☆☆☆
大学入学後、しばらくして大学生活にも慣れてきた頃。
彼方「……たこ焼き、食べたくない?」
侑「ん? たこ焼きかぁ、好きだけどね。買いにいく?」
彼方「いや、今の彼方ちゃんはそのあたりのたこ焼き、銀だことかでも満たされない」
侑「というと?」
彼方「大阪行こう」
☆☆☆
思い立ったら即行動なんて、なんだか彼方さんにしてはフッ軽だな、なんて思いもした。
これが大学生なのか。
新幹線に乗り、しばらく。
侑「ん〜ついた〜!」
大阪。
そういえば来るのは初めてだなぁ、本当にヒョウ柄の紫パーマのおばちゃんとかいるのかな。
76
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 17:38:58 ID:LOXcOoq.
彼方「さぁ〜本場の食い倒れをしよ〜」
本題から反れてるけど、それでもいっか。
☆☆☆
美味しいたこ焼きのお店とかはよく知らないけれど、いろいろ食べて比べてみようと、二人で一パックを分け合う。
彼方「はふっ、はほ……」
侑「あひっ、あふ……」
うん、美味しい。
ソースが濃くて……タコがでっかい。
タコから美味しい気がする、くにくにと噛み心地が楽しい。
彼方「うむ、うまい」
侑「お腹もすいてたし尚更ね」
77
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 17:48:01 ID:LOXcOoq.
彼方「よーし次行こう〜」
さまざまなたこ焼きを食べて比べてみる。
トッピングも様々で、明太子マヨとか、チーズ、ポテトサラダ……なんでもありだ!でも……
侑「うまーい!」
78
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 18:05:20 ID:LOXcOoq.
彼方「お、それ美味しそう」
気になるトッピングが複数あったため、これは別々で買った。
侑「ポテトサラダっていうより卵たっぷりのタルタルソース」
彼方「んぁ」
侑「ん」
一つ寄越せというのは、口を開けて待つその姿でよくわかった。
一つおすそわけ。
彼方「うんうん……これもうまいぜ」
出会った頃こそ、間接キスで慌てていたけど、今となってはもう平気になってしまった。
79
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 18:05:52 ID:LOXcOoq.
今回はここまで。
また明日に
80
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/09(月) 18:56:06 ID:9KPZgJlU
こういう感じたまらん
81
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 00:43:01 ID:0d4XkzDo
〜人類の歴史は2032年で終わり〜
木村秋則
「長さが5キロメートル以上あるUFOの内部で宇宙人(人類と同じ姿をしてるが人類より綺麗で朗らかでギリシャ彫刻のような顔をしてる)から地球カレンダーを見せられた。
それにこれから地球で起こることが書かれていた。
それを見ていくと枚数が少なかったのでなんでここで終わるのと聞いたら『そこで人類の歴史は終わり』と言われた」
それは口外してはいけないことになっていたが去年酒に酔った木村秋則はその年をポロッと言ってしまった。
それが2031年か2032年。
木村秋則によると・・・
・宇宙人は物を小さくする爆弾を持ってる。
・小型のUFOの側面の壁の厚さはビニール袋より薄い。これを手で触ると透明になり外が見えた。これのサンプルを手で折ろうとしても折れず、足で踏んでもまったく変形しないほど硬かった。
・宇宙人は人類をすごく見下してる。
・宇宙人は240種類の元素を知ってる。人類は120〜130種類ほどしか知らない。
・宇宙人のUFOは人類が10億年かかる距離を一瞬で移動できる。
・宇宙人は空中を浮遊できる。
・宇宙人は手を使わずに家の窓や扉を開けることができる。
・宇宙人との会話はテレパシー。考えたことがすぐに宇宙人に伝わり答えが返ってくる(頭の後ろから聞こえてくる)。
木村秋則(世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した日本の農家)
グレイやビッグフットは宇宙人が作った生体ロボット。
木村秋則「人類は何とかしないと駄目だよ。もう残された時間が無いのだから・・・」
↑キリストが亡くなった31年か32年から2000年間でダメだったら滅ぼすと決めてたみたい。
---------------------------------------
〜松原照子の世見(予言)〜
「近いうちにUFOが来るよ」(2020年8月に世見)
「今から20年以内(2032年まで)に富士山の噴火も含めた大災害が起きる」(2012年2月に世見)
「近未来に小惑星が地球に衝突する日が必ず来る気がしています。もし小惑星が地球に衝突したら日本は消滅します」(2019年2月に世見)
「東海、東南海、九州よりの地震がくる」
「首都直下地震がくる」
「南極のオゾンホールは拡大を続けています。日本でも強い紫外線が原因となる病気がこれから深刻化する。
皮膚癌が増加。白内障は高齢者だけの病気ではないので若い世代も気をつけるべき。
免疫力が低下しヘルペスや感染症も増えていく。
これからの30年にもっとも気をつけるのは紫外線です」(2019年2月に世見)
「トランプ大統領は再選しない」(2019年2月に世見)
82
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 04:30:23 ID:KYHfQx8M
大阪行ったときに食べたわかなのたこ焼きは本当に美味かった
83
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 07:44:46 ID:BYSw9qn2
彼方「来て正解だったねぇ」
侑「だね」
たこ焼きを頬張りながら大阪の町を歩く。
こんな時間が今、一番楽しい。
侑(やっぱり楽しいな……彼方さんといると)
なんだか気恥ずかしくて、言葉にはしないけれど。
84
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 17:06:58 ID:BYSw9qn2
彼方「もがもが」
侑「……っていうか食べ過ぎじゃない?」
彼方「美味しいから仕方ないよ〜」
侑「粉物食べまくったら太るよ」
彼方「大丈夫大丈夫」
彼方「栄養は全部おっぱいに行くから」
侑「おっぱいて」
もう少し羞恥心持って。
85
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 17:24:12 ID:BYSw9qn2
でも確かに……高校生の時より大きくなっているような……。
彼方「あ、どこ見てるのかな〜」
侑「なっ、見てないし」
彼方「ま、ここは歳上の余裕をもって許してあげるから〜」
侑「一つだけじゃん」
彼方「いいのかな〜、あんなにお世話になっておいて」
侑「それを言われちゃおしまいだ 」
☆☆☆
86
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 17:37:52 ID:BYSw9qn2
侑「さてどうする? お目当てのものは食べたけど」
彼方「帰ろうかねぇ、明日も大学だし」
侑「だね」
☆☆☆
彼方「ふう、ん〜。帰って来た」
侑「もう暗いね。さすがに新幹線でもまぁまぁ時間かかったね」
彼方「でも美味しかったからOKだね〜」
侑「うん……じゃあ帰ろう」
彼方「うむ」
ご満悦そうな返事のあと、彼方さんのアパートまで送っていった。
彼方「……毎回家まで送ってくれるんだね」
侑「ん? まぁ……ね」
彼方「女の子扱いされてるって事なのかな〜?」
87
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 18:13:54 ID:BYSw9qn2
侑「彼方さんは女の子でしょ」
彼方「……ふーん」
それ以上は何も言わなかった。
なにか。
なにか、私たちの間に。
大きな食い違いがある気がした。
☆☆☆
88
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 18:31:20 ID:BYSw9qn2
☆☆☆
しかしまぁ、とはいえだ。
私達の関係性に依然変わりはなく、友好関係は続いていた。
一年が経ち、彼方さんは21歳になっていて……そして今日は。
彼方「20歳の誕生日おめでとう〜」
侑「ありがとう、彼方さん」
彼方さんが言った通り、今日は私の誕生日。
それのお祝いをしてくれている。
彼方「お酒解禁だ〜」
89
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 18:37:19 ID:BYSw9qn2
今回はここまで。
次回酒盛り泥酔流れえっち展開です。
また明日に。
90
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/10(火) 19:37:59 ID:acV.dYVA
きたーーーー!!!!
91
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 17:39:29 ID:xtNQ37Rk
ほろよいを片手に乾杯。
初めてのアルコールだったけれど、まだジュース感覚で飲める範囲だった。
ほろよいからレモンサワーになったり、二人あわせれば缶の量はそれなりになっていた。
それはつまり、私達の気分をうわつくということで。
彼方「彼方ちゃんたちも、もうお酒飲むような歳になっちゃったねぇ」
侑「早いようで、そうでもないような」
92
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 17:46:38 ID:xtNQ37Rk
侑「彼方さんはどう? 早く感じた?」
彼方「……」
侑「彼方さん?」
彼方「そう、それだね」
侑「?」
彼方「侑はいつまでさん付けなのかな〜、って」
93
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 17:52:10 ID:xtNQ37Rk
侑「……さん付け?」
彼方「別にさ〜、呼び捨てでいいんだよ。ていうか呼び捨てにしなさい」
侑「しなさい!?」
なんでだろう、呼び捨て強要……でも呼び捨てか……。
侑「いやでも……なんていうか、もう彼方さん、で定着しすぎて、いまさら呼び捨てもなんか……」
恥ずかしい。
意識して予防と考えたり考えたら、なぜか急に。
彼方「ほら、彼方、彼方」
侑「うぇえ……?」
94
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 18:00:14 ID:xtNQ37Rk
侑「か、かな……」
やばいな、恥ずかしいって自覚するとさらに恥ずかしくなってくる。
なんでもないようにさらって言ってしまえば終わりなんだろうけど、もうそれが難しい。
侑「かな、かな……た」
彼方「む〜。ただ名前を呼び捨てにするだけなのの、そんなに照れるかなぁ」
確かにそう思う。
それも、もう慣れ親しんだ彼方さん相手にこれでは……。
彼方「そんなんだから20にもなって童貞なんだよ」
95
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 18:02:17 ID:xtNQ37Rk
侑「は──」
──私は心は女の子だ。
だから仮に、男の人の経験がないこと、童貞って煽られたってなんとも思わないはずなんだ。
なのに。
侑「はぁぁーーー?!」
なぜかピッキーンときた。
侑「そんなの関係ないでしょ!」
彼方「でもないじゃん」
侑「ない、けど、さ!」
96
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 18:06:19 ID:xtNQ37Rk
侑「そういうそっちはどうなのさ!」
彼方「まぁ経験ないけど〜」
侑「じゃあ僕のこと言えないじゃん!」
彼方「でも〜、童貞と処女なら価値基準が違う気がするんだよね〜」
侑「そんなの詭弁だよ……」
くそう、なんだか彼方さんのペースだ……。
97
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 18:08:45 ID:xtNQ37Rk
彼方「そういえば、いつぞやの大阪の時おっぱいガン見されたもんな〜」
侑「なっ、ちが……!」
彼方「触ったこともなさそうだし」
なんか泣きそうなんだけど。
というか酔ってるね!?
侑「そりゃあ! ……ないけどさぁ……」
彼方「しょうがないなぁ〜」
なにが?
彼方「ちょっとだけなら触っていいよ」
は?
98
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 18:09:04 ID:xtNQ37Rk
また明日に。
99
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 19:56:35 ID:sR3COks2
触りたい!!!!!!
100
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 20:50:58 ID:W7Jj4Ef.
侑ちゃんがれっきとした男だったら歩夢ちゃんとどうこうならないわけないよねとは思う
あんな幼馴染いたら性欲に目が眩みそう
101
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 23:24:04 ID:/jyHD8WY
明日ってことはあと40分後だな!!!
はよはよはよはよ
102
:
名無しさん@転載は禁止
:2020/11/11(水) 23:44:37 ID:l.cGvAPw
キミら純愛にこだわるけど彼方さん並みの容姿にもかかわらず、大学生になっても一度も恋人いなくて経験も無いって異常な部類だからね
侑くんもある程度はモテそうなのに彼女とか一度もいないとか余りにも不自然すぎるよ
仮に歩夢の存在を無視したとしても
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