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鏡 果南「え、誰このイケメン」��2
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前スレ989の続きから
鏡 果南「え、誰このイケメン」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1515893471/
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>>784
独り言じゃなくて地の文ってことで…
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読み返したけどそういや曜の誕生日忘れてたな
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ダイヤ達と一緒に食べることにした。
鞠莉「あ、この玉子焼き美味しそう!いただきっ!」ヒョイ
ダイヤ「あっ、こら!鞠莉さん、お行儀が悪いですよ!仮にも貴女も小原財閥の……」
鞠莉「もう!そんな堅いこと言わないの!そんなんだからシワ増えてきてるんじゃない?」
ダイヤ「なっ……!それ本当ですか…」
ダイヤは慌てて鏡を取り出し、自分の顔をマジマジと見つめた。
鞠莉「なーんて、It,s hoke!本気にしないの!」
鞠莉はダイヤが鏡に夢中になっている隙をついてもう1個玉子焼きを頬張った。
ダイヤ「なっ…このっ!なぜ貴女はそうやって…!」
果南「2人とも仲いいね」
ダイヤ「これのどこが!?」
ダイヤは顔を真っ赤にして反論したが、2人のやりとりを見て、少し羨ましいなと思ったのは事実だ。
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4月20日水曜
〜放課後〜
恋人
鞠莉
>>791
1.1年の教室
2.2年の教室(千歌or梨子)
3.水泳部
4.図書室
5.帰宅する
6.鞠莉、ダイヤと一緒に帰る
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来た
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3
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曜ちゃんのターン…?
-
6
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ー運動場ー
果南「おーい、曜〜!」
曜「あ、お兄ちゃん!ちょっと待ってて!」ブンブン
ーーーーー
果南「走り込みお疲れさま」
曜「ありがとう。いい加減学校でも泳ぎたいんだけどね〜」
果南「あれ、水泳の練習はしてないの?」
曜「泳ぎの練習はゴールデンウイーク明けだってさ、つまんないの。
まぁ飛び込み練習は別だけどね」
果南「……………あぁ、そうだっけ」
少し、ほんの少しだけ、気持ち悪い感じがした。
果南「まぁまだちょっと寒いもんね」
果南(そんなことより何か忘れて…)
-
果南「あっ……!思い出した!」
曜「わぁ!びっくりした!なに?突然」
果南「そうだ思い出した!曜の誕生日プレゼントまだだった!」
胸の奥がスーッとなるような感じがした。なるほど、気持ち悪い感じの正体はこれだったのか。
曜「え、あぁいいよ、別に気にしてないから。お兄ちゃん忙しかったんでしょ?」
果南「いいや、曜がそう言っても俺が贈りたいの!ねぇ、何か欲しいものある?何でもいいよ」
曜「えぇ!?そんな、急に言われてもパッと出てこないよ……」
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果南「…………」
曜「……………」
曜は首をかしげながらずっとウンウンとうなっている。
あ、ついに頭を抱え込み始めた。多分もうすぐ我慢の限界だろう。
曜「あーっ!もう考えても浮かばない!」
思っていた通り、深く考え込んでからすぐに爆発した。
曜「それ、もうちょっと待ってもらっていい?家でゆっくり考えてみるから!」
果南「う、うん…俺は別にいつでもいいけど」
曜「よし、じゃあとりあえず走ってくる!頭空っぽにしたい!」
そう言った曜はすぐに休憩している他の水泳部の子達をよそに、1人で全力疾走していった。
果南「短距離型なのにそんなに全力で走ったらすぐに疲れると思うけど………」
それにしてもそんなに悩むことだったかな……?
ーーーーー
-
〜夜〜
果南(暇だな……)
>>798
1.鞠莉を呼び出す
2.チャットを送る(千歌、曜、ダイヤ、鞠莉)
3.その辺を走ってくる
4.もう寝る
5.海岸まで散歩
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5
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千歌達の家の前の水津浜の海岸に来たけど……
果南「誰もいないか……」
たまに千歌と会ったりするんだけど。
果南「まぁ別に千歌に会いに来たわけではないし」
ここに良くくるのは、波打ち際の音が聴きたいからだ。回りは車も殆ど来ず、ただ波の轟だけが聞こえてくる空間。
寄せては返す波の音を聴いていると、不思議と心が落ち着いてくる。できればずっとこの波の音を聴いていたいくらい……
果南「…………」
しばらく波の子守歌を聴いた後、帰路についた。
-
4月21日 木曜日
ーダイビングショップー
鞠莉「果南、おはよう」
果南「おはよう鞠莉」
鞠莉「んっ」
会うなり両手を私の方に突き出してきた。ハグの催促だろうか。
果南「いいの?ダイヤの前でハグしても」ヒソヒソ
鞠莉「大丈夫よ。ダイヤだし?」ヒソヒソ
なんだそれは。
果南「じゃあハグ」
腕を鞠莉の腕の下をくぐり抜けて背中を握り、男女の体が密着する。いつもは普通にできていたハグも、鞠莉の大きな胸の感触が鮮明に感じられるようになってからはなんだか凄く恥ずかしくなってきた。男の子の体だからだろうか。
ダイヤ「ちょっと鞠莉さん……!」
そして案の定顔を真っ赤にしてぷんぷんと怒り散らすダイヤ。こうなることくらい予想できただろうに。
鞠莉「男女でこういうことするのはダメだって?でもダイヤも昔よくやってたでしょ?」
ダイヤ「それはまだ子どもの頃の話で!」
鞠莉「アラ、今だって法律的にも心身的にも子どもじゃない?」
ダイヤ「くっ……とにかく破廉恥ですっ…!先に船に乗っておきますから、どうぞごゆっくり!」
ダイヤは漫画のように湯気が見えるくらいの勢いで、なおかつ地団駄を踏むほどではなくあくまで令嬢らしく一見優雅に見えるように、私達の元を去って行った。
-
果南「あれ大丈夫なの?」
鞠莉「ダイヤは頭固いのよ。」
鞠莉はやれやれといった風にやや呆れた様子で遠くなっていくダイヤの姿を見送った。
鞠莉「ダイヤも私達が付き合ってるって分かってたらあそこまで怒ったりしないからまだバレてない証拠、それにダイヤなら私達がハグしてることを誰かに言いふらしたりしないだろうし平気よ」
果南「つまりどういうこと?」
鞠莉「要するに、私が今ダーリンとハグしたかったからハグしたの!ダイヤの前なら大丈夫!」
果南「でもなんだかダイヤへの当てつけみたいになっちゃわない?」
鞠莉「へーきよ。それに当てつけってワケじゃないけど、ちょっとだけそういう意図も含んであるし」
鞠莉の白い顔が少し怪しげな笑みをみせた。
-
4月21日 木曜日
昼休み
今日も鞠莉はどこかへ行ってしまった……
>>803
1.2年の教室
2.生徒会室
3.三浦達と食べる(詳しく知りたいメンバー指定)
4.1年の教室に行ってみる
5.鞠莉を探す
-
4
-
ー1年教室ー
果南(今日はルビィちゃん達のところにいってみようか)
ガララ
「わっ!松浦先輩!?」
「嘘!?なんでここに!?」
果南(ルビィちゃんは……いた)
果南「や、ルビィちゃん。一緒してもいいかな?」
ルビィ「あ、お兄ちゃん!」
花丸「んっ!?」
ルビィちゃんはこちらを見るなり顔をぱあっと明るくさせたが、一方でマルの方は、喉を詰まらせたようで喉元を苦しそうに叩いていた。
-
ルビィ「マルちゃん大丈夫?はい、お茶」
マルはルビィちゃんから渡されたお茶を慌てて口の中に流し込み、少しの間ハァハァと息を荒らげたのち、まるで逃すものかと言わんばかりにこちらをグッと直視した。
花丸「…………………………」ジーッ
花丸「………///」ボッ
かと思えば、すぐ顔を真っ赤にし、鞄から本を取り出して顔を隠してしまった。
花丸「な、な……なんで松浦先輩がオラ達の教室に!?」
>>807
1.マルに会いに来た
2.ルビィちゃんに会いに来た
3.ルビィちゃん達2人に会いに来た
-
1
-
3
-
果南「ルビィちゃん達2人と一緒にお昼ごはん食べようと思って」
花丸「ええええぇぇ!!そんな、なんで!?」
果南「何でって………ダメだった?」
花丸「いや…ダメとかじゃなくて……ルビィちゃんは分かるけど何でマルと…………///」
助けを求めようとしたのか、回りを軽く見回すマルだったが、皆の視線が全てこちらに注目していることを察すると、余計に顔を赤らめてしまった。
そしてとうとうマルの我慢がピークに達したのか、本を下にずらして目を少し出して会話していたのを、顔を完全に隠すようにして、下を向いて俯いてしまった。
花丸「うぅぅ………///」
果南「もしかして俺邪魔だった……?」
ルビィ「マルちゃんきっとお兄ちゃんに緊張してるんですよ。ね、マルちゃん?」
花丸「…………///」
相変わらずマルは俯いたままで、食事の手を止めてしまっているようだった。
果南(………)
>>809
1.今日は一旦戻る
2.本をどかす
-
1
-
果南「ごめん、マルの食事の邪魔しちゃってるみたいだし、今日は戻るね」
ルビィ「え……あ、うん」
ルビィちゃんは一瞬手を伸ばして引き止めようとしてくれたが、隣のマルを見て、すぐに手を引っ込めた。
果南「マルもごめん」
花丸「うぅ………///」
果南「…………じゃあねルビィちゃん」
ルビィ「うん、折角来てくれたのにごめんねお兄ちゃん」
それにしても、マルってこんなに男の子苦手だったんだね。
私も男の子とあんまり話したことないから少しは緊張するだろうけど、あんな風にまでなるとは。
果南(まだマルと一緒にお昼を食べるには早かったのかな……?)
元の世界てマルと仲良くAqoursの活動をしていたときとのギャップで少しヘコんでしまいそうになってしまった。
-
4月21日木曜
放課後
恋人
鞠莉
>>813
1.1年の教室
2.2年の教室
3.生徒会室
4.図書室
5.帰宅する
6.鞠莉を追いかける
(対象が複数いる場合、その都度選択肢入れることにします)
-
ksk
-
14
-
ごめんなさい4です…
-
ー図書室ー
果南「マル大丈夫かな……?」
図書室の扉を恐る恐る開き、辺りを見回すと、昨日と同じ図書委員が座るカウンター席に、マルはいた。
今日も夢中で本を読んでいる。
果南「おーい、マルー」
目の前で手を振ってみるが、今日も反応は無い。
果南「…………」
>>816
1.そのまま読み終わるのを待つ
2.試しに顔を触ってみる
3.本を取ってみる
4.図書室を散策する
-
3
-
マルちゃんの流れきてる
-
果南(すっかり本に夢中だし、まともに話できそうにないね……ちょっと心が痛むけど………)
仕方ない。一旦本を取り上げて、注意を自分に惹きつけよう。
果南「マル……ごめん!」ヒョイ
花丸「…………………」
果南「……………」
果南(どうかな?)
花丸「……………」
花丸「わっ」
しばらく経ってからようやく本が無くなったことに気付いたようだった。マルってこんなに鈍かったんだ……
花丸「あれ?ご本は………」
マルの視線がどんどん上へ向かい、ついには本を持っている私へと辿り着く。
花丸「………あ、せんぱ…………」
カァァァァ
-
花丸「せせせせ…先輩がなんでここに!?」
恥ずかしがったマルは、本で顔を隠そうとした。
が、本が無いことに気付き、あたふたとしばらく慌てた後、机との睨めっこに移った。
その一連の動きが、マルには悪いけど、ちょっと面白かった。
花丸「うぅぅ…///」
果南(本を取ったのはいいけど、これはこれで会話ができないな……)
-
果南(仕方ない、今日は一旦帰ろう……)
果南「ごめん、マ………」
あー……初対面の男の子にマル呼びされるのはマズいか。
果南「国木田さん、ごめん。本は返すね」
花丸「あっ…」
取り上げてしまった本をマルに返し、図書室の扉へと向かった。
果南「今日はごめん。でもよかったらまたマ……国木田さんとゆっくり話したいな」
花丸「えっ」
果南「それじゃあ」ダッ
花丸「あっ………」
-
side花丸
花丸「さっきのって、松浦先輩だよね……?」
花丸「……………」
花丸「……………///」カァァァァ
ダメだ。思い出しただけでも胸がドキドキして、顔が熱くなってしまう。
花丸(この気持って………)
-
〜夜〜
果南(マルとはどうやって話せばいいんだろう)
果南(誰かに相談してみようかな……)
>>823
1.鞠莉を呼び出す
2.チャットでマルのことを相談してみる(千歌、曜、ダイヤ、鞠莉)
3.チャットを送る(千歌、曜、ダイヤ、鞠莉)
4.その辺を走ってくる
5.海岸まで散歩
-
2ダイヤ
-
果南「ダイヤにチャットでマルのこと相談してみよっかな」
チャットのアプリを開き、スクロールしてダイヤの名前を探そうとしたところでふと手を止めた。
果南「ってダイヤってガラケーだったじゃん……」
一応ガラケーでもチャットのアプリは入れられるのだけど、非常に面倒くさいということでダイヤは入れていなかったことを今更思い出した。
ダメールと電話、どちらでダイヤに連絡を取るかしばらく悩んだが、一々メールでやり取りするのも面倒くさいので電話をかけることにした。
-
プルルルル
ガチャ
ダイヤ「もしもし、果南さん?夜中に何の用ですか?」
果南「ごめん、ダイヤにちょっと聞きたいことがあってさ」
ダイヤ「…………なんですか?」
少し呆れた様子が伝わってくるが、大抵ダイヤはこうやって無下にせずちゃんと私の話を聞いてくれる。ダイヤのそういう真面目なところが私は大好きだ。
果南「実は話したいのに話せない子がいてね」
ダイヤ「話したいのに話せない?どういうことですの?」
果南「えーと、何て言ったらいいかな……… 自分で言うのもちょっと恥ずかしいんだけど、対面するとその娘恥ずかしがっちゃって会話できなくなるんだ」
ダイヤ「あぁ、そういうこと」
説明が下手で上手く説明できないが、なんとか状況を把握してもらえたようだ。流石は学年上位の読解力を持つダイヤだ。
-
ダイヤ「そうね……その娘は緊張しているのだから、まずはリラックスさせて緊張させるのがいいと思いますわ」
果南「リラックスか……………ハグとか?」
ダイヤ「恥ずかしがってる娘にハグしても、かえって逆効果になると思いますが」
果南「うぅ…」
得意技のハグを封じられてしまったらどうしようもない。
果南「じゃあどうしたらいいかな」
ダイヤ「そうね、その娘が持ってる趣味に関して何か興味を示してみたらどうかしら」
果南「興味?」
ダイヤ「例えばルビィ……妹は私のこと嫌ってるみたいなのだけれど、ルビィの好きなアイドルの事を聞いてみると、凄く嬉しそうに話すのよ」
ダイヤ「もしその娘の好きな物が分かってるのなら、それについて聞いてみたらどうかしら」
果南「好きな物……」
マルなら断然本について、かな。
-
果南「ありがとうダイヤ。やっぱりダイヤは頼りになるね」
ダイヤ「お役に立てたのならよかったですわ」
ダイヤ「ところで……」
果南「ん?」
電話を切ろうとしたところで、ボソッとダイヤが何か言ってるのが聞こえた。
果南「何か言った?」
ダイヤ「いえ、おやすみなさい。果南さん」
果南「うん、おやすみ」
ガチャッ
ツーツーツー
果南(ダイヤ何て言ってたんだろう…)
果南「…………ま、いっか」
-
4月22日金曜日
ピピピピピ
パシッ
果南「よしっ!今日も朝の走り込み行こっか!」
果南「ん?誰かからチャット来てる」
��[曜]>(お兄ちゃん、誕生日プレゼント決まったよ!)
��>(また学校で話すね!)
果南「……………」
-
あ、しまった 文字化け……
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曜ちゃんのターン!
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4月22日 金曜日
昼休み
今日は鞠莉はダイヤと食事を取るようだ。
>>831
1.2年の教室
2.3年の教室
3.三浦達と食べる(詳しく知りたいメンバー指定)
4.1年の教室に行ってみる
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あ、安価下で
-
1
-
ー2年教室ー
ガララ
「松浦先輩だ!」
キャーキャー
黄色い歓声をかき分けながら、千歌達の元へ向かう。もうこの歓声にも大分慣れてきた。
果南「一緒に食べよ。千歌、曜、それに……桜内さん」ニコッ
梨子「あ……はい///」
-
果南「あ、そうだ。曜欲しい誕生日プレゼント決まったんだっけ?」
曜「あ、うん!」
千歌「なになに?何の話!?」
果南「ほら、私この前曜の誕生日用事で誕生日プレゼント渡せなかったから。遅れたお詫びに曜が欲しいものあげようかなって」
千歌「へぇ!それで、よーちゃんはおにぃに何貰うの!?」
曜「うん、結構悩んだんだけどね。それじゃあ発表します!曜が欲しいものは……………」
果南「欲しいものは?」
-
曜「ズバリ!1日お兄ちゃんと思いっきり遊べる権利ー!」
果南「えっ」
曜「…………ダメかな」
果南「ダメっていうか……それくらいなら別にプレゼント関係無しで遊べるけど」
曜「え、そうなの!?」
曜の顔が子どものようにキラキラと輝く。まるで犬みたいで可愛らしい。
果南「うん、だから他のにしたら? あ、そうだ。悩んでたって言ってたよね。悩んでた他のお願いにしようよ。」
曜「そうだね。じゃあお兄ちゃん!」
曜「1日だけ、曜のパパになって!」
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1日パパって何やるんだろ・・・
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完全にヤバいそれ
-
すげーお願い来たー!
-
果南「………………パパ?」
曜のあまりにもぶっ飛んだ要望に面食らって、しばらく固まってしまった。
今の会話をチラッと聞いていた周りの生徒達からしても曜の要望は異常だったようで、各自発言の意図についての議論が始まった。
「ねぇ……あれって」
「もしかしてパパ活ってやつ?ヤバくない?」
「そういうプレイとか……?」
何やら怪しい会話が聞こえてくる。でも曜のことだ。別に変な意味を含んでいる訳では無いに違いない。
とにかく、これだけでは意味が分からないので、詳しく聞きたいところだけど。
-
果南「ごめん、曜。1日パパって、どういうこと……?」
曜「え?どういうことって?そのままの意味だけど。」
曜は不思議そうに首を捻った。
思った以上に直球ストライク。私が言うのも何だけど、曜はあまり物事を深く考えない感覚で動く人なんだ。パパになってと言えば、その言葉にそれ以上の意味もそれ以下の意味も無いのだ。
曜「ほら、私のパパ、定期船の船長してるでしょ?だから殆ど家に帰ってこなくて……」
曜「たまに返ってきてもお仕事で疲れてすぐ寝ちゃうし、ママと過ごすしで寂しくて……」
曜「だから、お願い!1日だけパパの代わりになって甘えさせて!これが曜のお願い!!」
果南「うーん……」
曜は、いつもの元気な姿からはあまり想像がつかないほどシュンとし、モジモジしている。
ふとお父さんに満足に甘えられないってどんな感じなのだろうか、と思った。
幸い私は両親と幼少期から過ごしていたけど、曜は違う。そもそも曜が私と千歌と出会ったのも、1人でパパを待っている曜に千歌が話しかけたのがきっかけだった。この世界でもそうなのかは分からないけど……
とにかく、曜の寂しさを埋めることができるのなら、可愛い幼なじみのために私が出す答えはただ1つだ。
-
果南「いいよ」
私は二つ返事で承諾した。
果南「何するのか分かんないけど…」
曜「それなら大丈夫!別にお兄ちゃんは何も準備とかしなくていいから!」
果南「そ、そう?それならいいけど」
曜「じゃあ今週の日曜日いい?」
果南「うん、いいよ。何時にそっち行けばいい?」
曜「えーっとね、朝起こして欲しいから、できるだけ早く来て!!」
果南「えっ」
定期船やバスを利用するとなると朝起こすような時間には間に合わないんだけど
曜「うわぁ〜、楽しみだなぁ!」
キラキラと目を輝かせている曜を見ているとそんなことどうでもよくなって。
なんとか頑張ろうかなぁって気にさせられた。相変わらず私は妹2人に甘いと思う。
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4月22日金曜
放課後
恋人
鞠莉
>>845
1.1年の教室
2.2年の教室
3.生徒会室
4.図書室
5.帰宅する
6.鞠莉を追いかける
-
4
-
3
-
生徒会室
ガララ
ダイヤ「あら松浦さん 何の用ですか?」
果南「別に。ただ何となく来ただけ」
ダイヤ「でしょうね」
そう軽く切り捨てるように言うダイヤ。付き合いが長いから分かることだが、別にこれ、相手を嫌っている訳ではない。そのことを勘違いする相手が殆どなので、たまに喧嘩になったり冷たい人だと思われたりしている。
でも、本当のダイヤを知っている数少ない仲と考えると、少し優越感のようなものを感じる。
-
ダイヤ「」カリカリカリ
ジー
ダイヤ「……」カリカリカリ
ジー
果南「ご、ごめん」
ダイヤ「いえ、別に…」
ダイヤ「」カリカリカリ
果南「………」
沈黙の中、運動部のかけ声と、筆を走らせる音だけが響く。
この静かで狭い空間に男女2人きり。女子高で男子がいなかったから分からないが、おそらく私が男子と2人きりなら、恥ずかしさで心臓がはち切れそうになっていたかもしれない。
でも私が今そうならないのは、ダイヤがそうならないのは。きっとずっと一緒にいたから。ドキドキする、というよりは一緒にいると安心する、という仲だから。欲望のままに急に襲いかかったりしいという信頼があるから。
ダイヤがどう思っているかは分からないが、少なくとも私はそう思っている。
果南(ダイヤは……)
ダイヤは今、どんな気持ちなんだろう。
そして私は、今どんな気持ちなんだろう。
果南(なんだか……落ち着くような……)
果南(………………)
-
松浦さん……………
果南(ん…………)
ダイヤ「松浦さん!」
果南「わっ!」
私は、何が起きたか理解できないまま、文字通り飛び起きた。
果南「…………あ」
口に付いた涎に気付いて肘で拭ったところで、自分が今まで眠ってしまっていたことを理解できた。
果南「ごめん。寝ちゃってた……」
ダイヤ「別に。寝てても寝ていなくても何もしないでしょう?」
いや、全くそのその通りだ。別に仕事を手伝っていた訳でも無かったし。
ダイヤ「ふふ、とっても気持ちよさそうに眠っていましたよ。さ、終バスが過ぎないうちに帰りますわよ?」
果南「はーい」
私が部屋を出るのを待ってから、ダイヤが生徒会室の鍵をかけた。
歩くのは私が先。ダイヤが後ろにちょこんと続いて歩く。これは小学生の頃から変わらない。
バス停に着くまで10分以上時間があるのだけれど、その間お互い何も喋らない。別に喧嘩している訳でも話題が無いわけでもない。ただ、この空気感が好きで、一緒にいるだけで私にとって十分だった。
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果南(私はこれで十分なんだけど、ダイヤはどう思ってるんだろう)
ふと後ろを振り返ると、ダイヤが真っ直ぐこちらを見つめているものだから、なんだか恥ずかしくなって、すぐ前を向直した。
果南(ま、気が向いたら聞いてみるか)
バスの中でも2人きり。ここでも、特にこれといった会話は無かった。
-
>>847
文字抜け
急に襲いかかったりしないという信頼があるから
-
〜夜〜
>>852
1.鞠莉を呼び出す
2.チャットを送る(千歌、曜、ダイヤ、鞠莉)
3.もう寝る
4.海岸まで散歩
-
2ダイヤ
-
果南「ダイヤにチャットでも……」
果南「ってアプリないんだっけ。ダイヤもスマホにすればいいのに。」
果南「仕方ない。メールで送ろう」
今となっては友達との会話では滅多に使わなくなったメールを開き、タップして文字を打ちこんだ。
『ひまー』
………………打ちこんだというほどでも無かった。別に特に用事も無かったし。
果南「………………」
一応は数分待ってみてはみたが、ダイヤは帰ってからも色々と忙しい。すぐに返信が来ないことは容易に想像できた。
果南「今日はもう寝るかな………」
-
4月23日土曜
〜朝〜
ーダイビングショップー
果南「……………」
朝目覚めると、メールボックスには長々とダイヤの説教文が届いていた。
果南(自業自得とはいえ、朝からちょっと憂鬱な気分…………)
-
4月23日土曜
果南(今日は土曜日。宿題はあるけど、暇だな)
>>857
1.ダイヤの家に行く
2.ホテルオハラへ行く
3.千歌の家の旅館へ行く
4.曜の家へ行く
5.ダイビングする
-
1
-
2
-
日曜は曜ちゃんとの予定が確定してたな
-
ーホテルオハラー
果南「すみませーん。鞠莉いますか?」
「なんですかあなた。お嬢様に何のご用件でしょうか」
果南「え、あの………」
少なくとも前の世界では半ば顔パスのような扱いだったから、どう対処していいか分からなかった。
果南「えーと……俺は………」
「この学生はお嬢様のご友人だ」
「えっ、あっ、そうだったんですか。すみません」
「私が変わろう」
私が対処に困っていると、背が高く、スッとしたボーイさんが助けてくれた。
よく見ると、鞠莉と一緒に乗馬に行ったときの運転手の人だった。
「部下のご無礼をお許しください。ここ数年はあなたがここを訪れることが無かったので、最近入ってきた者はあなたのことを知らないのです」
果南「あ、そうなんですか………」
丁寧な感じで、乗馬前の威圧的な雰囲気と違ってちょっと戸惑ってしまう。
「ところで、改めてお嬢様に何のご用件でしょうか。松浦さん?」
訂正。やっぱり威圧的。
-
果南「いや、俺……私は普通に鞠莉に会いに来ただけだけですけど」
何やら綺麗な口調で喋らなければいけない雰囲気だったので、今度ばかりは俺と言いかけたのを私に言い直す。
運転手「何をしに?」
果南「暇だし普通に遊びに来ただけですけど……」
運転手「お嬢様から松浦さんが来るという話は伺っていませんが」
果南「いや、特に約束はしてなくて。鞠莉に会いたいって思ったからフラーッと来た感じですかね。あはは……」
運転手「……………」
運転手さんの突き刺さるような視線が痛い。無理して使う敬語もボロが出始め、居たたまれなく思っていると、運転手さんは軽くため息をついて、お嬢様なら最上階にいらっしゃるから、ドアの前で声をかけて開けて貰え、となんとかお許しを貰えた。
果南「ありがとうございます」
運転手さんにお辞儀をし、エレベーターに乗ろうと背を向けた時、後ろから呼び止められた。
運転手「1つ聞きたいんだが、お嬢様とはどういった関係なんだ?」
果南「え?」
その口調は、乗馬前の時のような、やや荒々しい口調に戻っていた。
果南「いや、その、私は……」
ーーーーー
鞠莉「うーん…ちょっとね。私たちが付き合ってること、まだ内緒にしておきたいなって」
ーーーーー
果南(言わない方がいいよね)
果南「幼なじみです。私の大切な友達です」
運転手「……………友達、ねぇ」
-
運転手「前はお前が守ってやれとは言ったが、お嬢様はお前とは身分も背負っている物も何もかも違うんだ。そこのところをわきまえるんだな」
それからも小言をネチネチと言われ、少し憂鬱な気分でエレベーターへ向かう。
果南「なにもあんなに言わなくても……」
周りにホテルの人が誰もいないことを確認してから小さく愚痴を言う。でも、運転手さんの言うことは正しい。本来なら私みたいな一般人が鞠莉みたいなお嬢様に関わるのはおこがましいことだろう。でも鞠莉は、鞠莉もこう思っているはずだ。
果南「私たちが仲良くするのに地位も身分も関係無い。お互いが一緒にいたいから」
でもこれから、留学なんかとはレベルが違う。例えば高校を卒業した後、私はいつまで鞠莉を縛ることを許されるのだろうか、と柄でも無く考えてしまった。
-
色々あったが、鞠莉の部屋の前。つまり、ホテルオハラの最上級スイートルームの扉の前に着いた。最上級らしく、ここの扉は二重ロックがかかっているらしい。
コンコン
果南「鞠莉〜?」
ノックして見るが、中から返事は無い。一応さっきの運転手さんが鞠莉に話を入れているはずなんだけど…………
試しにドアノブを引いてみる。
ガチャッと重い音がして、簡単に扉が開いた。
果南「えぇ!?開いちゃったよ。無用心だなぁ」
おそらく鞠莉が私が来ることを聞いてロックを解除しておいたのだろうが、他の人が来たらどうするつもりだったのだろうか。
果南「とりあえず、開いたし入ろうか」
念のため、扉を閉めると、すぐさまロックをかけた。
-
果南「鞠莉〜?」
パッと見たところ大広間に鞠莉はいない。それならと、奥の広間に顔を出したが、そこにも鞠莉はいない。
多分この部屋の中のどこかにはいるはずなんだけど。
果南「いったいどこに…………」
私が次に向かった場所は……
>>865
1.寝室
2.バスルーム
-
2!
-
2
-
幼馴染で付き合ってる関係でもやり過ぎじゃないかな…?
-
恋人なのに最近鞠莉と絡みなかったからいいんじゃないかな
-
そうか?
-
流石に常識なさすぎて引かれるというか冷められるだろ
-
思春期男子だし多少はね?
-
正直どっちも行っちゃアカンやろって場所よね
-
この子もともと女だったからちょっとその辺抜けてるのかも
それでも人の家歩き回るのはあんまり良くないけどね
-
あれだよ
よくあるラッキースケべ的な奴だよ
-
思春期だからさ
大目に見てあげて
-
水音が聞こえたから脱衣所の前まで声掛けに行ったとかでええんちゃう
-
シャワールームで鉢合わせはハーレム主人公の特権
-
差し込む謎の光
-
まだかなまだかな
-
テスト
-
果南「あとは………」
鞠莉のホテルは、部屋と部屋の仕切りが少ない。だから、ある程度探してもいないってことはあと鞠莉がいる可能性が高いのは……
果南「お、あったあった」
鞠莉がいそうな部屋を探していた矢先、それらしき扉が目に飛び込んできた。
果南「この扉の向こうかな?」
私はその扉を
>>882
1.普通に開いた
2.おそるおそる、ゆっくりと開いた
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来た!
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1
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果南「鞠莉〜いる〜?」
ガチャ
果南「あ」
鞠莉「oh……!」
…………………
待って、違うの。弁明させて。
これは別に覗いてやろうとか、そんなつもりじゃなくて。
そもそもここがバスルームだなんてことも忘れてて。
ただ、鞠莉を探そうとしていただけで。
つまり
その……
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ハーレムものではお約束の展開きたー!
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やったぜ!
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