したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

てす

1名無しさん:2015/01/29(木) 12:47:20
てすと

2名無しさん:2016/03/09(水) 00:19:44
穂乃果「…へ?」

真姫「だからテストよ。中間テスト。勉強しなくていいんですか?」

穂乃果(すっかり忘れてた…毎朝の練習で疲れて授業中ほとんど寝てたし、全然勉強してないよ…)

穂乃果「ま、まあ何とかなるよ…アハハハ」

真姫「毎日あんなに練習してて、勉強する時間なんてあるとは思えないけど」

穂乃果「ぎくっ」

真姫「まずいんじゃないですか?…進級できないってことにでもなったら、スクールアイドルなんて続けさせてもらえないんじゃない?」

穂乃果「や、やだなぁ。私そこまで成績悪くな…悪く…」

真姫「…悪いんですね」

穂乃果「ど、どうしよう…」

真姫「勉強なら付き合いますよ。スクールアイドルの練習なんかよりずっと楽だし」

穂乃果「え?…でも私二年だし、テストの範囲も」
真姫「それくらい余裕ですよ。…教えるのが上手いかどうかはわからないけど」

(西木野邸)

穂乃果「な、なにこの豪邸…」

真姫「大袈裟ね。いいから上がってください」

穂乃果「お邪魔します…」

真姫ママ「あらあら、彼女連れて来たの?」

穂乃果「え!?…か」
真姫「そうよ」

穂乃果「!?」

真姫ママ「うふふ。いらっしゃい♪ゆっくりしていってね」

パタン

穂乃果「…私って真姫ちゃんの彼女だったっけ?///」

真姫「違うけど、説明するのも面倒くさいし…別にいいじゃない」

穂乃果(真姫ちゃんのお母さんには私が真姫ちゃんの彼女って思われてることになるけど…///)

真姫「…っていうか、実際どうなんですか?」

穂乃果「え?…なにが?」

真姫「ほら、一緒にスクールアイドルやってる二人とか、手伝ってた三人とか…仲良さそうだし。誰かと付き合ってるんじゃないの?」

穂乃果「付き合って…って、恋人ってこと?」

真姫「そう」

穂乃果「な、ないない!恋人なんていないよ…ことりちゃんと海未ちゃんは幼なじみだし、ヒデコたちも友達だし…」

真姫「ふーん…いないんだ」

穂乃果「そういう真姫ちゃんはどうなの?」

真姫「いないわよ。じゃなかったら穂乃果先輩を連れて来たりしないし」

穂乃果「え」

真姫「い、いや何でもないわ。それより勉強!」

穂乃果「あ、そうだった…」

真姫「じゃあ、まずは数学からね」

穂乃果「え、いきなり数学?…後回しにしない?」

真姫「何言ってるの。いいから始めましょ」

穂乃果「はーい…」

3名無しさん:2016/03/09(水) 00:57:05
穂乃果「えーと…こ、このページはちょっと飛ばして」
真姫「って、いつになったら始めるのよ!」

穂乃果「だって…わかんない問題ばっかりなんだもん」

真姫「全部飛ばしてたら勉強にならないでしょ!こんなの授業でやった内容のはずでしょ?」

穂乃果「いやぁ、ほら早朝練習の後は疲れてて、授業中は睡眠をとることに専念してたっていうか…」

真姫「まさか…授業中ずっと寝てたの?」

穂乃果「まあ、そうとも言う…かな?」

真姫「かな?じゃないわよ!…まったく。じゃあ私が一から教えるしかないじゃない」ハァ

穂乃果「お世話になります」

コンコン

真姫ママ「真姫ちゃん。お茶とお菓子持ってきたわ」

真姫「ありがと」

ガチャ

真姫ママ「まあ。彼女さんと一緒に勉強してるの?」

穂乃果「高坂穂乃果です」

真姫ママ「高坂さんね。いつも真姫がお世話になってます」ニコニコ

穂乃果「アハハ…私が一方的にお世話になってる感じですけど」

真姫ママ「え?」

穂乃果「わあ、イチゴのタルト!美味しそう♪」

真姫ママ「これね、長野県佐久市※の有名なお店のタルトなの♪」
※日本三大“ケーキの町”といわれる

穂乃果「た、食べていいんですか…?」キラキラ

真姫ママ「うふふ。はい、どうぞ。真姫の彼女さんなら家族も同然だもの…ね?」

真姫「まあね///」

パタン

穂乃果「じゃあ、いただきま」
真姫「ちょっと待って!」

穂乃果「な、なに?」

真姫「勉強が先よ。最低限、数学が終わるまでは食べちゃダメ」

穂乃果「そんなぁー!でもお母さんはいいって」
真姫「それは穂乃果先輩が“私の彼女”だからでしょ。なら私の言うことも聞いてもらうわ」

穂乃果「うぅ…イチゴのタルト…」シュン

真姫「終わったら食べていいから。ほら、頑張って」

穂乃果「はーい…」シクシク

(15分後)

穂乃果「こう…かな?」

真姫「ん、合ってる。やればできるじゃない」

穂乃果「えへへ。じゃあタルト…」
真姫「まだよ。せっかく解き方を覚えたんだから、忘れないうちに全部やって頭に叩き込むのよ!」

穂乃果「真姫ちゃんの鬼ぃ…」

真姫「なんでよ。終わったら食べていいって言ってるんだから」

穂乃果「ううう…」カキカキ

真姫「…ねえ、穂乃果先輩?」

穂乃果「なーに?」

真姫「その…本当に私の…か、彼女になってみたりしない?」

穂乃果「え」

4名無しさん:2016/03/09(水) 01:31:51
穂乃果「わ、私が…真姫ちゃんの…彼女?」

真姫「あ、いや無理強いするつもりはないけど。…別に、彼女になってくれなくても勉強くらい教えてあげるし、タルトも食べていいし…」

穂乃果「じゃあ、一緒にスクールアイドルやってくれたり」
真姫「それはないわ」

穂乃果「…やっぱり?」ガクッ

真姫「ごめん…それはちょっとね。医学部目指して勉強しなきゃいけないし…別にスクールアイドルじゃなくても、本格的に部活に時間を割く余裕はないから」

穂乃果「そっかぁ…」

真姫「けど、ただ頼まれたからっていうより、恋人のためってことなら…作曲もやる気が出ると思う。恋愛を経験したら、表現の幅も広がりそうだし」

穂乃果「っていうか…私でいいの?///」

真姫「もちろんよ。正直言うと初めて会ったときから気になってたし…彼女にするなら穂乃果先輩がいいわ」

穂乃果「真姫ちゃん…///」

真姫「絶対、大事にするから。スクールアイドルも私はやらないけど、できるだけサポートするつもりよ」

穂乃果「えーと…」

真姫(想いは伝えたわ。フられても悔いはない…)

穂乃果「私でよかったら…真姫ちゃんの彼女にしてくださいっ」

真姫「!…ほ、ホントに…?」

穂乃果「廃校を阻止するまでは、スクールアイドルで精一杯で、いろいろダメな彼女かもしれないけど…私もできるだけ頑張るよ。…それで、廃校を阻止できたら、もっともっと頑張る。真姫ちゃんにふさわしい彼女になれるように」

真姫「穂乃果先輩…」

穂乃果「穂乃果でいいよ」

真姫「穂乃果///」ギュ

穂乃果「えへへ///…よろしくね♪」

穂乃果(μ'sのメンバーにはなってもらえなかったけど、私が真姫ちゃんの彼女になった♪)

穂乃果「おいしーい♪」

真姫「食べ終わったらほかの教科もやるのよ」

穂乃果「わかってるって。数学以外は私そんなに苦手じゃないもん♪」

真姫「…」クス

穂乃果「な、なによー。ホントにできるんだから!」

真姫「口の周りにタルトのかけらくっつけて言っても説得力ないわよ」

穂乃果「あ、そう///」
真姫「待って。私が拭いてあげる」

穂乃果「別に自分で…わ」

真姫「…」チュ

穂乃果「!」

真姫「…///」ドキドキ

穂乃果「…///」ギュ

穂乃果(ファーストキスはイチゴ味…なんて、少女漫画みたいだなぁ…とか、ちょっと思ったりして)

5名無しさん:2016/03/09(水) 02:11:35
真姫「ごめん…初めてだった?」

穂乃果「うん///…真姫ちゃんも?」

真姫「まあね///」

穂乃果「えへへ。…もう一回、してほしいな♪」

真姫「いいの?///」

チュッ

真姫「よし。テストまで毎日勉強すれば間に合いそうね」

穂乃果「え、まだやるの?」

真姫「当たり前でしょう。ぎりぎり赤点回避くらいじゃ安心できないわよ」

穂乃果「真姫ちゃんと一緒だったら頑張れると思うけど…」チラ

真姫「はいはい。明日からも付き合うわよ…明日はどっちの家でやるの?」

穂乃果「じゃあ、今度は私の家に来てよ♪」

真姫「穂乃果の家ね。いいわよ。行ってみたかったし…」

穂乃果(真姫ちゃんに穂乃果って呼ばれると、ちょっとドキッとしちゃうな…ただの先輩後輩じゃなく、彼女になったんだよね///)

真姫ママ「あら、泊まっていかないの?」

真姫「仕方ないでしょ。平日なんだから」

穂乃果「タルト美味しかったです♪お邪魔しました」ペコ

真姫ママ「うふふ。可愛い彼女さんができてよかったわねぇ」

真姫「そうね///」

真姫(穂乃果は明るくて素直で可愛いし、ママも穂乃果を気に入ったみたい)

チュン(・8・)チュン

穂乃果(真姫ちゃんの彼女になれたのはよかったけど…浮かれてもいられないよね。ファーストライブは成功とは言い難い結果だったし)

ことり「ふー。今日はこれくらいにしておこっか?」

穂乃果「うん。お疲れさま…」

ことり「穂乃果ちゃん。テスト勉強してる?」

穂乃果「えっ。うん、やってるよ」

ことり「え」

穂乃果「…え?」

真姫「穂乃果…先輩」

穂乃果「真姫ちゃん!…どうしたの?」

真姫「いや、その…偶々通りかかったから」

ことり「おはよう。西木野さん」

真姫「おはようございます」

穂乃果「おはよー!真姫ちゃーん♪」ギュ

真姫「…///」

ことり(ん?…あれ?)

『ヴェぇ…くっつかないで!』

ことり(…とか言うと思ったのに)

穂乃果「一緒に学校行こっ♪」

真姫「そうね」

ことり(なんか…前より仲良くなってる?)

『興味ないです!』

ことり(…とか言ってたのに、曲も作ってくれたし…)

『…え、内緒?』

『そう。…私は構わないけど、穂乃果はアイドルなんだから』

『そっか…わかった。二人だけ…いや、お母さんと三人だけの秘密かな?』

『そうね』


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板