- 1 :誰そ彼 :2023/10/14(土) 01:24:05 ID:???0
- 立ててみました。
いま読んでる本、読んだ本の感想、おすすめの本、語り合いませう。
- 161 :誰そ彼 :2025/07/05(土) 19:40:03 ID:OIJTcDew0
- GOATって文芸誌いいぞ
安いし気鋭の作家短編集でお得感もある
- 162 :誰そ彼 :2025/07/12(土) 17:48:38 ID:HO7Kk/8o0
- PHP文庫 安藤優一郎著『大名屋敷「謎」の生活』
気軽に読める読みやすい本。 江戸時代の江戸における大名屋敷を経済的側面から書いたもの。 江戸の人口の約半数が武家で、この本ではその八割が「地方から出てきた藩士」であるとしている。 (江戸の人口については諸説あり、この本で述べられている数字がどれほど確かなのか、おれにはわからない) また各藩の年間予算の半分以上が「江戸藩邸に費やされていた」。 日本全国の藩の総支出の半分が江戸で使われていた、ということを考えると、江戸藩邸とは出入り業者にとっては「こんこんと金の湧き出る泉」である。 江戸近郊の豪農が藩邸御用達として、下肥の汲み取り権の獲得、馬の飼葉納入、大名庭園の管理を行った。 さらに豪農や商人が畳(すごい数!)や茶、その他の生活物資を引き受けた。 大名の参勤交代や江戸滞在費が藩経済を圧迫したことは知っていたが、具体的に書かれたこの本を読むと、大名屋敷が江戸経済をどれほど支えていたのかが納得できる。 参勤交代についてきて一年江戸にいる単身赴任の勤番侍は、藩邸からの外出回数も月に四回程度しか許可されなかった。 藩がトラブルを恐れ、厳しく外出を制限した。 すでに知っているかもしれない幕末の動乱の記載もそれなりにある。
- 163 :誰そ彼 :2025/08/16(土) 22:57:43 ID:lX3ibVlU0
- 静山社刊 ナオミ・ノヴィク著 井上里訳
『闇の魔法学校 (死のエデュケーション Lesson 1)』 『闇の覚醒 (死のエデュケーション esson 2)』 『闇の礎 (死のエデュケーション esson 3)』
こういうダークファンタジーはほとんど読まないんだけど、たまたま読んだら「たいへんおもしろかった」。
虚空の闇に浮かぶ魔法使い養成学校。 ここに入った生徒たちの第一目標は「四年間を生きのび、そして生きて卒業すること」。 例年、1,800人ほど入学し、四年生になれるのは半数。それまでに残りの半数は怪物に襲われて死ぬ。 そしてさらに卒業式までに半数が死ぬ。 しかし最大の試練が「卒業式」。 卒業ホールには強い怪物が多数いて、そこを走り出口を抜ければ生きて卒業できる。しかし大部分は到達しない。怪物にやられて死ぬ。 生徒たちはチームを作り、魔法で自分たちを防衛しながら怪物に攻撃をしかけて出口へ向かおうとする。 そんな学校に入った主人公は、人とうまくつき合えない性格で、なんとかできるだけ有力なチームに入りたい思っているが、つい憎まれ口をたたいてしまい友人もできない。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 164 :誰そ彼 :2025/08/30(土) 12:05:47 ID:EJcQfhpA0
- メイドインアビス新刊出てら
ネットじゃ更新されてなかったから一ヶ月くらい気付かんかった
- 165 :誰そ彼 :2025/08/31(日) 15:33:44 ID:vpZKk2Vo0
- なんか言いたくないけどしみったれた価値観とそれを補強するような作品しか紹介されてないみたいね
たそKだから仕方ないとは言え、少しはポジティブだったり人生が少しは軌道に乗った人間の紹介した作品が読みたいよ。
なぜこうも人生負け組の自己紹介や自己正当化するような作品しか出てこないのか。 既婚前提だったり、努力して婚活してる前提の人の意見が聞いてみたいよ。 お前らだって木の股から生まれたわけじゃなく父親と母親がいるんだろ。 お前の両親に出来ることがなぜお前ら自身には出来ないのか、疑問に思わないのか?情けなくならないのか? 「頑張る事を辞める」って親御さんが泣いているぞ?それとも泣かせても気にならないくらい毒親なのか? 本当に漫画のような救いのない連中の吹き溜まりなのかここは……。 正味自分自身はそこまで腐ってないし前向きに生きてるから余りの辛気臭さに呆れて物も言えない。
漫画で言ったら「住み濁り?」みたいな家庭なのかな。
- 166 :誰そ彼 :2025/09/27(土) 16:12:31 ID:Kc1dMei.0
- ・成瀬は天下を取りにいく
新潮社刊 宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』 題名から「挑戦物語」と思ったんだけど違った。 しかし、なんか天下を取りにいきそうなキャラクタだなと感じさせる。 自分と社会に対する認識が、多くの者たちが「常識としているものに基づいている」のにくらべ、成瀬は「自己で構築した(構築しようとしている)基準に基づいて」作られている(作ろうとしている)。 普通の者は「社会は与えられたもの」だが、成瀬は「その社会を自らの力で再構成して、それを社会と認識している」。 それゆえ奇矯ともとれる行動を平気で行う。 いや、確かにじゅうぶん奇矯であると言い切っていいものも含まれるんだけどね。 この成瀬の「世界に対する認識分析」は作品内では語られていない。 これを書いてしまうと思索小説哲学小説になってしまう。 一部の嗜好者以外にはめんどうくさくて読んでいられない。賞も取れず駄作に分類されてしまう。 文字で書かれていると男言葉のような発言をし、情念のからみつきを化学的に分解する酵素をたえず分泌し続けているような成瀬は、「作り上げられたキャラクタのようである」、いやそうなんだけど。 なお、ここでいう「再構成」とは「再構成者による意味の付与による構築」である。 成瀬は成瀬によってこの社会をすでに作り上げている(作り上げようとしている)。 と、おれは成瀬をそう読んだ。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 167 :誰そ彼 :2025/09/27(土) 17:49:51 ID:???0
- >>165
>>たそKだから仕方ないとは言え 正解 ここたそKだよ?プラス思考の人間いるかよ
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