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人間vsモンスターズバトルロワイヤル- 1 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 12:07:03 ID:A80BfVPw0
-
モンスターvs人間達バトルロワイヤル
参加者名簿
【ポケットモンスター】
○ニャース○ピカチュウ
【マリオ&ルイージRPgシリーズ】
○クッパ○ゲラコビッツ
○ヨッシー○ゲラゲモーナ
○メタボス○ゲドンコ星人
○ゲドンコ姫(姉)
○ゲドンコ姫(妹)
○ゲラネ・コンティー
○パーニョ
○キャサリン
○マメパックン
○ショッキング・エッグ
○クリボー○ノコノコ
○ヘイホー○ダークスター
○キノピオ
【gantz】
○田中星人○ボス田中星人
○ネギ星人○ネギ星人ジュニア
○チビ星人○おこりんぼう星人○あばれんぼう星人○大仏星人○かっぺ星人
○千住観音
【進撃の巨人】
○巨人(15m級)
【デットスペース】
○スラッシャー○
【青鬼】
○青鬼
【バイオハザード3】
○タイラント-t003型
○追跡者○ハンター
【ベルセルク】
○ワイアルド○伯爵○コカ城の首領○ロシーヌ
【バットマン】
○ポイズン・アイビー
○キラークロック
○クレイフェイス
○ジョーカー
○Mr.フリーズ
○ベイン
【人間側】
【バイオハザード3】
○ジル・バレンタイン
○クリス・レッドフィールド
【マリオ&ルイージRPg】
○マリオ○ルイージ
【デットスペース】
○アイザック・クラーク
【青鬼】
○ひろし○たけし
【gantz】
○玄野計○加藤勝
【ベルセルク】
○ガッツ○キャスカ○セルピコ○イシドロ
【進撃の巨人】
○エレン・イエッガー
○ミカサ・アッカーマン
【ポケットモンスター】
○アカギ○サトシ○ムサシ
○コジロウ
【バットマン】
○バットマン(ブルース・ウェイン)
【主催者】
マスターハンド クレイジーハンド
- 2 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 12:09:38 ID:A80BfVPw0
- 【ルール】
怪物チームと人間チームに別れて殺し合いをする。人間チームは殺し合い終了までの3日間生き残れば優勝として生き残り全員生還。逆に、怪物チームは人間チームを全員殺さなければ失格として終了時点で殺害処分される。人間チームが全滅したら怪物チームの優勝。
【支給品】
参加者にはパロロワの定番的にアイテムの入ったバックが支給される。中には「三日分の食料」「満タンの水筒」「筆記用具」「懐中電灯」「ランダム支給品」が入っている。なお、ランダム支給品は1〜3個までとする。なお、チーム同士のパワーバランスを釣り合わせるため、人間チームには全員ガンツスーツが支給される。
【エリア】
会場は10キロメートル四方の空間で、どのような設備や建物があるかは全面的に書き手さんに任せるが、各参加者の世界の建物や設備にすること。
【首輪】
各参加者にはロワ定番の首輪がつけられており、主催者への反抗。及びその他諸々の理由で主催者が邪魔と判断すれば、内蔵されている非常に強力な爆弾が爆発し、爆破された参加者の体を全て木っ端みじんにする。参加者中には有り得ない生命力をもつ者もいるため、本ロワでの首輪爆弾は凄まじい威力と設定している。人間チームの首輪も同じ威力である。
【参加者表】
【1日日/時間/エリア名】
【参加者名@作品】
【状態・状況】
【所持品】
【備考】
【キャラクター詳細】
以上キャラクター状態表。
【時間】
朝6時からのスタート
【早朝6〜8】
【朝8〜10】
【昼10〜1】
【午後1〜4】
【夕暮れ4〜7】
【夜7〜10】
【夜中10〜1】
【真夜中1〜4】
【夜明け前4〜6】
以上ロワ時間帯
【予約】
書きたいキャラクターは、
【キャラ名/作品/所属チーム】
を書いて投下して予約してください。予約期間は一週間。延長願いを出せば2日延ばせますが、期間終了までに投下されなかったら予約解除として解除されたキャラクターをあげます。
【書きたい!と思ってくれた人へ】
初心者からベテランまで大歓迎。書く熱意がある人は誰でも書いてください。
- 3 :名無しさん:2013/04/28(日) 12:22:25 ID:VzVsyz8s0
- まずOP案書いてからにしろよ
- 4 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 12:35:28 ID:2wLMWEME0
- op案てなんですか?
- 5 :名無しさん:2013/04/28(日) 12:51:52 ID:6BdfzPwg0
- どっかのロワに参加してある程度ノウハウ掴むか、短編でも非リレーを自分でやってみてから俺ロワ開催した方いいとおもうよ。
OP案って何ですかとか言っちゃう人のロワで頑張りたいかと言われれば、ねぇ……
- 6 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 12:52:46 ID:4ZkzyhBk0
- 分かりました。
- 7 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 13:08:57 ID:2N8OyT320
- まあ、纏まった物を書くことにだけ関しては素人ではないですよ。…ただ、コンピューターに疎いだけです。プロローグは今日中に投下しますね。
- 8 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 13:17:44 ID:A3sGuSm20
-
【ベルセルク@獣鬼】
【ベルセルク@巨獣】
【ベルセルク@川馬】
追加します。
- 9 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 13:24:56 ID:I3pip92k0
-
○/○/○/○/○/○/○/○
書き手枠で八名。追加キャラは人間チーム、怪物チーム何でも良いです。
- 10 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 14:34:47 ID:5ImG0Qe.0
- あと、人数の関係で入れるか迷っていたキャラ入れます。
【西丈一郎@ガンツ】
- 11 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 18:42:30 ID:ZWXvhnxo0
- プロローグ投下します。
- 12 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:07:14 ID:3Bubfz0U0
- 異様な空間だった。
この場所を説明するには、この言葉が一番しっくり来るだろう。
周り、正確にはこの空間にいる人間とそうでない存在、ざっと言うと【怪物】と言われる者達が立っている白い床以外、壁や天井部分が全て真っ黒な隅で塗り固めたような闇で覆われていた。360度周りが無いかのような、まさに異常な空間だった。
また、異常なのはこの謎の空間だけでなく、其処にいる者達の殆どが異常だった。
ピンクのブタとアルマジロを混ぜたような獣人。
肌がまるで枝豆のように濃い緑色をした丸眼鏡をかけた小男
小男と同じ用な肌の色をした嗄れた魔女のような老婆。
全身が鱗で覆われた巨体を持つ蜥蜴人間
同じく鱗に体を覆われた鋭い爪を持つ狩人
モスグリーンのトレンチコートを着た灰色のスキンヘッドの巨人
この中では恐らく一番の巨漢であろう15メートルはある男のような体格をした生々しい本物の巨人
犬の毛皮を纏う、原人のような野性味溢れる男
全身がブルーベリー色の巨大な歪な頭部を持つ謎の巨大生物
日本の象牙を持つ、巨体に似合わぬ異形の巨獣
トゲの生えている甲羅を背負うカメ族の魔王。
紫色のまだら模様の茸のような生命体が数人
まさにお寺に居そうな仏像。大仏や、千の手を持つ神、千住観音を模した像。
その他にも個性的な【怪物】が集められていた。何ら共通性のないこのメンバーに唯一共通する事は、皆首にごつい首輪を付けていることのみ。
それらは、何ら行動を起こさず、まるで何かに縛られているようにその場を微動だにしない。
勿論、この場には【怪物】達以外にも、【人間】が集められていた。
- 13 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:08:01 ID:3Bubfz0U0
- この場にいる【怪物】と【人間】を分けるのは簡単だ。元々【怪物】達はどことなく異様な雰囲気を放っているし、そもそも見た目で分かるが、より区別を付けているのが、【人間】達が装着している黒いスーツだった。
所々に白いボタン?……のような物がついており、そのスーツ全てが着ている者の体型に誂えたようにフィットしていた。
この【人間】達にも個性的なメンバーが多数いるが、此処に一緒くたに集められたら【怪物】達よりは人間寄りだった。
【怪物】達とは違い(怪物達にも少し戸惑いの雰囲気はあるが)大いに戸惑ったり困惑したりという表情を浮かべている。
一緒にいる異形達にもそれぞれ恐怖や好奇心で反応している。
この【怪物】【人間】は、明確に分けられていた。
唐突に、この空間に響く笑い声、そう、笑い声が響いてきた。これは此処にいる一同も何事かと周りを見渡す。【怪物】達も何事かと何体か用心そうにしている。
やがて其処に、笑い声の主が現れた。
それは、一方は厳粛そうな、しかしどことなく楽しそうな雰囲気を出し、もう一方は高い声で小さく笑い、その体をくねらせている。
それは、二対の巨大な右手と左手だった。
- 14 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:08:45 ID:3Bubfz0U0
- 「こぎげんよう、君たち、私の名はマスターハンド。こっちは弟のクレイジーハンドだ。」
恐らく右手であろうマスターハンドと名乗る手が、左手のクレイジーハンドを指さす。
「いっひゃひゃひゃひゃ!!クレイジーハンドでぇース。よろしく愚民共。げっひゃひゃひゃひゃ!!」
厳粛な兄のマスターハンドとは違い、キチガイじみた声で初対面の面々に愚民扱いするクレイジーハンド、最初現れた時から体を(正確には手のひらを)落ち着きなく、隙間なく動かし、その異様さを引き立てていた。
「……この通り少しお茶目だが、決して悪気がある訳じゃないんだ。……さて、此処にいる面々は主に二つのグループに属する。見たら分かると思うが、生物的な【怪物】グループと、【人間】グループだ。この二つのうちどちらかに属する君達は、私が遥々綿密に厳選した世界から選出された代表者達だ。【怪物】と【人間】のね。見ればだいたい分かるだろう。私達は、非常に注意を払いながら君達を集めた。それは、この豪華な面々で私の想像欲を満たすイベントを完成させるためだ。」
「そうそう!!そのためだよーん!!いっひゃひゃひゃひゃ!!」
言葉を切るマスターハンド、それに乗じて茶々を入れるクレイジーハンド。
「このイベントが完成したら、君達を元の世界に安全に帰れるぞ。そこは安心してくれ。」
マスターハンドの言葉に【人間】グループは俄に安心したような、取りあえず帰れる見立てがついたことえの安堵の気持ちを抱いたようだ。
しかし、次のマスターハンドの言葉でその希望も凍り付いた。
「君達は、【怪物】【人間】グループに別れ、殺し合いをしてもらう。」
- 15 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:09:31 ID:3Bubfz0U0
- 「■■■■■■■■■■!!!」
マスターハンドが殺し合いをしてもらうと発言し、【人間】グループが騒然となる中、【怪物】グループから黒い何かが奇声を上げながら飛び立った。
全身が1m程の完全な球体で、真ん中に星のマークがついた生物か疑いたくなる物体。
平和な国、キノコ王国のビーチ城の地下深くに封印された災いをよぶ闇のスター、ダークスターである。全身が球体のため、体に縦に土星の輪のように首輪が填められており、些か窮屈そうだ。
ダークスターは空中にあがると、先程の奇声と同じ用な事を言って喚きだした。
何を言っているかはとんと分からないが、察するにマスターハンドに怒りを抱いているようだ。
「私に殺し合いを要求するとは、一体どんな身の程知らずだ!!……だってよ兄貴!この黒飴野郎とんと身の程知らずだな?!!うっひっひっひっひ!!」
ダークスターの言葉が分かるのか、クレイジーハンドがけたたましい笑い声をあげた。
その姿に一層怒りを感じたのか、ダークスターは怒鳴るのをやめると全身に魔力をこめ、自らを侮辱したクレイジーハンドを殺そうと一撃必殺の勢いを込め、突進する。
その場の全員が目に負えないスピードで突っ込むダークスター、その一撃がクレイジーハンドに届くことは無かった。
それまで微動だにしなかったマスターハンドが、恐ろしい敏捷さでクレイジーハンドに突っ込んできたダークスターを受け止めたのだ。
- 16 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:10:09 ID:3Bubfz0U0
- 「■■■■■■?!!」
ダークスターは驚愕する。己の全力のパワーを込めた一撃が、こうもたやすく防がれるとは。
ダークスターは巨大な握り拳とかしたマスターハンドから逃れようと、全力で抵抗するが、圧倒的なパワーの差で振り解く事ができない。
マスターハンドはそのまま、ダークスターを万力のように握り付ける。
「■■!!■■■■■!!!!」
さっきまでとは違い、身が潰される程の圧力に断末魔の叫びを上げるダークスター、しかし、マスターハンドをふりほどくことは出来ない。
マスターハンドは、もがくダークスターをそのまま締め上げる。
「兄貴!俺の獲物だったのに!!」
クレイジーハンドが獲物を横撮りしたマスターハンドに怒りを露わにするが、それでも笑っている。
「クレイジー、お前、こいつ殺すつもりだっただろう。出来るだけ参加者には俺達が手を下さず、参加者同士でやらせないと意味がない。」
「へっへっへ。分かってんよ。」
マスターハンドはクレイジーハンドとの会話を打ち切り、手の中でぐったりしているダークスターを自身の体ごと、蚊を潰すように叩きつける。
「■■!!」
ダークスターは短い悲鳴を上げる。全身が潰れ、地面に叩きつけられたダークスターは己の闇の魔力で体を回復させ、何とか生命を保っていた。
断っておくが、ダークスターはけして弱くない。それどころか、絶好調なら闇の魔力をフルに活用し、一つの国を滅ぼしかけた事もある。
しかし相手が悪かった。このクレイジー・マスターハンドの2人は、ダークスターよりも上位の存在、世界を創造する創造神と、あらゆる物を破壊する破壊神なのだから。
- 17 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:11:00 ID:3Bubfz0U0
-
「さて、君達、邪魔が入ったが、これから行う殺し合いの説明をおこなう。質問は受け付けず、一度しか言わないからよく聞きたまえ。」
半死半生のダークスターを気にもとめず、説明を始めるマスターハンド
「君達の所属する二つのグループ、【怪物】【人間】グループがあるが、【人間】グループは、この殺し合いの期限、3日間最後まで生き残れば、良いかい?生き残ればその時点での【人間】グループの生存者を優勝として元の世界に帰してやろう。3日間生き残る。これが【人間】グループの優勝条件だ。」
【人間】グループに所属する参加者は、皆真剣にマスターハンドの話を聞いている。何せ自分の生命がかかっているのだ。
「続いては【怪物】グループは、【人間】グループを殲滅、つまり皆殺しにすれば優勝だ。そうすれば【怪物】グループは優勝として生還出きるが、【人間】グループが全滅した時点で【怪物】グループの優勝とする。つまり一日で【人間】グループが全滅すればそれで終わる。」
その言葉でざわめく【人間】グループ。【怪物】グループにも少なからずざわめきが起こるが、極一部だけだった。
「各参加者はこれから私が作った空間に飛ばす。そこには殺し合いを勝ち抜く上で必要な物を詰めたデイバックを置いておく。中には「食料」「水筒」「筆記用具」「方位磁石」「ランダム支給品」がはいっている。ランダム支給品は本当にランダムで入っているぞ。運が良ければ強力なアイテムが入っているかもな。」
「運が良ければな!!げっひゃひゃひゃひゃ!!」
クレイジーハンドは唐突に会話に乱入し、笑い出した。
- 18 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:11:39 ID:3Bubfz0U0
- マスターハンドはクレイジーハンドを無視し、説明を続ける。
「デイバックは一応両グループ全員に配られる。扱えるかは別にしてな。さて、支給品の次は首輪だ。此処にいる参加者は【怪物】【人間】チーム全員に首輪をはめている。見て見たまえ。」
その場の殆どが自身の首についた首輪を確認した。確かに、これまで誰も考えなかったのが可笑しい存在感を放つ首輪が付けられていた、
「その首輪は特別製でね。私が直々に創造したものだ。」
マスターハンドはどこから出したのか、参加者に付けられた首輪と同じ物を摘み、全員に見せる。
「これは付けている者の位置と生命反応を常に確認して私に分かるようにしてある。そして、このイベントを妨害するような人物対策に、こんな仕掛をしている。」
すると、唐突にマスターハンドの摘んでいた首輪が凄まじい爆発音を放ち、爆発した。
その凄まじい威力に殆どの者が驚く。マスターハンドの全身が爆発に飲まれ、音がやまない。
「うっほぉー!!すっげえ!!さすが兄貴の作った首輪だ!!刺激的な花火だぜ。」
クレイジーハンドは首輪の爆発で大喜びしている。
爆風がやみ、全く無傷のマスターハンドが現れ、【人間】チームはまだしも、【怪物】チームもどよめいた。
「……と、こんな感じで、イベントを邪魔するものや、その他進行の妨げになる者の首輪は事前に爆発させることもできるが、それでは面白くないし、爆殺されたくなかったら頑張って殺し合え。説明は以上だ。これから君達両チームを会場に送る。」
マスターハンドは、巨大な右手の姿をした体をくねらせ、まるで手品のように掌から丸い球体を取り出した。
- 19 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:12:29 ID:3Bubfz0U0
-
その黒い球体を見、【人間】グループの何人かがざわめく。
マスターハンドの持つ黒い球体、大阪では黒飴、アメリカではブラックボール。そして東京ではガンツと呼ばれる、死んだ人間のクローンを作り、星人と呼ばれる怪物と戦わせる人類の科学では作り出せない謎の超科学力により作られた謎の装置である。
「知ってる者もいるだろうが、【人間】チームに装着してあるスーツ、それは、両チームのパワーバランスを釣り合わせ、フェアな殺し合いをするためにつけさせた人体強化スーツだ。余りにも強いダメージを追えば壊れるが、つけた者の耐久力、攻撃力、運動能力を底上げする。使いこなせれば生存確率が上がるぞ。因みにスーツは個人個人に誂えた者だから、他人のスーツを来てもただの服だ。スーツは壊れたらわかりやすい反応があるから壊れたと分かるだろう。ランダム支給品の中にはこの球体の用意した武器も含まれているが、誰に支給されたかはわからんぞ。……では、会場に送るとしよう。」
マスターハンドがそう言うと、この場の全員が頭から段々と消滅していく。
殆どの者が悲鳴をあげるか、もだえるかするが、悲鳴は首から上が完全に転送されて消え、もがく体も全て転送されて行った。
この場に残ったのは、一つのガンツとクレイジー・マスターハンドだけだった。
「はてさて、とにかくやっと始まったな。」
「兄貴!どのチームが生き残るかな?」
クレイジーの言葉に、マスターは言う。
「【人間】か【怪物】か、どちら側が生き残ろうと、私の創造欲をかきたてる様を見せてくれるに違いない。」
「俺の破壊欲もな。ケケケケケ!!」
【人間vsモンスターズバトルロワイアル開幕】
- 20 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 19:32:31 ID:4ZkzyhBk0
- プロローグ投下完了。
- 21 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 20:25:56 ID:XWfI0Kr20
-
【マスターハンド@スマブラシリーズ】
創造欲の化身。この世界と別の世界を行き来でき、一つの世界を作ったり、生命を作る能力をもつ。
【クレイジーハンド@スマブラシリーズ】
マスターハンドとは真逆の破壊欲の化身。マスターハンドより声が高く、風変わりな存在。本ロワではマスターハンドの弟という設定です。
なんか、いま参加者名簿見てみたら、マリオ&ルイージだけ浮きまくっている(笑)
- 22 :名無しさん:2013/04/28(日) 20:58:33 ID:JUSGTFok0
- 投下お疲れ様です。
ポケモン勢とマリオ勢が哀れ、、、キノピオが怪物側にいるのは吹きましたww
- 23 : ◆rMNMPSLh1Y:2013/04/28(日) 21:07:27 ID:QGQ1Ak6.0
- コメントありがとう御座います。現実的に考えたら自分的にはポケモンは「突然変異する怪物」マリオは「自立歩行型胞子生命体。」です。(笑)
- 24 :◇YTAKMya:2013/04/28(日) 21:41:31 ID:JUSGTFok0
- これで書き手に見えますかね?、、初心者ですが精一杯頑張ります!
10キロ四方ですね、、、ラクーンシティの警察署、文京区羅鼎院(仏像星人のミッション地)、キノコ城
は必要だと思います。
ABCDEFGHIJ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
個人的には警察署をFの5(中央)、文京区羅鼎院をIの2(右上)、キノコ城をEの1(中央上)がいいと思います。
- 25 :◇YTAKMya:2013/04/28(日) 22:19:21 ID:JUSGTFok0
- 支給品にシルフェの剣とフードとドラゴン殺し、立体機動装置、zガン、yガン、ガンツソードを希望します。
多分gantzは原作でかっぺ星人(恐竜も)編の直後と思われるので、Hガン、ハードスーツはなくていいと思います。
- 26 : ◆rMNMPSLh1Y:2013/04/28(日) 22:26:01 ID:U9D1.80o0
- はい、頑張ってください、
あのう、出来ればトリップを付けてください。あ、トリップって言うのは、名前欄に「#」を付けて、すきな英語aとかdを覚えられる範囲で1〜3くらい書けばOKです。私は初めてロワをたてたとき、トリップが何か全く分かりませんでしたが、まあ、付けたらパスワード替わりに本人判別できるので便利ですが、自分のトリップとして書き込んだ英単語は覚えてくださいね。
あと、会場内の建物は全て書き手さんの自由フリーダムです。しかし、建物や施設は全て参加者世界の物であること、参加者世界の建物や設備なら何でもかきこんでもらってOKです。このロワを立てて早々コメントを書いてもらい、嬉しさの限りです。新米同士頑張りましょう。
- 27 : ◆rMNMPSLh1Y:2013/04/28(日) 22:32:47 ID:U9D1.80o0
- それと、ランダム支給品は、参加者世界のアイテムならばこれも何でもOKです。
参加者一人一人が会場内に飛ばされた場所にデイバックが置いてあるということで。あと、一つのデイバックに入っているのはランダム支給品以外の基本支給品と、ランダム支給品1〜3個です。
三つのランダム支給品が入っていますが、デイバックの中のランダム支給品は大きさが規格外でもはいる四次元ポケットのような物とします。
(そうしないとドラゴンころしとか入らなそうだし。)
このロワに参戦している怪物は、全員が原作を呼んでいなくても調べれば全然書けるものだけを選んだつもりです。がんばってこのロワを完成させましょう。
- 28 :◇YTAKMya:2013/04/28(日) 22:35:39 ID:JUSGTFok0
- 青鬼はひろし、たけしが青鬼に出会って館内を逃げ回っている所からでいいとして、、
進撃の巨人はエレンが巨人化の力に気づいているのかどうか、、(巨人化したらガンツスーツはどうなるんだ?)
でかなり迷いますね、、、まあ自由に巨人化できたら千手観音も圧倒しそうなので、まだミカサも知らない、最初の街の防衛戦の時から
呼ばれたということでいいと思います。
- 29 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 22:38:35 ID:JUSGTFok0
- 了解です。トリップ全く知らなかった(焦)、、
- 30 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 22:40:38 ID:JUSGTFok0
- えええええーーーっ名前が変わってる??あっ、ひし形の中が黒く染まりましたね、なるほどこうするのか、、
ありがとうございます。
- 31 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 22:45:04 ID:JviqPk8g0
- 原作では確か、エレンが巨人化した後もうなじから出ても服はつけていたような気がします。
- 32 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 22:51:33 ID:JviqPk8g0
- トリップの付け方はロワ初心者の最初の難関です。自分も最初トリップ?…トラック?……のような感じでした。ははは
- 33 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 22:51:47 ID:JUSGTFok0
- よく知ってるキャラや作品ばかりなはずなのに、、、今すぐ思い出そうとすると記憶が浅く感じる、、
支給品名も含めて、下調べが必要ですね、、
- 34 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 22:57:54 ID:JviqPk8g0
- そういう下準備に時間をかければかけるほど、納得する話が書けます。しかし、ノリと勢いも大切ですよ。……なんて新米な自分がアドバイスしてみたりなんて。
- 35 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 23:02:00 ID:JUSGTFok0
- あーーー確かに、、、なんで忘れてるんだ自分(恥)
伯爵はあの巨大ナメクジの使徒のことだとして、、
コカ城の首領って誰だ?と思っていたいましたが、一巻のヘビ男だと気づくのに大変時間がかかってしまった(焦)
- 36 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 23:03:00 ID:JUSGTFok0
- 了解です!
- 37 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 23:03:48 ID:yqkn0X6c0
- マリオ&ルイージのゲドンコ星人とかは知っている人いるかな?結構前に発売された2に出てた敵キャラだし。
因みに自分はRPgシリーズは全部持っていますが、RPg2だけはゲドンコ姫(姉)に勝てなかったままでクリアーできなかった。
そういえばマリオは、世界で最も知られているキャラ1位になってたな。ギネスで。
- 38 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 23:06:33 ID:.7KXI8b60
- ベルセルクの初期使徒は考えてみたら名前がない。一話に出てた女使徒はネットのページに全く出て居なかった。ヘビ男はちゃんとあったのに(笑)
- 39 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/28(日) 23:08:36 ID:.7KXI8b60
- ていうか話を書かないでもう40越えそう。なんか笑えるけど、こういう下準備があればいいロワが書けるはず!!
- 40 : ◆rMNMPSLh1Y:2013/04/28(日) 23:23:26 ID:yqkn0X6c0
- 最初進撃の巨人怪物チームに超大型巨人入れようと思ったけど、正体が正体なので止めた。
- 41 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/28(日) 23:49:11 ID:JUSGTFok0
- ああ、、あれですね、、、、いや、漫画のネタバレはやめときます、、
ガンツスーツのガッツ書き手枠に強敵もいりますね
とりあえず、玄野計/gantz/無所属で予約しますね。
- 42 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 00:39:03 ID:RrYt6gE20
- すいません。追加でクリボ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/無所属もお願いします。
- 43 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 01:49:31 ID:RrYt6gE20
- 投下します。
「くそっ、いったいどうなってんだよ。」
草原のエリアで黒髪の少年、玄野計はそう呟いた。彼の立場で考えれば、この状況はあの白い手の星人にガンツが乗っ取られているとしか考えられないだろう。さらに爆弾付きの首輪に加えて、頭の中に爆弾をいれられているという最悪極まりない状況であった。
「ああわかったよ、やってやる。絶対に生き延びてやる。」
結局、いくら考えても打開策は出ず、普段のミッションと同様と思ってあの白い手の星人の望むままに戦うしかなかった。
さっそくアイテムの入ったバッグの中身を確認する。中には三日分の食料、水筒、筆記用具、懐中電灯と、
「何だこりゃ?」
グリップ付きのワイヤーにガスボンベ、カッター、そしてベルトがつながっているような装置だった。腰には替えのカッターもある。
現代人の彼にとってカッターは工作の道具という見方が強く、こんなカッターが武器であるとはとうてい思えなかった。とりあえず腰につけてから剣の柄の部分にあるスイッチを押した。
「おわっ?」
いきなり前方に向かってふっとばされた。これがエレン・イエッガーかミカサ・アッカーマンならすぐに平原で使用したりせずに、ワイヤーが活かせる市街地や森林へと直行していただろう。
そして飛んでいる最中、二本足で胴体がなく凸型な顔に牙を生やした生き物を見つけた。
「ッ!!!!」
着地と同時に戦闘態勢をとる。向こうも気づいたのか此方に向かって走ってくる。
「フッ、ラァー」
勝負はあっけなく終わった。ガンツスーツを着ている分、今の玄野は身体能力でマリオに勝り、田中星人やチビ星人と戦った経験のある玄野はクリボーの見た目で油断したりはしない。あっさり攻撃をかわされ、何十発もの拳を受けて体のすみずみまで破壊された。
あまりにあっけなかったので暫く呆然としていたが、その生き物がいた近くに置いてあるバックに気付いて中を確認した。
「これは!」
中には前述した食料などに加えて、Zガンがあった。
「ははは、いける、いけるぞ!」
スーツは許可しても、ガンツの武器はダメなんじゃないかと考えていたが、そうではないようだった。使い慣れた武器を見てホッと心を和ませた。
【クリボー @マリオ&ルイージRPgシリーズ 死亡】
【E-3/草原/1日目・早朝】
【玄野計@gantz】
[状態]:健康。
[装備]:立体機動装置
[道具]:zガン
[思考・状況] 基本:生き残る
・マスターハンド達を星人と思っている。
- 44 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 02:42:33 ID:dmfTztV.0
- 投下お疲れ様です。クリボー弱!!書き手枠以外の参加者にクリボー居た気がするけど、
……タイトルはなんですか?
因みにクリボーは【怪物】チームです。
人間の玄野、無双。クリボー弱!!(笑)
- 45 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 02:45:35 ID:qYZtZjqw0
- このロワの参加者は、全員が【人間】か【怪物】グループに入っています。無所属は有りませんよ。
玄野計は【人間】グループ
クリボーは【怪物】グループ
所属です。
- 46 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 03:10:36 ID:RrYt6gE20
- ああああーーそうでした。すいません。
タイトルは「最弱の怪物」です。
所属の件、了解です。
- 47 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 08:01:15 ID:d0KA1gOA0
- あ、あと、キャラクターの状態表は、自分が【ルール】説明の所に書いたのを参考にしてくれたらうれしいな。なんて思うのですが。
- 48 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 10:23:47 ID:pX8cs3PE0
- あと、もうちょっとキャラクターの状況や死に様を詳しく書いた方が把握しやすいですよ。
それと玄野計は立体機動装置をはずしたんですか?クリボーの死体はどこにありますか?また、計はデイバックを持っていますか?……など、もうちょっと状況説明と支給品の詳細を書いたらもっと良くなりますよ。
- 49 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 10:29:15 ID:026sjjgA0
- あと、テラフォーマーズの
火星人型ゴキブリ、テラーフォーマーも参戦させようかな?後から思いついたんだけど。
- 50 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 13:21:15 ID:RrYt6gE20
- 了解です。自分でも短く感じてましたし、次からはそうします。
クリボーの死体はE-3にあります。
【1日日/早朝/E-3】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(100%)
・zガンを手に入れて安心している。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
・zガン@gantz
【備考】
・クリボーのデイバックと合わせてデイバックを二つ持っています。
・マスターハンド達をガンツを乗っ取った星人だと思っています。
【キャラクター詳細】
黄土色の髪をした普通の高校生。
素早さ、極限状態の判断力に優れている。しかし臆病なところもある。
かっぺ星人編の直後から参戦。
こうですかね、、髪の毛黄土色だったの忘れてた、、
クリボーの死体をクッパあたりが見ることもありますし、考えて見ればそれも重要でしたね。
- 51 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 13:29:01 ID:RrYt6gE20
- うーーん、、ベルセルク、デッドスペースを書き手枠にしたら強敵ができますし、
プロローグもすんでいるので、新たな作品は入れなくてもよろしいかと、
ただでバットマン(昔、映画一話見ただけ)の把握がとても大変だったので勘弁して下さい(泣)!
- 52 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 14:10:14 ID:RrYt6gE20
- ひろし/青鬼/人間、クリス・レッドフィールド/バイオハザード3/人間、田中星人/gantz/怪物
で予約します。
- 53 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 14:15:33 ID:Wx8eG1ZQ0
- 予約ありがとうございます。
がんばってください。わかりました、今の所は参加者は増やしません。あと、一話の長さを書きためてから送ったらしっかり纏まった話が書けますよ。
あと個人的に青鬼が好きなので予約があり嬉しいです。
それと、予約が読みにくいので
【キャラ/作品名/所属チーム】
というように纏めてくれたら嬉しいです。
- 54 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 14:38:40 ID:RrYt6gE20
- あっ、、了解です。
あと調べてみたらスリーにクリスは出てきてないっことに気が付きました。
【バイオハザード3】を【バイオハザードシリーズ】に変更できますか?
そしたらテイロスなどの強敵や、エイダ、レオンなんかも入れられるので、
- 55 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 15:00:14 ID:3Ro1qN.I0
- OKです。【バイオハザード3】は【バイオハザードシリーズ】とします。頑張って行きましょう!!
- 56 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 17:52:26 ID:RrYt6gE20
- 投下します。
F-6のラクーンシティのとある一軒の家で二人の参加者クリス・レッドフィールドとひろしは出会い、互いに名前を言った後、ここに来るまでことについて会話をしていた。
「それじゃあ君はそのブルーベリー色の巨人とやらに追いかけられていて、気が付いたらここにいたということか?」
『その通りです。信じてもらえないでしょうけど、、』
そのブルーベリー色の巨人がB.O.Wで館が日本にあるアンブレラの研究所だとしたら説明がつく、しかしクリスが悩んでいるのはブルーベリー色の巨人のことについてではなく、マスターハンド達と黒い球体(ダークスター)についてである。対バイオテロ部隊BSAAの隊長である彼もあんなB.O.Wは聞いたことがない。
まして、自分もひろしと同様、気が付いたらあの場にいて、訳も分からないまま怪物との殺し合いを強制されてしまったのだ。そしてまた気が付けばラクーンシティの街中に名をひろしと言ったこの白髪メガネの少年と共にいる。
睡眠薬でも飲まされていたのか?いったいどこで?
そうクリスが考えていると、
ウィーン、ウィーン、ウィーンという機械音が外から鳴り響いた。
「何だ?」
とひろしが窓から外を確認する。クリスは一瞬その行動を止めようと思ったが、その音が怪物の足音や、鳴き声とは思えなかったので自分も窓から外を見てみる。
「ロボット?」
外にいたのは赤と白の縞々模様のシャツと青色のジーパン、黒のヘルメットを被っているというおかしな格好をしたロボットだった。しかし気のせいかその顔は怒っているようにも見える。ふと眼が合った、その時
「カァーー!!」
『なっ?』「何ぃ?」
ただの歩行型ロボットと思っていたら、いきなり宙に浮いて此方に突進してくるではないか
- 57 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 17:53:33 ID:RrYt6gE20
- クリスは即座にひろしを抱えて窓から離れた。
ドオオオオン!!!!! 窓だけでなく辺りの壁も壊れてなくなった。
「くっ!!」
クリスは目の前のロボットが危険な相手だと判断して彼に支給された銃、Plasma Cutter (プラズマカッター)をデイバックから取り出して、そしてロボットに向けて撃った。
「なんて性能だ!」
それはどちらにいった言葉であろうか、武器はないかと考えながらデイバックの中をあさると四角形の形をした銃が出てきて、それが何なのかは分からなかったが、とりあえず撃ってみると、高速のプラズマの刃が飛びだしたではないか、しかし田中星人はそれをクリスの銃を持つ手の動きと銃口の向きを見て判断し、宙に飛び上がってかわした。
「ハァァァーーー」
お返しにと言わんばかりに、口から強力な超音波を放った。
「ぐっ!!」
耳がとても痛くなり、鼓膜が破られそうに感じて耳を両手で押さえる、隣でひろしもそうしているが、彼は我慢しながら片手を外して、デイバックの中に手を突っ込んだ。
「クリスさん、これを」
と、ひろしは支給品の閃光手榴弾をクリスに手渡した。
「わかった、、、目を閉じろ!!」
ひろしは目をつぶり、クリスは銃を即座にデイバックに入れ、ひろしを抱えてから家の外に飛び出した。
超音波を必死に我慢してひろしを抱えて逃げ出したものの、一瞬見えなくしただけで、生物と違って視力にたいした被害は無く、宙を飛びながら追いかけてくる。とクリスは考えていたのだが、
- 58 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 17:54:16 ID:RrYt6gE20
- 「追いかけて来ない?」
実際、田中星人は本体であるカラスの星人が外装の中から外を覗いている状態なので当然目に大きなダメージが入っている。田中星人自体はコントローラーによるステルス機能を看破するほどの探知能力を持っているのだが、目のダメージによる怯みと今の状態で銃で攻撃されるとかわすことができないという考えがあって逃げた二人の追跡は諦め、暫くその場で回復を待つことにした。
クリスはひろしを担いで逃げる最中に自分の身体能力が上昇していることに僅かに疑問を持ちながらも途中でひろしを下ろして、自分の元職場であるラクーン警察署を次の拠点にしようと考え、ひろしと一緒にラクーン警察署を目指した。
【1日日/早朝/F-6】
【田中星人@gantz】
【状態・状況】
・視力喪失 回復に数分ほどかかる。
・視力回復まで待機中。
・生き返らされて二度も狩りの対象にされたことへの怒り
【所持品】
・なし
【備考】
・田中星人のデイバックはF-6の市街に捨て置かれています。。
【キャラクター詳細】
大ヒット曲の「ビューティフルサンデー」は「オー・マリヤーナ」の歌手で
「おかあさんといっしょ歴代うたのおにいさん」(1971年10月 - 1977年3月)をモデルにした星人。 超音波、飛行能力、探知能力に加えて、視覚内なら銃弾をかわせるなどの高いスペックを持つ。
1日日/早朝/F-6】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・疲労 小 スーツ耐久力 残り(90%)
・冷静
【所持品】
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
- 59 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 17:54:55 ID:RrYt6gE20
- ・あまりに非科学的すぎて状況がよく理解できていない。
・とりあえずクリスについて行く。
・ロボット(田中星人)に警戒。
【キャラクター詳細】
白髪メガネで白いマフラーをしている。
青鬼に初遭遇して逃げている最中から参戦。
常に冷静沈着、頭も良く精神的に大人。
【1日日/早朝/F-6】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 小 スーツ耐久力 残り(90%)
・F-5(警察署)に向かって移動中。
・ロボット(田中星人)に警戒。
【所持品】
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・とりあえず、ラクーン警察署に行ってから思考を落ち着かせる。
・主催者達(マスターハンド達)については見当もつかない、、
【キャラクター詳細】
黒の短髪、逞しい筋肉をしている。険しくないガッツ@ベルセルクのような印象。
対バイオテロ部隊BSAAに入隊している時から参戦。
片付けが苦手で、バナナが好物なことからゴリラとよばれている。
射撃の腕はかなりのもの。
- 60 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 17:59:24 ID:RrYt6gE20
- たけしは喋らずにただガタガタガタガタブルブルブルブルしているだけでたっぷりネタになるのに(笑)
ひろしを多く喋らすのが難しくて苦労しました。
評価お願いします。
- 61 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 18:36:28 ID:RrYt6gE20
- あと、タイトルは「恐怖のロボット」です。
- 62 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 18:46:31 ID:dmfTztV.0
- 投下お疲れ様です。
クリスさんひろしと合流!!田中星人もか、なかなか違和感ないメンバーと感じたのは俺だけかな?それと、あれだね、田中星人の中身ってカラスなのかな?それともオウムなのか?……まあ、宇宙人だから厳密にはどちらでも無いだろうけど。
プラズマカッターの刃は無限使用にしますか?それとも弾数有りにしますか?
- 63 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 18:51:22 ID:026sjjgA0
- それと、スーツの耐久力、時間がたてば回復する設定にしますかね。それともしない方が良いですかね。
- 64 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 19:26:33 ID:RrYt6gE20
- 原作ではスーツに耐久力回復機能は無かったので、無しでいいでしょう。
漫画ではわかりづらいですが、アニメではボス田中星人も田中星人も中身カラスだったので漫画もカラスかな?
と思って書きました。
プラズマカッターは、、そうですねぇ、、wikiでは弾数はそれなりにあると書いてますから弾数有りがよさそうですね。
また、線上の刃の射出方向を縦横に切り替えることが出来ますが、まだクリスは気付いていないということで、
- 65 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 19:32:50 ID:yiQoVPUo0
- 分かりました。プラズマカッター弾数有りで、スーツは回復無しでということで進めましょう。
- 66 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 19:41:56 ID:RrYt6gE20
- 【キャラクター詳細】
昔の大ヒット曲「ビューティフルサンデー」と「オー・マリヤーナ」の歌手で
「おかあさんといっしょ歴代うたのおにいさん」(1971年10月 - 1977年3月)である田中星児をモデルにした星人。
超音波、飛行能力、探知能力に加えて、視覚内なら銃弾をかわせるなどの高いスペックを持つ。
ちょっとキャラクター詳細にミスがあったので、↑修正しときます。
- 67 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 19:56:04 ID:RrYt6gE20
- っっ!!、、スーツの説明をマスターハンドがしてましたね、、
すっかり忘れてました。 まあガンツを全く知らないクリスにとっては説明されても
信用しないでしょうけど、、次からは気を付けます。
あと原作のバイオキャラは銃がメインで体術は敵に無理やり接近戦に持ち込まれた場合か、相手が銃弾くらって
怯んだときに使っているので体術ばかりになるのは控えようと思っています。
- 68 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 19:59:08 ID:pfILZpaw0
- 分かりました。体術は控えめと。……次に書きたいなーと思うキャラはいますか?
- 69 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 20:01:25 ID:RrYt6gE20
- あと途中から「」と『』の違いが無くなって、誰が喋っているのか自分でも解かりづらく感じましたので
それも気を付けます。
- 70 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 20:04:08 ID:RrYt6gE20
- 次は、、、
ポイズン・アイビー@バットマンとマメパックン@マリオ&ルイージRPgシリーズと
あと一人は誰にしようか悩んでます。
- 71 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 20:05:42 ID:4.TRQcDQ0
- スーツの説明忘れなどのミスは誰にでもあること。
次から気をつければ何も問題有りません。
- 72 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 20:07:07 ID:4.TRQcDQ0
- 植物同士ですか。ナイスですね。その発送は無かったです。
目の付け所が良いですね。楽しみです。
- 73 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 20:10:15 ID:4.TRQcDQ0
- 自分的には、支給品に【マーカーの破片@デッドスペース】
【ガラクタモンスターとコントローラー@マリオ&ルイージpsg3】
とかを考えています。
- 74 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 20:38:56 ID:RrYt6gE20
- 幻覚を見せるアレですか、、それもアリですね。
ガラクタモンスターとコントローラーがアリならモンスターボールもアリになりそうですが、
そこのところはどうしましょうか?
- 75 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 21:26:37 ID:nLMjyDLg0
- 有りでいいんじゃないでしょうか?基本このロワの支給品や建物、施設は参加者世界の物ならオールOKです。
しかし、モンスターボールにポケモンが入っていることは少し難点ですね。ポケモンが入っていないモンスターボールならOKにしましょう。
- 76 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/29(月) 21:36:38 ID:dmfTztV.0
- 参加者扱いのポケモンにモンスターボールの効果があることも書き手さんに任せます。
- 77 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/29(月) 21:39:36 ID:RrYt6gE20
- 了解!!
- 78 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 10:44:23 ID:LryJBVmM0
- 誰か書きたいって人居ないかなぁ。予約があれば物凄く嬉しいし楽しみ何だけど。
- 79 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 10:49:17 ID:X.Z3xBt.0
- 決まりました。
【ポイズン・アイビー/バットマン/怪物】、【マメパックン/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
の二体を予約します。
- 80 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 10:54:15 ID:ng6CXoCQ0
- 分かりました。頑張ってください。投下楽しみに待ってます。
- 81 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 10:56:35 ID:X.Z3xBt.0
- ◆DeIsaj04bUさんへ
原作ではマメパックンの中にマメック王子がいましたが、このロワではどうしましょうか?
私の場合は昔から書き手にはなりたいと思っていましたが、上手い小説書ける自信がなくて
今まで書き手になるのを断念してました。
- 82 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 11:01:09 ID:X.Z3xBt.0
- まあ二人だけで書き込み続けるのは寂しいですし、新たな書き手さんか、名無しさん(読者)からの
コメントでもあれば嬉しいですね。
- 83 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 11:02:08 ID:aIccOAMg0
- どんなうまい書き手さんも、初心者時代があったんですよ。実際僕も文を書き始めたのは2ヶ月前ですし。書いていけば自然とうまくなります。
文は記号の集合体です。それを組み合わせるだけです。挫けずがんばってください。私はあなたの投下文を楽しみに待っています。
それと、マメック王子は……まあ、出したいなら出しても良いかも知れませんが。
なんかややこしいですね。
それと、マリオ&ルイージpsg2から【ボスパックン】を追加したいなーと思うのですが。どうでしょう。
- 84 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 11:16:26 ID:X.Z3xBt.0
- ボスパックンですか、、すでにそうとうマリオ&ルイージpsg2から出ているのでそれは追加しなくてもよろしいかと、
マメック王子に関しては投下した時、いないとおかしいとツッコまれるかな?
と思って問いました。
あとA-9,A-10,B-9,B-10を巨大樹の森@進撃の巨人(女型の巨人と戦った場所)
にしようかと思っています。
- 85 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 11:34:06 ID:SzjfzRxk0
- 巨大樹の森ですか。設備や施設なども、(森が施設かは微妙ですが)書き手さんのオールOKなのでいいんじゃないでしょうか。
投下楽しみで待ってます。
支給品に【パックンのパンツ@マリオ&ルイージpsg】とかもいいかなと思ったので。(笑)
- 86 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 11:47:41 ID:X.Z3xBt.0
- www(笑)ですねギャグも必要ですね!
あとA-10から左か左下に行こうとすると見えない壁があって進めないという設定を追加したいと思います。
- 87 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 11:56:54 ID:SzjfzRxk0
- 分かりました。確かにそういう設定にした方が良いですね。
- 88 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 12:00:03 ID:SzjfzRxk0
- 今見直してみたらこのスレアイデアや質問とかでほぼ埋まっていますね。はははは
- 89 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 12:18:41 ID:jmUQLMxI0
- マリオ&ルイージpsgの参加者のゲラネ・コンティー、危うくゲラゲラコーラと書くところだった。……いや、あれってソーダだっけ。
コーラを支給品にするのもいいかもしれないですね。
- 90 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 17:00:40 ID:X.Z3xBt.0
- そうですね。
話は変わりますが、出典作品にコードギアス、Fate、ワンピース、ジョジョの奇妙な冒険、北斗の拳
などの別の小説投稿サイト(例えばハーメルン)などで簡単にキャラが把握できて、
かつ人気のあるキャラ(DIO、アーカード、アルトリア、ルルーシュ、ラオウなど)
を入れたら書き手も増えたかもしれませんね。
- 91 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 17:11:41 ID:X.Z3xBt.0
- ↑まあ、ミスしてそのキャラらしくない行動をとっている姿を書いてしまったら
批判がたくさん来るのでリスクは高いですが、、
- 92 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 18:34:53 ID:bHsmbi7I0
- 途中からキャラを大量に参加させるのは止めた方がいいと思います。……ワンピースから最初はアーロンを出そうか悩みましたが、止めました。
今回は今回のキャラで進めていきましょう。
追加したいキャラがあるんですか?
- 93 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 19:02:42 ID:X.Z3xBt.0
- 投下します。
A-9の巨大樹の森を緑の肌、赤い長髪という人間離れした容姿を持つ女性が歩いていた。彼女の名はパメラ・リリアン・アイズリー。 通称、ポイズンアイビーと呼ばれる、ゴッサムの毒婦である。
元は引っ込み思案な植物学研究生だったのだが、ジェイソン・ウッドルー教授によってなされた人体実験により、彼女は体内で毒とフェロモンを生成し、自身はあらゆる毒素に耐性を持ち、さらには植物を自在に操る怪人へと変貌し、性格は植物を偏愛し、それに害を及ぼす人間に対して攻撃的になった。
「くだらない……なぜ私が?」
現在、ポイズン・アイビーは全くノリ気ではない、この人間と怪物に分けたグループ分けの抗争とやらには、彼女は危険な怪物であるが、その攻撃対象は植物、自然に害をなす人間と限定していて、無差別に人間を狩っていくような真似はしない。
そして、主催者によって自然ならざる金属の首輪を付けられたことも大きく影響しているといえる。しかし、言う通りにしないと三日後には首輪の爆発によって命を落とす可能性があるのも事実、どうしようか?などと考えていたその時。
ゴォッ!!
「なっ!」
いきなり目の前を小さな火の玉が通り過ぎた。すぐに火の玉が飛んできた方向に目を向けると、そこには丸い足があり、手が葉っぱで、歯が生えており、腰と頭に赤と白の水玉模様をしたチューリップの化け物がいた。
葉と舌を生やした植物なら彼女も作ったことはあるので知ってはいるが、足が地面に固定されておらず、そして火を噴くという特性をもった植物など信じられなかったが、その植物が火の玉を口から放とうとしているのを見て警戒を強めた。
さっきとは違って連続で放たれる炎弾、それを落ち着いてかわす。
彼女は血液によって植物を異常に成長させ、制御できるという能力を持つ、よってあの植物なのかどうか不明な化け物に対して血をかけてみて確かめることにした。
次々と襲ってくる炎弾、しかしそれよりも早く彼女は自分の指を噛んで血を地面に垂らし
- 94 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 19:03:27 ID:X.Z3xBt.0
- た。地面に生えていた雑草が巨大化し、彼女を守り、左右の草がチューリップのような化け物(マメパックン)を縛り上げる。
「さて、どうかしら?」
血を与えてみるとまるでボスパックンであるかのように巨大化した。
「頼もしいわね、さて何を命令しようかしら?」
主催者に呼び出されて説明を受けていた時、自分の目の前にはとても大きな巨人がいた。
ほかにも強そうな化け物、そして自分が良く知る冷凍能力者Mr.フリーズがいた。
なぜ銅像や仏像に首輪をつけて設置しているのかわからなかったが、他の連中がやるだろうから、自分は積極的に狩る必要はないと思った。
「とりあえず森の外に出ましょうか。」
人間側は生き残ることがこのゲームの勝利条件になっているが、全ての人間が怪物を見て逃げ出すとは限らない。それにここで戦闘になると自分の血で巨大化させた化け物の放つ火によってこの森が焼けてしまう。そう思い、巨大花(マメパックン)の上に乗ると北の方に見える草原へと移動するよう命じた。
【1日日/早朝/A-9】
【ポイズン・アイビー@バットマン】
【状態・状況】
・疲労 小
・A-8(草原)に向かって移動中。
【所持品】
・未確認、一応デイバックは持っている。
【備考】
・向こうから襲われない限りは戦闘しない。
・あまり乗り気ではない。
【キャラクター詳細】
投下した小説の序盤を参照。
【1日日/早朝/A-9】
【マメパックン@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
- 95 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 19:03:58 ID:X.Z3xBt.0
- 【状態・状況】
・巨大化
・A-8(草原)に向かって移動中。
・ポイズン・アイビーに忠誠を誓っている。
【所持品】
・なし
【備考】
・大きな火の玉を吐けるようになりました。
【キャラクター詳細】
火の玉を吹くことと足が生えていることを除けば普通のパックンフラワー。
しかし、ゲームではルイージ一人で戦わなければならないので結構苦労する。
- 96 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 19:06:40 ID:X.Z3xBt.0
- 了解です。今の所は追加キャラは考えておりません。
あとタイトルは「ボスパックン誕生」です。
それでは評価お願いします!
- 97 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 19:25:27 ID:VhBJFqQ60
-
投下お疲れさまです。楽しく拝見させて貰いました。やっぱりパロロワは色々関係ないキャラが出会って面白いですよね。
マメパックン進化した!!
ボスパックンになるとは。なかなか出世しましたな。
やっぱりアイビー達からみたら大仏星人や千住観音、流石に生き物に見えないよなぁ。
- 98 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 20:04:05 ID:X.Z3xBt.0
- 高評価ありがとうございます!
巨大化に首輪という問題点も感じましたが、
ボスパックンの首の太さを見る限り、あまり太くないのでいいかなと
思って巨大化させてみました。
確かにwwあの仏像がとても恐ろしい相手だとは普通思いませんよねww
- 99 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 20:06:31 ID:B1zgQPMc0
- 投下するごとに文章の質が向上し、うまくなっていますね。
この調子で頑張ってロワを進めていきましょう。
毎回楽しみに覗いていますよ。
次に書きたいなーと思うキャラはいませんか?
- 100 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 20:09:13 ID:B1zgQPMc0
- それと、ボスパックン並みに巨大化したなら、ボスパックンのように飛行能力がありますか?……空を飛べるならそれはそれでおもしろくなりそうですね。!!
- 101 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 20:12:02 ID:B1zgQPMc0
- デッドスペースシリーズで、体切断しても再生するプレイヤーには果てしなくうざい敵キャラは何でしたっけ。名前。
ネクロモーフの名前は皆英語だから困るなと思うのは僕だけですかね。
- 102 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 20:49:43 ID:X.Z3xBt.0
- ありがとうございます。
飛べはしないけど、ジャンプ力はあるという方向でお願いします。
デッドスペースは、、攻略ページか公式ページを見れば早いでしょうね。
次はレンタル漫画屋さんでベルセルクを借りて、読んでみてからまた予約を考えようと思ってます。
- 103 : ◆BA8qOhLHAk:2013/04/30(火) 20:59:03 ID:X.Z3xBt.0
- 、、状態・状況に指の傷を忘れてましたね。
まあこれも気を付けます。
- 104 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 20:59:35 ID:C2TashGs0
- はい、いつでも待ってます。
書き手枠でモズグス(使徒擬)
も怪物グループで登場させたら面白そうだし。
- 105 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 23:04:24 ID:vhcNQOpU0
- 誰か、読んでいる人がコメント書いていたら張りが出るんですがねえ。嬉しいし。
- 106 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 107 : ◆DeIsaj04bU:2013/04/30(火) 23:58:11 ID:cvRAfWRc0
- ……一人では喋ってませんよ。
なんか地味に苛つくな。
何気ない一言でも地味にきくんですよ?……たくよぉ。
書き込みがある事は嬉しいし、張りがでるとは言ったが、ズバッと言われるとめっちゃムカつくな。
………ひとりで書き込んでるのは自覚してるけど。いいじゃないか!!人それぞれで。
とりあえず、書きたくなったので
【青鬼/青鬼/怪物】
【たけし/青鬼/人間】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
予約します。
- 108 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 02:42:21 ID:QTxJ6Ge20
- たけしwwwww、がんばってください!
私も【ガッツ/ベルセルク/人間】、【ノコノコ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】【クッパ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
を予約します。
ここのクッパは1の中盤のパーニョの部下ではなく、マリオ&ルイージRPg1クリアと2の間から来たということに
しようと思っています。
- 109 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 02:45:58 ID:QTxJ6Ge20
- アドハイスっぽい書き込みならともかく、暴言みたいなのは無視していいと思います。
あと証明書偽造とかいう犯罪に巻き込もうとしている危ないスレも無視して下さい。
- 110 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 05:01:21 ID:QTxJ6Ge20
- 投下します。
B-10の巨大樹の森、ここに凄まじい殺気を放つ大男がいた。
「くそっ、ふざけやがって!!」
男の名はガッツ、彼は今、猛烈に憤っていた。それもそのはず、首輪を使って何時でも殺せるのにそうはせず、わざわざ怪物と戦わせるのを見て楽しもうというあの白い手の化け物はふざけているとしか見えない。しかも身体能力を底上げするスーツ、最初は信じてなかったが、実際に動き回ってみて性能は確かだと分かった。しかしこのスーツの支給はどう考えても舐められているようにしか思えなかった。
そして彼にとってはマスターハンド達の「三日間生き残ったら無事に元の場所へ帰す」という言葉は全く信用ならない。
なぜならば、彼は、蝕においてグリフィスがゴッド・ハンドになる為の生贄として捧げられるはずの人間であり、その件で多くの悪霊や妖魔に命を狙われてきた。
あの白い手の化け物も使徒かその手先である可能性もある。
ガラに合わず、首輪の解除法を考えていると、
「ッチ!!」
首の烙印が疼く、近くに敵がいることを理解し、すぐに格闘戦の準備をする。デイバックに拳銃(ハンドガン)があったが、使い方が分からず、あちこちいじっている内にスーツで強化されたガッツの腕力で壊してしまい、また剣のようなものもないようなので已む無く肉弾戦をするしかなかった。
巨大樹の陰から現れたのは緑の靴を履いて二足歩行をしている変なカメだった。
「……」
首の烙印が反応していることもあり、ガッツは遠慮なく、最初に感じた怒りも込めてその二足歩行のカメを強く蹴った。
カメは蹴られる寸前に体を甲羅の中へと引っ込めたが、それをガッツが見落とすわけもなく、甲羅ごと蹴り飛ばされた。
- 111 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 05:02:01 ID:QTxJ6Ge20
- 蹴られた甲羅はとてつもないスピードで吹っ飛び、遠くにあった巨大樹の幹にぶち当たって粉々に砕けた。
中のカメは衝撃によって大ダメージを負い、あちこちから血を大量に流していて、もう長くないとわかる。
しかしガッツは容赦なく、トドメをさしに行こうとカメに向かって走った。が、
「何っ!?」
いきなり目の前にさっきのカメより巨大で、甲羅にトゲトゲがあり、頭に赤い髪とゾッドのような角を生やした化け物が飛び出してきた。
口から火の玉を吐いてきたので、走っているのを中断して倒れこむようにしゃがんでかわす。そして顔を上げると、
「ッ!?」
今度はトゲ付きの巨大な甲羅が回転しながら高速で迫ってきていた。
「ぐっ、おおおおおおおーーーーっ!!」
これは完全に予想外であり、回避しきれず正面から受け止める。
ガンツスーツの耐久力と強化されたガッツの筋力によって回転を無理矢理止めて、押し返す。
数歩後ろに距離を離すと、その巨大ガメが首と手足、尻尾を甲羅から出し、人間の言葉でこう言った。
「貴様、よくもわしの子分をこんな目に合わしてくれたな。」
「へえ、てめぇが親玉か。」
ガッツは目の前の巨大ガメが使徒で、さっきの小さなカメが使徒もどきだろうと考え、こんな所で使徒と戦えることを幸運に思い、ニヤリとしながらそう答える。
その態度が気に障ったのか、巨大ガメの殺気が強くなる。
- 112 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 05:02:47 ID:QTxJ6Ge20
- ガッツの殺気もそれと同等位まで増し、両者が睨み合う。
かくしてここにガッツVSクッパの戦いが幕を開けた。
ハンドガン@バイオハザードシリーズ 破壊
ノコノコ@マリオ&ルイージRPgシリーズ 死亡
【1日日/早朝/B-10】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・目の前の敵(クッパ)と戦闘中。
【所持品】
・食料などの基本支給品のみ。
【備考】
・筆記用具あっても字は書けません。
・マスターハンド達を使徒だと思っています。
・首の烙印は人外に対して反応します。
【キャラクター詳細】
漫画(ベルセルク)で有名な主人公。
本来はドラゴン殺しという大剣を持って戦闘するのだが、今は別の人の支給品となっている。使徒に対して強い憎悪を抱いている。
【1日日/早朝/B-10】
【クッパ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・ノコノコを目の前で殺されたことへの強い怒り。
・目の前の人間(ガッツ)と戦闘中。
【所持品】
・未確認、デイバックは甲羅の中にしまってある。
【備考】
・スマブラからの参戦ではないので、マスターハンド達を知りません。
・パーニョを知ってはいますが、従う気はありません。
【キャラクター詳細】
マリオシリーズのゲームの良く知られるラスボス。知名度は高く、いろいろな作品に出ている。多彩な攻撃手段ととてつもないパワーを持ちっており、散々マリオ達を苦しめた。
- 113 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 05:05:27 ID:QTxJ6Ge20
- 本格的なバトルはまた次の投下の時ということで、あとアイビーさん達が森を出て行ってからの
出来事という事にして下さい。
タイトルは「怪獣大合戦」です。
それでは評価をお願いします。
- 114 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 07:45:16 ID:QTxJ6Ge20
- すいません。ガッツは腰の袋に火薬やボウガンの弾、胸に投げナイフ、左手にボウガンそのものを
装着していましたね。
【所持品】
・食料などの基本支給品、ハンドガンの火薬。
・火薬、炸裂弾、ボウガン、ボウガンの弾、投げナイフ
と変更します。
- 115 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 10:02:58 ID:PTwtXpHk0
- 投下お疲れさまです。今回も楽しく拝見させて頂きました。
クッパとガッツが出会いましたか……これはどちらが勝てるか分かりませんね。そしてノコノコ瞬殺。ガッツ容赦ねえな。
頑張っていきましょう。
ロワで一緒に書いてくれる人がいてとっても嬉しいです。
- 116 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 10:59:44 ID:QTxJ6Ge20
- いえいえどうも! 続きが完成したのでそれも投下しますね。
あと水、木は学校の宿題が多いのでなかなか投下できなくなりそうです。
- 117 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 11:00:41 ID:QTxJ6Ge20
- 投下します。
B-10の巨大樹の森で睨み付け合う両者、先手はクッパのヒップドロップからだった。
重そうな巨体ガメがいきなり二本足のみでジャンプしたことに僅かに驚いたが、後ろに跳んでかわす。 ドォン!!
相手が着地した瞬間、走り出して拳を打ちつけようとするガッツ、しかしクッパは首を横に向けながら、下半身を動かし、背中の甲羅でガードできるようにする。
しかしガッツは拳で殴るのをやめ、屈んでクッパの尻尾を掴む。
「ぬっ!?」
ガッツの行動に疑問を抱いたが、すぐにその行動の意味を理解することになる。
「おおおおおーーーー。」、「ぬわぁーーー!?」
ガッツがドラゴン殺しを竜巻のごとく回転させながら振り回していたように、クッパの尻尾を掴んで激しく回転する。
スーツの腕の部分が奇妙に盛り上がる。二、三回転した時に手を離す。
ドゴォォン!
「ぐはぁ。」
先のノコノコと同様に巨大樹に思いっきりぶつけられ、甲羅に付いているトゲが折れ、甲羅自体もヒビだらけになっている。
「くっ、貴様……!?」
クッパはぶつかった衝撃で怯みながらも、前を向くと目の前の男が左腕部分に付けているボウガンを此方に向けていた。
ドシュ ドシュ ドシュ!
「ぐあっ!」
とっさに左腕で顔を覆ったが、手に矢が三本刺さる。
- 118 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 11:01:16 ID:QTxJ6Ge20
- こいつは只者ではないと本能が強く警告する。しかし自分は足が遅いので、逃げられないだろうと分かる。已む無く甲羅の中からデイバックを出し、中にあった切り札をその場に放出した。
『ガウガウ』、「何っ!?」、「ガハハハハハ。」
その場に現れたのはワンワン、球体で黒い体に目と口があり、尻尾は鎖のようになっている。クッパは上機嫌になり、その手に鎖を握ってからガッツの方へと投げた。
ドオオオーン バキバキ!
「ッチ!」
それをかわしてから後ろを確認すると巨大樹の幹が大きくかじられていた。
喰らったらひとたまりもねぇなとガッツは思っていると、背後に強い気配を感じて振り返った。
「ッ!」
さっきの巨大ガメが爪を使った格闘戦を仕掛けてきた。数回攻撃をいなした後に繰り出された頭突きを両手で角を掴むことで静止させる。
後ろからさっきの化け物(ワンワン)が迫ってきているのを感じる。ワンワンが噛み付こうとする寸前、ガッツは支給品とは別に持ってきている腰の袋(瓶詰めして密封した火薬、リッケルト製の炸裂弾入り)がワンワンの歯に引っかかるようにスレスレでやや後ろ向きに飛び上がった。
クッパに忠実なワンワンは間違えてクッパを噛み付かないように口を閉じる。しかし、その瞬間。
ガリッ ドオオオオーン、ドオオオーン、ドオオオーン、ドオオーン
ドガァァーン!
クッパとワンワンの間に連続して爆発が起きる。そしてしまいにはクッパの首輪まで誘爆してしまった。
爆発が止んだ後、そこには目と口を失ってただの鉄球となったワンワン、首から上が無くなったクッパがいた。
ガッツは思ったより跳躍できていたので、爆発の余波だけですんだ。ワンワンの歯が少し
- 119 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 11:01:59 ID:QTxJ6Ge20
- かすったが、このスーツはまだ大丈夫のようだ。
「ハッ、ハハハハハハハハ!」
火薬と炸裂弾を失ったのは痛いが、あの変に小さな大砲からいくらか火薬は出てきたので、まだ大砲は使える。暫く勝利に酔いしれた後、体を休めてから森を出て行こうと決めた。
「三日間生き残る?上等だ。三日間殺し回ってやるから逃げ切って見せやがれ!」
いつもならパックやシールケといった諌めてくれる仲間が近くにいるのだが、今はいないので、積極的に戦い続けることにしたようだ。
ワンワン@マリオ&ルイージRPgシリーズ 破壊
クッパ@マリオ&ルイージRPgシリーズ 死亡
【1日日/朝/B-10】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 大 スーツ耐久力 残り(75%)
・化け物は皆殺し。
・休憩中
【所持品】
・食料などの基本支給品、 ハンドガンの火薬。
・ボウガンの弾(残り22発)、ボウガン、投げナイフ(6本)。
【備考】
・筆記用具あっても字は書けません。
・マスターハンド達を使徒だと思っています。
・首の烙印は人外に対して反応します。
- 120 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 11:03:05 ID:QTxJ6Ge20
- 完成しました。
タイトルは「怪獣大合戦(完)」です。
- 121 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 11:07:04 ID:QTxJ6Ge20
- あっ、、しかしを同じ文で二回使うのはおかしかったですね。
では 評価をお願いします!
- 122 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 11:25:24 ID:CYJiw4BE0
- 投下お疲れさまです。続き楽しみに拝見させて頂きました。
うおお!!クッパ死亡!!
頭が吹っ飛びましたね。やっぱりガッツにガンツスーツは凶悪な組み合わせだと思いました。
宿題ですか……宿題はイヤですよねぇ。僕もこの連休宿題多くて大変ですよ。
……まあ、お互いがんばりましょう。
- 123 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 12:08:50 ID:QTxJ6Ge20
- はい、自分も凶悪だと思います(笑)。
次はタイラント-t003型とほか誰か二人にしようか
と思っています。
- 124 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 12:19:59 ID:jJmR/ZTQ0
- そうですか。楽しみにしていますね。待ってます。
- 125 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:30:50 ID:TPgtxSOE0
- 投下します。タイトルは
「キノコ城の青い悪夢」です。
- 126 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:31:31 ID:TPgtxSOE0
- マスターハンドにより用意された【人間】と【怪物】との殺し合いの会場。E−1のキノコ城の中の広い通路を、一人の黒味がかった茶髪のショートヘアーの女性が警戒しながら歩いていた。
首につけられたら首輪が彼女が殺し合いの参加者である事と、体に付けている彼女のすらっとしたボディーラインを浮かび上がらせている奇妙な黒いスーツが、彼女が【人間】チームに所属する人間である事が伺える。
辺り一面ピンクが多い城の中を支給されたであろう拳銃【サムライエッジ】を構え、油断なく歩く彼女の名前はジル・バレンタイン。
ラクーン市警察管轄下の特殊部隊「STARS」アルファチーム所属の警察官だ。
「何なのよ、この状況は。」
突然放り込まれた【怪物】達との殺し合いに対して、彼女は驚くほど冷静に物事を考えられた。
この殺し合いに参戦させられる前、ジルは巨大企業アンブレラ社の研究する危険なウィルス。Tウィルスの漏れた企業所有の屋敷を模した研究所に閉じこめられ、ウィルスに感染し知能を失い、人を食らうゾンビになり果てた人間達。また、Tウィルスを利用して作られたアンブレラ社の生物兵器などとの戦闘を経験し、生還した経験をもつジルだからこそ、この状況に対して冷静でいるが、安心している訳ではない。
マスターハンド、クレイジーハンドと名乗ったあの巨大な手。あれは一体何なのか?アンブレラの生物兵器?……形態からして考えずらい。そもそもあの二つの手は宙に浮いていた。いくらアンブレラ社の技術が高いといってもあんな奇妙な存在は作り出せないだろう。
ジル以外の参加者が集められていた場所には、普通の人間の他に異常な怪物達が大勢いた。
中には正に巨人のような巨大な成人男性のような体つきをした生々しい、ジルが見てきたアンブレラの生物兵器の中でも有り得ないくらい巨大な怪物がいた。
また、ジルが洋館で撃退したアンブレラ社の生物兵器の最高傑作であるタイラント、それと同系統の怪物も見かけた。
何故かジャパンのダイブツや、名前は忘れたが、腕をたくさん持っている東洋の神をもした銅像など、訳のわからない物もあったが………
あれらも、アンブレラの狂気の研究で生み出された怪物なのだろうか?
アンブレラがこの殺し合いに関係している?
- 127 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:34:32 ID:wOtx6MME0
- ジルは己の頭をフル回転させ、状況を理解しようとするが、流石に洋館で現実離れした現実に直面した事もある彼女も、マスターハンド達の事や、この殺し合いのアンブレラの関連性も考えられなかった。
やはり、余り考え事をしないで、目の前に集中しないと。
ジルがそう結論づけ、キノコ城の中を進んでいくと、一つの部屋の中から物音が聞こえてきた。
ジルは、物音の聞こえた部屋のドアを、いざとなったらすぐ逃走できるようにしながらノックをした。
コッコッコ。
……………………返事はない。
ノブをまわしてみるが、鍵がかかっているのか、開かない。
中からは微かに何かが揺れる音が聞こえてくる。
「誰か入るの。私はラクーン市警察のジル・バレンタインよ。誰かいるなら開けなさい。警察官として危害は加えないわ。」
ジルが部屋にいるであろう立てこもっている人物に話しかけるが、返事は帰ってこず、相変わらず物音だけが聞こえてくる。
ジルは久しどうするか迷ったが、自身の支給品の三つの内の一つ、ヘアーピンをバックから取り出し、ドアにしゃがみこみノブの鍵穴をいじり始めた。
ジルは、23歳の若さでデルタフォースの訓練プログラムを終了し、爆発処理などの特殊技能を会得し、手先が比較的器用である。
手慣れた手つきでヘアピンを鍵穴に差し込み、数秒も経たない内に鍵を開けた。
この技能が、洋館で彼女の命を救ったのである。
部屋に入ると、そこは寝室の用だった。ベットが置いてあり、机とソファー、そして奥に置いてあるクローゼット。この何ら不思議のない間取りに、不自然さを醸し出している物が一つ。
部屋のクローゼットが、ガタガタと揺れていた。
…………どうやらこのクローゼットが、物音の原因のようだ。
ジルはサムライエッジを構えながら、警戒をとかずクローゼットに向かう。もしクローゼットの中の何者かが怪物だったら、即なまり玉を脳天にぶち込み、一発で勝負を付ける。……人間なら、これからの行動を話し合う、また、情報を交換する。
ジルがクローゼットの中の何者かに対しての対処法を考え、クローゼットをゆっくりとノックする。
コッコッコ
中から返事は無い。
ジルは、勢いよくクローゼットの扉を開けた。
「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガ」
クローゼットの中に居たのは、金髪の、東洋人らしき子供だった。
- 128 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:36:35 ID:wOtx6MME0
- 「……ちょっと、君、どうしたの?」
クローゼットの中に隠れ、尋常じゃないほど震えている子供に困惑しながら、ジルは聞いた。
「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」
しかし少年は、壊れた玩具のように震えるだけで、ジルの質問には答えない。震えることに精一杯らしい。
無理もない。とジルは思う。
あの謎の巨大な掌に、あの場にいた。とてもまともな生物には見えない怪物達と殺し合えと言われ、その上手榴弾の数十倍の威力はある爆発機能のある首輪をつけられ、いつでも殺される可能性があれば、素人の、しかも子供ならこうなるだろう。
しかし、流石にこの様子はおかしい。いくら何でも怯えすぎではないのか?
「私はラクーン市警察のジル・バレンタインよ。あなたに危害を加えたりしないわ。」
この少年を落ち着かせるため、優しく声をかける。
すると少年は、震えをとめ、ジルの事を穴があくほど見つめた。
「おっおっおねえさん。けっけっけっ警察官なっなっなっ何ですか。」
歯をならしながら、少年はジルに尋ねた。
ジルは少年がとりあえず震えをやめ、コンタクトをとろうとしていることに安心し、答えを返す。
「ええ、これでも立派な警察官なのよ。安心して、民間人を守るのが私の仕事よ。」
ジルがそう言うと、少年は瞳に涙を浮かべ、ジルの言葉に対して涙を流した。
ジルはその姿に母性本能を刺激され、優しく肩を叩き、それに感動した少年、たけしがますます安心の余り泣き出すという光景がしばらく続いた。
たけしが落ち着いたあと、ジルはたけしとお互いの名前を教え合い、知っている限りの情報交換を始めた。
たけしは、友人3人と忍び込んだ屋敷で、頭部が異常に巨大で、全身がブルーベリー色の全裸の巨人に追いかけられ、クローゼットに隠れている所でこの殺し合いに呼ばれたこと。また、最初にいた空間で友人の1人、白髪のめがねを付けたひろしを見かけた事。会場に飛ばされた時からこの部屋のクローゼットからでていないことなどをジルに話した。
ジルは、自分はある事件を捜査した後から呼ばれた事を話したが、アンブレラ社のTウィルスや、生物兵器の事は明らかに民間人のたけしには黙っていた。
- 129 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:37:44 ID:wOtx6MME0
-
「もう、何がなんだか分かりませんよ。」
先程よりは随分落ち着いたたけしに苦笑しながら、ジルはたけしの話に出てきたブルーベリー色の巨人の事を考える。
たけしの話に出てきたブルーベリー色の巨人の事を、ジルは最初に集められていた場所で見かけていた。なんせ全身がまさにこいブルーベリー色をした上に、その巨体にさえ釣り合わない頭部をもつその姿は、随分目立っていた。
たけしが忍び込んだ屋敷が、ジャパンのアンブレラ社の研究施設とするなら、ブルーベリー色の巨人にも説明がつくが、いくら何でもディーンエイジャーの子供が簡単に研究施設に入り込めるだろうか?……それともわざと入らせ、巨人の性能を試す実験にでも使うつもりだったのか?だとしたら許せない事だ。
ジルは、アンブレラに対して一層深い怒りを感じた。
それからジルとたけしは、この城から脱出するか、立てこもるかを決めた。
たけしは、この広い城の中なら逃げ場所もあると言い、立てこもりを主張したが、ジルが脱出した方がいいと言うので、渋々従った。
ジルは、確かにこの遊園地のような城は大きく、結構細かく入り組んでいて、立てこもるには打ってつけに見えるが、第一にこの城が大きすぎて、この会場内の中心にあることを、地図をみて確認したジルは立てこもるには向かないと判断した。
この城は会場の中心にあり、尚且つピンク色という目立つ外装をしている。ここからかなり離れた所からも見えるだろう。他の参加者が来る可能性が高い。
人間だけがやってくるなら良いのだが、一カ所に人が集まると、怪物達も寄ってくるだろう。あの場には、信じられない大きさをした怪物が何体かいた。それらが攻めてきたらあっという間にやられるだろう。
- 130 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:38:38 ID:wOtx6MME0
- たけしはビクつきながらジルの背後に、ジルはそれに苦笑しながらサムライエッジを構え、寝室から出た。
部屋に入った時から何も変わらず、人気のない廊下。しかしジルはプロらしく、即座に引き金を引けるよう注意しながら進む。
「たけし、君のお友達は生き残れそう?」
ジルはまた震えだしたたけしを気遣い、話しかける。
「は、はい。……ひろしはオカルトとか信じない奴で、頭良いから何とか遣ってるんじゃないかと思います。……ジッジルさんの同僚の人は……」
「クリス、クリス・レッドフィールドね。彼は結構腕が立つから大丈夫でしょう。……ゴリラみたいに雑な奴だけど。」
ジルの言葉に目を丸くするたけし。
「ゴッゴリラ?」
同僚をさらりとゴリラ扱いしたジルに驚いたのだろう。ジルはたけしの緊張がほぐれた事に喜んだ。
「クリスは細かい事が「バン!」……何?」
ジルがクリスの事を話そうとしたとき、廊下の向こう側、ジルとたけしから100mほど離れたドアがあき、何かが廊下から出てきた。
まず、ジルの目に入ったのは遠目にもわかるこいブルーベリー色。なぜか全体的に小さめに作られている城のドアを、その巨体を押し込むように出てくる。
その青い何かの、異常に肥大した歪な頭部が、ドアから出てきて、顔の半分の面積を占める非対称のギョロ目がジル達を捕らえ、残りの体をドアから引っ張り出し、廊下に出てくる。
それは、ジルが集められていた場所でみかけた巨人。
たけし達を、古びた屋敷で追いかけ回した鬼。
ブルーベリー色の全裸の巨人。青鬼だった。
青鬼は、突然の青鬼との遭遇で固まるジル達をその目に映すと、自身の歪な顔を歪め、笑った。
たけしが凄まじい悲鳴を上げ、逃げる方が先だったのか?
青鬼が獲物を見つけた喜びを顔中に表し、ジル達に歩き出した方が先か?
ジルが、サムライエッジで青鬼に鉛玉を放った方が先か?
鬼ごっこの火蓋が、切って落とされた。
- 131 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:39:21 ID:wOtx6MME0
- ジルは止める間も無く逃げ出したたけしをそのままにし、ジルは歓迎せざる来客に鉛玉を浴びせる。
バン!! バン!! バン!! バン!! バン!!
廊下に響き、派手な発砲音を響かせ、ジルから放たれた銃弾が迫り来る青鬼の巨体に命中する。
しかし、青鬼は多少怯みもしたが、青い分厚い皮膚に守られた青鬼は、そのまま獲物であるジルを食べようとその異常に大きな口を開け、ジルに突進する。
ジルは銃弾が聞かない事に舌打ちし、そのまま逃走をはかる。青鬼は逃げるジルを追いかける。
廊下を全力で走るジル、それを黙々と追いかけてくる青鬼。
しかし、体格差が大きい両者、歩幅が大きい青鬼が僅かずつ距離を縮めていく。
埒があかない……ジルは背後から距離を縮めてくる青鬼に、焦りを覚える。このままでは捕まるのは時間の問題だろう。
廊下を出たジルは、そのまま城の二階に通じる階段を見つけた。
まだ二階は探索していないが、背に腹は変えられない。そのまま階段を一気に登るジル。
同じく廊下から出てきた青鬼は、階段を登るジルを見つけ、自身も階段を登る。それを確認したジルは、青鬼の行動の速さに対して悪態をつく。
二階フロアに登ったジルは、急いで階段付近から離れ、近くのドアを開ける。運良く鍵がかかっていなかった部屋に入り、素早くドアの鍵を内側からかける。上がる息を整え、ドアから離れるジル。
ドン!! ドン!!
ドアのすぐ前についたであろう青鬼が、鍵のかかったドアを苛立たしげに叩く。ジルは青鬼と壁一枚離れ、安堵の笑みを浮かべたが、それもすぐ凍った。
バギャ!! ボゴォ!!
青鬼がドアを殴り、木製のドアが割れたのだ。
ドアの一部が割れ、青鬼の丸太のような巨大な腕が入ってくる。その腕が、ドアのノブをとろうとするのを見て、ジルはサムライエッジを腕に向かい、発砲する。
数発放たれた弾丸が、青鬼の腕に当たる。驚いたのか、青鬼がドアに開いた大穴に突っ込んでいた腕を引きずり出す。
その大穴から、青鬼の巨大な瞳がジルを除く。
ドアが破られるのは、時間の問題だった。
- 132 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:39:57 ID:wOtx6MME0
- ジルは今にも破られそうなドアから離れ、急いで部屋を見渡す。このままでは、あの青い怪物に捕まるだろう。ジルはなぜあの怪物が執拗にジルを追いかけてくるのかはわからなかったが、それが良いことだとはとても思えない。
そう思い部屋を見渡すジルの目に、一つの窓が目に付いた。
この部屋は城の端にあり、外に通じる窓がある。
ジルは、急いで窓に飛びつき、ガラスを開けようとする。しかし、この窓は開くようには出来ていなかった。
ベギャ!! ボギ!!
ジルの背後でドアを脈々と破りつつある青鬼は、もうすぐ新鮮な獲物を得られると緑色のよだれを垂らしながら喜んでドアを破ろうとしていた。
ジルは迷うことなく、デイバックの中から支給されたアイテムであるナイフを取り出し、柄で窓ガラスを割ろうと柄でガラスを叩く。
ガン! ガン! ガン!
しかし、焦っている事もあり、なかなかガラスが割れない。更に力をこめ窓を破ろうとする。
ガン! ガン! ガン!
ガラスに皹が入るが、喜んでいる隙は無い。背後ではドアの一部が大きく割けていた。
もう一刻の猶予もない。あと数十秒もしない内にドアが破られるだろう。
ガン!ガン!ガン!ガン!
ジルは必死にナイフの柄を叩きつける。
バリン!!
窓が破れるのと、ドアの木材が破られたのは同時だった。
ジルは振り返らず、ガラスの破片も気にせず、窓の外に身をのりだし、城壁のでっぱりにのり、部屋から出る。
僅かな幅しかない出っ張りに足を乗せ、ジルはバランスをたもつ。
外の地面までは10mはある。飛び降りたらただじゃすまないだろう。
- 133 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:40:43 ID:wOtx6MME0
- 僅かな足場で何とかバランスを取り、たつジル。そのとき、ドアをぶち破った青鬼が、割れた窓から太い腕をだし、窓の側にいたジルの足を掴む。
「きゃあああ!!」
悲鳴を上げたジルは、頭を地面に向け、宙ぶらりんになる。
ジルを捕まえた事がわかるのか、青鬼が獲物を捉えた喜びを感じているが、ジルからはその表情が見えない。
小さな窓をほぼ覆う大きさの腕にガラスの破片がすれるが、青鬼は気にしていないようだ。そのままジルを部屋に引きずり込もうとする。
ジルは己の足を掴んでいるガサガサの青い手に不快感を感じながら、己の不運を呪っていた。
思えば、彼女の人生はあの洋館に入った時から変わってしまった。
あの悪夢のような洋館から脱出した後も、周りの同僚は洋館での出来事を信じてくれず、余所余所しくなり、洋館事件はうやむやになった。
元々、ラクーンシティーはアンブレラの支配する街。そんな街の住民がアンブレラに逆らおうと思う訳がないのだ。
アンブレラの悪事により命を落とした同僚達の顔が浮かぶ。
彼らの命を奪った、人生を奪ったアンブレラには、まだ何の罰もさずけられていない!!
……私は……
ジルの感情に反応するように、着ているスーツが異様に盛り上がる。
……こんな所で!!終われない!!
ジルは雄叫びを上げると、スーツにより強化された右手にもつナイフを、思いっきり青鬼の腕に突き立てる。
ナイフの刃が、青鬼の分厚い皮膚を破り、ナイフの刃がめり込む。その傷から、体色と同じブルーベリー色の血が流れ出る。
青鬼はたまらず手を離した。
重力に従い、ジルは地面に落下する。
そのさなか、ジルは今までの人生を思い起こしていた。
自分の同僚達の顔。小さい頃の思い出。初めてできたボーイフレンド。
………そして、この場にいる同僚。クリス。
今までの人生に悔いはないと言えば嘘になる。アンブレラにも何の裁きも下されていない。
……しかし、やることはやったという不思議な満足感が、ジルの心を満たしていた。
…………ごめんね。
ジルは、頭から地面に叩きつけられた。
- 134 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:41:30 ID:wOtx6MME0
- 青鬼は、手に深々と刺さったナイフを掴み、取り出した。
ブルーベリー色の血液が溢れ出る。しかし、青鬼は特に気にせず、狭い窓から無理やり落ちた獲物を見る。
獲物は、地面に倒れたまま動かない。……恐らく死んだのだろう。
青鬼は窓から離れ、手元から離れた獲物は諦め、そのまま部屋の外へ出て行った。
「ガタガタガタガタガタ」
たけしは、青鬼から逃げ出した後、一つの部屋に逃げ込み、部屋のクローゼットの中で震えていた。
別の部屋のクローゼットの中で震えていたとき、優しく声をかけてきてくれたお姉さん……ジルを見捨てて逃げたことえの罪悪感を感じながら、たけしは震えていた。
たけしの太ももはぐっしょりと恐怖のあまり失禁して濡れ。顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだった。
ジルさん、ごめん。ごめんよ。……怖かったんだ。怖かったんだよ。
ジルに対して逃げ出した事えの謝罪を呟きながら、暗い暗いクローゼットの中で縮こまるたけし。
すると、外から部屋のドアがあく物音がした。
その音にビクつき、震えが止まるたけし。何かがこの部屋に入ってくる気配を感じるたけし。
その何かが、たけしの入っているクローゼットの前にいる。
たけしは息を殺してうずくまる。その顔は恐怖のあまり真っ白だ。たけしは、自身の知るこの世の全ての神に祈った。
父ちゃん、母ちゃん、助けて、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
クローゼットがゆっくりと開かれ、開いた隙間から巨大な目がたけしを覗く。その目の持ち主の口がニヤリと笑う。
「うわあああああああああ!!」
たけしは悲鳴を上げる。青鬼は、クローゼットのドアを開け、その巨大な口を大きくあける。
涎が付いた、無数の鋭い牙が生えた口。それが、たけしが最後にみた光景だった。
青鬼はその巨大な口で、たけしを丸飲みにした。
スーツの強化で上手くたけしを噛み潰せない青鬼は、思いっきりたけしを噛む。まるで万力のように強い力の噛みつきに耐えているスーツのボタンのような物から、奇妙な液体が流れ出てきた。
スーツが壊れたのだ。
スーツが壊れ、肉体の強化がなくなったたけしは、無数の牙によって全身を噛み砕かれ、その短い生涯をおえた。
青鬼は、ようやくありつけた獲物の肉を何度も咀嚼し、よくかみ、飲み込んだ。
青い巨大な下で血のついた唇をなめる。
青鬼は大きなげっぷをし、新たな獲物を求めて出て行った。
その場には、血の付いたデイバックがクローゼットに残るだけだった。
【たけし/青鬼/人間 死亡】
一つの仮説がある。
青鬼に食われた人間は、青鬼になる。
青鬼は、1人の人間を食した。
たけしが新たな青鬼となるか?……それは誰にも分からない。
- 135 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:42:30 ID:wOtx6MME0
- 【1日日/早朝/E-1キノコ城】
【青鬼@青鬼】
【状況・状態】
たけしを食べて満腹状態。
新しい獲物を探す。
腕に傷がある。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1〜3個
【備考】
ひろし達を追いかけていた時期からの参戦。
【キャラクター詳細】
古びた屋敷に現れる謎の生命体。青い肌と巨大な歪な頭部が特徴。人間を食べる。また、食べられた人間は青鬼になる可能性がある。
「……う……。」
場所は変わって城の外、二階から落下したジル・バレンタインは、生きていた。
10mの高さから頭から落ちれば死は免れない。しかし、ジルの着ているスーツ、ガンツスーツがジルの体を守っていた。
最も、落下によるショックで意識を失ってはいるが、直にさめるだろう。
目覚めた彼女が、どのような行動をするかは、まだ分からない。
【1日日/早朝/E-1】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
【状況・状態】
疲労(中)気絶中 スーツ耐久力残り86%
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1個 サムライエッジ@バイオハザード
【備考】
バイオハザード1で洋館から脱出した後。ラクーンシティーが滅びる前からの参戦。
たけしを知っています。
青鬼をアンブレラが作った生物兵器と思っています。
【キャラクター詳細】
黒みがかった茶髪のショートへアーの女性。
爆発処理などの特殊技能をもち、射撃の腕も高い。少々感情的な面がある。
サムライエッジ@バイオハザード
シリーズ
バイオハザードででてくる拳銃。
- 136 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 15:43:32 ID:wOtx6MME0
- 投下完了……書くのに8時間はかかった。すっごい疲れた。
- 137 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 16:05:29 ID:uUsOWxtA0
- 書き忘れですが、ジルはヘアピンを持っています。
ナイフはキノコ城のドアが壊れた部屋の中に放置されています。
- 138 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 16:31:47 ID:OA0WC3JE0
- 読んでいる人がいてくれたら、なんかアドバイスください。
- 139 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 18:41:29 ID:QTxJ6Ge20
- すごい! 小説の長さもすごいですが、なによりキャラの心情描写が
とても上手いですね。
- 140 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 18:51:55 ID:QTxJ6Ge20
- すいません。やっぱりタイラントは諦めて、
【おこりんぼう星人/gantz/怪物】、【あばれんぼう星人/gantz/怪物】
【大仏星人/gantz/怪物】、【千手観音/gantz/怪物】を予約します。
- 141 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 18:55:23 ID:QTxJ6Ge20
- 自分も小説を少し長めにして、心情描写、キャラごとの戦略と方針などを詳しく書こうと思ってます。
- 142 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 19:22:47 ID:gguCrwjA0
- わかりました。……星人大集合ですね。
コメントありがとうございます。この話を投下するために、少なくとも6〜7時間はひたすら書いたり書いたりしました。……あまりよくない視力が一層ひどいことに……しかし、キャラ同士を喋られるって難しいです。
投下楽しみにしています。
- 143 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 19:24:03 ID:gguCrwjA0
- 自分的には、たけしを青鬼にしてみたいと思っています。
……しかし、食われた人間が青鬼になる過程が分からないなぁ。
- 144 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 20:09:06 ID:QTxJ6Ge20
- wwwwですよねーー。最初、何でたけしの髪型を真似しているんだコイツって思いましたし。
あとガッツVSクッパを少し修正して投下しようと思ってます。
- 145 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 20:31:52 ID:QTxJ6Ge20
- 修正を投下します。
さっきの巨大ガメが爪を使った格闘戦を仕掛けてきた。数回攻撃をいなした後に繰り出された頭突きを両手で角を掴むことで静止させる。
後ろからさっきの化け物(ワンワン)が迫ってきているのを感じる。先の戦闘でスーツの使い方を理解したガッツはすぐさま両手にと背中、足に力を込める。するとスーツが膨れ上がり、ガッツの身体能力が大きく上昇する。
「がぁぁぁぁぁぁーーー!!」、「何っ!?」
角を掴んで自分の体を持ち上げたガッツに対してクッパは驚く、そしてそのまま後ろに投げ飛ばされた。 バキッ、ブシャ!
「ぐああああああーーーーー!!」
ガッツの後ろから迫っていたワンワンに噛み付かれるクッパ、ガッツの攻撃でヒビが入っていた甲羅はワンワンの歯によって砕かれ、中身をかじられる。
ガッツは直ぐに振り返ると腰の袋からリッケルト製の炸裂弾を三つ取り出し、火をつけてからワンワンの口の中へと投げ込んだ。
ドオオオオーン、ドオオオーン、ドオオオーン
ドガァァーン!
連続した爆発が起き、しまいにはクッパの首輪まで誘爆してしまった。
爆発が止んだ後、そこには目と口を失ってただの鉄球となったワンワン、首から上を失い、甲羅の破片を至る所に飛び散らせて、体は血塗れのクッパがいた。。
「ハッ、ハハハハハハハハ!」
- 146 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/01(水) 20:32:41 ID:QTxJ6Ge20
- ガッツは暫く勝利に酔いしれた後、体を休めてから森を出て行こうと決めた。
「三日間生き残る?上等だ。三日間殺し回ってやるから逃げ切って見せやがれ!」
いつもならパックやシールケといった諌めてくれる仲間が近くにいるのだが、今はいないので、積極的に戦い続けることにしたようだ。
ワンワン@マリオ&ルイージRPgシリーズ 破壊
クッパ@マリオ&ルイージRPgシリーズ 死亡
【1日日/朝/B-10】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 大 スーツ耐久力 残り(90%)
・休憩中
【所持品】
・食料などの基本支給品、 ハンドガンの火薬、リッケルト製の炸裂弾(残り 6個)。
・ボウガンの弾(残り22発)、ボウガン、投げナイフ(残り 6本)。
【備考】
・筆記用具あっても字は書けません。
・マスターハンド達を使徒だと思っています。
・首の烙印は人外に対して反応します。
・積極的に怪物チームへと戦いを挑む予定です。
- 147 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 20:36:41 ID:PTwtXpHk0
- 修正をみて、一瞬スレ消えてる!!……てビビりました。ハハハハハ。
- 148 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/01(水) 21:55:52 ID:V.1TN0rA0
- とりあえず
【ジョーカー/バットマン/怪物】
【加藤勝/ganfz/人間】
予約します。
- 149 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 02:02:37 ID:fSn54j0s0
- おおお、加藤来ましたか、頑張ってください!
- 150 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:21:15 ID:br1uE7Iw0
- 投下します。タイトルは
「道化と加藤とガラクタと」
です。
- 151 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:21:54 ID:br1uE7Iw0
-
ラクーン警察署
怪物達と人間の殺し合いの会場にある施設だ。
支給された地図を信じるなら、ここは会場の丁度中央にある事になるラクーン警察署の市街地だという事になる。
190cmはある平均身長よりも高い体格をし、オールパックの髪型をした【人間】の参加者、加藤勝は、自身のデイバックから取り出した地図を眺めていた。
加藤は、マスターハンドによりこの広い会場に飛ばされたとき、直ぐに自身のデイバックを確認した後、これからの方針を考えていた。
加藤勝は、日本の西深角工業高校一年の極普通の高校生だった。
加藤は、ある日電車の路線に落ちたホームレスを助けようと、その場で偶然出会った小学校時代の同級生の親友、玄野計と路線に降りたが、電車にひかれ、死亡した。
しかし、死んだはずの加藤は、玄野計とともにガンツと呼ばれる謎の球体にクローンとして蘇らせられ、星人と呼ばれる謎の生物と戦わさせられていた。
加藤は玄野計と共に、最初のミッションを生き残り、二回目のミッションも死線を潜り抜けて生き残った。
しかし加藤は、三回目のミッションにより、規格外の強さをもつ星人。千住観音と玄野計を助けるため、単身挑み、相打ちになり死亡したはずである。
しかし、死んだと思ったらいつの間にか妙な場所にいて、巨大な手のひらの形をした星人により、様々な星人達との殺し合いを要求された。
初めてガンツの部屋に転送された経験があったので、加藤は落ち着いて物事を考えていた。
最初集められていた場所にいた星人。……加藤が参加したミッションでの星人も何体か見かけた。
白い肌と緑色の髪をした子供と大人のネギ星人。
赤白のセーターとジーパンをはいたマネキンのような姿をした田中星人に、ボスである巨大なカラスのような姿のボス田中星人。
……そして、加藤が死亡したミッションでの星人。ニ体の巨大な仏像の姿をした。おこりんぼう星人。あばれんぼう星人。大仏の姿をした大仏星人。
そして……スーツの耐久力が聞かない攻撃方を多数もち、体を何回でも再生できる、加藤が相打ちで倒した筈の千住観音。
その他にも、加藤の見たことのない様々な星人が集められていた。
あのマスターハンド、クレイジーハンドと名乗った星人は、ガンツの転送システムを使っていた。それが表すのは、星人であるマスターハンドがガンツを乗っ取ったという可能性だ。事実、そう考えると、多くの事に説明がつく。
ガンツは、死んだ人間だけを蘇らせ、ミッションをさせる。(一部例外もあるが)
また、ミッションにて星人を何体殺したかでつく点数が百点たまると、ガンツのメモリーに登録されている人間なら、1人行き返させられる。
このガンツの蘇生システムが、人間以外にも可能だったら?
死んだはずの星人を、乗っ取ったガンツで行き返させる。
しかし不可解なのが、なぜわざわざ生き返らせて殺し合わせるのか?
最初にいた場所で、マスターハンド達に攻撃を仕掛けたガンツのような球体の星人がいたが、マスターハンド達は簡単に返り討ちにした。
- 152 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:23:08 ID:br1uE7Iw0
- このことから、マスターハンド達は他の星人のことを仲間とは認識していない事がわかる。
あの場にいた人間達も、死んだ人間なのかもしれない。
加藤は、あの場で見かけた憧れの親友。玄野計、計ちゃんの事を思う。
玄野計があの場にいた事に気づいたのは会場に飛ばされる寸前だったため、声はかけられなかったが、この場に玄野計という存在がいることに加藤は安堵する。
計ちゃんなら、きっと生き残る。
加藤の記憶にある、小学校時代、どんな困難にも向かっていく玄野計の姿。
計ちゃんと合流しよう。
加藤がそう方針を決めるのは早かった。
幸い、ガンツスーツは人間には全員支給されていたし、スーツをきていれば大抵生存率が上がる。
千住観音のような星人に運良く遭遇しなかったら、ここにいる人達は大丈夫だろう。
何はともあれ、計ちゃんと合流する。
加藤は、支給された武器、Yガンを持ちながら、人間を探そうと歩き出そうとした。
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」
突然、加藤の背後からけたたましい笑い声が聞こえてこなければ。
加藤は、背後の何者かの気配に気づかなかった事に驚き、素早くYガンを向ける。
しかし、加藤は予期せぬ人物の姿に、固まってしまった。
加藤の背後に居たのは、1人の道化師だった。
趣味の悪い紫のスーツにズボン、胸に玩具の花を差し、枯れ枝のように細い体。毒々しい緑色の髪をして、まるで絵の具のような真っ白な顔。
その道化師は、口を耳まで裂けんほどに笑いながら、華麗にステップを踏むと加藤の方に視線を向けた。
「ようようよう!!そこの坊や!!どうしたんだい?間の抜けた顔をして。ハッハッハッハッハッ!!」
何が面白いのか、再び笑う道化師。
加藤は、笑う道化師に何か、言い知れぬ何かを感じていた。
笑い続ける道化師に向かい、Yガンを向けながら訪ねる加藤。
「あんた、何なんだ?」
加藤の言葉に、笑うのを止める道化師。心なしか、その顔がしかめっ面になっている。
道化師は大袈裟に手を振り上げ、空を見上げる。
「おいおいおい!!このジョーカー様を知らないとは、笑うに笑えないジョークだな!……そんな笑えないジョークを言う坊やにちょっとしたプレゼントだ。」
ジョーカーと名乗った道化師は、胸に差している花を加藤に向けた。
「この花の匂いを嗅いでみろよ。」
次の瞬間、花の中心から飛び出た液体が、加藤の顔面に放たれた。
- 153 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:24:04 ID:br1uE7Iw0
- 加藤は本能的に横に飛び退いた。加藤に当たらなかった液体は、コンクリートの地面に付き、液体のついた部分が音を立てて溶けだした。
加藤はそれを見て、Yガンをジョーカーに向ける。
「いきなり何のつもりだよ。」
加藤の言葉に対して特に反応せず、感心したようにジョーカーが言う。
「ほう、坊やは運動神経が良いねえ。なかなか猫のように素早かったぞ。」
ジョーカーは胸から酸を出す花をとり、地面に放り投げる。
「何のつもりかときいてるんだ!!」
加藤がいきなり攻撃を仕掛けてきたジョーカーに対し、怒りを感じて怒鳴る。
「何って?殺し合いでのちょっとしたジョークさね。そう怒るなっての。顔に皺ができるぞ!まだ若いのに。」
ジョーカーはそういうと、着ているスーツから何かを取り出し、いじりだした。
「坊や、どうやら善良な俺様は、坊やの着てるタイツみたいなスーツを着ていない。……てっことは俺は怪物側に属しているって事さ。」
加藤は、ジョーカーの言葉になぜ最初スーツを着ていなかったことを疑わなかったのか自身の過失をくやんだ。
ジョーカーは、手に持っている、何かの装置をいじりながら喋る。
「まあ、あの変な手に従うのはシャクだが、ここにはあのバッツも来ていたし。俺様はこのイベントをそれなりにジョーカー色に使用と決めたのよ。」
ジョーカーがそう言った瞬間、加藤の背後から突然何かが加藤を殴りつけた。
「ぐわぁぁ!!」
突然の攻撃に何事かと後ろを振り返ると、3mはあるゴミバケツのような巨大なロボットが腕のような部分を振り回していた。
驚く加藤を後目に、ジョーカーはそのまま手に持っている物。
ガラクタモンスターのコントローラーを操作し、加藤を襲ったロボ、ガラクタモンスターを操る。
「なかなか芸術的でいけてる玩具だろう!!俺のデイバックに入ってたのさ!あのMr.ハンド達は人の趣味がわかるねぇ。ハハハハハハハハハハ!!いけ!ガラクタモンスター!!」
- 154 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:26:37 ID:br1uE7Iw0
- ジョーカーがそう叫ぶと、ガラクタモンスターは、ホースのような腕を振り上げ加藤に殴りかかった。
加藤は、その攻撃をスーツで強化された肉体の反射神経で避ける。
「ヒュー!!運動神経抜群じゃないか!!坊や。なら、こんなのはどうだい?」
ジョーカーが更にコントローラーをいじると、突然ガラクタモンスターの両手のホースが掃除機のように強烈な吸い込みを始めた。
ガラクタモンスターから距離をとっていた加藤は、ホースの吸引力によりガラクタモンスターに吸い寄せられる。
「うおお!!」
いきなりの吸引に、吹っ飛ぶようなスピードでガラクタモンスターに吸い寄せられる加藤、ガラクタモンスターは、自身に向かってくる加藤をそのまま殴りつける。
ボゴオ!!
「グハ!!」
スーツのおかげで痛みは感じないが、見かけによらず強力な一撃にそのまま吸い寄せられた方向と逆に吹き飛ばされる加藤。
加藤は、スーツの性能を使い体制を立て直す。
「おほほーう!!ハハハハハ。どうした坊や、こっちのケーオー勝ちかい?」
ジョーカーは新しい玩具をえた子供のように顔を輝かせ、コントローラーを操作する。
ガラクタモンスターは、体制を整え立ち上がった加藤に向かい突っ込んできた。
ガシャガシャとホースのような両手を振り回し、追撃を加えんとするガラクタモンスター。
どうする?こいつ、見かけによらず強い。素手じゃスーツつけてても接近戦じゃ不利だ。でもこの距離だとYガンを使う前に距離を積められる。……なら。
ジョーカーは、マスターハンドにより会場に謎の技術で飛ばされ、このような幼稚なゲームに参加されられることにうんざりしていた。
ゴッサムシティーの異常犯罪者である彼は、このような殺し合いを企画するのは好きだ。しかし、自身が参加者としてやるのは趣味ではない、ジョーカー自身はマスターハンドとなのる何かに従う積もりは無かったが、ジョーカーのライバルともいえる不殺を貫くゴッサムのダークナイト、バットマンことバッツの姿を見つけ、ある程度楽しむのも手だと考えていた。
事実、ジョーカーは人間側に支給されるとマスターハンドが言っていた黒いスーツを付けさせられておらず、怪物としての参戦だというのもこのイベントを楽しもうと考えるに足る理由だった。
- 155 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:27:25 ID:br1uE7Iw0
- そんな事を考えていると、早速出会った東洋のティーンエイジャーに、気分でじゃれついた。
案の定怒った小僧は、奇妙な銃を向けてきたが、支給された変なロボットをけしかけ、遊んでみた。
小僧は、付けている人体強化スーツの力でちょこまかと逃げ回るので、ジョーカー自身も面白くなり、本気でロボを差し向けた。
吹き飛んだ小僧にロボットを向かわせ、結構な面白さを得られたジョーカーは笑った。
次の瞬間、ジョーカーの背後から三角形の何かが向かってきた。
「うお!!」
ロボの操作に気を向けていたジョーカーだが、迫り来る三角形に反応し、軽い動きで避けた。しかし
「なに!!」
自身を通り過ぎた三角形が、ジョーカーに向かって方向転換し戻ってきたのだ。
予想して居なかった出来事に反応仕切れず、三角形がジョーカーの体にあたる。
すると、ジョーカーの体がワイヤーでぐるぐる巻きにされ、地面に固定される。持っていたコントローラーが地面に落ちる。
「なんだこれは!!おいガキ!何をしやがった。」
先程とは打って変わって怒鳴るジョーカー。彼は目の前に来た若造に裏をかかれた事にプライドを傷つけられ、怒りを感じていた。
加藤が行った行動、それは、ガラクタモンスターを飛び越える事だ。
ガンツスーツにより強化された筋力は、何十倍ものジャンプ力を加藤の足に与えていた。
そうしてガラクタモンスターを飛び越えた加藤は、ジョーカーの背後に着地し、Yガンにジョーカーをロックオンし、ワイヤーを発射、見事に命中したのだ。
加藤は喚くジョーカーを無視し、Yガンをジョーカーにむけ、もう一度トリガーを押す。
すると、ジョーカーの緑色の頭髪の頂点が、まるで編み物の紐を引き抜くように消失していく。
Yガンのもう一つの機能、束縛した対象の強制転送。どこに飛ばされるかは誰にもわからない。
「うおお!!なんだこれは!!ああ!ああ!」
驚き半分、怒り半分の声を上げ、ジョーカーは転送された。
【ジョーカー@バットマン転送】
- 156 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:28:12 ID:br1uE7Iw0
- 加藤は、完全にジョーカーが転送されるのを見て、安堵のため息をつく。これで目の前の危険はさった。
あの質の悪い道化師は、早々と退場した。
加藤は、首をならすと、後ろにいるロボットを見る。
コントローラーからの操作が無くなり、完全に動きを停止しているロボット、ジョーカーは支給されたと言っていたが、こんな巨大な物がデイバックに入るのか?
加藤は、暫くどうするか迷ったが、地面に落ちているコントローラーを手に取ると、
力を込め、砕いた。
持っていけず、かといってほうって置いても面倒な物だ。確かに操作したらそれなりに頼りにはなりそうだが、またジョーカーのように星人に使用されたらただでさえ面倒なのに、更に厄介な事になる。
そういう結論にたっし、加藤はコントローラーを壊した。
それが、間違いだったのだ。
加藤がコントローラーを壊した瞬間、ガラクタモンスターの体が大きく揺れる。そして、物凄い勢いで両手を振り回し、加藤とは反対方向にかけだした。
加藤は走っていくガラクタモンスターを、ぽかんとした顔で見送っていた。
【ガラクタモンスター/マリオ&ルイージRPG/支給品】
【状態・状況】
コントローラーが壊れ、暴走状態。
【支給品】
なし
【尾行・詳細】
マリオ&ルイージRPG3で、メタボスが使用していたロボ。材料はゴミ捨て場のゴミ。
【一日日/早朝/Fの5ラクーン警察署付近】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
疲労(中) スーツ耐久力のこり78%
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1〜2個 Yガン@ガンツ
【尾行】
おこりんぼう・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
190cmの高身長、オールパックの髪型をした高校生。つよい正義感を持つ。玄野計に憧れを抱いている。
加藤のいる、Fの5エリアから離れたエリア、Eの3付近で、1人の道化師がたっていた。
加藤のYガンにより転送された筈の、ジョーカーである。
実は加藤のYガン、マスターハンドにより細工が加えられており、転送しても上には行かず、会場内のどこかに転送されるようになっていた。
ジョーカーは、自身の裏をかき、プライドを傷つけた東洋の若造の顔を浮かべる。
思えば、あの若造はどことなくバッツと似ていた気がする。
バッツの放つ独特な雰囲気が、あの若造からも感じられた。……やられっぱなしはジョーカーの流儀に反する。
ジョーカーは、新しい玩具が手には入ったと喜びながら、その場を離れた。
【一日日/早朝/Eの3】
【ジョーカー@バットマン】
【状態・状況】
バッツをさがす。
あの若造は面白いな。
【所持品】
基本的支給 ランダム支給品1〜2個
【尾行】
加藤に対して興味を抱いています。
ゲームに対しては乗り気ではありませんが、気分で変わるかもしれません。
【キャラクター詳細】
バットマンに登場するゴッサムシティーの道化王子。
かなりのインパクトをもつキャラクターで、映画やアニメでも他のキャラとは一線を博した存在である。
- 157 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 02:31:26 ID:br1uE7Iw0
- 投下完了……うまく加藤らしさとジョーカーらしさを出せたか心配です。
……凄い眠い。
- 158 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 03:23:44 ID:fSn54j0s0
- おおおーー。すごい、自分じゃ会話文をここまで増やせません。、
あとやっぱり序盤で他の参加者を確認できているという設定にした方がいいのかもしれませんね。
- 159 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 05:52:25 ID:fSn54j0s0
- 投下します。
静けさが漂うI-2の文京区羅鼎院、かつて東京ガンツチーム達と仏像の星人達が激闘を繰り広げたその場所はまるで嘘のように綺麗に元通りになっていた。
中央に立ち尽くす四体の仏像、一見彼らは何もせずに突っ立っているように見えるが、彼等でしか通じない言語で話し合っていた。
その仏像たちのリーダー、千手観音はこのロワが始まって一時間あまり思考に暮れていた。
その思考の主な内容は 自分達は死んだはずなのになぜ生きているのか? である。
また当時のガンツメンバー、宮藤 清の脳を食って彼と同化したはずなのだが、彼の意思を全く感じない。
それにあの場に自分が殺したはずの人間二人がいた。いずれも死亡確認はしていないが、あの傷では生きていないと思っていた。
あの白い手袋を自らの外装としているマスターハンド、クレイジーハンドとやらはどこの星から移住して来たのかは分からないが、彼らの言葉によればこの地に呼ばれた人間を皆殺しにせねば自分らは首輪を爆破され、死に至るということらしい。
地球に移住した時はこの星の生物達(人間)とは敵対するかもしれないが、こちらから先に敵対しなければ大丈夫だ。そして敵対したとしても自分達はそう簡単に負けないと思っていた。
しかしその考えは甘かった。いともあっさり自分達がただの仏像ではないと気付かれ、そして信頼していた部下達は悉く討ち取られた。
マスターハンド達は自分の創造欲、破壊欲を満たせればそれでいいと言っていたが、実際にはこの殺し合いで勝ち残った星人達を自分の手駒としてどこかの星との戦争に使う気なのだろう。 あの四つ目の巨人達もそうしていたのだから間違いないと言っていい。
ガンツメンバー、宮藤 清の脳を食って彼と同化した時にあの黒い玉のことを知った。死者の蘇生、空間転送、技術の進んだ武器など脅威的な物ばかりだった。あれがあの白い手袋を外装にしている星人の技術なら納得がいく、どう考えてもあの星の生物達の技術とは思えない。
以前の戦いも彼らの実験の一部なのだろうと理解する。その証拠に自分の切り札である生
- 160 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 05:52:59 ID:fSn54j0s0
- 体反応を逆行させる特殊装置にも爆弾が取り付けられている。あの戦いをどこかで見られていたようだ。時間差で首輪よりもこちらが先に爆発するのだろう。
敗北感と悲壮感に苛まれながらも、これからの方針を決定する。
それはこの殺し合いを積極的に進めるといものだった。
もともと種の存続と繁栄のために地球へと移住してきたのだからここで全滅してしまったら生き返らせてもらえなかった仲間達に申し訳ない。
大仏の外装をした仲間には本人が南西に街が見えると言ったので、自分達はそこを目指すことにした。
街の建物は隠れ家にも要塞にもなり、また奇襲するのにも向いているので厄介な地形ではあるが、15メートルの巨体を持つ仲間がいるので片っ端から壊してもらおう。
一日目は市街の占領とそこにいる人間の撃滅に力を注ぐことに決め、自分に支給品として渡されていた巨大な大剣、ドラゴン殺しを金剛力士像を外装にしている仲間二人に渡して、先に出発させてから自分は大仏の外装をした仲間とともにゆっくりと地図の中央(ラクーンシティ市街地)を目指した。
【一日日/早朝/I-2の文京区羅鼎院】
【おこりんぼう星人@gantz】
【状態・状況】
・健康
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・千手観音、大仏星人より速いです。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
5メートルの巨体を持ち金剛力士の姿をしている。色は緑。
建物や石畳を軽く破壊する怪力を持ち、拳の風圧は人間を吹き飛ばしてしまう程。
また、回避能力も結構あり、玄野が股下をくぐりながらzガンを撃った時くらいしかまともに命中しなかった。
口癖:はっ しかし、ほとんど喋らない。
- 161 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 05:53:42 ID:fSn54j0s0
- 【一日日/早朝/I-2の文京区羅鼎院】
【あばれんぼう星人@gantz】
【状態・状況】
・健康
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・ドラゴン殺し@ベルセルク
【備考】
・千手観音、大仏星人より速いです。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
・ドラゴン殺し@ベルセルクを装備しています。
【キャラクター詳細】
5メートルの巨体を持ち金剛力士の姿をしている。色は赤。
建物や石畳を軽く破壊する怪力を持ち、拳の風圧は人間を吹き飛ばしてしまう程。
口癖:ぬん しかし、ほとんど喋らない。
おこりんぼう星人と同様に回避能力も高い。
【一日日/早朝/I-2の文京区羅鼎院】
【大仏星人@gantz】
【状態・状況】
・健康
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・巨体の割にはそう速くはない。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
大仏の姿をした星人。身長が15mもある巨体で、Xガンの火力ではあまりダメージが与えられないほどの防御力と再生能力を併せ持つ。踏みつけだけでも十分脅威である。
通常は温和な顔つきだが、額にある白毫を攻撃されると凶暴化する。
【一日日/早朝/I-2の文京区羅鼎院】
【千手観音@gantz】
【状態・状況】
・健康
- 162 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 05:54:17 ID:fSn54j0s0
- ・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・スピードは遅めです。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
生体反応を逆行させる特殊装置を保有し、身体を粉砕されても瞬時に再生、復活する。灯篭型の長距離レーザー、水瓶に入った強力な酸、鋭利な剣など様々な武器を駆使し、これらの武器はスーツの耐久力を無視して効果を発揮する。さらに人間の脳髄を摂食することで対象者の知識や経験を取り込む能力を持つほか、Yガンで捕獲されても、転送されている部分を分離して逃れることができる。モデルは滋賀県長浜市の向源寺にある国宝の十一面観音。Yガンで外装を外されると四本腕、二本足で緑色トカゲのような怪物になる。
- 163 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 10:44:41 ID:ggh3Vagw0
- 投下お疲れ様です。今回も楽しく読ませてもらいました。
やっないな星人達が徒党を組みましたか。……やっぱり同族ですからねえ。
これはこれからの展開が楽しみです。
あと、先の話で登場したガラクタモンスターも予約をするタイプのキャラとします。(支給品なので、参加者ではありません。)
- 164 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 10:46:56 ID:ggh3Vagw0
- タイトルは何ですか?
- 165 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 11:32:34 ID:fSn54j0s0
- あっ、、タイトルは「恐怖の仏像軍団 進撃開始」です。
- 166 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 11:43:33 ID:fSn54j0s0
- 感想ありがとうございます。
あっさり加藤にYガンでやられるようなことにはしないつもりなので期待していてください。
- 167 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 11:50:27 ID:fSn54j0s0
- あっやられたことにはならないか、、、
次は 【マリオ/マリオ&ルイージRPg/人間】、【コジロウ/ポケットモンスター/人間】
【タイラント-t003型/バイオハザードシリーズ/怪物】を予約します。
- 168 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 12:57:30 ID:1nVOO4DQ0
- おお!タイラントですか!!
投下楽しみに待ってます。
- 169 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 16:12:17 ID:yb9Z3auM0
- 【田中星人/ガンツ/怪物】
【イシドロ/ベルセルク/人間】
予約します。
- 170 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 19:54:06 ID:fSn54j0s0
- おおっそちらも楽しみなメンバーが!
あとタイラント-t003型と追跡者にはマスターハンド達によって「人間を殺せ」という命令が入力されているということにして、
首輪は付いていないことにしてもよろしいですか?
タイラント-t003型と追跡者が複雑な思考をするとは考えにくいし、原作を見る限り、命令を与えない限り動かないように
感じられるので。あと追跡者はバイオハザード3の最後で首を失っても生きてましたから。
- 171 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 20:41:44 ID:sAJ7HKMc0
- 命令はオーケーとして、自分的には首輪を付けさせておきたいのですが……一応、参加者としてカウントしているので。
あれです、首輪の爆発威力は、タイラントの上半身が跡形もなく無くなるくらいのレベルです。ただでさえ人間グループが数が少ないので。
まあ、自分的には首輪を付けた方がいいんじゃね?と思います。が、演出的に首輪を外したいのであれば構いませんよ。首輪無しでも。このロワは自由に進行していきたいし。
- 172 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 21:06:13 ID:fSn54j0s0
- 了解。
自分で書いて見て、やっぱり首輪が無いのはおかしいなと思って書き直したので、
首輪はあることにしました。
ただし大ダメージによるスーパータイラント化も考えているので少し頑丈にするという形で。
- 173 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:23:29 ID:83.qirNE0
- 投下します。タイトルは
「未知との遭遇(笑)」
です。
- 174 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:25:01 ID:83.qirNE0
- Fの6エリア、アメリカのラクーンシティとそっくり同じ街並みのこのエリアに、一人の少年がデイバックを背負いながら、ブツクサと己の不運を呪っていた。
短めの茶髪を苛立たしげにかき、着ている黒いスーツを興味深く叩いたり、どことなくそわそわしているこの少年の名はイシドロ。
この殺し合いの人間グループに所属する数人の人間の一行の一人である。
身の丈を越える体験を使う黒衣の剣士、ガッツ一行のメンバーであるイシドロは、道中立ち寄った村を襲撃していた魔物。【獣鬼】トロールを、村の近くの森で出会った魔女の弟子、シールケとガッツが、成り行きで村に総攻撃を仕掛けた獣鬼を撃退。そのままシールケの行った魔術により波乱した川に流された一行のメンバー、キャスカとファルネーゼを助け、獣鬼の巣を潰した。
その後、気がついたら全く見覚えのない、魔物が大勢いる場所に居て、巨大な真っ白な手にその魔物と殺し合えと言われた。
あの場にはイシドロの師匠的な存在であるガッツや、それらの一行メンバーも居た。合流は出来なかったが、化け物並みに強いガッツがいる。それだけでイシドロは心強いと思っている。合流出来れば生き残る可能性が上がる。
集められていた魔物達の中に、イーノック村に現れた獣鬼に、馬鹿でかいサイズの魔物、巨獣や、蛙と馬を足したような怪物、川馬もいた。
それ以外にもグロテスクな魔物が大勢いた。(何やら銅像が何体か置いてあったが。)
それらの強さは、実際の戦闘を見てみないと判らないが、小柄なイシドロではとても倒せないだろう。
イシドロは、支給された刃のない変わった形状の柄を持っている。
刃のない剣とか、どんな外れだよとイシドロが落胆したのは確かだ。
他にイシドロに支給されたのに、直接武器になるような物は無かった。仕方がないのでこの柄だけの剣を持ち、見慣れない作りをした街を歩いているのだ。
知ってる奴、特にガッツと合流する。イシドロがそう方針を固め、この隠れ場所が多い街をそそくさと歩いてもう一時間位は経っているだろうか。
イシドロは運良く、参加者である怪物達には出会っていなかった。
その事でこの当たりには魔物が少ないか、全く居ないんじゃないかと考えるイシドロ。
- 175 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:25:56 ID:83.qirNE0
- イシドロがそう考えていると、イシドロの歩いている向きの斜め向かい、建物の影から、人形のフォルムをした何かが出てきた。
「うお!」
突然視界に入った何者かに、一瞬驚くイシドロだが、見かけによらず場数を踏んでいるだけあり、素早く警戒体制をした。……が、現れた者の姿を見て、唖然とその姿を見る。
ウィーン ウィーン ウィーン
イシドロの耳に聞き慣れない機械音が届く、突然現れた何かは、赤と白の派手な色合いの服を着て、顔が角張り、かなり非人間的なブリキの人形のような何かだった。
その何かは、機械音を慣らしながらイシドロの方に歩いてくる。イシドロは、相手の予想外の外見に解けかけた警戒を強める。
此処に来る前に獣鬼との戦闘で、見かけによらず強い事もあり得る可能性があることを実を持って知ったイシドロは、油断なく構える。
何となくだが、一向に加わった魔女、シールケの住んでいた木の館を守護する、ゴーレムの様なものではないかとイシドロは考える。
イシドロの近くまでやってきたゴーレム擬、顔は心なしか笑っているように見える。
『雄三くん?』
「は?……」
突然、響きからして誰かの名前であろう言葉を発する何か、もとい田中星人に思わず聞き返してしまったイシドロ。
田中星人は、最初見つけたクリスとひろしに、蘇らされて再び狩りの対象にされた怒りで襲いかかったが、予想外にスタングレネードにより視力を少しの間奪われ、その間視力の回復のため休憩したのもあり、頭は冷えていた。
落ち着きを取り戻した田中星人は、最初にいた場所にいた自分の巣のリーダーと合流しようと考えた。
しかし、彼は此処に来る前の経験で、人間達は意外と手強いことを学習し、余計な戦闘は着ている人間擬態スーツの消耗にも繋がり、スーツなしでは生存できない自分にはとても悪いと考え、取りあえず人間に出会ったら、地球に移住するさえにデータとしてとっておいた友好の挨拶をしてみようと決めた。
田中星人がそう考えたとき、丁度近くに人間が通りかかり、安心させるためにスーツを笑わせながら近づき、挨拶を交わした。
『雄三くん?』
- 176 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:26:45 ID:83.qirNE0
- イシドロは、田中星人の言葉に対してどう答えればいいか分からず、どぎまぎしていた。
それはそうだろう、いきなり見知らぬ誰かに、全く知らない名前を尋ねられたらこの状況じゃなくてもこうなる。
『雄三くん?』
再度聞いてくる田中星人、それに律儀にどう返せばいいか悩むイシドロ。
ユウゾウ?ユウゾウって誰だ?こいつの知り合いか?
混乱しているイシドロを後目に、田中星人はなかなか答えを返さないイシドロに少し苛立ち、目を細める。
彼にしてみれば、友好的に挨拶をしているのに、何の返事もしないイシドロは、かなり失礼な人物に映っていた。
自身の喋っている言葉が挨拶とは何の関係もない言葉だとわかっていないだけ達が悪い。
田中星人は、再度知識にある地球人の挨拶として登録してある言語を話す。
『かんたろ〜、はい一緒に。』
イシドロがその言葉に混乱したのは他でもない。
カンタロー?だれだ!ユウゾウからカンタローになった?……て言うかカンタローて誰だよ!!しらねーよそんな奴!
イシドロはますます困る。
田中星人は、再度挨拶に応答しないイシドロに怒りを感じていた。着ている擬態スーツの表情が怒りになる。
田中星人は怒りの表情を浮かべ、再度イシドロに問いかける。
『ユーゾークン』
怒っているためか、その声が嗄れて聞こえる。
怒りの表情を浮かべ、聞き慣れない不気味な機械音を響かせ、意味不明な事を聞いてくる田中星人に、イシドロは後座する。
イシドロは身の危険を感じ、刃がなく使い物にならないと考えているガンツソードを放り投げ、持っているデイバックから何か護身用に使えるものはないかあさるが、彼が放り投げた柄位しか身を守れそうな物は無い。
イシドロもそれに気づき、自分の失敗を嘆き、自分の馬鹿さ加減を嘆く。
田中星人は、自分の挨拶に何度喋っても返さないイシドロに怒りを感じていた。友好的に話をしているのに、何も言わない。この状況に苛立ちを感じていた田中星人は、イシドロに攻撃を仕掛けようか?……とすら考えていた。
すると、イシドロがデイバックを漁っていると、其処から何か小さい箱が弾みでこぼれ落ちた。
田中星人は、その箱を見ると目の色を変えた。
- 177 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:27:48 ID:83.qirNE0
- イシドロは、田中星人の表情の劇的な変化に戸惑っていた。
さっきまでは完全に怒りの表情を浮かべていた田中星人は、イシドロのデイバックから漁ったときの反動で落とした箱を見て、怒りの表情からうって変わって満面の笑みで、地面に落ちた箱を凄い眼力で見つめている。
もし田中星人が擬態スーツを脱いでいたら、イシドロは、よだれを垂らしまくる田中星人を見ただろう。
地面に落ちたイシドロの支給品は、ドングリと鳥をあわせたようなキャラクターがかかれた、現代日本では割とメジャーなお菓子、チョコボールだった。
田中星人は、イシドロの落とした彼の種族が好む栄養をたっぷり含む食料であるチョコボール箱をよだれを垂らしながら見ていた。
事実、田中星人は先程のクリスとひろしの戦闘と、此処に来る前は食事をとって居なかった事もあり、腹の虫が鳴っていた。かなりの勢いで。
田中星人がチョコボールを見つめていると、目の前にいる地球人が、落ちているチョコボール箱を広い、おずおずと田中星人に差し出してきた。
田中星人は、さっきまで挨拶にも応じなかった地球人が、チョコボールを差し出してきた事に驚き、また、深く感動していた。
この地球人は、友好を望んでいるようだ。
先程のイシドロに対する怒りは偉大なチョコボールの力により洗い流され、顔にまるで仏のような笑顔を浮かべ、田中星人はイシドロのもつチョコボールをひったくった。
イシドロは、じっと地面に落ちた箱を見つめる田中星人を不審に思っていたが、恐らくこの箱が欲しいのかと思い、地面から広い、田中星人に渡した。
田中星人に出会う前にイシドロは、箱を確認していたが、何やら薄い膜のようなもの(ビニール)がかかっており、開け方もわからなかったので、害も無さそうなのでそのままほっておいたのだ。
イシドロが差し出したチョコボール箱を、凄い勢いでひったくった田中星人は、手慣れた手つきでビニールを外し、手のひらにチョコボールを取り出すと、擬態スーツの口を大きく開けると、そのまま放り込んだ。
そのショッキングな光景に驚くイシドロ。目を丸くして田中星人を見つめる。
あっという間にチョコボールをすべて食べた田中星人は、すっかり怒りの収まった表情を浮かべ、イシドロに向かって喋った。
『友達が出来たよ。。』
イシドロが田中星人の友達発言に混乱したのは言うまでもない。
田中星人は、目の前の地球人
がチョコボールを差し出してきたことで、友好関係を結びたいと考えていると判断し、データにある友好関係を表す言語を発音した。
奇しくも、それは唯一意味が微妙に近い言葉だった。
- 178 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:30:47 ID:k/aMfbdA0
-
『友達が出来たよ。』
イシドロは、目の前で友達が出来たと喋る田中星人に困惑したが、雰囲気と勘、そして田中星人の表情から田中星人がイシドロを友達と考えていると思っていた。(外れではない)
事実、あの後すぐ放り投げた柄を回収し、田中星人から離れようとしたが、田中星人はそんなイシドロの後を追ってくるのだ。満面の笑みで。
行為を向けられているのは何となくわかるのだが、凄く不気味だ。
「ついてくんなってんだよ!」
金魚の糞のようについてくる田中星人に怒るイシドロ。
『すばらしー。』
それを何故か友好的な挨拶だと思っている田中星人。チョコボールの力は偉大だ。
怒る少年と外れまくった発言をする田中星人の奇妙な姿がしばらくその場で続いていた。
【1日日/朝/F-6】
【田中星人@ガンツ】
【状況・状態】
チョコボールをくれたイシドロを友好を結びたい地球人と認識しています。
少し懐いています。
【所持品】
なし デイバックを持っていません。
【尾行】
蘇らされて再び狩りの対象にされた怒りを感じていましたが、チョコボールにより収まりました。
【キャラクター詳細】
ガンツのミッションに出てくる星人。とある昔のタレントに似ている。人間擬態スーツを着ており、これがないと呼吸できない。中身は羽のない鳥のような姿をしている。
スーツは赤と白のセーターにジーパン、ヘルメットを被っている。色々意味の食い違った言葉を発する。
チョコボールが大好き。
【1日日/朝/F-6】
【イシドロ@ベルセルク】
【状況・状態】
なんだこいつ?
田中星人につきまとわれています。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1個 ガンツソード@ガンツ
【尾行】
イーノック村でトロールと戦った後からの時期の参戦。
【キャラクター詳細】
ベルセルクの主人公ガッツ一向に妖精パックの次に加入したメンバー。こそ泥で、戦で一旗あげるため故郷の村を飛び出した。化け物並の強さを持つガッツに憧れている。投石による射的が上手い。
夢は最強剣士になること(笑)
なお、これをしったパックは苦笑いをしていた。
ガンツソード@ガンツ
柄から退治する星人の大きさに合わせたサイズの刃を出せる日本刀のような剣。しかし、刃を出せば出すほど重量が増し、スーツなしでは振り回せなくなる。
- 179 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 21:31:40 ID:k/aMfbdA0
- 投下完了しましたです。
- 180 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 22:26:49 ID:CIXaihTA0
- 誰か、読んでいてくれたらコメントという花束を。
- 181 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/02(木) 22:40:14 ID:fSn54j0s0
- すごい!! 漫画読んでもここまで考察するのはなかなかできることじゃないでしょう。
なんで田中星人があんな口調で話していたのか、またそれで原作で何故怒っていたのかが
よく理解できました!
- 182 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/02(木) 22:49:12 ID:dfTmOCCM0
- コメントありがとうございます。田中星人は結構自分の考察を取り入れました。
イシドロ田中星人に懐かれて困り顔でしょうね。
- 183 :名無しさん:2013/05/03(金) 09:57:00 ID:nppmNOh20
- 田中星人のあれは挨拶だった説、面白い。
はい カンタロー!
- 184 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/03(金) 10:08:59 ID:yoffJJaw0
- うおおおお!コメントが来ている!うれしー!!
- 185 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/03(金) 11:47:59 ID:RIa.Ap/g0
-
【ゲラゲモーナ/マリオ&ルイージrpg/怪物】
【バットマン/バットマン/人間】
予約します。
- 186 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 13:54:36 ID:R.F8DZf60
- おおお、、、、助かります!!
正直バットマン勢は性格や喋り方、能力もほとんど知らない人が多くて、
私の小説ももう少しで完成するので待っていてください。
- 187 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 14:57:00 ID:R.F8DZf60
- 投下します。
G-5のラクーンシティ市街地、ここに女の様なブルーの長髪をした男がいた。
「くそぅぅぅーーー、なんでニャースまで!!」
彼は今、猛烈に悔しがっていた。なぜならば主催者に呼ばれた時、怪物側にニャースがいるのを確認したからだ。同時にムサシ、サトシ、アカギ、ピカチュウも発見できた。
あの主催者は三日間立った時、人間側に一人でも生存者がいたら怪物側の参加者を殺処分すると言っていた。つまりニャースは自分とムサシを犠牲にしないと死んでしまう。
どちらも長年付き添ってきたかけがえのない仲間である、切り捨てることなんてできっこない。
だが自分に何ができる? 支給品にモンスターボールは無く、妖精の粉とラベルが貼られた小さなビンと食料などの基本的な物だけである。おまけに彼はいつもポケモンに戦わせていたので、自分自身の力で戦ったことなどほとんど無い。
ポケモン達の強さはとてもよく知っている。彼らが殺す気でかかってくるならば人間なんてひとたまりもないだろう。
これでは主催者への反逆など夢のまた夢であり、すぐに殺されてしまうのがオチだろう。
「だけど、、、、」
可能性はごく僅かだが、策が無いわけではなかった。まず怪物に見つからないようにやり過ごし、他の人間チームの参加者に保護してもらう。そして彼らが倒してくれた怪物から首輪を回収し、いままで散々メカを作ってきた経験を活かして首輪の解析を行い、安全に解除できる方法を見つける。
そうすればニャースを助けられるだろう。
しかし、明らかに足手まといな自分を誰が保護してくれるのだろうか、ニャースがその時まで生きているだろうか?
悩みながら歩いていると、路地裏の奥にこちらに背を向けて立っている少し大きな人影を見かけた。
「すいませーーん。」
とりあえずダメ元で話しかけてみる。するとその人影はゆっくりと振り返り、こちらへと
- 188 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 14:57:31 ID:R.F8DZf60
- 歩いてきた。
「ッ!!」
2メートルの距離まで接近された時、その姿が鮮明となった。
眼は白濁していて、肌は彫像のような灰色、身長は3メートル近くあり、スーツは緑色のコートの下に着ているのかどうか分からないが、普通の人間だとはとても思えない。
ダッ!ドゴッ ドガァン!
「うぐっ!」
その緑コートの大男が突然ダッシュしてきて、コジロウの顔を思いっきり殴った。
コジロウは吹っ飛ばされ、建物の壁に激突した。
「いきなり何すん……!!」
言葉が通じないことは無いだろうと思ってまた話しかけようとしたが、緑コートの大男は此方に向かって蹴りを放とうとしていたので慌ててよけた。
「どうしていつもこんな目に、、、いきなりやなカンジー。」
よく吹っ飛ばされた時に使っている口癖を言いながらコジロウは逃走した。
しかし緑コートの大男はかなりのスピードで追いかけてくる。
「嘘ぉぉぉぉ!?」
逃げ足だけはとても鍛えられているので、逃げ切れるだろうと思っていたが、そうもいかないようだ。だんだんと二人の距離が狭まっていく。
と、その時。
ドスン!
何かが落下したような音を聞き、距離を3メートルほど離してから後ろを振り返るコジロー、するとそこには額部分にMと書かれた赤い帽子を被ったヒゲおやじがいた。
全身黒のガンツスーツと似合わな過ぎるので変な格好だと思っていたが、近くにさっきの緑コートの大男が頭を抑えてうずくまっているのを見て、このオッサンがやってくれたのか?と思いながら感謝の言葉をかけようとする。
「ッ!?後ろだ!」
- 189 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 14:58:05 ID:R.F8DZf60
- しかし、緑コートの大男が立ち上がっているのを見て、警告を与える。
繰り出された拳を赤い帽子のオッサンは大きくジャンプしてかわし、さらに頭を踏みつけてもう一度ジャンプする。 そして空中からファイアーボールを連続して緑コートの大男に投げ当てた。
「おおおーーー、すげーー……!?」、「what?」
だが、大男に効いている様子は無く、大男は落下してきたマリオの足を掴み、
そしてそのままコジロウへ向けて投げ飛ばした。
ドカッ
「うわぁぁーー。」
二人いっぺんに大きく吹っ飛ぶ、痛みに怯みながらも大男の足音を聞いて、すぐさま二人はそれぞれ道の両端へと転がって大男の踏みつけを避ける。
「どうしたらいいんだ……!?」
するとコジロウは最初に緑コートの大男に出会った時の路地裏に赤いドラム缶があったことを思い出す。あれに火をつければ……、そう思い赤い帽子の男(マリオ)を呼ぶ。
「こっちに来……、いやCome on!!」
彼が英語を話していたのを思い出し、英語で話しかけて自分についてくるよう言う。
「OK!!」
通じたらしい、コジロウは最初の路地裏まで戻り、その後をマリオ、タイラントと続いて走ってくる。
路地裏まで来て、赤いドラム缶を指差したまま、「Fire!」と言って通り過ぎる。
赤い帽子の男は理解したようで「OK!!」と言って、赤いドラム缶を通り過ぎるとクルッと振り返ってファイアーボールを赤いドラム缶目掛けて放った。
ドオオオーン!!
ドラム缶は爆発し、周りにあったゴミなども巻き込んで、大炎上する。
- 190 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 14:58:40 ID:R.F8DZf60
- タイラントはドラム缶のほぼ隣にいたので、爆発のダメージを喰らって膝をつく、前を向けば煙が視界いっぱいに広がっており、煙が晴れた頃には逃げた二人の姿が無くなっていた。
「はあはあはあ…………ふう。」
追いかけてこないことを確認し、安堵の息をつく。しかし、一緒に走っていた赤い帽子の男は、
「Let's Go!!」
と言って頑丈そうで、入り口にバリケードが多く設置してある建物、ラクーン警察署を指指して走り出す。
「ちょっと、待ってくれ!」
コジロウもそれに続いて走り出す。緑コートの大男(タイラント)がまだ生きていることも知らずに、、、
【一日日/早朝/F-5ラクーン警察署付近】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力のこり76%
【所持品】
・基本的支給品 妖精の粉@ベルセルク
【備考】
・アニメ DP編から参戦。
・赤い帽子の男(マリオ)について行く。
【キャラクター詳細】
・アニメ ポケットモンスターによく出てくる悪役もといやられ役。
・ブルーの長髪をした女装の似合う男。キザな性格をしている。
・ニャース、ムサシとともにロケット団員をやっていて、よくサトシにちょっかいをかけている。
・アニメに出でくる別のロケット団員はよく捕まっているのに、なぜ彼らがあまり捕まらないのは謎。
- 191 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 14:59:14 ID:R.F8DZf60
- 【一日日/早朝/F-5ラクーン警察署付近】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力のこり90%
【所持品】
基本的支給品 未確認支給品一個
【備考】
・スマブラからの参戦ではないので、マスターハンド達を知りません。
・堅牢そうな建物(ラクーン警察署)に向かっている。
【キャラクター詳細】
誰もが知るスーパースター。 しかしあまり喋ることがなく、しゃべっても英語ばかりである。ゲーム、マンガでも大活躍していて世界中で人気がある。
G-5エリアの路地裏から出てくる大男、タイラント-t003型はほかの参加者と違い、ラクーンシティにて「シェリー・パーキンの持つペンダントを回収しろ。」という命令をマスターハンド達の手によって「人間を殺せ」という命令に書き換えられている。
先の爆発はアンブレラ社の作った防弾対爆仕様のトレンチコートによってダメージが軽減されていた。しかし、コート自体は大きく損傷している。
このコートの役割は剥き出しの心臓を隠して、人間へ擬態することともう一つ、暴走を抑えるリミッターも兼ねている。
まだコートが健在なので暴走は起きないが、コジロウ、マリオとの戦いによって暴走へと近づいたのは事実。コートが破壊されれば、いつ暴走してスーパータイラントt-103型へと変化するのかは定かではない。
【一日日/早朝/G-5 市街】
【タイラント-t003型@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 コート耐久力のこり65%
【所持品】
・なし
【備考】
・マスターハンド達によって「人間を殺せ」と命令を与えられています。
・ラクーンシティ、市街を歩き回っています。
【キャラクター詳細】
T-002型のデータを元に、より人型に近付けたタイラント。初期型タイラントの特徴である
- 192 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 15:01:37 ID:R.F8DZf60
- 爪が無い。タイラントT-002型の新陳代謝機能を増大させることで、高い回復能力を有している。起動時にコンピュータを使うことで、ある程度は敵味方の識別と能力の調整も可能である。
強靭な生命力を有しているが、一定のダメージを受けると気絶する。基本的な攻撃方法は怪力に任せて殴るだけ。また、ドアの開閉を理解できないため、壁を破壊して現れることも多い。ただし、作品によってはこちらの攻撃への防御行動も見せており、一概に知能が低いとは言い難い面もある。
暴走状態になると体が一回り巨大化し、巨大な爪の生えた腕が8本に現れる。その爪の形状はより鋭くなっている。また、右胸に露出した心臓は装甲のような皮膚に覆われる。
コメント
我ながら、かなり長い小説ができました。
それでは評価をお願いします。
タイトルは「ラクーンシティ逃亡戦」です。
- 193 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/03(金) 15:14:15 ID:qtjtL8bc0
- 投下お疲れ様です。楽しく見させて頂きました。
やはりタイラントは強いですね。しかし、タイラントと渡り合えるマリオも凄い。
そしてコジロウ、すこし影が薄いな。まあ、コジロウらしくて面白いけど。
しかし、なにげにラクーンシティーに参加者が集まっていますね。これは一大決戦の予感が。
- 194 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 16:27:23 ID:R.F8DZf60
- 感想ありがとうございます。
それはあの有名なマリオが一緒にいますからね、あともちろん一大決戦を予定していますので
ご期待下さい。
次の予約は、、、どうしようかな?
そろそろ進撃の巨人、デッドスペースからもキャラを出そうかと考えています。
- 195 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/03(金) 16:42:08 ID:vcJFOUIU0
- おおお!!これはなかなかいいチョイスですね。参加者扱いの巨人とかは、大きさが明記してある15mなら外見は好きに書いていいです。(ハゲでも何でもオーケー)デッドスペースは、自分は1と2は持っているんですが、いつか3も買いたいと思っているんですよ。しかし、主人公のアイザック・クラークはマリオ並だと脳内に浮かびます。(笑)
まあ、頑張ってください。投下楽しみにしています。
- 196 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 20:33:43 ID:R.F8DZf60
- 【かっぺ星人/ガンツ/怪物】
【エレン・イエッガー/進撃の巨人/人間】 で予約します。
あと J-9(地図の右下)に千葉市美浜区幕張の博物館(かっぺ星人編のミッション地)
を追加しますね。
あと恐竜達(ラプトルサン、トリケラサン、チラノサン、ブラキオサン)
を加えてもよろしいでしょうか?
- 197 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/03(金) 20:42:02 ID:R.F8DZf60
- デッドスペースとバットマンは◆DeIsaj04bU さんの方がよく知っているみたいですね。
私が出したポイズン・アイビーとプラズマカッターなんてジャスティスロワと
デッドスペース攻略サイト見て判断しただけで、バットマン、ジョーカーやアイザックの性格や喋り方なんて
全く知らないので、これらのキャラはそちらに任せてもよろしいでしょうか?
- 198 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/03(金) 21:44:41 ID:wGsym3rY0
- わかりました。バットマンは任せてください。……ジョーカーの口調とかはアニメ版をイメージしてノリで書きました。
それと、jの6はゲラゲーニュの森にしたいと思います。
予約OKです。投下楽しみに待っています。
……恐竜は……自分的にはかっぺ星人だけ参加者として明記しているので、あまりおすすめはしませんが、どうしても出したいならOKです。
- 199 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 01:48:44 ID:XVo31ays0
- 了解です。
理由として、個人的に恐竜無しのかっぺ星人なんてただのザコという認識が強かったのが一つと
高い知能と格闘技術を備えた巨人そのものといっていい、人間側最強の参加者エレンの
ライバルを増やしたかったのがもう一つです。
- 200 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 10:13:33 ID:St7abSXs0
- まあ、実際怪物グループが今の所強すぎますからね。少しくらい雑魚を混ぜた方がいいと思いますよ。
- 201 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:05:55 ID:/cnn.CHU0
- 投下します、タイトルは
「魔女と蝙蝠」です。
- 202 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:06:31 ID:/cnn.CHU0
-
ざわざわと木々が鳴いている。
暗く、うねった木々が群生し、何やら不気味な雰囲気を放つ森。会場内のj-6エリア、キノコ王国の隣国、マメーリア王国にある伝説のソーダ。ゲラゲラソーダがあると言われている、ゲラゲーニュの森である。
時間は朝方だというのに、日差しが生える木々の枝に遮られ、辺りを一層暗くし、森の不気味な雰囲気を増大させていた。
この森は、異常だ。
森、他の自然にも言える事だが、自然は生き物の死と生のサイクルで回っている。植物を食べる草食動物が草食動物を食べる肉食動物に食われ、その肉食動物が死ねば、その体は土に帰り植物が育ち、育った植物をまた草食動物が……というように、自然というのはバランスを常に保っている。
森という空間は、様々な生物がそれぞれ共存しており、様々な生態系があり、また、多くの死によって成り立っている。
しかし、この会場にあるこの森には、本来在るはずの生命の育みが感じられず、蟲一匹すら見当たらないのだ。
これは、有り得ない事である。
そんな異常な森の中を、黒いマスクを被った男がデイバックをもち歩いていた。
彼はバットマン、ゴッサムシティの犯罪者に恐れられている闇の騎士、ダークナイトだ。
彼はその限界まで鍛えられた肉体を浮き上がらせる漆黒のスーツをつけ、顔にはスーツと色の同じ蝙蝠をもしたマスクがつけられている。
バットマンは、マスターハンド達を、過去に何度か相手にしたことのある宇宙人や多次元の存在のような物と考えていた。
気づいたらいつの間にか謎の空間に閉じ込められ、同じく集められていた怪物達と殺し合えと言われ、普通なら混乱したりするだろうが、バットマンは行為自体にも落ち着いて対応できるくらいの経験を積んでいた。
飛ばされて早々、バットマンことブルース・ウェインは、この森の中に置いてあった自身のデイバックを確認し、入っていた地図で位置を確認した。
この辺りは、会場の端の方にある森らしいと確認し、ブルースは自分の状況を確認する。
此処に来る前に装着していた蝙蝠を模した。バットスーツは外されており、多数の装備していた秘密兵器も募集されていたが、自身の象徴とも言えるマスクだけは外されていなかった。
確認した所、マスクのX線スコープやその他の機能も問題なく機能した。これは後々助かるだろう。
ブルースは気がかりな事がある。怪物として集められている者達の中に、自身が幾度となく相手にしてきたゴッサムの犯罪者達が数人紛れ込んでいたことだ。
- 203 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:07:11 ID:/cnn.CHU0
- 全身が特異な皮膚病に侵され、爬虫類の鱗のように変異し、レーザーで削った鋭い牙をもつ怪物、キラークロック
元植物学者の、自らの血をかけた植物を急成長させ操るゴッサムの毒婦、ポイズン・アイビー
事故により低温空間でしか生存できない体になり、全身が銀色の冷凍スーツを纏った科学者Mr.フリーズ
人体強化剤ベノムを直接脳髄に繋げたチューブから大量投与する事で劇的に肉体を強化する、6の言語を操り、二つの失われた言語を操るプロレスラーのような姿をした巨漢。ベイン
体が泥のようになっており、自由に姿を変えるクレイフェイス。
そして、道化王子の異名をもつ、劇薬により漂白された肌を持ち、緑色の髪をした狂人、ジョーカー
確認した限りでは、このようなメンツがいた。
ジョーカーは勿論、皆積極的に人間を殺そうと考える可能性のある面子だ。……最も、自分達の命がかかっているなら、積極的に殺そうとするだろう。
それは、法の番人であるバットマンには見過ごせない事だ。
確認した所、明らかにこの殺し合いは人間グループの不利だ。まず怪物グループに強力そうな怪物が何体もいたし、あの白い手袋が公平にする、と人間グループに装着されたこのスーツ、会場に飛ばされてから、この森の木を殴ってみたが、詳しくはわからないが腕の筋肉が膨張し、殴った木が破裂した。確かに効果はあると分かった。
しかし、あの場には一般人の子供もいた。戦いに慣れていない者はこのスーツを着ていても厳しいだろう。
まずは、この首についている首輪を解除する方法を探さないと。マスターハンドが起爆をしていたが、凄まじい威力だった。こんな物が首で爆発したら、全身が跡形もなく吹き飛ぶだろう。しかも、この首輪はマスターハンドに位置と生命反応を送っているらしい。さらに考えると盗聴の可能性がある。
人間グループと合流し、この首輪を解除する。
ブルースはそう方針を決め、とりあえずこの森から出て、人が集まりそうな場所に向かおうと歩いていた。
歩いている最中、ブルースは支給されたアイテム、スーツデバイスを手にもち、周りに誰かいないか探索していた。
ブルースに支給されたデバイスは、ガンツスーツの数々の特殊な機能を使えるようにするリモコンのような物だ。
ブルースはその高い観察眼でこのデバイスの操作を会得していた。
調べてわかったが、このデバイスは、近くにいる参加者を映しているらしい。画面に移っている青い点が自分としてでていることはわかる。しばらくデバイスを見て歩いていると、地図の端から、デバイスに移っている自分とは違う赤い点を見つけた。
ここから割と近い所から映し出されている。参加者がいるのだろう。
ブルースはそれを見て少し迷ったが、人間の参加者の可能性もあるので接触を図ることにした。
ここで、ブルースがもう少しこのデバイスの知識を持っていたら、赤い点に近寄る事はしなかったかもしれない。
このデバイスは、人間を青、人間ではない者を赤で映し出す。
- 204 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:07:59 ID:/cnn.CHU0
- デバイスに映し出された赤い点のいる位置に向かったブルースは、生い茂る木々を通り、例の赤い点の表していたであろう人物を見つけた。……ブルースの考えていた人間ではなかったが。
背後からみたら、年老いた老婆のような雰囲気の参加者は、最初自身の持っているデイバックから何かをいじっていたが、近くに来ていたブルースの姿を感づき、振り返った。
グリンピース、ブルースの頭にふとそういう単語が思い浮かんだ。
背後からは見えなかった老婆の顔は、まるでグリンピースのような緑色をしていた。
シワが深いその顔に、口元から見える鋭い牙。ブルースの姿を確認した時に浮かんだ薄笑いは、恐らく自身では愛想のいい顔を浮かべているつもりなのだろうが、老婆の本性である邪悪さは隠し切れていない。ブルースは自身の知るジョーカーの顔と目の前の緑の老婆の顔が重なって見えた。
どう見ても人間ではない老婆を見て、しばしどうするか考えていると、老婆はバットマンと同じ用な、まるで蝙蝠のようなマントを振り上げ、そのギザギザの歯を見せ笑った。
「げひゃひゃひゃひゃひゃ」
その汚い声に顔をしかめるブルース。ますますジョーカーに似ているとブルースは感じた。
老婆は笑い終えると、ブルースを大きなギョロ目で見つめ、喋った。
「そこの坊や、話が通じるならこの老いぼれの質問に答えてくれないかね。」
まるで白雪姫の魔女のような嗄れた声で老婆は、そう言うと目を細め、嗄れた細長い指で顎を触った。その際に付けている首輪が腕に触れている。老婆の枯れ木のような首には重いだろう。そのまま首輪で折れはしないのだろうかとブルースは思う、まあ、この首輪は全く重さを感じないのだが。
「……なんだ。」
相手が人間でなくても、コミュニケーションを取ろうとしているなら、まあ大丈夫だろうと考える反面、すぐさま行動を起こさせるようにしておくブルースも相当場馴れしている。
ブルースの素っ気ない返事にも気を悪くした風もなく、老婆は自身のデイバックから、何やら老婆と同じ色の塊を取り出した。
「坊やの支給品にこれの破片はなかったかい?」
老婆の手に持っている塊に、ブルースは見覚えがあった。老婆の持っている物と同じ物がブルースには支給されていた。恐らく老婆の持っている物の破片なのだろうと考えるブルース。
見た限りでは、恐らく何かの植物なのだろうが、ブルースは自身の知識にはこのような植物は無かった。
ブルースは持っているデイバックから、老婆の持っている植物の破片の一つをとり、老婆に見せる。
「これのことか?」
次の瞬間、老婆の顔が劇的に変わった。
薄笑いを浮かべていた顔は一瞬無表情になり、すぐに強い欲望でぎらぎらと顔を輝かせた。その釘のような牙が生えている口からよだれを垂らしている。しかし老婆はブルースの持っている植物の破片に全意識を集中させ、気づいていないようだ。
- 205 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:08:41 ID:/cnn.CHU0
- 「……坊や、良かったよ。それはあたしの物なんだ、返しておくれ。」
老婆はブルースに向かって隠しきれない欲望の感情を表情に滲ませ、干からびた豆色の手を伸ばしてくる。
しかしブルースは、老婆から自身の憎悪する悪の匂いをかぎ取り、老婆の顔を見据えて言った。
「……断る。」
そのブルースの言葉に、老婆は一瞬固まる。その顔が何を言っているのかわからないとありありと表情に浮かべ、ブルースの顔をマスク越しに見ている。
「……坊や、それはあたしの物だ、苦労して手に入れた物なんだ、返しておくれ。」
ブルースの顔にきつい視線を送りながら、老婆が言う、その言葉にブルースは。
「……これが何かは知らないが、お前に私てはろくな事にならないと私の勘が言っている。これは渡さない。」
その言葉に、老婆はその顔から表情を完全になくし、次の瞬間先程の薄笑いの仮面をかなぐり捨て、本性を剥き出しにした凄まじい怒りの表情を浮かべた。巨大なギョロ目が血走っている。
老婆は、鋭い牙の生えた口を大きく開け、怒りのこもった怒声で叫び、両手を広げた。
「それを横せぇぇぇぇ!!」
次の瞬間、突然ブルースの頭上から雷が降り注いだ。
「!!!」
突然の雷を、績戦の経験と直感で避けたブルース。先程まで立っていた地面が電撃により黒こげになる。老婆の方を振り返ると、老婆の周りにも雷がおち、周りの地面を黒こげにしている。この老婆は、何らかのスーパーパワーを備えているようだとブルースは考える、恐らく電気系のパワーか。
「小童がぁぁぁぁ!!下手に出てれば図にのってえぇぇぇ!!おとなしくそれおぉぉぉ!!よこせぇぇぇ!!」
老婆は、その枯れ木のような両手をブルースに向ける、すると、再び雷がブルースに降り注ぐ、ブルースはそれをスーツで強化された肉体のスピードをフルに使って避ける。
この雷は、老婆ことキノコ王国の隣の国、マメーリア王国の魔女、ゲラゲモーナの魔力で発生させた雷である。通常の落雷の電圧は最大一億vくらいである。流石に魔力で人工発生させたゲラゲモーナの雷に其処までの電圧はないが、それでも常人が食らえば運が悪ければ死にいたるくらいの威力はある。通常の人間の体にある電気抵抗力は500Ωくらいだが、ゲラゲモーナは全力で雷を叩き込めばスーツは数発も持たずに壊れるだろう。しかしゲラゲモーナは、ブルースの持っている植物の塊に傷を付けてはいけないため、全力で雷を放てずにいた。
ゲラゲモーナ、ブルースに支給された緑の塊は、マメーリア王国に伝わる、願いを叶える星形の豆、スタービーンズの四つの欠片の二つだった。
ゲラゲモーナは、自らの野望、世界征服を叶えるため、スタービーンズを目覚めさせるのに必要なもの、清らかな心を持つ者の声を、キノコ王国のビーチ姫の声を盗んだ。そしていざスタービーンズを眠りから起こそうとしたが、なぜかこの殺し合いに参加させられ苛立っていた。もう少しで自分の野望が叶うかも知れないのに、こんな殺し合いに参加させられた事でマスターハンドに強い憎しみを感じていた。
- 206 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:09:32 ID:/cnn.CHU0
- 最初居た所には自分の一番弟子のゲラコビッツがいた、あいつならこの忌々しい首輪を外せる可能性がある。しかしゲラゲモーナは、会場に飛ばされた際に置かれていたデイバックの中身を見て、緊急を要すると考えていた。
ゲラゲモーナに支給されたのは、彼女が苦労してマメーリア城から盗み出したスタービーンズ、その欠片だったのだ。
なぜスタービーンズが欠片になっているかはわからないが、この欠片から感じる強い力は、紛れもなくこれが本物であると語っている。
更に、スタービーンズの欠片が支給品としてあるということは、なぜか欠片になっている他の部分も誰かに支給されている可能性もある。それが今までの世界征服の野望を叶えるため影で努力した苦労が水の泡となった事を表しているが、その事をずっと怒るだけでは進歩はない。幸い欠片の他にビーチ姫の声を入れてあるレコーダーも支給された。これから他の欠片を探し出せば何も問題は無い。
そう考えていたゲラゲモーナは、非情に幸運な事に、早速スタービーンズが支給された参加者に出会った。ゲラゲモーナは柄にもなく笑顔を浮かべ、同情を誘うようにし、欠片を渡してもらおうとした。しかし目の前の参加者は、欠片の価値をわかってもいないのにゲラゲモーナに渡さないという、この言葉でゲラゲモーナは今までの鬱憤が溢れ出し、欠片を持っている参加者に雷をお見舞いした。しかし参加者は素晴らしい身のこなしで避ける。それが何となくあの赤と緑の兄弟の姿とかぶって見え、一層怒りが強くなる。
雷により欠片が傷ついては不味いので、ゲラゲモーナは自らの魔力で影を動かし、地面に異空間に通じる落とし穴を作り、参加者、ブルースに向かわせる。ブルースはその落とし穴を直感で危険な物と判断し、近くの木に飛び乗り、地面から離れる。その際欠片をスーツのガンケースに入れる。
ゲラゲモーナはそれを見て唸り、己の足元から三つの穴を出現させ、その中に消える。すると、同時に三つの穴から三人のゲラゲモーナが現れる。
三人のゲラゲモーナは寸分違わないで、その口を大きくあけ言う。
「小童!どれが本物のあたしかわかるかな?」
ブルースはそれを見て、他の木に跳び移り、闘争をはかろうとする。しかしそうするとブルースの乗っている木に、ゲラゲモーナの雷が当たる。
天然物ほど電圧は無いが、それでも一瞬で木が燃え上がる。
ブルースは付けているスーツのお陰で傷を追うことは無かったが、溜まらず地面に逃げる。ゲラゲモーナはブルースが逃げられないよう、ブルースの周りの木に雷を次々あてて、森を火の海にする、赤々と燃える木々の炎は、隣に密集している木々にも燃え移りだした。木々同士の距離が短すぎるのだ。
これはゲラゲモーナも予想していなかっらしく、少し焦り気味で叫ぶ。
「これはしまったね。早々と勝負をつけさせてもらうよ!!」
すると、三体のうちニ体のゲラゲモーナの分身がバラバラになり、その一つ一つがゲラゲモーナの顔をした人面蝙蝠になり、その大群がブルースに向かう。
その非常に気味の悪い蝙蝠軍団が、それぞれが笑いながらブルースに突撃する。
「「「「「「げひゃひゃひゃひゃひゃ」」」」」
- 207 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:12:44 ID:/cnn.CHU0
- ブルースは己に纏わりつく蝙蝠をはたき落とす、皮肉なことに自らのシンボルの蝙蝠と戦う事になるとは。笑い話にもならないとふと考えるブルース。
この一匹一匹は弱いが、何分数が多い、その本体と同じ様に鋭い牙でブルースをスーツごした噛んでくるが、全く歯が通っていない、実はこの人面蝙蝠、死にはしないが、時間が立てばあのマリオすら行動不能にする毒を持っていた。スーツが無ければ早々と体を動かせなくなっていただろう。その事は良いとして、多すぎる蝙蝠により視界が遮られる。今ブルースを周りから見たら、人面蝙蝠により姿が全く見えなかったろう。
その時人面蝙蝠の一匹が、ガンケースに入れていた欠片をかすめ取っていき、ゲラゲモーナに渡した。
ブルースはそれに気づくが、周りに集まっている蝙蝠の為に動けず、どうしようもない。
ゲラゲモーナは、欠片を大切そうに自分のデイバックに入れると、ブルースの方を睨みつける。その目は欠片を手に入れた事への喜びと、忌々しい小童に一泡吹かせた事の喜びが浮かんでいる。
「げひゃひゃひゃひゃ!」
大きく笑い、勝ち誇った顔をするゲラゲモーナ、
「あたしは忙しいんでね、失礼させてもらうよ。」
ゲラゲモーナはそのまま影穴をつくり、その中に消えた。すると、ブルースに飛びついていた人面蝙蝠が全て消えた。ゲラゲモーナがこの場から消えたからだ。
ブルースはそのまま立ち尽くしていたが、雷により火がつき、段々とその日の勢いを強めている燃える木々から、煙に巻かれる前に逃走した。
ブルースは、どこかジョーカーと似ている部分があるあの老婆を危険人物として認識し、放っておけないと考えた。他の人間の参加者に伝えないと。そう考え、全速力で森を離れるブルース。
その場には、赤々と燃え続ける森の姿があるだけだった。
【1日日/朝/j-6】
【バットマン(ブルース・ウェイン@バットマン】
【状況・状態】
ゲラゲモーナを危険人物として認識しましたが、名前は知りません。
あの植物の一部はそんな貴重な物なのか?
スーツ耐久力のこり76%
【所持品】
基本的支給品 ガンツスーツのデバイス@ガンツ ランダム支給品1個
【備考】
j-6のゲラゲーニュの森が燃えています。かなり煙で目立っているため、他の参加者が見つけた可能性があります。火を消さなければ森が全焼するかもしれません。
【キャラクター詳細】
ゴッサムシティの悪漢をたおすダークヒーロ、敵がどんな外道でも不殺を貫き、捕まえた凶悪犯はアーカム・アサイラムに収監される。正体はウェイン産業の社長、溢れる財で様々な秘密兵器をつくり、街の警備に使っているが、ゴッサム警察からは一部を除いていい思いはされていない。極限まで鍛え上げられた肉体と、豊富な科学知識、そして観察眼に探偵術などを駆使して犯罪と戦う。
幼いころ目の前で両親を強盗に殺され、悪を憎悪するようになった。
スーツのデバイス@ガンツ
自分を青い点で、人間でない者を赤い点で表す地図機能や、透明化するステルス機能を作動される事ができるデバイス。
- 208 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:15:59 ID:/cnn.CHU0
- 「げひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
ゲラゲモーナは、自らの作った影穴を通して森の外にでていた。なぜかバラバラになっているスタービーンズの欠片を早速一つ見つけ、苦労して奪った事への一仕事終えた爽快感を感じるゲラゲモーナ、確かめて見れば、欠片はどうやらあと二はある、自分はそれを集め、支給されたレコーダーのビーチ姫の声を使い、スタービーンズを目覚めされ、今度こそ野望を叶える!ゲラゲモーナは二つの欠片をもち、欲望が滲み出た笑顔を浮かべ、笑い続ける。
ゲラゲモーナは、知らなかった。レコーダーに入っている声が、ビーチ姫の声ではないことを、この声を聴いたスタービーンズが、暴走を起こし、四つに分裂したことを……
【1日日/朝/j-7】
【ゲラゲモーナ@マリオ&ルイージrpg】
【状況・状態】
スタービーンズの残りの破片を探す。
ゲラコビッツと合流し、首輪を外したい。
【所持品】
スタービーンズの欠片×2@マリオ&ルイージrpg
基本的支給品 偽ビーチの声が録音されたレコーダー@マリオ&ルイージrpg
【備考】
偽ビーチ姫の声を盗み、スタービーンズを盗んだ時期からの参戦。声が偽物だと気づいていません。
【キャラクター詳細】
マリオ&ルイージrpgでの敵キャラ、清らかな心の持ち主の声を聞き、目覚めたら願いを叶える豆、スタービーンズを使い、世界征服の野望を叶えようとする魔女、人面蝙蝠の分身、影の落とし穴、雷を発生させる事が出来る。
スタービーンズの欠片×2
偽ビーチ、キャサリンの声を聞き暴走したスタービーンズが四つに別れた内の二つの欠片、他の参加者に支給されたかもしれない。
偽ビーチの声
キャサリンの声が録音されたレコーダー、この声を聴いたスタービーンズは暴走した。
- 209 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 12:16:55 ID:/cnn.CHU0
- 投下完了しました、コメントくれたら嬉しいです。
- 210 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 14:21:38 ID:XVo31ays0
- 忘れてた。そういえばゲームで雷やら穴、分身を出してましたね。
ゲラゲモーナ強い!!
キラークロック、クレイフェイス、Mr.フリーズ、ベインの実力はwikiサイトとその説明を
見る限り厄介そうなので、恐竜を追加するまでは無いかな、、、、予約を変更します。
予約を
- 211 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 14:27:58 ID:XVo31ays0
- 【川馬/ベルセルク/怪物】、【巨獣/ベルセルク/怪物】、【玄野計/gantz/人間】
で予約しますね。
場所はE-2でキノコ城へ向かっているということで、、
- 212 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 14:36:31 ID:fUU7tJ8o0
- わかりました。かっぺ星人は予約取り消しですか?
- 213 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 17:09:55 ID:XVo31ays0
- はい、取消しでお願いします。
- 214 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 17:27:46 ID:gcb0QVxA0
- わかりました
- 215 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 18:40:02 ID:XVo31ays0
- うーーーーん、、、
今書いているのは、戦闘シーンがワンパターンで、会話が少なく、
説明文ばかりという欠点を見つけてしまっては何度もやり直しているところです。
なかなか◆DeIsaj04bUさんのみたいに会話文を多くできません(困)。
- 216 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 19:13:06 ID:B0bwhOPQ0
- そういう所は、書いているキャラ同士が合ったら実際どんな風に喋るかとか、人間側から見たら怪物がどんな風に見えるとか、そういうのを書けばいいんです、一番大切なのは、書くことを楽しいと感じることです、そうして書いた作品は納得のいく物が書けて、尚且つ見る人を楽しませてくれます。
まあ、ノリとリズムも大切です。僕は最初に話のイメージがぼんやり浮かんだらその流れで書き、ノリで肉付けをしていきます。まあ、書き方も人それぞれです、あまり難しく考えず、楽しく書くことが大切だと僕は考えていますよ。実際、僕はこのロワに投下されるあなたの作品を楽しみに読んでいます。毎回楽しみにしています。
- 217 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 19:16:49 ID:B0bwhOPQ0
- まあ、肩の力を抜いてみたらいいんじゃないでしょうか?
- 218 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 20:18:42 ID:XVo31ays0
- 了解です。
確かに最初の頃はネタが次々と浮かんで書いてて楽しかったです。
◆DeIsaj04bUさんに対抗意識を感じて、自分ももっと上手くなろう上手くなろうとばかり考えていました。
イメージは大体浮かんでいるので、頑張ってみようと思います。
ありがとうございました。
- 219 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 20:27:21 ID:YjWmyQek0
- 僕はそんな、ライバル的な者だと思われるほどじゃありませんよ。何はともあれ、楽しく書ければそれでいいんです。文を書くことを楽しいと思えなくなれば、それはもう只の作業ですから。ゆっくり地道にやっていけば良いんですよ。
一緒に楽しくロワを進めていきたいと僕は思っています。
- 220 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 20:34:04 ID:XVo31ays0
- はい、一緒に頑張りましょう!!
文章はこれから上手くなって行けばいいですし。
あとwikiみたら巨獣じゃなくて巨鬼でしたので修正しときます。
- 221 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 20:50:14 ID:fLctgKfY0
- マジで!!気づかなかった。修正と指摘ありがとうございます。
実はですね、僕このゴールデンウイーク期間の休み、残り2日しかないのにこのロワに掛かりっきりで、宿題全く!!全く手をつけていません。ですので、今日は徹夜で宿題を終わらせるつもりです。はははは。趣味に時間をかければ良い物はかけますが、時間をつぎ込みすぎるのも考え物ですね。……勉強嫌だ。
- 222 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 21:18:16 ID:UUcFuc2E0
- 【サトシ/ポケモン/人間】
【キラークロック/バットマン/怪物】
予約します。
- 223 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 21:20:32 ID:XVo31ays0
- しまったzガンは重力で押しつぶすやつで、内部から破裂させるのはxガンだった、、、
修正しときます。
- 224 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 21:22:03 ID:XVo31ays0
- ですよねーーー。
しかも大抵難しい問題しか載ってないです。
- 225 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 22:36:06 ID:XVo31ays0
- 投下します。
xガンを手に入れてから心を躍らせ、ガスを噴射する機械の実験と拠点確保のため、遠くに見えた城(キノコ城)へと足を進める。
玄野計は自身より長身で優秀な弟の存在を重視して自分を蔑ろにする両親がいて、そして自分にはスポーツや勉強の才能が無く、平凡であるという複雑な事情を持つ少年である。
それゆえ唯一、自分が大活躍できたガンツのミッションを楽しんでいた。
また、学校で先生や生徒たちから変なあだ名をつけられており、自身がアパートで一人暮らしをしていることもあり、誰も信頼できないといつも思っていた。
偶然駅のホームで幼馴染である加藤を見つけて、単なる気紛れかそれとも自分は心の底で信頼できる人を求めていたのかは分からないが、人助けを手伝い、しかし二人とも電車に轢かれて死んでしまったことがきっかけでガンツの世界へと足を踏み込んだ。
「あいつは……いや、まさかな?」
最初に白い手の星人に呼ばれた時に加藤の後姿を見たような気がするが、他人の空似だろうと考え直す。星人が星人を再生させても、敵であるガンツメンバーを再生する義理なんて無い。なぜ和泉やレイカ達が呼ばれてなかったのは疑問に思ったが、星人の思想なんて考えても仕方ない。
「ちっ、また出やがったか!」
目の前に顔面が前方へ異様にせり出した巨大な怪物、そして近くの川から馬の身体にカエルのような顔を持つ怪物の二体が現れた。
スーツに耐久力があることを強く自覚していて、ミッション中にスーツが壊れた、もしくはスーツ無しでミッションを受けた者の末路をよく知っている玄野は一日目に連戦をしなければいけなくなった状況に歯噛みする。
ヒュン ヒュン ヒュン
「うぉっ!……ッ!」
カエル馬の方が何も無いところから水弾を生成し、それを飛ばしてきた。
慌ててかわすと今度は巨大な怪物の方が腕を繰り出してくる。
それをジャンプしてかわすと玄野はxガンを巨大な怪物の方に向けて撃った。
ギョーン!
- 226 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 22:36:31 ID:XVo31ays0
- 『ウー?……グワ!?』
巨大な化け物は何されたのか分からないまま、顔にxガンを喰らって2,3秒後に頭が内部から破壊されて死に至る。
「うおおおおおおぉぉーーーー!!」
着地後、飛来してきた水弾を走ってかわしながら、カエル馬の横を通り、後ろに回りこむ。
「喰らえ!!」
ギョーン
バァァーン!
横を通った際にロックオンしていたのでカエル馬の方も難なく倒した。
一日目にこんな楽な相手ばかりならとても運がいいといえる。
この二体は見た目は強そうだが、あまり知能は高くない。
最初の場には見たこと無い巨人や今まで戦った星人達がいた。
その中でも千手観音の姿をした星人は自分を敗北させた強敵であり、できれば一日目に遭遇したくはない。
今回のミッションは時間制限というものは無く、三日たったらゲームクリアなので1,2日は姿を隠して、スーツ耐久力を温存しようと考える玄野、そして近くに見えてきたキノコ城へと足を踏み入れた。
【E-2/草原/1日目・朝】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(100%)
・xガンを手に入れて安心している。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
・xガン@gantz
【備考】
- 227 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 22:36:58 ID:XVo31ays0
- ・クリボーのデイバックと合わせてデイバックを二つ持っています。
・マスターハンド達をガンツを乗っ取った星人だと思っています。
・スーツの耐久力をできる限り節約して戦うつもりです。
- 228 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 22:41:50 ID:XVo31ays0
- あの二体は玄野が最初の場で加藤や以前の星人達を見ているという設定の追加と
玄野のこれからのスタンスを決めるために使いました。
我ながらあっけなさ過ぎるかな?と自分でも思いましたが、使徒も参加していることだし別に
いいかと思い直しました。
それでは評価をお願いします。 タイトルは「ガンツ経験者の策」です。
- 229 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 22:44:37 ID:XVo31ays0
- ってあああああーーー自分のバカ!!。
【ベルセルク@巨鬼 死亡】、【ベルセルク@川馬 死亡】
↑これの追加を忘れていました。
- 230 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 23:03:00 ID:kgyHpLbc0
- 投下お疲れさまです、楽しく読ませて頂きました。
凄いですね。……ガッツが苦戦していた二体を、ガンツ武器持っていてもあっさり倒してしまうとは……玄野最強説指導ですね。……そして、キノコ城と言うことは、ジルや青鬼に出会う可能性大!!もし出会ったら、青鬼には頑張ってほしい、マジで。
- 231 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/04(土) 23:04:51 ID:kgyHpLbc0
- ていうか、玄野は並の怪物では歯が立たなそうだな。
- 232 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/04(土) 23:55:23 ID:XVo31ays0
- 了解です!
期待しておいてください!
玄野はおじちゃんからガンツでこそ光る才能を持つと原作で言われてましたしね。
漫画でもかなり活躍してますし参加者の中ではかなり強い方だと思います。
- 233 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 00:09:54 ID:q/XcHrzw0
- ここで一旦地図を整理します。
ABCDEFGHIJ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
ラクーン警察署をFの5(中央)周りのエリアをラクーン市街
文京区羅鼎院をIの2(右上)
キノコ城をEの1(中央上)
A-9,A-10,B-9,B-10を巨大樹の森
J-6をゲラゴーニュの森
ですね。
あと右下に追加予定だった博物館は消して、A-1(左上)に青鬼の館を設置しようと思います。
- 234 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 00:16:12 ID:q/XcHrzw0
- 【キャスカ/ベルセルク/人間】、【ハンター/バイオハザードシリーズ/怪物】、【追跡者/バイオハザードシリーズ/怪物】
で予約します。
あと場所はA-1です。
タイラント-t003型もスリーには出てこなかったので、こちらもバイオハザードシリーズ
に修正しときますね。
- 235 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 00:18:16 ID:kWzSjvfQ0
- わかりました。地図とかは設定しておいた方が楽で良いです。あと、j-10に湖を設置しておいてください。
- 236 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 00:19:29 ID:kWzSjvfQ0
- これは期待がもてるメンバーですね。楽しみにしていますよ。
- 237 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 00:36:43 ID:q/XcHrzw0
- 了解です。j-10に湖ですね。
期待して待っていてください。
- 238 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 04:29:44 ID:q/XcHrzw0
- 投下します。
A-1エリア、ここには化け物が出ると噂が立った館がある。かつてヒロシ達が訪れ、中にいた化け物(青鬼)と過酷な逃走劇を繰り広げた場所である。
ここでは早速、褐色肌の女性と緑色の化け物の戦闘が始まっていた。
くそっ、一体どうなっている?
褐色肌の女性、キャスカは非常に混乱していた。蝕とやらが発生し、周りの空間、地面がおかしくなってから自分達が大量の化け物に囲まれていると気付いた。
そしたらいきなり場面が変わり、あの手だけの化け物から人間と怪物に別れて殺しあえと言われた。人間側にガッツが、そして怪物側に殺したはずのワイアルドがいたが、その時はあまりに混乱していて話しかけれる状態ではなかった。
白い手の化け物の話が終わるとまた別の場所へと転移させられた。
辺りを見回して古い館のようだなと思っていると目の前にトカゲと人間を合わせたような化け物がいた、すぐに腰の長剣を抜いて身構える。
ガキン!
こちらへと走ってきた化け物の爪と長剣が勢いよくぶつかり合う。
「くうぅぅ!?」
当然、化け物の筋力の方が上であり、数歩分後ろに押される。
さらに追撃してきた化け物を持ち前のスピードと技術で迎え撃つ。
ガッ キン キン キン キン カキン!
「くっ、コイツ……速い!!」
トカゲの化け物の脅威は腕力だけには留まらなかった。繰り出された爪に剣をぶつけるのではなく、横から叩いていなしているだけで精一杯だ。
なにか隙は無いものかと攻撃を防ぎながら思考する。
「!?」
- 239 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 04:30:19 ID:q/XcHrzw0
- 突然化け物が爪による攻撃をやめ、右手を前に出して両足を軽く曲げた。
次の瞬間、緑の化け物、ハンターは首狩りと言われる即死効果を伴った必殺技を繰り出した。だが、、、
『グァ!?』
直前の動作からハンターが首を狙っていることを読んだキャスカはそれをしゃがんで避け、ハンターの喉元に長剣を突き刺した。
ハンターは息ができなくて、数秒間転がりまわっていたがすぐに動かなくなる。
「ふう…………。」
厄介な相手だったが、なんとか勝てた。
先ほどの戦闘でだいぶ冷静さを取り戻したので改めてこれからどうしようかと考える。
これも不死のゾッドが言っていた蝕の一部かもしれない、しかし何で自分とガッツだけみんなと引き離されたのだ?
考えても謎だらけだった。蝕でさえどんなものかよく理解していないのだから当たり前である。
「あの場にワイアルドがいた。もしかしたら…………。」
一度自分達が倒したはずの化け物、彼は死ぬ前に ゴッドハンド、深紅のベヘリットなど、重要そうなことを口走っていた。そしてこの蝕とやらを予言してきたゾッドの仲間でもある。
拷問してでも情報を吐かせよう。三日立ってからあの場に戻ったら鷹の団のみんなは全員死んでいるだろう。だからこそ、なんとかして三日以内に帰りつかなくてはならない。
だがワイアルドは強敵である。彼を倒すにはガッツの力が必要だ。
まずはガッツを、そして次はワイアルドを探すという方針を定めて、館の出口へと向かう。
「……ッ!?」
館を出て二、三歩ほど歩いた時、頭上から強い殺気を感じ、大きく前転する。
ドゴォン!
「何だコイツは?」
- 240 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 04:30:53 ID:q/XcHrzw0
- 自分が今までいた所に3メートル近い大男が落ちてきた。
一瞬人間かと思ったが、剥き出しの歯茎につぎはぎの頭、茶色い皮膚、そしてその大男が発する殺気によってこれも怪物だと認識する。
スピードで翻弄させながら攻撃を与えていけばなんとかなるだろうが、今はあのトカゲの化け物との戦いでスタミナを半分くらい削られてしまっている。
「チッ……!」
悔しそうに舌打ちして逃亡を選択するキャスカ、あの手だけの化け物の言っていたスーツはちゃんと機能しているらしく足に強く力を込めると足の部分が大きく膨らみ、脚力が増す。
館を出て、南のA-10方面へと全力で駆け出すキャスカ、それを追う追跡者ことネメシス。
彼らの逃走劇が今始まった。
【ハンター@バイオハザードシリーズ 死亡】
【一日日/早朝/A-2草原】
【キャスカ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力のこり100%
・逃走中
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・漫画「ベルセルク」の蝕の時から参戦。
・ガッツ、ワイアルドを探す。
【キャラクター詳細】
褐色肌・黒の短髪、黒眼と容姿は男のようにも見える。
鷹の団内での地位は千人長。またグリフィスの副官的な立場でもあった。
鷹の団の紅一点として、同時にその実力と指導力から部下の信頼も厚い。
入団当時のガッツとは反目しあっていたが、紆余曲折を経て恋人同士になっている。
【一日日/早朝/A-1青鬼の館】
【追跡者@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
- 241 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 04:31:24 ID:q/XcHrzw0
- ・健康
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・タイラント-t003型と同じくマスターハンド達によって「スターズ隊員を殺せ」が「人間を殺せ」という命令に書き換えられています。
・キャスカを追う。
【キャラクター詳細】
B.O.W.「タイラント」の性能向上のため、新開発した寄生型B.O.W.「NE-α」、通称「ネメシス」を寄生させた新型。基本性能はタイラントと変わらないが、ネメシスの寄生により知能が格段に上昇することで、「より複雑な任務を自己の判断で継続的に遂行」「ロケットランチャー等の武器使用」などが可能となった。また、回復能力の向上作用により、タイラントが危機的状況に陥る事によって起こる「暴走」を抑える役目も持っている。原作ではジルとの戦闘を経て、3つの形態を見せている。
- 242 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 04:34:49 ID:q/XcHrzw0
- できました。 思ったより短時間ですみましたね、、、
タイトルは「逃走劇スタート」です。
それでは評価をお願いします。
- 243 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 08:47:11 ID:VfL11BZQ0
- 投下お疲れさまです。楽しく拝見させて頂きました。
なるほど、キャスカは触の時からの参戦ですか。これはガッツと出会ったら面白そうですね。そしてハンター、あっさりやられた(笑)
追跡者は本当にしつこいですからね、キャスカには頑張って逃げて貰いたいです。
- 244 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 11:57:56 ID:aJKjaG4g0
- 投下します。題名は
「クロックの罠」です。
- 245 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 11:58:26 ID:aJKjaG4g0
- j-10エリアにある幅広い湖、上層は透き通っているが、底の方は暗く、まるで別の空間のようなイメージを放っている。その湖の周りに1人、人間の参加者がいた。
「どうしてこんなことに……」
野球帽ににた帽子を被り、それが着ている黒いスーツとは全く似合っていないこの少年の名前はサトシ、ポケモンと言われる動物を鍛え、チャンピオンの座を目指すポケモントレーナーの1人だ。
サトシは、この湖に飛ばされる前にいた場所で、彼によくちょっかいをかけてくる三人組、ムサシ、コジロウ、ニャースを見かけた。突然の事態で話しかけられなかったが、知っている面子がいることは心強いと感じるサトシ。あの三人組とはサトシのパートナーであるピカチュウを巡っての因縁があるが、根は悪い奴らではないと思う。
サトシが気がかりなのは、この殺し合い、あの巨大な白い手袋のような二体のポケモン、人間と怪物に別れ、人間は生き残れば帰れる。怪物は人間を殺しつくさねば殺される。というこの殺し合いをなぜ企画したかはわからない。怪物は、あの場に集められていた見たこともない謎のポケモン達の事だろう。
最初にマスターハンドと名乗るポケモンにバトルをしかけた球体のポケモン(おそらくゴーストタイプだろう)の、サトシの経験から言わせればかなり強い体当たりを、いとも簡単に防いでいた。もしかしたらマスターハンドはディアルガやパルキアのような伝説級のポケモンと同等の強さを持っているかもしれない。
サトシは、首につけられている首輪を無意識にいじりながら、怪物側としていた自身の相棒、ピカチュウの姿を思い浮かべる。
初めてオーキッド博士から貰った時から、チャンピオンを目指す長い旅を共に乗り越えてきた。そんな相棒と殺し合うなど、サトシにはできない。しかし、殺さなきゃピカチュウは首輪を爆破され殺されてしまう。
……この首輪を解除できたら、状況はかなり変わるんだけどなぁ。
首輪を忌々しそうに弄るサトシ、相棒であるピカチュウを心の底から心配している。
とりあえず、ピカチュウや三人組を探そう。
そう方針を決め、歩いていたサトシは、湖にかかっている橋。恐らくボートなどをつけるために作られたであろう場所の一番奥。湖の真ん中辺りに近い橋の先に、参加者の物であろうデイバックが置かれていた。
波に乗りゆらゆらと揺れている橋に連動するように、デイバックも揺れている。遠目からも、目のいいサトシはデイバックを確認する。
軽く周りを見渡してみるが、人気は無い。旅をしている間に鍛えられた感覚も、湖の近くに人の気配は感じなかった。
どう考えても罠臭いが、確認しておきたいと思う気持ちの方が強かった。実際、サトシに支給された物に直接武器になるような物はなく、あの置かれているデイバックの中身に手を付けられていなかったら。もしかしたら身を守る必要最低限の武器は入っているかもしれない。
サトシは周りを警戒しながら、橋に向かう。
その橋までの道程が、なぜかサトシには遠く感じられた。
- 246 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 11:59:04 ID:aJKjaG4g0
- 橋についたサトシは、ギシギシと揺れる橋の上を歩き、一番先の方に置かれているデイバックをとろうとする。橋の材料である木材はかなりの時間がたっているのか、それとも本から繁殖力が高いのか、釘の打ち込まれた凹み部分や荒縄にしっかりと緑色の藻が生えていた。
それで滑って転ばないように気をつけるサトシ。周りを警戒するが、気配のけの字すら無い。これは安全と見るべきなのか?
なお気配するサトシ、サトシは、見かけによらず、彼の友人曰くポケモン並の身体能力を持つ。警戒を続け、いざとなったらそく行動を起こせるようにするサトシも結構な玉である。
しかし、警戒するサトシを笑うように、見事に何もおきない。難なくデイバックにたどり着いた。
其処でしつこく再度周りを確かめるが、参加者のさの字もない。これはついているかもしれない。
サトシはデイバックをとり、中のアイテムを漁ろうとする。
その姿を、湖の水中から見つける瞳、それは橋でデイバックを漁るサトシの方に徐々に近ずき……
ドバァ!!
突然、何かが橋の上のサトシの足を掴み、その体を湖に叩きつけた。
突然の事態に、サトシは何の反応も出来なかった。
水中の中でもがくサトシ、人間、陸上動物は例外がほぼ無く、生きていくには大気中の気体。酸素が必要である。
人間チームに支給されているガンツスーツは、耐久力が持つ限り、どのような攻撃を受けても耐えきれる。また、スーツ着用者の肉体を限界まで底上げし、強化の恩恵をもたらす。
しかし、水中での活動を補助する効果は無い。
ある程度は耐えられはするが、それでも水中で呼吸はできない。
酸欠で暴れるサトシ、しかし彼の体を湖の中で掴んでいるもの、びっしりと爬虫類のような鱗で覆われた丸太のような腕が、そのナイフのように鋭い爪をスーツにくいこませる。
その腕の持ち主は、暴れるサトシを更に深い水中に引きずり込む。暗く冷たい水の中、二つの赤い双眼が、サトシの顔を見つめる。その顔のぼんやりと見える輪郭に驚くサトシ。
腕だけではなく、その顔にも堅く分厚そうな鱗が生えている。その大きく開けられた口から見える鮫のように鋭い牙。このような水中タイプのポケモンは見たことがないと、薄れてきている意識で考えるサトシ。
その異形の顔は、その鱗顔を不気味に歪ませ、その大口を開け、鋭い牙をサトシの体に突き立てた。
首から肩までをすっぽりと噛みつかれ、スーツのお陰で痛みはないが凄まじい恐怖を感じるサトシ。その恐怖の表情を見て、怪物はますます嬉しそうに噛む力を強める。そうしながら怪物は、その巨体をサトシごと水中で回転させる。これは鰐などが水中に引きずり込んだ獲物を水面に浮かび上がらせないようにする工夫の一つだ。
その水中での渦のなか、サトシは薄れゆく意識の中、今までの人生を思い出していた。
- 247 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 11:59:41 ID:aJKjaG4g0
- 自分が初めて好きになった初恋の女の子。
誕生日での両親との思い出。
チャンピオンを目指す旅で知り合った人達の顔。
今まで戦ってきたジムリーダー達。
よくちょっかいをかけてくるが、なぜか嫌いになれないロケット団の三人組
………そして、一緒に苦難を乗り越えてきた相棒、ピカチュウ
泡立つ水中の渦の中、自分の人生を思い出す事。これが走馬灯という物なのだろうか?
目の裏に浮かぶ数々の思い出の中、遂に怪物の牙と怪力により、スーツのボタンのような部分からゲル状の液体が流れ出てくる。スーツが壊れたのだ。
強化がなくなり、怪物の鋭い牙が己の肉を噛み千切るなか、サトシは己の死を悟った。
ごめんね……皆。
それが若きポケモントレーナー、サトシの最後の言葉だった。
【サトシ@ポケットモンスター死亡】
人の気がない湖、その水辺から、一人の異形が上がってきた。
水が滴るその肉体は、全身が強固な鱗に覆われている。その怪物の口からは、水で薄まってはいるが、新鮮な血液が付着している。
怪物は、その鱗に覆われた丸太のような腕に、左の首から肩までをごっそりと失った少年の死体を引きずっている。
怪物はしばし口の中の肉片を噛んでいたが、少年の付けていたスーツの破片を吐き捨てる。
そのまま人間性の感じられない瞳をした怪物は、少年の遺体を湖の外側に放り投げる。
ボガ!
勢いよく投げられた少年の死体は、まるで壊れた玩具のように四肢を広げ、生えている木々の中に落ち、鈍い音を響かせる。
怪物は、それを不機嫌そうに見て、その3mはあるんじゃないかと思われる鱗に覆われた巨体を重そうに引きずり、再び湖に潜った。
そのまま水中に浮かんでいた怪物に支給されたデイバックを広い、最初においてあった橋の上に置く。
そして怪物、ゴッサムシティの暗黒街の犯罪者、キラークロックは水中で息を潜め、新たな獲物がかかるのを待つ。
- 248 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 12:00:34 ID:aJKjaG4g0
- キラークロック、本名ウェイロン・ジョーンズは、最初この殺し合いの会場に飛ばされた時、見かけによらず高い知能をもつ彼は、このエリアの湖にある橋に自らのデイバックを置き、それを取ろうとした人間の参加者を水中に引きずり込み、殺すという簡単な罠を張っていた。元々巨体のため運動性の鈍い彼は、自らのスピードをフルに使える水中戦を用いていた。ウェイロンは、水中なら誰にも負けない自身があるのだ。
生まれつき特殊な皮膚病のため、全身が緑の鱗に覆われたウェイロンは、その年々進行する病の為か、水中でも長時間の呼吸が可能だった。
ここに来る前はアーカム・アサイラムの地下下水路に幽閉させていたウェイロンは(彼の巨体にあう牢が無かったため、地下下水路はクロックの巣と呼ばれている。)この殺し合いに呼ばれたため、忌々しい下水路から脱出できた事をマスターハンドに感謝していた。
この殺し合いに参加している奴に知っている奴が何人かいたが、彼らとは特に親しくもない、ただゴッサムシティの犯罪者というだけの共通点があるだけだ。
自身をアーカムにぶち込んだバッツがいることには驚いたが、ウェイロンは積極的にバッツを殺そうとは考えていなかった。
確かに、バッツには強い怒りを感じているが、僅かにウェイロンに残った理性的な感情が、バッツの強さを考え、たとえ体格面で自分が勝っていようと、無闇に挑むとは危険だと感じている。
しかしその一方で、バッツの肉を己の牙を突き立ててやりたいと思う自分がいる。
ウェイロン、いや、クロックは、相反する感情を胸に抱えたまま、新たな獲物がかかるのをまつ……果たして、次の犠牲者は誰なのだろう。
- 249 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 12:01:09 ID:aJKjaG4g0
- 【1日日/朝/j-10】
【キラークロック@バットマン】
【状況・状態】
湖の罠にかかった奴を一人ずつ殺していく。
バッツ……貴様は許さない。
【所持品】
デイバックは罠として橋の上に置かれています。
基本的支給品 ランダム支給品1〜3個
【備考】
アーカム・アサイラムの地下下水路、クロックの巣に幽閉されていた頃からの参戦。
【キャラクター詳細】
特殊な皮膚病のため、生まれつき全身が緑色の鱗で覆われている。子供の頃からその容姿ゆえいじめをうけ、軽犯罪をへて、18歳の時に殺人を犯す。刑務所で20年服役し、出所したウェイロンは、キラークロックという名のレスラーとしてカーニバルで働き出す。しかしすぐレスラーとしての生活を捨て、ゴッサムシティの暗黒街で犯罪活動を始める。ウェイロンは、徐々に爬虫類化が進み、それと共に人間性を失い始めている。
余談だが、彼のアジトを警察が調べた時、地下から20人以上の死体を発見する。それらの遺体は腕や足などの一部が発見されず、クロック自身が食べたと思わしき発言をしている。
- 250 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 12:01:50 ID:aJKjaG4g0
- 投下完了、コメントをくれたら嬉しいです。
- 251 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 13:19:00 ID:q/XcHrzw0
- おおおーーサトシ、、、まあ早死にするだろうとは思っていた。
待ち伏せですか、、結構効果的な策だと思います。
たけしの時も思いましたが、サトシの心情描写が上手いですね。
私も参考にさせていただきますね。
- 252 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 13:26:45 ID:q/XcHrzw0
- 【キャスカ/ベルセルク/人間】、【追跡者/バイオハザードシリーズ/怪物】、【マメパックン/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
【ポイズン・アイビー/バットマン/怪物】
で予約しますね。
場所はA-5です。
- 253 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 13:31:29 ID:drNnSCow0
- コメントありがとうございす。うおぉ!凄いメンバーですね。これは投下を楽しみに待っています。ワクワク。
- 254 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 19:56:26 ID:q/XcHrzw0
- 投下します。
A-5の草原エリア、ここでは二者の追いかけっこが始まっていた。
「くそっ、しつこいな!!」
追いかけられている方の女、キャスカはそう呟きながら後ろの追跡者を横目で見る。
あのトカゲの化け物ほどではないが結構走るのが速い。おまけに体力もかなりありそうだ。
自分の方はスーツで脚力が強化されているとはいえ体力がどんどん失われていく、一かバチか振り返って戦ってみるか?と考えていると地平線の向こうから巨大な植物が歩いてくるのが見えた。
「チッ!こんな時に……!?」
新手の怪物かと思っているとその上に一人の人間がいた。まだ遠くて姿は分からないが、確かに人の形をしている。
あの花の化け物を操っているのか?だがどうやって? そう感想を零しながらある策を思いついた。
赤髪で緑色の肌を持つ女性、ポイズン・アイビーは自らの血で巨大化させたマメパックンに乗りながらリラックスしていた。植物と人間の双方の特性を持った彼女は草原へと降り注ぐ太陽の光を自らの栄養とすることができる。
「これからどうしようかしら?」
そしてマメパックンの頭上で考える。最初の場には自分を含めたゴッサムの犯罪者が数人いた。人間側の参加者は巨人に遮られていてよく見えなかった。
しかし彼女の勘が告げている。おそらくバットマンも呼ばれているだろうと、
人間側が化け物退治の素人ばかりでは三日も生き残れないし、なにより見ていてつまらないだろう。自分の魅了が効かず、戦闘経験の豊富な彼なら三日生き残ることも難しくない。
「もし出会ったら協力をお願いしましょう。」
どんな犯罪者でも不殺を貫き通す彼なら自分達が殺されるのを良くは思っていないはずだ。そう考えて、バットマンを探すという方針を立てる。
- 255 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 19:57:08 ID:q/XcHrzw0
- ドドドドドドドドッ!
「ん?何かしら?」
前方から凄い速度で何かが走ってきているらしい。体を前に起こして見てみれば、一人の女性が三メートルの大男に追われているようだ。
可哀想に……と同情の気持ちを抱きながらそれを見つめる。
そしてその女性が近くに来ると、こちらを指さして言った。
「あそこにも人間がいるぞ!」、「えっ?ちょっと……何?」
言われた言葉の意味が分からなくて混乱する。自分はあの変なスーツを着てないし、間違いなく怪物側だ。なぜそんなことを言ったのだろうか?
そう考えているとその女性はマメパックンの隣を走ってどこかへと言ってしまった。
後ろを走っていた大男は、いや近くで見たらわかる、コイツは怪物側だと、
『ヌウワァァァー』
さっきの女性が自分を通り過ぎて行くと大男が立ち止まり、こちらを向いて大きく吼えた。
「くっ、やめなさい!私は怪物よ!!」
そう言ってみたが、効果は無く、目の前の大男はこちらに対して強い殺気を放っている。
「うまくいったな。」
後ろを振り返ると巨大な植物に乗った人間に注意を向けている大男。
近寄って見るとガンツスーツをつけていなかったので、こいつも怪物かとヒヤリとしたが、
見た目は人間にも見えなくないので当初の策を実行した。
キャスカは大男のことを頭が悪いと評価したが、実際はそうではない。
大男、追跡者ネメシスはロケットランチャーなどの各武装を使いこなし、複雑な命令もこなす。ここで重要なのはマスターハンド達が言い渡した命令「人間を殺せ」である。
もし、この命令が「黒いスーツを着た人間を殺せ」だったらどうなるか?
簡単なことだ。それだとラクーン市街で拝借したり、怪物から剥ぎ取った服をスーツの上から着られるとただの役立たずになってしまう。
- 256 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 19:57:45 ID:q/XcHrzw0
- よって逃げていったキャスカよりも近くでボーーとしていたポイズン・アイビーへと狙いを変更した。
キャスカは激しい疲労に耐えながらも奥に見える森へと走り去って行った。
A-5の草原、ここに異例の怪物同士の戦闘が幕を開けた。
【一日日/朝/A-6草原】
【キャスカ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 大 スーツ耐久力のこり100%
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・漫画「ベルセルク」の蝕の時から参戦。
・ガッツ、ワイアルドを探す。
・森に逃げ込んで隠れる。
【一日日/朝/A-5草原】
【追跡者@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 小
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・タイラント-t003型と同じくマスターハンド達によって「スターズ隊員を殺せ」が「人間を殺せ」という命令に書き換えられています。
・巨大な植物の上にいる女を殺す。
【1日日/朝/A-5】
【ポイズン・アイビー@バットマン】
【状態・状況】
・健康
・目の前の大男と戦う。
【所持品】
・未確認、一応デイバックは持っている。
- 257 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 19:58:14 ID:q/XcHrzw0
- 【備考】
・向こうから襲われない限りは戦闘しない。
・バットマンを探すことに決めました。
【1日日/朝/A-5】
【マメパックン@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・巨大化
・ポイズン・アイビーの指示に従う。
【所持品】
・なし
【備考】
・大きな火の玉を吐けます。
- 258 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 20:00:27 ID:q/XcHrzw0
- ふう、疲れた、、、、、
それでは評価お願いします。
タイトルは「主催者の失敗」です。
- 259 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 20:10:27 ID:0V9YCt760
- 投下お疲れさまです。楽しく見させてもらいました。
……キャスカ、アイビーを囮にした。……こういう展開こそがロワ!!最高です!!
これは戦闘が楽しみですね!!
- 260 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 21:08:41 ID:q/XcHrzw0
- いえいえ、ありがとうございます。
化け物同士の戦いもありそうだなと最初にこのロワを見てからなんとなく思っていましたので、
この話を投下しました。
戦いの前に別の予約を1,2個挟みますが、期待していてください。
- 261 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 21:13:58 ID:q/XcHrzw0
- マメパックンの隣を走ってどこかへと言ってしまった
↑自分のバカ、、、、行って でしたね。
そろそろ警察署組を書こうかな?と思っています。
- 262 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 21:33:12 ID:BRCwnwFs0
- わかりました!楽しみに待っていますよ。
- 263 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/05(日) 23:39:23 ID:q/XcHrzw0
- 【加藤勝/ガンツ/人間】、【クリス・レッドフィールド/バイオハザードシリーズ/人間】、【マリオ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/人間】
【コジロウ/ポケットモンスター/人間】、【ひろし/青鬼/人間】
で予約しますね。
なんとかそれぞれのキャラの心情や会話表現を増やすよう他のロワなども参考にして頑張って見ます。
場所はFの5ラクーン警察署付近です。
- 264 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/05(日) 23:56:27 ID:npFjJK8.0
- なかなか癖のあるメンバーですね、これは楽しみです。
投下待っていますよ。
- 265 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 00:18:34 ID:xiUdgGy.0
- 【アイザック・クラーク/デッドスペース/人間】
【スラッシャー/デッドスペース/怪物】
【巨人/進撃の巨人/怪物】
【ボス田中星人/ガンツ/怪物】
予約します。
- 266 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 02:03:55 ID:PsirlUWA0
- そちらも気になるメンツですね。
投下楽しみに待ってます。
- 267 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 02:39:13 ID:kfZwmGAc0
- j-1にウトガルド城跡を設置してください。
- 268 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 02:49:35 ID:PsirlUWA0
- 了解!、、、、えーと、、、何の作品の建物でしたっけ?
- 269 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 02:59:24 ID:PsirlUWA0
- 投下します。
Fの5ラクーン警察署付近、今ここには5人の人間側所属の参加者が対時していた。
最初は互いの足音を聞いて、敵か! と思い武器を向け合ったのだが、よく見ると全員ガンツスーツを着ているようなので人間だとわかり武器を下ろす。
「あんた達も人間側の参加者なのか?」
「ああ、見ての通りだ。」
最初に口を開いた加藤の言葉に筋骨隆々で逞しそうな男、クリスが答える。
「じゃあガンツに呼ばれたのは今日が初めてか?」
「ガンツ?」
「ガンツって何だ?」
「なんのことだかわかりません。」
「It is what as Gantz?」
続いて質問した加藤の言葉に対して、それぞれが知らないと言った。俺とケイちゃん以外は初心者か……。 そう思い、経験者としてしっかりしようと決心する。
「俺はこのスーツと最初の場にあった黒い玉を知っている。そしてあの白い手の化け物の正体もだいたい検討がつく。」
「なんだと!?」
「本当か?」
「えっ!?」
「Is it true?」
明らかに欧米人の容姿をした男が日本語を理解し、話しているのに、赤い帽子の男は日本語を理解できているのに英語で話し返すという状況に若干戸惑いながらも自分が知っている限り、ガンツのことを説明した。
「……なるほど、スーツは宇宙人と戦うための装備であり、黒い玉はガンツと呼ばれていて、武器やスーツの格納と転移装置を兼ねるというわけか……。しかし君が一度死んで蘇ったというのはどうにも信じられないな。」
- 270 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 03:00:01 ID:PsirlUWA0
- T-ウイルスでゾンビ化した死者を見慣れているクリスにとって死人の完全蘇生などというものはとうてい信じられない。
「それに俺は死んでから連れてこられたわけじゃない。」
「おっ、俺も!」
「僕もです。」
「Me too!!」
さすがの加藤もこれには混乱した。死んで再生されることが信じられないのは分かるが、誰も死んでないと皆が言ったのはどういうことなのだろうか? 死んでない人間も呼べるように改造されたのか?
「こんな目立つ場所で長話はまずい、情報交換は警察署の中に入ってから行おう。」
「ああ、そうだな。」
あごに手を当てて考える素振りをしていた加藤にクリスがそう提案し、加藤もそれに従う。
1Fのロビーに集まる五人、それぞれがまず自己紹介をする。
マリオという赤い帽子の男が職業をplumberだと言ったのが理解できず、困惑する加藤、コジロウ、ひろし。 クリスが即座に「配管工という意味だ。」と告げたので、ようやく理解する。
コジロウの自己紹介はやたら長くてキザったらしく、シリアスな状況に合わないことをしたコジロウへと冷たい目を向けるひろし、そしてロケット団というのがマフィアのことを言っているのだと理解した元警察官クリスの鋭い視線にたじろいでコジロウは途中で話をやめる。
続いて加藤が怪物側に知っている敵がいることを話したのを皮切りに、次々と怪物側の参加者の情報が出てくる。
「なるほど、あのロボットが田中星人というやつだったのか……。」
「会ったのか!?」
「ああ、今なら閃光手榴弾を使った時に追いかけてこなかった理由がよくわかる。くそっあの時トドメを刺していれば!!」
そうは言ってもあの場でクリスがした行動、民間人(ひろし)の保護は何も間違ってはいない。
だが田中星人は放っておくと危険だということは確かだ。
- 271 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 03:00:40 ID:PsirlUWA0
- コジロウの話は怪物側にいるニャース、ピカチュウと言われる頭に小判をつけた猫と黄色いネズミはポケモンと呼ばれる生き物であり、ニャースは人間の言葉を話し、自分の仲間でもあるというものだった。
加藤が「そのネコは実は星人で、君を洗脳しているのではないか?」と聞いたら、コジロウは凄い剣幕で「そんなこと無い!!」と怒鳴ってきたのでこの話は一旦切る。
ひろしという少年の話を聞いて青鬼というあの場にいた顔の大きなブルーベリー色の巨人
には強く警戒しておくことにする。
クリスの話はあの場にいた小さいほうのトカゲ男、緑のトレンチコートの大男、片目が窪んで、茶色い皮膚にツギハギをして黒いコートを着た大男がアンブレラ社の生物兵器であり、自分はそれらと戦うために対バイオテロ部隊「BSAA」に所属したというものだった。しかし、加藤が「アンブレラ社って何だ?」と言ったのを皮切りにほかの面々もアンブレラ社を知らないと言う。
あれほどの事件だったのに……、日本では放送されてなかったのか?とクリスは困惑する。マリオが知らないと言ったことについては深く考えないことにする。
なぜなら彼はキノコ王国という頭がキノコになっている人間達が住む国で暮らしており、自分と弟のルイージとキノコ王国の姫、ピーチの三人だけが普通の人間であると、カメの化け物クッパとマメーリア王国の魔女ゲラゲモーナの話をした後にそう切り出したので一気に胡散臭くなった。
翻訳を求める加藤たちに一応クッパとゲラゲモーナの情報を与えておいて、それ以外は伝えないことにする。
最後に自分以外の人間の参加者に知り合いがいたことを話し合ってからお互いにデイバックから武器を出して見せ合った。
クリスは変わった四角形の銃プラズマカッターを、加藤は敵をどこかに転送できる銃Yガンを、ひろしは攘夷手榴弾、手榴弾を一つずつ、コジロウは武器とはいえないが妖精の粉というラベルが貼られた小瓶を、そしてマリオがデイバックから出したのは…………
「ッ!?」
なんとコジロウがよく知っているモンスターボールだった。
驚くコジロウ、そしていい切り札を手に入れたと思いニヤリとする。
「それが何か知っているのか?」
「ああ、これは……「静かに!!」!?」
- 272 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 03:01:19 ID:PsirlUWA0
- 途中でクリスに遮られて何事かと思った二人、耳を澄ましてみると遠くでドアが閉まるような音、そしてウイーン、ウイーンという機械音と誰かの歩く音が聞こえる。
一同は加藤の話にあった田中星人だと判断してそれぞれ持っていた武器を手にとって、入り口のホールへと駆け出した。
コジロウは駆け出す寸前にマリオからモンスターボールを渡されたが、ポケモンは入っていないらしく、正直今はいらなかった。加藤の話通りならロボットのような外装を剥がさないと田中星人は弱らせることはできない。そして外装を外せば息ができないという。これでは捕まえても意味が無い。
一同はもう一人の足音は誰だろうと考えながらドアを開け、ドアの外にいた一人の少年と田中星人へと一斉に武器を向けた。
1日日/昼/F-5 ラクーン警察署内】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・入って来た敵を確認する。
【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
・頼りになりそうな人達について行く。
【1日日/昼/F-5 ラクーン警察署内】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・入って来た敵を確認する。
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・今度こそは田中星人を始末する。
・加藤、ひろし、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
1日日/昼/F-5 ラクーン警察署内】
- 273 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 03:01:55 ID:PsirlUWA0
- 【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・入って来た敵を確認する。
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@バイオハザード
【備考】
・ひろし、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
・ガンツ経験者として初心者達を導く。
1日日/昼/F-5 ラクーン警察署内】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・入って来た敵を確認する。
【所持品】
・基本支給品
・妖精の粉@ベルセルク
・モンスターボール@ポケットモンスター
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、ひろしと情報交換をしました。
・弱らせて捕まえることができる化け物を探す。
・モンスターボールは一体だけ弱らせた怪物をボールの中に閉じ込めて、ボールの所持者の言いなりにすることができます。しかし知能の高い相手にはある程度、抵抗されます。
1日日/昼/F-5 ラクーン警察署内】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・入って来た敵を確認する。
【所持品】
・基本支給品のみ。
【備考】
・加藤、クリス、ひろし、コジロウと情報交換をしました。
- 274 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 03:04:45 ID:PsirlUWA0
- できました!
いやーーー我ながら会話文を多く入れられた方だと思います。
ひろしの影が薄すぎるのが欠点ですが、、、
タイトルは「人間側会議」です。
それでは評価お願いします。
- 275 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 03:47:02 ID:yv6msWZo0
- 投下お疲れさまです。
……うぉぉぉぉぉぁぉ!!これは果てしなく続きがきになるぅぅぅ!!果たしてこれからどんな展開になるのかきになるううう!!
文章も凄くうまくなっていますよ!!続き!!続き!!続き!!
これぞロワですね!!
- 276 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 04:23:55 ID:PsirlUWA0
- はい、その通りです!
続きが気になる話を書くのだけは何故か自分はかなり得意です。
こんなに会話文を入れ込んだ小説を書くのは始めてだったのでちょっと不安でしたが、
そういってもらえると嬉しいです。それでは続きをどんな話にするかを寝ながら考えておきます。
おやすみーーー。
- 277 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 05:05:34 ID:bgR1EK560
- 楽しみにしております!!
- 278 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:15:47 ID:.7mGBPsg0
- 投下します。題名は
「ウドガルド城の戦い」
です。
- 279 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:18:14 ID:.7mGBPsg0
- j-1にある古びた塔城、ウトガルド城、その石造りの塔の中、人間の参加者である白人の男性が、支給されたアイテム、xショットガンをもち、思考に暮れていた。
彼、アイザック・クラークは、遥か未来の世界の、CEC社にて働くしがないエンジニアである。しかし、決して只のエンジニアではない。
惑星発掘艦、USGイシムラからの救難信号に対して、また、イシムラにて働いている恋人ニコルのsosの知らせを見て、自ら出向いたアイザックは、そこでネクロモーフという、宇宙文明の遺産により作らせたネクロモーフ細胞を注入された人間のなれの果ての怪物のひしめき、壊滅状態のイシムラから持ち前の工学知識および宇宙船機関の専門知識をフル活用し、自前の数々の工具を使い、生還したただ一人のエンジニアである。
さらにイシムラを脱出した後、宇宙を脱出艦でさまよっている所を保護されるが、アイザックは宇宙文明の遺産、マーカーにより重度の精神異常を来しており、宇宙コロニーの施設に閉じこめられていたが、再び起こったネクロモーフの発生によりほぼ壊滅したコロニーを、なぜか政府からも命を狙われ、それでもなお脱出した究極の最強エンジニアだ。
コロニーを脱出したアイザックは、なぜかこのような殺し合いに参加させられていることに対して少なからず怒りを感じていた。この殺し合い、もしかしたらあのいかれたユニトロジー信者共も関係しているのかもしれない。
ユニトロジー信者、マーカーを用いて作られる、遺伝子ともウィルスともとれないネクロモーフ細胞、この死者の細胞をネクロモーフ細胞にかえ、怪物として生き返ることを良しとする、正に狂気の集団だ。
アイザックは、このユニトロジー信者からも狙われている。
しかし、アイザックは持ち前の強運と知識で幾つもの死線を乗り切り、見事二回も自分の命を勝ち取った。
アイザックはあの手袋のような何かから、人類以外の文明が作り出した謎の生きた物体、マーカーとにた雰囲気を感じ取っていた。
もしかしたら、あのニ体の手袋は、マーカーと何か関係があるのかもしれない。
その事を考えているアイザックは、始終無言で考え込む。
しかし、如何に工学の天才的な知識をもつ彼も、宇宙の秘密の一角を担うマーカーとマスターハンドの関係などという、およそ人間の範疇に無い存在同士の関係など推理する事など出来るはずがない、その事もアイザック自身もわかっている。
そのまま一時間近くは考え込んでいただろうか、アイザックはおもむろに、彼の視点から見たらかなり、いや、物凄く古臭い原始的な塔の内部の階段を登りだした。
彼の時代の建築技術からすれば、この建物は現実の高層ビルと、原始人の洞窟並の開きがある。事実、外装に全く鉄が使われておらず、コンクリートすら使われていない。おまけにドアなどは木材を使っている。
彼の時代の価値観から見たら、ドアの材料に木材などを使うなんて、一体どこの王族だ!……と考えてしまうくらい贅沢な事だ。
アイザックの住む時代、地球の資源という資源を絞り尽くした人類は、宇宙の星星からの発掘金属や燃料元となる物質を発掘するとこで文明を回している。
何世紀も前には白いといわれていた月も、人口コロニーの建築により、地球からは灰色に見えるくらいに変わった。
そんな彼の目から見たら、一体どの様にこの塔が見えるかは大体検討がつくだろう。
- 280 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:18:53 ID:.7mGBPsg0
- アイザックは、とりあえずこの塔を登り、そこから周りを確認してから行動方針を決めると考えていた。
階段を登りながら、アイザックは着ている黒いスーツの違和感を感じていた。
アイザックは、二回ものネクロモーフ発生地という超危険地帯を生き残った過程で、宇宙空間でも艦の外装工事などが可能なエンジニア用アーマースーツを着ていた。
何度もその特徴的なスーツを着ながら死線をくぐった為か、あのスーツを脱いだら落ち着かない。特にこんな危険地帯では尚更だ。
あの手袋達は、この黒いスーツには人体強化機能があるというが、このスーツには自分の死地を切り抜けさせた物体の時間を遅くする機能、ステイシスや、離れた所から物体を引き寄せるキネシス機能すら無い、本当に強化の効果があっても、なれた装備無しでは正直厳しいと思う。
そして、この支給された何か、恐らく以前使っていたパルスライフルと同系統の武器なのだろうと考えるが、恐らく工具では無いだろう。
なぜか引き金が二つあることも気になるが、武器らしい物が支給された事は幸運なのだろう、例え使い慣れた工具でなくとも。
アイザックは、己の首に填められている首輪を右手にxショットガンをもち、左手で撫でる。
アイザックは、かなりの高度な工学知識を併せ持ち、宇宙艦の設備および備品など、そういう方面のエキスパートだ。
その実力は、そのエンジニアとしての技術をかわれ、有名なエンジニアスクールえの推薦の話すらあった程だ。(主に財政面の問題で一般のスクールに通ったが)
彼が、ある程度の工具を手に入れたら、もしかしたらこの首輪の解除は可能かも知れない。
しかし、そのためにはサンプルとして首輪を手に入れておきたい。
アイザックがそこまで考えた時、ウトガルド城の塔の頂上についた。
さて、この塔の頂上に登ったアイザックは、周りをぐるりと見渡す。城壁に囲まれた塔の頂上、そこから見ると、どうやら近くに街があるらしい。
街とは、いかにも人間が集まりそうだ。……怪物も寄ってくるだろうが……
アイザックは、遠くの方に見える街を眺めながら、ゆっくりと背後の訪問者を見る。
アイザックにより閉められた塔の門からではなく、壁を登ってきた怪物側の参加者、それは、歪んだ蜘蛛の足のように変化した両手から伸びる爪を壁に突きつけ、頂上にあがってきた。
その怪物は、アイザックがよくしる物だった。
- 281 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:19:28 ID:.7mGBPsg0
- それの姿を一言で表すなら、《歪んだ人》だ。
両腕は、肩の方に寄せられ、細長く伸び、その先から鋭い鎌状の突起が突き出ている。
顔は、本来顎のあるはずの場所から鋭い牙が生えている。
その体は、所々黒ずんでいる。これは、この人間が、ネクロモーフになってそれなりの時間がたったという事だ。
ネクロモーフ、それは、死体、非死体とわず、生き物の体にネクロモーフ細胞が入り込み、その細胞が肉体の細胞と成り代わり生まれる怪物だ。
ネクロモーフの最大の特徴は、その繁殖方法と特質にある。
ネクロモーフは、最初一つの人間がネクロモーフ細胞を体内に宿し、二つの種類のネクロモーフになる。
それは、死体を増やすネクロモーフ
増やした死体をネクロモーフに変えるネクロモーフ
この二種類だ。
まず、死体を増やすネクロモーフ、通称スラッシャーは、生命反応のある人間を執拗に追い回し、ネクロモーフ細胞がより多く増えやすい状態、死体にするため殺す。
そうして、スラッシャーが殺した人間の死体を、モモンガのような姿をしたネクロモーフが細胞を注入し、新たなネクロモーフに進化させる。
その様にして爆発的に増殖していくのだ。
その上、ネクロモーフはその性質上、俗に言う生命維持器官が存在せず、脳を吹き飛ばしても、胴体を撃ち抜いても全く怯まない。
その厄介な不死身仕様なネクロモーフに、物量という力が加わり、最初のネクロモーフ発生をくい止められなかったらもう止め用はないのだ。
事実、ネクロモーフは様々なコロニーを全滅させている。
アイザックは、塔にあがってきたスラッシャーに向け、銃口を向ける。
アイザックの姿を確認したスラッシャーは、おぞましい奇声をあげ、その鎌状の両腕を振り回しながらアイザックに突撃する。
対するアイザックは、手慣れた手つきで、ネクロモーフの手足を狙ってxショットガンを撃とうとうとした。
「ギェェェェェ!!」
しかし、アイザックが撃つよりも早く、空から飛来した何かがスラッシャーを空中に掴み、持って行く。
飛来した者は、かなりの大きさをした怪鳥だった。
アイザックは、突然の自体に少し固まる。
その巨大な怪鳥は、その巨大な翼をはためかせ、その鋭い爪が生えた脚でスラッシャーを握り締める。
怪鳥の脚に、所々皮膚が剥がれ、黒ずんだ頭と足を捕まれ、怒りの奇声を上げるスラッシャー
怪鳥は、空中を旋回すると、塔の上空でスラッシャーの頭と右足をもぎ取った。
拍子抜けするほどあっさりと頭と右足が千切れ、常に叫んでいた奇声がやむ。
そのまま支えを失って地面に落下していくスラッシャー。
ネクロモーフの恐ろしさは、その不死性もあるが、一番の強みは数の多さだ。
ネクロモーフ、スラッシャー単体の強さは、落ち着いて弱点である変質したことで脆くなっている足や鎌を切り落とせば、直ぐに行動不能にする事ができる。
怪鳥は、落ちてゆくスラッシャーを見向きもせず、脚に掴んでいた頭と足を放り投げると、そのまま塔の屋上に降りたった。
- 282 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:20:09 ID:.7mGBPsg0
- 怪鳥は、そのアイザックの身長よりもかなり大柄な巨体を揺らし、鳥類には無い牙が生えた嘴をならし、その赤い目で睨みつけてくる。
彼女、ボス田中星人は怒っていた。
この殺し合いに首輪をつけられ、参加させられる前に、彼女は種の繁殖と繁栄のため、地球と呼ばれる猿が進化した知的生命体のすむ惑星に、新たに巣を作っていた。
順調に子供も生まれ、静かに暮らしていたボス田中星人の日々は、突然の終わりを迎えた。
ある日、彼らの文明では考えられないくらい高度なぶそうをした地球人が攻めてきたのだ。
地球人は、友好に接した自分達を、子供も全て皆殺しにしたのだ。
子供達や卵も一つ残らず巣にしていた建物ごと潰され、仲間達も勇敢に戦ったが、全滅させられた。
最後まで生き残っていた彼女は、仲間の仇をとろうと、地球人に襲いかかった。
しかし、地球人の一人に空中で、呼吸するために必要な小型呼吸器を外され、弱った所を集中砲火で殺されてしまった。
そして気がついたら、マスターハンドと名乗る何者かに、人間達との殺し合いを強要されたのだ。
その場には、自分の巣の全滅したはずの仲間が一人、擬態スーツをつけ、たっていた。
なぜ全滅した仲間が生きているかは分からないが、仲間と合流し、また、潰された巣を再建しなければ。
ボス田中星人は、会場に飛ばされた跡、近くにある塔を見て、地球人がいる可能性を考え、向かった。
地球人が居たら、どうするか?勿論、種の繁殖と繁栄の為の犠牲になってもらうのだ。
先に敵対行動をしたのは地球人だ。容赦はしない。
塔の上にいたのは二人、その内の一人をその脚で掴み、空中に浚う。
その時気づいたが、自分が掴んだのは人間ではないようだ。
しかし、体からは微かに人間の匂いを感じる。
彼女は、掴んでいる何かを引きちぎり、そのまま捨てた。
そして、地球人のたっている塔の上に降り立ち、目の前の地球人を睨みつける。
アイザックは、急接近してきたボス田中星人に驚くが、すぐさまxショットガンをボス田中星人に向け、引き金を弾こうとする。
ボス田中星人は、ネクロモーフとは比べ物にならない瞬発力で、アイザックのxショットガンを蹴り上げる。
xショットガンは、アイザックの腕を離れ、端の方に飛んでいった。
ボス田中星人は、武装を無くしたアイザックに、自身の凄まじい叫び声をあげる。
「ギェェェェェェェェェェ!!!」
擬態スーツによる鳴き声強化が無くとも、十分武器として通用する音を浴び、吹き飛ぶアイザック、ボス田中星人は、倒れるアイザックを鋭い爪をもつ足で引き裂こうと、襲いかかる。
アイザックを掴もうとするボス田中星人、しかし、それは大きな間違いだった。
掴みかかるボス田中星人の足を、アイザックはそのまま両手で掴む。
「?!!」
驚くボス田中星人、アイザックは、大きくスーツにより盛り上がり、強化された腕の筋肉をフルに使い、
ドガァァン!!
ボス田中星人を、塔の床に叩きつける。
地球人の力に対する驚きと、背中の痛みに叫ぶボス田中星人
「ギェェェェェ!!」
アイザックは、落下する衛星から、コロニーに向かって自由落下し、全くの無傷という人間か疑いたくなるような肉体を持つ。
更に、スーツの人体強化機能により、その肉体は人間の範疇を超えた戦闘力をもっていた。
床にめり込むボス田中星人、アイザックは、しばし動けないボス田中星人の胸に、強化された腕のパンチを食らわせようとする。
ボス田中星人は、瞬時に両脚を使い、アイザックを蹴り上げ、攻撃を阻止する。
- 283 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:20:50 ID:.7mGBPsg0
- アイザックは、ボス田中星人の蹴りで後方に吹き飛ぶ。
その隙に上空に飛び立つボス田中星人、アイザックはそれを見て、隅の方に転がっていたxショットガンをとり、上空を旋回するボス田中星人に引き金を引く。
ギューン ギューン ギューン
しかし、ボス田中星人は巧みなフットワークでその攻撃を避ける。
しかし、xショットガン、ボス田中星人の経験からわかるが、あの武器は当たったらアウト、一撃で死ぬ。
なので、狙いを定めるアイザックに近づき、攻撃を食らわす事が出来ない。
アイザックも、使い慣れない武器と、ボス田中星人の巧みなフットワークにより攻撃を与えれない。
その硬直状態の中、新たな乱入者が現れる。
「ギェェェェェ??!」
「なに!!」
新たな乱入者、ウトガルド城に群がってきた者は、身長15mはある、裸の巨人だった。
その巨人に、アイザックも、とボス田中星人は見覚えがあった。
集められていた怪物達の中では、恐らく一番の巨体を動かし、その体に比例して短めの腕を胸に組み、額が広く禿げ上がり、微笑んでいるのかよく分からないが表情を浮かべた巨人は、アイザックのたっている塔に近づき、体当たりをくらわした。
ドォーン ドォーン
巨人が塔を叩くごとに、石造りの塔がギシギシと歪む。
ボス田中星人は、いきなり現れたこの巨人が、塔を倒そうとしているのを見て、そのまま旋回し、離脱した。
空中で暫し止まっていたボス田中星人は、格好の的だったが、アイザックは新たに現れた巨人でそれどころではなかった。
【一日日/朝/j-1】
【ボス田中星人@ガンツ】
【状況・状態】
田中星人と合流したい。
【所持品】
無し
【備考】
原作で死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
田中星人の女王蜂的な存在、ノーマル田中星人とはちがい、翼が生えており、飛行が可能になっている。
鳥類なのに牙がある。
突如現れた謎の巨人に対して、xショットガンを巨人の頭部に向け、乱射するアイザック、
彼は、数々のネクロモーフとの戦いで、最早エンジニアというよりは兵士をやった方が似合うんじゃないの?……状態なのだ。
巨人は、足下に落ちていたまだ動いていたスラッシャーを踏みつけ、塔の上のアイザックに手をのばす。
ドパン!!
すると、突然巨人の頭部が風船のように破裂した。xショットガンの対象を内部から破裂させる効果である。
その強力な効果に、アイザックは少し驚くとともに、この武器に技術者として興味を抱いた。
上向きに塔を見上げていた巨人は、顔面をごっそりとxショットガンの連射で失い、そのままよろける。
しかし、この銃では巨人を殺すには火力が足りない。もう巨人の顔が再生を始めている。
巨人の弱点がうなじとは知らないアイザックは、右腕をのばしてくる巨人に再度、xショットガンを乱射し、再生する前に攻撃を加えるが、それがどうしたと言うように巨人の傷が破裂すれば治り、破裂すれば治りの繰り返し、これでは拉致があかないと考えたアイザックは、一か八かの賭にでる。
- 284 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:21:28 ID:.7mGBPsg0
- アイザックは、巨人が目を負傷して視力を失っている時、塔の一番後ろに回り込み、しっかりとデイバックを肩に掛け、xショットガンをもち、脚に力を込める。
脚のスーツが強化され、大きく膨らむ。
アイザックは、強化された脚を噛みしめ、思いっきり塔から走り、飛び出した。
塔から飛び出したアイザックは、自然の摂理で重力に引かれ、巨人には落ちず、そのまま巨人を飛び越え、塔の遥か遠くに飛んでいった。
スーツの効果があることはわかっていたが、余りの跳び声の高さに驚くアイザック。
飛んでいる間、アイザックはその素晴らしい技術で巨人の膝を狙い、撃つ。
ギューン ギューン
数秒遅れて、巨人の膝が破裂し、そのまま倒れこむ巨人。すぐさま千切れた足から蒸気が発生し、再生を始めるが、流石に直ぐには足を生やすことが出来ない。
その隙にかなり巨人の後方に着地したアイザックは、振り返らずに走り出す。
恐らくあの巨人の再生力では、直ぐに足が生えて来かねない、そう考え、逃走を図るアイザック。
彼がどこに行くかは、まだわからない。
【一日日/朝/j-1】
【アイザック・クラーク@デッドスペース】
【状況・状態】
巨人から離れる。
人間と合流したい。
この殺し合い、マーカーにも関係があるのか?
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1〜2個 xショットガン@ガンツ
【備考】
二回目のネクロモーフ発生から脱出した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
宇宙文明の遺産、マーカーとネクロモーフ細胞により発生したネクロモーフにより壊滅状態になったコロニーや、惑星発掘調査艦を二度も脱出した最強のエンジニア、その様から、一部では生物兵器とも言われている。
- 285 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:22:39 ID:.7mGBPsg0
- アイザックが逃走した跡、塔に倒れ込んでいた巨人の傷が再生する。
巨人は再生したばかりの足で立ち、さらに獲物を求めて俳諧を開始した。
この巨人を止めることはできるのだろうか?
【一日日/朝/j-1】
【巨人@進撃の巨人】
【状況・状態】
人間を探して食う。
【所持品】
なし
【備考】
進撃の巨人9巻にてウドガルド城を攻めた時からの参戦。
【キャラクター詳細】
進撃の巨人にでてくる人類の天敵、たとえ頭が吹き飛ぼうと、下半身がちぎれようと蒸気と共に再生する。
首からうなじにかけての横10センチ、縦一mの部分を破壊されると死亡する。
【スラッシャー@デッドスペース行動不能】
- 286 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 16:23:47 ID:.7mGBPsg0
- 投下完了、コメントくれたら嬉しいです。
- 287 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 17:06:31 ID:S9AQseIk0
- ボス田中
- 288 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 17:07:09 ID:S9AQseIk0
- ボス田中星人は、雌だと認識しています。
- 289 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 17:40:19 ID:V1s6xIWI0
- やはり細かい乱戦?……とかは苦手です。
- 290 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 19:05:57 ID:PsirlUWA0
- いえいえ、十分良くできていると思いますよ。
私なんか書いた戦闘が普通すぎて困っているくらいですし、、、
- 291 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 20:14:58 ID:CJc8BbcA0
- そうですか、ありがとうございます。
- 292 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 20:55:18 ID:4oklinJM0
- 続き!!続き!!続き!!
気になる気になる続き!!
投下待ってますよ。
- 293 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/06(月) 23:19:07 ID:4oklinJM0
- ……普通の戦闘とは何でしょう?
- 294 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/06(月) 23:25:26 ID:PsirlUWA0
- えーーーと、、、イレギュラーな展開とかが無くて、あっさりとしているようなことです。
- 295 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 00:35:38 ID:AJ8UZ8rU0
- ……あっさりした戦闘ですか。イレギュラーを作るって難しいですからね。
- 296 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:43:21 ID:2emphTLM0
- 続きができたので投下しますね、また続きが気になる展開ですが、、、、
- 297 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:47:45 ID:2emphTLM0
- 投下します。
F-5ラクーン警察署内入り口ホール、ここに五人の人間と一人の少年、一体のロボットが対時していた。
「動くな!!」
「えっ……何だよコレ?」
『ウウウウウーー!!』
突然五人の男が右側のドアを開けてなだれ込んできた。彼らの内二人は変わった銃をこちらに向けていて、残る三人は格闘戦の構えをしている。イシドロは突然の事態に困惑し、田中星人は目の前の人間達に対して威嚇をする。
最初に叫んだ黒髪の男の人、なんだかガッツの兄ちゃんに似ているなぁとふと思いながらも、白髪でメガネの少年と青い長髪をした男以外はかなりのやり手だとイシドロは判断し、両手を挙げて、持っていたデイバックを下に落とす。
ここまで付いて来たしゃべる人形は横目でこちらを見て、心配していると言いたげな顔をする。その時
ドガァン!
「えっ?」
『カァ!?』
「何だ?」
「誰?」
「アイツは……!?」
「!?」
「ッ!?……タイラント!!」
入り口のドアが壊され、そこから緑のトレンチコートを着て、白い目をした大男が姿をあらわした。なぜタイラントがここを発見できたのかと言うと至極簡単なことだった。
着ていた防弾対爆仕様のトレンチコートによってドラム缶の爆発ダメージを軽減したタイラントはあまり長くは怯まず、十秒以内に外へと顔を出した。
よってコジロウとマリオに追いつくことはできなかったが、遠目で二人が走っていく方角はなんとなく掴めていたのである。コジロウとマリオを見失ったのはG-5とF-5の境界線近く、タイラントは仕方なく近くの建物の中を見たりしながら、ゆっくりとF-5のラクーン警察署へと近づいていた。
- 298 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:49:53 ID:2emphTLM0
- そしてウイーン、ウイーンという特徴的な機械を聞き、音がした方向を見ると一人の少年が変なロボットと一緒に歩いているではないか、彼らは警察署へと向かっているようだった。
ロボットは無視するとして、あの少年は人間だ と判断してタイラントは二人を追って、自分も警察署の中に入り込んだ。
ブン ガァン!!
『ガァ!?』
「何!?」
「お前……。」
タイラントは一番近くにいた少年、イシドロを真っ先に殴り殺そうとしたが、田中星人がその身を盾にしてイシドロを守った。田中星人は紛れも無く敵だと考えていた加藤達五人はそれを見て呆然とする。
田中星人は五人の地球人から殺意を浴びせられて本能的に威嚇してしまったが、内心強く心配していることが二つあった。それはお菓子の恩もあり、折角友好的な関係が築けた少年を自分のせいで巻き込んでしまうのではないかということと、この少年があの男達が正しいと言って、向こう側についてしまうのではないかということであった。
ちょうどそんな時に乱入してきたタイラントという名前であるらしい大男が自分と友好的に接してくれた少年に向かって殴りかかってきた。
今こそ信頼を勝ち取るべきだと思い、田中星人はその身を盾にしてイシドロを守ったのであった。
ロボットにパンチを防がれてしまったタイラント、しかし特に気にした様子はなく、そのまま距離をとっていたイシドロ目掛けて走る。だが
ガァン
『カァ!!』
さっきのロボットが宙に浮きながら勢いよく突進してきたので動きが止まる。
田中星人は焦っていた。自分の外装は空を飛んだり、音を増幅したりする機能がついてはいるが、そう頑丈なものではないので大男のとてつもない腕力の攻撃はあまり喰らえない。
『ハァァァァー!!』
ドゴン ガタッ
至近距離で強力な超音波を放った。振動で床が凹み、目の前の大男は目と耳から血を流し
- 299 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:51:04 ID:2emphTLM0
- て片膝をつく。
『ハァァァァー!!』
『ハァァァァー!!』
『ハァァァァー!!』
『ハァァァァー!!』
ドン ドン ドン ズドン
田中星人はスキありと見て、連続で超音波を放つ。
加藤達はそれを黙って見守る。
『ハァァァァー……ガァ!?』
しかし、突然田中星人はタイラントのトレンチコートを突き破って出てきた腕に捕まった。
川原のコンクリートですら凹ませる超音波攻撃の連続でコートがぼろぼろになり、そして視覚、聴覚、脳へのダメージを危惧したタイラントの肉体は暴走を開始したのだった。
一回り巨大化し、合計8本の腕を持つようになったタイラントはその手に掴んだ田中星人を強く床に叩きつけ、残りの腕を使ってひたすら殴り続ける。
ドゴン! ガン ガン ガン ガン ガン バキ ドガン!!
『ガァーーーーーー!!』
人間のように見えたタイラントが実は人間ではなく、また超音波攻撃で与えたダメージが徐々に回復しているのを見て驚く田中星人。しかしすぐに殴られた衝撃が内部まで広がって、激痛に苦しめられる。音を増幅するスピーカーは顔を殴られた時に壊されてしまった。
パカッ
『カァーーー……ガハァ!?』
グシャ ポタポタ……。
たまらず外装から飛び出してしまった田中星人の本体であるカラスと人間を掛け合わせたような化け物は暴走によって鋭く生えたタイラントの爪に貫かれ血溜りを作って倒れる。
『ホウワァーーーー!!』
大きな雄叫びを上げるタイラント、そして次に黒いガンツスーツを着た人間達の方を向く。
- 300 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:51:45 ID:2emphTLM0
- 「くっ、コイツはやばい!!」
六人とも……いや五人は目の前のタイラントの変化とロボットの中がカラスの星人だということは知っていたが、実際に目の辺りにして呆然と見入っていた。
六人はこちらへゆっくりと歩いてくる暴走した、いわゆるスーパータイラントT-103型に対して強く警戒し、戦闘態勢をとった。
【田中星人@gantz 死亡】
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
・スーパータイラントT-103型と戦う。
【1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・スーパータイラントT-103型と戦う。
・加藤、ひろし、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
- 301 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:52:11 ID:2emphTLM0
- ・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@バイオハザード
【備考】
・ひろし、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
・ガンツ経験者として初心者達を導く。
・スーパータイラントT-103型と戦う。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(76%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品
・妖精の粉@ベルセルク
・モンスターボール@ポケットモンスター
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、ひろしと情報交換をしました。
・弱らせて捕まえることができる化け物を探す。
・スーパータイラントT-103型と戦う。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品のみ。
【備考】
・加藤、クリス、ひろし、コジロウと情報交換をしました。
・スーパータイラントT-103型と戦う。
- 302 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 01:57:01 ID:2emphTLM0
- 1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(100%)
・目の前の敵(スーパータイラントT-103型)に警戒。
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品1個 ガンツソード@ガンツ
【備考】
・状況がよく理解できてないが、八本腕の巨人は敵だと分かるので、この人達と協力して倒す。
できました。 前回はすいません。コジロウのスーツ残り耐久力が90%になってしまっていたので今ここで修正しときました。
タイトルは「人間と友好的な怪物の末路」です。
それでは評価お願いします。
田中星人を死なせてしまったのはどうかな、、、と少し悩んでます。
- 303 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 02:05:04 ID:2emphTLM0
- ああっ、自分のバカ、、、
六人の紹介を書いてから疲れてしまってタイラントの紹介を書いてない。↓すぐに追加します。
【一日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【タイラント-t003型@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・コート破壊
・暴走中
【所持品】
・なし
【備考】
・マスターハンド達によって「人間を殺せ」と命令を与えられています。
・目の前の六人を殺す。
- 304 : ◆muRder/IfU:2013/05/07(火) 03:54:56 ID:yCFYViKk0
- ウィッス。
【ベイン@バットマン/怪物】、【キャスカ@ベルセルク/人間】
を、予約させていただきぃ〜〜〜…やす。
- 305 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 06:34:13 ID:Et5RgMSY0
- 投下お伝れ様です。
田中星人!!……まあ、何となく早死にしそうだなぁと思っていましたが。しかし、なけるなぁ、とても良かったです。
そして、予約が来ている……嬉しいぜ。
- 306 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 10:40:06 ID:2emphTLM0
- ありがとうございます。
新しい書き手さんも来てくれてうれしいです。
これからよろしくお願いします。
- 307 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 17:31:37 ID:U4rj2hv60
-
【ショッキング・エッグ/マリオ&ルイージrpg/怪物】
【セルピコ/ベルセルク/人間】
【ヨッシー/マリオ&ルイージrpg/怪物】
予約します。
- 308 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 17:33:22 ID:U4rj2hv60
- ……スーパータイラント、腕が8本もありましたっけ?
- 309 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 20:18:17 ID:2emphTLM0
- wikiに書いてあったのは間違いだった。
8本は爪の方でした。
腕は二本でした。しまったーーーーーー。
修正した文を用意しときます
- 310 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 20:26:33 ID:2emphTLM0
- 『ハァァァァー……ガァ!?』
しかし、今まで片膝をついて下を見ていただけのタイラントがいきなり素早い動きをしてきて、田中星人はタイラントの腕に捕まってしまった。
川原のコンクリートですら凹ませる超音波攻撃の連続でコートがぼろぼろになり、そして視覚、聴覚、脳へのダメージを危惧したタイラントの肉体は暴走を開始していたのだった。
一回り巨大化し、鋭くて大きな爪を持つようになったタイラントはその手に掴んだ田中星人を強く床に叩きつけ、足で胴体を踏んづけてからひたすら殴り続ける。
↑修正できました。 今度からはwikiだけでなく動画や画像も参考にしようと思います。
- 311 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 22:08:43 ID:yywKgKsQ0
- H-10にコカ城を設置します。
- 312 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/07(火) 22:31:55 ID:2emphTLM0
- 了解しました。
j-1 ウドガルド城 、H-10コカ城
忘れないようにしないと、、、、
それと中間テストの期間が迫ってきている、、、、
- 313 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/07(火) 22:38:16 ID:yywKgKsQ0
- 僕もですよ。テスト期間が迫っています。
あと何話か上げたら勉強頑張ろう。
- 314 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/08(水) 22:32:58 ID:aABh6Bj20
- 【玄野計/ガンツ/人間】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
【青鬼/青鬼/怪物】
【ゲドンコ星人/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
予約します。
- 315 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/08(水) 22:35:02 ID:aABh6Bj20
- あと場所はE-1のキノコ城で、、、、
ふう、、、、昨日はほぼ一日中宿題ばっかりしていて大変だった。
- 316 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/08(水) 23:03:59 ID:JFCd/org0
- 予約ありがとうございます。
宿題同志よ。
おおお!!青鬼でた!!これは期待大です。個人的に青鬼が好きなので、活躍してほしいものですが、……玄野相手じゃ青鬼普通にピンチじゃん。
投下を楽しみにしながら気楽に待ってます、僕最近スランプ気味で、なかなか筆が進まない。困ったものだなぁ。
- 317 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/08(水) 23:18:58 ID:dkqcW6oo0
- タイラント勢、アイビー勢、千住観音勢、それぞれ凄く気になるな、続きが。
- 318 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/09(木) 16:53:26 ID:l/k1opv20
- 自分もスランプ気味です。
なかなかいいアイディアが浮かばず、、、気になる展開を作っておいて
自分でもその展開を書くのが困難になるという、、、、
後先全く考えてませんでした。
- 319 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/10(金) 20:20:06 ID:G9AvEC1k0
- すいません、自分は携帯端末で書いてから投下しているんですが、実は先程書いていた文章を保存する前に携帯に着信があり、丸々一話消えました。……
ですので、
【セルピコ/ベルセルク/人間】
【ショッキングエッグ/マリオ&ルイージrpg/怪物】
【ヨッシー/マリオ&ルイージrpg/怪物】
の予約を取り消します。すいませんでした。
- 320 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/10(金) 20:39:21 ID:K4xulAMw0
- とてもお気の毒に、、、、、
私はパソコンで書いてマイクロソフト ワード で保存してます。
実を言うと携帯での書き込み方を全く知らないのでそうしています。
- 321 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/10(金) 20:42:18 ID:J3R7uVbg0
- 正直泣きそうです。……実際少し泣きました。ははは……うぅぅ。
- 322 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:37:24 ID:elHvsgfQ0
- 投下します。
1日目の午後、ガンツの経験者、玄野計はE-1にあるキノコ城へと足を踏み入れようとしていた。
「ん?……人か!?」
誰かが倒れていた。血は出て無いので死んではないようだが、近寄って見ると茶髪で白人の女性だった。
「まいったなー……日本語通じるかな?」
今思い返してみるとマスターハンド達に呼ばれた場には外国人らしい顔立ちの者が多かった。玄野は特に成績が良いというわけでもないので、相手が学校によくいる外国人教師みたいに日本語を理解してくれることを期待するしかない。
もし無理なら身振り手振りでコミュニケーションするかと決め、女性のデイバックはそのままにし、女性を抱えて城の中へ入る。
三日間生き残れとは言われたものの三日間寝ないまま常に敵を警戒し続けるのは無茶だと後になって気付いた。それ以来 ”誰か寝ている間だけ見張りやってくれないかなぁ” などと考えてしまう。あまり人に頼らない玄野でもこれは頼らざるを得ない。
ドンドンドンドンドン!
「何だ!?」
大きな足音だ。後ろから聞こえるので女性を抱えながら顔だけ振り向く。
「ッ!?こんな時に……。」
廊下の向こうからやたら顔の大きな全身ブルーベリー色の巨人が迫ってきた。
玄野は女性を抱えながら全力で城の入り口まで走った。
走りながら考える、そういえばこの人が気絶していたのはあの化け物のせいなのか?
いや、そうならなぜすぐに殺さなかった?
一瞬 この女性を見捨てて、デイバックからXガンを取り出して戦おう と考えたが、死んだ加藤から怒られているような気がしたのでその考えを打ち消した。
「くそっ……追いつかれる!!」
入口に近づくにつれて、どんどん相手との距離が狭まっている。やっぱり人を抱えたまま逃げるのは無理だったと悟り、女性を入口の方に投げてから自分は横に飛んでからすぐさ
- 323 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:38:49 ID:elHvsgfQ0
- まXガンをデイバックから取り出して構える。
化け物は女性に目をくれず、自分の方に寄ってきた。
もし化け物が女性の方に向かったら、攻撃し続けて化け物の気をそらそうと考えていたのだが、杞憂のようだ。
足に強く力を入れてスーツの力を活用し十分距離をとるとブルーベリー色の巨人へとXガンを連射した。
「うぉぉぉぉぉぉーーーー!!」
ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン
バババババァン
『ぐうぉぉー』
ドオッ
『ぐるる……』
Xガンが命中するたびにブルーベリー色の巨人こと青鬼の体の表面にいくつもデコボコと穴が開いていき、青鬼はゆっくり歩きながら倒れた。致命傷を負っているように見えるが、唸っている限りまだ死んではいないようだ。
意外としぶといな と思いながらも青鬼の近くまで行って脳天にXガンを向けようとする玄野。
「えっ?」
ゴボォ!!
「ぐあっ!?」
Xガンを掲げた際、一瞬、巨人の首の中に何か動くものが見えた。しかし次の瞬間、巨人が
何かを吐き出してそれが玄野にぶち当たった。
「くぅ……このぉ!!」
中から出てきたのは人間サイズの巨人だった。しかし頭は変わった金髪をしている。
これは青鬼に食べられて、青鬼となった参加者、たけしだった。
二人は取っ組み合いになるが上に乗っている青鬼が有利である。しかも気のせいか徐々に青鬼の体が大きくなっている。
とその時、
ドゴッ
バリーン!!
- 324 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:40:56 ID:elHvsgfQ0
- 誰かが青鬼を横から蹴り飛ばしたようだった。
青鬼はガラスを割って外へと放り出される。
誰だろうと玄野は顔を上げてみるとさっきの女性だった。
女性は吹っ飛んだ金髪の巨人を強く睨みつけていた。
「なによその髪型は!!!!」
彼女、ジル・バレンタインには青鬼がたけしのマネをして遊んでいるように見えた。たけしはまだ生きているかどうか分からないが、ここまで髪型を良く真似ているなら捕まって殺されたと考えるほうが理にかなっている。民間人の少年を一人助けられなかった悔しさと死者を弄ぶような青鬼の行為に激怒して窓から外へ飛び出し、青鬼の両目に向けて銃を撃つ。
バン バン
『ぎゃぉぉぉー』
弾は見事に命中して青鬼は目を押さえて苦しむ。玄野は女性がなんの訛りも無い綺麗な日本語を喋った事に驚いていた。ジルはトドメに頭に銃を撃ち込もうとした時、
シュルルル
「えっ?」
「UFO!?」
ギューーン
銀色の円盤の上に赤い目と紫色に白の斑点がついた頭を覗かせた新たな星人が青鬼を宙に浮かせながら飛び去っていった。
玄野達は呆然としてその場に立ち尽くしていた。
【1日日/午後/E-1】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力 残り(96%)
・あのUFOは何だ?
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
・Xガン@gantz
【備考】
・この人日本語喋れたのか?
- 325 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:41:32 ID:elHvsgfQ0
- 【設定追加と修正】ジルやクリスの言葉が日本語に聞こえるのは首輪の機能です。また一話で玄野はデイバック2つ持っていると言いましたが、あれは間違いでした。デイバックは一つです。
【1日日/午後/E-1】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
【状況・状態】
・健康 スーツ耐久力残り86%
・UFOに警戒。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1個 サムライエッジ@バイオハザード
【備考】
・金髪の青鬼がたけしだとは気付いていません。
・青鬼をアンブレラが作った生物兵器と思っています。
デイバックに自分がよく使っていたUFOとレーザー銃を見つけたゲドンコ星人はUFOに乗って周囲を偵察していた。するとE-1の方角に自分らがかつて占領したキノコ城があったではないか、すぐさまその場に向かうと青い巨人と黒スーツの参加者を見つけた。
ゲドンコ星人はUFOの機能を使って青い巨人を解析すると、なんと巨人が食った生物はこの巨人と同じになるということが分かった。おまけにしぶとさや追跡能力、パワーもずば抜けているので戦いに利用しようと考え、この巨人をさらった。
怪物側は彼らの姫も加えて強そうなメンツが揃っているが、クリボーやノコノコ、ヘイホーなどのザコも多い。そんな連中をすべてコイツに食わせれば自分達が勝つ可能性が高くなる。ゲドンコ星人は気味の悪い笑顔を浮かべながら巨人を浮かせながら巨人の餌になりそうな生物を探した。
そのころ青鬼は自分の仲間が生まれたことを喜びながら息絶えた。
新たに生まれた青鬼、たけしには元の人間らしい感情は無くただ残酷さと食欲のみが詰まっている。彼は二度と人間には戻れないだろう。
【1日日/午後/E-2】
【ゲドンコ星人@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状況・状態】
・健康
・青鬼の餌を探す。
- 326 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:41:56 ID:elHvsgfQ0
- 【所持品】
・UFO (燃料 残り95%)
・レーザー銃
【備考】
・青鬼を増やす予定。
【1日日/午後/E-2】
【青鬼@青鬼】
【状況・状態】
・両目欠損
・ゲドンコ星人に捕まっている。
【所持品】
なし
【備考】
・何が起きたか理解できていない。
・足音や匂いで獲物を狙うようになりました。
- 327 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 01:44:37 ID:elHvsgfQ0
- 投下できました。
なんとか相手の意表をつく戦闘をかけました。
タイトルは「悪夢の始まり」です。
それでは評価をお願いします。
- 328 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/11(土) 06:55:29 ID:mIY4zP1s0
- 投下お疲れさまです。楽しく見ました。
青鬼誕生!!そしてゲドンコ星人なかなか冷静ですね。
そして人間グループが脈々と合流しつつある。これは段々と物語が進みつつありますね。
- 329 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 13:04:52 ID:elHvsgfQ0
- 【ポイズン・アイビー/バットマン/怪物】
【追跡者/バイオハザードシリーズ/怪物】
【マメパックン/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
で予約します。
- 330 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/11(土) 13:15:33 ID:mK3WmG8M0
- よしきた!!投下楽しみにしてます。このメンバーのその後は気になっていたんですよ。
まってます。
ゲドンコ印青鬼量産化計画!!
- 331 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 15:34:02 ID:elHvsgfQ0
- 投下します。
A-5の草原、ここに怪物側の参加者三人が対時していた。
シンと静まり返った緊張の中、マメパックンの火炎弾と追跡者の突進を皮切りに戦闘は始まった。
ドオオオン! グラグラ
「くっ!?」
マメパックンが吐いた炎は同時に駆け出した追跡者には当たらず、逆に追跡者の突進を喰らってしまった。
揺らして自分を落とそうというの? そう思いマメパックンの上にいるポイズン・アイビーはしっかりとしがみ付く。
彼女は10メートルあるマメパックンの巨体をここまで揺らす追跡者のパワーに恐怖を感じた。
すると今度は左手から先の尖った触手を出して、マメパックンに突き刺しながら右手でマメパックンを何度も強く殴った。
ブシャ ズドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン
グラグラグラグラ
「きゃあああー!!」
さっきとは違い、マメパックンは痛みで暴れ始める。何度も振り落とすようにと指示しているのだが、黒コートの大男は離れてくれない。それどころか自分が振り落とされそうだった。すぐにうつ伏せで倒れるように指示して、マメパックンが追跡者を押しつぶすようにして倒れるのと同時に彼女は草原へと降り立った。
ドーーーーン!
「……ごめんね。」
デイバックをあさって中を見た後、彼女は倒れたマメパックンに炎を吐くよう命じてから、燃えるマメパックンに背を向けた。
科学者でもあり、植物と人間の混合生物である彼女にはマメパックンが触手で貫かれた際に何らかのウイルスに感染してしまったことが分かっていた。
このウイルスはTウイルスと言って、以前、時計塔で戦ったジル・バレンタインを行動不能にし、死なせかけた物である。そして死んだらゾンビになってしまう。
あらゆる毒や微生物、ウイルスなどに対して免疫を持つアイビーには全く効かないし、そ
- 332 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 15:34:36 ID:elHvsgfQ0
- の血を飲んだマメパックンにも効かないように思えるが、相手は彼女の世界には存在しないウイルスである。加えて変異性が強く、抗体を投与されている人間でも汚染された水を摂取したり、死に瀕した場合は感染してしまう。事実、ジルはバイオハザードシリーズの主人公達のようにT-ウィルスに対する完全な抗体を持った人間であったのだが、追跡者の攻撃で濃度の高いT-ウィルスを直接体内に送り込まれると感染してしまった。
このことからワクチンなしでは彼女も、彼女の植物も感染してしまうことが分かる。
アイビーの支給品は食料などと、赤 緑 青 のハーブだけであり、青は解毒作用があるとさっきデイバックから出して分かったのだが、これでは未知のウイルスに対しては無意味だと理解する。
燃えるマメパックンに背を向けてその場を後にしようと思っていると後ろから物音が聞こえた。
パキパキ メキッ
ドン
『ヌゥアアーー!!』
「嘘っ!?」
マメパックンの胴体を下から抉りながら黒コートの大男が飛び出してきた。動けないどころか予想以上に早く出てきた相手に彼女は混乱しながらも自分の指を噛んで、血を垂らして地面の草を操る。
ダッダッダッダ
ブチブチブチブチ ズシャ!!
「くっ……がは!?」
しかし、さっきの攻撃で怒っていた追跡者は凶暴性が増していて、とんでもないスピードとパワーで草を引きちぎりながら彼女に迫り、左手の触手を彼女の腹に突き刺した。
「ゲホッ!!」
吐血しながら倒れている彼女を無視して、追跡者はキャスカが逃げていった森の方へと歩いて行った。
死の間際、彼女は なんでこんなことになったの? と考えていた。化け物になったのは自分の意志ではない。しかし化け物としてこの殺し合いに呼ばれてしまった。それはおそらく自分が人間に敵対したからだろう。だが人間と敵対しない化け物なんているのか?欲
- 333 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 15:35:07 ID:elHvsgfQ0
- 張らずに僅かな植物のみを保護して、ひっそりと暮らしていれば良かったのか? いや、それでもいつかは人間にバレる時が来るだろう。
最後にこの自分ですら侵食している謎のウイルスに疑問を持ちながら息絶えた。
【マメパックン@マリオ&ルイージRPgシリーズ 死亡】
【一日日/午後/A-5草原】
【追跡者@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 中
・防弾・対爆仕様の黒コート 耐久力(残り75%)
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・タイラント-t003型と同じくマスターハンド達によって「スターズ隊員を殺せ」が「人間を殺せ」という命令に書き換えられています。
・森に逃げた女を殺す。
・コートの耐久力が下がるにつれて、第二形態へと変化します。
【1日日/朝/A-5】
【ポイズン・アイビー@バットマン】
【状態・状況】
・瀕死の重傷
・Tウイルス感染、暫くしたら強力な化け物になります。
【所持品】
・三色ハーブ。
【備考】
・彼女の三色ハーブ入りのデイバックはA-5の草原に置かれています。
- 334 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 15:37:38 ID:elHvsgfQ0
- 投下完了しました。
すこしあっけなかったかな? と自分でも思っています。
タイトルは「追跡者の恐怖」です。
それでは評価をお願いします。
- 335 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/11(土) 16:14:41 ID:pktYwre20
- 投下お疲れさまです。拝見させてもらいました。
やはり二大植物タッグでも追跡者には勝てなかったか。……ネメシス恐るべし。
しかし、アイビーはまだ終わっていませんね。……しかし、誰よりも植物を愛していた、ある意味善良な彼女が、ウィルスで本物の怪物になるとは……これが因果応報という物なのか?
そしてマメパックン、進化してもやはり中ボスの強さは上がらなかったか。南無三。
さて、この流れから行くと、次はタイラント勢か千住観音勢ですかね。続きが楽しみですよ。
- 336 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 17:25:29 ID:elHvsgfQ0
- はい、楽しみにしててください!!
- 337 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/11(土) 19:03:39 ID:elHvsgfQ0
- 【エレン・イエッガー/進撃の巨人/人間】
プラス千手観音勢で予約します。
予約します。
場所はH-3で、、
- 338 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/11(土) 20:02:35 ID:mK3WmG8M0
- はい!!楽しみにワクワクしながら待ってます!!ついに千住観音!!いぇーい!!
- 339 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 17:53:00 ID:uJhCvaC60
- 投下します。
H-3の草原 ここに幼い顔立ちをした黒髪の少年がいた。
「えっ・・・何がどうなっているんだ?」
彼の名はエレン・イェーガー、徒手格闘術に優れ、第104期「訓練兵団」を5番で卒業し、調査兵団に入団した新人である。また巨人化能力というものを持っており、いざとなると知能が高く、格闘術を心得ている巨人へと変身できる。
「くそっ、わかんねぇ・・・・・・何だあの白い手は?」
ここに呼ばれた理由、経路、そしてあの場にいた巨人と見たこと無い生物達、後は何故自分とミカサの二人だけが呼ばれたのかなどを思考し続けたが、全く見当も付かない。
「はぁ、アルミンがいてくれればなぁ・・・・・・。」
考え続けるのに疲れて、頭のいい幼馴染である彼のことを想像してしまう。
人間が化け物と戦って死ぬのを見物して楽しみたいというマスターハンド達の言葉は常に人々が巨人の恐怖で怯え続ける世界から来たエレンにとっては理解しがたかった。
昔は直情径行で猪突猛進な言動が多く、他者の指示にも容易に従わないという欠点ばかりの性格だったのだが、兵団に入ってからは様々な仲間たちとの競り合いを通じて、客観的で度量のある思考も身に着けられるようになった彼は怒りをグッと堪え、冷静に考える。
三日間生き延びれば、元の場所に帰れる。 とりあえずはこの言葉を信じるしかない。
疑い続けても何も始まらないし、白い手の化け物の居場所が分からない。
「・・・・・ミカサを探すか。」
天性の身体能力と極めて高い戦闘技術を持ち、喧嘩はエレンも敵わないほど強く、またことあるごとに理想家で、非情になりきれない自分を諌める幼馴染にはいくらエレンでも彼女には頭が上がらない。
無鉄砲さと強い正義感を持ち合わせている自分はよく同期の仲間から 死に急ぎ野郎 と言われている。この欠点は自分でもよく理解しており、いざという時に自分を止めてくれる彼女が必要だ。そう考え、この場に呼ばれている人間側の参加者、ミカサ・アッカーマ
- 340 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 17:54:03 ID:uJhCvaC60
- ンを探すことに決めた。とその時
ズシン ズシン ズシン ズシン
「わっ、何だ・・・・・まさか巨人!?」
大きな足音が聞こえた。音の方向に目を向けて見ると、
「へっ?」
緑色と赤色の銅像がこちらに向かって走ってくるではないか。
あれは昔ミカサに聞いた東洋の仏像だよな、けど何で動いているんだ?
最初の場ではただの飾りだと思っていたがそうではなさそうだ。
まだ随分距離はあるので自分に支給されたデイバックを開けて中を確かめる。出てきたのは、
「げっ、何だこりゃ!?」
傘部分が赤色で、白の斑点があり茎の部分に二つの目がある人頭サイズのキノコだった。
これはスーパーキノコといって毒は無く、食べれば傷が癒える物なのだがエレンにはとてもこれを食そうとは思えなかった。そうこうしているうちに動く仏像はかなり近づいている。
「くそっ!!」
爆弾でもあればと思ったが、そんな物はないので巨人化して戦うしかない。
エレンは痛みを堪えながら指を噛んで、巨人化した。
『!?』
『!?』
仏像二体は驚きの表情で固まっている。エレンはそれを訝しみながらも15メートルになった体で、5メートルの仏像を踏みつけようとする。
シュン ヒュン ドン シュッ ザシュ ドン
だが、二体の仏像は俊敏に動いてかわし続け、更に赤い方が長さ2メートル、幅50センチ
- 341 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 17:55:12 ID:uJhCvaC60
- の大剣で足を切り裂いてくる。
「こいつら知能があるのか?」巨人の中でそう言ってから警戒を強める。
今度はサッカボールを蹴る時のように何度も二体の仏像に対して蹴りを放った。
シュ シュ シュ
ガァン ドゴォン
四回目から蹴りが当たって、二体は勢いよく吹っ飛んだ。
結構なダメージを与えたようで、二体の仏像はなかなか起き上がれない。
「よし、やった!」 巨人の中でそう言ってから二体の仏像に近づく。
しかし、こいつらは何だ? 東洋だけにいる珍しい巨人? そう思いながらも二体にトドメをさそうと迫る。だが次の瞬間
ビィィィィ
「ぐっ!?」
ボトッ ドン
肩をレーザー光線が貫いて、そのままレーザーは上下に動き、左腕を切り落とした。
驚いてその方向を振り返ると、金色の大きな仏像がいて、その手のひらの上に複数の腕を生やした仏像がいた。
『去れ、我等は貴様が戦う相手ではない!!』
「何だと・・・・・!?」
複数の腕を生やした仏像が確かに人の言葉でそう言った。複数の腕を生やした仏像こと、千手観音は最初あの巨人がどこの星の生き物か分からなかったので、自分達と同じく地球に来て、黒いスーツの人間達に敗れた存在だと判断し、喰らったガンツメンバーの知識にあった日本語を使ってみた。その言葉はエレンの首輪の機能を通してエレンにも理解できる言葉として伝えられた。
「くそっ!!」
俺のことを怪物側だと言っているらしい。そういえば、あの仏像達は巨人の前方にいたなと考えてからその場をすぐに立ち去る。
とにかくあの妙な光は危険であり、さっき吹っ飛ばした二体がコイツに人間だったことを話したらマズイので、この判断を下した。
ほんとはすぐに倒しておきたいが、ミカサに会うまで今度は死ぬわけにはいかない。
巨人化しながら西の方角へと走った。
- 342 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 17:55:50 ID:uJhCvaC60
- エレンが去った後に千手観音達が気付いたのだが、もう遅かった。
千手観音は序盤からいい情報が入ったと顔をニヤつかせながら、少々遅れてしまうが、今度は自分と大仏星人が先頭に立って遠くに見える街を目指した。
あの仏像軍団が見えないほどの距離まで歩いたエレンは突然、巨人化が解除されて15メートルの距離から地面へ叩きつけられた。
ヒューーーン ドガン!
「うわぁぁぁぁーー、ぐは!?」
この黒いスーツのおかげだろうか? 怪我一つしてない。あと何でいきなり巨人化が解けたんだ? そう思いながら ミカサを探す という目的の他に 仏像達の危険性を人間の参加者達に伝える という目的が新たに加わって、草原を西(仏像のいない方)へと歩き始めた。
【一日日/昼/H-3 草原】
【おこりんぼう星人@gantz】
【状態・状況】
・ダメージ 中 (直に回復)
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【一日日/昼/H-3 草原】
【あばれんぼう星人@gantz】
【状態・状況】
・ダメージ 中 (直に回復)
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・ドラゴン殺し@ベルセルク
【備考】
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
・ドラゴン殺し@ベルセルクを装備しています。
- 343 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 18:00:04 ID:uJhCvaC60
- 【一日日/昼/H-3 草原】
【大仏星人@gantz】
【状態・状況】
・健康
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・巨体の割にはそう速くはない。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【一日日/昼/H-3 草原】
【千手観音@gantz】
【状態・状況】
・健康
・ラクーンシティ方面へ進軍中。
【所持品】
・なし
【備考】
・スピードは遅めです。
・おこりんぼう星人・あばれんぼう星人ミッションで死亡した後からの参戦。
・エレンの情報を得ました。
【一日日/昼/F-3 草原】
【エレン・イェーガー@進撃の巨人】
【状態・状況】
・健康
・西へと移動中。
【所持品】
・基本支給品 スーパーキノコ@マリオ&ルイージRPgシリーズ
【備考】
・巨人化に制限がかかっています(3時間おきに 5分間だけ変身できる。)
・調査兵団入団時からの参戦。
・仏像星人達の情報を得ました。
【キャラクター詳細】
・前述の通り、調査兵団に所属する新兵で、巨人化能力をもっている。「この世界から巨人
- 344 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 18:04:04 ID:uJhCvaC60
- を一匹残らず駆逐する」という強い目的意識を持つ。
投下終わりました。
巨人化はチート過ぎて、使徒や追跡者もフルボッコになるので制限を追加しときました。
タイトルは「巨人合戦」です。
それでは評価をお願いします。
- 345 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/12(日) 19:20:59 ID:uZXpNNvA0
- 投下お疲れさまです。続き気になりまくっていたので、とても楽しく読ませて頂きました。
やっぱり千手観音は最強クラスですね。エレン巨人化しても危険ですよね。装備的に。
やはり千手観音は最強だと思います。原作じゃぬらりとかダヴィデとかいたけど、個人的にはやはり千手観音ですね。
投下お疲れさまでした。しかしこれはこれで続きが気になる。
ちょっとした質問なんですが、特別にダヴィデや、オニ星人ボスも入れた方が良いですかね。
- 346 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 20:10:52 ID:uJhCvaC60
- ダヴィデは人間虐殺祭り(笑)になるのでやめた方が、、
オニ星人ボスはいいかもしれませんね!
私はぬらりが最強だと思ってます。何だあの不死身さは、、
- 347 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 20:12:09 ID:uJhCvaC60
- あっ、、、自分のバカーー
またスーツの耐久力書き忘れていた。
エレンの耐久力は90%です。
申し訳ありません。
- 348 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/12(日) 20:37:13 ID:TsJzjLvs0
- わかりました。取りあえずダヴィデはおいておいて、オニ星人ボスは追加しますね。
【オニ星人ボス/ガンツ/怪物】
追加しときます。
ダヴィデですが、このロワの怪物のパワーバランスが崩れてきたら、入れてみようかと思います。
主にガンツ組がチート気味なのでね。(笑)
- 349 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/12(日) 21:12:39 ID:uJhCvaC60
- では続けて、警察署組+スーパータイラントを予約しますね。
時間は午後 場所はF-5です。
オニ星人ボス誰と当たらせようかな?ワクワク♪
- 350 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/12(日) 22:16:55 ID:uZXpNNvA0
- 投下まってます。とうとうタイラント勢か……期待大!!
- 351 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 00:59:24 ID:i7rdwc6E0
- 投下します。
F-5の警察署内入り口ホール、ここに6人の人間と一体の化け物が睨みあっていた。
バン ズバッ
『グォォォ!?』
「散開しろ!」
硬直を打開したのはイシドロ曰くガッツ似の男、クリス・レッドフィールドだった。
その言葉を聞いて、加藤、マリオ、コジロウ、ひろし、イシドロはタイラントを囲むように広がる。
クリスが発射したプラズマカッターは簡単に当たり、タイラントの胴体に剣で貫かれたような穴ができる。
今のタイラントは暴走で知能が低くなっているので、銃弾の飛ぶ方向を予測して避けるようなことはできないから当然だといえる。
しかし、タイラントはすぐに傷を塞いで人間側参加者の一人へと突進する。
その一人に選ばれたのは?
「えっ、何で俺に!?・・・やなかんじーー!!」
コジロウであった。
ガス ザシュ ゴン グシャ
「ぐふぁ、ぎゃあー、べあっ!!」
両手に四本ずつある大きくて尖った爪で引っかかれたり、足で踏みつけられたりとボコボコにされるコジロウ。
クリス達はこれだけされても傷一つ付かないスーツに感心していたが、加藤が「スーツには耐久力があるんだぞ、忘れたのか!!」と言って皆我にかえる。
イシドロだけは柄部分のみの真っ黒な日本刀のような物を取り出してそわそわしていたが、そこにひろしが声を掛ける。
「その柄の下部分にあるボタンを押せばいいんじゃないかな?」
「ボタン?・・・おっ、これのことか?」 ポチ シュッ
「待てこっちに向けるな、ぐはっ!?」
イシドロが剣が飛び出る方を目の前にいたひろしに向けながらボタンを押してしまい、予想以上に伸びたガンツソードの刃がひろしの腹にぶち当たる。だがスーツが体を守ったよ
- 352 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 01:00:45 ID:i7rdwc6E0
- うだ。
「くそっコジロウから離れろ!!」
バン バン
『ヌッ、ヌオワァァ!!』
クリスは今助ける相手が恐らくどこかのマフィアの構成員であることを自覚しながらも、アンブレラの兵器の好き勝手にはさせないという意志をこめてタイラントに二発プラズマカッターをお見舞いした。すぐ近くにコジロウがいるのに二発ともタイラントに当てるとはすごい技量である。
Yガンを撃てなくて困っていた加藤は尊敬の眼差しでクリスを見る。
一発は心臓付近に当たったがその部分は色が黒く、皮膚が硬化しているので傷が浅かった。
二発目は腹に当たったのでかなり効果があった。
コジロウが離れると同時に加藤はYガンを撃とうとしたが、
「うおりゃぁぁーーー!!」
「何っ!?」
イシドロがガンツソードを掲げてタイラントに向かって走り出していたので、加藤は撃つのをやめた。
イシドロがこの行為に及んだのには二つの理由があった。一つは自分が年上の大人達に守ってもらうだけの子供と思われたくないというプライドであり、もう一つは自分を守って死んでいった意志を持つ人形の仇をとるためだった。
正直アイツが敵か味方のどちらだったのかはわからない。あの兄ちゃん達の様子からして危険な存在だったようだが、アイツに対して恩があるのは確かだ。
そう思い、タイラントの後ろからガンツソードを振り下ろした。
ザクッ ボトッ
『ギッ!!』
ブン ガン
「うわぁぁぁーー!!」
コントクリート並みの強度を誇る星人の皮膚をたやすく切り裂くガンツソードはタイラントの左腕をやすやすと切り落とした。
タイラントは怒りを露にしてすぐさま右手を裏拳のように体ごと振り返りながらイシドロを殴った。イシドロはその衝撃で吹っ飛ばされる。
これを見てチャンスだと思った加藤はYガンをタイラントに向けて発射し、白いロープがタイラントを捕らえるのを確認するとすぐさまもう一回引き金を引いて転送を開始した。
- 353 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 01:03:21 ID:i7rdwc6E0
- 片腕を喪失させたのが良かったらしく、タイラントは足掻くが、ロープを千切れずにそのまま転送された
「ふぅ、やったな。」
「えっ、何がどうなってんだ?」
イシドロだけは白いロープに捕らえられたタイラントが消えるのを見て驚きの声をあげる。
加藤達はこれで倒したと思い込んで、イシドロに自己紹介と情報交換を持ちかけた。
その頃、タイラントはF-9の草原にいた。数分間、自分に何が起こったのかと疑問に思いながらも、かなり北の方にさっきの街が見えたので、敵が近くにいないこともあり、暴走状態を解除してゆっくりとまたラクーンシティへと戻り始めた。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(65%)
【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
【1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・加藤、ひろし、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
- 354 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 01:04:05 ID:i7rdwc6E0
- 所持品】
・基本支給品
・Yガン@ガンツ
【備考】
・ひろし、クリス、マリオ、コジロウと情報交換をしました。
・ガンツ経験者として初心者達を導く。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品のみ。
【備考】
・加藤、クリス、ひろし、コジロウと情報交換をしました。
・基本クリス達に戦闘を任して、自分が必要そうになった時にだけ介入する。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(42%)
【所持品】
・基本支給品
・妖精の粉@ベルセルク
・モンスターボール@ポケットモンスター
【備考】
・加藤、クリス、マリオ、ひろしと情報交換をしました。
・弱らせて捕まえることができる化け物を探す。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品1個 ガンツソード@ガンツ
【備考】
- 355 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 01:04:35 ID:i7rdwc6E0
- ・他の五人と自己紹介する。
【一日日/午後/F-9 草原】
【タイラント-t003型@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・コート破壊(ダメージで暴走しやすくなりました。)
・左腕喪失(再生中)
【所持品】
・なし
【備考】
・マスターハンド達によって「人間を殺せ」と命令を与えられています。
・ラクーンシティへ向かう。
投下完了しました。
何度書き直してもマリオが必ず空気になってしまって、これで投下していいのかと非常に悩んだものです。マリオは仲間が重大な危機にならない限り動かないなどと設定してしまったのですが、これでいいですかね?
後、前の話を見て見たら間違えて、Yガン@バイオハザードシリーズとしてしまっていたので驚きました(笑)。
タイトルは「暴君降臨」です。それでは評価お願いします。
- 356 : ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 02:56:29 ID:sNkax6uw0
- 【ベイン@バットマン/怪物】、【キャスカ@ベルセルク/人間】
投下しまする。
- 357 :モンスター誕生 ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 02:57:13 ID:sNkax6uw0
-
長い。長い長い、悪夢の中に居た。
救国の英雄とその部下から一転、反逆者として追われ、仲間は散り散りになり、旗頭たるグリフィスを失い、流浪の日々。
野営地を転々とし、狩りや、小さな小競り合いで糊口を凌ぎ、か細い糸を手繰り寄せて再起の道を図る。
再起……。それは具体的に何を指すのか?
誰もがその答えを口にできない。
グリフィス奪還。それだけを目標として日々をやり過ごす。
「グリフィスさえ戻ってくれば」
皆、そう言う。
それが、限りなく不安定でもろい願いだと知りつつも。
悪夢の続きに居た。
ガッツが戻り、グリフィスの奪還を成し遂げ、ひたすらに馬車を走らせる。
追っ手の怪物を凌いで、なんとか光が見えた。そう感じていた。感じて、暗転し……。
何者か。あの巨大な手の化け物たち。
多くの者たち。多くの怪物たち。
鷹の団の仲間は? 見渡す視界に、その影は無い。
身に着けていた鎧具足は消え去り、絹でも綿でもない奇怪な弾力性のある黒服が、体にぴっちりと張り付いている。
腰に手をやるも剣は無く、そして首……奴隷の枷のように、金属の輪がはめられている。
そして、再び……。
◆ ◆ ◆
キャスカは今、新たな悪夢の中に居る。
館、といえば館だ。しかし城塞、といえば城塞ともいえる。
堅牢な石造りだが、目に見える壁には一切の継ぎ目が無く、滑らか。
まるで巨大な岩山をそっくりくりぬいて磨き上げて作ったようで、ある種の神秘性すら感じられる。
つい、首もとに手を伸ばす。首輪。この首輪にも、繋ぎ目が無い。
この黒い服もそうだ。ぴっちりと体に張り付くかのようで、十分以上に伸び縮みをし、驚くほど頑丈。そしてやはり、縫い目も繋ぎ目も無い。
館も、首輪も、服も、きっと同じ技術で作られたものだ。漠然とそう考える。そしてその技術は、自分にとって魔法のように未知のものだ。
先ほどの怪物…土気色の縫い合わせられた肌を持つ巨漢から逃れるため、身を潜めようとした森の中に、忽然と現れた巨大な建造物。
入るべきか否か。いささかの逡巡があった。
中に何者かが潜んでいないとは言い切れない。しかしあの化け物が追ってこないとの確証も無い。
何者かが待ち構えているとして、又、追ってくるとして、このまま森の中に潜み逃げるのと、堅牢な城塞にいるのとで、どちらが有利か?
ミッドランドの王城、ウィンダム城や、かつて攻防戦を繰り広げたドルドレイ要塞と比すれば、小屋とでも言うべき大きさ。
しかしそれでもここが『城塞』だと感じるのは、その威容からくるものか。
高い壁に囲まれて、鉄製の門は少し開いている。ぐるりと辺りを見回すが、ほかに出入り口はなさそうに思えた。
入れば袋小路か。退路を確認しなければならない。
慎重に門をくぐり、警戒しながら正門を目指す。早朝の朝露にぬれた地面に、水分を含んだ空気が、緊張した頬にまとわりつく。
周囲の森林が放つ木々の匂いは清清しくさえあるのに、一歩、また一歩と踏み出すごとに、鼓動が大きくなるのが分かる。
ようやく正面扉の前にたどり着いたとき、キャスカは実際以上に時間が経っているように感じ、又、すでに後悔し始めていた。
なぜこんな建物に入ろうと考えたのだろうか? いやな予感しかしない。そのはずだが、引き返すという選択肢を選ぶ気にもなれない。
この重圧は何なのか。先ほどの大男には、危険性は感じた。しかしそれとは違う。
建物の外観からなのか、それとも、中に何者かが居るのか。
- 358 :モンスター誕生 ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 02:57:53 ID:sNkax6uw0
-
そっと、扉を押す。
意外なほどあっけなく、重厚な扉は簡単に開いた。すでに、何者かがこの扉を開けているのだ。
確実に誰かが居る。勿論、すでに立ち去っているかもしれない。あるいは中で死んでいるかもしれない。
なのに、キャスカはここに誰かが居ることを、直感的に確信していた。
やはりやめるか? 否、ここで引き返すことは出来ない。
ガッツかもしれない。又はワイアルドや…あるいはグリフィスかもしれない。
あの名簿とやらに書かれて居なかったからといって、グリフィスがここに居ないという保証は無い。
居たのだ。先ほどまで。つい先ほどまで、キャスカはグリフィスと共に居たのだ。
グリィフィスと、ガッツ…。コルカス、ピピン、リッケルト、ジュドー…鷹の団の仲間たち。
そうだ。彼らがここに居ないという保障は、どこにも無い。
儚い希望、というより、ただの願望に過ぎない思いを抱き、扉をくぐる。
はたして、そこには居た。
一人の、怪物が。
◆ ◆ ◆
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
その鉄塊を、まるで小脇に抱えるかのように手にした巨漢が、建物の正面ホールの真ん中に立っていた。
男の分厚い筋肉の表面を覆っているのは、黒いぴったりとした服。それはキャスカの着せられているものとはわずかに違う。
全身すべてを覆ってはおらず、上半身は胸元や肩から両腕にかけてはむき出しのままで、また、頭部はすっぽりとマスクで覆い隠され、両目の部分は逆三角形に赤くかたどられていた。
キャスカは数瞬、動けなかった。
暴の匂いが色濃く漂っている。しかし同時に、先ほどの怪物とは異なる、理性の香りもする。
これは、何だ? キャスカは自問する。
「……ようやく、一人か」
男が静かに、そう口にする。
「ここで待て、あの騎士が来るやもしれんと思っていたが、そうは巧くいかんものだな」
誰の事を指してか。キャスカには分からない。
「まあいい。
女、お前に問う。
お前は、『抗う者』か?
『逃げ惑う者』か?」
どん、と、地響きがするかに、男が手にした巨剣の先を床に下ろす。
キャスカは応えない。いや、軽々には応えられない。
その様子を見て、男はさらに言葉を続ける。
- 359 :モンスター誕生 ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 02:58:16 ID:sNkax6uw0
-
「…あの化け物共。
殺し合い、と言っていた。
殺し合いをしてもらう、とな……。
だが、そのルールはどうだ? これが、殺し合いか?」
殺し合いか? 問われて、違うというなら何なのか? そう答えそうになる。なるが、いやまてよ、と反駁する声が内からも聞こえる。
キャスカは黒い服を着せられている。黒い服を着せられているのは、『人間』だという。
さっきの化け物は着ていない。着ていない者は、『怪物』だという。
「……狩り…か……」
不意にキャスカの口から漏れたその言葉に、男は覆面の奥で軽く表情を動かしたようだった。
「殺し合い…じゃない。
これは、『狩り』だ……。
『怪物』が、獲物の『人間』を全て狩り尽くすか……、『人間』が、『怪物』から、逃げ延びるか……。
そういう『ゲーム』だ……」
人間側の勝利条件は、ただ生き延びるだけというルールにおいて、求められる役割は『殺すこと』ではない。
怪物から逃げ惑い、おびえるべき獲物。それが、自分に割り振られたこのゲームの役割……。
そのことにキャスカは今、気がつかされた。
そしてまさしく、さきほどまでの自分は、その役割を見事に演じていたのだ。
「女、もう一度問う。
お前は、『抗う者』か?
『逃げ惑う者』か?」
男が再びそう問うのを、キャスカは右手を前に出して止める。
「キャスカだ……。
私は、キャスカ。鷹の団の千人長だ。
ただの女と侮るな………!
お前も…あの男も、怪物どももだ……!」
そして男は、覆面越しにも分かるように、にやりと笑った。
キャスカは改めて、正面からその男を見る。
その巨剣を携えた男には、ガッツの蛮性と、グリフィスの知性があった。
そして何より……ゾッド…ワイアルド等のもつ、魔性すらも、兼ね備えているようであった。
- 360 :モンスター誕生 ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 02:58:38 ID:sNkax6uw0
- ◆ ◆ ◆
キャスカは知らない。
この巨漢の名はベイン。ルール上『怪物』の役割を割り振られた男だ。
幼少期からサンタ・ブリスカ島の監獄に育ち、孤独の中で心身を鍛えぬいた。
成人してから、麻薬ヴェノムの人体実験により、超人的パワーを得た後に脱獄。ゴッサムへと流れ着き、『闇の騎士』バットマン最大の敵として彼を打ち破った。
彼は怪物か? 多くの者は「Yes」と答えるだろう。
彼は犯罪者か? それにも多くの者が「Yes」と答えるだろう。
だがしかし、彼を語るにはもうひとつの問いがある。
彼は、革命家か? それに関しても、あるいは「Yes」と答えねばならないだろう。
彼は常に、『抗う者』だ。
革命家の息子として、少年でありながら父の身代わりに終身刑を言い渡されたそのときから、彼は常に、『抗う者』であった。
そして今も尚、この『ゲーム』に対して、彼は『抗う者』なのだ。
アーカム・アサイラム。
彼と、闇の騎士バットマンの因縁の牢獄にして、ゴッサムの怪物たちを閉じ込める城塞。
そこで彼と、キャスカは出会った。
運命に抗う者、二人が。
---
【一日日/朝/A-8森(アーカム・アサイラム)】
【キャスカ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力のこり100%
【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ
【備考】
・漫画「ベルセルク」の蝕の時から参戦。
・目の前の巨漢と話す。
・ガッツ、ワイアルドを探す。
【ベイン@バットマン】
【状態・状況】
・健康
【所持品】
・基本的支給品 ドラゴン殺し@ベルセルク
【備考】
・ウェイン邸でバットマンの背骨を折った後からの参戦
・主催者に反抗する。
・そのために必要な人材を集める。
・バットマンとは共同戦線を張りたい。
※A-7からA-10、B-8からB-10まで森林エリアとし、Aー8には、【アーカム・アサイラム@バットマン】があることにします。
- 361 : ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 03:00:23 ID:sNkax6uw0
- 異常でごわす。
>>355
>マリオが必ず空気になってしまって
まー、マリオは基本しゃべらないキャラだから、どーしてもそうなりやすいですわよね。
- 362 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/14(火) 07:03:36 ID:XEx0VY9.0
- 投下お疲れさまです。拝見させて頂きました。
予想以上にマリオ空気ですね。(笑)皆がんばっている中、ぽつんと佇むマリオ君。
キャスカとベイン、投下お疲れさまです。これも意外と出会った時の違和感がありませんでしたね。
しかし、ベインに支給されたドラゴン殺し、既におこりんぼう・あばれんぼう星人達に支給された物ですよ。被っています。
- 363 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 17:35:16 ID:i7rdwc6E0
- ベイン全く知らないのに、どんなキャラなのかがよく分かりました。
説明上手すぎます! すごい。
あと
【青鬼/青鬼/怪物】
【ミカサ・アッカーマン/進撃の巨人/人間】
【ゲドンコ星人/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
で予約します。
- 364 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 17:37:58 ID:i7rdwc6E0
- あっ、出会う場所はC-2の草原です。
あとゲドンコ星人はA-1の館に向かっていますので、他の予約と場所が被る時
は言って下さい。
- 365 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/14(火) 18:24:31 ID:szcY3rjY0
- わかりました。遂にミカサやってきましたか……これは期待してます。とても楽しみですね。ドラゴン殺しどうします?
- 366 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 18:28:01 ID:i7rdwc6E0
- ガッツが昔使っていた剣、「だんびら」に変更してみてはどうでしょうか?
もしくはクシャーンの斬馬刀でも。
- 367 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 20:46:32 ID:i7rdwc6E0
- 投下します。
E-1のキノコ城から青鬼を宙に浮かばせながら飛び去るUFO、途中でE-2,E-3に川馬、巨鬼、クリボーの死体を見つけたのでこれを青鬼に食べさせる。
巨鬼を食べさせたことで青鬼は満腹になったらしく、クリボーを食べるのにかなり時間がかかった。
「○▼※△☆×※◎★●」
これ以上時間を空け過ぎたら、新たな青鬼が出てきてしまい、複数の青鬼を同じUFOで何度も行ったり来たりして運ぶハメになって、燃料が勿体無いと言って、すぐさまUFOで西の方に見えた古い館へと運ぶことにした。
「理解できないことが多すぎる、アルミンでも・・・いや、無理でしょうね。」
C-2の草原エリア ここに対人格闘技でも1位の成績を収め、第104期訓練兵団を主席で卒業し、「1人で100人の平凡な兵士に匹敵する」とまで言われた天才、ミカサ・アッカーマンがいた。
彼女は長々と自分がここまで連れてこられた経路を考えていたが、首や鳩尾に衝撃を受けたり、睡眠薬を飲まされたりした記憶は全く無い。
そして最初の場、あの場で知っているのはエレンと15メートル級の巨人と3メートル級の巨人と昔、母に聞いた仏像だけだった。マスターハンド、クレイジーハンドという奴らは全く聞き覚えがない。
3メートル級の巨人の全身がブルーベリー色だったことと動かないはずの仏像に首輪を嵌めていることが大きく疑問であったが、エレンが怪物側でなく人間側にいたことに安心する。
立体起動装置が入ってないかなと期待をこめてデイバックの中を確認してみた。
すると出てきたのは、
「・・・なにこの兜、あっこれは使えそう。」
被れば鳥人間みたいに見える変わった銀色の兜だった。もう一つは細身のサーベルだ。
「・・・・・・」
ミカサはある事に気付いた。このスーツって頭は守れてないと、
GANTZの原作で実際に顔を殴られた風大左衛門は無事だったし、そんなことは無いのだが、どうしても疑問を持ってしまう。
一応頭を打った時のダメージ軽減用として被ってみる。エレンを見つけたらエレンに被せようと考えて・・・・
- 368 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 20:47:00 ID:i7rdwc6E0
- サーベルを数回振り回して見ると腕が盛り上がり、剣を振るうスピードが速くなった。
どうやらスーツの機能についての説明は嘘ではないらしい。
そうやって素振りを15回くらい続けて、エレンを探しに行こうと歩き出した。
北に向かって30分くらい歩いていると少し遠くに巨人らしきものを宙に浮かせて運ぶ円盤が見えた。
「何あれ・・・くっ!?」
よく見ると最初の場にいた3メートル級でブルーベリー色をした巨人ではないか。なぜ金髪になっているのかは分からないが、よく見ると腹が異常に膨れている。たくさんの人間を喰ったのだろう。
謎の円盤はひたすら西へと向かっている。
追いかけようとして一瞬、巨人なんかよりエレンを探すのが優先だと思ったが、喰われた人達の中に彼もいるかもしれないと考えた。
エレンはいざとなれば15メートル級の巨人に変身できるし、そう簡単には死なないだろう。
しかし、空からいきなり巨人が落ちてきて、奇襲されたら終わりだ。
もし腹の中にいなかったとしても、今倒しておけば後の探索や安全確保が楽になる。
そう考えて円盤を追うことにした。
A-1の古びた館。
ここはあの青鬼が住んでいた場所であり、少し前にキャスカとハンターが戦った場所でもある。ゲドンコ星人はレーザー銃で屋根に穴を開けて、その穴から丸々と太った金髪の青鬼を投下した。
『ぐげっ』
・・・ブッ ゴボッ ブボッ
青鬼は落下の衝撃で蛙みたいな悲鳴をあげた。
そして2,3分後に三体の青鬼を吐き出す。
一匹目は体全体がおにぎりみたいな形をして両腕が無く、短い二本足をした青鬼。
二匹目は四本足で尻尾があり、蛙のような形の顔をした青鬼。
三匹目は顔と腕が以上に肥大した他の二体より一回り大きい青鬼だった。
近くにハンターの死骸を見つけると三匹目の体の大きな青鬼がそれを丸呑みにした。
三体とも次第に体が大きくなっていく。
屋根の穴から様子を見て青鬼が増えたことを確認すると、ゲドンコ星人は弱そうな化け物や人間、または怪物の死体などを求めて南東の方向へ飛び去った。飛び去る直前、おかしな兜をした人間がこの館に近づいているのを確認して、ニヤリと笑った。
- 369 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 20:47:25 ID:i7rdwc6E0
- 「・・・はぁはぁはぁ、ッ!?」
ミカサ・アッカーマンは謎の円盤が古びた館の屋根から飛び去るのを見た。
巨人は浮いていないので恐らくあの館に下ろしたのだろう。
兜を外し、デイバックから水筒を出して飲む。
数分休憩した後、再び兜を付け直して館の入り口へと進んだ。
【1日日/午後/A-1】
【ゲドンコ星人@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状況・状態】
・健康
・青鬼の餌を探す。
【所持品】
・UFO (燃料 残り90%)
・レーザー銃
【備考】
・青鬼を増やす予定。
【1日日/午後/A-1 館内】
【青鬼@青鬼】
【状況・状態】
・両目欠損(たけしヘアーの奴のみ)
・健康(新しい三体)
【所持品】
なし
【備考】
・館内をうろつき回る。
・館内には何も無いと判断すると外へ出るかもしれません。
【1日日/午後/A-1 外】
【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
【状況・状態】
・疲労 小 スーツ耐久力(残り100%)
【所持品】
・グリフィスの剣
・グリフィスの兜
- 370 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 20:48:02 ID:i7rdwc6E0
- 【備考】
・おそらく館内にいる巨人を狩る。
・空飛ぶ謎の円盤については保留。
・エレンを探す。
投下完了しました。
兜はネタで出してみたのですが、ミカサがつけているのを気に入らなかったらぜひ言ってください。
タイトルは「進撃!!悪夢の館へ」です。それでは評価お願いします。
- 371 : ◆muRder/IfU:2013/05/14(火) 20:56:10 ID:sNkax6uw0
- >>362
おっとししまった。
あとで修正案出します。
- 372 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/14(火) 21:40:13 ID:IOtbhHQk0
- 投下お疲れさまです。拝見させて頂きました。
……マジで青鬼量産化計画実行された。……これは人間側全員真っ青ですね。青鬼だけに(笑)
これは、流石のミカサも立体機動装置無しではきついかもしれませんね。はははは。
そしてこのロワでは、ゲドンコ星人が一番暗躍しているかもしれない。茸のような体をして、なんという腹黒さなのだろうか。外見は可愛いのに。
ドラゴン殺し修正よろしくお願いします。
- 373 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/14(火) 21:44:04 ID:Dm2GPe0w0
- それと、新しく増殖したクリボー鬼、巨青鬼、川馬青鬼も、詳しくキャラを紹介したら良いかもしれませんよ。外見の細かい設定とか。
それと、よくたけし青鬼、巨鬼食えたな。腹が破けるだろ。流石青鬼だな。
- 374 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 22:46:36 ID:i7rdwc6E0
- 了解です。確かに省略し過ぎましたね。
巨鬼を食べれたことについては、
まあ青鬼だから、すぐに胃の消化スピードが人間より早いということでお願いします。
あと、
【ガッツ/ベルセルク/人間】
【キノピオ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
【ルイージ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/人間】
で予約します。
- 375 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 22:52:52 ID:i7rdwc6E0
- 場所はC-10です。
それとC-10に少し高い山とバイオハザードの洋館を設置させてください。
- 376 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/14(火) 22:58:17 ID:i7rdwc6E0
- また地図を整理します。
ABCDEFGHIJ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
ラクーン警察署をFの5、周りのエリアをラクーン市街
文京区羅鼎院をIの2
キノコ城をEの1
A-9,A-10,B-9,B-10を巨大樹の森
J-6をゲラゴーニュの森
A-1青鬼の館
J-1ウドガルド城
H-10コカ城
j-10湖
A-8森(アーカム・アサイラム)
C-10バイオハザードの洋館
です。
- 377 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 02:23:00 ID:kKqNk2hM0
- 投下します。
C-10にある洋館の1F大食堂、ここに自立歩行型胞子生命体(笑)ことキノピオと永遠の二番手であると噂されるルイージの二人がいた。
「マスターハンド、クレイジーハンドとは一体何者ですかね? あのダークスターを降し、ゲラゲモーナやゲドンコ星人を蘇らせるなんて・・・」
「that -」
「わぁ、ルイージさんいたんですか!?」
影の薄いと定番なルイージはさっきから目の前にいたのに気付いてもらえなかった。
キノピオがルイージにデイバックの中身を確認するよう言って、自分もデイバックを確認する。出てきたのは、
「わぁ!!」
「Oh BIKE!!」
キノピオは大きな木の棍棒、ルイージの方は真っ黒な輪の形をしたバイクだった。
このバイクには輪の穴部分と外側部分(走る時後ろになる方)に座席があった。
スーツのおかげか持っても重くないので、キノピオは木の棍棒を持っておく。
館内でバイク使ったら壁にぶつかるだけなので、ルイージはバイクをデイバックにしまった。
それからキノピオはまずここを拠点にして一日目を迎えようと言ったが、ルイージはマリオを探しに外へ行くと言い張った。キノピオがそれは危険すぎると何度も忠告しているがルイージはなかなか意見を変えてくれない。お互いに全く妥協せずに時間が過ぎていく、
その時、遠くで扉が開く音がした。
「ッ!?誰か入って来ました。」
「Hide somewhere!!」
「はっ、はい!」
ルイージはキノピオにすぐさま隠れるように指示した。
キノピオは木の棍棒をデイバックに入れて、近くのテーブルの下に隠れる。
「へえー見事な屋敷じゃねえか、家主はよほど金持ちの貴族なんだろうな。」
ガッツは木々が小さくなった森と少し高い丘を登って、大きな洋館を発見した。
- 378 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 02:23:30 ID:kKqNk2hM0
- 館に入ると見事な装飾の絨毯や複雑な作りをした階段、光り輝くシャンデリアなどを見て近代的かつ芸術的な家だと感じた。
「ん?・・・チッ、またかよ。」
首に痛みが走った。使徒が近くにいるらしい。辺りを見回したがこの部屋にはいないようだ。右の部屋に行こうとしたら痛みが薄まっていくのを感じたので、左の部屋にいると確信して勢い良く左のドアを開けた。
バタン
「ん?・・・よお!」
「Hello!!」
「は?・・・まあいい、ここには怪物がいる。戦いに巻き込まれたくなかったらとっとと離れろ。」
ガッツがそう言うと緑色のおっさんことルイージは非常に慌てた様子でこう言った。
「NO NO NO NO!!I eradicate.」
「さっきから一体何を言ってるんだ。意味がわかんねぇよ!!」
頭のおかしいオヤジだぜと思いながら、ルイージを無視して部屋の探索を行うガッツ。
ルイージは「自分が倒しておく」と言ったのだが、会話が通じていないようだ。
何で?キノピオには通じたのに・・・とガッカリするルイージ。
ガッツはこの部屋や上に見える二階の廊下などを見渡した後、テーブルに近づいて行き、しゃがんでテーブルクロスをめくってみた。
「ぎょわぁぁー」
「見つけたぜ!!」
テーブルの下に隠れていたキノピオが見つかってしまった。良く見たら使徒はまだ子供のようだ。
シールケやイシドロ、二人の妖精のことを思い出してためらうガッツ、だが自分はかつてロシーヌという子供の使徒に致命傷を負わせて幽界の深淵へと叩き落とした。その前はグリフィスの頼みでユリウス将軍を暗殺する際、彼の幼い息子を口封じに殺した。
こんなのは今更だと考え直して左腕のボウガンを怯えているキノコ頭の少年、キノピオに向ける。とその時、
「Hou!」
ドスン
「ぐあっ!?」
- 379 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 02:23:57 ID:kKqNk2hM0
- バタン ゴン
背中に重いものが飛び乗ってきて、前へと屈んでいたガッツはうつ伏せで倒れ、頭を床に叩きつけられる。
「Escape out of a mansion.!!」
「わっ、分かりました。ルイージさんもご無事で。」
ルイージがガッツの背中に乗りながらキノピオに対して館から逃げろと言う。キノピオはルイージの身を案じながらもその言葉に従って、館を出た。
「・・・てめぇ、何のつもりだ。」
「Oh my God !」
ブルブルブルブル ガタガタガタ
ガッツは顔だけ後ろを向いて、ルイージの行動について問う。
ガッツの怒りに満ちた怖い顔を見て、元々臆病な性格のルイージは怯え、ブルブルガタガタと震える。
「・・・・・・どけっ!!」
「NO―――!!」
ドカン
それを見てガッツはつまらなそうにルイージの足を掴んで近くの壁へとぶん投げた。
そして入り口のホールへと続く扉に手を掛けようとする。
ヒュン バリバリバリ
「何だぁ?」
「I don't let you go anywhere.」
ガッツの近くに雷の球が着弾した。
飛んで来た方向を見ると、さっきの緑色の帽子を被った男が手を前へ向けて、強い決意のこもった目でこちらを睨みつけていた。・・・・足は震えているようだが、
「ハッ、いいぜ、その方が分かり易い。」
ガッツはルイージの反応に対して笑みを浮かべ、殴り合いをする時のような姿勢で構える。
- 380 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 02:24:32 ID:kKqNk2hM0
- ボウガンの弾や爆弾などは節約するつもりのようだ。
ルイージも若干恐怖を感じながらガッツと同様に身構えた。
「ルイージさんなら必ず生きて戻ってきてくれる。まずはマリオさんを見つけなきゃ!!」
その頃、キノピオはマリオを探すことを目的として、ひたすら東の方へと走り出していた。
1日日/昼/C-10 洋館内】
【ルイージ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(95%)
【所持品】
・基本支給品 ガンツバイク@ガンツ
【備考】
・目の前の男(ガッツ)を足止めしてキノピオが逃げる時間を稼ぐ。
1日日/昼/C-10 洋館内】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(88%)
【所持品】
・基本支給品 ハンドガンの火薬、リッケルト製の炸裂弾(残り 6個)。
・ボウガンの弾(残り22発)、ボウガン、投げナイフ(残り 6本)。
【備考】
・目の前の男(ルイージ)との戦いを楽しむ。
・首の烙印は人外に対して反応します。
1日日/昼/C-10 洋館外】
【キノピオ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・健康
【所持品】
・基本支給品 ワイアルドの棍棒@ベルセルク
【備考】
・マリオを探す。
- 381 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 02:30:35 ID:kKqNk2hM0
- 中間試験が近づいてきたので、まだ暇なうちに投下しておこうと思い、頑張りました。
タイトルは「人間同士の戦い」です。
最初はサトシ&ピカチュウを玄野やらガッツやらと戦わせようかな?
と思っていましたが、ルイージの勇敢な姿を書いて見たくてこれにしました。
それでは評価をお願いします。
- 382 :名無しさん:2013/05/15(水) 06:42:54 ID:dG4Qm6RwO
- 投下乙です
何故ロワのガッツはこうもただのマーダー同然になるのか…いや今回は言葉通じてないだけだけどさw
- 383 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/15(水) 06:43:50 ID:ndbeUyAk0
- 投下お疲れ様でした。拝見させて頂きましたよ。
ルイージ勇敢ですね。やるときはやる男ルイージ。頑張れ…
テストですか…僕も来週テストです。勉強しないと。
それと、一度死者と生存者の状況を整理した方がいいですね。
- 384 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 19:52:33 ID:kKqNk2hM0
- 了解。少し時間が掛かるので待って下さい。
- 385 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/15(水) 21:32:39 ID:tJ5.t45I0
-
何気に流しそうになったけど、コメントが来ている。
このロワを見ていてくれている人が増えているという事か。嬉しいですね。
この調子でじゃんじゃんコメントくれば凄い。
- 386 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 22:45:37 ID:kKqNk2hM0
- 死者一覧
【人間側】 死因
たけし 青鬼による捕食
サトシ キラークロックのデスロール
【怪物側】
クリボー 玄野による撲殺
ノコノコ ガッツの蹴り
クッパ リッケルト製の炸裂弾
田中星人 スーパータイラントt003型の爪
川馬 玄野のXガン
巨鬼 玄野のXガン
マメパックン 自身のファイアーボール
ハンター キャスカの剣
スラッシャー 巨人(怪物側)に踏まれた。
- 387 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 22:53:20 ID:kKqNk2hM0
- 生存者一覧(意志のある怪物も加えて)
警察署組 F-5
マリオ、クリス、加藤、ひろし、コジロウ、イシドロ
キノコ城組 E-1
玄野 ジル
抗う者達 A-8
キャスカ ベイン
無所属
エレン、ミカサ、キノピオ、バットマン、アイザック
投下されてない
セルピコ、アカギ、ムサシ、Mr.フリーズ、クレイフェイス
- 388 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/15(水) 22:54:49 ID:dE/414lM0
- ありがとうございました。見やすくて良いですね。
……改めて表にしてみると、怪物側の死者がやばい。人間の死者が圧倒的に少ないですね。これは怪物側にはがんばってもらわなくては……やはり人間はチートが多いからかな。
やはりバランスがやばくなったらダウィデ星人、乱入させようかな。て言うか、ダウィデって星人だっけ?
- 389 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/15(水) 22:56:22 ID:dE/414lM0
-
ちなみに!!無所属はありませんよ。参加者は全員怪物か人間側に分けられます。また
- 390 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 23:02:30 ID:kKqNk2hM0
- あっ、、いえ、、そうでしたね。
単独行動中って書いたほうが良かったです。
ダウィデは星人ですよ。パワーが凄まじく、スーツなんか全く意味なくて、こいつらに住処を奪われて
千手観音達は地球に来たのだろうと思ってます。
- 391 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/15(水) 23:07:52 ID:kKqNk2hM0
- 【青鬼/青鬼/怪物】
【ミカサ・アッカーマン/進撃の巨人/人間】
【ワイアルド/ベルセルク/怪物】
で予約します。
- 392 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/16(木) 00:11:08 ID:C6nr7WX60
- エンジョイ&エキサイティング!!ワイアルドきた!!ワイアルドきたー!!これはミカサやばいですねー!このメンバーが出会ったらどうなるか全く予想がつかない。
- 393 :名無しさん:2013/05/16(木) 21:19:47 ID:EWY3yW3k0
- 怒られるかもしれないギリギリのネタが浮かんだため、書ければ書きたいのですが、
一応投下をしてみて>>1氏に判断してもらうという形でいいでしょうか。
ちなみに、まだネタの段階なのでいつ投下するとか完成するとかはわかりません。
応答をお願いしたいです。
- 394 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/16(木) 23:07:36 ID:n2JJv14.0
- ふむふむ、ギリギリのネタですか……そうですね、もしあなたの考えているネタを書いた物を投下したら、それを見て判断します。まず見てみないと判断できません。
基本このロワは自由ですので。
因みに、どこら辺がギリギリ何ですか。
- 395 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/17(金) 11:54:48 ID:zpnfv8fM0
- 私も見てみたいですね。
あとテスト勉強やレポート宿題などで投下は遅れます。
申し訳ありません。
- 396 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/17(金) 19:03:01 ID:8sHhLdBw0
- わかりました。……気持ちはわかります。僕も来週からテストです。自分の脳に範囲を詰め込まないと。……テストなんて爆発しろ。
因みにレポートという事は、高校生ですか?
- 397 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/17(金) 23:06:32 ID:zpnfv8fM0
- いや、大学生です。
レポートが大きく単位に響くので、ミスが多くあっても、どうにか提出しないと、、
- 398 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/18(土) 04:08:43 ID:UWLBWPZ60
- はは、そうですか。がんばってください。
- 399 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:47:13 ID:HPRF6Vp60
- 投下します。
A-1にある館へと踏み入るミカサ・アッカーマン、しかし遠くからその様子を見守る者がいた。
「へへへ、まさかこんな所にいたとはな・・・・だがおかしいな、アイツは歩ける体じゃねぇはずだが?」
類人猿めいた顔立ちに肩下までのボサボサな黒髪、体毛の濃い筋肉質な肉体、彼こそはミッドランド王国内の罪人達による兵団『黒犬騎士団』の団長であり、使徒という怪物でもある男、ワイアルドである。
彼はB-3エリアで遠くに走る人影と空を飛ぶ何かを見つけた。その方向へ走って近づいてみると、使徒の強化された視力はグリフィスの兜と剣を持った者の姿をはっきりと捉えた。
空中に浮かぶ円盤と青い巨人は全くわけが分からんので置いておくとして、グリフィスの方に興味津々であったので追いかけることにした。
正体は知らないが、ゴッド・ハンド達ではなくあの白手袋の化け物が自分を幽界から救い出して、再び使徒にしてくれたようだ。
だが、この場に呼ばれている人間を三日以内にすべて殺さなければ自分は再び殺されるらしい。
暫く見張っていると、例のグリフィスらしき人物が青い巨人が落ちていった館に入るのが見えた。
「ほほお、ヤツはあの円盤が連れていた青い巨人と戦うつもりみてぇだな、面白いじゃねぇか、僕ちゃんも行ってみよう!!」
楽しく刺激的<エンジョイアンドエキサイティング>に物事を行う、それがワイアルドのモットーである。
故にワイアルドはこの異常な状況を深刻に考えることもせず、
この人間と怪物の殺し合いを祭典の趣向を凝らした特殊な前夜祭程度のものであると簡単に考えていた。
いや、彼とて前夜祭であるとしてもこの状況が異常であることは百も承知である、
だがしかし、それに何の問題があるのだろうか。
犯せる女がいる、遊べる男がいる。
人間を捨て去り、望むままを行う者となった彼にとってはそれだけで十分なのだ。
- 400 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:47:48 ID:HPRF6Vp60
- 以前、スリルある戦闘を求めた結果、ガッツの攻撃で致命傷を負い、その後ゾッドに背骨を折られて死んでしまい、さらに魂を負の怨念が飛び交っている幽界の深層へと落とされてしまったのだが、そんなことは忘れてしまったかのようにワイアルドは軽やかな足取りで館へと進んだ。
そのころ、館へ突入したミカサ・アッカーマンは巨人の気配を頼りに館内を進んでいた。
三階への階段を上がる際、いきなり階段の頂上に腕と膝が無くて頭に直接小さな足を生やした様な青い巨人が現れた。
「なっ、何あれ・・・・ッ!?」
ダッ!!
ゴロゴロゴコロゴロ ドガァァン
そいつはいきなり階段を転がって降りて来た。驚愕の思考から冷静に頭を切り替え、足に力を込めて跳躍したからいいものの、階段にいたら転がってきた巨人に潰されていただろう。ミカサはすぐに剣を構え、壁に突っ込んだ頭を抜こうとしているクリボー型青鬼とでも呼べそうな巨人へと斬りかかる。
「・・・・・」
ザシュ ズシュ ドス ドス シュ ドス シュ ズシャ
『ごぉぉぉーーーー!?』
最初に足二本の腱を的確に斬りつけた後
油断も躊躇も無く、無言で、能面のような表情をしながら何度も胴体を斬りつけ、突き刺す。巨人が激しい痛みによって悲鳴を上げる。ミカサは 何故うなじの部分を斬っても死なないの? と考えながらも、手を止めて反撃する暇を与えれば自分が痛い目に合うだけ だと割り切って、相手が動かなくなるまで斬り続けた。
「はぁはぁはぁはぁ・・・・・・かなりしぶとかった。」
今、ミカサの前には三メートルのクリボー型青鬼が壁に頭を突っ込んだまま多くの切り傷や刺し傷を作って血塗れで動かなくなっていた。
こいつも本当に巨人なの? と考えながら上の階へと階段を上る。
一方その頃、ワイアルドはというと、
「うおおおおりゃーーー!!」 ドン ドゴォ ドン ゲシャ ドン バキッ ズドン
『ぐおぉぉぉぉぉ!!』
- 401 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:48:30 ID:HPRF6Vp60
- 一階の廊下で巨大な腕を持った5メートルはある巨鬼型青鬼と戦闘していた。
戦況は猿の化け物の姿になって戦っているワイアルドが有利に傾いている。
ワイアルドと巨鬼型青鬼パワーはほぼ互角だが、反射神経はワイアルドの方が優れている。
故に巨鬼型青鬼の攻撃はワイアルドには当たらず、逆にワイアルドの攻撃が何発も命中する。渾身のパンチが腹に入ると巨鬼型青鬼は苦しそうにしながら尻餅をついた。
「何だ? もう終わりかよ、つまんねぇな。」
『ゴポッ!!』
「ん?・・・」
何かを口から吐き出してきた。良く見ると青い鱗でトカゲのような尻尾と爪を生やしている。顔はさっきの腕の大きな巨人のような黒い目と大きな鼻、笑っているような口という風貌をしていた。体が完全に人外であるためか、さっきのやつよりとても不気味に感じる。
「ちっ、こんな奴ばかりかよ!!」
恐れはしないものの気味悪さのためかワイアルドは及び腰で、近づく。
だが次の瞬間、
ズシャアアアア
「痛でぇぇぇぇー!?・・・てめぇ!!」
ワイアルドの胸部にある目が切り裂かれ、そのまま腹にも大きな切り傷が入った。
ワイアルドは激昂しながらも、コイツはかなり素早いと判断して身構える。
青鬼なっても元の癖は備わっているらしく、爪に付いた血を舐めながら慎重に隙を探るハンター型青鬼。
ワイアルドの方は目の前のトカゲみたいな化け物から目を離さずに飛び掛ってくるのを持つ、どうやらカウンターを狙うようだ。
ここに二者は硬直状態になった。
また場面が変わり、ミカサ視点へと移る。
「下の音は何かしら?」
そう疑問に思いながらも、上の階へと足を進め、謎の円盤が連れていた金髪をした青鬼を捜す。4階にたどり着くと、次々とドアを開けて中を確かめる。
3回目のドアを開けると目の前に四本足で立つかなり奇妙な巨人が立っていた。
- 402 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:49:03 ID:HPRF6Vp60
- 顔の形や頬は蛙のようであり、尻尾が生えていて、黒い目に大きな鼻、笑っているような口というさっきの頭と足だけの巨人と同じ特徴もあった。
「うっ、うぷっ・・・」
またしてもいきなり目の前に現れた驚きと川馬型青鬼の気味悪さで怯んでしまうミカサ。
当然相手はその隙を見逃すわけは無く、無数の水弾が彼女向かって放たれた。
ドドドドドドドッ ドガッ
「かぁっ・・・・!?」
予想だにしない攻撃に驚くミカサ、壁に体を叩き付けられてからゆっくりと起き上がろうとするが、相手は蛙の顔に似合わない尖った歯を見せつけながら、その四本足を活かしたスピードで突進してくる。
「くっ!!」
ドゴォォーーーン グチャ
兜のおかげで後頭部への衝撃が和らいだので、突進される寸前に素早く復帰し、ミカサは横に避ける。川馬型青鬼は壁を突き破り、館の4階から外へと落ちて行った。
窓から外を覗いてみると、あの馬または蛙のような青色の巨人が首を含めた体の節々が折れて死んでいた。
ミカサはそれを見て安心し、探索を開始した。
4階は南東が屋根裏部屋になっていて調べて見たが、何もなかったので、仕方なくあまり探索してなかった一階へと向かった。
クリボー型青鬼@青鬼 死亡
川馬型青鬼@青鬼 死亡
【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【ハンター型青鬼@青鬼】
【状況・状態】
・健康
【所持品】
・なし
【備考】
・目の前の化け物、ワイアルドを捕食する。
- 403 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:49:47 ID:HPRF6Vp60
- 【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【巨鬼型青鬼@青鬼】
【状況・状態】
・ダメージ、疲労ともに大
【所持品】
・なし
【備考】
・少し休憩してから戦いに参加する。
【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【たけし型青鬼@青鬼】
【状況・状態】
・両目欠損
【所持品】
・なし
【備考】
・まだどこにいるかは不明です。
【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
【状況・状態】
・疲労 中 スーツ耐久力(残り90%)
【所持品】
・グリフィスの剣
・グリフィスの兜
【備考】
・太った金髪の巨人を狩る。
・一階を探索する。
【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【ワイアルド@ベルセルク】
【状況・状態】
・疲労 中
【所持品】
・なし
- 404 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 03:53:13 ID:HPRF6Vp60
- 【備考】
・グリフィスらしき人物(ミカサ)を探す。
・目の前の化け物を倒す。
【キャラクター詳細】
・小説の上記で述べた通り。
投下終わりました。
今はまだ二教科だけですが、じきに多くの教科で中間テストがあるので次は予約遅くなると思います。申し訳ありません。
この小説のタイトルは「恐怖、青鬼の館」です。
それでは評価をお願いします。
- 405 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/19(日) 10:51:51 ID:NhWhXXwc0
- 投下お疲れさまです。
……ミカサチート、もう青鬼2人を倒しましたね。やはり雑魚なクリボーと噛ませな川馬は、青鬼になってもやられ役か。そしてワイアルド、良いキャラしてますね〜。全く懲りていないのが良いですね。
テストがんばってください。
僕は来週からテストです。単位取るために頑張らないと。
- 406 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 16:39:47 ID:HPRF6Vp60
- もう少し戦闘を長くして、描写を濃くした方が良かったですかね?
結構長い戦闘を書く人もいるみたいですし、
- 407 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/19(日) 16:59:00 ID:3O4sWfOY0
-
それは、人それぞれではないでしょうか、書いた本人が納得すればそれで良いんですよ。書いていって慣らしていけば、自然と長くなるし。
- 408 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/19(日) 20:38:50 ID:HPRF6Vp60
- 了解です。
どんどん新しいロワが出ていますね!
ここまで活性化するとは・・・・・・
- 409 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/19(日) 22:05:53 ID:NhWhXXwc0
- 確かに、何か凄い最近ロワ増えていますね。パロロワがメジャーになっているんでしょうか?
- 410 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/20(月) 17:21:04 ID:7/NKNgSo0
- メジャーっぽいですね。
ここと似たようなロワも出てきましたし、、、
あと
【玄野計/ガンツ/人間】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
で予約しますね。
・・・・火曜と木曜にテストがあるので投下は木曜以降になりそうですが、、
- 411 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/20(月) 17:57:06 ID:PqINFouQ0
- わかりました。投下楽しみにしています。
- 412 :名無しさん:2013/05/21(火) 19:48:27 ID:nH5XnBy.0
- ここに似たロワとかできてたのか……。
クロモンに続いてできたここにさらに続いてとロワも増えてくんですね
- 413 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 414 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/23(木) 20:55:53 ID:yK9oK98s0
- なんかこのバトロワ、結構見ていてくれている人居るみたいですね。何気に。
- 415 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/24(金) 20:44:12 ID:mBxx3Pxo0
- ただいま復帰しました。とは言っても6月から中間テストラッシュではありますが、
それまでは小説が書けるようになります。
- 416 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/24(金) 21:33:53 ID:fEU5w0W60
- 祝復帰!!
テストお疲れさまです。投下を首を長くして楽しく待ってます。
- 417 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 12:40:47 ID:Q7tHiz5s0
- 投下します。
E-1のキノコ城内の一室、ここで二人の参加者が情報交換をしていた。
「そう・・・あの黒い球体はガンツと呼ばれていて、このスーツとその銃は星人とやらを退治するための武器と防具というわけね。」
「そうなるかな、えーと・・・・あまり信じてもらえないかもしれないけど。」
「いえ、私もありえないことを経験している身だし、現にUFOを見たのだから信じるわ。」
信じるという言葉を聞いて玄野は安心した。今までのミッションでは、星人なんて存在しないと決め付けてスーツも武器も取らずに勝手に家へと帰っていく人達が大勢いた。
当然そんな連中が生き残れるはずも無く、ガンツに頭を破裂させられるか星人に殺されるかで死んでいった。
「日本語上手ですね。」と言えば、不思議な顔をされて「貴方も私も最初からずっと英語で喋っているのだけど・・。」と返されてしまった。
僅かに疑問を持ったが、ガンツの仕様だろうと考えその話は後にした。
玄野ジル・バレンタインと名乗った女性警官にスーツと銃の使い方、採点について、星人の特徴などを教えた。
彼女からはタイラント、ハンター、ネメシスという人間の作った生物兵器がこの会場に居ることを告げられた。生物兵器というからには危険ではあるが、星人ほどは無いだろうと玄野は思った。
ところで彼女はさっきからどことなく元気がない。
原因はおそらく彼女が最初に出会ったと言っていた、たけしという名の少年の死だろう。彼が死んだと分かったのは彼女の記憶を頼りにたけしが走り去っていった方向へと一部屋ずつドアを開けて探してみた時、ある一つの部屋に、開かれたクローゼットと大量の血痕があった。
血痕はクローゼットの正面に広がっており、クローゼットに隠れていた所を発見され、引きずり出されてから喰われたのだと一目で分かる。
・・・・相当怖い目に会ったんだろうなぁ、想像したくねぇ。
玄野がそう思っている傍らでジルは深く落ち込んでいた。彼女も加藤のように情に脆く、正義感が強い性格らしい。
- 418 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 12:43:33 ID:Q7tHiz5s0
- これからの方針を相談し合ったところ、一日目はこの城で籠城することにして、二日目に探索を行うことに決まった。
無闇に外を探索してあの千手観音にでも出くわしたらたまったものじゃないので三日間籠城していたいのだが、彼女はクリス・レッドフィールド、ひろしという人物を探しているらしい。自分も最初の場にいた加藤かもしれない人物が気になっている。
いはいえ、今はほぼ夕方、帰りは夜になってしまうので危険である。
玄野が見張りをすると言った時、ジルは危険よと言って引き止めたが、玄野は二階廊下に椅子を持って来て、窓から入り口を見てるだけだからと言ってその場を後にした。
ジルは部屋で一人になった後、これまでのことを思案していた。
「クリス、貴方ならどうしたでしょうね・・・。」
やることは雑で、間が抜けてはいるが、優れた観察力と洞察力を併せ持ち、体術や射撃の腕も優秀な彼なら自分のような失態は犯さなかっただろうと何度も考えてしまう。
自分は青鬼に気絶させられた挙句、たけしは殺され、起きた時には守る対象であるはずの年下の少年に助けられていた。
スーツの防御力によって気絶のみで済んだようだが、いつまでも気絶したままあそこに居たら青鬼に喰われていただろう。そしてその玄野計と名乗る少年は二体の青鬼と戦って一体を倒していた。
・・・・私の方が足手まといね。
デルタフォースの訓練課程を23歳にして終了した才女であり、勝ち気な性格の彼女は自嘲気味に笑った。
Xガンという武器の性能は凄まじいものだった。上トリガーで石の壁にロックオンを5回してから上下のトリガーを同時に引くと、5回の爆発が起きて壁が粉々になってしまった。
さらにこのスーツも凄い。腕や足などに強く力を込めるとその部分が盛り上がり、筋力を強化するらしい。
そして玄野計はそれらの武器を上手に使いこなしているのだ。
「・・・宇宙人による誘拐、まさにそんな状況よね。」
- 419 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 12:44:53 ID:Q7tHiz5s0
- 喋る白い手袋によって、見たこと無い場所に移されて、怪物との殺し合いを強制され、その戦いを娯楽のように観賞されている。
洋館事件の際、自分達を死地へと追いやった黒幕、ウェスカー隊長を思い出す。
彼はアンブレラ社と通じており、自分達スターズの隊員と洋館内の生物兵器を戦わせて戦闘データを本社に送っていた。
事件の時に死んだ仲間の顔も自然と思い出され、マスターハンド、クレイジーハンドという主催者達への怒りも湧いて来る。
だが、自分に何ができるのだろうか、この状況で警察なんか当てにならないし、玄野の話では首輪の爆弾に加えて、脳内にも爆弾がうめ込まれている可能性がある。
アンブレラ社の悪事を暴くよりも数倍難しいというか不可能に近い。
ふと、デイバックを目にしてから、まだよく支給品を確認してなかったことに気付いた。
中を開けて見ると、
「ッ!?」
血清があった。よく見てみると昔、時計台でカルロスが自分を助けてくれたやつだった。
これを使って、あの追跡者ネメシスともう一度やり合えと主催者は言っているのだろうか?
とりあえずTウイルス感染への対策ができたのでジルは僅かに元気を取り戻した。
クリスと合流して、化け物共を撃退し、人間の参加者達を救おう。そしてひろし君にたけし君が死んでしまったことを伝えなければならない。
そう考え、未だに痛む頭を軽く押さえながら、夜の見張りに備えて、近くにあった目覚まし時計をセットしてからベットで仮眠を取ることにした。
【1日日/夕暮れ/E-1 キノコ城内】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(96%)
・二階の窓から入り口を見張っている。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
・Xガン@gantz
【備考】
・夜(8:00)になったらジルと交代します。
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
【1日日/夕暮れ/E-1 キノコ城内】
- 420 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 12:45:26 ID:Q7tHiz5s0
- 【1日日/夕暮れ/E-1 キノコ城内】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
【状況・状態】
・健康 スーツ耐久力残り86%
・仮眠中、交代時間になったら起きます。
【所持品】
・基本的支給品 血清@バイオハザード
・サムライエッジ@バイオハザード
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
- 421 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 12:50:46 ID:Q7tHiz5s0
- 投下完了です。
タイトルは「休息の時間で・・・」です。
ひとまず一日目の彼らの方針は決定しました。
それでは評価お願いします。
- 422 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/25(土) 13:00:38 ID:UZ6zb6bE0
- 投下お疲れさまです。久しぶりに楽しく拝見させて貰いました。
ジルと玄野、人間側でもトップにある意味近いといえる二人ですね。これからの展開に期待です。
これぞロワですよね。
- 423 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 13:41:22 ID:Q7tHiz5s0
- ありがとうございます。
会話や心情表現が多めな日常シーンは戦闘シーンよりも書くのが大変だと気付きました。
次は濃い戦闘シーンでも書いてみようと思ってます。
それでは
【ガッツ/ベルセルク/人間】
【ルイージ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/人間】
で予約します。
- 424 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/25(土) 13:52:21 ID:42VqQ2SI0
- 気になっていたメンバーですね。楽しみに待っています。
- 425 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 20:13:58 ID:Q7tHiz5s0
- 投下します。
C-10にある洋館の1F大食堂で対時するガッツとルイージ、先手はさっさと気絶させて、やろうかと考えていたガッツからだった。
「ハッ!」
ブンッ
一瞬で間合いを詰め、右手で音速並みのパンチを放つガッツ、しかしルイージはそれをジャンプして避ける。
「thunder!!」
バリバリバリ
反撃としてルイージは空中でサンダーボールを撃つ、しかしガッツはふらりとよろめくような最小限の動きで避け、ルイージが落下してくる地点へと高速で突進してくる。
よく見るとガッツの足の部分が大きく膨らんでいた。
・・・あれがマスターハンドの言っていたスーツによる身体能力強化か
とルイージは最初の場で言われたことを思い出しながら、そういえば自分もさっき思ったより高く飛べたことに気付いた。
下を見ると口角を吊り上げて勝ち誇ったような笑みを浮かべているガッツがいた。
ルイージは慌ててサンダーボールを撃ったが、その直後にガッツの姿が視界から掻き消えた。はっと気づいた時には背中に重い衝撃が走り抜ける。
「Ouch!」
空中で背後からタックルされたルイージは物凄い勢いで壁を壊しながら吹っ飛ぶ。
ルイージの姿が見えなくなると、ガッツは近くに落ちていたルイージのデイバックを拾ってその場を立ち去ろうとする。しかしルイージは息を荒くしながらガッツの方へと歩いて来て、叫んだ。
「Wait!」
「・・・・やめとけ、雷の玉はもう見切っている。てめぇは勝てねぇよ。」
雷の玉を作りだす珍しい魔法、そして自分をも超える跳躍力に興味を示したが、ただそれだけであり、実力は自分より低いのを理解したガッツはつまらなそうに言う。
今のルイージは衝撃が痛覚となって全身を伝わっており、何度もよろめきそうになっては踏み止まることを繰り返していた。
- 426 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 20:14:23 ID:Q7tHiz5s0
- ルイージはガッツの言葉を聞いて、今すぐ攻撃を仕掛けるのを躊躇った。しかし、彼を見逃せばキノピオやヨッシーが危ない。
そんな心境を察したのか、ガッツが声を掛けてきた。
「あのキノコ頭のガキなら今は見逃してやる。もう追いつけない所まで行っているだろうからな、俺は暫くこの館を探索して武器になりそうな物を探すつもりだ。後これだけは返してやるよ。」
ボトッ ボトッ ドン
「・・・・・OK。」
ルイージは自分がキノピオとヨッシーの命を狙う危険な男を止められないことに内心激しく悔しがりながらも、ここは引くしかないと理解し、降参の証として両手を挙げた。
ガッツは空のデイバックと食料、水(一日分のみ)、ガンツバイクをそれぞれ投げ捨てた。
食料と水がかなり減っているのを見てルイージは不満そうな表情をするが、「俺の戦利品だ。戦いを仕掛けておいて、殺されないだけマシに思え。」と言われたので渋々デイバックに入れ始める。
ガッツはルイージのデイバックには食料、水、変な黒い輪っかが入っているだけで、剣の類が一つも入ってないことに落胆して、無駄な時間を過ごしちまったと言いたげな顔をして部屋を出て行った。
一人残されたルイージはマリオ兄さんと連携してブラザーアタックを使えたならこうはならなかったと、改めてマリオがいないという状況に強い不安を感じ、自分もマリオを探すことに決めた。
ルイージも部屋から出てから、洋館内を2時間ほど探索してハンマーを二つ手に入れると、それらをデイバックに入れ、外に出る。
洋館の外でガンツバイクを出し、それに乗って洋館を後にした。
1日日/午後/C-10 洋館外】
【ルイージ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力 残り(75%)
【所持品】
- 427 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 20:14:44 ID:Q7tHiz5s0
- ・基本支給品 ガンツバイク@ガンツ
・ハンマー二つ
【備考】
・ハンマーはブラザーアタックに使います。
1日日/午後/C-10 洋館内】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(88%)
【所持品】
・基本支給品 ハンドガンの火薬、リッケルト製の炸裂弾(残り 6個)。
・ボウガンの弾(残り22発)、ボウガン、投げナイフ(残り 6本)。
【備考】
・洋館内で武器を探す。
- 428 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 20:19:51 ID:Q7tHiz5s0
- 現実的に書いたら、戦闘は結構早く終わってしまった。
対戦相手がまずかったかな・・・・
タイトルは「ルイージの決意」です。
それでは評価をお願いします。
- 429 :名無しさん:2013/05/25(土) 20:27:11 ID:pzUDXWp60
- 投下乙です
ルイージ、運が良かったな
キノピオ共々見逃してもらえて、食料もある程度返してもらったし、当初の目的は果たせたな
状況的にガッツには負けたけど生きてりゃなんとかなる
ガッツも人間相手であれば少しはマトモな対応ができるのか?w
- 430 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/25(土) 20:41:08 ID:EAoFjIWc0
- 投下お疲れさまです。拝見させて貰いました。
改めてみると、ガッツが最早マーダーにしか見えない。戦いを楽しんでるみたいだし、人間であるルイージは一応対応していたけど、……やっぱりガッツが一番マーダー(笑)
ルイージとガッツの戦闘、これぞロワですねえ。
- 431 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 22:17:00 ID:Q7tHiz5s0
- まあ、中世時代の人間に首輪の爆弾を無効化して外すという発想なんて無いですからね。
ベルセルクを長く読んでいるので、ガッツをマーダー化しようという発想は最初から思いついてました。
後、やっぱり知能ある存在同士の戦闘は白熱しますし、おっしゃる通りロワらしいですね。
- 432 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/25(土) 23:07:31 ID:Q7tHiz5s0
- 警察署組、仏像組、タイラント-t003型で予約します。
多分一回の投下では終わらないでしょうね、、、今回はとりあえず前編を仕上げてみます。
- 433 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/25(土) 23:26:43 ID:gL3gpXz60
- うおおぉぉぉぉぉ!!凄いワクワクするメンバーですね。!!これは期待大を通り越して、期待超ですよ!!めっちゃ楽しみにしています。
- 434 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:07:47 ID:rSdxBjBU0
- 投下します。
H-3エリアの草原で巨人化したエレン・イェーガーと戦いを交えた仏像の星人4体は、
途中で千手観音が時計状の生体反応逆行装置をそれぞれ一回だけ手渡して、おこりんぼう星人、あばれんぼう星人にできた傷を治療した後、再び地図の中央に当たる場所、ラクーンシティへと目指していた。
健康になったおこりんぼう星人、あばれんぼう星人は先頭をかなりのスピードで走っていく、二体はもう街のすぐ近くまで来ていた。
場面が変わってここはF-5の警察署内のロビー、6人もの人間の参加者達が集まって、それぞれ寛いでいた。
「うぉっ?! すげェ、これめちゃくちゃうめえよ。おまけに口の中でシュワシュワする感触がたまんねぇーーー!!」
(何故コーラでそこまで喜ぶんだ?)
(……可哀想に)
イシドロが生まれて初めてコーラを飲んだと言いたげな様子に疑問を持つ加藤。
そして、自己紹介では自分が中世の時代の人間であるかの様なことを自信満々で言ってのけたイシドロの境遇を想像して大いに同情するクリス。
こいつの親は一体何を教えているんだ!!と怒りを抱きながらも、クリスは自分の机から財布を取って、近くの自動販売機でコーラを買ってあげたのだった。
他の皆の様子を見てみると、コジロウは疲れた様子でソファーに横たわり、マリオは英語で書かれた書類や新聞などを興味深そうに読んでいる。ひろしはひろしで何やら黙って考え事をしているらしい。
(……一日目はここで明かそうか。)
本当は直ぐにでも他の人間の参加者達を探しに行きたいのだが、皆に止められてしまうだろう。
クリスはイシドロにコーラを奢ってあげた後、武器を探しに行った。
- 435 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:08:17 ID:rSdxBjBU0
- 拳銃やマシンガンなんかで星人を倒せるとは思えないが、あるだけましだろうと思い、止めなかった。
加藤がクリスを見送って、ソファーの上に座ろうとしたまさにその時、
トントントンドンドンドンドン ドンドンドンドドン
「何だ?」
「えっ?」
「うわぁ!! てッ、敵か?」
「でけぇ足音だな。」
「what?」
まるで巨人が走っているような足音が二つ、加藤はまさかと思い音の聞こえる方角の壁から離れるよう皆に指示した。
ドトーン ドゴォォーン
「くッ、やはりコイツらか!!」
「仏像?」
「なんで仏像が動いてるんだ!?」
「あっ、あの剣は!!」
「It is dangerous!!」
ズガァァァン ドゴン
赤色の仏像あばれんぼう星人は大剣で、緑色のおこりんぼう星人は踏みつけで攻撃してきた。加藤はコジロウを引っ張って横に跳んで回避し、近くにいたイシドロも加藤の方へと跳んだ。
ひろしはマリオが救出し、加藤達とは反対側に跳んだ。
ここに加藤達三人は大剣を持ったあばれんぼう星人とマリオ達二人は素手のおこりんぼう星人へと対時する形となった。
ブンッ ブンッ
「くっ!」
「ヒィッ!!」
- 436 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:08:49 ID:rSdxBjBU0
- 「おっと!」
加藤は緊張しながら、コジロウはビビリながら、イシドロは落ち着きながらあばれんぼう星人の斬撃を避ける。
ガン ガン ガン ドガッ
「ぐぶぇ!?」
「うわっ!」
今度は机やソファー、ガレキなどを蹴り飛ばしてきた。この行動は完全に予想外だったので、コジロウは机が命中して、壁まで飛ばされてしまう。加藤は慌てて避け、イシドロは黒い刀で飛んで来るガレキを斬っていたが、
スッ
「!?……まッ、待てェ!!」
あばれんぼう星人は身動きのとれないコジロウへと大剣を振り下ろそうとしていた。
もうスーツの耐久力は限界だろうと考え、あばれんぼう星人へとYガンを向ける加藤、
しかしもう遅いと分かる。剣が振り下ろされようとしたその時、
カシュ ボガァーーン
『!?』
「えっ?」
「はぁはぁはぁ、……大丈夫か?」
あばれんぼう星人の頭に高速の物体が当たって、それが爆発した。
その物体の飛んで来た方向からはクリスの声が聞こえた。
クリスの手にはグレネードランチャーが装備されている。どうやらいい武器を見つけられたようだ。
あばれんぼう星人にはあまり外傷は無かったが、驚いて持っていた大剣を落としてしまう。
イシドロはそれを見た瞬間、スーツで強化された脚力と腕力を使って、すぐさま拾ってクリスにパスした。
バシッ
「うおっと!!」
「それを振ってくれ、早く!!」
- 437 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:09:59 ID:rSdxBjBU0
- 「えっ?……ああ、分かった!!」
クリスはあまり効果の無いグレネードランチャーを捨て、イシドロの言うままに大剣”ドラゴン殺し”を両手に持ち、あばれんぼう星人へと走ってそのまま振り下ろした。
スカッ ドグシャ
「うおおおおぉぉ!!……あっしまっ、グハァ!!」
「何だよ、全然ダメじゃん。」
「…………」
そりゃそうだろう、いくらスピードがあっても素人が振った剣なんて単調で見切りやすい、クリスの渾身の一撃はあっさりと避けられた。
おまけに剣の重さに流されて、両手が柄にくっついたまま空を不自然に飛んでいた所にパンチを喰らって吹っ飛ばされた。
イシドロはその筋肉とガッツに似た髪型は何のためにあるんだという理不尽な感想を抱く。
加藤は呆れてものも言えない。
クリスは単に善意でイシドロの頼みに聞いただけなのだが…………
ポーン カン シュウッッ
「「「!?」」」
突如、赤と白で区切られたボールがあばれんぼう星人に命中して、その瞬間あばれんぼう星人はボールから出た光に包まれて消えてしまった。
「早くYガンを使え、すぐにボールから出てくるぞ!!」
「ああ、分かった」
視線を辿るとコジロウがそう叫んでいた。
加藤はすぐさまボールに向けてYガンを撃ち、左右に激しく揺れていたボールを包んだ瞬間もう一回トリガーを引いて転送した。
「ふう…………」
「「「…………」」」
何とか倒せたことに安堵する4人、しかし遠くの方では何度も大きな破壊音が響いている。
どうやらマリオ達が戦っているらしい。
- 438 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:10:28 ID:rSdxBjBU0
- 加藤とクリスはイシドロとコジロウにここで待機するように言ってその場を後にした。
【1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力 残り(78%)
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・マリオ、ひろしの援護に向かう。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@ガンツ
【備考】
・マリオ、ひろしの援護に向かう。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(32%)
【所持品】
・基本支給品
・妖精の粉@ベルセルク
【備考】
・モンスターボールを喪失しました。
・大人しく待機している。
- 439 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 19:14:11 ID:rSdxBjBU0
- あとは長々と状態説明が続いて、最初に投下した部分が切れてしまうため、ここで一度感想をもらってから、
状態説明を再開したいと思います。
タイトルは「恐怖の軍団の襲撃 前編」です。
それでは評価お願いします。
- 440 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/26(日) 19:41:08 ID:vHIkT4ow0
- 投下お疲れさまです。拝見させていただきました。
早速の星人との接触!!なかなかの見物でした。今まで何となく空気気味だったコジロウが大活躍しましたね。巨大星人二人組が分断されましたか。これは続きが気になるぜ。
- 441 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 20:36:58 ID:rSdxBjBU0
- 気に入ってもらって嬉しいです♪
それでは状態説明の続きを投下しますね。
- 442 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 21:06:55 ID:rSdxBjBU0
- 1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品
・ガンツソード@ガンツ
【備考】
・渋々と待機している。
ラクーン警察署で転送されたモンスターボールはA-6の草原でパカッと開いた。
『………?』
さっきまで戦っていた自分が何故こんな所にいるのか分からず混乱するあばれんぼう星人、
あの街はどこかな?と見渡すが、大仏星人並の身長を持っているわけではないので、どこにも見えない。数分後、自分ひとりで行動するしかないと理解して人間の生存者を探すべく行動を開始した。
1日日/夕暮れ/J-3 草原】
【あばれんぼう星人@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 混乱中
【所持品】
・なし
【備考】
・ウドガルド城に行くか、ゲラゴーニュの森に向かうかは他の書き手さんにお任せします。
・モンスターボールはJ-3に落ちています。
・大剣”ドラゴン殺し”はラクーン警察署に落ちています。
- 443 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 21:09:07 ID:rSdxBjBU0
- マリオ、ひろし、千手観音、大仏星人、タイラント、おこりんぼう星人の状態説明は
本格的に参戦してきた時に書くつもりです。
まだ何の変化もないでしょうから。
- 444 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 21:10:19 ID:rSdxBjBU0
- あああああーーーしまった。
A-6じゃなくJ-3です。
やっぱり修正不可能なのかなこれ?
- 445 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/26(日) 21:23:20 ID:vHIkT4ow0
- ドンマイです。記入間違いは結構自分もあるんですよ。気をつければ大丈夫です。
- 446 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/26(日) 22:23:27 ID:rSdxBjBU0
- ありがとうございます。
後、暇な時に別のロワの書き手もやってみようかと思っています。
このロワの書き手をやめるわけでは無いのでご安心を、
- 447 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/26(日) 22:39:31 ID:ErDmJBuw0
- わかりました。了解です。
経験を積むのに良いかもしれませんね。丁度新しいロワも出来てるし。
- 448 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:38:02 ID:sqEnOLbg0
- 投下します。
加藤達が大剣を持ったあばれんぼう星人と戦う中、マリオとひろしは目の前のおこりんぼう星人と対時していた。
マリオは周囲を見渡して、狭い室内では自分の力が発揮できないと理解したらしく、ひろしの手を引っ張って走った。おこりんぼう星人がその跡を追う。
着いた先は一階入り口ホール、上にテラスの様な乗れる場所が幾つもあって、何より広い。
マリオはひろしを背負って高く跳び、室内テラスの上にひろしを乗せると二階の廊下に続いているドアを指差して、「GO!!」と叫んだ。
「分かりました。貴方も気を付けてください!!」
ひろしはそう言うとドアを開け、入り口ホールを後にした。
残されたマリオと対時するおこりんぼう星人。
マリオは地形を活かして、テラスからテラスを跳躍、あるいは走り抜けながら、おこりんぼう星人にファイアーボールを浴びせる。
おこりんぼう星人はテラスごと叩き潰すか、跳躍した所を叩き落そうと必死になるが、放った攻撃の全てがたやすく回避されてしまう。
数多くの罠が仕掛けられているお城を攻略し、自分より巨大な敵を倒したことのある英雄はそう簡単に捕えられるものではない。
放ったファイアーボールのうち、胴体へと当たったものは効果が無かったようだが、目や口に命中するとおこりんぼう星人は顔を手で隠して呻き声を上げた。
それを見てマリオは顔が弱点だと理解し、おこりんぼう星人の顔を集中攻撃する。
おこりんぼう星人は両手をクロスして顔をガードしながら、マリオを睨む。
その直後、おこりんぼう星人はホール中央にあった小さな壺を右肩に担いだ白い女神像を床から引き抜いて、そのままマリオ目掛けてぶん投げた。
「!?」
バリーーーーーン
マリオは咄嗟にジャンプして避け、勢いよく壁にぶち当たった女神像は激しい音を立てて割れた。しかし飛び散った無数の白い破片がマリオの視界を塞ぎ、また体に当たったりもしてマリオの動きが遅くなる。
- 449 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:38:32 ID:sqEnOLbg0
- マリオが“風が吹いてくる”と感じた瞬間、緑色の拳が体に直撃した。
スガァァァン ドゴン ドゴン ドゴン
多くの部屋を突き破りながら飛んで行くマリオ、途中でキュュウウンというスーツが悲鳴をあげる音がした。
止まった時に自分のスーツを見てみたが、まだ壊れてはいないようだ。
厄介な相手ではあるが、アイツを加藤達の方に行かせるわけにはいかないと決意を込めて、入り口ホールへとマリオは走る。
おこりんぼう星人は粉々になった女神像の残骸を踏みつけて、さらに粉状にしていた。
彼らのように銅像を外装とするが、スーツをものともしないパワーを持つ最悪最強の星人”ダヴィデ星人”を思い出したのだろうか、表情にはどこか悔しさが浮かんでいる。
ダダッ
『!?』
足音が聞こえた方を見ると、加藤とクリスの二人がそれぞれ変わった銃を自分に向けていた。
気が付けば遠くで暴れている様な轟音が聞こえなくなっている。
こいつらが自分の相棒を倒したというのか? しかしどうやって? 以前自分が敗れた爆発する銃は持っていないというのに?
などと数多くの疑問を感じながら硬直するおこりんぼう星人に対して、加藤がY字状の銃の上トリガーを引いた後、上下のトリガーを同時に引いて発射する。
千手観音からこの銃のことは聞いていたので、おこりんぼう星人はあえて避けずに喰らってから両手に力を込めて、自分を拘束する白いロープを引きちぎる。
クリスが何度もプラズマカッターを撃っていたが、おこりんぼう星人は必死に耐えてロープをちぎることに集中していた。
二人が悔しそうな顔をしているのを見て、おこりんぼう星人はニヤリと笑い右手の拳を振り下ろそうとしたまさにその時、
ドズン
『グォォ!?』
- 450 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:39:03 ID:sqEnOLbg0
- 後頭部にとてつもない衝撃が走った。
おこりんぼう星人はフラリとよろめき、うつ伏せに倒れる。
おこりんぼう星人は何が起きたのか分からなかったが、加藤とクリスにはおこりんぼう星人の背後に着地したマリオが見えたので、”彼の仕業か”と思い安心する。
その通りである。あの後、かなりの助走をつけたマリオは盛大にジャンプして背後からおこりんぼう星人の頭に強烈な蹴りを入れたのだった。
おこりんぼう星人は手に力を入れて立ち上がろうとしたが、再び後頭部に重い衝撃を受けて倒れる。
彼、彼女?には何が起きたのか分からなかったが、今度はクリスがスーツの力で激しく盛り上がった足を使って、後頭部にかかと落としをきめたのだった。
加藤は倒れたおこりんぼう星人の頭目掛けてYガンを発射し、おこりんぼう星人の頭が白いロープでグルグル巻きにされる。
おこりんぼう星人は必死に起き上がろうとしたが、頭がふらついて、おまけにマリオが何度も高くジャンプしては背中にヒップドロップをかましてきて、クリスはゴリラのような腕力を使っておこりんぼう星人を床へと押し付けている。
加藤が二度目の引き金を引いて、おこりんぼう星人の頭部のみが転送されていった。
加藤、マリオ、クリスの三人は深くため息をついて安堵する。
部屋が静まり返ったのをきっかけに二階のテラスにひろしが、一階廊下からイシドロとコジロウがやって来た。
「終わった・・・・のか?」
「ああ、終わった。」
首の無い巨大な仏像を見て、コジロウが加藤に聞く、加藤は少し悲しげな顔をしてそう言った。おそらく命を奪ってしまったことを後悔しているのだろう。
クリスは皆に休憩を提案したが、たいして休む暇もなく遠くから大きな足音が聞こえた。
ずっしりとしてゆっくりしたこの歩き方は大仏星人だろう、そして千手観音もいるかもしれないと加藤は考え、皆で街から逃げようと提案する。
クリスは以前レオンから地下駐車場の隣にある犬舎に地下水路への入り口があり、水路を辿ると下水処理場、下水道と続いて、アンブレラの工場と研究施設があったというとんでもない話を聞いたことを思い出し、街から逃げるよりかはあそこに隠れていたほうが安心だと言い聞かせ、皆を引き連れて地下駐車場へと進んだ。そこが新たな化け物の巣窟とな
- 451 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:39:30 ID:sqEnOLbg0
- っていることを知らずに・・・・・
【1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力 残り(78%)
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
【備考】
・地下水路に入る。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@ガンツ
【備考】
・クリスについて行く。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(32%)
【所持品】
・基本支給品
・妖精の粉@ベルセルク
【備考】
・クリスについて行く。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(65%)
- 452 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:41:07 ID:sqEnOLbg0
- 【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・クリスについて行く。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品
・ガンツソード@ガンツ
【備考】
・クリスについて行く。
1日日/夕暮れ/F-5 ラクーン警察署内】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(64%)
【所持品】
・基本支給品のみ
【備考】
・クリスについて行く。
新たに地下を作りました。内部の詳細はバイオハザード2 マップ と検索したらたぶん出てくると思います。どんな化け物がいるのかは次の投下をお楽しみに♪
できるだけ戦闘描写を濃くしてみたのですがどうでしょうか?
タイトルは「恐怖の軍団の襲撃 後編」
です。
それでは評価をお願いします。
・・・・相変わらずタイトルネームに良いものがみつからないなぁ、
リアルでもネーミングセンス無いと友人によく言われてます。
- 453 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 02:51:49 ID:sqEnOLbg0
- 申し訳ありません。少し付け加えを、、
【おこりんぼう星人@ガンツ 死亡 】
おこりんぼう星人の頭部はラクーンシティ郊外のF-4に落ちています。
↑すっかり書き終えた気になっていて、死亡報告を忘れていました。
- 454 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/28(火) 18:57:42 ID:ESjLLYxE0
- 投下お疲れさまです。楽しく読ませていただきました。
マリオとクリスと加藤の協力戦闘描写は思わず手に汗握るくらいワクワクしました。読んでいてこれぞロワと思いましたね。おこりんぼうやられましたか。地下のことも含めて、続きがとてつもなく楽しみです。
- 455 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/28(火) 19:20:55 ID:sqEnOLbg0
- ありがとうございます。
戦闘シーンの書き方と検索して、いろいろな助言を参考にしたのですが、
上手くいったようですね。
・・・・結局ジョーカー、タイラントは書けませんでした。入れようかどうかかなり迷ったのですがねぇ。
地下にどんな敵を配置するかは大体考えております。
- 456 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/29(水) 21:01:39 ID:d19iPPIk0
- 楽しみにしております。
- 457 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/30(木) 01:21:51 ID:E8dmcjjg0
- 加藤達6人+伯爵、キラークロック
で予約します。
出てないキャラ(ニャース、セルピコ、アカギ、ムサシなど)
私の個人的に好きではなかったり、把握がイマイチなキャラばかりなので残していたのですが、どうしようかかなり悩んでます。
- 458 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/30(木) 17:28:37 ID:nnYTDxqs0
- 楽しみなメンバーですね。投下楽しみにまってます。
確かに参加者には把握し辛いキャラもいますけど……全員書かなくてはロワが行き詰まることは明白だし……
アメコミキャラはある程度創作で補うとしても、キャラの好き嫌い、好みは人それぞれですしね……できる限り書いてもらったら嬉しいですけど。
まあ、まずは自分で書けるキャラから書いていきましょう。一度書かれていないキャラをあげるのも良いかもしれませんね。ネギとか、チビとか、かっぺとか。アメコミキャラも書いてみたら勉強になりますよ。全面的に任せます。
- 459 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/30(木) 19:52:02 ID:E8dmcjjg0
- OK、 まあなるべくそのキャラらしさを追求してから出そうと思います。
そういえばネギ、チビ書いてなかったな、、、どういったシチュエーションにしようか、、、
- 460 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/30(木) 21:39:46 ID:nnYTDxqs0
- 前指摘されたことから考えていたんですが、参加者のかっぺ星人、恐竜達も追加しますか?あと個人的にはゆびわ星人も追加したいのですが……意見をください。
- 461 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/31(金) 01:23:20 ID:GUg6ZTes0
- うーーーん、、、恐竜達は2日目中盤まで様子見しますかね、、
ゆびわ星人は原作でもあっさり倒されて見所無かったので、追加させてもすぐ倒されそうな気も、、、
追加はいい判断だとは思ってます。
- 462 : ◆BA8qOhLHAk:2013/05/31(金) 01:24:40 ID:GUg6ZTes0
- あとすいません。
月曜に中間試験あるので投下スピードが落ちるかもしれません。
- 463 : ◆DeIsaj04bU:2013/05/31(金) 06:37:52 ID:pW1Ww8sg0
- わかりました。投下楽しみにまってます。テストがんばってください。わかりました。追加は保留しておきますね。
- 464 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/03(月) 16:45:57 ID:2P/aQySs0
- 今度は金曜に中間テストがあると先生から言われました。
また遅れそうです。申し訳ありません。
実を言うと現実的な考察を入れると戦闘シーンの迫力が薄れるという悪循環に陥っていて、
何とか両立できないものかと苦労しています。
まあテストのことを気にしながら小説を書いててもいい案が思い浮かぶわけないみたいです(笑)
- 465 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/03(月) 17:24:09 ID:JFUCn0q60
- テストお疲れさまです。……その気持ち、よくわかります。僕も只今大スランプ状態です。……戦闘シーンとその他のシーンの両立は凄い難しいですからね、まあ、難しく考えずに楽しみながら書けば良いんですよ。……次のテスト頑張ってくださいね。…テストっていやですよねぇ。
- 466 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/03(月) 21:21:35 ID:2P/aQySs0
- 全くもってその通り。
- 467 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 18:31:36 ID:/a6ROi2U0
- ◆BA8qOhLHAkさん、本当にすいませんでした。……僕のロワに賛同してくれたのに、……願わくば投稿は止めずに、一緒にロワを進めてくれたら嬉しいのですが、今回の混乱で僕に幻滅して、書くことエの情熱とこのロワに対して興味をなくしてしまったりしても、僕にはなにも言う資格がありません。
今回の事で不快感を抱いたりしていたら、心から謝罪します。…ごめんなさい。応答を。
- 468 :名無しさん:2013/06/04(火) 19:39:14 ID:uGxK22qs0
- 部外者の分際で意見を言わせてもらいますと、氏が一番楽しく書けるロワに一本絞ってみてはいかがでしょうか? 煮詰まっているとか、飽きたとか、そういうロワは思いきって削除して、一本に全力投球。苦しい判断かもしれませんが、その方が氏のためにもなるとおもいます
- 469 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 20:10:49 ID:tWP6T2jI0
- いやいやいや、興味は無くしていませんよ!!
ただ単にテスト勉強や宿題で忙しくなっただけですし、スランプ状態になったり、
書けても投下しようか迷うなんてよくありますからそこまで落ち込まなくても、、、
- 470 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 20:15:22 ID:tWP6T2jI0
- すいません。
私の態度も別ロワに興味がいっているとしか捉えられないですよね、、、
戦闘シーンで困ったなら最悪どっかの小説からコピーして、貼り付けを行えばいいですよ。
前回のガッツVSルイージとおこりんぼう星人VSマリオはそうしました。
- 471 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 20:16:44 ID:U04wBkMs0
- ありがとうございます。◆BA8qOhLHAk さん。……頑張ります。
- 472 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 20:22:06 ID:tWP6T2jI0
- 468 の名無しさんの意見もありますし、
新しいロワを立てるのも一つの手です。
そうなっても私は文句言ったり、不快な気になったりはしないので
構いませんよ。
- 473 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 20:28:17 ID:l1oL82HU0
- わかりました◆BA8qOhLHAk さん。
- 474 :名無しさん:2013/06/04(火) 20:44:57 ID:VsBOYTME0
- >>470
……それって盗作ですよね?
創作する上で一番やってはいけないことですよ
- 475 :名無しさん:2013/06/04(火) 20:48:24 ID:FeSLbQDc0
- 何度もすみません。
小説をコピーして貼り付ける行為は盗作です。該当SSの削除を要請します。あなたのやっていることは、物書きとして最低の行為ですよ
- 476 :名無しさん:2013/06/04(火) 20:58:55 ID:/d1ZxSy20
- >>474-475
正確には無断引用なので「盗用」ですね。盗作とは人の作品を自分のものとして発表することを言います。
◆BA8qOhLHAkさん。創作への最低限の知識と敬意を身につけるまで、投稿から離れたほうが身のためです。
そして◆DeIsaj04bUさん、この指摘は本来貴方がするべきです。貴方に創作者としての自覚があるのなら。
- 477 :名無しさん:2013/06/04(火) 21:03:54 ID:SSvsPmN6O
- まあこまけぇ事はいいだよ
- 478 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 21:07:07 ID:TgGajjug0
- ◆BA8qOhLHAk さん……それは流石に駄目ですよ。おこりんぼう星人とガッツの戦闘が最近凄く旨くなっていると思っていたのですが…………参考にするなら兎も角、それは不味いです。不味いですよ。◆BA8qOhLHAk さん。
僕も現在人の事は言えませんが、コピーは駄目でしょう。僕も引きます。
ていうか、何となく文筋に見覚えがある物が会った気がしますが…………◆BA8qOhLHAk さん、コピーしたものは1からやり直した方がいいのでは?……気づかなかった僕も悪いですが、そこは書き手としては越えてはいけない所ですよ。……………僕は悲しいですよ。◆BA8qOhLHAk さん。
- 479 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 21:24:06 ID:tWP6T2jI0
- あっ言葉が悪かったですね、
そのまま貼り付けて作ったのではなく、貼り付けた後に修正して
文章に合うようにしたのですが、
- 480 :名無しさん:2013/06/04(火) 21:29:53 ID:SSvsPmN6O
- なんだ、それなら誰でもやってるじゃん
- 481 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 21:30:09 ID:tWP6T2jI0
- まあ表現だけでも盗用に近いので、やりなおした方がいいですね。
余計なこと言うべきでは無かったな、、、、、
- 482 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 21:38:11 ID:tWP6T2jI0
- ◆DeIsaj04bU へ
たぶん貴方が危惧している、著作権違法になるような場所からはコピーしてないのでご安心を、、
上手い人の表現のモノマネはやめておきます、、、、
- 483 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 21:38:34 ID:XqLE9GHY0
- すいません、そうゆうことなら大丈夫ですよ。びっくりしました。丸パクリじゃないなら大丈夫でしょう。勿論そのまま使ったらだめでしょうけど。
そんな訳で、
【セルピコ@ベルセルク】
【ヨッシー@マリオ&ルイージRPGシリーズ】
予約します。
……◆BA8qOhLHAk さん、もうちょっと誤解し難い返答をしてください。(笑)
- 484 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 21:49:53 ID:tWP6T2jI0
- コピーと貼り付けは誰でも使っているだろうから詳しく言わなくも分かるかなと思ってたら、
テレビや新聞で報道されているような「盗用」問題に発展したので、驚きました。
おこりんぼう星人VSマリオとガッツVSルイージの戦闘を書いた作者は他にいないでしょうから
盗用だと言われる心配はありません。
- 485 :名無しさん:2013/06/04(火) 21:57:05 ID:/d1ZxSy20
- ……文章の無断改変ということなら、それはそれで著作物の同一性保持権の侵害なんですが
- 486 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:19:08 ID:tWP6T2jI0
- 知らなかった、、、、、法律に詳しいですね。
まあ書籍化している小説ならまだしも、
他のロワの上手な書き手の文を引用しても裁判沙汰にしてきたりはしないと思いますが、、、
- 487 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:23:49 ID:tWP6T2jI0
- とりあえずモノマネはやめます。
偶然人の小説に似てしまったらしょうがないですが、それで疑えるのは私ばかりでは無いでしょう。
- 488 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 22:32:50 ID:VGbptdqc0
- ◆BA8qOhLHAk さん、お互いに頑張りましょう。それと、今聞いておきたいのですが、千手観音チームとか、ロワ中書き終えたいキャラとかいますか?
- 489 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:38:46 ID:tWP6T2jI0
- うーーん・・・
私的には◆DeIsaj04bUさんの書く小説内で退場させても別に構わないのですが、
玄野とクリス、ガッツ、マリオ&ルイージは
どちらかというと書き終えたいと思ってます。
- 490 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 22:42:00 ID:VGbptdqc0
- まあ、其処の所もなにかアイディア浮かんだら千手も書くかもしれないと思いまして。
- 491 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:46:29 ID:tWP6T2jI0
- 何はともあれ、、、
予約した小説は完成していたので投下します。
- 492 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:49:24 ID:tWP6T2jI0
- ↑失礼、、同時に感想を投下したようです。
いいですよ。私もキラークロックや加藤を書いているので、、
- 493 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:50:01 ID:tWP6T2jI0
- j-10の湖、あれからずっと獲物を待ち続けていたキラー・クロックだったが、昼になっても獲物どころか誰の足音もしない。
人間の参加者を一人屠ったのはとてもラッキーだった。
ほかにも罠にかかってくれる人間がいることを期待したのだが、そううまくはいかないようだ。
知能は若干低下しているとはいえ、ここにい続けても獲物はとれないだろということは理解している。しかし陸上戦をするとなると厳しいのでどうしようかと思い悩む。
やがて難しいことを考えて続けても仕方ないと思ったのか、彼は気晴らしに湖の中を泳ぎ回っていた。水草や砂などの自然の物は多くあるのに魚が一匹もいないのが不思議でたまらない。
泳いでいる途中にふとパイプのような物を見つけた。穴は自分が通れるほど大きい。
どこかの街にでもつながっているのだろうか? そう思い、先ほど仕留めた人間の死体を貪りながら当ても無く地下水路への道を泳ぎ始めた。
所変わって、こちらは加藤達六人組、あまり探索できてなかった武器保管庫にもう一度寄ってみてから、手榴弾10,ハンドガン1丁,シュットガン1丁,とそれらの弾を皆でひたすらクリスのデイバックに入れた。
加藤達はクリスの誘導に従って、地下駐車場へとたどり着き、イシドロとマリオは始めて見る車に興味津々のようだ。
「ここの車を使って外に逃げればいいんじゃないか?」
「いや、中の方が安全だ。外には危険な化け物がうようよいるに違いない。」
コジロウからクリスへ車を奪ってから逃走すればいいという提案があったが、クリスは拒否した。地下に怪物がいないとは限らないが、ここに篭ろうと考える人間はごく少数だろうから、主催者も少しくらいしか配置していないだろうと判断した。
「!?……止まれ!!」
「加藤?」
進んでいた六人は中世の貴族のような衣装に身を包んだ肥満体の男が現れた。
クリスも銃を構えているが、どう見ても相手は人間だしそこまで警戒する理由が分からな
- 494 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:50:27 ID:tWP6T2jI0
- い。だが、良く見てみると相手は黒いスーツを着ていなかった。 どこかで着替えたのだろうか?
「ここは危ないからあんたも俺達と……『フッフフフ』なっ!?」
クリスの話を遮って男は薄ら笑いを浮かべるとその体を大きく変貌させた。
「!?……何だコイツは!!」
「やっばりか……」
「ヒィ!」
「使徒……」
そこには頭にさっきの男の顔をくっ付けた巨大ナメクジがいた。
クリス、マリオ、ひろし、コジロウが驚き、または恐怖で硬直している隙をついて触手が伸びてくる。そのスピードは外見に似合わず、鞭を一振りしたかのように素早い。
加藤、クリス、イシドロ、マリオの4人はとっさに回避したが、ひろしとコジロウが捕まって、今まさに尖った歯がズラリと並ぶ口へと運ばれようとしていた。
「でやぁぁ!!」
ズパッ
二人が噛まれる寸前でイシドロがガンツソードでコジロウを捕まえている触手を切断するが、ひろしを捕まえていた触手には回避されてしまった。
クリスがプラズマカッターを撃とうとするとナメクジの化け物はひろしを盾にしてくるので撃てず、反対側から加藤がYガンを撃ったが、ヌメヌメした体でワイヤーが滑ってしまいうまく拘束できない。
上の顔が二人を嘲笑い、ナメクジの化け物は左右の触手を鞭のように振るった。
その速度と威力は半端なく、三人は車を巻き込んで壁まで吹っ飛ばされる。
『フッフッフ、やはり人間は脆い!!』
ナメクジの化け物はそう言葉を発した。
相手が喋ったことに驚くクリスと、悔しそうに立ち上がる加藤、イシドロの二人。
向かい合っていた瞬間、突如化け物に大量の水がかかった。
「「「?」」」
『……臭い、なんだこの液体は?』
「人間を舐めるなーー!!……マリオさんFire!!」
- 495 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:50:54 ID:tWP6T2jI0
- 「OK!!」
ボワワァァァー
『グオァァァァァーーー!?』
コジロウとマリオがやってくれたらしい。
体全体が炎に包まれて化け物は勢いよく暴れる。あの液体の正体はガソリンだったようだ。
炎に水気を吸い取られたのか、表面の皮膚がしぼんで、触手の拘束が弱まり、ひろしは自力で脱出することが出来た。
ひろしが助かったことを確認して、クリスは化け物にプラズマカッターを数発打ち込んでから地下水路への入り口がある犬舎を指差して「走れ!」と叫び、自分も皆の後に続いた。
電撃はかなり効くらしく、命中するたびに化け物は大きく怯み、クリスも地下水路へと逃げることが出来た。
『おのれぇぇぇ!!』
F-5ラクーン警察署地下にはナメクジの化け物に変貌した使徒、伯爵のみが取り残された。
彼はガッツに弱点の頭を潰されて幽界の深層に落ち、自我を失うはずであったが、マスターハンド達の力で再び使徒として君臨したのだった。
最初の場でかつて自分を殺した敵、ガッツを見かけたが、あの時は娘のテレジアを人質にされなければ倒せたようなものだ、奴の武装も知っているので楽勝だと考えていた。
しかし、彼では無くザコの集まりと見做していた連中によって大ダメージを負い、まんまと逃げられてしまった。
思うようにいかない事に腹立ち、力ずくで車のドアを開けて後部座席に寝そべり、暫く休憩して傷を癒すことにした。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(65%)
【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
- 496 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:51:23 ID:tWP6T2jI0
- 【1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(78%)
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
・(手榴弾10,ハンドガン1丁,シュットガン1丁 及びその弾)@バイオハザード
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(85%)
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@ガンツ
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署内】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品 手榴弾2個@バイオハザード。
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【コジロウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(32%)
【所持品】
・基本支給品
- 497 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:51:57 ID:tWP6T2jI0
- ・妖精の粉@ベルセルク
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(85%)
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品1個 ガンツソード@ガンツ ハンドガン@バイオハザード
【備考】
・地下水路へ急ぐ。
1日日/午後/F-5 ラクーン警察署 地下】
【伯爵@ベルセルク】
【状態・状況】
・大火傷
【所持品】
・基本支給のみ
【備考】
・休憩して体を回復させた後、地下水路に入る。
【キャラクター詳細】
・元は地方領主の一人。スキンヘッドの恰幅の良い中年男性。本名不明。
娘のテレジア曰く、冷酷ではあったもののそれは外敵から領土を守るためであり、領民からは慕われていたという。
領土内の邪教徒討伐に明け暮れていたが、愛する妻が邪教徒に落ち、乱交の宴の中心にいた事に絶望。
邪教徒達を皆殺しにするも彼女を斬る事が出来ず、苦しみのあまり自刃を試みたところ、持っていたベヘリットが異空間を開き、4人のゴッド・ハンドを召喚。妻を生贄に捧げる事で使徒へと転生する。
- 498 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 22:58:39 ID:tWP6T2jI0
- 投下完了しました、、、、、いかんな自分のせいで始まったのに
◆DeIsaj04bUさんが盗作だと疑いを入れてこないかと心配してしまう、、、
実際、コピーはキャラクター詳細のみなのでご安心を、、
それでは評価をお願いします。
- 499 :名無しさん:2013/06/04(火) 23:01:13 ID:SSvsPmN6O
- 人間を舐めるな―の台詞にシビれた
投稿乙です
- 500 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 23:10:53 ID:h.EF24ag0
- 投下お疲れさまです。じっくり読ませて頂きました。
伯爵、やはりスーツきてる奴が数人いたら、やっぱりきついか。でかいナメクジというアドバンテージじゃ。キラークロックが何となくやばそうな気がする。クロックのその後が気になるです。そしてひろし格好良すぎ。痺れるセリフもでたし。ナイスです。そして伯爵の余りの懲りてない様子がウケる。なぜこうも使徒は反省しないのか(笑)名前がでていないキャラだからかな。……それを言ったらコカ城の首領もか。
続き楽しみです。主にクロックの。
- 501 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/04(火) 23:17:40 ID:tWP6T2jI0
- 描写は濃くても、戦闘シーン短すぎるからイマイチかなと思っていました。
感想ありがとうございます。
バイオハザード2の動画を見て、クロックとの戦闘場所を考えておきますので期待して待っていてください。
- 502 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/04(火) 23:21:26 ID:h.EF24ag0
- モチのロンです。
- 503 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/05(水) 04:01:45 ID:y2aFwfL.0
- ◆DeIsaj04bU さんが盗作疑惑騒動のことを
もう気にしてなさそうで良かったです。
まあ私も気にしない方がいいかもしれませんね。
……正直言うと、名無しさんの解釈を信じて、引きますーーの言葉を言ってきた時に
はかなりイラッときたのですが、自分が言葉足らずだったのを自覚していたので怒るのは身勝手かと思い直しました。
- 504 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/05(水) 07:28:57 ID:pe5XNPvQ0
- : ◆BA8qOhLHAk さん、その点については深く謝罪します。僕の認識不足でした。僕の発言で不快な思いを抱いてしまったことについて誠にすいませんでした。……
- 505 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/05(水) 10:58:45 ID:y2aFwfL.0
- 分かりました。
できれば私の名無しさんに対する返答を待ってから発言して欲しかったです。
◆DeIsaj04bU さんから信頼されてないだな、自分は、、、と思ってしまいました。
実際、盗作なんかしてませんし、もう誰も疑ってきてはいないようなので、これで解決としましょう。
あと著作権法くらいちゃんと知っています!!!
- 506 :名無しさん:2013/06/05(水) 11:56:00 ID:dDc7YUGA0
- ちなみにどの作品から引用してきたのですか?
ものによってはマズイ場合がありますが、修正の度合いが大きいならば触れない場合もあるかと
- 507 :名無しさん:2013/06/05(水) 15:34:18 ID:59f.0Mo60
- この人はひょっとして厨二病で二重人格を表現してるんだろうか?
- 508 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/05(水) 16:58:38 ID:lzgFb8W60
- 505: すいません、◆BA8qOhLHAkさん、できるだけ早く謝罪の意志を知らせておきたかったので。……まあ、この話は◆BA8qOhLHAkさんの言うとおり終わりにしましょう。
- 509 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/05(水) 20:30:30 ID:y2aFwfL.0
- はい、それが良いです。
あとそれと
【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
【ワイアルド@ベルセルク】
【青鬼@青鬼】
で予約します。
ロシーヌやゲドンコ姫たちの相手がいないなぁ、、、、、
バイオハザードシリーズや進撃の巨人、gantzから
人間側の援軍も必要かな、、、
- 510 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/05(水) 20:34:11 ID:QPq2jFWE0
- 予約ありがとうございます。
そうですね、最近は人間側が意外と奮闘しているのですが、元々怪物側の参加者を多めにしていたので、増援した方がおもしろいかもしれませんね。◆BA8qOhLHAkさんに任せます。
- 511 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/06(木) 21:47:56 ID:O8cmGuUs0
- 了解しました。
では
レオン・S・ケネディ@バイオハザードシリーズ
コニー・スプリンガー@進撃の巨人
サシャ・ブラウス@進撃の巨人
の追加をお願いします。
- 512 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/07(金) 19:29:17 ID:lcEIoeJE0
- 了解です。書き手枠で三名ですね。残り書き手枠は四名です。(オニ星人ボスを入れて。)
……何故か、スマホで書き込みができず、昨日かなりびっくりしました。パソコン版な書き込めるみたいですが……
- 513 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/07(金) 20:31:48 ID:ZZ5P6oUM0
- ありがとうございます。
最初はエイダ、ウェスカーも入れてみようと思ったのですが、
このロワでのスタンスが決めづらくて保留にしときました。
- 514 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:47:11 ID:uD6lwJv.0
- 小説が完成したので投下しますね。
- 515 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:48:04 ID:uD6lwJv.0
- 『うおぉぉぉぉぉーー』
『シャアアアアーー』
シュ シュ シュ ズシャ
A-1 館内 1階でのワイアルドVS青鬼(ハンター型)の戦いは終盤へと向かっていた。
『おらっ!!』 ズドム
『ギッ!?』
腹に拳を叩き込まれ、バキバキと肋骨が折れるような音を立てながら吹っ飛ぶ青鬼、
ようやく攻撃を当てれたことにワイアルドは達成感からニヤリと笑う。
スピードはハンターを素体にしている青鬼が上だが、それでもパワー、体格が勝り、かつ再生能力を備えているワイアルドの方が長期戦になると有利である。
出会った当初、ワイアルドの肉体を喰らってから自分の仲間として吐き出そうと考えた青鬼(ハンター型)だったが、高い再生能力を持つワイアルドはいくら攻撃を当てても倒れず、自身の疲労と共に動きのパターンを見切られてしまい遂に攻撃を喰らってしまった。
『ハハッ!!不気味なだけの下等な化け物じゃねぇな、なかなか楽しませてもらったぜ。』
バン!! グシャ
そう言い、床に這い蹲った青鬼の頭に拳を叩き込み、トドメをさした。
『....ふーやれやれ『ゴオオォォォ!!』チッ、そういやコイツがいたよな。』
ワイアルドの拳を何十発も喰らって気絶していた青鬼(巨鬼型)が復活し、ワイアルド目掛けて突進してきた。
(もうコイツとは十分楽しんだのに、面倒臭えなぁ)などと思いながら右手を後ろに引いて構える。
ブシャッ グラッ
『・・・?』
此方へ走ってきた青鬼(巨鬼型)はワイアルドと2メートルぐらいの距離で首の裏から大量の血を流して倒れた。
青鬼の頭の上で何か黒い物が飛び跳ねたような気がしたが、自分目掛けて倒れこんでくる青鬼にすぐに注意が向いてしまい、ワイアルドは後方へとジャンプする。
- 516 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:49:00 ID:uD6lwJv.0
- ジャンプしている際、彼の視界に突然現れた黒い人影が通路の壁を高速で走りながら、ワイアルドとすれ違い様に首筋へと一太刀浴びせた。
ブシュウウ
『痛でぇぇぇー!!』
スタッ ズシュ
『アイツめ........ぐがっ!?』
ワイアルドが着地してすぐに彼のうなじの部分に剣が突き立てられた。
(もう後ろに回りこんでいやがるのか!!)
そう感想をこぼし、ワイアルドは驚愕する。
この剣を突き立てた人物こそ、ワイアルドの直前に館を訪れていたミカサ・アッカーマンであった。
彼女がワイアルドを発見したのはおよそ10分前に遡る。
「何、この音?」
川馬、クリボーを模した青鬼を倒したミカサは時折1階から響いてくる轟音に疑問を感じていた。
「この音はまるで巨人同士が戦っているかのよう・・まさかエレン!!」
そう思い、急いで1階へと降りる。そこで見た物とは、
「なっ.....................」
彼女が期待していた黒い短髪の巨人ではなく、巨大な三つ目の猿の頭部から下品で卑しそうな顔をしたおっさんの首が生えているという変な化け物がいた。
ポカンと口を開けたまま呆然とするミカサ、数秒立ってから我に返り、近くに腕と頭が大きい青い体色の巨人が倒れていることと、猿の化け物はトカゲのような尻尾と爪を生やした青い体色の巨人と戦っていることを確認すると廊下の角に隠れる。
(危なかった。)
幸い猿の化け物もトカゲのような巨人も自分には気付いていないようだ。
ミカサはグリフィスの兜を脱ぎ、顔を最小限、外に出して戦いの様子を観察した。
その結果分かった事は、
・猿の化け物が優勢のようだ体を斬られてもすぐに再生している。
・反対に青い巨人はかすり傷を負っても全く再生しない。
- 517 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:49:40 ID:uD6lwJv.0
- ・猿の化け物の拳がクリーンヒットしてトカゲのような巨人は倒れた。
・猿の化け物は人間の言葉でトカゲのような巨人に話しかけている。
以上のことから、ミカサの中で猿の化け物への警戒心が凄い勢いで上昇した。
(あれはとても危険ね、倒さないと・・・)
そう考え、デイバックを置いて、ちょうどのタイミングで立ち上がった青鬼(巨鬼型)の背後を足に隠れるようにしながら走り、スーツの機能でもともと高い跳躍力をさらに強化して青鬼に飛び乗った後、首に剣を突き刺してトドメをさし、壁を走りながらワイアルドを奇襲したのだった。
『...............』
ガシッ
「なっ!?」
『効かねぇなー、人間よぉ........っておおーキレイな嬢ちゃんじゃねぇか!!』
ワイアルドはミカサの知る巨人とは別であり、うなじは弱点ではないということは先の青鬼2体との戦闘で予想はできたはずなのだが、今までの巨人との戦いの経験が邪魔してしまい、再生能力を持つワイアルドを見てうなじが弱点と無意識に思ってしまったのだった。
その結果ミカサは倒したと誤解して、油断していた所を捕まって剣を落としてしまった。
「くっ、離せ!!・・・・・!?」
『その剣・・・なんだあれはお前だったのか、まあいい収穫ができたなぁ♪』
ワイアルドの猿のほうの口からイボだらけの男性器が出てくるのを見てミカサは絶句した。
『遠慮するなよ、僕ちゃんと楽しく交わろう♪』
「やっ、やめて、それだけはやめて・・・助けてエレン・・」
『グフフフ、昔の男のことなんざキレイに忘れさせてあげるよー♪』
ワイアルドはミカサを握っていない方の手でスーツを脱がし始めると同時にその男性器を近づけてきた。
ミカサはらしくない悲鳴あげながら全力で拒否する。
ガチャ
腰まで脱がされてしまった時、突然彼らの近くあったドアが開いた。
- 518 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:50:10 ID:uD6lwJv.0
- 中から出てきたのは金髪で目が潰れていた青鬼だった。
「えっ?」
『はあ?』
いつのまに現れたんだと思う二人、そして金髪の青鬼は最初に声を発したミカサの方に飛び掛った。
だが、目が見えないので若干狙いがそれてしまい、なんとワイアルドの男性器を掴み、金髪の青鬼は尖った歯でおもいっきりそれを噛みちぎった。
『ぎゃあーーー、オレの○○○がぁーー!!』
「今のうちに・・・」
卑猥な言葉を叫ぶワイアルドを尻目に、ミカサは服を整えながら途中でデイバックと兜を回収して館の外へと逃げ出し、外を出ると東方面へと後ろを振り返らずに走り出した。
『くそおおおおーー、てめえのせいだぞ!!』
一人館に残されたワイアルド、最後の青鬼は人間がベースなのでたやすく倒せたが、彼自身が戦利品だと思っていた人間の女に逃げられてしまった。
体の各所が陥没し、既に息絶えた金髪の青鬼を足蹴にしながらそう叫ぶ。
アノ大事な部分は今再生中だ。
【青鬼(ハンター型)@青鬼 死亡】
【青鬼(巨鬼型)@青鬼 死亡】
【青鬼(ひろし型)@青鬼 死亡】
【青鬼@青鬼 全滅】
【1日日/夕暮れ/B-1 草原】
【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
【状況・状態】
・疲労 大 スーツ耐久力(残り80%)
【所持品】
・グリフィスの剣
・グリフィスの兜
【備考】
- 519 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:50:38 ID:uD6lwJv.0
- ・とにかくあの猿の化け物から逃げる。
【1日日/夕暮れ/A-1 館内】
【ワイアルド@ベルセルク】
【状況・状態】
・疲労 大
・首筋、うなじ、○○○の傷を再生中。
【所持品】
・なし
【備考】
・また何処かに出かけてみる。
- 520 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 04:58:18 ID:uD6lwJv.0
- キャラらしさを入れたら、、一部の人から「ちょっとあかんやろ」とか苦情が来そうな気もしてきた、、、
まあ、その時はどうぞ、
タイトルは「ミカサの受難」です。
それでは評価をお願いします。
- 521 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/08(土) 07:28:19 ID:s7Hd3gLM0
- 投下お疲れさまです。楽しく読ませて頂きました。
ワイアルドと青鬼、やはり使徒であるワイアルドが強いか。読んでいてどうなるかワクワクしながら読んでいましたが、ワイアルドのオチが少し同情してしまいそうになった。……ある意味たけし型青鬼も災難だな。……一番やばかったのはミカサだろうけど。
- 522 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 12:42:59 ID:uD6lwJv.0
- ありがとうございます。
ですね、実はこういう展開は最初から考えておりました。
迫力としては普通かなと思っていたのですが、ワクワクしてもらえてなによりです、
- 523 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 12:44:09 ID:uD6lwJv.0
- ところで名前の色が青から緑に変わっているようですが、どうかしたのですか?
- 524 :名無しさん:2013/06/08(土) 15:49:47 ID:ZmVZMnHs0
- >>523
出来れば上げたい時以外は、E-mail欄に「sage」って打ち込んでくださいな
掲示板の常識ですよ
- 525 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/08(土) 16:06:42 ID:XTbB.kh.0
- すいません、何か打ち込みミスで……なんかスマホの調子が悪いんですよね。
- 526 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 20:23:27 ID:uD6lwJv.0
- ああなるほど、、、
これでいいですよね。
- 527 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 20:30:37 ID:uD6lwJv.0
- よし、青色になっている。
- 528 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 23:13:08 ID:uD6lwJv.0
- また思いついたので予約しますね。
【レオン・S・ケネディ/バイオハザードシリーズ/人間】
【ゲドンコ姫/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
【ムサシ/ポケットネンスター/人間】
で予約しますね。
場所はH-10のコカ城です。
もし、◆DeIsaj04bU さんのセルピコ&ヨッシーと場所が被ってしまった場合は言って下さい。
- 529 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 23:13:52 ID:uD6lwJv.0
- あれ、sage 外し忘れてたかな?
- 530 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/08(土) 23:14:32 ID:uD6lwJv.0
- しまった。
ゲトンコ姫は妹のほうです。
- 531 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 00:05:08 ID:h24N/ooY0
-
すまぬ。予約は物凄く嬉しいのですが、書いている原稿と場所が被ってしまっていて……出来れば場所を変えてくれたら嬉しいかなと……勿論、演出上コカ城じゃなきゃ駄目ならそれで良いですが。
- 532 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 01:46:56 ID:uX.pG/KQ0
- 了解です。
ではC-6を基点として山を設置し、その周りを山地(傾斜のある林)にして
場所をC-6にしたいと思います。
そちらの予約も楽しみにして待ってます!
- 533 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:17:58 ID:z5s2.4C.0
- 投下します。タイトルは「トカゲと人とコカ城と」です。
- 534 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:20:09 ID:z5s2.4C.0
- H-10、会場内にある古びた古城、コカ城の城の城中、一人の細目の人間の参加者が、転送された場所に置いてあったデイバックを確認していた。
彼の名前はセルピコ、元法王庁所属の騎士団、聖鉄鎖騎士団の紋章官だった男である。
セルピコは、何の因果か、自身の所属する聖鉄鎖騎士団が追っていた、黙示録に記される闇の鷹と疑われた黒衣の剣士、ガッツと共に、本人は知らないが、セルピコの異母兄弟のファルネーゼと共に旅をしている男である。
セルピコはガンツの転送システムによりこの城に飛ばされ、それに対して驚愕と畏怖を感じながらも、置かれていたデイバックを即座に確認し、地図でこの城の位置を把握できた彼は、一見穏やかに見える彼が相当の場数を踏んでいることを物語っている。
さて、セルピコは着ている黒い見たこともない材質で出来た、人体を強化する効果のあるらしい、ある意味彼の知るガッツが所有している狂戦士の甲冑と似たような効果を持つスーツに興味を抱くと同時に、その着慣れない服に対してむずがゆさを感じながら、現時点での状況を確認していた。
彼、セルピコは最初に集められていた空間で、見知った顔を何名か見かけた。
その中には、セルピコの知る中で最強と言って良い程の実力者、嘗て自分が法王庁の名の下本人は知らないが、自身とちょっとした血縁関係にある聖鉄鎖騎士団団長のファルネーゼと追跡し、一度は捕らえたことのある黒衣の身の丈を越す鉄塊を使いこなす剣士、ガッツその人の姿も確認できた……気がする。
何分周りが騒がしかったので、細かい確認は出来なかった。
ガッツさんが来ているという事は、自身の知り合いが他にも多くこの魔物との殺し合いに巻き込まれているかもしれない。
…………あの場では見かけなかったが、ファルネーゼ様がここに居ないという保証はないのだ。
兎に角、一刻も早く知り合いに合流をした方が得策ですね。
セルピコは支給された武器、かなり使い込まれた後のあるやや小振りのハンマーを片手に、この小城の探索を開始した。
- 535 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:20:48 ID:z5s2.4C.0
- 「うぅぅ、どうしてこんなことに……」
セルピコがコカ城の上階でデイバックを確認している時を同じくして、コカ城下階の一室、全身が緑色の配色の二足歩行のトカゲ、キノコ王国に所属するヨッシーバレー出身の恐竜族ヨッシーの一人であるこのヨッシーは、突然二度も降りかかった己の不運を嘆いていた。
このヨッシーにとっては、この殺し合いに巻き込まれる前にもかなりの不幸があり、色々な意味で踏んだり蹴ったりな思いをしているのだろう。
平和な国キノコ王国、そこに侵略してきた宇宙人ゲドンコ星人達。
そのゲドンコ星人達が彼の故郷、ヨッシーバレーに送り込んだ巨大な卵から孵化した自分たちヨッシーと似たような姿をしながら、倍以上の体格を誇る怪物にヨッシーバレーの仲間達は食べられ、自分も怪物に捕まった筈だ。
なのに、気づいたら首にとんでもなくおっかない爆弾入り首輪を填められ、黒い変な服を来ている人達を殺せと、でかい手に強制させた。
基本甘くて美味しい木の実などを食べて過ごす草食な種族の彼は、マスターハンド達の考えが理解できない。
のんびりしているが、ヨッシーも自然の環境に住んでいる者として、殺しという行為に対する反発は余り無い。それどころか、自然では生き残るためには食料を得るため、他者を殺害しなくてはいけないと考えている。
でも、それは自らの命を繋ぐための自然の掟だ。こんな風に命のやりとりを行うことは自然に反している。
そんな周りと微妙にずれている思考を行うヨッシーは、他の誰よりもマスターハンドの考えが理解できない。……いや、理解しようも無いのだ。
「マリオさん……」
最初にいた。暗くて不気味な広場で、キノコ王国の英雄マリオさんを見かけた。話で聞いている赤い服では無く変な黒い服を着ていたが、あのイニシャルの入った赤い帽子に立派すぎる髭、そして微妙な背の高さ。どこからどう見てもあれはマリオさんだ。
僕が生き残るには、彼にも勝たないといけない。……
しかし、今まで戦いなどは余り経験したことのないヨッシーに、最早よくわからないくらいの強さを持つマリオを倒すなど、酷な条件だ。
とりあえず、ヨッシーは考えれば考えるほど悪い想像が膨らんでくる頭を振り払い、支給されたデイバックを肩に担ぎ、この城の屋上から周りを探索しようと行動を起こした。
- 536 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:22:01 ID:z5s2.4C.0
- さて、2人が2人共同じ建物内に居るからには、出会うことは極自然な事だ。
片方は城の上階から降りるために、片方は上階に登り、探索を行うために。
そんな2人は、見事に顔を会わせることになる。
「すいません、何分こんな状況です。少し緊張していまして…………大丈夫ですか?」
「だ、だ、大丈夫です。」
城の上階と下階を繋ぐ階段にて出会ったセルピコとヨッシーの会合は、セルピコが出会い頭にスーツで強化された肉体でヨッシーの頭をハンマーで砕こうと叩きつけた事から始まった。
もしもセルピコに支給されていた物が彼の戦闘スタイルに合っている細身の剣、またはリーチのある刃物だったら、ヨッシーは何が起きたか気づきすらせずにその命を散らしていただろう。
しかし、なれない得物と、ハンマーのリーチの短さ、把握していなかったスーツの強化効果の驚き、その他諸々の理由で普段より遅くなっていたセルピコの攻撃はヨッシーに当たらず、ヨッシーの手前の階段面にぶち当たった。
その時点でヨッシーは……
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!暴力反対ぃぃぃぃ!!殺さないでぇぇぇ!!」
物凄い勢いで命乞いと土下座を行った。階段で。
初めの一撃が外れた事でしばし動きを止めたセルピコは、ヨッシーから感じる気が自分に対する怯えと恐怖のみだと経験から気づき、更にヨッシーから感じる雰囲気、……まるで
ガッツの連れている相棒のエルフ、パックや、一行に加わった幼い魔女さんのエルフ、イザベラと似たような気を放っている事から、自分も甘くなった物だと考えながらもひとまずヨッシーと話し合いをする事を選択した。
そんな訳で、上記の会話につながっている。
ヨッシーはまだセルピコに怯えているが、(なんでも殺気が怖かったとの事)一応話し合いに応じた。……そもそも本人?もセルピコとの実力差を感じているのだろう。
最初は波乱だったが、セルピコとヨッシーはお互いの情報を教えあった。
- 537 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:22:51 ID:z5s2.4C.0
- 「ミッドランド王国……ですか?」
ヨッシーが何とも言えない表情でセルピコの話した国名を反芻する。
「キノコ王国……ですか?」
セルピコは眉間に皺をよせ、此方も何とも言えない表情で反芻する。
お互いに話してみると、所々お互いの知識と違う常識を両者が持っていることがわかってきた。
まず、セルピコがヨッシーに自分の所属する国家、及び周辺国の名を告げると、ヨッシーは全く知らないし聞いたこともないと言う、セルピコは多少経験上嘘かどうかの判断ができる。
ヨッシーが嘘をついているようには見えない、本気で知らないと判断した。
一方のヨッシーは、ヨッシーバレーと呼ばれるキノコ王国というふざけた名前の国(その名を聞いたときセルピコは内心吹き出しそうになった。)の結構知られてはいる観光地にすむ種族で、そのキノコ王国の国民は全員が頭がキノコで(マンドラゴラの親戚だろうか?)人間と呼ばれる種族は王女であるビーチ姫や、よくカメの怪物クッパに浚われるビーチ姫を助け、国の英雄として知られるマリオとその弟しかキノコ王国には人間はいないらしい。
…………ヨッシーが嘘をついているようには見えないが、些か突飛すぎる話だ。
しかし、ヨッシーの話したマリオという男は確かに最初に集められていた場所にて見かけた気がする。(ヨッシー曰く、赤い帽子をかぶり髭の生えた背の低い人物らしく、一応そんな人物をちらっと見かけたような……)
しかし……こう……しつこい用だがはっきり言えば話が胡散臭い。
ヨッシーはセルピコの話を聞いて自分の常識との違いに戸惑っているようだが、余り気にしていないようだ。
ヨッシーの話を聞いた上で出てきた聖鉄鎖騎士団の紋章官をしていた自分が聞いたこともない国、更に人間ではない種族の国民。
恐らく、ヨッシーの故郷は人里を襲っていた怪物獣鬼や、エフルなどと同じくシールケさんが言っていた幽界に所属する物なのかもしれない。
此処にシールケさんが居てくれたら直ぐに判断がつくのですが……
「す、すいません、ちょっと、」
つい深く考えているセルピコに、ヨッシーはおどおどと緊張気味に話しかける。やはり殺しかけられた相手では誰でもそんな反応をするだろう。
「何でしょう?ヨッシーさん。」
セルピコがヨッシーに答えると、ヨッシーは肩に掛けていたデイバックをあさり、支給されている食料であるパンを取り出した。
その様子に、少し虚を疲れたセルピコは、黙ってその様子を見守る。
「今深く考えてる事も大事ですけど……ご飯を食べながらゆっくり考えると、良い考えも浮かぶかも知れませんよ。」
持っているパンを半分にちぎり、セルピコに差し出すヨッシー。
少し固まったセルピコだが、ヨッシーの提案も尤もだと考え、パンを受け取り、階段に座る。その際に自身のデイバックからそれぞれ水や食料のパンなどを取り出し、食事の準備を始める。
「とりあえず、食べますか。」
それから2人は、階段でささやかな食事を行った。
…………疲れているからなのか、階段以外で食事をとるという考えは浮かばないようだ。
- 538 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:24:21 ID:z5s2.4C.0
- 【一日日/朝/H-10】
【セルピコ@ベルセルク】
【状況・状態】
とりあえず食事をする。
ガッツやその他の知り合いと合流したい。
キノコ王国……。
ヨッシーはとりあえず信用するが、微妙に警戒は怠らない。
スーツ耐久力のこり100%
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1~2個 マリオのハンマー@マリオ&ルイージrpg
【備考】
原作の使徒襲撃以降からの参戦。
マリオ&ルイージrpg2の世界観を知りました。
マリオの情報を得ましたが、ルイージは知りません。
【キャラクター詳細】
法王庁所属の騎士団、聖鉄鎖騎士団の紋章官をしていた青年、狐のような顔をしている。ガッツが苦戦するほどの剣の腕を持つ達人。
目の前で考え事をしながら食事をし始めたセルピコさんを見ながら、ため息をつきそうになる僕。
さっき危うく殺されかけたけど、とりあえず話し合いはできた……僕の知らない国の名前を言ってたけど、余程遠くの国から来たんだろうなぁ。
……まだ少し怖いけど、一緒に食事を取っていれば仲良くなれるかもしれない。
ヨッシーはパンを食べながら、ぼんやりとそう考えていた。
【一日日/朝/H-10】
【ヨッシー@マリオ&ルイージrpg2】
【状況・状態】
セルピコさんと行動する。
ミッドランド王国……知らないとこだなぁー。
ぱくぱくもぐもぐ。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1~3個
【備考】
ゲドンコ星人の送り込んだ怪物でヨッシーバレーの村が全滅した時期からの参戦。
ベルセルクの世界観を知りました。
マリオを確認していますが、ルイージの存在には気づいて居ません。
【キャラクター詳細】
キノコ王国ヨッシーバレーにすむ恐竜族の一人。色は緑。のーてんき。明るい性格。
- 539 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 17:26:40 ID:z5s2.4C.0
- 以上投下完了です。……まだスランプは脱出出来ていないか……ふぅ。
- 540 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 17:38:42 ID:uX.pG/KQ0
- 投下お疲れ様です。
よくヨッシー殺されなかったな(笑)
でかい手という表現もまさにヨッシーらしい、、
アンネローゼも追加させても良いかもしれませんね。怪物の侵入阻止、強い奴は弱体化とすごい魔法
を持ってますし(その代わりに動けなくなりますが)、、
あとキャラの性格、心情がとても良く出てました。
自分もそこの所を参考にしてみます!!
- 541 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 18:13:22 ID:KNXQ7gjA0
- コメントありがとうございます。自分も最初は怪物で出会った時点でヨッシー死ぬかな……と考えたんですが、自分は個人的に「怪物と人間の笑えるやりとり」が好きなので……このロワを考えたときも、田中星人とイシドロの友好の話っぽいの書きたいなぁーと思っていたので(笑)
クリス達も楽しみにしていますよ。投下。
それはそうと、アンネローゼってなんですか?教えてください。
- 542 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 19:15:13 ID:uX.pG/KQ0
- あっ・・・・馬鹿か自分、、
ファルネーゼでした。
間違いすぎ、、、
- 543 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 19:17:45 ID:uX.pG/KQ0
- もちろんセルピコの主で、シールケから魔術を教わっています。
- 544 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 19:45:13 ID:5YS6kXJY0
- ファルネーゼですか、アンネローゼってなんかのポケモンか?と思いました。(笑)追加も良いかもしれませんね。……追加しますか?
あと、ドラゴン殺しの修正問題はどうします?
- 545 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 20:19:12 ID:uX.pG/KQ0
- うーん、、、いや、やっぱり、、いいです。
人間らしく策で鬼星人ボス、ダークスター、千手観音と戦う描写を書いて見たいので、、
あと修正はだんびら(昔のガッツの剣でボスコーン将軍に叩き折られたやつ)への変更
でいいかと思います。
- 546 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/09(日) 20:42:39 ID:HnhlSrfY0
- 分かりました。追加なしでいきましょう。
◆BA8qOhLHAk さんは僕よりも千手観音や鬼星人ボス系のキャラが書くのがうまいので投下楽しみです。ボス鬼星人はどんな登場の仕方をするのか、千手観音のチート装備にどう人間が立ち向かうのか!!……そんな所が楽しみです。
- 547 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/09(日) 23:39:05 ID:uX.pG/KQ0
- はい、御楽しみに!!
- 548 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/12(水) 20:49:08 ID:LtWzvuA.0
- ◆DeIsaj04bU さんまだ見てますか?
すいません。もう少し待っててください。
- 549 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/12(水) 22:41:58 ID:oFsb5cms0
- 楽しみにお待ちしていますよ。◆BA8qOhLHAkさん。トキワはヒマがあればちょくちょくのぞいているし、とても楽しみにしていますよ(^0^)
- 550 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/12(水) 23:48:32 ID:LtWzvuA.0
- 了解です。
私も見てます!
- 551 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 552 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/14(金) 20:16:21 ID:WytKFrkM0
- ?????
- 553 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/14(金) 20:33:55 ID:IPiEk7q60
- 551 :…………何でしょうか?理科のテスト?……何々?凄い気になる?
- 554 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/15(土) 22:15:35 ID:9bm87UJo0
- えーーと、、、すいません。
自分は人間二人が逃げるのか、どちらかが勝利するのかという重要な点を事前に決めず
に予約してしまっていたようで、終わらせ方が全然思いつかず、この予約は破棄することに決めました。
- 555 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/15(土) 22:29:25 ID:9bm87UJo0
- というより、自分で予約したくせにレオンをどうやって介入させるかに大いに悩みました。
今度からはちゃんと計画立てて予約しようと思います。
- 556 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/15(土) 22:46:08 ID:i4xnWDdg0
- わかりました。まあ、そんな事もあるでしょう。ドンマイです。
- 557 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/17(月) 19:26:10 ID:zmL9OA/A0
- 【サシャ・ブラウス@進撃の巨人】
【パーニョ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【ネギ星人@GANTZ】
で予約します。
今度は話が頭に思い浮かんでいるので大丈夫ですよ。
- 558 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/17(月) 19:26:45 ID:zmL9OA/A0
- あっ、場所はC-6です。
- 559 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/17(月) 19:28:12 ID:zmL9OA/A0
- ↑すいません。
ネギ星人ジュニアの方でした。
- 560 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/17(月) 20:26:35 ID:JhSFmDmk0
- おお!!ネギ星人きましたか!!パーニョも!!三人とも好きなキャラなので、とても楽しみです。楽しみに投下まってます。
- 561 : ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:32:23 ID:p8/1/uI.0
- 【セルピコ@ベルセルク】
【ヨッシー@マリオ&ルイージRPGシリーズ】
を予約します
- 562 : ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:36:21 ID:p8/1/uI.0
- 投下します。
- 563 :トカゲと人とコカ城とパァン!! ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:37:26 ID:p8/1/uI.0
- 一緒に食事を取っていれば仲良くなれるかもしれない。
そんなことをヨッシーがぼんやりと考えていると一方で、
パンをかじるセルピコの頭は状況の確認を再開していた。
最初に頭に浮かんだのは、あの“手”の言葉だ。
もしあれの言葉がすべて真実であるとすれば……。
『……さて、此処にいる面々は主に二つのグループに属する。
見たら分かると思うが、生物的な【怪物】グループと、【人間】グループだ。
この二つのうちどちらかに属する君達は、私が遥々綿密に厳選した世界から選出された代表者達だ。
【怪物】と【人間】のね。見ればだいたい分かるだろう。私達は、非常に注意を払いながら君達を集めた。
それは、この豪華な面々で私の想像欲を満たすイベントを完成させるためだ』
いわゆる“参加者”は、【怪物】と【人間】に二分される。
『このイベントが完成したら、君達を元の世界に安全に帰れるぞ。そこは安心してくれ』
『君達は、【怪物】【人間】グループに別れ、殺し合いをしてもらう』
イベント=殺し合いの終結により、帰還できる。
ここでの“世界”という表現・規模は判然としないが、確認しようがないので考えから外す。
- 564 :トカゲと人とコカ城とパァン!! ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:38:01 ID:p8/1/uI.0
- 『【人間】グループは、この殺し合いの期限、3日間最後まで生き残れば、良いかい?
生き残ればその時点での【人間】グループの生存者を優勝として元の世界に帰してやろう。
3日間生き残る。これが【人間】グループの優勝条件だ』
『デイバックは一応両グループ全員に配られる。扱えるかは別にしてな。さて、支給品の次は首輪だ。
此処にいる参加者は【怪物】【人間】チーム全員に首輪をはめている。見て見たまえ』
『【人間】チームに装着してあるスーツ、それは、両チームのパワーバランスを釣り合わせ、
フェアな殺し合いをするためにつけさせた人体強化スーツだ』
セルピコは視線を下ろし、自信を包む黒いスーツを視界に収める。
自分は【人間】グループ――当たり前だが――であるようだ。
経験上、人の形をしているからといって、人間である保証はない。
これはいい目印だ。
【人間】グループである自分は、わざわざ殺し合う――戦う必要はない。
以前のような昼行灯を演じて、危険から逃げていればいいのだ。
後はそのまま3日間……難しいですかね。
セルピコはわずかに顔を暗くして、かんでいたパンを飲み込む。
自分だけならいいが、危険に首を突っ込む主や、
危険がひっきりなしにやってくるガッツと合流した後のことを考えると、
そうもいってられないだろう。
合流する前に――合流できるように、危険はなるべく排除する必要がある。
すっ、と静かで鋭い目がヨッシーを映す。
ぱくぱくもぐもぐしているこのトカゲのような生き物は、
ここではないどこか――別の国から来たらしい。
ここの原生生物である可能性も考えたセルピコであったが、その首にある首輪を認め、すぐにそれはないと否定した。
ヨッシーは参加者であり、スーツがないのであるから【怪物】グループである。
見たところ、ヨッシーに敵意はない。
生き残って生還を目指すセルピコにとって、それは好都合であるが、同時に不安要素でもあった。
- 565 :トカゲと人とコカ城とパァン!! ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:38:31 ID:p8/1/uI.0
-
『【怪物】グループは、【人間】グループを殲滅、つまり皆殺しにすれば優勝だ。
そうすれば【怪物】グループは優勝として生還出きるが、
【人間】グループが全滅した時点で【怪物】グループの優勝とする。
つまり一日で【人間】グループが全滅すればそれで終わる』
“手”によれば、【怪物】グループの優勝(生還)条件はこうなっている。
つまり、ただ生き残ればいいセルピコたちと違って、ヨッシーたちは【人間】グループを殲滅しなければならない。
優勝できなければどうなるか、そこまでは聞かされていない。
しかし、セルピコの読みでは……。
彼は自身の首輪を指で撫でる。おそらく、これが活躍することになる。
その危険性に、ヨッシーは気づいてないのだろう。
だからあんな命乞い(ここで殺されなくてもいずれ死ぬのに)ができたし、
のうてんきに敵側にパンを(半分ではあるが)与えて食事に誘えるのだ。
このまま利用できないだろうか。
セルピコがそんなことを考えたのは、彼の手元――食料にヨッシーが物欲しそうな目を向けた時だ。
「食べますか?」
「え。いいんですか」
ご丁寧に涎まで垂らして、よくいう。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます!」
ベロン。ヨッシーが口を開いたかと思えば、長い舌が伸び、セルピコの食料をかっさらっていった。
二口、三口かと思えば、一食分まるまる持っていかれた。
3日間を考えるセルピコにとって、ここでの食事はもうヨッシーからもらったパンと残された水だけである。
やはり始末するべきか。
このまま連れ回して食糧難になるくらいなら、と打算的な牙が頭を持ち上げるが、すぐにそんな気も失せた。
美味しそうに――本当に美味しそうに、これ以上の幸せはないといった具合に食べているヨッシーを見ていると、
どうもその気にはなれない。
やはり自分は甘くなったのだろう。セルピコは自身に呆れるようなため息を胸中でこぼす。
とりあえずは敵と見るのをやめよう。連れ回してから思うところあれば、その時にそうすればいいのだ。
- 566 :トカゲと人とコカ城とパァン!! ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:39:07 ID:p8/1/uI.0
- 「乗ってみませんか」とセルピコが言われたのは、
少ないパンを食べ終え文字通り水増しのために水を飲んでいる時であったのだ。
「ヨッシーさんに、ですか」
「結構速いですよ」
視線が、自身の背を指す。そこに乗れということだろう。
わざわざ向こうから背を向ける――命を差し出してくれるのだ。
これは好都合。おまけに足となる。断る理由はない。
「ではお言葉に甘えて」
「さぁさぁ、どうぞ」
しっかりセルピコが乗ったことを確認したヨッシーは、目の前に伸びる廊下を走る。
ぐんぐん出る速度、たしかに速い。それに思ったより安定している。
これなら赤子が乗っていても落ちないかもしれない。
「快適でしょう?」
走るのはそのままに、首をセルピコに向ける。
「ええ、まあ。たしかに速いですね」
「いい足してるでしょう? これでもまだまだ余裕なんですよ、馬力が違います」
褒められて嬉しいのか、ヨッシーは誇らしげだ。
来てから――出会ってからこっち、張り詰めた緊張の糸が、ようやく緩んできたらしい。
その弛緩――油断が、まずかった。まず察したのがセルピコであったが、もう遅かった。
予想外の速度、暗がりで先がよく見えないのも手伝って、気づくのが遅れたのだ。
ヨッシーがどうにかしてくれる、という期待も少しはあったのかもしれない。
「ヨッシーさん。前――」
「へ――」
そこには誰もいなかったが、何もなかったわけではない。
壁があった。
前方一面に、石の壁があった。
衝突したのはヨッシーであったが、乗っていたセルピコも慣性によって巻き込まれた。
パァン!!
そんな音だった。
一人と一匹は壁に張り付き、やがてずるずると地に伏した。
「いたい……」
やはり始末するべきだったのか。
スーツの恩恵か、ヨッシーと違って痛みはないが、後悔で胸が痛いセルピコであった。
……半分のパンと釣り合うのだろうか。
- 567 :トカゲと人とコカ城とパァン!! ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:41:02 ID:p8/1/uI.0
- 【一日日/昼/H-10】
【セルピコ@ベルセルク】
【状況・状態】
ガッツやその他の知り合いと合流したい。
ヨッシーはとりあえず信用するが、微妙に警戒は怠らない。
スーツ耐久力のこり99%
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1?・2個 マリオのハンマー@マリオ&ルイージrpg
【備考】
原作の使徒襲撃以降からの参戦。
マリオ&ルイージrpg2の世界観を知りました。
マリオの情報を得ましたが、ルイージは知りません。
【ヨッシー@マリオ&ルイージrpg2】
【状況・状態】
いたい。
セルピコさんと行動する。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1?・3個
【備考】
ゲドンコ星人の送り込んだ怪物でヨッシーバレーの村が全滅した時期からの参戦。
ベルセルクの世界観を知りました。
マリオを確認していますが、ルイージの存在には気づいて居ません。
- 568 : ◆qh.kxdFkfM:2013/06/17(月) 23:43:27 ID:p8/1/uI.0
- サシャより先に登場したパァン!!
ということで、これにて投下終了します。
- 569 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/18(火) 00:41:45 ID:UO2ovEVA0
- 投下お疲れさまです。そして初めましてと今晩は。◆qh.kxdFkfMさん。新たな書き手さんの投下に大変感動しております。少し甘くなったとはいえ、ドライなセルピコとマイペースなヨッシーのマッチが良かったです。もしもセルピコの心の内をヨッシーが知ったら、失神するかもしれないほどドライ。でもそこがセルピコらしい。
- 570 :名無しさん:2013/06/18(火) 12:51:58 ID:CK5szZsw0
- 現在地まとめれば人も増えるのでは?
- 571 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 13:54:37 ID:ZzdW2mGA0
- おおーー、面白い!
◆qh.kxdFkfMさん
投下ありがとうございます。
私のももう少しお待ちください。
- 572 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/18(火) 17:09:42 ID:W.Fo76ZQ0
- では一度地図の整理と現在地表を作成しましょう。
- 573 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:38:45 ID:ZzdW2mGA0
- できました!
それでは投下します。
- 574 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:39:59 ID:ZzdW2mGA0
- 「あはっ、あははははははは・・・・えーと、どういう状況ですかねこれは?」
ここはC-6の山の頂上、近くにある岩に腰掛けている茶髪ポニーテールの少女は未だに事態を理解できず、口の端を引きつらせながらそう呟いた。
彼女はサシャ・ブラウス、第104期訓練兵団を9番で卒業するという実力を持ち、その後最も危険と言われる調査兵団へと入団した経歴を持っている。
しかし、やや頭が弱く同期のコニー・スプリンガーと共に弄られキャラとして扱われている。
「えーと確か武器その他もろもろはこのバックの中に入れられているはず・・・」
デイバックを漁ると最初に三日分の食料と水が出てきた。
そして次に出てきたのは、芋が一個と胡椒というラベルが貼られた赤い粉と緑色の粉が入ったビンが一つずつだった。
「んー、あれ?ひょっとして私には立体起動装置はなしですか?・・ははは、そんなまさか・・・・。」
デイバックを何度もごそごそ漁るがお目当ての物は出てこない。
サシャの顔がだんだんと青くなる。
数秒後、「なんでぇーーー!!」という声がその場に響き渡った。
「もぐもぐもぐ・・だいたい何でこんな所にいきなり・・もぐもぐ・拉致されて・・知らない人、いや手?によって・・・戦わされないといけないんですか・・もぐもぐ。」
サシャが叫んでから数分後、不平不満を言いながらも彼女は絶賛やけ食い中であった。
エレン達と違って、元々血の気が多くないサシャにとってこの催しは大いに不満だろう。
岩の上に座り、支給品の芋にさっきの緑の粉を振りかけて食べている。
(げへへ、何とものろまそうな娘っちょ)
しかしそんな彼女を背後の茂みから何者かが狙っていた。
特徴のある語尾に茂みとほぼ同化している緑色の顔に三本のアホ毛、黄色い目を光らせ、紫と白の縞模様のシャツに黒い帽子、黒いズボンをはいている。彼こそはマメーリア王国人にしてあまり目立ってない自称、怪盗パーニョである。
- 575 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:40:27 ID:ZzdW2mGA0
- 彼はいつから此処にいたのだろうか? その理由は約数分前に遡る。
『なんで泥棒の俺様が・・・・人間と化け物の戦いなんざ、あのゲラゲモーナと赤と緑のヒゲ兄弟だけで十分っちょ!!』
泥棒ではあるが、ついでに殺しを行うという強盗殺人犯みたいなスタイルでは無い彼は当然この戦いに納得が行かないようだ。
そもそも彼は目の回りを横切る紫色の線と不気味な黄色い目で誤解されるが、マメーリア国人という故郷ではれっきとした人間として扱われている。
ぷんぷん腹を立てながら、しかし呼ばれてしまったからにはどうしようもないのでデイバックを開けてみた。
『・・・・はぁ!?』
出てきたのは水三日分、ハンマー一個と一枚の紙切れだけ、その紙切れには、
【食料くらい無くてもなんとかなるでしょ大怪盗(笑)パーニャ様♪】
と書かれていた。
「なんとかなるかーーー!!!そして俺様の名はパーニョだっちょーーー!!」
紙切れを破り捨て、大声で叫んだ後、はぁはぁと息切れしながらその場にたたずむ。
暫くして、(三日間水のみなんて嫌だ・・はっ!そうだ俺様は泥棒、つまり盗めばいいんだ。)そう決心するとすぐに、他の参加者を探しに山道をひたすら歩いて進む。
「なんでぇーーー!!」 『むっ、誰かいるっちょ!!』
そして頂上付近まで来た時にサシャの叫び声を聞いたのだった。
・・・時は変わって現在、
コトン
「もぐもぐ・・ん?小石・・どこから?《ガン》きゃあああーー!!」
バッ ガシッ グシャ
『げへへへ、これはいただくっちょーー♪』
「痛っ・・くない!?」
サシャは鉄製の物で後頭部を殴られた感じがしたが、何故か全く痛くなかった。
彼女が顔を上げると、
「ああっ!!」
黒い帽子と黒いズボン、紫と白のシャツを着た男が黄色い凶悪な目をして尖った牙を此方
- 576 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:41:01 ID:ZzdW2mGA0
- に見せ付けて笑いながらデイバックを二つ持ってその場を去る光景だった。
彼は逃げる最中、ハンマーをデイバックにしまっていた。おそらくあれで殴られたのだろう。
殴られたときに驚いて落としてしまった芋はというと・・・踏んづけられていた。
『ははははははっ、案外楽勝だったっちょーー!!はははは《ダダダダッ》は?』
盗みが成功して有頂天になっているパーニョ、しかしすぐ近くで自分以外の足音が聞こえる。まさかと思い横を見ると、
『なぁっ!?』
「・・・・・」
さっきの女が自分のすぐ横を走っていた。
(何故俺様の足に追いつける!?)
驚き、混乱している隙をつかれたのか持っていたデイバックを一個叩き落される。
『くっ・・・!!』
目の前の女(サシャ)が額に青筋を立てながら無表情でもう一個のデイバックを見ているのが分かり、(待て待て!!さっき叩き落されたのがお前のだ!!)と心中でツッコミを入れながら自分のデイバックを握り締めるパーニョ。
だが相手はそれに気付かないらしくパーニョの腕をどかそうと掴んできた。
ボキッ! バキバキバギ
『ギャアアアアーーーー!!』
掴んできた女の腕が膨らんだかと思うと掴まれたパーニョの腕が嫌な音を立てて折れた。
大声で喚きながら激しく左右に転がっていると此方を見下ろす黒いスーツの女と眼があった。
「ふふふ、食べ物の恨みはとーーーっても恐ろしいんですよ〜♪」
彼女の目は全く笑って無いが口元は笑っている。
なんともいえない恐怖にパーニョは尻持ちついたまま折れてない方の手を使って後ろに下がる。
『ひっひっひっ・・《ドガッ》ゲフッ、わぁーーー!!』
哀れパーニョはデイバックを二つとも取られた上に、サシャに腹を蹴られて坂をゴロゴロと転がっていった。サシャはそれを見ると二つのデイバックを持ってその場を立ち去った。
- 577 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:41:27 ID:ZzdW2mGA0
- 彼女が芋にふりかけて食べていた緑の粉、これは通称、グリーンペッパーと言って、ただの胡椒ではなく、食べるとDEF(防御力)が上がり、体が軽くなるという優れ物である。
逆に赤い粉、通称レッドペッパーはPOW(攻撃力)が上がるが体が重くなるという短所がある。
彼女がパーニョに追いつけたのもこのグリーンペッパーのおかげである。・・・彼女の食べ物への執念も凄かったが、
それから二時間程経っただろうか、
パーニョは山の下の小さな小屋の中で目を覚ました。
『うーーん・・・ここは?』
パーニョがそう呟くと、奥から誰かが駆けてきた。誰だろうと思って顔を向けると顔が真っ白、髪の毛が緑色で頭が葱みたいな形をしている子供だった。
葱を持ってニコニコしながらこっちに近づいてくる。
ふと、自分の腕を見ると包帯が巻いてあるようだ、おそらく彼がしてくれたのだろう。
感謝の言葉を言おうとすると同時に相手も話しかけてきた。
『ありが『ねぎいりませんか?』《モワァーー》ぐげぇぇぇぇーー!!』
その子供が口を開いたとたん、とてつもない口臭が漂ってきて、パーニョはまた気絶してしまった。
※包帯は支給品ではなく、この小屋の備品です。
【一日日/昼/C-6】
【サシャ・ブラウス@進撃の巨人】
【状況・状態】
・デイバックを二つ手に入れた。
・スーツ耐久力のこり100%
【所持品】
・基本的支給品(水だけ2倍) グリーンペッパー残り2/3 レッドペッパー ルイージのハンマー@マリオ&ルイージrpg
【備考】
・調査兵団入団直後から参戦。
・エレンが巨人化できることは知ってます。
・まだ方針は特に決まってない。
【キャラクター詳細】
茶髪ポニーテールの少女。第104期訓練兵団を9番で卒業する。
少し臆病な性格であり、3〜4m級の巨人にビビって半泣きになって謝る始末。
- 578 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:41:52 ID:ZzdW2mGA0
- 誰に対しても敬語なのは、彼女が生まれ故郷の言葉を恥ずかしがっているからで礼儀正しいとか繊細で丁寧とか、そんなことはない。
出身が貧しい村であることに加え、狩猟というサバイバル的要素が強い村に生まれ育ったためか「食えるときには食っておく」という価値観が本人の中では徹底されており、食べ物に対して常に並々ならぬ執着心を持つ。
【一日日/朝/C-7 山小屋】
【パーニョ@マリオ&ルイージrpgシリーズ】
【状況・状態】
・ネギ星人ジュニアの口臭で気絶。
・デイバック喪失
【所持品】
・無し。
【備考】
・キャサリンとコンビを組んだが、デヘヘバレーでマリオ達に敗れた後から参戦。
【キャラクター詳細】
ゲーム【マリオ&ルイージRPG】に登場した豆族の怪盗。語尾に「〜っちょ」をつける。作中では計4回も戦うことになり、何気に専用戦闘曲を持っていたりもする。
【一日日/朝/C-7 山小屋】
【ネギ星人ジュニア@GANTZ】
【状況・状態】
・パーニョを介抱中
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品二つ。
【備考】
・第一ミッションでの死亡後から参戦。
・パーニョを仲間だと思っている。
【キャラクター詳細】
原作で一番最初に出てきた星人。いつも葱を食べているせいかとても臭い。追いつめられると、臭い液体を発射する。指先には鋭い爪があり、その爪で攻撃もする。
- 579 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/18(火) 22:43:50 ID:ZzdW2mGA0
- やっぱり作る前にネタは考えておくべきでしたね、、
それでは評価をお願いします。
タイトルは「芋女の復讐」です。
- 580 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/19(水) 00:15:39 ID:FJw0iyx60
- ◆BA8qOhLHAk さん、投下お疲れさまです。楽しく読ませて頂きました。
サシャの食い意地はどこでも変わらない。なぜか?其処に食べ物があるからだ!!……なんちゃって。パーニョの扱いの不憫さが笑える。頑張れパーニョ!!君はやれるよ!たとえデイバックを強奪されてもなんとか…………なるかな?そしてネギ星人ジュニア良い子ですね。……パーニョ失神させちゃったけど。
- 581 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/19(水) 01:35:06 ID:i96zT/U60
- ありがとうございます。
動画でパーニョ見て、こいつをネタにしよう!!と思いつきましたwww
レッドペッパー、グリーンペッパーは一番最初に支給品として思いついていたのですが、なかなか出す場面が無くて、、
今回、芋に胡椒をかけるという形で出せたので良かったです。
あっ、、パーニョの状態に骨折のこと書くの忘れてましたね、骨折したのは右腕です。
あとベイン、キャスカ、ネメシスの投下は◆DeIsaj04bU さんの方がバットマンをよく知っているように感じるので任せてもいいですか?
もし難しいなら、ベインの詳しい特徴(wiki以外の)とアーカムアサイラムの簡単な地形を教えてくださると助かります!
- 582 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/19(水) 20:50:24 ID:hLxsAs9k0
- ベインの詳細
本名:アントニオ・ディーゴ 数十年前、カリブ海の島国「サンタ・プリスカ共和国」で革命を おこそうとした人物がいた。首謀者は国外に逃亡したが、その妻は 逮捕され、獄中で子供を生んだ。子供は刑務所内の地下の独房に入 れられ、そこで生活することになった。 その後、大人になった彼は「ヴェノム」と呼ばれる筋肉増強剤 (麻薬)を使った人体実験の被験者となり、凶暴な怪人ベインへと 変身することになった。 仲間とともに刑務所を脱獄したベインは、アメリカへ渡り、ゴッ サムシティの支配を企てる。ベインはアーカム・アサイラムから犯 罪者を集団脱獄させ、バットマンを弱らせた後、自らの手でバット マンの背骨を打ち砕いた。 しかし、その後すぐ、ベインは新たに登場したバットマン(ジャ ン・ポール)に倒される。 その後、ベインはヴェノムの中毒症状から完全に回復し、ラー ズ・アル・グールと手を組んで、タリアの婚約者となるが、後に ラーズとは決別する。 最近、自分の父親がキング・スネークであることを知り、自らの 手で殺害する。
自分『俺』 相手『おまえ、おまえ達。』
クレイフェイスの詳細(ザ・バットマン)
イーサン・ベネット(Ethan Bennett) ゴッサム・シティ市警の刑事であり ブ ルース・ウェインの友人でもあった が、ジョーカーの作った何でも溶かす 「ジョーカー・スライム」の成分を帯 びたガスを浴び、肉体が変異して泥状 の怪物になってしまった。クレイフェ イス化した際の体色は灰色。 異形の姿になってしまったものの、し ばらく肉体を泥状に変えなければ元に 戻れる事が判明し、一度はブルースの 協力のもと社会復帰に励もうとした が、ジョーカーの心理誘導に乗せられ て元の人間に戻ることを諦め、犯罪に 走るようになってしまう。 自分を怪物に変えたジョーカーに恨み を持ち、何度か襲撃したが、最後には ジョーカー共々警察に出頭。その後新 たなクレイフェイスとなったカルロと 共に治療薬を打たれ、ようやく人間に戻れた。
一人『俺』 相手『あんた』
すいません、遅くなりまして。ベインの詳細です。アーカムの施設は詳しい物が見つからず、攻略サイトのアドレスがはれなかったので……すいません。
念のためにアメコミキャラの全詳細を投下しますね。
- 583 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/19(水) 21:06:23 ID:HA/wu8F60
- ジョーカー
初出 (1940) 本名:不明
バットマン最大の宿敵。“犯罪界の道化王子”という異名を持つ。史上最も危険な犯罪者の一人 であり、混沌と無秩序を愛し、その動機や行動を予測することも困難である。 コメディアン志望の男が、ある強盗事件の際、エース化学工場にあった毒性の廃液タンクのな かに落下し、邪悪なピエロのような外見(緑の髪、白い肌、悪意に満ちた笑い顔)となり、精神 に破綻をきたしてジョーカーになったと言われているが、真相は不明である。 ジョーカーが作った神経毒「笑いガス」を吸った人間は、笑いが止まらず遂には死亡してしま う。また、タキシードの胸元にある花からは、硫酸のスプレーが吹き出す。 基本的に部下を引き連れて犯罪をおこなうが、ハーレー・クインと行動を共にすることもあ る。また、レックス・ルーサーやラーズ・アル・グールと手を組んだこともある。 バーバラ・ゴードンを半身不随にし、二代目ロビンを殺害し、サラ・エッセンを射殺するな ど、その邪悪な犯行はとどまるところを知らない。スーパーマンの宿敵の一人Mr. Mxyzptlkの力 を利用して、現実世界を改変して皇帝として君臨したり、特殊刑務所に収容されていた大量の犯 罪者たちを自分と同じように“ジョーカー化”させて世界を混沌に陥れたこともある。
一人『俺 俺様 私 ミー 僕ちゃん 』 相手『あんた あなた 君 お前 てめえ 君達 』
の後、バットマンと戦っている時に、フリーズは冬眠中のノーラの肉体を誤って破壊 まい、悲しみと怒りにかられたフリーズはバットマンへの復讐を誓う。 フリーズの着ている特殊スーツを機能させるためには、ダイヤモンドが必要なため、ダ ンド絡みの犯行をおこなうことが多い。また、フリーズは悪魔ネロンと契約し、魂と引き 自分の能力をパワーアップし、絶対零度まで凍らせることができるようになった。
自分『私』 相手『貴方 君達』
ポイズン・アイビー
名:パメラ・リリアン・アイズリー 植物学者をめざす女子学生のパメラは、著名な科学者のジェイソ ン・ウッドルー(後にフロロニックマンとなる)の助手を務めてい たが、人間と植物とのハイブリッドを作り出そうとするジェイソン によって肉体を改造され、ポイズン・アイビーへと生まれ変わっ た。 アイビーの肉体には血液の代わりに葉緑素が流れており、その肌 には致命的な毒が含まれていて、男の理性を奪い去るフェロモンを 出すことができる。また、ある種の植物を自分の意のままに操るこ ともできる。 男嫌いのお金好きで、何よりも自然環境を愛しており、希少植物 を絶滅させるような環境破壊をひどく憎んでいる。 ハーレー・クインと行動を共にすることもある。
自分『私』相手『貴方』
【ネメシスに殺害され死亡している。Tウィルス感染によるモンスター化の可能性あり】
役した後、出所したウェイロンは、キラークロックという名のレ ラーとして、カーニバルで働き出す。しかし、すぐにカーニバルでの生 捨て、ゴッサムシティの暗黒街で犯罪活動を始める。 その肉体は徐々に爬虫類化が進み、それとともに人間性を失いつつある。食人の経験あり。
自分『俺』相手『お前』
アメコミキャラの詳細は以上です。
- 584 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/19(水) 21:12:44 ID:HA/wu8F60
- ………すいません。ミスりました。
Mr.フリーズ
:ヴィクター・フリース 暴力的な父親のもとで育った少年ヴィクターは、動 物を凍らせて保存するという異常な性癖を持つように なる。その後、大学時代に出会ったノーラという女性 と恋愛結婚するが、ノーラは現代医学では治療不可能 な珍しい奇病に冒されてしまう。 ヴィクターはゴスコープという製薬会社で働くよう になり、会社の冷凍保存装置を使ってノーラを冬眠状 態におこうと考えるが、会社側は予算の関係から部署 の閉鎖を決定する。上司と争ったヴィクターは誤って 冷却剤を大量に浴びてしまい、低温状態でしか生きら れない特異体質へと変化してしまう。ヴィクターは低 温状態を保つ特殊スーツと、全てを凍らせる冷凍銃を 開発し、冷酷な悪人ミスター・フリーズへと生まれ変 わった。 その後、バットマンと戦っている時に、フリーズは 冬眠中のノーラの肉体を誤って破壊してしまい、悲し みと怒りにかられたフリーズはバットマンへの復讐を 誓う。 フリーズの着ている特殊スーツを機能させるために は、ダイヤモンドが必要なため、ダイヤモンド絡みの 犯行をおこなうことが多い。また、フリーズは悪魔ネ ロンと契約し、魂と引き換えに自分の能力をパワー アップし、絶対零度まで凍らせる用になった。
自分『私』相手『貴方』
キラークロック
本名:ウェイロン・ジョーンズ 特殊な皮膚病のため、生まれつき全身が緑のウロコ に覆われている。子供の頃からいじめを受け、軽犯罪 を経て、18歳の時に殺人を犯す。刑務所で20年間服役 した後、出所したウェイロンは、キラークロックとい う名のレスラーとして、カーニバルで働き出す。しか し、すぐにカーニバルでの生活を捨て、ゴッサムシ ティの暗黒街で犯罪活動を始める。 その肉体は徐々に爬虫類化が進み、それとともに人 間性を失いつつある。食人の経験あり。
自分『俺』相手『お前』
- 585 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/19(水) 22:11:02 ID:b1xtFPjc0
- ◆BA8qOhLHAkさん、一度両陣営の生存者と死者表と現在地表を纏めてみませんか?地図も一度まとめた方がいいと思います。ご意見をください。
- 586 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/20(木) 21:35:57 ID:CcTqWXUw0
- おおぉーーーー!
丁寧に一人称まで・・
どうもありがとうございます。これで何とか彼らも予約に入れることができそうです。
確かにまとめたほうがいいですね、結構長くなってきたのでこれから書き手になってくれる方のことを考えたら、
それがいいと思います。位置情報を詳しく把握できてるの私達だけだと思うので・・・
地図は簡単に
BCD
4山山山
5山頂山
6山山山
↑みたいなのでいいと思いますよ。
- 587 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/22(土) 23:47:16 ID:JuZbtxHc0
- ◆DeIsaj04bU さん?
見てますかーー?
- 588 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/23(日) 01:42:55 ID:NRwDkXpY0
- あぁ、すいません: ◆BA8qOhLHAkさん。ちゃんと見ていますよ。……返信は遅れてしまいましたが……
地図を纏める件ですが、僕は: ◆BA8qOhLHAkさんにちょっと御願いしたいんですよ。まず、: ◆BA8qOhLHAkさんがこのロワで僕よりも話を投下してくれているし、地図に: ◆BA8qOhLHAkさんがこれから出したいと考えている施設を設置した地図を書いて頂きたいのですが……お返事をお聞かせください。
あと、アメコミキャラの詳細を投下しましたが、他に詳細をしりたいキャラがいれば遠慮なく教えてください。
- 589 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/23(日) 14:00:22 ID:/TgdUSEE0
- 了解です。
まだ追加しようかどうか迷っている施設もあるのでその場所は 保 と書いておくので
保留の意味だと思っていてください。
では先に両陣営の生存者と死者表と現在地表から作っていきます。
- 590 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/23(日) 14:25:53 ID:/TgdUSEE0
- 【人間側】
生存者 現在地
アイザック・クラーク j-1 ウドガルド城
クリス・レッドフィールド F-5 ラクーン警察署 地下
ジル・バレンタイン E-1 キノコ城
レオン・S・ケネディ 未定
バットマン(ブルース・ウェイン) j-6 ゲラゲーニュの森(炎上している)
コニー・スプリンガー 未定
サシャ・ブラウス C-6 山
エレン・イエッガー F-3 草原
ミカサ・アッカーマン B-1 草原
ガッツ C-10 洋館内
キャスカ A-8森(アーカム・アサイラム)
セルピコ H-10 コカ城
イシドロ F-5 ラクーン警察署 地下
マリオ F-5 ラクーン警察署 地下
ルイージ C-10 洋館外
ひろし F-5 ラクーン警察署 地下
玄野計 E-1 キノコ城
加藤勝 F-5 ラクーン警察署 地下
アカギ 未定
ムサシ 未定
コジロウ
死亡者
サトシ キラークロックの所有物に・・
たけし 青鬼化した状態で青鬼の館1階廊下に
- 591 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/23(日) 14:29:36 ID:/TgdUSEE0
- ↑すいません。
よく見たらコジロウだけ現在地書いてなかったです。
場所はF-5 ラクーン警察署 地下です。
- 592 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/23(日) 18:47:51 ID:gV1Hz5zk0
- おおぉ!!◆BA8qOhLHAkさんありがとうございます!とても助かります!
- 593 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/23(日) 21:24:49 ID:/TgdUSEE0
- はい、次は怪物側を・・・
- 594 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 02:44:30 ID:kHXcU12Y0
- 【怪物側】
生存者? 現在地
ショッキング・エッグ 未定
ダークスター 未定
ヘイホー 未定
メタボス 未定
キャサリン 未定
ゲラネ・コンティー 未定
かっぺ星人 未定
伯爵 F-5 ラクーン警察署 地下
コカ城の首領 未定
ロシーヌ 未定
ゲドンコ姫(妹) 未定
ゲドンコ星人 A-1⇒未定
ゲドンコ姫(姉) 未定
キノピオ C-10 洋館外⇒東へ
Mr.フリーズ 未定
ベイン A-8森(アーカム・アサイラム)
ヨッシー H-10 コカ城
クレイフェイス 未定
ワイアルド A-1 青鬼の館
あばれんぼう星人 J-3 草原
キラークロック j-10⇒地下水路
巨人(15メートル級) j-1⇒未定
ボス田中星人(雌) j-1⇒未定
チビ星人 未定
ネギ星人 未定
パーニョ C-7 山小屋
ネギ星人ジュニア C-7 山小屋
オニ星人ボス 未定
追跡者 A-5草原
ポイズン・アイビー A-5草原
大仏星人 H-3 草原⇒F-5周辺(ラクーンシティ)
千手観音 H-3 草原⇒F-5周辺(ラクーンシティ)
タイラント-t003型 F-9 草原
ジョーカー E-3 草原
- 595 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 02:44:56 ID:kHXcU12Y0
- ガラクタモンスター(マリオ&ルイージRPGの支給品) F-5⇒未定
ゲラゲモーナ j-7⇒未定
ゲラコビッツ 未定
死亡者?
おこりんぼう星人 ラクーンシティ郊外のF-4(頭部のみ) F-5 ラクーン警察署 入り口ホール(体)
クリボー A-1 青鬼の館(青鬼化状態)
ノコノコ B-10 巨大樹の森
青鬼 E-1 キノコ城
川馬 A-1 青鬼の館(青鬼化状態)
巨鬼 A-1 青鬼の館(青鬼化状態)
クッパ B-10 巨大樹の森
田中星人 F-5 ラクーン警察署 入り口ホール
ハンター A-1 青鬼の館(青鬼化状態)
マメパックン A-5草原
スラッシャー j-1 ウドガルド城
- 596 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 02:47:56 ID:kHXcU12Y0
- ふうーーー、次はMAPですね・・・・
かなり書いたつもりでしたが、まだ出て無いキャラ
も結構いますね・・・
あとジョーカー、玄野、ジルの話を書いてみたいと思ってます。
- 597 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:09:41 ID:kHXcU12Y0
- A B C D E F G H I
1 青 草原 キ
2 草原 草原 文
3
4 ラ ラ ラ
5 草原 坂 坂 坂 ラ 警 ラ
6 草原 坂 山 坂 ラ ラ ラ
7 草原 坂 坂 坂
8 ア
9 巨 巨
10 巨 巨 洋館 コ
J
1 ウ
2
3
4
5
6 ゲ
7
8
9
10 湖
- 598 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:11:25 ID:kHXcU12Y0
- あれ・・・・
↑すいません、ズレてました。
二文字で書いたのがいけなかったようです。
書き直しますね。
- 599 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:12:36 ID:kHXcU12Y0
- A B C D E F G H I
1 青 草 キ
2 草 草 文
3
4 ラ ラ ラ
5 草 坂 坂 坂 ラ 警 ラ
6 草 坂 山 坂 ラ ラ ラ
7 草 坂 坂 坂
8 ア
9 巨 巨
10 巨 巨 洋 コ
J
1 ウ
2
3
4
5
6 ゲ
7
8
9
10 湖
- 600 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:14:01 ID:kHXcU12Y0
- ↑・・・・すいません。
どうやら空白が原因だったようです。
また書き直しますね。
- 601 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:18:16 ID:kHXcU12Y0
- A B C D E F G H I
1 青 草 未 未 キ 未 未 未 未
2 未 未 草 未 未 未 未 草 文
3 未 未 未 未 未 未 未 未 未
4 未 未 未 未 ラ ラ ラ 未 未
5 草 坂 坂 坂 ラ 警 ラ 未 未
6 草 坂 山 坂 ラ ラ ラ 未 未
7 草 坂 坂 坂 未 未 未 未 未
8 ア 未 未 未 未 未 未 未 未
9 巨 巨 未 未 未 草 未 未 未
10 巨 巨 洋 未 未 未 未 コ 未
J
1 ウ
2 未
3 草
4 未
5 未
6 ゲ
7 未
8 未
9 未
10 湖
- 602 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:21:33 ID:kHXcU12Y0
- よし、今度は何とかなりました。
マイクロソフト ワードの挿入機能→表作成を使うと便利です。
あと、すいません。
表の左上が空白だったのでもう一回投下いたします。
今度はたぶん見やすくなっているはずです。
- 603 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:22:06 ID:kHXcU12Y0
- × A B C D E F G H I
1 青 草 未 未 キ 未 未 未 未
2 未 未 草 未 未 未 未 草 文
3 未 未 未 未 未 未 未 未 未
4 未 未 未 未 ラ ラ ラ 未 未
5 草 坂 坂 坂 ラ 警 ラ 未 未
6 草 坂 山 坂 ラ ラ ラ 未 未
7 草 坂 坂 坂 未 未 未 未 未
8 ア 未 未 未 未 未 未 未 未
9 巨 巨 未 未 未 草 未 未 未
10 巨 巨 洋 未 未 未 未 コ 未
× J
1 ウ
2 未
3 草
4 未
5 未
6 ゲ
7 未
8 未
9 未
10 湖
- 604 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 03:26:18 ID:kHXcU12Y0
- ありゃ、あんま変わらんかったか・・・
とりあえずこれでMAPはできましたね。
未は草原、川、沼地、砂漠、森、火山、山、街又は
作品に出てくる施設を設置しようかと予定している場所です。
- 605 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/24(月) 07:57:35 ID:tHNIfZ.c0
- ◆BA8qOhLHAk さん、地図を制作して頂いてありがとうございます。とても助かります。これでキャラの把握が楽になりますね。◆BA8qOhLHAk さんのおかげです。ありがとうございます。そして投下楽しみにしています。
- 606 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 08:08:12 ID:kHXcU12Y0
- 【ピカチュウ/ポケットモンスター/怪物】
【ムサシ/ポケットモンスター/人間】
【レオン・S・ケネディ/バイオハザードシリーズ/人間】
【オニ星人/gantz/怪物】
で予約しますね。
場所はI-7です。
あとI-7にマサラタウン(ポケットモンスター)を設置します。
すいません。
ジョーカー達の予約は後にします。
まずは出てないキャラを埋めないと・・・
- 607 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/24(月) 08:09:30 ID:kHXcU12Y0
- ↑あっ・・
オニ星人じゃなくて、オニ星人ボスの間違いでした。
- 608 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/24(月) 09:15:57 ID:tvbLlxbs0
- わかりました!◆BA8qOhLHAkさん。楽しみに投下をお待ちしております。
- 609 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:50:34 ID:rlBSfAYM0
- できました。
まだ本格的な戦闘にはなってませんが続きを期待していてください。
- 610 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:52:17 ID:rlBSfAYM0
- 「あったまきたー!ポケモンのくせに人間様を無理矢理戦わせるなんて1000000000年早いのよ!!」
薄暗い森で一際ヒステリックに叫んでいる赤髪ロングの女性がいた。
彼女の名はムサシ、ロケット団に所属する女性団員で、コジロウとニャースのパートナーでもある。
「・・・三日生き延びれば助かる、けど生き延びたらニャースが死んでしまう。くっ・・・!!」
ずんずんと効果音の出てきそうな足取りで歩き出すムサシ、しかしこれからどうしていいのかは彼女自身まだ分からない。今はただ二人と合流して策を練るしかないのである。
ガサガサ
「ん?」
目の前の草むらが揺れている。
結構小さい生き物のようだし、あまり危険は無いだろう。そう思って近づくと草むらから見知ったポケモンが出て来た。
『ピカッ!?』
「げっ!!ピカチュウ!?」
なんと出会ったのはいつも彼女達三人を倒しているネズミポケモン、ピカチュウだった。
威嚇しながら今にも電撃を放ちそうな様子を見てムサシは慌てて待ったをかける。
「ちょっ、ちょっと待ちなさい。私があんたの敵なのは認めるけどあの白手袋の言いなりになってあんたらを殺そうとする奴だと決めつけられるのは心外よ!!」
『ピー、ピカァピ・・・』
それもそうかと言いたげな表情をして警戒を解くピカチュウ、ムサシはそれを見ると安堵した。
「分かったならさっさとあのジャリボーイを探してきなさい。伝説のポケモンが起こした事件を何度も解決してきたあんたらならこんなの楽勝でしょ!!」
『《クイッ》・・ピカ・・』
ムサシはピカチュウに渇を入れると同時にサトシを探すよう言ってみたが、ピカチュウは尻尾で自分の首輪を指して、元気無さそうな顔で鳴いた。
- 611 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:54:29 ID:rlBSfAYM0
- 「あーーー、もう。情けないわね!!私達のライバルならシャキっとしなさいよ!!命握られているからって何?こんな所でいつまでもいじけ続けて自分の命もジャリボーイの命も脱出の希望も全部ドブに捨てるつもり?」
『ピッ!?《フルフル》』
ピカチュウはムサシのあまり見せない一面に驚いたものの、すぐに首を激しく横に振って否定の意を示した。
「そう・・・ならしっかりやりなさいよ。」
そう言うとムサシは再び歩き出した。
ピカチュウはその後姿を見ながら呆然と立ち尽くしていた。
歩き始めて数分後、
「おっ、町が見え・・・ってここマサラタウンよね。なんで私カントー地方にいるわけ?」
草むらと林の道からひらけた場所に出てみたらそこはなんとサトシの実家やオーキド博士の研究所があるマサラタウンだった。
しかしシンオウ地方にいた彼女がいつのまにかカントー地方に飛ばされている。
「これもあの白手袋の仕業ね。一体どんな技使ったのよ・・あっ、あそこ電気ついてる!!」
オーキド研究所に明かりがついているのを確認したムサシは誰か人がいるのだろうと思い、ドアを開けて中に入った。
「Freeze(動くな)!!」
「ええっ!!ちょ、ちょっと何よ!?」
入った途端、イケメンな金髪青目の外人が凄い剣幕で拳銃を突きつけて来た。
目の前の外人は数秒間ムサシを睨みつけると銃を下げ、どこか渋い顔をして口を開いた。
「そのスーツを着ているってことは人間のようだな。」
「あたり前でしょ!!それ以外の何に見てるって言うのよ!!」
- 612 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:55:01 ID:rlBSfAYM0
- 「すまんすまん。寄生虫に操られた人間や時間経過でゾンビになる人間を知っているもんでね。俺は女性には手を挙げない主義(化け物を除く)だから大丈夫だ。」
「んな人間いないわよ!!・・っていうかそもそもあんた誰?」
「ホワイトハウス直属のエージェントで、レオン・S・ケネディという者だ。そういうお嬢さ・・・貴女は?」
「《ゴチン》素直にお嬢さんと言っときなさいよ!!・・・けどよく聞いてくれました!!なんだかんだと聞かれたら・・【長いので省略(一人三役をしていた)】」
口元を引きつらせながらムサシの演説を聞くレオン、どう見ても頭の可哀想な人を見る目をしている。そしてムサシの演説が終わった直後に建物が激しく揺れた。
ドオン ドオン グラグラグラグラグラ
「わっ、きゃあああー!!」
「下がってろ!!」
レオンが音のする方向へと拳銃を向ける。
ガラガラガラと壁が崩れた先にはまるでマフィアの親分とでもいうようなサングラスをかけた長髪で強面の男がいた。
「Freeze(動くな)!!」
レオンはムサシにした時と同じことをする。だが目の前の男はそれを鼻で笑うと一瞬でレオンの懐に潜り込み、拳銃を掴んだ。
「なっ・・何時の間に・・《ズドン》かふっ!?」
『ハハハハハ、俺を脅そうなんて1000000000年早ぇんだよノロマ人間。』
鳩尾をおもいっきり殴られてレオンは銃を手離して吹っ飛ぶ。
ムサシはしばし呆然としながらも、レオンが吹っ飛ばされたのを見て我に返り、デイバックを探るが、敵は待ってくれない。
《ドゴッ》
「げほっ!?」
- 613 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:55:58 ID:rlBSfAYM0
- デイバックの中を漁っている最中に脇腹を蹴られて吹っ飛ぶムサシ、二人ともスーツの効果はあるものの威力が強すぎて実際に殴られているように感じる。最もスーツ無しで殴られれば即死しているのだが、
『ふん・・・弱ぇな、まあたったのハンター二人だ。仕方ねぇか《メキメキメキ》』
「くっ!!」
「あわわわ、鬼!?」
男は奪った拳銃を投げ捨てると、背丈3m、背中や頭には複数の角、口からは大きな牙を生やした、まさに鬼のような姿へと変貌した。
『《バチバチ》・・・終わりだ・・《ドガッ》ぐっ!?』
「「えっ!?」」
鬼のような姿へと変貌した男、オニ星人ボスがムサシの横に移動し、手からかみなりを撃ち出そうとした瞬間、何かが彼の背中に体当たりして攻撃が中断された。
『ピィカァー・・』
痛みから立ち直ったレオン、ムサシの二人が見たものはオニ星人ボスの目の前で威嚇するピカチュウだった。
「あ、あんた何で?」
「知っているのか?」
『ピィー・・《バチバチ》』
『フン、その人間を庇うつもりか、ばかばかしい!!《バチバチバチ》』
ピカチュウが頬の周りに電気を集めると、それに応えるようにオニ星人ボスも手に電気を集めた。
次の瞬間、二つの雷撃が衝突し、轟音と眩しい閃光がその空間を満たした。
【一日日/早朝/I-7 オーキド研究所】
【オニ星人ボス@gantz】
【状態・状況】
・乱入者(ピカチュウ)と戦う。
・変貌状態
- 614 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:56:22 ID:rlBSfAYM0
- 【所持品】
・基本的支給品のみ(外においている)
【備考】
・オニ星人ミッションで死亡した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
・一見するとサングラスをかけた長髪で強面のヤクザみたいな男。
人間状態は擬態であり、擬態を解いた姿は顔に四対、背中に三対の角の生えた、筋骨隆々の巨体の、まさに鬼そのものである。
雷を発生させる能力に、凄まじい速度で動く身体能力を持ち、単体で惨状と呼べる景色を作り出せる。
【一日日/早朝/I-7 オーキド研究所】
【ピカチュウ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・目の前の相手(オニ星人ボス)と戦う。
・健康
【所持品】
・基本的支給品のみ(どこかに隠している。ちなみに食料は木の実)
【備考】
・アニメD.P編から参戦。
【キャラクター詳細】
・標準的な体長は0.4m、体重は6.0kgである。肌は黄色・背に茶色の縞模様があり、耳の先端が黒い。また、尻尾は稲妻のようなギザギザの形をしており、付け根は茶色くなっている。メスは尻尾の先端が二股に分かれている。頬には赤斑点に見える「でんきぶくろ」と呼ばれる、電気を生成するための器官が備わっている。
アニメではサトシのポケモンとして登場している(モンスターボールには入れてないが、)
【一日日/早朝/I-7 オーキド研究所】
【ムサシ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・ピカチュウと鬼?の戦いを見守る。
・スーツ耐久力 残り(92%)
【所持品】
・基本的支給品 不明支給品1つ
【備考】
・アニメD.P編から参戦。
- 615 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 12:56:56 ID:rlBSfAYM0
- 【キャラクター詳細】
・ロケット団の一員で、コジロウとニャースのパートナー。
元々はロケット団の幹部候補生だったが、現在は下っ端となっている。
性格は高飛車で非常にわがまま。自称17歳。おばさんと言われるとキレる。
【一日日/早朝/I-7 オーキド研究所】
【レオン・S・ケネディ@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・ピカチュウと鬼?の戦いを見守る。
・スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本的支給品 ハンドガン(拳銃のこと) ハンドガンの弾 ナイフ
【備考】
・バイオハザード4と6の間から参戦。
【キャラクター詳細】
・元々は新米警察官だったが、ラクーンシティ事件を経て政府のエージェントに転職する。
ミドルネームのSは『2』では何を意味するのか謎だったが、『4』でサドラーから『スコット君』と呼ばれていたことから明らかになった。
どのような過酷な状況においても生還する為、そのサバイバル能力をエイダらに高く評価されている。
- 616 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 13:03:46 ID:rlBSfAYM0
- 投下完了しました。
まだ本格的な戦闘にはなってませんが、
続きを期待していてください。
タイトルは「鼠VS鬼」です。
それでは評価お願いします。
- 617 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 17:29:50 ID:l/2a0Uwc0
- おおぉ!!◆BA8qOhLHAkさん。投下お疲れさまです。楽しく読ませて頂きました。ムサシとレオンの会話が面白いです。そしてオニ星人ボスの強さがよく現れていると感じました。続き楽しみに待ってます。ナイス!!
- 618 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 19:08:33 ID:1WvYbr2s0
- ◆BA8qOhLHAk さん、お知らせがあります。この板に僕が初期に建設した殺人鬼ロワですが、まだまだ素人な時期に書いたため、少し恥ずかしい箇所がありまして、一度殺人鬼ロワを削除、再構成したロワをたてたいと思っているのですが……ゾンビ屋や血まみれスケバンは大好きな作品なので……
- 619 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 20:18:05 ID:rlBSfAYM0
- そう言ってもらえるとうれしいです。
おおーー殺人鬼ロワ復活ですか!!
手伝いたいのですが、知らないキャラが多くて・・そちらはあまり投下できないかもしれません。
申し訳ないです。
ゾンビ屋れい子なら3巻まで電子貸本Renta!で読んだことあります。
・・・すぐに海外ドラマ「スーパーナチュラル」の方に興味が移ってしまいましたが、
サタニスターと血まみれスケバンも電子貸本Renta!にありましたね。
あと、お恥ずかしいながらジョジョ、リボーンは全く読んだことありません。
- 620 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 20:45:31 ID:lmM.PKtM0
- ◆BA8qOhLHAkさん、ありがとうございます。別に強制的に書いて貰おうとは思いませんよ。まあ、興味があったら見てもらえたら嬉しいですが。殺人鬼ロワは会場が曖昧すぎたので。参加者は…………ちょっとコアになるかもしれませんが、当分先の話ですよ。
- 621 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 20:48:40 ID:lmM.PKtM0
- 因みに、立てるとしたら殺人鬼ロワの名前を変えているかもしれません。おもに罪とか罰的な名前に。
- 622 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 21:27:46 ID:rlBSfAYM0
- 罪、罰ですか・・それもいいですね。
多くの罪を犯しているのに罰を全く受けずに終わった人のいるアニメ、漫画は
結構ありますし、
- 623 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 21:42:39 ID:nHiqNoII0
- はい、でも、あくまで僕が把握しているものから始めようかなぁと。あまり仰々しくなく、気楽にね。参加者にはユーチューブの動画キャラも入れようかと考えているんですよ。マチゲリータPのピエロとか、ポスタルとか。
- 624 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/25(火) 22:42:04 ID:rlBSfAYM0
- 了解です。ロワができるのを楽しみにしてますね!
こちらは
【ジョーカー/バットマン/怪物】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
【玄野計/gantz/人間】
で予約しますね。
場所はE-1です。
できるだけジョーカーらしさが出るように頑張ってみます。
- 625 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/25(火) 22:45:26 ID:Esd7JhQk0
- おおぉ!!ジョーカーきましたか!!これは楽しみです。投下お待ちしております。
- 626 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/27(木) 18:49:15 ID:2LP6rWh.0
- すいません。バッツって誰のことですかね?
ジョーカーと加藤の投下の最後で言われてましたが、、、
- 627 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/27(木) 19:06:32 ID:QbrjxPYo0
- バッツとは、ジョーカーがバットマンに付けた?あだ名みたいな者です。わかりやすく言うと、
たけしくん=たけちゃん
みたいな。敬称です。加藤が計をけいちゃんとよぶのとおなじような物ですね。
- 628 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 01:28:26 ID:wALYJKIo0
- なるほど、ありがとうございます。
- 629 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:23:56 ID:wALYJKIo0
- 投下します。
- 630 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:24:10 ID:wALYJKIo0
- 『・・あれ、なんで俺は生きてんだ?』
加藤のYガンによって自分の体が徐々に消滅していく光景を見たジョーカーは気が付くと知らない草原にいた。
これはどういうことだ?体にはなんの外傷も異常も無い。
もしかしてあのガキが持っていた銃の機能か?もしそうなら大方捕まえた相手を遠くへと飛ばすというものだろう。
甘ぇな、姿を見失えば俺様が諦めてくれるとでも思っていたのか?
バッツを思い出すぜ、あの正義ぶった偽善者みたいな雰囲気がよぉ!!
『・・・向こうにさっきの町、北には城か。うーん、どちらにしようかな 天の神様の 言う通り!!・・城か。ハハッ、ついてるな坊や!!』
ジョーカーは、華麗なステップで玄野、ジルらがいるキノコ城へと歩き出した。
・・・歩き出してから約2時間半後、
『!?・・ありゃUFOか、ハッハッハッハッ!まさか本当に実在していたとはな!!』
途中、水を飲んだり、休憩して朝飯、昼飯を食べながら歩いていると青い巨人を真下にくっ付けたUFOが飛んで行くのが見えた。
なんとも不思議な光景である。
城がはっきりと見える所まで来ると、ジョーカーはデイバックからランダム支給品の一つ、双眼鏡を取り出した。
『おおぉーー、いるいる・・ってまたガキかよ。』
近くの茂みに身を隠し、双眼鏡で城の正面にある窓ガラスを覗くと、黒いスーツを着た少年がいた。だが今度は町で戦った方の少年(加藤)ほどの背丈と体格は無く、平凡で何処にでもいそうな感じがする。
あいつはただの見張り役で、城内に強い奴がいることを期待するか・・
ジョーカーはもう一つのランダム支給品を服の中に隠すと一気にキノコ城へと近づいた。
- 631 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:24:41 ID:wALYJKIo0
- 「ふぁぁーーあ、誰も来ねぇな・・」
城の見張りを買って出た玄野は退屈していた。
人間も星人も今のところ来そうにない。
これが三日間も続くのかよ・・
想像してしまい、窓枠に突っ伏す玄野、そこに下から人の声が聞こえた。
『おおぉぉーーい!!そこの坊主、俺もここに避難させてくれ!!』
「ん?・・・なんだアイツ、ピエロ・・??」
二階の窓からXガンを構えて外に顔を出すと入り口の所で、紫色の服に目の周りが黒色で真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを湛えた口といういかにも不気味な男が両手を挙げてこっちを見ていた。
「はぁ・・・あんた鏡を見たこと無いのか?そんなあからさまに怪しい顔した奴を家に招き入れるわけ無いだろ、それにスーツはどうしたんだよ。」
『いやいやいやいやいやいやいや、好きでこんな顔になったんじゃねぇよ!化学薬品工場での事故だよ!俺はそこの技術者だった。今はサーカスでピエロの仕事をしているまともな一般人さ!!スーツは捨ててデイバックの中に入っていたこの服に着替えたよ、あんなコスプレみてぇな服ださすぎて着たくもねぇ!』
玄野は考える。あの男の容姿は人間離れしていて、いかにも怪しい。だが言っている事が全て嘘だと断定することはできない。最初の場では怪物側にちらほら人間みたいな連中がいたが、玄野の視線は仏像の星人四体とマスターハンド、クレイジーハンドに集中していてその他をよく見てなかった。
しかし、あんな一目で覚えられそうな外見をした奴がこちら側にいたか?
いや、俺の後ろにいて気付かなかった可能性もあるか・・・
実際、ジョーカーはかなり後方にいて、玄野や加藤のほか多くの参加者からは姿を確認されてなかった。
スーツの機能の説明がされていたにも関わらず、なぜスーツを捨てたのか?という疑問については意外にも玄野は納得していた。
今まで、初心者にガンツの説明をしても武器はおろかスーツを着てくれる人さえほとんどいなかった。いや、武器のみなら多少はいたのだが、スーツを着てくれた人はもっと少ない。その理由は、下にいる男がいったようにコスプレみたいでださいからである。
- 632 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:25:15 ID:wALYJKIo0
- そんな理由で命に関わるスーツを着ようとしないなんて愚かだと思いながらも、自分も最初そう思っていたので、仕方ない。
彼の必死な顔は嘘を言っているようには見えないし、ここで突き放して、どこかで死なせるのも後味悪い。星人かもしれないからと言って撃ち殺してしまうと後でジルに激怒されるだろう。
・・・しゃあねぇ、一応入れてみるしかねぇか。万が一おかしなことしだしてもスーツ無しの相手ならそんなに害はないだろう。
「・・・分かったよ、待ってろ、今扉を開ける。」
そう言って、玄野は一階まで階段を使って降りていった。そんな姿を見て、ほくそ笑むジョーカー。
「《ガチャ》・・開いたぞ、ん?・・ってうわっ!!」
玄野がかんぬき(門や出入口などの扉を閉じて内側から固めるための横木)を外して、扉を開けると隙間から花が出て来て、次の瞬間、花の中心から液体が放たれた。
玄野は持ち前の優れた反射神経により、咄嗟に持っていたXガンを盾にして事無きを得たが、ジュウウウウという音を立ててXガンが溶け出した。
「マジかよ!!・・《ドガッ》グッ!!」
『おおぉーう!!足が痛ぇ、どうやら耐久力を強化するっていうのは本当らしいな。』
動揺している玄野の腹を思いっきり蹴飛ばして、さっきの男が悠々と中に入って来た。
「くそっ、なんの真似だ!」
『チッチッチッチッ、ダメだなぁ坊や!そんなに騙され易いとこの先生きていけないよ!』
「だからなんの真似だって訊いてんだよ!」
『・・・ハァ、これで二度目だぜ!全くジョークを理解しない奴ばかりで困るねぇ。』
「ジョーク??」
『そうそう、いかすだろう!!俺の名はジョーカー、ちなみに所属は怪物側さっ!!《ガチャ》』
バリバババババリハバリリ ドドドドドドドドッ
「うおわぁっと!!」
ジョーカーと名乗る男は胸元から銃を取り出すと、玄野に向けて乱射してきた。
彼が銃を構えた時に銃から四本の青いレーザーサイトが出ていたので、その光と自身の体が重ならないように玄野は走り回る。
- 633 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:25:46 ID:wALYJKIo0
- 『ハッハッハッハッハッハッ!!どうした?逃げてばかりじゃ何もできないぜ!!』
「くそっ!!」
あのプラズマ砲、連射機能が半端ない。それに近づけば強酸攻撃が来る。
Xガンがあれば・・ちくしょう!そもそもなんでこんなやつを信じたんだ俺の馬鹿!!
ジョーカーが持っているこの武器はパルスライフルといい、 弾速・射程距離・火力と三点揃った万能武器で、 フルオートで撃ちまくれるほか、マガジン容量も大きいが単発威力はかなり低めという特徴を持つ。
また、セカンダリで全方位攻撃が出来るが、威力も命中率も低い上に、
低すぎたり高すぎたりする目標には当たらず、弾の消費も激しいので極めて微妙だ。
「あの飛び出てるモニターみたいなのに表示されている数字は残弾数か・・くそっ、こっちからだと逆に見える。」
走りながらチラッとジョーカーの方を見ると、数字が書かれたモニターが銃の隣に浮かんでいた。
右(反対側)から読んで数えてみると残弾数はまだ400もある。
“このままじゃジリ貧だ。もう持ち物はガス噴出機と変なカッターしか無い。” そう思い、諦めかけたまさにその時
パン!!
『《ブシャ!》うげっ!!痛っでぇー!?』
「!?」
「1階から銃声が聞こえたから慌てて飛び出して来てみれば・・・見るからに怪しい奴がいるわね。ラクーン市警察のジル・バレンタインよ!!そこのあなた、両手を頭の上に組んで座りなさい!!」
玄野がまさかと思い、振り向くとそこにはジョーカーの手をサムライエッジで正確に撃ち抜いて銃を落とさせたジル・バレンタインの姿があった。
【一日日/夜/E-1 キノコ城内】
【ジョーカー@バットマン】
【状態・状況】
- 634 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:26:14 ID:wALYJKIo0
- この状況をどう切り抜けようか?
手に風穴。
【所持品】
基本的支給 パルスライフル(デッドスペース) 双眼鏡(現実)
【備考】
・加藤に対して興味を抱いています。
・ゲームに対しては乗り気ではありませんが、気分で変わるかもしれません。
【1日日/夜/E-1 キノコ城内】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(94%)
・ジョーカーに警戒。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
・Xガンを喪失しました。
【1日日/夜/E-1 キノコ城内】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
【状況・状態】
・健康 スーツ耐久力残り86%
・不審人物(ジョーカー)に警戒。
【所持品】
・基本的支給品 血清@バイオハザード
・サムライエッジ@バイオハザード
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
- 635 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 16:29:54 ID:wALYJKIo0
- ふう・・・まだ◆DeIsaj04bUさんの確認待ちですが、多分こんなキャラでOKだと思います。
また次回がとても気になる終わり方してしまったな、どうしよう(焦)
タイトルは「ジョーカーの策」です。
それでは評価お願いします。
- 636 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/28(金) 17:22:13 ID:nFEaP15E0
- おおぉ!!投下お疲れさまです。凄くジョーカーらしさがでていますよ!!玄野をあっさりと丸め込むところとか。これは続きが気になります。
- 637 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 18:38:12 ID:wALYJKIo0
- ありがとうございます。
ところでジョーカーの武器って花から硫酸と笑いガス(スプレー缶)だけですかね?
ほかにもあったらぜひ教えてください。
あと、明日から土、日と続くのでまた投下してみようと思います。
【ベイン/バットマン/怪物】
【キャスカ/ベルセルク/人間】
【追跡者/バイオハザードシリーズ/怪物】
で予約します。
場所はA-8(アーカム・アサイラム)です。
ジョーカーの続きはもう少しお待ちを・・・
- 638 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/28(金) 19:55:40 ID:GUeQn84M0
- 投下楽しみにしています。ジョーカーの武器は【電撃握手ボタン】がありますね。ニコルソンがジョーカーを演じる映画版にも登場します。赤いボタンのような物で、手のひらに仕込み、握手をしてボタンが押されたら、相手を黒こげにするほどの電流を流します。
- 639 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/28(金) 23:18:13 ID:wALYJKIo0
- そんなものがあったのですか!!ありがとうございます。
あとアーカム・アサイラムは病院+刑務所という施設でいいですよね?
- 640 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 05:41:04 ID:7WaKsBdc0
- あと追跡者の呼び方はネメシスでいいですかね?
なんかどっちで呼んでいいのか迷うことが多いので・・
- 641 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/29(土) 07:18:30 ID:CnSMOrL20
- ネメシスと追跡者、お好きな方をお使いください。
- 642 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:10:12 ID:7WaKsBdc0
- 了解しました。
前回は余り不自然無く変えられましたが、今回は呼び方変えるのが難しいので
これからは追跡者と呼ぶことにします。
- 643 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:28:53 ID:7WaKsBdc0
- できたので投下します。
- 644 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:30:31 ID:7WaKsBdc0
- A-8 森林にある刑務所を兼ねた精神病院、アーカム・アサイラムに危機が訪れようとしていた。
ガシャン
『ヌウウウォォア!』
「!?・・・アイツだ!!何故ここがわかった?」
『ほう、その言い方では此処に来る奴は『怪物』らしいな。』
入り口のほうから聞こえる特徴的な唸り声、館で出会った土気色の縫い合わせられた肌を持つ巨漢の化け物が追って来たのだとキャスカは理解する。
ベインはキャスカの言葉から相手の所属を理解すると大剣”だんびら”を掴み、入り口の方へと向かう。
「待て!待て!!行って大丈夫なのか?相手は本当の化け物だぞ!!」
『心配いらん。修羅場は幾つもくぐってきている。俺は奴に用があるのでな。』
キャスカが心配して声を掛けたが、彼にとっては杞憂なようだ。
ベインは大剣を持ち、スタスタと歩いて行く。
・・・そしてすぐにベインは途中の通路にてキャスカを追って来た追跡者と鉢合せになった。
『随分と変わった顔をしているな。まあそんなことはどうでもいいか、お前は・《バシッ》』
『オオオ・・human!!』
ベインは会話の最中に飛んできたパンチを片手で受け止め、再度口を開く。
『なるほど、お前は『従う者』という訳か、なら倒さなければならない・・っな!!《ゴンッ》』
そう言うとベインは突如、追跡者の顔に頭突きをかました。
追跡者はまともに喰らって大きく後ろに仰け反る。その隙にベインは大剣を上段に構えると、一気に距離を詰めて斬りかかった。
『・・!!』
ガァァァン!!
ウイルスにより複雑な思考はできなくなったものの、あれをまともに喰らったらヤバイと本能で理解できたので、追跡者はその獣並みの反射神経を用いて、振り下ろされる大剣を
- 645 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:31:06 ID:7WaKsBdc0
- 間一髪で避けることに成功するが、ベインの攻撃はそれで終わらず、時折フェイントを入れられながら、縦斬り、斬り上げ、突き、横斬りというふうに剣技を叩き込まれる。
初撃を見事にかわした追跡者を見て、ベインは油断と慢心を一切捨てており、かわしにくい攻撃が増える。強固な防御力を誇るアンブレラ社製の耐爆・耐弾コートでもベインの怪力には及ばず、切り傷がどんどん増えていく。
追跡者は片方だけの目に強い殺気を籠めてベインを睨みつけ、放たれた突きを横に飛んでかわすとベインに突進した。
『隙有りだ・・《シュッ》うおっ!?』
そのまま大剣を横に振って胴体を上下に分断してやろうと考えていたベインは突如、追跡者の右手から飛び出した先端の尖った触手を見て、攻撃を中断する。
一秒でも遅れていたら某S.T.A.R.Sのブラッドのように串刺しにされる所であったが、ベインはなんとかかわして事無きを得た。
追跡者とベインの間合いはかなり縮まり、ベインは剣を捨てて両者の戦いは格闘戦へと移る。追跡者は此方に手を向けると同時に先端の尖った触手を槍のように高速で飛ばしてくるが、かつて格闘戦でバットマンを圧倒し、背骨を折って身体麻痺に追い込んだベインにとってはこんなのお手の物だった。
追跡者の触手攻撃やパンチをやすやすとかわし、重量級のパンチを顔や胴体に何発も命中させていく。初めはベインを激しく睨みつけながら怒りの咆哮を上げていた追跡者も次第に勢いをなくし、フラフラになっていった。
『トドメだっ!!』 《ズドォォン》
『ヌゥア!?』
追跡者はベインの全身の筋肉を使った突進を喰らい、2メートル程吹っ飛んで仰向けに倒れ
る。ベインは大剣を再び拾うと、その近くまで歩いて行き、剣の先を追跡者の心臓に突き刺した。
『・・・やっぱり、俺には肉弾戦が似合うな。』
肉弾戦ばかりしていると周りから筋肉バカと誤解されそうで嫌だったが、実際彼は自慢のパワーを活かした肉弾戦がなによりも得意だ。
大剣を自分のデイバックにしまい、勢いよく血を噴き出して動かない死体に背を向けると
- 646 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:33:27 ID:7WaKsBdc0
- ベインは歩き出す。そこにタイミング良くキャスカが現れた。
「まさか、倒してしまうとは・・」
『なかなか強かったぞ!油断してたら危なかった。』
自分を散々追い回した化け物が倒れているのを見てキャスカは驚愕する。
ベインはさっきまで戦った敵に賞賛の言葉を送る。
「あっ!!まだだ。アイツ立ち上がってる!!」
『なんだと!?』
キャスカの言葉にベインが驚いて後ろを向くとヨロヨロと立ち上がりながらデイバックに手を突っ込んでいる追跡者が見えた。
胸元からは血が勢いよく噴き出しているものの、傷口が随分小さくなっている。
デイバックから取り出されたのはロケットランチャー。以前、革命と称してゴッサム市民を扇動し、市民軍を結成させてその支配者として君臨した彼には当然見覚えがある武器だった。
『逃げろぉ!!』
「わ、わかった!!」
追跡者は触手を手の中に仕舞うと両手でロケットランチャーを抱え、発射口を此方に向けた。片手は既に引き金の部分にある。
キャスカはそれを小型の大砲のようなものだと思っていたが、ベインの必死な顔を見ると慌てて来た道を引き返し、その後をベインが続く。
後ろからシューという音を立てて飛んでくるロケットを尻目にベインはキャスカの腕を強く引っ張ると曲がり角まで走り、横の通路へと思いっきり跳躍する。それとほぼ同時に辺りを轟音と爆炎が包み込んだ。
※A-8 アーカム・アサイラムで火災が発生しました。
【一日日/夕暮れ/A-8森(アーカム・アサイラム)】
【キャスカ@ベルセルク】
【状態・状況】
・疲労 中 スーツ耐久力のこり100%
- 647 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:34:04 ID:7WaKsBdc0
- 【所持品】
・基本的支給品 未確認支給品が一つ キャスカの長剣@ベルセルク
【備考】
・漫画「ベルセルク」の蝕の時から参戦。
・追跡者から逃げる。
・ガッツ、ワイアルドを探す。
【一日日/夕暮れ/A-8森(アーカム・アサイラム)】
【ベイン@バットマン】
【状態・状況】
・不明
【所持品】
・基本的支給品 だんびら@ベルセルク
【備考】
・ウェイン邸でバットマンの背骨を折った後からの参戦
・主催者に反抗する。
・そのために必要な人材を集める。
・バットマンとは共同戦線を張りたい。
・追跡者から逃げる
【一日日/夕暮れ/A-8森(アーカム・アサイラム)】
【追跡者@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・胸の傷 再生中
【所持品】
・基本的支給品 ロケットランチャー@バイオハザードシリーズ
【備考】
・タイラント-t003型と同じくマスターハンド達によって「スターズ隊員を殺せ」が「人間を殺せ」という命令に書き換えられています。
・キャスカとベインを追い、抹殺する。
- 648 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 18:38:26 ID:7WaKsBdc0
- ふう、ベインさんの喋り方ってこれでいいんですかね?
らしさは十分出ているとは思いますが、
タイトルは「殺し屋VS革命家」です。
それでは評価をお願いします。
- 649 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/29(土) 19:40:00 ID:rZZLDWHk0
- 投下お疲れさまです。最高ですよ。楽しく読ませて頂きました。
ベインと追跡者の戦闘は本当面白かったです。この組み合わせはパロロワでしか味わえませんよね。もう最高。
キャスカの出番を食ってしまうほどの熱い戦いでした。
- 650 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 20:20:40 ID:7WaKsBdc0
- ありがとうございます。
正直言うと戦闘描写よりも「ーる」や「ーた。」という現在形と過去形の文章の使い分けに四苦八苦してました。
変な説明の仕方にならないかな?とよく気を使ったものです。
やっぱり戦闘はこと細かく状況を書けば楽しんでもらえるようですね。
これからも精進します。
- 651 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 20:57:28 ID:7WaKsBdc0
- ではいよいよ、
加藤、クリス、マリオ、イシドロ、ひろし、コジロウの六人組とキラークロックで
予約します。
場所はオリジナルマップの地下水路で・・・
- 652 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/29(土) 21:51:21 ID:1IVdrujA0
- おおぉ!!これは正直物凄く展開が気になっていました!!投下楽しみにしています。
追加でアメコミキャラの口癖。
Mr.フリーズ
「私の心は肉体と共に凍てついているのだ。」
キラークロック
「チクタクチクタク。飯の時間だ。」
「俺はベジタリアンではない。新鮮な肉が大好きだ。」
ジョーカー
「俺は化け物じゃない。他より正直になっているだけさ。」
「そのしかめ面はなんだ?」
「悪魔と月夜でダンスしたことあるか?」
- 653 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/29(土) 22:35:37 ID:7WaKsBdc0
- おおぉ、ありがとうございます。
ところでキラークロックは会話可能にした方がいいですかね?
以前のそのまた以前の投下を見た限り、喋ってなかったので・・・
- 654 : ◆DeIsaj04bU:2013/06/29(土) 23:59:26 ID:YmWPgn.A0
- キラークロックは喋れます。ゲーム版のバットマン・アーカム・アサイラムではオープニングでペラペラ喋っています。
- 655 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 01:25:10 ID:8RsgtrSA0
- ・・・みたいですね。
ゲームがあると聞いて、ニコニコ動画で確認して見たら普通に喋ってました。
こりゃ、一から把握しなおさないと・・・
- 656 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:17:37 ID:8RsgtrSA0
- 投下します。
- 657 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:18:06 ID:8RsgtrSA0
- ダッダッダッダッ
地下駐車場で出会ったナメクジの化け物から離れるため、ひたすら地下水路を突き進む六人。
「・・・くそっ!」
コジロウは警察署内で倒したおこりんぼう星人の首にはまっていた巨大な首輪をデイバックから半分出して嘆息する。少し前の戦いでおこりんぼう星人は首輪と胴体を残して頭部のみがYガンで転送され、死に至った。
その時、コジロウは床に落ちたおこりんぼう星人の首輪をこっそり回収していたのだ。
すぐにでも首輪を解析したいが、今はそんな猶予もない。他の面々は無言で隣を走っている。
そんな六人の後ろ姿を水中から覗き込む黄色い目があった。
(おおぉ、俺はついてるな。まさか六匹もの獲物に出くわすとは!!)
溢れんばかりの興奮を抑え、ワニ人間とでも言うような容姿をした男、キラークロックはできるだけ水音を立てずに水中を魚並みのスピードで泳いで先回りした。
六人全員がある程度の距離を走った時、クリスが皆に待ったをかける。
「あの怪物は追って来ないようだ。もう走る必要は無い!」
それを聞いて、コジロウ、ひろし、加藤、イシドロの4人はへなへなと崩れ落ちる。
逆にマリオとクリスは全く疲れをみせて無いようだ、この二人は踏んで来た場数が違うのだろう。
一同は広い水路に面した通路で休息をとる。
「いやー、しっかしこんな所で昼飯を食うことになるとはな。」
「あまい!!俺なんか人喰いゾンビ共がいつ入って来るかも分からない場所で昼食をとることが殆どだったぞ!」
「へっ?へえー・・そりゃあ大変だな。」
おこりんぼう星人、あばれんぼう星人達の襲撃のせいでまだ昼食を食べていなかった六人は薄暗く、湿った地下水路で済ますハメになった。
このイシドロとクリスの会話の後、誰も文句は言わずに黙々とデイバックに入っていたパンを食べ始める。クリスとマリオが食べ終えた時、コジロウがいきなり大声を出した。
- 658 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:19:19 ID:8RsgtrSA0
- 「おい!!あっちから人が流れっ・・まさかそんなっ!!ジャリボーイ!?」
皆がコジロウの指差す方に顔を向けると、黒色でひし形にまとまった髪をしている少年が顔と手足を水中に沈め、後頭部と背中を浮かした状態で上の方から流れてきた。
出血しているのか、彼の近くの水が赤く染まっている。
「まだ生きてるかもしれない!俺は助けに行く!!」
「あっ、待て!勝手に動くな!!」
リーダーシップがあり、また警戒心の強いクリスは単独行動を避けるように注意するが、コジロウはそれを無視してさっきまで首輪を半分出していじっていたデイバックを近くに置くと、手すりを乗り越え、水中にダイブした。
クリスや加藤らは慌てて手すりに向かって走り、コジロウが飛び込んだ地点を見つめる。
・・・10秒ほど経ってもコジロウは上がって来なかった。
その上飛び込んだ地点からブクブクと不自然な泡がたっている。
「・・きっと水中で何かあったんだろう。俺はコジロウを助けに行くから加藤はあの少年を頼む!!」
「ああ、分かった。気を付けてくれ!!」
クリスは加藤に少年(サトシ)の救出を任せるとコジロウが飛び込んだ地点目掛けて自分も飛び込む。加藤は流された少年を追って通路を走りだした。
・・・・この時コジロウがどうしていたかというと。
(うおっ!結構深いな・・《ガシッ》えっ!?)
ブクブクブフグブク
(なっ、何だ!誰かに足を引っ張られてる!?)
長年のライバルでもあり、この会場での数少ない知り合いであるサトシを助けたい思いから水路に飛び込んだコジロウは上流から流れてくるサトシの死体と平行して通路側を泳いでいたキラークロックに足をつかまれ、水中奥深くへと引きずり込まれてしまったのだった。
- 659 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:21:38 ID:8RsgtrSA0
- いくら年々知能が獣に近づいていっているキラークロックでもこれくらいの策は容易に思いつく。彼は過去の経験から学んでいたのだ。”人間は仲間意識が強い”と、昔から皮膚が鱗みたいだった彼は誰からも化け物扱いされ仲間外れにされていたのでそれを実感する機会はいくらでもあった。
混乱するコジロウの目の前に2メートルの巨漢を持つワニ男とでもいえる怪物が姿をあらわす。
(《ゴポッ》なっ、何だコイツは!?色違いのオーダイル!?)
ワニ男は両手を後ろに回し、コジロウに抱きつくとナイフのような歯で首に噛み付いた。加藤にスーツの使い方を教えられていたコジロウはスーツの力を最大限に発揮して抵抗を試みるも水の流れを巧妙に利用し、全体重をコジロウにかけ続けるキラークロックの前では効果がなかった。
次第に息苦しくなっていく中でコジロウは思う。(コイツは苦しくないのか?魚みたいなエラを持ってないのに!!)
一回の呼吸で酸素をあまり取り入れない人間に比べてワニは吐いた空気の中にほとんど酸素が入ってないくらいまで酸素を吸収できる。
普段は鼻を外に出していて、あまり長時間潜る姿は見掛けないが、やろうと思えば1時間くらい息を止めることができる。
僅か数分で窒息死してしまう人間とは大違いである。そしてワニは自分より大きな獲物でも、噛みついたらはなさず、水の中に引きずりこんで おぼれさせ、体を回転させて肉を食いちぎると言われている。
その特性を受継いでいるのかキラークロックはサトシの時も水中に引き込み、酸欠で弱った所を仕留めた。そして今はコジロウがその洗礼を受けようとしている。
(くそっ、もう息が・・離れろコイツ!!『ハハハハッ!お前の骨をおいしくいただくとするか・・あの小僧のように!!』・・なんだって!?)
目の前のワニ男が突然喋りだした。
会話から察するにおそらくジャリボーイことサトシは死んでいるのだろう。
(・・・馬鹿が、俺より若い癖に散々ポケモンバトルに勝っておきながらあの世へと逃げるのかよ。)
何度も目的を邪魔されたが、不思議と憎悪の感情は芽生えなかった。それどころか良い好敵手として内心賞賛していた気もする。
- 660 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:22:05 ID:8RsgtrSA0
- キュウウウウン ドロドロ ブシュミシミシメキッ
ワニ男はコジロウの首を噛んだまま両手を離し、水中でグルグルと体を回転させる。
その攻撃に以前の戦闘で少なくない損傷を負っていたコジロウのスーツは音を立てて壊れ、同時にスーツで守られていた首から大量に血が流れる。
遠くからクリスがこっちに向かって泳いで来るのが見えた。自分を助けに来てくれたのだろう。しかし彼が泳いだ時の音でワニ男はすぐに気付いたらしく、コジロウに噛みついたまま、追って来るクリスよりも早い泳ぎで距離をはなす。
(・・・これは助かりそうに無いな)
酸欠と出血で意識が遠くなっていくのがわかる。せめて最後にニャースやムサシと会いたかったが、見つかってない以上仕方無い。休息中に首輪をいじってみたが、見たこと無い部品だらけで何も分からなかった。
・・・・このまま何もできずに死んでしまうのは余りに悔しい。せめてジャリボーイを殺したコイツに一矢報いたい。
大怪我を負い、酸欠状態の俺に碌な抵抗はできないだろうと油断しているのか、噛みついていた口を離し、片手のみでコジロウを抱えて、もう片手をクリスから離れるために泳ぎへと使っているキラークロックを見て、コジロウはまだスーツの身体強化機能が完全には失われていないことを確認すると思いっきり拳を自分の首輪へとぶつけた。
ガギッ!!
ズドォオン ドオォォォン
その瞬間、水中で二連続の大爆発が起こり、水しぶきが辺りに散った。
「まさか・・・!!」
必死でコジロウとそれを拘束しているワニ男に接近しようとしていたクリスには水中から爆発直前の光景が見えていた。
頭を水中から出して呆然とするクリス、丁度そこに少年を抱えた加藤が通路を走ってやって来た。
「・・・残念ながらこの子は死んでいた。首に噛みつかれたあとがある。」
「・・・・」
「クリス?・・なっ!?」
水に浮いたまま呆然としているクリスに再び話しかけようとするとクリスの前方から首を
- 661 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:22:45 ID:8RsgtrSA0
- 失ったスーツ姿の死体と首を失ったワニ肌の大男の死体が浮かんで来た。
それがコジロウと彼をさらって行った化け物のものであると理解すると加藤も沈黙した。
【コジロウ@ポケットモンスター 死亡】
【キラークロック@バットマン 死亡】
1日日/夕暮れ/ラクーン市 地下水路】
【ひろし@青鬼】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(65%)
【所持品】
・基本支給品
・手榴弾@バイオハザード、攘夷手榴弾@バイオハザード
【備考】
・クリス達を待つ
【1日日/夕暮れ/ラクーン市 地下水路】
【クリス・レッドフィールド@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(78%)
【所持品】
・基本支給品
・Plasma Cutter (プラズマカッター)@デットスペース
・(手榴弾10,ハンドガン1丁,シュットガン1丁 及びその弾)@バイオハザード
【備考】
・・・戻ろう、ひろし達の所に。
1日日/夕暮れ/ラクーン市 地下水路】
【加藤勝@ガンツ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(85%)
【所持品】
・基本支給品
・Yガン@ガンツ
【備考】
・・・誰も助けられなかった!
- 662 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:23:13 ID:8RsgtrSA0
- 1日日/夕暮れ/ラクーン市 地下水路】
【マリオ@マリオ&ルイージRPg】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(90%)
【所持品】
・基本支給品 手榴弾2個@バイオハザード。
【備考】
・クリス達を待つ。
1日日/夕暮れ/ラクーン市 地下水路】
【イシドロ@ベルセルク】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(85%)
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品1個 ガンツソード@ガンツ ハンドガン@バイオハザード
【備考】
・クリス達を待つ。
- 663 : ◆BA8qOhLHAk:2013/06/30(日) 23:27:30 ID:8RsgtrSA0
- ・・・疲れた。
一日一話投下するなんてめちゃくちゃ難しいな。
あらすじは楽に思い浮かんだのですが、説明文書くのがどーにもこーにも。
漢字や表現の点で何度も変な言い回しになってしまい、修正するのが大変でした。
タイトルは「キラークロックの最期」です。
それでは評価お願いします。
- 664 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/01(月) 00:07:32 ID:YFdAjB.g0
- 投下お疲れです。◆BA8qOhLHAkさん。面白かったですよ。
コジロウの男気に乾杯。そしてキラークロックが脱落しましたか。……呼んでいるうちに、油断は死を招くという名言を思い出しました。
ポケモンチームの人間はもう殆ど全滅ですね。ムサシはどうなるかな。……考えてみたらあちらの方がやばい状況何だよな。
キラークロックはガンツでは大体10〜16点位の強さですからね。
- 665 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/01(月) 00:53:25 ID:hpccrs2c0
- 私としては空気すぎる二人(マリオ、ひろし)を退場させようと虎視眈々と狙っているのですがなかなか上手くいきません(笑)。
・・ムサシの方ですね。うーん、どう終わらせようか悩む、書いたの自分だけど・・・
- 666 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/01(月) 00:57:23 ID:hpccrs2c0
- ありがとうございます。
そうやって褒めてもらえると私は嬉しいし、書く気も起きるので
あと風邪ひいてしまったらしく、数日間は予約できないかもしれません。
- 667 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/01(月) 01:05:20 ID:KxYgZqEE0
- ◆BA8qOhLHAk さん。書いてくれるのは大変嬉しいのですが、くれぐれもお体を壊さないように、ここ最近悪い風邪が、流行っていますからね。お体に気をつけて。
- 668 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/02(火) 18:04:47 ID:7Rt0akwY0
- ・・・寝とかないかんのに全然眠くならない・・・
まあ体調に余り影響が無い程度に書いてます。
【千手観音@gantz】
【大仏星人@gantz】
【伯爵@ベルセルク】
で予約します。
- 669 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/02(火) 20:17:05 ID:Q0IsSLGQ0
- おおぉ!!これは楽しみな怪物組の三点セットですね。◆BA8qOhLHAk さん、楽しみです。風邪を引いているときは気分が悪くなるくらい水を飲んで、いっぱい汗をかけば直りますよ。
- 670 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/02(火) 23:29:02 ID:7Rt0akwY0
- ありがとうございます。確かにそんな気もしますね。
丁度風邪薬が切れてしまって、焦っていたところです。
- 671 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/05(金) 22:30:11 ID:AJdQQqR20
- ようやく熱直ったけど、のどと鼻が全然治ってない・・・
あと再来週からテストだらけになってしまうので、予約はかなり遅れます。
- 672 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/05(金) 23:50:35 ID:Wehv6fq.0
- わかりました。無理せずがんばってください。僕も来週から期末テスト……だけど全く勉強していない。……やばいですよね。
- 673 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/09(火) 12:05:13 ID:tDn82Vtk0
- ◆BA8qOhLHAk さん、調子はどうですか?
- 674 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/09(火) 23:39:12 ID:YBIjgnEk0
- よくなりました。
投下はできあがりかけてはいるのですが、なかなか自分が納得できるものができず、、
いろいろと修正を加えてます。
あと、これまでが現実的すぎたので、そろそろご都合主義展開もあっていいかなぁと思ってます。
- 675 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/10(水) 00:03:42 ID:GvqrpGKU0
- そうですか、良かったですね。◆BA8qOhLHAkさん。風邪は結構辛いですからね。
ご都合主義は余りにも都合尽きすぎたらあれですが、確かにそろそろ入れた方が良いかもしれませんね。書き手である◆BA8qOhLHAk さんに任せます。病み上がりで無理はしないようにしてくださいね。ぶり返したら大変です。
- 676 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/10(水) 11:36:27 ID:WQ/2qBv.0
- 了解です。
- 677 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/11(木) 18:52:01 ID:lJBe8UrI0
- ◆BA8qOhLHAk さん、予約延長しますか?
- 678 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/12(金) 03:01:44 ID:8gChDpAI0
- えーと、すいません。やっぱり破棄で、
内容は千手観音が伯爵を倒すものでしたが、これで本当にいいのか?
と書いた後、悩んで投下しようか迷ってました。
というより、この話は自分で書いてて、あまり面白くなかったので、興味がそれて別のことをしてました。
ネメシス戦かオニ星人戦の続きを書きますかね・・・
そっちの方が書いててやる気が出るので、
- 679 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/12(金) 03:03:56 ID:8gChDpAI0
- ↑予約しておいて本当に申し訳ありません。
(涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの漫画本レンタルとか、ニコニコ動画とかに興味が行ってました。)
- 680 : ◆BA8qOhLHAk:2013/07/12(金) 14:58:43 ID:8gChDpAI0
- とりあえず、ジョーカー戦の続きを予約しますね。
場所はE-1 キノコ城です。
- 681 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/12(金) 18:37:16 ID:ApWxH72Y0
- ジョーカーきましたか!続きが気になっていたので楽しみにしていますよ。
- 682 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/12(金) 23:30:35 ID:8gChDpAI0
- これなら・・・
- 683 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/12(金) 23:31:11 ID:8gChDpAI0
- あっ、無理か・・・
ではこの名前でお願いします。
- 684 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/14(日) 02:07:28 ID:vqXCh3ug0
- 『くそっ!てめえ警察かよ!』
「無駄口叩かずに、両手を挙げて膝をつきなさい!!玄野君なにか縛る物を持って来て!」
「あっ、ああ分かった。」
ジルの警察という言葉を聞いて顔を真っ赤にし、怒気を上げるジョーカー。
しかしジルは平然としてジョーカーに銃を突きつけながら命令を続ける。
『・・・・へいへい分かったよ!降参!降参だ!』
「なにか企んでいそうな顔ね、隠し持っている武器を全て置きなさい!あと貴方の名前は?」
『ハッハッハッハッ!警官の癖に俺様の顔を知らねぇとはあんた一体どこの田舎者だっ《ゴンッ》ぶべっ!!』
ジョーカーはデイバックを捨てて、両手を挙げながらもこちらを馬鹿にした態度を取っていたが、ジルに拳銃で頭を殴られ後ろに倒れた。
『くそっよくも・・《ジャキ》うっ!!』
話の最中に殴られた怒りからか、ジョーカーは胸元から硫酸が吹き出る花を取り出そうとしたが、ジルの放つ”おかしな動きをしたら撃つ”と言わんばかりのプレッシャーを感じ、その行動を取り止めた。
特殊部隊S.T.A.R.S.で都市型テロや多様化する組織犯罪などに対する訓練を受けてきた彼女にとって、銃を持ってない犯罪者の無力化などお手の物である。
そうこうしている間に玄野が戻ってきた。彼が手に持っているのはロープではなく、なんとカーテンだった。ジルは苦笑しながらも、玄野に拘束をお願いする。
玄野にパルスライフルと硫酸を出す花を取られ、ジョーカーは顔を不機嫌に歪めつつも内心では玄野達を嘲笑っていた。
(まだ俺様の手に仕込んだ高圧電気スイッチがある。それを使えばこんなもんすぐに焼き切れる!!)
しかし今暴れても撃たれて即終了なので、ここは大人しくすることにした。
その後、ジョーカーはキノコ城の一室に入れられた。
外の廊下では見張りを交代したジルがジョーカーから拿捕した双眼鏡を使って外を監視している。それと時々ジョーカーのいる部屋の方も見ている。
- 685 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/14(日) 02:07:50 ID:vqXCh3ug0
- ジョーカーが今すぐドアを開けて出て来ても、ジルの居る場所とは距離があり、しかも今度は彼女がパルスライフルを装備しているので、何もできずに撃ち殺されるだけだろう。
ジョーカーもそのくらいは予想しているので、今すぐ抜け出す気は無い。
抜け出すとすればここが他の怪物側参加者に襲撃された時だろう。
ふと、撃たれた手の痛みを感じ、あの女をどういたぶってやろうかと考えながらその時を楽しみに待つことにした。
【1日日/夜/E-1 キノコ城内】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(94%)
・睡眠中。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
【1日日/夜/E-1 キノコ城内】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
【状況・状態】
・健康 スーツ耐久力残り86%
・ジョーカーに警戒。
【所持品】
・基本的支給品 血清@バイオハザード
・サムライエッジ@バイオハザード
・パルスライフル@デッドスペース
・双眼鏡@現実
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
・城の外とジョーカーを入れた部屋を監視。
【一日日/夜/E-1 キノコ城内】
【ジョーカー@バットマン】
- 686 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/14(日) 02:08:12 ID:vqXCh3ug0
- 【状態・状況】
・脱出の機会を待つ。
・手に風穴。
【所持品】
・基本的支給品。
【備考】
・加藤に対して興味を抱いています。
・ゲームに対しては乗り気ではありませんが、気分で変わるかもしれません。
・ジル達への怒り。
- 687 : ◆ZXYz.YBrZc:2013/07/14(日) 02:11:27 ID:vqXCh3ug0
- ふう、続きできました。
あと期末テストの試験範囲が張り出されたので、これからの投下が非常に遅くなります。
一応少しずつ、オニ星人ボス戦の続きを書いていく予定です。
あとタイトルは「埋伏の時」です。
- 688 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/14(日) 07:19:34 ID:imrYOdcM0
- お疲れさまです。ジョーカーは捕まっちゃいましたか。まあ、玄野とジルのコンビの前には少しひ弱なジョーカーでは無理ですよね。流石に頭撃たれたら死んじゃうし。
僕もやっとテストが終わりまして、◆ZXYz.YBrZc さんもその方は頑張ってくださいね。
- 689 : ◆PWU50/iw5o:2013/07/15(月) 11:18:58 ID:MhX4r2eM0
- ああああ
- 690 : ◆txTScyTTDo:2013/07/15(月) 11:19:50 ID:MhX4r2eM0
- ss
- 691 : ◆txTScyTTDo:2013/07/15(月) 11:20:32 ID:MhX4r2eM0
- これだと思ったんだけどなぁ・・また違うらしい。
- 692 : ◆txTScyTTDo:2013/07/15(月) 11:21:25 ID:MhX4r2eM0
- あれ、IDも変わってる!?
- 693 : ◆txTScyTTDo:2013/07/17(水) 20:24:30 ID:3zhVhoYo0
- ・・いじるのはやめよう。
- 694 :名無しさん:2013/07/17(水) 21:15:28 ID:7xtCTqXM0
- トリップでしたらこちらのツールでテスト出来ますよ。
ttp://www.dawgsdk.org/tripmona/tools
トリキーの1文字を半角、全角、大文字、小文字に変えるだけでもトリップは変化してしまいますので色々と試してみてはいかがでしょう?
- 695 : ◆txTScyTTDo:2013/07/18(木) 10:32:28 ID:IsB8/pi.0
- 了解です。ありがとうございます!
- 696 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 04:08:51 ID:qXAfMKf.0
- ドオオオオオオォォォォン
I-7の研究所内で響いた閃光と轟音、その中心地を覆っていた煙が消えてゆく。
『ピ・・カ・・』
「そっ、そんな!」
「くっ・・・」
結果は言うまでも無く、オニ星人ボスが無傷で、ピカチュウは全身ボロボロであった。
そもそもガンツスーツすら一発で破壊できるかみなりと、スーツ無しの人間二人とニャース一匹すら殺せない10万ボルトでは比べること自体が間違いといえるだろう。
オニ星人ボスは弱ったピカチュウを無視し、ムサシとレオンの方へと顔を向ける。
「・・っ《バンバンバン》」
シュン シュッ ガッ バキッ
「ぐはっ!!」
恐怖からレオンがハンドガンを発砲するが、たやすく全弾かわされ反撃の蹴りや拳を喰らってしまう。
レオンが吹っ飛ばされるのを見て、ムサシは身構えたが目の前にオニ星人ボスはいない。
「へっ?・・消えた《ガシュ・・ドロドロォ》・・えっ!?」
『・・お前はもう終わりだ。』
グシャ という音が聞こえると同時にムサシは自分の腹から巨大な腕が生えたのを確認した。激痛と同時に大量の出血が始まり、痛みと貧血でムサシはその場に倒れる。
どうやらムサシが吹っ飛ばされるレオンへと意識をそらした瞬間にオニ星人ボスは高速でムサシの後ろに回りこんでいたようだ。
このオニ星人ボスはガンツスーツの弱点がスーツ各部のレンズ状のポイントだということを知っている。
それ故、ムサシの背後から指の爪で耳と顎にあるポイント4つを破壊してスーツをあっさり無効化できたのである。
(・・・ちっ、あたしはもう御仕舞いか、あいつらはまだ生きてるかな?コジロウ、ニャース、こんなわがままばかりで迷惑ばかりかけるあたしに今までついて来てくれて・ありが・・と・・)
- 697 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 04:09:38 ID:qXAfMKf.0
- だんだんと視界が暗くなっていき、急速に意識が薄れて行く、最後に見た光景は涙を零しながら此方へと走り寄って来るピカチュウの姿だった。
『ピカァーーーー!!』
「ムサシっ!!・・何故スーツが意味を為さなかったんだ!?」
ピカチュウはムサシの死に絶叫し、レオンはスーツが役割を果たさなかったことに困惑する。
『次は貴様らだ・・《ドゴォ》グッ!?』
オニ星人ボスはピカチュウとレオンの方を振り向いた瞬間、顔にピカチュウの全力の体当たりを喰らう。
ピカチュウはそのまま反撃の隙はいっさい与えないと言わんばかりに、でんこうせっかやアイアンテールを叩き込む。
ピカチュウはサトシと同様にムサシ、コジロウ、ニャースの三人組を完全な悪党だとは思ってなかったし、死んでしまえばいいなどという気は微塵も無い。
(彼らがいたから自分達は強くなれたし、いろんな思い出ができた。
特にムサシはいつも一緒にいて当然の仲間と引き離され途方に暮れていた自分を励ましてくれた・・だから、その彼女を殺したコイツが許せない!!)
おそらくそういうことを内心思っているのだろう。
ピカチュウはこうそくいどうを発動して怯んでいるオニ星人ボスに連続でダメージを与えていく。しかし、時間が経つにつれ、攻撃は受け止められ、しまいには大きな手で捕まえられそうになる。こうそくいどうによってスピードではほぼ互角となったが、やはりパワーと耐久力では劣っている。それに疲労の点からあまり長くこの技は使えないだろう。
「・・くそっ、何かないか・・!!」
その頃レオンは下に落ちているムサシのデイバックをいじっていた。
ハンドガンとナイフだけであの高速の化け物を倒せるとは思えない。せめてマシンガンかショットガンでもあればと思い、手が当たった物を取り出してみると、アルファベットのHの形状をした真っ黒などでかい銃が出てきた。
「・・この銃は何だ?・・っ!!今はとにかく加勢しなければ!」
- 698 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 04:10:12 ID:qXAfMKf.0
- 今は武器の形状など気にしていられない。あのムサシがピカチュウと呼んだ生き物はかなり劣勢だ。援護してやらないと次に自分も死ぬ。
ギョーン ギョーン ギョーン
『・・・フンッ』
オニ星人ボスは怒り狂うピカチュウの攻撃を捌きながらも横目でしっかりとレオンを見ていたようで、レオンがトリガーを引くと同時に射線から体をずらし続け、その全てを回避した。
「弾が出ないだと・・壊れてるのか?この銃は・・」
『《バシッ!!》フハハハハッ、惜しかったなハンタ《ズドォン ズドォン ズドォン》』
「・・は?」
ピカチュウを叩き落として、自慢げに笑っていた化け物の頭上から巨大な空気の塊のようなものが三回落ちてきてピカチュウごと化け物を押し潰してしまった。
「一体何が・・まさかこの銃のせいか?」
レオンがムサシのデイバックから取り出した銃はZガンというもので、れっきとしたガンツの100点武器である。効果は前方の敵を重力で押し潰すもので、ロックオンして敵を狙うXガンやYガンとは大きく異なる。
(重力で敵を押し潰す銃なんてどこのSFだ)などとレオンは思いながら、腹を貫かれたムサシの死体と押し潰されてグチャグチャになったピカチュウとオニ星人ボスの死体を無言で見つめる。
「ハッ、ハハハハハッ」
レオンは一度軽く苦笑すると、勢い良く笑いだした。
「ハハハッ、情けない。なにが政府のエージェントだ!なにがラクーンシティ事件の生存者だ!なにが警察官だ!人一人の命すら救えてないじゃないか!!」
レオンは自分自身に深く失望し、その場にへなへなと座りこんだ。
【ムサシ@ポケットモンスター 死亡】
【ピカチュウ@ポケットモンスター 死亡】
【オニ星人ボス@gantz 死亡】
- 699 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 04:10:45 ID:qXAfMKf.0
- 【一日日/午後/I-7 オーキド研究所】
【レオン・S・ケネディ@バイオハザードシリーズ】
【状態・状況】
・スーツ耐久力 残り(60%)
・憔悴しきっている。
【所持品】
・基本的支給品 ハンドガン(拳銃のこと) ハンドガンの弾 ナイフ
・Zガン@gantz
【備考】
・バイオハザード4と6の間から参戦。
- 700 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 04:14:20 ID:qXAfMKf.0
- 完成したので投下します。
タイトルは「決着」です。
うーん・・正直言うと今回死んだ二人はどちらも私が書きにくいキャラでした。
- 701 : ◆txTScyTTDo:2013/07/19(金) 20:59:36 ID:qXAfMKf.0
- ◆DeIsaj04bU さん?
見てますか?
- 702 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/19(金) 21:46:11 ID:gL9fAel20
- 遅れてすいません。◆txTScyTTDo さん。投下お疲れさまです。
うん!!見事な噛ませくんだったね!オニボス。呼ばれてる星人の中ではめっちゃ強い方なのに、……やはり耐久力はぬらりほどは無いしなぁ。何気にレオンピカチュウ殺しちゃってる。何という不運なんだ。ピカチュウ。……そして等々ポケモン勢はニャースだけになってしまった……。
- 703 : ◆txTScyTTDo:2013/07/20(土) 00:02:11 ID:aJucePIw0
- ・・・ですね。言われてみれば、ポケモン勢ばかり死んでいる。
期末テストがあと4日後に迫っているのでしばらく投下はできそうに無いです。
- 704 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/20(土) 07:34:37 ID:xUURMaaM0
- またテストですか……大変ですね。まだ4日あるなら大丈夫!頑張ってください。
- 705 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:07:50 ID:JtbGC6Hc0
- アイザック・クラークとショッキング・エッグ久しぶりに予約します。
- 706 :エンジニアは卵がお嫌いなようです。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:09:09 ID:JtbGC6Hc0
- 怪物と人間の殺し合いが行われて少々時間が立ったころ、会場の草原地帯に、異様な物体が鎮座している。
一言で言えば、『卵』。
その色は毒々しい紫色で、所々緑の斑点のある、人の背丈ほどのある巨大な卵が静かに鎮座している。
その周りの光景に違和感のありまくる異質な存在。
その『卵』を離れた所から見つめるラバースーツのような服を着た白人男性。
両手に変わった形状をした長方形の銃を持ち、鋭い目つきで静かに『卵』を見据えている。
スーツを着ている【人間】の参加者だが、その全身に漲る気は常人の者ではなく、幾つもの修羅場を潜り抜けた強者の雰囲気を放っている。
この男性は、この殺し合いに巻き込まれた当初出会った二体の【怪物】の参加者と渡り合い、逃走を行っている最中だった。
ありえない巨体を持つ怪物から逃げ、辿り着いた草原。その場に居た異様な『卵』。
この場の中で一番目立っていたそれを発見した男性は、何をするまでもなく見つめるだけ。
「…………。」
男性の視線の先、有害そうな色合いをした卵は、疑う余地もなく……怪物側の参加者。
◆ ◆ ◆
彼には、自由が無かった。
彼を生み出した、親と言える存在は彼に愛情を感じて居なかった。
ーーーー当然と言えば、当然だろう……彼は兵器として造られたのだから。
侵略用生物兵器の核として産み出された彼は、操作する生物兵器の体内の工場を命じられるままに守り、予期せぬ侵入者を警戒するだけの毎日。
しかし彼は、その自由のない生活に反感を感じていなかった。
彼は元々そうするために造られたのだし、そもそも反感を抱く感情が浮かぶほど知っている知識が彼には存在しなかった。
それ故に、彼は予期せぬこの状況……巨大な生物兵器の体内ではなく、兵器の量産工場でもない場所に居るという状況。
『自由』という状況に対して、強い戸惑いの感情を感じていた。
生臭さく息苦しい空気ではなく、心地よい新鮮な空気が流れる外界。上空の広く壮大な青い空と漂う白い雲。
それら全てが彼には新鮮でいて異質だった。
- 707 :エンジニアは卵がお嫌いなようです。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:10:03 ID:JtbGC6Hc0
- それまでは元居た狭い空間が彼の世界の全てであり、この外界は全くの異質。
そんな彼はどうすればよいか?どう行動すれば良いのか?それがわからず、答えてくれる者も居ない。
結論から言うと、彼ーーショッキング・エッグは、考えることを止めてしまった。
己の卵と似た殻をぴっちりと閉じ、この場に呼ばれていた自分に指令を与える親達が来るのを待つ。
数少ない脳器官をフル作動して考え出したエッグの行動方針が、それだった。
しばらくその場に留まっているエッグは、自身の近くにいる人間の存在に気がついていた。
もしもこの場が防衛を命じられていた工場内なら、即座にこの人間を排除しようと、行動を起こしていただろう。
しかし、此処はエッグが守るべき工場ではない。
エッグは人間を無視する事にした。
元々エッグの甲殻は非常に堅く頑丈であり、並の攻撃では傷一つつかない。
その自身の防御力を踏まえて、エッグはその場に鎮座している。
◆ ◆ ◆
離れた所からエッグを見つめる白人男性。
この無駄に長い硬直状態に対して男性が行動を起こした。
長方形の奇妙な形状の銃を構え、エッグに狙いを付ける。
そして迷うことなく引き金を引いた。
《ギューン》
間の抜けた奇妙な発砲音が響き、男性は更に引き金を連続で引く。
《ギューン ギューン ギューン》
連続で鳴り響く銃声。その間銃口部分は正確にエッグに向けられている。
数秒間の沈黙。
《ビキ……ボバッァ!!》
鈍い音を鳴らし、エッグの甲殻にひびが入り、内部から爆発する。
いかに堅くても、守りの内側からの衝撃には耐えられない。
中から爆発したエッグが辺り一面に緑色の内臓と体液をまき散らす。
断末魔一つこの世に残すことも出来ず、自由を選択出来なかった哀れな【怪物】は絶命した。
【ショッキング・エッグ@マリオ&ルイージRPGシリーズ/死亡】
- 708 :エンジニアは卵がお嫌いなようです。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:11:04 ID:JtbGC6Hc0
- 今し方一体の怪物を葬った男性は、ほぼ原型を失ったエッグの死体に油断無く奇妙な銃ーーXショットガンを向けながらゆっくりと歩み寄る。
残骸を足でつつきながら、完全に死んだと判断したのか銃を降ろす男性。
その男性を見上げる、エッグの巨大な目玉。
奇跡的に原形を留めていたその目玉は、大きな虚ろな瞳で男性を地面から見上げる。
男性はその目玉に気づくと、それにゆっくりと近づく。
しばし目玉を見つめかえす男性。
「デァアア!」
次の瞬間雄叫びをあげると、右足を振り上げ、全体重をかけて踏みつぶす。
《グシャア》
スーツの効果もあり、跡形もなく飛び散る目玉『だった物』。
男性は足に着いた付着物を、足を揺すって振り落とすと、一仕事を終えた爽快な表情を浮かべて額を拭う。
彼の名は『アイザック・クラーク』。遥か未来の最強のエンジニアである。
【一日日/朝/j-2】
【アイザック・クラーク@デッドスペース】
【状況・状態】
巨人から離れる。
人間と合流したい。
この殺し合い、マーカーにも関係があるのか?
右足がショッキング・エッグの体液で濡れています。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1〜2個 x ショットガン@ガンツ
【備考】
二回目のネクロモーフ発生から脱出した後からの参戦。
【キャラクター詳細】
宇宙文明の遺産、マーカーとネクロモーフ細胞により発生したネクロモーフにより壊滅状態に なったコロニーや、惑星発掘調査艦を二度も脱出した最強のエンジニア、その様から、一部では生物兵器とも言われている。
- 709 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:13:44 ID:JtbGC6Hc0
- ミスしました。スーツ耐久力を忘れてた。
【一日日/朝/j-2】
【アイザック・クラーク@デッドスペース】
【状況・状態】
スーツ耐久力残り89%
巨人から離れる。
人間と合流したい。
この殺し合い、マーカーにも関係があるのか?
右足がショッキング・エッグの体液で濡れてい ます。
【所持品】
基本的支給品 ランダム支給品1〜2個 x ショット ガン@ガンツ
【備考】 二回目のネクロモーフ発生から脱出した後から の参戦。
【キャラクター詳細】
宇宙文明の遺産、マーカーとネクロモーフ細胞 により発生したネクロモーフにより壊滅状態に なったコロニーや、惑星発掘調査艦を二度も脱 出した最強のエンジニア、その様から、
- 710 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:15:15 ID:JtbGC6Hc0
- 投下完了です。タイトルは
『エンジニアは卵がお嫌いなようです。』です。
御指摘や感想があればどうぞ。宜しくお願いします。
- 711 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:27:18 ID:JtbGC6Hc0
- デッドスペース2
のInfectorとUbermorphを書き手枠で追加します。
- 712 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/27(土) 22:48:33 ID:H6FtSllM0
- Infectorとクッパ(死体)で予約します。
- 713 :名無しさん:2013/07/27(土) 23:05:00 ID:OdhoWiFE0
- あっ・・・(察し)
- 714 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 00:41:36 ID:/bJndQDE0
-
【それ】は、巨大な樹の群生する森の中を徘徊していた。
高く高く生えた樹の枝や葉が、空から降り注ぐ太陽の光を遮り、常に地面は薄暗く、不気味な雰囲気を放ちっている。
この神秘的ともいえる自然の中、【それ】は小柄でいて不格好な体を揺らしながら、外見のアンバランス差に反して軽快に移動する。
《ガサガサ…ガサガサ》
走る【それ】の体に、地面から生えている草木が当たり、音を鳴らす。
【それ】は、なんとも筆舌に尽くしがたい奇妙でいて独創的な姿をしていた。
大まかな形状は、海洋生物のエイとモモンガを足したような印象を受ける。
しかしあくまで形状がその二つに近いだけであり、視覚的な肌などの印象はだいぶ異なる。
例えるなら、人間とモモンガとエイを足して二で割った場合このような姿になるのかもしれない。
長く角張った三本指のヒレのような両手を動かし、【それ】は獲物を探していた。
信じられないだろうが、この奇妙な生き物はかつて人間だった。
こうなる前は人間としての生活や家族があり、もしかしたら恋人や子供が居たのかもしれない。
しかし、【それ】にはもうその名残は存在しない。
注意深く体を観察すると、人間だった頃の面影が微かに残っている程度。
今【それ】が考えていることはただ一つ。
『仲間を増やすこと。』
只それだけが【それ】の行動原理足りえていた。
そして【それ】は探していた獲物を発見した。
森の一角、巨大な鉄球とその横に転がる、腹這いに倒れた一体の異形の【怪物】の参加者。
綺麗に首が吹き飛んだ、かつては大魔王と呼ばれた巨大なカメ、クッパの残骸だった。
《ギュピュルルル》
【それ】は獲物を見つけたことえの喜びの声を上げ、転がっている鉄球には目もくれずクッパの死骸に軽快に移動する。
【それ】はクッパの棘の生えた甲良に飛び乗り、鋭い針のような形状の触覚で甲良をつつく。
《コッコッコッコッ》
甲良を叩き、最も柔らかい部分を探す【それ】。
やがてその触覚は吹き飛んだ首部分に触れる。
その部分が一番適していると直感した【それ】は、触覚を頭上高く振り上げる。
《ピギュルルルル!》
奇怪な雄叫びをあげながら、【それ】は触覚をクッパの死体の首部分に突き立てる。
- 715 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 00:42:23 ID:/bJndQDE0
- 【それ】の触覚は、大した抵抗もなく突き刺さり、死体の体内の奥深くに潜り込む。
その衝撃で死体の首もとから血が僅かに飛び散るが、【それ】は一向に気にしない。
【それ】は、触覚から死体の中に【何か】を放った。
それはとてもおぞましく、邪悪な物。
死体の内部に放たれた【何か】は、体内で異常な速度で増殖し、細胞と同化を始める。
まるで快感に打ち振るえるように【それ】が痙攣し、【何か】を吐き出し続ける。
それはとてもおぞましく、又神聖でもある儀式とも言える。
《グ……ググ…》
死体であるはずのクッパの両腕が痙攣する。ただの硬直?いいや違う。
両腕だけでなく、その巨大が全身不自然に振動する。
《ピギュルル!》
【それ】は満足したのか、クッパ『だったもの』の甲殻から降りる。
【それ】が甲殻から降りた瞬間、クッパ『だったもの』はゆっくりと腕をつき立ち上がった。
全身から肉や筋肉が軋む音が絶えず、『同化』が進み死体の体を急速に作り替える。
生前はパワフルなパンチを繰り出していた両腕は歪に変化し、巨大な鎌状に変化した骨が何本か皮膚を突き抜けている。
異常に発達した両腕の筋肉が合わさって巨大な棍棒状に変化し、より攻撃的な印象を与える。
しかし両腕よりも劇的に変化した部分が一つ。
爆発により失ったクッパの頭部。その首もとから、軟体動物の触覚に似た何かが生える。
それは初めは小さく、しかし時間と共に成長する。
その新しい頭部はイソギンチャクのように何本も触手が生え、それぞれが長さもバラバラに動き回っている。
その巨大な口とも言える頭部は、体全体が『同化』し終わると雄叫びをあげた。
『Goooooooooooooooo!!!』
森中に響き渡るのではないかと思うほどの音量。
声の衝撃で木々が震える。
雄叫びと共に触手の集合体である頭部のそれぞれの触手の先にある、鋭い牙のはえた口から、それぞれ炎が放たれる。
今此処に、新しく『ネクロモーフ細胞』と『同化』して新種のネクロモーフとなった【怪物】が誕生した。
- 716 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 00:43:05 ID:/bJndQDE0
- 【一日日/朝/B-10】
【Infector@デッドスペース】
【状況・状態】
クッパの死体をネクロモーフに変化させました。
仲間を増やしたい。
【所持品】無し
【備考】
デッドスペース2にて冒頭に現れる Infector。アイザックを救出しようとした男性をネクロモーフにした個体。
【キャラクター詳細】
モモンガまたはエイのような形をした小型ネクロモーフ。 弱点は 両腕 。両腕を切断すると即する。 四肢のある死体をネクロモーフに"変化"させる厄介な能力 を持つ。率先して倒すべき敵。 変化したネクロモーフの状態は、変化前の死体の状態に準 じる。 つまり、元の死体の四肢が欠損していると、同じように欠 損した状態でネクロモーフ化する。 死体の状態が良くなければInfectorが取り付くことはない つまり事前に死体を念入りに破壊しておけば、ネクロモー フ化を未然に防ぐことができる。 戦略 片腕を切断すればダメージボーナスが大きいので即死、あ るいは瀕死になる。 腕は脆いが、小さくて狙いにくい。弱点を意識せず高火力 の武器でブッ飛ばすのも有効。 死体変異を優先する。
【一日日/朝/B-10】
【ネクロモーフ化クッパ@ロワオリジナル】
【状況・状態】
ネクロモーフ化により暴走。
両腕が所々鎌状に変化した骨が突き出た棍棒状に変化している。
失った頭部がネクロモーフ細胞により再生。大量の触手の集合体になりました。
【所持品】無し
【備考】
頭部に生えた大量の触手は一本一本牙のはえた口があり、そこから火炎をはける。触手の長さはまちまち。
【キャラクター詳細】
ガッツとの戦闘により死亡したクッパの死体がネクロモーフ細胞によりネクロモーフ化した存在。両腕が鎌状の骨が所々突き出た棍棒状になり、失った頭部を大量の牙口つきの触手の集合体が補っている。
ネクロモーフ化のため高い不死性を得たが、再生能力は無い。
仲間を増やすため生存者を積極的に襲う。
- 717 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 00:44:58 ID:/bJndQDE0
- 短いですが投下完了。タイトルは『繁殖本能』です。
感想やアドバイスなどがありましたら宜しくお願いします。
- 718 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 09:50:47 ID:AuCItk7w0
- >>713
察した人もいるかもしれませんが、クッパの死体のネクロモーフ化は前々から考えていました。これからどんどん死者をネクロモーフにするつもりなのでよろしく。
- 719 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 09:56:10 ID:AuCItk7w0
- Ubermorphを予約して、一番しっくりくるのでブラッド・ ヴィッカーズを追加(書き手枠には数えない)して予約します。場所はラクーンシティーのどこかで。
- 720 :追うものと追われるもの。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 11:50:46 ID:gGlq6Poc0
-
必死に走る男の足が路面を叩く、不規則な音が鳴り響いている。
そこに荒い息づかいが重なる。
「ひいっ…ひいっ…」
走る男の喉から悲鳴じみた呼吸音が漏れる。
この男は追われていた。
走りながら背後を振り返り振り返り、男は街の路地を、転びそうになりながら無様に駆ける。
背後を確認する度に速度が落ちるのは彼にもわかっている。しかし、それでも、彼は肩越しに怯えた視線を向けざるをえかなった。
男の着ている奇妙な、全身を覆う漆黒のスーツのレンズ型の部品から、ゲル状の液体を滴らせながら彼は駆ける。
それはこのスーツの持つ人体強化機能が無くなっている証明だった。
並みの攻撃では壊れないこのスーツ……この異常な殺し合いが行われている現在、男を追いかけている【何か】との長い長い鬼ごっこの末に壊れたのだ。
最初に【それ】と男が出会った時、男は本来の臆病な性格もあり大いに怯えた。
しかし、当初は怯えながらも男は勇敢に戦った。
支給されていた散弾銃を使い、ゆっくりとした足取りで近寄ってくる恐怖の存在である【それ】にむけ、銃を発砲する。
銃口から飛び出した無数の散弾が、【それ】の枯れ木のように細い手足を吹き飛ばした。
しかし、【それ】は不死身だった。
男が何度散弾銃で撃ち殺そうと、吹き飛んだ昆虫に似た【それ】の手足は再生し、頭部のような部分を撃ってもまるで効果が無かった。
撃っても撃っても撃っても撃っても撃っても撃っても撃っても撃っても撃っても……それは無限に再生し、蘇る。
遂には弾薬が切れ、何十発もの散弾を撃ち込まれたのに、何事もなかったように近寄ってくる【それ】の恐怖に負け、荷物もそのままに、銃も放り出し、無様に悲鳴を上げ男は逃げた。
幸か不幸か、男と【それ】は他の参加者にも出会わず、鬼ごっこを続けている。
男は再度肩越しに振り向き、背後を確認する。
ぶれる視界の中、【それ】の姿は無い。他の参加者などの姿も見えない。
だが、走るため、必要に迫られて顔を前に戻すと、すぐに不安が彼の心を包む。
彼を殺そうと追いかけてくる【それ】が、目を離した直後に背後の曲がり角から現れて、ひたひたと走り寄ってきているような気がする。
白く角張り、筋の浮いた鋭い鎌状の腕が、自分の首を刈り取ろうと振り上げているのではないかーーそう想像してしまうともう駄目だった。
- 721 :追うものと追われるもの。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 11:51:30 ID:gGlq6Poc0
- 【それ】が背後にいると思うだけで、背筋が熱を帯びたように硬直を始める。
体毛の一本一本がぞわぞわと立ち上がるのが感じられる。
はらわたを口から吐き出してしまいそうな、とてつもない恐怖が下腹のあたりからこみ上げてくる。
足がもつれる。呼吸が乱れ、十分な酸素をとれずにこめかみの血管が脈打つ。発汗もひどい。怯えきった心臓が信じられない早さで鼓動を刻む。
背後を確認しなければ、この不安だけで死んでしまいそうだった。
そして男はーーブラッド・ヴィッカーズは再び振り返る。揺れる視界には、見慣れた無人の街並みだけが……
その光景の中で、奇怪でいて不釣り合いな【それ】……ブラッドは見た。
悠然と歩み寄る、【それ】の姿を。
奇妙な生き物だった。
昆虫と人間を足したような、5の赤い目を持つ化け物。
その姿はB級SF映画に出てくるエイリアンの姿を思い起こさせる。
体の表面が生々しく光り、軟体動物のような印象を与える。
瞳のない、赤く発光する無機質な5個の眼球が、ブラッドを見つめ、その口のような部分が微かに揺れる。
完全の名を有する【それ】は、逃げ続け弱っている獲物に無情にも近づいていく。
「ひいぃぃっ」
【それ】がそれほど離れていない距離を縮めてくるにつれ、ブラッドは今度こそ本当に悲鳴を漏らした。
分かり切っていた事だが、【それ】から完全に狙われていることを再確認した彼は、絶望に身を震わせる。そして、失踪を開始した。
【それ】が後ろから走ってくる気配を感じる。それだけで、最早振り向く必要など無かった。
消耗し、何度か鬼ごっこの末命を助けられたスーツが壊れた状態の自分にそれだけ力が残っていたのか?
ブラッド本人が訝しむほどに彼はひた走った。
助かるために、生きるために、彼は走る。
背後からは、【それ】の細長い足が路面を歩く足跡が連続で聞こえてくる。明らかに、それはブラッドとの距離を縮めつつあった。
- 722 :追うものと追われるもの。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 11:52:27 ID:gGlq6Poc0
-
ブラッドの全身全霊をかけた走りと、それを追いかける【それ】の長く続いていた鬼ごっこも終わりを告げる。
限界まで酷使したブラッドの足が、地面につまづき顔面から勢いよく倒れる。
彼は急いで立ち上がろうとするが、極度の緊張と恐怖により動かしていたブラッドの体は動かない。
地面で芋虫のように動くブラッドに、【それ】は追いついた。
刹那、【それ】は己の鋭く尖った右手でブラッドの背中を貫く。
堅い物が砕ける鈍い音が響き、ブラッドの背骨が粉砕する。
その凄まじい痛みと異物感に、ブラッドは声にならない絶叫をあげる。
【それ】は片手で貫いたブラッドの腸を掻き出し、2回、3回と滅多刺しにする。
ブラッドは激しい苦痛と恐怖を味わいながら、3回目に【それ】の腕が、自身の腸を抉りだした当たりに、苦痛から解放された。
ブラッドは死の運命に絡め取られたのだ。
【それ】は入念にブラッドを攻撃し、とどめに脳髄を粉砕する。
上半身と下半身が辛うじて繋がり、内臓器官をほぼミンチ状にされたブラッドの死体を、無機質な赤い5の目で見つめる。
そこには逃げ続ける獲物を苦労して仕留めた喜びもなく、ただただ見つめるだけ。
束の間の成熟の後、【それ】は死体をそのままに、その場を離れていった。
その場には鮮血の惨殺現場が残るばかり……。
不死者は更に獲物を求める……それが彼の本能だから。
【一日日/朝/4-G ラクーンシティー路地裏の何処か】
【Ubermorph@デッドスペース2】
【状態・状況】
ブラッドを殺害しました。
本能に基づいて生存者を殺害する。
【所持品】無し
【備考】
血液付着。ブラッドの惨殺死体が4-Gの路地裏の何処かに放置されています。
【キャラクター詳細】
ゲーム本編中チャプター14以降に登場。人間の体を元とする他のネクロモーフとは全く異なるフォルムをち、その姿は最早完全にエイリアンである。 かつて遭遇した人工改良型ネクロモーフ、Hunterを思わせる驚異的な回復力を誇り、手足を切断しても数秒で再生する。
行動パターンもやはりHunterに似ていおり、追いかけては攻撃を繰り返す。
頭部は前作ラスボスHiveMindを思わせる形をしており、Uber(究極の)の名を冠する通りネク モーフの完全体と言える存在。
チャプター13でイベント時に、大量のネクロモーフを率いて歩いている姿を見ることができる。
どれだけ破壊されても必ず復活するため、足止めをするのが最大の対処法となる。
基本的には追いかけっことなるため、脚部の破壊→集中砲火で切り抜けるのがもっとも効果的。
大きなダメージを与えるとその場で再生を始めるため、再生時に大きく時間を稼げる。
ただし、火炎放射器系の武器は部位破壊ではなく本体にダメージが通るため、一切の四股切断 不可、それどころかノーリアクションで普通に接近してくる。 大人しく銃器で止めて物理で殴る蹴る、もしくは別の武器で応戦すれば、簡単に行動を止めることができる。
外見が想像できない人は画像検索すれば一発でどんなかわかる。
- 723 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 11:54:34 ID:gGlq6Poc0
- 投下完了。タイトルは
『追うものと追われるもの。』です。
感想やご指摘があれば遠慮なくどうぞ。
- 724 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 13:43:13 ID:/29ds68.0
- 此処だけの話デッドスペースをロワに出してるのは此処だけ。
- 725 : ◆txTScyTTDo:2013/07/28(日) 22:14:23 ID:UW4SiBPc0
- いつのまにかブラッドがいる!!
前の方をよく見てみますね。
- 726 : ◆txTScyTTDo:2013/07/28(日) 22:23:58 ID:UW4SiBPc0
- おおーー!!3回連続投下とは・・すごい
あとアイザックさん投下して本当にありがとうございます。
ウィキ見た限り、正直ストーリー把握とキャラ把握がとてもめんどくさそうだったので、
InfectorとUbermorphがどんな怪物なのか調べてからもう一度読み直してみます。
- 727 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/28(日) 22:31:03 ID:K1jsqmcU0
- >>725
ああ、すいません。人間チームの参加者に一番しっくりくる人が居なかったので、一番似合いそうなブラッドをだしました。書き手枠には数えないのでご安心ください。
- 728 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/30(火) 23:49:07 ID:wNhKEHtU0
- ◆txTScyTTDo さん、書きたい作品のキャラが居れば遠慮なく教えてください。書きたければ書けばいいんです!書きまくるんです!
- 729 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/31(水) 11:41:17 ID:1UGZGFd20
- 短くなるかもしれませんが、西くんとニャース予約します。
- 730 :西くんは猫が嫌いなようです。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/31(水) 19:38:22 ID:iO8eLTbo0
- 薄暗い灯りがともる中、消毒液の匂いが充満している。
その空間に響く、何かを叩き殴っている鈍い音。
ここは病院……そのロビーである。本来なら人気の多い場所であるはずの其処には、地面に伏す小柄な影と、血の滴る釘バットを握り締めている子供の姿。
「……ギ……ニァ……。」
地面に伏している、血まみれの物体は人間では無い。
額に小判のような物のついた小柄な猫だ。
その四肢はあらぬ方向に向き、両目が潰れ、バットの釘が刺さった為だろうか?全身が蜂の巣のようになっている。
この猫の名前はニャース。ロケット団に所属するポケモンだ。
「はは……こーゆー方法で猫殺すの初めてだけど、なかなかいーじゃん。」
見るも無惨な姿になったニャースを、楽しそうに笑い見つめる少年。
彼の名前は西丈一郎という。
死者を再生させ、星人と呼ばれる宇宙からの移民を駆除するミッションを課せる黒い玉、ガンツによって再生され、一年間も生き延びている猛者だ。
通常のミッションとは異なる今回の殺し合い。
多数の高得点(強敵)の星人達。
ガンツを乗っ取った巨大な白い手のひらの姿をした星人達。
初めてミッションを受ける人間へのスーツ着用。
全ての状況がいつもとは異なる。
しかし、今回は星人達と戦わさせられる人間の数が多い。他の奴らがそれぞれ星人達の気を引く良い的になってくれる事だろう。
ガンツの武器が支給されていなかった事は西にとっては痛手だったが、スーツを着ていればそんなハンデは工夫次第でどうとでもなる。
そう考えた西は、支給された釘バットで早速出会った猫星人の体を滅多打ちにした。
当然猫星人……ニャースは制止する声をあげていたが、星人の声に耳を傾けてやる義務はない。
ニャースの声をすべて無視して、スーツで強化した両腕の力をフルに使って殴った。
「ギ……ニァ……たす……け…。」
ほぼミンチのようになった今もなお、ポケモンの持つ脅威の生命力でぎりぎり生を保っている。
しかし、それはニャースの苦痛を長引かせているだけと言える。
そんなニャースを見下ろす西は…………
グシャアアアア!!
ニャースの頭を強化した右足の踏みつけで答えた。
かろうじて生命を繋いでいたニャースの上半身が砕け、ニャースは天に召された。
【ニャース@ポケットモンスター 死亡。】
- 731 :西くんは猫が嫌いなようです。 ◆DeIsaj04bU:2013/07/31(水) 19:39:20 ID:iO8eLTbo0
- 「やっぱり星人だな。ゴキブリ並みにしぶとい……これじゃ心許ないんだよなぁ。」
ニャースの血液が付着した血まみれのバットを軽くふりながら、西は武器の不満を口にする。
「……まあ、何とかなるだろ。」
西はニャースの死体をそのままに、病院の探索を始めるために歩き出した。
人気が全く無いことが不気味だが、此処は病院。治療用の薬品や包帯などが保管されているだろう。
生憎自分には専門的な知識は無いが、それでも薬などがあれば何かと便利だろう。
西は病院の物資を探すと共に、ロビーの探索を開始した。
【一日日/朝/j-8病院(ロビー)】
【西丈一郎@ガンツ】
【状態・状況】
スーツ残り耐久力100%。
右足が血濡れ。
殺し合いには乗り気だが他の人間グループと積極的に合流する気はない。
【所持品】
釘バット@現実 基本的支給品一覧 ランダム支給品2個
【備考】
ネギ星人ミッション前からの参戦。
黒野計と加藤勝を知りません。
ニャースを撲殺しました。
【釘バット@現実】
釘がいっぱい刺さった木製バット。振るう際は大嫌いな相手の顔をつぶすつもりでふろう。
- 732 : ◆DeIsaj04bU:2013/07/31(水) 19:40:45 ID:iO8eLTbo0
- 以下投下完了。タイトルは
『西くんは猫が嫌いなようです。』
です。感想やご指摘があればぜひよろしくお願いします。
- 733 : ◆txTScyTTDo:2013/08/01(木) 23:47:38 ID:E/uc68BM0
- ニャース哀れ(笑)
正直言うと、ニャースで長い会話文や思想文書こうとするとかなりきつかったので
今回の ◆DeIsaj04bU さんの投下は本当に助かりました(黒笑)
残るポケモン勢はアカギ・・うーん、どんな人だったかな。
- 734 : ◆txTScyTTDo:2013/08/01(木) 23:52:24 ID:E/uc68BM0
- しかし、今回は星人達と戦わさせられる人間の数が多い。他の奴らがそれぞれ星人達の気を引く良い的になってくれる事だろう。
ガンツの武器が支給されていなかった事は西にとっては痛手だったが、スーツを着ていればそんなハンデは工夫次第で
↑説明文が私の書いたやつより簡単で読みやすいのでこのままのスタイルでOKだと思います。
自分もこれを習って、空白を開け、説明を簡単で短く、そして状況がわかりやすいように
書けるよう努力してみます。
- 735 :名無しさん:2013/08/02(金) 01:29:18 ID:/cbIAfJo0
- 支援
- 736 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/02(金) 02:00:11 ID:31GBcXWo0
- ◆txTScyTTDo さん、感想ありがとうございます。書き方に関しては、読みやすく、簡潔に纏めることを意識して書いたので、読みやすく書けていたら恐縮です。自分も状況説明の部分が苦手でして、その辺りを改善することをイメージして今回の話を書きました。……全体的な文はあまり長くありませんが、納得のいく話だと僕は考えています。
- 737 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/02(金) 12:28:00 ID:pNWdY.v20
- 邪魔者は皆殺し虐殺方面にシフトすることにしました。(黒い笑顔)
ニャースの怪我の描写をもっと細かく書けば良かったかな……。
- 738 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/04(日) 16:00:05 ID:ozCjTX0A0
- テストはどうでした?◆txTScyTTDoさん。手応えありでしたか。
- 739 : ◆txTScyTTDo:2013/08/04(日) 16:35:13 ID:tN9W76K.0
- 難しかったです。特に環境なんたらとか前につく授業のテストが・・
応用数学はめちゃくちゃ簡単でしたが。
今は8/5のテストにむけて勉強してます。
- 740 : ◆txTScyTTDo:2013/08/05(月) 17:22:48 ID:jFtUznag0
- ふう、ようやく終わりました。
これで小説書くことができそうです。
- 741 : ◆txTScyTTDo:2013/08/05(月) 17:39:50 ID:jFtUznag0
- 【エレン・イェーガー/進撃の巨人/人間】
【ルイージ/マリオ&ルイージRPg/人間】
【ロシーヌ/ベルセルク/怪物】
で予約しますね。
- 742 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/05(月) 18:20:51 ID:CWgVt15E0
- ◆txTScyTTDoさん、テストお疲れです。……テストは神経をすり減らしますからね。
ロシーヌきましたか、ルイージとエレンは大変気になっていたメンバーです。楽しみに待っていますね。
- 743 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:29:32 ID:FdNsyB8I0
- C-10から真北へと向かって走るガンツバイク、これを運転しているのはルイージである。
「・・・・」
あれから一言も喋らず、表情はどこか憂鬱そうだ・・・とは言っても普段こんな感じになっていることは多いが、
原因は恐らく怪物側の参加者となってしまったキノピオを逃がすためにガッツに挑んで敗北したことだろう。
あの男は完全に手を抜いて遊んでいた。つまり彼にとって自分はそれくらいの存在なのだろう。
こんなことでキノピオやヨッシーを守り通し、かつあのマスターハンドとやらに一矢報いることができるのだろうか?
それでも、兄さんが一緒ならなんとかなるかもしれないという考えを捨てることはできない。自分と兄さんはこれまで何度も世界を救ってきたという自負があるのだから・・・
とその時・・・
『見つけたああぁぁぁぁ!!!』
「Oh!!~~~~~」
自分の世界に入って考え事をしているといきなり後ろから少女の甲高い声が聞こえた。
元々臆病で、怖がりなルイージは気が動転してしまい、ガンツバイクをぐるんぐるんと大きく蛇行させる。
『ぷっ、あはははははははは、おじさん驚き過ぎ~~~あははははははは・・・』
ルイージがぎこちなく首を後ろに向けると口吻と触角、羽を持ち、眼が複眼化していて、まるで蛾と人間のキメラみたいな容姿をした少女が空を飛んでいた。
(あんなのに関わりたくない! 笑っているうちに逃げちゃおう!)
そう思い、アクセルを強く踏んで走り出す。
「Fou~~『ふぅん、変わった乗り物だけどあんま速くないね』!?Oh~~~~~!!!!!!!!!!! NO!!」
(馬鹿な! 時速80キロ以上出ているのに何故追いつける?)
- 744 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:30:26 ID:FdNsyB8I0
- ルイージは大いに驚愕した。
『大丈夫、殺してもすぐに生き返らせてあげるから、私の言うことを聞いてくれる蟲さんとしてだけど・・ね。』
そう言うと少女はバイクの前方へと移動し、羽から鱗粉をばら撒いた。
ルイージは片手で口と鼻を多い、バイクをさらに加速して通り過ぎようとするが、少女の飛行速度は凄まじく、いくらアクセルしても常にバイクの前方を飛ばれてしまう。
そして鱗粉が幾度となくルイージを襲う。
さすがに防ぐことはできず、目や鼻などに入ってしまい。鱗粉に含まれている痺れ毒により次第に体が動かなくなってくる。
ルイージは苦し紛れに最初の時に見せた蛇行運転を行うが、少女は笑いながら蛇行運転に合わせて前を飛ぶ。
痺れ毒によってアクセルを踏む足に力が入らなくなり、バイクの速度が落ちる。
それを待っていたのか、少女は側面に回ると音速と言ってもいいようなスピードで体当たりを実行した。
ズドオォォォォォォォン・・・・ガン!!ゴン!
「Ouch!」
かつて、ドラゴン殺しごとガッツを吹き飛ばした衝撃波が襲いかかり、ルイージはバイクごと吹っ飛んで、数メートル離れた所に落下する。
『キャハハハハハハハ!!』
「Oh~~ Ouch .Ouch ,Ouch!!!!」
ズドン ドン ガン ドオォォン
キュウゥゥゥゥゥン
体勢を立て直す暇を与えず、少女は持ち前のスピードと飛行能力を活かして、体当たり攻撃をルイージにお見舞いする。
度重なるダメージによってスーツが悲鳴をあげるが、今のルイージにはどうしようもない。
『見た目変テコなのに鎧よりも硬いなんて変わった服ね、けどこれで「待て!!」・・・誰かな?』
- 745 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:31:07 ID:FdNsyB8I0
- 「俺が相手だ!化け物!!」
少女は鋼鉄の針のような蛾の口器を逆立てて、ルイージを貫こうとしていたが、突如
この使徒である少女、ロシーヌへと無謀にも戦いを挑んだ少年がいた。
『くすくすくす、エルフの女王に向かって化け物だなんて・・身の程知らずもいい所・・ね!!』
ドオオオオォォン
「うわぁ!!」
少年、エレンは尖った口器で貫こうとするロシーヌの突撃を咄嗟に回避するも、発生した衝撃波によって大きく吹っ飛ばされる。
(くそっ、遠くで見るのと近くで見るのじゃ全然訳が違う!!)
自身の巨人化能力や格闘能力に大きな自信を持っていたエレンであったが、さすがにこのスピードの相手には自信が無くなって来る。しかし、それでも彼の中の正義感が緑の帽子のおっさん、ルイージを見捨てて逃げることを許さない。
おっさんは無事だろうかと目を向けると、なんと!さっきの衝撃波によって自分のデイパックから零れ落ちた目がある不気味なキノコを食おうとしているではないか!!
「あっ、ああああぁー!?食うな!食うな!食うな!食うな!食うな!おっさん絶対腹壊すぞ!!」
そう言ってもルイージは止まらず、キノコをたったの数秒で完食した。するとどうだろう?
ルイージの体からキラキラした光が発生したかと思うと、ルイージは麻痺毒が抜けて、体力も回復していた。
「・・・・」
「Yahooo~~!!!!!」
明らかに有害そうなキノコを食って元気になったおっさんをポカンと口をあけて見つめるエレン、しかしすぐに後方から強い殺気を感じて横に飛びのく。
ズドォォォォォン
- 746 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:31:49 ID:FdNsyB8I0
- 『私を無視しないでよ!』
「くっ!!」
(そうだコイツがいるんだった!!) エレンがロシーヌに対して身構えた次の瞬間
「thunder!!!」
バチバチバチビリビリビリビリビリ
『きゃあああああ!?』
おっさんが化け物の後ろでそう唱えると、手から雷の弾が飛び出し、エレンの方を向いていたロシーヌに当たって感電した。
(今だ!!)
そう思うと同時にエレンは駆け出し、スーツで強化された脚力で飛び上がり、上空のロシーヌに拳を叩き込んだ。
ドン バキバキバキ
『ぐっ・・ぎゃああああ!!』
鳩尾を狙ったのだが、腕でガードされるものの腕の骨を折ることに成功したらしい。
この強化スーツの性能に大いに驚くエレン、そして下ではルイージが新しい雷の弾を生成してロシーヌに投げつける。
感電して悲鳴を上げるロシーヌへとエレンは再び飛び上がって攻撃を行おうとしたが、ロシーヌは咄嗟に鱗粉を大量に撒き散らした。
エレンは両腕で顔を覆い、難を逃れるが、数秒後に腕を開いてみるとロシーヌはいなくなっていた。
【一日日/午後/C-3 草原】
【エレン・イェーガー@進撃の巨人】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(74%)
【所持品】
・基本支給品
【備考】
- 747 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:32:27 ID:FdNsyB8I0
- ・巨人化に制限がかかっています(3時間おきに 5分間だけ変身できる。)
・調査兵団入団時からの参戦。
・スーパーキノコ@マリオ&ルイージRPgシリーズを失いました。
1日日/午後/C-3 草原】
【ルイージ@マリオ&ルイージRPgシリーズ】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(45%)
【所持品】
・基本支給品 ガンツバイク@ガンツ
【備考】
・スーパーキノコによって体力が回復しました。
『くっ、何なのあの力は、白い手の化け物がスーツと呼んでいた黒服の効果?』
その頃ロシーヌは東へ向かって超音速で飛んでいた。
(スーツもだけど、あのおじさんが使った雷の弾を作りだす魔法はもっと面倒ね。・・・けどこのままやられっぱなしでは終わらせないよ!!)
こうしてロシーヌはルイージとエレンの二人を諦め、別の人間を使徒モドキにすることにした。
1日日/午後/E-3 草原】
【ロシーヌ@ベルセルク】
【状態・状況】
・両腕骨折(再生中) 全身に電気ダメージ
【所持品】
・基本支給品(C-5辺りに隠しています。)
【備考】
・使徒モドキを増やす予定。
【キャラクター詳細】
ガッツが盗賊から助けた少女『ジル』の村の出身。ジルより4歳年上。
野遊びやガラクタ集めといった、男の子のような遊びが好きな快活な少女で、ジルとは姉妹のように仲の良い親友だった。 『仲間はずれのピーカフ』の御伽話を好み、妖精の国の住人を自称している。ある時、一番の宝物であるベヘリットを持ち、妖精の伝説が伝わる「霧の谷」へ向ったものの、ロシーヌは連れ戻しにきた両親との争いに絶望し、彼らを生贄に捧げて使徒へと転生する。
- 748 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 06:35:30 ID:FdNsyB8I0
- ふう、うまく前の話につなげられて良かったです。
タイトルは「恐怖、蛾女の怪」です。
・・思ったより長めになってしまいましたね。
- 749 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/06(火) 10:45:25 ID:z449F00w0
- ◆txTScyTTDoさん、投下乙っす。
面白かったです。特にルイージが、エレンから見たら毒々しいキノコを食って、回復する姿。そしてそれで呆然とするエレン。ここが良かった。
そして強化エレンの攻撃がロシーヌにヒットするとこは格好良かったぜ。
- 750 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 15:17:57 ID:FdNsyB8I0
- 【ミカサ・アッカーマン/進撃の巨人/人間】
【玄野計/gantz/人間】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
【ジョーカー/バットマン/怪物】
【ワイアルド/ベルセルク/怪物】
で予約します。
◆DeIsaj04bU さん
これはリレー小説なので、遠慮して別のキャラばかりが出る小説を書かなくても良いんですよ。
私も◆DeIsaj04bUさんの出したジョーカーと加藤や別の書き手さんの出したベイン&キャスカの続きを勝手に書いているので、
- 751 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/06(火) 18:43:42 ID:WJtch5R60
- 予約乙。いや、別に遠慮してる訳ではないですよ……単純に、アイディアが浮かばないだけです。……なんかすいません。
- 752 : ◆txTScyTTDo:2013/08/06(火) 19:57:47 ID:FdNsyB8I0
- いえいえ、確かに続きが書きづらいやつばかりが残ってますからね。
特にレオンと加藤チーム、鬱回なんて今まで書いたことないからどうしようかなと後悔してます。
- 753 : ◆txTScyTTDo:2013/08/08(木) 04:30:49 ID:c6.hnUDs0
- すいません。
夏休みの宿題としてレポート課題がたくさん出ており、投下が遅れそうです。
- 754 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/08(木) 13:55:39 ID:4A1PHgo60
- 宿題ならしかたないですよ。◆txTScyTTDoさん。
僕もそろそろ宿題始めないとやばいし。
- 755 : ◆txTScyTTDo:2013/08/09(金) 07:06:13 ID:Q8wW0mVE0
- 波線がword上で中間の位置にあってもここでは~~のように上の方に来てしまうらしいですね。
気をつけておきます。
- 756 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/09(金) 16:35:19 ID:kxeCj5hw0
- >>755
すいません、ぜんぜんわかりません。
- 757 : ◆txTScyTTDo:2013/08/09(金) 16:56:19 ID:Q8wW0mVE0
- あっ、いえ独り言みたいなものですよ。
キーボード上でへの所にある波線はMicro soft word上では中間の位置に表示されるのに
ここでは~と上の方に表示されるらしいということです。
- 759 : ◆txTScyTTDo:2013/08/11(日) 23:15:29 ID:ZnY1r1K.0
- あっ!
- 760 : ◆txTScyTTDo:2013/08/11(日) 23:17:29 ID:ZnY1r1K.0
- 実家のパソコンに移ったのでID変わってしまいましたが、これからもよろしくお願いします。
- 761 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/12(月) 02:26:09 ID:BZnaUAMM0
- はい、これからもよろしくお願いします。
実家?この季節だと……帰省ですか?夏の?
- 762 : ◆txTScyTTDo:2013/08/12(月) 12:15:23 ID:.0ggMSLQ0
- はい、帰省しました。
- 763 : ◆txTScyTTDo:2013/08/14(水) 00:44:05 ID:ToK5yTJc0
- ふう、ようやくレポート終わりました。
レポートもマイクロソフト wordで作っていたので、投下が遅れてしまい申し訳ありません。
これからバシバシ投下できそうです。
- 764 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/14(水) 02:15:14 ID:B/YE426.0
- そうですか、お疲れさまです。大変だったでしょう。ほんっとにお疲れさまです。
投下を心からお待ちしております。お疲れでしょうが、無理せず頑張ってください。
- 765 : ◆txTScyTTDo:2013/08/14(水) 20:18:41 ID:ToK5yTJc0
- はい!
- 766 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 17:24:31 ID:UkBSxx0E0
- 経過
今のところ全員が出会ったところまで書けてます。
これから戦闘シーンを書くつもりです。
- 767 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/16(金) 22:42:01 ID:OXpMcvXQ0
- おお!なかなかの大作の予感…!頑張ってください。
- 768 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:22:44 ID:UkBSxx0E0
- 長すぎたので前編と後編に分けることにしました。
- 769 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:22:54 ID:UkBSxx0E0
- 長すぎたので前編と後編に分けることにしました。
- 770 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:24:14 ID:UkBSxx0E0
- 「はぁはぁはぁはぁ・・・・っ!しつこい!!」
スーツによって強化された脚力でひたすら荒野を走るミカサ、それを追うのは6メートルほどの巨大なサルの化け物へと体を変えた使徒ワイアルド。
今はたいぶ距離が空いてはいるが、二人のスタミナを比較すれば、先に失速するのは間違いなくミカサの方だろう。
だが、彼女はワイアルドに捕まる気も、ましてや処女を奪われる気は毛頭無い。
「くっ、立体起動装置さえ支給されていれば・・・お喋りで狂っている手だけの巨人共め!!」
自分に立体起動装置を支給しなかったあの主催者達とやらが憎たらしい。あれさえあればこいつから逃げるのも倒すのも楽勝なのに・・という思いが無性に込み上げて来てミカサは走りながらギリッっと歯を食いしばる。
・・・・あれからどれくらい走り続けたのかはわからない、けどいつのまにか遠くに城が見える。建物の中が安全だと感じたのか、彼女自身、自然と城の方へと走り出していた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・全く、嫌なピエロだったわ。」
キノコ城の窓からパルスライフルを構え、眼下の庭や門を見下ろす黒スーツの女性がいた。
彼女の名はジル・バレンタイン、ついさっき玄野と見張りを交代したばかりだ。
「玄野君の持っていたZガンって言う武器もそうだけど、このプラズマガン?も大概ね。私達の住む世界の何世代後の武器なのよ、全く・・」
はぁとため息をついて前を見ると、遠くで何やら動いているのが見える。
「私達と同じ黒スーツの女の子・・・っ!!あの猿の化け物に追われているみたいね。」
ジルは追われていると思わしき黒髪の少女に向かって片手を自分の方に何度も振って、入っても良い旨を伝えると、少女はペコリとお辞儀をして門を開いて城の敷地内に入った。
そしてジルは後から来た化け物目掛けパルスライフルの掃射を加える。
『うほっ♪これはまた綺麗なお姉さ《ガチャ ドドドドドドッ》・・!?うおおおぉぉぉ危ねぇぇ!!!』
- 771 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:24:57 ID:UkBSxx0E0
- ワイアルドはその巨体に似合わない素早い動きで掃射を回避する。
「貴方人の言葉が喋れるの!?・・・まあいいわ、こんな時間だしお猿さんは早く森に帰って寝てらっしゃい。」
『ハハハハッ!勇敢な女だ。鷹の団の千人長様を思い出すぜ!!・・・・だが、そこから見下ろしているのは気にいらねぇな』
そう言うとワイアルドは城の外に生えていた木を力任せに引っこ抜いてはジルの方へと投げ続けた。
ガッシャーン バリーン バキバキバキ ドオン
『おりゃおりゃおりゃーー!!』
「くっ、なんてデタラメな!!」
さすがのジルも反撃はできず、構えていたパルスライフルを抱えて廊下を逃げ惑うしか他になかった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その頃ジョーカーはというと・・・
『・・・頃合いだな、銃奪われたままなのは癪だがまだ俺様にはこれがある!!』
バチバチバチ チリッ ボオオオオオ
ジョーカーがそう言うと、彼の手から高圧電流が発生し、彼を拘束していたカーテンが燃え出す。
『熱っ!!チッ、俺様の銃も硫酸入りのコサージュも奪われちまうし、あの坊主と女警官、いつか絶対復讐してやる!!』
そう言って、ジョーカーが乱暴にドアを開けると、そこには!!
『へっ!?《ドゴォォォォン》グアァァァァ!!』
・・・ワイアルドが投げた木が目前まで迫っており、当然避けきれずに当たってしまった。
- 772 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:26:03 ID:UkBSxx0E0
- 『くそぉ・・・せっかく・・逃げ出せると思ったのに・・・《バタッ》』
喰らったダメージが大きすぎてジョーカーは気絶してしまったようだ。
「招き入れてくれた女の人の武器には驚かされたけど、あの猿の巨人もやるわね。」
一度自分を犯そうとしたワイアルドを全く好きにはなれないが、巨人化しても知能は健在、そして普通に会話もできる。
「我々人類にとって大変貴重な人材だ!!」と言ってエルヴィン団長が大層欲しがるに違いない。あんな性格で無ければ・・・
「・・・っと!」 ズドン
自分に向かって投げられた木を避け、考え事を中断する。
『へっへっへ、ようやく追い詰めたぜ!お嬢ちゃん!!』
「・・・くだらないお喋りは結構、私は貴方なんかに屈しない!!」
自分の強さを支え続けていた立体起動装置はないし、こいつはうなじが弱点では無い上に反射神経が他の巨人化能力者以上に優れている。
・・そして、もし負けてしまえば・・・
そう思うと自然と青鬼の館での恐怖が蘇り、身震いしてしまう。
バン 「伏せて!!」
(上にいたはずの女の人は無事だったようだ。彼女の隣に眠そうな少年がいるが、今はともかく彼女の言う通りにしよう)
ミカサが伏せると同時に頭上を数多くの雷の球が飛来した。
ドドドドドドドドッ
『おわわわわ!危ねぇっ・・痛っ、いや、熱っ!!あちちちちちち!!』
(さすがにこの近距離では完全には避けられないようで猿の巨人の体に数多くの火傷を与えている。けどあの銃、見た目が派手な割には大きなダメージがない気がする。)
- 773 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:26:54 ID:UkBSxx0E0
- ミカサは前方で慌てているワイアルドを注意深く観察する。
ジルも連射しながら、自分の目の前に飛び出ている青いモニターの残弾数とワイアルドのダメージを見比べてそのことに気付いたようだ。
実際、パルスライフルは軍人や警備員などが持つ標準的な武器であり使徒であるワイアルドの肉体を撃ち抜くほどの威力があるものではない。
似たような武器で威力が十分にあるものは現在クリスに支給されているプラズマカッターという切断用の工具の方だろう。
「・・っ、一旦退くわよ、玄野君!私達が入ったら扉に鍵を掛けて!」
「わかった。」
ジルがミカサの手を手を引っ張っては城の中に入ると、クロノと呼ばれた少年はドアを閉め、かんぬきで鍵を掛けた。
【一日日/深夜/E-1 キノコ城内】
【ジョーカー@バットマン】
【状態・状況】
・気絶。
【所持品】
基本的支給 パルスライフル(デッドスペース) 双眼鏡(現実)
【備考】
・騒ぎに乗じて逃げる。
【1日日/深夜/E-1 キノコ城内】
【玄野計@gantz】
【状態・状況】
・健康 スーツ耐久力 残り(94%)
・眠い。
【所持品】
・立体機動装置@進撃の巨人
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
【1日日/深夜/E-1 キノコ城内】
【ジル・バレンタイン@バイオハザードシリーズ】
- 774 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:27:28 ID:UkBSxx0E0
- 【状況・状態】
・健康 スーツ耐久力残り86%
・ワイアルドへの対策を考える。
【所持品】
・基本的支給品 血清@バイオハザード
・サムライエッジ@バイオハザード
・パルスライフル@デッドスペース
【備考】
・一日目はキノコ城に籠城する予定です。
【1日日/深夜/ E-1 キノコ城内】
【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】
【状況・状態】
・疲労 中 スーツ耐久力(残り80%)
【所持品】
・グリフィスの剣
・グリフィスの兜
【備考】
・玄野が立体起動装置を持っていることをまだ知りません。
・ワイアルドが巨人化能力者だと思っています。
【1日日/深夜/E-1 キノコ城外】
【ワイアルド@ベルセルク】
【状況・状態】
・疲労 中
・体前面に複数の火傷。
【所持品】
・なし
【備考】
・城に突入して戦利品(ミカサとジル)を得る。
- 775 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:30:03 ID:UkBSxx0E0
- ふう、ジョーカーとジルの性格の把握に相変わらず苦労してます。
題名は「進撃の猿男 前編」です。
- 776 : ◆txTScyTTDo:2013/08/16(金) 23:32:10 ID:UkBSxx0E0
- 次はサシャ、パーニョ達を書こうかな?
と考えてます。
内容が決まらなかったらこの続きを書く予定です。
- 778 :名無しさん:2013/08/17(土) 16:33:38 ID:EYQTEA6Q0
- age
- 780 : ◆txTScyTTDo:2013/08/17(土) 20:16:16 ID:4lWN773A0
- ??????????
- 781 : ◆txTScyTTDo:2013/08/19(月) 18:47:02 ID:UrwtE0Wo0
- ◆DeIsaj04bUさん来ないな・・・・
- 782 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/19(月) 22:00:09 ID:I6PjK93o0
- すいません、少し立て込んでいまして、連絡が遅れました。
ジョーカーの退場が面白かった。まるで本物のコメディアンみたいな、運がないですね、ジョーカー。
悪人なのに、不思議と憎めない奴だな。
ワイアルドさんの登場が地味に嬉しい。僕は使徒の中ではワイアルドが大好きなので。
パルスライフルの説明を読んで、ほくそ笑みました。デッドスペース好きにはたまりませんでした!ありがとう!
これは後編も楽しみです。
>>780
どうしたんですか?
- 783 : ◆txTScyTTDo:2013/08/20(火) 17:52:03 ID:cUFq2hyQ0
- あっ、いえ
ageっていうのと削除前の779が気になっただけです。
- 784 : ◆txTScyTTDo:2013/08/20(火) 23:19:29 ID:cUFq2hyQ0
- 【チビ星人/gantz/怪物】
【ネギ星人/gantz/怪物】
【サシャ・ブラウス/進撃の巨人/人間】
【パーニョ/マリオ&ルイージRPgシリーズ/怪物】
で予約します。
- 785 : ◆txTScyTTDo:2013/08/20(火) 23:28:26 ID:cUFq2hyQ0
- すいません。またジュニアつけるの忘れてました。
- 786 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/21(水) 00:28:59 ID:DdGNAOlc0
- おお!チビとネギ!そしてパーニョとサシャ!めっちゃ気になってたメンバーなので、とても楽しみです。
- 787 : ◆txTScyTTDo:2013/08/22(木) 21:57:42 ID:9a9nFPxM0
- うーん・・・
戦闘シーンに苦労してます。
- 788 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 00:38:20 ID:p6ZK455I0
- いつも楽しみに見せてもらってます、SSは書いたことありませんが、空気のアカギさんがかわいそうなので
アカギ @ポケットモンスター 予約してみてもよろしいでしょうか?
- 789 : ◆txTScyTTDo:2013/08/23(金) 18:50:41 ID:R07tQ2wI0
- いいですよ!
ぜひお願いします。
- 790 : ◆DjxYFjEoO.:2013/08/23(金) 20:54:23 ID:ch0ZT3Vw0
- >>788
大歓迎です。ssを書くことは初めてなんですか?
当ロワがあなたの作家デビューの場に選ばれたことを、誇らしく思います。
数あるロワの中で此処を選び、予約して下さり、感激の至です。
- 791 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 21:41:30 ID:p6ZK455I0
- ありがとうございます、初めてなので改善点や矛盾などはどんどん指摘してくださると有難いです。
大体の構想は練ってるので今から24時までには書いてみたいです!
- 792 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/23(金) 21:46:19 ID:ch0ZT3Vw0
- >>791
ありがとうございます。でも、自分のペースで、無理せず頑張ってくださいね。
- 793 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 23:22:31 ID:p6ZK455I0
- 初めてなのですごい短いですが・・・投下してみます。ご指摘どんどん下さい!
- 794 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 23:29:21 ID:p6ZK455I0
- 「全く、一体何なんだ、あの大きな手は・・新種のポケモンか?」
彼は今の状況に戸惑っていた。
彼の名前はアカギ。シンオウ地方のナギサシティ出身。青い髪と三白眼が特徴である。
顔は老けているが、こう見えても27歳である。
シンオウ地方の経済界の名士だったらしいが、いつからか新世界の創造を企むギンガ団を創設していた。
「私が呼び出したディアルガ、パルキアはどうなった?それに、俺の部下たちはいったい何をしているのだ・・・」
彼はテンガン山のやりのはしらで伝説のポケモン、ディアルガとパルキアを呼び寄せた後、意識不明になり、気が付いたらこの会場に居たという訳だ
「これからいったいどこへ向かう?ここは一体どこなんだ?」
しばらく悩んでいたが、何も思いつかない。こうしていても仕方ないので名簿を確認することにした
「マーズやジュピターはいないか・・・サトシ?ピカチュウ?あの少年とピカチュウか・・・?」
「しかし、これは好都合だ、こいつらが死んでくれれば私の野望への障害が消えるからな」
しかし、彼らが死んでも自分が生き延びなければ意味はない。彼は次に自分の支給品を確認することにした。
「まずは・・・これは包丁か、まあこれで少しは身を守れるか、しかしもっと強い武器は無いのか・・・・?」
そして次にバッグから出てきたものを見たとき、彼は驚き、喜んだ
彼のバッグに入っていたもの、それは彼の世界では非常に有名で彼自身も何回も使ったことがある物だった
「モンスターボール・・・こいつがあればもしや・・」
彼は最初にあの会場に集められた時の事を思い出した。見たこともないポケモンが大量に居た
もしかしたらあれらの怪物の中には伝説のポケモンと互角の強さ、いや、それ以上の強さのポケモンがいるかもしれない
そいつらを捕まえて元の世界に戻れば新世界を作る計画も再開できるのではないのだろうか?という考えが彼の頭の中に浮かんだ
しかし、今は何のモンスターもボールには入っていないし、包丁一つでポケモンを倒せるとも思わない。
「仕方ない、しばらくは様子を見るしかないか・・・」
そうして、彼はしばらく様子を見るためにどこかに身を隠そうと移動を開始した
【1日日/早朝/C−4】
【アカギ@ポケットモンスター】
【状態・状況】
・健康 ・スーツ耐久力(残り100%)
【所持品】
・基本支給品一式
・包丁@現実
・モンスターボール×4@ポケットモンスターシリーズ
・不明支給品0〜1
【備考】
・昼になるまでは隠れる予定です。建物は人が多そうなので行こうとは思っていません
・伝説のポケモンに匹敵する、あるいはそれ以上の強さのポケモン(怪物)を捕まえ生還
・戦闘はポケモン(怪物)を捕まえるまではなるべくしない、誰かと戦闘して弱っている所を捕まえる
・名簿でピカチュウとサトシを確認、ピカチュウは捕まえてサトシは近くに誰もいなければ殺す。
・ニャースは名前は見ましたが興味はありません
・ロケット団の存在は気づいていません
【キャラクター詳細】
・アニメでディアルガとパルキアを呼び出した直後からの参戦
・幼少期はいつも機械をいじって遊んでいたので、機械関連には詳しいかも
【モンスターボール@ポケットモンスター】
・サトシたちの世界でポケモンを捕まえるために作られたボール。しかし性能は他のボールより低め
・捕まえたポケモン(もしくは怪物)の傷はポケモンセンターで回復するかキズくすり、きのみ等を使わないと回復しません
・ポケモン以外も捕まえられるか、一度投げたボールが使えるかは次の書き手に任せます
- 795 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 23:33:17 ID:p6ZK455I0
- ・・・こう見ると本文と状態表、備考が一対一だ・・・ (ノД`)
ある程度調べたけど初めてなので文もグダグダ、性格や口調も正しいかわからない・・
- 796 : ◆GXa59VdDCI:2013/08/23(金) 23:37:24 ID:p6ZK455I0
- あ、タイトルを忘れていたΣ(゚ロ゚;)
タイトルは「やりのはしらから」でどうでしょう・・・
- 797 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 00:47:04 ID:YZdlPKsc0
- いえいえ、上出来ですよ。
私も性格や口調をよく覚えてはいないのでとやかくはいえませんし・・
- 798 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:03:45 ID:YZdlPKsc0
- 私もできたので投下しますね。
- 799 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:04:32 ID:YZdlPKsc0
- 「ああぁ、私の芋が・・おまけにバックごと食料を奪おうとするなんて・・あの緑の人本っ当に許すまじです!」
緑の人=パーニョを山の斜面へと蹴り落とした後、サシャはC-6 山の頂上で踏みつぶされた芋を涙目で眺めていた。
パーニョが芋を踏みつぶしたことはともかく、上官の食料庫から肉を盗んだことがあるサシャに盗みをとやかく言われる筋合いはないのだが・・・
とりあえず手に入れた二つのデイバックをそれぞれ開けてみた。
「えっ!?・・ええええーーっ!片方水だけ!?・・・・もしもあの時片方だけを取り返して満足してたら・・あの人はどこかに隠していた分と併せて2倍の食料を手に入れ、私は水のみで三日を過ごすことに・・・むむむ、敵ながらやりますね!!」
全然そんなことは無い。パーニョは主催者の意図で最初から食料が入ってなかったのでサシャのを奪っても食料は1人分だけである。
奪われた食料を取り返し、少し落ち着いたところでようやく今の状況を思い出した。
自分は喋る手だけの巨人達に爆弾付きの首輪を掛けられて、化け物共と殺し合えと命令されている。
どこからどー見ても彼らの奴隷であるとしか言い様の無い状況だ。調査兵団の一員?104期訓練兵団の第9席?そんな称号今はどうでもいい。
両手で頭を抱え、どうしよう と小さく呟く。
「・・・でも、あのミカサやエレンもここに呼ばれているなら・・なんとかなりますよ!それにエレンが巨人化してくれればどんな化け物が相手でも・・」
コニーのことは忘れているようだ・・・
実際サシャの言っていることは間違ってはいないのだが、エレンは今、主催者によって制限が掛けられており、巨人化できる時間はとても短い。
そんなことは全く知らないサシャは二人に合流するため、山を下りることに決めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ううっ・・何が起きたっちょ・・」
ネギ星人ジュニアの口臭で気絶してしまったパーニョが起きたのはそれから一時間後のことだった。
重い体を持ち上げ自分がさっきまでいた室内を見渡すとあのネギ頭の子供はいなかった。そしてドアが開いている。不審に思い、近づいてみると外から変な言語の会話が聞こえて
- 800 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:05:39 ID:YZdlPKsc0
- 来る。片方はあの子供の声だ。とするともう片方は一体誰だろうか?
窓からこっそり覗いてみると、
ネギ頭の子供以外に白いシャツ、黒いズボンを着た少年がいた。
何故かあの子供は少年に対してかなり怯えている。二人は知り合いなのだろうか?
何度目かの意味の分からない言語のやり取りの後、子供が泣きながら首を横に振った。
それを見た少年は素早い動きで子供に近寄り、両手で子供の頭を180°回転させた。
ゴキッ という生々しい音が辺りに響き渡る。
突然の出来事に俺は呆然とした。
少年が俺の方を見る。彫像みたいな顔だ。
それにさっきから常に無表情でなんの変化も無い。
突如、俺の頭の中に謎の声が響いた。
『お前は私に協力し、この戦いを我らの勝利で飾る気があるか?』
低く冷たい声だった。出所を探りあたふたしていると目の前の少年から凄まじい威圧感を感じた。やはりこの声はあいつのものなのか?
チラッと少年の横を見ると、俺を助けてくれた名前の知らない子供が口から血を垂らし、自身の背中側から顔をこちらに向けている。
あまりにグロテスクな光景から目を背け、俺は少年の言葉に頷いた。
内心復讐してやりたい気持ちで一杯だったが、この少年には勝てる気がしない。
それから俺は最初に出会った人間の少女の情報を売り、山小屋を出て、少年を少女の所まで案内することになった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うわぁ、コンクリートを道路に使うなんて・・なんて贅沢な・・」
サシャは山を下り、とりあえずは頂上から見えた街を目指すことにしたようだ。
道中、石のタイルで覆われた坂道、英語が書かれた道路標識やカーブミラー、道路に書かれた白線などにいちいち驚いて気を取られていたが、
途中で彼女はバス亭を見つけ、そこで休憩をとることにした。
彼女が初めて見るバス亭は赤い屋根があり、ガラスの壁で覆われていて、中に横長いイスがあり、外には文字が書かれた看板があった。
「ラクーンシティ・・行き?遠くに見えたあの街の名前でしょうか?」
- 801 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:06:22 ID:YZdlPKsc0
- 初めて見る物にサシャは興味津々となり、暫くはバス亭にあるものを見たり触ったりした後、横長いイスに腰掛けて昼食をとることにした。
食べながら、向こうの・・ここに呼ばれてない皆はどうしているだろうか?と考えてしまう。
・・・・・・・・・結論、人類に味方している巨人化能力者のエレンや最高戦力のミカサがいないのは大騒ぎになること間違いないが、食いしん坊の芋女がいないことについては誰も触れようとすらしない気がする・・クリスタを除いて。
今更ながら不憫な自分の待遇に対して はぁ とため息をつき、食事を再開しようとすると『見つけた!!』という男の人の大きな声が聞こえた。
誰だろう?と思い辺りを見渡していると後方からその男の人の悲鳴と物が転がるような音がした。
振り向いてみるとなんと!後ろの坂から二人の人間が転がりながらこっちに落ちてくるではありませんか。
「ええっ!?」
『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
『・・・・・・・・・・』
片方はあの時の食料泥棒でもう片方は顔も知らない少年だった。そのままだと彼らはこの小屋の壁にぶつかってしまう。急いで外に出て反対側に回ろうとしたが遅かった。
『うわぁぁぁぁ!!《バァァン》ぐふぅ!!《ブチュ ズルズルズルズル》・・・』
『・・・・・・・・・《バリーン》・・《クルッ ダン!!パキパキ》・・』
少年の方は激突の瞬間にガラスの壁を蹴破り、小屋の中に見事両足で着地したのに比べ、泥棒さんのほうは顔を思いっきりぶつけ、変な顔で壁にくちびるを押しつけながらずるずると下の方へ下がっていった。
「うわぁ痛そ・・ッ!?《ブンッ》わわっ!何するんですか貴方!!」
『・・・・・・あの小僧ではないのか・・まあいい、やつの仲間ならお前も殺す!!』
「へ?・うわっ!?・・・あわわわー!!」
ブンッ ドガッ バリーン ドン ズドン
殺気を感じ、繰り出された少年の拳を避けると同時に頭の中に謎の声が響いた。
発生源を探る暇もなく、少年はサシャ目掛けて拳や蹴りを繰り出してくる。
訓練兵団所属時に肉弾戦の訓練を受けていた彼女はその全てを軽々といなし、避けていたのだが、避けた先の拳や蹴りがコンクリートの地面や石の壁にヒビを入れるところを見るとさすがに顔を青くして冷や汗をかきながらあたふたと慌てる。
- 802 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:07:15 ID:YZdlPKsc0
- なかなか攻撃が当たらないことに苛立ったのか少年は近くに置いてあった時刻表、路線図が書かれている標識を力ずくで引っこ抜いてそれを武器として振り回した。
「っ!・・いい加減にしてくだ・・さい!!」
サシャは自身の顔を狙った横振りの一撃をしゃがんで避けるとデイバックから支給品であるルイージのハンマーを取り出し、少年の銅目掛けて思いっきり振る。
少年もサシャ目掛けて再び標識を振るおうと・・した次の瞬間、サシャが持っていたハンマーの先っぽがすっぽ抜けて一足早く少年の銅に命中、少年の攻撃は中断され、両者は後方に吹っ飛んだ。
ズドォォンッ
少年は猛烈な勢いで道路の反対側にあった大きな石のタイルの壁に激突する。
サシャは地面に尻餅をついただけですみ、棒と円柱に分かれたハンマーを見て呆然としている。
やはり当てるタイミングが命であるマリオ&ルイージRPGシリーズのハンマーはマリオとルイージにしか使えないようだ。
少年を見ると、割れた石の破片が辺りに散らばっているものの、出血はなく、顔は最初出会った時の無表情のままで苦痛を感じている様子はない。
さすがに気味が悪くなったので、サシャは少年から逃げることも念頭に置いた。
・・とその時、パカッ という音が聞こえ、少年の身体がまるで箱みたいに前と後ろに分かれて開いた。
中から出てきたのは・・・・
【ネギ星人ジュニア@GANTZ 死亡】
【一日日/午後/D-6 道路】
【サシャ・ブラウス@進撃の巨人】
【状況・状態】
・デイバックを二つもっています。
・スーツ耐久力 のこり(100%)
・少年(チビ星人)と戦闘中。
【所持品】
・基本的支給品(水だけ2倍) グリーンペッパー残り2/3 レッドペッパー ルイージのハンマー@マリオ&ルイージrpg
【備考】
- 803 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:07:57 ID:YZdlPKsc0
- ・調査兵団入団直後から参戦。
・エレンが巨人化できることを知ってます。
【一日日/午後/D-6 道路】
【パーニョ@マリオ&ルイージrpgシリーズ】
【状況・状態】
・全身に打撲
【所持品】
・無し。
【備考】
・キャサリンとコンビを組んだが、デヘヘバレーでマリオ達に敗れた後から参戦。
・隙があれば少年(チビ星人)を殺す。
【一日日/午後/D-6 道路】
【チビ星人@GANTZ】
【状況・状態】
・サシャと戦闘中。
【所持品】
・基本支給品 ランダム支給品二つ。
【備考】
・第4ミッションで生き残り、玄野の学校へ向かうところから参戦。
【キャラクター詳細】
・所在地、生息地など一切不明の異星人。
全身が真っ白で頬と胸にラーメンに入れるナルトのような模様がある。
背中にある殻のような羽根で自分自身を包むことにより、人間に擬態することができ、
その能力で地球上の生活に溶け込んでいるようである。
原作では、玄野の高校の男子生徒に擬態していて、この会場でもそのままである。
一見、子供のように背が低く、外見の凶悪さもないので弱そうに見える。
が、人間をはるかに凌駕する身体能力をもち、怪力。
しかもテレパシー能力があり、仲間と意思疎通をしながら連携攻撃をしかけてくる。
身体能力だけでなく、知能でもトップクラスの異星人。
仲間との結びつきが強く、仲間を殺された場合などは自らの危険を顧みず報復を行う。
そのしつこさはガンツのミッションを超越するほど。
- 804 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 02:11:49 ID:YZdlPKsc0
- 風景の描写には結構気を使いました。
タイトルは「狂気の星人」です。
・・次はうやむやにしていたキノコ城の戦いの続きを書こうかな。
- 805 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/24(土) 20:35:42 ID:SRub93jI0
- 投下お疲れ様です。乙っ!!
アカギさんがいよいよ登場しましたね。状況説明が細かく、わかりやすかったです。
「狂気の星人」
ネギジュニア……黙祷を捧げます。
パーニョよ、敵を取るとかんがえるとは、そちも男よの。見直したぞ。
チビ星人がタイトル通り狂ってるな。
これはサシャ心配……ドキドキだぜ。
- 806 : ◆txTScyTTDo:2013/08/24(土) 22:05:57 ID:YZdlPKsc0
- ありがとうございます。
そろそろギャグ入れるのも難しくなってきたかな・・・
ネギジュニアは自分で考えて納得の退場の仕方だったと思ってます。
問題は父親の方なんですよね・・・どうしましょうか。
あと
【ミカサ・アッカーマン/進撃の巨人/人間】
【玄野計/gantz/人間】
【ジル・バレンタイン/バイオハザードシリーズ/人間】
【ワイアルド/ベルセルク/怪物】
で予約します。
- 807 : ◆txTScyTTDo:2013/08/30(金) 18:14:04 ID:xIZ4OH9k0
- ・・・・いかん、別の物に興味が移ってた
- 808 : ◆DeIsaj04bU:2013/08/31(土) 18:35:47 ID:PUN8AmXA0
- 突然ですが、ロワ参加者に以下のメンバーを追加させていただきます。
【GANTZ/お歯黒べったり/怪物】
【GANTZ/小面/怪物】
【GANTZ/般若/怪物】
【GANTZ/天狗/怪物】
【GANTZ/犬神/怪物】
【GANTZMINUS/巨大しょうとく星人】
【バットマン/ジェームズ・ゴードン/人間】
【バットマン/ハーレイ・クイン/人間】
追加作品
【ジョジョの奇妙な冒険〜ダイヤモンドは砕けない】
【吉良吉影/人間】
【東方仗助/人間】
【矢安宮重清/人間】
【ジョジョの奇妙な冒険〜ストーンオーシャン】
【空条徐倫/人間】
【グェス/人間】
【空条承太郎/人間】
これらの作品を追加いたします。
そして、バットマン、般若、小面を予約します。
……ロワってみます。
- 809 : ◆DeIsaj04bU:2013/09/01(日) 03:31:46 ID:H8IEj7OM0
- すいませんが、やはり一気の追加は混乱を招くので、
【GANTZ/般若/怪物】
【GANTZ/小面/怪物】
のみの追加をお願いします。ジョジョ勢はまたの機会に…を
- 810 : ◆txTScyTTDo:2013/09/04(水) 20:02:44 ID:yt0kX.5U0
- すいません。
漫画GANTZの最終巻をレンタルして読み終わると同時にGANTZへの興味が失せてしまい
なかなか投下する気が起きませんでした。
- 811 : ◆txTScyTTDo:2013/09/04(水) 20:08:16 ID:yt0kX.5U0
- 漫画GANTZのラスボス(イヴァなんとか?)VS巨人化エレンの戦いを
このロワの最終戦で書いてみたいなぁとふと思いついて今書き出しました。
- 812 : ◆txTScyTTDo:2013/09/06(金) 21:56:56 ID:T3nIuieo0
- うーん・・まあ折角の夏休みだから、小説作りに忙殺される必要は無いですしね・・
私としてはせかしてもらった方がやる気が出るのですが・・
- 813 : ◆GXa59VdDCI:2013/09/13(金) 00:14:48 ID:wTwN40Pk0
- ちょっと名簿の整理でもしてみよっかな・・・
- 814 : ◆GXa59VdDCI:2013/09/13(金) 00:56:45 ID:wTwN40Pk0
- おそらく完成、GANTZからの二体追加は書き手枠に加えないでおきました。
【怪物側】
【ポケットモンスター】
●ニャース●ピカチュウ
【マリオ&ルイージRPgシリーズ】
○クッパ(ネクロモーフ化)○ゲラコビッツ
○ヨッシー○ゲラゲモーナ
○メタボス○ゲドンコ星人
○ゲドンコ姫(姉)
○ゲドンコ姫(妹)
○ゲラネ・コンティー
○パーニョ
○キャサリン
●マメパックン
●ショッキング・エッグ
●クリボー●ノコノコ
○ヘイホー○ダークスター
○キノピオ
【gantz】
●田中星人○ボス田中星人
○ネギ星人●ネギ星人ジュニア
○チビ星人●おこりんぼう星人○あばれんぼう星人○大仏星人○かっぺ星人
○千住観音○般若○小面
【進撃の巨人】
○巨人(15m級)
【デットスペース】
●スラッシャー
【青鬼】
●青鬼
【バイオハザードシリーズ】
○タイラント-t003型
○追跡者●ハンター
【ベルセルク】
○ワイアルド○伯爵○コカ城の首領○ロシーヌ○獣鬼●巨獣●川馬
【バットマン】
○ポイズン・アイビー
●キラークロック
○クレイフェイス
○ジョーカー
○Mr.フリーズ
○ベイン
【人間側】
【バイオハザードシリーズ】
○ジル・バレンタイン
○クリス・レッドフィールド
●ブラッド・ヴィッカーズ
【マリオ&ルイージRPg】
○マリオ○ルイージ
【デットスペース】
○アイザック・クラーク
【青鬼】
○ひろし●たけし
【gantz】
○玄野計○加藤勝○西丈一郎
【ベルセルク】
○ガッツ○キャスカ○セルピコ○イシドロ
【進撃の巨人】
○エレン・イエッガー
○ミカサ・アッカーマン
【ポケットモンスター】
○アカギ●サトシ●ムサシ
●コジロウ
【バットマン】
○バットマン(ブルース・ウェイン)
【主催者】
マスターハンド クレイジーハンド
【書き手枠】
○サシャ・ブラウス/○コニー・スプリンガー/○レオン・S・ケネディ/●オニ星人ボス/○Infecto/○Ubermorph/○/○
- 815 : ◆GXa59VdDCI:2013/09/13(金) 01:05:36 ID:wTwN40Pk0
- 多分これで合ってるはずっす。
気になるのはベルセルクの獣鬼ですかね。
ゲドンコ姉妹、かっぺ、キャサリン、コニー、ネギ、ヘイホー、ダークスター
ゲラコビッツ、メタボス、コカ城の領主 あといくつかはまだ登場してないっすね。
あと登場してない人間側はコニーしかいないかな?女性少ないしGANTZから岸本かレイカ入れてもいいかもしれないっすね
しかし残り少ない書き手枠、大事に使わないとな〜
- 816 : ◆txTScyTTDo:2013/09/13(金) 02:45:29 ID:hZxYZDss0
- !!!!!!
もしかして ◆GXa59VdDCIさんは元◆DeIsaj04bUさんですか!
最近あまり返信が来なかったので心配でしたが、ロワへの熱意は失ってなかったようで安心しました。
続きの執筆がんばります。
- 817 : ◆GXa59VdDCI:2013/09/13(金) 08:10:53 ID:wTwN40Pk0
- えあえあ、僕は◆DeIsaj04bUtとは別人っすよΣ(゚ロ゚;)
- 818 : ◆GXa59VdDCI:2013/09/13(金) 08:17:56 ID:wTwN40Pk0
- あ、焦ってさんを付けるのを忘れてしまいました・・◆DeIsaj04bUtさんすいません・・
- 819 : ◆txTScyTTDo:2013/09/13(金) 23:00:22 ID:hZxYZDss0
- 失礼しました!!
えーと・・・
とりあえず予約したやつを投下してから反応を待ってみます。
- 820 : ◆txTScyTTDo:2013/09/16(月) 21:30:33 ID:k6YyKNiU0
- ・・・難航してます。
- 821 : ◆DeIsaj04bU:2013/09/16(月) 23:03:08 ID:lkQz8hfI0
- お久しぶりです。ちょっとリアルで単位やら難やらでかなり立て込んでおり、返信が遅れました。すいません。
>>811
このロワの最終回に関しては、リレー小説の特性上、お互いのアイディアを出し合って決めたいと考えています。
軍神とエレン巨人体の戦い……思ったんですが、巨人星人の大きさは15メートル級ほどでしたっけ?それとも60メートル級と同じ?
大きさの比較がいまいちわからない。
>>814
名簿の整理ありがとうございます。感謝感激です。
ご心配をお掛けして、申し訳ありませんでした。
- 822 : ◆txTScyTTDo:2013/09/20(金) 21:39:25 ID:en5ihG2c0
- あっ・・・よかった。
てっきり退会してしまったのだと・・
- 823 : ◆txTScyTTDo:2013/09/20(金) 21:43:15 ID:en5ihG2c0
- 巨人星人の大きさは15メートル級だと思います。
では改めて小説仕上げようと思います。
- 824 : ◆txTScyTTDo:2013/09/20(金) 21:46:06 ID:en5ihG2c0
- あの日の2時間後に書き込んでくださっていたのですね・・気づかず4日も置いてしまって申し訳ありません。
- 825 : ◆txTScyTTDo:2013/09/21(土) 22:21:05 ID:GINke4ec0
- ◆DeIsaj04bUさんーーー
今度はこっちが退会したと思わせてしまいましたかね・・・
- 826 : ◆GXa59VdDCI:2013/10/03(木) 19:10:34 ID:VShHwPto0
- うーん、みなさん大丈夫かな?
- 827 : ◆GXa59VdDCI:2013/10/09(水) 16:06:13 ID:5.4c7bbc0
- 来週にでも予約入れてみるか・・・
- 828 :名無しさん:2013/10/17(木) 13:57:05 ID:XGzEn8UYO
- なんだかんだで続いてるなー
- 829 :管理人★:2013/11/09(土) 10:39:47 ID:???0
- 企画人様の意向により、本スレッドは一定期間を置いた後に過去ログ倉庫へ送らせていただきます。
あしからずご了承くださいませ。
- 830 : ◆GXa59VdDCI:2013/11/10(日) 14:55:30 ID:Y5bXQNvk0
- 中止かー・・・
- 831 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/12(火) 20:23:14 ID:HpXNIko60
- 【オチのネタバレ】
マスターハンドとクレイジーハンドは世界を想像する際、僅かなバグが発生する事を観測していた。そのバクを放置し続けてしまったために生まれた存在がスマブラX時のラスボスタブー。
一時期マスターの干渉がまったく通じなくなってしまう程になったバク=タブーは、スマブラ世界の侵略を行った。
これはマスターやクレイジーにもまったく予想外の事であり、ファイター達の激戦で消滅したタブー再出現を防ぐため、バクが出現するパターンを解析、研究することを決める。
スマブラ世界のミニチュアとして会場を作り、そこにファイターとして新たに創造されたファイター(参加者)を設置。
それが今回のバトルロワイアルで、参加者たちは全て本物ではなくフィギア。
あえて各世界のオリジナルの記憶を擬似的に与え、本物だと思わせる事で"そういった場合"のスマブラ的世界の記録を取ろうとした。
似たような実験は既に何回か別メンバーで行われている設定。
このロワのファイター達はロワ終了後、この実験に関する記憶をすべて消去され、スマブラの世界に住まわされる事になる。
- 832 : ◆2kUAX.XFv.:2013/11/12(火) 23:50:21 ID:iOHaIv320
- 予約入れようかと思ったけど、感想書いてもらえないのは
書く気がなくなってしまうな・・・・
- 833 : ◆2kUAX.XFv.:2013/11/12(火) 23:52:12 ID:iOHaIv320
- 仕方無い、またいいスレを見つけたら書き手をやってみます。
◆DeIsaj04bU さんこれまでありがとうございます。
- 834 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/13(水) 17:32:41 ID:cjlxzFz20
- >>833
いつの日かまた私は戻ってくる……より強大な意欲を持ちながら……。
その時はご贔屓ください。
俺は不死身だァァァァァ!!!
- 835 :名無しさん:2013/11/17(日) 14:01:37 ID:Fr1nPKBw0
- *企画者が私情をグダグダ言いすぎてウザい(読み手は作者の私生活になんか興味無い)
*参加者が企画者の趣味全開過ぎて把握が困難(しかもそれが企画中でも遠慮無く追加される)
*逆に興味の無い作品のキャラはその作品をロクに把握もせずにどんどん殺される
こんな感じで企画者の俺ルールが酷すぎるんだよ。
こんなんじゃ人も集まらなくて当たり前。いくら俺ロワでも度が過ぎている。
根本的に考え直さないと次立てても100%失敗するよ。
- 836 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 14:53:30 ID:onkm1HFY0
- >>835
どうか教えて欲しいのですが、具体的に何を私はすれば良いのでしょうか。
メチャクチャにやってきた感も自分でぶっちゃけ感じてまして……
でも自分がロワに出したいって考える作品は総じて把握が難しい代物なんですよね。(逆にロワによく出されるリピーター作品はまったく知らないのが殆ど)
ルールやロワ仕様も、パロロワについて疎かったころに決めた物でして……
今思えば、最初に雑談スレで詳しく聞くかしてもっとよく知るべきだったなって後悔してます。
いやぁ……初期書いたロワSSを改めて読み直すと、恥ずかしくて恥ずかしくて。
自分がもっとしっかりしておけば、殺ロワも成功していたのかなぁ……。
- 837 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 15:13:55 ID:lnqKwpO.0
- そもそももう俺ロワトキワ荘では俺はロワ立てれない。
- 838 :名無しさん:2013/11/17(日) 15:31:57 ID:wxVaonMo0
- 正直盗作発言した時点でここの>>1の評価は相当落ちてたよね
- 839 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 15:39:51 ID:rP3oHnK60
- >>838
ちょっと待ってください、盗作発言をしたのは俺じゃないですけど。
- 840 :名無しさん:2013/11/17(日) 15:44:08 ID:wxVaonMo0
- >>835でツッコミ入れられてることが概ね正しいんだよなぁ
いくら好きな人選を出せる俺ロワとは言っても参加者の贔屓と冷遇が露骨だし、そうゆう姿勢を隠そうともしないのが何かなぁと
リレー形式で途中で参加者バンバン追加も余所だったら他の書き手の混乱を招くことでしかないし
私情バリバリの発言も正直イラっとくる人多いだろうし、何より盗作許容発言が書き手として最悪だった
此処とかで痛い目見れただろうし、余所のロワのスレでも眺めてもっとパロロワ企画の空気を知るべき
あと贔屓は相当嫌がられるから控え目にするべきだし、そもそも作品を出すんなら多少なりとも把握してから出すべきだよ
把握してもいないのに出すなんてのは後でボロが出るだけだしなぁ
- 841 :名無しさん:2013/11/17(日) 15:45:06 ID:wxVaonMo0
- >>839
勘違いしてました…申し訳無い
- 842 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 15:59:50 ID:lnqKwpO.0
- なんか、今更、本当に今更だけど、ごめんなさい。
- 843 :名無しさん:2013/11/17(日) 16:09:51 ID:wxVaonMo0
- 色々突っ込むべき所はあるけど、ここまでずっと書き続けてたのは評価出来る所だと思う
実際月報でも度々上位に食い込んでたし、活力があるのは書き手として純粋に良い所
此処は終わりだけど、修行を積んで頑張ってほしいね
- 844 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 16:26:55 ID:whIjsN1w0
- >>843
いや、それは俺だけの力では無いです。
- 845 :名無しさん:2013/11/17(日) 16:44:03 ID:Fr1nPKBw0
- 誰とは言わんが文章力も人間性もまだまだの人に構い過ぎた感があるね、1は
嫌われたくなかったんだろうけど、ああいう輩はキチッと言ってやらないと悪ノリする一方だよ。
はたからも馴れ合いに見えて印象悪いし、次回からはもうちょいドライな対応を心掛けたほうがいいかも。
- 846 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 16:59:46 ID:CzSM6Yqw0
- >>845
盗作発言などの時に、自分もビシッと言っておけば良かったと今でも思い、後悔しています。
……思い違いなら良かったのですが、このロワでワイアルド登場SSのある文筋に、読み覚えを感じまていたんです。
ですが、彼はどうやら俺と同じような悪気は無いロワ初心者と考えて、厳しくできずに……
仰るとおり、嫌われたくないのもあり、あえて言いませんでした。
でも、それはしちゃいけない事だったんですよね。
……ひとりになりたくなかったんです。
- 847 :名無しさん:2013/11/17(日) 17:04:24 ID:wxVaonMo0
- まぁざっと見た限りでも積極的に書いてくれてる人だったからなぁ
常駐書き手は必要不可欠とはいえ、問題点はある程度厳しく指摘しないといけないしね
流石にアレは書き手として最悪の御法度だったし
盗作云々の件に関して、さっきは誤解して本当に申し訳無い…
- 848 :名無しさん:2013/11/17(日) 17:28:41 ID:7n4gGeSk0
- 有名書き手が企画主だと趣味全開でも書き手は割りと着いてくれるんだけどね
無名だと厳しいわな
取り合えず人が集まりそうな作品突っ込んどけば良いよ
どれとは言わんが見てて分かるだろうし
- 849 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 17:39:33 ID:9cEUwsL60
- >>847
誤解が解けたなら良いですよ。だけど俺は、文章力が……ちょっとアレな代わりに、決して盗作・コピペなどは行っていませんし、これからも行う気は無いので、そこの所はよろしくお願いします。
- 850 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 17:43:03 ID:04FdxfBI0
- >>848
人が来そうな作品ですか……。でも、有名な作品を参加させても、自分が十分に把握できていなければ失敗する事は、もう罪ロワで経験しました。
例えば具体的にどんな作品でしょうか?
- 851 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 19:02:43 ID:RUpRq08o0
- 一度ロワに参戦させたいと思い、尚かつ把握が十分に済んでいる作品をまとめてみました。
【クリッター】
【Mr.ビーン】
【エルム街の悪夢】
【13日の金曜日】
【ゾンビ屋れい子】
【血まみれスケバンチェーンソー】
【サタニスター】
【デッドライジング】
【デッドライジング・オフ・ザ・レコード】
【給食の飯田さん】
【アイアムアヒーロー】
【チャイルドプレイ】
【キラークラウン】
【Dr.ギグルス】
【ダークマン】
【バットマン】
【ポスタル2】
【アフロ田中】
【ハロウィン】
- 852 :名無しさん:2013/11/17(日) 19:48:05 ID:o2ggPuMM0
- きみパロロワ止めた方が良いよ
絶望的なまでにここで流行ってる作品と合わないから
- 853 :名無しさん:2013/11/17(日) 19:51:55 ID:RAwfYC0s0
- >>852
ちょっと直球すぎね?
この中で一番パロロワで需要がありそうなのはバットマンぐらいかなぁ
それ以外は諦めろ
- 854 :名無しさん:2013/11/17(日) 20:00:13 ID:GDjasWRY0
- 正直過去に企画を潰されてるから意見するが
多分ある程度知名度のある
【エルム街の悪夢】
【13日の金曜日】
【デッドライジング】
【チャイルドプレイ】
【バットマン】
は大丈夫でしょう。
ゾンビ屋れい子はダメ、あれはノーチャンスです。
- 855 :名無しさん:2013/11/17(日) 20:06:17 ID:PeCu.wMU0
- いろんなロワ見てるとやはりアニメ/漫画系の分野が一番人集まるな
- 856 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 20:15:19 ID:NpRjWNNw0
- 諦めろって言われましても、書きたいし……でも俺ロワだからありでは?
- 857 :名無しさん:2013/11/17(日) 20:15:31 ID:7n4gGeSk0
- あと特撮というかライダー
- 858 :名無しさん:2013/11/17(日) 20:42:10 ID:M37xmZ6s0
- >>856
別に一人でも最後まで書ききる覚悟のある人ならぜんぜんありだけど
頓挫しては投げ、頓挫しては投げのあなたでは絶対に無理だよ
- 859 :名無しさん:2013/11/17(日) 20:44:51 ID:ZMl650O.0
- 俺ロワだから別に何を出そうといい、っていうのは確かなんだけど、
なら誰もついてこないからって投げ出したりしないって根性が必要なんじゃないかな
みんなでわいわいやりたいならみんなと共有できる作品でやるしかないし、
少人数でも趣味がバッチリ合う誰かとやりたいならまずそういう人を募ってからスレ立てるべきかな
とりあえず立ててみて誰もいないからスレを捨てる、っていうのは嫌われる要因だからね
- 860 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 20:47:33 ID:Yk4sd1mM0
- >>854
もしや貴方は……。
ゾンビ屋れい子に関しては絶対に譲れないんです。出したいんです。
俺が出さなかったら、多分永久にパロロワに出されないから……
……あぁ、なんで俺が選ぶものはマイナーなんだろう。
- 861 :名無しさん:2013/11/17(日) 21:04:31 ID:RAwfYC0s0
- 少し違うな
「俺が出さなかったら、多分永久にパロロワに出されない」んじゃなくて
「貴方が余計な行動をしたから、多分永久にパロロワに出れなくなった」んだと思う
- 862 :名無しさん:2013/11/17(日) 21:09:05 ID:Fr1nPKBw0
- 色々参加させたいってのは分かるけど、ちゃんと完走出来るようにやらないと。
未完が目に見えてる作品に読み手も書き手もつかんよ。
企画主も書き切る根性無いんだから、いっそ2〜30人位の思いっきり人数絞ったロワやってみたら?
それなら最悪人付かなくても完走まで持って行ける。
とにかくどんな形であれ一度は完走させてみて感覚を掴まないと。
>>854で挙げられてる作品+α位ならギリギリ見る人も書く人も付くだろし、視野に入れてみてくれ。
- 863 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 21:28:51 ID:RUpRq08o0
- >>861
それは痛い事わかってる。もう本当にわかってる。あの時の俺はどこかイカれてた。熱に浮かされてたんだろう。
>>862
わかった。一度完結を視野に入れて、まとめてみます。
- 864 : ◆2kUAX.XFv.:2013/11/17(日) 21:33:53 ID:bXX47wl60
- ・・・まだまだ自分も書き手として未熟だったみたいですね。
失敗したら次を活かしていい書き手になろうかと思っていたのですが・・・
了解です。著作権関係ない所からでも、戦闘シーンを真似するのはダメみたいですね。
- 865 : ◆2kUAX.XFv.:2013/11/17(日) 21:41:21 ID:bXX47wl60
- ◆DeIsaj04bUさん
申し訳ありません。
正直、小説を書く練習の気持ちでやっていて、ロワの傾向や完結させるためになどとは余り良く考えていませんでした。
別の投稿サイトなどで勉強してから小説を書いてみます。
- 866 :名無しさん:2013/11/17(日) 21:41:55 ID:Fr1nPKBw0
- むしろ何故大丈夫だと思ってたのか理解に苦しむ。
法律が〜とかじゃなくてモラルの問題でしょうに。
- 867 :名無しさん:2013/11/17(日) 21:55:01 ID:wxVaonMo0
- 著作権云々以前に、そりゃ自分の書いたSS真似されたら嫌がられるのは当然なんだよなぁ…
実際>>1のやり方通り、俺ロワはマイナーな作品でも企画者が好きに出せるのがいい所だけど
かといって「マイナーな作品で人が集まるか」っつうと別の話になってくるからなぁ
あまりにも知名度低い作品のキャラは反応にも困るし、SSで魅力を示すしかない
- 868 : ◆2kUAX.XFv.:2013/11/17(日) 22:25:55 ID:bXX47wl60
- あっ、そうでしたね!
大勢の名無しさんから著作権についてばかり指摘されてたので未だに名無しさんから
著作権のこと言われてるんだと思ってました。
- 869 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 22:39:36 ID:CzSM6Yqw0
- 名簿を纏めてみました。
【エルム街の悪夢】1/1
○フレディ・クルーガー
【デッドライジング2・オフ・ザ・レコード】3/3
○ランディー・タグマン/○アントワヌ・トーマス/○ブレント・アーネスト
【13日の金曜日】2/2
○ジェイソン・ボーヒーズ
【ポスタル2】3/3
○ポスタル・デュード/○暴力ゲーム反対団体員/○図書館反対団体員
【デッドライジング】3/3
○フランク・ウエスト/○アダム・マッキンタイヤー/○スティーブン・チャップマン
【チャイルドプレイ】2/2
○チャッキー(チャールズ・リー・レイ)/○アンディ・バークレー
【ダークマン】1/1
○ペイトン・ウェストレイク
【ゾンビ屋れい子】4/4
○姫園れい子/○姫園リルカ/○百合川みどり/○雪女
【Dr.ギグルス】1/1
○ラリー・ドレイク(Dr.ギグルス)
【キラークラウン】2/2
○クラウンA/○クラウンB
【バットマン(映画版)】2/2
○バットマン/○ジョーカー(ジャック・ネイピア)
【バットマン】2/2
○スケアクロウ/○キラークロック
【ハロウィン】2/2
○サム・ルーミス/○ローリー・ストロード
【ハロウィン(リメイク)】
○マイケル・マイヤーズ
以上30名
- 870 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/17(日) 22:43:54 ID:CzSM6Yqw0
- あ、ミスった。
【13日の金曜日】2/2
○ジェイソン・ボーヒーズ/○トミー・ジャーヴィス
- 871 :名無しさん:2013/11/18(月) 08:42:37 ID:qa.WXanAO
- 正直前ロワで書いてたスケアクロウの話はお気に入りでした
- 872 :名無しさん:2013/11/18(月) 09:50:46 ID:/zRB63JI0
- もうちょい作品数も絞った方がいいんでないの?
作品数が多い=それだけ把握が困難って事だし。ましてやマイナー作が多いなら尚更。
まー最悪自分一人ででも完結させますってのなら止めるつもりはないけどさ
- 873 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 12:31:24 ID:HgW95bic0
- >>871
あのSSは俺も良策だと思った。純子ちゃんがイーヒンにとってどうでもいい存在ってのがよく現れていたし、キラークロックの登場の仕方も良かった。
でもスケアクロウをもう少し活躍させたかった感はあったな。PS3のゲーム版みたいな幻覚戦をやらせて見たかった。
まあ、ガス無しスケアクロウは所詮ガリガリ凡人だっていうリアリティがあって良かったけど。
イーヒンと純子をもう一度出してみたい。
>>872
今夜中にもう少し削ってまとめてみますわ。
キラークラウンの強烈な宇宙ピエロキャラは出したいし、(ポップコーン銃や風船犬、綿飴銃を出したい)ギグルスのイカレたDr.キャラもいいし……
ハロウィンあたりを削ろうか
- 874 :名無しさん:2013/11/18(月) 15:19:27 ID:qa.WXanAO
- キラークラウン懐かしいw
あいつらの凶悪でイカれてるとこは確かにいいなぁ
ただ馬鹿だから簡単な罠ですぐやられそう
- 875 :名無しさん:2013/11/18(月) 16:32:33 ID:qn6bMa7U0
- 普通にホラーロワ開けば良いんじゃないか
ホラゲーと題材は被るがこちらは映画が大半だし
- 876 :名無しさん:2013/11/18(月) 17:02:29 ID:1EGLeFVA0
- 何で新しく把握をしようと思わないのか理解出来ん
ドラえもんやラピュタからでもいいから幅を広げてみたら?
- 877 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 18:03:37 ID:NuMjBwJ60
- >>874
あの映画をビデオで見て、ピエロに対する認識が180度かわった。宇宙ピエロ最高。
>>876
取りあえず今把握が完璧に出来ている作品を纏めてるんですよ。
……ちなみに、ラピュタってそんなに有名なんですか?
ドラえもんを例えに出すのはわかるんですけど、ラピュタは……
- 878 :名無しさん:2013/11/18(月) 18:25:10 ID:1EGLeFVA0
- ラピュタは見るなら2時間で終わるし、主要キャラの性格も割とわかりやすくて把握しやすいと思って上げた
というかお前の中じゃラピュタが有名作品に入らないのか…
- 879 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 18:44:52 ID:44WIp1pw0
- >>878
あんま知らないんだ……。ごめん。
たしかジブリだっけか?それぐらいしか知らない。
- 880 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 19:00:31 ID:euvKN5gs0
- 絞るだけ絞ってみた名簿。
【エルム街の悪夢】1/1
○フレディ・クルーガー
【デッドライジング2・オフ・ザ・レコード】4/4
○ランディー・タグマン/○アントワヌ・トーマス/○ブレント・アーネスト/○エヴァン・マッキンタイア
【13日の金曜日】1/1
○ジェイソン・ボーヒーズ
【デッドライジング】3/3
○フランク・ウエスト/○アダム・マッキンタイヤー/○スティーブン・チャップマン
【チャイルドプレイ】2/2
○チャッキー(チャールズ・リー・レイ)/○アンディ・バークレー
【ダークマン】1/1
○ペイトン・ウェストレイク
【ゾンビ屋れい子】6/6
○姫園れい子/○姫園リルカ/○百合川みどり/○雪女/○安藤純子/○キム・イーヒン
【Dr.ギグルス】1/1
○ラリー・ドレイク(Dr.ギグルス)
【バットマン(映画版)】2/2
○バットマン/○ジョーカー(ジャック・ネイピア)
【キラークラウン】4/4
○クラウンA/○クラウンB/○クラウンC/○クラウンD
【バットマン】2/2
○スケアクロウ/○キラークロック
以上27名
- 881 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 19:43:22 ID:M2Mclcwc0
- あれ?なんかあんま変わってない気がする……
- 882 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/18(月) 22:43:41 ID:2oFvvPGk0
- ※主流作品
【ゾンビ屋れい子】
【バットマン(映画版)】【バットマン】
【デッドライジング】
【デッドライジング・オフ・ザ・レコード】
【キラークラウン】
【13日の金曜日】
【チャイルドプレイ】
【Dr.ギグルス】
※迷う作品
【ポスタル2】
【ハロウィン】
【ハロウィン(リメイク)】
【血まみれスケバンチェーンソー】
【サタニスター】
これらと+αで考えることにした。
- 883 :名無しさん:2013/11/19(火) 00:01:31 ID:7Jj1BPVc0
- ゾンビ屋とバットマン抜いてハロウィンと
ここに上がっては無いけど悪魔のいけにえ辺りぶち込んだ方が良い
これで普通に海外ホラーロワにすればそっちのが人が集まると思うが
- 884 :名無しさん:2013/11/19(火) 00:56:04 ID:4aeYJhlw0
- 一度に出したい作品全部〜じゃなくて、幾つかはまたの機会にじゃ駄目なのかね?
正直、1の趣味はかなりロワ向けじゃないから、あれもこれもと入れたら100%失敗する。
っていうか今までそれで失敗してきたんでしょ?
他の書き手が欲しいならもっとメジャー作品入れるなり>>883の提案に従うなりして、ある程度妥協せんと。
- 885 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 09:31:38 ID:gLzUTK2E0
- 妥協はするけど、バットマンとゾンビ屋は抜きたくないんだよなぁ……
前ロワでは悪魔のいけにえやハロウィン、テキサスチェーンソー入れてたんですけど、基本的に殺人鬼キャラは被りやすいって指摘貰った物でして。
- 886 :名無しさん:2013/11/19(火) 09:46:24 ID:9dV9JwbA0
- 無理だよ
バットマンはジャンルが被らず浮いてるし
ゾンビ屋は印象が最悪、これは自業自得だけど
- 887 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 09:52:05 ID:sCzLCT7s0
- 【ゾンビ屋れい子】
【バットマン(映画版)】
【バットマン】
【デッドライジング】
【デッドライジング・オフ・ザ・レコード】
【キラークラウン】
【13日の金曜日】
【チャイルドプレイ】
【Dr.ギグルス】
【ダークマン】
俺としてはこの面子でだせれば最高なんだが、選抜すると全員が異常者よりになる。
主催者はフレディ・クルーガーか、俺にしようか……
自分じゃ裁定がちょっとな……
- 888 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 09:55:14 ID:sCzLCT7s0
- >>886
だからこそ、俺が責任をとって出さなくては。
バットマンはスケアクロウを諦めてるってのもあるが……
映画版は人殺る気まんまんのバットマンを参戦させたいし、ニコルソンの演じるジョーカーも良いし。
- 889 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 890 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 10:14:53 ID:JxfG7COc0
- >>889
じゃあどうすれば良いんだ?
- 891 :名無しさん:2013/11/19(火) 10:35:27 ID:06g3GFAU0
- 打ち切り決定後に急に名無し一同によるダメ出しが始まっててワロタ
- 892 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 893 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 11:01:51 ID:TDeJ2BMQ0
- ○んでたまるか。
それに来世でもメジャーになってるとは思えねーよ。
- 894 :名無しさん:2013/11/19(火) 11:20:52 ID:PYJilqX20
- >>890
申し訳ないけど、もうどうしようもないんじゃないかなあ
今更になって助言なんて求めても、こっちはもう「キッパリ諦めるのが一番手っ取り早い」しか言えない
- 895 :名無しさん:2013/11/19(火) 11:27:46 ID:06g3GFAU0
- ざっと眺めるだけでも手厳しい意見多いなぁ、十中八九スレの乱立とか言動で印象の悪さが目立ったんだろうけど
別に他所に迷惑をかけなければスレ立てくらい好きにしていいだろうとは思うよ
つーかゾンビ屋もいつから「貴方のせいで出せなくなった」って話になってんだよ
- 896 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 897 :名無しさん:2013/11/19(火) 12:49:50 ID:4aeYJhlw0
- 諦める、妥協するって選択肢が無い時点でもうどうしようもないんだよ。
で、他作品の把握もしたくないんでしょ?
結局自分の我儘だけ通したいんならもう好きにしなよ。そんでまた失敗すりゃいい。
なんかただこねる子供の相手してるみたいでもう疲れたわ。
- 898 :名無しさん:2013/11/19(火) 13:14:54 ID:PYJilqX20
- まあ一応希望を持たせることを言えば
・パロロワ形式であること
・好きな漫画を題材にすること
・皆でワイワイやること
この条件の中のどれか一つか二つを諦めれば、一応それなりの方法は見つかるかもしれない
>>1は三つ全部を叶えようとしてるから諦めろと言いたくなる。もう高望みはやめなって
- 899 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 18:41:27 ID:JxfG7COc0
- >>898
では三番を諦めるよ。
- 900 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 901 :名無しさん:2013/11/19(火) 18:58:05 ID:SeNdj6/E0
- 削除依頼を企画主が出しておきながら、やっぱり続けさせてくださいって言うのは、往生際が悪いとしか言えんね
そもそも人の意見を聞き入れないだの、自分の言い分を無理やり通すだの、指摘されたら自演してまで正しい事言ってるように見せるだの。達が悪すぎるとしか
- 902 :名無しさん:2013/11/19(火) 19:07:20 ID:6GfWNNXM0
- >>899
それを諦めるってことは一人で書ききる覚悟を見せるってことなんだけど、その辺わかってんのかな?
- 903 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/19(火) 19:31:17 ID:JENfHw4o0
- >>901
このロワを続ける訳ではないですよ。
ちなみに自演はしていません。これはマジで本当だからな。
わざわざ他人のフリしてまで自分を正当化しようとはしてない。俺にもプライドがある。
>>902
よく考えてみたが……俺は別にわいわいガヤガヤやりたいわけではない。
書ければそれで良い事に気づいた。
とにかく、一度モチベーションが保てる少数メンバーで始めてみようと思う。
- 904 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 905 :管理人★:2013/11/19(火) 19:51:37 ID:???0
- 管理人です。
スレ立て人様が容認する範囲で建設的な意見交換をしていただくのは構いませんが、
言動のエスカレートに伴って当掲示板としての削除基準を超える発言が散見されましたので
現時点で削除対応をとらせていただきました。
次回以降は当掲示板の他スレッドも含めた無期限の書き込み制限対象とさせていただく
可能性がありますので、当該レスに心当たりのある方は次回以降の発言に
充分ご留意いただきますようお願い申し上げます。
- 906 :OP候補 ◆DeIsaj04bU:2013/11/21(木) 21:54:08 ID:gO3gcrds0
- 耳をすませば聞こえてくる、頭の狂った異常者の呻き声や奇声が絶えずに……
そこは島だった。
体の芯から凍りつくような冷たい海水に囲まれ、泳いで逃げ出すことは不可能。
鬱蒼とした草木に囲まれ、多数の施設設備に分かれている洋館を中心に据える、そこにいるだけで心を騒ぎ立てさせてしまう狂気に満ちた監獄。
ここはーー『アーカム・アサイラム』
異常者を放り込み、閉じ込めておくための収容施設。
この施設自体の創立者が最初の収監者という曰く付きの呪われた場所。
通常も十分に奇妙な場所だが、今はもっと不思議で奇妙な状況にある。
何時もなら海の向こうに見えるはずの街、ゴッサム・シティのあかりは見えず、地平線まで闇があるだけ。
通常時にはアーカムに存在しない建物が乱立する。
収監されている異常者も、それらが檻から逃げ出さないように見張る看守も、影も形も見当たらない。
アーカムに居る筈のすべての人間が、残らず消えていた……まるで、元からいなかったように。
この島に居るのは、呼ばれし多数の客人のみ。
怯え、困惑、恐怖、不安、笑い……思う感情はそれぞれ違う。
皆が皆、気づいたらこの島にいたのだ。
ーーようこそ、この場に招かれた諸君を心から歓迎するーー
突如島中のスピーカーから鳴り響く、老人のように掠れた声。
それは放送だ。
島に居る客人に、目的を知らせるための手段。
ーー私は君たちには殺し合いをしてもらおうと考えているーー
その声は命じた、この場の人間に殺し合いを
ーーここはアーカム・アサイラム、この呪われた島から出られるのは、たった一人だけだ。わかるかねーー
ーー全員に縛りとして首輪をつけている、逃げ出そうとすれば爆発し、無理に外そうとしても爆発するーー
ーー期限は3日、72時間。それまでに決着がつかなければ、全員に死んでもらうーー
ーー詳しくは置かれているデイバックに入っているルールブックを参照してくれーー
淡々と説明を続ける放送の主。
ーー勝者となった者には、『永遠の幸福』が約束されるーー
皆が皆、その放送を食い入るように聞いていた。
ーー6時間事に放送を行う。それまでの敗者の名を読み上げるので、耳を澄ませておけーー
ーー最後に自己紹介をしておこうーー
ーー私の名はアマデウス・アーカム……この世に留まる亡霊だーー
ーー健闘を祈るぞーー
- 907 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/21(木) 23:01:35 ID:W/6wFyI20
- 【ワンパンマン】6/6
○サイタマ/○ガロウ/○ボロス/○海底王/○黒い精子/○ホームレス帝/○キング
【めだかボックス】5/5
○黒神めだか/○人吉善吉/○球磨川禊/○安心院なじみ/○獅子目言彦
【暗殺教室】4/4
○殺せんせー/○潮田 渚/○赤羽 業/○イリーナ・イェラビッチ
【GANTZ】8/8
○玄野計/○加藤勝/○西丈一郎/○桑原和男/○ぬらりひょん/○犬神/○天狗/○千手観音
【アベンジャーズ】2/2
○トニー・スターク/○ブルース・バナー
【ベルセルク】6/6
○ガッツ/○グリフィス/○ワイアルド/○ゾッド/○ロシーヌ/○グルンベルド
【HUNTER×HUNTER】6/6
○ゴン=フリークス/○キルア=ゾルディック/○ヒソカ/○ゲンスルー/○ネフェルピトー/○ゴレイヌ
【ジョジョの奇妙な冒険】9/9
○空条承太郎/○東方仗助/○空条徐倫/○DIO/○吉良吉影/○矢安宮重清/○虹村億泰/○グェス/○カーズ
【テラフォーマーズ】8/8
○小町小吉/○蛭間一郎/○ゴッド・リー/○ミッシェル・K・デイヴス/○膝丸 燈/○シルヴェスター・アシモフ/○ アドルフ・ラインハルト/○テラフォーマー
【進撃の巨人】7/7
○エレン・イェーガー/○ミカサ・アッカーマン/○アルミン・アルレルト/○アニ・レオンハート/○ベルトルト・フーバー/○ライナー・ブラウン/○リヴァイ
自分の把握できてるメジャーな作品での名簿作ってみた。
- 908 :名無しさん:2013/11/25(月) 09:49:34 ID:ALbX8Ju.0
- 士郎は魔力といい戦闘力といい此処じゃさりげに文句なしで最強格のマスターなんだよな…w
太刀打ちできるのはペルソナ組やゼフィールとかくらいなのでは…
- 909 :名無しさん:2013/11/25(月) 09:50:07 ID:ALbX8Ju.0
- 誤爆
- 910 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/25(月) 19:03:15 ID:N2HPBNIo0
- 皆様、今回たくさんの意見を下さりありがとうございます。
俺の力量不足もあり、不快、不愉快かつ軽蔑されてしまうような言動、及び行動をしてしまい、管理人様及びこの板を利用している皆様に心からの謝罪を申し上げます。
予め、後から知られた場合よりも今宣言しておいたほうが良いと考え、お知らせがあります。
現在私は企画を構想中です。
題は【ホラーズメン・バトルロワイアル】
各ホラー映画・ゲームなどのキャラでのロワ企画です。
なお、もしも上記のロワを立ち上げる際には、ゾンビ屋れい子は出さないつもりです。
8〜7作品による35人前後のロワにするつもりですので、ご了承ください。
- 911 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/25(月) 23:39:19 ID:qyfJ9M4I0
- 《鬼グループ(人に外を与える者達)》
【ハロウィン@映画】1/1
○マイケル・マイヤーズ
【13日の金曜日@映画】1/1
○ジェイソン・ボーヒーズ
【青鬼@小説】1/1
○青鬼
【チャイルド・プレイ@映画】1/1
○チャールズ・リー・レイ
【Dr.ギグルス@映画】1/1
○エヴァン・レンデル
【エルム街の悪夢@映画】1/1
○フレディ・クルーガー
【IT@映画】1/1
○ペニーワイズ
【悪魔のいけにえ@映画】1/1
○ババ・ソーヤー
【テキサス・チェーンソー】1/1
○トーマス・ブラウン・ヒューイット
【パラノーマル・アクティビティ】1/1
○家にいる何か
【アイアムアヒーロー@漫画】3/3
○走り幅跳びZQN/○来栖/○スコップの男
【デッドライジング2・オフ・ザ・レコード@ゲーム】3/3
○ランディー・タグマン/○アントワン・トーマス/○ブレント・アーネスト
《負われるもの(一般人)》
【ハロウィン@映画】2/2
○ローリー・マイヤーズ/○サム・ルーミス
【チャイルド・プレイ@映画】1/1
○アンディ・バークレー
【青鬼@小説】6/6
○シュン/○杏奈/○ひろし/○卓郎/○美香/○たけし
【アイアムアヒーロー@漫画】7/7
○鈴木英雄/○早狩比呂美/○小田つぐみ/○村井正和/○江崎崇/○サンゴ/○ 伊浦
【高校アフロ田中@漫画】5/5
○田中広/○岡本一/○大沢みきお/○井上真也/○村田大介
【デッドライジング・オフ・ザ・レコード@ゲーム】2/2
○フランク・ウェスト/○レイモンド・サリバン
名簿原案です。
現時点ではグループ制のロワで、鬼グループは一般人グループの殲滅が勝利条件。
一般人グループは、72時間鬼グループから逃げ延びることが勝利条件にしようかと考えています。
一般人グループには、一応自分の把握している一般人っぽい作品のキャラを入れる感じで。
- 912 :名無しさん:2013/11/26(火) 00:24:40 ID:gb1WzQP.0
- フランクさんなら鬼並の戦闘力発揮出来そうだなwww
- 913 :名無しさん:2013/11/26(火) 01:19:24 ID:0u9nfd960
- いいんじゃないかな。
ルール上、一般人枠はもうちょっと増やした方がいい気もするけど面白そうじゃん。
立てるんなら読むつもりだし、完走出来るよう期待してるよ。
- 914 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/26(火) 09:53:10 ID:QBRWwXBQ0
- 一般枠追加するとしたら、ドラえもんとかクレヨンしんちゃんかな。
あれ完全に一般人だし。
- 915 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/26(火) 10:02:41 ID:p8AJxdUA0
- >>912
そこんところが、少し悩みどころになっています。
フランク一般人に分類するには強すぎる気がするんですよね……
>>913
好意的な意見があって、とても嬉しいです。
- 916 :名無しさん:2013/11/26(火) 11:58:22 ID:tb9kXGHg0
- 鬼19人、一般人23人か
確かに鬼の戦闘力考えたらもうちょっと一般人増やしていいかもね 増えすぎても鬼が不利になるからちょっとくらいでいいだろうけど
フランクさんは強い対主催みたいな扱いでいいんじゃないかなww
- 917 : ◆DeIsaj04bU:2013/11/27(水) 19:39:49 ID:A97teGs20
- 《鬼グループ(人に外を与える者達)》
【ハロウィン@映画】1/1
○マイケル・マイヤーズ
【13日の金曜日@映画】1/1
○ジェイソン・ボーヒーズ
【青鬼@小説】1/1
○青鬼
【チャイルド・プレイ@映画】1/1
○チャールズ・リー・レイ
【Dr.ギグルス@映画】1/1
○エヴァン・レンデル
【エルム街の悪夢@映画】1/1
○フレディ・クルーガー
【IT@映画】1/1
○ペニーワイズ
【悪魔のいけにえ@映画】1/1
○ババ・ソーヤー
【テキサス・チェーンソー】1/1
○トーマス・ブラウン・ヒューイット
【アイアムアヒーロー@漫画】3/3
○走り幅跳びZQN/○来栖/○スコップの男
【デッドライジング2・オフ・ザ・レコード@ゲーム】3/3
○ランディー・タグマン/○アントワン・トーマス/○ブレント・アーネスト
《負われるもの(一般人)》
【ハロウィン@映画】3/3
○ローリー・マイヤーズ/○サム・ルーミス/○ジェイミー・マイヤーズ
【チャイルド・プレイ@映画】1/1
○アンディ・バークレー
【青鬼@小説】5/5
○シュン/○杏奈/○ひろし/○卓郎/○たけし
【アイアムアヒーロー@漫画】7/7
○鈴木英雄/○早狩比呂美/○小田つぐみ/○村井正和/○江崎崇/○サンゴ/○ 伊浦
【高校アフロ田中@漫画】5/5
○田中広/○岡本一/○大沢みきお/○井上真也/○村田大介
【クレヨンしんちゃん】3/3
○野原しんのすけ/○野原ひろし/○野原みさえ
【デッドライジング・オフ・ザ・レコード@ゲーム】2/2
○フランク・ウェスト/○レイモンド・サリバン
一般人枠はこんな感じかな。
- 918 : ◆GXa59VdDCI:2013/12/01(日) 18:56:26 ID:sH0VwzyI0
- おお、久々に見てみたら新しいロワの構想中でしたか
と言っても自分の知ってる作品は無いな(´・ω・`)
なので読者として楽しみに待ってますね
- 919 : ◆muRder/IfU:2013/12/09(月) 06:29:28 ID:y54q/TF.0
- なんか色々言われているけど、ミカモン作品とバットマン系は俺はジャストミートなんだけどもね。
他の人のことだとか「ぱろろわかいのはやり」 だとかは知らん。
その二つに関しては、忙しくないときになら書いてみたいとも思うけど、これも含めて書いても途中でオシマイケルパターンを2回経験している以上、
「おれもやるよ!」 とはあんまり言いがたい。
他の人も言っているけど、「流行やウケは知らん、自分が出したいのを出す」というなら、「人が集まらないから止める」 ってのはナシにすべきだと思うよ。
「人が集まらないとやる気が出ない」というなら、自分のやりたいことに関して妥協する。
別にパロロワに限ったことでなく、世の中そんなもんですよ。
- 920 : ◆DeIsaj04bU:2013/12/09(月) 21:23:22 ID:zrsHt4m60
- 妥協は人生において大切と俺も思う
俺は、好きな作品で楽しく書きたい。
メジャー作品で名簿を作ってみたりして、自分を偽っていた。
……俺の趣味で企画を始めたい。
投下が遅くなることもあるかもしれないけど、やりたいんだ。パロロワ。
楽しみながら書きたいんだ。
自分ジャストのキャラでやりたいんだ。
- 921 : ◆DeIsaj04bU:2013/12/11(水) 23:55:04 ID:LwFdujJE0
- 【ゾンビ屋れい子】8/8
○姫園れい子/○姫園リルカ/○雨月竹露/○キム・イーヒン/○百合川みどり/○安藤純子/○東堂雄貴/○雪女
【サタニスター】8/8
○サタニスター/○沢本いずみ/○墓井田鉄郎/○バルキリー/○ハンス・シュヴァルツマン/○ディオルペ/○バリー/○力丸亜砂美
【血まみれスケバンチェーンソー】7/7
○鋸村ギーコ/○蒼井ネロ/○ナグルシファー/○金張財子/○ネメシス/○爆谷さゆり/○里眼
【巨乳ドラゴン】4/4
○丈堂レナ/○黒伊マリア/○アイアン・ロック/○メッサーラ
【給食の飯田さん】1/1
○飯田さん
【バットマン】5/5
○バットマン/○ジョーカー/○スケアクロウ/○ハーレークイン/○キラークロック
【ジョジョの奇妙な冒険】1/1
○吉良吉影
【エルム街の悪夢】1/1
○フレディ・クルーガー
【13日の金曜日】1/1
○ジェイソン・ボーヒーズ
【チャイルドプレイ】1/1
○チャッキー
【ダークマン】1/1
○ペイトン・ウェストレイク
【ビートルジュース】1/1
○ベテルギウス
【Dr.ギグルス】1/1
○エヴァン・レンデル
以上41名13作品
俺趣味全開だが、この面子で企画を通す
個人的には大満足の出来だ
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