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『地獄の黙示録』
1 名前: 投稿日: 2005/06/10(金) 22:08:49
『オウガーストリート』スラム街━━━━━━━━━━
 
『高橋』『行商』は、細く狭い路地で街の景色を伺っていた。
2人に『仕事』を持ち込んだのは、『クバザワ』と呼ばれる『情報屋』。
仕事の内容は、『カフカ』という『スタンド使い』の暗殺・・・・・・・・・・・・・
『クバザワ』によると、『カフカ』は『大鐘楼』と呼ばれる建築物に潜んでいるらしい。
そして、もう1つの特徴として、『カフカ』は『両手が右手』だと言う。
 
街に到着した2人は、ある組織が雇った『3人の刺客』の存在を知らされた。
3人の『敵』も、全員が『スタンド使い』。
『大鐘楼』は、現在位置から西へ約5キロ先にあった。

2 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/10(金) 22:27:51
>>1
「『3人の刺客』か……。
 『カフカ』も『スタンド使い』だし、実質2対4じゃないのコレ……」

道端でジュースを買いながら呟く。

「行商もなんか飲む?」

3 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/10(金) 22:43:16
>>2
「いらね。」
煙草に火をつける。

「ところで、あんた金持ってる?」

4 名前: 投稿日: 2005/06/10(金) 22:56:45
>>2-3
周囲に自動販売機は無く、飲み物を売っていそうな店も無い。
道端には、薄汚いボロで身を包んだ人々が所々に座り込み、地面に寝ている。
遥か遠くに、『大鐘楼』と思われる塔の先端が、建物の間で見え隠れしていた。

5 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:04:39
>>5
>高橋
「あの浮浪者どもに金渡して人数水増ししようぜ。
 『大鐘楼』ってとこに最初に着いたヤツに3万やるとか
 なんとか言ってさ。」

6 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:08:27
>>4-5
「役に立つとは思えないけどな……。
 てか、あんたは金持ってんの?」

7 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:19:20
>>6
「ばっかお前。アホ面下げて2人でバカ正直に乗り込んでいくより、
 こいつら使って少しでも敵を撹乱しといた方が後々楽になんだろうが。
 金? 持ってるよ、4万ほど。」

>>4
周辺に居る浮浪者どもに言う。
「よーし、今すぐ3万欲しいヤツ集まれ。 今から唐突にレースすんぞ。
 『大鐘楼』ってトコに一番に着いたヤツに3万やる。マジで。」

8 名前: 投稿日: 2005/06/10(金) 23:31:44
>>5-7
道端に座っていた人々は、『行商』の言葉に反応して身体を起こし始める。
2人の周りには、いつの間にか数十人の浮浪者達が集まっていた・・・・・・・・・・・。
 
「その金、よこせ!」
 
突然、浮浪者の1人が『行商』に掴み掛かる。
それに呼応するかの様に、周囲の浮浪者達が一斉に2人へと迫って来た。

9 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:36:01
>>7
「錯乱になるのかこいつら。
 まあいいや、自分の金使ってくれるんなら文句は言わねえ」

>>8
「……ほら……ダメじゃん」

コインを『大鐘楼』の方角へ投げる。

「取ってこーい。
 俺らに暴力振るうとこれ以上あげないぞー?」

10 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:38:42
>>8
「うん、いいよ。」

財布の中から『100円硬貨』を『30枚』取り出して、上空に高く放り投げる。

「いいか! もう一度言うぞ! 『大鐘楼』に一番早く着いたヤツに
 この『10倍』 、即ち3万円をやる! イイ走りしたらそれぞれに
 ボーナスも付けてやる!どうだ! この話しに乗るか? クズども!」

>>9
「ナイスサポート」

11 名前: 投稿日: 2005/06/10(金) 23:56:34
>>9-10
2人の放り投げた硬貨を、数人が拾い集める。
他の浮浪者達は、そのまま2人に襲い掛かって来た・・・・・・・・・・。
拳を振り上げ、服を掴み掛かる浮浪者達の目には、狂気の光が宿っている。

12 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/10(金) 23:58:43
>>11
コインは浮浪者の手の中、もしくは地面に落ちると『消滅』する。

「うわ、作戦失敗。じゃあ、逃げんぞ!」

浮浪者を振りほどき、『大鐘楼』に向かってダッシュ。

13 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/11(土) 00:06:48
>>11-12
「……はぁ?
 なんだよこいつら!」

近くの浮浪者を蹴り飛ばし、逃げる。
できればさっき放り投げたコインを回収したいところだが、余裕がなければ諦めよう。

14 名前: 投稿日: 2005/06/11(土) 00:13:12
>>12-13
『ボゴ、バギャッ!!』
 
2人は、浮浪者達を振り払って西へと走り出した。
背後からは、浮浪者達が追って来る・・・・・・・・・・。
街は、規則性の欠片も見当たらない入り組んだ廃墟となっており、しばらく進むと
金網で塞がれた路地に行き当たった。
3メートル程ある金網の先には、レンガ造りの建物が見える。

15 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/11(土) 00:21:35
>>13
「こんな日もあるよね。」

>>14
「人間捨てすぎだろ、お前ら!」
急いで金網を上り、浮浪者集団を少し待ちつつ、
レンガ造りの建物を見上げる。

「・・・で、これが噂の『大鐘楼』?
 それは無いか、まだ敵と出会ってないし。」


これって『大鐘楼』?

16 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/11(土) 00:25:36
>>14
「チッ、なんだこのお決まりのパターンはァァ〜〜!!」

頑張って金網を登る。

17 名前: 投稿日: 2005/06/11(土) 00:34:35
>>15-16
『高橋』は、何とか金網を上って行く。
背後からは、浮浪者達の罵声や怒声が聞こえて来た・・・・・・・・・・・。
追っ手は、すぐ背後まで迫って来ているらしい。
 
前方の建物が『大鐘楼』かどうかは、距離的に見て疑わしい。

18 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/11(土) 00:38:27
>>17
「何をキレてんだあいつらはッ!」

上りながら振り返って見てみる。

19 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/11(土) 00:43:32
>>17
「楽しく行こうぜ、相棒。」
では、更に西へダッシュ

走りながら先ほど投げた自分のスタンドである『100円硬貨』×『30枚』の
『位置』を感じ取る。

もし、何枚かが浮浪者の体に『接触』していたら、硬貨の移動を通じて、
浮浪者の『動き』が把握できるはずだ。
射程距離:B

20 名前: 投稿日: 2005/06/11(土) 00:54:18
>>18-19
『行商』の投げた硬貨は、すでに消滅している・・・・・・・・・。
『高橋』が金網の上まで上った辺りで、浮浪者達が『行商』に追い着く。
 
『ガシィッ!』
 
1人が、『行商』の肩を掴んだ。
(『行商』は、『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』の『能力』を提示する)

21 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/11(土) 01:02:29
>>20
「酷い話だ。」 
『シャイロック』を発現。
肩を掴んだ男の手を『シャイロック』で引き剥がし、『金網』を上る。
残金:37000円

現在のシャイロックのパス精:オールC程度


『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』
『財布』型のスタンド。
『物品』を『売る』事により手に入れた『金銭』を入れておく事によって
『金額』として『財布』に貯金が出来る。
この財布に貯金した『金額』は、一、五、十、五十、百、五百円玉の
六種類の『硬貨』に本体の任意で自由に『変換』する事が可能。
この『硬貨』が物質に触れると『硬貨』は消える。
消えた『硬貨』の『金額』はその物質に『蓄積』される。
その『金額』は『破壊力』となり『任意』に『発動』出来る。
パワーに換算するなら

1〜499:E 500〜999:D 1000〜4999:C
5000〜9999:B 10000以上:A

で、殴られた程度。発動箇所は、一度でも『硬貨』が
当たった所ならどこでも任意に可能。ダメージの分散も可能。
『財布』に入れておける『金額』は五万円まで。
また、対象への『金額』の『蓄積』は二十四時間たつと消滅する。
 
『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』
パワー:A〜E スピード:− 射程距離:B
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

『シャイロック』
 
『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』の貯蓄した
金によって発現する『人型』スタンド。
貯蓄してある『硬貨』全てによってその体は構成される。
『最大金額』時のパワー・スピード・精密動作性はB。
『残金』が少ないとその%分、パワー・スピード・精密動作性が落ちる。
殴ったものに自らの身体である『硬貨』を潜伏させる事が可能。
一発につき一枚の『硬貨』を潜伏させる。
『シャイロック』のダメージは本体にフィードバックしないが
ダメージを受ければ『スタンドパワー』である『金』が減る。

22 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/11(土) 01:12:34
>>20
「何やってんだよ、さっさと上れ」

周囲を見回し、『大鐘楼』の位置を確認する。
それと下にいるのとは別の浮浪者がいたりしないだろうか?

23 名前: 投稿日: 2005/06/11(土) 23:13:31
>>21-22
『行商』は、浮浪者の手から何とか逃れる。
2人が金網の上まで上った頃には、浮浪者達も諦めて去って行く者が出始めた。
 
周囲を見回すと、『金網の向こう側』の街並みの遥か遠くに『大鐘楼』が見える。
距離は、まだ遠い様だった・・・・・・・・・・・。

24 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/11(土) 23:56:16
>>23
「じゃ、行くか」

金網から降りて『大鐘楼』へ向かう。

25 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』 投稿日: 2005/06/12(日) 02:11:17
>>23
「いや、追って来いよ!
 その気の変わりようはなんだ。」
しょうがないので、周辺を見渡しつつ高橋とともに西へ

>>24
「で、アンタ。金は持ってんのか。 
 とりあえず俺の能力は解ったろ。」

26 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/12(日) 22:17:26
>>25
「えーと、確か2〜3万だな」

27 名前: 投稿日: 2005/06/12(日) 23:41:37
>>24-26
2人は、金網を越えて『大鐘楼』へと向かう・・・・・・・・・・・。
周囲には、スラム街と一変して普通の街並みが広がっていた。
浮浪者の姿は無く、道端には露店などもチラホラと見られる。

28 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/12(日) 23:56:58
>>26
ふところから『煙草』を一本取り出す。
「よし、じゃあこれを『13000円』で買ってくれ。
 この売買が成立すれば、俺の能力が最高値に達する。
 これが俺の能力の真髄だ。
 パートナーが居る限り俺は無敵でいられる。」

>>27
「・・・・・・・」
『大鐘楼』に向かうスピードは緩めずに、
露店で売っているものを何気に見てみる。

29 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/13(月) 00:04:40
>>27-28
「このぼったくりめ!」

財布から1万円札1枚と千円札3枚を出す。

30 名前: 投稿日: 2005/06/13(月) 00:17:04
>>28-29
露店では、アイスクリームやアメリカンドッグなどの食べ物が売られていた。
その周りに集まる子供達の姿もある・・・・・・・・・。
 
歩いて行く内に、少しずつ通行人の数も増えて行った。
やがて、正面に市場らしき場所が見えて来る。

31 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/13(月) 00:28:27
>>30
「お、市場。
 なんかいいもん売ってないかな」

市場へ寄る。
『大鐘楼』までの距離は?

32 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/13(月) 00:32:26
>>29
「まいどあり、まあ後は俺に任せとけ。
 サービスだ。俺が先に出てやる。」

『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』
ここまでの残金----------------37000円
収入『高橋』----------煙草(1本)13000円
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
合計                   50000円

>>30
「市場か、行商人の血が騒ぐな。」
走って正面の市場へ突入。
高橋より5,6mほど前に出よう。

33 名前: 投稿日: 2005/06/13(月) 00:55:23
>>31-32
『大鐘楼』は、街並みの遥か向こうに見える・・・・・・・・・・・。
 
市場は、露店の集まった様な雰囲気で、主にフルーツや魚介類などが売られていた。
『行商』を先頭に、2人は市場の中を進んで行く。
大声で客を呼び込む店もあれば、黙って客を待っている店もある。
奥に進むと、屋台の喫茶店や料理屋も軒を連ねていた。
 
市場を抜けると、十数メートル先で大きな通りに出るらしい。

34 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/13(月) 01:05:51
>>33
「いいもん無いなァ〜〜」

大通りへ。

35 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/13(月) 01:09:02
>>33
(……最初の浮浪者フィーバー除くとここまで一切、妨害無しか。
 何処となく罠の匂いがするな。
 それともアレか? どうせ、『大鐘楼』には確実に辿り着くんだから
 そこで待ち伏せで一網打尽ってハラか?)

高橋の元へと戻る。

>>34
「なあ、一旦、別々に行動しようぜ。
 俺が囮になって、このまま大通りを真っ直ぐ進むから、
 お前は大通りを避けて、裏手から『大鐘楼』へ向かってくれ。
 俺が敵の攻撃を受けたら……」
『財布』から『1円玉』を『3枚』取り出し、高橋の体に『接触』させる。
「……これで知らせる。『1円玉』1枚に着き、『1回』発動させる。
 『3回』連続で発動したら、敵が全員俺の元に集まってきたって事だ。OK?」

36 名前: 投稿日: 2005/06/13(月) 23:34:11
>>34-35
大通りへ向かおうとする『高橋』を、『行商』が呼び止めた。

37 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/13(月) 23:52:33
>>35-36
「ん?
 ああ、うん。
 了解したぜ」

行商に言われた通り表通りへ行くのをやめ、裏手を通る。

38 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/13(月) 23:56:52
>>36-37
「よし」
高橋に『接触』させた『1円玉硬貨』のスタンドの位置を確認したら、
予定通り、大通りを行く。


ところで、参加する際に
『その他、外見の特徴』黒のスーツにノーネクタイ、そして黒いアタッシュケース持って煙草を常時装備
と書いたけど、今現在アタッシュケースは持っているか?

39 名前: 投稿日: 2005/06/14(火) 00:16:05
>>37-38
『行商』は、そのまま市場から大通りへと出た(アタッシュケースは、持っている)。
『高橋』は、裏手を探したが・・・・・・・・・・・・・
 
大通りは、西にある『大鐘楼』の前に横たわる形で、『北と南』へ延びている。
幅は、約20メートル。
その向こうには、荒れ果てた芝生の敷かれた広場が見える。
さらに、通りは北へ数十メートル進んだ辺りで『大鐘楼』の方へと分岐しており、
分岐路沿いには『コロッセオ』を彷彿とされる建築物があった。

40 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/14(火) 00:20:48
>>39
「よし。」
大通りを全速力でダッシュ。
一気に抜ける。

41 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/14(火) 00:22:30
>>40
補足
 大通りを北に抜ける。

42 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/14(火) 00:25:18
>>39
裏手を見つけたならそこへ。
見つからなかったら……少しでも人の少ない道へ。

43 名前: 投稿日: 2005/06/14(火) 00:53:41
>>40-42
街並みは、大通りを境に途絶えている。
その向こう側にあるのは、『大鐘楼』や『コロッセオ風の建物』など・・・・・・・・・・
 
『高橋』は、市場から人気の少ない路地を探して入って行った。
周囲の建物は、4〜5メートルの居住施設らしい。
建物と建物の間を『縄』が張られ、そこに洗濯物が干してある。
何かの料理の香りや、子供の泣き声・・・・・・・・・・怒声などが、溢れていた。
 
大通りを北へと走る『行商』の前方に、分岐路が近付いて来る。
通りは、分岐路を過ぎて一直線に延びており、100メートル程続いた辺りで
突き当たりを左右に分かれていた。

44 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/14(火) 00:59:27
>>43
「これだけ道が多けりゃ、そうそう3人の敵とも
 出会いそうにも無いな。」
分岐路を西へ、『大鐘楼』の方向へと足を進める。

45 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/14(火) 01:07:11
>>43
「あ、いい匂い……でもうるせー」

小走りで道を進む。
途中、小石なんかが落ちていれば数個拾っておく。

46 名前: 投稿日: 2005/06/14(火) 23:22:26
>>44
大通りから西の分岐路へ進んだ『行商』の右手には、『コロッセオ風の建物』がある。
どうやら、『劇場』の様だったが、今は寂れて人の気配も無い・・・・・・・・・・・・・・。
 
分岐路を20メートル程進んだ先には、再び廃墟が建ち並んでいるのが見えた。
その廃墟を越えた先に、『大鐘楼』がハッキリと見える。
距離は、600〜700メートル・・・・・・・・・・・・・視界に、人影は見当たらない。
>>45
『高橋』は、小石を拾って路地を進んだ。
路地は、しばらく進むと突き当たりを左に折れている。
左手に進むと、大通りへ出る様だった・・・・・・・・・・・。
その正面には、大通りを挟んで『コロッセオ風の建物』が見える。

47 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/14(火) 23:29:52
>>46
(…劇場には用は無いな。暗殺完遂したら映画でも見に行くか。
 …で? 『ゴール』まであと少しか、人影もナシ。何なんだ? これは。
 殺す気があるのか? それともこれが罠か?
 まあ、どちらにしても俺は囮だ、突っ込むか。」

残600mの『大鐘楼』の道をダッシュで進む。

48 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/14(火) 23:40:18
>>46
「コロッセオ……は関係ない。
 『大鐘楼』はどこだ?」

大通りへちょっと出て『大鐘楼』の位置を確かめる。

49 名前: 投稿日: 2005/06/15(水) 00:09:09
>>47
『行商』は、路地を一直線に駆け抜ける。
前方に見えて来た廃墟は、どうやら『銀行』らしい・・・・・・・・・・。
他の建物も、何かの施設である事は分かった。
路地は、廃墟群の中へと続き、左右に分かれている。
>>48
大通りへ出ると、左へ数メートルの地点で通りが西へと分岐していた。
『大鐘楼』は、その分岐路の真っ直ぐ先にある様だった。
 
分岐路の遥か遠くを、走って行く人影が見える。

50 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 00:16:32
>>49
「ん、あれって行商かな。
 他の道通ると迷いそうだし、ついていこう」

といっても歩き。
見失ったら『大鐘楼』目指して自力で。

51 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/15(水) 00:17:15
>>49
(おいおい、マジで? マジで何にも無いの?
 本当に敵なんか居るのか? 何やってんだ?
 やる気があるのか『敵』は。
 いいか! これが最後だぞ!
 とっとと掛かって来いや!)

廃墟群の中、『右』のルートを通って『大鐘楼』へ

52 名前: 投稿日: 2005/06/15(水) 00:32:07
>>50
大通りを横切って分岐路に入ると、前方に1人の人影が見えた。
道の先に廃墟群があり、人影は丁度その手前辺りに立っている。
>>51
『パァン!!』
 
━━━━━━━━━突然、背後で何かの砕ける音が響いた。
振り向くと、1〜2メートル後方に砕けたコンクリート片の様なものが落ちている。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

53 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 00:37:54
>>52
(お、誰だ?
 実はカフカでした、なぁ〜んて予想は甘い?
 ハハハ)

ただの通行人を装って歩き続ける。
人影はどこを向いて(見て)いる?

54 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/15(水) 00:38:26
>>52
「来たか、ようやく。」

足を止め、近くの廃墟を背にして周辺を見渡す。
戦闘準備。
『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』の『財布』に手を掛ける。

55 名前: 投稿日: 2005/06/15(水) 00:52:10
>>53
人影は、止まったまま動いていないらしい・・・・・・・・・・・・。
細かい動作までは、分からない。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、人影の上方から『巨大な手』の様な『スタンド』が降りて来る。
>>54
・・・・・・・・・・・・・・・ふと、日の光が遮られるのを感じる。
上を見ると、『巨大な手』の様な『スタンド』が目の前まで降りて来ていた。

56 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/15(水) 00:59:29
>>55
「……いつの間に?」

前方に走りながら、
財布より『500円硬貨』一枚を取り出し、『巨大な手』の様な『スタンド』に投げつける。

投げつけた『硬貨』は『スタンド』に『接触』すると、『スタンド内部』に蓄積、
結果、見た目は消失した様に見える。
残金:49497円


同時に、先ほど『高橋』に接触させた『1円玉硬貨』一つを発動。
敵スタンドと接触した事を伝える。

57 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 01:18:36
>>55
(うおーでけー。
 押し潰すのかー?
 でも隙有りッ!)

走って人影までの距離を一気に詰め、『MALCHIK GAY』の『布テープ』でぐるぐる巻きにして拘束する。
人影はおそらく『手のスタンド』の本体、別の所に集中しているのなら不意を付けるだろう。

58 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 01:25:34
>>57
勘違いしてたっぽいので訂正……ッ!

>>55
(うおーでけー。
 押し潰すのかー?)

近づいて人影が誰かを確認する。

59 名前: 投稿日: 2005/06/15(水) 23:13:59
>>56
「えーと?おじさんだよね、僕が倒さないといけないのは。」
 
『スタンド』の手の平には、両方共に直径50センチ程の『穴』が空いていた。
『穴の中』からは、黒髪に黒い瞳の子供・・・・・・・・・・・10歳前後の男の子が覗いている。
『行商』が硬貨を投げると、『スタンド』に命中して消えた。
『スタンド』は、さらに接近して来る・・・・・・・・・・・・・・。
>>58
人影に接近しようとすると、『行商』に渡された『一円玉』が1枚弾ける様に動いた。

60 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/15(水) 23:28:44
>>59
「無謀だな、たった1人で近づいてくるとは。」

『財布』より、さらに『100円玉硬貨』を『50枚』取り出す。
そして『手』との距離をさらに広げる。

ついでに、ここの場所の地面の質を見極める。
瓦礫だらけなのか、それともそれなりに整備されている道なのか。

61 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 23:33:54
>>59
(うおう!
 突然衝撃が来るとビックリすんなぁ〜〜。
 とりあえず……状況を見極めるか)

周囲を見回し、他に怪しい人物がいないか探す。

62 名前: 投稿日: 2005/06/15(水) 23:43:39
>>60
『敵スタンド』は、グングン距離を詰めて来る。
追い着かれるのも、時間の問題に思えた・・・・・・・・・・・・・・。
廃墟の建ち並ぶ路地は、ヒビ割れてボロボロになったアスファルトで舗装されている。
>>61
周囲を見回したが、前方の人影と『スタンド』以外に怪しいものは見当たらない。
・・・・・・・・・・・・・・ふと、人影は『スタンド』に追われる様に、廃墟群の中へと走り去った。

63 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/15(水) 23:52:14
>>62
「殺る気があるのか? お前は。」

足を止め、
『手』に対し、『100円玉硬貨』×『50枚』を一斉に投げつける。

その後、『手』に接触した『硬貨』の合計数を察知。

64 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/15(水) 23:56:00
>>62
(敵は視界内には確認できず、と)

「……お?
 あ、待てっておい!
 俺を置いていくなー!」

人影とスタンドを追いかける。
高橋からスタンドまでの距離は?

65 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 00:01:18
>>63
『敵スタンド』は、硬貨に構わず一気に『行商』を『穴』へと押し込もうとして来た。
『穴』に入った硬貨は、認識出来ない・・・・・・・・・・。
命中した硬貨は、全部で『31枚』。
>>64
『スタンド』までの距離は、十数メートル。
人影は、廃墟に遮られて確認出来ない。
『高橋』は、路地を走って行く・・・・・・・・・・・・。

66 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 00:13:01
>>65
「なるほど、『穴』か。『穴』に入った存在を消すのが能力なのか?」

『財布』の残金:『44497円』を利用し、人型のスタンド『シャイロック』を発現。

『シャイロック』で『手』に『ラッシュ』を加え、『穴』への侵入を拒みたい。
その際、一撃に付き『500円硬貨』一枚づつを接触させる。



50000円でBの出力−−−−−−100.0%
43750円でB〜Cの中間の出力−87.5%
37500円でCの出力−−−−−−75.0%
25000円でC〜Dの中間の出力−50.0%
12500円でDの出力−−−−−−25.0%
6250円でD〜Eの中間の出力−−12.5%
0円でEの出力−−−−−−−−−0.0%

67 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 00:13:50
>>66
は、『シャイロック』のパス精密と残金の対応表ね。

68 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 00:14:46
>>65
「届くか?
 たぶん届くな」

『MALCHIK GAY』の布テープの先に>>45で拾った小石をひっつけ、スタンド目掛けて投げつける。
ただし石を直撃させるようにではなく、スタンドを飛び越して布テープが巻き付くような感じで。

69 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 00:34:08
>>66
『ドゴドゴドゴドゴドゴドゴォ!!』
 
『シャイロック』の攻撃で、『敵スタンド』が吹っ飛ぶ。
>>68
『高橋』がテープを投げようとした瞬間、『スタンド』が突然吹っ飛んだ。

70 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 00:40:03
>>69
「……あれ?
 なに?
 出番無し?」

人影に近づいていく。

71 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 00:40:27
>>69
「おっしゃ、『シャイロック』ナイス。」
『シャイロック』で殴った回数=張り付いた『500円硬貨』の枚数を計測。

『シャイロック』を『財布』へと戻し、『大鐘楼』方向に『手』との距離をさらに取る。

72 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 00:47:28
>>70
廃墟の中を続く路地へと入って行く。
 
吹っ飛んだ『スタンド』は、さらに後方へ飛び退いた。
そして、『スタンド』の直線上には、『行商』が立っていた・・・・・・・・・・。
>>71
ふと、分岐路を進んで近付いて来る『高橋』の姿に気付いた。
吹っ飛ばした『スタンド』は、さらに飛び退く形で距離を取っている。
両者の距離は、約3メートル・・・・・・・・・・。

73 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 00:57:50
>>72
多分、擬音から6発は命中してるな、きっと。
6×500=3000
残金:41497円

「そんな、ショボイスタンドで俺を殺れるとでも思ってんのか?」
その場から動かずに『手』に言う。

>高橋
「お前は一体何をやってるんだ、とっとと先に行けや、殺すぞ。」

74 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 00:57:57
>>72
「行商だ。
 で、あれが敵か。
 護衛は3人、てことはあとの2人はどっかに潜んでるか別の場所にいるか」

周囲を警戒しながら『大鐘楼』の位置を確認。

75 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 01:08:18
>>73
『敵スタンド』が、その横に立っている朽ちた標識をもぎ取った・・・・・・・・。
>>74
『大鐘楼』は、『行商』の背後に続く路地の向こうにハッキリと見える。
距離は、約500メートル・・・・・・・・・・

76 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 01:15:06
>>75
「うお、やべえ。まさかソレ投げるんじゃねーだろーな。」

今のうちに近くの『廃墟』の内部に逃げ込みたい。

77 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 01:17:03
>>75
「『ここは俺に任せて先に行け』ってやつか!
 格好いいな!」

手のスタンドに注意しながら走って『大鐘楼』へ向かう。

78 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 23:01:00
>>76
『行商』は、建ち並ぶ廃墟の1つに逃げ込む・・・・・・・・・・・・・。
入り口の自動ドアは破壊されており、吹き抜け同然になっていた。
以前は役所として使われていたらしく、広いロビーの奥にはカウンターがある。
床は大理石造りで、朽ちた外観に比べ、内部は整然としていた。
>>77
『高橋』は、『大鐘楼』へ向かって駆け出した。
廃墟を過ぎると、路地は石畳が円状に敷き詰められた広場へ出る・・・・・・・・・・・・
その中心には、『大鐘楼』がそびえ立つ。
 
1階部分に外壁は無く、無数の石柱が建ち並んでいた。

79 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 23:12:51
>>78
「おお、これが『大鐘楼』か」

周囲に人影は?

80 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 23:18:09
>>78
「で、残りの敵は何処に行ったんだ?
 しまった…高橋に気を付けろって一言言っとくべきだったな。」

廃墟の中の窓や隙間から『手』のスタンドの動きや、
『穴』の中に居るらしき少年の動きを観察する。

81 名前: 投稿日: 2005/06/16(木) 23:39:58
>>79
周囲に、人影は見当たらない・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
『高橋』が見渡すと、石畳に何かの焼けた跡があるのを見つける。
石畳を黒く焦がした様な跡で、人間の形にも見えた。
・・・・・・・・・・・・・ふと、背後に気配を感じて振り向く。
『高橋』の来た道からは、巨大な手の『像』を持つ『スタンド』が迫っていた。
『手のスタンド』には、金髪碧眼の女が乗っている。
『スタンド』の手の平に空いた『穴』の中からは、黒髪の子供が顔を覗かせていた。
>>80
外を覗くと、『手のスタンド』は消えていた・・・・・・・・・・・。
本体と思われる子供の姿も見当たらない。

82 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/16(木) 23:43:47
>>81
「うお、しまった!
 向こうに行っちまったか。」

『財布』から『500円硬貨』を『10枚』取り出し、高橋と『手』を追う。

83 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 23:48:45
>>81
『MALCHIK GAY』発現。

「おっす」

一歩下がりながら挨拶。

84 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/16(木) 23:49:28
>>81
『大鐘楼』までの距離はどの程度?

85 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 00:07:57
>>82
『行商』は、『高橋』を追って駆け出した。
廃墟を過ぎると、路地は石畳が円状に敷き詰められた広場へ出る・・・・・・・・・・・・
その中心には、『大鐘楼』がそびえ立つ。
 
広場に『高橋』が立っており、その手前に『手のスタンド』が確認出来た。
『本体の子供』と、もう1人・・・・・・・・・・・・無数の穴が空いた、タイツにも似た
『スタンド』で身を包んだ女がいる。
>>83-84
『大鐘楼』までの距離は、約10メートル。
『高橋』が一歩下がった瞬間、『手のスタンド』の『穴』から無数の瓦礫が
飛び出して来る・・・・・・・・・・同時に、女が『手のスタンド』から素早く離れた。
女の全身は、無数の穴が空いたタイツの様な『スタンド』で覆われている。

86 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/17(金) 00:19:39
>>85
「スルーしてんじゃねえええ!」

『MALCHIK GAY』で瓦礫を弾く。パス精BBB
同時に左手から布テープも出し、瓦礫を引っ付けていく。

87 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/17(金) 00:22:25
>>85
「…チッ、簡単に追い詰められてんじゃねえ!」

先程からコツコツと『手のスタンド』に
蓄積しておいた『6600円』中、『1000円』を発動させ、
その力を利用して片方の手の向きを、もう片方の手の方向に合わせる。

つまり、『手のスタンド』の『両手』が合わさる状況になる。

『1000円』=『パワーC』

88 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 00:46:05
>>86
『バゴバゴバゴォッ!』
 
『スタンド』で瓦礫を弾いた・・・・・・・・・その隙を突いて、『女』が迫って来る。
 
『ドボォオッ!!』
 
『女』の蹴りが胸を捉え、『高橋』は『大鐘楼』の方へと吹っ飛んだ。

89 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 00:46:35
>>87
『クルゥッ!』
 
『手のスタンド』が、互いの手の平を合わせる。
 
『ボゴボゴバギャアッ!!!』
 
直後、無数の瓦礫が『左手』の方を直撃した。
『子供』が、血を噴き出して崩れ落ちる・・・・・・・・・。
同時に、『女』が『高橋』を蹴り飛ばした。

90 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/17(金) 00:54:10
>>89
高橋の元へとダッシュで向かいつつ。

「まだだ…クソガキ、まだ死ぬなよ。もうちょっとだけ生きていろ。」

再び、『手のスタンド』内に蓄積しておいた『5000円』を発動させ、
その力で『手のスタンド』ごと『女』の方へ向かって吹き飛ばし、
衝突させる。


『5000円』=『パワーB』

91 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/17(金) 01:06:38
>>88
「うぐッ……!」

吹っ飛ぶ。

「……『大鐘楼』に……着々と近づいてきた。
 順路よし、と……」

瓦礫のついたテープを振り、途中で切って女目掛けて飛ばす。
>>90とテープ、両方避けるのは至難の業だろう。

92 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 01:41:06
>>90
『蓄積したパワー』を解放する瞬間、その軌道が変わった。
『手のスタンド』は、『子供』の方へと吹っ飛び・・・・・・・・・・・そのまま、『子供』に
衝突して消える。
直後、いつの間にか『女』が『行商』との距離を詰めていた。
 
『ドゴドゴドゴォッ!!』
 
『行商』は、『女』に殴り飛ばされる・・・・・・・・・・・。
>>91
『女』が、『行商』に拳を叩き込む━━━━━━━━━━━
 
『ボゴォン!!』
 
その直後、瓦礫が『女』の側頭部に命中した。
『女』は、石畳に這いつくばる様に崩れ落ちる。

93 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/17(金) 01:53:07
>>92
「…なんだと!?」

先程財布から取り出した『500円硬貨』×『10枚』を
地面にばら撒きながら吹き飛ぶ。
『女』から受けたダメージはしょうがないので諦めるが、
地面に叩きつけられる分のダメージは防御したい。


吹き飛ぶ体の下に、再び『シャイロック』発動

『シャイロック』をクッション代わりに、ダメージを軽減したい。
『シャイロック』には本体のダメージフィードバックが無いので
良いクッション代わりになるはず。

94 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/17(金) 01:59:22
>>92
「あ……大丈夫か、行商……」

子供の様子を見て、気絶等で戦闘不能っぽければ『大鐘楼』へ向かう。

95 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 23:06:41
>>93
『行商』は、『スタンド』を下に地面をガードする。
直後、『女』が大きな円盤の様なものを投げるのが見えた・・・・・・・・・・・・。
円盤は、『行商』に向かって勢い良く飛んで来た。
 
『ドッゴォォオ!!』
 
地面が砕け、砂埃が周囲に舞い散る。
飛んで来た『マンホールの蓋』は、『行商』を弾き飛ばして地面に衝突した。
『行商』の脇腹に、痛みが走る。

96 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 23:07:16
>>94
『子供』の方は、石畳に倒れたまま動かない。
『高橋』は、『大鐘楼』の中へと向かう・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
無数に並んだ柱の中を進もうとした『高橋』の視界に、1本の柱が映る。
柱の影からは、見知らぬ男の頭が覗いていた・・・・・・・・・・・・男は、髪をボサボサに伸ばし、
口に長方形の物体を咥えている。

97 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/17(金) 23:19:08
>>96
(……『3人目』か?
 それとも……『カフカ』?)

テープを近くの柱にひっつけ、ぐるりと男の周囲を回るように移動。

98 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/17(金) 23:26:42
>>95
「…ふ、ふざけやがって」

先程地面にばら撒いた、『500円硬貨』×『10枚』を
『1000円』単位で、5連続で発動させ、地面の瓦礫を周辺に舞い散らさせ、
砂埃を舞い散らさせ、その中に身を隠す。


同時に脇腹を押さえながら、今、出来る限りの速さで『女』より逃げつつ、
『アタッシュケース』に『500円』×『20枚』を蓄積させる。

99 名前: 投稿日: 2005/06/17(金) 23:40:12
>>97
(『高橋』は、『スタンド能力』を提示する)
ふと、テープを貼り付けようとした柱の影に、『スタンド』が立っている。
流線形のデザインで、丸く小さなヘッドライト風の目が縦に3つずつ並んでいた。
(『人型/人工・機械型』)
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
突然、テープが『燃えて』いるのに気付く。
柱の影に立つ男の方で、何かが光った・・・・・・・・・・・・。
>>98
『スタンド』で瓦礫が舞い上がると、周囲の視界は濃霧の様に砂埃で遮られた。
 
『ドヒュ、ドヒュッ!』
 
砂埃の向こう側から、何かが飛んで来る・・・・・・・・・・・・
『行商』は、『大鐘楼』とは逆方向に逃げて行った。

100 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/17(金) 23:46:35
>>99
「クソッ! こんなものに当たってられるか!」

アタッシュケースをしっかりと握り締めた状態で、
アタッシュケースに蓄積した『1万円』中、『5000円』を
現在逃げている方向に向かって発動。
アタッシュケースごと吹き飛んでいく。

その力で速攻で砂埃内より脱出、出来ればそのまま近くの『廃墟』内に身を隠す。


この方法で行商は空を飛んでいきました!

101 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/17(金) 23:54:40
人型のヴィジョン
左手首から幅10センチの布を際限なく出すことが出来る。
布は片面に『粘着』する性質を持っており、どんなものにも『貼りつける』事が出来る。
人間程度の力があれば剥がすことが可能なこの『布』は、
剥がした箇所の表面を削り取ってしまう。
一度剥がした布は粘着性を失っているが、
剥がされた箇所に再び重ね合わせると剥がされた箇所の表面は元に戻り、
布の粘着性はそこで完全に消え去る。

『MALCHIK GAY』
パワー:B スピード:B 射程距離:D
持続力:D 精密動作性:B 成長性:A

>>99
「なッ、スタン……ってか燃えてるー!」

『スタンド』から離れ、左手を見てみる。

102 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 00:15:40
>>100
『行商』は、アタッシュケースに引っ張られる形で前方に吹っ飛んだ・・・・・・・・
そして、そのまま近くの廃墟に逃げ込む。
廃墟に入ると、広いロビーの奥に受付カウンターらしきものが見える。
何かの施設らしく、各階の用途を示す大きな掲示板プレートが掛かっていた。
>>101
左手を見たが、異変は無い・・・・・・・・・・・。
燃えたテープは、そのまま焼け落ちた。
柱の影に立っていた『スタンド』は、柱の裏側に隠れる様に姿を消す。

103 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/18(土) 00:21:18
>>102
ポケットから煙草を取り出して火をつける。

「ふう、一旦落ち着いて情報を整理しよう。
 あの手のヤツはもう死んだのか?
 高橋はまだ無事か?  ……あの野郎。あっさり見捨てやがって、
 生きて帰ってきたらぶっ殺してやる。」

掲示板のプレートを眺めながら、
高橋に付けた『1円玉』と、『手のスタンド』に付け、
まだ残っているハズの『600円』の位置を確認、
まだ生きていたら確認できるハズだ。

その後、『女』から受けた自分のダメージを確認する。

104 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/18(土) 00:26:43
>>102
「……テープ燃やされるとキツイな。
 燃える条件はなんだ?」

『スタンド』の隠れた柱を警戒しながら、男に向かってテープを伸ばしてみる。

105 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 00:38:41
>>103
『高橋』の持っている『一円玉』は、『大鐘楼』付近から動いていない。
『手のスタンド』に付けた硬貨の気配は、消えている・・・・・・・・・・。
脇腹に傷は無かったが、動くと痛みが走った。
>>104
『ピカァッ』
 
男が、口に咥えた長方形の物体を動かすと、光が反射した。
次の瞬間、テープが燃える・・・・・・・・・・咥えているのは、小さな『鏡』だった。
 
「いい天気だな・・・・・・・・・・」
 
男が、『鏡』を手に取って口を開く。

106 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/18(土) 00:45:08
>>105
「よし、手のヤツはもう再起不能だな。残る障害は女1人と、
 まだ姿を見せないもう1人か。残金は『26497円』と、
 アタッシュケースの中の『5000円』か。……少々キツイな。
 少なくともあの『女』を殺る為には何かが必要だ。」

今のうちに侵入した廃墟内を探索。
使えそうな物を探す。

107 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/18(土) 01:01:39
>>105
(光か。
 たぶん、あの鏡で反射した光に当たったものを燃やすって感じだな。
 じゃあ燃えないもんならどうだ!)

小石を投げつける。

108 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 23:07:35
>>106
廃墟となった施設を奥へ進むと、物色された跡が目立って来る。
どうやら、めぼしい物は盗られた後らしい・・・・・・・・・・・。
弾痕や血痕もあり、忌まわしい出来事があった事は容易に推測出来た。
背中を掻くのに使えそうな物すら無い。

109 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 23:08:17
>>107
小石を投げようとした『高橋』の手が、不意に熱湯を浴びた様な『熱』を帯びる。
 
『ジュッ!』
 
思わず、小石が零れ落ちた。
手を見ると、その半分程が赤く変色している・・・・・・・・・・・・・。
 
「いい天気だが・・・・・・・・・・最悪の天気だな。
『お前にとって』は・・・・・・・・・・・・。」
 
男が言った。
・・・・・・・・・・・・・・ふと、焦げ臭い匂いが『高橋』の鼻を突いた。

110 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/18(土) 23:14:25
>>108
「あの浮浪者どもの仕業か? コレは。
 …・・・しょうがない、高橋のバカでも助けに行くか。」

アタッシュケースにもう『5000円』蓄積したのち、
高橋に与えた『1円玉』を頼りに『大鐘楼』へ向かう。


アタッシュケース:『10000円』
残金:『21497円』

111 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/18(土) 23:22:13
>>109
「本当……最悪だな……」

柱の影に隠れ、再度投石。
男を直接狙うのではなく、適当な柱で跳弾させる。

柱の高さはどの程度?

112 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 23:51:44
>>110
『大鐘楼』に向かう路地を進んで行く内に、『行商』は周囲の異変に気付いた。
どこからか焦げ臭い匂いが漂い、微かに煙が立ち昇っている・・・・・・・・・・・。
煙は、『行商』の髪や衣服から立ち昇っており、露出した部分の皮膚は、次第に
『熱』を帯びて赤く変色し始めていた。
・・・・・・・・・・・・『行商』は、全身が焼ける様な熱に襲われる。

113 名前: 投稿日: 2005/06/18(土) 23:54:27
>>111
柱の影に隠れると、目の前の柱の影に『スタンド』が立っていた。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
『スタンド』が、腕を垂らしたまま手の平を広げる・・・・・・・・・・
手の平の中心は、円形に刳り抜かれて『レンズ』の様なものがハマっていた。
レンズ部分からは、ポタポタと液体が垂れている。
 
『ピカァッ!』
 
不意に、液体が光った様に見えた。
次の瞬間、『高橋』の右頬辺りが焼ける様に熱くなる・・・・・・・・・・・・。
柱の高さは、約3メートル。

114 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 00:04:47
>>112
「なんだと……ここで『3人目』か!?
 敵は各個撃破が基本なのか!?
 一体、何処から攻撃してきてんだ。
 クソッ…これ以上、金を消費する訳には……」

周囲を見渡しつつ、再び、近くの『廃墟』の中に逃げ込み、
自分の様子を見る。

115 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 00:04:59
>>113
その柱はさっき『スタンド』が隠れた柱だった?

「くそ、離れても不利になるだけか……!」

腕で顔面はガードしつつ、『スタンド』に走り寄る。
十分近づいたらテープを引っ付けるべく左手ストレート。

116 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 00:17:03
>>114
『行商』は、再び元居た廃墟へと逃げ込んだ。
熱は、次第に消えて行く・・・・・・・・・・皮膚は、火傷を負ったかの様にヒリヒリする。
>>115
『スタンド』が立っていた柱は、最初に隠れていた柱の隣に立っている様だった。
 
『パアァァ・・・・・・ッ』
 
『スタンド』に走り寄る『高橋』を、再び光が照らす。
『スタンド』の足元に広がった『水たまり』が、光を反射している・・・・・・・・・・・。
 
『ボォオオオッ!!』
 
突然、『高橋』の身体は炎に包まれた━━━━━━━━━━━━

117 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 00:23:25
>>116
「……どういう事だ?」

廃墟から手をちょっとだけ出してみる。
ついでに、『大鐘楼』の方向の状態を確認する。

118 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 00:28:07
>>116
「うおおおおおお!
 やっぱ光ッ」

手にテープを貼り、すぐ剥がす。
皮膚が削れるので血が出るはず、その血を水たまりに混ぜて少しでも反射を弱くする。

『スタンド』までの距離は?

119 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 00:45:18
>>117
廃墟の中から、『大鐘楼』を確認する事は出来ない。
 
外に出した手に光が当たると、次第に熱を帯び始めた・・・・・・・・・・。
熱は、数秒で熱湯を浴びた様な熱さにまで上昇する。
>>118
手に貼ったテープを剥そうとしたが、その前にテープは焼けた。
『スタンド』との距離は、約1メートル━━━━━━━━━━━
ふと、『スタンド』は再び柱の影に隠れた。

120 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 00:54:37
>>119
手を引っ込める。
「うお、やべえ!
 太陽光が能力発動のトリガーか!?
 外に出なければ安全らしいが……参ったな。
 どうにかして『大鐘楼』に向かう方法を探さないと。
 ……………あ。」

>>102で発見した『大きな掲示板プレート』を剥がし、
それを日傘代わりにして、『大鐘楼』に向かいたい。

121 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 00:59:12
>>119
「熱ィィィッ!」

『MALCHIK GAY』で破くようにして服を捨て、さっき男がいた柱へ向かう。

122 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 01:14:59
>>120
『行商』は、廃墟にあったプレートを外した。
10キロ近い重さのプレートは、両手で無ければ持ち運ぶ事は出来ない・・・・・・・・・。
>>121
『高橋』は、燃えた衣服を破り捨て、男の立っている柱に駆け出した。
 
『パチャッ・・・・・・』
 
ふと、『高橋』の足が水を弾く。
その足元には、いつの間にか水が張られていた・・・・・・・・・・・。
男が、持っていた鏡で光を反射させる。
 
『ピッカァァアアアア!!』
 
水に反射した光は、『高橋』を下から焼き尽くす様に注がれる。

123 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 01:20:39
>>122
無視。

124 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 01:21:13
>>122
「い、意外と重い……」

アタッシュケースの取っ手を口で挟み、
両手でプレートを支えてみる。


上手く行ったなら『廃墟』を出て、『大鐘楼』を目指す。

125 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 18:07:49
>>123teisei

126 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 18:11:01
>>122
訂正。

>>124
「また水たまりッ」

その場に倒れ込み、体の下の地面にテープを貼り付ける。
体で影が出来ているのでテープは燃えないはず。

127 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 23:08:23
>>124
アタッシュケースを口に咥え、『行商』は再び『大鐘楼』へ向かって進む。
何かの焼ける嫌な匂いが漂い、周囲には陽炎が揺らめいていた・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴガァッ・・・・・・!』
 
石畳の広場まで辿り着くと、『大鐘楼』の方から瓦礫の崩れる様な音が響く。

128 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 23:09:02
>>126
『バシャアッ!』
 
『高橋』は、『水たまり』に倒れ込む。
男は、それと同時に柱の影へと身を隠した。
テープを床に貼り付ける・・・・・・・・・・・・今度は、燃えない。
全身の炎も、水に触れた前面部分は消えかけていた。
 
『バゴガァッ!!』
 
・・・・・・・・・・・・・・・突然、何かの崩れる音が柱群の中に響く。

129 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 23:16:25
>>127
「見境無しか? 『3人目』は。」

足を止め。『大鐘楼』の方向を確認する。
同時に、近くで日陰になっている場所があれば、それも確認する。

130 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 23:21:21
>>128
(……!?
 何かわからんが気にしてる暇はないッ!)

テープの端を摘み、体ごと半回転。
地面の表面を削ったテープを『日傘』のようにして本体を光から守る。
テープは削った地面側が外側に向いているので、地面が燃えないならばテープは燃えない。

131 名前: 投稿日: 2005/06/19(日) 23:42:56
>>129
『大鐘楼』の方を見ると、柱群の奥で何かが燃えている様だった。
微かに、砂煙も上がっている。
・・・・・・・・・・・・・・石畳の広場に、日陰になる様な場所は見当たらなかった。
>>130
『バリィィッ!』
 
テープは、床を直径15センチ程の円形に剥ぎ取った。
『高橋』は、その下に隠れる様にして光から逃れる。
背中の炎は、鎮火した・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、『高橋』に向かって走って来る人影に気付く。
それは、女の方の『敵スタンド使い』だった。

132 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/19(日) 23:49:28
>>131
「マジでか。ひょっとして俺の17000円じゃねーだろーな。」

日陰の無い石畳の広場はとっとと抜け、全速力で『大鐘楼』内へ。

133 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/19(日) 23:54:56
>>131
体に火は残っている?

「次から次へとッ!」

『MALCHIK GAY』で水たまりの水を掬い、女に向けて光を反射させる。
できることなら目を狙いたい。(精B)

134 名前: 投稿日: 2005/06/20(月) 00:18:27
>>132
『行商』は、『大鐘楼』へと走る・・・・・・・・・・・・だが、その足取りは重い。
 
『大鐘楼』の1階は、柱群が並ぶ吹き抜けになっている。
手前の方にある柱が崩れており、まだ微かに砂煙が上がっていた・・・・・・・・・・・・。
奥の方には、チラチラと人影も見える。
>>133
身体の炎は、(水に濡れたからか)消し去られている。
火傷の痛みは、全身を刺す様だった・・・・・・・・・・・・。
 
『ピカァァ!』
 
『高橋』の『スタンド』が掬った水は、光を反射して『女』の目を直撃する。
飛び込もうとして来た『女』は、不意の光線に仰け反り、そのまま床に落ちて転がる。

135 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/20(月) 00:28:15
>>134
「クソ……あのマンホール女…絶対殺す。」

高橋に接触させた『1円玉』の位置を感じ取りつつ、
『柱群』内を進み、高橋を探す。

とりあえず、掲示板のプレートは持ったままで。

136 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/20(月) 00:31:15
>>134
「痛ェ……重傷だな……」

(女には熱のダメージ無いのか……?
 もしあったらしばらく視覚は奪えそうだが……)

左手で地面を殴り、女に向けて破片を飛ばす。
その際、破片の1つにテープをつける。

137 名前: 投稿日: 2005/06/20(月) 00:40:21
>>133
柱群の中へ入ると、プレートがゴツゴツと柱にぶつかる。
・・・・・・・・・・・・・ふと、2〜3メートル先に『高橋』の姿を見つけた。
何故か服を着ておらず、その身体は痛々しい火傷を負っている。
周囲は、砂埃が舞っていて視界が悪い。
>>134
破片を飛ばそうとすると、『女』は床を闇雲に殴って破片や砂埃を飛散させた。
たちまち、周囲の視界が砂埃で遮られる・・・・・・・・・・だが、それも長くは続かない。
 
砂埃が晴れて来ると、その向こうに人影が見えて来る。
それと共に、ゴツゴツと何かがぶつかる様な音も近付いて来た。

138 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/20(月) 00:48:50
>>135
「うわ、っと……どこ行った?」

警戒しつつ、地面にテープを貼る。

「ん!
 おい止まれ、誰だ!」

139 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/20(月) 00:50:19
>>137
「ふう、よいしょっと。重いな、コレ。」

高橋の目の前に掲示板のプレートを置く。
と共に、口に咥えていたアタッシュケースを右手に持ち替え、
プレート越しに、周辺を見渡す。


>>138
「よっ、元気? カフカは見つかった?
 正直、状況がわかんねえ。1レスで説明しろ。」

140 名前: 投稿日: 2005/06/20(月) 23:13:13
>>138-139
人影は、『高橋』の前に巨大な長方形の物体を置いた。
砂埃が晴れると、その人影が『行商』だと分かる。
 
周囲に、『女』や『鏡の男』の姿は見当たらない・・・・・・・・・・・。

141 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/20(月) 23:18:24
>>139-140
「行商か……。
 えーと、鏡を持った敵スタンド使いに襲われた。
 詳しい能力は分からないが、『光を浴びているものを熱する』とかそんな感じ。
 逃げ回ってたら女が来て、転ばせたら煙幕はられて逃げられた。
 たぶん近くに隠れてるんじゃねえ?」

周囲を見回しながら説明した。

142 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/20(月) 23:24:44
>>140-141
「やっぱ光か。女の能力が未だ判明してないが、
 ヤツにはそれを発揮する前に死んでもらうか。」
(高橋は、もうまともに動けそうにも無いな。ここで捨てておくか。)

「このプレートはここに置いといてやる、好きに使えや。」

『財布』から『500円硬貨』を『3枚』出し、柱群の影を伝いながら前へ。
2階への階段を探す。

143 名前: 投稿日: 2005/06/21(火) 00:02:40
>>141-142
2人は、話しながら周囲を見回した。
柱の影から一歩でも出ると、『光』が出た箇所を焦がす・・・・・・・・・。
 
『行商』が進んで行くと、7〜8メートル離れた柱群の影に、螺旋階段らしきものが
確認出来た。
周囲に、人影は見当たらない・・・・・・・・・・。

144 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/21(火) 00:13:22
>>143
「どこにいるんだろうなァ。
 どっかの柱の影にいると思うけど」

プレートを半分くらにぶち折り、片方にテープをグルグル巻きにする。
巻けたら片手に持って螺旋階段へ向けて歩く。
テープを巻いてないほうは捨てる。

145 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/21(火) 00:13:47
>>143
「あれか……だが、なるほど。
 『光』を倒さない限り、2階へは向かえそうもないか。」

再び柱群の影を伝って、高橋の姿が確認できる位置まで移動し、
その位置から人影を探す。


「高橋は簡単には動けない。なら、ヤツラが最初に狙うのは高橋だろうな。
 少なくとも『女』は纏うタイプだ。攻撃の瞬間には姿を見せる……多分な。」

146 名前: 投稿日: 2005/06/21(火) 00:34:15
>>144
『高橋』は、テープを巻いたプレートを持って階段へと進む。
『行商』は、その背後から周囲を警戒しながら進む・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、2〜3メートル後方の柱の影から、見知らぬ男の頭が覗いていた。
男は、髪をボサボサに伸ばし、口に咥えた長方形の物体を動かしている。
・・・・・・・・・・・・・『高橋』は、男に気付いていない。

147 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/21(火) 00:50:24
>>146
柱の影を伝いつつ進む。

「……あれが『光』か。」
(どうする? 高橋に知らせるか? しかし、それでは男に気付かれる……
 だが、悔しいが、このままでは……俺の『残金』では、この二人は倒せても
 カフカまでは殺せないよな、現実問題として。
 このバカの力は絶対に必要だ。)



高橋の体に接触させた『残2円』の内、
『1円玉』を『発動』高橋の危機を知らせる。

そして、『男』の攻撃と共に最後の『1円玉』を発動する。

(……『信頼』してやる、頼むぞ。『理解』しろよ。)

148 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/21(火) 01:07:16
>>146-147
(……ん!
 さっきまで普通に声出してたのに、急にこんな合図送ってくるってことは……敵か?
 前にはいない、ってことは後ろのほうだろうな、たぶん。
 男か女か……男なら熱だから一撃必殺はない。
 女は……能力によっては一撃必殺があり得るな……。
 せっかく行商がバレねえように知らせてくれたのに、ここで振り向いちゃまずいよな。
 ……女は近距離戦闘、近づいてきたら足音がするはずだ……)

いつでもスタンドを発現できるようにし、後方に意識を集中する。
プレートも心持ち背中寄りに。

149 名前: 投稿日: 2005/06/21(火) 22:12:02
>>147
━━━━━━━━━不意に、男が咥えた長方形の物体が『光』を反射する。
どうやら、『鏡』らしい・・・・・・・・・・・。
次の瞬間、『行商』の顔が焼け付く様な『熱さ』に襲われた。
 
気が付くと、『行商』の顔は炎に包まれている。
髪の毛や皮膚の焦げる、嫌な臭いが広がった・・・・・・・・・・・・・。
>>148
突然、階段の手前にある柱の陰から、『女の敵スタンド使い』が踊り出る。
 
『バゴバゴバゴバゴォォッ!!』
 
『高橋』は、2メートル近く殴り飛ばされた・・・・・・・・・・・・・。
『女』の右目は、閉じたまま開けないらしい。
・・・・・・・・・・・・・・ふと、背後にいた『行商』は、頭部を炎に包まれている。
その向こう側には、『鏡の男』が立っていた。

150 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/21(火) 22:28:17
>>149
「俺だった、だと。 『光』の狙いは…高橋では無く俺か。
 ……なるほど、『光』か。確かに強敵だな。
 あのバカが勝てなかったのも良く解る…だが。」

>>142で取り出しておいた『500円硬貨』を俺の顔を目掛けて照射される
『光』に当て、そして逆に、『男』の顔目掛けて『反射』させる。

151 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/21(火) 22:32:03
>>149
「ぐえッ!」

(うあああ、いきなりッ!
 ……でも右目は潰れてる、な……。
 しかしこいつの能力はなんだ……?)

近くの柱にテープの端を引っ付け、柱と『MALCHIK GAY』の左手がテープで繋がっている状態で構える。

152 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 00:02:06
>>150
『行商』は、手にした硬貨をかざした。
だが、男が『光』を反射させたのは、『行商』の頭を燃やす一瞬・・・・・・・・・・・
『光』を反射する事は、出来ない。
やがて、『行商』は酸欠で意識が朦朧とし始める。
>>151
『高橋』は、テープを柱に貼り付け、そのまま吹っ飛ぶのを堪えた。
『女』は、床を砕いた破片を両手で挟み潰し、粉々にしながら迫って来る。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドド』

153 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/22(水) 00:13:08
>>152
「……なんだと!」

すぐさま柱の影に隠れ、『鏡の男』が見えない位置で、
顔面に付いた火を両手で払い、酸素を確保する。

「フゥーフゥー……高橋には『女』が向かったか。」

154 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/22(水) 00:19:26
>>152
「うわ……凄い力だな」

柱の影に隠れ、

|l二二l|
|l二二l|
|l二二l|←柱
|l二二l|
|    | l二二l = テープ

こんな感じでテープを貼り、剥がす。
するとできた凹凸がはしごのようになるので、それに手足をかけて上へと上っていく。
天井まで上ったら待機、女が回り込んできたら飛び降りて、頭部に蹴りをかます。

155 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 00:32:20
>>153
柱の陰に隠れ、頭の炎を払い消す・・・・・・・・・・・。
顔全体が火傷を負ったらしく、ヒリヒリと刺す様な痛みを感じた。
 
「確実に始末しなければ・・・・・・・・・『邪魔者』は・・・・・・・・」
 
息を切らせる『行商』の横で、声が聞こえた。
振り向くと、すぐ横にある柱の上に『スタンド』が貼り付いている。
流線形のデザインで、丸く小さなヘッドライト風の目が縦に3つずつ並んでいた。
(『人型/人工・機械型』)
柱に貼り付いた『スタンド』の手の下からは、水の様な液体が染み出ている。
液体は、柱を下へと伝って行く・・・・・・・・・・・・。

156 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/22(水) 00:44:34
>>155
「邪魔者は…邪魔者はお前だろうが!」

手に持っていた『500円硬貨』×2枚を地面に発動。
『パワーC』
粉塵を巻き上げて、その中に隠れ、


逃げる。


最初に、『高橋』が倒れていた場所へ。


先程から、『女』が粉塵を巻き上げているので、
『パワーC』でも十分なはずだ。

157 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 00:45:01
>>154
『女』は、『高橋』の上った柱の横を素通りし、そのまま『行商』に向かって行く。
『行商』は、それに気付いていないらしい。

158 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/22(水) 01:01:32
>>157
(……素通りッ!?
 柱の影にいるはずの俺はスルー!?
 ひでえな!)

『MALCHIK GAY』の左手からテープを伸ばし、右手で端を持つ。
そして女目掛けて飛び降り、テープを首に引っかけるようにする。
上手く引っ掛かったら首を絞めるようにテープを引っ張り、テープの両端を女の背中に貼り付ける。
こうすれば引っ張り続けなくとも首は締まり続けるので、開いた両手で女の両手を掴む。

159 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 01:19:06
>>156
『行商』の足元に、微かに砂埃が上がった・・・・・・・・・・・身を隠すまでには、及ばない。
次の瞬間、どこからか液体に『光』が反射する。
 
『ピッカァァァアア』
 
『光』が『行商』を照らすと同時に、その衣服が燃え上がった。

160 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/22(水) 01:29:38
>>159
燃える黒のスーツを脱ぎ捨てて逃げる。

「うおおおおお!!!」

>>156で示した通り、最初に高橋が倒れていた場所までダッシュ。

超ダッシュ

付いたら、その柱の影でより周辺を見渡す。

「高橋! 『女』の位置を知らせろ!!」

161 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 23:46:10
>>158
『高橋』が『女』の腕を掴むと、さらに『女』は『高橋』の腕が交差する形に
腕を掴み返す・・・・・・・・・・・・パワーは、『女』の方が上らしい。
 
『ガスッ!ガスッ!ガスッ!』
 
さらに、『女』が背後に向かって、『高橋』の足や股間を容赦無く蹴り上げた。
耐え難い痛みが、『高橋』を襲う。

162 名前: 投稿日: 2005/06/22(水) 23:46:50
>>160
逃げようとする『行商』を、『光』が容赦無く襲った。
炎に包まれた『行商』は、前後の判断も出来ないまま熱さに悶え、転げ回る。
髪の焦げる臭いと肉の焼ける臭いが、鼻を突いた・・・・・・・・・・・。
 
ふと、『女』が2〜3メートル程近くに立っている事に気付く。
いつの間にか、『鏡の男』も『女』と向かい合う位置から『行商』を見ていた。
両者に挟まれ、『行商』は燃え続ける━━━━━━━━━━

163 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/22(水) 23:51:23
>>162
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」

『財布』より、『5000円』を取り出し、『左手首』に接触、と同時に『発動』
『パワーB』


左手首を頭より上に掲げ、噴出する自らの血で『火を消す』

164 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/22(水) 23:55:52
>>161
「〜〜ッ!?」

女の目にテープを貼り付け、すぐに剥がす。
それによって一瞬でも隙が出来たら、女を近くの柱へ投げるなり蹴るなりして吹っ飛ばす。
その時ついでにテープを女の体にひっつけておく。

165 名前: 投稿日: 2005/06/23(木) 00:11:18
>>163
『ドッバァァアアアアアアア!!!』
 
『行商』の手首から、勢い良く鮮血が噴き出した。
血が炎を消して行くのに比例し、『行商』の意識も薄れて行く・・・・・・・・・・。
『鏡の男』の傍らには、先に見た『スタンド』が立っていた。

166 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/23(木) 00:14:23
>>165
「…これでいい。よく、女を引き付けて置いてくれたな。
 オマエにしては上出来だ。
 この場所は、オマエが倒れていた場所だ。ここに我々の希望の光が有る。」

>>144で高橋が半分に折って捨てた『掲示板のプレート』の残り半分、
コレに、財布より『5000円』を取り出し、そっと『接触』させ、そして発動させる。
『パワーB』で『回転』させながら『女』へと飛ばす。

狙いは『女の首』
『プレート』は回転しながら、『女』へと飛び、そして『プレート』は女の『首』を『殺る』。

残金:15497円

「回転と言う名の希望の光だ、貴様の作り出した光じゃあ無くな。」
鏡の男の方を向く。

167 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/23(木) 00:17:43
>>166
訂正

残金:10497円

168 名前: 投稿日: 2005/06/23(木) 00:28:22
>>164
『高橋』は、『女』に腕を掴まれたまま動けない。
 
『グシャアッ!』
 
次の瞬間、『女』の頭突きを顔面に受ける・・・・・・・・・・・・。
気を失いかけた『高橋』の視界に、ふと前方に立つ『行商』の姿が見えた。

169 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/23(木) 00:43:24
>>168
(やべー、動けねー……意識も……。
 あんまりやりたくないが……両方同時に解決するには……これしかねえ……!)

自分の右腕を『折る』。
その激痛で朦朧とする意識は冴え、腕の固定も多少ゆるむ。
少しでも行動に余裕が出来たら女を蹴り飛ばす。

170 名前: 投稿日: 2005/06/23(木) 23:08:02
>>169
突然、『女』が後ろへ向かって走り出す。
 
『ゴキィッ!!』
 
その直後、『女』に掴まれたままの『高橋』の腕が、鈍い音を立てて折れる。
『女』は、折れた腕を掴んだままバランスを崩した・・・・・・・・・・・・・
『高橋』に『女』の身体が圧し掛かり、そのまま両者は背後の柱に衝突する。
━━━━━━━━━━後頭部を強く打ち付け、『高橋』は意識を失った。

171 名前: 投稿日: 2005/06/23(木) 23:16:09
>>166
『女』は、背後に立つ柱に向かって走り出す・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴキィッ!』
 
不意に鈍い音が響き、それと同時に『女』はバランスを崩して後ろ向きに倒れ込んだ。
倒れた『女』に向かい、『プレート』が空を切って飛んで行く。
 
『ピチャ・・・・・・・・』
 
ふと、『行商』の足元で水音がした。
下を見ると、いつの間にか床一面に水が広がりつつある━━━━━━━━━
キラキラと揺れる水面が、熱線の様な『光』を反射し、周囲に放つ。

172 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/23(木) 23:27:24
>>171
財布から全財産『10497円』を取り出し、左手首に『接触』させておく。

「おい、一言忠告しておいてやる、あのバカを甘く見るなよ。
 あのバカは……高橋は恐ろしいペースで成長している。
 スタンド使いとしてな。アンタの所の大将程度なら……余裕で殺れるさ。」

アタッシュケースに予め接触させておいた『1万円』
これを、『鏡の男』に向かって発動。

行商ごと『パワーA』で鏡の男に向かって『吹き飛ぶ』

「俺たちの未来には『光』が永遠と続いてるんだよ!!
 テメエが作り出した光とは違う。純然たる輝かしい栄光がな!!」


『残金:0円』

173 名前: 投稿日: 2005/06/23(木) 23:54:27
>>172
『パァァアアアア・・・・・・』
 
水面に『光』が反射し、『行商』の全身を焼く。
 
『ドッギャアァァ━━━━━━━━━ン!!』
 
次の瞬間、『鏡の男』に向かって『行商』が吹っ飛んだ。
 
「何ッ!?」
 
『鏡の男』が声を上げる・・・・・・・・・・・・同時に、男の『スタンド』が前を阻んだ。
 
『ドォォオン!!!』
 
両者が衝突する━━━━━━━━━━━

174 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 00:10:49
>>173
そう、両者が衝突する━━━━━━━━━━━

「これが、狙いだ……お前を『吹き飛ばす』事が、俺の狙い。
 お前は、柱の影から出て、光を浴びなければならない。
 つまり、自らの光の能力で焼かれたくなければ、能力を解除するしかない。
 能力を解除するかしないか……好きな方を選べ。」


衝突し、互いに吹き飛んだその次の瞬間、最後の『パワー』を発動させる。

前のレスで、左手首に残存させた『10000円』
これを発動させ、鏡の男に『パワーB』の拳を二発、男の頭部に喰らわせる。

行商が吹き飛んでいくパワーはこの2発のパワーが吸収する。

175 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 00:21:01
>>174
『バギャアッッ!!』
 
『行商』の拳が、『敵スタンド』のガードを弾いて男の顔面を捉える。
 
「うゲェエエ━━━━━━━━━ッ!!」
 
男は、石畳の広場まで吹っ飛んで行った。
『行商』は、床を転がって柱の1本にぶつかる・・・・・・・・・・。
左手の拳が腫れ上がり、手首が折れた。

176 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 00:25:33
>>175
「もう、起き上がるなよ……」

柱に上半身を預け休憩し、その影で鏡の男を観察。
しながら、左手首を押さえる。

177 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 00:49:15
>>176
柱の影から広場を見ると、男が石畳の上で悲鳴を上げながら転がっている。
 
「ギャアアアアアッ!!クソッ・・・・・・・・『マルティカ』ッッ!!
『能力』を解除しろォォォオオオオオッ!!!」
 
男は、身体から微かに煙を立ち昇らせ、慌てた様子で立ち上がった。

178 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 00:54:52
>>177
「…まだ、生きてるのか。まあいい、能力は解除してくれたか。」

鏡の男が行商に気が付いていないうちに、高橋の元へ急ぐ。
そして高橋を叩き起こす。
左手首を押さえながら。

179 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 01:06:45
>>178
『高橋』の上に倒れた『女』は、グッタリしたまま動かない・・・・・・・・・・。
『高橋』は、『行商』に叩き起こされた。
・・・・・・・・・・・同時に、折れた右腕が痛み出す。

180 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/24(金) 01:15:04
>>179
「う……痛ッ……!」

右腕にテープを巻き、ガッチリ固定する。
さらにテープを輪にし(セロテープを似非両面テープにする感じ)、地面にいくつか設置しておく。

「……女は倒したのか。
 金持ってるかな」

鏡の男を警戒しながら、女の金品を漁る。

181 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 01:16:10
>>179-180
高橋に現在の状況を伝える。

「よし、起きたか。『女』は倒したぞ。
 鏡の男は今、広場に吹き飛ばした。
 今アイツは能力を使えない状況だ。
 とっとと行ってヤツをぶっ殺してこいや。
 …あと、とりあえずお前のテープで左手首をテーピングしてくれ。」

行商自身は用心して、柱の影に移動。

182 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 01:23:16
>>180-181
固定する事で、2人の拳と腕の痛みは幾分か和らいだ。
倒れている『女』は、特に何も所持していない・・・・・・・・・・・。
 
『鏡の男』は、足取りもおぼつかないまま向かって来る。

183 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 01:27:17
>>182
「……俺の援護はもう不可能だって事だな、高橋。
 だが、お前ならやれるさ、今のお前ならな。自分の能力を信じろ。
 立派にやって見せろ、たった一人で。」

柱の影で、そう高橋に伝え、全ての成り行きを伝える。

184 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/24(金) 01:34:44
>>182
「……何も持ってないのかよ……」

風向きはどうなっている?
もし高橋→鏡の男向きならばテープを細かくちぎり、風に乗せて鏡の男へ飛ばす。
ついでに行商から離れるように移動。

185 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 22:15:53
>>183-184
風は、吹いていない・・・・・・・・・・・・。
柱群に再び戻った男は、懐から何かを取り出し、柱の影に入った。
 
『ピカァァアア』
 
取り出した『鏡』に『光』が反射し、『高橋』の額を焦がす。

186 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/24(金) 22:44:11
>>185
「うおっと!」

柱の影へ移動し、テープを柱に引っ付ける。
そのままテープは出し続けながら、鏡の男の周囲を回るように走り出す。
もし鏡を向けられても、柱のおかげで光が当たり続けることはないだろう。

187 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 22:48:01
>>185
「・・・・・・・・・・・。」

柱の影で高橋と鏡の男の攻防を見守る。

188 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 23:29:49
>>186-187
『鏡の男』の背後へ回り込む様に移動しようとした『高橋』を、男の『鏡』で反射した
『光』が何度も照らす。
熱線を浴びた様に、皮膚が焼ける・・・・・・・・・・・・。
やがて、陽の当たる場所の熱も強くなり始め、走り続ける『高橋』の身体を焼いた。

189 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/24(金) 23:38:27
>>188
「熱いなッ!」

『MALCHIK GAY』の左手にテープを巻き、鏡の男へ向かう。
テープは出し続け、光は左手に当たるようにする。

190 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/24(金) 23:38:53
>>188
「高橋……」

『女』に投げた『プレート』を光への盾に使い、
高橋とは逆側から、柱の影を伝って鏡の男へと突撃。

この状態で『シャイロック』が発現するかどうか、
自らの限界を確かめながら。

191 名前: 投稿日: 2005/06/24(金) 23:53:55
>>189
テープは、徐々に焼け落ちて行く・・・・・・・・・『鏡の男』は、移動せずに柱の影から
『高橋』を伺っている様だった。
男までは、直線距離で2〜3メートル。
>>190
『シャイロック』を作り出すだけの硬貨は、持っていない。
『行商』が近付いて行くと、前の柱の影から『敵スタンド』が現れる。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
『スタンド』は、『行商』の行く手を阻む形で立ち塞がった。

192 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/25(土) 00:01:57
>>191
テープを切り、鏡の男に向けて横に振る。
テープは出し続けるので、燃え尽きて無くなることはない。
とにかくテープが男の服に引っ付けば火が燃え移ることになる。

193 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 00:07:27
>>191
『液体』に備え、右手に『プレート』を持ったまま。

「……お前には忠告しておいた筈だ。高橋を甘く見るなよってな。
 お前は本体の防御に回るべきだった!」

行商の左手首に撒かれている『高橋のテープ』。
これは『スタンド』だ。
『スタンド』は『スタンド』でのみ攻撃をする事ができる。

左手首(に撒かれたテープ)で『スタンド』の頭を攻撃し、男の頭を柱の影より露出させる。

パス精:オールC(人力)

194 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 00:20:54
>>192
『高橋』がテープを投げると、男は柱の陰に隠れた・・・・・・・・・・。
陽に当たったテープは、すぐに焦げ出し、焼け落ちて行く。
>>193
『バギャアッ!!』
 
『行商』の一撃を、『敵スタンド』がガードする。
左手首に激痛が走った・・・・・・・・・・・。

195 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 00:28:00
>>194
「があぁぁぁ!!!!!! クソッ! クソッ!!」

『プレート』を構え、
『スタンド』から距離を取って地面に『液体』が流れ落ちていないか確認する。

196 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/25(土) 00:36:42
>>194
柱を回り込み、『MALCHIK GAY』で鏡の男を殴りつける。

鏡の男は影の中で止まり、高橋は走り寄っている。
つまり2〜3mだった距離は長くても2mほどまでに縮み、『MALCHIK GAY』の射程内に十分入っている。
しょせんはスC、『MALCHIK GAY』のスBの攻撃は避けられない。
もし男が影から出ても、テープを飛ばして男に貼り付ける。
よく燃えることが実証済みのテープは、『導火線』の役割を果たす。

197 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 00:57:28
>>195
周囲を見回すと、まだ所々の床に液体が残っていた・・・・・・・・・・・。
『敵スタンド』に、『行商』を追撃する様子は無い。
ふと、柱の向こう側から強い『光』が漏れる。

198 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 00:59:54
>>196
柱を回り込むと、その影に立つ男と視線が交錯した。
 
「いい『位置』だ・・・・・・・・・・。
何故・・・・・・・・俺が、逃げずに『待っていた』と思う?」
 
『ピチャ・・・・・・』
 
ふと、『高橋』の足元が水に濡れている。
 
「さっき撒いた水だ・・・・・・・・・・蒸発せずに、残っていた。」
 
次の瞬間、男が水に『光』を反射させた。
『高橋』は、全身に熱線を浴びる・・・・・・・・・・・・テープも一瞬で燃え尽きる。

199 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/25(土) 01:07:51
>>198
「1つ確かなことは……お前の能力は完全な無差別型ということだ……。
 本体すらも攻撃に巻き込むほどの……!」

男は3m以上は離れていないだろう。
男を『MALCHIK GAY』で掴んで引き寄せ、熱線からの盾にする。
高橋は男の影に入り、今度は男が熱線を全身に受ける。

200 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 01:13:42
>>197
「『液体』か……なるほど。俺はとことん運が良いらしい……
 まだ死ぬなよ。……高橋。」


『液体』を左手で掬い、柱の向こうから洩れる強い光に反射させて
それを『敵スタンド』に向ける。

201 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 01:30:51
>>199-200
『高橋』は、肉の焼ける臭いに包まれ、床に崩れ落ちた。
同時に・・・・・・・・・『行商』は、水に反射させた『光』を『敵スタンド』に向けた。
 
「ギニャアァァ━━━━━━━━━ッ!!」
 
『敵スタンド』の身体が焦げる。
『鏡の男』の悲鳴が、柱群の中に響いた・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
やがて、周囲に静寂が戻る。

202 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 01:35:48
>>201
「……高橋ッ!!」

高橋と鏡の男の元に向かい、その生死を確認する。
用心の為、一応プレートは所持しておく。

203 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 01:47:07
>>202
『鏡の男』の方へ向かうと、男が顔を押さえて屈み込んでいた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
その背後に、『スタンド』が立つ。
『高橋』は、男の傍らで倒れている・・・・・・・・・身体からは、まだ煙が立ち昇っていた。
 
「手間取ったが・・・・・・・・これで、終わりだな・・・・・・・・・・・・。」
 
男は、そう言って『鏡』を構える。

204 名前: 高橋『MALCHIK GAY』 投稿日: 2005/06/25(土) 01:48:34
>>201
(ぐ……体が……)

体を起こし、鏡の男の様子を見る。

205 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 01:58:56
>>203
「……ああ、お互いにな。だが、終わりなのはお前だけだ。」

左手首の『テープ』を外し、傷口から血を吹き出させる。

その『血』で鏡の表面を無効化し、右手に持った『プレート』の先端で男の首を刈る。

「……死ね。」

206 名前: 投稿日: 2005/06/25(土) 23:43:00
>>204-205
『行商』の左手首から、血が噴き出す。
男の視界を血飛沫が塞いだ瞬間、『行商』はプレートを力一杯振った━━━━━━━━━
 
『ゴシャア・・・・・・ッ!!』
 
「ウグェッ!!」
 
男の側頭部に、プレートが直撃する。
男は、そのまま床に倒れ臥した・・・・・・・・・・。
 
『高橋 高太』 スタンド:『MALCHIK GAY』
                  →『再起不能(リタイア)』
『ハバネロ』 スタンド:『マルティカ』
                  →『死亡』

207 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/25(土) 23:50:08
>>206
「殺ったか……だが、クソ……任務は、これ以上の任務は不可能だな。」

高橋の体を抱え、そのままこのスラムを後にする。


高橋の死体は景色の綺麗な丘にでも埋めてやろう。

208 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 00:09:14
>>207
『行商』は、『高橋』の身体を抱えて歩き出す・・・・・・・・・・・・。
 
「雇った『スタンド使い』は・・・・・・・・・・全滅した様だな。」
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
すぐ近くにある柱の影から、男の声が聞こえた。
いつの間にか、陽が落ち始め、周囲は薄暗くなっている・・・・・・・・・・。

209 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 00:17:15
>>208
「……アンタがカフカだな、本当ならアンタを殺しに来たんだが……残念だ。
 俺らはもう限界なんだ、このまま帰りたいんだがな。」


柱の影の男に対し、高橋を『構える』。

210 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 00:33:48
>>209
「一度、捕まえたネズミは・・・・・・・・・逃がしたりはしない。
逃がせば、又どこかで繁殖するからだ・・・・・・・・・・。
 
『ダメだな』。
『後顧の憂い』は、断っておかなければならない・・・・・・・・・・・・」
 
柱の陰から、男の腕だけが突き出た。
その腕は、『左手も右手』・・・・・・・・・・・・不意に、男が右手で左手首を切る。
ポタポタと垂れる血が、その下に倒れる『鏡の男』に滴り落ちた。

211 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 00:39:53
>>210
「なんだ? 何をやってるんだお前……」
(ダメだ……こいつと戦おうなんて考えるな、武器も力も、
 今の俺には何も無い。……今は逃げるしかない。)

全速力で逃げる。

212 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 00:46:57
>>211
『行商』は、『高橋』を背負って『大鐘楼』から逃げ出した。
外に出ると、陽も落ちて周囲は闇に包まれている。
 
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
ふと、背後から走って来る人影に気付いた。
振り向くと、『鏡の男』が5メートル程の距離まで迫って来る。

213 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 00:52:07
>>212
「おいおいおいおいおい、なんなんだよアレは!?
 高橋起きろ!コラ! 何時までも呑気に寝てるんじゃねえ!!!!」

高橋の中に残った最後の1円玉を発動、ビンタ、揺すり、
なんとか高橋を復活させたい。

「クソッ……」

近くの廃墟の中に逃げ込む。

214 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 01:08:55
>>213
『高橋』が、起きる様子は無い。
『行商』は、近くの廃墟へと逃げ込んだ・・・・・・・・中は、照明がついている訳も無く、
暗闇が広がっている。
 
『ドドドドドドドドドドドド』

215 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 01:18:44
>>214
廃墟の窓から外へ抜け、狭い裏路地を通り、更に東へ。

「……追いつかれるのも時間の問題なのか?
 そもそも、アレはスタンドなのか?
 クソッ……解らない事が多すぎるぞ。」

216 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 21:08:19
>>215
窓から外へ出た『行商』は、ふと人の気配を感じた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
夜の闇に、人影が浮かぶ。
『行商』に気付いた『鏡の男』は、パワフルに突進して来た・・・・・・・・・・・。
 
「WRYYYYYYYYY!!」

217 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 21:45:50
>>216
「なんなんだよアイツは!!」

『高橋』を背負って『大鐘楼』へと続く、通りへ向かい、
最初に『手のスタンド』と『女』に出会った場所周辺へ逃げる。

いざとなれば、この再起不能の高橋の体を盾にする事も考えながら。

218 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 22:31:24
>>217
『ガシィィッ!!』
 
走り出した途端、肩を後ろから掴まれた・・・・・・・・・・。
男は、そのまま『行商』を振り払う様に突き飛ばす。
『行商』と『高橋』は、地面に放り出された。

219 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 22:41:18
>>218
「う……うわぁぁぁぁぁ!!!!」

高橋の肩を掴み、這いずりながら更に逃げる。

220 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 22:55:02
>>219
『ドスゥッ!』
 
逃げようとする『行商』の首を、男が掴む。
男の指が、肉に食い込む・・・・・・・・・・。
 
『ズキュ、ズキュン!!』
 
『行商』は、全身の力が急速に抜けて行くのを感じた。

221 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 23:11:33
>>220
頭を指先でコンコンと叩く。
「なるほどな……パワーもスピードも前とは比べ物にならないらしい。
 だが……はっきり言って、ココはそうでもないらしい。」

>>95で『女』が投げたマンホールの蓋……蓋が有るという事は、当然、『穴』も存在する。
今まで逃げてきたのは、この『穴』に到達する為だ。
前のレスで地面に放り投げられ、そして自身も這いずっていたので、
『穴』は行商と高橋の体で隠れている為、鏡の男には見えていない、気がする。

「地獄に落ちろコラ!!」
高橋の体を『鏡の男』に衝突、自身は体を回転させ、男をマンホールへと叩き落す。

222 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 23:21:06
>>221
「WOOoooooooo!!」
 
次の瞬間、男の姿はマンホールの底へと消える・・・・・・・・・・・。

223 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 23:29:36
>>222
「落ちたか……だが……一体、カフカってのはなんなんだ?」

>>95で行商に衝突したマンホールの蓋を探し、
マンホールに蓋をして、マンホールを封印。


そして、そのままこの廃墟を抜けて大通りへ逃げる。

224 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 23:32:50
>>223
高橋も連れて行く。

225 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 23:37:42
>>223
マンホールの蓋を探し、マンホールへと近付く。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、穴の中から男の頭が現れた・・・・・・・・・・・。
その直後、男はマンホールから飛び出し、『行商』の背後に着地する。
━━━━━━━━男は、静かに歩み寄って来た。

226 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/26(日) 23:46:27
>>225
「なんなんだ……このバケモンは。」

速攻でマンホールに入り、その上で蓋を閉じる。


その後、高橋を下敷きに、一気に落下する。

「……ヤツに、蓋を開ける知能はあるんだろうか?」

227 名前: 投稿日: 2005/06/26(日) 23:56:15
>>226
マンホールに入った『行商』は、素早く蓋を閉めた。
2人は、そのまま下水道の底へと落ちて行く。
 
『グシャアッ!』
 
『高橋』は、下水道の両端を延びるコンクリートの通路に叩き付けられた。
血ヘドを吐いた『高橋』が、微かに呻く・・・・・・・・・。
 
『ガコッ』
 
頭上で、蓋が開いた。

228 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/27(月) 00:10:07
>>227
「悪いな……高橋。もう少しの辛抱だぞ。
 来いよ……リビングデッド、逃げるのはもうヤメだ。
 これが、俺のラストシューティングだ。」

恐らく、ヤツは一気に下まで飛び降りて来るはずだ。
それを狙って、左手でカウンターを合わせ、重力+カウンターで『鏡の男』の顔を叩く。
攻撃時に生じる誤差は、左手首の残金『497円』のパワーEを連続で発動して修正。
確実に攻撃を当てる。


「……予想で動くのと、力任せの行動は嫌いなんだけどな。」

229 名前: 投稿日: 2005/06/27(月) 00:21:16
>>228
『ゴォォォォオオオオ』
 
頭上から男が飛び降りるのが分かった━━━━━━━━━
『行商』は、重傷を負った左手を突き上げる。
 
『ゴシャアッ!!』
 
「グゲェッ!」
 
拳が、男の顔を捉える・・・・・・・・・・同時に、激痛が走った。

230 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/27(月) 00:24:26
>>229
「があぁぁぁぁぁ!!」

痛みに耐えながら、吹き飛ぶ『鏡の男』へとダッシュし、
両手を使って『鏡の男』へラッシュを叩き込む。

「死ね!死ね!死ね!死ねッ!!」

231 名前: 投稿日: 2005/06/27(月) 00:35:07
>>230
男は、仰向けの状態でマンホールの穴の真下に倒れていた。
『行商』は、マウントポジションを獲ると、男に拳を振るう・・・・・・・・・・・。
 
『グシャッ!!グシャァアッ!!』
 
『行商』が殴る度に、血飛沫が飛び散る。
男は、ピクリとも動かなかったが━━━━━━━━━
 
『ガシィィ!!』
 
次の瞬間、拳を振り上げた『行商』の両腕を、男が掴んだ。
男の目に、光が映る・・・・・・・・・・
 
「RYYYYYYYY!!!」

232 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/27(月) 00:43:41
>>231
「クソッ! どれだけタフなんだコイツは……」

足を使い、男の首を踏みつける。
左手首にまだ残ってるであろう残金を発動し、またも左手首から血を流し、
その滑りで掴まれた手を外す。
その血が、男の顔に掛かればなお良し。

「高橋! コラァ!! いつまでも呑気に眠ってるんじゃねえええ!!!」

233 名前: 投稿日: 2005/06/27(月) 00:51:34
>>232
男に両腕を掴まれ、『行商』はマウントポジションのまま身動きが取れない。
その叫びが、下水道に虚しく響いた・・・・・・・・・・・・。
 
『ピカァァアアアアアッ!!』
 
直後、頭上から強烈な光が差し込む。
 
「GYAAAAAAAAAAAAAA!!!」
 
男の頭は、一瞬で灰になった・・・・・・・・・・『行商』が見上げると、マンホールの穴から
覗く人影が見える。
微かに、地上から足音やざわめきも聞こえた。

234 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/27(月) 00:53:45
>>233
「…………え?」

上を見る。

235 名前: 投稿日: 2005/06/27(月) 00:56:06
>>234
「誰かいるのか!!」
 
野太い声が聞こえた・・・・・・・・・声の主は、男らしい。
続いて、再び強い光が『行商』を照らす。

236 名前: 行商『ザ・マーチャント・オブ・ベニス』\ 投稿日: 2005/06/27(月) 01:01:03
>>235
「………」
(一旦、整理しよう。俺はここにカフカを暗殺に来た。
 上に居るのが、この周辺の住人だとして……俺がこのまま上に
 行って保護されてもいいものなんだろうか?
 その中にカフカが混じってるって事は無いか?
 ……というか、コイツは光に弱かったのね。)

瞬間の判断で、このままここに居るのはマズイ気がした。
ので、高橋を連れて下水道を通り、暗殺の行為自体を無かった事にしたい。

とっととこの場を後にする。

237 名前: 投稿日: 2005/06/27(月) 01:08:34
>>236
『行商』は、『高橋』を担いで逃げる様に下水道を進んで行く。
そして、その場を後にした・・・・・・・・・・・
 
 
→THE END

238 名前: エピローグ 投稿日: 2005/06/27(月) 01:17:30
『午後8時16分』
 
『大鐘楼』を包囲した集団は、楼内に侵入した。
背負った巨大な照明装置の光が、楼を真昼の様に照らし出す。
 
だが、そこに『カフカ』の姿は無かった━━━━━━━━━

239 名前: エピローグ 投稿日: 2005/06/27(月) 01:25:14
『行商』と『高橋』の2人は、長期入院を余儀無くされる。
依頼を遂行出来なかった2人に、当然報酬は無かった・・・・・・・・・・。

240 名前: 『地獄の黙示録』 投稿日: 2005/06/27(月) 01:39:56
『高橋 高太』 評価:D
 
特に戦闘においては、空回りが目立つ。
『布石』が無い為、詰めの甘さに泣いた。
1つの行動に閃きはあったが、それを連動する事が求められる。
 
 
『行商』 評価:B
 
『スタンド』の強さ以上に、巧みな戦略が光った。
他の『スタンド使い』を凌いだ『戦いの年季』は、評価に値する。
ただし、それが通用するレベルの敵だったとも言える。
『スタンド』の性質を顧みない戦法は、結果的に本来の目的を果たせなかった。

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