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『黒いアタッシュケース』
1 名前: 投稿日: 2005/03/01(火) 00:37:57
『品物』を無事届けよ━━━━━━━━━
とあるギャングの仲介で依頼を受けた3人は、『黒いアタッシュケース』を1つ渡される。
指定された『駅』で『受取人』にケースを渡す事が、『依頼』の全容だった。
ケースの紛失は勿論、それを開ける事も固く禁じられた・・・・・・・・・・・・。
『受取人』の詳細は教えられず、『107で男に渡せ』とだけ伝えられた。
 
依頼を受けた者達は、指定された『駅』を通過する『列車』に乗り込む。
目的地を経由する『特急列車』で、すでに車内には多数の人々が乗っていた。
 
列車は、『7両編成』・・・・・・・・・・・・・・
先頭から『機関車両』『グリーン車両(2両)』『食堂車両』『一般車両(3両)』
3人に手配されたのは、『グリーン車両』の切符だった。

2 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/02(水) 23:10:39
>>1
「107ってことは座席番号かなにかなんですかね?

まあとりあえず乗ってしまいましょう。」

列車に乗り込む。

3 名前: MONO 投稿日: 2005/03/02(水) 23:13:24
>>1
「金に困ったとはいえ、教師の身でこんなやくざな仕事に
手を出すことになろうとは……公になったら首かもしれんな」
状況を確認する。

4 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/02(水) 23:56:55
>>1
『駅』に到着する時刻を確かめておく。
今から『何時間』かかるのだろうか。
 
>>2-3
「で‥‥誰がそのケースを持つのかしら」
 
反論が無ければ現時点では自分が持っていることにしたい。

5 名前: 投稿日: 2005/03/03(木) 00:01:46
>>2-4
3人が列車に乗り込むと、ホームには十数名の乗客が降りて行く。
グリーン車内は、空席が目立っていた・・・・・・・・・。
 
3人の席がある車両は、先頭車両から数えて2両目。
3人以外の乗客は、サラリーマン風の中年が2人とスーツ姿の老人が1人。
列車が『終着駅』に到着するのは、約2時間後の予定だった。

6 名前: MONO 投稿日: 2005/03/03(木) 00:07:48
>>4
「私が持とう。『手袋』を活用しやすい」
アタッシュケースの取っ手を握り、持っていこうとする。

>>5
「さて、どこに座るか……」
もし指定席なら、そこへ速やかに座りたい。

7 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/03(木) 00:12:31
>>5
座席に着く。
 
『指定席』であれば、『サラリーマン風の中年』と『スーツ姿の老人』の
『座席番号』を、自分の『座席番号』から逆算して割り出す。
 
>>6
「どうぞ‥‥」
 
渡した。

8 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/03(木) 00:50:23
>>5
指定席があればそこへ、なければ他の乗客と離れた席へ座る。

座った席の番号を調べたい。

9 名前: 投稿日: 2005/03/03(木) 20:56:29
>>6-8
3人の座席は、『指定席』だった。
3人が並んで座る形になっており、座席は車両の中程に位置している。
ただし━━━━━━━━━
今後、『終着駅』まで列車は停車しない為、『指定席』の意味も無いに等しかった。
 
『サラリーマン風の男達』は、座席最後列から2番目の窓側の席に並んで座っている。
『スーツ姿の老人』は、座席最前列のサラリーマン達とは反対側の窓側の席に座っていた。

10 名前: MONO 投稿日: 2005/03/03(木) 21:32:38
>>9
「もう停車駅はないか。なら無視しても良かろう」

アタッシュケースを片手に前進。意味も無いので指定席は無視し、
サラリーマン風の男達の真後ろ、つまり座席最後列に陣取りたい。

11 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/03(木) 22:34:02
>>9
「…まあいいか。」

サラリーマン風の男たちの、通路を挟んで反対側の席に座る。
その席の座席番号は?

12 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/03(木) 23:38:00
>>9
『指定席』に座っている。
 
時折コンパクトを開けて化粧直し、をしているふりをしながら背後の様子を
伺っておく。

13 名前: 投稿日: 2005/03/03(木) 23:51:16
>>10
『MONO』が後ろに座ると、サラリーマン風の男達はチラリと後ろを確認した。
1人は、20代前半・・・・・・・・・・もう1人は、30代前半と思われる。
2人共、紺のスーツに身を包んでおり、右耳に『銀色のピアス』をしていた。
>>11
『保谷』の座った座席には、『A−21』のプレートが貼られている。
>>12
他の2人は、『宮野』の後方の座席に各々陣取った。
 
 
やがて、列車は静かに走り始める━━━━━━━━━━━

14 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/03(木) 23:57:23
>>13
(どうでもいいけど‥‥『終点』まで『止まらない』のに、どうやって
その『途中』にある『駅』で渡せっていうのかしら‥‥‥馬鹿?)
 
改めて受け取った切符を見る‥‥この列車で、間違いは無いのだろうか。

15 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/04(金) 00:01:13
>>13
「ずいぶんとバラバラに座りましたね…。」

「そして、座席番号はA−21、と。
『107』というのは暗号なんでしょうな。まさか107個も席があるわけでなし。」

ペンと消しゴムとメモを懐に収め、前後車両の様子を見てみる。
人の入り具合はどの程度?

16 名前: MONO 投稿日: 2005/03/04(金) 00:16:37
>>13
アタッシュケースを窓側の座席に置き、通路側に座る。
ケースの取っ手に手を回したまま、男達の様子を伺う。
何かひそひそ話でもしていれば、聞き耳を立てたい。

17 名前: 投稿日: 2005/03/04(金) 00:27:07
>>14
切符を見る・・・・・・・・・・・
特急列車が終着駅以外で停車するのは、途中1つの駅だけだった。
たった今、その駅を出発した。
>>15
機関車両への立ち入りは、禁止されていた。
後方のグリーン車両にも乗客は疎らで、4〜5人しか座っていない様だった。
>>16
前の座席の男達は、特に会話をする様子も無く、無言のまま車窓の風景を眺めていた。

18 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/04(金) 00:33:11
>>17
「先頭車両ですか。」

食堂車両に行き、自動販売機でペットボトルのお茶を買う。

『指定駅』は『終着駅』と同じなのか? 違うのならあと何分ぐらいで通過するのだろう?

19 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/04(金) 00:51:18
>>17
(飛び降りろ、とでも言うのかしらね‥‥)
 
そのまま席に着いている。
『保谷』と『MONO』を含む今ここにいる全員の、この車両への出入りには
常に注意を払っておく。

20 名前: MONO 投稿日: 2005/03/04(金) 00:53:01
>>17
(至近距離だ。
もし前の二入が敵対勢力なら、いきなりスタンドを出してくるかもしれん。
……まあ承知の上でこの間合いに入ったのだが)

物陰などからスタンドのようなものが出てきたりしないか、警戒する。

21 名前: 投稿日: 2005/03/04(金) 01:20:22
>>18
指定された駅は、『終着駅』では無かった・・・・・・・・・・・・。
列車のルートが分からない為、通過するかどうかも分からない。
 
『食堂車両』に向かう途中の『一般車両』は、どの車両も座席が半分程埋まっていた。
>>19
しばらくすると、『保谷』が席を立つ。
そして、数分後にペットボトルを持って戻って来る・・・・・・・・・・・。
他の乗客に変化は見られない。

22 名前: 投稿日: 2005/03/04(金) 01:20:42
>>20
列車が走り出してから、十数分後━━━━━━━━━━
前の座席の2人に、変化は見られなかった。
 
『ピチャ・・・・・・』
 
微かな『水音』が、『MONO』の耳に入る。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』

23 名前: MONO 投稿日: 2005/03/04(金) 01:27:38
>>22
(水の……音だと?)
音源を探す。

24 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/04(金) 22:58:25
>>21
「やれやれ…、渡された切符に従ってみれば目的地につかない電車だとは…。
狙って、わざとやってるんだとしたら『アタッシュケース』の中身もたかが知れてるのかもしれませんね…。」

「ただいたずらにしては手が込みすぎなんですけども…。」

(目的地を喋ったのは盗聴されているを逆手に取った陽動? 暗号を解読するのを期待されてる…というのは想像が飛びすぎか)

自分の席に座る。 
通過する駅の名前を読み取って、列車ルート表と照らし合わせ、現在のルートを割り出す。

25 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/04(金) 23:48:09
>>21
席を立ち、車両を出て行く‥‥。
 
「‥‥‥‥」
 
車両を出たなら、即座にドアの脇に隠れて改めて自分の居た列車内を観察したい。
不審な動きをしているものはないだろうか。

26 名前: 投稿日: 2005/03/05(土) 00:20:16
>>23
前の座席シートの下から、何か液体が漏れている事に気付いた・・・・・・・・・・・。
ポタポタと床に滴り落ちている。
>>24
列車は、郊外に向けて走り続ける。
『保谷』は、ルートを知る事の出来る様なものは、何一つ持っていなかった。
>>25
元の車両に戻ったが、特に不審な動きをした者は見当たらなかった。
 
『ドドドドドドドドドド・・・・・・・・・』
 
ふと、『宮野』は車内の壁に何かが貼り付いているのを見つける。
それは、無人の座席の窓に付着しており、『ヒトデ』の様にも見えた。

27 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/05(土) 00:33:54
>>26
「ふぅ‥‥‥‥」
 
ため息をつく。
『ヒトデ』の貼り付いている位置は、誰から一番近く、また誰から一番遠いか
それとなく確認したい。

28 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/05(土) 00:39:34
>>26
「くそ…、手元にないと不便だな。」

ドアの上に、駅の名前が並べられた表があるだろう。それを見に行く。

29 名前: MONO 投稿日: 2005/03/05(土) 00:57:53
>>26
液体を、今度は目でよく見て観察する。

30 名前: 投稿日: 2005/03/05(土) 01:14:49
>>27
『ヒトデ』は、『保谷』の1つ後ろの座席の窓に貼り付いている。
『保谷』が気付いている様子は無い・・・・・・・・・・・・。
ふと、『保谷』が立ち上がり、『宮野』の隠れた連絡通路に続くドアへと近付く。
>>28
ドアの上を見ると、列車のルートを記した紙が貼られていた。
 
『ドドドドドドドドド』
 
張り紙の上に、『ヒトデ』の様な物体が付着している事に気付く。
>>29
液体からは、微かに磯の香りが漂って来る。
ふと、2人の男達の足元に『ヒトデ』の様な物体が落ちている事に気付いた。

31 名前: MONO 投稿日: 2005/03/05(土) 01:50:19
>>30
「……!」
数は、サラリーマン達が2人いるから2つだろうか?それとも1つ?
ヒトデとの距離が手の届く範囲内なら、ヒトデの脇の床に手をついて
『手袋』を、『ザ・グローヴ・パペッツ』を発現後すぐ脱ぎ、設置する。

32 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/05(土) 23:17:38
>>30
「………!!」

(こんなとこに『タダ』のヒトデがくっついているわけねぇ… ということはスタンド…? もしくは暗号…)

周りをざっと見て、『ヒトデ』が他にないか確認。

33 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/05(土) 23:47:38
>>30
連絡通路の近くに『トイレ』はあるだろうか。
あるなら、その中に入りたい。
 
「『スロウブロウ』‥‥」
 
『スタンド』を発現。
自身の身体を素早く擦らせ、『スロウブロウ』を『泡』にする。

34 名前: 投稿日: 2005/03/05(土) 23:55:41
>>31
『ヒトデ』の数は、1つ・・・・・・・・・・・前列の座席の下にある為、床に伏して手を伸ばせば
届く距離だった。
 
「おい、何してるんだ。」
 
『MONO』が手を伸ばしていると、サラリーマン風の男が声を上げる。
手は、まだ床に着いていない。
>>32
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
何気無く、車両の天井を見上げる・・・・・・・・・・・・・。
そこには、数十個の『ヒトデ』がフジツボの様に貼り付いていた。
>>33
『宮野』は、連絡通路のトイレに入る。
洋式便器のある個室が1つに、洗面台があるだけの簡素なものだった。
『スロウブロウ』は、瞬く間に『泡』となる・・・・・・・・・・・・・。

35 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/06(日) 23:08:41
>>34
(…暗号じゃあなさそうですね…!)

まだ『ヒトデ』が天井にないところに移動し、ゲロ袋と、それが入っているネットを引きちぎって入手する。

36 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/06(日) 23:49:58
>>34
トイレットペーパーをちぎり、手のひらに入るほど小さく丸めたものを二つほど作る。
その一つを『トイレ』のドアに挟んで隙間を作ると、『スロウブロウ』を残して出た。
 
「‥‥やれやれね」
 
連絡通路を通り、車内に戻る。
その時列車に入るドアにも、丸めたペーパーをさりげなく落とししっかり閉まらないように
しておきたい。
そして射程距離ぎりぎりで『スロウブロウ』を後についてこさせる。
可能なら本体である自分のみ車内に入り、『スロウブロウ』は連絡通路の天井にでも貼り
つかせておく。

37 名前: 投稿日: 2005/03/07(月) 00:29:51
>>35
『保谷』は、『ヒトデ』の少ない車両の前列へと移動する。
最前列にスーツ姿の老人が座っており、俯いたまま眠っている様子だった・・・・・・・・・・・。
引き千切ったネットと小さな紙袋を手にした『保谷』の前方に、天上に貼り付いていた
『ヒトデ』の1つがポタリと落ちる。
>>36
トイレのドアとは違い、連絡通路のドアに挟んだトイレットペーパーは、ドアの重みで
簡単に潰された。
車両に戻ると、『保谷』が前列の方へと移動している・・・・・・・・・・・・・。
 
『ポタッ』
 
ふと、『宮野』の足元に何かが落ちた。

38 名前: MONO 投稿日: 2005/03/07(月) 21:03:47
>>34
「いや、床に何か……落ちているようなので、拾おうと」
返答しつつ、床に手をつく。

39 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/07(月) 23:03:05
>>37
「この車両はほとんどダメか…?
なんにしろ『ヒトデ』に触れたり、刺激したりするのはやめておいたほうが懸命ですね。」

頭にネットをかぶる。 そして、ヒトデに触れないよう列車連結部まで移動する。

40 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/07(月) 23:35:46
>>37
「‥‥‥‥」
 
足を止めた。
周囲のサラリーマン風の男たちなどの様子を見る。
呼び寄せている『スロウブロウ』は、今どのあたりにいるのだろうか。

41 名前: 投稿日: 2005/03/07(月) 23:47:10
>>38
床に触れると、微かに濡れていた。
 
「おい、何か落ちてルぞ?」
 
男の1人が、もう1人に話し掛けている様だった。
続いて、話し掛けられた方の声が聞こえる。
 
「お前の足元じゃナいのカ?」
 
「お前、何か顔が変だな・・・・・・・・・・」
>>39
ネットを被ろうとする『保谷』の視界に、後方車両の方から戻って来た『宮野』の姿が
飛び込んで来た。
(車両は、前後2つの車両と連結している・・・・・・・・・・・どちらに移動するのか?)

42 名前: 投稿日: 2005/03/07(月) 23:48:49
>>40
前列にいた『保谷』は、何を思ったのかネットらしきものを頭から被った。
『スロウブロウ』は、すでに後方のドアの前にまで移動している・・・・・・・・・・・・・。
 
サラリーマン風の男達は、足元を気にしている様だった。
見ると、その後ろの座席にいる『MONO』が、床に伏せて何かをしている。

43 名前: MONO 投稿日: 2005/03/07(月) 23:51:51
>>41
(何だ…………この声は)
男たちの喋り方に違和感を覚える。

床に『手袋』をひとつ、設置したい。

44 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/07(月) 23:53:56
>>41
(前方車両は機関車… たしか通れなかったはず)

後方車両連結部にいく。

45 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/08(火) 00:20:57
>>42
「成る程‥‥‥既に‥」
 
ドアの直ぐ前まで後戻りしつつ、車両全体の様子を再確認。
『ヒトデ』の数なども。
 
「既に‥‥始まっているわね。何者かの『攻撃』が‥‥」
 
『スロウブロウ』はドアの前で停止させておく。

46 名前: 投稿日: 2005/03/08(火) 00:43:04
>>43
床に『ザ・グローヴ・パペッツ』を着ける・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』
 
男達の会話は、いつの間にか途絶えていた。
ふと、何かが床に落下する・・・・・・・・・・・・・それは、『ヒトデ』の様だった。
>>44
『保谷』は、『宮野』の背後にあるドアへ向かって駆け出す。
ポタポタと、天上の『ヒトデ』が次々に落下して来た・・・・・・・・・・・・。
>>45
『ヒトデ』は、30〜40体近くが天上に貼り付いていた。
天上を埋め尽くす程に広がっており、車両のあちこちにポタポタと落下し始めている。

47 名前: MONO 投稿日: 2005/03/08(火) 00:50:04
>>46
(また、ひとつ……?)

(急に黙ったな……まさか)

新たな『ヒトデ』は、どこから落ちてきたのだろうか。確認する。
屈んだままでなければ確認できない場合を除き、立ち上がって確認する。

48 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/08(火) 00:53:06
>>46
(振動で落ちてくるのかもう限界なのか… しかし一斉に落ちてこられると…!)

走るのをやめ、上着を脱いで頭に被る。

それと、財布の口を開ける。

49 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/08(火) 01:24:30
>>46
「『無差別』ね‥‥‥そして荒っぽい‥‥。
この『車両』の人間を全滅させて、後でゆっくり目的のケースを回収する‥‥。
となると‥‥」
 
『スロウブロウ』にドアを開けさせ、連絡通路に飛び込むようにして下がる。
入れ替わりに『スロウブロウ』が薄く延びるようにして車内に一部を侵入させた。
 
「『本体』はここに居ない可能性がある‥‥。
ケースの破壊が目的なら、こんなまどろっこしいことはしない‥‥。
奪うことが目的‥‥こいつの能力、おそらくは『生物』にのみ有効なもの‥‥」
 
落下する『ヒトデ』と『滴』は『泡』になったボディを生かし、流動的に動いて回避。
『MONO』の近くまで伸ばしたい。

50 名前: 投稿日: 2005/03/08(火) 09:33:05
>>47
『MONO』が立ち上がると、座席の窓にも2〜3体の『ヒトデ』が貼り付いていた。
 
「パクパクパクパク」
 
前の座席の方から、奇妙な音が聞こえる・・・・・・・・・・・・。
男達は、微動だにしていない様子だった。

51 名前: 投稿日: 2005/03/08(火) 09:34:19
>>48-49
『保谷』が上着を被って財布を取り出している内に、『宮野』は車両を出た。
それと入れ替わる様に、『スロウブロウ』の『泡』が床を流れて来る。
『泡』は、立っている『MONO』の方へと這う様に移動して行った。
 
『ポタッ・・・・・・・』
 
ふと、『宮野』の首筋に冷たい液体が滴り落ちる。
反射的に天上を見上げると、1体の『ヒトデ』が貼り付いていた・・・・・・・・・・・・・・。
『ヒトデ』の『裏側』からは、何かの『液体』が染み出ている様に見える。
『液体』は、天井から壁を伝って床に流れ、それとは別に天上から滴り落ちていた。

52 名前: MONO 投稿日: 2005/03/08(火) 15:51:49
>>50
(……敵は、乗客全員を無差別に襲う気のようだな。なんと乱暴なやり方か)

アタッシュケースを掴み上げる。
しっかり持ったまま、前席脇へ横から回り込み、男達の様子を前から見たい。

(ひとつだけ言えるのは、
敵は……自分の能力が推理される機会を敵に与える、間抜け野郎だってことだ。
大方、遠距離型で安全を確保しているから、こんな大雑把な真似ができるのだろうが)

53 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/08(火) 22:52:34
>>51
(液体…、これもなんらかの能力と考えるべきか…)

上着を被ったまま、財布から硬貨を取り出し。遠くの『ヒトデ』に投げつける。

54 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/08(火) 23:12:49
>>51
「そう‥‥‥『理解』したわ」
 
広がった『スロウブロウ』を引き上げさせ、自分の傍に。
 
「『MONO』‥‥あなたは自分が囮になるからその間に私に敵を『倒せ』、と言うのね‥‥。
あなたの『決意』を‥‥‥『言葉』でなく『行動』で『理解』したわ」
 
既に車両中に広がっている『ヒトデ』の存在に気づきながらもなお車内にとどまる『MONO』
の気高い『覚悟』を受け取った。
 
「‥‥‥それに、敵は『機関車両』にいる可能性もあるものね‥‥」
 
『泡』になった『スロウブロウ』を周囲に展開。
落下する『ヒトデ』は『スロウブロウ』で弾きながら、滴を避けて『食堂車両』へと進む。
首筋に、『熱さ』や『痛み』はあるだろうか?
また『ヒトデ』が多く存在する場所、逆に少ししか居ない場所が無いかチェックしておきたい。

55 名前: 投稿日: 2005/03/08(火) 23:33:37
>>52
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・』
 
『MONO』が覗き込んだ2人の男達は、死んだ魚の様な目をしていた。
手や顔など肌の露出した部分には、『フジツボ』の様な貝が貼り付いている。
身体の至る所に『藻』が生えており、微かな潮の香りが漂っていた・・・・・・・・・・・・・。
2人の首筋には細い『切れ目』があり、小さく開閉を繰り返している。
出血は無く、パクパクと乾いた音だけを響かせていた。
 
『ポタッ』
 
ふと、『MONO』の足元に天上から液体が滴り落ちた。
>>53
硬貨は、近くの『ヒトデ』に命中した。
『ヒトデ』は、弾ける様に千切れ、四散する・・・・・・・・・・・・・。
 
『保谷』が連絡通路のドアに辿り着いた時、そこに『宮野』の姿は無かった。

56 名前: 投稿日: 2005/03/08(火) 23:35:28
>>54
『宮野』が後方車両に入ると、潮の香りが鼻を突いた。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
後方のグリーン車両に乗っていた数名の乗客達は、変わり果てた姿で力尽きている。
ほとんどの者が身体を『フジツボ』や『藻』で覆われ、目が耳元近くまで離れ、口を大きく
開けたまま動かなくなっている者もいた・・・・・・・・・・・・・・。
天上や床には、十数体の『ヒトデ』がポツポツと見受けられる。
そして、床に水の様な液体が広がっている事にも気付く。
『ヒトデ』が一ヶ所に固まっている様子は無かったが、極端に少ない場所も無かった。
 
首筋には、潮の香り漂う液体が付着していた。
特に、異常は感じられない・・・・・・・・・・・・。

57 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/08(火) 23:48:28
>>56
「こいつ‥‥‥‥『生物』を『魚』に変える『能力』‥‥ッ!?」
 
離れた目、大きく開いた口‥‥それは紛れも無く『魚』の特徴。
だとすると、影響下になったものの末路は‥‥。
 
「『陸に上がった河童』ならぬ、『陸に打ち上げられた魚』ということ、ね‥‥!」
 
『スロウブロウ』を広げて、『水のような液体』や『ヒトデ』には触れずに車内を探索。
大き目の『ビニール袋』を持っている乗客がいれば奪い取る。
同時に変化していない者に、何か共通点が無いか‥‥確認しておきたい。

58 名前: MONO 投稿日: 2005/03/08(火) 23:49:03
>>55
「……藻?それに、フジツボ……ヒトデだけじゃないのか。
そうか。つまり、要は……ヒトデは、スタンドじゃなく、スタンド能力の『結果』というわけか。
この、切れ目は……」

切れ目のことが気になったが、それが何であるかはなんとなく想像がついた。

「次は、何が起こる……これはおそらく、『徐々に進行するタイプ』だ。
『最終段階』に至る前に止めなければ、危険だ。
逃げても解決しない。理解し、攻略し、撃破しなければ……」

『ポタッ』

「……!」

液体に反応し、上を見上げる。どこから落ちてきたのか見たい。

59 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/09(水) 23:04:09
>>55
「弾けるのか…。やはり触れるのは避けたほうが懸命ですね。」

「? 後部車両に入ったんですかね。」

連絡通路を抜け後部の車両に移る。

60 名前: 投稿日: 2005/03/09(水) 23:25:28
>>57
『宮野』は、包装された立方体の入っている大きいビニール袋を見つける。
現在いる車両に、無事な乗客は1人もいなかった・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、いつの間にか『スロウブロウ』の周囲を『液体』が囲んでいる。
車両の床は、すでに『液体』が全体に広がりつつあった。
━━━━━━━━不意に後ろのドアが開き、前方車両から『保谷』が入って来る。

61 名前: 投稿日: 2005/03/09(水) 23:26:45
>>58
天上を見上げる━━━━━━━━━━
そこには、数十体の『ヒトデ』が天上に貼り付いている光景があった。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・』
 
ふと、『保谷』がドアを開けて後部の連絡車両へと移動するのに気付いた。
『宮野』の姿も見当たらず、車両の壁や床にもたくさんの『ヒトデ』が確認出来る。

62 名前: 投稿日: 2005/03/09(水) 23:27:04
>>59
後部車両に移ると、『宮野』の姿が目に止まった。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
後方のグリーン車両に乗っていた数名の乗客達は、変わり果てた姿で力尽きている。
ほとんどの者が身体を『フジツボ』や『藻』で覆われ、目が耳元近くまで離れ、口を大きく
開けたまま動かなくなっている者もいた・・・・・・・・・・・・・・。
天上や床には、十数体の『ヒトデ』がポツポツと見受けられる。
そして、床一面には、水の様な『液体』が広がっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・『保谷』は、『宮野』の首筋の後ろに付着した『フジツボ』に気付く。

63 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/09(水) 23:30:05
>>62
「こ…これは…ッ!」

(『ヒトデ』に… その液体にもかもしれない… 取り付かれると何らかの理由で『死ぬ』…)
(そして…)
「おい、宮野さん。 …あなたの首の後ろに、そのファックな『フジツボ』がくっついてますぜッ!」

64 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/09(水) 23:41:21
>>60
「これでいい‥‥‥まずは、これでいい」
 
ビニール袋を確保した『スロウブロウ』は床を擦り『泡』に変えたあとその『泡』を破壊。
床に穴を開けて、そこから包囲を逃れる。
そのまま床の裏に張り付かせながら移動させ、こちらの足元まで呼び寄せると再度
床を『泡立て』て『破壊』、合流させたい。
同時に迫っていた『液体』は、その穴から下に落とす。
 
>>63
「知ってるわ‥‥だからこれが必要なのよ‥」
 
ビニール袋を確保したら、『スロウブロウ』と共にトイレに。
洗面所で、ビニール袋に水を入れ始める。

65 名前: MONO 投稿日: 2005/03/10(木) 00:01:58
>>61
「……待て、分散してはいけない。
私が一人になるのが戦力的にまずいんじゃあない。
何かあったとき、『アタッシュケース』を託せない状況は、まずい」

『保谷』を追って、後部の連絡車両へ向かう。

66 名前: 投稿日: 2005/03/10(木) 00:06:55
>>63-64
『スロウブロウ』は、床に穴を空けて『宮野』の元へと戻る。
『宮野』は、ビニール袋を持ってトイレへと駆け込んだ・・・・・・・・・。

67 名前: 投稿日: 2005/03/10(木) 00:12:31
>>65
『MONO』がドアから連絡通路へ向かうと、誰かがトイレに駆け込むのが見えた。
後部車両に入ると、目の前に『保谷』が立っている。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
後方のグリーン車両に乗っていた数名の乗客達は、変わり果てた姿で力尽きている。
ほとんどの者が身体を『フジツボ』や『藻』で覆われ、目が耳元近くまで離れ、口を大きく
開けたまま動かなくなっている者もいた・・・・・・・・・・・・・・。
天上や床には、十数体の『ヒトデ』がポツポツと見受けられる。
そして、床一面には、水の様な『液体』が広がっていた。

68 名前: MONO 投稿日: 2005/03/10(木) 00:32:21
>>67
保谷に話しかける。
「今、だれかトイレに入っていったようだが……宮野氏か?」

「酷い状況だな……後ろの方が酷いところを見ると、
こちらの方に敵本体がいると見るべきか」

69 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/10(木) 00:45:46
>>66>>68
「ええ、宮野さんはトイレに入っていきました…、なにか案があるようでしたが。」

「たまたま前方車両に乗っていたのが幸運、でしたね…。
しかし、敵本体は巻き込まれてないのでしょうか? なにか『回避』もしくは『無効化』する方法があるんでしょうかね…。」

倒れている人にかかった『液体』から『フジツボ』が出来ていく、とかそういう変化がないかどうか、倒れている人を観察する。

70 名前: 投稿日: 2005/03/10(木) 00:55:01
>>68-69
『フジツボ』に変化は無い・・・・・・・・・・。
2人が話していると、その目の前を天上から液体が滴り落ちた。
周囲の『ヒトデ』は、少しずつ蠢いて接近して来る。
 
『ゴポ・・・・・ゴポッ』
 
ふと、倒れた乗客の1人の口から、液体が溢れる様に湧き出して来た。
それに呼応するかの様に、他の乗客達の口や鼻、目や耳からも液体が湧き出す。

71 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/10(木) 00:55:11
>>66
「『魚』は‥‥『肺呼吸』ができないから、『陸上』では長く生きられない。
でも、『水』があれば‥‥」
 
ビニール袋に洗面所の水を入れておく。
備え付けの鏡を見て、自分の変化の度合いを確認。
 
「呼吸は‥‥できるわ」

72 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/10(木) 22:57:15
>>70
「うお…! 溺れている…んですか? それとも沸いて出てきている…?」

「どちらにしろ、このままでは彼らと同じことに…。」

硬貨を取り出し、床で回り続けるようにひねって投げる。
『ヒトデ』はそれに向かって動き出したりはしないか?

左手に、先ほど手に入れたビニール袋をかぶせる。

73 名前: MONO 投稿日: 2005/03/10(木) 23:09:31
>>70
「時間が経てば経つほど、状況は不利になるであろうな」

周囲に、何か飛び道具として使えそうな軽いものはないか見回す。

(いっそ一気に突っ切った方が良いのかもしれんが、
宮野氏を置いていくのもまずかろう……戻りを待たねば)

74 名前: 投稿日: 2005/03/10(木) 23:23:12
>>71
鏡に映った『宮野』の顔に、目立った変化は見られなかった。
ふと、鏡の端に『ヒトデ』が張り付いているのに気付く・・・・・・・・・・・・・。
 
『ピシュッ!』
 
突然、『ヒトデ』から液体が噴き出した。
『宮野』は咄嗟に避けたが、左手の甲に液体が触れる。
>>72-73
硬貨を投げたが、『ヒトデ』の反応は無い。
乗客達の吐き出した液体は、少しずつだが車両を『浸水状態』にして行く。
『体液』にしては、吐き出している液体の量は多過ぎる。
又、液体からは、潮の香りがした・・・・・・・・・・・・・。
 
周囲を見回すと、乗客達の持ち物が座席に残っている。
『武器』は見当たらず、ちょっとした旅行用品などが主だった。

75 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/10(木) 23:42:58
>>74
「潮の香り…、海水なのかこれは?
それに量が多い…、湧き出ているのか海と繋がっているのか…。」

「動いているものに反応しているわけじゃないということは、体温?二酸化炭素?そのたぐいですか。
そして…ためるのは一箇所にしておかなくては拙そうですね!」

椅子のカバーをひきちぎり、土嚢のようにして水をせき止める。

76 名前: MONO 投稿日: 2005/03/10(木) 23:44:18
>>74
なにか片手で持てそうなもの(シャンプー容器など)を適当に三つ手に取り、
それぞれに『手袋』を取り付ける。
それら『手袋』の一つを、蛸が足を広げるがごとく膜状に伸ばし
頭上に掲げて傘とする。

「君も使うが良い」

次に同じものをもう一つ作り、保谷に渡す。

77 名前: 投稿日: 2005/03/11(金) 00:20:04
>>75-76
液体は、見る見る内に車両の中に満ちて行く。
『保谷』は椅子を破壊して塞き止めたが、その決壊も時間の問題と言えた。
『MONO』は、ペットボトルなどを集めて簡易の傘を作り、『保谷』に渡した。
 
『ゴボッ・・・・・』
 
ふと、液体が椅子の隙間から吹き出し始める。
すでに、足元は足首の少し下辺りまで水位が上がっていた・・・・・・・・・・・。

78 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/11(金) 00:20:20
>>74
「く‥‥‥‥まずい、わね‥‥」

左手の甲を『スロウブロウ』で『泡化』。
水を確保したらトイレを出て、二人と合流したい。

「拙いわ‥‥‥既に、敵の能力を‥‥受けてしまった。
下手に、身動きをしないほうがいいかもしれない‥‥‥。
あなたたちで、それは守って‥‥‥私が攻めて、敵を倒す‥‥!!」

79 名前: 投稿日: 2005/03/11(金) 00:25:54
>>78
『宮野』は、水を入れたビニール袋を持って車両に戻る。
 
『パチャッ』
 
ふと、『泡』にした左手から何かが飛び出す・・・・・・・・床に落ちたのは、中指程の
小さな『魚』だった。
車両のドアを開くと、連絡通路に液体が流れ出る。
すでに、車両内は足首の少し上辺りまで水位が上がっていた・・・・・・・・・・。

80 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/11(金) 00:31:05
>>77
「ありがとうございます。」

傘をさす。

「そして…もう決壊したようです。」
「……宮野さんがオフェンス、我々がデフェンスってことですか…。
わかりました! ですが突っ立ているのも芸がなさすぎですからねッ!」

窓ガラスを割り、外…列車の屋根に上る。

81 名前: MONO 投稿日: 2005/03/11(金) 00:40:34
>>77
>>78
>>80
「守るといいながら、出ていく奴があるか!」
保谷の行動に苛立ちを覚えたが、止めようがあるわけでもない。
『簡易傘』をもう一つ作り、宮野に渡す。

「だが防御に気を回しすぎるのが『まずい』というのは、私も賛成だ。
多少の無理をしても、一気に突っ切って敵本体を叩かなければ
危険は増すばかりだろう。前進しなければ、未来はない」

宮野を促し、『簡易傘』をさしながら車両後部へ向けて走り出す。

82 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/11(金) 01:09:47
>>79
「解ったわ‥‥。
でも、待って‥‥‥あなたたちがそちらに行くなら」

二人に背を向ける。

「私はこちらに行くわ。
敵は‥‥‥もしかしたら『機関車両』に居るのかもしれない。
三人が、同じ方向に動くのは危険‥‥反対側に居ました、では間に合わない
かもしれない‥‥」

反対方向、元いた車両の方へと進む。

83 名前: 投稿日: 2005/03/11(金) 01:27:33
>>80
窓を割ると強い風が流れ込み、車内の液体が波立った。
『保谷』は、窓から屋根に上ろうと試みたが、高速で走る列車の窓を伝うのは難しい。
>>81-82
簡易傘を渡された『宮野』は、前方車両へ向かう。
『MONO』は、その逆に後方車両へ向かって移動した・・・・・・・・・・・。
液体が波打ち、2人は膝上辺りまで水で濡らす事になる。
 
両者が各々連絡通路に出ると、すでに床一面が水浸しになっていた。

84 名前: MONO 投稿日: 2005/03/11(金) 20:38:15
>>80
>>83
「手間のかかることだ……」

保谷に渡した傘を変形させ、窓枠を掴ませ足場の形を取らせる。

「それを足場にしたまえ……ただし、常人並の腕力しかない。
足場としてそう長くは保たない、上るなら速やかにやりたまえ」

85 名前: 保谷『ダイド』 投稿日: 2005/03/12(土) 22:18:56
>>83-84
「ありがとうございます。」

『足場』を使い、素早く屋根に上り、落ちないように後部車両にむけて前進する。

86 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/12(土) 23:27:47
>>83
「水かさが増している‥‥‥どういうこと?」
 
こちらを『呼吸困難』で殺したいなら、この現象はむしろ『余計』だ。
まさか今の状態は、まだ『始まり』にすぎず‥‥これからが『本番』としたら。
 
「『スロウブロウ』‥‥まだ、いけるわね」
 
ビニール袋を手に座席の上にのり、席から席を伝って移動。
『スロウブロウ』は網棚などを取っ掛かりに、壁を伝うようにして動かす。
先ほど同じ車両に乗っていた『サラリーマン』と『老人』(あるいはそれらだったもの)
を探しておきたい。

87 名前: 投稿日: 2005/03/12(土) 23:40:18
>>84
『保谷』が窓の外に消えると、車内の水位も腰の辺りまで増して来る。
乗客達は水面を漂い、水中には海草や魚も確認出来た。
>>85
『保谷』は、車両の屋根を移動して行く・・・・・・・・・・やがて、一般車両の1両目に辿り着いた。
>>86
車両の水位は、グングン上昇して行く。
同じ車両にいた3人は、変わり果てた姿で水の中を漂っていた・・・・・・・・・・・。
水中には、海草や魚らしきものも見受けられる。

88 名前: 保谷『ダイド』 投稿日: 2005/03/12(土) 23:59:50
>>87
「よし…。」

窓からなかを覗く。
人はいるだろうか?

89 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/13(日) 00:32:29
>>87
「『スロウブロウ』‥‥穴を開けなさい」
 
窓を『泡立て』、穴を開ける。
それにより『海水』?を外に排出させたい。
 
席の上を渡りながら、機関室へ進む。

90 名前: 投稿日: 2005/03/13(日) 01:10:30
>>88
窓を覗くと、車内は2/3程が水に浸かっていた。
変わり果てた乗客達が水中を漂っており、魚や海草も確認出来る。
>>89
窓に穴を空けたが、水は車内に溜まる一方だった。
穴から流れ出て行く気配も無い・・・・・・・・・車内は、約1/3が浸水している。
 
「うわァアアアア!!」
 
突然、機関車両に繋がるドアの向こうから、男の悲鳴が聞こえた。

91 名前: 保谷『ダイド』 投稿日: 2005/03/13(日) 02:17:09
>>90
「…やはり浸かりっぱなしは拙いようだな…。
あのなかに隠れている可能性もあるが…、とりあえず全部さがしてからだ。」

2両目に移動。また中身を見る。

92 名前: MONO 投稿日: 2005/03/13(日) 21:55:24
>>87
「おかしい……これで車内が完全に水中になれば、
能力の支配下に置かれた人々は追い詰められるどころか、やりやすくなるはず……
敵は何を考えているのであろうか?」

「……敵の狙いは我々の呼吸を遮ることではない……のか」

何にせよ、時間が掛かれば掛かるほどマズイのは間違いなかろう。
急いで進むしかない……水の中をえっちらおっちら歩きながら、後方車両を目指す。
扉を開け、『食道車両』に入りたい。

93 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/13(日) 23:47:04
>>90
移動中も時折、水面やガラス製の窓に映る自分の姿を確認。
その際ついでに首筋の『フジツボ』を、『スロウブロウ』で『泡化』。
弾けさせて消す。
 
「この声‥‥‥!?」
 
ズシュウ!
 
本体自身を『泡』に変え、網棚を伝うようにして『水』に触れずに移動する。
そのまま機関車両のドアに『スロウブロウ』を取り付かせ、指の先ほど『泡化』
してのぞき穴を開ける。
 
「拙いわね‥‥もし、機関士に何かあったら‥‥」
 
内部の様子を伺いたい。

94 名前: 投稿日: 2005/03/13(日) 23:54:08
>>91
『保谷』は、2両目の一般車両へと移動する・・・・・・・・・。
特急列車だからなのか、列車のスピードは思っていた以上に速い。
『ダイド』のパワーでは、車両の外を移動するのは一苦労だった。

95 名前: 投稿日: 2005/03/13(日) 23:54:50
>>92
『食堂車両』までの間にある2両の一般車両は、グリーン車よりも乗客が多く、
水位の上昇も早い様だった・・・・・・・・・・・。
『MONO』が最後尾の食堂車に到着する頃には、水位も胸の辺りにまで上昇
していた。
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
連絡通路から食堂車に入ると同時に、『MONO』の視界に2人の男が入る。
2人共、20代後半と思われる白人━━━━━━━━
1人は、唇と両耳に3つずつピアスを付けていた。
もう1人は、短い金髪を幾何学模様の様に刈り込んでいる。
食堂車の水位も胸の辺りまであったが、不思議な事に2人の周りは透明な膜の様に
水を遮断していた・・・・・・・・・・・・。

96 名前: 投稿日: 2005/03/13(日) 23:58:10
>>93
『宮野』が機関車両の様子を覗くと、中には40代後半と思われる運転士が1人いた。
足首辺りまで水位が上がっており、運転士は必死に右手を擦っている。
その手の甲には、『フジツボ』が付着しているのが見えた・・・・・・・・・・・・・。

97 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/14(月) 00:23:58
>>96
(ここはまだ‥‥水位が低いわね)
 
リュリュリュッ!!
 
のぞき穴を広げ、そこから『スロウブロウ』を進入。
運転士にまとわり付かせたい。
 
「そこのあなた‥‥‥!
『列車』を止めなさい、さもなければ‥‥解るわね?
その代わり止めてくれるなら‥‥その『フジツボ』は消してあげるわ」
 
ドアを挟んで声をかける。
面倒な状況説明をするより、このほうが手っ取り早いだろう。

98 名前: 投稿日: 2005/03/14(月) 00:39:31
>>97
「ひィッ!?」
 
運転士は、驚きの声を上げて『宮野』を見た。
 
「ア、アンタ、例のブツを奪いに来たのか・・・・・・・・・!?
俺は関係無いんだ!」

99 名前: MONO 投稿日: 2005/03/14(月) 00:48:43
>>95
(この状況の中、無事でいる……つまり、こうなることを予め予測していた者、か。
奴らが敵の一味と見て間違いないようであるな。

しかし1対2とは……片方がこの状況を作り出すの専門で無防備だとしても、
もう片方は確実に護衛担当……お互いの能力に相乗効果を持たせている可能性も高い。
多勢に無勢、かもしれんな……)

(だが、手を拱いていても始まらない、か)

ところで、旅行者の鞄から適当に取り上げて『傘』の核とした『小荷物』、具体的には何だろうか?
改めて確認しつつ、手に持った『簡易傘』を畳み
『核となる物体にただ手袋がくっついているもの』に戻す。
それを聞き手である右に、アタッシュケースは左手に持ったまま、男達に接近を試みる。

100 名前: MONO 投稿日: 2005/03/14(月) 00:49:50
×聞き手
◎利き手

101 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/14(月) 01:14:46
>>98
(チッ‥‥既に情報は漏れていたわけね)
 
運転士の言葉に、内心軽く舌打ちをする。
 
「いいから早く止めなさい‥‥。
それとも、この穴の向こうの連中みたいになりたいの?
静かに、ゆっくり止めなさい‥‥」
 
指定されている、例の『駅』の名前を挙げた。
 
「そこか、そこの近くで停まるように‥‥‥できるわね‥‥?」

102 名前: 保谷『ダイド』 投稿日: 2005/03/14(月) 01:36:48
>>94
「・・・無理をしすぎると、落ちてしまうかもしれないな。
ならば・・・!」」

ドアを列車の内側に蹴り倒し、それを足場にしてつり革にぶらさがり
それをつたって後部車両に進む。

103 名前: 投稿日: 2005/03/14(月) 23:50:53
>>99
『MONO』が持っている『傘』には、ペットボトルを使っていた。
『MONO』は、2人の男達へと近付く・・・・・・・・・・・・・・。
 
「『アレ』だな・・・・・・・・・・・そして、『アレ』を持っているという事は、奴が『運び屋』だ。」
 
『幾何学模様カットの男』が、『ピアスの男』に向かって呟く。
『ピアスの男』は、ズボンのポケットから小さな箱らしきものを取り出し、その中から数粒の
『錠剤』を振り出して口に放った。
そして、それをガリガリと噛み砕きながら、『MONO』に向かって近付いて来る。
 
「『よく生きていたな』。
一応、褒めといてやる・・・・・・・・・・・・最も、それも『ここまで』だが。」
 
そう言って、『ピアスの男』が歩き出した。
すでに胸の辺りまで満ちていた液体は、男だけを『モーゼ』の様に避けて行く。

104 名前: 投稿日: 2005/03/14(月) 23:58:36
>>101
「あ、ああ・・・・・・・・・・俺も『頼まれた』からな。
『そこ』に『停車しろ』と・・・・・・・・・・・・・。」
 
運転士は、そう言って機関パネルの操作を始める。
怯える様に『宮野』に目配せしながら、何か言いた気な表情をしていた。
━━━━━━━━━やがて、徐々に列車のスピードが落ちて来る。
>>102
ドアを蹴ったが、簡単には蹴破る事は出来なかった。
『保谷』が動きあぐねていると、列車のスピードが少しずつ落ち始めている事に気付く。

105 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/15(火) 00:17:25
>>104
「‥‥‥‥何か言いたそうね」
 
自分は今どのくらい『変化』しているのだろうか。
水面に顔を映し、確認したい。
 
ウジュルウジュル‥‥ 
 
『スロウブロウ』は機関室の中を動き回り、『ヒトデ』や『フジツボ』を探させる。
見つけ次第、『泡』に変えて破壊したい。

106 名前: MONO 投稿日: 2005/03/15(火) 00:23:47
>>103
「いかにも『三下の悪役』が吐きそうな、陳腐な台詞だ……
創作文芸のテストなら、赤点モノであろう」

『ピアス』との距離が、『ペットボトル』を確実に当てられる程度まで縮まったら
相手にそれを投げつける。
そして『ペットボトル』に取り付けた『手袋』を空中で展開し、
蛸が巻き付くかのように首筋へ掴みかからせたい。

が──それはあくまで『牽制』。

『ピアスの男』が、投げられた手袋に対処している隙に、周囲を見回して
凶器として使えそうな鋭利な『食器』や『食材』などが落ちていないか、
もしくは『食器棚』などは無いか探したい。
あったら、それに駆け寄る。

107 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/15(火) 01:04:27
>>104
「クソ…、なかなかに硬い!」

「…と、速度が落ちてきたな。 運転手が止めたのか…、もしくは自動的に止まる仕組み…?
まあどうでもいいけど。」

もう一度屋根に乗り、出来るだけ素早く残りの列車内を調べる。

108 名前: 投稿日: 2005/03/15(火) 01:22:14
>>105
機関室に、『ヒトデ』は見当たらない。
運転士の手には、まだ2〜3体の『フジツボ』が張り付いている。
『宮野』の顔に、異常は見られない・・・・・・・・・・・・・。
 
「お、俺が頼まれたのは、『運び屋』を駅まで送る事だけなんだ。
ブツの事は、何も知らない・・・・・・・・・・・・『運び屋』の顔だって、教えて貰ってねーんだ。」
 
運転士は、列車を運転しながら言った。
━━━━━━━━やがて、前方に『駅』が見えて来る。
かなり荒廃した様子の『駅』に、列車は無事停車した・・・・・・・・・・・・。

109 名前: 投稿日: 2005/03/15(火) 01:22:47
>>106
『ピアスの男』が3メートル程の距離にまで接近した時、『MONO』はペットボトルを
勢い良く投げ付けた。
 
『バギャッ!!』
 
ペットボトルと『手袋』が、男の前で弾け飛ぶ・・・・・・・・・・・。
その瞬間、男の背後に『スタンド』が見えた。
(『人型/生命・自然事物型』
魚の頭を捻った様な頭部からは、透明の管がドレッド・ヘアーの様に生えている。
手足や胴の部分にも管があり、手の甲にはコンパスらしきものが確認出来る。)
 
『MONO』が見回すと、水底にはフォークやスプーンなども沈んでいる。
目の前にプカプカ浮かんでいた『ハム』らしき肉片は、その端から『魚』へと変化
し始めていた・・・・・・・・・・・・・『ピアスの男』は、さらに近付いて来る。

110 名前: 投稿日: 2005/03/15(火) 01:35:29
>>107
屋根に上ると、列車の数十メートル前方に『駅』らしき建造物が見えて来た。
『保谷』は、さらに後方の車両へと向かう・・・・・・・・・・・・。
 
2両目の一般車両の車内も、やはり水で満ちかけていた。
外側から見ると、まるで巨大な水槽の様にも思える。

111 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/15(火) 23:23:08
>>108
今居る『グリーン車』の水位が、機関室に通じる穴をふさぐ前に機関室に
本体も侵入したい。
 
「『運び屋』が‥‥ここで合流する手はずになってるらしい『受け取り人』
については何か聞いてないの?」
 
機関室を見回し、武器になりそうなものを探しておく。
見つけたなら即座に『泡』に変えて、『スロウブロウ』の中に紛れ込ませた。

112 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/15(火) 23:28:58
>>110
「溜まるのが早いな…。
…この先も同じ展開かもしれないが、一応確かめておこう。」

すぐに最後の車両に移動、中を見る。

113 名前: MONO 投稿日: 2005/03/16(水) 00:41:01
>>109
「近付いただけでお陀仏、という類の輩か……厄介だ」

『スプーン』と『フォーク』を水中から拾いあげる。
それぞれに『手袋』を取り付け、『ピアスの男』の頭上、
天井付近に投げ上げる。
際に達したところで、『手袋』で天井を蹴り、方向転換。
真上から急降下する形で、『スプーン』は男本体を、
『フォーク』は先程『魚顔のスタンド』が出現した付近を狙って落とす。
どちらか一方だけでも弾かれずに済めば、
先程の牽制同様『手袋』を広げて掴みかかりたい。

(ハムまでが魚に……容赦ないものであるな……だが、
なぜ私は、無事でいる……?
まさか……『これ』のお陰なのか)

114 名前: 投稿日: 2005/03/16(水) 23:43:46
>>111
『宮野』が機関室に入ると、同時に大量の液体が入り込む。
 
「知らないんだ・・・・・・・・俺は、列車を止めるだけでいいって言われて・・・・・・・・・」
 
運転士は、怯えている。
機関室内は整然としており、武器になる様なものは見当たらない。
━━━━━━━━━やがて、列車が止まる。
その直後、列車の外から何者かが機関室のドアを開けた。
>>112
列車は、荒廃した『駅』のホームに到着した。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
『保谷』が再び移動しようとすると、『煙』の様なものが漂っている事に気付く。

115 名前: 投稿日: 2005/03/16(水) 23:44:13
>>113
『MONO』が水中に身を沈めると同時に、突然強力な水流が身体を押し流す。
『手袋』を取り付ける間も無く、『MONO』はフォーク1本を握ったまま、車両の
端まで流された・・・・・・・・・・・・・。
その衝撃でドアは破れ、『MONO』は連絡通路へと流れ込む。
水流の中では、意識を保つだけで精一杯だった。

116 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/16(水) 23:52:49
>>114
「……なんだこの煙? 蒸気機関じゃないし、たばこの煙…、と考えるのはとぼけすぎだな!」

すぐに伏せる。煙はどこから漂ってきている?
財布から大きい硬貨を取り出しておく。

117 名前: MONO 投稿日: 2005/03/16(水) 23:53:41
>>115
「ぐうっ……!」

『アタッシュケース』を手放さないよう、取っ手を強く握るだけでなく
『手袋』を設置して、その接着力も使い、ちゃんと自分に固定する。
また、『フォーク』も手放さないようしっかり握る。

「水流を操ったのか……」

波に飲まれた場合、下手に抵抗するとかえって溺れる。
そのことを踏まえ、とりあえずは流れに身を任せて収まるのを待ちたい。

118 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/17(木) 00:00:25
>>114
「ま‥‥‥仕方ない、わね」
 
ドン!
 
ドアが開いた瞬間、その方向に運転士を突き飛ばす。
同時に自分は反対側のドアに飛び、何時でも外に出れるようにしておきたい。

119 名前: 投稿日: 2005/03/17(木) 00:29:46
>>116
『煙』は、列車の下・・・・・・・・・・・ホームの方向から漂って来る。
『保谷』は、硬貨を取り出した。
>>117
水流が収まると、『MONO』は水中で何とか体勢を立て直す事が出来た。
立ち上がった『MONO』の眼前には、破壊されたドアが浮かんでいる。
そして、その向こうからは『ピアスの男』が近付いて来た・・・・・・・・・・・。
>>118
『宮野』は、運転士を突き飛ばして反対側のドアへと駆け寄る。
窓の外に見える『駅』は、かなり荒廃しており機能しているかどうかは疑問だった。

120 名前: MONO 投稿日: 2005/03/17(木) 00:45:46
>>119
「ううっ……まったく、手荒な真似を」
『スプーン』をポケットに仕舞い、破壊されたドアを片手で掴む。
通常なら持ち上げられない重さかもしれないが、
比重が軽いのか、水に浮かんでいる程であるなら今は持てるはず。

(とにかく、奴の能力についての情報を集めなければ、勝てない。
ここはヒット・アンド・アウェイだ)

掴んだ拍子に、『手袋』をひとつ『壊れた扉』の後端へ取り付け
その後、水の上を滑らせるように『ピアスの男』のいる方向へ押し流す。
取り付けた『手袋』を足ヒレのようにばたつかせることで推進力を保ちながら、
扉をぶつけて牽制したい。

これを避けるなどして相手に隙が出来たなら、
背後の、連絡通路・一般車両間を遮る扉を開け、その向こうへ行きたい。

121 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/17(木) 00:47:01
>>119
「‥‥‥‥敵を倒して、味方を助けて‥‥。
両方やらなくちゃいけないのが、難しいところね‥‥‥」
 
反対側のドアを開け、外に出る。
その間に侵入者の姿を確認しておきたい‥‥男か、女かを。
 
「やれやれ‥‥‥ね」

122 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/17(木) 00:53:35
>>119
「これが敵の攻撃…として、おそらく気づいていないだろう…。
もしくは正確な攻撃のできないスタンド…。」

「どちらにしても優位になるように接近しなくては…。」

『煙』が発生している所を越えるように、できるだけ列車の上を通るように硬貨を投げ、地面に落とし音を出す。
投げたらすぐに伏せたまま屋根横からホームを伺う。

123 名前: 投稿日: 2005/03/17(木) 01:10:04
>>120
『MONO』は、ドアに『手袋』を付けて押し流した。
『ピアスの男』の『スタンド』が、ドアを止める・・・・・・・・・・・・・・
その隙に、『MONO』は前方車両へ通じるドアを開いた。
 
『ガボガボガボォッ!!』
 
ドアを開けた瞬間、大量の水が流れ込んで来る。
『MONO』は、再び押し流された。
・・・・・・・・・・・・・『MONO』の身体は、天井近くまで水で満たされた連絡通路の中を
グルグルと流され続ける。
>>121
『侵入者』は、女・・・・・・・・・・・それも、少女の様だった。
外に出ると、すぐ脇に隣接する線路が延びている。
周囲に人影は無く、微かに冷たい風が吹いていた・・・・・・・・・・・・。

124 名前: 投稿日: 2005/03/17(木) 01:10:40
>>122
『煙』は、どんどん広がって行く。
『保谷』は、硬貨を投げてホームを伺った・・・・・・・・・・・・。
 
『チャリィン・・・・・・・・!』

125 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/17(木) 01:24:16
>>123
「なら‥‥『違う』、ということね」
 
ズリュリュリュッ!!
 
『泡化』して運転士の背中に貼り付けておいた『スロウブロウ』で少女を急襲。(スB)
つきとばした運転士を避けたにせよ受け止めたにせよ、その結果体勢は
崩れ、あわよくば運転士に押し倒される格好になっているかもしれない。
 
「こういうの‥‥なんて言ったのかしらね?」 
 
その隙を逃さず、『スロウブロウ』は『泡』から手だけを出し少女を捕らえたい。(パB)
少しでも妙な動きを見せたなら、そのまま身体を擦って『泡』に変える。

126 名前: MONO 投稿日: 2005/03/17(木) 01:30:00
>>123
(ぐはっ、後方はもう水で一杯か!しまった)

(マズイな……水の中では投擲や牽制は仕掛けにくい。
やるなら接近戦しかない……)

(いっそ、闘うか……いや、やられたら後がない。
一人で立ち向かっても、勝てる見込みは少ないだろう……恐らくだが、相手はプロだ。
負ければ『アタッシュケース』を奪われてしまう……ここはどうにかして仲間と合流しよう)

両足のズボンの裾に『手袋』を一つずつ取り付け、
先ほど『壊れた扉』でやったように『足ヒレ運動』させることで
泳力を補助しながら、泳いで一般車両の方へ逃れたい。

127 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/17(木) 20:55:35
>>124
「……。」

(音のしたほうを振り向かないわけはない…)

ホームをさっと覗く。そしてすぐに頭を引っ込める。
何が見えるだろう?

128 名前: 投稿日: 2005/03/17(木) 23:43:07
>>125
『スロウブロウ』が掴み掛かるのと同時に、運転士は再び列車に向かって突き飛ばされた。
運転士は、機関室まで転がる様に飛ばされる・・・・・・・・・・・少女に触れる事は出来ない。
>>126
『MONO』は、連絡通路から一般車両へと移動する。
すでに、水位は首の辺りまで増していた・・・・・・・・・・・・。
車内を泳いで進む『MONO』の後方を、『ピアスの男』が走って追い掛けて来る。
だが、『MONO』は追いつかれる事無く、前方のドアを開けて連絡通路にまで辿り着いた。
>>127
ホームを見ると、1人の老人の姿が見えた。
その傍らには、『スタンド』が見える・・・・・・・・・・・・『スタンド』からは、大量の『煙』が
噴き出していた。
『保谷』の周囲も、さらに大量の『煙』で覆われ始めている。

129 名前: MONO 投稿日: 2005/03/17(木) 23:51:18
>>128
(屋根上に出た方は……今、どこの屋根にいるかもわからんな……
落ちているかもしれん……なら、機関室に向かった女性の方か)

機関室まで一直線に、車内を縦断したい。
ひたすら泳ぎ、前進する。

130 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/17(木) 23:51:46
>>128
「やるわね‥‥‥まあ、そんなに上手くいくとは思っていなかったけど」
 
ドリュリュン!
                ドグシャァ!
  
反対側のドアの陰に潜みつつ、傍に『スロウブロウ』を呼び戻す。
呼び戻しざまに、運転のための計器を殴りつけて破壊。
再発進を封じておきたい。
 
「でも‥‥いいわ‥‥。
『列車』‥というのはすごく‥‥‥いい‥」
 
そのまま列車の下に、『スロウブロウ』ともども転がりこむ。

131 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/17(木) 23:52:42
>>128
「これは…、はっきり言ってやべえな…、もう見つかってるか、もしくは『探る』タイプ!」

屋根を走って先頭車両方面へ逃げる。

「合流したほうがいいぜ!」

132 名前: 投稿日: 2005/03/18(金) 00:28:59
>>129
泳ぐ『MONO』の背後を、『ピアスの男』が追って来る。
そして、『MONO』がグリーン車の辺りまで進むと、再び水流が押し寄せて来た。
『MONO』は、ドアに衝突して水流に巻き込まれる・・・・・・・・・・・・・。
 
気が付くと、第2グリーン車両と一般車両とを結ぶ連絡通路に浮かんでいた。
『アタッシュケース』は、辛うじて『MONO』の手に握られている。
だが、一般車両側のドアの前には、『ピアスの男』が立っていた━━━━━━━━━
 
「無駄な足掻きだったな・・・・・・・・・・仲間は、逃げたのか?」
 
男が言った。

133 名前: 投稿日: 2005/03/18(金) 00:29:19
>>130
『宮野』は、機関室の操作パネルを破壊すると、列車の下に潜り込んだ。
下は浸水しておらず、乾いた土の上に線路が続いている。
>>131
列車の上を駆け出した『保谷』の耳に、その足音が響く。
耳元で鐘を叩かれている様な轟音に驚き、『保谷』は足を止めた・・・・・・・・・・・・・。
周囲は、『煙』で完全に視界が利かない。

134 名前: MONO 投稿日: 2005/03/18(金) 00:37:12
>>132
「……く……」

男の問いには答えない。
アタッシュケースを握り直し、周囲を確認する。
外へ出られそうな窓や孔、天井が途切れた部分などは無いか。

(不本意だが、やるしかない……か)

ポケットに手を突っ込み、さっき拾った『フォーク』を確認する。

135 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/18(金) 00:39:45
>>133
ブクブクブク‥‥!!
 
本体を素早く『泡化』。
不定形になることで、列車と線路の下のスペースを障害無く通り抜ける。
時折天井‥‥つまり列車の床を擦って穴を開けたい。
これで『水』がこぼれるなら、それを浴びないようにしつつ前進。
 
「やれやれ‥‥どこに居るのかしらね」

136 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/18(金) 01:00:30
>>133
「な、なんだ…!! 足跡が響く…!!」

「この煙…、耳を良くする…それも極度にッ!!」

足を緩め、列車の屋根から下りる。

「離れたのは下策だったかな…。」

煙の発生源の姿が見えたのなら硬貨をスタンドで投げつける

137 名前: 投稿日: 2005/03/18(金) 01:22:14
>>134
連絡通路には、その両側に外へと出るドアが1つずつあった。
さらに、前後の車両へ通じるドアが1つずつ。
前後の車両へ通じるドアは開いており、水位は頭の辺りにまで増えていた。
だが、『MONO』と『ピアスの男』の周囲だけは、ポッカリと空いた穴の様に
水を円状に寄せ付け無い・・・・・・・・・・・・。
 
『MONO』のポケットには、フォークが1本入っている。
>>135
列車の底に穴を空けると、そこから液体が勢い良く流れ出て来た。
勢いが衰える気配は無く、液体以外にも海草や小魚が出て来る。

138 名前: 投稿日: 2005/03/18(金) 01:22:47
>>136
『保谷』の手足には、何かに触れるだけで虫歯を突かれた様な痛みが走った。
さらに、どこからか男の悲鳴が響く・・・・・・・・・・・・・。
声の主は分からず、その場所も分からない。
『保谷』は、その悲鳴の大きさに思わず耳を覆った。

139 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/18(金) 22:08:17
>>138
「痛ぅ…ッ! 耳だけじゃなく手も…、感覚が鋭敏になっている、そういう『煙』、か…!」

「だが…、怪我の功名っていいますか、『鋭い』ことには使い道があるぜ!」

地面に伏せ、耳をつけ、振動を聞き取る。
足音のおおまかな位置を探る。

140 名前: MONO 投稿日: 2005/03/18(金) 23:01:20
>>137
『アタッシュケース』を持っていないほうの手をポケットに突っ込んで、
『フォーク』を握り締める。男の攻撃に反撃できるように。

(私の周囲にも、空気が……?優位を誇示しているのか?)

『ピアスの男』が余裕をぶっこいている隙に、『外へ通じるドア』の様子をよく見ておく。
特に、手動で開けられそうか、外の様子はどうか……という2点を。

141 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/18(金) 23:20:03
>>137
「『下』からであれば‥‥『有効』なのね」
 
ドリュリュッ
 
時折床に穴を開けながら進み、最初の『グリーン車両』を過ぎたところで
『泡化』している自分の身体を延ばし、頭部だけ車両をつたって昇らせる。
 
「ここより後ろ‥‥のはずね、居るとしたら‥‥」
 
車内を覗き込ませ、仲間の姿を確認しておきたい。

142 名前: 投稿日: 2005/03/19(土) 00:18:58
>>139
コンクリートで出来たホームの床に耳を付けると、大きな足音が響いて来た。
それに混じって、微かに砂利を踏む様な音・・・・・・・・・・・・そして、水の流れる音が聞こえる。
━━━━━━━━━ふと、突然『保谷』の頬を刺す様な『冷たさ』が襲った。
反射的に頭を上げると、鼻を突く様な『潮の香り』が漂っている。
それは、列車の方から床に広がって来る液体から放たれているらしい・・・・・・・・・・・。
>>140
ドアの外を見ると、『煙』が立ち込めていて景色は全く見えなかった。
『煙』は、微かに車内にまで入り込み始めている・・・・・・・・・・・・・・。
ドアは、自動開閉式だったが、無理矢理こじ開ける事も可能に思えた。
 
「『それ』を渡せ。」
 
『ピアスの男』が、『アタッシュケース』に手を伸ばす。

143 名前: 投稿日: 2005/03/19(土) 00:19:20
>>141
車両の上に上って行くと、立ち込めた『煙』で周囲を確認する事は出来なかった。
車内にまで『煙』は広がっていないらしく、中を見る事は出来た・・・・・・・・・・・・。
内部は、液体で満たされた巨大な『水槽』の様になっている。

144 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/19(土) 00:35:51
>>143
「煙‥‥‥?
なんだか解らないけれど‥‥吸って身体にいいものでも無さそうね‥‥」
 
口元と鼻を手のひらで押さえながら、さらに車両の脇を伝い這い進む。
『保谷』か『MONO』の姿を探したい。
同時に『スロウブロウ』は列車の下を這わせ、『水』の直撃を浴びないように
しつつ『穴あけ』を続行させる。
 
「さっきの『女の子』も気になるわね‥‥やれやれだわ‥‥」

145 名前: MONO 投稿日: 2005/03/19(土) 00:45:37
>>142
(煙……もう一人の奴の能力か……厄介な。
中にも外にも逃げ場はないと、そういうことか)

(待て……煙だと?
高速で運行する車両の外に、煙だと?有り得ようはずもない。
つまり、この車両は今……停まっている!)

「断る」

男から逃れるように、床を蹴ってステップし後退する。
生身の足だけでなく、先ほど泳ぐためにズボンの裾に付けた『手袋』をも用いて
床を蹴りあげることで、通常よりも勢いが増したステップを行い
一足飛びに『外へ通じる扉』まで逃れたい。

146 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/19(土) 00:53:52
>>142
(近くにいる…列車内だな それと外に居るのも… 水は例のやつ…)

(…! この音は列車からこぼれてきた『水』か?!そしてこの冷気?)

上着を頭に巻き、音を少しでも抑え、列車のほうに近づく。

目は良くなっていないだろうか? 光を取り込まないよう目を細めて周りを見る。
人影はないだろうか?

147 名前: 投稿日: 2005/03/19(土) 01:16:27
>>144
『ピチャ・・・・・・・』
 
ふと、列車の隙間から液体が噴き出し始めた。
『泡』になった『宮野』の身体は、少しずつ流されて行く・・・・・・・・・・・。
>>145
『ドォン!』
 
『MONO』は、床を蹴ってドアの方へと飛んだ。
同時に、『MONO』の身体は水の中に潜る・・・・・・・・・・・・。
直後、『ピアスの男』の『スタンド』が、『MONO』に向かって拳を振るう。
 
『ゴボバァァアッ!!』
 
再び、水流が『MONO』の身体を押し流した。
ドアに叩き付けられた『MONO』の身体は、そのままドアを破って外へ吹っ飛ぶ。

148 名前: 投稿日: 2005/03/19(土) 01:16:49
>>146
周囲は、依然として『煙』に包まれている・・・・・・・・・・・・。
 
『ドゴォン!!』
 
『保谷』が列車に近付こうとした瞬間、大きな音が耳に突き刺さった。
さらに、濁流が流れる様な轟音が響く。

149 名前: MONO 投稿日: 2005/03/19(土) 01:19:31
>>147
「がはぁっ!」

まず『アタッシュケース』の無事を確認し、
次に周囲の状況を認識し、
最後に自分の体の無事を確認しながら、起き上がる。

150 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/19(土) 01:23:25
>>148
「うおッ!! くそ…、ドアをブチ破って水を流してるやつがいますね…。
かなりのパワーの持ち主…、さっきの煙野郎や水使いとは別口か…。」

列車に近づき、出てくる水に触れないようドアをこじ開ける。 
どうしても触れてしまうようなら、先ほど水が漏れ出していた場所に移動。

151 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/19(土) 01:34:35
>>147
「‥‥まさか‥‥そろそろ『決壊』するとでも言うの‥‥?
拙いッ‥‥それは凄く拙いッ!!」
 
本体と『スロウブロウ』の『泡化』を解除しつつ、素早く『列車』から離れる。
身を低くして、『煙』も極力吸わないようにしたい。
 
「『MONO』‥‥『保谷』‥‥何をしているの‥‥?」 
 
そのまま手近な物陰に隠れて、改めて周囲の様子を伺う。

152 名前: 投稿日: 2005/03/19(土) 23:49:01
>>149
列車の外は、『煙』に包まれいる・・・・・・・・・・・・周囲の視界は、全く利かなかった。
『アタッシュケース』は、どこかへ飛ばされたらしく見当たらない。
『MONO』が動こうとすると、全身に痛みが走った・・・・・・・・・・・・。
>>150
列車の方へと近付いたが、『煙』によってドアの位置すらも分からない。
車体からは、チョロチョロと水が漏れ出している様な音が聞こえて来た。
さらに、『保谷』の耳には列車全体が軋む様な音も聞こえる。
>>151
『宮野』は、身を低くして列車から離れた。
ホームは『煙』で見通しが利かず、物陰すらも見つけられない・・・・・・・・・・・・。

153 名前: MONO 投稿日: 2005/03/20(日) 00:10:50
>>152
「ぐ……やはりこの煙、スタンド能力なのであろうか」

痛みをこらえ、一歩を踏み出す。

154 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/20(日) 00:17:06
>>152
「くそ、この『煙』…、スタンドによるものだけあって全然晴れないですね…!
そして、水の音…、そこら中で穴が開いている… きしみもそのせいか?」

「しかし、チョロチョロ、ということは水かさはかなり減っているはず…。
車両内に入ったほうが煙からも逃れられる。」

一番近い、水の音がする場所へ移動。

155 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/20(日) 00:24:16
>>152
「『無い』なら‥‥『作る』しかないわね」
  
ホームに伏せながら、『スロウブロウ』に床を擦らせて『泡化』。
ボコボコと『あわ立て』た後、能力を解除して『壁』を作成しておきたい。
 
「さて‥‥と、これでまた『振り出し』‥‥。
いえ‥もっと『悪い』わね‥‥」
 
ついでに顔の鼻から下を『泡化』。
『煙』を吸わないようにしておく‥‥‥ここから『煙』の途切れ目は見える
だろうか

156 名前: 投稿日: 2005/03/20(日) 00:49:35
>>153
全身を激しく打ち付けたらしく、ズキズキと痛む。
足を踏み出すと、肋骨の辺りに刺す様な痛みがあった。
ホームは水浸しになっているらしく、『MONO』の足元にも広がっている。
 
『ピチャ・・・・・・・・ピチャ・・・・・・・・・』
 
列車の方からは、足音が近付いて来る。
>>154
水音は、其処彼処から聞こえて来る。
水音や足音、呼吸音、鼓動音・・・・・・・・・・・様々な音が、徐々に大きくなって『保谷』を
押し潰す様に迫って来た。
足元に広がった水は、刺す様に冷たい。
>>155
『煙』が途切れている様子は無く、まるでホーム全体を覆っているかの様だった。
『泡の壁』を作ったが、床が水浸しになっているらしく、徐々に流され、崩れる。

157 名前: MONO 投稿日: 2005/03/20(日) 00:54:23
>>156
(……どこだ、『アタッシュケース』は)

先ほど倒れていた際の自分の姿勢から、
『アタッシュケース』が落ちていそうな方向の見当をつけ、そちらへ歩く。

158 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/20(日) 01:07:57
>>156
「くそ…、プレッシャー…?自分の心音か…?なんにしてもこの状態では不味い…!」

両手をあわせ鳴らす(拍手する)。
音響の反射で物体の場所を探りたい。

159 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/20(日) 23:28:32
>>156
「仕方ないわね‥‥‥。
それにしても‥‥さっきからこればかり言ってる気がするわ‥」
 
風の動きから、『風上』を探りたい。
そちらへ向かって『スロウブロウ』を先行させる。
 
「さっさと合流しないと‥‥。
あの二人‥‥まだ『魚』になってないでしょうね‥‥」
 
ズリュリュッ!!
 
『スロウブロウ』にホームの床を『坂』を作るように擦らせ、『泡』の
滑らかな摩擦力を利用して『風上』へと『滑り降り』たい。
本体は『滑り降り』ながら、『携帯電話』の着信メロディーを鳴らす。
 
「視覚で確認できないなら‥‥こうするしか無いわね。
‥‥‥『敵』が来るかもしれないけど、今のままよりはマシだわ‥‥」

160 名前: 投稿日: 2005/03/20(日) 23:49:22
>>157
『MONO』は、勘を頼りに『アタッシュケース』を探して歩く。
だが、『煙』に視界を遮られている事もあって、容易に見つける事は出来なかった。
 
『ピチャッ、ピチャッ』
 
背後からは、(恐らくは、『ピアスの男』の)足音が迫って来る・・・・・・・・・・・・・・。
どこかで、『拍手』をする様な音も聞こえた。
>>158
拍手をすると、まるで耳に突っ込まれた爆竹を鳴らされた様な音が響く。
『保谷』は、耳鳴りで頭痛や吐き気を催した。

161 名前: 投稿日: 2005/03/20(日) 23:49:55
>>159
風上へ向かって滑走する『宮野』は、携帯電話を取り出す。
 
『バゴォッ!』
 
━━━━━━━━━次の瞬間、『宮野』の足に何かがぶつかった。
『宮野』は、その場に転倒する・・・・・・・・・・・・・。

162 名前: MONO 投稿日: 2005/03/21(月) 00:06:00
>>160
『拍手』は、『ピアスの男』が余裕をかましてやっているものと思った。

(状況が悪いな……
視界が遮られているのは相手も同じはず……ならば、
あちらもこちらの足音を頼りに追ってくるのだろう。
だとしたら……)

歯を使い、服の袖に付いた『飾りボタン』を一つ千切る。

163 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/21(月) 00:10:35
>>161
「くっ‥‥何‥!?」
 
身を伏せたまま、『スロウブロウ』を呼び戻す。
同時に周囲を『擦って』窪ませておき、『坂』をつたった『水』が自分に殺到
するのを防いでおきたい。
 
「新手の‥敵スタンド使い‥‥でなければいいんだけれど‥‥」

164 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/21(月) 00:19:46
>>160
「げ…、忘れてた…。」

「耳栓が欲しい… けど、そうしたらそうしたで感覚がにぶる…な。」

床を軽く叩き、振動音が抜けていく場所を探る。

165 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 00:41:45
>>162
ボタンを噛み千切った。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、足音が止まる・・・・・・・・・・・・・顔を上げると、いつの間にか周囲の『煙』が晴れ、
眼前に『ピアスの男』が立っていた。
 
「『もう1人』は、どうした?
確か、『3人』だったな・・・・・・・・・・・お前達は。」
 
『ピアスの男』は、そう言って『MONO』から少し離れた場所に目を向ける。
そこには、身体を伏せた『宮野』の姿があった。
その傍らには、『アタッシュケース』がある。

166 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 00:49:40
>>163
身を伏せた『宮野』の目の前には、『アタッシュケース』が落ちていた。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、『宮野』は周囲の『煙』が晴れている事に気付く。
目の前には、5メートル程離れて『MONO』が立っている。
そして、『MONO』の横には、20代後半と思われる白人の姿があった。
唇と両耳に3つずつピアスを付けており、『宮野』の存在に気付いているらしい。

167 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 00:50:40
>>164
床を叩こうとした『保谷』は、周囲の『煙』が晴れている事に気付く。
いつの間にか、耳鳴りも治まっていた。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
ふと、『保谷』から5メートル程前方のホームの床が、不自然に隆起している。
さらに、そこから10メートル程先には、3つの人影を確認出来た。

168 名前: MONO 投稿日: 2005/03/21(月) 00:53:13
>>165
「見晴らしがよくなったか」

宮野を認識した。
状況が変わったので、噛み千切った『ボタン』は片手の中に握る。
『ピアスの男』の方を向き直り、言う。

「知らんよ……煙が晴れたってことは、
今頃そちらのお仲間をやっつけているんじゃないか?」

(こっちが『三人』だってことまでばれているとはな……情報はだだ漏れか)

169 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/21(月) 01:03:01
>>166
「これは」
 
ガシィッ 
 
膝立ちになると、『アタッシュケース』を掴む。
 
「『天の配剤』‥‥‥‥という奴ね。
ここに私が、辿り着いたということ‥‥それは今、『運命』が『追い風』に
なっているということ‥‥」
 
ブクブクブクブクゥ‥‥!!
 
『スロウブロウ』で周囲の床をすり、『泡立てる』。
盛り上がる『泡』で、男と自分の間の視界を阻害したい。
 
「『障害』は全力で『排除』する」

170 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/21(月) 01:03:30
>>167
「え…なんだ…?
さっきの奴、煙使いが解除…はない…。誰かに『始末』されたのか…?」

「隆起している…、誰だ、知らない能力の可能性がある!」

すぐに近くの遮蔽物に隠れる。落ちていれば石を拾う。

171 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 01:19:32
>>168
突然、『宮野』を隔てた床に『泡の壁』が沸き立つ。
 
『パシャッ・・・・・・・!』
 
『ピアスの男』は、それを横目に足元の水を蹴り、『MONO』に飛ばした。
飛ばされた『水滴』は、まるで弾丸の様に『MONO』を貫く・・・・・・・・・・・
 
「なるほど・・・・・・・・・『煙の奴』は、お前の仲間じゃあないって事か。」
 
『ピアスの男』が言った。
━━━━━━━━━ホームは、すでに全体が水浸しになっているらしい。
微かに、水位も上がっている様だった・・・・・・・・・・・・。

172 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 01:20:08
>>169
突然、『宮野』を隔てた床に『泡の壁』が沸き立つ。
だが、それもホームの全体に広がる水によって、徐々に流されて行く・・・・・・・・・・・・。
 
『パシャッ・・・・・・・!』
 
『ピアスの男』は、それを横目に足元の水を蹴り、『MONO』に飛ばした。
飛ばされた『水滴』は、まるで弾丸の様に『MONO』を貫く。
 
『カチャ』
 
━━━━━━━━━━ふと、足元で固い物がぶつかる様な音が聞こえた。
>>170
『保谷』は、ホームの柱の陰に隠れた。
石は、落ちていない・・・・・・・・・・・・隆起した床に動きは無く、ホームは全体が水浸しに
なっている様だった。
列車を見ると、まるで決壊寸前の堤防を思わせる様に、隙間から水が噴き出している。

173 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/21(月) 01:24:50
>>172
「石はないか…。ならばこれで。」

ペンか鉛筆を取り出す。なければ上着をかるく丸めて手に持つ。

「さて、3人だがどういう行動をしているんでしょうか…。」

柱から、先ほどの3人の動向を伺う。

174 名前: MONO 投稿日: 2005/03/21(月) 01:29:47
>>171
「ぐっ!」

水滴が体のどこを貫いたのかは知らないが、呻く。

「じゃあ……『煙の奴』は、さっきの、アンタの仲間でもないって事か」

(そうか……てっきり『煙』が『幾何学模様カットの男』の能力で
ヒトデ、海水、水流、今の弾丸……水関係は全てこいつの仕業だと思っていたが
……違う、そうじゃあない……どこまでかはもう一人の『幾何学模様カット』の仕事で
どこからかはこいつの仕事ってことだ)

『ボタン』を握っていない方の手で、ポケットに仕舞ってある『フォーク』を掴む。

175 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/21(月) 01:36:51
>>172
ブクブクブクゥ‥‥!!
 
さらに『泡立て』る。
 
「‥‥水を操る‥‥能力‥‥?
つまり敵は‥‥『3人以上』ということ、ね‥‥」
 
目の端で『固いもの』の姿を確認しつつ、『泡』を思い切り『吹く』。
『シャボン玉』の要領で吹き付けることで、『ピアスの男』の視界を阻害したい。

176 名前: 投稿日: 2005/03/21(月) 02:00:43
>>173
『保谷』は、上着を丸めて手に持った。
倒れていた1人の近くに『泡』の様なものが湧き出し、別の1人が倒れる。
 
ふと、隆起したホームの一部から、水が湧き出している事に気付いた。
>>174
『MONO』がフォークを掴んだ瞬間、足元の水が力強く押し寄せて来た。
足を押し流された『MONO』は、バランスを崩して前のめりに転倒する・・・・・・・・・・・・。
水滴は胸の辺りを貫いたらしく、血が流れ出た。
>>175
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・』
 
足元を見ると、『アタッシュケース』から『カニ』の半身が生え始めていた。
その爪が、床をガツガツと打ち鳴らしている。
・・・・・・・・・・・・・突然、『MONO』が床に倒れる。
ほぼ同時に、『宮野』は『ピアスの男』に向かって『泡』を吹き掛けた・・・・・・・・・・・・。

177 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/21(月) 22:06:22
>>176
「泡、ということは、倒れているのは宮野か…!」
「そして隆起した地面…、これはなんだ?! 中は水で満たされている…?」

「しかし、だとすれば中に敵がいることもないだろう…。走り抜けるか。」

噴出した水に当たらないよう迂回して、前方の人たちのところに走る。

178 名前: MONO 投稿日: 2005/03/21(月) 22:47:26
>>176
倒れきる前に、足及びズボンに取り付けた『手袋』で地面を蹴り
半倒れの姿勢のまま斜めにジャンプ、『ピアスの男』へ飛びかかる。

空中で両手に『手袋』を発動、それぞれ右手のボタン、左手のフォークへ取り付けた後に
フォークで、ジャンプした勢いを上乗せした『突き』を繰り出す。
男の顔面、特に急所である『目』を狙いたい。

179 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/22(火) 23:13:15
>>176
「こ、これは‥‥‥‥ッ!?
く‥‥‥でも、今は‥‥‥!!」
 
『アタッシュケース』をしっかりと掴み、『スロウブロウ』で『カニ』を擦って『泡化』。
歩いて逃げられないようにしておく。
 
「『スロウブロウ』ッッ!!」
 
ドヒュォッ!!
 
既に『泡』の壁に隠れて『スロウブロウ』の『片足』を『泡化』させていた。
吹き付けた『泡』の中から『スロウブロウ』の『足』が飛び出し、ピアスの男に蹴りを
叩き込む!!パスBB。

180 名前: 投稿日: 2005/03/22(火) 23:32:38
>>177
前方に走り出すと、隆起したホームが『洞穴』の様になっている事が分かる。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
その中には、70〜80歳と思われる男の『死体』が浮いていた・・・・・・・・・・・・。
涌き出ていた水は、男の口などから大量に涌き続けているらしい。
『死体』は、プカプカと穴の中を漂っている。

181 名前: 投稿日: 2005/03/22(火) 23:32:58
>>178-179
「ムゥッ・・・・・・・・!」
 
『ピアスの男』は、顔を手で隠して『泡』を避ける。
同時に、飛び掛った『MONO』を、『ピアスの男』の『スタンド』が叩き落す。
『MONO』の身体は、勢い良く床に叩き付けられた・・・・・・・・・・・。
 
『ベギャアッ!!』
 
その瞬間、『スロウブロウ』が『泡』の中から攻撃する。
その蹴りは、『ピアスの男』の手の上から顔面に命中した。
 
「ウグォッ!!?
『泡の中』から・・・・・・・・・・・・『これはッ』!!」
 
『ピアスの男』は、そのまま後方へと吹っ飛ぶ。

182 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/22(火) 23:40:21
>>180
「水を吐いている… 死ぬとこうなるのか?
しかしこの隆起はなんだ…? 水の能力じゃあないはず…。」

水に触れないようにさらに前進。

183 名前: MONO 投稿日: 2005/03/22(火) 23:55:53
>>181
「がぁっ!」
叩きつけられて悲鳴を上げる。

「……上出来だ宮野氏!」
倒れたままの姿勢で、『手袋』の取り付けられた『飾りボタン』を『ピアスの男』に投げつける。
喉元へ投げつけ、何も抵抗しなければ『手袋』を変形させて相手の首を絞めるつもりだが、
スタンドで弾き落とすなど抵抗するようなら、弾き落とそうとした手等に巻きつく。

その後起き上がりたい。

184 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/22(火) 23:57:26
>>181
「はっきり言って‥‥『相性』は『悪い』わ。
けれど‥‥‥」
 
『泡』の中を移動させて、『足』を戻す。 
 
ブクブクブク‥‥ズルゥ──ッ!!
 
『アタッシュケース』を片手に、『泡』の摩擦力を使用して『滑り』たい。
『ピアスの男』の傍に、素早く近づく。

「だからと言って『退く』わけにはいかない」
 
『泡』を一塊手に取り、『ピアスの男』が動くそぶりを見せたら再度吹き付ける。
今度はただの『泡』だが、今の攻撃を見た後ならばけん制くらいにはなるはずだ。
それで怯ませた隙に、『スロウブロウ』で『ピアスの男』を殴り飛ばす。パスBB。

185 名前: 投稿日: 2005/03/23(水) 00:35:55
>>182
前方に、『MONO』と『宮野』・・・・・・・・・・・・そして、見知らぬ男の姿が確認出来る。
『宮野』の『スタンド』が、見知らぬ男の『スタンド』を吹っ飛ばした。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・』

186 名前: 投稿日: 2005/03/23(水) 00:36:22
>>183-184
『宮野』は、距離を詰めて『泡』を投げ付ける。
『ピアスの男』が怯むと同時に、『スロウブロウ』が拳を叩き込んだ。
 
『ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!』
 
『ピアスの男』の『スタンド』が、『スロウブロウ』を迎撃する・・・・・・・・・・・・。
そのパワーとスピードは、『スロウブロウ』を上回っていた。
だが、次の瞬間━━━━━━━━━『MONO』の投げた『手袋』が、男の喉元を
絞めようと巻き付く。
 
「グォッ!この・・・・・・・・・・」
 
そう言いかけた直後、『スロウブロウ』の拳が『敵スタンド』の側頭部を捉えた。
 
『バグッシャアァァッ!!』

187 名前: MONO 投稿日: 2005/03/23(水) 00:41:42
>>186
全力を込めて、男の首を締め上げる。

(『ザ・グローヴ・パペッツ』は常人並みのパワーしかないが、
それでもこの方法なら……!!)

188 名前: 『ひそやかに降りしきる雨』 投稿日: 2005/03/23(水) 00:55:46
>>185
「あれは『MONO』と『宮野』…、そして、敵か?!」

「やったブッ飛ばしたッ! …だがッ、なにか『イヤな予感』がしてきますな…!」

二人の方向に走りつつ、手にした上着の塊を胸まで持ち上げ、そして周囲を警戒。
辺りに視線を配る。

189 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/23(水) 00:57:10
>>186
「この‥‥‥『パワー』ッ!!
私も自信はあったけど、これほど‥‥とは‥‥!!
‥‥‥!?
これは‥‥『MONO』の!!」
 
打ち崩されかけたところを、『MONO』の援護に救われる。
そこに拳を叩き込んだ。
 
「やはり『運命』はこちらの味方‥‥‥ね!!
あなたはもう、何もかもが‥‥『水の泡』と消えるのよ!!」
 
駄目押しに、もしもの時を考えて先ほど『アタッシュケース』に貼り付けて
おいた『スロウブロウ』の『泡化』した『足』を叩き込みたい。
予想外の方向からの攻撃を受けた隙をつき、そのまま『敵スタンド』の頭部
を擦って『泡化』しつつ、挟み潰す!!

190 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/23(水) 00:58:19
>>188
名前欄間違い

191 名前: 投稿日: 2005/03/23(水) 23:54:35
>>187-189
━━━━━━━━━━━突然、ホームに巨大な音が響き渡った。
直後、列車が内側から爆発するかの様に砕け、大量の水が溢れ出す・・・・・・・・・・・。
 
『ドゴオオォォォォォォォオオオオオ!!!!』
 
直前に気付いた『保谷』を除き、『MONO』と『宮野』は水流に成す術も無いまま
巻き込まれて行った。

192 名前: MONO 投稿日: 2005/03/24(木) 00:01:20
>>191
「な……何だと!」
電車が『決壊』しそうだと気付いていなかったので、驚く。
流されていく……。

どうにか顔だけでも出して、流されていく先の様子を見たい。

193 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/24(木) 00:11:03
>>191
「しまっ‥‥!?」
 
半ば予測しておきながら、つい気を取られて失念していた。
成す術なく、押し流される‥‥せめて『スロウブロウ』の『泡化』した
『足』は能力を解除して、元に戻しておきたい。
 
(ぐっ‥‥まずい‥‥!!)
 
『アタッシュケース』を本体と『スロウブロウ』、二人がかりでしっかり
掴んだ。
下手に流れには逆らわず、身体の力を抜いて自然と身体が浮くのを
待つ‥‥。

194 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/24(木) 00:26:50
>>191
「うおッ!列車が……!?」

水の勢いは一瞬、それさえやり過ごせればそう恐ろしいものではない。
『ダイド』で保谷本体を押し上げるとともに、保谷も飛び上がり、波をやりすごす。

着地時も、『ダイド』に支えさせ、時間がかかるよう、バランスを崩さぬよう着地する。

195 名前: 投稿日: 2005/03/24(木) 00:53:52
>>192
『MONO』は、水面に上昇しようと足掻いたが、水流には逆らえなかった・・・・・・・・・・・・・。
流される内に壁か床に衝突した『MONO』は、意識を失ったまま流される。
 
━━━━━━━━━気が付くと、『MONO』は水面に浮かんでホームの天井を見ていた。
>>193
『宮野』が伸ばした手は、『アタッシュケース』には届かない・・・・・・・・・・・・・・。
そのまま水流に押し流された『宮野』は、意識を失った。
 
━━━━━━━━━気が付くと、『宮野』は水面に浮かんでホームの天井を見ていた。

196 名前: 投稿日: 2005/03/24(木) 00:56:12
>>194
『保谷』は、列車から押し寄せる大量の水を、上に飛んで避けた。
そして、完全に浸水したホームへと落下する・・・・・・・・・・・・。
水位は『保谷』の腰の辺りまで上昇しており、さらに上昇を続けていた。
『保谷』は、プカプカと水面に浮かんだまま、溜まり続ける水に身を任せるしか無かった。
 
━━━━━━━━━━やがて、水位が止まる。
ホームは、『3メートル』近く浸水していた・・・・・・・・・・・・・『保谷』を含む3人以外にも、
2つの人影が水面に浮かんでいるのが確認出来る。
ふと、その内の1人が泳ぎ始める。

197 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/24(木) 00:59:22
>>195
「‥‥ッげほっ!!ごほっ!!」
 
前髪をかきあげながら咳き込む。
奥歯が砕けそうなほど、強くかみ締めた。
 
「くっ‥‥‥予測しておきながら、この体たらく‥‥。
情けなくて、涙が出るわね‥‥‥!!」
 
周囲の状況‥‥特に『敵』と『アタッシュケース』の姿を確認しておきたい。
水の透明度は、どのくらいだろうか?

198 名前: MONO 投稿日: 2005/03/24(木) 01:01:04
>>195
「……う……まだ、生きているか」

辺りを見回し、状況を確認する。
『宮野』の無事を確認し、
『アタッシュケース』の所在を確認し、
『ピアスの男』を確認し、
いったい何がどうなっているのかを確認する。

199 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/24(木) 01:21:33
>>196
「……水がこんなに多いとはな。」

「…? 誰だ…? 起きるのが早い…。
同じく予測できてた人…、水使い…?」

泳いでいく人がどちらに向かっていくかを見る。

200 名前: 投稿日: 2005/03/24(木) 01:34:43
>>197-198
水は透き通っており、底までハッキリと見える。
周囲を見回したが、『アタッシュケース』は無い・・・・・・・・・・・・。
『ピアスの男』は、水面をプカプカと浮いていた。
 
ホームは完全に浸水したらしく、水位は3メートル近い。
『海』の様に、ホーム一面には水平線が広がっていた。
>>199
泳ぐ人影の向かう先には、『キヨスク』のものらしき屋根が見えた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・』
 
ふと、人影から1メートル程離れた水中に巨大な影が動いた。

201 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/24(木) 22:11:14
>>200
「また一から‥‥『やり直し』というわけね」
 
本体はホームの『屋根』まで移動、水から上がる。
入れ替わりに『スロウブロウ』は全身を『泡化』、水面を浮かびながら
『ピアスの男』に迫った。
『泡化』した身体から『腕』と『足』を出し、水をかいて接近したい。

202 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/24(木) 22:52:20
>>200
「キヨスク…、とりあえず上に上るつもりか?」

「そして、なんだこの影ッ!!  おい二人とも! 水の中にデカイ影が居ますよッ!
気を付けろッ!!!」

人影は無視、辺りを見回し、『アタッシュケース』を持っている人物、もしくは『アタッシュケース』自体を探索。
それと、木の板など、浮いているものがあればそれにしがみつく。

203 名前: MONO 投稿日: 2005/03/24(木) 23:08:05
>>200
『ピアスの男』に近寄り、脈を取って生死を確認する。

204 名前: 投稿日: 2005/03/30(水) 23:39:13
>>201
『宮野』の力だけでは、ホームの屋根まで上る事は出来ない。
『泡』となって水面を進む『スロウブロウ』の身体は、少しずつ溶けて行く・・・・・・・・・・・・。
 
『保谷』の叫び声が、ホームに響いた。
>>202
周囲に浮かんでいるのは、藻や貝や魚だけだった。
『黒いアタッシュケース』は、見当たらない。
>>203
『ピアスの男』に近付いたが、ピクリとも動かなかった・・・・・・・・・・・。
白目を向いて水面に浮かんでおり、その身体の所々には『ヒトデ』が張り付いている。
 
手首を触ったが、脈拍は無い。

205 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/30(水) 23:56:51
>>204
「チッ‥‥‥‥」
 
『スロウブロウ』の『泡化』を解除。
こちらに呼び戻し、飛び上がらせてホームの屋根に掴まらせ、その一部を
引き剥がさせる。
それに掴まり、よじ登りたい。
 
「‥‥‥こんなことなら、もっと安物の服を着てくるんだったわ‥‥」
 
周囲の状況を確認する。
ここから何か『107』という数字と関係のありそうなものは見えるだろうか?

206 名前: 大鵬 清玄 投稿日: 2005/03/31(木) 00:17:58
>>204
「泳ぎはそんなに得意なわけじゃあないんですがね…。」

水中の影と離れるように、手近な水面上に出ているものに昇る、もしくは泳いで近づく。

207 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/31(木) 00:25:18
>>206
誤爆

208 名前: MONO 投稿日: 2005/03/31(木) 03:47:31
>>204
「死んでいるか……
そして、『ヒトデ』や『海水』は、こいつの仕業ではなかったわけだ」

『ピアスの男』の傍を離れ、宮野のほうに泳いで近付く。
近付いたら、話しかける。

「あいつはもう心臓が動いていない。死んだと見ていいだろう。
敵はもう一人いる。この状況は、あいつではなくソイツの仕業ということになる」

209 名前: 投稿日: 2005/03/31(木) 23:35:56
>>205
『宮野』は、『スロウブロウ』で壁伝いにホームの屋根へと上った。
上から見ると、ホーム内は水槽の様に見える・・・・・・・・・・・・。
数字に関係のあるものと言えば、時刻板やロッカーなどがあった。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
水面に突き出た『キヨスク』の屋根に向かって、見知らぬ人物が泳いで行く。
その下の水中には、2メートル近い巨大な影が確認出来た。
>>206
水面に出ているものは、ほとんど見当たらない。
列車も水没しており、辛うじて『キヨスク』の屋根が水面に出ていた。
影の近くを泳いでいる人物は、この屋根に向かっているらしい。

210 名前: 投稿日: 2005/03/31(木) 23:37:03
>>207
『MONO』が手を離した瞬間━━━━━━━━━━
 
『ユラァア・・・・・・・・・・ッ』
 
『ピアスの男』の腕が上がり、直後振り下ろされる。
その脇の下からは、ビニールのボールがプカプカと浮き出て来た・・・・・・・・・・・。
 
『ドグォッ!!!』
 
男の腕は、『MONO』の左肩口から胸へと身体を切り裂く。
その目には、光が戻っていた。

211 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/03/31(木) 23:49:30
>>209
「あの人も影から逃げているのか…、でも、あっち側に泳いでいくことはヤバすぎる。」

「みんなはどうしてるんだ? どこかに泳いでいった…?」

宮野とMONOの姿を探す。
同時に、『ダイド』に、自分のズボンを脱がし、両足および胴を結び締めて浮輪にする。

「これで『36時間』海に漂っていた海兵隊員がいたそうだぜ…、そして救助された。
縁起がいいじゃねーですか!」

212 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/03/31(木) 23:55:29
>>209
(必要なのは、こちらもあちらもあの『アタッシュケース』‥‥。
周囲に無い以上、もう一人の敵に奪われたという最悪の事態を仮定
して考えるべき、ね。
ならば、そいつは既に『逃走』を計っているはず‥‥。
‥‥!?あれは‥‥!!)
 
『巨大な影』に併走するように屋根伝いに走り、『巨大な影』の正体を
見極めたい。
他に『巨大な影』は泳いでいないかどうかも確認しておく。

213 名前: MONO 投稿日: 2005/04/01(金) 09:44:29
>>210
「きっ……!」
(馬鹿な……脈はなかったのに!)

動揺しつつ、ズボンの足先に『手袋』を一つずつ、再び取りつける。

(……ビニール袋?)
その後、ざっと男の脇付近を見て、いったいビニール袋を何に使っていたのか確認。
また、それが本当にビニール袋なのかを確かめる。

214 名前: MONO 投稿日: 2005/04/01(金) 09:49:30
>>213追記
切り裂くというのは爪で浅い傷を付けられた程度と認識したが、
もし業物で斬りかかってきた等、傷が深いならば足をどうこうするどころではないので
切りかかってきた片手を両手で掴み、そこに『手袋』を取り付ける。

215 名前: 投稿日: 2005/04/02(土) 00:38:02
>>211
ズボンで浮き輪を作ると、幾分か浮かんでいるのが楽になった。
周囲を見渡すと、『宮野』がホームの屋根の上を移動しているのが分かる。
『MONO』の浮かんだ水面の辺りには、赤い血が広がっていた・・・・・・・・・・・・。
 
『ドッボォォォ・・・・・・・・ン!!』
 
突然、5メートル程離れた場所で、何かが水中に落下した。
それを追うかの様に、それまで『巨大な影』の上を泳いでいた人物が、水中へと
潜って行く。

216 名前: 投稿日: 2005/04/02(土) 00:38:55
>>212
水中に見える影の正体は、屋根の上から確認するのは難しかった。
ふと、影の上を泳いでいた人物が、天井から吊るされた時刻板に触れる。
次の瞬間・・・・・・・・・・・・
 
『ドッボォォォ・・・・・・・・ン!!』
 
何が起きたのかは不明だが、時刻板だけが突如水中に落下した。
大きな水飛沫が散る中、泳いでいた人物が水中に潜って行く・・・・・・・・・・・・。

217 名前: 投稿日: 2005/04/02(土) 00:39:35
>>213-214
『MONO』は、男の『スタンド』の腕を両手で掴み、『手袋』を取り付けた。
手刀は『MONO』の身体に深く食い込み、それが致命傷である事も分かる。
『MONO』は、虚ろな目で水面に浮かんだビニールボールを見つめた・・・・・・・・・・・・
 
「これくらいのボールを、脇に挟んでおけば━━━━━━━━━━
脈を調べられても、止まった様に思わせられる。
ところで、『アタッシュケース』は失くした様だな・・・・・・・・・・・・。」
 
男が振り払う様に引き剥がすと、『MONO』の身体は静かに水底へと沈んで行く。

218 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/02(土) 00:55:48
>>216
落下する時刻板を見て確信。
 
「‥‥‥‥‥どうやら、『当たり』のようね‥‥。
問題は‥‥おそらく『敵二人』を、同時に相手にしなくてはならないかも
しれない、ということ‥‥‥でも」
 
ため息をつくと、屋根の上から『キヨスク』に飛び移る。
飛び移れないほど離れているなら、一度水に飛び込んでから辿りつきたい。
 
「行きなさい‥‥『スロウブロウ』ッ!!」
 
ドォン!
 
その射程の長さを生かし、『スロウブロウ』をその『2つの影』へと迫らせる。

219 名前: MONO 投稿日: 2005/04/02(土) 01:27:45
>>217
ガボガボガボ……

沈みゆく意識の中で、己の人生を振り返る。

(ヘマをしてしまったものだ……こんな仕事を
請けなければならないことが、そもそものケチの付け始め……)

周囲に広がる海は、夢か、幻か。

(母なる海に還る……か。悪くない、終わりだ……
死後、醜い水死体になる点を除けば、だが……)

ガボッ!

(やっぱり死にたくは、ないな……)

(せめて、残された連中に、何か……)

海中を見回す。水底にアタッシュケースはないか……何か変なものはないか……

ないなら……

220 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/02(土) 20:48:18
>>215
「MONO…、出血した?!」
「…! そして影… 影は泳いでいる人を追い越した…ということはなにか別の目的がある…、
アレはスタンド、そして目的は…、ただひとつしかない!」

「どうする…? MONOは…やられたのか…? 敵スタンド使い…まだ生きている、この海を作った奴?
だとすれば『影』、あれもあいつのスタンドだ、そしてアタッシュケースを狙っている、水場にして、水中生物を使って!

――追いかけたら…、追いつけるのか?今の俺は泳いでいる…、どう考えても魚には勝てない。」

「つまり、選択肢は、俺があの海スタンド使いを『始末』、宮野が水中にもぐった奴を『始末』、『アタッシュケース』を回収するしかないッ!」


MONOの方へ泳いでいく。 浮輪はMONOの方向へ投げ、手を自由にして泳ぐ。
それと『ダイド』にシャツを破かせ、上着とシャツを水面上に出させたまま付いてこさせる。
それにより着衣による水の抵抗をカットできるから早く泳げる。

221 名前: 投稿日: 2005/04/02(土) 23:49:13
>>218
『キヨスク』の屋根に飛び乗ると、『スロウブロウ』は水中へ向かう。
丁度、水底から1人の女が昇って来た。
その手には、棒状の物体が握られている。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
その下━━━━━━━━━━水面から約1メートルの位置を、2メートル程の『影』が
水底ギリギリの位置を移動している。
人間の形をした物体で、『藻』や『貝殻』が集積したものに見えた。
ふと、その物体の進む先に、『黒いアタッシュケース』が沈んでいるのに気付く。

222 名前: 投稿日: 2005/04/02(土) 23:55:38
>>219
『MONO』は、血と水泡に包まれて水底へと沈んで行った。
意識は薄れ、少しずつ身体が水に溶けて行く様な感覚だった・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
『物ヶ足 字朗』 スタンド:『ザ・グローヴ・パペッツ』
                    ━━━━━━━━━『死亡』
>>220
水面に『MONO』の姿は無く、『ピアスの男』が『保谷』の方へクルリと向き直った。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
『ピアスの男』は、手足を水面に付け、ゆっくりと水面に『立ち上がった』。
その背後には、『スタンド』が見える。
(『人型/生命・自然事物型』
魚の頭を捻った様な頭部からは、透明の管がドレッド・ヘアーの様に生えている。
手足や胴の部分にも管があり、手の甲にはコンパスらしきものが確認出来る。)
水面に立った『ピアスの男』は、泳いで来る『保谷』を迎えた。

223 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/03(日) 00:09:41
>>222
「うおっ…!」

(水面に立てるのかよ! このままじゃ圧倒的に不利だ…!)

立ったのを見たらすぐにその場に止まり立ち泳ぎ。
シャツを軽く丸める、と同時に、『ダイド』で、靴を脱ぎ、お互いの靴ひもを結ぶ。

224 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/03(日) 00:14:54
>>221
「ビンゴ‥‥‥『敵』は『二人』‥‥!!
‥‥‥‥優先順位は、考えるまでも無いわね」
 
浮かんでくる『女』の顔を、すれ違い様に『スロウブロウ』で『擦る』。パスB。
通常ならありえない水の抵抗も、この『水』に限ってはありうる‥‥が、それは
『スロウブロウ』の『パワー』と『スピード』でカバーできるはず。
『泡化』した顔面は、一瞬のうちに水に溶けて消え去るだろう。
その一撃の成否に関わらず、『スロウブロウ』はさらに潜行、『アタッシュケース』に、
ひいてはそれに近づく『人影』迫りたい。
 
「まずあなたを倒す‥‥この『水』さえ無くなれば、状況は再び私たち有利に傾く。
『アタッシュケース』も手に入る‥‥‥!!」

225 名前: 投稿日: 2005/04/03(日) 01:01:23
>>223
『保谷』が動きを止めると、『ピアスの男』は周囲をキョロキョロと見回してから言った。
 
「『アタッシュケース』を持ってるのは、もう1人の奴か・・・・・・・・・・・?」
 
次の瞬間、男は『保谷』に向かって水面を走り出す。

226 名前: 投稿日: 2005/04/03(日) 01:02:02
>>224
『ドドドドドドドド・・・・・・・・・!』
 
『スロウブロウ』が腕を伸ばすと、女は自分の顔を『千切って』避けた。
攻撃を避けられたまま、水底に向かって潜る・・・・・・・・・・・・・。
ふと、水底の巨大な物体は、その動きを止めて上を見上げた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
短い金髪を幾何学模様の様に刈り込んだ、20代後半と思われる白人の男━━━━━━━━
全身に『藻』や『貝殻』が付着しているらしく、喉元に『エラ』の様なものも見える。
男は、鋭い目で『スロウブロウ』を見ると、素早く傍らにあった『黒いアタッシュケース』を
掴み取った・・・・・・・・・・・・。
 
ふと、『宮野』の眼前に、水中から浮上して来た女が顔を出した。

227 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/03(日) 01:13:44
>>226
『ドバァァッ!!』
 
そのまま『スロウブロウ』を『金髪の男』に襲い掛からせて牽制する。
最悪のパターンである『逃走』だけは、防がなければならない。
本体は落胆のため息をつきつつ、数歩後退。
 
「『顔』を外すなんて‥‥まるで『アンパンマン』ね。
不思議な能力だわ‥‥‥。
私の『スロウブロウ』と『同じようなタイプのスタンド』‥‥と、言いってもよさそうね。
でも‥‥」
 
そのまま『キヨスク』の屋根から水中に飛び込みたい。
『キヨスク』の屋根を蹴り、距離を取る。
 
「今は、あなたの相手をしている暇は無いの」

228 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/03(日) 01:23:56
>>225
「さあ…どうかな? そしてそれを知ることもないんじゃないかなッ!」

軽く丸めたシャツをひねって、ピアス男の顔辺りに投げつける。
回転によってシャツは開き、ピアス男の視界を奪う。

それに少し遅らせて、靴ひもを結んだ靴を振るようにピアス男の顔あたりに投げつける。
シャツを払う動きをするなら靴は腕に、払えないのなら首や顔に、靴は絡みつく。

229 名前: 投稿日: 2005/04/03(日) 23:28:10
>>227
『宮野』が『キヨスク』の屋根から水中に飛び込むと、『幾何学カットの男』が水底を
這う様に移動しているのが見えた。
男の手には、『黒いアタッシュケース』が握られている・・・・・・・・・・・。
>>228
『ピアスの男』の『スタンド』が、『保谷』の投げたシャツを振り払う。
続けて靴を投げると、男は立ち止まって手でガードした。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ふと、男の『スタンド』が腰を屈め、右手の先を水面に浸けた。

230 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/03(日) 23:46:03
>>229
「くそ…、ずいぶんと冷静なんだな…。」
「そして、なにをする気だ!?」

スタンドと、自分の両腕を水面上にすぐに出す。
ピアス男との距離はどれくらいだろう?

231 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/04(月) 00:07:23
>>229
「‥‥‥‥‥」
 
深く息を吸い込んで潜行。
『泡化』させていた身体の一部は、既に解除している。
 
(決して‥‥悪いことだらけではないわ。
‥‥私がそこに行くまで、なんとしても『足止め』させてもらう)
 
『ガボォン!!』
 
『スロウブロウ』は力強く水をかき、『金髪の男』をこちらに引き寄せるような
水流を生み出しつつ迫る。
本体も共に『金髪の男』を追いたい。

232 名前: 投稿日: 2005/04/04(月) 01:06:00

>>230
『ピアスの男』との距離は、約2メートル。
『保谷』がガードの体勢を取ったと同時に、男の『スタンド』が水面を掻いた。
次の瞬間、掻いた水が『弾丸』の様に『保谷』に向かって飛び散る。
 
『バシュバシュッ!!』
 
水滴が、『保谷』の身体に食い込む・・・・・・・・・・・・。
その衝撃で、『保谷』の身体は後方に吹っ飛んだ。

233 名前: 投稿日: 2005/04/04(月) 01:07:50
>>231
『幾何学カットの男』との距離が、徐々に縮む。
男はホームの出口へと向かっているらしく、2人はロッカーの並んだホームの壁際辺りまで
移動していた・・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴポゴポッ』
 
ふと、男の動きが止まる。
同時に、男の身体から『何か』が泡を立てて向かって来るのに気付いた。

234 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/04(月) 01:45:03
>>233
(『スロウブロウ』ッ!!)
 
『ボコォ!』
 
ロッカーの戸の蝶番部分を素早く『泡化』して外し盾にする。
『スロウブロウ』は『何か』をそれで叩き落としつつ、戸をヒレ代わりにして
水をかいてさらに接近したい。
 
(くらいなさい‥‥‥ッ!!)
 
『スロウブロウ』を『金髪の男』に飛び掛らせる。
同時に本体も『金髪の男』に接近したい。
 
(狙いは‥‥‥一点!!)

235 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/04(月) 21:21:49
>>232
「うおッ!」

(水面上じゃあお話にならないか!)

着水したら、そのままもぐり、潜水のまま近づく

236 名前: 投稿日: 2005/04/05(火) 00:00:30
>>234
『ガギャアン!!』
 
ロッカーの小戸に、何かが衝突した。
衝突した跡には、約2センチメートルの深さで鉛筆の先程のヘコみがある。
『宮野』の目の前には、細長い『巻貝』の様なものが2〜3個浮いていた。
『幾何学カットの男』は、壁に手を着いて立ち上がる・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
男に近付こうとした『宮野』は、自分の左手の甲に付着した『ヒトデ』に気付く。
『ヒトデ』は、さらに肩や足などにも付着していた・・・・・・・・・・・・・・。
周囲を見回すと、いつの間にか『ヒトデ』が漂っており、壁や床にも十数体が付着
している。

237 名前: 投稿日: 2005/04/05(火) 00:00:58
>>235
『保谷』が水中から『ピアスの男』に接近すると、不意に上から強い水圧を受けて
水底に沈んだ・・・・・・・・・・・・・。
水面上では、男の『スタンド』が拳を振り上げている。

238 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/05(火) 00:20:32
>>236
「‥‥‥‥‥‥‥!!」
 
『スロウブロウ』はへこんだ小戸を捨てる。
小戸をもう一枚剥がさせると、『金髪の男』に『スロウブロウ』を差し向けたい。
 
(この『ヒトデ』が何かすることで‥‥『魚化』を起こすと言うなら)
 
何か飛ばしてくるなら、再びそれを小戸で弾いて『スロウブロウ』を組み付かせる。
組み付きは逃げ道を塞ぐため、『金髪の男』を壁際に追い詰めるように行う。
............
(それでいいッ!!)
 
『ドバァ!!』
 
本体は、『ヒトデ』の囲みを抜けつつ『スロウブロウ』を追って『金髪の男』へと接近。

239 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/05(火) 00:27:22
>>237
(水中にも力を及ぼすことができるのか…!)
(だがしかし、『急』な力じゃあない!)

『水圧』を『ダイド』でつかんでみる。 
水が固くなって押されているのなら、それをつかむ。

上着を背中に当て、『ダイド』の『モーション省略』能力を使い、保谷の体をひねらせ水圧から逃れ、
また押されていた反動をつかい、水面に急上昇。『ダイド』で殴りかかる。

『モーション省略』により、水圧をかける位置の変更は間に合わないはず

「くらえ…『ダイド』ッ!」

240 名前: 投稿日: 2005/04/05(火) 00:53:00
>>238
『ガギャ、ガギィン!』
 
『幾何学カットの男』が再び飛ばした『巻貝』が、小戸に当たる。
『スロウブロウ』が接近すると、男を覆っていた『藻』や『貝殻』が、男の身体から
剥がれる様に分離し始めた・・・・・・・・・・・。
ふと、『最初に外した』ロッカーの小戸が、『宮野』の傍らに浮かんでいる。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
水中を漂う小戸は、すでに形を歪めて『何か』に変形し始めている。
それに気付いた瞬間、小戸の一部は『巻貝』に変化し、『宮野』の方に向かって
飛び出して来た。

241 名前: 投稿日: 2005/04/05(火) 01:03:37
>>239
『水圧』に触れる事は出来ない。
『保谷』が水面に浮上するのを迎える様に、『ピアスの男』の『スタンド』は
水面へと拳を叩き付けた・・・・・・・・・。
 
『ボゴボゴボゴボゴボゴゴォォォッ!!!』
 
拳が叩き付けられた瞬間、その衝撃が水圧となって『保谷』を襲う。

242 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/05(火) 01:13:11
>>240
(『無生物』は‥‥『変化しやすい』ということ‥‥‥!?
くっ‥‥‥‥!!)
 
腕で頭部と腹部を庇いつつ回避。
『スロウブロウ』は、今しがた『巻貝』をガードした小戸を次なる『巻貝』の
攻撃から身を守るため、さらに水の抵抗を極力減らすため、『フリスビー』
の要領で『金髪の男』に投げつける。
 
(水の抵抗も‥‥『スロウブロウ』の『パワー』なら‥‥!!)
 
それをけん制に、本体共々『スロウブロウ』が一気に迫る。
さらに『巻貝』などが飛来し『藻』が邪魔をするようなら‥‥『スロウブロウ』で
擦って『泡化』して消し飛ばす!

243 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/05(火) 22:23:27
>>241
「ああ…予想できていた。
お前がそうすること、『水圧』を打ち込んでくるだろうこと…、『わかっていた』。」

「そしてッ!備えもすでに出来ているッ!」

背中の上着を、水圧に対し『斜め』になるよう背中ごと向けて、『ダイド』と本体で上着をピンと張る。
本体の向く方向はピアス男の方向。

「『向かい風』…、ヨットは向かい風でも進むことができる。
そう、帆を斜めに張ることで揚力を生み出すことが出来るんだッ!
問題は、『まっすぐ進まないこと』、45度斜めに進むことだが…、
この状況…むしろ『好都合』ッ! 
スタンドの生み出す水圧が強ければ強いほど『猛スピード』でてめーに突っ込むぜッ!!」

水圧を上着の帆で受け、揚力を生み出しピアス男に突進。『ダイド』で勢いそのままに殴る。

244 名前: 投稿日: 2005/04/06(水) 00:03:47
>>242
『巻貝』が、『宮野』の左腕を掠めた・・・・・・・・・・・・微かな血煙が、水中に広がる。
『スロウブロウ』が投げた小戸は、『幾何学カットの男』から分離した『藻』や『貝殻』の
集積物に命中した。
 
『バギャアッ!!』
 
集積物の一部が、砕ける・・・・・・・・・・・・・。
男は、砕けた集積物の陰に隠れる様にして、『アタッシュケース』を持ったまま泳ぎ去る。

245 名前: 投稿日: 2005/04/06(水) 00:04:12
>>243
『ゴボォォオオオオッ!!』
 
凄まじい水流の中、『保谷』は一気に浮上した。
『ピアスの男』は、『スタンド』を盾に迎え撃つ・・・・・・・・・・・・・
 
『ドゴォン!!!』
 
「ギャ━━━━━━━━━━ス!!」
 
水面に出ると同時に、『ダイド』の拳が男の『スタンド』の頭部を殴り抜ける。
男は、そのまま横に吹っ飛んだ・・・・・・・・・・・・。

246 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/06(水) 00:11:39
>>244
(『スロウブロウ』ッ!!)
 
掠めた傷口を、『スロウブロウ』で擦って水に溶かして消す。
自分は集積物を迂回しつつ接近、『スロウブロウ』は集積物を擦り消しつつ
近づく。
 
(あの『巻貝』の『パワー』‥‥。
類推するに、純粋な『力比べ』なら‥‥こちらが上、ね。
だからこそ、あの男も‥‥正面から攻めず、こちらを近づかせようとしない。
‥‥あの『アタッシュケース』が手に入ればいいのだから。
極論すれば、私と戦う必要は‥‥‥‥無いのだから‥‥!!)
 
『金髪の男』の喉元を観察。
まだ『エラ』はあるだろうか?

247 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/06(水) 00:19:04
>>245
「追撃しかないッ!『ダイド』ッ!」

自分の背中を殴らせ、ピアス男と同じ方向に飛んでいく。
そして上から覆いかぶさるように男を捕まえ『ダイド』で男をラッシュする!

「『ブチのめす』と心で思ったときにはすでにッ!『ブチのめしてる』のが『ダイド』ッ!!
食らいやがれッ!!!」

248 名前: 投稿日: 2005/04/06(水) 00:39:20
>>246
『幾何学カットの男』は、3メートル程前方を泳いでいる。
その喉元は、確認出来ない・・・・・・・・・・・・。
『泡』になった腕の一部は、傷と共に水に流れて失われた。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』
 
『宮野』が『集積物』を横切ろうとした瞬間、巨大な影が動いた。
視界に飛び込んで来たのは、体長5メートル近い『鮫』━━━━━━━━━━━
虚ろな目で、『宮野』に迫って来る。

249 名前: 投稿日: 2005/04/06(水) 00:39:52
>>247
『ピアスの男』に向かって飛ぶと、男の『スタンド』が同時に拳を繰り出す。
 
『バゴバゴバゴバゴバゴバゴォォ!!!』
 
『保谷』の胸に、数発の拳が命中する・・・・・・・・・・・・・だが、それは男も同じだった。
『ダイド』の拳を叩き込まれた男は、水中深く沈み込む。
『保谷』は、逆に水面から弾かれる様に、後方へと吹っ飛んだ。

250 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/06(水) 01:03:37
>>248
(これが、あの男の‥‥‥『切り札』ということね。
ええ‥‥‥充分、予測の範囲内だわ‥‥)
 
『スロウブロウ』を一旦戻し、『鮫』の『鼻先』を素早く『擦る』。
『臭い』と『電磁波』で獲物を見つける『鮫』も、そのどちらもない『スタンド』
には咄嗟に反応できないはず。
『鼻先』を『擦り消す』ことで、その二つの感覚器官を同時に封じ、最小限の
手間で沈黙させたい。
 
自分の身体に、現在何か変化はないだろうか?

251 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/06(水) 21:34:35
>>249
「やった…か?!」

着水 いったん水面に出て深呼吸をした後、泳いでピアス男を捜す。

252 名前: 投稿日: 2005/04/06(水) 23:42:28
>>250
『スロウブロウ』が鼻先を擦ると、『鮫』は素早く身を翻した・・・・・・・・・・。
そして、『宮野』の近くをグルグルと回り始める。
 
『宮野』の身体に変化は見当たらない。
>>251
水中に潜ると、『ピアスの男』が沈んで行くのが見えた。
男は、人形の様に動かない。

253 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/06(水) 23:50:32
>>252
「…くたばったのか…?
いくら水を操るとはいえ、水中で呼吸できるってことはないはず…。」

先ほど投げた靴やシャツが近くにあれば回収、そのまま数分ピアス男の動向を監視する。

254 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/07(木) 00:13:34
>>252
(‥‥‥‥‥‥‥‥チッ、余計な時間を食ったわね)
 
グルグルと回り始めた『鮫』を置いて、周囲を観察。。
まだこちらに追撃してくるようなら、『スロウブロウ』で『目』を『擦り』、さらに
一撃をエラに叩き込んで動きを止める。
 
『金髪の男』を探し、改めて追撃したい。

255 名前: 投稿日: 2005/04/07(木) 00:33:33
>>253
靴やシャツは、見当たらない・・・・・・・・・・・『ピアスの男』は、水底へと沈んだ。
少しすると、『保谷』は息が続かなくなって水から出ざるを得なくなる。
>>254
『鮫』は、『宮野』に向かって来る様子は無かった。
しばらくすると、『幾何学カットの男』とは逆の方向へと泳いで行く。
 
『幾何学カットの男』は、すでにホームの出口から外へ出ようとしていた。

256 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/07(木) 21:52:22
>>255
「流石に呼吸はしていないだろ…。」

下からあぶくが浮き上がってくるということはないだろうか?
それと、周りになにか変なものが浮かんできていないか、また上になにかないか、など
辺りを見回す

257 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/07(木) 22:37:03
>>255
(仕方ないわね‥‥‥)
 
水面へ浮上。
本体自身を素早く擦って『泡化』し、『泡化』した本体は『スロウブロウ』の
背中に貼りつく。
 
「本体という、ウェイトを減らせば‥‥!!」
 
『泡化』により、多少水に溶けても構わない。
水上を泳ぐ『スロウブロウ』の背に張り付いたまま、『金髪』を追撃する。

258 名前: 投稿日: 2005/04/08(金) 00:27:49
>>256
水面には、波紋が広がっていた・・・・・・・・・・・・泡は、上がっていない。
 
『ドドドドドドドドドドドドドドドドドド』
 
ふと、5メートル程後方から迫って来る巨大な影が目に止まった。
水面には、三角の物体が高速で移動している。
>>257
泡となった『宮野』の身体は、どんどん水に溶けて行く。
ホームの出口から2〜3メートル手前で、『宮野』は完全に溶け去った・・・・・・・・・・・。
溶けた泡が水面に浮かび、その中に『宮野』の身体が浮かんでいる。
 
『幾何学カットの男』は、何事も無かったかの様に駅を後にした。
その手に、『黒いアタッシュケース』を持ったまま━━━━━━━━━━━

259 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/08(金) 00:42:14
>>258
「ぶはっ‥‥‥‥‥くっ‥‥!!」
 
能力を解除。駅を出たい。
まだ近くに、『金髪の男』は居ないだろうか?
 
「‥‥‥逃がしたの‥‥‥?
なんて‥なんてこと‥‥‥!!」

260 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/08(金) 01:08:56
>>258
「なんだこの……、さっきの影かッ!!」

影の方向を向き、待ち構える。

影がかみついてくるようだったら、『モーション飛ばし』をして、跳び箱のように影を飛び越し、
すれ違いざまに『ダイド』のパンチを食らわす。

261 名前: 投稿日: 2005/04/08(金) 23:25:17
>>259
『ゴッパァァァァアアア!!』
 
再び水中に潜ろうとすると、不意に大きな波が『宮野』を呑み込んだ。
『宮野』の身体は、為す術も無く水流に流されて行った・・・・・・・・・・・。
>>260
飛び越えた影は、『ダイド』の攻撃に怯む様子も無く、水中を旋回して再び『保谷』へと
向かって来た・・・・・・・・・・・・その正体は、巨大な『鮫』だった。

262 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/08(金) 23:31:17
>>261
「こいつッ…!」

(だが、近くにスタンド使いはいない…、『自動操縦』タイプのはず…)
(…とすると、行動は単純なのか…?)

『鮫』をもう一度飛び越え、背中に乗る。
すぐに跳ね飛ばそうとするだろう。そうしたら、自分も飛び、キオスクの屋根に飛び移る。

263 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/08(金) 23:42:19
>>262
「ぐっ‥‥‥!!」
 
波に逆らわない。逆にその力を借りて壁際へと素早く流される。
壁に叩きつけられる前に、『スロウブロウ』を先行させておき壁を『泡化』。
穴を開け、その穴から駅の外に押し流されて脱出を試みる。
 
「‥‥‥まだ、傍に‥‥?
いえ‥‥‥むしろこれは『罠』のように『残された』と見るべきね‥‥!」

264 名前: 投稿日: 2005/04/09(土) 00:20:49
>>262
『ゴッパァァァァアアア!!』
 
『鮫』に飛び乗ろうとした瞬間、不意に大きな波が『保谷』を呑み込んだ。
『保谷』の身体は、鮫諸共為す術も無く水流に流されて行く・・・・・・・・・・・。
>>263
『ドグシャアッ!!』
 
流れに身を任せた『宮野』は、思惑も虚しく壁に叩き付けられた。
水流は、駅の出口や線路の先に向かって流れて行く。
『宮野』は、一気に出口まで流され、駅から吐き出される様に外へ流れ出た。

265 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/09(土) 00:28:10
>>264
「うわぁぁあッ!! なんだこの動きッ! 新手か?!」

息ができるなら深呼吸してから、できないならそのまま、息をとめて耐える。
鮫の動きはできるだけ監視しておきたい

266 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/09(土) 23:50:51
>>264
「がっ‥‥‥!ごほっ‥‥!!」
 
なんとか身体を起こし、周囲の状況を‥‥『金髪の男』の姿を確認する。

267 名前: 投稿日: 2005/04/10(日) 00:16:15
>>265-266
水流に巻き込まれた『保谷』は、便器に流された汚物の様にホームの出口へと流され、
そのまま吐き出される様に駅の外へと飛び出した。
すぐ近くには、同じ様に流されたらしい『宮野』の姿がある。
 
『ドドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・・・』
 
周囲には、荒れ果てたゴーストタウンの様な建物が建ち並んでいた。
時折、銃声や悲鳴が聞こえたが、見渡す限り動くものは見当たらない。
すぶ濡れになった2人に、冷たい風が吹き付けた・・・・・・・・・・・・・。

268 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/10(日) 00:42:04
>>267
手で乱暴に、髪を整える‥‥。
 
「ふぅ‥‥‥‥仕方ないわね」
 
失敗した以上、依頼元のギャングに何をされないとも限らない。
言い訳や弁明が、通用する相手でもない‥‥下手に元の町に
戻るのは危険だろう。
 
「ほとぼりが覚めるまで、ここに滞在したほうがよさそうね‥‥」
 
財布や携帯電話の類は、全て流されてしまったのだろうか?

269 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/10(日) 21:00:01
>>267
「…えらい目にあった…。」

鮫はどこかに見えるだろうか? 
また、同じように流された宮野以外の人がいないか周りを見てみる。

270 名前: 投稿日: 2005/04/10(日) 23:14:50
>>268
所持品は無事だったが、全て水に濡れていた。
携帯電話は、使い物にならない・・・・・・・・・・。
>>269
鮫は、どこにも見当たらない。
2人以外の人影も見当たらなかった。

271 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/10(日) 23:20:33
>>270
「…アタッシュケースは奪われた、か。」

「どうする…? 二手に分かれて逃げるか?
お互いのことはほとんど知らないと言っていい…、ゲロる心配はない。」

靴があれば探して履く。 それと、『ダイド』で髪の毛を短く切る。

272 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/10(日) 23:22:36
>>270
「保谷、あなたはどうするの‥‥‥‥?
私は、もう行くけど‥‥この上風邪でも引いたらそれこそ『最悪』だわ‥‥‥」
 
ブクブクブク
 
『携帯電話』を、『泡化』。
そのまま『泡』は風にのり、やがて弾けて消えるだろう。
 
「それにしてもあの『金髪』‥‥‥まったく、やってくれたわね‥‥」
 
街へと歩き出す。

273 名前: 投稿日: 2005/04/10(日) 23:38:35
>>271-272
靴は、見当たらない・・・・・・・・・・『保谷』は、裸足のまま髪の毛を切った。
『宮野』は、街へと歩き出す。

274 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/10(日) 23:49:23
>>273
「俺も街中でほとぼりが冷めるまで隠れてるか…。」

宮野とは別の方向に、街中に入っていく。

275 名前: 宮野『スロウブロウ』 投稿日: 2005/04/11(月) 00:02:09
>>273
徒歩でそのまま、街に入っていく。
街の名前を何かで確認したい。
 
同時に周囲の状況を確認‥‥何か目に付く建物はあるだろうか?

276 名前: 投稿日: 2005/04/11(月) 00:31:10
>>274
数十メートル程歩いた所で、『保谷』は背後の気配に気付いた。
振り向くと、見知らぬ女が後ろから歩いて来ている。
『宮野』の姿は見当たらず、周囲に他の人影は無かった。
>>275
2人は、各々別の方向へと向かって歩き出す・・・・・・・・・・・・・
荒れ果てた街の風景は、どこか別世界の様でもあった。
周囲の建物は、特に自己主張の無い似た様なビルばかりが目に付く。
どれも廃墟の様で、生活感は感じられなかった。
 
『オウガーストリート』と呼ばれる街は、『宮野』を拒まなかった。
依頼者のギャングが追って来る事は無かったが、街自体が危険な無法地帯である事を
『宮野』は知らなかった━━━━━━━━━━━
(THE END)

277 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/11(月) 00:37:45
>>276
「……誰だお前。なんか俺に用があるのか?」

「おっと立ち止まるんだ。 不用意に近づくんなら『敵』と判断するぞ。」

石を砂ごと拾う。

278 名前: 投稿日: 2005/04/11(月) 23:14:21
>>277
「ごめんなさい。
私はしがない通りすがりのオンナのコ。
アナタに聞きたいことが有っただけなんです。
・・・・・・・・・・・・『アタッシュケース』は、何処?」
 
女は、立ち止まって言った。

279 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/11(月) 23:20:38
>>278
「ああ…なるほど。『アタッシュケース』ね。」

「どっかの雑貨屋にあるんじゃないのか?最低でも俺は持っちゃいないが…。
あれにどんな用があったんだ?」

さりげない動作で、足元の小石やらを払いのけ、砂を踏み固める。

280 名前: 投稿日: 2005/04/11(月) 23:44:55
>>279
「・・・・・・別に、私自身はアレに用なんて無いんだけど。
まあ、強いて言うなら・・・・・『お金』?
・・・・・・・というか、アナタが持ってないなら、アレは何処に行ってしまったの?」
 
女は、そう言って周囲を伺う。

281 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/11(月) 23:58:30
>>280
「さあ…? 『あの世』にあるんだとしたらお前は取りに行ってくれるか?」

口元に左手を持って行く

282 名前: 投稿日: 2005/04/12(火) 00:19:59
>>281
「・・・・・・・・・要するに、『知らない』と判断しても良いのね。」
 
女は、そう言って近付いて来た。
その手には、いつの間にか『細長い物体』を握っている。

283 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/12(火) 00:25:54
>>282
「やれやれ…、近づいたら…と言っても、敵なのはだいたい分かってたけどね。」

左手を噛み切って、血を口に含む。
同時に、さきほど拾った石を、砂ごと女の顔目掛けて投げつける。

石は弾き飛ばせても砂を全部は無理だろう

(能力…接近タイプか)

284 名前: 投稿日: 2005/04/13(水) 19:20:50
>>283
砂飛礫に視界を奪われた女は、後方に距離を取りながら、持っていた物体の1本を
『保谷』に向かって投げた。

285 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/13(水) 21:42:20
>>284
(苦し紛れ…! 引いた隙に畳み掛けるぜッ!)

『細長いもの』は所詮よく見ずに投げた、勢いも狙いもたいしたことのないものだろう。
『ダイド』で払い、かわすと同時に、女性より深く踏み込み距離を詰める。

女が目を開いたら、『モーション省略』の能力を使用、>>283で口に含んだ血を女の目に吹き付ける。

286 名前: 投稿日: 2005/04/13(水) 23:49:48
>>285
次の瞬間、女は『猫の着ぐるみ』の様な『スタンド』を身にまとう。
そして、そのまま後方に一回転した。
 
『ガボォッ!』
 
━━━━━━━━突然、踏み込んだ足元の地面が、『保谷』の足を呑み込んだ。

287 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/14(木) 00:06:10
>>286
(まとうスタンド…! そして、『触れたところを柔らかくする』能力か?!)
(どっちにしろ… 触れられなければいいということだな!)

足元が崩れた拍子に、そのまましゃがみこみ、飲み込まれた足を軸に『ダイド』に水面回し蹴りをさせる。
バク転とはいえそれほど離れてはいないだろう。

288 名前: 投稿日: 2005/04/14(木) 00:29:54
>>287
女は、左手で目を押さえて後退した。
『ダイド』の蹴りは、女の目の前を掠める・・・・・・・・・。

289 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/14(木) 00:42:49
>>288
(惜しいな…、警戒しているのか)

足を引き抜く。 

近くに曲がり角は見えないだろうか?木などの植物は?
建物はあるか?

290 名前: 投稿日: 2005/04/14(木) 00:52:13
>>289
『保谷』は、地面から足を引き抜いた。
路地の左右には、廃ビルの様な建物が雑然と建っている・・・・・・・・・・。
広い路地は真っ直ぐ続き、先々で建物の間に分かれていた。
木は、見当たらない。

291 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/19(火) 21:47:41
>>290
「…まだ攻めてくるのか? いい加減怪我をしないうちにやめておいたほうがお前のためだと思うが。」

砕けた石を拾い、手で擦って粉状にして手中に収めておく。

292 名前: 投稿日: 2005/04/19(火) 23:11:21
>>291
「さあ、仕切り直し・・・・・・・。
今度は、さっきみたいな不意打ちは喰らわないわ。」
 
そう言った直後、女は一気に『保谷』の懐に飛び込んで来た。
そして、手に持っていた棒状の武器を、『保谷』の顔目掛けて突き立てる。

293 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/19(火) 23:29:46
>>292
「攻撃に転じてきたな!だがしかしッ!」

前蹴りを『モーション省略』して繰り出す。
前蹴りは頭を後ろにやり、前に出した足とバランスを取る動作が必須…逆に言えば、かわす行動にも繋がるッ!

294 名前: 投稿日: 2005/04/20(水) 23:28:11
>>293
『ドギャアッ!!』
 
蹴りが、女の側頭部に命中した。
女は、一瞬体勢を崩すも、そのまま『保谷』へと倒れ込む様に飛び込む。
その手には、棒状の武器が握られていた・・・・・・・・・。

295 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/20(水) 23:35:01
>>294
「な、んだとッ! 効いていない?!」

致命傷は避けたい。 『ダイド』の握った手を武器に叩きつけて刺す。
手の厚みで勢いを殺し、体に刺さるのを防ぐ。

そうして、すぐに『ダイド』の空いた手で女の頭を横殴りにする。

296 名前: 投稿日: 2005/04/20(水) 23:54:31
>>295
『ゴシャアッ!!』
 
女の頭骨の砕ける音が、『ダイド』の拳から伝わる。
女は、そのまま地面に崩れ落ちた・・・・・・・・・

297 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/21(木) 00:00:16
>>296
「これは…終わった、んですかね。」

心臓の鼓動を確かめてみる。

298 名前: 投稿日: 2005/04/21(木) 00:07:03
>>297
女は、死んでいる様だった。

299 名前: 保谷太一『ダイド』 投稿日: 2005/04/21(木) 00:14:27
>>298
「……結局、なんでアタッシュケースを狙っているのかわからなかったですな…。
アレの中身はなんだったのか…、
こんなことならさっさと開けておいたほうが好奇心を持て余すこともなかったのに…。」

手の手当てをしながら、街中に消えていく…

300 名前: 投稿日: 2005/04/21(木) 00:23:30
>>299
『オウガーストリート』と呼ばれる街は、『保谷』を拒まなかった。
依頼者のギャングが追って来る事は無かったが、街自体が危険な無法地帯である事を
『保谷』は知らなかった━━━━━━━━━━━
(THE END)

301 名前: 『黒いアタッシュケース』 投稿日: 2005/04/21(木) 00:31:42
達成度:D
 
評価:
アタッシュケースを奪われ、当初の目的は完全に失敗した。
3人の連携の拙さが、大きな要因の1つと言える。
『MONO』の場合を含め、倒れた敵の生死を確認するには、細心の注意を払うべき。
DIO然り。

302 名前: 『黒いアタッシュケース』 投稿日: 2005/04/21(木) 00:36:02
『ナッズ』 (人型/生命・自然事物型) 本体:ピスチオ
 
能力:
水を弾く。
そのパワーは、近ければ近い程強くなる。
 
パワー:A スピード:A 射程距離:D
持続力:A 精密動作性:E 成長性:E

303 名前: 投稿日: 2005/04/21(木) 00:39:32
THE END

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