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女史「やぁっ…誰かの陰謀…?!」 細胞「ニュルニュル…」
-
グダグダ書きたかった。
暇潰しにのんびり書く。
"
"
-
記者「美人女史さん!今回の研究により発表された新しい細胞について一言!」
女史「はい!研究で発見されたこの新細胞は、いかなる臓器にでも成れます!髪や皮膚にもできます!」
女史「まだまだ未知の部分もありますが、がんばります!」
記者「美人女史さん!かわいすぎる天才女史と噂ですね!」
女史「!? や、やめてくださいっ、私は研究者ですっ//」
記者「こちらにダブルピースで1枚!緩めの飛んだ笑顔で!」
女史「何させる気ですかぁっ!//」
-
<一面トップのあへ顔とか最高です!
<私は研究者ですってばぁっ!//
物陰
?「………ちっ」ボソ
?「いい気になりやがって…くく、その細胞とやら、俺が活用してやんよ…」ニヤリ
?「美人女史、ねぇ……楽しいネタがあるじゃないか」クックック…
ハハハ…
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
-
<深夜、女史の研究室>
?「あった…これが、新細胞…。ええと、データはっと…」ゴソゴソ
ガチャ、ガチャガチャ
?「……これ、か」
?「最後に…研究室に隠しカメラを…。あぁ、盗聴器も研究カバンの底に…」
ピカッ
?「!!」コソッ
警備員「…こっちも不審者なし、異常なしなっしーねー」ピカピカ
警備員「さっさと終わらせて帰るなっしー。娘とゆるキャラごっこで遊ぶなしよー」クル
スタスタ…
?「……くく、ここに不審者がいるなっしーよ…」ボソ
・・・・・・・・・・・
-
<翌日>
女史「おはよーございまぁす!」
<おはよー、女史ちゃん
<大人気だねー!
女史「み、みなさんまでからかわないでくださいっ//」
<あはは、女史ちゃん照れすぎー
女史「ぁぅ…// 研究ばっかやってるから、そういうの慣れてないだけですっ//」
ドサッ…
女史「……あれ?」
女史「あれ?あれれ? あの、ここにあった細胞の入ったケースの鍵しりませんか?」
<知らないよー?
女史「…?ど、どうしよう」
チャリ…
女史「あ、落ちてる…ごめんなさい!ありましたぁ!」
<気を付けてねー
女史「……? 夜に地震とかあったのかな…?」
"
"
-
<?>
ジー…
< さて、今日もガンバって研究、研究っと!
<期待されてるし、しっかり成果あげなくちゃ!
?「映像の感度は良好っと…」
?「さてさて…本人の感度はどんなもんか…期待してるよ、女史さん」ククク
ツ、ツツツ…
?「…っく、初の人体実験…俺は大丈夫だろうな…」
チクッ
?「……まずは、指の細胞から…作りますかね」ニヤ
……
?「…っ。よし…あとはこの、俺が研究した『細胞成長促進剤』も…」
?「ぅ…っく、気持ち悪…」
・・・・・・・・・・・・・・・
-
<数日後>
?「リアルタイムで研究を見てるおかげか…無事にいろいろこっちの実験も捗るね」クス
?「うん…気持ち悪いな、この細胞…いい出来だ」
指「……」ピクピク
?「さすがに、生物として一から作るのは大変だったが、なんとか自然環境化で動けるようになった」
?「さぁ。がんばれよ、楽しませてくれ…もう一本の…俺の『指』」ニヤリ
指「」モゾモゾ、クニクニ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
<翌朝>
女史「ふぁぁ…さすがに、疲れがたまってきますねぇー」
<大丈夫?
女史「あ!大丈夫ですっ、売店でコーヒーかってきますね!」
<いってらー
パタパタ…
<売店前>
女史「コーヒー…ミルク入りでいいかなぁ…」テクテク
?「…あ、間違えた」
女史「?」
?「あちゃー…間違えてコーヒー買っちゃったよ。徹夜あけでようやく寝るっつーのに」
女史「あ、あの。どうかしましたか?」
?「…」ニヤ
-
?「あれ?君、確かいま話題の…」
女史「ぅ、はい、女史です…」
?「同じ研究所なのに、初めて会うね!嬉しいな」ニコッ
女史「い、いえっ、私なんて…// あ、それよりどうかしましたか?」
?「自販機で間違えて買っちゃったんだ、コーヒー。癖でね。お茶にするつもりだったのに」
女史「あ、よかったら…私、コーヒー買いに来たので、それ買い取りますよ」ニコニコ
?「え、いいの? 紙コップのコーヒーだよ?」
女史「はいっ、大丈夫ですよ。デスクワークですから!」
?「助かるよ。あ、でも貰ってくれるなら、奢るわ」
女史「えっ、いいですよ!」
-
?「まぁまぁ。お近づきの印。がんばってるのは聞いてるし、応援させてよ」
女史「い、いいんですか?」
?「俺の名前は男。また会ったら声かけてよ。同じ研究者のよしみでさ」
女史「男さんですか、親切ないいひとですね!こちらこそよろしくお願いしますっ」ペコッ
男「」ニヤ
ガチャ…
男「…っと。いけない。カップ渡そうとして、カバンおとしちゃった…あーあ、中身が…」
女史「大変っ、拾うの手伝いますね!」
男「…うん、ありがとう」コソッ…
スッ
ポスッ
男「あ、でもいいや! 研究資料だし…見られてもね。俺が拾うから先に戻っていいよ」
女史「! そ、そうでしたか、すみません!あー…でも」
男「気にしないで。忙しいんでしょ?気遣ってくれてありがとね」
女史「じゃあ、失礼しますね。コーヒー、ごちそうさまです!」
-
パタパタ…
……
男「…ありがとね、油断しまくってくれて…」クク
クルッ
男「さて。研究室に戻って、『実験結果』の考察をしなくちゃ!」クス
男「……ちゃんと白衣のポケットから出てこれるかな?」
カツカツカツカツ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
さて。蠢く指で、何して遊ぼうかな
無計画に始めてしまった…
ダラダラやるわ
-
<研究室>
コクコク… カタン、
女史「貰ったのがミルク入りのコーヒーでよかったぁ。男さんはいつもの癖、みたいに言ってたけど…」
女史「ふふ。見た目からすると意外なことに、甘党なのかな。気があいそうかもっ」
<女史ちゃん、ニヤニヤしてどうした?
女史「う// に、にやけてましたか!?」
<ご機嫌ってかんじ。研究順調なんだ?
女史「(男さん…ちょっとかっこよかったなぁ。優しそうだったし…あれ?)」ポー
<…女史ちゃん?
女史「はっ! ご、ごめんなさい!なんかボーッとしちゃって!」
<あはは。しっかりコーヒー飲みなよー!
女史「そうですね! 飲んでシャッキリしますっ」
コクコク、コクコク…
女史「ぷは! 一気飲み!」ムンッ
<か、カフェインで興奮しすぎないでね…ハハハ
女史「大丈夫ですよー」アハハ
-
・・・・・・・・・・・・・・・
カタカタカタカタ…
女史(ん…なんか…やっぱりボーッとする…)
カタカタ…カタカタ…
女史(ちゃんとコーヒー飲んだのにな…ミルク入りじゃ効かないのかなぁ…)ムズ…
カタカタ…
女史(ぅぅ、それになんか…暑い? …もしかして風邪ひいてるのかな…)ムズムズ
カタ、カタ、カタ、カタン
女史(それに、なんかさっきからムズムズする気が…)
-
ツン!
女史「!」ビクッ
クルッ
シーン…
女史「あ、あれ?」
<どしたー?
女史「今…誰かに、脇腹のあたりをつつかれたような気がして…?」
<この3人しかいない研究室で? …ちょっと疲れすぎなんじゃない?
女史「そ、そうですよね。ごめんなさい//」クルッ
カタカタカタカタ…
女史(気のせいか。でもやっぱ疲れがでてるのかも…なんかゾクゾクするし、悪寒ってやつかも)モゾモゾ
女史「ごめんなさい、やっぱり15分だけ休みます!」
-
<あいよー。起こせばいいの?
女史「このまま少しヘタるだけですー…寝るわけじゃないので大丈夫ですよ」ニコ
<はいはい、机にチューしててくださいなっと…
女史「ちゅ、チュー…って//」コテン
女史(ん…なんか、チューとか聞いただけで変な気分。おかしすぎる//)ムズムズ
女史(あー、さっきからある悪寒のせいかな…)ムズムズ…
女史(なんか、指先で撫でられるような…変な悪寒だなぁ…)ムズムズ
ツン…ツツ、
女史(………)モジモジ
ツツ、ツ-…
女史(う// 本格的に触られてる気がしてきちゃった…思い込みってこわい//)モジモジ
女史(でもちょっと気持ちいいような// 熱あるのかなー、浮かされてる?)モジモジ
-
女史(ああ…なんか…ほんとに…ゾクゾクして気持ちよくなってきたかも…//)ピクン
ツン
女史「んっ…」
<ちょ、なに? なんか色っぽい声でてるよー?
女史「!? ご、ごめんなさい// なんか熱っぽいみたいで、悪寒が//」
<大丈夫? せめて仮眠室いったほうがいいんじゃ…?
女史「そうですね…じゃあ、ちゃんと休んできますね」モソ…
ポトッ
<いってらっしゃい
女史「2時間くらいで戻りますねー」ニコ
ガタ、パタパタ…
…ガチャ、バタン
指「……」モゾモゾ
-
・・・・・・・・・・・・・・
<仮眠室>
ガチャ…ギィ
女史「おじゃましまーす…」
シーン…
女史「……よかった、仮眠室空いてて」モジモジ…
女史(歩いてきたからか、ゾクゾクするのは引いたけど、まだボーッとする)
テクテク…バサッ
女史「布団で横になれば楽になるよね」トサッ…
トントン
女史「!」
ガチャ、ギィ…
男「おじゃましまーす」
女史「…あ、男さん…?」
男「あれ? 女史さんじゃないか。どうしたの、まだ午前中だよ?」
-
女史「あ…なんか、熱でもあるみたいでボーッとするので…」
男(コーヒーに混ぜた催淫剤のせいだけどね)
女史「それで少し休憩を取ろうと思って、ここに」
男「風邪かなぁ。ちゃんと体調管理しなくちゃダメだよ」
女史「あ、男さんはどうしてここへ? 徹夜あけで帰るとかなんとか…言ってませんでした?」
男「ちょっと大事な経過観察があるの忘れてて。でもほら、やっぱ少し休んだほうが捗るからね」
男「あー…でも、女史さんがいるなら遠慮したほうがよさそうだね」
女史「う// 大丈夫です…ベッドは4つもありますし//」
男「あー…いや、照れながら言われると逆に…」
女史「大事な経過観察なんですよね? 休んだほうがいいに決まってますし…//」
男「…俺がいて、嫌じゃない?」ジッ
女史「えっ、あのっ… は、はい。全然//」
男(よしよし、初期印象は悪くないね。まぁ上げられるだけ上げとくかな)
女史(な、なんだろ…// 見つめられただけなのに、ドキドキしてきちゃった// 密室効果?//)
-
男「女史さん、なんだか顔が赤いね。本当に熱あるんじゃない?」スッ…
ピト
女史「ひゃ//」
男「あ、暖かいよ。やっぱり」
女史「う…//」
男「……ああ、ごめん。つい」
女史「い、いえっ// そ、その、男さんの手、冷たくて気持ちイイですっ//」カァッ
男「…」クス
男(随分クスリが効きやすいみたいだ。顔真っ赤にして気持ちイイとか言われると、ちょっと興奮しちゃいそう)
女史「…//」
男「ほら。本当に病人なら俺のこと気にしないで、布団に潜って」
女史「あ、はいっ…」ノソノソ…
-
男「介抱まではできないけど、布団くらいはかけてあげられるかな」
パサッ…ポト
女史「あ…りがとう、ございます…//」
男「どういたしまして」ニコ
男(指、予備を作っといてよかったよ。こちらこそ、布団に潜らせてやってくれてありがとうね)クス…
男「おれは反対のこっちのベッドにいるから。苦しくなったりしたら遠慮なく起こしていいよ」
女史「いえ、そんな…」
男「こんな近くにいて、天才女史になんかあったら俺がなんか言われるし」クス
女史「う// すみません…ご迷惑おかけします」
男「倒れないにこしたことないけどね」
-
・・・・・・・・・・・・・
ツ、ツ、ツ…
女史(ん…っ。あれ…やっぱり、誰かに触られてる…?)ピクン
ムニムニ
女史「んっ!」
女史(いけない、また声を…! っていうか、今の何?)チラ
男「……スー…スー…」
女史(男さんはよく寝てるし…布団の中も…)チラ
女史(居ないか。あたりまえだよね…虫とかだったら、もっと気持ち悪い、這う動きだろうし…)
女史(やっぱり気のせいかな…?)
-
ツン、ツン、ツン、
女史「ゃぅっ!//」
女史(何!? 足にいま…やっぱりなんか変!)バサッ
男「ん……女史さん…?なんかあった…?」ボー
女史(いけない…騒いだら、寝てるの起こしちゃうよね…でも)チラ
ベッド ………。
女史(ベッドにも、やっぱり虫なんかいないか…)
女史「ごめんなさい、男さん。なんでもないです…おやすみなさい」ゴソゴソ
指「……」クネクネ
女史(あ、スカートが捲れちゃったかな…まぁ布団の中ならいいか)ハァ
男「んー…」ゴロン
男(……バレた、と思ったけど…大丈夫なのか?)
-
小保方さんで再生されてしまう…
-
酒場のお前か
-
これは……大きな力が働いている…………!?
-
俺の妄想という大きな力だけですw
あと、小保方さんではない。明らかに意識はしてるけど別人です
現実の女性をどうこうするのは可哀想なのでしたくない
脳内混同しないように設定つけとこう
女史…
24歳 天才研究者 童顔 華奢 ちびっこ
やっぱ面倒くさい。好きな2次元の萌え属性どんどんいれといて
男…
女史と同じ研究所の研究者。
-
・・・・・・・・・・・
女史(私、なにやってるんだろ…静かに寝なくっちゃ、逆に男さんの邪魔になっちゃうよね)ハァ
男( 薄目あけて、様子みてたほうがよさそうだな…)
指「……」クニ
女史「ん!」ビクッ
女史(や、なんか、今 アソコに…!?)バサッ!
男(………まずいな、モノがバレたわけではないけど、『何かいる』ことは気付いたか)
女史(ど、どうしようっ、でもスカートの中なんて…)チラ
男「…………」
女史(うう// だめ。…ここでのぞいたら絶対変な人だとおもわれるっ!)スカート、ギュ
男(…はは。さては随分イイところに隠れやがったな)
-
女史(そうだ! トイレに行って…)ノソッ
男(ち。外で騒がれたら面倒だ。自分で手を打つか)モゾ
男「ん…。女史さん…さっきから落ち着かないみたいだけど、平気?」
女史「!」
男「あ、ほら。布団まくれてるよ…駄目だよ。ちゃんと寝てなくちゃ」
女史「こ、これはその!」
男「熱があるから、熱いんだよね?」
男「それはわかるけど…その、布団めくって寝られると俺もちょっと困るかな。…スカートだし」
男(指がぽろっと出てきたら困るって意味だけどね)
女史「〜〜ゃっ// あ、その! これは!」タグリヨセ
男「そうそう、ちゃんと足は布団の中であっためて。風邪引いてるんだから」
-
女史「う…でも、その…」
指「…クニン」
女史「!//」ビクッ
男「あれ……女史さん、熱が上がってるみたいだね? さっきより顔、赤くなってきてるよ」ニッコリ
指「クニクニ…」
女史「〜〜〜〜〜〜っ// ゃ…ちがうのっ…っ…//」ボソ
男「え? …ほら、ちゃんと寝ないで倒れられたら困るっていったでしょ。寝てください、お願いだから」
指「ツン…ツン、ツン」
女史「〜〜ぁっ//」モジ
男「…そんなに顔を赤くしてるのに、もう。大人しく寝ないなら、ここで監視しちゃうよ?」
-
女史「あのっ、これはっ…」
指「ツツツ・・・」
女史「ひゃぅ!?//」ビクン!
男(なかなか楽しいことになってきた。コイツを困らせられて、辱められて、間近に観察できる。最高だね)
男「……子供じゃないんだから、一人で大人しく寝てられるよね?」ジッ
女史「〜〜〜っ// そ、そのっ…だからっ、何かが…っ」
男「……何かって、何? どこか間接痛とかあるなら、さすってあげようか?」テクテク…
女史(さすれない場所です!! こ、こないでーーー!! アソコ触られてる気がするとかも言えるわけないよ!!//)モゾモゾ
-
男「ああもう。熱で寝づらいのかもしれないけど、だからって子供みたいに暴れないの」
女史「だ、だって…//」
男「また布団が…もう、俺が掛けなおすよ」スッ…
指「…ツ、プツ…」
女史「ぁん!!」ガシッ
男「え」
女史(やぁっ// そこはダメなとこ…っ!?)ギュッ
指「ムチュ…ク、クク…クプチュ」
女史(〜〜〜っ!?// や、はいって、くる…っ やだやだやだやだ!!)ギュー
男(……一体、中で何してるんだろう…俺の『指』は)
-
男「ああもう。熱で寝づらいのかもしれないけど、だからって子供みたいに暴れないの」
女史「だ、だって…//」
男「また布団が…もう、俺が掛けなおすよ」スッ…
指「…ツ、プツ…」
女史「ぁん!!」ガシッ
男「え」
女史(やぁっ// そこはダメなとこ…っ!?)ギュッ
指「ムチュ…ク、クク…クプチュ」
女史(〜〜〜っ!?// や、はいって、くる…っ やだやだやだやだ!!)ギュー
男(……一体、中で何してるんだろう…俺の『指』は)
-
男「ハァ・・・」
男「女史さん、女史さん…腕、離して? 布団掛けようとしただけで、俺は何もしないよ?」
女史「ん…ぁ…? おとこ・・・さん…っ」トローン
男「…まぁ、いいけどね。高熱のときって誰かにいて欲しいような気になることもあるし、それかな」
女史(ふぁぁ…だめ、なんかすごく…えっちな気分に…なって…?)ポー
男「もういいや。俺の腕でよければ、いくらでも掴んでてくださいな」クス
女史(…違うのに…こんな近くに男さんがいると…男さんに、触られてるような気まで…)クテ
男「…女史さん?」
女史「…ん…ぅ…ハァ…//」モジ…
男(これは本格的に、『タイヘンなコト』になっているご様子。さて、この後はどうしようかな)ニヤ
-
>>33 間違えて投げた。 入れ替え
指「…クニクニ」
女史(やぁぁぁっ、そんなトコ、刺激しないでぇぇぇ!!//)ギュゥゥゥゥ
男(つーか、とりあえず俺の腕を離してくれ。痛い)
・・・・・・・・・・・・・・・
指「クチュ・・・クチュ、クチュ…」
女史「…ぅぅっ…//」ギュゥゥ
男「…………女史さん、あの。腕を…」
女史「んっ…//」ハァ…
男「!」ドキ
男(……って、俺は馬鹿か。何マジで自分で興奮しそうになってる…)ハァ
-
ああもうグダグダしたから今日はやめる。
レスの順としては >>32 >>35 >>34 です。>>33はなかったことに。
つか書きたかっただけで早くもネタに尽きる俺
誰かに続き書いて欲しいくらいだ
-
やっぱりがんばる
「ストーリー性をもたせつつ」「地文をいれないエロ」に初挑戦したい
お題はなんでもよかったんだけどコレでいくので
何かアドバイスあったらお願いします
ぶっちゃけ適当にはじめすぎて、
場面転換・改行・レスの区切りが、ココまで荒いのは自覚してる
以後気をつけるのでどうぞおねがいします
-
読んでるぞ がんばれ
-
男「…辛そうだね?」
指「クリクリクリクリ」
女史「〜〜〜っ!//」
男(中がどーなってるか、超気になる。言わねーかな。俺の荷物の中で録音されてるし)
男「何か、して欲しいこととか…ある?」
女史「ん…っ// ハァ…」
女史「あ、の…// キ…」
男「え?」
女史「っ!」
女史(ああもう!!// 私のバカっ、ボーっとして、何を言うつもりよ//)
-
指「グニ…プチュ、グニュニュニュ…」
女史「んっ!!//」ビクン!
女史(あ…もう、駄目。ほんとに…おかしく、なりそー…これ以上は…ばれ、ちゃう…のに)トロン…
男「……大丈夫?」ナデナデ
女史「…う、ん……んっ//」
女史(だめだ…もう、わけわかんない…。ばら、したら…楽に、なるかなぁ…)ポー…
男「……女史さん…? どうしたの?」
指「クイクイ、クイクイ」
女史(ぁっ…や。そんなにしたら…んんっ…)ギュッ…
男(だから、腕が痛いっつーの…)ハァ
-
女史(……男さんに、触られてるわけじゃないのに…キスして欲しい…ちゃんと…欲しい…)クイ
男「っと。……え…?」
女史(………もう、ちょっとで…口に……)
指「ヌッチャヌッチャヌッチャ」
女史(んっ! ……あ、だめっ! 中で……もうっ!)ググッ…
男「!」ズリ
チュ
女史「〜〜〜〜〜っ!!」ビクビクッ!
男「っ!」
女史「…ぁ……」クテン…
男「………っ」
-
男(…さすがに、びっくりした。まさかいきなり唇を奪われるとは)ドキドキ
男「……じょ、女史さん? あの…今のは…」
女史「……」クタリ
男(おいおい…完全に失神してるよ…。あわてて用意した、睡眠薬入りのお茶が無駄になったな)
男(つか、『指』がテクニシャンすぎるだろ)ハァ
女史「………ん…」スー…スー…
男(さて。じゃあ今のうちに、回収させてもらいますかね、っと)バサッ…
指「……」トロトロ…
男「………………ああ。これは、なかなか」クス
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
<数日後 男の研究室>
カタカタカタ… カタカタカタ、カタン!
男「さてさて。とりあえず、『指』が無事に2匹とも回収できてよかったよ」
男「夜中の暗闇で、あいつの机周りを探し回るのはかなり苦労したけどね」ハァ
男「さて。新しいコイツの生育は順調、っと…。やっぱり2回目は成功率があがるな」
男「おかげで、ちょっと工夫したりもできたし…」
男「勝手に動き回られたんじゃ、制御利かなくて不便だよね」
男「…でも、次の機会をどのタイミングにするかが問題…コレをうまく使うにはどうしたら…」
ウーン
男「…いきあたりばったりしか、ないかな」ハァ
-
Prrrrr…Prrrrrrr…Prrrrr…Pr ピッ
男「はい。発生生物第4研究室ですが」
女史『あの…私、細胞生物第一研究室の女史と申しますが、そちらに男さんは…』
男「!」
男(なんてタイミング)
女史『もしかして、内線先とか間違いましたかね。所属してないでしょうか?』
男「いや。俺だよ、女史さん。男です」
女史『あ、よかった…。教授に聞いたら、男さんをご存知だったので、教えてもらっちゃいました」
男「そうだったのか。驚いたな」
女史『すみませんっ、勝手に!』
-
男「ううん、構わないよ。この研究室、俺しか使ってないからいつでも内線いれていいし」
女史『そうなんですか!? いいなぁー…貸切じゃないですか!』
男「特殊な研究のせいで、慢性人材不足もいいところだよ。人が欲しいくらいなんだ」
女史『ふふ、こっちは一部屋に3人も閉じ込められて、物が溢れて困ってます』
男「どっちもどっちだね」ニッコリ
男「それで、俺に何か用でもあるのかな?」
女史『あ…そう、でした。あの…お昼、もう食べましたか?』
男「え?」
女史『よかったら、ご一緒にどうでしょうか。ちょっとお話したいことがありまして』
男「あー…。うわ、もう昼すぎてるのか! いいよ、行こうか」
女史『よかった! 売店で待ち合わせして、駅近くのカフェにまで出ませんか?』
-
男「え? いいけど、食堂じゃだめなの?」
女史『あ、そのっ…ちょっと、この間のことなんで、誰かに聞かれたくなくて・・・っ//』シドロモドロ
男「ああ… ん、わかった。5分で売店いくよ」
女史『ありがとうございます! じゃぁ、あとで!』
ピッ
男(……面倒だな。この間、あいつが寝てる間に帰ったんだった。どうするか…)
男(…いいか。面倒になると嫌だし。よかったな、無かったことにしてやんよ)クク
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・
<駅近くのカフェ>
<…ご注文ありがとうございましたぁー
女史「お店、空いててよかったですね」ニコ
男「お昼すぎてるしね。普通の会社員だったら、昼休みも終わってる時間だ」
女史「ふふ。あ、喫煙席のがいいですよね?」
男「あー…。女史さん、吸うの?」
女史「いえ、私は。男さんは吸いますよね?」
男「え。なんで?」
女史「クス。白衣の下。胸ポケットから、タバコの箱がすけて見えてますよ?」
男「あ。はは…つい、ここにいれちゃうんだよね…」
-
女史「喫煙席、行きましょうか」ニコ
男「いいよ。そんなに吸う方じゃないし、女史さんは吸わないんでしょ?」
女史「そうですけど…」
男「大事な研究者に、ドクを浴びせるわけにはいかないからね」ニコ
女史(優しいなぁ、男さん…。教授の中にも吸う人はいるし、私は別に気にしないのに)
男「それにほら。禁煙席のほうが、広くて空いてる。話、したいことあるんだよね?」
女史「そ、そうでしたっ//」
男「あそこの一番奥。ちょっと狭そうだけど、壁と観葉植物に囲われてて、いいかも」
女史「じゃぁ、そこにしましょう。ありがとうございます、男さんっ」ニコ
男「どういたしまして」
男(何言われるかわかんねーし、俺だって聞かれたくないんだよ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
…食後…
男「ごちそうさま。それで…体調はもう、すっかり平気そうだね?」
女史「は、はい! 起きたときには普段どおりに戻ってて」
男「それはよかった。今度からは体調管理に気をつけてね」
女史「その…本当に、なんか、そのっ。ご、ご迷惑をおかけして、すみませんでしたっ!」ペコリ
男(まったくだ)
女史「それに…その、私、男さんに…キ…」
男「随分、熱があったようだし仕方ないよ。腕をつかんでるくらいなんでもないって」
女史「え? い、いえ、そうじゃなく…。ね、寝付く前に、私ったら男さんに…」
男「ああ。もしかしてあれのこと?」
女史「!//」
-
男「びっくりしたよ。腕を引かれて、バランス崩して…」
女史「そ、そのっ、あれはっ//」
男「胸にいれてたライター、落しちゃったからね」
女史「え? ライ…ター?」
男「? 女史さんの顔にぶつかっちゃって…そのまま、目を回して倒れたんだけど、覚えてないの?」
女史「………顔に、ライター?」
男「でもよかった。ZIPPOって意外と重いから。目を回したときは、当たり所が悪かったんじゃないかと思って心配したんだよ」
女史「え? だ、だって…私、男さんに、キス…」
男「え? キス?」
女史「しましたよね!?」
男「あははははは! 女史さんにキスしたのは、俺じゃなくてライターだよ!」
女史「〜〜〜〜っ//」カァッ
-
男「なんの話をするのかとおもったら…あはは! 俺、寝込みを襲ったと思われてたのかー」クスクス
女史「ち、ちがっ。私が無理やりひっぱって…」
男「え。いくら熱でうなされてるからって、逆に俺を襲う気だったの?」アトズサリー
女史「!?!? そ、そんなんじゃありませんっ! ボーっとして、ついっ!」
男「ああ、彼氏と間違えたか。なら大丈夫、ライターのおかげで未遂で済んだみたいだね」クックッ
女史「〜〜〜っ//」
女史「…はぁ。とんでもないことしちゃったと思って、ずっとモヤモヤしてたのに…」
男「ごめんね。まぁ、次からは彼氏に介抱してもらってくださいな」
女史「そ、そんな…彼氏とかいませんよ!」
男「え? そうなの?」
女史「研究ばっかやってる干物女ですからっ」プイッ
男「ふーん…? じゃぁ、なんでキスなんか?」
女史「!! それはっ…その……//」
男「あ、やっぱいいや、ゴメン。聞きたくない」
-
女史「な…なんで…ですか?」ガーン
男「朦朧と、憧れの人の夢でも見てたんだろうけどね。せっかくなら、『俺にキスしたくなった』ってことにしといてくれたら光栄です」クス
女史(うわわわわ!// 光栄って! 私がキスしようとしたことを光栄って!!//)
男「話って、それのことだったのか。よかったよ、訴えられる前に誤解が解けて」カタン…ゴクゴク
女史「あれ?」
男「…どうしたの?」
女史「ブラックコーヒー…ですね。前に買ったのはミルク入りの甘い奴だったから、普段からミルクなのかと」
男(なるほど、よく見てるな。クスリまぜると、色が濁るからミルクにしたんだったか)
男「研究の前後は、少しでも糖分いれるのに甘めのを買うようにしてるんだ。普段はブラックだよ」
女史「あ。そうでしたか…」
-
女史「…気が合うかも、なんて思ってたから残念…まぁ、ブラックのがイメージ通りでカッコイイけど」ボソボソ
男「え? ごめん、聞こえなかった。もう一回いってくれない?」
女史「〜〜〜//」
男「店内BGMがうるさいんだよね。お願いだからもっかい言ってよ。ちゃんと聞かせて?」
女史「うう!// さては聞こえてましたね!// いぢわるですっ!!//」
男(!? いや、マジでなんて言ったんだよ!? クスリがバレたんじゃないだろうな!?)
-
・・・・・・・・・・帰り道・・・・・・・・・・・・・・・
女史「あの…男さん。来週の日曜日、予定あいてますか?」
男「え? まぁ、日曜なら研究室も基本は休みだし…どうしたの?」
女史「その。き、キスのことは誤解だったけど、ご迷惑を掛けたのはかわらないので! お詫びさせてください!」
男「お詫びって言われても…」
男(こちらとしては、イイモノまでよーく見せてもらったんだけど。どんだけ俺得な提案だよ)
女史「何か、欲しいものとかあったら買いに行きませんか!? プレゼントします!」
男「いや、いいよ。ほんとに。たいしたことしてないもの」
女史「でもっ」
男(人の出入りの少ない休みに、新しいヤツの動作実験したいしなー…どうすっかな)
-
男「あ」
女史「な、なにか欲しいものがありますか!?」
男(…そうか。毎回おかしいと、さすがにバレるよな…普通のも混ぜとかなきゃ駄目か。仕方ないな)
男「いや、モノじゃないんだけど。ちょっと疲れたまってるし、息抜きしたいなって」
女史「…息抜き、ですか?」
男「そう。遊園地いかない? お化け屋敷とか、ミラーハウスとか、好きなんだ」
女史「うっ」
男「あれ。苦手だった? いや、無理にとはいわないよ」
女史「い、いえ! お化けは平気です!! 行きます!」
男「明らかに、お化け屋敷ってきいて反応してたけどね…。まぁ、そういうことにしといてあげるよ」ニコ
女史(そうじゃなくて! 休みに遊園地とかっ…まるでデートじゃないですかぁぁぁ!!//)
男「じゃぁ、日曜の朝。10時に横浜駅の…そうだな、ライオン像の前で」
女史(待ち合わせ…// あぅ。いよいよデートっぽくなってきちゃって…っ//)
-
男「…女史さん、聞いてる?」
女史「き、聞いてますッ! 横浜の交番前!」
男「ライオン像前だってば…」
女史「えっ!? そうでしたか、ごめんなさいっ!!」ペコッ!
男「ああ、もういいや。ケータイ番号おしえとくから、横浜駅ついたら連絡して。迎えに行くから」
女史「ふぇ!? いいですよっ、悪いですっ!」
男「いいから。…動かずに待つの、苦手なんだ。迎えに行くほうがいい。早くても遅くてもいいから、呼んでくれ」ハァ
女史(ぁぅ…// やっぱり、男さんってなんか…カッコイイかも// って違うでしょ、だめだ私! しっかりしなきゃ!!//)
男(しまった。あまりに面倒くさくて、イイ人を演じそびれた……気をつけよう)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
<横浜駅 日曜日>
…♪Pippi Pippi Pippi Pippi Pip… プチ
男「はい」
女史『えっと…男さんのケイタイであってますか?』
男「あってるよ。女史さんだね?」
女史『はい! えっと…もう、横浜までいらしてますか?』
男「うん、いるよ。どっちからくる?」
女史『あ…少しはやく来てたんです。今、西口のカフェで』
男「なんだ。俺も早く来てたから、連絡してくれたらよかったのに」
-
女史『う。すみません…遅刻したらいやだったので』
男「はは。気にしなくて良かったのに。西口のカフェって、どの店?」
女史『橋のそばの、ベロッチョです』
男「ああ。3分で行くよ」
女史『えっ? いいですよ! 私も出ます!』
男「この辺、歩道が禁煙なんだ。一服させて」
女史『あ… はいっ、そういうことでしたらっ!』
ピッ
男(出歩かれて、探し回るのはゴメンだっつってんのに。バカじゃないかコイツ)ハァ
女史(気を使ってくれて…ほんとに優しいなぁっ// 今日は楽しい日になりそう!!)ウキウキ
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
<某・遊園地>
女史「この遊園地、はじめてきました!」
男「そうなんだ。じゃぁ、最初で最後だね」
女史「え?」
男「閉園が近いって聞いてるから。最後に、来たかったんだよね」
女史「そうなんですか…じゃぁ、おもいっきり楽しみましょうね!」
男「んじゃまぁ、入り口から順番にいきましょか」
女史「…え、全部のるってことですか?」
男「もちろん。入り口周りにスリル系、真ん中にアトラクション系、奥に絶叫とコマいのがある」
女史「く、詳しいですね?」
男「地元だからね。昔はよく来たよ」
女史(男さん、横浜だったんだ…// えへへ、生存環境に関する新発見です!//)
-
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
<2時間後>
女史「う…うぅ。へーいへいへいへーいへい…って、鳴ってる…」
男「それ、一番最初に乗ったやつだよ…? 大丈夫?」
女史「男さん、タフですね…? 研究職なのに」
男「よく言われるけど偏見です。でも、同じ研究職の女史さんに言われるのは意外だけど」クス
女史「ぁぅ…私は、本当に研究1本で来たので…体力が」
男「じゃぁ、休憩をかねて、アレに乗ろうか?」
【観覧車】
女史「わぁ! いいですね、あれならゆっくりできます! 高いところも好きです!」
男(なにその、自分は馬鹿です発言)
男「…じゃぁ、乗ろうか」ニヤ
・・・・・・・・・・・
-
女史「空いてますねぇ」
男「経営不振だからね。ある意味で穴場だけど」
女史「あれ。並ぶルートが分かれてる…青と赤?」
男「コッチ」スタスタ
女史「! ま、まってくださいよぉ!」
<乗りましたら、しっかりご着席ください…お立ちになると危険ですので…
男「ああ…はじめてじゃないので。大丈夫です」
女史「……? 変な注意喚起。観覧車で危険って…」
男「ほら。ゴンドラきたよ。乗って」
女史「は、はい!」
-
・・・・・・・・・・・<観覧車 ゴンドラの中>・・・・・・・・・・・・・
女史「うわぁー…どんどんあがりますね!」
男「観覧車だしね。って…、座席に膝立ちして外みてたら危ないよ?」
女史「もうすぐで、半分くらいの高さです!」
男「(聞けよ) …まぁ、じゃぁ、気をつけて」
女史「え?」
ゴ、ゴ、ゴゴゴ…
女史「え…なんか、揺れ…」
ゴゴゴゴゴーー!!
女史「ひゃぁぁぁぁ!?!? ゴンドラがおちるぅぅ!?!?」ワタワタ!
男(そんな観覧車は無い。天才とかいわれても、そこかしこにある看板は見てなかったとかとか、間抜けか)
-
男「ああ、楽しい」
女史「ひゃぁぁぁぁぁ!? う、うごっ、きゃぁぁ!」パニック
男(バカをバカにしたり、ドジにドジさせるほど楽しいことは無いな、うん)
女史「ひゃぅ!」グラッ
男「!」グイ
ガシ
女史「……う。あ、あれ?」
男(さらに、運動神経も鈍いときたか…。この程度、踏ん張れよ…)ハァ
女史「あ、あの…っ// すみません…でしたっ//」
男「え?」
ヒザダッコ
女史「……………///」マッカ
男(……なんか。違う意味で『謀った』と思われそうですごく嫌だわ、この状況)ハァ
・・・・・・・・
-
<ご利用ありがとうございましたー…
女史「……その。は、はしゃいで…転んで、すみませんでしたっ//」カァー
男「いや、名物『揺れるゴンドラ』を説明しなかった俺のせいだし」
女史「う…まさか、ヨロけちゃうとは…その、助かりました…//」
男「うん…ああ。いや。 ごめんね、驚かせたくて黙ってたんだ」
女史「驚きましたよー…。このまま落ちちゃうのかと思って。こんな観覧車があるの知らなかったです!」
男「はは。一回乗ると、リピート率は高いんだよね、コレ」
男「さて。じゃぁ今度こそ休憩。奥に売店とか喫茶コーナーがあるから行こう」
女史「はい」ニコ
・・・・・・・・・・・・・・・・
-
男「…あれ?」
女史「どうしましたか?」
男「いや、ほら。あそこにお化け屋敷があるんだけど…」
女史「え…わぁ。レトロ…気付きませんでした」
男「うん。あれは昔からあるんだけど、そのちょっと奥のプレハブ。あれ、俺初めてだ」
女史「『3Dサウンドホラー・吸血鬼の館』…? コンテナハウスですね。移動式のお化け屋敷かな」
男「嫌じゃなければ、入ってみていい?」
女史「私も、3Dサウンドホラーなんて初めてです。行きましょう! 今日の目的でもありますし!」
テクテクテクテク…
スタタタタタタタ…
女史(う。アレに夢中なのか、男さん歩いてるのにすごい足が速い…。そっか、今まで合わせてくれてたんだ…//)ポー
男(吸血鬼とか、なんか新しいアソビのネタになりそうだ)ニヤニヤ
・・・・・・・・・・・・・
-
<中に入られましたら、アナウンスが流れます。指示に従ってご準備ください
<また途中退場をご希望される場合は、手元のボタンを押して従業員までお知らせください
<それでは、2名様、扉をあけてお入りください
ギ、ギィィィィ… ガターン。
男「…うわ…真っ暗…蝋燭風にアレンジした豆電球だけか…」
女史「中は…? テーブルと、ソファー…だけ?」
男「テーブルには、有線のヘッドセットとアイマスクが置いてあるだけ…?」
<♪ふっはっはっはっは…
女史「!!」ビクッ
男「ああ…アナウンスってこれか…暗くて見えないけど、天井にスピーカーがあるんだね」
女史「び、びっくりしました…」ドキドキ
-
<♪ここはドラキュラ伯爵の館…彷徨える人間よ。ここでは決してご主人様に見つかってはならない…
<動いたり、声を出したり…ご主人様を見てしまったら最期。一滴残らずその血を吸い上げられるだろう…
男「なるほど。3Dサウンドってそういうことか」
女史「え…どういうことですか?」
男「部屋を暗くして、視界を閉ざして、聴覚だけを鋭敏にさせるんだ。それであのヘッドセットから立体音声が流れる」
男「まぁ…多分、振動とか風流とか、なんらかの仕掛けがきっとあるんだろうね。部屋が暗いのは機材を隠すためだ」
女史「は、始める前にネタバレしちゃだめですよぉ!」
男「あ。ごめん。お化け屋敷のそういうのが好きなんだ、俺」
男(いかな効果で恐怖を煽るかって、本当に勉強になるんだよな。帰ったらこのコンテナのシリーズ調べよう)
<さぁ。席について…口を閉ざせ。まもなくご主人様がお見えになるぞ…しっかり目を隠し、耳当てをあてるのだ…
男「まぁ、仕組みより大事なのは音声だ。指示に従ってやってみよう」スッ、ガポ
女史「は、はいっ…なんか緊張しますねっ」ヨイショット…
男(子供だましに引っかかるわけがない…緊張するのはおまえだけだよ)ハァ
・・・・・・・・・・・
-
<♪ヒュー… ピィピィ! バサァァァァ!! …大変だ! ご主人様が戻られた!
男(はじまったか。さて、と。目隠しを取って…)
男(うわ。本当に真っ暗だ・・・あ、微妙に足元に非常口の蛍光線が…コレ、大丈夫なのか?)
男(それにしても…)
女史「………っ」ドキドキ
男(目隠しに、大音量のヘッドホン。暗すぎる密室に、過疎で貸切の室内。呼び出すまで従業員は出入り無し)
男(なんでもできちゃうね。最高だ、俺の為に用意してくれたとしか思えない)クックック
男(さて、と。バッグから…新しく作ったコレを取り出してっと) ジジジ…
【瓶】
男(新しい細胞生物、モデルは俺の『舌』…)
男(指サック状態で、指にはめて持てるようにしたから、今度こそある程度制御が利く)
舌「…ベロン」
男(…う。体液出してる…指にハメるとか気持ちわる…。 って、俺の『舌』か…)ハァ
-
男(さてさて…では、はじめましょうかね)
<♪ なにか臭う…人間、だな? どこだ…クンクン、ここかー…?
風噴出ノズル「プシュー!!」
女史「!?」ビクッ!!
男(まぁ、予想通りの仕掛けだけど…そうだな。せっかくだし、いろいろ合わせてみよう)
<♪ふふ…血のにおい…どこだ…ここか…?
男(はいはい…耳元、ね)ソッ
舌「ペロ…」
女史「!?!?」ビクビクッ!!
男(………気付くか?)
女史「………(い、いまのヤバいリアルだったなー…)」ドキドキ
男(相変わらずのマヌケっぷりだな)
-
<♪ふふ…姿を隠しても、わかるぞ…かぐわしい血の香りだ・・・
男(次は…血を、吸おうとするのか。ってことは…首…)ソッ
舌「ベロリン…」
女史「っひゃぅっ…… ぁっ!!」ムグッ
男(自分で口ふさがなくても、ホンモノはいねーし見つからねーよ。サウンドホラーだっつってんだろーが)クク
男(まぁ、バカで好都合ですよっと…)
舌「チロチロ…ペロン、ペロペロ」
女史「〜〜っ!?//」
女史(やっ、なんか首のとかリアルすぎる!// 吸血鬼さんえっちぃよ!!//)
男(これでも気付かないのか…というか、密室男女だけど俺への危機意識とかないんだろうか)ハァ
男「…まぁいいや。こんなおいしい状況…どうしようかなぁ…」ニヤリ
-
見てるよー頑張って
-
>>38 >>71
ありがとう あれ、なんかデジュヴュww
とりあえず普通にちゃんとやることにしたよ
地文抜きのエロって方向性はかえず、
ストーリーについても終わりまで決めてきたからもう適当ではないかな
まぁ、コレをつかってやりたいことができたんで、エタらせはしないです
思いつきのお題でどこまでやれるかがんばります
-
実にエロくていいね。頑張れー
-
>>73
エロが表現できてますかね。嬉しいです
何か思ったり気がついたことがあったら、おしえてください
もっと、ジワジワとエロくしていきたいです、応援ありがとうございます
-
舌「ペロ…ペロペロ…」
女史(んっ…はぅ。…あれ? 首…なんか、舐められたところがスースーする…?)スッ…
男(! やべ!)パッ
サワ…
女史(…あれ、なんか…ちょっと、ベタつく? え、ほんとに舐められた?)
男(……体液が、残るのはマズいな。俺が舐めたとか思われたら最悪だ)
女史(え。え。え。まって、舐められるって・・・誰に? お…男、さん?//)ドキドキ
男(あ。やばい、目隠し取る気だ…一時中断だ。目隠しをして…っと)
女史「……(ど、どうしよう…目隠しとって、すぐ横に迫られてたりしたらっ…//)」 ソー…
男「………」ポリポリ
女史(…あれ? ちゃんと座って聞いてる?)
-
女史(あ、首掻いてる…男さんも感じるんだ、やっぱり演出なのかな。なんだ、残念…っじゃなくて// 何言ってんの私//)
男「………」グイ… ソデマクリ
女史(あ…そういえばココ、ちょっと篭ってて暑いな。そっか、ベタつくのは汗もかいてるのかも)
女史(ま、まぁ当たり前だよね// 男さんが私をどーこーとか…思ってないだろうし)ハァ
女史(……ダメなとこばっか見せてるし、私なんて女として意識してないんだろーな。…でも少しくらいしてくれたら…//)ジー
男(っ!? うわ、なんか急に寒気が。袖をまくったからか?)ブルッ
女史(あ、ブルっとした…怖いのかな? …えへへ、わんこみたいで、かわいいかも//)クス
男(あー…くそ、もう目隠ししたかなコイツ)ゾワゾワ
女史(私も、変なこと考えてないで、楽しもうっと♪)ニコニコ アイマスクー
・・・・・・・
-
男(お。気配がおちついたような…?)ソー…
女史「……♪」
男(…はぁ。『舌』はまずい、か。動作チェックしたかったんだけど…まぁいきあたりばったりすぎたな)
男(今日はもうここまでにしとくか…)ゴソゴソ
【瓶】
男(なんちゃって。ちゃんと持ってきています、『指』も)
男(さっきみたいにバレないように、対策でもしとくか…癪だけど。隣席、くっついててよかった)
テト テヲ ギュッ
女史「!!」ドキッ
-
男(俺と手を繋いでれば、『指』がイタヅラしても俺じゃないアリバイになるだろ)
女史(ひゃぅあああ!?// 錯覚じゃない!// 絶対コッチは錯覚じゃないよ!!// 手を繋いでる!?//)キャー
男(しまった。手を繋いだ言い訳どうしよう)ドヨン
女史(……やばい、やばいやばいです!!// 恥ずかしくて絶対に顔見れない!!//)
女史(おちつけ…落ち着け私! ちょっとくらい意識されたいと思ってたはず!!)
女史(そ、そうだ! せっかくだし…に、握り返したりして…// これは、嫌じゃないアピール! それだけだから!//)
ギュ…
女史(……ぁぅ// なんか、もう…幸せいっぱいかも。…踊りだしたいっ//)ドッキドッキ
男(うわ…握り返された。やっぱ俺を警戒しての拘束のつもりか? これがなー。もっと色気ムンムンの美女だったらそれもいいんだけどなー)ハァ
女史(はっ! 男さん、ホラー好きなんだっけ。…あとで内容とか話されたら困る!! 集中!!集中!!)ムンッ
男(…お。静かになった。さっき足元にボリュームコントロール発見できてラッキー)
-
男(さて…と。アリバイ工作が完了したところで、いきますかね)
指「クニクニ…」
<♪女はその肉体の全てを私のものに…男は奴隷にして、一生をここで閉じ込めてやろう…ふ、はっはっは
男(吸血鬼さん、いい趣味設定してるわ。つーか元々少しエロいんだな、これ)
男(…んじゃ遠慮なくいこか。こいつ、キャミソールにカーディガンだし…反対の手で…)
胸元ニ、ポイッ
指「ピト」
女史「!?」ビクッ
男(ナイスイン!)
-
指「プニ、プニ」
女史(〜〜っひゃ// ちょ、集中しすぎてすごくリアルに感じるように! ほんとに胸触られてる!?//)
女史(横にいて手をつないでるんだから、男さんじゃないよね!?// そ、そうだ…反対の手を伸ばせば、誰かいるなら…)サッ
スカッ…
女史(う…あ、あたりまえだけど、誰もいない。でも…やっぱり触られてる感じするぅ!!// 日本の立体音声技術ヤバすぎるよ!//)モジモジ
男(よしよし。ちゃんと俺がいないことを自分で確認してくれたわ、ラッキー)
指「プニプニ… ツンツン」
女史「!//」
指「…ツン」
女史「…//」ピク
指「クニ、クニ」
女史「〜〜っ//」モジ…
-
男(うん。今度はよく見えるわ…しかし、ブラのヘリに引っかかってんな。中まで入ってくんなきゃ)
女史(うう…なんか、やだよぉ//)ワキ、ギュ
男(よしっ、自ら脇をしめたから、ブラに隙間が! つかサイズあったブラ使えよ見栄っ張りめ!)
指「スルン…」
女史(やだ!// ブラがずれて、なんか先のほうにこすれるーー!!)
指「クニクニクニクニ」
女史「〜〜っ//」
指「ツンツン、クイ」
女史「ぁっ//」モジ…
指「プツン」
女史(ぁん!// うぅ…ブラで先っぽがこすれてるのと、聴錯覚で変にリアルえっちな感じ!//)モジモジ
男(これでマジで立体音声と思ってるなら、本物のバカだな。あーあ、暗闇でも紅潮してるのわかるっつの)
-
女史(うぅ…// 手を繋いでるから、ブラを直したりしたらバレるよね…計30分のミニシアターらしいし、もう少し我慢しよう…//)ハァ
指「クリクリ」
女史(んっ、やだ…なんか、諦めたら…余計、敏感になったような…)
指「プニ…ツー」
女史(…うぅ// …欲求不満なのかなぁ、私…。長いこと、彼氏とかいないもんね…)ハァ
指「ツン!」
女史(ひゃぅ!// もうっ、キモチいいのが、もどかしいよぉ!//)ハァ…
男(…うん。見ててもつまんない。なんかもっとこう、思い切ったことをするべきだ、あと10分ちょいだし)
男(あ。そうだ。 こいつの目隠しをすこし取って・・・ヘッドセットもすこしだけずらしてやって…)スッ
ガチャ、スルッ
-
女史「! …え、男さん? ど、どうしました?」
男「いや、なんかさっきからモジモジしてるから。もしかして怖いの?」ジッ
女史(あ// お化け屋敷で気持ちよくなってきてるとか…、私おかしい人だ// ごまかさなきゃ//)
女史「そ、そうですね! なんか思った以上にリアルで…」
男「やっぱりか。手を繋いでたら平気かとおもったんだけど…」
女史(あ・・・私がビクビクしてる気配で、怖がってると心配してくれてたんだ…//)
男「あと少しだから・・・、ああもう。ごめん、こうしとく。 ホンモノの吸血鬼なんていないって証拠に」
パッ・・・ グィ ギュ
女史「!」
男「女史さんと反対側の手を繋いで、女史さんの側の手を、肩に回してみたり?」クス
女史(〜〜〜〜〜〜っ// 近い!// カンペキにカップルのアレだ!!//)ドキドキドキドキ
-
男「いろんな仕掛けあるみたいだけど、怖くないから。最後まで付き合ってよ」
女史「ひゃい!//」コクコクコクコク
男「ありがと。ごめんね、中断させて」
女史「らいじょぶです!//」ブンブンブン
男「ん。目隠しとヘッドセット戻すね。つけたらまた手、繋いどくから安心して」スッ…
スル、ガチャ…
<♪……いがする…ああ、ここか…ふふ、見つけたぞ…俺が、残らず食べてやろう…!
女史(ぁぅ〜〜〜っ// ちょっと強引なとこに頼りがいが!// でも優しすぎる!// やばいです、オチました私!//)
男(あーあ。貧乳じゃなければ、このまま回した手で自分でイタヅラすんのになぁ)
-
指「プニン」
女史(はぅ…あ、だめだ。ドキドキと興奮しすぎて、また感覚が敏感に…//)ピク
男(さて。肩にまわしたこの手。実はこっそり、『舌』を装着済みでございます)ニヤ
男(指先だけ、こっそり曲げて…)
舌「ペロン…」
女史「ぁん!//」ゾクッ
男(っと… フォロー、フォロー)手をギュッ
女史(う// また怖がってると思われてるかな…あと少しなんだから、我慢!耐えろ私!錯覚に負けるな!)グッ
女史「………」シンケン
男(こいつ、チョロすぎてついつい深入りしそうになるわ)クックック
-
ズル…ポトン
男「あ」
女史「〜〜!?!?」ビクン!
男(しまった。ヌメるのに逆持ちしてたから…『舌』、落としちゃった…)
舌「ペロペロペロペロ」左パイ
指「プニプニプニプニ」右パイ
女史(〜〜〜〜っ!?// やぁぁ、舐められてるし触られてるしもう集中して立体音声聞くのこわすぎるぅぅぅ!!//)
男(いや…バレてないけど…。つか、マジどうしよ…回収…。あれ、俺、終わった…?)
-
舌「ベローン…ペロン」
指「プク、クリ」
女史(ふぁ、やんっ// 動けないし、我慢しなくちゃだし、男さんと密着だし、耳に集中しなきゃだし…!!//)ゾク…
女史(もうっ// 行動が遮断されればされるほど、余計にソッチばっかり感覚が…っ//)モジ、モジモジ
女史(〜〜〜っ// や、もうっ・・・おっぱいばっかりこんな感じたら、シたくなっちゃうよぉっ!//)ジワ…
男(お。なんか楽しそうな反応になってきた)
女史「…ん、ぁ…っ」ハァ… モジ…
男(こいつ…クスリも使わずこんなとか、欲求不満なんじゃねーのか?)
女史「う…んんっ…!」ピクン…
-
女史(あ…やだなぁ…濡れて、きちゃってる…)ポー
女史(男さん…あったかいし。人肌、近すぎて…下も、触ってほしく…)ゾクゾク
女史(ああもう。だめだだめだ…こないだキスしようとしちゃって後悔したばっかりじゃない…)ん…
女史(は…あ。でも、こんなの…せめて、もう、すこしだけ近くに…)ツイ…
男「!」
女史「………」ピト
男(……。なんだ、もたれかかってきただけか。それにしても…こんだけくっつかれて感じられてると、さすがに…)
女史「ん…っ ぁ」モジ
男「っ」ゾク
男(あ。ダメだ、俺も欲求不満だわ。こないだから散々見てる割に、研究ばっかでヌイてないしな…)
男(自分でバカなコトやったら間抜けすぎる。今日は中断しよう)パッ
-
女史(あ。男さんが離れて…? う。 もしかして、私からくっついたの…嫌だったのかな…)ボー
男(急いで、カバンからアレを… それから袖ももどしてっと)バタバタ
女史(…? 男さん、なにかしてる?)
ガチャ…
女史「…あ、ヘッドセットが…」
男「女史さん、ごめん。あと少しなんだけど、ちょっと中断させて」
女史「あの…私、もしかして…嫌、でしたか…?」ボソ
男「え? 何が? ああ、それどころじゃなくて、コレ」
毛虫「うねうね」
女史「……ひっ!?」ズサッ
-
男「今、天井から落ちてきた。…毛虫って結構あぶないんだよ。かぶれたり、刺されたり」
女史「やっ、ちょ、それどっかにやってください!」
男「もちろん外にだすけど、他にもいると危ないから、ちょっと立って周りだけ見て…って」
女史「え?」
男「……女史さん。あわてずに聞いて」
女史「え… って、まさか…」
男「…服の中で、なんか動いてるのわかるけど…それ、毛虫じゃないの…?」
女史「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!」バタバタバタ
男「落ち着いて! ああもう、ごめん! 悪いけど、刺されるといけないから取らせてもらうよ!!」
女史「いやぁぁ! 毛虫はいやぁぁ!毒刺毛が!ヒスタミンが!毒液が!!!!」
グイッ ガバ
男(『舌』と『指』をとったら、袖の中に隠して… 代わりに手の中にいれてたこの毛虫(無毒)を…)
-
女史「やぁ! はやくとってくださいいいいい!」パニック!
男(あー。わざと時間かけてやってやろーかな)
舌「ベロ」
男(ひっ!? 腕を舐められた、超キモイ! なんでコレできもちよくなれるんだコイツ!!)
男「と、とれたよ!」
女史「ハァッ…ハァッ…」
男「ほら… 2匹も」
毛虫「うにうに」
青虫「くにっくに」
女史「ひっ…!!」ガーン
-
男「俺らしかいないし、緊急事態だ。従業員を呼ぶまでもなくここを出よう」
女史「はい! はい、はい! また降ってきたらいやぁぁ!!」タタタタ
男「あっ、ちょ 荷物…!」
スタタタ…バターン!
男「……まぁ、いいや。こっちとしてはちゃんとアレをしまえる分、都合がいい」クス
男「虫だけ…紙にくるんで。あいつらは瓶に戻してっと…」
男「…………あれ。この細胞で、リアルオナホとか作ったらかなり売れるんじゃね?」
男「って。あー、だめだ。マジで欲求不満か俺…考えが低俗だ。はぁ。実験対象相手に何やってんだ…」
男「…はぁ。次こそ、本当におもしろい事をちゃんと計画しよう…」ガックリ
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・<喫茶スペース>・・・・・
男「スタッフに謝られるかと思ったら、捕まるとはね」
女史「…ご迷惑をおかけして…すみませんでした…」ペコリー
男「女史さんがいきなり飛び出すから、俺が何かしたと思われて…。あれは、さすがに参ったかな」ハァ
男(ったく、焦らせやがって。遠くまで逃げてたら、誤解を解く前に警備員呼ばれるところだったじゃないか、この馬鹿が)ヘッ
女史「う。 だ、だって…毛虫、毛虫が…」
男「はいはい。もう大丈夫だから。ほら、サイダーどうぞ。すっきりして落ち着くよ」スッ…コトン
女史「あり、ありがとうございます…ハァ」コク・・・コク・・・
-
男「・・・でも刺されなくてよかった。本当に、なんで気付かなかったの?」
女史「錯覚か、演出かと…。そう思い込んで、耐えてました・・・」
男「そんな馬鹿な、ハマりすぎだよ。 …もうこういうのは、やめといたほうがいいね」ハァ
女史「う…。すみません。そうします」
女史(はぁ…男さん、さすがに呆れてる。でも毛虫って…私、感覚おかしすぎるよ…)ドヨーン
男(移動式のハウスじゃ、後から再来もありえるし。ハマってもっかいやられたら困るしな)
男「俺は、とりあえず手を洗ってくるから。ここで休んでてね、ついでに一服してくる」ハァ…
女史「は、はい」
スタタタタ…
-
女史(……行っちゃった)ショボン
女史(って、あああああ!!)ガバッ!
女史(一人になった瞬間、寂しく感じてる場合じゃないよ!!)机ニ頭ゴリゴリ
女史(毛虫! 芋虫! そんなのでキモチよくなって、男さんにくっついたりして…!!)ウアァァァ
女史(絶対オカシイ人だと思われた! いつも以上に溜息つかれた! 一瞬、馬鹿にしたような顔してた!)イヤァァ
女史(それにっ、それにそれにっ…!)プルプル…
女史(……む、胸に… ブラの中まで、手を入れられてしまった…ぁぅ//)シュワー…
男(…やっぱ、貧乳だったなあいつ)スパー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
<6日後 男の研究室>
カチャカチャ… カタカタ、カキカキ…
男(…次の細胞生物…何にしようかな。いろいろ想定してはいるけど、イマイチ使い勝手が…)
男(こないだみたいに、あんまり突発的に使って、リスク高めるのは嫌だしな…って)
男「あ、しまった」
男(……毎回会うたびにあいつで遊んでたら、怪しまれるからって出かけたんだった…)ハァ
男(ち。早めに手を打っておこう)スッ カチャ
Tap,Tap,Tap,Tap… Turrrrr… Turrrrr…
男「………」
電話『…はい! 女史です!』
-
男「ああ、こんにちは、女史さん。今、大丈夫?」
女史『はいっ! ちょうど、同じ研究室のヒトと食堂でお茶してました! もしかして研究室に内線かけましたか?』
男「いや、直接ケータイにかけた。内線のがよかったかな」
女史『い、いえ! そのっ、ケータイのが…どこにいても、男さんの電話に確実に出れるのでいいです!』
男(内線つかわないのは、下手に身内の連中に俺たちの事を知られたくないってだけなんだけどな)
女史『そ、それで…あの、どうかしましたか?』
男「ああ。そうだ。女史さん、午後の予定ってどうなってる?」
女史『え? あ…土曜日なので、実験はもうおしまいで…』
男「だったらさ、今から俺と、買い物にいかない?」
女史『ふぇ!?!?』
男(こないだ、つい何もしないつもりで遊んだからね。フェイクを混ぜなくちゃいけないんだよ)
女史『そ、そのっ! ふ…ふたりで、ですか!? 購買部に実験材料の買出しとかですか!?』
男「なんでそんなとこに誘うんだよ」クスクス
女史『や、その。それはそうですが…っ』
-
男「もちろん、街に。その…遅くなっちゃって申し訳ないんだけど、今度は俺が何か贈るよ」
女史『え…? なんででしょうか?』
男「あー…その。緊急事態とはいえ女性に…悪いことを、したしね」
女史『……う、そのっ、あれはっ! ききき、気にしてないですっ!』
男「うん、ありがとう。でもよかったら、何かお詫びに贈っておきたいんだ。嫌かな」
女史『行きます! 絶対に行きま… あ・・・ちょ、ちょっとまってくださいね!?』
男「?」
電話
<……教授、研究員クン、すみませんけどランチデザートはキャンセルさせてください! 急用で!
<……えー! 今、ワッフル食べに行くって自分でいったんじゃないかー
<……ワッフルよりも好きなものがあるんです!
<……ちょw 急用とかいって、自分だけおいしいもの食べに行くんじゃないかww
<……ふぇ!? ちが、違いますよ! とにかくキャンセルしていいですか!?
<……しかたないなぁ、月曜にはお土産もってきてよー?
<……はいっ!
男(携帯の保留機能を知らないのかコイツは…)ハァ
-
女史『お、お待たせしました! 午後ならあいています!』
男(無理矢理だな、おい。…ったく、モノに釣られすぎだろ。何を買わされるんだ俺は)
女史『お、男さん?』
男「…ああ、じゃぁ。30分後に正門で待ってるよ」
女史『はい! 必ず行きます!』
男「うん。じゃあ、またあとで」
ピッ
男「……」 …ドサッ
男「…あー…」ハァ
男「…俺、なんでこんな面倒なことしてるんだろう…」グデーン
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・<街中>・・・
男「ダメだ、もうやってらんない…」ハァ
女史「ふふ。ほんの一口、ワッフルかじっただけじゃないですか」
男「一口でも、甘すぎるんだっつの…第一、おかしいだろ」
男「小麦粉に砂糖溶かして焼いて、牛乳に砂糖いれて泡立てたもの乗せて、蜂蜜を砂糖で煮込んだものをかけて」
男「天才は脳にどんだけ糖分をとるっていうんだよ! 真似できるか!」イライラ
女史「お、男さん?」
男「はっ」
男(あまりに甘ったるいデザートを食わされて、思わずその甘さにキレてしまった…)
男「ご、ごめん」
-
女史「…あはは。男さんって、いつも優しくニコニコしてるから…怒ったりしないのかとおもってました!」
男「はぁ…まぁ、確かにあまり人前で怒った事はないけれど」
女史「貴重な被験体になれて、うれしいです。男さんにとって、ワッフルは強敵ですね!」
男「……名前からして軟弱なのに…。俺、どんだけ弱いんだろうね」ハァ
女史「ところで、このあとはどうしますか?」
男「あー…。そういや、ほんとにお詫びはソレでよかったの? 違うの見る?」
女史「えへへ…本当に買ってもらっちゃって、すみませんでしたっ」
男「安物のネックレスなんて、女史さんには…」
女史「嬉しいです! 男さんが選んでくれたんですから、絶対大切にします!」
男「……」
女史「えへへ…♪」
男(……そんなん、コイツの給与ならいくらでも買えるだろうに。ぶりっこかよ)
-
男「まぁ、いいや。まだ夕方だし、どっか遊びに行こうか」
女史「はいっ!」
<あのー…すいません
女史「?」
男「なんですか?」
<あのっ…女史さん、ですよね
男「!」
女史「あー…はい。そうですけれど、貴方は…?」
<僕、○×大の4年生で、生物細胞の研究をしてるんです! 例の新細胞、発見おめでとうございます!
男(……ちっ。これだから、有名人は。こういうのが、気に食わないんだ)
-
女史「あ…そうでしたか。ありがとうございます。それで…?」
<あの…少し、例の新細胞の発表例で、わからないことがあって…聞かせてもらえませんか?
女史「あ…でも、今は」チラ
男「……いいんじゃない?」
女史「でも」
<あのっ! お願いします、なるべく手短にしますから! 卒論かかってるんです!
男「…応援してくれてるし、囲まれてる訳じゃないんだ。少しくらい話に付き合ったら?」
女史「それは…そう、ですが」
男「後世の育成も、研究者には必須事項だよ。俺、あっちの角でタバコすってるから。ごゆっくり」ペコリ
<あの! ありがとうございます!
男「いえいえ」ニッコリ
女史「男さん…すみません、ありがとうございます」
男「気にしないで」クルッ
・・・・・・・・・・・・・
-
<…ああ、それは細胞に着色が・・・それで、この図案2は…
<…ああ、そういうことか! じゃぁ、ここの分裂に関する説明文の…
男(イライラする)テクテク…
男(あいつ、本当に調子のってるんじゃないか?)スッ… タン、タン
男(おまえなんか、いつも俺に遊ばれてからかわれてるだけのオモチャの癖に) カチャ。シュポッ…
男(俺にかかれば、いつも簡単にキモチよくされて、困らされてばかりの癖に)スパー…
男(俺に、かかれば…………)スパー…
男(…ああ。もう、面倒なことして遊んでやらなくてもいいか)ジュッ… グリグリ
男(…俺が徹底的に、滅茶苦茶にしてやんよ)クク…
-
?「……男?」
男「!」
?「男…。こんなところで何してるの?」
男「あ… 女ちゃん…?」
男「奇遇だね」ニッコリ
女「ねえ、ちょっと…話したいの。…今、平気?」
男「…ここじゃ、ちょっと。向こうの、カフェにいこうか」ニコ
女「でもっ!」
男「いいから。ここはまずいんだ。着いてきてよ」グイ
女「あっ!」
男(……ああもう。せっかくやる気になったのに……気分が台無しだ)
−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・<同時刻>・・・・
<それで…ここの最後の、結論の部分で…
女史(男さん…待たせてるけど、平気かなぁ?)チラ
男<……… ニッコリ
女<……?
女史(あれ? 誰だろう。女の人? 知り合いかな)
男<…… グイ
女<…!
女史(!)
女史(え…? あの女の人の…肩なんか組んで、何処に……)
-
<あの・・・ここなんですけど・・・女史さん?
女史「あ。ご、ごめんなさい…えっと、それは…ここの参考を見てもらえば…」
女史(何…何、今の…。どこに、いくの? 今の女性は、誰ですか…?)ドキ…ドキ…
♪get a maii , get a mail ,
女史「!」 カチャ
『急用ができたから、今日は帰るよ。ごめん』
女史「ぁ…」
<あの…ありがとうございました! すごく参考になりました!
女史「……うん、そうだね」
<…? 応援してますから! がんばってくださいね! じゃぁ、失礼します! スタタタ…
-
女史「うん…そう。そう、だよね。……彼女くらい…いても、おかしくないよね」ズキ
女史「でも…もしかしたら、たとえば…そう、体調不良の人を支えてあげたりとか」 ズキン…
女史「男さん、優しいから。そういうのかも、しれないじゃない」ズキン…ズキン…
女史(………もしかしたら。もしかしたら…)
女史(……追いかけたり、しちゃいけないのはわかってるけど…でもっ)クルッ
女史「……男さんっ…」
スタタタタ…!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・・
<路上>
スタスタ… トテテテ…
男「ごめんね、女ちゃん。もうちょっと向こうに、静かなカフェがあるから」ニコ
女「男…どういうつもり?」
男「…女ちゃんはせっかちだね。あ、ちょっとごめん」スッ ケータイ
男 Tap,Tap,tap…
男(送信っと…あいつに見つかる前に、急いで離脱しよう)
女「男!」イラッ
男「ほら、もうすぐだから、まずはお茶でものもうよ?」ニコニコ
女「〜〜っ、馬鹿に、してるのね」
男「そんなこと、全然おもってないよ」クス
女「…行きましょ。落ち着いて、ちゃんと話す必要がありそう」
男「お手柔らかに、お願いしたいけどね」ニッコリ
・・・・・・・
-
<カフェ>
女「ねえ。それで…あのメール、なんのつもり?」
男「さよならメールのこと?」クス
女「! なんで、急にあんなメール送るの?!」
男「うん、ごめん」ニッコリ
女「答えになってない! 1ヶ月近くも連絡つかなかったんだよ!?」
男「うん、あのね。俺と女ちゃんじゃ、ちょっとやっぱり釣り合わないかなって思っちゃったんだ」クス
女「〜〜〜っ! あたしじゃダメなの!?」
男「違うよ、落ち着いて、女ちゃん。俺が、ダメなんだ」ニコニコ
-
女「なんで…なんでよっ。なんでそんな笑いながら、平気でそんなこというの!?」
男「女ちゃん、カワイイし優しいし、気も利くし、オシャレだし、センスもいいし、見てると笑顔になるよね」ニコ
女「だったら!」
男「俺と、君が並んでたらさ。不釣合いだなって、おもっちゃったんだよ」クス
女「〜〜ッ そんなの… そんなこと、ないのに…」
男「あぁ…」カタ
頭ヲ ギュ
男「こんなところで泣かないで。女ちゃん。ごめんね?」 ボソ…
女「ひどいよぉ・・・っ まだ、たったの2ヶ月だったのにっ・・・本気で、告白したのにっ!」
スッ…
男「うん、ありがとう。女ちゃんには、君に似合う素敵なヒトと出会ってほしいな」ナデナデ
女「男が・・・いいのにっ。どうしても、だめなの・・・?」
-
男「うん。そう思ったから、メールしたんだよ?」ニッコリ
女「ねぇっ!なんで!なんであたしじゃだm 男「ん」」
チュー…
女「…っ! …プハ」
男「・・・・・・迷惑になるから、あんまり騒がないでね」ニコ
女「…なんの、つもりなの…? ひどいよ…?」
男「…女ちゃんに、さよならのキスかな」クス
女「……っ 男…」ポロポロ
男「なんでしょう……女、『さん』」ニッコリ
女「…っ! …う… ひどい…ひどいよ、男…」ポロポロ
男「……」ナデナデ
男(俺は早く帰っていろいろ準備したいんだ。付き合ってやってるだけ、優しいだろうが)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
<同時刻 喫茶店 別席>
男<…… ニコニコ
女史(男さん…優しそうな笑顔で、話してるなぁ…)コソッ…
女史(うう。会話が聞こえないけど…なんか、女の人は、嫌なことでもあったみたい)
女史(…ずっと、笑ってるんだな。溜め息なんかつかないし…。私といる時とは、違う男さんだ…)ズキ
女史(あ…女の人、泣いちゃった・・・?)
男<…… ギュ
女史「!」ドキ
女史(男さん… あの人の顔頭を抱いて…なんか、囁いてる…?)ズキン
-
女史(慰めてる…だけ。うん、きっとそう! 別に、友達でもハグくらいするよ! ほら、すぐに離れたし!)
女史(…あ。 今度は、なでなでって、してる…いい、な)
女史(…ああ。また、あの優しい笑顔…… っ!?)ドキッ
男<・・・ チュー…
女史(…キス…した…。男さんから…っ あのひと、に)ズキン… ズキン…
男<… ナデナデ
女史(……えへへ… こうなると、もう。確定…ですね。失恋です)
女史(あーあ…ちょっとは…意識してくれてると…うぬぼれてたんだな…)
女史「ネックレス… 貰ったの、嬉しかったな…」
女史「でも…彼女には…あんな、優しい顔をあげてるんですね…」
ズキン・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
<後日 研究施設 食堂>
女史「……」ボー…
男「…! 女史さん?」テテテ…
女史「!」ビクッ
男「よかった。連絡しようと思ってたところだったんだよ」
女史「あ…男さん。…連絡…私に、ですか?」
男「うん。ちょっと、付き合って欲しいところがあって」
女史「…付き合う…」
-
男「知人の店に誘われてるんだけど、ちょっと一人じゃ行きづらいんだよね」
女史「………あの」
男「あ…。もしかして、こないだ途中で帰っちゃったこと、怒ってる?」
女史「そういうわけじゃ、ないんですが…」
男「じゃぁ、仕切り直しも兼ねて。だめかな」
女史(…彼女、いるくせに。そんな風に私を誘うなんて…完全に、職場の同僚扱い…なんだろうな)
男(……様子が、おかしいな。前回までは何もなかったし、あれ以降連絡も取ってない。単なる不調か?)
男「女史さんが嫌だったら…いいんだけど。来てくれたら、嬉しいなって」
女史(なんか…もう、どうでもいいか…)ボー
-
女史「…いい、ですよ。大丈夫です」
男「よかった! 一人じゃいけなくて、困ってたんだよ。ありがとう!」ニコ
女史「っ」ビク
女史(ダメだ…あんまり、近くで笑顔を向けられると…また、勘違いしちゃいそう…)ササッ…
男「……あ。 女史さん…?」
女史「いえ。なんでも…ないですから」
男(いや、明らかに…俺に対する態度が違う。くそ、警戒してるのか)
男(…ちっ、強行でもやっぱり今やるしかない)
-
男「明日でも良かったんだけど…よかったら、今夜でもいい?」
女史「…はい」
男「じゃぁ、今夜7時に、品川駅で待ち合わせしよう」ニッコリ
女史「…っ。 わかり、ました…」
男「うん。なんかあったらケータイに。じゃぁ、俺、やることあるから行くね。また夜に!」クルッ
スタタタ…
女史「……男さん…」
女史「なんで…なんで、こんなにハッキリわかってるのに…なんで諦められないの…? 私…っ」ペタン…
−−−−−−−−−−−−−−−ーーー
-
・・・・・・・・・
<夕方6時 男の研究室>
Tap, Tap,Tap, Truuuuu Truuuuu ピッ
?「はい。だれかな?」
男「…俺です」
?「ふふ。俺って。名前くらい、ちゃんと名乗ろうよ?」
男「聞かなくても、どうせわかるでしょう」
?「それでも、それが礼儀ってモノだよ?」
男「はいはい…男です。すいません、今夜、そっち寄らせてください」
?「…いいよー? おいで。 何人?」
男「何言ってるんですか。 もちろん二人ですよ」
?「たまには、複数人つれてきてくれても面倒がなくていいのに」
男「意味がわかりません、本当に何を言ってるんですか」
-
?「クスクス…まぁいいよ。まってる。店につくのは7時半くらいだね」
男「え? なんで時間…」
?「ふふ またね」 ピッ
男「……相変わらず意味不明だな、この人」ピッ
男「…さて。時間だ、いこう。そろそろ、出かけなくちゃ間に合わない」
男「ああ…どうしようかな、『こいつら』は」
男「なくてもいいけどな。………いや、やっぱり一応、もってこうか。備えあれば憂い無し、ってね」ククク
男「さぁ、思いっきりやってみよう。俺の手で…滅茶苦茶に、壊してやろうじゃないか」ニヤ
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・
<夕方7時 品川駅>
女史「……」ボー
男「おまたせ」ポンッ
女史「!」ビク
男「ごめんね、急に、無理言って…」
女史「あ。いえ。大丈夫です」
男「……あの、さ。もしかして、体調とかよくないの?」
女史「え…?」
-
男「昼にあったときにも思ったんだけど。元気、ないかなって」
女史「あ…」
女史(いけない…。 勝手にあとをつけて、男さんのプライベートを覗き見して、心配までかけて…)
女史「だ、大丈夫です! ちょっと、ボンヤリしてただけです!」
男(……? 体調不良でも、警戒でもない…? なんだ?)
男(…まぁ、いいか。どうせ、そんなこと気にする必要もなくなるだろうし)クス
女史「あ…あの。心配かけて、すみません」
男「いや。女史さんが無理してないならいいんだ。じゃぁ、行こうか、こっちだよ」
・・・・・・・・・・・・
-
<人通りの少ない道の 小さなビル>
男「ついたよ。ここが、その知人の店」
【Live House - WORLD END】
女史「ライブ…ハウス?」
男「実は知人ってのがここをやってるんだ。近々行く約束してたんだよ」
女史「えっと…ここって、音楽をやるところですよね?」
男「そうだよ。でも週末はイベントやってるから騒がしいかも…やめとく?」
女史「その…私、こういうところにきたことがなくて、ちょっと…」
?「やぁ」
女史「!」ビクッ
-
男「ああ。こんばんは、来ましたよ」
?「かわいい子つれてるね? 僕にくれるの?」
男「誰が。くれてやるわけがないでしょう。少なくとも、今は俺のですよ」
女史「っ//」カァッ
男「あ。ごめん、俺のツレって意味で…」
女史「だ、大丈夫です// それに…わかって、るんで」
男「?」
女史(ああもう。ダメだな。やっぱり、諦められてない…こんな風に言われて、嬉しいなんて)
女史(あの、彼女さんには…悪いことをしてるな…)ズキン
?「……ああ…ふーん? 」クスクス
ナデナデ・・・ピタ
女史「ひゃ!?」ビックリ
-
男「驚いてるじゃないですか。勝手に撫でたり…触ったりしないであげてください」ハァ
?「いいじゃない、少しくらい。そんなに妬かないでよ」
男「っ」
女史「え…//」
?「ふふ」ナデナデ
男「…ったく。やめてくれっつってんだろ」グイッ
パッ
?「あーあ…。別に平気だよねぇ、女史ちゃん?」
女史「え!? なんで名前を…」
?「有名人なんだよね? もうちょっと自覚したほうがいいよ、君」
女史「あ…//」
?「でも…うん。面白そうだね。さすが、男クンだよ」クスクス
-
女史「あの…男さん。この方は、どなたですか?」
男「ああ、さっきから言ってる知人だよ。みんなは天さんとか天とか呼んでるかな」
女史「天さん…ですか。珍しいですね? 外国の方なんですか?」
男「知らないけど、『天の神様の言うとおりー』って奴が口癖で。天の神様だから、天」
女史「そっか、あだ名…」
男「先に言っておくけど、この人には充分に気を付けても損は無いよ」
天「ひどいなぁ。僕を何だと思ってるの」クスクス
男「あんたの場合、冗談で済まないから言ってるんだよ」ハァ
女史「な、何に気をつければいいのですか?」
男「ありとあらゆる災厄に…かな?」
女史「!?」
-
天「冗談はやめてよ、男クン。僕は災厄なんか起こしたことないよ」クスクス
男「俺にとっての災厄は散々おきたんでね」ハァ
女史「…な、仲がいいのは、わかりました…あはは」
女史(男さん…男のお友達の前だとこんな感じなんですね// うわぁ、大人っぽい//)
女史(なんか、ちょっと気だるげでカッコい…ってダメだってば!// 彼女持ちなんだって!//)
天「ところで、今日はどうするの? この子連れてるなら、個室あけようか?」
俺「いや、『とりあえず』ホールでいいかな」
天「ふふ、相変わらずみたいだねぇ。かわいい弟子の成長が嬉しいよ」
男「そりゃどうも。今日は『よろしく』ね、師匠」
天「………はいはい」クス
天「じゃぁ、どうぞ。中にはいって?」 スッ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
<地下への階段>
カツン、カツン、カツン、カツン…
女史「…こ、この階段、長くないですか?」
男「このビルの、七十七不思議のひとつだね」
女史「ふ、不思議がいっぱいなんですね…七十七って…」
男「気にしたら、負けって事だよ」クスクス
女史「あの…さっきの、天さんと男さんは、師弟関係なんですか? 男さんも音楽を?」
男「俺が、ライブとかやるように見える?」ジッ
女史「………静かに読書や研究とかのが似合いそうです。もっと言えば大型演算機が似合います!」キッパリ!
男「スパコンか。なかなか嬉しいかな。よかったよ、誤解されてなくて」
-
女史「じゃあ、あの人とはどういった関係なんですか?」
男「いろいろと。プライベートな付き合いでね。研究なんかも、よく手伝ってもらうかな」
女史「え。男さんって研究分野、発生生物学ですよね? それを手伝うなんて、一般の方じゃないんですか?」
男「……あの人はおかしいんだ」
女史「おかしい?」
男「実験動物の末期がんのモルモットをみせたら、可哀想だからってペットにした事がある」
女史「亡くなるのがわかってて…愛情深い人なんですね」シンミリ
男「いや? 普通に7年飼ってたよ。老衰で死ぬまでね」
女史「え。 末期がんって言いませんでした?」
男「どうやったかわからない。だけど間違いなく末期癌のそのモルモットだったんだ」
女史「…よく似た、別のモルモットだったのでは?」
男「生体識別用のチップを埋めてあったから。死後、亡骸を引き取って確認した。癌細胞は見当たらなかったな」
-
女史「……事実なら世界が動きますよ?」
男「それ以上の逸話も多すぎてね」
女史「ですが」
男「本当の事いうと、いちいち事実確認してられないんだ、あの人の場合。逆らって嫌われるほうが怖いよ」
女史「…実はどこかの有名な研究者なのでは?」
男「さあ。この店をやってる他は、渋谷の高層マンションで変な彼女と暮らしてるくらいしか知らないからね、実際」
女史「変な彼女…」
男「今はその彼女に夢中だね。あの人に逆らえるのはあの彼女だけさ。天さん…自称、天神様にはね」
女史「え。カミサマを名乗ってるんですか?」
男「あれが神なら、この世は終わってるね。まあ、こんな世界ならあながち間違いじゃないかもしれないけど」
女史「そうですか…」
-
カツン!
男「ああ、やっとついた。今日はやたら長く感じたな…足が痛いよ。女史さんは平気?」
女史「…帰り、登るのが大変そうですね」アハ
男「帰りは帰りで、七十七不思議が待ってるよ」クス
ギィ…
♪DaDadara!!!! DaDDara!!!!…
女史「ひゃ! すごい音量…っ!!」
男「あー。それに、やっぱりかなり混んでるね。はぐれないようにしてね」
女史「は、はい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
<ホール後方 バー テーブル席>
女史「それにしても…本当にすごいですね、こういうところの活気って」
男「俺もあんまり得意じゃないかなあ。でもまあ天さんがいるから、仕方なく」
天「僕を呼んだ?」ヒョイ
女史「!!」ビクッ
男「…お願いですから、普通に登場してください…」ハァ
天「ふふ、おまたせ。 二人とも、アルコールでいいのかな?」
男「…ああ。いや、ジュースにしようかな。彼女はこういう場所はじめてらしいし、酔ったら困るでしょう」
女史「…いえ、アルコールでいいです」ニコ
男「え?」
女史「久しぶりですし…ちょっと、なんか…飲みたいかなって」ニコ
女(なんか。素面だと…いろいろ罪悪感があって、楽しめなさそうですし)
男(……? やっぱり、何かおかしいな。まぁ優しさアピールのつもりなだけだから、酒はいいんだけれど)
-
女史「やめたほうがいいですか?」
男「あ…どうしようかな。お酒、つよいの?」
女史「あまり飲む機会自体ないので…」
天「ふふ。 じゃぁ、僕がきめてあげるよ」
男「また、あんたは……。まぁ、いいか」ハァ
天「僕の持ってきた4つのグラス。ノンアルカクテルと、普通のカクテルがあるんだ」
女史「え、どれがどれですか?」
天「君が飲むのはね… て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り・っと」ツ、ツ、ツ、ツ、ツ、ツ、ツ、
ピタ
天「はい、これが君の分。 男クンにも同じのをあげるよ」カタン、カタン
女史「は、はい。ありがとうございます」
男「どうも」
天「うん、どうぞ。僕の『特製』だよ」ニッコリ
男「……」ピク
-
女史「わぁっ! なんか、真っ黒い飲み物の中で、大きな氷がキラキラしてる!ミステリアス!」
男「名前は?」
女史「え? 名前?」
男「カクテルだよ。特製のときは、いつも名前をつけてるはずだから…ね、天さん」
天「うん、そうだね。今日のは『Sex on the Beach』…」
女史「せっ!?//」
男「いや、それは普通にカクテルじゃないですか」
天「…を、真似してアレンジしたオリジナルだから…『Sex in the Dark』にしようかな」
女史「や、やっぱりすごい名前なんですね…//」
天「ここは照明こそあるけど、場所によってはかなり暗いからね。ソコは危険だから気を付けて、って意味で」クス
-
男「ったく。どうにかしてください、その安直なネーミング」
天「うーん。でも、『わかりやすい』でしょ?」
男「……まぁね。それで、それは酒なんですか?」
天「ヒミツ…かな?」クス・・・
テクテクテクテク…
女史「……なんか、本当に…変わった人ですね? かっこいいのに…//」
男「そういう場合、残念な人って言うんだよ」ハァ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
♪DaRadda Radda DaN!!…
女史「慣れてくると、この音量もそんなに気になりませんねっ」
男「適応力が早いね。俺は慣れるのにしばらくかかったよ」ニコ
女史「えへへ…なんか、こういうところ初めてだし、楽しくなってきましたよ!」
男「それはよかった。ここは食べ物もおいしいし、パフォーマンス的な演奏もたまにやるんだよ」
女史「へえ! 見てみたいなぁ!」ワクワク
男「はは。今日はどうかな、イベント中だし…もしかしたらやるかもね?」
天「やぁ、いきなりだけど男クン…ちょっといいかな?」
女史「ひゃっ! …て、天さんでしたか…びっくりしました」
天「ふふ。ごめんね? ちょっと男クン借りるよ?」
-
女史「えっと…」
男「あー。ごめん、ちょっと話してくるから、女史さんは待っててくれる?」
天「もうすぐ、パフォーマンスがあるから見てるといいよ」
女史「あ、はい! 見たいです!」
男「ここにいてね? ここなら横のバーに常に従業員がいるし、何もないはずだから」
女史「…えっと、はい。というか、動けないですよぉ。 暗いですし、人いっぱいですし…」
男「うん。じゃぁ、すぐ戻るようにするから」
女史「はーい!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・<ライブハウス 上階の小部屋>・・・・・
天「…悪い子だね」
男「普通、そこは『いい子だね』でしょう」
男「まぁ、俺がわざわざここに連れてくるくらいの奴だし、間違ってないですがね」
天「あの子じゃないよ。君が、悪い子。こんなとこに連れてきて…ホールではシないでよね?」
男「シませんよ。…大体、俺が『こう』なったのは誰の仕込みなんですか」
天「素養があったらそれを育てるのも、僕の性分なんだ」クスクス
男「ったく。変な人に目をつけられました」
天「覚えてるね? いくらやってもいいけど、最後にはちゃんと救ってあげなくちゃ、だめだよ?」
男「………悪いですが、今回ばかりは救うつもりなんかないです。いいんですよ、あいつだけは」
天「そんなこといって。…ふふ。じゃあ、代わりに僕が救済策を用意しておこう」
男「…あんま、余計なことしないでくれ」
天「ひいては、君のためだよ」クス
-
天「…じゃあ、今日の『リクエストナンバー』を聞こうか?」ニッコリ
男「…リクエストナンバー、『監禁拘束』」
天「容赦も躊躇もないんだね」クスクス
男「あ、目隠しVer.でお願いします」
天「うーん。そんなにお気に入りなの?」
男「いっとくけど、あげませんよ。…あれは俺のです」
天「くす。残念すぎるけど、そこまで言うなら遠慮してあげよう」
男「味見もしないでくださいね」
天「どうしてわかったの?」キョトン
男「はぁ。いつものことじゃないですか…」
-
男「ここに連れてきてあんたに預けたあと、俺のとこにフツーに戻ってきた奴いないですよ」
天「ふふ。人のものって欲しくなるよね?」
男「まじで、今回だけは勘弁してくれ」ガックリ
天「くすくす」スタスタ…
ギィ・・・
天「大丈夫、心配しなくても取らないよ。あの子は、今度こそ間違いなく君のだ」クス・・・
バタン
男「……人の女、紹介するたびに片っ端から全員寝取った癖に、何言ってんだか」
男「まぁ、おかげで女の本性が見えて、失敗も面倒もなかったんで、いいけどね」
-
男「さて…と。あっちはどうかな」 小窓 ソー
女史 ♪
男「楽しそうにショーをみてるな。さて、天さんはどうするつもりだろう」
男「お。男女の群れがすれ違って見えな……」
……… ガラーン
男「あいつが…居ない…。はは」
男「ったく。どうなってんだろうな、いつも。仕事はやすぎだろ」ポリポリ
男「また手が読めなかった。謎すぎる人だよ、ほんとに。自称カミサマ…信じる方がよほど簡単だ」ハァ
男「さて、行きますか…Sex in the Darkだっけ? 暗闇…ああ、倉庫とかかな」ニヤ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
今日はもうやめる 次は多分、明後日に書きます
監禁拘束目隠し女史をどうしようか悩み中です
-
休憩所でかまってちゃんすんなよ
せっかく面白かったのに一気に冷めたじゃねーか
つづきはよ
-
元々が酒場でかまってちゃんしたのが発祥のスレなんだよww
1から10まで全部が俺にとって実験作なんだ、宣伝実験も許してくれww
しかしかまってもらえて嬉しい俺がいる
俺、馴れ合い大好きでウザいんだ。ごめんな
しかしありがとう、俺はやる気でたから
おまえが冷めた分だけたぎるようなとびきりのエロをがんばって書くよ
次回予告
男(…噛むなよ?)です
-
>>144
がんばれ
-
面白い
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>>145 >>146
ありがとね、がんばれる
なんかいろいろやる気でたから少し投下していくわ
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
<暗室>
女史(ん…ここは…あれ、見えない…?)ギシッ
女史「!」ギシッ、グィ、グィグィ!
女史「動けない!? なんで!?」
男(そりゃそうだ。目隠しされて、後ろ手に縛られて、椅子に座らせてぐるぐる巻きだもんな)
男(しかしまぁ、倉庫じゃなくて暗室とはね。確かにDarkだわ、俺の発想力も貧困だな)
男(おかげで探すのに手間取って、まだ準備中なのにコイツの眼が醒めちまった)ゴソゴソ
カタン、ガチャガチャ…
女史「なに、何の音…?」モゾッ
-
女史「…だれかいるの? あのっ! 返事して!?」
男(はいはい、いますよ。ここにね)スッ…
顎ヲ クイッ
女史「!」
男(さすが。ちゃんと目はしっかり隠されてるみたいだし、取れそうにもないな)ジー…
女史「なに…? 誰なの?」
男(ツレですよ、あんたの。ええと、あと確認しとくのは…あ、身体)
服ヲ グイッ
女史「やっ!?」
男(軽くめくったり、のぞいたりしても…傷ひとつなさそうだな)
男(あの人、どうやって運んで、どうやって眠らせて、どうやって縛ったんだか。あ、そうだ拘束力も…)
-
男(拘束力…どうやってチェックしよう。少し暴れさせてみるか)
プチ、プチ、プチ・・・
女史「!? やっ! ボタンはずさないで!!」ガタンガタン!! グィッ、ギシッ
男(ああ、大丈夫そうだな。しかしこの縄。ゴムみたいに柔らかいのに伸びない。シリコン…じゃないよな?)
男(まぁいいや、まず結び目がない以上、素材以上に謎すぎる。やっぱり追求が不可能だ)
男(痛くないようにってことだな。相変わらず女の子への気配りの仕方、間違ってるよ師匠)クク
ツツツ… サワサワ
女史「なんなの…? 何するの…?」ガクガク
男(身体の間接をチェックしてるだけだよ。痛めてないか見てやってるだけだ)
女史「やだ、やだやだ…! 怖いよ、助けて…」
男(こんなことするやつが助けると思えるのか。頭に花が咲いてるんじゃないか?)クス
-
グイ…
男(お。足細いじゃん、つか真っ白。さすが、研究室にヒキコモリの足。うんうん、これはなかなか)ナデナデ
女史「いや…っ、やめて、おねがい! 離して!」
男(『お願い』、ねぇ…はは。なかなか楽しめそうじゃないか。んじゃまぁ、次は胸をっと)
グイ
女史「! やだっ、みないでっ! やめてやめてやめて!!」ガタン、ギシギシ!
男(自分が脱がせるなっていったんじゃねえか。服をまくったくらいで騒ぐな)チッ
女史「う…ねぇっ、誰なの…? なんでこんなことするの…?」
男(それを聞いたら何か変わるのかね。それにしても相変わらずの貧乳…とおもったら)
ツン…ムニ、ムニムニ
女史「!? 触らないで! いやっ!」
男(一応、Bくらいはあるか。ブラのサイズがあってないから小さく見えるんだな、よし)
-
グイッ
女史「いやぁぁぁっ!」ギシッ、ガタガタ
男(うん、ブラもあげて、そのままにしたほうが…割と見られるじゃないか)クス
ムニ・・・ムニムニ。ムギュ
女史「やっ、やめっ…!…ねぇ、やめてよぉ…っ!」
男(……うわ、すげー柔らかい。明らかに胸筋が足りてねぇな、まぁいいけど)
ペロ・・・
女史「っ!」ゾクッ
男(お。 くく、やっぱり感度いいねぇ、やっぱこういう反応が楽しいよな)ペロペロ…
女史「やだ…やだよぉ…助けて…」
男(助ける気があったら、最初からしてねぇよ)クス・・・
-
ベロ・・・ペロペロ、
ムニュ、ムギュ…モミモミ…
女史「んんっ! いやぁっ、やだぁぁっ!!」
男(まぁ少なくとも、体温が上がってきてるのはわかるけどね。あ、そうだ)パッ
ゴソゴソ…
女史「…ぁ」ホッ
男(『指』の1つを改良して、促成させて作った…『手』。これが目的だ。ちゃんと動作チェックしなくちゃな)
手「ニギニギ」
女史「…ねぇ、もういいよね? もう離してくれるんだよね…?」オズオズ
男(『手』は……首にでも置いとくか)
サワッ・・・ツツツ、ナデナデ・・・
女史「!? やっ、首…やだってば! もうやめようよ!」
男(ふむ。特に違和感なく、人の手だと思えるか。じゃぁまぁそっちは放って行動チェックだな)
-
男(じゃーまぁ、俺も少しは味見をね。続きからっと)
ペロ… モミモミ
女史「!?!? やだ…やだっ…。二人もいるの…? やめて…っ」
男(なるほど。俺は両手使って触ってるんだし、まぁそう思うわな)クク …ペロリ
手「サワサワ…ナデナデ・・・」
女史「う、ううっ…、きもちわるいよぉ…」モジ…
男(キモチイイの間違いだろ?)
男(…ああ、汚す前に下も脱がせとくか。スカートはめくればいいが、下着はな)
グッ
女史「!! やだっ、だめ! そっちはだめっ!」ギュッ
男(脚締めんな)グッ
女史「やっ…やだぁぁ…っ!」ギュゥゥ
-
男(ちっ)
ペチン!
女史「痛っ! …うっ、うぅ…やだ…ひどい…」
男(軽く足を叩いただけだろーが。ああ、いかにも乱暴される感がするってか? ああ、するんだよ…っと!)
グイッ
女史「!! いやぁぁっ!」
男(よし、パンツずれた…けど、まだ脚開かねぇな。ちゃんと下ろせねぇじゃんこれじゃ。まぁ汚れはしないか?)
女史「うう…おねがい、そっちは…許して…っ」ギュゥゥ…
男(…ふーん? じゃあ、胸ならいいってか?)スッ…
-
男「…」クニ…クニクニ…
女史「ぁっ! やっ…」
男「…」ペロペロ…カプッ
女史「痛い! やだっ、噛まないでっ!」
男「…」ペロ、クニクニ
女史「〜〜〜っ! う、うぅ…やだよぉ…やめて…」
男(やめない。しつこいくらいやってやるよ)ペロペロ…ペロペロ…
女史「うぅ… やだ…やだよ…助けて…」ギシッ…
手「サワサワ…ナデナデ、ツツツ…」
男(お。『手』は器用だな、頬肉を掴みながら、移動するのか…)ペロペロ
-
女史「ううっ…気持ち悪いよぉ… んむっ!?」モグッ
手「グイ…ギュ、グヌ…」
男(口…なるほどねぇ、そっちもあったわな、そういえば)ペロン…
女史「んんっ、ぐむ、むぅっ…!」モゴモゴ
男(あーあ、口に手つっこまれてヨダレが…きったねぇな)カプ
女史「っ!」ズキ
女史「……ぐむぅぅぅっ!」ガブッ
男(こいつっ、大事な実験生物に何しやがる!)
パンッ!!
女史「んぅ!!」ビクッ
男(あ…。つい、おもいきりはたいちゃった…うわ、頬が赤くなってる…)
-
女史「〜〜っ ……ぁ」ソッ・・・
男(…はは。離しやがった、そいつに痛覚はねぇのにな)
女史「ご…ごめん、なさい…っ。だから…乱暴なこと…しないでください…っ」ガクガク
男(はは。ビビりまくってる。。まぁ、ちょっとは従順になったか?)
男(んじゃあ、まぁ…そろそろ下着を脱いでもらおうかね)
グイ・・・
女史「う、うう…」グスッ
男(泣いてるのか? …目隠しでわかんねぇな)
ズル…
女史「〜〜ねぇっ…やめ、やめて…おねがいだから…っ?」
-
男(まぁ、なんとか下着は脱げたけど……脚開くかな、こいつ)グッ
女史「やっ! おねがい、そっちは本当に…っ」ギュウッ
男(筋力ないとはいえすげーな、さすがに。脚の力は、腕の力でこじあけんの大変だわ)フム
女史「やなの、だめなのっ! お願い、それだけは許して…っ!」ガクガク…ブルブル…
男(んじゃまぁ、自分で足を開きたくなるようにしてやんよ)ニヤ
スッ… クニ
女史「!! いやぁぁっ!!」
男「…」クニ・・・クニ
男(あれ、思ったほど濡れてない? …ああ、恐怖が勝つのか。ちっ、あんまビビらせすぎると楽しくねぇな)
女史「おねがい!! おねがい、おねがい、おねがいやめて!!」脚ギュゥッ
男(屈辱を与えたいんだ、そこはキモチよくなってもらわなきゃ、屈辱とはいえないだろ)ハァ
女史「ね!? 本当にやめて!?」ギューーッ
-
男「…」ナデナデ・・・
女史「やめ… え…? え? 頭?」
男「…」ナデナデ
女史「や…なに? なんで撫でるの…?」
男「…」チュ
女史「な、なに? なんでいま、ほっぺにキスしたの?」
男(ほっぺって…ガキか。シチュエーション考えて言葉使えよ…本当、色気もへったくれもねぇな)
男「…」ナデナデ
女史「………お願い、聞いてくれるの…?」
男「…チュ、チュ…」
女史「んっ、やっ、だめ…耳とか、そういうのもやめて…っ」
男(優しく、優しく。フツーの愛撫で安心させてやるよ、『今は』な)
-
チュ… ツツ… チュ
男「……」ナデナデ
女史「や…なんなの、なんなの…? ね、聞こえてるんだよね…?」ビクビク
男(ちょっとずつ…胸のほうまで…ゆっくり)チュ…チュ、チュ、チュ…
女史「ん…っ」
男(お。少し感じてきたか? んじゃまぁ…先のほうまで)チュ・・・チュ、ペロ
女史「やっ…」モジ
男(こいつ胸よわいよな。なんかつい集中してやっちゃうわ。手でも…)
ムニムニ…クリッ
女史「んんっ!」ゾクッ
男(…つか、座ってる相手にとか、俺の体勢がキツい。椅子ごと転がしちまおうかな)ガタッ
女史「!? やっ、なにっ?」ビク!
-
男(っと。せっかく少し落ち着いてきたのに、またビビらせるとこだったわ)ピタ
男「…」頭ナデナデ
女史「…なんなの…もうやだ…っ わけ、わかんないよぉ…」
男(優しく…支えながら、倒して…っと) カタ…ググ…ゴトン。
女史「…ぅぅ…何するつもりなの…っ?」
男(それはもう……いろいろと)クス
ゴソゴソ
女史「う…ねえ、せめて、椅子からおろして…? この格好、くるしいし…その、足が辛いの…」
男(いいことを聞きました。絶対おろさない)ニヤ
ゴソゴソ… スッ
『指』 『舌』 『口』
男(『手』を合わせて計4体。従来どおりの2つと、それぞれの進化版)
男(さて、今回は遠慮なく動作実験させてもらうよ)ニヤ
-
女史「…ね、もうやめよう…? ちゃんとやめてくれたら…その、言わないでおくから…ね?」
男(公になって困るのはどっちだっつーの、有名人さん。さてさて、さっそく)スッ
男(ではまず、『手』は…指先だけ口に咥えさせとくか。こいつうるさいし)ズポ
女史「ぁ、にゅ!?」パク
男(マヌケすぎる声だしやがった、なんだ今の)クックック
女史「ぅえ、やぅ」
手「クイ、グニグニ」
男(なんでこいつらは自立行動の割にやたら動きがエロいんだろう。俺の遺伝子情報を細胞が継いでる?)
男(細胞レベルの無自覚行動…ってどう調べんだ。電気信号流れてるかな?)
男(あとで天さんに相談してみるか。ああ、でも実証できない方法で証明されそう)
女史「ぁぅ、むぁ、ひゃめっ」ムグムグ
男(まあいいや、それはあとで。次は首あたりに『舌』を置いて…)
-
舌「ペロ… ペロペロ」
女史「ぅう!? ふぁ、むぐ、ひゃぁ、ぁめれっ」ムグムグ
男(全くわかんねぇ、何いってんだコイツ。で、『口』は胸をぱっくんと…)
口「パク…ペロ、ペロペロ…コロ、クリ」
女史「んんんっ!」ビクン!
男(で、最後に『指』は…)
女史「ふぁ、んんっ!! やぁぁ、やら、やぁぁっ!!」
男「…………」
女史「うう…ぃやあ…むぐっ、ぐぅ、うっうう…」
男(あれ? これ、『指』を下に置いたら、俺マジでいらなくね?)
男(…まぁ、いいか、うん。動作実験は大事だな)ポイ
指「クニクニクニクニ」
女史「〜〜〜っ!? やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
・・・・・・・・・・
-
男(……で)頭ナデナデ
女史「ふ、ぅあ、やぁ…んん…」モジ…ギュゥ
女史「ぐむ…うぇ、やめて、ねえ…やめ……んんっ!」ビクッ!
女史「うぅ・・・やぁっ・・・誰なのよ・・・こんなこと、して…誰かの、陰謀なの…?!」
男(正解っちゃ正解だね、研究者としての功績を妬むやつは他にもいるだろうし、今後は注意しろよ)クス
口「ペロペロ…ベロ、ニュル…ニュルニュル…」
指「クニクニクニ」
女史「んんんんっ!!! やぁっ、やめt、ぐむ、まっ!」
手「グニ、グチュ・・・」
男(それにしても…かれこれ10分、何このAV視聴タイム。俺、コイツの頭を撫でてるだけだし)
男(正直、さすがに勃ちっぱで辛い。痛い。ああもう、来る前にヌいてくればよかった)ハァ
男(ここで出したら、失敗して訴えられたりしたあとに精液でアシついちゃうし…まぁ、させないけど用心にこしたこたない)
男(……ああもう。くそ、気分転換に、コイツらの配置転換してみよ。実験に集中!)スクッ
-
ヒョイ、ヒョイヒョイヒョイ
男(まずは4体とも一回取り上げて・・・うわ、ぬめる。さすがにここまですりゃ濡れるんだな)
女史「……ふ…うぅ…」ヒック、グス・・・グスッ
男(あ、やっぱ泣いてる。まぁ、何にこうされてたか、実物みたら違う意味で泣くだろうな)クックック
男(んー…次、どうしようかな。口を口に、指を胸に、手を胸に、舌を下にがやっぱり無難k)
女史「男、さん…」
男「!」ビクッ
女史「…うぅ…助けて…男さん…」ヒック…ヒック、グス
男(…あ。びっくり、した…)
男(バレたのかと思った。単に助けを求めてるのか。ったく。焦らせるなよ…)ハァ
-
女史「男さん…お願い。助けて…」ヒック、ヒック
男「……っ」ゾク
女史「男さん…男さん、ねえ、来てください……」グスッ…
男(…あ。やば…)クラ
女史「お願い…もう、嫌だよぉ…早く、気付いて…男さん…っ」ヒック
男(落ち着け。意味が、違う。救助を呼んでるんだ、俺を求めてるわけじゃない)グッ
男(こいつを、辱めて馬鹿にしたいだけだ。こいつを自分で犯すつもりは無かったはずだ)
男(大丈夫、落ち着け。動作実験の続きを…)スッ
女史「…お願い…もう、駄目なの…男…さん…」
男(〜〜〜〜〜〜っ!)ゾクゾクゾクゾクッ
-
男「……っ」ガチャガチャ
女史「…え? 何…?」
男「……」 ジジジ、シュルッ
女史「やっ、何…まって…」
男「……」 ガバッ
女史「!? やだ、何!? 重い! 乗らnあ゛ぐ!?」ズポ
男「……っ」グッ
女史「んんんん!! みゃっ、ぁぐ、ぐむ!」モガモガ
男(っ、馬鹿じゃねえの…っ こんな、俺のこと、呼んだりするからっ…)グヌヌヌ…
女史「んんん!? ぁめ゛てっ! ぐるじ、む、ぐぅっ」モグッ
-
男(そんなっ、喋って……噛むなよ…っ?!)ズボッ、ズポッ、ズポッ、ズポッ
女史「ぐっ、うっ、うっ、むっ!!!」 バタバタ
男(は、ああ、俺、何を… っ、くっそ)ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ…
女史「〜〜〜〜〜〜っ!?!?」ムグッ、ゴブ、グェ
男(ぅぁ、やべ…苦しんでる? 喉の奥が波打って…舌が…絡み付いてっ)グッ
女史「!!!?!」ウェ
男(は…ああ、もう…くっそ。駄目だ、一回出しちまおう…っ)グジュ、グジュ、グジュ、グジュ、グジュ
女史「−−−−っ」クラクラ
男(っ!)ググッ
女史「!!」ビクッ!
男(ーーっ ……は…ぁ…)
-
男「………」ズルッ…
女史「けはっ、ぐ、ごほっ、は…っ ハァ…、 う、うぇ…げほっ」
男(……やっちまった)
男(警察いかれたら、ここに来るまでもなく精液でバレるな…くっそ、何してんだ俺)ハァ…
女史「うぅ…」コクン
男(…吐ききれない分を、飲んだのか…はは。馬鹿だな、垂らせばいいのに)
女史「…男、さん…」ボソ
男(っ! まだ助けを呼ぶか…いい加減、諦めろよ…)
女史「男さん…男さん…」ヒック
男(…俺なら、助けにきてくれるって…信じてるのか)グッ
-
女史「…うぅ…ひっく…う、うぇぇ…」
男(……あーあ。こんな、子供みたいに泣きやがって)ナデナデ
女史「ひっく…うぁぁん。うぁ、うう…うぇぇ・・・」
男(……まぁ、苦しかっただろうしな…)ナデナデ
女史「うぁぁん…もうやだ…たすけて、助けてよぉぉ…」ヒック、ウェェン
男(……)ナデ、
男(……)ピタ
男(……じゃぁ、まあ。 …俺なりに、助けてあげようか)クス
スッ
【手 口 指 舌】
男(おかげさまで落ち着きましたんでね。『しっかり』きもちよくさせてやるわ)ニヤ
-
男(はい、まずは胸にコレ)ポイ
手「モミモミ」
女史「!!」ギシッ
男(これ以上、体液を残すわけにいかないんだ。『俺』以外でごめんな。下にはコレやるよ)ククク… ポイ、ポイ
指「クチュ…クチュクチュ…」
舌「クリ…ペロ、ペロ」
女史「ぅ…っ!」グッ
男(配置転換しつつ、一番キモチいいとこ責めてやる。オナホ代わりにしちゃった、お詫びにね)ニヤ
男(ほら。優しくキスでもされてろよ…グロいけどな)ポイ
口「チュ…ベロ、グチュ…チュー…」
女史「んっ…む…」
-
男(………あれ?)
女史「……ひっく…うぅ・・・む、ん…うちゅ…」
男(……抵抗、しない。諦めた? ショックでどっかイカれたか?)
女史「うぅ…ん…」
男(……ちょっと強めにして、直接確認しとくか…指でいいよな)スッ
ジュポ…ググ、グリグリ
女史「ぁぁっ!」ビクン
男(はは。反応する。よしよし、精神まではイカれてないな…んじゃぁ)スッ…
男(ありがたく思えよ。貴重な…世界初の細胞生物による淫行だ、存分に楽しんでくれ)ニヤ
女史「〜〜〜っ! や、あっ、んんんん〜〜っ!!」ビクンッ!!
・・・・・・・・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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・・・・・・・・・・
・・・・・
<オーナールーム>
トントン
天「はい」
ガチャ
男「終わりました」
天「あれ? もういいの?」
男「ヤるわけじゃ、ないんで。ちょっと、ヤラれた感はありますが…」ハァ
天「くすくす…逆に、色香に迷っちゃった?」
男「途中で、証拠のこすような真似しちゃいましたよ。大失敗です」
天「ふふ。…やっぱり優しいね、男クンは」ニコ
-
男「はいはい。どうせ、立証の機会を与える馬鹿ですよ…ほんとに何してんだか…」ハァ
天「大丈夫、訴えられるとか…そんなことにはならないから」クスクス
男「……なんで、そんなことわかるんです」
天「? 君は、飼ってるモルモットに指を噛まれて警察に行く?」
男「行きません。でも今回、最後まで俺だとはバラしてないんで。…当てはまらないですよ」
天「クスクス…」
男「ああもう。本当に、こういうときに訳わからないと無性にハラ立つんで。やめてください」
天神「つまらないなあ。僕と遊んでくれたっていいじゃない」
男「俺で遊ぶのはやめてください」
天神「残念。じゃあ、もう…ホールの席に戻ってくれる?」プイ
男「気持ち悪いので、拗ねないでくださいよ」
-
男「はぁ…あ、一応、言っておきますけど今なんか失神してるんですよね」
天神「ふふ。きもちよくしてあげたんだ?」
男「したのは、俺じゃないですがね」クス
天神「ふふ、ほんと面白いことを考えるね男クンは。今度、僕にも貸してね」クスクス
男「……何も言わなくてわかるあんたの頭のがおもしろいですよ」ハァ
男「それで、服とかはなるべく戻しておきましたけど。あのロープもどき、はずせなくてですね…」
天神「ああ。あれをはずせたら、なんでもお願いを一個かなえてあげるよ」クスクス
男「………無理ってことか。ほんと、あんたと居ると疲れます…」
天神「クスクス」
-
天神「大丈夫、ちゃんと僕が元通りにしておくよ」
男「頼みます。くれぐれも余計なことしないでくださいね」
天神「うーん。信用ないなぁ…悲しいよ」
男「本当に信用してなかったら預けませんよ。……今日は、お邪魔しました」クルッ
天神「ばいばい、男クン」フリフリ
男「……また」
テクテク… バタン
天「ふふ。本当に楽しい子だった。……これでもう、男くんとは会わないだろうね」ニッコリ
−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・
・・・・・
<ホール バーテーブル>
テクテクテク… ピタ
男「……ああ、本当に訳がわからない」ハァ…
女史「スー…スー…」
男「なんで。既に席にこいつがいるのかな、と」ガタ
ドサ
男「……七十七不思議。カウントするまでもなく、絶対それ以上あるな」ハァ…
女史「…スー…スー…ん・・・」コロン
男「・・・?」
男「こいつ・・・。なんだ、すごいアルコールの匂いが…?」
男「ああ…なるほど。口の証拠隠滅代わりも兼ねて、酔って夢みてたつもりにさせろって事か」
男「救済策とかいってたのはコレか…いや、無理あるだろ、どう考えても」ガックリ
-
男「……まぁ、仕方ない。天さんがそうしろっていうなら、そうするしかないんだ、どうせ…」
男「…女史さん。起きて。大丈夫?」
女史「ん……え? 男さん…っ? 男さんっ!!」ダキッ!
男「うわ! ちょ、何、急に」
女史「男さんっ! 助けに来てくれたんですね…遅いです、もう、私…っ」ヒック…
男「ちょ、ちょっとまって。どうしたの? なんか夢でも見たの?!」
女史「え… え?」キョロ…
男「女史さん…なんか、すごいアルコールの匂いが…どんだけ飲んだの…?」
女史「!? ちが、私…気付いたら、つかまってて……!!」
男「ああ、うん。テーブルに掴まって寝てたね、確かに…」
女史「そうじゃなくて! 真っ暗の中でなんかいっぱいの人が!」
男「ライブハウスだしね、そりゃ大勢居るよ、最初からじゃないか」シレッ
女史「…え?」
-
男「…落ち着いて? ごめん、ちょっと長く席を外してたのは悪かったよ。でもそんなに飲まなくても…」
女史「!? 違います! 飲んでないですよ!!」
男「だって… コレ」 ユビサシー
【空きグラス×7】
【会計伝票:特製カクテル×2、赤グラスワイン、カシスオレンジ、レッドアイ、ウィスキーダブル、スピリタス】
女史「………嘘」
男「…お酒…弱いのか強いのか。スピリタスって…一人で飲んだの…?」
女史「そんな記憶はありません!!」
男「じゃぁ、誤伝票? 女史さんが寝てる間に誰かが勝手に飲んだのかな・・・確認してこよう」クルッ
男(天さんなら、そのへんまでフォローしてるはずだしね。しかしスピリタスはないだろうに)スタスタ
<すいません、この伝票なんですけど…
<え? いえ、確かにあちらのお嬢さんが
<えっと…彼女、もしかして酔ってました?
<そう、ですね。ショーをみながらかなり騒いでいたので、一度お酒は控えたほうが言いとおとめしたんですが
<…申し訳ありませんでした
<いえいえ。騒ぐ場所ですから大丈夫ですよ
-
女史「………うそ、なんで…?」
男「…聞こえてた、みたいだね…はは」
女史「え……なんで? …! そういえば、全然、口の中も…お酒の味しかしない……」ボソ
男「お酒以外に何か食べたの?」
女史「っ!」
男「…何、たべたの? 怒らないから、いってごらんよ?」
女史「〜〜〜〜っ// はっ! そうだ、服っ!?」
ソノマンマー
女史「……? 絶対、そんなわけが…あんなリアルな夢ありえない…」
男「……夢って…女史さん、七十七不思議にでもひっかかったんじゃないの…?」
女史「あれが夢な訳ないです!! ほんとなんですよ、信じてください!!」
-
男「…どんな夢…じゃなかった、どんなことがあったの?」
女史「っ…そ、それは……」
男(うーん、しらばっくれるのも意外と優越感あっていいな)
女史「それはいいです! でも! 今だって、まだ感覚がちゃんと…!!」
男「だから…何の、感覚?」
女史「う… だから、その… 散々、アレな…」ボソボソ
男「うん、わかんないよ」
女史「〜〜〜〜〜っ」
男「酔って、悪夢でもみたんだね、きっと」
女史「…最悪最低の現実同然の悪夢を見る七十七不思議ってありますか…?」
男「天さんと出会った時点で、あらゆる災厄に気をつけるように言ったはずだよ?」
-
女史「うう…嘘だ…絶対に噓です…」
男「末期がんが治ったモルモットの話と、どっちが嘘くさい?」
女史「私の夢のが信じられません! だって、そのっ、最後とか…すごくっ」
男「すごく?」
女史「〜〜〜〜〜〜っ//」マッカッカ
男(あの状況で、挿れてもないのにあそこまでよがってたしな。ほんとアイツラはなんなんだ…)
男「……いや、もういいや…。ここは、そういう場所なんだよ。音楽と酒で酔わせるんだ。諦めて」ハァ
女史「……わけ、わかんないです…納得できないですっ…」
男「ああ、俺もここに来るたびに、同じことを思うよ。本当に刺激的な場所だよね」ニッコリ
女史「〜〜〜〜〜っ」
男「もう帰ろう。外に出て風にあたったほうがいいよ。俺はもう…すっかり楽しんだし」クス
女史「……はい……そう、します…」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
今日はここまで
ちょっと次回分はいろいろ苦戦しそうなので
間が開く可能性がある、とだけいっておきます
次回予告
男「…いいの?」
女史「…………」コクン
多分、次回投下でラストエロ…じゃない、完結になるかな?
最初の想定より、エロ描写が増加しすぎててもうわけわからんよ俺
-
乙
-
はよー
-
早く読みたいです(女性17歳)
-
>>187
まぁオンナノコの頼みなら仕方ないね、うん!
っておいww
なるべく早くがんばるから笑わせないでくれww
-
>>187
早く読みたいです(男性39歳)
-
>>189
(なんか急に切実感が…あとアンカーはまじでそこなのかと問いたいw)
(狙ったなら俺と同類だ、きっとw)
-
もうすぐ 終わりまで書き溜めおわるけど、もう眠くて意識飛ぶ
最後が頭まわんなくてかけない
つか、エロの女史がなんかちがう気がするけど、よくわかんないから寝てから直す
やっぱ難しい
-
>>190
狙った
-
>>192 同類だった!
というわけで、一気にラストまで投下します
ちょっとラストエロに自身ありません、四苦八苦でした
途中「***」という行がありますが 視点切り替えだと思ってください
実験作ということもあり、辛辣な本音のご意見をいただけたら幸いです
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
<【Live House – WORLD END】前>
カツン、カツン、カツン、カツ・・
女史「……え? もう…地上に出た?」キョトン
男「言ったでしょ。帰りも、七十七不思議が待ってるよって」
女史「階段…明らかに、下りより短いですよ?」
男「しゃべっていると、長く感じるんだ」クス
男「今みたいに黙って歩いたり、数えて昇降すると、決まって42段しかないから…実際は42段だ、としか言えないけど」
女史「??」
男「気にしたら負けだよ。次来るときは、黙って降りるのをオススメするかな」ニコ
女史「あ、あはは…あんまり、来たくないですかね…」
男「賢明だね」
-
ヒュォォ・・・
女史「あ…夜風は、きもちいいですね。少し、頭も動いてきました」
スッ… カチャ
男「……え、嘘だろ。時計、狂ってるのか?」
女史「男さん? どうしました?」
男「時間。もう深夜だ。絶対におかしい」
女史「深夜って…私たち、8時前にはお店に入りましたよね? そんなに天さんと長く話してたんですか?」
男「いや、そんなわけない」
男(せいぜい、2時間くらいだろうと思ってたのに…楽しみすぎた? いや、5時間以上ってことはないだろ…?)
-
男「はあ…、まぁこれも七十七不思議の一つなんだろうね」
女史「…?」
男「俺もあの特製カクテルとやらは飲んだし。…いつの間にか、ひっかかってたみたいだ」
女史「……ひっかかった…」
男「油断したつもり、ないのになぁ…天さんと会うと、いつも何かあるんだ」ハァ
女史「……油断…」
男「女史さん? 大丈夫?」
女史「は、はい! そういえば天さんの作ってくれたアレ、結局アルコールだったんですね!」
男「カクテル? うん、そうみたいだね」
女史「…………」
-
男「あー…どうしようかな。電車、おわってるよね。ごめん、大通りでてタクシー拾うから…」
女史「あ、あのっ まってくださいっ」
男「え? どうかしたの?」
女史「今、一人になるのは怖いです…。さっきの悪夢が…」
男「あ…。俺が無理に連れてきたせいで、嫌な思いさせたね…。ごめん、本当に」
女史「いえ……。でも、やっぱりなかなか…夢じゃ、ないように思えてしまって…」
男(そりゃそうだろ。夢じゃないんだから)クス・・・
男「ねえ、女史さん? その…言いづらいみたいだけど、やっぱりどんな事があったのか聞いてもいい?」
男(もしも素直に言うなら、好き放題にいじられまくったって発言、録音してやるよ)ニヤ
-
女史「……いえ。なんの実証もできないのだとしたら…やっぱり、夢としかいえませんから…」
男「そっか…。あの階段も、そうだしね。まあ、本当に何かあったわけじゃないと思うから」
女史「……そうですね。気にしたら負け、ですね」
男「うん。そうそう」ニコ
男(よかったよ。君が、マヌケで)
男「……ま、師匠のやり方が全然わかんない俺も同類かな」ハァ
女史「え?」
男「なんでもないよ。今日はもう帰ろう。大通りはあっちだ」
女史「あの……。…帰りたく、ないです」
男「え? でももう二時…」
女史「男さん…付き合って、ください」
男「え?」
-
女史「……」ドキ…ドキ…
男「あー…。付き合うって…ドコに?」
女史「どこ、じゃなくて。私と…です」
男「…………」
男(…ああ。欲求不満で相手が欲しくなったか。そりゃそうだな……あれだけしたんだから)
女史「……」ドキ…ドキ…
男(まぁ、今の関係も潮時かな。随分あそんだし。恋人同士なら、傷付けるのももっと簡単ってもんだ)ニヤ
男「その……彼氏彼女に…ってことだよね?」
女史「……はい」
男「そっか。……うん、付き合おうか」
女史「え?」
-
男「…そんなに意外? 俺も実は、いつか言おうと考えてたんだけどな」クス
女史「だって…男さんには、彼女が…」
男「彼女?」
女史「……ごめんなさい。このあいだ、見てたんです。女の人とどこかに行くのがみえて、その…」
男「…もしかして、後をつけたの?」
女史「…ごめんなさい。どうしても気になってしまって…」
男(見た目によらず、いい性格してるね)
男(まあ、それくらいの探求心がなければ研究者なんかで成功しないのかもな)クス
女史「……その…本当に、私…」
男「あー…まぁ、いいよ。誤解だしね。あの子は元カノなんだ」
女史「え? だって…」
男「一月くらい前に別れたんだよね。でも、納得してなかったみたい」
-
女史「…でも、キスしてました…よね」
男「…はは。そこまで見てたの? …店内だったんだけど?」
女史「う…ご、ごめんなさいっ!」
男「ハァ…。いや、みっともないところ見られたな」
男「泣かれて騒がれちゃったからね…納得させるにはあれしか方法がなかったんだよ」
女史「……」
男「ごめん。女の子振って泣かすなんて、嫌な奴だよね。やっぱり、やめとく?」
女史「いえ。別れ話なら…仕方ないとおもいますから」
男「ていうかさ。彼女いると思ってたのに、付き合ってくれっていったの?」
女史「あ、その、それはっ//」
男「はは。嬉しいけど、略奪なんて意外と怖いとこあるね。俺を襲わないでね?」
女史「……」
男「いやいや…。黙らないで、冗談だから。ともかく今日は帰ろう」
-
男「彼女なら、負い目なくちゃんと送ってあげられるから。安心してタクシーに乗れるよ」ニコ
女史「……っ」
テクテク、テク…
男「? 女史さん? どうしたの、こっちだよ」
女史「あのっ…! 今夜はまだ…男さんと、いたいです!!」
男「え」
男(そんなにシたいのか? 細胞生物はどんだけテクがあんだよ…ハァ)
女史「…だめ、ですか?」
男「…俺は…女史さんがいいなら……」
女史「今夜は…一緒に、いてください」
男「…うん、わかった」
女史「……」
-
男「じゃあ、どうしようかな。いきなり俺の部屋ってのはちょっとあれだし…」
女史「へ、部屋!?//」
男「自分で誘って照れるとか、参るね。ここらへんはビジネス街で夜通しの遊び場は少ないんだ…ホテルでもいく?」
女史「……その」
男「あー、ごめん。答えさせるとか、俺もたいがい酷いな」
女史「いえ、そんなことはっ! 私が…その…居たいと無理を言ったわけですから…」
男「なんか…ちょっとよくわかんないから、念のために確認するけど…」
男「……ほんとに、いいの?」
女史「……」コクン
男「…行こうか」クス
男(チョロすぎる。笑いを堪えるのが辛いよ)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
<ホテルの一室>
カチャ… チャリン
男「ああ。綺麗そうな部屋でよかったね」
女史「………」キョロキョロ
男「…はは。珍しい?」
女史「う// そ、そのっ!//」
男「とりあえず、落ち着こうか。ソファに座って」ガチャ・・・カチャカチャ
女史「……? 何してるんですか?」
男「お茶でもいれよーかなーと思って…。あ、ココアと煎茶と紅茶がある。どれがいい?」
女史「そんなのもあるんですね…。こういうところって、それが普通なんですか?」
男「はは…。それ、聞かれるといろいろ余計なこと言いそうで怖いんだけど」
女史「え? ………っ// す、すみませんっ//」
-
男「まぁ、いいけどね。女史さんが俺みたいな態度じゃないのが嬉しいし」
女史「はぁ…」
男「でも、本当に来たことないの? こういうところ?」
女史「えっと…はい。大学受験から先は、ずっと研究一本で…」
男「はは、なるほど。そういえば『干物女』とかいってたもんね、前に」
女史「そ、そんなこといいましたっけ…//」カァッ
男「言ってた言ってた」クスクス
カタン
男「はい、ココア。あったまるよ」
女史「ありがとうございます、わ、いい匂い」
男「よく見る粉のミルクココアだよ。牛乳があればよかったんだけどね」
-
女史「あのー…ちなみにあれは、なんですか?」ユビサシー
男「どれ? …え、ベッド? いきなり誘う気?」
女史「〜〜〜〜っ//」カァァッ!
男「あ、いや、ごめんっ」
女史「べ、ベッドじゃなくて!// こっちですっ、これ!//」スタタタッ
男「ああ…多分…」
女史「枕元に、やたらボタンいっぱいですよ? 何のスイッチなんですかね」ポチ
男「あ」
パチン
女史「ひゃっ!? あ、照明… ぴ、ピンクっ!?」
男「演出用の音楽とか、照明とかのスイッチだとおもう」クスクス
-
女史「も、戻しますっ!// えっと、どれ… これ? あ、青くなった… こっちかな?」パチンパチン
男「もういいから、戻っておいで? 目がチカチカしそうだよ」
女史「う、薄暗すぎて、落ち着かないので戻しますっ! これかな!」パチッ
バチン
男「……完全消灯ですね、はい」
女史「やっ、暗い! 操作板が見えない! 怖い!!」
男「ああもう」スクッ… タタタ
男「どっか、適当におせば何かしらつくよ。…ほら」パチン
パッ
女史「あ…そうですよね//」
男「間接照明のスイッチだったか。まぁ変にいじるより、これでいいよ」
女史「く、暗くないですか?! やっぱりちゃんとした照明を…っ!」ワタワタ!
男「女史さん!」
女史「!」ビクッ
-
男「…落ち着いて? 場所柄、説得力は無いけど…別に、無理にどうこうとか思ってないから」ジッ
女史「あ…。ご、ごめんなさい…」
男「……」
女史「…なんか、ちょっと、その… やっぱり、どうしても緊張してしまって…//」
男「……緊張するようなコト、俺に期待してる?」
女史「あ……… その…」
男「……ココア、飲む?」
女史「………」…フルフル
男「………」
-
女史「………あの…男、さん。私…」
男「…うん」
女史「………その……//」
男「あー…。うん。俺、彼氏なんだし。キスくらいは、どーこーしてもいいよね?」
女史「……え?」
-
***
チュ…
女史(あ… わ、近…っ う、止まれ心臓っ)ドキドキ
男「……」 チュ… チュル…
女史(ふぁ、舌が… あ。なんか、お酒の味…? なんだろう、ライム…違うな、オレンジ系?)チュル…チュゥ、クチュ…
男「……」クス
女史(…あ、わかった。グレープフルーツ。なんだ、私の飲んだのとは違ったのか…)チュー…
男「……」チュ、チュパ・・・チュル
スッ… キュ
女史(ひゃ! あ、腕…腰に…って。 はっ! 味の特定してどうすんの私! 思いっきり自分から、今…//)カァァ
チュ、パ…
男「……ちょっと意外。結構、おもいきってキスしてくるね」クスクス
女史(言われたっ!!//)マッカ
-
男「女史さん、さっきまで外にいたのに、あったかいね」ギュ…
女史「…そ、その、それは、あの…//」
女史(体温がリアル! 声が近い! 頭まわんない! 止まれ心臓!!)ドキドキドキドキドキドキドキ
男「はは、すごいあったかい。ゆたんぽみたいだ」クスクス
ギュー
女史(ひゃぁぁ! 身長差でっ、顔が埋もれるっ! 完全に腕の中に収まっちゃう自分が憎いっ)ドキドキドキ…
女史(……あれ? なんかいい匂い。香水…? 違うな、匂いが薄すぎる…お香かなんかかな…移り香?)モゾ
男「え。 ちょ、女史さん?」
女史(あ、絶対そうだ。 中のシャツだけだもん…お香とか、おしゃれだなー。部屋かな、研究室かな)モゾモゾ
男「うわ、こすぐったいって」
女史「え?」ピタ
男「え、じゃないよ。そんな擦り寄ってきて、何がしたいの」クスクス
女史「〜〜〜〜〜〜// (私のばかああああああああ//)」
-
男「もしかしてそれ、挑発のつもり? なんかちょっと違う気もするけど…?」
女史「ちが、そのっ、つい!//」
男「つい、って…。んじゃ俺も、 『つい』」ドサッ
女史「ひゃっ…!!」
男「ついつい、ベッドに…ね」ニコ
女史(〜〜っ// だ、抱きしめられてるから、上に…っ// 重くないの!?//)
男「…やわらかい」
女史「ふぇ?!//」
男「でも、もうちょっと上に…ちょっとそこは位置的に、刺激的過ぎるかな」グイ
女史(ひゃっ! あ、足!? 片足で私をずりあげるって、どんな脚力!? じゃなくて膝がっ足の間にっ!!//)
男「……苦しく、ない?」ボソ…
女史「だ、だいじょぶです…っ//」マッカッカ
女史(それより顔! 真横!! こっちは大丈夫じゃない!! 囁かないでぇっ////)」ドキドキドキドキドキドキ
-
男「ん」 チュー…
女史(なにこれなにこれなにこれなにこれどーしたらいいの!?)パニック
男「…」 チュ・・・チュル、チュパ…チュゥー・・・
女史(頭まわんないし! 心臓止まんないし…! 血流が、大変なことに……っ)グルグル
男「…」チュ…チュゥ… モゾ
女史(ほんとに 頭に、血が昇って…。 …口塞がってて…息、苦しいくらいで…)クラ…
男「……」チュル、チュウー… モゾモゾ プチ
女史「ん、む……っ」チュゥ・・・
女史(…あ……なんか…融解、しちゃいそう……)ボー・・・
男「…」チュ、パ…
-
女史「…は…ぁ……」クテ… コロン
男「っと…。 女史さん……大丈夫?」
女史「………」…コクン
男「女史さん…」 ギシ
女史(とりあえず、酸素は取り込んだし…少し休めばちゃんと頭も…って)
男「…」チュ、チュ… チュ
女史(やっ、えっ// ちょ、キスの嵐!?//)
男「…」チュ。 チュ・・・チュ
女史(まってまって、下がってきてる!// 大丈夫って、そういう意味!?// まっ…や、もう胸まで来ちゃう…っ//)
男「…」チュ
女史「んっ!」ピクン
女史(…って、ブラ浮いてる!? いつのまにホック外されてたの!?//)カァァッ…
-
男「……」チュ、チュ…
女史「やっ、んん// まって…!//」モジ
男「……」ノソ…
口ニ チュ
女史「ん、む……」チュ…
男「…」チュー…チュル、チュゥ
スッ サワ…
女史「あ、…手が…っ ん、む…」チュ、チュゥ・・・ムチュ…
男「…」 チュ…
モミ… モミ、プニ
女史「んんっ……」チュゥ…
女史(キスだけでも…ぼーっとしちゃうのに…。胸も、とか…全然、大丈夫じゃないよ…)ポー
-
男「…服。伸びちゃうから…脱がせるね?」
スル・・・ グイ…
女史(あ…だめだ……頭、働かせないと……)モジ
男「……まぁ、途中まででもいっか」
…ペロリ
女史「ふぁ!」ビクン!
男「……敏感」
ペロ…ベロン。 モミ・・・
女史「んっ… や、だめ…(舌が…熱いくらいで、変な感じに…)」ゾク…ビク、
男「…」クス
ペロ… ピチャ、ペロ…
・・・・・・
-
***
女史(あ… だめ、私… もう、濡れてきてる…)ン…ア、ン…ッ
男(やっぱ、胸よわいね。足もモジモジさせて…まだ始めたばっかなのに)ペロ… モミモミ
女史(ん…焦らされてる… はぁ、先を、さっきから…ギリギリでとめられてて…)ンンッ!
男(んじゃまぁ、このまま胸に集中させつつ…下を、ね)スッ…
スル、ペチョ…
女史「ふああっ!」ビクッ
男(うわ。引くくらい濡れてる… なにこれ)ペチョペチョ・・・
女史(んんんっ! や、胸と、両方は… だめ、ああもう、何がだめなのかも…)ギュ…
男(頭抱えられると、胸が舐めずらい…)ペロ…ペロ。 クチュ、クチュ・・・
-
女史(は…ぁ、もう… だめ、焦らされてて…もっとちゃんと……)モジ…
男(…はは。足、緩めやがった。欲しいって? まだ、してやらないけどね)
男(まずは、胸から)
クリ
女史「んぁあっ!!」ビクビクン!
男(焦らしまくっただけあって、感度も最高潮。いいね、ライブハウスでのように乱れてくれ)ニヤ
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
-
***
女史「ん・・・あ、はぁ・・・っ、んんんっ!!」ビク…ビク、ビクン!
男(さっきから、強めにこすってやるだけで、すごい反応)
男(それ以外は、もう完全に脱力してるくせに。足なんか、さっきから自力で動かせてない)
女史「う・・・ はっ、んんっ! うぁ、やぁ・・・っ も、だめぇ・・・っ やぁぁっ…!!」ビクン!
男(仰け反っちゃって。はは、よっぽどタマってたな)
男(まぁ、そろそろ指がふやけそうだし、口も痛くなってきた。何より、俺自身が…ね)ペロ
スッ・・・
女史「は… う……。 あ…」グテン… パタリ
男(これからって時に、倒れるなよ?)カチャカチャ… ズル・・・ ボロン
足グイッ
女史「ん……な、に…」ボー・・・
-
男(おー… 実際に目で見ると、相当だな。おもらしかと思うわ)
女史「……ぁ…や、見ない…で」
男(こいつ…あんま気にしてなかったけど、何回かイってるんじゃね? ひくひくしてるわ。ちょっと指で…)ソッ・・・
クリ、グッ… ヌプ…
女史「ふ、ぁぁんっ!! あぁうっ!」ビクビクビクッ!
男(うわ…感度、やばいな。 まぁ、店から立て続けにこんだけやられたら、ね。…よく枯れないわ)
男(んじゃぁまぁ… もう、充分だろうし。俺も、ね)
ノシ・・・
女史「あ…だ、め。今は…ほん、とに……っ」
男(だからこそ、だろ? 目つき、完全に溶けてるっつの)ニヤ
グ…ッ
女史「ぁ… んう… は、あああ…」ゾク
-
ジュプ…
女史「ふぁぁぁぁッ! や、んんんっ!」ググッ
男「・・・・っ は、すげ・・・っ」グッ
男(ギッチリ圧かけてくる癖に、ドロドロになってて…っ。少し押せば…いくらでも、呑みこみそうだ…っ)
ジュブブブ…
女史「んああああっ! やっ、ああっ!!」ギュゥゥっ
男(うっ… あんだけ、弛緩してたくせに…っ どんだけ締めんだよ…っ)グッ…、
ジュブッ!!
女史「ふ、ああああああっ!!」ビクン!!
男(うあ、すげ…やべ、動いたら、もってかれそう…っ!)
女史「は…あ、うう…」
-
ジュル・・・
男(熱すぎて…、引き抜くだけでも、ひくつきながら、纏わりつくのに…っ)
ジュポッ!
女史「ふああああああっ!」
男(…っ、そのまんまの締めで…一気に呑みこみやがる…っ)
ジュル…、ジュパンッ! ジュパン! ジュパンッ…!
女史「〜〜〜〜っ!!! ああああああっ! だめ、奥、深…んんんんんっ!!」
男(こんなっ… ああもう、ライブハウスで抜いてなかったら、即効で出てるっつーの…っ)
ジュブ、ジュブ、ジュブ、ジュブ、ジュブ…
女史「や、も、っ だめ、抜い、だめ、だめなのっ! ああっ!」ビクゥ!
男(…っ、駄目だ、出る…っ!)
ズル…ッ
ドピュッ! ドピュ… …ドピュ
-
男「は…… ごめ、服…汚した、かも…」ハァ・・・
女史「あ… も… だ、め…」クテン…
男「じょ…女史さん、大丈夫…?」
女史「ん……男、さん…」トローン
男「ごめん。ちょっと…止まれなかった。許して?」
チュ
女史「んん…っ!」ピクン
男(う。耳に軽く口あてただけなのに…耳も弱いのか)
女史「…は、ぁ…」クテン
男(………………ちょ、まて。なんか…)
-
ムクムク
男「………あ…あれ?」
女史「……んぅ…」コロン
男「……女史さん…」
女史「………?」ポー…
男「もっかい、いい?」
女史「……え…?」
男(俺の分の特製ドリンク…精力剤とか、はいってたんだろうか)ハァ
女史「ふああああああああああんっ!!!!!」
-
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
<事後 ベッドの上>
女史「………」ギュゥー…
男「えっと…女史さん? いくら落ち着いたとはいえ、そんなにくっついたままだと…ちょっと辛いですよ?」
女史「……」ギュッ
男「ほら。俺、シャワーあびてくるから。ね?」
ナデナデ…
女史「あ……」スルッ…
-
男「ありがと。 ちゃんとすぐ戻るよ、だからそんな顔しないで? そのまま、寝ててもいいから」クル…
テクテクテクテクテク・・・
ガチャ… パタン
キュキュッ シャァァァァァァァ…
女史「…………男さん…」
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
ガチャ・・・
テクテク…テ、
男「あれ? 起きてたのか。 床に座って、どうしたの? 女史さんも、シャワーあびてきたら?」
女史「……男、さん?」ピク
男「はは、また寝ぼけてる? 今度は夢じゃないよ?」
女史「………あの」
男「なに?」
女史「…………」
男「? どうしたの?」
-
女史「私…男さんの指とか、舌の感じとか…キスとか…身に、覚えがあるんですよね…」
男「え」
女史「………やっぱりおかしいと、ずっと思ってたんです。まさかね、とも…思いましたけど」
男「おかしいって…。何が?」ハハ…
女史「さっき…男さんに頭を撫でられた時、『おんなじ』だって、確信したんです」
男「女史さん…なにが、言いたいのかな?」ニコ
女史「実証実験は、おしまいです」
ユラ・・・
男「ちょ…女史さん? なんか、こわいよ?」スス…
女史「検証結果…聞きたいですよね?」
男「な、なんの…検証かな?」ヒクッ
-
女史「ちなみに、先程男さんがシャワーを浴びている際…、『コレ』の再現性も確認させてもらいましたよ…?」ニッコリ
【指、舌、手、口】
男「わ、わー…なんか、グロテスクなもの持ってるね…?」ハハハ…
女史「もちろんご存じですよね? 『コレ』のこと…。男さんの鞄に、はいっていたんですから」
男「う…」
女史「ふふ。驚きました。これ、私の新細胞ですよね? こんなもの作れるの、他にないですよね」
男「……」
女史「黙っていても、無駄です。デジカメに、ライブハウスでの私の写真が残っているのも確認しておきました」
男「……」
女史「もちろん、SDは抜かせてもらいましたよ? 『夢ではなかった、証明』です」
男「……」
女史「……」
-
男「はは…。 ……罠、ね」
女史「……」
男「誘いに乗った俺が甘かった。違和感は感じていたんだ…妙に、積極的すぎたから」
男「でも、まあ…演技とは思えなかったしね。まさか君が、捨て身で身体を張ってるとは思わなかった」
女史「…私もです。まさか、新細胞をあんな使い方をされるとは予想もしませんでした」
女史「捨て身で…男さんに、あれだけのコトをされたからこそ、確信できたんです。『おんなじ』だと」
男「ちっ…俺の細胞は、俺の動作記憶を保持してて、模倣したってことかよ…なんだそれ、致命的じゃねえか」
女史「……『気にしたら負け』といわれましたが…研究者にとっては、『気にしなかったら負け』、なんですよ」
男「……悪かった」
女史「許せません」
男「……ああ。俺の負けだよ。完敗だ。なんでもする、自首でも退職でも…」
-
女史「はい。してください」
男「……っ」グッ
女史「私と、共同研究」
男「………………え?」
女史「結果的に負けたのは、私のほうですよ…」ハァ
女史「自分の研究分野でここまでの差をつけられるなんて。こんな屈辱は産まれて初めてです」
男「いや、でも…」
女史「つ、つかい道はアレですけど// 研究としては何歩も先を行く結果を出されましたからっ!」
男「…いやいや。そうじゃなくて」
女史「あなたに、ついていきます。共同研究、してくれますね?」ジッ
-
男「……うそだろ?」
女史「断らせませんよ? 社会不適合者の烙印よりは、いいですよね?」クス
男「そりゃそうだけど! なに脅迫してんだよ!」
トトト… ピタ
男「ちょ、近…」
女史「ふふ。次はアレを作りましょう、私につくらせてくださいね? 教えてください」
男「あ、アレって……?」
女史「………こ、れ」 ツン…
男「!? 検体の細胞抽出には針を刺すんだぞ!? そんなトコに刺せるか!!」
女史「私には散々挿したくせに、そんなこと言うんですか?」
男「さすモノがちがう! これは挿すモノで、刺されるモノじゃない!」
女史「………怖いんですか?」
男「怖すぎるんだよ!!」
-
女史「ふふ。冗談ですよ! これはちょっとした仕返しです。私も、本当に怖かったんですから!」クスクス
男「あ、なんだ…。いや、絶対ちょっとマジな顔してたけど…。いや…うん…そうじゃないな…ごめん」
女史「謝っても許しません。というわけで、公私共によろしくお願いしますねっ、男さんっ!」ニコッ
男「ちょっと、まって。…はぁ。 絶対おかしいよ、訴えていいようなことを俺はしたんだよ? それでいいの?」
女史「…私と男さんが組んで研究して、男さんと一緒になれば、欲しいものはすべて手に入りますから。比較にもなりませんよ」
男「」ドンビキ
女史「これで私の明るい将来も確定です! 社会的名誉も、学術的実績も、素敵な旦那様も一気にゲットです!」
男「天さんの言ってた『訴えるようなことにはならない』ってこういうことか…」ハァ
男「まさか、裏の顔がそんな野心家で強欲だったとは…」
女史「ひどいですよ// 少し、誤解がありますっ!//」
-
女史「研究分野での成功も望みますが、ちゃんと男さんのことも好きなんですっ!」
女史「彼女として為すべき事も研究していきますから安心してください!」
男「〜〜〜〜っ! 『一気にゲット』とか聞いた後で信じられるか!!」
女史「信じてくださいっ! 男さんであることを願ってたからこそ、こんな手に踏み切ったんです!!」
男「『束縛するために色仕掛けの罠で証拠を握って脅迫』って、好きとかのレベルじゃないだろ!」
女史「本当なんです! 不服なら証明します!! 手始めに…」 スッ
チュ… チュ、チュゥ…
男「!」
男「っ、離せッ!」グッ
女史「離れません!!」 ガシッ
ギューーーーーーーッ!!
男「ちょっ!?」
-
女史「…大好きです、男さんっ。優しいところも強引なところも大好きでした!」ギューーー
男「まて! それはフリなんだよ、ヒドイ事をした俺のほうが素なんだ!」
女史「ライブハウスでの、あの強姦未遂のコトですか?」ギュ
男「遊園地も、仮眠室も、全部俺だ! だから離せ!」
女史「やっぱりそうでしたか、そうだと確信してました!!」ギュゥゥゥゥ!
男「〜〜〜〜っ! あのな! よく聞け!!」
男「俺はあんたを! 妬んで、細胞盗んで、盗聴して、盗撮して、勝手に研究して作った細胞生物の動作実験に使ってやったんだ!」
女史「妬んで…?」スル・・・
男「そうだよ!! 嫌がらせだ!」
女史「………」スッ…
男「ったく… ようやく離したか…」
女史「妬むなんて…嬉しいです」
男「……は? 今度は何を……」
-
女史「男さんも、妬むくらいには私のことを認めてくれてたんですよね?」
男「いや…まあ、『研究者』としてのあんたはそりゃもう一般レベルでも有名人だし…」
女史「私は今、すごく男さんを妬んでますよ? 研究者として、他人の功績はつねに妬ましく思います」
男「やり方の問題があるだろ…。俺の素に対して嫌悪しないのか、この研究馬鹿は…ハァ」
女史「私にしていたことが素なのだとしたら、嫌悪なんかしません。むしろ尊敬しました!」
男「はあっ!?」
女史「男さんのやり方は、あまりに巧みで天才的な技量を伴っています!」
女史「実際、私には傷ひとつつけずに研究を実用できるまでに進めたんですよね!?」
男「実用は確かにできたけど…じゃなくて! 使用目的があまりに低俗すぎるだろ!?」
女史「歴史に名を残す発明や研究の多くは、単純な欲求からこそ産まれるんですよ!?」
男「力説すんな!」
-
女史「それに、躊躇も遠慮もなく人体実験に踏み込む度胸なんか私にはありません! すごいです!」
男「人体実験に抵抗ないとか普通に怖いよ! 俺だって動作実験しかしてねぇよ!」
女史「なら私の方がひどいです! 研究者として、生体実験で散々になぶるような真似もしてきました!」
男「マウスとかうさぎとかが相手だろ、それ!」
女史「人間も動物も、生体に代わりはないですよ!」
男「〜〜〜っ ………ハァ」
男「………いや、まあこの分野に属する以上、生体の尊厳ってのは大事な倫理感だけどさ…」
女史「男さんが私にしたことだって、差し引けばおなじようなものですよね? 私には責められません!」
男「…いや、責めていいよそこは」
女史「結果として実際にこれだけの功績を出されたら、ぐぅの音もでませんよ!」
男「ぐぅの音って…リアルではじめて聞いた」
女史「そ、そこはきにしないでくださいっ//」
-
女史「とにかく! 私は男さんが大好きだったし、酷いことされてもその結果には尊敬してしまって、その凄さに憧れてしまったんです!」
男「だから、その感覚が俺には全然…。 第一、さっきから過去形で好きって言われてるし…」
女史「はい! 大好きでした! 今はもうそんな言葉じゃ表せないので誤解される表現を避けてみました!」
男「えええ…どんだけ真面目なんだよ…」
女史「だめ、ですか?」ギュ…
男「ちょ、また…」
女史「私では、男さんの隣を歩くには役不足ですか?」ギュウ… ポロ
男「えっと…な、泣いてる?」
女史「私じゃ…実験動物より先にはいけないですか?」ポロ…ポロポロ…
男「ちょっと…落ち着いて、興奮しすぎ…」
-
女史「好き、です。止まらないです…」
女史「男さんは…こんな私は、嫌いですか?」ポロポロ…
男(あ。……あれ?)
女史「好きに、なってください。…私は、男さんの裏も表も大好きです…」
女史「だから…私の裏の顔も…私をまるごと、好きになってください」
チュ… グッ
男「うわっ、倒れ…」ガタッ
女史「お願い、します……」ノシッ…
男「ちょ… 乗るのはやめ…」
女史「ここまでやったんです。了承をとるまでは、止まれないです。好きです、男さん」ギシッ…
男「……あ…」
-
男(はは…ここまで追い詰められて、ようやくわかったわ…)
女史「コーヒーもらった時から…好きになってたんです。最初から、ずっと好きなんです」
男(俺も…一ヶ月前、記者会見で初めて見たときから…こいつが…)
女史「そばにいたいです。どんな手をつかってでも…」
女史「こんな脅迫めいた手や、身体を張った罠を仕掛けてでも、そばにいたいんです…」
-
男(俺も、負けてるのが…肩を並べて横を歩けないのが悔しかったから…)
男(どんな手をつかっても、貶めてやりたかった。……引きずりおろしたかったんだ)
女史「男さん…?」
男(高嶺の花すぎたから。 折ってでも、手に取りたかったんだ…)ソッ・・・
男「手の届くとこに、俺も来てたのにな」ギュ……
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
-
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・
<数年後 街中>
?「…あそこにいるの、男くんね」
天「え? ああ、ほんとだ。女史ちゃんもいるね」
?「女史ちゃん?」
天「2年くらい前かな。店につれてきたんだよ」
?「…あの子、変わらないのね」
天「いや、もう変わったよ。人生がね」
?「じゃあ、ついにあの子の願いを叶えたの?」
天「道をつくってあげただけさ。あの子の、実力で叶えたんだよ」
-
?「…あの子は何を願っていたの?」
天「彼の願いは『真の伴侶』。きっと愛に餓えてたんだね。求めすぎて、歪むほどに」
?「…そんなロマンチックな子だったの」
天「あの子は最初から、とても素直だったよ? …でも、素直すぎた。本心の素直さに、正直すぎたんだ」
天「…その素をあらわにしたままでは、本当に必要な人には振り向いてもらえなかった」
?「……だからあんな、嘘くさい笑顔や振る舞い方を教えたの?」
天「そう。第一印象は大切だよ? 出合いのチャンスだもの」
?「出会い、ね。 でも、男くんが出合った彼女、全部奪っていたじゃない」
天「知ってたの?」
?「目の前で、ずっと見てたわ」
天「そうでした。まぁ、彼に相応しくない子ばかりだったからね」ニッコリ
?「相応しくない?」
天「そう。たいていの人は裏表があるけど、程度と相性がね。あれじゃ男クンが可哀想だったんだもの」
-
?「気に入ってたのね、男くんのこと」
天「ふふ、まあ確かにお気に入りだったけど」クス
天「彼の裏の顔まで当たり前に愛してくれる子なんて、彼女しかいないのはわかってたから」
天「それ以外は、男クンにとって『いらないモノ』なんだ。…ひいては彼から他の子を守るためだよ」
?「守るわりには、かなり連れこませていたじゃない」
天「それを女の子の方が望んでたんだもの。同時に彼には経験も必要だった。それで傷付いた子はいないよ?」
?「…そう。じゃあ」
天「うん。彼女こそが、彼の願い。…『真の伴侶』になれる、存在」
天「それは、間違いないんだ」
-
−−−−−−−−−−−−−−−−
女史「男さんっ、そろそろ私の企画した第73研究、はじめましょうよ?」
男「無理。女史さんのクローンとか、俺もたない。一人でお腹いっぱい」
女史「今のままじゃ、私がもたないんですっ!」
男「いいじゃん。こないだの触腕、きもちよさそうだったよ?」
女史「だからっ!!// 私で動作実験しないでくださいっ!//」
男「実験もできる、君も気持ちいい、俺もそのあと楽においしい。最高じゃないか」
女史「普通にしましょうよ!」
男「まだするの? ならほら、ホテルは向こう」
女史「い…今じゃないですよぉ!!//」
男「しようって言ったじゃん」
女史「あぅぅぅぅっ// 世界的な天才細胞学博士が、そんな屁理屈いわないでくださいっ!」
-
男「ああ。じゃあ次は決まりだね、男は単細胞だと証明してみようか」グイグイ
女史「ちょ、やっ、押さないでくださいっ//」
男「大丈夫、ちゃんと証明してあげる。こういうのは発表までスピードも大事だから。ね?」ニッコリ
女史「うっ…だ、騙されません! また実証できない方法で証明する気ですねっ//」
男「いや、今回はちゃんと当たりはついてるよ?」
女史「え?」
男「俺の細胞生物は、分類上は多細胞生物だけど…理論でいえば、単細胞生物の群体の発生に近い」
女史「新細胞を、従来の細胞の一部と交配させて、その器官の細胞として成長させてるだけじゃないんですか?」
男「ちちち。じゃぁどうして、あいつらは死なない? 何故動く?」
女史「…あ、自立行動の秘密はそれ? 確かに、皮膚移植用の皮膚が踊りだしたりはしないですよね」
男「作り方が違うんだよ。でもそれを可能にする理由は、俺の細胞は機能していないだけで単細胞生物としての性質を備えてるからじゃないか…って話でね」
女史「……」
-
男「詳細、聞きたい? ちなみにあれ、女性の細胞からは作れなそうだね。君の細胞生物は作れなかった」
女史「いつの間に。じゃなくて、作り方の基礎を隠してた理由はそれですか?」
男「検証段階だからね、言えなかっただけさ。実験に『全面協力』する気があるなら…教えてあげるよ?」
女史「………な、何するか…聞いてからじゃダメですか…?」
男「ダメ。プロジェクト単位で、部外者には極秘なのは承知のはず」
女史「っ…絶対、私が嫌がるコトするつもりでしょうから、いいです! 自分で調べますよっ!」」プイ
男「世界初の、人体の構造をひっくり返すような立証研究、俺としてみたくない?」ジッ…
女史「……ぅ……したい…です」ドキドキ
男「はっ、弱いね、さすが研究馬鹿」ニヤリ
女史(なんだろう、最近この裏表の切り替えに少し快感が…//)
男「ほらほら、行こう。さっそく動作実験をしなくっちゃね?」ワクワク
-
女史「あう…これでほんとに証明もしちゃうから離れられないんです…それに…モニョモニョ」
男「え? ごめん、後半もっかい言って? 聞こえなかった。さっき飲ませたクスリがバレたんじゃないよね?」
女史「〜〜〜〜っ 大好きだから、ずっとそばにいるって言いましたっ!!!」
男「おお…」
女史「それよりクスリってなんですかっ! 今度は何のませたんですかっ!!」
男「ちょっと他の男の検体から作った細胞生物を試そうと狙ってただけだって! 軽い睡眠薬だよ!!」
女史「他のヒトとか細胞生物でもいやですよっ! この実験ばかぁぁぁっ!」
男「コレも俺なんだ、ゆるしてくれ!! 大丈夫、ちゃんと最後はまた俺がっ!」スタタッ
女史「言わせませんッ! 許しませんッ! 待ちなさいッ!」
男「待たないっ! いくらでもついてこいっ!」ダダダダダッ
女史「うるさぁぁぁぁいっ!」パタタタタタッ!
-
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
?「……。 あれが、男くんの願いだというの?」
天「クスクス…すごく楽しそうだね。生き生きしてる。うん、やっぱり彼女で間違いないみたい」
?「…彼女のことは、知ってたの?」
天「ううん? あちこちから、さがしたの」
?「探して、出会わせたの?」
天「偶然を作るのも、僕の仕事だからね。そのための道をつくるのに、時間はかかったけれど」クス
?「……神様も、大変ね」
天「…うん。でも、君の願いを叶えるまでは終われない」
?「そうね」
-
天「クス…そろそろ帰ろうか」
?「声をかけないの?」
天「彼にはもう、僕は必要ないからね。会いたくても、会うわけにはいかないかな」
?「……」
天「ああ…もしかしたら…」
?「何?」
天「彼と僕が出会ったのも… 神様の、陰謀だったのかもね」クス
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女史「やぁっ…!誰かの陰謀っ!?」 細胞「ニュルニュル…」 おわり
-
乙でした
-
何かいろいろと、本当にすみませんでした
はじまり方があんなんでしたが、途中からちゃんとプロット立てて
一応単品仕上げにしたつもりです テーマはもちろんエロ!!
今後投下予定のSSの、番外編としても読めるように仕上げていますので
ファンタジー要素が多くて、意味がわからないという方もいたかと思います
俺の書くものはいつも訳がわからないんで許してください
ご試読ありがとうございました!
-
>>251
ありがとうございます、びっくりするくらいのリアルタイムで驚きました
あ、いきなり酉つけてすみません。もちろん>>1です
前作でここのスレタイを出さずに現行でエロ書いてると言ってしまったので
見つけた人用の答え合わせです。気にしないでください
-
乙
三回くらい読んできた・・・・・・・ふぅ
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前作も見てたよ
まさかとは思ったけどやはり同じ人だったか
-
>>254
読みすぎありがとうございますw
ちなみにどのシーンがお好みですか…って聞くな俺ww
>>255
おお、前作もとは…
本当にありがとうございます(ペコリ
自分でもあまりにアレな始め方とスレタイだったんで酉つける勇気がなかったってのが本音です
おかげさまで、これで投下は5本目になりました
GW明けを一応の目標に新スレたてる予定なので、よろしければまたご試読ください
つ 遊び人「メンヘラ賢者と…」賢者「遊び人でパーティを?」(予定仮題)
#ミスの訂正しときます
途中、天「」と書くところを 癖で 天神「」とかいてしまいました
-
面白かった乙
ただ、この自己アピールっぷりからして速報のほうが合ってそう
-
>>257
いつか言われると思ってましたorz
忠告痛み入ります
浮いてる自覚は有りますが、ここが好きなので板の雰囲気を乱さぬ様に適応していきますね
乙ありです
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軽率だった
後悔してる
大事な事だから2回言わせて
27:以下、名無しが深夜にお送りします
14/04/14(月) 11:21:52 ID:qStNx6aE
俺の妄想という大きな力だけですw
あと、小保方さんではない。明らかに意識はしてるけど別人です
現実の女性をどうこうするのは可哀想なのでしたくない
脳内混同しないように設定つけとこう
女史…
24歳 天才研究者 童顔 華奢 ちびっこ
やっぱ面倒くさい。好きな2次元の萌え属性どんどんいれといて
男…
女史と同じ研究所の研究者。
-
今更だけど
コメント機能のあるまとめサイトさんは
『転載禁止』
でお願いします
削除依頼出してくる
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ごめん 訂正
場所を問わず 『転載禁止』でお願いします
本当にすみませんでした
-
男がいい感じにドライだな
女史のあたふたした反応との対比でニヤニヤしたわ
面白かったよ
-
>>262
本当にありがとうございます
この男については またいつか投下予定の作で 天神との出会いから書く予定です
いつか見かけたら、読んで頂ければ幸いです
-
ナニものかの陰“棒”が登場するかと思ってたけどそんなことはなかったぜ
おもしろかったけど、半端ないかまってオーラがなければなおよかった
他作品見に行ったら雑談スレになってて読む気失せた
たぶんおもしろいのだろうにもったいないと思ふ
-
もったいないとか、ありがとうございます
せっかく前作に興味を持って頂いたのに、読みにくくしていて申し訳ないです
初作で前作と似たようなスレタイのSSを創にやられっぱなしになったのが嫌で
無駄スレで埋まってたらまとめにくいかも、と思ってしまいまして
まとめ自体は非常にありがたいので転載禁止まではしたくないのですが
やっぱりあまりに適当に扱われるのはちょっと…
そんな葛藤が、雑談スレ化という地味すぎる嫌がらせになりました
-
↑
わかりにくくてすみません
初作「の」 前作と似たようなスレタイのSS「が」、創にやられっぱなしに……
が正しいです
すみません
-
細胞が男に逆襲する展開はまだか?
ん?なんだこいつrアーッ!
-
>>267
そのテンションでレスされると、つい「かまってちゃん」が出そうになりますw
明らかに掘られましたね、最後。その流れは予定していないです
本当に無いです、無茶ですw
-
1乙
一気に読んだ、楽しませてもらったよ。
-
>>269
ありがとうございます
一気読みできるだけのSSに成れていたなら幸いです
また、皆様がこのSSを
純粋なオリジナルSSとして楽しんでくださるのが本当に嬉しくおもいます
改めて、ありがとうございました
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某ボブ嬢の人のぶっ壊れ方だとまとめずらいんじゃね?
まとめ読まないけど
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すみません、某ボブ嬢がわかりませんでしたorz
せっかくのご意見を活用できず申し訳ありません…(泣
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>>272
良さげな空気の中、何故か次のレスでボブが出てきたり主人公格の男とかお嬢様とか許嫁がぶっ壊れる
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なるほどすぐに特定できました。参考に…していいのでしょうか、本当に(笑)
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酒場スレでSTAPネタをかました者だが、まさかここまで発展するとは思わなかったwwwwww
過去作も読んでたから尚びっくり。
某ボブ嬢のやり方は書ける人が限られてくるんじゃないかね。いや、確実にそうだ。
何はともあれ、乙!
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>>275
おお!このSSのお母さん!
あの時のネタがここまで膨らみました、提供ありがとうございました
まあほんとにいろいろな意味で俺史上最大の問題作になりましたがorz
せめて細胞を「DG細胞」と書いておけばよかったと反省していた所です
過去作読んでいただいた方とは。奇遇ですね、光栄です
エロ成分についてのみは反省してないので、同等のレベルでいつかまたやりたいです
変態SSでしたが、読了おつかれさまでした(ペコリ
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