■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
電脳聖杯戦争 〜汝、相性をもって最強を証明せよ
-
聖杯戦争。それは、万能の願望機を奪い合う殺し合い。
あまねく三千世界にいくつもの聖杯戦争が存在し、そして様々な理由で参加する者もいれば、巻き込まれるものもいる。
そして、そんな彼らの力となる存在。それこそが英霊。
しかし、英霊を呼ぶには触媒となるものが必要となる。
それがない時、その時は召喚者そのものが触媒となり、自分と近い特性を持つ英霊をサーヴァントとして召喚する
しかし、なぜか近年の聖杯戦争はその条件が存在しない奇特な聖杯戦争が多かった。
ゆえに、ムーンセルは電脳空間にて独自のサンプルをとるべく新たなる聖杯戦争を開催する。
電脳空間に構成した疑似空間で、観測した情報から再現した存在同士を聖杯戦争で争わせる聖杯戦争。
そのサーヴァントとマスターの組み合わせには、彼らに何かしらの共通点があることを中心に組み上げた。
理由は偏に単純。
全ての組が連携をきちんと取ろうとした状態での聖杯戦争。そのデータが今までなかったから。
そして、新たなる聖杯戦争が今始まる
"
"
-
【企画概要】
・当企画はTYPE-MOON原作の『Fateシリーズ』の設定をモチーフとした聖杯戦争リレー小説です。
・本作品の舞台はムーンセルによって形成された2004年の『冬木市』となります。
・参戦するサーヴァント及びマスターは、ムーンセルが解析して人格及び能力を再現した「NPC」です。彼らがNPCである自覚をもってなお自我を崩壊しないということが参戦資格となります。
・NPCであるため、マスターには冬木市における役割が課せられております。
・そのため、マスター及びサーヴァントは2004年の冬木市で最低限の生活を送るために必要な知識が自動的に与えられています。
-
【聖杯戦争におけるルール】
・NPCで構成されるという都合上、明確な期限は存在しません。
・原作聖杯戦争の時期に合わせ、開始時期の季節は冬という設定にします。
・マスターには所持金として日本円で十万円と、携帯電話が支給されます。
・携帯電話には監督役からマスター及びサーヴァントの脱落報告がメールとして送られます。
・サーヴァントが死亡してもマスターの脱落にはつながりません。ですが聖杯の使用権限は失われるので、願望をかなえる場合はサーヴァントの確保を考慮する必要があります。
・逆に、サーヴァントは単独行動スキルがない限りマスターがいない場合一時間以上存在を維持できません。そのため原則マスターの護衛は必要条件です。
・サーヴァントに対する強制命令権「令呪」は一人三角まで支給されます。何らかの方法でほかのマスターの令呪を確保した場合、それをもってしてそのサーヴァントを使役することも自分のサーヴァントをブーストさせることも自由です。
・基本ルールとして
「何らかの大規模な殺し合いが冬木で行われていると悟られる」
「現実世界においてフィクション扱いされている異能の存在を知られる」
「NPCとして与えられたロールを完全に無視して行動する(例:明確な理由抜きに学生が学校を休む。警察官が事件を衆人環視の中で目撃しているのに警察官としての職務をしない)」
・この三つを破った場合、そのマスターの名前およびリアルタイムでの姿が写った写真、そしてサーヴァントの姿とクラスが各マスターの携帯電話にメールとして送られます。
・ルール違反者を倒したマスターには令呪が一画送られます。共闘して撃破した場合、すべてのマスターに令呪が送られます。
・冬木市に存在するパソコンの検索サイトには、すべての参戦サーヴァントの最低限の来歴が検索できるようになっています。2004年の日本で本来知ることができない(2004年以降の人間・まったく異世界の場合)なども問題ありません。
-
【組み合わせの限定について】
・本作品の参戦チームにおいては、サーヴァントとマスターの『触媒』を絶対条件とします。
・触媒の条件は「原作においてそのキャラクターが持っていることが明言されている物」となります。
・もちろん、マスターの精神性や特徴的な来歴なども触媒として認められます。
・物理的な触媒を保有しているのなら、マスターとサーヴァントの相性を考慮する必要はありませんが、精神的な愛称の場合はムーンセルの判断により相性がいい組み合わせになることを考慮ください。
【マスター】
【出展】
【性別】
【マスターとしての願い】
【能力・技能】
【人物背景】
【参戦時期】
【サーヴァント】
【真名】
【属性】
【出展】
【ステータス】
【クラススキル】
【保有スキル】
【宝具】
【聖杯にかける願い】
【人物背景】
【方針】
【触媒】
-
とりあえず一作投稿します
殺人鬼は殺しを耽溺する
快楽殺人鬼、と一口に言っても多種多様な人物が存在する。
ただし、一つだけ絶対的な共通点がある。
それは、殺しを楽しむという絶対共通点だ。
「COOL! COOL! COOOOOOOOOL!! そのぷーって人、かわいい名前のわりに最っ高にCOOLだよ!!」
雨生龍之介はアサシンの話をきいて、実に興奮していた。
彼が本来生きていた1990年代にはまったくなかった概念のなか、様々な殺しを行ってきた男の話は、実に愉快だったといわざるを得ない。
「パソコンのネットの中で人々が遊べるなんてだけでも面白いけど、その中で殺しだなんてCOOLだよそれ! ・・・俺は臓物の色が見えないのは趣味じゃないけど、でもそれはそれで面白そうだ!」
「そうだ、ろう。あれは、実に、楽しかった」
とぎれとぎれの話し方で、アサシンは龍之介に面白そうに同意する。
猟奇的な殺し方を好む芸術家気質の殺人鬼である龍之介とは殺しの楽しみ方で少し合わないが、しかし生粋の殺人鬼である龍之介の殺しの話は、アサシンにとってもなかなか興味深かった。
ましてや、彼ら二人は2004年を経験していない。
龍之介にとってはまだ到達していない未来の話で、アサシンにとっては物心がついていたかも怪しい過去の話だ。
そんな愉快痛快な状況下で殺人ができるという事実に、二人はなかなか色めきだっていた。
そして、二人は意外と意気があっていた。
方向性が違うゆえに、お互いにとって殺しの話が刺激的だ。
とくに龍之介はアサシンの話に興味津々だった。
いまだ持っていないものもたくさんいるパソコンが普及しきり、それどころかまるで現実にいるかのように楽しむことができるというVRMMOなど、彼にとっては想像の範疇外だ。
さらに、そのゲームの中に一万人もの人間が閉じ込められて命がけの環境を無理やり受けさせられるというのは驚き以外の何物でもないだろう。
そして、その中で殺人行為に耽溺したというアサシン、さらには彼らに殺人の快楽を教えたPoHの活躍にはここ躍らせていた。
時にはまったく趣味じゃない方向性もインスピレーションを刺激する。それがこの主従の共通認識だった。
"
"
-
「相手と戦って殺すってのはいろいろと面倒くさいけど、友達同士を殺し合わせるってのは好奇心が湧いてくるね。そのぷーさんとは一度会ってみたかったよ」
「なら、聖杯で、かなえて、もらうか?」
「いやいやー。聖杯ってなんかすごいことができるんでしょ? だったらぷーさんだけじゃなくって、歴史上の殺人鬼を全員集めるぐらいした方がCOOLじゃない?」
龍之介の自由な発想は実に面白い。
アサシンが殺しを経験した世界では彼の趣味には合わなそうだが、しかし彼がいたギルドではなかなか人気者になっただろう。
なにせ、現実世界で何人も殺してきた男なんてあの世界にはいなかった。
そして、そんな男をマスターとしてサーヴァントと殺し合いというのも面白そうだ。
殺人はあくまでゲームであるが、そもそも自分はアサシンだ。ならやりようはいくらでもあるだろう。
加えて言えば、自分の宝具はやりよう次第では数の利を増やすこともできる。
どうせ偽物によるゲームだ。なら楽しくいこう。
「そういえばさ、アサシンの兄貴は聖杯に何を願うの?」
と、慣らし運転としてアサシンが殺した死体を加工しつつ、龍之介が質問をしてくる。
それに対して、アサシンは口元をゆがませる。
屈辱、嘲笑、高揚。様々な感情が伴ったそれは、彼にとって忘れもしない思い出だ。
自分をとらえ、「覚えたくもない」と名前すら聞かなかった男。そして自分の新たなゲームを終わらせ、警察に叩き込んだ憎き宿敵。
ああ、ほかに選択肢などあるわけがない。
「ある男を、この手で、殺す。そのための、機会を、作ることだ」
アサシンのサーヴァント、死銃(デス・ガン)は、とぎれとぎれの口調でその願望をはっきりと口にした。
恨みつらみの感情とは無縁の生活を送ってきた龍之介はよくわかっていなかったが、それでもふんふんとうなづくとにっこり笑った。
「かなうといいね、その願い」
-
【マスター】雨生龍之介
【出展】Fate/Zero
【性別】男性
【マスターとしての願い】
特にないが、アサシンの話を聞いてPoHをはじめとする笑う棺桶のメンバーなどの殺人鬼にあってみたいかも。
【能力・技能】
証拠隠匿などについて天性の才能を持ち、無計画な犯行で捕まるどころか事件として認識されていない犯行すらある。資料集においても暗殺者となっていればひとかどの人物になっていたと評されるほど。
【人物背景】
オレンジ色の髪が特徴の、中肉中背の20代の青年。
第四次聖杯戦争におけるキャスターのマスターかつ冬木市を騒がすシリアルキラーである。
数代前に断絶した魔術の家系出身で、実家の土蔵にあった古文書を参考にして儀式殺人を行なっていた際に偶然にも間に合わせのマスターとして選別され、キャスターの召喚に成功した。
主に若い女性や子どもを殺すことが大好きで、その殺し方は非常にバリエーション豊富かつ残虐。
しかし、そういった嗜好はトラウマや倒錯した性癖から来るものではなく、一種の好奇心によるところが大きい。
倫理観は間違いなく欠如している者の、「神は人間賛歌も惨劇も大好きで、ゆえに世界は神の愛に満ちている」という持論を持つ。
【参戦時期】
原作の聖杯戦争に参加する前。ムーンセルが経験者を投入することによる有利さを排除しようとしたのかもしれないが詳細は不明。
-
【サーヴァント】アサシン
【真名】死銃
【属性】混沌・悪
【出展】ソードアート・オンライン
【ステータス】
筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:A
【クラススキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を消す。
遮断能力こそアサシンとしては並だが、アサシンは遠距離狙撃も行えるため十分すぎるものを持つ。
【保有スキル】
無力の殻:A
現実世界ではなく電脳世界における殺人鬼であるアサシンは、宝具発動時いがいはサーヴァントして感知されない。
反面、宝具発動時は反動のように能力値が上昇する。
黄金律:C
普通に生活する分においては、金に困ることはない。
病弱:B
生まれついての病弱な体質。
行動時にステータス低下のリスクを負う。ただし、宝具発動中は発動しないためデメリットというほどではない。
-
【宝具】
『赤目の刺殺者(XAXA)』
ランク:B 種別:対人(自分)宝具 レンジ:- 最大補足:一人
かつて自分が殺人行為を行っていた時のアバターを自身に適用して変質する。
この状態のアサシンはステータスが変化し、加えて特定のモーションを行うことによってソードスキルという技能が発動し攻撃速度が大幅に上昇する。因みに使用武器はエストックだが、コレクターでもあり様々な種類を持つ。
弱者を殺すことを中心に行っていたためステータスは後述の宝具に比べると弱いが、接近戦が中心になりやすい聖杯戦争ではこちらの時の方が有利な時もあり、また後述の特性と違ってアサシンでしか運用できないためこちらの使用もよく行う。
ステータス
筋力:D 耐久:C 敏捷C 魔力:E 幸運:D
『死銃(Sterben)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:一人
かつて自分が殺人行為を行っていた時のもう一つのアバターを適用して人を変質させる宝具。
この状態のアサシンはステータスが変化し、透明化を行うマントや相手をマヒ状態にさせる弾丸などを使用することができる。
戦闘スタイルにおいてもスティレット一択だった前述の宝具と違い、スナイパーライフルや拳銃を使うことができるため、戦闘における汎用性ではこちらが上。加えて大会に出るほどの実力者をバトルロイヤルかつ中継中に殺すという目的のために鍛え上げてきたため、ステータスもこちらの方が上。
そして最大の特性は、死銃という殺人鬼そのものが複数人による犯行であることの再現。このアバターはアサシンが了承すればマスターやNPC、ほかのサーヴァントであろうと適用することができる。
上述の宝具と合わせることで、二騎のサーヴァントによる挟撃を可能とする。ただし、この状態では狙撃はある程度の補正があるがエストックのほうは全く補正がないため、使用者が持てあます可能性が大きい。
ステータス
筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:E 幸運:B
-
【聖杯にかける願い】
何度も屈辱を与えた相手を殺したい
【人物背景】
一万人が脱出不可能になり「ゲームオーバー=死」の状態でゲームクリアを強制されたVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの1人。
現実世界においては病院経営者の息子として生まれるが、病弱だったために半ば見放されており、ネットゲームに耽溺していた。
そしてSAOに巻き込まれた際、PoHというプレイヤーに教唆され殺人行為に手を染め、殺人の快楽を味わう。
SAOがクリアされた後もそれを忘れることができず、弟のゲーム上の恨みつらみを機に、「ゲームで撃たれたプレイヤーがリアルでも死ぬ」風に見せかける連続殺人を行ってしまう。
SAOシリーズにおいて「システム上の不正を使わない一般プレイヤー」という立場でありながら、作中のトッププレイヤー二人とトラウマを刺激し続けていたとはいえ苦戦させるという実力者。すべては自身に屈辱を味合わせたSAOの主人公であるキリトに対する憎悪からくるもの。
【方針】
殺人を楽しみながらまあ取り合えずこのゲームを楽しむ。
【触媒】
快楽殺人鬼という精神的共通点。
方向性こそ異なるが、お互いに刺激的だったため仲はそこそこ良好。
-
本スレッドは作品投下が長期間途絶えているため、一時削除対象とさせていただきます。
尚、この措置は企画再開に伴う新スレッドの設立を妨げるものではありません。
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■