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【超短編SS】念願のモテモテ女子になれた武部沙織さん【閲覧注意】
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1490307051/-100
↑に触発されて書きました。よろしくお願いします。
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薄暗い部屋のやたらと大きなベッドの上に一人あどけなさの残る少女が取り残されている。
いや、取り残されているというよりも、ようやく解放されたといった方が正しいかも知れない。
顔や身体には所々に痛々しい痣が見られ、白濁した体液が拭われないままになっていた。
ベッドには精液や血や愛液、それらが混ざり合った液体が染みを作り、彼女の性器からも同じものが溢れ出ていた。
「助けて……嫌……」
彼女は祈るように繰り返し呟くが、広い部屋――ラブホテルの一室――には答える者は誰もおらず、虚しく響いた。
彼女はこの春、大学進学のために上京して来たばかりだった。新しい生活と出会いに胸を躍らせて。
住む場所は親友とルームシェアをして、アルバイトは憧れていたおしゃれなカフェの店員に採用され、
思い描いたような順風満帆な新生活だった。いや、順風満帆な新生活に"なるはずだった"。今日、この時が来るまでは。
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「うっ……」
彼女はのそりと身体を起こすと大量に摂取させられたアルコールのせいなのか、行われた行為のフラッシュバックのせいなのか、
吐き気を催しベッドサイドのゴミ箱を手繰り寄せる。
もう何度も吐き戻し、吐き出すものは何もない。
それなのに身体は胃をひっくり返すよう訴え、無理矢理に吐き戻した僅かな胃液の上に涙がこぼれ落ちる。
――沙織ちゃん、モテモテになれて良かったね。
下卑た嗤いを浮かべながら男が口にした言葉が頭に響いた。
「…違う……こんなの違うよ……」
彼女は再び催した吐き気を堪え、涙声で呟いた。
彼女が思い描いていた恋愛は子供じみてはいたが、少しずつ段階を踏んでいく健全なもので、
身体を重ねる事もその延長線上にある、お互いを慈しむ様な神聖行為だと捉えていた。それなのに――
「嫌だ…嫌だよ……こんなの…………」
しゃくり上げながら呟いた言葉は尻切れになり、いつしか嗚咽に変わっていた。
何人もの男に貪るように犯され、処女を散らされ、慈しみの気持ちなど欠片も無く
快感を得るための道具の様に『使われた』。
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――じゃあ、またね。
男達が去り際に残していった言葉が頭の中で木霊する。男の一人は行為の最中にずっとスマートフォンを向けていた。
そのデータを出汁にこれからも『また』今日と同じ事を強要されるのだろう。
聡明な彼女がその行為が何を意味するかを理解出来ない訳がない。
順風満帆で、明るく、真っ直ぐに伸びていた未来への道筋が急に途絶え、
一寸先も見通すことのできない暗闇の中に突き落とされた様に感じていた。
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《♪〜〜♪〜〜♪》
枕元でスマートフォンが鳴っている。
這うようにそれを手に取ると彼女のルームメイトで親友でもある五十鈴 華からの着信だった。
彼女が祈る程に求めていた救いの手。
だがそれは届かず、間に合わず、彼女にとっての救いになり得なかった。
彼女は着信を拒否し通話を切るが、すぐまた着信が入る。
それから逃げる様に顔を上げると、壁面に設えられた無数の鏡に自分の身体を映り込んでいるのに気付いた。
髪は乱れ、あちこちには痣が付けられ、男達が征服感を満たすために精液が掛けていった身体。
彼女は鳴り止まないスマートフォンを握り締めると、一番大きい鏡に向かって思い切り投げ付けた。
鏡は大きな音と共に砕けてヒビが入り、スマートフォンは床に落ちて、鳴り止まなかった着信音も今はもう聞こえなくなった。
「もう……みんな…みんな、壊れちゃえばいいんだ……」
彼女は息を荒げ、涙を流しながらそう呟く。
ヒビの入った鏡がいくつもの歪んだ彼女を映し出す。
鏡の中の歪んだ顔は泣いている様にも嗤っている様にも見えた。
【おわに】
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くぅ疲。
新入学のみなさん、大学生活にはこういう危険もあり得ます。十分に気を付け、楽しい新生活を送って下さい。
(過去作も)よろしく。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1464536785/-100
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なんだお前!?
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(大学生活)やだ…こわい……
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そして男達は肉片になった
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じゃけんゲス男を戦車で挽きましょうね〜
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大学退学してシングルマザーになって子供を育てるためにソープ落ちしてほしい
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