野獣「こ↑こ↓」
草加「ほう…」
ほむら（結局かりんとうで腹が膨れるわけ無いだろ！って言われて普通のレストランで食べることになったけど、店の名前は…）
ほむら「AGITΩ？」
野獣「ん？ああ、『アギト』って名前らしいぞ」
ほむら「兄さん、その…アレは無いわよね？」
野獣「ミックs…混ざった果汁飲料は売ってなかったぞ（コイツいつも『ミックスジュース』に怯えてんな）」
野獣「そうそう、あの時期は外を出歩くのが怖くってな、俺も襲われたんだけど4号に助けてもらっ…」
野獣「ん？未確認生命体事件は2000年の出来事で、そこから2年後じゃ辻褄が合わないぞ？」
ほむら「なに言ってるの兄さん？未確認生命体事件の発生は1999年でしょ？」
草加「国民全員が怯えて記憶に残る年なのに間違えるとか…兄貴大丈夫か？そんなんだから留年するんだぞ」
野獣「ファッ！？うーん…まぁとにかくレストランに入って、どうぞ」
草加「休日とはいえ、昼間からアルコールとは！どこまでもめでたい奴だなぁ！しかしゲテモノかと思って頼んでみたデザートのキャベツのケーキ…」
ほむら「意外にも美味しかったわね…最初お品書きを見たとき、料理に統一性がまるで感じれられなくて不安だったけど、浩二兄さんが頼んだ和食・雅人兄さんが頼んだ中華料理・私が頼んだロマーニャ料理のジャンルが異なる料理全てが一級品だったわ…すごいわねここのシェフ」
野獣「だからオススメのレストランって言ったろ〜」
野獣「うっ！急に腹が…他に何か頼んでもいいから、俺はしばらくトイレに…あっ、俺がまだ手を付けてないショートケーキ勝手に食べるなよ！イイな！」（スタコラー
ほむら「私はまたデザート頼もうかしら…ラズベリーパイ？ケッ、パンプキンケーキよ！パンプキンケーキ！」
草加「ところでほむら、今まで聞きそびれてたが…そっちの学校ではどうだ？友達は…居るのか？」
草加「そうか…虐められてるわけじゃないならそれでいい。そういえばここに来るまでに本屋に寄って何か買ったが、何を買ったんだ？参考書か？」
ほむら「いえ、今年度の全国女子高生麻雀大会の選手名鑑的な雑誌よ」
草加「そういえばもうそういう時期か…それを買うってことは贔屓目の高校があるのか？」
ほむら「ふふふ、奈良の阿知賀女子よ。正しくいえばそこの大将かしら…ほら、可愛いわぁ…」（ウットリ）
ほむら「（あっ、兄さん引いてる。そっちだって寄せ書きを滅多斬りして真理さんからドン引きされたくせして）ええ、そうわね。今年の監督を務めてる人が現役の時に阿知賀を全国まで導いたらしいわ。でも運悪くあの小鍛治プロとぶつかっちゃって…」
草加「成る程、20年前の雪辱を晴らすのか。あっ、おいほむら。麻雀自体は別にイイけどな、兄貴の前で鹿児島代表の岩戸霞の名前を口にするなよ」
草加「一年前兄貴の通う大学で、ある奴が岩戸霞の写真と兄貴の写真を合成して、首は兄貴でその下からは岩戸霞にして、なおかつ剥ぎコラにした画像をネットでアップする悪戯があったんだ」
ほむら「えぇ…（困惑）」
草加「犯人やその後のことはともかく…とにかく全国大会をTVで観る時は気をつけろよ」
雅人「誰が食べるか！向かい側にいる俺より、兄貴の隣座ってる思えの方が俺に気づかれないでやれるはずだろ！」
ほむら「あら兄さん、もしかして私のこと疑ってるのかしら？」
草加「そう聞こえるように言ったはずだが愚妹…心臓が治った代わりに耳が悪くなったのかな？」
草加「……！」（無言でミックスジュースをぶち撒ける）
ほむら「……！」（無言でテープレコーダーを再生する）
テープレコーダー「雷はなぁ…俺の母親になってくれるかもしれない女なんだよ！」
ほむら「（吐血）」
草加「（吐血）」
野獣「まさか急に腹が痛くなるとはなぁ…」（プリッ
野獣「さて出、出ま」
（トイレに誰かが入ってきた音）
客A「でさ〜」
客B「マジで〜」
野獣（出す時の音が身内以外に聞かれるのは恥ずかしい）
客A「そういえばD達の三人組知ってるか？」
客B「ああ、確かもう進路が決まったらしくて、この夏休みを色んなホラースポットに行ってエンジョイしてるんだろ？」
野獣（そうだ！大声を出して脱糞音をかき消すぞ！）
客A「それがだな…その三人組が揃いに揃って行方不明なんだ…」
客B「行方不明？長い間帰ってこないから、親が心配で捜索願出しただけじゃないか？ヘーキだろ」
野獣「（息を吸い込む音）」
客A「いや、それがだな…その三人組の家族までも行方が知れず…なんだ」
野獣「………！」（ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ）
客A「この話自体三人組に近い奴から聞いた話で、そいつも最近連絡取れないから詳しいことは知らん。そもそも俺らはあのグループの電話番号やメールアドレスを交換し合う仲でも無いし…」
野獣（直接ホラースポットに訪れた人間とその親類、そして親しい人間の失踪…まさか！）ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ
客A「こんな不気味な話をしておきながら言うのも悪いけど、この件は忘れて俺らは勉強に励もうよ」
客B「お、おう…」
（トイレから出る音）
野獣「また…犠牲者が出たのか…これで何人目なんだ…」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ
顔に手を当て、項垂れる野獣
野獣（後数日で25歳の俺の誕生日…）ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ
ふと「あの頃」を思い出す
野獣（自分より先に「あの家」に入った男の人が突然消えてしまったことに狼狽えた俺の前に突然、青白く生気を全く感じさせない「あの子」が立っていたんだ）
野獣（「あの子」は言ったんだ）
お兄ちゃんも入っちゃったんだね
野獣（だが俺はこうしてまだ生きている…「あの子」と結んだ「約束」のおかげで…）
前スレはこれかな？
？？「中の人開けちくり〜」（バンバン！
不愉快な声と音でフッと元の世界に帰ってきた野獣は、足が痺れていたことに気がついた
野獣（長い間トイレで考えに耽ってたんだな…）
？？「ああ＾〜もううんち出ちゃいそう！」 （半ギレ）
野獣「ハイハイ、出ますよ〜」
？？「うー☆うー☆漏れちゃう漏れちゃう〜」
野獣（あっ、流すの忘れてた…まぁいっか）
少年が慌てふためく声と、彼がトイレを壊したと思って躾をするためにも怒声を上げているおじさん背に、野獣はトイレを後にした
（遅くて）すまんな
楽しみにしてるゾ〜
お疲れナス！
どうでもいいけど野獣ケツ拭いたんですかね…？
肛門に付着した排泄物が乾燥するくらい自分の世界に入ってました
そして皆さんが知りたいであろう、ほむらの戦闘力についてのお話です
むしろ仮面ライダー・魔法少女と当たり前のように一緒にいる汚物の戦闘力のほうが気になる
身寄りのない草加やおほむを養ってるぐう聖ってことでそのカリスマ性を保ってるだけだから
おほむ、草加、野獣が兄弟とかいう設定なんて困惑しないわけないし
当たり前のように三兄妹扱いされてる所が
？？「（ハァ…もうライダーバトルなんか嫌だ…）」
？？「（木戸真司のせいでライダーバトルが進まないし……昔の研究メンバーには付きまとわれるし……）」
？？「（それに何で優衣は何度も新しい命を拒絶するんだ……何でこんな繰り返しばっかり……）」
鏡の外の草加「今年の優勝校は白糸台だろ」
鏡の外のほむら「いえ、そこの学校の監督は致命的なまでに無能よ。私的には阿知賀ね」
？？「おっ、ショートケーキやんけ！イチゴの一つぐらい…食べてもばれへんか」（パクー
野獣はあれでしょ、ZECTのメンバーだから肝座ってるでしょ（TDKRさん）
今夜あたりに続きを投下したいと思います。
あるスレでSCPっていうのがあって、気になってググってみたら怖い物が出た訴訟
Foo！楽しみにして待つぜ
オツシャス！
見とけよ見とけよ〜（ファクトリーポルノ）
トイレから戻った野獣
野獣「おいどうしたんだお前ら？元気無いじゃんアゼルバイジャン」
野獣「まあとにかく、楽しみにしてたショートケーキショートケ………」
ほむら「……」
草加「……」
2人「はい」
野獣「なぁ！」
2人「はい」
野獣「無くなってるんだよ」
ほむら「えっ、ななな何が？」
野獣「苺が、無くなってるんだよなぁ俺が居ない間によぉ、なぁ！」
草加「す、すまん」
野獣「どうしてくれるんだよ、なぁ！」
ほむら「ごめんなさい」
ほむら「な、なんで私を疑うの？違うわ、私は食べて無いわ。悪いのは悪魔よ。悪魔が突然やってきて苺を持っていったのよ」
野獣「雅人ぉ！」
草加「苺が無くなったのも全部乾巧って奴の仕業なんだ兄貴！」
2人「………」
野獣「はぁ……まあとりあえず許そう」
2人（やったぜ。）ニヤリ
野獣「……お前ら家に帰ったら犬ハサ2周かつ、一話につき原稿用紙2枚の感想文提出な」
ほむら「（吐血）」
草加「（心が折れる音）」
店員「平気ですよ」
支払いを済ませて店を出る兄妹
ほむら「ご馳走様、美味しかったわ兄さん」
草加「兄貴が見つけたとは思えないほど良い店だったな…まぁとにかくご馳走様」
ほむら「その、兄さん…お金は…」
野獣「折角兄妹全員が久しぶりに揃ったんだ。これぐらいは屁でもないし、お前らとこうして食事が出来て俺も嬉しいぞ。それにお前はまだ子供なんだぞ。年上に対して金の心配する方が野暮ってもんだ」
ほむら「………」
草加「どうしたほむら？豆鉄砲喰らった鳩みたいな顔して」
ほむら「いえ、そういえば私ってまだ子供だったんだなぁ…って」
すき
ほむら「（なんだか照れるわ…私なんか、兄さんにそこまで大切にされるに値する人間じゃ無いのに…）ふふ、ありがとう浩二兄さん」
野獣「あっ、そうだった（唐突）俺実はさ、午後から用事が出来ちゃってね、家の干した布団を取り込まないといけないし、2人には悪いけど先に家に帰ってもらえないか？」
過酷過ぎる罰で草
ほむら「用事…って兄さん何処に行くの？」
野獣「ちょっと都心まで」
草加「そんな所にまで何しに行くんだ？」
野獣「王道を征く…ソープですかね…」
ほむら「浩二兄さん最低…雅人兄さん、行きましょ」（プンスカプンスカ）
草加「兄貴、ほむらの機嫌を損ねてまでも嘘をついて、何処に行く気なんだ…」
野獣「………雅人、悪いけど今は何も聞かないで欲しい」
草加「……分かった。今日は聞かないでおく。でもいつか教えてくれよな」
野獣「ああ、約束だ」
草加「（ワキガのキツさが倍増した…これは嘘をついてるな）…ほむらが心配する時間より前に帰って来いよな兄貴」
野獣「分かった分かった、安心しろって。じゃ！」（タラちゃんが走る音）
探してみたけど見つからなかったゾ…
ほむら（私ってやっぱりダメね…あれぐらいでピリピリするなんて…そもそも私はまどかのことだけを考えていたとは言え、ずっと心配してくれてた兄さん達をすっかり忘れてた…）
ほむら「最低ね…私って」
草加「おいほむらぁ、一緒に帰るぞ」
ほむら「あら、雅人兄さんも用事無いのね。大学のサークルとかでもっと忙しい身とばかり思っていたのけど…」
草加「お前が帰省っていうのもあるが、最近野暮用があって、しばらくサークルは出れないんだ」
ほむら「野暮用…って？危険なことかしら？」
>>19ニキのリンクやったと思うで
草加「……あまり人には言いにくいことだな」
ほむら「そう…なら聞かないでおくわ（私も隠しごとばかりの身だし）」
草加「ところで今日の昼食はお前的にはどうだった？」
ほむら「久しぶりに美味しい物を食べられて嬉しかったわ。あっちでは似たようなものばかりで飽き飽きしてたのよ」
草加「あまり聞き捨てならない一言だなぁ…何も贅沢しろとは言わない、だが身体を作る大切な期間に粗食は良くないぞほむら」
ほむら（見滝原に行ってからまどかが概念化して、そして私が悪魔になるまでの間、ずっとまどかのことしか考えてなかったわね…）
ほむら（食事なんかただエネルギーを得る為のもので、時間の無駄とさえ思ってたし、そんな気持ちじゃ味も殆ど感じなかったわ…）
草加「お…むら…おい」
ほむら（最近はこうして実家に行くぐらい離れても、まどかの力を抑えられる方法を見つけられて、やっと生活が安定してきて…でも、私はまどかを…）
ほむら「あっ、雅人兄さん、大声出してどうしたの？」
草加「どうしたもこうしたも、人が話してる途中なのに、何も応えずにぼーっとしてるからだなぁ…」
雅人「（しかし心臓が治ったとは言え、生まれつき脆弱な身体にこの夏の日差しは良く無いし、兄貴の件もある…）よし、近くの公園の日陰のベンチで少し休むか…」
ほむら「？…ええ、いいわ」
草加（緑茶…炭酸飲料…オランジーナ…コーヒー…エンブリー…トマ美…MAXコーヒー…どれにしようか…）
草加（ほむらは気分が悪くなったとかそういうわけじゃ無いから、心配するなと言ってたが…やはり気になるからここはスポーツ飲料水系に…）
草加（ん？これは今話題のドリンク型サプリメントの『リオネル』って奴か。これ一本で気分爽快！そして笑顔に！とかだかなんだか…）
草加（仏頂面のほむらに飲ましてやりたいが…どうも胡散臭い…）
草加「オランジーナにしとくか」（ポチー
見逃してたゾ…（池沼）
灯台下暗しだったってはっきりわかんだね
今からバッチェ読み始めますよ〜
ほむら「え…うん、ありがとう兄さん（私、オレンジ味の炭酸飲料ならファンタ派なのよね…）」（ゴクー
草加「ところでほむら、兄貴のことだが…」
ほむら「ええ、私も浩二兄さんについての話がしたかったところよ。やっぱりあの家…佐伯家の前を通りかかった時のあの態度は明らかにおかしかったわ」
草加「いつもおちゃらけて、お前に対しては甘い兄貴が珍しく声を荒げたからな…」
草加「その後のレストランではいつもの兄貴に戻ったと思ったら、変な理由をつけてどっかに行ってしまったのもな…あの時の顔は思いつめてる顔だった」
草加「流石にその二つが絶対的な結びつきがあると断言するには、材料がまだ少なすぎる…言いにくい用事は死体拭きのアルバイトかもしれんしな」
ほむら「死体拭きのアルバイト？それって都市伝説じゃなかったかしら？」
ほむら（……こんなんじゃ駄目よ、話を進める為にも佐伯家で感じたあの視線のことを言って一気に踏み込むべきよ…呪い？霊？存在してたとしても魔女の延長線上の存在に過ぎないはずよ…とにかく佐伯家のことについて、雅人兄さんから何か聞かないと）
エンブリーが自販機に並んでるのか・・・（驚愕）
草加「兄貴に関係のあることか？」
ほむら「そうよ。……佐伯家から離れた時に…何か視線を感じなかったかしら？」
草加「……！！」
ほむら「兄さんも何か感じたのね…やっぱりあの家は…」
草加「ああ…確かにあの時俺も何かを感じた。だがただの勘違いだと思って黙っていたがやはり…もしも兄貴が関係してるなら、俺は…あの家の調査に乗り出すつもりだ。兄妹の中で誰よりもあの家の危険性を知っている兄貴が一番深く踏み込んでいるには訳があるはず…それにしたって兄貴も心配だ」
草加「兄貴に関係のあることか？」
ほむら「そうよ。……佐伯家から離れた時に…何か視線を感じなかったかしら？」
草加「……！！」
ほむら「兄さんも何か感じたのね…やっぱりあの家は…」
草加「ああ…確かにあの時俺も何かを感じた。だがただの勘違いだと思って黙っていたがやはり…もしも兄貴が関係してるなら、俺は…あの家の調査に乗り出すつもりだ。兄妹の中で誰よりもあの家の危険性を知っている兄貴が一番深く踏み込んでいるには訳があるはず…それにしたって兄貴も心配だ」
草加「……いや、お前は駄目だ」
ほむら「どうして？」
草加「お前には危険過ぎる…最初に入った村上家の娘の話を覚えてるか？あの家の呪いは俺が思うに、具現化した霊の類が物理的に襲ってくるんだと思う。だとしたらお前を呪いに近づけたくない。足手まといだ」
ほむら「私だって心臓が治った後努力して（本当はドーピングみたいなものだけど）、兄さんに負けないくらい運動神経に自信があるわ。兄さんの話なら、私だって参加していいはずよ」
草加「……何かと噛み付くようになったなほむらぁ…昔は俺たちの言うことを素直に聞くことが多かったのになぁ…」
草加「それでもな、妹であるお前を危険な目に遭わせないようにするのが兄として役目なんだ。それにな、お前は14年しか生きてない人生の内、約半分が病院に行ったり来たりの生活だった…」
草加「何度も言うが、お前が普通の人生を送れるようになれて、俺と兄貴は嬉しいんだ。だから…」
ほむら「そんな御託はいい！呪いに対処出来うる力があるって言うなら…それを早く見せなさい！」
ほむら「……」（ドキドキ
草加「あっ、お前に持たせてたケースを渡してくれ」
ほむら「え、分かったわ兄さん」
ほむら（一体何を始めるのかしら…）ワクワク
草加「……」ケースパカー ベルトグルグルー
ほむら「えぇ…」
ほむら（兄さんも魔法的なオカルトの力を持ってると期待してたのに…えぇ…）
草加「…」ポチポチ
9・1・3 Enter ”standing by”
ほむら（ボタン入力の上でケータイを！？(重要)……ベルトにはめ込んで？(嫉妬)）
”complete”
ほむら（叫ぶ必要あるのかしら…）
草加「変身完了…」シャキーン
ほむら「あら、兄さんが突然紫目のスーツを着込んでるわ」（オランジーナゴクー）
草加「……おいおい、もっと驚かないのかよ。人が突然姿を変えたんだぞ」
ほむら（それに変身自体は一瞬で完了するとはいえ、そこに至るまでの作業が…もしかして兄さん、敵対勢力と戦ってる時も一々ケースを開けてベルトを取り出し、ベルトを巻いて、それでケータイに番号を入力してはめ込んでるのかしら…だとしたらその敵も相当なマヌケね…）
草加「………」
ほむら（あっ、兄さん落ち込んでる。何かフォローしなきゃ）アタフタ
草加「チッ！ラッキークローバーか！」
ほむら「どちら様？兄さんの知り合い？（なんか敵前逃亡しそうな人だわ）」
草加（よりによってほむらが居る時やって来るとは…間が悪い奴だ。さぁどうする）
琢磨「兄さん？あなたに妹さんが居たとは…事情を知らないとはいえ、現人類は全て我らオルフェノクの潜在的な敵」
琢磨「気の毒ですがお兄さん共々始末させて頂きましょうか！」（ヘシン！
草加「いや、奴らはオルフェノク！最近巷を騒がせてる薄汚い化け物だ！ほむらは今すぐここから逃げろ！」
ほむら「え、ええ！」（スタコラサッサ
琢磨「化け物呼ばわりとは心外ですね。それと妹さんを一人にしていいんですか？」
草加「？…どういう事だ！答えろ！」
琢磨「いえ、実はですね。今日は新人教育を含めた仕事でしてね。連れの新人の子は今頃貴方の妹さんを狩りに向かっているでしょう」（ニヤニヤ
草加「なにぃ！」（カコーン！
琢磨「ふふふ、そう簡単に行かせるわけ無いじゃないですか。仮に私との戦いを終わらせて向かっても、貴方が着いた時には妹さんは灰になってるでしょうね。ふふふ…ハハハハ
ハ！」
草加（くそ！ほむら、無事でいてくれよ…）
顔ｸﾞﾘｸﾞﾘｰ
しばらく遅くなります
Nanじぇい民はメモ帳まで貧弱なのか・・・
面白そうだね…
「どうしたの、雅人？ なにも心配することはないのよ」
「私が守ってあげるから。ずっと……ずっと……」
ドラゴンオルフェノクどっちもこわE
ほむら（兄さんが迫真の声で逃げろ！って言うから、つい逃げちゃったけど…あの例のオルフェノク？って言ったかしら、あの怪人はそれほど恐ろしいのかしら…）
モブフェノク「ウァアアア！」
ほむら「オルフェノク！まさかもう一体居たの！？」
ほむら（どうする？今の私はただの一魔法少女としての力しか持っていない…それに加えて私は相手側の情報が全くない…ここでは逃げて、兄さんとの合流を目指すべきかしら…？）
ほむら「」イラッ
ほむら「……」（ヘシン！）
モブフェノク「ファッ！？……ツルペタなラインがより強調されてセクシー！エロい！しゃぶらせて！」（ヘッドスライディングー
ほむら「……」（ガシャン！）
モブフェノク「」ぴたーん
ほむら「今、私が使える力は、ほんの少しばかりの時間停止能力…」
ほむら（それにしてもまさか一瞬で距離をここまで詰めれるとは…オルフェノクの身体能力は侮れないわ…）
ほむら「チッ」
ほむら（大分弱体化してるとはいえ、まさか10秒までとは…）
モブフェノク「ファッ！？女装少年がワイの後ろ」
（ガシャン！）
モブフェノク「」ぴたーん
ほむら「しかし…この盾には時間停止と収納庫以外にも…」ガサガサ
ほむら「私が望んだ物が銃器なら、
盾の中で精製され…使える…！」
ほむら「まずはM500！」（バギューン）
（ガシャン！）
モブフェノク（ドボォ！）背中にぶち込まれる音
モブフェノク「オブェ！」
モブフェノク「」ぴたーん
ほむら（精製された銃器は一度に一丁しか出せないし、しかも一々盾の中に手を突っ込まなきゃ銃が取り出せないけど…）ガサガサ
ショットガンのイサカを取り出すほむら
ほむら（初めから自分が望む弾で、しかも装填済みの状態で使えるのは…）
スラッグ弾が装填されたショットガンをオルフェノクのケツへと連続的に叩き込むほむら
ほむら（やはり便利！）
トボボボボボォ！
モブフェノク「！！！アッアッアッアッ……」
ほむら「効いたかしら……？」
モブフェノク「あああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！」（灰になって崩れ落ちる音）
ほむら（まるで結界内で死んだ場合の魔法少女みたいね…それにしても最初のオルフェノクはムカデをイメージした外見だったけど、このオルフェノクは…ランチパック？）
ほむら「あっいけない、兄さんの元へ行かないと！」
草加「……！」（無言でカイザブレードを叩き込む）
琢磨「オブェ！」ズサー
琢磨（つ、強い！確かに以前から彼には成長を感じられましたが、幾ら何でも今日の彼は異常だ…！妹を使った脅しで彼を動揺させようと思いましたが、逆効果でしたね…仕方ない）
琢磨「ふふふ、やれますかねぇ？」
草加「なに笑ってやがる！くだらん、死ねぇ！」
カイザブレードで琢磨にトドメを刺そうと、ブレードを振り上げたその時
後ろから突如現れたマンボウ型オルフェノクが草加に体当たりをかました
草加「グッ！新人は一体だけじゃなかった…ってことか！」ヨロヨロ
琢磨「ふふふ、奥の手というものは隠しておくものですね…これで形勢逆転です。貴方は自身の命どころか、妹さんも守れれずに死ぬのです」
琢磨「自身の無力さをよく味わってから…死ねぇ！」（ムチバシーン！）
草加（俺はこんなところで死ぬのか…？あの時の同窓会でも俺は真理を守れなかったのに、妹のほむらも守れずに…死ぬのか？）
変身は既に解け、生身でムチを受ける草加、当然意識は殆どない
草加「……」（ピクピク…）
新人オルフェノク「」（虫の息）
琢磨「変身も解け、生身で先ほどと同じ量のムチを打ち込まれたら流石に苦しいでしょうねぇ…特別サービスです、今楽にしてあげますよぉ！」
最後の一撃と言わんばかりに勢いをつけてムチを叩きつけようとする琢磨、その顔は勝利を確信していた
だがムチが叩いたのは何もない地面だった
琢磨「なななな！何処へ行ったんですか彼は！目を逸らした瞬間に首を折るアレなのですか！？」
予想外のことが起きて慌てふためく琢磨
声のする方向へ顔を向けると、公園
内にある雨除けの建物の屋根の上に立ち、伸びてる草加を抱えてるほむらがそこに居た
琢磨「な！貴方は妹さん！しかしどうしてここまで！？貴方は別のオルフェノクから逃げていたはずだ！」
ほむら「倒した…と言ったら信じてくれるかしら？」
ほむら「兄さんを傷つけた貴方たちの罪はとても重いわ」（ガシャン！）
琢磨「！草加雅人だけが屋根の上で横になっている！彼女はどこにい！？」
ここよ、と声のする方向へ身体を向けた先には、ほむらが立っていた。
しかし少女の身体に到底似合わない、巨大なサイズの銃を構えて！
ほむら（GX-05…通称ケルベロス！まさかこんな代物まで出せるとは…じゃあ、行くわよ！）
引き金を思っ切り引くほむら
毎秒三十発の連射速度で撃ち出され、それも大口径かつ特殊な徹甲弾が新人オルフェノクを襲った
ほむら（一人撃破！よし、次はあのムカデオルフェノクを！）カチャ…カチャカチャー
ほむら（弾切れ！？こんな時に！）
敵の反撃は来ないかとすぐに琢磨へと目を向けるが…彼は背を向け逃げていた
草加「ここだ、ほむら…」
ほむら「兄さん！良かった、無事だったのね！」
草加「ああ、お前のおかげで無事だ…感謝をしたいが…ほむら、その銃は…いや、お前のその力は何なんだ…！」
ほむら「………！」
ほむらはやっと気がついた。自身の姿が、オルフェノクと先ほどまで戦っていた時の姿のままであることに…
第三話完
琢磨「ハァハァ、なんなんだあの少女は！？何者なんだ！瞬間移動？武器の精製？幾ら何でも私の範疇を超えている…とにかく逃げないと…ウワァ！」（すってんころりんー
琢磨「う、ううう…誰ですか足をかけたのは…」
北崎「琢磨くぅん、やぁっと見つけたよぉ…」
琢磨「きききき、北崎ささささん！どどどどうしたんですか！？」
北崎「どうした？って、なんだいその他人事みたいな言い方は、良くないなぁ…こういうの…」
北崎「二日前の夜にずっと、マウスが握れない僕の代わりに琢磨くんが、僕の艦娘のレベル上げしてくれたよね…」
琢磨「ええ、そうですね。貴方の希望通り、駆逐艦を中心としたレベル上げをしつつ、伊58を使って資源残量の底上げに努めてましたよ…！キチンと役目を果たしたはずですし、朝になって貴方にデータを見せたら満足してたじゃないですか！」
北崎「それなんだけどねぇ、今朝届いたスマートブレイン製の特注マウスで、艦これやってみたら、伊58がロストしてたんだよねぇ…どういうことかなぁ琢磨くぅん…！」
琢磨（なんでよりによって北崎さんお気に入りのゴーヤなんだよぉぉお！）
琢磨「し、知りませんよ…私が…僕がロストをさせるなんて…！きっと
よ、妖精さんの仕業ですよ！」
北崎「……」（ヘシン！）
琢磨「や、やめてよして触らないで灰になるからァ！」
琢磨「アッーー！」
NaNじぇいで人気のネタは全部入れていくのか……(困惑)
草加とほむらは兄妹で過ごしたことで、原作よりも少し人間が出来てます
とりわけ草加はたっくんと真理が関わってないので、落ち着いてます
「兄妹」の存在は呪怨サイドの登場人物にも影響を少なからず与えています
次回はまた間が空くと思われます
じゃけん(録画して)夜見ましょうね〜
呪怨みたけど恨みが連鎖して怨霊の被害者が増えるとか屑もいいとこですね・・・
まあオルフェノクの場合はたっくんや海堂が例外すぎるんだけど
呪怨のアレはほんと手の付けようがない
パロディ版のカッポンさんで俊雄くん撃退したやつすき
今週中に一話分投下出来そうです
録画しといた呪怨を観ましたが、敏雄君の裸姿に興奮してました
突然ですが一話の草加の佐伯家に起きた事件の説明全般に、訂正が必要になりました（あの時は単発ネタスレのつもりで立てたので、全然後のことを考えてませんでした）
では訂正版の年表を（ほむらが悪魔になり改変したことによって、あちこち矛盾が生じてますが許しちくり〜）
ほむら10歳 草加17歳 野獣24歳
佐伯家一家殺害事件発生
敏雄君の担任も行方不明
村上家失踪（Vシネマ版呪怨）
ほむら自体は入退院を繰り返していて、学校やらニュースにやらは疎い状態
ほむら11歳 草加18歳 野獣24歳
新郎新婦の北崎家とそれを斡旋した不動産屋鈴木家に怪異が降りかかる（Vシネマ版呪怨2）
ほむら12歳 草加19歳 野獣24歳
徳永家失踪（劇場版呪怨）
遠山、（空き家状態になった）佐伯家を燃やそうとするも失敗
ほむら、心臓病が悪化し死にかける
治療の関係上六年生の二学期に見滝原へ
草加、一人暮らしを始める。流星塾の同窓会に出席し無事死亡する
ほむら13歳 草加20歳 野獣24歳
ほむら、見滝原中学に入学。設定上この年に魔法少女に
佐伯家の呪いは平常運転
ほむら14歳 草加21歳 野獣24歳
555本編開始 咲本編開始
悪魔になったほむらの時間と意識が始まる。夏休みを利用して二年ぶりの帰省（ほむら的に何十年振りの帰省）
草加、ほむらが帰省するとの一報が入り、自身も帰省
なんの問題もないね♂
コラ！なに勃↓起↑してる！
野獣の年齢が変わってなくて草生える
（続き）もう待ちきれないよ！早く出してくれ！
次回の投下は日曜日を予定してます
しかし本当にageられませんねこのスレは…
ランチパックとか小ネタが豊富で非常に新鮮で非常に面白い
もう続きが待ちきれないよ！早く出してくれ！
酉はやっぱりやめた方が良さそうですね
ほむら「ーーーーというわけで、杏子が挟まったおかげでレーダー補足できるようになったストーカーファッションレズのメンヘラゆるけつ脱糞健忘勘違い尻軽あばずれビッチショタコンクソ雑魚ナメクジの美樹さやかに引導を渡して、薄汚い奴の魔の手からまどかを救い、暇が生まれたからこうして帰省したのよ」
ほむら（魔女の存在やまどかの世界改変、そして私の実年齢が凄まじいことになってることと悪魔になったことは省いたけど…平気よね）
草加「そうなn……痛！」
ほむら「あっ、ごめんなさい兄さん」
ほむら（巴マミレベルではないにしろ、ソウルジェムの能力を応用して兄さんの身体を治してるけど…骨折とかしてなくて良かったわ…）
ほむら「ええ、そうよ。兄さんが真理さんを守りたかった為にそのベルトを手にしたように、私もある子を守りたかったからこの力を手に入れたのよ」
ほむら「……信じてくれるかしら？」
草加「………」
ほむら（顎に手を当てて深く考えてるわ…やっぱり魔法なんてモノ、それも疑い深い兄さんが信じてくれるわけない…か）
ほむら「ファッ！？魔法とか魔獣…そんな私の話を信じてくれるの！？」
草加「そもそもこの目でさっきのオルフェノクとの戦いを見たしな。仮にお前に何らかの能力が無いなら、中学二年の女子が突然屋根の上によじ登って現れたり、何もない所から銃を取り出したり、大の男でも扱いこなせない銃を自在に操ったりしたことをどう説明するんだ？それにこうして今もよくわからない力が作用して、俺の怪我を治してるんだしな」
草加（というか、そもそも俺らは呪いが実在するという、常識的に考えたらおかしな前提で動いてるしな…）
ほむら「よかった…」ホッ
草加「それで例の調査の件だが…」
ほむら「！！」（ゴクリ…
ほむら（兄さんが険しい顔してるわ…やっぱり「危険な真似をするな！」とか言われるのかしら）
草加「手伝ってもいい…いや手伝ってくれ」
ほむら（家族内でも負けず嫌いの兄さんがこうも素直に人に助けを求めるなんて…）汗ダラー
草加「それも普通なら認知出来ない、または科学的に証明出来ないオカルトじみた奴らとの戦いだったんだ。これから家の調査を始めるが、いつどこでオルフェノクや呪いの脅威が襲って来るか分からない。そういう点を踏まえると、お前が居た方が助かる…まぁなんだ、よろしく頼むぞほむら」
草加（やっぱり変わった…単純な戦闘力とかじゃなくて、こいつは確実に強くなった。守りたい人…か）
草加「……もういいか？ とりあえず俺たちには情報が足らん。本当は兄貴に直接問いただしたいが…今は居ない。そこでまずはあの家について調べるよりも、兄貴に直接問いただした際にはぐらかされない為に外堀を埋める意味も含めて、兄貴についての調査を進めるぞ」
草加「ほむら、兄貴は一日の半分以上を何によって拘束されてる？」
ほむら「ええっと…大学？」
草加「そうだ。しかし兄貴が大学に行くと言って、家を出てから家に帰って俺たちに顔を見せるまで、俺たちは兄貴が本当に真っ直ぐ大学に行き、そしてその日の講義を全て受け、部活やサークルに参加し、寄り道せずに家に帰って来たのか分からない…この際、兄貴はあの家について独自に調査をしてるという前提で話を進めるぞ」
ほむら「ええ」
ほむら「本来なら大学に居なきゃいけない時でも抜け出して何処かに行っている…？」
草加「今日みたいな日でも無理がある言い訳でどっかに行ってしまったんだ。その可能性が十分考えられる…」
草加「ああ、だから『兄貴が突然何処かに出掛けた日』と『あの家に関係ある事件が発生した日』を照らし合わせてみるんだ」
草加「家族の多く、または一家全員、そしてそれらと親しい間柄だった人間が失踪し今現在も行方不明、それか木の幹に埋められるとか人の理解を超える不審死をした事件なんて早々無い。」
草加「その他にも被害者の生活行動範囲の近くにあの家が近くにあるはずだ…そういった点を踏まえれば、あの家が関わってる事件の特定は簡単…そしてそれは膨大な量になるはず」
ほむら「なるほど。でも『兄さんが何処かに出掛けた日』の特定方法は？失踪事件の方はインターネットでもある程度は調べられるけど…」
草加「俺たちが目の届かない時間帯に、兄貴の周辺に居る人に直接聞かなきゃならんな。昨夜ウチに来た兄貴の後輩の遠野さんや、その他にも兄貴が所属してる空手部の人達から、兄貴について何かしら聞けるはずだ」
草加「善は急げ、遠野さん達が大学から帰る前に会わなきゃならんから、急ぎ足で行くぞ！」
ほむら（PASMOの残金足りたかしら…）
草加（Suicaの残金が怪しいな…）
下北沢大学
セミ兄貴「ミーンミンミンミン(迫真)」
ほむら「ここが下北沢大学…都内に建てられた大学なのに広い敷地ね。ここの医学部卒業者はあの大企業のスマートブレイン社からにもスカウトが来るらしいわね…留年しちゃった浩二兄さんにもそんな素敵なオファー来るのかしらね？」
草加「スマートブレイン以外ならなんでもいいさ。そんなことより遠野さんを探すぞ」
ほむら（あっ、この気が抜ける声の人は）
草加「あなたは…？」
？？「よく考えたら雅人君とは初対面だったゾ。俺は三浦、空手部で、田所の先輩なんだゾ」
草加「あなたが三浦さんでしたか。いつも兄がお世話になってます」
ほむら「ご無沙汰してました」（兄さんと言い、三浦さんも大学祭の頃から然程変わってない…）
ほむら「えっ、そ…それがですね…」
ほむら（な、なんて説明しようかしら…）汗ダラー
ほむら（えっ！兄さん何言ってるの！？）
三浦「あっ、そうか…もうそんな季節だったゾ。田所の奴も幸せな男だな…催し場所は君たちの家かい？」
草加「はい、そうです。参加して頂けますか？」
草加「ええ、その点なら僕たちがーーー」
ほむら（す、凄いわ…初対面かつ悪人ではないけど少し癖がある年上の人相手に、それも当初予定に無かった事（嘘）を入れてコミュニケーションを…計画を立ててる…）
草加「ーーーああ、そうだ（自然的）。三浦さん、兄って偶に本来の予定をすっぽかして、一人で何処かに行ってしまったりしません？実は今日二人で来れたのも、兄が一方的に何処かに行ったせいなんですよ。困ったことですよね」
ほむら（本題に乗り出したわね）
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ほむら（浩二兄さん…やっぱりあなたは…？）
草加「講義をしている時間や空手部での活動、はまたま皆さんと遊んでいる時でも抜け出したりしてるんですか?」
三浦「おっ、そうだゾ。せめて行き先ぐらい教えて欲しいけど、その都度はぐらかされるんだよなぁ…」
ほむら「あの！それで何日ぐらいのこととか覚えてませんか！？」
三浦「最近の件ならハッキリ覚えているゾ。あれは梅雨が終わって最初の土砂降り日だった7月の4日だったゾ。あいつ裸に河童スタイルで雨の中、外に出て行ったゾ」
草加（がっつき過ぎだぞほむら。要らぬ警戒心を抱かさせることになる）
三浦「うーんそうだな…最近の件より一つ前なら…ご先祖様が参加したバルバロッサ作戦開始の日と同じだった6月22日だったゾ。それより前のは…ご先祖様が戦死した日かつ、ベルリンが陥落した5月8日だったかな。実は教科書にも載ってる赤軍兵士が旗を掲げてる写真あるんだけど、あれをやるまでにご先祖様とフィンランド人が最期の抵抗をして、赤軍兵士50人ほど頭かち割られて地面に落とされたらしいんだゾ」
ほむら（さらりとすごい吹っ飛んだ話をしてるわね）
三浦「それ以前になるとかなり曖昧だゾ。４月の中旬ぐらいのーーー」
三浦「俺が分かってる範囲ではこのくらいだゾ」
ほむら「ありがとうございました三浦さん」
三浦「…勘繰るようで悪いんだけど、どうしてこんな事聞くんだゾ？何かあったのか？」
ほむら「……（アカン）」汗ダラー
草加「実は最近兄のお金の使い込みが激しい（大嘘）ようで、金融会社からの手紙が来たんですよ」（暗黒微笑）
ほむら（ファッ！？ちょっと雅人兄さん、何行ってるの？）
ほむら（やっぱりこの人を敵に回したくないわ…勝手に賭博狂いにされて浩二兄さんかわいそう）
三浦「下の子達を心配させるとは…人間の屑があの野郎…！ ふむ、話は分かったぞ。それとパーティの件に話を戻すけど、俺以外の奴らも呼ぶ気なのかい？」
草加「ええ、遠野さんや木村さん達にも声をかけてみようかなと思っています。ええっと…空手の道場って何処にありますか？」
ほむら「とすると…もう遠野さんと木村さんは大学には…？」
三浦「いやいや、二人とも大学に居るゾ。田所が空手部と水泳部を掛け持ちしてるように、遠野も水泳部の他にオカルト関係のサークルに所属してるんだゾ。定期的に噂の地に向かってはそこでの話をしてくれるから、俺と木村も遠野の所で時間を潰してることもあるんだゾ」
草加「ならそこに行くか…三浦さんありがとうございました」
三浦「おっ、ちょ、待てい（江戸っ子）。どうせならサークル棟まで案内するゾ」
オカルトサークルの部屋
木村「へぇ、それで東北地方に出没する八尺様とやらの正体は身長197cmの女子高生だったんですかぁ…中々ホンモノには当たらないもんですね」
遠野「ハハハ、ホンモノなんかに遭遇したら今この場に僕は立ってませんって。それに本当に危険なとこなんて早々無いですしね」
木村「本当に危険な…というとやっぱり平将門公の首塚ですか？」
遠野「ハハハ、東京に爆弾を落としたアメリカ軍に何も罰が当たらない時点で首塚には呪いなんて無いってば」
遠野「あっ、どうぞ」
ガチャ
ほむら「こんにちは遠野さん…それと」
草加「初めまして木村さん。兄がお世話になってます」
遠野「こんにちは、ほむらちゃんと雅人さん。昨晩の麻雀面白かったね！」
木村「兄…？ああ、田所さんの下の子の雅人さんとほむらちゃんですか。初めまして」
草加「それにはわけがありましてね。実は今度の兄の誕生日にーーー」
遠野「ーーー成る程、それで参加者を探しにここまで遥々と…外は暑かったでしょう、キンキンに冷えたオランジーナでも飲んで熱くなった身体を冷やしてください」
ほむら「いただきます」（ゴクー
草加「それはそうと遠野さん、実は最近兄が賭博をーーー」
ほむら「ありがとうございます遠野さん」メモカキー
木村「しかし田所さんも困ったもんですね。賭博に手を出して2人を心配させるなんて」
遠野「でも先輩が賭博なんて…いや待てよ、この前僕にプレゼントしてくれた代物は高価だったし、やっぱりまさか…うーん…」
遠野「それもそうですね…あっ、そうだ（唐突）。皆さんこれから肝試しやりませんか？近場で中々のスポット知ってるんですよ」
草加「……」
木村「それって先言ってた『本当に危険な場所』…じゃないですよね？」
遠野「ちょっと雰囲気がある空き家レベルですから平気ですよ平気。そうだ、三浦さんも誘いましょうよ！ねぇほむらちゃんも平気でしょ！？」
ほむら「えっ、私ですか。その…怖いから行きたくないなぁ…って」
ほむら（ここは女であることを活かして、兄さんみたいな猫被りをしなきゃならないわね…遠野さんには悪いけど、私達はこの後すぐに行動に移さなきゃならないから付き合えないわ）
草加「………」
草加（さて、そろそろ帰りたいが…後腐れない自然的な離脱の方便は…）
ほむら「雅人兄さん、干してた布団取り込まないと…」
草加（ナイスだほむら）
草加「それもそうだな…遠野さん、突然お邪魔した身なのに、飲み物ありがとうございました。木村さんも8月10日に待ってますよ」
木村「急いでるようですし、遠野さんの話はまた後日ってことにしましょう。お2人ともそれではまた」
遠野「……うんさようなら。帰り道には気をつけてくださいね」
兄妹「さようならー」ガチャ
遠野「そうだ、2人で行きませんか？」
木村「うーん、こんな時間ですしオリョクルで資源貯めたいから僕もそろそろ帰りますね遠野さん。今日も面白い話ありがとうございました」ガチャ
木村「あっ、そうだった。悪いですけど僕は触らぬ神には祟りなし主義なんで、やっぱりその手の場所には行けません。遠野さんごめんなさいね。それじゃまた明日ー」
遠野「………」チッ
大学の外
草加「大分陽が沈んでるな。これからどんどん一日の日照時間が減っていくと思うと憂鬱だな。布団もあるし急ぎ足で帰るぞほむら」
ほむら「ええ、そうね…でも兄さん、あんなやり方で聞き出して良かったのかしら？パーティとか、浩二兄さんが賭博してるなんて嘘を付くなんて…」
ほむら「でも兄さん、賭博は…」
草加「ほむら、これは兄貴の親しい人間を巻き込まない為の処置でもあるんだ。本当のこと、つまり下手にあの家のことについて言ってみろ、それで興味を持ったりしてあの家に足を踏み入れさせてしまったらどうなるんだ？呪いの対処法も分からないんだぞ？これは兄妹の内で解決しなきゃならん話なんだ」
ほむら「…ごめんなさい雅人兄さん。そうだ、例の『兄さんが何処かに行った日』と『あの家が関係してる失踪事件の日』の照らし合わせ頑張らなきゃね」
草加「いや、その必要はない。お前がトイレに行ってる間にやっといた」
ほむら「早いわね…で、どうだったの？」
ほむら「そう…なのね。じゃあ浩二兄さんと面と面を向かい合わせて話さなきゃね…ところで兄さんとは連絡がついたの？」
草加「いや、さっきから電話してるんだがな…電波が悪いせいなのか、全然出ないんだ」
ほむら「浩二兄さん、どうしたのかしら？」
草加「ん？噂をすれば兄貴か」カチャ
草加「はいもしもし、これから帰って布団を…はっ！？」
ほむら（何かあったのかしら？）
草加「そうか、分かったよ。午前中の…ああ、じゃ」ピッ
草加「……」
ほむら「どうしたの？浩二兄さんは何て？」
すいません訂正前の文を>>173に入れてしまいました
修正後の方を次に投下します。混乱させるようなことをしてしまって本当に申し訳ありませんでした…
全部乾巧って奴の仕業なんだ！
>>1のやりたいように書いてくれよな〜頼むよ〜
ピピピピピピピピピ！（草加の携帯電話のメール受信音）
草加「噂をすれば兄貴からのメールか…どれ、内容は………！！！」
ほむら（雅人兄さんの表情が！何て書いてるのかしら？）
ほむら「どうしたの雅人兄さん？浩二兄さんからは何て？」
草加「……」
草加「兄貴が今から会いたい…だそうだ」
ほむら「え？つまり家に帰るんでしょ？」
草加「家じゃない場所で話したい事があるんだそうだ…」
ほむら「え、じゃあそこって何処なの？」
草加「あの家…佐伯家でだ…！」
ほむら「！！」
時間は少し遡って昼間の某所
野獣「ここが一番新しい事件の被害者宅…か…」
野獣（ここからの距離だと家に帰るのは少し遅くなりそうだ…ここは一先ずメールでも送って知らせとくか………！！）
野獣「しまった！携帯電話が無いぞ！！」
読んでくれているNaNじぇい民に感謝です
魔化魍で思い出したけどヒビキさんならカヤコぶちのめせそう（こなみ）
顎…吹き飛ぶ…あっ（察し）
続き待ってる
自分の周りにあれこれ問題が起き、投下は8月に入ってからになりそうです
読んでくださっているNaNじぇい民に深くお詫び申し上げます
やっぱりホラースポットに行くもんじゃないね（ゲンナリ）
え、なにそれは（困惑）
気長に待ってるで
そんなことになってたのか…乙シャス
イッチ大丈夫なんすかね