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女友「私のものになって」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 21:34:45 fN/pN.ko
女「………………は?」

女友「私、女ちゃんのことが好きなの」

女友「だから、私のものになって」ニコ

女「…………嫌だ」

女友「女ちゃんは私のこと嫌い?」

女「嫌い」

女友「ふふふ」クス


"
"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 21:39:22 fN/pN.ko
女友「そうやって、はっきり言うところも好き」

女「あっそ、本読みたいから一人にしてくれる?」

女友「屋上で読書なんて、素敵だね」

女「…………」ペラ

女友「それとも、クラスに居場所がないからここで読書してるの?」ニコ

女「………………」ピク

女友「居づらいもんね、あのクラス」

女「…そうね」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 21:44:56 fN/pN.ko
女「アンタの支配するクラスなんて少しでも居たくないわ」

女友「支配なんてしてないよ」ニコ

女「それと、私の友達面するの止めてくれる?」

女「私はアンタのこと友達なんて思ってないから」ペラ

女友「…………綺麗だね、女ちゃん」

女友「凛々しくて…凄くキラキラしてる」

女友(でもね、だからこそ私はね───)


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 21:59:28 fN/pN.ko
教室

委員長「女さん、また授業をサボりましたね」

女「数学嫌いだから」

委員長「っ!そういう問題では……」

女「今度からちゃんと出席する」

委員長「貴女、この前もそう言って…!」

女友「委員長ちゃん」

委員長「っっ?!女友さん……」ビク

女友「女ちゃんもちゃんと反省してるみたいだし」

女友「あまり怒らないであげて…?」キュッ

委員長「……女友さんがそういうなら」ドキ

女「………………」キッ

女友「……………」ニコ


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:09:08 fN/pN.ko
不良女「ったく、女友は優しすぎるんだよ」

委員長「不良女さん!服装はちゃんとして下さい!」

不良女「あぁ、はいはい」

不良女「それより女友、こんな奴庇う必要ないって」クイ

女友「あっ!」

不良女「私の相手してくれよー」

女友「甘えん坊だね、不良女ちゃんは」クス

委員長「…ず、ずるい」ボソ

女「………………」スッ

女友「もう帰っちゃうの、女ちゃん?」

女「………………」スタ


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:17:38 fN/pN.ko
ガシッ

不良女「おい、無視してんじゃねぇよ」

女「離して」

不良女「ほんとムカつくな、お前」グググ

女「っっっ?!」

不良女「このまま折って────」

女友「不良女ちゃん」

不良女「───ん?」

女友「女ちゃんを傷つけたら、許さないよ」ニコォ

不良女「?!」ゾク

バッ


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:25:32 fN/pN.ko
女(な、んだ…今のは…)ゾワ

不良女「ご、ごめ…女友…」ガタガタ

女友「私に謝るんじゃないよね」

不良女「っっ?!女、ご、ごめんなさい」

女(態度が急変した)

女友「許してあげて、女ちゃん」ニコ

女「っ…………」スタスタ

女友「ふふ、また明日」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:29:15 fN/pN.ko
───
──

女「ただいま」

女妹「お帰りなさい、姉さん」

女「妹、もう帰ってたんだ」

女妹「はい、今日は部活がお休みだったので」

女「そっか、今日は一緒に晩御飯作る?」

女妹「はい」ニコ


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:32:22 ZBrL5Z5w



10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:32:44 fN/pN.ko
女妹「あの、それと……」

女「うん?」

女妹「一緒にお風呂にも入りたいです」

女「えっ?」

女妹「ダメ、ですか…?」

女「いや、いいけど…久しぶりだからちょっと驚いて…」

女妹「部活が無いときくらいじゃないと、一緒に入れませんからね」

女「もしかして一人でお風呂に入るの、寂しいとか?」クス

女妹「え?!あ、あの…………はい」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:33:03 ZBrL5Z5w
ミス
お、期待


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:35:00 fN/pN.ko
女「そ、そうなんだ……」ドキ

女(なに動揺してるんだろ、私)

女「それじゃ、入っちゃおうか」

女妹「は、はい!」

女(姉妹でお風呂なんておかしなことじゃない)

女(…………お互い高校生だけど)


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:39:28 fN/pN.ko
チャポン

女「ふぅぅ……」

女妹「気持ちいいですね」

女「学校帰りのお風呂は染みる」

女妹「姉さん、オジサンみたいですよ」クス

女「うぅ……」

女妹「姉さん、右手どうしたんですか?」

女「え?」

女妹「誰かに掴まれたみたいに赤く…」

女「あぁ、これは……」

女友「─────」ニコォ

女「…………!」ゾク

女妹「姉さん……?」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:42:19 fN/pN.ko
女(震えが……)ブル

女(あの時、女友から感じたのは…)

女(圧倒的『恐怖』だった)

女(暗い…真っ暗な笑顔)

ギュッ

女「?!」ビク

女妹「………………」ギュッ

女「………ごめん」

女妹「どうして謝るんですか?」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:44:23 fN/pN.ko
女妹「こういう時は謝るものではないですよ」

女「………ありがと」

女妹「はい……」ギュッ

女(あぁ、震えが収まっていく)

女(あったかい)

───
──



16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:49:25 fN/pN.ko
翌朝

ピンポーン

女「朝から誰か来た?」シュル

女妹「出ますね」ピッ

女妹「はい」

女友「おはようございます」

女「………?!」ビク

女友「女さんと同じクラスの女友と申します」

女友「女さんはいらっしゃいますか?」

女妹「はい、少々お待ち下さい」ピッ

女妹「姉さん、お友達が……」

女「行ってくる」スタスタ

女妹「あっ、姉さん?!」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 22:52:26 fN/pN.ko
ガチャン

女友「おはよう、女ちゃん」ニコ

女「……何の真似?」

女友「んー、女ちゃんと一緒に登校したいなって思ったから」

女「どうして私の家を知ってるの?」

女友「教えてもらったの」

女「誰に?」

女友「ふふふ」ニコ


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:01:42 fN/pN.ko
女「………………」スタスタ

女友「さっきの可愛い声、女ちゃんの妹さんだよね」

女「………………」スタスタ

女友「女ちゃんに似てきっと可愛いね」

女友「会ってみたいなぁ」ニコ

ガシ

女「妹に手を出したら許さない……!」

女友「どう、許さないの?」

女「っっ?!」

女友「私を殺す?」クス

女友「女ちゃんになら殺されてもいいよ」

女「………………あっそ」バッ


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:07:10 fN/pN.ko
グイッ

女「なっ?!」

女友「寄り道しよっか」ニコ

女「……遅刻する」

女友「授業サボってるんだから、遅刻くらい問題ないよ」クス

女「アンタは……」

女友「心配してくれるの?」

女「………………」

女友「大丈夫、今日はお休みの電話したから」

女「は?」

女友「ほら、行こっ!」グイ


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:14:11 fN/pN.ko
───
──

女「ここは……」

女友「私のお気に入りの場所」

女友「初めて他の人と来ちゃった」ニコ

女(凄い大きな木……こんな場所があったなんて知らなかった)

ギュッ

女友「女ちゃん」

女「っ?!は、離せ!」

女友「好きよ、大好き」

女「黙れっっ!!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:20:27 fN/pN.ko
バッ

女「私はお前が嫌いだっ!」

女「お前の全てが大嫌いだっ!!」

女友「………………」

女「はぁ…はぁ……!」

女友「……………………ふふ」

女「………?」

女友「ふふふ」ニコォ

女「………………」ゾク

女友「女ちゃん、今の顔凄く素敵だよ」

女友「もっと良くみせて……?」ドンッ

女「っ?!」ドサ


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:23:48 fN/pN.ko
女(体が動かない!また、震えが……!)ブル

女友「やっぱり、女ちゃんは他の子とは違うね」

女友「だから、大好きなの」ニコ

女(何を言ってるんだ…意味が分からない)

女友「………女ちゃん」スッ

女(顔が近い………えっ…?)

チュッ


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:28:08 fN/pN.ko
女(…今、何が起こってる?)

女友「んっ…ちゅっ…」

女(キス、されてる……どうして)

女友「あは…私、凄くドキドキしてる」

女友「委員長ちゃんとか不良女ちゃんの時は全然しなかったのに」

女友「女ちゃんはやっぱり特別なんだね」ニコ

女(………………………何言ってるんだ?)

女友「女ちゃん………ちゅっ」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/23(水) 23:34:47 fN/pN.ko
───
──


女(…今、どのくらい時間が過ぎたんだろう)

女友「ん…ぁっ…ちゅぅ…んふ…っ」

女(女友は何度も何度も私にキスをした)

女(どうして抵抗できないんだろ)

女(私はコイツに支配されてしまったのか…?)

女妹『………………』ギュッ

女(………違う、支配なんかされてない)

女(私はっ……!!)

ガリッ

女友「………………」ポタ

女「はぁ…けほっ………」グイッ

女友「痛いよ、女ちゃん」クス


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 02:43:31 GvVatsZM
百合百合しいぜ



26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 13:36:35 OYqTkhaE
女「もう帰る」フラッ

女()


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 13:39:59 OYqTkhaE
↑ミス

女「もう帰る」フラッ

女(体に力が入らない…)

女友「大丈夫、女ちゃん?」キュッ

バシン

女「私に触るなっ!!」

女友「ふふ、さっきのキスで力抜けちゃったんだね」

女「………うるさい」スタ

女友「また、しようね」ニコ

女(二度とするか)


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 13:44:32 OYqTkhaE
ガチャン

女「ただいま、って誰もいないよね」スタ

女「………………はぁ」ドサッ

女(本当に何考えてるんだろ、あいつ)

女「キス、初めてだったな」

女友「──────」チュッ


女「っっっ!!!」ゾク

女「………寝よう」

───
──



29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 19:32:48 4viRC07w
女妹「姉さん」ユサユサ

女「んっ、妹………?」パチッ

女妹「ソファーで寝ると風邪をひいてしまいますよ?」

女「んん、ふぁ………」

女妹「それにしても珍しいですね、お風呂に入らないで寝てしまうなんて」

女「今日は疲れちゃったから、眠くて」

女妹「お風呂沸いていますから、入って来て下さい」

女「今日は一緒に入らないの?」

女妹「えっ?」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 19:36:21 4viRC07w
女(って、何聞いてんだろ私)

女妹「今日は別々で入りますね」

女妹「晩御飯の支度、済ましておきますから」

女「そっか」

女妹「あの、その代わり……」

女「その代わり?」

女妹「いえ、また後で」ニコ


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/24(木) 22:41:07 lDUtreqs
チャポン

女「ふぅ………」

女(どうしてだろ)

女(さっきから、ずっと女友のこと考えてる)

女(キスされたこと……)

女「………気持ち悪い」

女(支配されたつもりはない)

女(けど、この体のどこかにあいつがいる気がする)


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/25(金) 01:16:13 j6ktTjCs
きた


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/25(金) 21:58:31 ks/SI9FQ
いいね


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/25(金) 22:57:29 f.xnQGW2
まつ


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:14:28 GfGU6eYE
女(委員長も不良女も…クラスメイト全員が女友に怯えてる)

女(何か弱みでも握られてるのか…?)バシャ

女(女友の家は裕福だって聞いたし)

女(何か裏でやってるのかもしれない)

女「………………………」

女「私は、負けない」

女(絶対、挫けたりしない)


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:17:52 GfGU6eYE
───
──

女部屋

トントン

女「どうぞー」

女妹「失礼します」ガチャ

女「どうしたの妹…って、それ枕?」

女妹「あっ、はい」

女妹「あの…その、今夜は一緒に寝たいと思いまして」モジ

女「………一人じゃ寂しいの?」


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:21:09 GfGU6eYE
女妹「寂しいのもあるんですけど…」

女妹「単純に姉さんと一緒に寝たいんです」カァァ

女「そ、そう…」ドキ

女(うぅ、ドキドキしてきた)

女「じゃあ、おいで」ニコ

女妹「………はい」ニコ

ギシ


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:23:48 GfGU6eYE
女妹「姉さん」

女「うん?」

女妹「姉さんの体温、凄く伝わってきます」スリ

女「ちょっと近すぎない…?」ドキ

女妹「せっかくですから、姉さんに寄り添って眠りたいんです」ニコ

女「うぅ………」

女妹「姉さん、凄くドキドキしてますね」

女「聞かないでっ!」


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:26:40 GfGU6eYE
女妹「意識、してくれてるんですか?」

女「意識…というか、こんなに近いと照れちゃうよ」

女妹「ふふ、ではもっと寄り添います」スリ

女「あっ、こら!」

女妹「姉さん、抱き締めて下さい」

女妹「そしたら、安心して眠れますから」

女「今日は随分と甘えん坊なんだから」ギュッ


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 00:29:46 GfGU6eYE
女妹「昔から私は甘えん坊ですよ」クス

女「そう?昔からしっかりしてる子だったような」

女妹「お行儀良くしてただけです」

女「やっぱりしっかりしてるじゃない」

女妹「でも、昔から甘えたかったんです、姉さんに」

女「………そっか」

女「今からでも、たくさん甘えなさい」

女妹「姉さん…ありがとう………」スー

女「………………」スー


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 09:56:23 VM.FwjwY
朝だぞ、早く書くんだ


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:11:56 GfGU6eYE
プルルル プルルル

不良女『もしもーし』

女友「こんばんは、不良女ちゃん」

不良女『女友?!今日どうしたんだよ、休んだりして!』

女友「ちょっと体調が悪くてお休みさせてもらったの」

不良女『もう大丈夫なのか?』

女友「うん、明日はちゃんと行くね」

女友「それでね、不良女ちゃんにお願いがあるの」

不良女『女友の頼みなら断れないなー』

女友「ふふ、ありがとう不良女ちゃん」

女友(明日が楽しみだね、女ちゃん)クス


43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:15:29 GfGU6eYE
翌日

女「………………」ガララ

シーン

女(…………………?)

女「………………」スタスタ

不良女「今日も変わらず無愛想な顔してんな」ニヤ

女「…………」

不良女「ちっ、相変わらず無視かよ」

不良女「まぁ、いつまでそんな態度でいられるかねー」

女(どういう意味だ…?)チラ

女友「……………………」ペラ


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:17:30 GfGU6eYE
女(おかしい………)

女(明らかにクラスの雰囲気がおかしい)

女(さっきからこっちの様子を伺ってくる)

女(また、女友が何かしたのか………?)

女(とにかく早くここから出たい…)


45 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:26:42 GfGU6eYE
放課後

女(帰ろう…)スッ

不良女「もう帰んのかよ」スタ

女「………何か用?」

不良女「ちょっと顔かしな」

女「行く義務はない」スタ

不良女「あっそ、まぁいいけど…」

不良女「じゃあ、お前の妹でも連れて行くか」ニヤ

女「っ?!」バッ

不良女「そんな睨むなよ、お前が言うこと聞けば妹には何もしねーよ」

女「……………………」チラッ

女友「………………………」クス

女(女友…っ!!)ギリ


46 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:28:27 GfGU6eYE
女「………わかった」

不良女「じゃあ、ついて来な」スタスタ

女(…………負けない)キッ

女(お前が何をして来ても私は………!)

女友「……………………」


47 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:32:43 GfGU6eYE
体育倉庫

女「こんなところで何の用だ」

不良女「………………くく」

女「…………………?」

不良女「あっはははは!」

女(な、なんだ………?)

不良女「いや、悪い…これから起きることを考えたら笑えてきたんだよ」

不良女「お前が地獄に落ちるその時がきた…」

女「何を言って───」

ガンッ

女「──────?!」ドサッ

女(な…にが…………意識が…)ユラ

不良女「さぁて、楽しい楽しいショーの始まりだ」


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:36:35 GfGU6eYE
───
──


女「…………っ…!」ユラ

女(痛い…私…どうなって…)

ジャララ

女(何の音…?腕が動かせない)

不良女「やっとお目覚めか?」

女「…………??!」パチ

不良女「流石に待ちくたびれたぜ、おい」

女(ここは、体育倉庫の中…?)

不良女「どうだ、腕を鎖で吊り上げられた感想は?」ニヤ

女「なっ…?!」


49 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:39:34 GfGU6eYE
ジャララ

女「っっ…?!何の真似だっ!」

不良女「抵抗されたら厄介だからな…しかし」

不良女「良い眺めだな、みんな」

女(みんな…?)

ザワザワ チラチラ

女(クラスメイト全員いるのか…)

女「私をどうするつもりだ」

不良女「くく…お前良かったな…ここが女子校で」

女「…………は?」


50 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:43:25 GfGU6eYE
不良女「もし、ここが共学だったら…」スッ

ビリッ

女「……………………え」

不良女「犯されてるよ」ニッ

女「っっっっ?!!」

不良女「へぇ、色白で良い身体してんじゃん」サワ

女「触るなっ!!!」

不良女「あぁ?ゴミが喋んじゃねぇよ!」ドス

女「ぐっ…!!」ズキ


51 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 16:47:41 GfGU6eYE
不良女「顔以外なら殴ってもいいって言われてるからよ…」

不良女「今日は好きなだけやらせてもらうぜ」ドス

女「っあ?!」

不良女「あっはははは、良いサンドバッグだよお前は」バキ

女「うぐっ…!」

不良女「色気のねぇ下着だな…こんなもんつけてる意味ねぇだろ」スッ

女「や…めっ…!」

ズリ


52 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 17:06:02 GfGU6eYE
不良女「あーあ、クラスメイト全員に乳首見られちまったなぁ」

クスクス

女「……………………!」ギリ

カシャ

女「?!」

女友「ふふ、記念に撮っちゃった」

女「女…友………」

女友「女ちゃん、とっても可愛いよ」ニコ

ザワザワ カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ

女「ぁ…ぁ…………」

不良女「随分と良い表情になってきたじゃん」

不良女「そろそろ下の方も脱がせちまうか」ニヤ

女「や…ぁ…」


53 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 17:11:37 GfGU6eYE
スッ

不良女「もうお前は私達に逆らえないなぁ」ズリ

女「──────!」

不良女「あっはははははは!!」

ジロジロ クスクス カシャカシャ

女友「……………………」ニコ

女「───────」

───
──



54 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 17:16:19 GfGU6eYE
───
──


不良女「そろそろ帰るか、よーし解散!」

スタスタ

不良女「ほら帰ろうぜ、女友」

女友「私はちょっと女ちゃんとお話していくね」

不良女「お話って…………」チラ

女「……………………」

不良女(まぁ、あの状態じゃ何も出来ないか)

不良女「じゃあ、また明日な」

女友「うん、また明日」ニコ

ガララ


55 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 17:27:56 GfGU6eYE
女友「女ちゃん、気分はどう?」

女「……………………」

女友「私の声、聞こえてるよね」

女「……………………」

女友「腕、辛いでしょ?降ろしてあげるね」

ジャララ ドサ

女友「…女ちゃん」スッ

バシン


56 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 17:32:43 GfGU6eYE
女友「あは、やっぱり」

女友「まだ絶望してないんだね、女ちゃん」ニコ

女「……………………」キッ

女友「ふふ、どうやったら女ちゃんは絶望するんだろ」スッ

女「触るなぁぁ!」ブン

ガシッ

女「っ?!」

女友「無理しちゃダメだよ、ボロボロなんだから」クス

女友「……ほんとに可愛いね、女ちゃんは」ギュッ

女「うぐっ…………」


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 19:42:16 GfGU6eYE
女友「どうしたら私のものになってくれるの?」スス

女「離せ!」

女友「ふふ………」グリ

女「い……っっ?!」

女(殴られたところを……!)

女友「さっきの写真、どうしよっか」グリ

女「……バラまきたきゃ、バラまけばいい」

女友「高校にいられなくなっちゃうよ?」

女「お前から離れられるなら、それもいいかもね」

女友「離れる?」クス

グイッ

女「っあ?!」ズキ

女友「じゃあ」


58 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 19:46:06 GfGU6eYE
女友「離すわけないでしょ」ニコ

女「…だったら、立ち向かうよ」

女友「うん、私とたくさん遊ぼ」スッ

女「また噛むぞ」

女友「いいよ、それも嬉しいから」

女友「ちゅっ…んっ……」

女「んん…!!」


59 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 19:49:03 GfGU6eYE
女(また意識が……)ボー

女(身体の中に女友の気持ちが流れ込んで来る)

女(冷たくて暗くて…)

女友「大好きだよ、女ちゃん」

女(私は─────)


60 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 20:46:17 LX26VX5Y
ここまで下種だと返って清々しいな


61 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:09:01 GfGU6eYE
───
──


女妹「ただいまです」ガチャ

女妹(姉さんの靴がある!)

女妹「姉さん!」

シーン

女妹(部屋にいるのかな?)スタスタ


62 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:14:02 GfGU6eYE
トントン

女妹「姉さん、寝ているんですか?」

シーン

女妹「入りますね」ガチャ

女妹「姉さ────」

女「…………………………」

女妹「────どうしたんですか…?!」バッ

女妹(制服がボロボロになってる…どうして?)

女妹「何があったんですか?」

女「……………………ゃ」

女妹「えっ?」

女「いやぁぁぁぁぁ!!」ドンッ

女妹「きゃっ?!」ドサ


63 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:17:58 GfGU6eYE
女妹「ね、姉さん…?」

女「来るな…見るな…触るなぁ!!」

女「私は負けない、お前に何か負けない!」ガクガク

女「私の中に入ってくるな…支配するなぁ!!」

女妹「どうしたんですか…」スッ

バシン!

女妹「っっ?!」

女「はぁ…はぁ……」ギリ


64 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:20:17 GfGU6eYE
女妹「姉さん、私です」

女妹「私は姉さんの敵じゃありません」

女妹「貴女を苦しめたりしません」スッ

女「?!」ビクッ

女妹「私は姉さんの味方です」ギュッ

女「……………………」ブルブル

女妹「大丈夫…大丈夫ですから」


65 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:52:46 P3zzjOgs
あー無理だわノシ


66 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 21:56:17 xCYNW27Q
俺はアリだわ


67 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 22:59:33 CLBRha.o
全員に受け入れられるのは、中々ね


68 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 23:07:15 GfGU6eYE
女妹「落ち着きましたか?」

女「…………うん」

女妹「何があったんですか?」

女「……………………」

女妹「私にも話せませんか?」

女「ごめん…」

女妹「ふぅ…わかりました」ニコ

女妹「話せる時が来たら話して下さい」

女「……………………」コクン


69 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/26(土) 23:14:13 ui8EFYOs
写真ばらまかれる覚悟があるんなら警察行って終わりじゃん
なんで行かないの?


70 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 05:04:13 mzqAhjXY
じゃあ警察が無い世界ってことでいいんじゃない?


71 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 19:03:27 5wVNEMTY
女妹「じゃあ、ご飯の用意しますね」スッ

女「待って!」ギュッ

女妹「姉さん?」

女「もう少し側にいて…」

女妹「……………………」ギュッ

女「ありがとう」


72 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 19:16:06 5wVNEMTY
女「……………………」スースー

女妹(寝てしまいましたか)

女妹(とりあえずベットに移動させないと)グイッ

女「ん…………」

女妹(相変わらず軽いですね、姉さん)

ギシッ

女妹「このまま着替えさせちゃいますね…」シュル


73 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 19:25:24 5wVNEMTY
女妹「っ…?!」

女妹(どうしてこんなに傷が……)

女妹「本当に何があったんですか、姉さん」

女「……女…友……」

女妹「女友さん……?」

女妹(この前、姉さんを訪ねてきた人)

女妹「その人が姉さんを傷つけたんですか?」

女「……………………」

女妹「……もしそうなら」スタ

女妹(私は絶対許しません)

ガチャン


74 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 19:37:54 5wVNEMTY
───
──

女『ん、ここは…………?』パチ

女『…………夢か』

女(この大樹、女友のお気に入りの場所)

女(どうしてこんな夢を……)

女友『ふふ、お揃いだね女ちゃん』

女『女友…?!』ビク

女友『お洋服、女ちゃんとお揃い』ニコ

女『え……?』

女『何で私…こんな白いワンピース持ってないのに』

女友『どうしてだろうね』クス


75 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 19:47:27 5wVNEMTY
女『お前、何か知ってるのか?』

女友『知りたいなら、こっちにおいで』ニコ

女『……………………』スタ

女(どうせ夢なんだから…何が起きても問題ないか)

女友『ふふ、女ちゃんとデートだね』

女『夢の中でも気持ち悪いな』


76 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 20:08:59 5wVNEMTY
───
──


女『デートで高校の屋上って…』

女友『二人の思い出の場所でしょ』ニコ

女『…それで何を知ってるんだ』

女友『もう随分、混じってるね』

女『…………は?』

女友『女ちゃんの身体に私が混じってるの』ニコ

女『っっ?!』

女友『女ちゃんも感じたでしょ?』

女友『私とキスした時に』クス

女『混じるって、どういう意味だ』


77 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/27(日) 20:13:27 5wVNEMTY
女友『ひとつになるの』

女『意味が分からない』

女友『ふふ、もうすぐ分かると思うよ』

女『お前、何がしたいんだよ』

女『私にはお前が全然わからない』

女友『分かるよ女ちゃんなら』

女友『だって…………』

女友『もうすぐ私と一つになるんだから』


78 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/11/29(火) 14:07:29 gV0w88mk
はよはよ


79 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/12/07(水) 02:30:40 b3t4aFMw
センスねーなぁ


80 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/12/07(水) 06:51:31 E/2yrwFE
はよ


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