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二宮飛鳥『今暇かい?』森久保乃々「……」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/27(木) 23:49:19 9fJBb6iw



飛鳥『あれ?もしもし?聞こえてる?』

乃々「……はい…聞こえてますけど…」

飛鳥『よかった、間違い電話をかけてしまったかと思ったよ』

乃々「あの……間違い電話よりタチ悪いです……」

飛鳥『え?』

乃々「……今、何時か知ってますか…」

飛鳥『何時?』

乃々「……夜中の2時です…」

飛鳥『へー』

乃々「…………」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/27(木) 23:54:09 9fJBb6iw
乃々「…あの……」

飛鳥『うん?どうしたんだい?』

乃々「…用件は何ですか……?」

飛鳥『用件?』

乃々「こんな時間に電話かけてくるなんて……急用があるんじゃないんですか…?」

飛鳥『えーと、』




飛鳥『別にないけど?』

乃々「…………」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:05:19 Cl7n03S6
乃々「すみません、切っていいですか…」

飛鳥『え、どうして?』

乃々「逆に、この状況で切らない方がおかしいと思います……」

飛鳥『そんな……乃々はボクを見捨てるんだね…』

乃々「見捨てるも何も無いと思うんですけど……」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:15:57 Cl7n03S6


乃々「…さっき、用件は無いって言ってましたけど……」

飛鳥『うん、確かに言ったね』

乃々「じゃあ、なんで電話してきたんですか…」

飛鳥『乃々は、用事がないとボクとは話したくないって言うのかい!?』

乃々「そうじゃありませんけど…」

飛鳥『そんな……ボクがそこまで嫌われていたなんて……』

乃々「…あの…聞いてください…」

飛鳥『わかった…お詫びとして、金輪際 乃々には近づかないと約束するよ……』

乃々「あうぅ……話が凄い方向に進んでるんですけど……」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:22:27 Cl7n03S6
飛鳥『ボクのメールアドレスも全て削除しておいてくれ…』

乃々「いや、しませんけど……」

飛鳥『許してくれるのかい!?』

乃々「始めからそう言ってますけど…」

飛鳥『ありがとう!ありがとう乃々!!』

飛鳥『お礼に、今度手羽先もっていくよ!』

乃々「…………」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:33:22 Cl7n03S6
飛鳥『あれ?ドングリの方が良かったかな?』

乃々「いりません……」

飛鳥『まあ、そう遠慮しないで』

乃々「遠慮なんてしてないんですけど…」

飛鳥『…と言いつつ?』

乃々「……何ですか……深夜テンションですか…」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:46:03 Cl7n03S6
飛鳥『ブラックコーヒーを飲みすぎてね……』

乃々「………」


飛鳥『眠れないんだ』

乃々「……知りませんよ…」


飛鳥『ボクがどうなってもいいっていうのかい!?』

乃々「飛鳥さんこそ、もりくぼはどうなってもいいと思ってますよね……」

飛鳥『ボクの大切な友達に、そんなこと思うはずないじゃないか』

乃々「……大切な友達を深夜2時に起こすんですね」


飛鳥『……君の声が…聞きたかったんだ…』

乃々「どんなセリフでも深夜2時に起こされて聞けば、ゴミみたいです」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 00:50:34 Cl7n03S6


飛鳥『そういえばね、ボクはさっき一つ嘘をついたんだ』

乃々「…いきなりなんですか……」


飛鳥『…ボクが飲んでいたのは、実はブラックコーヒーじゃないんだ!』

乃々「……そうなんですか…」


飛鳥『実はコーヒー牛乳だったのさ!』

乃々「……はい…」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 09:07:33 NBHg.wC.
飛鳥『あれ?驚かないね?』

乃々「…正直どうでもいいです……」

飛鳥『そっか…ボクのことなんかどうでもいいのか…』

乃々「もう何なんですか……」

飛鳥『そうだよね…ボクみたいな中二には近づきたくないよね…』

乃々「さっきもこんなやり取りした気がします……」

飛鳥『でも、ボクだって誰かと話したくなるときがあるんだ……!』

乃々「時間帯考えてください」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 15:35:06 NBHg.wC.


飛鳥『もう外は真っ暗だね』

乃々「…2時ですからね……」

飛鳥『そう…これこそ漆黒の闇……ってやつなのかな』

乃々「……そうなんじゃないんですか…わかりませんけど……」

飛鳥『この漆黒をテーマに、ポエムをつくってみてもいいんだよ?』

乃々「…全力でお断りしますけど……」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 16:21:07 cIYk3uo.
乃々そろそろキレてもいいだろ


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:07:30 NBHg.wC.
飛鳥『諦めるな!』

乃々「えぇ……」

飛鳥『やればできる!!』

乃々「まず、やりたくないんですけど……」

飛鳥『やる前から諦めるな!絶対できる!』

乃々「もう…何なんですか……ほんと何なんですか…………」

飛鳥『頑張れ頑張れ諦めるな頑張れ!!』

乃々「…………」

飛鳥『頑張れ頑張れ絶対できる頑張れ!!』

乃々「……………………」


飛鳥『応援を聞いてやる気はでたかな?』

乃々「申し訳ないですけど、後半はトイレに行ってて聞いてませんでした」

飛鳥『それは残念だね』

乃々「そうですね」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:13:12 NBHg.wC.



乃々「あの」

飛鳥『うん?やっぱりポエム作る気になったのかい?』

乃々「違いますけど」

飛鳥『そうか…残念だよ』

乃々「今日、寝たの12時過ぎなんです」

飛鳥『となると……14時間も寝てたってことかい!?』

乃々「夜中の12時です」

飛鳥『ああ…そっちか。驚いたよ』

乃々「普通わかると思います」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:19:46 NBHg.wC.
飛鳥『それじゃあ、2時間しか寝てないのかい!?』

乃々「はい。そうなりますね」

飛鳥『アイドルなのに…夜更かしはいけないよ?』

乃々「………………………………」

飛鳥『あれ?乃々ー、どうしたんだい?』

乃々「…………いえ、何でもないです…」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:32:22 NBHg.wC.


乃々「…それで、明日は4時起きなんです」

飛鳥『おや、それはやけに早いね?』

乃々「地方ロケです」

飛鳥『ああ、納得したよ。移動時間がかかるからね』


乃々「ただでさえ4時間だったんです」

飛鳥『うん、短いね……ボクなら耐えられないよ』

乃々「まさか2時間で起こされるとは、思ってもいませんでした」

飛鳥『人生はアドリブだらけだからね』

乃々「頭がガンガンしてます」

飛鳥『それは仕事に支障が出てしまうよ。大丈夫かい?』

乃々「今から寝れば大丈夫だと思います」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:43:17 NBHg.wC.
飛鳥『……やっぱり、ボクを見捨てるんだね…』

乃々「はい、おやすみなさい」

飛鳥『え、ま、まって!待ってよ乃々!待ってください!!』

乃々「なんですか……もう待ちたくないんですけど…」

飛鳥『最後に!最後にひとつ伝えたいことがあるんだ!』

乃々「…………」


飛鳥『乃々ともっと仲良くなりたいって、前から思ってたんだ』

飛鳥『…空回りしちゃったけどね』

乃々「……」

飛鳥『そして、ボクは思い付いた』

飛鳥『…あだ名で呼び会えば、さらに仲を深められる!』

乃々「あだ名……」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 21:49:50 NBHg.wC.
飛鳥『乃々のあだ名……聞いてもらえるかな…?』

乃々「……聞くだけなら…」

飛鳥『ありがとう。それじゃあ、もっと仲良くなりたいっていう気持ちもこめて、呼ばせてもらうね』

乃々「…………」



飛鳥『これからも宜しく』







飛鳥『引きこもり久保』

乃々「」ブツッ


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/28(金) 22:08:09 NBHg.wC.



飛鳥「……」ツー…ツー…


飛鳥「…………」






飛鳥「『手羽先』の方が良かったのかな?」








19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/29(土) 01:06:36 VgsK7A1A
おつおつ


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/29(土) 08:51:11 XZqm6OYg


プルルルルッ


プルルルルッ


プルルルルッ




ガチャ





飛鳥『もしもし、今暇かい?』

愛海「…………」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/29(土) 09:14:58 xWcg9GQs
続きかっ


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/29(土) 09:17:16 XZqm6OYg
飛鳥『…あれ?回線が悪いのかな……もしもし?』

愛海「……聞こえてるよ…」

飛鳥『ああ、よかった。山登りにでもいっていて、電波が届かないのかと思ったよ』

愛海「…………」

飛鳥『……?本当にちゃんと繋がってる?さっきからそっちの声が聞こえないけど…』

愛海「……うん…大丈夫だよ…」

飛鳥『それはよかった』


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/30(日) 10:02:06 gJA.QgTY
愛海「……で、どうしたのさ…?こんな時間に…」

飛鳥『ああ、実はね…』



飛鳥『寝れなくてね』

愛海「…………」




愛海「……え?」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/30(日) 10:05:15 gJA.QgTY
飛鳥『全然…寝付けないんだ……』

愛海「……うーんと…」


愛海「…この時間までずっと起きてたの?」

飛鳥『この時間?今何時だっけ?』

愛海「3時だよ……」

飛鳥『時の流れは早いね』

愛海「……」


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/30(日) 10:20:21 XJp0lQY.
芳乃も助走して殴るレベルの飛鳥のウザさ


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/08/31(月) 16:34:19 RZI0Qx/U
愛海「…ごめん、あたし明日朝早いからさ……」

飛鳥『…うん?今がちょうど朝じゃないか。早朝だよ』

愛海「…いや…深夜じゃないかな……」

飛鳥『深夜ととるか、早朝ととるか……これは面白い議題になるね』

愛海「……うん……そうかな…?」

飛鳥『今度事務所の全員に、3時は早朝か深夜か聞いてみよう』

愛海「…………」

飛鳥『ボクの予想では、大人組は早朝、子供組は深夜と答えると思うね』

愛海「……うん……あのさ…」

飛鳥『いやまて…、あえて大人組は、夜まで酒だ!とか言って深夜と言うかも……』

愛海「……聞いてる…?」

飛鳥『それに最近の子供はませてるから、早朝というかもしれな……うん?なんだい?』

愛海「……もう寝ていい…?」

飛鳥『えっ』


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/01(火) 07:08:56 1Ht5JUt2
愛海「…いや、ごめんあたしホント夜弱くてさ……」

飛鳥『夜中は寝ずに指の運動をしているんじゃないのかい?』

愛海「……してないよ……たまにしてれけど今日はしてないよ……」

飛鳥『たまにしてるんだ』

愛海「うん……」

飛鳥『誰をイメージしてるのかな』

愛海「飛鳥ちゃん」

飛鳥『…………』

愛海「…………」


飛鳥『まだ手を繋いだこともないっていうのに……』

愛海「…あれ?冗談なんだけど……」

飛鳥『でも、そんな乱暴な愛海のことも…嫌いじゃないよ…』

愛海「……なにこれ…」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/01(火) 13:22:38 enI3zQSY
飛鳥『…初めては愛海にあげようと思ってたんだ……』

愛海「……」

飛鳥『やさしくしてね…?』

愛海「…………」




愛海「おやすみ」

飛鳥『まって!まってよ!』

愛海「…なに……」

飛鳥『いつものあつみんなら、よいではないかよいではないか!ウッヒョー!とか言って胸まさぐってくるじゃないか!』

愛海「…まさぐれないよ……電話越しだし………」

愛海「…というか、飛鳥ちゃんから見たあたし、そんななの……?」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/09/01(火) 13:32:01 enI3zQSY
飛鳥『…ごめん、確かに言い過ぎたね……』

飛鳥『ウッヒョー!は、だりーなさんだね……ごめん』

愛海「いや……そういうことじゃなくて……」

飛鳥『そういえば、だりーなさんって、本当にロックなこと知っているのかな?』

愛海「……分かんないけど…踏みこまないほうがいいとおもうよ……」

飛鳥『やるな……と言われることほどやりたくなるね』

愛海「……うーん…あんまりわかんないけど…」

飛鳥『例えば胸揉みとか』

愛海「確かに」


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