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女騎士「食ったら払え」
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女騎士「それが常識だろ」
オーク「…」
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女騎士「この『喫茶女騎士』で食い逃げしようとは、いい度胸だな」
オーク「いい読経?」
女騎士「ほう、冗談をいう余裕があるか…反省が足りんようだな」
ポキッ パキッ
オーク「あぁごめんなさい!殴るのはもうやめてくださいお願いします」
ガクブル
女騎士「で、まったく金がないのか?」
オーク「へぇ…最近は魔物が生きづらい時代ですし…職も失い…やむにやまれず」
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女騎士「…」
ジロリ
オーク「ほ、本当ですよ?」
女騎士「おい、ジャンプしてみろ」
オーク「へ…」
女騎士「いいから早くジャンプしろ」
オーク「…」
ガタリ
ピョンピョン
チャリンチャリン
オーク「…」
女騎士「何か音がするな…そう、まるで小銭のようなものの音が…」
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オーク「へ、へへ…」
女騎士「…」
オーク「あーなぁーんだ、ポケットに小銭が入っていたかーいやぁーラッキーだなぁー気づかなかったなぁー」
女騎士「ほぅ」
オーク「…すいません、はなっから食い逃げする気満々でした」
女騎士「まったく…」
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ズモォ
オーク(ひっ、殴られる!)
グイッ
オーク「って…え…」
クイッ
チュッ
女騎士「まったく…オークというのはどうして…いや、私も同じか…」
オーク「え…え…?」
女騎士「この喫茶店はな…元々旦那がやっていたんだ。オークの旦那がな」
オーク「え…」
"
"
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女騎士「私がまだ学生の頃、ここに通い詰めていたんだ…もちろん店主に会うのが目当てでな」
オーク「…」
女騎士「随分歳の差があったからな。相手にされるまで大変だったよ。それで、根気よく通い詰めて、好意を伝えて…」
女騎士「ようやく結婚、というときにだ…旦那は、死んでしまった」
オーク「!!!」
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女騎士「…はは」
優しい顔の、その女性(ひと)は
自分が泣いている事に気付いていないかのようだった。
いや、それを理解し認めたら
恐らく、彼女は
がらがらと壊れてしまう。
そんな儚さ、脆さを見てられては
黙っていられないだろう。
同種族として、オークとして
いや、そんなのはどうでもいい
ただ一人の男として、俺は…
オーク「…」
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ボロンッ
オーク「いきなりペニみせ!」
女騎士「きゃあ、ごくぶと!」
オーク「セェイ!」
ヌガセ ズブリ パンパン ドピュッ
じつにこの間、0.8秒!
女騎士「な、中で出したな…中で出したナァァー!」
オーク「ふぅ」
パンパン
オーク「旦那のよりすごいだろ!」
女騎士「旦那のよりすごい!」
すごいらしい。
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こうして肉欲に溺れた女騎士は
なんやかんやあって
この早漏オークと共に
喫茶女騎士を営むのであった。
なかだし、なかだし。
【完】
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良い話装ってんじゃねえぇぇ!
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また女騎士に憑かれたのか……祓ってもらえ、な?
いいはなしだった気がしないでもないなー乙
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イイハナシナノカナー?
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お前だったのかよお!
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