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女騎士「食ったら払え」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 21:54:07 .PYxXPXg
女騎士「それが常識だろ」

オーク「…」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 21:58:13 .PYxXPXg
女騎士「この『喫茶女騎士』で食い逃げしようとは、いい度胸だな」

オーク「いい読経?」

女騎士「ほう、冗談をいう余裕があるか…反省が足りんようだな」

ポキッ パキッ

オーク「あぁごめんなさい!殴るのはもうやめてくださいお願いします」

ガクブル

女騎士「で、まったく金がないのか?」

オーク「へぇ…最近は魔物が生きづらい時代ですし…職も失い…やむにやまれず」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 22:00:54 .PYxXPXg
女騎士「…」

ジロリ

オーク「ほ、本当ですよ?」

女騎士「おい、ジャンプしてみろ」

オーク「へ…」

女騎士「いいから早くジャンプしろ」

オーク「…」

ガタリ

ピョンピョン

チャリンチャリン

オーク「…」

女騎士「何か音がするな…そう、まるで小銭のようなものの音が…」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 22:39:08 .PYxXPXg
オーク「へ、へへ…」

女騎士「…」

オーク「あーなぁーんだ、ポケットに小銭が入っていたかーいやぁーラッキーだなぁー気づかなかったなぁー」

女騎士「ほぅ」

オーク「…すいません、はなっから食い逃げする気満々でした」

女騎士「まったく…」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 22:42:02 .PYxXPXg
ズモォ

オーク(ひっ、殴られる!)

グイッ

オーク「って…え…」

クイッ

チュッ

女騎士「まったく…オークというのはどうして…いや、私も同じか…」

オーク「え…え…?」

女騎士「この喫茶店はな…元々旦那がやっていたんだ。オークの旦那がな」

オーク「え…」


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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 22:44:58 .PYxXPXg
女騎士「私がまだ学生の頃、ここに通い詰めていたんだ…もちろん店主に会うのが目当てでな」

オーク「…」

女騎士「随分歳の差があったからな。相手にされるまで大変だったよ。それで、根気よく通い詰めて、好意を伝えて…」

女騎士「ようやく結婚、というときにだ…旦那は、死んでしまった」

オーク「!!!」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/18(土) 22:50:44 .PYxXPXg
女騎士「…はは」

優しい顔の、その女性(ひと)は
自分が泣いている事に気付いていないかのようだった。
いや、それを理解し認めたら
恐らく、彼女は
がらがらと壊れてしまう。
そんな儚さ、脆さを見てられては
黙っていられないだろう。
同種族として、オークとして
いや、そんなのはどうでもいい
ただ一人の男として、俺は…

オーク「…」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/19(日) 05:35:14 ZZgw5jZ6
ボロンッ

オーク「いきなりペニみせ!」

女騎士「きゃあ、ごくぶと!」

オーク「セェイ!」

ヌガセ ズブリ パンパン ドピュッ

じつにこの間、0.8秒!

女騎士「な、中で出したな…中で出したナァァー!」

オーク「ふぅ」

パンパン

オーク「旦那のよりすごいだろ!」

女騎士「旦那のよりすごい!」

すごいらしい。


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/19(日) 05:38:19 ZZgw5jZ6
こうして肉欲に溺れた女騎士は

なんやかんやあって

この早漏オークと共に

喫茶女騎士を営むのであった。

なかだし、なかだし。

【完】


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/19(日) 06:31:15 lGi2rflY
良い話装ってんじゃねえぇぇ!


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/19(日) 07:18:58 Rq/YvDnc
また女騎士に憑かれたのか……祓ってもらえ、な?

いいはなしだった気がしないでもないなー乙


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/20(月) 12:29:18 V6.LIBdw
イイハナシナノカナー?


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/23(木) 03:31:09 RFQUn1KI
お前だったのかよお!


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