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祝 にゃー様/ターナさん

25名無しさん:2017/03/29(水) 03:13:09
まず、西陣織が作られるまでの工程の話を消費者目線から。
ユーザーは呉服屋さんとか百貨店で、帯や着物を買いますよね。その価格、西陣織ならびっくりする値段らしい。んで、その小売店に商品を卸すのが、問屋さん。(問屋と小売を兼務するところもあるのかしら?)問屋さんは、作られた製品を取り扱うだけなので、その先に、実際に物を作る職人さんたちがいる。職人さんの染だったり、織りだったり、縫製の工程があって、着物や帯になる。
織りでいうと、どうやら織元さんがいるらしくて、織元さんは自分の会社の工場を持っていて、社員として西陣織を織る人を雇っていることもあるけど、賃金を安くするために外注することもあ流らしい。その外注先が出機さん。←りんどう屋さんはココ。ご本人の言うとおり、下請けの下請けなのね。
しかも、京都の伝統産業は、各工程ごとに仕事が分業化されていて、業と業を繋ぐ仕事の人が、たぶんいる。ほかの着物産業で聞いた話だと、問屋さんと職人さんたちを「なかがい」してくれる人がいるらしい。たくさんの作業工程があるので、商品の形にするために、なかがいさんが、いろんな職人さんの間を行ったり来たりして、最終的に完成品になって問屋さんに集まるイメージ。
しかも、この分業化っていうのが、想像よりものすごいレベルで分業されていて、例えば、染めの着物だと、糸つくる→染める→織る→(反物を染める)→縫う→刺繍する→しみぬき→問屋→小売→ユーザーといった感じでそれぞれ分業されているらしい。染み抜きの人は染み抜きだけをする、その道のプロといった感じ。
ということで、末端価格が高くても、たくさんの工程と人を介しているので、各職人の手元に来るお金っていうのは、すごく低かったりするらしい。分業化は大量生産に対応するためにできた仕組みだと思うけど、すっごく高いか、たくさん売れないと儲からないっていう仕組みなんだと思う。
んで、今回の主役のりんどう屋さんは、西陣織っていう着物をつくるためのたくさんある工程の中の「糸から布を織る」って工程を担当していて、しかも、仕事は織元さんから発注される?っていう立場なので、現在の産業の形だと営業努力とか海外PRとかするポジションじゃない。これが前提。


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