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ダグラス・ハーディングの実験スレ

102幸せな名無しさん:2025/07/17(木) 22:30:04 ID:WSgH/zYM0
こんにちは。

突然ですが、暇なのでハーディングの実験で手放しをしよう!というお話です。

頭のない場所を見る。
これだけで、もう手放しになっているんです。

まず、
「あれ?頭がなくて、世界だけがあるじゃん?」と気付いた方。
この瞬間、願望を持っていた「私」という存在、つまりエゴの不在が明らかになる。
「願っていたのは誰?」と見たとき、その「誰か」がいない。
すると、願望自体もするっと力を失う。
願望は、持つ誰かがいるからこそ願望でいられるわけで、その誰かがふっと消えると、願望はただの風のようになってしまいます。

頭のない場所内で、
現れが現れに触れた途端にムクムクと「原初の意図」が立ちのぼってくる…というのが精妙な事実です。
それはとても自然で、純粋な意識の現れで、善悪や損得に汚れていない。
でもそこに、過去の記憶や「できないかも」という思考が割り込んできます。
すると、あっという間にそれは「願望」という名のストーリーになり、「叶わなかったらどうしよう」「やっぱり無理かも」というドラマが始まってしまうのです。
でも、そのドラマを演じてる「私」が、そもそもいなかったことに気づく。それがハーディングの実験の本質ですね。

誰もいない。
頭のない場所に、ただ風景がある。
音がある。
出来事がある。
その中に「私」は見当たらない。
そこに気付く時、願望という構造物を支えていた基礎が消えて、建物ごと静かに崩れていく。

日常の中では、当然のように困ったり悩んだり、混乱したりしますよね。
けれど、そんなときにも、ちょっと頭のない場所を見てみる。
そこには「困った」という雲が、ふわっと現れては、どこかへ流れていくのが見える。
「悩み」や「混乱」もそう。
全部、雲のような思考や感情の集合体です。
それが背景の空である「頭のない場所」、
つまり「今ここ」です。

その背景はずっと変わらず、常にすっきりクリア。
ここでは「別の領域」とも言いますよね。
そこには「悩んでいる私」さえもいない。
だからこそ、悩みは立脚点を失って自然と崩れてしまう。

人はよく「手放したい」と言うけれど、実のところ掴んでいる手が幻だったと気づけば、それだけでハイ終了。
手放しとは、頑張ってやるものじゃなく、ただ気づくこと。
この実験は、どんな言葉や方法よりも、静かにそれを教えてくれますね。


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