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怖い話Part2

1名無しさん:2013/04/11(木) 20:47:22 ID:kJlroZZA0
霊的な怖い話を集めてみましょう

前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/study/9405/storage/1209619007.html

1101【おぞましい えほん】:2016/04/14(木) 00:03:40 ID:H6tpPnUc0
一軒家というものに手を出しておよそ2年、ローンを除けば俺は不満のない生活を送っていると思う。
嫁は持っていないが、別に構わない。元来俺は一人でいることが好きだったからむしろ幸運だ。
子供はうるさい。隣の家が好例だ、子供を3人も抱えたせいで四六時中喧噪と怒号が絶えない。静謐な我が家がユートピアのように思えた。

一昨日だったか、ポストを開けると本のような物が入っていた。
ホチキスで中綴じしてあるが、表紙の字は子供のものだった。『おぞましい えほん』。ひっくり返すと、『おしまい!』と書いてある。どうやらこちらから読んではいけないらしい。
「全く、誰の仕業だよ……」
体の奥底から盛大な溜め息が漏れる。言葉とは裏腹に、犯人の目星はついている。十中八九、隣だ。

とりあえず一通り読んで捨てよう、と心に決め、表紙をめくった。
左側のページには赤い屋根の家が色鉛筆で描かれている。何故か2階建てだ。ちょっとした建築的センスを感じつつ右に視線を送る。
『おとこの人と、おんなの人が、すんでいました。ふたりは、いぬを飼っていました。大きないぬ。2』
なんで「犬」が書けなくて「飼」が書けるんだよ、と心の中で突っ込みを入れる。このページの感想は、多分最後の『大きないぬ』は最後に付け加えたんだろうなぁ、だった。

ページをめくった。
左のページは相変わらず絵が描かれている。若い男女と犬が笑っている絵だ。素通りして右のページ。
『おとこの人と、おんなの人と、いぬは、とってもなかよし。4』
読点が多すぎる文章は読みづらい。このページ、解読に30秒を要した。そしてこのページを読んだとき、ある重大な発見をした。
「一番下の数字は、ページ番号だったのか……、ってことは表紙はページに入れてないのか」
……誰か「どこが重大なんだよ!」と突っ込んでくれないか?

ページをめくった。
男女ともに怒ったような表情をしている。その右に、
『けれどある日、ふたりはおもちゃのとりあいでおおげんかをして、6』。
噴いた。この2人何歳なんだよ、『おもちゃのとりあい』って……。と、小さく『←ハリ出てるからきをつけて!』とあるのを発見。ちょっと感動。

ページをめくる。
また怒ったような表情。2人の間のピンク色の四角はおそらく『おもちゃ』だろう。
『それから、1じかんたってもふたりはけんかをつづけ、8』
テンションが上がっているのか、全体的に字が大きくなっている。だが、
「しっかし、おもちゃのとりあいに1時間、か……」
読んでいるこちらのテンションは下がる一方だった。

ページをめくる。
左側のページが赤の色鉛筆で力強く塗りつぶされている。さらに、テンションがピークに達したのか、文字も赤で書いている。
『おとこのひとが、おんなのひとを、ころしてしまいます。10』
『ころしてしまいました。』と書いたほうが自然だろうが、これが子供の限界ということで妥協する。それにしても、おもちゃで殺人に至るとは、最近の子供の思考は恐ろしいものだ。

ページをめくる。
黒く塗りつぶされた背景に、山芋に顔がついたようなものが浮いている。右に目を移すと、
『おんなの人は、おばけになってしまいました。12』
字は黒に戻っているが、『おばけ』だけやたら大きく書かれている。あの山芋みたいな奴はどうやら女の亡霊らしい。そしてテンションは下がりきっていないらしい。

最後の1枚をめくった。
『おしまい!13』
最初に見たときには、下の数字に気が付いていなかったようだ。
と、その時だった。
俺は何故かこの本が途端に恐ろしくなった。『おぞましい えほん』という表題の意味が分かった気がした。


そして、隣の家の噪音がピタリと止んだ。


そして、今日、隣の家が空き家になった。

1103名無しさん:2016/04/24(日) 18:20:19 ID:XqYJH0CY0
>>1101
創作だよな?
子供風情に、そんな仕掛け本は、作れないだろ。

1104名無しさん:2016/04/29(金) 04:18:42 ID:/JYemkQo0
祟られ屋はまだなのか

1105名無しさん:2016/05/17(火) 14:44:21 ID:RBHxDKs.0
怖いか怖くないかで言えばそんなに怖くないかもしれない話。
二十歳ぐらいの時の話なのだが、フリーターの俺は十年来の付き合いである幼馴染の親友の家によく遊びに行っていた。
正確には幼馴染の兄の家なんだけど、俺と親友、親友の兄(以降兄)はその日ローテーションでディスガイア3のキャラ
育成をしていたんだ。夜も更けて、深夜2時ぐらいに俺の番になり、仮眠から起きてお兄ちゃんと交代した。
やったことある人はわかると思うんだけど、もくもくとレベルを上げて転生を繰り返す作業は結構飽きてくる。
俺は一日中ゲームして疲れていたんだが、他二人のキャラに負けたくなかったので後ろの二段ベッドに腰掛けながら根気よく
育成に勤しんでいた。
深夜3時頃だったと思う。ふと嫌な感じがした。外は静まり返り、部屋は小さな音量でゲームの音が出てるだけ。
ゲームをしているテレビとは別に、もう使わなくなったこれまたデカいアナログのテレビが俺の腰掛けてる左側に
置かれているんだけど、もちろん画面は真っ暗。だけど薄らと部屋を鏡のように映している。それが妙に気になって
ゲームをしながらちらちらそっちを見てたわけ。したら何かが真っ暗な画面をサッて横切ったような気がしたんだよね。
「うわー、気のせいだよなぁ…。気のせいであってくれ」とか思いながらひたすらゲームに意識を向けた。
それから5分ぐらい経った時、俺の背後にある二段ベッドの一階で寝ていたお兄ちゃんががばって起きて、俺に言うの。
「めっちゃ怖い夢見た…」って。内容はちょっと覚えてないんだけど、俺もさっきの嫌な感じを話して、何かが横切ったって
言ったら、寝るのを諦めたのか、一緒にコンビニに飲み物買いに行こうって言って朝まで二人でディスガイア3したんだ。
何かが横切ったって言ったけど、ゲームしてるテレビ画面側からベッド側へ横切ったんだよね。
もしかしたらお兄ちゃんにその何かが嫌な夢をもたらしたのかもしれないって思ってる。
余談だが、親友の家は出るみたいで、お兄ちゃんの家の二階に住んでいる霊感の強い親友のお姉ちゃんが小さい女の子が住んでるって言ってた。
確かに親友の家ではそれらしい現象に何度か遭遇したことがある。夜中に二階への怪談を上り下りする足音や
みんなで零ってホラーゲームしてる時に電源落としていたPCに繋いでいたスピーカーから雑音が鳴ったりと、
結構あった。お姉ちゃんの話ではベッドの下とかよくいるらしく、それから妙に視線がそっちにいってしまうようになった。
家の中は電波もすげー悪くて、当時ガラケーだった携帯の電波も本当に繋がらなかった。
それからしばらくして、お姉ちゃんが引っ越したんだけど、突然電波が良くなってめっちゃ繋がるようになった。
親友とお兄ちゃんとで、こりゃ連れてったな〜って話してたw
まだまだこの家での話は色々あるんだけど、どれもそんな大層なものではないが、需要があれば書こうと思う。

以上でした。

1106名無しさん:2016/10/27(木) 16:36:52 ID:FiFUg.Y.O
>>1105
だいぶ遅くなったけど需要有るから書いて!
ってもう見てないか…

1107名無しさん:2016/10/31(月) 23:57:49 ID:8OFLN7cg0
あ、何だよ祟られ屋好きまだいたのかよw実は俺もその後がずっと気になってたんだよw何だよ書き込みもう半年も前のかよwwチックショー、つかその後どうしてんのかな、元気でいてくれりゃそれで良いけどさww

1108名無しさん:2017/01/28(土) 12:46:14 ID:o757AKdI0
祟られ屋はよ

1109名無しさん:2017/02/15(水) 00:57:19 ID:6ri8IQns0
祟られ屋はよ

1110名無しさん:2017/02/23(木) 12:29:16 ID:42.31EpQ0
ここに来て祟られ屋さんの需要高まるねー


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