[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
構想中のネタ
3
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2012/06/09(土) 02:07:39 ID:???0
元型は存在論的アトラクタというだけじゃ不十分でした。共時性(シンクロニシティ)ならび
に布置(コンステレーション)のことを考えたら、元型には「非因果的連関の原理」の意味も
あるわけなので、元型とは「存在論的−非因果的連関アトラクタ」だといった方がよいかもし
れません。そうしないと、ユングがショーペンハウアーの偶然性と「同時性」とどう違うのか
と述べていることがあまり生きてこないかなと。
ちなみに元型に関して言えば、ゲーテが『色彩論』所収の「直観的判断力」で、カントの『判
断力批判』77節にある元型的知性(intellectus archetypus)[=直観的知性]と偶然性に
ついて引用してるところが興味深いですね。本来は長いところを余りにもはしょりすぎ、と思
われるかも知れませんがw。
「我々は次のような知性を考えることができる。すなわちそれは、我々の知性のように推論的
ではなく、直観的であるために、総合的普遍から、全体そのものの直観から特殊へと、つまり
全体から部分へと進んでいく。[…大幅中略…]その際、このような元型的知性(intellectus
archetypus)[=直観的知性]が可能であることを証明する必要は全くない。我々は形象を必
要とする我々の論証的知性、即ち模型的知性(intellectus ectypus)と、その性質における
偶然性とをこの元型的知性[=直観的知性]と突き合わせつつ、かかる元型的知性という理念
(idee)に到ることを証明するだけでよい。この理念は、それ自身何ら矛盾を含むものではな
いからである。」(カント)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板