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□■□社会・時事問題☆総合雑談スレ□■□
444
:
春田の蛙
◆j/aD5mpE9Y
:2008/09/08(月) 21:49:56
【
>>443
続き】
そうした流れに付和雷同するくらいなら、“カルト擁護者”というレッテルを貼られて、一緒に誹謗されたほうがマシですから。
間違った風潮に基づく人権侵害に反対出来ないならば、普段私がここで友達だの何だの言ってるのも、都合の良い時の口先だけってことになりますしね。
――このような風潮を心配する根拠は、大きく二点あります。
まず、カルトに対する反対運動について。その水面下では、実際に何が行われていたかを明らかにしたルポルタージュを、最近読んだことです。
私もネットの片隅でこのようなサイトを運営していますから……以下に紹介する反カルト運動が実際に作り出した悲劇の
そのあまりの重さを知ったときは、ガツンと頭を殴られたような気分がして、正直大変ショックでした。
http://www.amazon.co.jp/dp/4795847622/
「我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇」 米本和広 著/情報センター出版局
↑が、そのルポルタージュです。もしお時間があれば、リンク先のアマゾンの書評も併せてご覧下さい(携帯からも閲覧可能のようです)。
著者の米本和広氏は、これまでもカルト問題の取材で幾つも優れた著作を出されていることで有名な方ですが、今回のこの本は、カルトへの反対運動の暴走が招いた悲劇を扱っておられます。
私は、同じ著者の「カルトの子」も読ませて頂いていますが、こちらは主に二世三世問題を扱っていて、当サイトにお越し下さっている皆様にも馴染み易い視点の著作でしょう。
――「カルトの子」では、“カルトと呼ばれる団体に入信した親”が子供を思い通りにしようとする問題を、
今回紹介する「我らの不快な隣人」は逆に“カルトと呼ばれる団体に入信した子供”を親が思い通りにしようとする問題が描かれていて、
一見真逆の立場からのルポルタージュに見えるのですが、著者である米本氏の姿勢は一貫して“親の思いを理不尽な形で押し付けられた犠牲者”の側に寄り添う
暖かみに満ちており、それが本書に記録された重い悲劇の事実を読み通す上で、わずかに救いとなっているよう感じました。
> 子どもの生き方をめぐって親子の価値観が真っ向から対立する。
> それがお互い絶対に妥協する余地のないほど深刻な対立だった場合、どのように解決されるべきものなのか。いや、そもそも解決の方法などあるのだろうか。
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