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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録

11ミケ:2006/08/23(水) 23:54:33 ID:KO.P9.dA
・中立説がどういうものか
分子レベルの変化では、中立的な変化がほとんどであることを主張したもの。
中立説は、もともと、
『あるタンパク(ヘモグロビンなど)におけるアミノ酸の置換頻度が、
いろいろな生き物でどうやらある程度一定らしい』
という観察事実から得られたもの。
形態を著しく変化させてきた生き物も、あまり変わってない生き物も
分子でみたらどっちも同じくらいの速度で変化していた、ということ。
つまり、中立説は、形態の変化速度とは無関係!
したがって、生きた化石がダーウィニズムに矛盾すると言いたい場合、
中立説を後ろ盾にすることはできません。残念でした。


・三葉虫やアンモナイトについて。
生きた化石と呼ばれる連中(オウムガイやカブトガニ)は
環境の安定した深海や干潟に生息している。ゆえに姿を変えず生き残ってきた。
この説明に対して、
はやし さんは、それじゃあ三葉虫やアンモナイトが絶滅したことを説明できない、
反論になっていない反論を行いました。
なぜ反論になっていないかといいますと、
三葉虫やアンモナイトは、深海でも干潟でもなく、浅い暖かい海に生息していたからです。
地球規模の環境変動で、浅い海の環境は激変しました。
しかし深海の環境変化は比較的穏やかでした。
かくして深海のオウムガイは生き残り、浅い海のアンモナイトは絶滅しました。
と、まあこんなところでしょうね。(またも大雑把すぎ。まあいいや。)


・中立な変化とは
形態が変化すれば、そのほとんどが自然選択にかかってしまいます。
バランス・異性へのアピール・捕食者への影響・被食者への影響etc.
ニンゲンで言うなら、赤血球の変化でさえ甚大な選択圧を受けてしまいます。(鎌形赤血球)


・シーラカンスは変化していないか?
シャミセンガイは調べてないので分かりませんが、
シーラカンスは少なくともしています。
過去に生息していたシーラカンスと、現在のシーラカンスは別属に分類されています。
現在のLatimeriaは、地質時代にはいなかった、と言い換えても良いでしょう。


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