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私のビデオ評(第3R)

8闇夜の鮟鱇★:2009/05/12(火) 10:57:22 ID:???0
  ●●●二都物語(57英)☆☆☆+●●●(4/6)

さて、ドーバー海峡の話が出たついでに、今回は、
私が最初にパリに着いた時の話でもしましょうかね。
何しろ私は飛行機嫌いなので、なるべく地上を行きたい分けですが、
ロンドンからパリに向かう時は、確か夜行列車を使ったと思います。
ただその場合、途中で列車を乗り換えた記憶がないんですね。

当時は、まだ英仏海峡にトンネルは無かったはずですが、
とすると、夜の間に列車ごとフェリーに乗せられて、
ドーバー海峡を対岸まで運ばれたのかもしれません。
で翌朝、パリのガール・デュ・ノール(北駅)に着いた分けです。

因みに、日本から見ると、ユーラシア大陸の東に日本、
西にイギリスという印象が強いですから、
『ロンドンはパリの西にある』と思い込みがちですけどね。
実を言うと、世界地図を見れば分かる通り、現実のロンドンは、
パリの北というか、北北西くらいの位置にある分けですね。
ですから、ロンドンから行くと、パリの北駅に着くことになります。


さて、こうして朝の光の中で見たパリの第一印象は、
『なんだ、ただの街じゃないか』ということでした。(^^;)
ロンドンの場合、私が余り期待していなかったせいか、
最初に見た秋の光景が、非常に印象的で感激しましたが、
パリの場合、逆に事前の期待が大き過ぎたみたいで、
最初の印象としては少しガッカリしたようです。

そもそも『パリでは道端のペンペン草にも風情があるだろう』
みたいに思い込んでいたのが、いけなかったんでしょうね。
こうしてパリに足を下ろした分けですか、外国旅行では、
新しい国に入ると先ず必要なのが、両替なんですね。
というのも、使えるお金がないと全く身動きが取れませんからね。

ところが運悪く、着いた日がたまたま日曜日か何かで、
普通なら使えるはずの駅の構内の両替所が閉まっていた分けです。
それで、中心街を少し外れた植物園近くの両替所まで歩いたんですが、
この時の印象も、やたら道がだだっ広くて、そっけない感じでした。
そう言えば、限界灘から韓国に渡った時も、全く似た印象を受けましたが、
この辺は、何といっても島国と大陸の落差と言うべきでしょうね。


さて、両替を済ませると中心街のシテ島を目指して歩きましたが、
目に入って来たノットル・ダム寺院は、つっかえ棒が目に付きました。
このつっかえ棒が、何か後から付け足したように見えたんですけど、
実はこれはバットレスとか言って、最初から付いているんだそうです。
そして……正面に回って、この寺院を見上げた分けですが、
この時の衝撃も相当なもので、暫くは動けませんでしたね。

ロンドンの印象が、これ一発で吹っ飛んだという気がしましたが、
繊細かつ優美で、しかも豪快さと大胆さを兼ね備えた造形ですからね。
その場合、ノットル・ダム、すなわち『我等のおばさん』とは、
一体なんぞやと暫くいぶかっていましたが、後で分かった所では、
これが『聖母マリア』のことなのでした。(^^;)

因みに、誰が使い始めたか、日本では良く『ノートル・ダム』
と間延びした表記をしますが、これは余り関心しませんね。
というのも、仏語ではノットルをノートルと引き延ばすと、
また別の意味になってしまうからなんです。
似たことで言うと、キャバレーの『ムーラン・ルージュ』にしても、
原音からすれば『ムラン・ルージュ』とすべきでしょうね。


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