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無差別級

85闇夜の鮟鱇★:2011/07/13(水) 09:38:38 ID:???0
  ●●●宇宙の外側に何があるのか?●●●(2/4)

で、良くSFなどでは『仮にボール型の宇宙であった場合に、
同じ方向にどこまでもどこまでも真っ直ぐに進んで行くと、
いつかは元の場所に帰ってくるはずだ』なんていう話をする分けですね。
それは、たとえばサッカーボールのような二次元の面上を、
蟻が同じ方向に歩いて行くと、いつかは必ず元に戻ってくる、
ということの類推で考えれば良い分けです。

さて、そこで問題は最初に戻る分けですが、
仮に我々の宇宙が、ボール型に歪んでいたとして、
『そのボールの外には何があるんだ』という疑問が、
何故生じるかということなんですね。

それは結局、我々の感覚に深く刷り込まれた認識の仕方が問題なわけで、
『宇宙が丸い形をしている』という話を聞いた時に、
自動的に『平らな空間の中に丸い宇宙をおいて考える』
ということをしているわけですね。


つまり、平らな空間というものが実在するという無言の前提に立ってしか、
我々はものごとを考えられなくなっている、ということなんですね。
それは結局、我々が生まれてから今までに経験した空間というものが、
ほぼ完全に平らな空間だからなんですね。

ところが、宇宙というものをその巨大なスケールにおいて観察する時は、
もはや、その常識が通用せず、歪んだ空間を考える必要が生まれます。
しかし、我々は歪んだ空間を直感的に体験する機会がないから、
空間はいつでも平らなものだ、と思い込んでしまっている分けです。

でも、仮に我々の住む宇宙が歪んでいるということが事実であるなら、
もはや『平らな空間の中にボールのような宇宙を置いて考える』
ということ自体、意味がないことなんですね。
問題は、全ての存在を平らな空間の中に置いて考えようとする、
旧式な脳味噌にある分けです。


つまり、単に我々の住む宇宙が歪んだ空間なのであって、
それ以上でもそれ以下でもないというか……
宇宙と言う存在が歪んでいる以上、
その外に何があるか、と問うことは無意味なんです。

平らな空間というものは、確かに数学的にはあり得ますが、
現実にはどこにも存在しないのだということ、
よって『我々の住む宇宙の外』という概念は無意味である、
ということを理解する必要が有ります。
それが分かって始めて、我々の脳は近代物理学の世界を理解し、
パラダイムの転換を果たした、と言えることになる分けです。

(因みに、今持ち出した『数学的な平らな空間』というものは、
三次元の歪んだ宇宙をその中に置いて考える以上、
正確には四次元以上の空間を想定する必要があります。
この辺も、我々の脳味噌の直感では理解しがたいことですよね。)


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