源氏って結局のところ・・・ - 1039408798

1：ナナ：2002/12/09(月) 13:39: 最近思うんですけれど、「源氏」ほど主人公が嫌われる物語も珍しいですよね(^^;)
やっぱり、光源氏は「マザコンで女ったらしでetc・・・の最悪人間!!」なんでしょうか?
私自身は、最初にあさきゆめみしを見たときも、ネットで現代語訳を見たときも、今田辺源氏を読んでいても、
源氏をマザコンだとか女ったらしだとか全然感じないんですよね・・・おかしいのかな、私(^^;)
夕霧や冷泉帝も好きですが、なんだかんだいって、源氏に出てくる王子様の中では一番光源氏が好きです。
みなさんはやっぱり、光源氏は好きじゃないですか??
やっぱ私が変なのかな・・・(^^;)
2：名無しさん：2002/12/09(月) 14:00: それは、人の好みにもよると思いますが、
源氏は、最悪人間ではないと思いますよ。（以前は、女の敵１！と思っていましたが）
主人公なのに、幸せになれなかったかわいそうな人だと、
最近は、思うようになりました。光源氏の生き方を見ていると、
「人生って一体何？」と哲学的なことを考えちゃいます。
ちなみにですが、平安時代は一夫多妻制で、むしろ「好色」がよいとされていたし、
光源氏のように、六条院のような大邸宅を建て、
自分の愛する妻妾を住まわせるのは、当時の男性の夢でもあったようです。
3：紫の桔梗：2002/12/09(月) 17:30: 私も源氏が最悪人間なんて思いませんよ
彼は生まれながらの美しさと成長するにしたがって
著しく和歌管弦に秀でてきましたし
それに「末摘花」には生活の支えにもなっていたし
かえって臣下に下ったからこそ周りにも気がつくことが多かっただろうし
当時は名無しさんが言われるとおり　女性も男性や親の後見がなければ
耐えがたいことになったのは事実です
なぜ源氏を中心にこのような壮大な物語が書かれたのか　時代背景
衣装の襲の美しさ　歌の匠さ　季節のようす　香の話　単なる女ったらしの
話ではないことは　ご存知のはず
深い意味合いを兼ね備えた文学であると思います
4：ゆな：2002/12/09(月) 19:03: 私は初めは光源氏のこと嫌いでした。浮気者！とか女をなんだと思ってるんだ！とかいろいろ思ってました。でもよくよく考えると、平安時代の恋愛に対する考え方は現代とは全く違うんですよね。多くの女性を妻にしてはいたものの、それぞれにちゃんと愛情を注いでいたのは、当時でいえば誠実といえてしまうのでしょうか。でも待つ身の女性の気持ちを思うと、やっぱりちょっと複雑ですねー。
5：ゆーむ：2002/12/09(月) 19:55: ゆな様のおっしゃるように平安と今では恋愛の考え方は違いますが、やはり女達は
今と変わらぬ思いで嫉妬に苦しんでいたのだと思いますわ。もし平安女性がこれが普通よね、
と嫉妬などなければ、源氏物語も生まれなかったはずですし。
6：ナナ：2002/12/10(火) 22:08: みなさんレスありがとうございます(^^)
反論いっぱいきそうでちと怖かった・・・(笑)
ゆなさんのおっしゃるような時代背景もありますからね。
私的には、むしろ女ったらし=頭中将or匂宮、マザコン=朱雀帝、のイメ－ジが強いんですよね・・・。
平安の女性達は、大変だったと思います。
嫉妬どうこうの問題だけじゃなくて、正室or側室の争いもあるわけだから・・・。
明石のように、いくら子供を持っていても、身分の低さで苦しむ人もいたし。
う-ん、やっぱ現代に生まれてよかった(^^;)
7：早乙女：2003/01/07(火) 08:25: ＞マザコン＝朱雀帝

同感です…。
8：快斗：2003/01/11(土) 23:50: 源氏物語が書かれた当時は、
光源氏のような素敵な王子様が
私を捜しにきてくれて幸せになれるかも！
っていう夢を託しているような気がします。

ですから、光源氏は当時の
女性の理想の形であったのでは？
9：ナナ：2003/01/27(月) 17:53: 快人さん>個人的には源氏はある意味理想ですね(笑)
夕霧とか他の人もステキだけど、やっぱ源氏ほど魅力的な男ってなかなかいないと思います。
自分が浮気者(?)だから共感しちゃうってのもあるんですが。

早乙女さん>どう考えても朱雀帝はマザコンな気がします・・・。
ついでにその娘もファザコン(^^;)
まぁ彼の場合は母親がある意味特殊(?)って感じですが。
彼女は自分の父親である右大臣まで尻にしいていた感じだし。
10：シーモア：2007/07/26(木) 22:56:32: 源氏のような主人公もアリなのかな…って思いました。
11：常夏：2008/01/12(土) 14:21:05: >>4sに全くもって同感ですw