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日本の教育

1凡人:2010/06/23(水) 21:54:38
面白い記事を見つけた。不謹慎にも思わず笑ってしまった。

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文部科学省の局長らを殺害するとインターネットのブログに書き込んだとして、警視庁は29日、
東京都文京区本駒込、無職前田記宏容疑者(25)を脅迫の疑いで逮捕した。

同庁幹部によると、前田容疑者は東大卒で、「理想を持って勉強してきたが、教科書と違う
現実があることを思い知り、文科省にだまされたという感情が高まった」などと供述しているという。

発表によると、前田容疑者は今月20日、自分が開設したブログに、「1週間以内に次の者を、
その自宅において刺殺する」などと書き、同省初等中等教育局長ら同局の職員10人の名前を挙げ、
同局長らを脅迫した疑い。

ブログには「目的は詐欺教育に対する天誅(てんちゅう)。国民主権を回復し、抵抗権を行使して
悪を殺害する」などとも書き込んでいたという。(読売新聞2008年11月29日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081129-OYT1T00510.htm?from=top

128凡人:2012/02/19(日) 12:54:09
震災描いたアニメを特別表彰 平林監督にベルリン映画祭
2012/02/18 10:38 【共同通信】

 第62回ベルリン国際映画祭で、特別表彰を受けた短編アニメ「663114」の平林勇監督

 【ベルリン共同】開催中の第62回ベルリン国際映画祭で、14〜17歳向け映画部門の授賞式が17日(日本時間18日)行われ、東日本大震災をテーマにした平林勇監督(39)のアニメ「663114」が短編の2席に当たる特別表彰を受けた。

 作品は、戦後66年間を過ごした土の中から出てきたセミが、地震や津波、放射線の被害を受けながらも土地に愛着を抱いて生きる物語。タイトルの数字は「戦後66年の3月11日に起きた4基の原発の事故」を指す。

 10代で構成された審査員は授賞理由を「シンプルな隠喩を通し、大惨事に直面しても文化は生き延びることを描いた」と述べた。

 ベルリン国際映画祭(2010年2月21日)フランスのカンヌ、イタリアのベネチアとともに世界三大映画祭と称される。1951年から毎年開催。市のシンボルのクマから名付けられた最高賞「金熊賞」のほか、現在は審査員大賞、監督賞や演技部門の賞などが設けられている。日本映画ではこれまでに今井正(いまい・ただし)監督「武士道残酷物語」、宮崎駿(みやざき・はやお)監督「千と千尋の神隠し」が金熊賞を、左幸子(ひだり・さちこ)さん、田中絹代(たなか・きぬよ)さんが最優秀女優賞を受賞している。(ベルリン共同)

129凡人:2012/02/19(日) 12:54:47
ドイツで鴎外生誕150年式典 生地、島根の高校生参加
2012/02/18 10:55 【共同通信】

 森鴎外の生誕150年の式典で、あいさつする島根県立津和野高校の生徒=17日、ベルリンのフンボルト大(共同)

 【ベルリン共同】明治・大正時代を代表する文豪、森鴎外(1862〜1922年)の生誕150年に当たる17日、ベルリンのフンボルト大で、生地の島根県津和野町の高校生5人も出席して業績を記念する式典が開かれた。

 ベルリンは、鴎外の留学経験を基に日本人男性の留学生とドイツ人女性の悲恋を描いた代表作「舞姫」の舞台となった。式典には約200人が出席し、ドイツ人研究者らによる講演のほか、「舞姫」の朗読も行われた。

 式典に出席した県立津和野高2年の山根駿介さん(17)は「ベルリンに鴎外もいたと思うと不思議な気持ち。ドイツでも評価されていることを知りびっくりした」と話した。

130凡人:2012/02/25(土) 03:53:25
大学生の数学力:24%が「平均」理解せず…初の学会調査
毎日新聞 2012年2月24日 20時04分

 数学の基礎学力や論理的思考力が十分身についておらず、24%の大学生が、小学6年で習う「平均」の考え方を尋ねる問題が分からなかったことが24日、日本数学会が実施した「大学生数学基本調査」で分かった。

 大学生を対象にした同学会の大規模な調査は初という。平均の問題は理工系の学生も18%が間違えるなど学力不足の現状が浮かんだ。

 同学会理事長の宮岡洋一東大教授は「『ゆとり教育』と学力試験を課さない推薦入試の増加が学力低下に拍車を掛けた」とみている。(共同)

131凡人:2012/02/25(土) 15:27:37
大学入試:国公立大2次試験始まる 被災地の福島大、志願者増 将来、復興の力に
毎日新聞 2012年2月25日 東京夕刊

 ◇まず携帯オフ確認 東大、京大ピリピリ

 国公立大の2次試験の前期日程が始まった。東日本大震災の東京電力福島第1原発事故の影響が懸念された福島大(福島市)では、受験料免除などの支援策が功を奏し、逆に志願者が増加。受験生は将来、被災地の復興に貢献したいとの思いを胸に、試験会場に足を運んだ。また、昨年のカンニング事件の舞台となった京都大(京都市左京区)では、試験監督を増やすなど、再発防止に万全を期した。【深津誠、榊原雅晴、林哲平】

 雪の朝となった福島大。受験生は激励に来た高校教員らに励まされ、試験場に向かった。福島県いわき市の荻田尚実さん(19)は「東京の私立大も受けたが、地元に残って震災を身近に感じながら勉強したい」と、同大の人間発達文化学類の受験を決意。「震災で母を亡くした友人の話を聞き、カウンセラーになって心のケアができるようになりたい」と話し、試験会場に向かった。

 同大は、東日本大震災と原発事故の影響で志願者の大幅減が懸念されたが、前後期日程を合わせ4学類(定員計670人)に計3543人(前年計2909人)が出願、倍率は5・3倍で、前年の4・3倍から上昇した。同大入試課は、すべての受験生の受験料を免除したことや同大の地域復興への取り組みが県内受験生の関心を集めたこと、放射線量などの情報公開で県外受験生の不安が払拭(ふっしょく)されたのが要因とみている。

 また、県内のほかの公立大では県立会津大(会津若松市)の志願倍率は前年から1・3ポイント減の3・1倍。県内の志願者は約1割増加したものの、県外は約4割減少しており、「原発事故の影響が大きい」と推測。県立医科大(福島市)は前年比0・3ポイント増の9・7倍だった。

 一方、昨年の2次試験で、試験中に受験生が携帯電話でインターネットの掲示板に問題を投稿するカンニング事件が発生した京大。会場では、監督者が「携帯電話は電源を切り、カバンに入れて足元に置くように」と指示。ぎりぎりまで参考書を見ている受験生に「しまってください」と注意する場面もあった。

 京大は「基本的には受験生の良心に期待する」とするが、監督者を増やし、受験生が“死角”に入らないよう巡回方法も変えた。募集要項には、疑わしい行為があれば無言で文書警告すると明記した。

 京都市の市立高3年、橋本拓磨さん(18)は「監督が強化されているようで、変に緊張してしまうかも。意識しないように頑張りたい」とやや硬い表情。横浜市の浪人生、高田慎悟さん(19)は「受験生にとってはもう過去の話。あれだけ騒がれて、カンニングしようという人はもういないのでは」と冷静に話した。

 また、東京大(東京都文京区)でも、試験開始時に受験生の携帯電話の電源が切れていることを確認した。

132凡人:2012/02/25(土) 15:58:07
特集ワイド:東大よ!秋入学考えてる場合か
毎日新聞 2012年2月8日 東京夕刊

「秋入学」移行で、東大はどう変わるか?=東京都文京区の東大安田講堂で=pic

 東京大(浜田純一学長)が本格的に「秋入学」の検討をリードし始めた。だが、東日本大震災からの復興や、人口減社会への対応が急務となる今、「秋入学」が本当に最高学府・東大がやるべきことなのか。他にやるべきことはないのか。識者3人と考えた。【中澤雄大、江畑佳明】

 ◇教育水準の底上げが先−−滋賀大学長・佐和隆光さん
 東大の主張は、「秋入学」が国際化、競争力強化の十分条件のように聞こえるが、それだけで中国や韓国などから優秀な学生が来てくれるかは疑問です。私の知る限り、彼らは将来良いポジションに就くために米国の大学の博士号取得を目指すのがスタンダード。それが無理ならばオーストラリアなど英語圏へ行く。韓国では日本の博士号を取っただけでは一人前とは見なされていないのが現状です。

 なぜ海外の優秀層が来ないのか。理由は明確です。日本の大学院は文系、理系いずれも、米国などと比べて高レベルの専門教育を体系的に施すカリキュラムが構築されていない。特に理系では顕著です。担当教授が関心のある研究テーマを選ばざるを得なかったり、論文を執筆しても指導教授名を必ず入れねばならないなど、昔ながらの“相撲部屋”に入るようなものです。

 「英語による授業だけで学位取得を可能にする」とのことですが、授業のうまさに定評がある日本人教員が、英語で同内容の授業をするのは大変。日本人学生には、英語になったばかりに内容的に物足りなくなる可能性もある。

 一方、日本人留学生が「減った」理由についても、「内向き志向」や「学年暦が違う」からではなく、単に実力不足が原因なのです。語学試験などが振るわず、中国人らとの競争に負けて入学できないだけ。過去10年の国際的な論文掲載数は中国、韓国の伸びは著しいが、日本は衰退傾向にある。まずは、受験勉強では身につかない論理的思考力など、教育水準の底上げが最優先課題でしょう。

 東大など一部の大学だけで秋入学とするのは不適切です。やるなら、全大学と小中高を変更すべきです。国家資格試験もそれに合わせて時期をずらせばいい。個人的には、韓国のように「3月入学」が最適だと思う。会計年度変更や「早生まれ」などの摩擦も最小限に済むし、後期が9月始まりとなるので、海外留学や日本への帰国編入にも切れ目なく対応できると考えます。

 ◇問題山積、一起爆剤に−−法政大教授・尾木直樹さん
 「秋入学」に対し、「ギャップターム」など幾つも懸念が指摘されているけれど、そんなことを言っている余裕はないのよ。東大をはじめとする国内の大学は国際社会で沈没している。今回の決断はこうした現状から、どう浮上させるのかという起死回生策なのね。

 英ロンドン・タイムズの「世界大学ランキング」最新版で、東大は30位。日本の受験勉強が昔ながらの知識詰め込み暗記型なのに、既に中国や韓国、インドは近年の教育改革で、自ら課題を発掘し解決する能力を伸ばす方向に転換している。相対的に日本の高校生のレベルが落ちる中、大学側にはグローバル化して優秀層を集めなければ、これまでの研究レベルを維持できないという危機感があるのね。

 かつて大学の「レジャーランド化」が指摘されたけど、今はむしろ学生はまじめで、閉鎖的な環境に引きこもりがちです。留学の機会があっても「不況時に留学したら就職に不利だ」と恐れて行かない。東大でさえ、海外留学する学生は、全学部生の0・4%に過ぎない。
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133凡人:2012/02/25(土) 15:59:56
 ところが実は、内向きは企業のニーズと合わない。それは既に新卒大学生の就職率低迷に顕著で、就職できない東大生も少なくないわ。国内大手企業で言えば、パナソニックの内定者の約8割は外国人。母国語はもちろん日本語と英語が堪能で、プレゼンテーション能力や協調性なども高いとなれば、結果は明らか。日本人学生は、「3K」職場に追いやられていく時代です。

 東大は外国人教員数も少ないし、海外の大学との単位互換や研究交流も遅れているなど問題が山積している。旧態依然の教育方針も改める必要があるわ。秋入学で、すべてを解決できるとは思わないけれども、一つの起爆剤になるのでは。同時にそれは、小中高の学力が全国学力試験で測れるものなのかといった、そもそも論に行き着くはず。今は各大学で温度差はあるけど、議論は動き始めた。極めて正常な感覚だと思う。

 ◇研究者の質上げよ−−NPO法人環境エネルギー政策研究所所長、飯田哲也さん
 「秋入学」は、国際的な標準に合わせる意味では必要だと思います。ただ、より根本的な問題として、大学の研究と教育のクオリティー(質)を上げることが一番大事です。残念ながら日本の研究者は世界的なレベルではあまりに低い。日本の最高学府である東大でさえ、少なくとも私の専門である環境エネルギー政策分野で、世界で通用する学者はほとんどいないのが実情です。

 また、国や政治の影響を受けやすい。国の審議会メンバーに選ばれるだけで満足する研究者もいます。福島第1原発事故以来、「原子力ムラ」の閉鎖性がよく指摘されましたが、例えば「万一事故が起きたらどうするのか」という一般常識に背を向け、専門的な研究にタコツボ的に打ち込んでしまう傾向も見られます。

 でも東大だけが悪いのではありません。この「東大的なもの」は日本の大学でどこにでも見られます。だから大学教員の選考過程をより厳格にして、さらに海外の優秀な研究者にもっと門戸を開く。また、教授になっても、その地位に安住しないように競争原理も導入すべきです。

 一方、学生の側で言えば、入試制度を根本的に変えることも必要です。現在は「知識詰め込み型」ですが、こんな試験で育った人間が、世界の舞台で通用しないのは明白です。だからこれをもうやめて、米国やフランスで実施されているような一定水準の学力が認められれば入学できる「最低水準型」にすべきです。今後日本で少子化が進めば、1人で2人分、3人分の価値のある仕事ができる人材が増えなければ、現在の国力は維持できない。クリエーティブな人材をいかに育てるかが喫緊の課題です。

 そうなると日本の初等教育から再編成することも考えねばならない。東大には、ここまで提言してほしいですね。

 秋入学で生じる「ギャップターム」が問題点として指摘されていますが、学生が課題を見つけて取り組めるようにすればいいだけで、大きな問題ではないと考えます。

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 ■人物略歴

 ◇さわ・たかみつ
 東大大学院経済学修士課程修了。東大経済学部助手、京大経済研究所所長などを経て10年から現職。69歳。

 ◇おぎ・なおき
 早大教育学部卒。早大客員教授。東京都公立中学教諭などを経て臨床教育研究所「虹」主宰。愛称は「尾木ママ」。65歳。

 ◇いいだ・てつなり
 京大大学院工学研究科修了。民間企業を経て、東大先端科学技術研究センター博士課程単位取得。53歳。
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134凡人:2012/02/26(日) 01:43:18
森鴎外:生誕150年 独・ベルリンで記念式典
毎日新聞 2012年2月18日 18時38分

森鴎外の生誕150年の式典であいさつする島根県立津和野高校の生徒=共同

 明治・大正時代を代表する文豪、森鴎外(1862〜1922年)の生誕150年に当たる17日、ベルリンのフンボルト大で、生地の島根県津和野町の高校生5人も出席して業績を記念する式典が開かれた。

 ベルリンは、鴎外の留学経験を基に日本人男性の留学生とドイツ人女性の悲恋を描いた代表作「舞姫」の舞台となった。式典には約200人が出席し、ドイツ人研究者らによる講演のほか、「舞姫」の朗読も行われた。

 式典に出席した県立津和野高2年の山根駿介さん(17)は「ベルリンに鴎外もいたと思うと不思議な気持ち。ドイツでも評価されていることを知りびっくりした」と話した。(共同)

135凡人:2012/02/28(火) 05:31:25
日本の幕を締めくくるかのような老いたアメリカ人日本文学研究家の日本愛。
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「北区のためなら死んでもいい」 ドナルド・キーン氏がトークショー
2012.2.27 16:40

トークショーで笑顔を見せるドナルド・キーン氏(右)=26日、東京都北区

 米コロンビア大学名誉教授で日本文学研究家のドナルド・キーン氏(89)が、東京都北区の区立中央図書館でトークショーを行った。キーン氏は日本国籍取得して日本に永住する意思を示しており、席上、国籍を取得できた場合の漢字表記を「鬼怒鳴門」にすることなどを披露した。

 キーン氏は昭和49年から北区西ケ原で生活しており、名誉区民でもある。トークショーの出演を断らなかった理由を尋ねられたキーン氏は「北区のためなら死んでもいい」などと冗談交じりに発言し、会場の笑いを誘っていた。

136凡人:2012/02/28(火) 17:34:17
科学技術立国の危機 大学生数学基本調査
2012.2.24 23:04

 グローバル人材の育成が求められ大学の秋入学が議論される中、交渉力に直結する論理力や科学技術の基礎となる「数学」の初歩が身についていない大学生の深刻な状況が明らかになった。識者からは「科学技術立国の危機」との声が上がっている。

 大学生の数学力低下は1990年代から指摘されるようになった。高校の補習をする大学も年々増え、文部科学省の平成21年度調査では約37%に当たる全国274大学で実施。さらに、最近は数学力の低下に拍車がかかり、入学試験や大学1年生の期末試験で全く意味が通じない解答が増えてきているという。

 今回、調査の対象となった大学生は、教育内容が大幅に削減された平成10年改正の学習指導要領で学んだ、いわゆる「ゆとり世代」。ゆとり教育では、授業時間を減らし基礎をしっかり身につけさせることが目的だったが、今回の調査で、基礎的な要素すらも習得できていないことが改めて裏付けられた。昭和大の小野博客員教授は「数学以前に日本語の文章力ができていない」とも指摘する。

 こうした事態を受け20年に改正された新学習指導要領では知識を定着させるため、授業時間を3割増やして繰り返し学習を実践。実際に「書かせる」授業も増やし思考力を養っていくことを目指すが全面実施は小学校で今年度、中学校で来年度からで、「成果」が表れるのは何年も先だ。

 「秋入学」の検討に代表されるグローバル化を目指す大学改革の流れでは、学生の質の向上が求められる。日本数学会理事長の宮岡洋一東大教授は「数学は科学技術を支える基盤であり、数学で育まれる論理力は国際交渉でも不可欠。資源に恵まれず災害の多い日本では知的水準を上げなければ生き残ることができない」と危機感を募らせている。

137凡人:2012/02/29(水) 04:34:43
講演会:「オール1の落ちこぼれ、教師になる」著者・宮本延春さん、藤岡で−−来月15日 /群馬
毎日新聞 2012年2月28日 地方版

 藤岡青年会議所は3月15日午後7時から藤岡市藤岡の藤岡商工会議所で、「オール1の落ちこぼれ、教師になる」の著書で知られる宮本延春(まさはる)さんの講演会を開催する。

 宮本さんは愛知県半田市出身で43歳。中学校を卒業後、大工の道に進み、地元の建設会社に就職した。24歳の春、地元の高校(定時制)に合格し、27歳で名古屋大理学部に入学。大学と大学院で宇宙物理学を専攻し、素粒子などを研究。36歳で母校の定時制高校の教師になった。

 講演会は、教育のあり方や挑戦することの大切さを考えてもらおうと企画した。内容は中高生の保護者や教育関係者に焦点を当てているが、誰でも入場可。高校生未満は保護者同伴。入場無料。問い合わせは同会議所事務局(電話0274・22・1230)。【畑広志】

138凡人:2012/03/02(金) 15:07:50
大阪府の教員採用辞退者、過去5年で最多
2012.2.10 11:29

 大阪府の平成24年度公立学校教員採用選考の合格者2292人のうち、12・4%にあたる284人が最終的に辞退したことが10日、分かった。辞退率は毎年9〜10%で推移しており、記録が残る過去5年では最高の辞退率という。

 辞退理由は「他府県の教員に採用」が57・4%で最多。そのほかは「大学院への進学」(25・4%)、「民間企業や官公庁への就職」(5・3%)だった。

 大阪府では、財政難から教職員の給与カットを実施しているほか、教員の人事評価を厳格化した教育関連条例案が今月から始まる予定の府議会に提出される見込み。

 こうした「待遇面」の辞退率への影響について、府教委は「分析していないので、分からない」としている。

139凡人:2012/03/18(日) 05:03:10
「数学の高校入試難しすぎる」 長野県教組が抗議声明
2012.3.16 19:54

 長野県教職員組合は16日、今月7日に行われた公立高校入試で数学の問題が全体を通して過去にない難解な問題だった、として県教育委員会に抗議する声明を発表した。

 県教組によると、数学の試験では学習指導要領を逸脱した問題が出されるなど全体的に難解で、試験中から多くの生徒たちが動揺。実態を把握するため中学校教諭を対象に緊急実施した調査によると、試験会場や廊下で泣き出す生徒が複数見られたほか、他の教科にも影響したとの報告が生徒たちから寄せられたという。

 市川昇書記長は「こうした声明を出さなければいけないこと自体が異例であり、初めて。難解な問題を否定するものではないが、すべての問題を難しくすることは不適切だ」として、県教委に問題の外部評価実施を求めている。

140凡人:2012/03/18(日) 05:06:14
桐生高入試答案紛失 試験監督、枚数確認怠る
(2012年3月16日 読売新聞)

校長「合否判定は公平」

 県立桐生高校の後期入試で、普通科を受験した生徒1人の英語の答案用紙が紛失していたことが15日、明らかになった。記者会見した尾池武校長は、9日の試験終了から12日に判明するまで、どの時点で紛失したか断定できないと釈明。県教委は、試験監督が答案用紙の枚数確認を怠るなど、同校のマニュアルに反した行為が紛失を招いたとした。

 紛失が発覚した教室では、38人が受験し、同校教諭2人が試験監督を務めた。同校によると、英語の試験終了後、教諭1人が複数の受験生に忘れ物を届けるため教室を離れ、残りの教諭1人だけで答案用紙を回収した。この教諭は、答案用紙の受験番号や枚数を確認せずに紙封筒に入れ、戻ってきた教諭とともに2人で校長室に持って行ったという。

 マニュアルでは、各教科の試験終了ごとに、受験生を教室から退出させ、試験監督2人で机上の答案用紙を回収、その後、教室で受験番号と照らし合わせながら、答案用紙の枚数を確認することになっていた。

 また、校長室の金庫で保管する前にも、再度枚数を確認することになっていたが、不十分だったという。 同校普通科の後期入試は、120人の定員に対し146人が受験し、122人が合格した。答案用紙が紛失した生徒の合否判定について、尾池校長は「可能な限り公平に」行ったとし、「ご迷惑とご心配をおかけしました。心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 県教委の福島金夫教育長は「このようなことを二度と起こさないために、指導に万全を期したい」とコメントした。

141凡人:2012/03/30(金) 10:10:36
大阪府議会:「教育」「職員」条例成立 性犯罪者「住所届け出」も
毎日新聞 2012年3月24日 大阪朝刊

教育行政基本条例案などが可決され、閉会後に退室する議員らを見送る松井一郎・大阪府知事(手前左端)=大阪府庁で2012年3月23日午後4時59分、大西岳彦撮影

 教育行政への政治関与を強化する大阪府の「教育行政基本条例案」「府立学校条例案」と、職員の処分を厳格化する「職員基本条例案」が23日、府議会本会議で賛成多数で可決、成立した。大阪維新の会、公明、自民が賛成、民主、共産は反対した。いずれも施行は4月1日。また、子どもへの性犯罪の前歴者に居住地の届け出を義務づける全国初の「子どもを性犯罪から守る条例案」も賛成多数で可決、成立した。10月1日に施行される。

 教育行政基本条例は、知事が府教委と協議して教育目標を設定できると規定。知事による教育委員の罷免権も明記した。府立学校条例は、14年度の府立高校の学区撤廃▽3年連続定員割れの府立高校の再編・整備▽校長の公募と権限強化などを盛り込んだ。

 また、教員評価に生徒や保護者の意見を反映させる仕組みを導入。不適格教員について保護者の申し立て権を明記し、研修を受けても改善しなければ、免職対象にできるとした。

 職員基本条例は、教職員の君が代起立斉唱を念頭に「同一の職務命令に3回違反すれば分限免職の対象とする」と規定。

 教職員以外の職員には5段階の相対評価を導入し、2年連続最低評価で「勤務実績が良くない」と判断された職員は指導・研修の対象とし、改善が見込めない場合は分限免職・降格できると定めた。

 子どもを性犯罪から守る条例は、18歳未満の子どもへの強制わいせつや強姦(ごうかん)などの前歴があり、府内に住む場合は出所後5年間、氏名、住所、生年月日、連絡先、罪名、出所年月日を府に届け出るよう義務付けた。違反すれば5万円以下の過料を科す。また、犯罪にならない13歳未満の子どもにつきまとったり、着衣を引っ張ったりする行為や、甘い言葉での誘惑など不安を与えるような行為も禁止する。

 一方、府は前歴者の居場所を把握し、カウンセリングなどを通して社会復帰を支援。支援対象者の情報が周囲に知られないよう配慮する。

 また、大阪都構想の制度設計をする「大都市制度推進協議会」設置条例案も賛成多数で可決し、閉会した。【田中博子、堀文彦】

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 ◆府立学校条例骨子◆

・志願者が3年連続定員割れし、改善の見込みがない高校は再編整備の対象
・14年4月1日から高校の通学区域を府内全域とする
・校長の採用は原則公募
・教員の評定は生徒や保護者の授業評価を踏まえ校長の評価に基づき行う
・校長は保護者の意見を踏まえ、不適格教員に必要な措置を講じるよう、府教委に申し立てることができる
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 ◆教育行政基本条例骨子◆

・知事は府教委と協議して教育振興基本計画を作成
・教育委員は目標達成に向けた取り組みについて、自ら点検・評価。知事はその結果に基づき罷免事由にあたるかを判断
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 ◆職員基本条例骨子◆

・任期付き職員(公募職員)を積極的に採用する
・部長その他任命権者が定める職は公募で採用
・人事評価は5段階の相対評価。分布割合は上から順に5%▽20%▽60%▽10%▽5%
・職務命令に違反した職員は戒告。違反の累計が5回(同一の職務命令は3回)の場合は免職とする
・懲戒処分を受けた職員に指導、研修など必要な措置を講じる

142凡人:2012/04/09(月) 17:29:46
個別補習やダンス教室、活況 中学の新学習指導要領施行で
2012/4/7 6:00

 中学校で4月から新学習指導要領の授業が始まり、授業を補うダンス教室や個別指導の塾が盛況だ。体育の授業でダンスが必修科目となり、小学生のうちからダンススクールに通う子どもが増えた。数学や英語など主要教科の教科書が厚くなることに伴い、補習をする個別指導の学習塾の需要も高まっている。

 ドン、パ、ドンドン、パ。壁一面が鏡張りで、床はフローリングの広々とした埼玉県草加市のとあるダンス教室。ヒップホップの音楽に合わせて子どもたちが機敏にダンスを踊る。インストラクターの動きを見る表情は皆、真剣だ。フィットネスクラブの運営会社、メガロスが始めた子供向けのダンススクールだ。

授業必修に備え

 週1回60分の授業で、基本的なリズムやステップを練習し、曲に合わせたダンスを覚える。「習っている分、みんなよりもうまく踊れると思う。中学の授業でダンスがあったら楽しみ」。小学5年生の菅原優美さん(10)はこう語った。

 子どもの付き添いで来た大野良行さん(39)は「ダンス教室でいろんな学年の子どもと接して、協調性が身についてきた」と目を細める。

 授業必修化の追い風を受け、メガロスのダンス教室「キッズファンクスクール」の利用者数は1月に420人と1年前に比べて6割も増えた。新店の立ち上げ効果もあるが、「既存店ベースでも15%の伸び」という。

 ダンス教室運営の裾野は広い。プロ野球の千葉ロッテマリーンズ(千葉市)も2006年からダンス教室を開いている。チームを応援するダンスチームを持っており、「ダンス教室は女子の野球ファン拡大につながる」と判断して新規参入した。

 さらに「新学習指導要領はダンス教室にとって追い風。ダンスを始める人が本格的に増える」(千葉ロッテ)とみて、現在7カ所で開いているダンス教室のうち、3カ所で中学生などを対象にしたクラスを新設した。今後もクラスの新増設を予定している。

 数学や理科、英語の学習内容も密度が濃くなり、難しくなったとの指摘は多い。城南進学研究社の個別指導塾「城南コベッツ」のある講師は「学校の授業の進度が速くなり、内容を理解していない生徒が増える」とみている。

教室数2割増

 学習塾の間では拡大が見込まれる補習の需要を捉えようとの動きが広がる。市進ホールディングスは来年2月までに、小中高校生向けの個別指導塾「個太郎塾」を今より2割多い約270教室に増やす。

 小中学校に続き来春には高校の学習指導要領が改訂される。私立高校のある職員は「授業についてこれない高校1年生に、中学3年までのカリキュラムを夏休みまでに復習させたい」と語る。学習塾は新たな需要を見据える。「基礎となる中学の学習内容を補習する教材を求める高校も出てきた」(城南進学研究社)という。

 新学習指導要領の商戦はまだ始まったばかり。子ども向けの「ジュニアダンススクール」を展開するルネサンスでは「この1年間で1割以上利用者が増えた」と説明し、「この春からさらに問い合わせは増えてきている」と囲い込み策を探っている。少子化の中でにわかに訪れた商機をつかもうと、各社の子ども争奪戦は一段と激しくなりそうだ。

143凡人:2012/04/10(火) 12:18:55
私大助成を見直し、統廃合促す 国家戦略会議で民間議員が提案
2012/4/8 2:00 日本経済新聞 電子版

 政府の国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)の民間議員が9日の同会議で示す教育改革の提言案が明らかになった。

 私立大学などに配る私学助成や、国立大学法人への運営費交付金について「抜本的にメリハリをつけて配分すべきだ」と強調。グローバル化や地域貢献を重点配分の基準にし、「統廃合の促進を含む大学改革」を訴える。

 私立大学などの人件費や事務費を補助する私学助成は、学生数や教職員数など大学の規模に応じて配分が決まる仕組みになっている。

 提言は産業界などの声も踏まえ、今年度中に大学の経営計画や教育・研究方針などを加味した新たな基準を作るよう求める。一方、成長産業の技術者を育成する高等専門学校は増設を求める。私学助成金の効率化で捻出した財源を活用し、大学や専門学校といった設置基準の垣根を越えた再編を促す。

 私立大学は昨年度で599校と、10年前から103校増えた。大学進学率は5割に達したが、私大の4割は定員割れとなっている。

144凡人:2012/04/10(火) 12:20:57
大学はリストラ、高専は増設を 国家戦略会議
2012/4/9 22:12

 政府は9日、国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)を開き、次世代を担う人材の育成策について議論した。産業界が求める人材と教育機関が育成する人材のミスマッチを解消するため、民間議員が教育システムの抜本改革を提言し、大学の統廃合や高等専門学校の増設を求めた。ただ大学のリストラには教育界の反発が予想され、改革は難航する可能性が高い。

 民間議員は「東大の9月入学導入を機に、教育システムの転換を図るべきだ」と指摘。統廃合を含む大学改革の推進に加え、小学校・中学校・高校の「6・3・3制」のあり方も見直し、小中・中高が連携した一体教育の充実を求めた。

 大学改革では、国立大学法人の運営費交付金や私立大学の私学助成の配分を見直す。私学助成は学生数や教職員数に応じて配分が決まるが、今後はグローバル化や地域貢献度を基準にメリハリをつけることを提言。今年度中に新基準を作るように求めた。一方で、成長産業の人材を育てるために高専の拡充を訴えた。今年春の高専卒の就職内定率(2月1日現在)は98%と高いためだ。首相は平野博文文部科学相に5月に対応策を報告するように指示した。

 会議では、生活保護を受ける人の自立支援策も検討。小宮山洋子厚生労働相が、働いて得た収入の一部を積み立てて、保護から脱却した時に受け取れる「就労収入積立制度」の導入を表明した。

145凡人:2012/04/10(火) 12:24:26
日本を衰退させたのは、教育の失敗
2012年04月08日 Saidani
http://seetell.jp/26399
翻訳:mkaga

もし日本の政府に「正直さ」などというコンセプトが存在すれば(残念ながら、無いけれど)、日本の教育システムは、「社員研修プログラム」や「社員洗脳システム」など呼ばれていただろう。なぜなら、日本の教育システムは、欧米の教育システムの多くと同様に、プロイセンの教育システムに習って作られたものだからだ。

近代の義務教育は1819年にプロイセンで、人類の歴史で初めて教育が国全体に強制された。 ゴールはシンプルだった:軍隊の従順な兵士、従属的な探鉱夫、政府に従順に従う公務員、おとなしい会社員、そして大きな問題に対して同じ考えをもつ市民。 結果は言うまでもなくプロセインの支配階級のエリートたちに受けが良かった。そして産業は栄え、戦争には強くなった。

プロセインでは、国民学校が92%の子供を教育した。 その目的は、知性の向上ではなく、子供たちに社会での服従と従属を教えることだった。 たった8%の子供たちが数学、自然科学、外国語などを中心としたレアルシューレに進学した。大衆が知的発育をすると戦いに負ける原因を作るとされた。

太平洋戦争以前、第一次世界大戦が起こり、日本で近代的な産業(概ね近代兵器の製造のためだったが)に政府が最も注力していた頃、人々に愛国心の素晴らしさを吹き込み、自分たちが神に等しい皇帝に率いられた特別な民族だと思い込ませるために、この教育システムが利用された。集中的なやり方で軍を創り上げるのは簡単だった。戦後、日本が公式に、平和のための戦争忌避を決めた後、政府にとって最大の問題は経済発展だった。 そして教育システムも、子どもたちを有能な働き蜂にするための訓練を行うものとして生まれ変わった。

だが、それは伝統的な意味での教育システムではない。日本の未来へ向けて知性を開かせるのではなく、閉塞的な思考で一本道を辿らせようとする。子どもたちそれぞれが持つ好奇心を満たしてやるのではなく、好奇心の芽を摘んでしまう。子どもたちに考え方を教えるのではなく、何を考えるべきかを教える。そして日本企業のために、権威に対して絶対的な敬意を払う様に教え込む。職場というグループ内の文化に溶けこむことの大事さを身につけさせる。そしてイノベーションと創造性は、権威のある一部の人々だけに許されるものとなった(その権威者たちも、もしさらに上の権威者たちが嫌えば、イノベーションと創造性に抵抗を示すだろう)。

戦後、日本経済が急速に発展し世界第二位の規模になるまでの20年間は、このシステムは上手く言ったようだ。だがその成長は終わり、効率的な教育システムという幻想も消えた。今、自分たちに都合のいいように教育制度を創り上げた日本企業が制度改革を望んでいる。ビジネス環境が変わったからだ。
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146凡人:2012/04/10(火) 12:25:42
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私大助成を見直し、統廃合促す 国家戦略会議で民間議員が提案
2012/4/8 2:00 日本経済新聞 >>143に転載
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政府の教育制度に対するやり方に賛同している人々はおそらく、今回の改革はビジネスのグローバル化に適応するための再編だと主張するだろう。だが、この動きを正当化しようとする政府の発言のほとんどは底が浅く、今の教育制度が子どもたちを本当に教育することに失敗している、という事実は無視している。

単純なことだが、過去2〜30年の間に日本の政府が効果的な政策を行えなかったのは、教育制度の失敗が直接的な原因になっている。今、政府に巣食っている政治家や官僚たちは、日本の誤った教育制度の中で教育を受けてきたからだ。彼らは大多数の日本人と同様に、イノベーションより共通認識を得ることを重視し、なによりも権威を尊重し、現状維持に務めるように訓練されてきた。このような教育で、政府の能力が上がるだろうか?しかも、日本企業ですら今の教育では有能な人材が育成できないと言っているのに。

とても悲しい問題だが、今の日本企業のリーダーたちも同じ教育システムで育ったのだ。そのため、全体的な状況は馬鹿馬鹿しい物になっている。さらに悪いことに、日本の政治家や官僚、企業のリーダーたちのほとんどは、能力ではなくコネで権威を手に入れてきた人々だ。世代が移る事に活力は失われ、さらに衰退していくことになる。

魚は頭からダメになる – よく知られたフレーズだが、おそらくアジアが起源ではないか。

日本企業は効率的に利益を出すために、自分で考えることのできない、よく訓練された働き蜂を創りだすシステムを欲しがったが、政府が同じ特徴を持つように成るとは考えなかった。いやひょっとすると、政府に対する支配権を維持するために、こうなることを望んでいたかもしれない。この無能な政府と、無感動で信じやすい(考える事ができない、のかもしれない)有権者たちは、市民を資源としか考えないような人々が行った事の予期せざる結果、といえるのではないか。

もし日本の教育制度が基礎的なことを教え、創造性と好奇心を刺激し、個人の創意工夫を褒めて、意見の一致を得ることは素晴らしいことを達成したり真実を発見したりするためには何の役にもたたないと教えていたらどうなっただろう?皮肉なことだが、きっと日本も日本企業もこれほどの赤字を抱えておらず、過度に補助金に頼ってもおらず、競争力も失っていなかっただろう。
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147凡人:2012/04/27(金) 18:15:24
教員15人「指導力不足」 都教委、93人を正式採用せず
2012年4月27日

 都教育委員会は二十六日、二〇一一年四月に新規採用した教員二千九百七十八人のうち九十三人(3・1%)を正式採用しなかったと発表した。このうち十五人は指導力不足と判断された。新規採用教員は一年間の条件付き採用期間を経て正式採用される。

 十五人のうち十二人は退職し、三人は退職を拒否したため免職になった。内訳は小学校七人、中学校七人、特別支援学校一人。不採用者のうち七十六人は家庭の事情や他県の教員採用試験に合格するなどして年度途中に自主退職。二人は盗撮などをしたため懲戒免職にした。一方、いったん教壇に立ちながら指導力不足と認定されて一一年度に研修を受けていた教員七人のうち四人は行政職に転職させる方針。内訳は小学校三人と高校一人。今後、行政職への転職試験を受け、合格すれば都教育庁の事務職とする。不合格の場合は退職か免職になる。このほか、二人は一二年度も研修を継続する。一人は病気療養中。

148凡人:2012/05/02(水) 22:29:08
高校入試:県立生浜高、合否判定を誤る 得点入力ミス、2人を追加合格 /千葉
毎日新聞 2012年03月10日 地方版

 県立生浜高校(千葉市中央区塩田町、百瀬明宏校長)は9日、1日に実施した入試の後期選抜(全日制普通科)で、得点の入力ミスから合否判定を誤り、2人を不合格にしていたと発表した。百瀬校長は9日、本人を訪ねて謝罪するとともに2人を追加合格とした。

 同校によると、採点を終えた教職員が合否判定会議に使う資料に数学の得点をパソコンを使って入力する際、誤って国語の得点を入力。受験生40人のうち38人の数学の得点が誤入力され、結果的に2人が不合格となった。

 受験生やその関係者は試験結果を情報公開請求できることから、受験生の関係者が合格発表後の8日に学校側に開示を請求。職員らが全受験生の判定資料と答案用紙を照らし合わせた結果、ミスが判明したという。また、同校は前期選抜とは異なり、後期選抜では採点した結果と入力後の資料との確認作業をしていなかった。

 百瀬校長は「前期選抜に比べ、採点後、判定会議までの時間が迫っていた」などと釈明している。百瀬校長は9日、判定ミスに至った経緯を2人に説明し、合格通知を直接手渡した。今後は複数の職員で確認するなどのチェック体制を整えるという。【荻野公一】

149凡人:2012/05/11(金) 03:46:02
予備校で大学合格者数水増し 消費者庁が再発防止命令
(2012/05/10 18:47)

 消費者庁は10日、大学の合格者数を水増ししてパンフレットに掲載していたとして、看護医療専門予備校「お茶の水女子アカデミー」(東京)に景品表示法に基づき再発防止を求める措置命令を出した。

 消費者庁によると、同校は2011年10月から今年2月まで、パンフレットに「平成22、23年度合格者」と題して267人の氏名を記載。しかし実際の合格者は97人で、ほかは過去の合格者だった。

 同校の担当者は「認識が甘かった。指摘を受け改善した」としている。

150凡人:2012/05/17(木) 10:59:44
市立中の校長59人飲食接待 大阪産業大付属高、処分も
(2012/05/16 20:28)

 大阪産業大付属高(大阪市)が大阪市立中と大阪府寝屋川市立中の校長ら59人を飲食接待していたことが16日、大阪府などへの取材で分かった。高校は飲食費計約419万円を渉外費として会計処理し、校長らから集めた会費の一部は、簿外処理し、土産代などに使っていた。

 大阪市教委は「会食は、市民から『受験生確保のためではないか』と疑念を持たれる」として校長ら45人に対し、文書訓告や口頭注意を行った。寝屋川市教委も6人を口頭注意した。

 私立高校を所管する大阪府は、高校に対し指導を検討している。

151凡人:2012/07/31(火) 11:44:49
質の高い教育を低所得層まで市民に幅広く平等に行き渡らせる。市民に質の高い教育を与えることは、民主主義を維持し育てるのに必要不可欠。だからネットやTVなど様々な手法が論議される。日本とは教育の内容が違うとすれば、民主主義を議題にした教材が日本では極端に少ないことだろう。
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Why the Online-Education Craze Will Leave Many Students Behind
Free classes from elite colleges like Princeton and Harvard have generated excitement, but they could actually widen the learning gap
By Noliwe M. Rooks | July 30, 2012 | Time誌

You have probably heard some of the hoopla about elite universities offering free online courses through Coursera, a new Silicon Valley start-up founded by Stanford University computer-science professors Daphne Koller and Andrew Ng. In just the past few weeks, Coursera has added has added 12 universities to its lineup, bringing its total to 16, including Princeton, the University of Pennsylvania, Duke and Johns Hopkins.

The company’s website says its goal is to “give everyone access to the world-class education that has so far been available only to a select few,” and, accordingly, much of the news coverage has focused on how this will democratize learning. Two weeks after Coursera announced its initial round of partnerships, Harvard University and the Massachusetts Institute of Technology announced a plan to invest $60 million in a similar course platform called edX, and then a third company, Udacity, announced that it too would join the fray.

Despite near universal enthusiasm for such projects, it’s important to take a few steps back. First, although the content is free now, it’s unlikely that it will remain that way for long. According to an analysis of one of Coursera’s contracts, both the company and the schools plan to make a profit — they just haven’t figured out the best way to do that yet. But more important, I am concerned that computer-aided instruction will actually widen the gap between the financially and educationally privileged and everyone else, instead of close it.

This is what has been happening in K-12 public schools. Over the past 10 years, public school districts have invested millions of dollars in various types of online and computer-aided learning and instruction programs, yet few are able to show the educational benefit of their expenditures for a majority of students. Those who benefit most are already well organized and highly motivated. Other students struggle, and may even lose ground.
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152凡人:2012/07/31(火) 11:45:19
In terms of learning on the college level, the Department of Education looked at thousands of research studies from 1996 to 2008 and found that in higher education, students rarely learned as much from online courses as they did in traditional classes. In fact, the report found that the biggest benefit of online instruction came from a blended learning environment that combined technology with traditional methods, but warned that the uptick had more to do with the increased amount of individualized instruction students got in that environment, not the presence of technology. For all but the brightest, the more time students spend with traditional instruction, the better they seem to do.

Supporters of online learning say that all anyone needs to access a great education is a stable Internet connection. But only 35% of households earning less than $25,000 have broadband access to the Internet, compared with 94% of households with income in excess of $100,000. In addition, according to the 2010 Pew Report on Mobile Access, only half of black and Latino homes have Internet connections at all, compared with almost 65% of white households. Perhaps most significant, many blacks and Latinos primarily use their cell phones to access the Internet, a much more expensive and less-than-ideal method for taking part in online education. In short, the explosion of this type of educational instruction, though free now, may leave behind the students who need education the most.

It’s not hard to understand why the chance to watch lectures, pass tests and even get a formal certificate from an elite school would stir excitement. Until now, most students would never have the opportunity to experience any part of what happens on these elite campuses. But as the recently released Pew report on the American Dream makes clear, a four-year college degree is the only type of educational intervention that promotes upward mobility from the lower-middle class. If we really want to democratize education, finding creative ways to realistically open up colleges to different communities will do more to help than a model that, despite its stated intentions, is more beneficial for students who are already wealthy, academically prepared and highly motivated. We ought to make sure that everyone has access to the same opportunities, or we will further widen the opportunity gaps we mean to close.

Rooks is an associate professor at Cornell University. The views expressed are solely her own.
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153凡人:2012/09/10(月) 07:53:39
日本人がピアノで1、2位 ブラームス国際コンクール
2012/9/9 20:53

ヨハネス・ブラームス国際コンクールのピアノ部門で優勝した佐藤麻理さん=共同

 オーストリアのヨハネス・ブラームス国際コンクールで9日、ピアノ部門の決勝が行われ、横浜市出身の佐藤麻理さん(25)=オーストリア在住=が優勝した。2位には北海道出身の黒田佳奈子さん(30)=同=が入賞、上位2位を日本人が占めた。

 佐藤さんは、5歳からピアノを始め、東京芸大を経て、2007年からウィーン国立音大に在学中。黒田さんは桐朋学園大を卒業後、ミュンヘン音楽大大学院で学び、現在、ザルツブルクモーツァルテウム大大学院に在籍している。

 同コンクールは今年で19回目。欧州では権威あるコンクールの一つで、オーストリア南部のペルチャッハで毎年開かれる。〔共同〕

154凡人:2012/09/18(火) 13:34:44
日本と瓜二つのアメリカの韓国人移民の教育熱心。
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Korean students, parents do their pre-college homework
An Ivy League school? Or one in the UC system? Thousands of people of Korean heritage swarm the 2012 College Fair in Irvine, hoping to find the
By Anh Do, Los Angeles Times  September 16, 2012, 9:42 p.m.

He's only 11. Still, BJ Bae blended in with the thousands of people of Korean heritage who swarmed an Orange County college fair this weekend. He stopped to sign up for a concentration test so "I can know what job might be good for me."

Angela Kim, 10, headed straight for the Stanford University table, then UC Berkeley, then Columbia University. "We have lots of choices," she said confidently.

The mothers of both children tagged along, stuffing handbooks into their bags, promising to review them together when they get home.

"I'm just stunned by how early the parents are preparing their kids," said Jay Tsai, a recruiter for Yale University, as he surveyed the crowd at the 2012 College Fair in Irvine. The event, sponsored by the Korea Daily newspaper, drew more than 4,000 people — even in 100-degree heat.

Koreans and other Asians placing a premium on academic achievement and college preparation is not new. But to Tsai, the intense interest and the young age of some of those at the event seemed to signal something that is new.

"This tells me it's getting more competitive than ever before," he said.

Ed Johnson, a veteran admissions officer for the U.S. Military Academy at West Point, called it an "amazing gathering." He was eyeing students with top-notch SAT scores and "a motivation to serve," he said. "And, in fact, Korean families have so much motivation. They raise the standard."

Around him, participants were crossing off checklists, consulting a map of the event included in the Korean paper's 100-page guide and trying to figure out where to go. They fanned across the campus of Bethel Korean Church to chapel rooms, lecture halls and the gym, learning the nitty-gritty of financial planning and what's required by Ivy League schools as opposed to University of California campuses.

Private tutors and consultants tried to lure them with their services, including how to get college application essays exactly right.

"We give that extra push. Sometimes, kids have the grades already, but they're confused when they sit down to express their feelings," said Gina Kim, operations analyst for Flex College Prep, which has offices in Arcadia, Irvine and L.A.'s Koreatown. Buyers snapped up $10 copies of a guide written by her firm's chief executive: "Getting In: Insider Tips on College Admissions for Immigrant Families."
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155凡人:2012/09/18(火) 13:37:36
"A lot of Korean families want the brand-name school," Kim said. "We actually try to listen to the student's opinion. We want the student to thrive."

Anna Seok, who manages Admission Masters Educational Consulting Group, offers prep packages from $450 to $4,500. Among them: GPA management. Students and instructors can talk weekly and chart progress.

Students can join clubs devoted to subjects ranging from speech and debate to robotics and NASA — the kinds of extracurricular activities appealing to recruiters.

"We help Korean families find out what type of learner their child is," Seok said, "and from there we work with them to succeed."

Among those working the crowd was an overseas television crew taping a one-hour special on the fair, now in its seventh year. It's one of four such events in the nation.

"This is very important for Korean American society," said Jeongkie Kim, director of EBS America, an education channel. "While many people can be here, many more people can't be here, and parents from Korea aim to send their children to college in the U.S. That is the big goal."

In the cafeteria, Sukha Kim and his son, Ryan, ate $2 ramen sold by the Irvine Korean Parents Assn. "I want my son to have a broad knowledge of everything," said Kim, of Los Angeles. Ryan, a freshman at John Marshall High School near Griffith Park, said he does mental exercises between classes to refresh his memory. He also reads the New York Times, looking for words his doesn't fully understand. "I write it down on index cards to study," he said.

Outside, David Hong, a junior at Tesoro High in Mission Viejo, waited to meet celebrity guest Victor Kim, winner of "America's Best Dance Crew" on MTV. "It's hard to meet our parents' expectations," he said, "but I try my best." He has a 4.0 grade-point average and is tutored in biology, Spanish and pre-calculus. For college, he's leaning toward a chemistry major — or something in sports. "Not as a player," he said, "but analysis or commentary. My dad might like that better."

BJ Bae, the 11-year-old from Plaza Vista School in Irvine, said he handles homework on his own because his mother, Mina Yoon, is busy with her 3-year-old. "We came here to understand how college works," she said.

Michael Chen, visiting from Seoul, heard about it and made time to attend. His mission: Comparing music programs at Yale and Stanford. His daughter began playing the cello at age 5.

"Wherever she desires to go to school," he said, "we want to get her there."
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157凡人:2012/10/09(火) 16:58:41
Yamanaka wins Nobel Prize / 19th Japanese laureate honored for developing iPS cells
(Oct. 8, 2012)The Yomiuri Shimbun

Shinya Yamanaka, who developed induced pluripotent stem (iPS) cells, has won the 2012 Nobel Prize in Physiology or Medicine, which he shared with a British scientist, the Swedish Karolinska Institute announced Monday.

Yamanaka, 50, won the prize for developing and establishing reprogramming technology that can revert somatic cells to their undifferentiated, or embryonic, state.

The British scientist, Sir John Gurdon, 79, is known for successfully cloning frogs in 1962.

Yamanaka, the 19th Japanese Nobel laureate, will receive half of the 8 million Swedish kronor (about 95 million yen) prize money during a ceremony in Stockholm on Dec. 10.

Using a method of introducing certain types of genes into mouse skin cells, Yamanaka in 2006 developed iPS cells that rejuvenated to a state close to that of fertilized ova from mature adult cells. He successfully generated human iPS cells in 2007.

His groundbreaking work opens up possibilities in a wide range of fields, such as the development of regenerative medicine and treatments for intractable diseases.

iPS cells are highly versatile, and able to replenish every type of body cell except for those in the placenta.

Their capacity to multiply almost indefinitely has led to expectations they could have a number of practical applications.

It is hoped they will assist the development of regenerative medicine to replace tissue damaged through injury, such as damage to the spinal cord, or through illness, such as diabetes or Parkinson's disease.

They might also help clarify mechanisms that bring about the onset of intractable diseases and assist in the development of treatments for such illnesses.

Yamanaka is the second Japanese recipient of the physiology or medicine prize. The first was Susumu Tonegawa, a professor at the Massachusetts Institute of Technology, in 1987.

Yamanaka was born in Osaka Prefecture in September 1962.

After graduating from Kobe University School of Medicine, Yamanaka became an assistant at Osaka City University Medical School, then a professor at Nara Institute of Science and Technology.

158凡人:2012/11/08(木) 20:29:10
日本の経営者教育の“幼稚化” 世界相手に勝てるわけがない
2012.11.8 10:38

 日本企業の経営不調は経営者の戦略構築能力や実務能力の不足によるものである。その原因の一つに日本の教育・研修システムがある。

 日本のビジネス教育でよくみられる光景にこのようなものがある。講師が丁寧に解説し、参加者は熱心にメモをとる。質疑応答には「おっしゃる通り」と互いに褒め合って終わる。受講者に考えさせることはほとんどない。講師が答えを早くいえば、満足度が高くなる。ほとんど読まれない資料を多く配布するほど「サービスが良い」と評価される。

 だが、このような光景が常態化するなかで、一般的な学校教育と同様、日本における企業関係者の教育の在り方が幼稚化していることに気をつけなければならない。

 一方、競争力を持とうとする世界の経営者はむしろ競ってハードな研修プログラムに加わろうとしている。肩書に頼らない、自らの思考力と即応力を高めるための訓練である。

 ビジネススクールが開発した教育方法とそれに基づく教育研修の一例として以下のようなものがある。

 配布される資料は数ページだけである。一般的に、特定企業の事例が事実として簡潔に記されている。これをどう「読む」のか、実態にどう「即応」するのかが試される。

 この資料を見ながら、何を、何のために、どう調べるのか、をまず実践する。大量の情報が氾濫する現代社会において、自分にとって本当に必要な情報を獲得する能力を自らの努力によって身につけなければならないからだ。

 次は情報の整理と分析である。この時に欠かせないのが論理的な思考。そして、関連理論を応用する。現象から本質を読み取り、問題を抽出すると共に、解決策としての戦略を組み立てる。

 これも始まりに過ぎない。次はさまざまなバックグラウンドをもつ人々に自らの考えを説明し、激しく展開される議論の中で、その検証が行われる。

 このようなケースは数十から数百もあり、その一つ一つの答えを覚えるのが目的ではない。あらゆる状況に対して、瞬時の判断と的確な説明が随所に求められ、その訓練が繰り返される。

 自ら考えることなく答えを与えられてきた者、周囲から迎合ばかりされてきた者に、激変する環境に即応できる戦略を打ち出せるわけがない。(フジサンケイビジネスアイ/甲南大学教授・杉田俊明)

159凡人:2012/12/21(金) 10:46:26 ID:Tca0BEvk0
「大学倒産」の向こうにあるのは「日本の倒産」か
前屋 毅 | フリージャーナリスト

2012年10月7日 13時39分

コメントを見る(8件)■大学が潰れる・・・
大学が「倒産」する時代になってきている。東京女学館は2013年度の学生募集を停止し、在学生の多くが卒業する2016年には閉校する方針を示しているが、在校生や卒業生からの抵抗で紛糾している。しかし累積赤字はふくらむ一方で、具体的な改善策もないとなれば「倒産」は避けられないのだろう。

群馬県高崎市の創造学園大学などを運営する学校法人・堀越学園は、文部科学省(文科省)から解散命令を受けることになりそうだ。教職員への賃金未払いが続くなど経営が悪化する状況に、文科省もサジを投げたかたちだ。

少子化が叫ばれるなかで、小中学校の統廃合は急速に進んでいる。大学だけが安泰でいられると考えるほうが、おかしい。

実際、すでに私立大学の4割までが募集人数に対して入学者数が足りない「定員割れ」の状態に陥っている。これでは経営が成り立つはずがない。

大学も従来どおりの経営方針でやっていけるわけがない。とはいえ、頭ではわかっていても実践できない、改善の方法をみつけることができない、というのが現実のようだ。堀越学園にしても文科省から再三にわたって指導を受けていたにもかかわらず、改善策をみられないまま、解散命令を受けるような事態になってしまったわけだ。

東京女学館や堀越学園のようなケースが、これから増えくることはまちがいない。表面化していないだけで、かなり深刻な状況に陥っている大学が多いのも現実だろう。

■就職予備校化する日本の大学
もちろん、こうした事態に大学としても、ただ手をこまねいているわけではない。寄付を集めるのに奔走したり、広告宣伝に力をいれたり、努力の方向性が正しいのかどうかは別にして、それなりに努力はしている。

そして各大学とも力をいれているのが、学生に対する就職支援である。就職率の高さを誇示することで、多くの学生を集めようというわけだ。

早い時期からの就職指導で企業の選び方を教え、企業の採用担当者やOBを招いてのセミナーなどで企業とのコネクションづくりにも積極的に手を貸す。採用情報を細かく学生に伝えるのはあたりまえ、エントリーシートの書き方まで手取り足取りで教える、といったぐあいだ。

たとえば「就職に強い東京都市大学」を謳っている東京都市大学は、「キャリア教育については、1年生全員に『キャリアポートフォリオ』ファイルを配布し、大学生活の記録(財産)を蓄積させる取り組みや半期毎に『目標設定』、『振り返る』、『目標再設定』を行い、自ら行動するチカラを醸成させます」と就職に向けた徹底した体制をホームページ上で誇らしく力説している。同じ方向に向かい、多くの大学が走りはじめている。

大学は、まさに「就職予備校」化しつつあるのだ。すでに小中高の学校は「大学進学予備校化」し、その結果、大学で何を学ぶかではなく、合格することが目的になってしまっている。同じく大学の就職予備校化で、就職すること、しかも一流と呼ばれる企業に就職することが目的とされる傾向はさらに強まっていくだろう。
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160凡人:2012/12/21(金) 10:48:54 ID:Tca0BEvk0
■自分で自分の首を絞める生き残り策
企業で何をやりたいか、何をやるか、ではなく、採用試験に合格することを目的に学生たちは走っているわけだ。小学生からやってきたことを、大学でも繰り返すことにほかならない。

そういう大学生活を送った学生たちが、いまの企業にとって必要な人材といえるのだろうか。入学試験に合格することだけを目標にしてきた学生が、大学で何をして、どう大学の質に影響を与えてきたかを考えれば、答えは明白だ。

最高学府といわれる東京大学が、優秀な留学生を迎えて大学としての質を上げようと今年から始めた9月入学制度では、海外からの合格者の3割までが辞退するという事態となっている。東大でさえこうなのだから、日本の大学がグローバルにはどう評価されているのか言わずもがな、だ。

その日本の大学が、こぞって就職予備校への道をひたはしりつつある。それが、グローバルな評価を上げることにつながるとはおもえない。生き残り策として必死に取り組んでいるのだが、生き残りにつながるのかどうか疑問でもある。

なにより、そんな大学を卒業してくる学生たちが日本の企業と日本経済を引っ張っていく存在になれるのか、はなはだ疑問というしかない。日本企業と日本経済は危機に向かっているのではないだろうか。                      <終>

前屋 毅
フリージャーナリスト

フリージャーナリスト。1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。立花隆氏、田原総一朗氏の取材スタッフ、『週刊ポスト』記者を経てフリーに。経済、社会、教育の問題をテーマに取り組んでいる。著書に『シェア神話の崩壊』『グローバルスタンダードという妖怪』『洋上の達人-海上保安庁の研究-』『学校が学習塾にのみこまれる日』『日本の小さな大企業』などがある。
2−2

161凡人:2013/01/02(水) 05:54:36 ID:SvolHPq.0
「逮捕するのが恐い」新人警官たち 大阪府警「新採用方式」は〝性根〟を叩き直せるか
2012.12.2 18:00

ユニークな作品が並ぶ大阪府警の警察官募集ポスター。左手前が平成24年度春のもの。選考基準は体力・熱意重視に変わる

 警察官は強くなければならない。この理念を体現するため、大阪府警は来年度から採用選考の基準を大幅に見直すことを決めた。必須条件は「熱意と体力」。腕立て伏せや腹筋の1回1回を重んじ、体育会系の実績を手厚く評価する。背景にあるのは一部の新任警察官の頼りなさ。規律や訓練に音を上げ「他の公務員が良かった」と研修中にバタバタ辞めていく。同じ悩みを抱える他県の警察からは府警の改革に問い合わせが相次いでいる。大阪発の骨太採用方式は果たして、全国的トレンドになるのか。

 「求む!体育会系」

 11月8日に発表された大阪府警の見直し案は、新聞やテレビで大きく取り上げられた。採用後の内情を知る府警幹部やOBたちは「よくぞやった」と称賛の嵐。他県警の採用担当者からも「詳細を知りたい」と府警本部に次々と電話が寄せられた。

 一般の反応はもう少し複雑だった。「警察なら、そんなの当たり前」と話すコメンテーターもいれば、インターネットの交流サイトでは「筋肉だけの警察官ばかりになれば冤罪(えんざい)が起きる」と辛辣(しんらつ)な意見もあった。

人文・科学を全廃

 見直しの柱は大きく4つ。志望動機を尋ねるエントリーシートを導入(警察では全国初)▽教養試験を変更▽柔・剣道の有段者に加点▽体力検査で腕立て伏せや腹筋、反復横跳びの実施回数を点数化−する。

 特にOBに歓迎されたのは「とにかく難しい」と言われてきた1次・教養試験の変更案だ。難易度を上げていたのは人文・自然科学の設問。出題範囲は(1)日本史(2)世界史(3)地理(4)哲学(5)物理(6)化学(7)生物(8)地学−と多岐にわたっていた。

 公務員試験の専門学校では、半年間をかけて教養試験の対策を行うほど。こうした勉強の手間をいやがり、府警を受験しない体育会系の学生も多かったとみられる。

 そこで来年度からは、人文・科学の8科目をすべて廃止。さらに英語の出題も取りやめ、国語・数学と時事問題などを通じ基礎学力のみを問う内容に変える。

 この国際化時代、英語の取りやめにはやや違和感があるが、大手専門学校の講師は「今の大学生の6割は英語のレベルが中学3年程度」と指摘。人文・科学のみならず、英語についても半年をかけて試験対策をしているのが現状という。

 最近の教養試験にトライしたというある府警幹部は「英文和訳の問題など、ちんぷんかんぷんだ」とため息。警察への熱意にかかわらず、受験生の前に立ちはだかってきた試験の壁を実感した様子だった。

「逮捕が怖い」新人たち

 府警の選考制度が平成8年に現行のものになって以来、今回のような大幅改正は初めて。思い切った改革を打ち出したのは、新任警官の退職に歯止めがかからないためだ。

 警察庁のまとめによると、府警の採用後1年以内の離職率は平成23年度で13・0%、数にして100人を超える。民間企業のように弾力的に臨時募集することもできず、辞めた人数はそのまま現場の欠員としてはね返っている。

 退職者のほとんどは、新人研修の場である警察学校で挫折する。入校期間は6〜10カ月。この間は全寮生活で、平日は外出ができない。携帯電話も自由に使えず、3歩以上の移動は駆け足だ。こうした規律の厳しさがドロップアウトの原因の一つとなっている。

 とはいえ規律は昔とそう変わらない。現代的な問題は規律に耐えられない新人の気持ちのあり方だ。

 「人を追及するのが嫌だから」

 「現場に出るのが怖いから」
1-2

162凡人:2013/01/02(水) 05:59:17 ID:SvolHPq.0
 別の府警幹部によると、逮捕などの「権限行使」に恐怖を感じたり、職務質問や捜査で他人を追及すること自体に嫌気をさしたりする者が少なくない。こんな“弱腰”で警察学校の訓練や規律を乗り切れるわけがない、というわけだ。

 ではなぜ、警察官を志望したかといえば「本当は事務職に行きたかった」「公務員なら何でもよかった」と、安定志向が理由に挙がるという。幹部は「常識的な範囲でいい。警察官の仕事を理解してから受験してほしい」と切実に訴える。エントリーシート導入の狙いも、熱意を見極めるためだ。

他府県警のお家事情

 他府県警の事情はどうだろうか。

 兵庫県警の採用選考は、1次が教養・論文、2次が体力検査、3次が面接。採用担当者は「1次の教養が満点でも、2次の体力検査で基準未満なら不合格。そういう意味ではうちも体力重視だ」と分析する。

 だが、県警の23年度の離職率は全国ワーストの21・4%。従来は10%前半で府警と同水準だっただけに「理由を分析しかねている」(担当者)というが、県警では昨年から警察学校の入校生による窃盗事件が続発。必然として規律を徹底せざるを得ず、退職者の多さはその反動と見る向きもある。府警の今回の見直しについては「良い点は参考にしたい」との立場だ。

 一方、「これまでの採用方針を変える気はない」と話すのは、離職率1・1%の和歌山県警。3次試験までに2回行う面接の配点を高く設定しており、「これまでも警察官としての適性を一番重要視している」と胸を張る。新任警察官のタイプが昔と変わった印象もないとし、都市部との違いを強調した。

 京都府警も「体力だけあっても困る。やはり教養試験とのバランスをみたい」(採用担当者)と、総合的な人物評価に主眼を置く。

 ただ最近の受験生や新人の風潮は大阪と似通う。男性の場合、「警察官になりたい」というのではなく公務員一般の志望者が圧倒的。逆に女性は警察一本を志望してくる人が大多数という。「体力的にきつくても気持ちで耐えている印象」と女性の頼もしさが目立つ。

 今回府警が打ち出した人文・科学や英語の廃止をめぐっては、学校関係者から「警察官志望者の学業軽視につながる」との批判も。府警の担当者は「出題されないからといって、学ぶ必要がないわけではない」と強調。見直しの目的はあくまで受験生のすそのを広げ、採用のミスマッチを避けることだと説明した。

 刑法犯の認知件数が全国トップクラスの大阪では、一線に配属されれば常に危険と隣り合わせ。気力、体力に胆力を養う警察学校の卒業までが本当の採用試験ともいえそうだ。

 ある専門学校によると、今回の見直しで学生らがもっとも敏感に反応したのは腕立て伏せや腹筋の点数化。体力検査に一夜漬けは通用しない。「体を鍛えないとまずい。毎日少しずつでも筋トレをしないと」

 大阪府警の採用試験の申し込みは来年3月1日からの予定。マッチョな男女よ、来たれ。
2-2

163凡人:2013/01/18(金) 06:45:34 ID:KTlLalZg0
東北6県、高校〜大学の教育費が平均16%増加
2013/1/17 23:32

 日本政策金融公庫が17日発表した東北6県の2012年度の教育費負担調査によると、高校入学から大学卒業までに見込む教育費は平均1075万円と、前年度に比べ16%増えた。高校の費用増が著しく、原発事故の影響が大きい福島県を中心に「県外に通学させたいとの相談が増えた」(日本公庫)という。

 高校の平均費用は386万円と45%増えた。大学も被災者向けの授業料減免制度が減り、平均費用は4%増の689万円だった。年収に占める教育費の負担は42%と前年度より3ポイント以上増え、全国調査の39%を上回った。教育費捻出の方法を複数回答で聞くと「奨学金」が61%で最多。「節約」が57%で続いた。

 日本公庫は国の教育ローンを取り扱っている。昨年2〜3月に融資を利用した人を対象に調査し、477世帯から回答を得た。

164凡人:2013/01/19(土) 00:53:47 ID:dGlotJkU0
四国の教育費、世帯収入の45% 12年度7.6ポイント上昇、年収減で
2013/1/19 0:25

 日本政策金融公庫がまとめた2012年度の「教育費負担の実態調査結果(四国地区)」によると、子どもの1年間の教育費用は219万円、世帯年収に占める割合は45.4%で、全国平均の215万円、38.6%を上回った。割合は世帯年収減を受けて前年度比7.6ポイント上昇し、地区別の統計を取り始めた09年度以降、最も高くなった。

 調査は12年7月、国の教育ローンを利用した四国内の勤務者世帯に郵送で実施。103世帯から回答を得た。

 子ども1人当たりの1年間の教育費用は大学で117万円、高校で108万円とここ数年は微減傾向にあるが、景気低迷に伴い世帯年収が43万円減の483万円と大幅に落ち込んだため、割合が大幅に増加。全国平均を6.8ポイント上回った。

 年収別では200万円以上400万円未満の世帯では50.1%と年収の半分以上を占めた一方、900万円以上では32.7%と、低所得世帯の負担割合が大きかった。

165凡人:2013/03/05(火) 04:56:00 ID:HRrVZgZo0
福岡県教委、体罰で教員処分「10倍」 従来は全件報告させず
2013/3/5 1:58

 福岡県教育委員会は4日、県内の公立の小中学校と高校(福岡、北九州の両政令市を除く)で今年度これまでに、体罰による教員の処分が52件あったとの調査結果を明らかにした。昨年度全体の約10倍に上る。昨年度まで、市町村教委に全件を報告させていなかったためで、実態のごく一部しか把握していなかった形。児童・生徒がけがをしたケースも17件あった。

 県教委によると、2012年4月〜13年1月に公立学校の教員が懲戒処分や訓告などを受けた体罰の件数(処分予定も含む)は、小学校で9件、中学校で36件、県立高校で7件。

 ところが11年度は5件、10年度は4件、09年度は2件。県教委は11年度まで、市町村教委から体罰での教員の処分について相談があった事案しか把握していなかった。大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、12年度分は全件の報告を求めた。

 県教委は「体罰の大半を把握できていなかった」と、従来の調査が不十分だったことを認めている。来年度以降も、市町村教委に全件の報告を求めるという。

166凡人:2013/03/05(火) 04:56:36 ID:HRrVZgZo0
名古屋市、教員11人が体罰 1週間の打撲も
2013/3/5 1:52

 名古屋市教育委員会は4日、昨年4月から今年2月20日までに、市立小中高校と特別支援学校(計390校)の教員計11人による体罰が確認されたと発表した。中には中学の体育の授業中に陸上競技の道具で男子生徒の頭をたたき、全治1週間の打撲を負わせた事例もあった。

 市教委によると、学校種別では、中学が最多の8人で、内訳は「授業中」と「部活動」が各2人、「その他」が4人。高校は部活動中の2人だった。

 市教委は3月末まで調査し、4月中に文部科学省に報告する。学校には保護者へのアンケートも実施するよう指示しており、「件数は増える可能性がある」(教職員課)という。

 名古屋市では今年度、体罰で処分された教員はいない。

168凡人:2013/04/26(金) 05:44:07 ID:bwiS95oU0
Authoritative Parenting versus Authoritarian Parenting
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Authoritative parenting is very different from authoritarian parenting. While authoritarian parenting can often have adverse consequences for a child, authoritative parenting is often considered by experts to be the best method of parenting.

What is Authoritative Parenting
Authoritative parenting is a parenting method in which you clearly establish yourself as an authority to be respected, but in which you are also responsive to your child’s needs and maintain a nurturing home in which your child feels comfortable making mistakes and questioning rules.

Authoritative parents set clear guidelines and rules for their children. However, these rules are set with their child’s needs in mind. Children are encouraged to question the rules in order to fully understand them, and arbitrary rules do not exist. Disagreements are handled respectfully, and children believe that punishments- when handed out- are fair and understand that their parents are enforcing the rules because they love them.

What is Authoritarian Parenting
Authoritarian parents, like authoritative parents, establish themselves as an authority. However, the key difference is that authoritarian parents are not responsive to their children’s needs. Rules are rigidly enforced, and punishment is often harsh and may include physical punishment such as spankings.

Children of authoritarian parents do not usually feel free to question or challenge, as unquestioned obedience is often required in an authoritarian home. Furthermore, authoritarian parents often set unreasonable expectations and children may begin to feel that they need to be perfect or fulfill these expectations in order to be loved.

Being Authoritative versus Authoritarian
It can be difficult to walk the fine line between being authoritative and authoritarian. The key is in the way you relate to your child. Authoritative parents lead by example, and hold themselves to the same standards as they hold their children. They speak respectfully to their children at all times and expect, rather than demand, the same in return.

Instead of trying to instill rote obedience, as authoritarian parents do, authoritative parents attempt to raise children who can think for themselves and make the proper decision. Like authoritarian parents, they set clear boundaries and rules and children understand that they must exist within these boundaries. However authoritarian parents may set rules ‘because I said so,’ while authoritative parents take the time to talk to their children, explaining rules, and rewarding positive behavior.

Authoritative parents too have high expectations for their children, but they work with their children to achieve these expectations instead of simply getting angry when a child falls short of the measure. This primary difference, between responsiveness and rigidity, is the key distinction between authoritative and authoritarian parents and can make all the difference in a child’s upbringing.
http://www.superpages.com/supertips/authoritative-parenting.html

169凡人:2013/10/09(水) 06:56:14 ID:bwiS95oU0
日本の大人、読解力と数的思考力トップ 3分野国際調査
OECDが初めて公表 2013/10/8 18:03

調査3分野の上位5カ国
(1)読解力 (2)数的思考力 (3)ITを活用した問題解決能力
1位 日本 日本 スウェーデン
2位 フィンランド フィンランド フィンランド
3位 オランダ ベルギー オランダ
4位 オーストラリア オランダ ノルウェー
5位 スウェーデン スウェーデン デンマーク
(注)(1)と(2)は平均得点、(3)は上位層の割合で順位付けした。日本は(3)で10位

 経済協力開発機構(OECD)は8日、世界24カ国・地域の16〜65歳を対象に、社会生活の中で求められる能力を測った初の国際成人力調査(PIAAC)の結果を公表した。日本は調査対象の3分野のうち「読解力」と「数的思考力」で1位となり、日本人のスキルが世界トップの水準にあることが国際的な調査で裏付けられた。

 残る1分野の「IT(情報技術)を活用した問題解決能力」はOECD平均並みの10位だった。調査によると、日本の大人はパソコンの使用頻度が参加国・地域の中で最低の水準にあり、学校教育の段階から積極的にITに親しむ環境づくりが急務といえそうだ。

 今回の調査は2011年から12年にかけて24カ国・地域の約15万7千人に実施。原則として専用パソコンを使った対面方式で、日本は男女5173人が回答した。

 各国の状況をみると、フィンランドが3分野でいずれも2位。ITを活用した問題解決能力はスウェーデンが1位。3分野とも北欧諸国が上位に並んだ。日本とともにアジアから参加した韓国はいずれもOECD並みだった。

170凡人:2013/11/01(金) 08:29:10 ID:bwiS95oU0
最優秀チョコ職人に辻口さんら フランスで受賞
2013年11月1日(金) AM 07:11

 【パリ共同】パリで開かれている世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で10月31日、東京都渋谷区の「ル ショコラ ドゥ アッシュ」のオーナー辻口博啓さん(46)と、パリに店を持つ青木定治さん(45)が最優秀賞「板チョコ5枚+☆」を獲得した。

 昨年まで2年連続受賞していた小山進さん(49)は逃した。

 今回が初出品の辻口さんの出品作はさんしょうやユズといった素材を使用。「日本人のレベルの高さを示すことができ最高にうれしい」と喜んだ。青木さんは一昨年に続き2度目の受賞。

171凡人:2013/12/04(水) 01:50:13 ID:bwiS95oU0
日本の15歳、学力向上 「読解力」8→4位
2013.12.3 22:42

 経済協力開発機構(OECD)は3日、65カ国・地域の15歳男女約51万人を対象として2012年に実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。日本は09年の前回調査に比べ、「読解力」が8位から4位に、「科学的応用力」が5位から4位に、「数学的応用力」が9位から7位に上昇。「脱ゆとり路線」の成果が着実に表れた結果となった。また、3分野とも1〜4位をアジア勢が独占した。

 PISAは3年ごとに行われ、学校に通う15歳の生徒が参加。日本では今回、無作為に抽出された約6400人の高校1年生が3分野のテストを受けた。

 公表結果によると、OECD加盟34カ国の平均を500点と換算したときの日本の得点は、読解力が538点で過去最高を記録。科学的応用力は547点、数学的応用力は536点で、いずれも前回調査の得点を大きく上回った。

 前回初参加で3分野ともトップだった上海が今回も1位を独占。2位と3位は香港とシンガポールが占めたが、OECD加盟国だけで比べると、日本が読解力と科学的応用力で1位、数学的応用力は2位だった。

 一方、同時に行われた数学的応用力に関する意識調査では、「授業についていけない」と心配する生徒の割合が多く、数学の苦手意識も浮き彫りになった。

 日本の順位はこれまで、00年調査ではトップクラスだったが、03年調査と06年調査で連続して急落した。このため文部科学省は平成19年から全国学力テストを実施するなど学力向上策に取り組み、2009年調査で読解力が15位から8位に回復、一定の成果を見せていた。

 今回のPISAは、脱ゆとり路線を掲げて平成20年に改定された新学習指導要領で学んだ生徒が初めて受けるテストで、文科省では「一連の学力向上策の成果が着実に表れている」と分析する。

 下村博文文科相は「きめ細やかな指導体制をさらに整備し、学力と規範意識を兼ね備えた世界トップの人材育成を進めていきたい」と述べた。

 ◇OECDの学習到達度調査(PISA) 15歳を対象に、義務教育で学んだ知識や技能を実生活で活用する力を評価するテスト。出題は「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の3分野で自由記述式と選択式で構成され、解答までのプロセスや概念の理解が重視される。2000年から3年ごとに実施し、5回目の今回は65カ国・地域が参加。数学的応用力を重点的に調査した。

172凡人:2013/12/27(金) 04:33:37 ID:bwiS95oU0
大阪市の公募校長、7人が合格辞退 トラブル続発が影響も
2013/12/27 2:09 Nikkei

 大阪市教育委員会は26日、市立学校に来年度着任する予定の校長公募に合格が内定した民間出身者20人のうち、7人が辞退し、最終的に13人が合格したと発表した。当初35人の外部人材枠を設けたが、応募者が選考基準に満たず内定は20人にとどまっていた。さらに市の公募人材にトラブルが続き、批判を招いたことなどで辞退者が相次いだという。

 市教委によると、合格した13人(男性11人、女性2人)は42〜61歳で、元自治体職員や会社員など。来年1〜3月の研修期間を経て4月に校長に着任する。辞退者7人は40〜60代の男性で「勤め先を辞められない」「公募校長について厳しく報道され、尻込みした」などと説明しているという。辞退で空いた校長枠には、前年の公募で合格したが未配属の内部教員などを充てる方針。

 また市は同日、今年9月に始めた3つの局長ポストの内外公募について、外部人材46人、内部職員5人が応募したが、3局長とも内部職員が合格したと明らかにした。橋下徹市長は同日の記者会見で「外部人材に僕が求めている経験知識が集積された人がいなかった」と語った。

173凡人:2014/01/11(土) 07:40:10 ID:bwiS95oU0
私立中の学費、公立の2.9倍 12年度格差最大
2014/1/11 7:20 Nikkei

 子供が私立校に通う世帯と公立校に通う世帯の学習費総額の開きは、中学で2.9倍、高校で2.5倍となり、いずれも過去最大だったことが10日、文部科学省が発表した2012年度の「子供の学習費調査」で分かった。私立中の生徒1人当たりの学習費総額も過去最高の約129万5千円。文科省は「私立の授業料引き上げが格差拡大の背景にある」とみている。

 調査は、学校に子供を通わせる家庭が年間に支出した学習費を調べるため、1994年度から2年ごとに実施している。授業料などの「学校教育費」「学校給食費」、学習塾や習い事などの「学校外活動費」の3種類に分けて集計。今回は公私立の幼小中高計1130校に通う子供の保護者2万3753人が回答した。

 公立中は生徒1人当たりの学習費総額が約45万円(前回比約9千円減)。学習塾や家庭教師、参考書購入などにかかる「補助学習費」が約22万4千円で前回に比べ約5千円減ったが、47.9%の世帯が20万円以上を支出していた。

 一方、私立中は少人数教育の充実やIT(情報技術)機器の導入などにより、授業料が前回比約2万円増の約44万円となったほか、学習塾費も約12万9千円に増えた。同省の担当者は「少子化が進む中で学校間競争が激しくなっており、私立校が学習環境を充実させるため、授業料などを引き上げている」と指摘する。

 高校では公立を対象に10年度から高校授業料無償化が導入された影響などで、公立校の学習費総額は約38万6千円で過去最低を更新。私立校は授業料のほか、学校外のスポーツや教養活動の月謝なども増加した結果、前回比約4万4千円増の約96万6千円となった。

 幼稚園から高校まで全て私立に通った場合にかかる学習費総額は15年間で約1677万円(前回比約25万円減)。全て公立の場合は約500万円(同約4万円減)で公私間で3.36倍の差が開いた。

 文科省は14年度から高校授業料無償化への所得制限導入で捻出した財源で、年収590万円未満の世帯の私立高生に財政支援をする予定。同省は「公私間の格差是正につなげたい」としている。

174凡人:2014/02/03(月) 11:31:51 ID:bwiS95oU0
1、2位独占…日本バレエの実力、世界に示す
(2014年2月3日09時15分 読売新聞)

 【ローザンヌ(スイス西部)=祐成秀樹】日本のバレエの実力が世界に示された。

 1日に終了した第42回ローザンヌ国際バレエコンクール。日本人の二山(にやま)治雄さん(17)と前田紗江(さえ)さん(15)が1、2位を独占、計3人入賞と快挙を成し遂げた。

 二山さんは古典で「ラ・バヤデール」から古代インドの戦士のソロを披露。身長1メートル66と小柄だが、飛形の整った高い跳躍をリズミカルに決めた。「昨日の予選より、楽しく自信を持って踊ろうとした。失敗したところもあり、少し悔いが残る。将来はお客さんに感動してもらえるダンサーになりたい」と二山さん。審査委員長のケイ・マッゾさんは、「私たちは音楽性や動き、ダンスの組み立てをどう考えて踊っているかを重視する。審査員団は彼がすべてを持っていると判断した」と1位の理由を明かした。

 2位となった前田さんも「ラ・バヤデール」の幻想的な場面のソロを踊った。片脚で爪先立ちし、もう一方の脚を後方に伸ばすポーズで舞台を斜めに移動する難しい技を決めると、「おおっ」という歓声が起きた。「彼女の踊りは高貴で優雅で気品がある」と、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の芸術監督タマラ・ロホさんは絶賛。前田さんは「決選に出られたのも夢のようだったので、信じられません」と興奮気味に語った。

175凡人:2014/06/26(木) 04:59:55 ID:bwiS95oU0
日本の教員、仕事時間最長 OECD国際調査 
2014年6月25日(水) PM 06:20

 経済協力開発機構(OECD)は25日、中学校を対象に教員の勤務環境や指導状況を調査した国際教員指導環境調査の結果を公表した。1週間の仕事時間は日本が53・9時間で、参加した34カ国・地域で最も長かった。授業時間は参加国平均と同程度だったが、部活動指導や事務作業に費やした時間が大きく上回った。

 「日本の教員は忙しい」と指摘されて久しいが、今回の調査で国際的にも多忙が裏付けられた格好だ。文部科学省は「事務職員を増やすなどして教員の負担を減らし、教育に集中できる環境を整えたい」としている。

 1週間の仕事時間の参加国平均は38・3時間で、日本だけが50時間超。

176凡人:2015/04/09(木) 11:48:17 ID:da95RwFo0
茨城県民の日、30年以上誤り 一日ズレ、県外から指摘
酒本友紀子、村田悟 2015年4月8日09時40分 朝日

 茨城県が30年以上、「県民の日」(11月13日)の由来を誤って説明していたことがわかった。1871(明治4)年の廃藩置県で「茨城県が設置された日」としてきたが、県の誕生は実はその翌日。今春の県立高校入試で問題文に使われ、外部の指摘を受けた。

 11月13日は、1968年制定の茨城県条例で県民の日となった。県も指摘を受けるまで、ウェブサイトで「県域に『茨城県』が置かれ、初めて県名が用いられた日」と説明。だが「法令全書」(内閣官報局編)などによると、茨城県の設置は11月14日。前日の13日は、初代県知事にあたる茨城県参事として山岡鉄舟(てっしゅう)が任命された日だった。

 県によると、制定当初は「茨城県という名称が初めて用いられた日」と広く解釈していた。いつから混同が始まったかは不明だが、少なくとも84年発行の県史に「県が誕生した」との記述があり、誤った説明は30年以上続いたとみられる。

 今年3月の県立高校入試で、明治時代の出来事を年代順に並べる社会の問題文に「11月13日に、現在の茨城県の範囲は新治(にいはり)県、印旛(いんば)県、茨城県の三つの県に統合された」との記述があった。これを見た福岡市の塾講師金子直樹さん(40)がミスを指摘した。ただ、受験生が学んだ内容と食い違いがないなどとして、採点はやり直さないという。県教委によると、県内の公立小学校の副読本も県の誕生を「11月13日」としており、中学校でも同様に教えている可能性が高いという。(酒本友紀子、村田悟)

177凡人:2015/04/17(金) 14:03:31 ID:da95RwFo0
米の若手バレエの登竜門、日本人男女がトップに
2015年04月17日 13時24分 Yomiuri

「ユース・アメリカ・グランプリ」で好成績を収めた(左から)速水さん、栗原さん、山田さん、増田君=水野哲也撮影

 【ニューヨーク=水野哲也】若手バレエダンサーの登竜門「ユース・アメリカ・グランプリ」の最終結果が16日、ニューヨークで発表され、シニア部門(15〜19歳)男子でドイツ留学中の速水渉悟さん(18)(京都市出身)、女子で東京都小金井市の栗原ゆうさん(16)がそろって1位となった。

 ジュニア部門(12〜14歳)女子では兵庫県宝塚市の山田ことみさん(13)が2位に入った。ジュニアより年少のプレ・コンペティティブ部門男子では京都市の増田慈(いつく)君(12)が1位を獲得した。

 シニア部門は最高賞(グランプリ)が該当者なしだったため、日本人2人が事実上のトップとなった。

 速水さんは2月の「ローザンヌ国際バレエコンクール」で決選に進出しながら入賞を逃しており、「今回は悔いなく踊れたので、素直にうれしい」と話した。ドイツのバレエ学校に留学中で「寮での自炊生活を通して精神的に強くなったと思う」と笑顔を見せた。

 栗原さんは海外のコンクールは初めて。「言葉にならないぐらいうれしい。すごく緊張して演技では失敗もしたけど、お客さんの歓声がとても温かかった。これからも練習を重ねてもっと強くなりたい」と話した。

 山田さんは「またニューヨークに来て大きな舞台で踊れるように練習したい」と喜んだ。

 大会は1999年創設。全米や世界各国の予選を経てニューヨークで決選が行われ、ローザンヌと並ぶ若手バレエの登竜門とされる。


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