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自民党政権綜合スレ

62チバQ:2012/12/02(日) 17:40:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1353937809861_02/news/20121126-OYT8T01448.htm
争論@衆院選
<1>農業とTPP

◇農産物輸出拡大に期待


 宇治高原農園(高梁市)代表 牧野義広さん57

 ここ数年、農業はどん底だ。高齢化、後継ぎ難だけではない。資材が高い。例えば、原油高でハウスに使うビニールの値も上がっている。段ボールの原料も輸入品なので船賃の分だけ上がる。でも、不況などのため、出荷価格は上がらない。これでは、産業として成り立たない。

 この現状を打開する鍵は、輸出だろう。昨年、台湾の商社から「いくらで売ってくれるか」と電話がかかってきた。当園は1・6ヘクタールあり、ピオーネやシャインマスカット、瀬戸ジャイアンツなどブドウを栽培している。標高が300〜500メートルの冷涼な気候と良質な土を利用しており、甘みがあり質も高い。

 関西や関東出身の30〜40歳代の男女6人を研修生として受け入れ、栽培技術などを教えているが、「将来、ブドウを輸出する」と意気込んでいる若者もいる。

 環太平洋経済連携協定(TPP)は、何が有利で不利なのか分からない点が多い。ただ、国内の果物は外国産に比べて高い品質を誇っていて海外での人気もあり、農産物輸出の拡大につながると期待できる。

 農業も製造業も産業という点では同じ。外国産に価格で勝てないと言う人がいるが、高くても安全でおいしい品なら買う人はいる。私たちは品物に自信があるから、堂々と高値で売っている。欧米の価格競争に付き合う必要はない。国は、生産者たちが海外に打って出るための経営指導や支援制度の情報発信を積極的に行ってほしい。

◇安価な米国米流入不安

たけもと自然農園(倉敷市)代表 武本章吾さん65


 5ヘクタールで米とブロッコリー、ほうれん草などを栽培している。この10年は、うち1・2ヘクタールで日本農林規格(JAS)に基づく有機栽培にも取り組んでいる。しかし、周辺では高齢化が進み、コンバインなど1台200万円台はする高価な農機具の故障に伴って廃業する人もいるのが現状だ。

 最近は重油なども高く、経費がかかる。その上、現在の米の出荷価格は農協を通じた一般米だと、60キロで約1万6000円。黒字を出すためには約2万円は必要だが、数年前は約1万2000円まで下がった。作るほど赤字になる。

 こうした状況で、TPPへの参加は反対だ。詳細は分からないが、安価な米国産の米が大量に入ると思う。価格競争になれば大規模農業の米国に勝てず、農家はどんどん廃業するだろう。

 私たちは今後の対策として、有機米のインターネット販売に乗り出した。60キロで3万円だが、「安全・安心」という面が受け入れられ、売れている。生産者は有機や、生産から加工品の企画・製造・販売までを行う6次産業化といった付加価値化を考えることが求められている。

 一方で、国も補助金だけでなく、地産地消や6次産業化の支援など、地域に即した具体的な農業振興策をもっと示してほしい。

 米は何千年も続く日本の主食。日本人の命を守る大本だ。食料問題は安全保障問題でもある。欧米が凶作の時どうするか。日本人の食は日本で賄えるようにしておくべきだ。

 聞き手・竹上史朗

 <TPP> 米国や豪州、カナダなど環太平洋の11か国が交渉している新しい経済連携の枠組み。工業製品や農産物にかかる関税撤廃などを通じ、域内のモノやサービスの流れを活性化する狙いがある。国内では製造業などが賛意を示す一方、農業団体などで反対論が根強い。

 県内でも賛否が入り交じる中、石井正弘前知事が昨年11月の記者会見で、「参加する有用性の具体的説明がない。情報を国民に開示し、合意を得てほしい」と述べ、政府に注文を付けた。

(2012年11月27日 読売新聞)


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