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人口問題・少子化・家族の経済学

461とはずがたり:2010/06/26(土) 00:35:10

目の前にある課題に如何にスピード感持って答えを出せるかである。都市部の待機児童の問題の方が子ども手当のばらまきよりも遙かに重要なんだけどなぁ。

風はどこへ:’10参院選 有識者の声/1 子育て
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100625ddm041010085000c.html

 ◇手当はうれしいが 都会は待機児童、地方は偏在

 2月下旬、東京都文京区役所の一室は、4月から入園するための保育園を申し込んだのに入れないと知った住民が集まり混雑していた。泣く子を抱えたまま涙を流す母親や一家総出で今後どうすれば良いかを尋ねる家族連れ。窓口の職員は受け入れ施設が追いつかない状況を説明した。この場にいた東京・丸の内の銀行で働く女性(26)は困り果てた様子の職員から「こちらが働いてくれと頼んだわけではないんですよ」と言われたという。

 この女性は、1歳を過ぎた長女を東京都独自の認証保育園に預けて、09年12月に職場復帰。「預けられるのは2歳まで」と言われたため、就学前なら年齢を問わない認可保育園を探したが見つからなかった。

 自宅から徒歩で通える認可保育園3カ所はどこもいっぱい。区内の待機児童は4月時点で106人に上った。「大変さは新聞やテレビで知っていたけど、ここまでとは思っていなかった」

 ようやく5月、認可保育園に入れたが、大手証券系企業に勤める夫(27)は早朝出勤や深夜帰宅が多く、長女の面倒はなかなか見られない。女性は仕事を終えてラッシュの地下鉄に飛び乗ると、早く保育園に向かえるように停車するたびに前の車両に移る。園から自宅は自転車で約15分。疲れた雨の日はタクシーを使うこともある。

 昨年の衆院選。「一度政権が代わってみるのも」と民主党に1票を投じたが、生活が変わった実感はない。子ども手当は受け取るが、疑問もある。「うまく説明できないけど、もっと大切なものがあるような気がする」

    □□

 兵庫県の日本海側、人口約9万の豊岡市。看護師の関滝江さん(37)は、4〜10歳の女の子3人の母親だ。板前だった夫の裕之さん(37)は勤務していたレストランが店をたたみ、高齢者介護の仕事に転職した。

 月収は2人で約40万円。2人とも月数回の夜勤があり、同居する裕之さんの母親の手助けなしでは、やっていけない。地域の医療機関は人手不足で、周囲では育休を早く切り上げて職場復帰を求められる看護師も多い。

 豊岡市では、東京のように待機児童はいないが、過疎化に伴う児童の偏在化という問題が起きている。市中心部にあり、滝江さんらが子どもを預ける「チャイルドハウス保育園」の園児は148人と定員を約30人超すが、周辺部では園児が定員の2〜3割台というところも。幼稚園はさらに園児が少なく、市教委は「児童は一定の数が一緒にいることが大切」と懸念する。

 市は幼保一体化で問題を解決しようと「認定こども園」を市内数カ所で設置する方針だが、保育園関係者からは「幼稚園と保育園では、職員の仕事も目的も違う。国の方針も見えない」という不安の声も漏れる。

 「子ども手当はありがたい。でも子供が増えれば、支出も仕事との両立の苦労も増える。政治はそんなところまで変えてくれるでしょうか」と滝江さん。政治に託された課題は積み残されたままだ。【曽田拓】

    ◇

 政権交代から9カ月で迎えた参院選。「暮らしを変えてほしい」という人々の思いを描く。=つづく

毎日新聞 2010年6月25日 東京朝刊


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