したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

食品産業総合スレッド

421荷主研究者:2008/08/15(金) 00:18:33

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080713/biz0807131408000-n2.htm
【ドラマ・企業攻防】サントリーVSサッポロ 勝負の分かれ目はどこに? (2/3ページ)
2008.7.13 14:05

サントリー本社ビル。ビール事業発足から45年で、初の業界第3位のビール出荷量となった=7月10日午前、大阪市北区

プレミアムを武器に

 ビール事業部も、洋酒や清涼飲料に甘えていたわけではない。平成元年に登場した「ザ・プレミアム・モルツ」は、「醸造会社ならではの世界一のビールをつくろう」との方針で開発が始まったもの。ドライ全盛の世に逆行し、あえてビールらしい味を強調したことが、「特別な日のぜいたく」を受け入れる今日の消費の二極化にマッチした。プレミアム・モルツこそ、3位躍進のもうひとつの原動力となったのだ。

 サントリーの戦略も大胆だった。プレミアム・モルツの販売攻勢をかける際、飲食店には従来の主力ブランド「モルツ」からの入れ替えを申し出た。新商品を投入して販売数を上乗せする常識と逆行する手法に、他社は首をかしげた。だが、サントリーは受け流す。販促費をプレミアム・モルツに集中投下し、ブランドの確立を優先する。これが相乗効果を生んだ。

 飲食店攻勢で販売量が増えるにつれ、営業活動をしていない飲食店からも「プレミアム・モルツを入れたい」との声があがる。さらに、中元商戦でも長い間「もらった方が『なんだ、サントリービールか』とがっかりされた」といわれたが、プレミアム・モルツの登場で一変。6月までの中元商戦でサントリーのギフト売り上げは前年比2割増という(関西地区)。

 結果、高級ビールでも同分野の代名詞だったサッポロ「ヱビス」を抜き、販売数量トップに躍進。苦節45年を堪えた“弱者の戦略”が、ついに実を結んだ。

 ただ、戦略はともかく、ビール事業の赤字を続けるサントリーに、業界他社の視線は冷ややかだ。例年、ビール事業の黒字化を宣言しながら、終わってみれば赤字の繰り返し。

 だが、今年のサントリーは違った。佐治社長は、年初の事業方針説明会で「今期は赤字」と明言。赤字覚悟でシェアを取りに行く。今年にかけるサントリーの強い決意があった。「適正な利益が出るのはシェア25%以上」という佐治社長には、3位浮上の勢いに乗ってシェアを拡大、その後に黒字化を達成するという明確な青写真があるようだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板