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農業総合スレ

42とはずがたり:2003/10/31(金) 21:02
【米作農業について】
大体農家は補助金沢山貰って自分とこで作った美味くて安全な米喰って豊かな生活してる癖に保護しろ保護しろうるさいっちゅうねん。どうせ兼業が殆どで真面目に作ってないやろうが。そんなところに圃場整備だの土地改良区だのちゃんちゃらおかしいわい。ちゃんと専業農家が真面目に大規模農業してたり,地域でブランド確立して商品管理できているところが減反せずともきちんとやっていけるようにすべきだ。

http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=5200
「自立」の時代/ほ場整備進まぬ山間部

高齢化、負担に難色

 パラパラと乾いた音を立てて、脱穀されたモミがコンバインのタンクに落ちていく。いつものザザーッという威勢のいい音とは違う。大半のモミは、ワラと一緒に田んぼに落ちていった。

 実が入っていない不稔(ふ・ねん)だ。日にかざすと、空っぽのモミに日が透けて見える。

 小坂町上向。県内でも最も冷害の被害が大きかった地域だ。鴇(ときと)地区の男性(71)は「10年前と同じ。また米買ってくわななんね。大変だ」と肩を落とす。

 約50アールの田に、耐冷性に優れるとされていたデワヒカリを植えたが、穂が出る時期に低温が続いた。例年なら10アールあたり約550キロ取れる米が、今年はわずか10キロ。全体でも50キロ。家族6人で食べる2カ月分にも満たない。「取れた米も実がやせてるんだ。くず米みたいで味も悪い。悲しかったな」

 減反に従い、薦められた品種を作った。「米が足りなくなれば減反緩和。余れば規制。政治家は農家の苦しみが分かってねえ」

 国は東北・北海道の冷害を激甚災害に指定し、被害農家に特例融資をする方針だ。だが、男性は「借金背負ってまで農業する気はね。金は借りたくね」。

 男鹿半島の中央部を走る「なまはげライン」。なまはげ大橋の下に、北浦安全寺地区の棚田が広がる。田は小さなものから30アールを超えるものまでまちまち。圃場(ほ・じょう)整備は進んでいない。大潟村のように農地を集約させて効率的な農業を目指す国の方針の対局にある。

 専業農家の男性(57)は、4・5ヘクタールを耕作し、この地区内では大規模な農家だ。だが、3分の1は人手がない農家から借りている。「この地区は土地が狭く、田んぼを広げるのにも限度がある。圃場整備の話はあったが、反対意見が出てまとまらなかった。農機具代の負担も大きい。金を払ってまでやりたがらない」と話す。

 土地改良区などを通じて圃場整備をするには、地権者全員の一致が原則だ。男鹿市農林水産課によると、山間部では特に高齢化が進み、農家の意見をまとめるのは難しいという。

 93年に323人いた同地区の人口は、今年9月末現在で249人。10年で23%減った。65歳以上の高齢者の人口化率は42%で、市平均の28・8%を大きく上回る。農業の担い手不足は深刻だが、県も市も、これを解消する有効な手だてを見つけられていない。

 地区のあちこちには減反で耕作されていない田も目立つ。「牧草地」として転作していることにはなっているが、実際は年に1、2度草を刈る程度。一部は手入れされず、荒れ地状態になっている。

 水利組合の代表(70)は、妻と2人で1・6ヘクタールを耕作している。3人の子は独立し、東京や秋田市へ出ていった。最近は腰や肩の痛みがひどく、妻もひざが悪いため、作業に出られない日が増えた。

 「そろそろ限界だ。農業をやれるのもあと1年か2年。子どもも無理するなと言っている。政治? 今さら何を望むの。土地の事情を考えてよ。若い人はいない。だれも農業やれないよ」

 (田村啓哉)


 《効率化と中山間地農業》 

 99年に施行された新農業基本法で農業の効率化が促されたのに続き、02年には小泉政権がコメ政策大綱を発表し、消費者重視の農政へ大きくかじを切った。株式会社の農業参入も条件付きながら認めた。一方、棚田など効率化しにくい中山間地を支援する補助も00年から始まったが、面積や傾斜など条件が厳しいため利用は広がらず、高齢化で離農者が出るスピードに、制度が追いついていない。耕作されなくなった県内の農地面積は00年に2591ヘクタールに達した。95年から34%増加、90年に比べると、ほぼ倍増している。


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