したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

趣味と読書

1:2002/10/01(火) 19:47
特に大きな問題ではないと思うのですが、
S大の授業で使った時に、自由会話1の5
の質問が良くないという意見が出ました。

こういう質問の背後には、高尚な趣味と
低俗な趣味といった形で分ける二分法的な
考え方があるのではないか、そのような
考え方は教科書から排除すべきだ、という
意見です。

実は、私自身も、そういった考え方が
あまり好きではないために、またそのよう
な突っ込みを避けるために、「高尚な趣味
には、どんなものがありますか」とか、
「どんな趣味が高尚だと思いますか」とか
せずに、「高尚な趣味だと思われるもの
には、例えばどんなものがありますか」と
したんですけど。

まあ、特にこだわりはないので、もっと
いい質問があれば、変えてもいいです。

で、その方に、代案はありますかと聞い
たら、例えば「どんな趣味が生活を豊かに
してくれると思いますか」としたらいいの
ではないか、と言われました。
しかし、そのような質問では、一般性が
なく、難しくて答えられない人が多いの
ではないか、という気がします。
いかがでしょうか。

2龍仁:2002/10/02(水) 22:18
「高尚な趣味…」の質問は
4の「マンガやアニメに対する認識が低い…」
を受けての質問ですよね。
これ一つが独立した質問なら
S大でのような意見もうなずけるのですが、
流れの中では大きな問題ではない感じもします。
抵抗感があるのなら「高尚な趣味と言われているもの…」
とかに直してみるのもいいのではないでしょうか。
ただ、授業でこの質問はあまり活発に討議されませんでした。
やはり「高尚な趣味」はだめなのでしょうか(?)。

3:2002/10/03(木) 11:07
そうですね。
質問項目によっては、活発に話し合われるものと
そうでないものがあるかと思います。
全部の質問が活発な議論を呼ぶようなものでなく
てもいいという気もしますが、とにかくもっといい
質問があれば、変えるようにします。

4雑誌:2002/10/19(土) 01:56
自由会話2の1で
雑誌も読書になるかという話になりました。
読書の範囲に関しては2の4で扱っているのですが…。
2の4を前に持ってきて
2の2「どんなジャンルの本が好きですか」を
「雑誌にはどんなジャンルがありますか」にするのも
面白いかもしれませんね。
それから、自由会話1の1で
「私の趣味は読書です」と答える人が少なくありません。
読書を前に持ってきて、趣味を後にするほうのがいいかも。

5なるほど:2002/10/19(土) 17:53
読書を先に持ってきて、趣味を後に持っていくのも
いいかもしれませんね。
でも、第2刷ではあまり大幅な改変はせずに、少し
ずつ変えていくのがいいと思います。


雑誌や漫画も読書と言えるかどうかという話題は、
たしかに出て来ますね。
ついでに言うと、雑誌は本かどうかという話題も
出ます。
私自身の考えでは、雑誌は当然本の一種。
日本語の教科書の中にも、たまに本と雑誌を区別
しているものがありますが、違和感を感じます。
例えば、「それは本ですか。」「いいえ、これは
本ではありません。雑誌です。」というような感じ
で。
でも、授業中に私が雑誌は本だと言ったら、変な
顔をしている学生が多かったです。
ところで、いったん、雑誌も本だとして、雑誌も
読書かというと、雑誌にもいろいろありますから、
結局「漫画を読むのも読書か」「写真集を見るのも
読書か」といった問題に収斂されるのではないかと
思います。

6担当者:2003/10/01(水) 20:57
 「趣味と読書」の会話2の中で「はあ、ビジュアルな本と申しますと…」
という台詞があり、それに対して「はあ、ビジュアルな本とおっしゃいます
と…」とするのが正しいのではないか、という意見が多楽園に寄せられた
そうです。

 それについて、概略、次のように答えておきました。

 他にご意見があれば、お知らせください。

(1)この本の会話文を作るにあたっては、文法的に正しいかどうかより、
自由会話を導き出すための導火線として、自然かつ盛り上がるものにする、
ということです。
  そのことは、「この本をお使いになるみなさんへ」の5等にも書いて
おきました。

(2)「はあ、ビジュアルな本とおっしゃいますと…」とするのが正しい
のではないか、というのも一つの考え方としてあり得るけれども、違った
考え方も可能だと思います。
  『日本国語大辞典』の「申す」の項には、「言う」の謙譲語という説明
もありますが、かしこまり改まった気持ちでの対話などで丁重に表現する
用法の説明もあります。
  また、『敬語はこわくない』(井上史雄、講談社現代新書)等では、
現代の敬語は丁寧語化している(現代に限ったことではなく、昔から)と
説明されています。
  「申される」のような表現を間違いだという人もいるけれども、中世の
頃から使われていたそうです。
  そのような流れの中でとらえるならば、ここでの「〜と申しますと…」も
謙譲というより丁重な表現として見ることもでき、私(および共著者)には
抵抗のない表現と感じました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板