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赤松vs北
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資料管理請負人
:2014/02/26(水) 20:12:58
古賀 VS 北 2009
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古賀 VS 北 2009
「北君からのメール」 2009/1/29
古賀君
面白い論文が目に付きましたので紹介します。村上和雄と言えば、こないだプレゼント
した『コスモス』を推薦していた、筑波大学の先生ですが、関心を持っていたら、このた
び産経新聞上でその論文を見つけました。内容に、「お陰様」「有り難い」に触れ、すぐ
れたものとして大事にしようという箇所があったので、折から仏教の「縁」を研究してい
て、ちょうど同じことを考えていた僕としては、興味を持った次第。論文を添付しますの
で、短いし、読んでみて下さい。?は今回に関する物。?はその『コスモス』の推薦文で
す。世界観はもうカオスよりコスモスのほうが求められているかも知れない。なお、論文
など記事は、ネットの「産経ニュース」からコピー自在です。 北
≪五井平和賞受賞に寄せ≫
マイクロソフト社の創設者であり、ソフトウエア界における技術革新をリードしてきた
ビル・ゲイツ氏が、53歳という若さで経営の第一線を退き、「ビルとメリンダ(夫人の
名前)ゲイツ財団」の活動に主軸を移した。当財団は、個人資産のほとんどすべてにあた
る5兆円を投じて、2000年に設立された世界最大規模の慈善財団である。
2008年11月、五井平和賞(1999年に五井平和財団が創設)の授賞式と受賞記
念講演のために来日したゲイツ氏は、財団の目的や活動について次のように語った。
2007年には1億3000万人の子供が誕生したが、そのうち1000万人が亡くな
っている。そのほとんどは、世界の貧しい国の恵まれない子供たちだ。
この子供たちも、恵まれた国の子供たちも「すべての命は平等の価値を持つ」という根
本理念に基づいて財団は設立された。
そして、財団の目標は、子供の死亡をゼロにすることである。そのカギを握るのはイノ
ベーションであり、新しい方法で病気の診断、治療、予防を行い、人々の命を救うことで
ある。
そのために、ゲイツ財団は「大いなる挑戦と探求」という推進事業を始めている。その
中では、いまだ検証されていないが大変魅力的な理論に賭けようとしている。
ゲイツ財団は政府、NGO(非政府組織)など多くのパートナーと協力しながら様々な
問題解決に向けて共に働いている。
例えば、2000年にエイズ、結核、マラリア撲滅のためのグローバルファンド(基金)
の創設に寄与した。このファンドは、世界の保健医療のための資金を供給する上で画期的
なイノベーションであり、すでにマラリア治療における世界最大の資金源となっている。
≪「イノベーション」とは≫
さらに、最も貧しい人々を助けるために、大きな成功を収めた人々や企業に、専門知識
や資源を提供してもらうよう働きかけている。健全なる経済や平等な世界を築くための唯
一の長期戦略は、より多くの相互協力とイノベーションの組み合わせであり、それこそ、
平和への道である。それぞれが、それぞれの役割を果たしたならば、世界はどんどん良く
なっていく、と記念講演を締めくくった。
ゲイツ氏の講演やその後のトークセッションを聞き強く感じたことは、一見相反するよ
うに見えるITビジネスと慈善事業を、明確なビジョンと希望を持ち、しかも楽しみなが
らやっているということである。その根底には「他を助けることは、人間の本性だからだ」
という哲学がある。
そして、慈善事業の成功のために、政府高官をはじめ貧しい多くの人々と直接会い、世
界各地を駆け回っている。今回の来日も、ゲイツ氏は家族と共に自家用ジェット機で来て、
授賞式などを済ませた後、日本で一泊もせずに帰国している。
≪21世紀への大きな夢を≫
世界が大不況に入ったこれからの日本の役割について考えてみた。
日本は世界第二の経済大国であり、2008年には4人のノーベル賞受賞者を出せるよう
になった科学や技術の底力をもっている。あと10年もたつと、希望すれば自分のすべて
の遺伝子情報が約10万円くらいで数分のうちにわかる時代が来るのも夢ではない。
しかし、研究や技術の進歩よりはるかにすごいことがある。それは、万巻の書物に匹敵
する遺伝情報を極微の空間に書き込み、1分1秒の休みもなく、正確に解読している大自
然の不思議である。
この大自然の偉大な働き(サムシング・グレート)に感謝して、日本人は古来より「お
陰様」「有り難い」「もったいない」「いただきます」という言葉で表現してきた。
これらの言葉は、外国語では簡単な単語に翻訳することは不可能である。
このように、大自然の恵みを実感し、それに対して感謝を捧(ささ)げてきた日本人が、
経済力と科学技術力を、いま手にしている。
日本人自身がまず、金や物などに重きを置く現在の価値観を見直し、目に見えないもの、
心、命、魂、サムシング・グレートなどに対する価値観を取り戻すことが必要である。そ
れには、そのための教育が大切である。
世界で困っている人、恵まれない人に自分のできる範囲で手をさしのべようではないか。
他の人々に役立つ喜びは、人間の本性に含まれており、心躍る経験である。
それができれば、日本のみならず世界を覆っている不安や閉塞(へいそく)状況を打破
する突破口がひらく。そして、21世紀は日本の出番が来ると思い、そのようにしたいも
のである。(むらかみ かずお)
?
【正論】ノーベル賞と「進化」の不思議 筑波大学名誉教授・村上和雄 (1/3ページ)
2008.10.29 03:09
このニュースのトピックス:ノーベル賞
「惑星的な意識」と人類
今年のノーベル賞は日本で育った4人の研究者が受賞する初めての快挙となった。暗い
ニュースの多い中で、日本人に明るい光を与えてくれた。特に物理学賞は、宇宙の成り立
ちに根拠を与えた南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏が独占した。
そして、宇宙の成り立ちやその進化は、まだまだ多くの謎に満ちていることを改めて知
らされた。宇宙や、そこから生まれた生命の誕生についても、まだその全貌(ぜんぼう)
はほとんど解明されていない。これらの謎を解き明かしたいという思いを、人類は永遠に
抱き続けるであろう。
これらのテーマに一つの方向を示す『CosMos コスモス』という本に最近であっ
た。著者の1人、アーヴィン・ラズロ博士はブダぺストクラブの創始者で、現在、総裁を
務めている。このクラブには7人のノーベル平和賞受賞者を始め著名な芸術家、学者、ビ
ジネスマンら世界の賢人が含まれている。
クラブは1996年、「惑星的意識」に関する宣言を発表した。惑星的意識とは、人類
はすべて本質的には同じであり、互いに相手に依存していることを知り、かつ感じること
である。この意識に基づき、すべての人が行動することが、地球という惑星で人類が生存
していくための基本的な緊急課題であるとする。
ラズロ博士は2002年、日本の西園寺昌美氏と『あなたは世界を変えられる』を刊行
した。この「世界を変える」という思想が、06年の前作『カオス・ポイント』で「20
12年くらいまでに人類の意識が変わらない限り、人類は危ない」という警告に結びつき、
それを受けて今回の作品が生まれたのである。
日本は世界第二の経済大国であり、2008年には4人のノーベル賞受賞者を出せるよ
うになった科学や技術の底力をもっている。あと10年もたつと、希望すれば自分のすべ
ての遺伝子情報が約10万円くらいで数分のうちにわかる時代が来るのも夢ではない。
『コスモス』が警告する
『コスモス』では、宇宙に存在するすべてのもの(太陽、月、星、地球、生物、分子、
原子、量子…)はお互いにつながっており、しかも宇宙には、進化するための一貫性が、
あまねく存在すると説いている。特に私が興味をもったのは、宇宙の始まりは、極端に秩
序のとれた状態であったというくだりだ。
アルベルト・アインシュタインも、宇宙を包括的な全体と見なし、宇宙の中には秩序や
見事な調和があり、それを「宇宙精神」と呼んだ。それは創造的で、あまねく行きわたる
性質があると説く。
『コスモス』は、宇宙精神や宇宙の原理について詳しく語る。宇宙と私たちの世界は空
間、時間、物質、エネルギーを超えて結ばれている。そのようなすべてのものを包み込ん
だものが、ホール・ワールド(全体世界)であると結論づけるが、古代哲学から現在の最
先端の科学的研究までの包括的知識に基づいて論じられるから説得力がある。
そして、国連の報告などに基づき、温暖化、資源の略奪、病気と環境汚染、土壌浸食な
どにより、現在の地球で史上6回目の大きな生物圏の絶滅期が始まりだしていると警告す
るのである。
しかし一方、このような待ったなしの危機的状況を回避するため、草の根レベルで、人
間の意識の変革と、それに基づく組織づくりと行動とが始まっていることを、最新のデー
タに基づいて論じる。そして最後に、人類と世界を、これまで達成されたことがない高い
レベルまで進化させる宇宙的使命が私たちにはあると結んでいる。
「偉大なもの」と遺伝子
生物の細胞核中の極微の空間に、万巻の書物に匹敵する遺伝子情報を書き込み、一刻の
休みもなく働かせている大自然の素晴らしさを、私はサムシング・グレート(偉大なるも
の)と表現してきた。
地球上のすべての生き物は、命の元であるサムシング・グレートにつながり、お互いに
協力しあって、地球生命体を構成している。それにもかかわらず人類界では、民族、人種、
国家、宗教宗派までもが果てしない争いを繰り返す。今こそ、人類を含めたすべての命が
つながっていることを自覚して生きたい。
ヒトには数百種類もの働きの異なる細胞が、それぞれ独自の役割を演じながら他の細胞
を助け、臓器の働きを支えている。臓器は、それぞれ独自の働きを演じながら、個体を生
かしている。このような見事な協力とハーモニーを演出しているのは、自律神経だといわ
れている。
その自律神経を動かしているものは何か、いまだ解明されていないが、この見事なハー
モニーと助け合いがデタラメに起こるわけがない。それを『コスモス』のいう「進化する
ための一貫性」と考えてもいいのではないか。その情報は、ヒトの遺伝子染色体(ゲノム)
の中に書き込まれていると私は考える。それはまさに、「利他的な遺伝子(群)」と名付
けてもよいものである。(むらかみ かずお)
「北君からのメール」 2009/2/4
古賀君
お待たせしました。αの原稿を添付します。前回とフォーマットは同じにしましたので、
よろしく。校正の仕事に明け暮れていまして、遅くなってしまいました。済みません。
「北君へのメール」 2009/2/6
α18 号の原稿確かに受け取りました。今回も10人以上の投稿になりそうです。小生の
「沈みゆく家」はますますシリアスになります。20号までに終わるよていで組み立てて
います。先日小柳さんから今回の「肥と筑」は「古賀さんと北さんだけの興味を引きそう
な、意識に関する(他の人には「なんじゃコリャ」となること請け合いの)ものだという
メールが来ました。楽しみにしましょう。
「北君来訪」 2009/3/21
AM11:00約束通り北君が事務所にやって来た。彼はいろいろの本をリュックサック
から取りだして、その中から私の読んでいないものを貸してくれた。
「言葉とは何か」・丸山圭三郎・夏目書房
「歳時記・句歌」・山本健吉・新潮社
数十年前の日記にもう一度今の観点に立った批評を加筆した作品を前もって見せてくれ
た。その作品について話し合う。同人αに投稿する方法も検討した。
それから、田村さんや北島君たちと昼食をとろうという話になって連絡をとる。二人で丁
度六本木の国立美術館へ日本美術会主催のアンダパンダン展を見に行くところだというこ
とで、そこで我々と落ち合うことにする。六本木も40年前に勤めていた会社があって、
よく昼食や飲み会などで歩いたものだが、防衛庁跡地にミッドタウンというの大きなビル
が建ち、すっかり変わってしまった。展覧会を見た後、ホールの喫茶コーナーで談笑。そ
れぞれが自己顕示欲の少ない友人達だから、会話も一方的ではなく4分の1ずつ話すから、
ゆったりした気持ちよい時間が保てた。4時前に地下鉄でそれぞれ別れ、れ、帰宅の途に
ついた。
古賀君
今日は久しぶり話も弾んだね。身障者の素晴らしいアーティストがいることを紹介した
けど、その属している工房を思い出しました。「アトリエ インカーブ」と言います。ネ
ットしてみてください。今「話が弾む」と言ったけど、そう言えば、これは初代お母さん
の常套語でしたっけね。 では、北。
「北君へのメール」 2009/3/23
紹介してくれた「アトリエインカーブ」のホームページを見ました。それによると、
大阪市平野区にある 知的障害者のアートセンスに注目したデザイナー達と 知的障害をも
つアーティストとのコラボレーションにより オリジナル・プロダクトを制作し世界に発
信する工房で、社会福祉法人が運営する 施設(収益は全てアーティストに 還元される)
でありました。
実際の作品は多く見ることは出来ませんでしたが、健常者にない何か異次元の目による
作品に見えて新鮮でした。我々がまだ見たこともない世界がありそうで、実に魅惑的であ
ります。そう言う面からすると、分裂病者による思考の異常さなどにも、常人の世界とは
違う論理がありそうで、そこもまた普通の見え方しか出来ない我々に衝撃を与えてくれそ
うで興味が大いにあります。
時々はまた時間を見つけてで掛けて来てください。
「北君からのメール」 2009/5/1
古賀君
御無沙汰しています。やっと時間ができました。お待たせしていたα原稿を送ります。
例によって例のものです。例のようにあしらってください。僕のは皆の一番最後でけっこ
うです。また合評は今回も遠慮します。よろしく。「窓辺にて」は毎日寝る前にちらと拝
見しています。 北
北君へ
α第19号の原稿確かに受け取りました。ありがとう。
今日病院に行ってかすみ目をなんとかしてよといったら、やはり網膜症が進まないかもう
一度様子をみて、手術を考えましょうと医者は言いました。その結論は 6月末になると
思います。今日診察にいって視力検査の表を見たら結構見えるが不思議でした。左が0.7
右が0.3らしいのですから、世の中にはもっともっとめの不自由な人も沢山いるようで、
医者の対応をみていると私はまだ良い方なのかなと思いました。もう少し我慢してみるつ
もりです。
それから明日5月2日から山荘にこもり、帰ってくるのは7日になります。暇ができたら
電話してみてください。
「北君からのメール」 2009/5/6
古賀君、
河口湖の方へ連休中に電話しよう、御機嫌お伺いしようと思っていましたが、先の土曜
から息子一家が逗留していて塞がり、今し方やって引き上げてくれましたので、すぐにも
電話しようと貴君の携帯番号をあちこち心当たりを探しましたが、あいにく見つからない。
この場を借りて御挨拶申し上げます。
そちらは天気などいかがでした。初夏の気候などいかがでしたか。また草花入りのブロ
グなどをお見せ下さい。
それからアトリエインカーブの件。そのアーティストの作品は僕もネットで見たのでど
こかに必ず大量にあるはず。そのうち探してお知らせします。 では、また 北
北 君
メールありがとう。家族の集まりが一番たいせつです。お孫さんはさぞ可愛いことと推察
します。この連休の前半はいい天気でしたが、昨日から止むことなく雨が降り続いていま
す。うちの息子はこの山荘に全く興味を示しません。丁度数十年昔、両親の郷里の家での
田園生活に興味を示さなかった小生ど同じ心境だと苦笑しています。また、小生の仕事の
景気がよくなれば是非アトリエインカーブの画集を求めたいと思っています。
ここでは仕事を2つ、イマジンさんの合評、エラさんの作品の翻訳と合評などを着実にこ
なしました。おかげで恵まれた自然の環境にもかかわらず、歩行距離 3000歩という数値
で、運動不足になりました。本郷に帰ったらせっせと一日6000歩目指して励みましょう。
ではまた 古賀
写真は「猫のダヤン館」の前で
「北君に会う」 2009/6/15
昨日11時30分頃から神田明神のソバを食べに細君と散歩に出かけた。休みだったので
お茶の水駅近くのリンガーハットのちゃんぽんを食べる。「これは本場長崎のちゃんぽん
麺とは少々違う」などとケチをつけながら、それでも結構満足していた。ついでに丸善に
よって、「もっとすごい!!このミステリーがすごい!」と帯に書いてある派手な宣伝文
句の「生ける屍の死」・山口雅也の本を購入。小さい活字が見えないから小難しい本は読
むのが辛いが、この程度の娯楽小説だったら根気も続くだろうと思った。
午前中に井上君の携帯電話を借りた北君から電話があった。中学の同窓会が銀座であり
午後4時頃終わるから会いましょうと言うことになり、借りていた彼の書き物を抱えて細
君と約束の三越の前で会う。「うまい鮨勘」でビールを飲みながら歓談する。「アーラヤ
識」や「宇宙」の話をする。是非インターネットでスバル望遠鏡の宇宙写真を見てご覧、
何だか頭が変になり「生きる」ということの不思議さに思いを馳せるからと薦められる。
そのあと三愛のドトールコーヒを飲んで6時頃別れる。荘島君が体の具合が悪くて同窓会
に来ていなかったと聴き、山形旅行の時香月君が言っていた「彼は入院している」という
情報が本当だろうか 。ちょっと気になる話である。
写真はすばる望遠鏡で見た Arp220
「北君からのメール」 2009/9/19
* 『シリスー゙・歪んだ風景−沈みゆく家 第七回(最終回)』同人α20号 2009/3
古賀君、遅くなりました。*貴稿(最終回)を拝読しました。以下、感想を綴ります。
?音楽(ブラームス)、小説(サガン)、詩(島崎藤村)にわたる書作品が紹介されてい
て、文が柔らかい。(僕はこういけるだろうか?)
?長周期地震動に関する建築がらみの蘊蓄が披露されて、文に知性=格調が生まれた。
?大金の借金で追われているに至っては読むほどにさっと緊張が走った。(小説としてい
いではないですか。)
?ホームレス、タクシーの運転手など、下々の生活や人生に作者の目線が下りており、文
に厚みが増した。(ここでも、「僕はこういけるだろうか」と思った。)
?マンションの廃墟の様が身につまされるようですさまじい。(小説としていい。)
?クマザサの描写はすこぶる詩的である。(文章がいい)
?動的平衡を思想の中に据え、「生きる」こと自体への変わらぬ作者の関心が真っ当な文
学たらしめている。(純文学の確信をつかんでいる)
?お父さんの「もういい」が締めくくりに効いている。
古賀君はこれまで、思想・小説などを始め、いろんなジャンルの書物を数多く読み、芸
術と呼ばれるものに見聞と経験を深めてきた。それが全部ここに生きていることを実感
しました。良い感じの読後感でした。
和子も読ませてもらったけど(僕より先に)、「静かで落ち着いている文章」「とてもい
い」「まとめて本にすればいい」と褒めちぎっていました。
北 君への返事
どうも今朝の電話で感想を催促したようで申し訳ない。忙しい中丁寧に読んでもらった
うえ、詳しく評までいただきありがたく感謝します。また一層意欲がわき出るようです。
そのうち伊豆栄のウナギを食べにi行きましょう。
「北君からのメール」 2009/11/7
古賀君
*「目の再生工場からの帰還」を読みました。 *斜光 15号掲載
文章は整理されて精彩に富み、状況は余すところなく活写されていました。この記録、作
家の文章修行として立派なものです。文章をよくする日頃の鍛錬のたまものでしょう。こ
の長文、癒えたばかりの目もさぞ疲れた? いやあ、いいものを読ませていただいた。
北
北 君
「目の再生工場からの帰還」をほめていただいて、ありがとう。
このことを書こうと思いついたのは、白内障の手術について、経験者は「実に簡単だから
心配することはない」などと言うだけで、詳しい状況は誰も説明してくれなかったからで
す。
何事も特別な出来事は、その気になれば冷静な観察で楽しむことができますね。おかげ
で全く自分の不遇を嘆くという暗い気持ちにはなりませんでした。いろいろの場面でもっ
と目を開いて詳しく状況を見つめれば興味のある事象がそこいらにいっぱい転がっている
と思われます。これからもカッと目を開いて世の中の不条理や真実をえぐりだしていきた
いと思っていますのでご指導よろしく・・・。
「北くんより」 2009/11/17
北君よりおすすめの思想家
池田 晶子(いけだ あきこ、1960年8月21日 - 2007年2月23日)は、日本の哲学者、
文筆家。東京都出身。 ... 大学時代、哲学者木田元に師事し、アルバイトとして雑誌『JJ』
の読者モデルを務める。埴谷雄隆、小林秀雄などに傾倒したという。
今年になってまだ寒ころお茶の水の丸善に池田晶子著の「14歳からの哲学 考えるための
教科書」を買いにいったが、探せなかったので別の本を購入したことを思い出した。
「万理さん、北君より」 2009/12/2
今日も引き続く「躁」状態で、いろいろやってしまいました。
少し疲れました。料理 洗濯 買い物 銀行 図書館 隙間に「言の輪」。
アルファー画面上の機能につき、細かなリクエストにお答えしていただきありがとうござ
いました。メールで説明した箇所2.3.は同じ機能だったかもしれません。(返送に関して
は別なイメージがありましたが)
明日のお誘いはやめにしておきます。伸び伸びになっていた散髪、いやいや美容院に久
々に行く予定でした。お会いしたい誘惑を振り払い、これを敢行します。赤松さんも、O氏
もまだまだ元気、今日明日会わなくてこれから先いつでも会える!!
ちょと疲れ気味の万理より
古賀君
遅くなりました。「鈍色の空─その1」拝見しました。読後感以下の通り。
1 言葉がさすがにこなれている。
2 こなれた大和言葉の響きからか、やや古風さが感じられる。大正・昭和初期の雰囲気
あり。
3 猥雑な人間たちがうごめくところが面白い。
4 移ろいゆくばかりで、終わりのない生というものの一面を読者は味わう。
5 満たされない心がいつか満たされることがあるか、次を読みたい気にさせる。
6 同じ仕掛けで回を重ねれば、描かれる人生はいよいよ謎めいてき、人生が「深いもの」
と読者には見えてくるかも。先が楽しみです。 以上 北
北 君
どうも昨日は忙しいのに批評を催促したようで申し訳ない。今度の文のようにあまり理
に聡くない、自然な作品もまたいいのかと思いました。その3くらいまで、廻りの去りゆ
く人達、特に女性を通して次郎の満たされない心情を書いてみたいと思います。
「北君より」 2009/12/7
北君から写真のお礼の電話あり。じつは小柳氏より以前教わっていたにも関わらず練習
していなかったからその方法を失念していた。一太郎の改ページ機能について、及び私が
興味ある問題について話していたことに関する本を、北君に教えてもらう。
改ページ機能:ctrl+y
追悼池田晶子にささぐ:ある統合失調症の手記
「北君へ」 2009/12/14
池田晶子の「14歳からの哲学」を読み終えました。現実は今の意識の一瞬にしかなく、
過去や未来にはない。存在そのものが奇跡などの論をみるとフッサール現象学の流れをく
む、「存在と時間」のハイデッガー、「実存主義」のサルトルなどの論が展開されている
ようです。時間というものは、本来流れるものでは無い。過去から未来へ流れるものでは
く、ただ「今」があるだけだ。「今」しか無いのだから、今やりたいことをやろう、やる
ことができる。
〈在る〉ことの不思議 古東 哲明 (著) などを読んだことが、最初は全く理解できな
かった難しい哲学の本の内容が少しづつ、理解できるような気がします。これから池田晶
子の「暮らしの哲学」を読み始めます。最初の1ページを読んでみると、花の美しさや、
別れの辛さを思う心「クオリア」の問題を考える内容ではないかと思われます。「クオリ
ア」は茂木健一郎の本でも取り扱っていましたが、現象学の延長にあるようです。
目が悪かったこの1年間は本を読むのがつらくて、ほとんど根気も失せていましたが、
今は努力すればなんとか読み続けることが出来るようになりました。いままで休んでいた
分を取り戻さなくてはと思っています。月刊誌をなにに決めるかはまだ思案中です。青土
社の「現代思想」、芸「ユリイカ」は特集にかたよっていて、しかもサブカルチャーが多
く、余り読みたいとは思いませんでした。昨日は岩波書店の「思想」を試しに買ってきて
読み出しました。
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