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赤松vs北

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2管理者17:2014/02/25(火) 23:04:59
古賀 VS 北 2002-2007
.
             古賀 vs.北  2002-2007


高校時代の同期だという両名の付き合いは、卒業後三十数年もたった頃、同窓誌「斜光」
を通じて始まったといいます。
その後互いに文学を語りあえる良き友になったようです。  (編集者)





読書会への勧誘  2002年/5/2

南方熊楠は伝説の大読書家で、和漢の膨大な書籍の読破はおろか、次々にものしためぼしい外国語
でも読み進め、明治大正のあの当時それはエチオピア語にも及んだそうです。
 立花隆も大の読書家です。学生時代に既に、世界文学の読破は自分の右に出る者はなかろう、と
豪語しています。彼は、学生を終えるころ不忍池近くの根津に住んでいました。アパートを訪れる
と、おびただしい書籍がミカン箱に入っています。
自分の例にならって「三分の一ぐらいは読んでる?」ときくと、「全部読んでるよ」と不快げな答
えが返ってきました。
 世の中は不思議がいっぱい詰まっています。宇宙論は現在多宇宙まで論じられています。相対性
理論と量子力学は統一されようとしています。科学の知見は産業革命以来といわれる未曾有の変革
をもたらそうとしています。外国人から見た日本の文化は、海の文化・木の文化と映るそうですが、
我々はこれらについてどこまで知っているでしょうか。逆に外国へ目を転ずると、我々が「イスラ
ム」に関していかに無知であるか、あの昨秋の同時多発テロ以来、明らかになりました。同人の一
人田村道子さんは、大学で教えている関係で、今ジェンダーに興味を持っています。
古賀和彦君は、河野多恵子はじめ黙々と純文学関係の本を読んでいます。世の中知りたいことがい
っぱいです。
 この度、我々同窓生の間で、「読書同好会」を持つ運びとなりました。同人の北島浩之君は、種
々雑多月々五六冊は読み上げている本好きです。古賀恵義君は、もっぱら専門書読破の生涯であり、
時間のできたこれからは一般書を読んでみたい、とのことです。中島勝彦君も専門の鳥に厚味を持
たせたいもののようで、意欲を見せています。
 読書会の進め方はいろいろあって、この本を読もう、というよくあるしばり方も一つですが、テ
ーマしばりもその一つかな、ということで、今回第一回は上記「イスラム」でいこう、ということ
になりました。「イスラム」関係の本を、新書、文庫など薄い物でもいいですから、一冊は読んで
月に一回(または二月に一回)程度の会に持ち寄り、これが面白かった、「イスラム」とはこうい
うことだって、と茶菓をつまみながら(一杯やりながら)、わいわい述べあうことになると思いま
す。テーマは誰が提案してもよく、面白そうだとそれが次のテーマになります。
 六十を過ぎるとやにわに「人生の秋」感、「人生の黄昏(たそがれ)感」が強くなりました。い
いじゃありませんか。秋から冬にかけ、また夕方から夜にかけ、時間はたっぷりあります。読書会
であなたも人生をさらに豊かにしてはいかがでしょうか。

(同人・北勲記す)




*「斜光」パイロット版について  2004/9/27 *1995 発行 1996創刊号以降年刊発行

「斜光」パイロット版について私にも言わせて
その当時400部も発行する同人誌にするという大それた考えはなかった。ただ仲間同士で手作りで
何かを創ることに喜びを味わいたかった。私は日本中の同人誌について図書館で調べあげ、2・30
の候補の題名を書き出し、われわれの目指す誌にふさわしい名前を4人で検討した。
北君の武満徹の作品からと思えるノヴェンバー・ステップス (November Steps, 1967年)以外の
提案はなく、その2・30の中から選ぶことになった。

そして残ったのが「斜行」と「斜光」の2つであった。昭和35年卒業と佐高を掛け、加えて「サ」を
「シャ」と発音する郷里の訛りで味付けし「シャコウ」としたわけである。
O−chanの書いた通り、「斜光」を推していた私がトイレに発った瞬間に3人の推す「斜行」に
決定した。まだ討議の途中と考えていた私の思惑は甘く、冷徹な民主主義の数の論理に押し切られ
たしまった。

散々回り道の人生を歩んできた私はこれからの行く手にせめて「光」を望んだわけだが、0号を手
にした人から「私はまっすぐな道を歩んできたのに」という意見もあって創刊号では「斜光」に戻
したいきさつがあった。

しかし、今考えると「光」はなんだかカルトの宗教の匂いがするようで、もっと率直に自分の生き
様を表した「斜行」でもよかったような気がする。




「母の日記」 2007/3/25

河口湖は一日中雨だから読書のはかが進んだ。「あることの不思議」の二度目を読み始め
る。
いよいよ母の日記を活字にする作業に取りかかろうと想う。
遺言の内容や最後の私に対する思いに納得いかないけれど、それはそれとして長い付き合
いをしてきた訳だから、しかもこれだけの思いを綴ってきた母を理解するために、大した
親孝行もしなかったという想いもあって、一冊の本に纏めて古賀家の記憶のためにしたい
考えた。
母の日記帳は以下の通り
■ 自由日記ハードカバー箱付き全40冊
  1967から〜2006まで
■ その他雑文大学ノート2冊
  兎に角何年かかるか判らないが、北君と相談の上進めたいと想う。




「一の宮の桃」 2007/4/1

        
今日は御坂道を通って一の宮の桃の花を見に行く。御坂峠のトンネルを抜けたヘアーピン
カーブで今年の正月危うく事故で命を落としそうになった事を思い出し、少々嫌な気分が
あった。しかし桃の花は今が丁度見頃で、まるで桃源郷もかくやありなんと思いをはせる
程見事であった。なだらかにピンクの花が敷き詰める甲府盆地の遙か向こうには、まだ雪
を頂く南アルプスの山々が連なり爽快な気分である。
何とかという公園に車を止め、花や木楢の林を散策し、五月にはきっと新緑が素晴らしい
景色になるだろうと思った。帰りは精進湖の方の道を選んだ。途中にあったくろねこ大和
で、母の日記帳二十冊を北君に送る。およそ一年掛けて編集しよう。




「北君来訪」 2007/4/23

● 区長、区議選 AM11:00湯島小学校に投票に行く。
● 午後2:00 北勲君来社
  母の日記の件で打ち合わせ。行頭禁則、行末禁則とか、数字はどう表記するか、ルビ
  は肩付き・中つきか?用紙はA5も検討する。
  計算すると1年では時間的にワープロ入力は無理。気長にやりましょうとなった。
  2・3年は掛かりそう。
● 夕方伊豆榮本店で鰻を食べる。7:00ごろ千代田線湯島天神下駅で別れる。
● 川合 光著 初めての〈超ひも理論〉の本を北君より貰う。




「母の日記の編集の代金について」 2007/5/29

母の日記の活字化の代金について北君と相談した。その結果1年分の活字化が済む毎に支
払いをする。1冊20,000円。

北君より興味のある本を紹介された。
血と骨 (文庫) 梁 石日(ヤン・ソギル)  上下 それぞれ \680円




「梁 石日」 2007/6/12

◆ 北君推薦の「梁 石日(ヤン・ソギル)」の「血と骨」上下巻を湯島図書館から借り
  る。




「河口湖の家」 2007/6/24
◆ 6月24日(日曜日)
  北君から紹介された「梁 石日(ヤン・ソギル)」の本「血と骨」・上下を読み終わ
  る。
  主人公金俊平の原始的な生命力(食欲・性欲・金銭欲・独占欲)の凄さは民族的な特質
  なのか、誰にでも備わっているのであるが教育などにより自制しているものか、それ
  とも豊で安定した社会に慣れて失われた生命力なのか。北君はどうもあれに描かれた
  社会に宗教(特に仏教的な)が無いのではと見ている。それが韓国社会の特異な問題な
  のか、いつか話し合って見よう。
以前読んだ「知の理論」「知の技法」「知のモラル」(小林 康夫・ 船曳 建夫)
  編集を再び読み出す。これは東京大学教養学部「基礎演習」テキストであり、物事を
  理解するための入門書である。さらに先に進むための参考書なども挙げてあり、一読
  を勧める。




「北君の手紙」 2007/6/27

古賀君、お母さんの日記入力、一冊1996年分が終わりました。
入力しながら感じたこと、
 ? 有り難い、有り難うの感謝の言葉が365日を通じて一日い回はお母さんの口から出
   てくること。
 ? 「今日も一日楽しかった」という言葉も毎日のように出てくること。
 ? お地蔵さんの花替え、ご詠歌の練習、墓参り、お遍歴の世話など、きわめて信心深
   いこと。
 ? 多い日には十人。お友達との交流が盛んなこと。
 ? 手伝ってもらったとか、お見舞いとか、盆暮れとか、贈り物のやりとりが頻繁なこ
   と。
 ? お人柄として、奢らず、高いところから物言わず謙虚なこと、人の悪口は一切言わ
   ず不満もなかなか持たないことなど、美徳が目立つ。
 ? 『血と骨』の金俊平は周りに死屍累々を残したけど、彼なりに至福だったろう。お
   母さんはまたお母さん流儀でこれは至福だったろうと思われます。幸せはいろんな
   形があるものだと思いました。
   以上、簡単なメモとして。また残りを手がけることによって、まとまりが出てくる
   と思いますが、とりあえずは以上が僕の感想。1996年分を添付します。
   なおその内、『血と骨』を論じ合いましょう。 **************




「北君からの手紙」 2007/9/9

*「糸屑」拝読。 *同人α12号
 今回は物語ではなくて、随想の趣と読みました。例によって懐かしい日本文学風の風景
描写に始まり、次々と人生の思いが綴られていきます。糸屑の登場はすごく効いていまし
た。大まかで大きい話の中に突如、ごくごく小さい物が現れる。効果的でした。それが赤
い物はなにやら不思議さを伴っており好ましいと思いながら読みました。
 全体「人生断章」とも言えます。僕もこの頃、それ風のものが少しずつ溜まってきた感
があります。先に「生きる」とは自分にとってどうであったか、を同人誌にも書きました
が、この頃はさらにシャープに把握できたような気がするのは、「存命の喜び」こそ生き
るの内容であったが、この頃そしてこれからは、「存命の不思議」が、生の手応えになる
ように思われること。さらに進んで、「生は苦である」と言ったのはお釈迦さんでしたが、
六十数年生きてきて自分にはそうは思われず、「生は快である」こそ、自分の生にとって
は真実ではないかと、思われる。そしてそれに加えて「生は深い」ということも感じる。
例えば和子が癌かと八月に騒いだことがありました。とうとう胃を切るのか、若い頃から
四十年思いもしなかったことだ。慎ましい生活、親族の罹病の様子などから見て、とても
考えられなかった。ところがどっこい、そうなった(と思われた。実際はセーフでした)。
このときです。人知の及ばなさを知ったのは。つらつら思ってみるとたかだか人の知る力、
範囲は限られている。ここに深さを見た思いがしました。
 随想は大きな物語の織り糸ないしは結び目にあたります。お互い大事にしましょう。




「北君への手紙」 2007/9/12

「糸屑」の感想ありがとうございます。私もこの頃いささか忙しく、あちこちの懸案を抱
えていて、なかなかゆっくり読書も出来ません。
貴君が言われるとおり「生は快である」ということに私も思い当たる節があります。生は
もともと無いのが普通の宇宙であるなかに現に今我々が在るというこの事実を「快」と言
わずになんと呼ぶでしょう。それは数学的に見て1と2の間に1.00001や1.9999などの無
限の数が存在します。その中で整数は、平地からそびえ立つ見上げるような山のごとく、
誠に無限の中から特出した特異点であると考えます。生命体もまた奇跡的に選ばれた「果
報もの」であるという思いに至ります。
この頃病気になってみて知る変化がありました。今までは美味い物をたらふく食べること
に何の疑問も刺激も感じないようになっていましたが、食事制限を義務付けされてから、
食の味を鋭く感じるようになり愛おしむようになりました。だから金も名誉も時間も全て
が完璧な者がはたして十分な満足を感じているかは疑問です。どこかに支障や足りないと
ころが在る方が、苦労のなかの達成感や求めようとする意欲による生き甲斐となり、生の
充実感が強いのではないかと思い当たりました。今度の連休は河口湖に行きます。もし良
ければ来ませんか?"a



3管理者17:2014/02/26(水) 02:29:09
古賀 VS 北
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             古賀 vs.北  2008





「北君より」 2008/3/9

御無沙汰しています。コンピュータが直りましたので、さっそく「α」の原稿を送ります。
これ、Mちゃんが「作り置きがあるのなら早めに送ってほしい」との言に応じたもので
す。「α」二回分の量です。「α」の合評も今日まず武藤君のを入れました。
赤松次郎、窓辺にても覗きました。刻々と変わる山の姿が書いてありまし。この調子で続
けてほしいです。
体の具合はどうですか。僕の方は胃の具合がちょっとわるかったので、この木曜に胃カメ
ラを飲むことになりました。




「北君からのメール」 2008/4/3

 塾ではずっと受験生を抱えていたので、家でも授業の下調べや教材作りなどで時間が潰
れ、そのうちには校正も入ってくるなど、お母さんの日記の入力になかなかかかれません
でした。前回提出したのから、ずいぶん時間がたち、お待たせして申し訳ありませんでし
た。
(受験が終わって)二月三月は塾も暇でしたが、四月になって新年度が回り始めて忙しく
なり、今日も先ほど戻ったところです。
 日曜日の案内拝見しました。古賀君には会いたいし、東京駅の地下の弁当というのも、
目を付けていたもので、心引かれます。ただ、校正が入るのか入らないのか、金曜日の夜
わかりますので、それを待ちたいと思います。
パーティの写真に写っていた男性、納得しました。有り難う。
 「赤松次郎の日記」に関して。夢の記述は僕も前にやったことありますが、「夢の支離
滅裂な内容に惑わされるが、結局、内容ではなく、そのとき持った気持ち面、恐いとか、
嬉しいとか、悲しいとか、それが真実を伝えているのだ」、と結論づけたと記憶していま
す。いかがですか。    では、また。




「観桜会」 2008/4/7

◆観桜会:出席者、小島さん、牧瀬さん、田村さん、本告君、北君、秋月君、土屋君の8
 名。微風、温暖、晴天、江戸城大手門より入り天守閣を巡って北桔門から出て北の丸公
 園へ行く。しばし食べかつ飲み歓談する。染井吉野も多少まだがんばって花を着けてい
 た。しだれ桜のピンクの花がいま盛りである。そのほか蒲公英(たんぽぽ)、連翹(れん
 ぎょう)、山吹などの黄色い花が春には多いと感じる。田安門を出て神保町へ。途中の
 古本屋前で北君とわかれ、その他の連中は駿河台下のカラオケ店へ。午後6時お茶の水
 駅で解散。歩いて家に帰る。

北君よりメール
 古賀君、今日は楽しかった。皇居というので、てっきり周囲四、五キロのウォーキング
と思いこみ、一応用意はしていったものの気は進まなく、紫外線対策はどうしよう、歩い
た後の汗とりはどうしよう、などときにかかり、皆と顔を合わせたら辞退しようかと心組
みしていた。思いもかけず花見会。皇居へ入るのも初めてだし、石垣の実物を初めて見て
それの大きさに圧倒されたし、古賀君とも会えたし、皆とも久闊を叙すこともできたし、
いい一日でした。有り難う。
 帰りは首尾良く荒井良二の絵本も手に入れ、ついでに七百円と安かったので、三一書房
版、夢野久作の『ドグラ・マグラ』も手に入れたよ。それにしても神田の古本屋街もさび
れたもんだね。




「北君の著作」 2008/4/7

◆書き忘れたが、昨日北君が彼の著作集を読んでみてといって置いていった。ページ数が
 振られていないので何ページの書き物か判らないがA5版で3センチにもなる長編だ。内
 容もパラパラと捲ってみたが「膨張、膨張」という題で「地球から三千光年の宇宙空間。
 人の像をした美しい青い地球と人とが。語水素を吟味している」という書き出しである。
 小説か言葉遊びか、中には漢詩みたいなものも混じっている。これはじっくりと覚悟し
 て読まなければならないと思った。それから「シュルレアリズム宣言・溶ける魚」アン
 ドレ・ブルトン著、岩波文庫という本をくれた。夢、想像力、狂気を擁護して、現実の
 奥深くに隠された<超現実>を暴き出し、真の生、真の自由にいたる革命の必要を高ら
 かにうたいあげるということば書きが表紙にあった。最近世間には既成の価値観や芸術
 を破壊して新しい何かを作り出すというエネルギーが乏しいように思われる。だから私
 は、人の通った道や、沢山の人が行くであろう方向に逆らって歩いてみたい。この本は
 その辺を示唆してくれるであろうか。




*「定年退職後の日々」感想???? 2008/4/12?????????? *同人α14号掲載

◆久しぶりに時間が出来たのでI氏の「定年退職後の日々」を初回から通して読み 直し
 た。はたして主人公の山本さんは自分の死を認識しているのだろうか。そのへんが 曖
 昧だったので先日「ぼてじゅう」をつつききかつ飲みながら、作者に問うてみた。I氏
 は「自分でも判りません、これからどういうふうに山本さんが動くか想定して いませ
 ん」という答えが返ってきた。これはまるで原子のブラウン運動のごときランダムで混
 沌、やはり並の人間の考えが及ばないI氏独特の「融通無碍」の世界なのだ。

◆私であれば、送別会の帰りに感慨にふけってしまった山本さんが、駅の階段を踏み外し
 て転んだ折り運悪く頭を打って敢えなく逝ってしまったとか、通り掛かりの十七歳の少
 年に理由もなくいきなり刺されて死んでしまったとか、読者というより自分を納得させ
 るためにくだくだ理屈をこねるだろうと思った。そのへんのところが私とI氏との趣向
 や気質の違いなのだろう。

◆この小説があの世とこの世を行き来していることについて考えたことがある。私がこれ
 まで読んだ本の中にもそれを扱ったものがあった。村上春樹の「羊をめぐる冒険」「世
 界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「 海辺のカフカ」、田口ランディの「コ
 ンセント」それから埴谷雄高の「死霊」などがある。自分の中では「あの世とこの世」
 を「無限と有限」、「想念と現実」と読み替えてみた。その辺のところを同人α第2号
 の前書きで書いている。

◆同人α第2号の名をの「想」に決めた経緯を曲がりなりにも理屈をつけて説明しなけれ
 ばなりません。私は常日頃、宇宙の果てはあるのかないのか?無から有は生まれるか?
 はたして無限の世界はこの世に存在するのかしないのか?などの眠れない問題に悩まさ
 れて来ました。しかしもうそろそろ独断と偏見をものともせずに自分のなかでそれらの
 難題に決着をつけなければならないと考えました。いま現在我々が生きている世界は有
 限の世界と認識していて、石や花や実数などは手に取って確かめることができます。し
 かし実態のない無限の世界を「想念の世界」とみなせば、各の頭の中には神や虚数や妄
 想などあらゆるものが存在することが可能であるし、宇宙の果てと思われている130
 億光年のかなたまで瞬時に出かけることも出来るのです。
 そして、我々は「想念の世界」の神々や多くの先人の思想から実人生に大いに影響を受
 けるとともに、この世の美しい花や自然やすばらしい人の生き方に感動して、ふたたび
 音楽や絵、詩や小説などの「想念の世界」へフィードバックして行きます。そしてその
 世界へ積極的に働きかけることで、かつて北君が巻頭言で書いたように「これから僕た
 ちは人生を深く生きることなる」のことば通り、残された時間を想念の世界を通して自
 己表現に努めたいと思います。そういう訳で今回は題名を想念の一字をとって「想」と
 した次第であります。

◆さて、ブラウン運動の原子のように融通無碍・混沌・渾沌の「山本さん」にどんな結末
 が待っているか楽しみである。

◆ブログに掲載のI氏の両親の写真はお二人の波瀾万丈の人生を読み取りたくな るよう
 な誘惑に駆られます。父上は上海や大連や満州当たりで暗躍する諜報機関を取り 仕切
 るの謎の人物のように、一寸危ない感じがして不思議な魅力がありますね。




「北君へメール」 2008/4/28

今日から北君の合評期間になる由を伝える。それに伴いブログ用の写真をみつくろって郵
送してくれるように依頼した。そのときの話で
◆北君が独自のブログを開設して、いままでの作品集をつくり同人αのホームページとリ
 ンクすれば、皆さんに読んでもらえるのではないかと提案した。
◆北君より二冊の本について紹介された。
 * バロ−著:無限のはなし
 * 文藝春秋今月号:茂木健一郎の「オキシモーラン」について




「北君より合評について」  2008/4/29

 デジタルの写真にあたってみたけど、あまりに見苦しく、人様が見たら不快になること
請け合いのように思われるものばかりでした。そういうわけで、僕の写真掲載は、今回パ
ス、という訳には参りませんか。
 ついでに僕の作品についての合評も、皆に苦労ばかり掛けていると思うし、僕も皆のを
まめにやっているわけではないので、「今回北作品の合評はパス」と宣言して、皆の負担
を軽くしてください。
 ちなみに、図書館から借りた本というのはバロウ著『無限の話』青土社刊でした。これ
もいい本です。
なお、ホーキング著『ホーキング、宇宙を語る』は家に2冊ありましたので、君に1冊貰
って貰おうとおもっています。そのうちに。   では、北




「息子のコンピュータ」  2008/4/30

◆息子より、コンピュータを譲り受ける。山荘のコンパックはWindows2000なので少々
 くたばってきたところであるから丁度よかった。今回のは彼がパーツを集めて造ったも
 ので、やけにごついスタイルをしている。外形20センチ×50センチ×50センチで重さは20キロ
 近くもある。それにファンの音が大きい。今店頭ではWindows Vistaしかなく、DELL
 あたりがまだ生産しているのだがインターネット販売で辛うじてもとめられはする。し
 かし XPでしか作動しないソフトが多いので、新しくしく求めるときの面倒さを考え
 ると今回は有難かった。なお貰ったコンピュータのスペックは
   OS:WindowsXP
   hardisk:160G+20G
   memory:1G
◆さっき北君より本の紹介があった。
 「欲望する脳」「脳と仮想」 茂木健一郎著




「北君へ」 2008/7/6

 返事が遅れて申し訳ない。仕事もだんだんまた増えて来たし「落書き帳の掲載拒否問題」
などの事件に奔走していて、結構せわしくなりました。ところで今読んでいる本は

  ●小説の設計図 青土社 前田塁
  ●ヨーロッパ思想入門  岩田靖夫
  ●続生活の探求     島木健作
  ●灯台へ ヴァージニヤ・ウルフ

 「時間はどこでうまれるか」は数日前に購入したばかりです。一冊に絞って読み終えれ
ばいいものを、家と仕事場にそれぞれ積んでいるからついつい手をだしてあれやこれやに
なってしまいます。
 またこの頃貴君の「膨張、膨張」をかじり読みしだしました。いつもながら貴君の作品
は他にはない抜きんでたイメージの世界が開けていて、自分の書く物もこのように広げら
れたらいいなとおもいます。
最終の目標は私でしかないものを見付けたい、それがいま私が存在する意味であろうと考
えています。
 ドフトエフスキー全集は山荘にそろえていますがまだ十分読んでいるわけではありませ
ん。そのうちそのうちと思っているうちに時は過ぎていくのでしょうね。
母の日記は気長に時間を掛けましょう。
最近は自力本願をへての他力本願へ到達するのが一番理想的な開眼の仕方のような気がし
ます。自己を十分確立した後でないと悟りが深くならないような気がします。
そのうちまた逢いましょう。




「北君より」  2008/7/7

古賀君へ、
 本日6日付『窓辺にて』は、僕向けでしたね。ちょっと覗こうとした僕はびっくり。明
日提出する校正が心ゆくまでできあがったので、夕方のこと、ぶらりとネットへ散歩に出
たのでした。
 「生きてみなけりゃ分からない」とした人生を、僕は今自己検証しています。大学ノー
トに書いた日記、書きかけの作品、できあがった作品まで含めると、一尋(ひとひろ)、
両手を拡げたくらいの量があります。二、三年前の夏に集中的に読み込み、この頃はまた
思い出して、あれこれ引き出しては拾い読みしています。
 「生きる」はどうなったでしょうかねえ。自分が、子供ー武者小路実篤ー天真爛漫ー内
発的生命力ー自然児、の流れにあることが分かってきました。べつの思わぬ発見は、「人
は生涯かけて社会化するものだ」というものでした。子供、田舎者から変わってきている
のですね。まだまだ他にも何か出てくるかもしれません。
 拾い読みしているうちに、『人の像をした美しい青い地球』を途中まで書いて放り出し
ている小説に出会いました。いくつかスタイルを変えて試みているものの一つです。(小
説ではありませんが、『膨張、膨張』も、主人公は「人の像をした美しい青い地球」です
よね。)これは、確か30年ぐらい前手がけたやつです。面白くリメイクできそうです。作
品は原稿用紙書きなので、今暇を見て入力し初めたところです。
 こうして、貴君にはっぱをかけられたような格好で、今また充実した生を送っている毎
日です。
 なお、ドストエフスキーは2,3冊欠ける端本ですが、僕も全集を持っています。戦前
の出版のものです。早稲田の古本屋で、4千円足らずで買いました。これももう50年ほ
ど前のことになりますかね(トホホ、我々はあと何年ぐらいの余命でしょうね)。




「北君からの電話」  2008/8/8

 北くんが重複して持っている本を上げると言って2冊の本が送ってきた。
「ファンタジーの文法」 ジャンニ・ロダーリ著 ちくま文庫
「ホーキング、宇宙を語る」スティーヴン・W・ホーキング著 早川書房
 「ヨーロッパ思想入門」と「時間はどこで生まれるのか」が読み終わるので丁度よかっ
た。夏休みに読むように山荘に持って行こう。




「高校の同窓会」  2008/10/19

◆10月18日(土曜日) 高校の同窓会 場所:銀座クルーズ・クルーズ 出席者:60名
◆近藤君とは話す機会がなかった。お互いに目を合わせなかったような感じだ。彼もホー
 ムページの論争の原点は私だと感じている様子で、拘りを持っているように見えた。し
 っかりと話す機会があったら友人として言いたいことをお互いに言えたのだろうが。ま
 た本告君もなんだか私に冷ややかな態度だったことが気に掛かる。春の観桜会の時にな
 にか失礼なことを気づかないうちにしたのだろうか。来年になれば判るだろう。もしそ
 うであれば誘いがこないであろうから。
◆二次会は主催者が準備していたカラオケに行かず、泰明小学校の近くのビルの地下にあ
 る店で食事をとった。出るときに「ラ・ボエーム」という店の名前に気がついてプッチ
 ーニのオペラからその名を付けたのだろうからイタリア料理店でったことを、遅まきな
 がら解ったわけだ。一緒にいった連中は、博田・小宮・田村・三浦・北・荘島・北島・
 私の8名。

◆北君が私のために本を持ってきてくれた。
   はじめて短歌を作る  生方たつゑ  (主婦の友社)
   短歌の世界      岡井 隆   (岩波新書)
   斎藤茂吉集      山口茂吉・柴生田稔・佐藤佐太郎  (岩波文庫)
   東アジア「反日」トライアングル  古田博司  (文春新書)




「北君からの手紙」 2008/10/27

はやばやと「α」の原稿を送ります。
原作は縦書きですが、このまま「横書き」でけっこうです。
紙幅をとりすぎませんか。頁数を取りすぎるようでしたら、別の作品に代えます。思い出
したら、この『言葉集め星創り五拾番』の作り置きがありました。「α」なら、向こう6
年分はゆうに作ってあります。
もし掲載OKでしたら、一つお願いがあるのですが、一行の字詰めは、現行通り「37字」
のままにしてください。無理に40字に合わせると、行頭が出たり入ったり、修正がうる
さくなるところがありますので。


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