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alpha-archive-11 北 勲 斜光作品
16
:
資料期管理請負人
:2014/03/05(水) 23:52:27
言葉集め星創り 参拾壱番〈神秘相撲〉
.
言葉集め星創り 参拾壱番〈神秘相撲〉 2002 7号
○
神秘 解(げ)せない 無限 金縛り 海 アニミズム 祈る タブー超自然 忘
我 稲光 不思議グランドキャニオン 光 幻聴 精霊 被造物感人魂 いのち 宇
宙 森羅万象 梵我一如 聖 日食 乗り移る 闇非合理死 秘密 深海底 洞窟
魂 お面 ミクロ 存命 ヒマラヤ 巨怪 富士山 噴火 産まれる 銀河 霧 天
才 おののく 奇跡 ヌミノーゼ 潜水 怪しい 手品 新種 高次元 オルガスム
ス 偶然 雲 祭り 霊界交通 仙人 神さぶ 憑きもの 峡谷 テレパシー 謎
唐傘の一本足 出産 恐ろしい 大自然 オオイヌノフグリ 怪奇 円 自然数 生
きる 羽化 あらたふと畏怖不介理 森林 未来予知 瑠璃池 氷河 清める 幽霊
ニルヴァーナ 山 自然法爾(じねんほうに) 解脱(げだつ) 神々しい 彗星
満天の星 オパール 第三回旋 隠れる 流星 保護色 神 オーラ 除夜の鐘 ま
りも 生死 夜 月光 不気味 狂う幼生 クジラの生態 カオス 死の谷 蛍 超
伝導 ミステリー 蝋燭能
○
相撲 勇み足 力水 支度部屋 付け人 懸賞金 中入り 二字口 塩 手刀を切
る 力 根性 江戸前 締込 腰くだけ 蹲踞(そんきょ) 股割り 千秋楽 ぶつ
かり稽占 土がつく 若乃花幹士 双葉山 大鵬 うっちゃり 伸脚 すり足 残っ
た残った アンコ 野見宿禰(のみのすくね) 春場所 土俵入り ゲンなおし 雲
龍型 一人相撲 序の口 突っ張り 三役 全勝 砂かぶり 綱とり カド番 花道
技 番付 相四つ 勘亭流 仕切る 立ち会い 出足 や ○ ● おっつけ はず
押し 横綱 かちあげ 四股かばい手 幕内 禁じ手 十五番 のど輪 死体 塵を
切る 取り直し 水入り 土俵 寄り切り 物言い 軍配 指し違い 行司 ぶちか
ます 金星 懐深い黒星 しこ名 結びの一番 大銀杏変わり身 北の湖 ちょんま
げ 鉄砲 押し出し しょっきり 明荷 ちゃんこ鍋 脱臼 もろ差し 日本相撲協
会 徳俵 かわいがる 小結やぐら太鼓 国技館 黒房 土俵を割る 床山 タニマ
チ 相撲甚句 休場 ごっつぁん 力士 上手投げ 大関 花相撲
○○
支度部屋の彗星 羽化力士 月光な死体 高次元相撲 大鵬霧 ヒマラヤ場所 ア
ニミズム横綱 超伝導相撲 グランドキャニオン丁髷(ちょんまげ) 死の谷の一人
相撲 カオス相撲 双葉山のオーラ 流星伸脚 彗星締込 オパール力士 彗星いな
し ニルヴァーナ場所 幽霊の跡鋸 幽霊の明け荷 氷河ちょんまげ 氷河寄り 羽
化相撲 怪奇明け荷 怪奇ちゃんこ鍋 流星相撲 霊界交通するやぐら太鼓 偶然場
所 雲の勘亭流銀河相撲 光ちょんまげ 銀河の明け荷 噴火相撲 噴火ちょんまげ
ミクロ相撲 お面力士 仙人力士 洞窟場所 深海底力士 隠れる力士 死と十五
番 オルガスムス相撲 聖力士 宇宙土俵 命めくちょんまげ 人魂相撲 人魂のち
ょんまげ 禁じ手稲光 忘我番付 超自然ゲンなおし 海のぶつかり稽古 無限締め
神秘相撲 宇宙相撲 神相撲 出産力士 保護色相撲 唐傘の一本足の突っ張り
テレパシー相撲富士山場所 潜水あん ま 荒れ清め 存命の結びの一番 江戸前宇
宙 宇宙荒れ 幻聴行司 タブー荒れ 神の土俵入り 狂い相撲
○○○
力士は謎です。 黒房は幽霊です。 軍配が神々しい。 横綱は羽化する。 千秋
楽は峡谷です。 存命は相撲である。 生死は相撲である。 夜がはず押しする。
自然数へ突き落す。 カオスがくいさがる。 物言いを瑠璃池する。 野見宿禰は流
星である。 江戸前は深海底である。 結びの一番は彗星です。 タニマチは満天の
星です。 水入りが入るほど生きる。 相撲界は番付が人を作る。 しこ名は自然法
爾である。 巻きかえに来たら前に出ろ。 いなすことは隠れることだ。 生きるこ
とは荒れることです。 銀河相撲には流星締込をする。 アニミズム横綱はお面相撲
を好む。 支度部屋はグランドキャニオンです。噴火丁髷は、絶えず火柱をあげてい
る。 相撲の極意は一に押し、二に押し、三に押し。 相撲Wは糾かいことにこだわ
らない江戸前の気風。 フランス大統領シラクさんは相撲を「力と力がぶつかりあう
美しい競技」と感動した。 グランドキャニオン丁髭は、古生代から二十一世紀の現
在に至るまで、地質時代の変化を見せる。
○○○○
仕切って立ち上がるなりいきなり突っ張りだ。相撲(あいう)つどころではない。
激しさは相手を三つに割った。原子核が後楽園球場の真中にあるピンポン玉なら、電
子はその観客席を回っている。この空間へ深従い、原子核どうしがぶつかり合うのを
観る。
…すなわち超伝導相撲だ。浮いている身から、相F力士を7く七俵に付けた方が勝
ち。(雲蹴立ち合いに潜られて居反りで落されたが、残しながら一瞬の隙に地獄怒を
巻き込み/天の川の鍵を開け、のし掛かってそのまま寄り落しを決めた。
、と見えてヒマラヤ相撲。インド大陸とユーラシア大陸とが胸を合せてのがっぷり
四つから一歩も引かぬ押相撲。全く動かないが、力の龍っていること/蛹の音楽は、
両者じりじり迫上がっていることからも分る。ご覧の神々もここぞと力む。
と、いつの間にか人が人を互いに悠然と突き抜けている。銀河相撲だ。二つの銀河
がぶつかり、離れる。ダンスをするように、互いに手と手/シリウスのかかった雑巾
を、引き合っている。突き抜けた方が勝ち。勝負には悠久の時が流れる。
●
【月光な死体】(月がとっても青いから、と唄われた月光は、太陽の明るさの四十六
万五千分のI。それでも地面には木の影が写り、砂浜は明るい。満月の夜は月光な死
体どころか生命に満ちている。花や木々の香、土の匂いがたちこめ、場所はパワーや
エネルギーを発散する(写真家・石川賢治)。日本書紀・神代下は言う[芦原中国
(あしはらのなかつくに)は、磐根(いわね)、木株(このもと)、草葉(くさのか
きは)も、猶(なお)能く言語(ものい)ふ。夜は□火の若(もころ)に喧響(おと
な)ひ、昼は五月蝿如(さばえな)す沸き騰(あが)る。]
【オパール力士】珪酸粒子の回折で光を受けて赤に青に黄に色を遊ばせるオパール。
時満ちて紅染まる出島よりなほ息をのむ虹湧く肌
しかしオパールは壊れやすい。力士がぶつかれば粉々に。それがまた人気に。
【羽化相撲】(呼び出しに応じて、クチクラを破って小さな人が出てきました。透明
な干からびた羽が延びます。青く色づいてみるみる腕となります。組打はその途中か
らもう始まっています。体液が間に合わずいま、ア、腕がもげました。…
【流星相撲】(名古屋場所の後、獅子座流星群を見て)リュウセイ、アレハ スモウ
デ ナゲラレテ イルノデス アカ アオ キ トリドリノ イロデ キレイデスト
東京・小学一年・小田舜士
【光ちょんまげ】光ちょんまげは髭が炭火のように光っている。光は人の好むところ
で、丁髭ファフンヨンに火が付いた。超伝導ちょんまげは、髭が頭から蝶のように浮
き上がっている。グランドキャニオン丁髭は、古生代から二十一世紀の現在に至るま
で、地質時代が顕わである。噴火ちょんまげは絶えず火柱をあげる。噴煙や噴火音を
伴うので、うとむ向きもある。人魂ちょんまげは、男女を問わずオタク系の髭だ。人
魂が青白く燃えていて見た人はたいていぞっとする。
【自然数へ突き落とす】アリストテレス(I。2。3/……自然数はどこまで行って
もあるよ。自然数は通過できない。−遙かな東洋の一凡人(それにしても、どこまで
あるのだろう、と思わざるを得ない。自然数は地獄/混沌の襞。ここへ突き落されれ
ば、抜け出せないかと焦ってもがくよ、きっと。
【保護色相撲】コブシメは烏賊の一種で、保護色として瞬時に体色を替える。体の真
ん中から右が黒、左が白だってある。負けた力士が歯ぎしりして相手を呪った、
コブシメや土になりきる色変わり
【〈生死〉は〈精子〉の〈至誠〉!】〈犯す〉は〈雄か〉〈カオス〉! お〈護り〉
の〈まりも〉! 〈保護色〉〈ごく初歩〉! 〈不意〉の〈畏怖〉!
●
【冨士山場所】力士一力山は身を清めた子供。口に半紙を挟み、四角いL俵には榊が
立てられている。神々が集まってこられ、身/動脈ピアノが引き締まる。「やあ」
「とう」と、富士の神と一二番勝負。神は姿が見えないので、子供の独り相撲。一力
山は初め負け次ぎに勝ち三番目に負ける。今年の天下泰平と五穀豊穣を願う。
【垂仁天皇七年七月七日一則ち当麻蹶速(たきまのくゑはや)と野見宿禰(のみのす
くね)と角力(すまひと)らしむ。二人相対(あひむか)ひて立つ。各(おのおの)
足を挙げて相蹶(ふ)む。則ち当麻蹴速が脇(かたはら)骨を蹶み折(さ)く。亦其
の腰を踏み折(くじ)きて殺しつ。(「日本書紀」)
【神に近い】体重では小錦八十吉二八五?。ちなみに太股は約九〇?腕周り六〇?。
のっぽでは江戸時代の生月鯨太左衛門(いけつきげいたさえもん)二三五?。雷電は
引いている荷馬を持ち上げた。日本酒なら四升飲む北の湖。一度に海老のてんぷら一
三〇本食べた柏戸。
【若乃花幹士】苦労人/おむすびのような笑顔。家業たびたび傾き、長男として親兄
弟を養う。大事な一番を前にして愛息を失ったり、病魔に倒れたり悲運多き人生。し
かし第四十五代横綱に。二十四連勝も。栃錦との栃若時代を築く。倒れかかっている
相手を剥ぎ起してひっくり返すような、豪快な大技「呼戻」が身上。「心臓がどこに
ある」猛稽古の賜。人呼んで「土俵の鬼」/メロディー筋肉。
【や ○ ●】「栃錦は、ある時、初日から七連敗した『来場所はがんばる』とタニ
マチに謝ったところ、『まだ八日間もあるのに、なぜ今場所がんばらないのか』と言
われて発憤、八日目から八連勝した。当時私は失業中だったが、彼の根性に闘志がわ
き、足を棒にして仕事を探しまわり、やっと就職した。それ以降も、勤めてい
た会社の社長が自殺したり、妻を亡くしたりで何度かドン底を体験したが、その度に
栃錦の根性に励まされた」(六十八歳 某)
【相撲隠語】「馬力をかけ(酒を飲み)に行かへんか」「俺はおてこ(一文なし)ぼ。
お米(金)がじぇんじぇんなか(ぜんぜんない)」「わてがおごりまんがな」「ほん
にあさんななまくら四つ(甘辛両刀使い)けんね」「フフ、帰りには首投げへ(H)
行こう」「悪うなかばってん、あさんにはあっぱがおるじやろうところへ」「鹿をか
ま(しらんふり)すさ」「ハーたろ(ばかだね)」
【しこ名】「い」と書いて、読みは「かながしら」。傑作は他に明治の代に「文明開
化」「膃肭臍(おっとせい)市作」「凸凹太吉」「自転車早吉」「寒玉子為三郎」な
ど。
チョモランマひいき相撲に力みたる
【相撲甚句】(当地興行も今日限り/ヨー アードスコイ ドスコイ/アー 勧進元
や世話人衆ご見物なる皆様よ ハイ/いろいろお世話になりました お名残おしうは
さうらへど ハイ/今はお別れせにゃならぬ/われわれ発ったるその後は お家繁盛
町繁盛 ハイ/悪い病気にかからぬよう蔭からお祈りいたします ハイ/これからわ
れわれ一行も/しばらく地方を巡業し ハレの場所に出世して ハイ/またのご縁が
あったなら 再び当地へ参ります ハイ/そのときはこれに勝りしご贔屓を どうか
ひとへにヨーホホイ ハイ/アーアー願いますよ/アー ドスコイ ドスコイ(某書
より)
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