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ハチに関する話題

1たてき@管理人:2015/09/15(火) 00:54:54
 このスレは最近関心の高い農薬とハチの関係について議論するスレです。

2寿老人:2015/09/25(金) 13:59:57
蜂がダメージを受ける農薬使用の是非など討議
=欧州・北京などから専門家が集結―
食品安全規格の国際シンポジウム、東大で開催
    Record China 9月18日(金)9時7分配信

  12日に開催されたようですね。

3福禄寿:2015/10/05(月) 13:50:50
シンポジウム「ネオニコチノイド系農薬の生態系影響」
日時:2105年11月21日(土)13:30-17:30
場所:東大弥生講堂一条ホール
主催:日本自然保護協会 参加費500円
講演:世界的な総合評価(WIA)の公表(ヴァンレクスモンド先生)
   長期フィールド調査でのアキアカネの激減(二橋先生)
   生態系リスク評価及び実態(五箇先生)
   農薬問題解決に必要な視点(本山先生)

4寿老人:2015/10/07(水) 12:07:51
環境省のHP、環境小委員会(第46回)議事録に・・
 一番今問題になっているミツバチ毒性なのですが、
この化合物については、従来のネオニコチノイドに比べると、
経皮毒性、急性経口毒性、急性経皮毒性とも300倍〜1000倍改善
されているという意味では、非常に選択性も上がっていると
いうこともあって、これからどんどんこういった化合物そのものは、
構造式だけから予測することも非常に困難になってくる。それぐらい、
どんどん薬自体も進化しているので、言ってみれば、
こちらの評価するサイドも相当いろんな知見を蓄えて、化合物の構造式を
見て、予測もしていかなきゃいけないということになってくると思います。
と五箇委員が述べている。
蜜蜂毒性の低いネオニコチノイドがまたひとつ出てきたのでしょうか?

5名無しさん:2015/10/10(土) 00:17:36
「日本で一番使われている農薬がネオニコチノイド。(現在の使用状態が続けば)第二のアスベスト(石綿)になる」。16日昼、環境NGOグリーンピース・ジャパンが主催するネオニコチノイド系農薬についての国会内勉強会で、金沢大学名誉教授の山田敏郎氏は訴えた。

ttp://www.alterna.co.jp/16224

6QINGLI:2015/10/10(土) 22:54:24
>>5
第二のアスベストと言われる理由は?

7たてき@管理人:2015/10/12(月) 22:32:41
金沢大学名誉教授の山田敏郎氏
最近、この人が反農薬に担ぎ出されてしゃべりまくっていますね。
一度会ったことありますが、科学的ではないことと科学的なことをごちゃ混ぜにして
自分の実験でこうだったからと話すから 妙に説得力があるんですよね。

8名無しさん:2015/10/18(日) 18:21:34
ネオニコチノイドがミツバチの減少の原因なら、同じ膜翅目の社会性昆虫であるアリにも効果があるはず。米国ではfireant(火蟻)の特効薬が求められているので、試験はしているだろうが。
なお、ネオニコチノイドはシロアリ駆除剤に使われているが、シロアリはゴキブリの仲間でアリとは分類上全く異なる。

金沢大学名誉教授の山田敏郎氏
主たる研究は高分子フィルム?
最近見なくなった植村振作のお仲間か?

9名無しさん:2015/10/25(日) 16:54:03
サンフランシスコの第9巡回区控訴裁判所は9月10日、Dow AgroSciences の
ネオニコチノイド系殺虫剤 sulfoxaflor(原体商品名isoclast、商品名
Transform とCloser)の承認過程で瑕疵があったとし、承認を取り消した。

10福禄寿:2015/10/26(月) 12:01:45
>>9

  さて、どんな瑕疵ですか?

11名無しさん:2015/12/30(水) 17:58:33
米国土23%でミツバチ減少=「農業揺るがす」と訴え-調査グループ

【12月26日 時事通信社】米国土の23%で2008〜13年に、野生のミツバチが減少したとする調査結果が発表された。

原因として「(農家が使う)殺虫剤や気候変動、病気」を挙げたほか、ミツバチの生育に適した草地が減り、バイオ燃料向けのトウモロコシ畑への転換が進んだことも指摘した。(c)時事通信社

12呼称登録申請中:2015/12/31(木) 19:29:03
>>11
アメリカのような農業をしていたのでは
ミツバチもい場所がないわな

13寿老人:2016/01/15(金) 11:19:06
EUでの一時的な使用規制(ネオニコチノイド3剤)に関して、
規制の時限が昨年末まででしたが、その後
新たな動向はありますか?

14名無しさん:2016/01/15(金) 22:56:39
農薬、ハチの群れに影響 米当局がリスク認める
 【ワシントン共同】米環境保護局(EPA)は15日までに、国内外で広く使われているネオニコチノイド系の農薬の一つ「イミダクロプリド」をかんきつ類や綿花に使用すると、ミツバチの群れに害を及ぼす可能性があるとするリスク評価の素案をまとめた。

 米国ではミツバチなどの群れが突然いなくなる現象が多発。ネオニコチノイド系農薬が原因の一つとして疑われていたが、当局が初めて一部の作物で関連を認めた形だ。

 素案によると、作物の蜜1リットル当たりに25マイクログラム程度が蓄積していると、1匹だけでなく群れ全体にも影響が出る可能性があるという。

15名無しさん:2016/01/16(土) 07:28:38
グリーンピース・ジャパン
1月11日 11:01
‪#‎ネオニコチノイド‬ 系農薬は、やはり「クロ」!
ようやくアメリカ環境庁(EPA)がミツバチへの有害性を認める
-- 記事* の日本語要約 --
ミツバチがこつ然と姿を消す蜂群崩壊症候群(CCD : Colony Collapse Disorder)が、世界的に起きていることをご存知の方も多いでしょう。
私たちの食べ物の3分の1を授粉によって支えているミツバチの激減は、農作物の減少にも関わる差し迫った問題です。
ミツバチ激減の原因として、ネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬の使用があげられており、EUでは「クロチアニジン」「イミダクロプリド」「チアメトキサム」の3種のネオニコ系農薬の使用が2013年に使用禁止になっています。
今回、EPAがミツバチへの有害性を認めたのは、そのひとつ「イミダクロプリド」について。
EPAは数々の研究を再評価した結果、通常農場で使われる量でもミツバチに悪影響がある、との評価を下しました
------
こうした動きに対し、日本では昨年12月、新しいネオニコ系農薬「フルピラジフロン」が登録。
また、アメリカで使用許可が取り消された「スルホキサフロル」の残留基準値設定に向けたパブリックコメント募集も行われました。
世界的な流れにことごとく逆行している日本。
このままでは、欧米で禁止された農薬が流れ込む事態にもなりかねません。

* Mother Jones 2016年1月7日記事(英文記事)より

16たてき@管理人:2016/01/18(月) 23:39:07
スルホキサフロルがアメリカで蜂を理由に使用許可が取り消されたって本当?
調べてみよう。

17寿老人:2016/01/26(火) 09:58:23
>>16
裁判で取り消されたと聞いているので
 違うのではないかと思うけど・・
 調べた結果を教えて下さい。

18食品安全関係情報:2016/02/06(土) 14:23:38
欧州食品安全機関(EFSA)、ネオニコチノイド系農薬によるハチ類へのリスクの評価を2017年1月までに更新する旨を公表

資料日付 2016(平成28)年1月11日

概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月11日、ネオニコチノイド系農薬によるハチ類へのリスクを2017年1月までに更新する旨を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、ネオニコチノイド系農薬有効成分3品目が有するハチ類へのリスクの評価を更新する予定である。クロチアニジン(clothianidin)、チアメトキサム(thiamethoxam)及びイミダクロプリド(imidacloprid)の新たな評価は、EFSAが行った評価を受けて2013年にこれらの有効成分の用途に制限を設けた欧州委員会(EC)によって要請された。
2. 評価の更新(種子処理剤及び顆粒剤としてのこれらの有効成分の使用について考察することになる)は、2017年1月までに完了する予定である。評価の更新作業では、前回の評価が実施された以降に明らかになった研究、調査及びモニタリングによる新しいデータ(特に、2015年のデータ募集を受けてEFSAに提出された知見)が考慮に入れられる。
3. EFSAは昨年、葉面散布に使用された場合のクロチアニジン、チアメトキサム及びイミダクロプリドがハチ類に対するリスクであると確認した。

www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04400200149

19QINGLI:2016/02/06(土) 23:17:23
>> 葉面散布?

20食品安全関係情報:2016/02/07(日) 13:22:51
カナダ保健省(Health Canada)、ネオニコチノイド系農薬の評価見直しに関する最新情報を公表
資料日付 2016(平成28)年1月6日
概要(記事)  カナダ保健省(Health Canada)は1月6日、ネオニコチノイド系農薬の評価見直しに関する最新情報を公表した。概要は以下のとおり。
 カナダ保健省は、ミツバチ及び花粉媒介者への農薬の影響に対して懸念が大きくなっていることから、その対応として、米国環境保護庁(EPA)及びカリフォルニア州の農薬規制当局と協働で、ネオニコチノイド系農薬ばく露(クロチアニジン、イミダクロプリド及びチアメトキサム)によるミツバチへの潜在的影響を調査している。
 同省は、様々なネオニコチノイド系農薬による花粉媒介者に対する潜在リスクに関する調査に関して、以下を含む多数の最新情報を公表した。
・クロチアニジン、イミダクロプリド及びチアメトキサムの評価見直しに関する進捗状況
・イミダクロプリドによる花粉媒介者に対するリスクに関する初期評価。意見募集が2016年1月18日から60日間行われる予定である。
・コーン及び大豆種子の処理に使用されるネオニコチノイドの価値評価に関する意見募集。2016年3月6日まで行われている。
 この他に、カナダ保健省は、ミツバチをネオニコチノイドから守る、リスク軽減措置を実施済みであり、好天などの他の要因が寄与した可能性も考えられるが、軽減措置実施の結果、ミツバチが影響を受ける事例数は、2013年と比べて、2014年には70%及び2015年には80%減少した。

21食品安全関係情報:2016/02/08(月) 08:36:57
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ネオニコチノイド農薬の使用規制の強化を奨励することを発表

資料日付 2016(平成28)年1月12日

概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月12日、ネオニコチノイド農薬の使用規制の強化を奨励することを発表した。
 ANSESはミツバチのような花粉媒介者に対するネオニコチノイド系殺虫剤によるリスクに関する結論を発表した。環境大臣、農業大臣、厚生大臣から諮問を受けた。ANSESは、適切な対策を取らないとネオニコチノイドの使用によって花粉媒介者に重篤な有害作用を引き起こすと述べた。また2013年の欧州の一時禁止の妥当性を強調した。また、ミツバチなどの花粉媒介者への影響に関する情報がまだ不足していると述べた。
 結論として、一定の使用条件下で養蜂されているミツバチ、マルハナバチ、野生のミツバチにとって低いと考えられるリスクを伴う使用を確認した。また、冬穀類の種子の処理又は果樹園やブドウ畑への散布といった一部の使用に関する多数の不確定要素があると強調した。欧州で実施されている調査結果が発表されるまで、多数の不確定要素が残る全ての使用に対する規制の強化を推奨する。ネオニコチノイドによって種子を処理した場合、花粉媒介者を誘引する作物を播種しないよう推奨した。

22名無しさん:2016/06/28(火) 08:35:49
ネオニコチノイド殺虫剤はミツバチを害する
Neonicotinoid pesticides cause harm to honeybees

24-Jun-2016

www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/jgum-npc062416.php

PloS ONEに発表されたMainz大学医学センターとフランクフルトのGoethe大学の研究者らの研究によるとネオニコチノイドはローヤルゼリーのアセチルコリン濃度を減らす。ミツバチにクロチアニジン: 1, 10 100 μg/kg 、チアクロプリド 200 、8800 μg/kg)入り砂糖水を与えた研究。

23名無しさん:2016/07/09(土) 17:02:46
2016.7.7 23:00 産経ニュース
水稲でのカメムシ防除がミツバチに被害 農水省、農薬調査で

 農林水産省は7日、ミツバチの減少事例と農薬の関連を調べた結果、水稲のカメムシ防除で使われた殺虫剤がミツバチにかかって死んだ可能性が高いことが分かったと発表した。養蜂家にミツバチの巣箱の設置場所を工夫させるなどして、被害を減らしたい考えだ。

 調査は平成25年度から3年間実施。被害は年間50〜79件で、水稲のカメムシを防除する時期に多く、死んだミツバチから殺虫剤が検出された。1巣箱当たりの死んだミツバチの数は千〜2千匹の小規模な事例が多かった。一方で、1万匹を超える被害もあった。一般に1巣箱には数万匹がいるとされる。

 ただ、欧米で問題となっている、ミツバチが大量にいなくなる「蜂群崩壊症候群(CCD)」に該当する事例はなかった。欧米では、原因の一つとされる殺虫剤の使用が制限されている。

24たろう:2016/07/20(水) 06:51:29
カメムシを死滅させる農薬ならミツバチが死んでも不思議ではないと思うが、カメムシにだけ作用する農薬ならミツバチには影響ないだろう。実際のところはどうなんでしょうね。

25名無し2号:2016/08/03(水) 20:59:22

 なぜ突然、ミツバチは大量死したのか?女王蜂だけを残し、
 死骸も発見できず Business Journal 8月3日(水) 
 
  (文=鷲尾香一/ジャーナリスト)

 書いている人は農林水産省の調査報告の内容を理解してないみたい。
 大量死は日本では起こってないことが結論の一つ。また農林水産省の
農薬に関係すると思われる死亡例の大半は箱当たり数千匹で、
通常死亡を若干上回り、報告は必要なかったレベルの筈。

 いろいろ書いているジャーナリストみたいですが、他の記事は
 大丈夫なんだろうか?

26名無しさん:2016/08/05(金) 20:53:13
ネオニコチノイド系殺虫剤で、ミツバチの精子減少
2016/07/27 12:05(パリ/フランス)

【7月27日 AFP】ミツバチの脳に有害なことが知られているネオニコチノイド系殺虫剤が、ミツバチの精子も減少させることが分かり、ミツバチの世界的減少の一因となっている可能性が、研究者らにより27日明らかにされた。

 英学術専門誌「英国王立協会紀要」に発表された研究論文によると、ネオニコチノイドの広範な使用は、年数十億ドルの価値に相当する受粉をもたらすミツバチに「想定外の避妊効果」を及ぼす可能性がある。

 研究チームは実験で、ミツバチを2つのグループに分けた。片方のグループには、実際に使用されている濃度の2種類のネオニコチノイド系殺虫剤、チアメトキサムとクロチアニジンを含む花粉を与えた。もう片方のグループには汚染されていない餌を与えた。

 そして38日後、産卵する女王バチとの交尾を生涯の重要な役割とする雄バチの精液を抽出し検査したところ、試験体での生きた精子と死んだ精子の割合によって「精子の生存能力の低下」が明確に示された。

 ミツバチは欧州や北米などで「蜂群崩壊症候群」という奇妙な現象に見舞われており、その原因としてはダニ、ウイルス、菌類、殺虫剤、あるいはその組み合わせなどが指摘されているが、今回の新たな研究によって可能性のある原因のリストに、精子の質の低下が加わった。(c)AFP

27名無しさん:2016/08/22(月) 20:43:06
野生ミツバチの個体数減少とネオニコチノイド系殺虫剤が関連づけられた

Ecology: Wild bee declines linked to neonicotinoid pesticides

Nature Communications 2016年8月17日

ネオニコチノイド系殺虫剤が散布されたセイヨウアブラナから餌を集める野生ミツバチは、それ以外の作物や植物から餌を集める野生ミツバチと比べて長期的な個体数減少に陥る可能性が高いことが18年にわたる研究によって明らかになった。英国内の62種の野生ミツバチを調べた今回の研究で、18年間の個体数減少とネオニコチノイド系殺虫剤の使用増加が関連づけられた。この研究成果を報告する論文が、今週掲載される。

世界中でさまざまな種類の作物に使用されているネオニコチノイド系殺虫剤は、商業的に飼育されたミツバチとマルハナバチに有害なことが明らかになっているが、実験的状況で短期的影響だけを調べた研究がほとんどだ。英国でネオニコチノイドを殺虫剤として使用することが初めて認可されたのは2002年のことだったが、2011年にはネオニコチノイド系殺虫剤が散布されたセイヨウアブラナが全体の83%に達している。

今回、Ben Woodcockたちは、1994〜2011年に栽培作物のセイヨウアブラナに対するネオニコチノイドの大量使用が英国内の62種の野生ミツバチの個体数変化にどのような影響を与えたのかを調べた。その結果、ネオニコチノイド系殺虫剤が散布されたセイヨウアブラナから餌を集める野生ミツバチは、それ以外の作物や野生植物から餌を集める野生ミツバチと比べて、個体数減少に陥る確率が3倍高いことが明らかになった。

以上の結果は、ネオニコチノイドが野生ミツバチの群集に持続的な長期的影響を及ぼすことを実証している。これまで長期的影響については、ほとんど研究されていなかった。

28名無しさん:2016/09/02(金) 19:42:29
ネオニコ系殺虫剤、ハチ個体数減の一因 英研究
2016/08/17 12:40(パリ/フランス)

【8月17日 AFP】世界的に広く使用されているネオニコチノイド系殺虫剤が、野生のハチを長期にわたり大きく減少させる原因となっていたとする研究論文が16日、発表された。

 1994年〜2011年に行われた研究では、ハチ62種を対象に、英国でのアブラナ栽培で使用された殺虫剤による影響を調べた。

 研究者の推定によると、そのうちの5種については、現地の個体群消滅の少なくとも20%が、ネオニコチノイド系殺虫剤を原因とするものだった。また、広範に訪花する種と比べて、主にアブラナに訪花していたセイヨウオオマルハナバチのような種では、その影響は約3倍に跳ね上がった。

 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された研究結果は、いわゆるネオニコ系殺虫剤に関連した総合的な危険性についての、欧州連合(EU)の専門機関「欧州食品安全機関」による調査報告に合わせて発表された。調査報告書は2017年1月に発表予定。

 論文の主執筆者で、英オックスフォードシャー州にある英自然環境調査局の環境・水文学研究者、べン・ウッドコック氏は、「生息場所の喪失と分断化、病原体、気候変動および他の殺虫剤」も、その他の要因として考えられると述べ、ネオニコ系殺虫剤が、特に欧州と米国では、複数ある蜂群の劇的な減少原因のうちの一つに過ぎないことを指摘した。

 野生のハチによる作物受粉は、経済的価値に換算すると、数十億ドルに相当。最近の研究によると、1ヘクタール当たり年3250ドル(約33万円)以上と推定されている。(c)AFP

29名無しさん:2016/09/03(土) 15:46:45
ジカ媒介蚊駆除で養蜂家に大打撃 殺虫剤散布でハチ数百万匹死ぬ 米
AFP=時事 9月3日(土)13時58分配信

ジカ媒介蚊駆除で養蜂家に大打撃 殺虫剤散布でハチ数百万匹死ぬ 米
米バージニア州のシェナンドーア国立公園で、花粉を集めるハチ(2016年7月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米サウスカロライナ(South Carolina)州サマービル(Summerville)で養蜂業を営んでいるジャニタ・スタンレー(Juanita Stanley)さんが8月29日の朝に目を覚ますと、養蜂場から耳慣れたハチの羽音が消えていた。

 当局は週末、蚊が媒介するジカウイルスのまん延を防ぐために、安全性をめぐって物議を醸している殺虫剤「ナレド(Naled)」をサウスカロライナ州の一部地域に散布していた。数百万匹のハチの死因がこの薬剤散布であることは明らかだ。

 スタンリーさんは、自身が経営する「フラワータウン養蜂直売所(Flowertown Bee Farm and Supplies)」のフェイスブック(Facebook)ページに、「家業が(殺虫剤の)空中散布によって台無しにされてしまいました」「この話をシェアして私たちを助けてください。どうか、うちのハチたちの死を無駄にしないでください」と投稿した。

 地元テレビ局WCSCが報じたところによると、フラワータウン養蜂直売所は巣箱46個、250万匹のハチを失った。

 サマービルの大半を管轄下に置くドーチェスター(Dorchester)郡は、その前日の28日、同地域でジカウイルス感染が4例確認されたことを受け、殺虫剤の空中散布を命じていた。

 郡の行政官ジェイソン・ワード(Jason Ward)氏は声明で、「ドーチェスター郡は、8月28日に薬剤の空中散布を行った地域でハチの巣箱が駄目になった養蜂家がいることは認識している」と述べ、被害を受けた養蜂家に損失額を届け出るよう呼び掛けた。

 問題の殺虫剤、ナレドは、人体や生態系に悪影響を及ぼすと懸念されているにもかかわらず、米国内では蚊を駆除する目的で1959年から使用されてきた。欧州連合(EU)は2012年にナレドの使用を禁止したが、米環境保護局(EPA)は散布する量が少なめであれば安全性に問題はないと保証している。

 ワード氏は、現時点でドーチェスター郡では殺虫剤の空中散布は今後一切予定していないとした上で、「薬剤の空中散布は、当該地域で蚊を駆除するために実施しているトラックによる農薬散布と、蚊の幼虫のボウフラの発生を抑制する計画を補完するために行っている」と強調している。【翻訳編集】 AFPBB News

30NHK NEWS WEB:2016/09/22(木) 11:15:25
魚大量死は農薬の不法投棄か
魚大量死は農薬の不法投棄か

今月14日、長岡市内を流れる川で、魚が数百匹死んでいるのが見つかり、市が川の水質を調べた結果、農薬や防腐剤に含まれる成分が検出されました。
市では、農薬や防腐剤が不法投棄されたおそれがあるとして、警察に情報を提供しました。

今月14日、長岡市喜多町を流れる道満川で、ウグイやコイなどの魚が200匹から300匹ほど死んでいるのが見つかりました。
市が川やその周辺の水質調査を行ったところ、調査した3つの地点のうち2つの地点で、国が設ける指針値を上回る「クロロタロニル」という成分が、検出されたということです。
この成分は、野菜や芝の病気を防ぐための農薬や、工業用の防腐剤などに使われているもので、市によりますと、最も多い量の「クロロタロニル」が検出された地点には、白い粉状のものが水路の底にたまっているのが確認されたということです。
市では、何者かが農薬や防腐剤を不法に投棄したおそれがあるとして警察に情報提供し、近隣の住民には引き続き、釣った魚を食べるなどしないよう、注意を呼びかけています。

09月21日 17時13分

31名無し2号:2016/09/24(土) 08:13:43
>>30
クロロタロニルの河川中の検出濃度を、
 指針値で判断していますが、何の為の指針値ですか?

 水産動植物登録保留基準値のことなのでしょうか?

32名無しさん:2016/11/18(金) 06:37:12
2016年11月09日

ネオニコチノイド系農薬と生物多様性。

会津素子

今日は衆議院議員会館にて、環境保護団体グリーンピース主催の院内学習会
「ミツバチ・食・生態系を守るために〜国内養蜂家の報告と欧州の最新研究事情〜」が行なわれたので、参加させて頂きました。

以下、お二人の報告と自分の感想をざっと書かせて頂きました。


俵博(たわら・ひろし)さん養蜂家、獣医師
・俵養蜂場経営。ミツバチに関する相談が増えた。
· 国内で消費するハチミツの95%は輸入。農業に使われているのは全て西洋ミツバチ。ニホンミツバチは趣味の範囲で養蜂されている。
· 農水省は農薬がミツバチに影響を与える事は認めたものの、ミツバチは不足していないと認識。農家と蜂の需要と供給はバランス取れていると。これは、平成21年以降マルハナバチが増えたこと。また、311により東北の農家が激減したことが要因と考えられる。しかし、今年の春は不足している。天候不良もあり、ミツバチの数が全く足りていない。
· イチゴは100%ミツバチに頼っている。ミツバチがいなければ歪な形のイチゴができてしまう。
· ミツバチを大切にしようと思えば、農薬を使わない。使わなくても果実はできることが分かった。
· 果実をつくる農家と養蜂家は理解し合い、農薬を使わない方向に向かっている。しかし稲作は異なる。水田地帯ではミツバチは飼えない。山奥で飼うか、都会のビルで飼うか。都会では問題なくハチミツが採れる。
· かつての農薬は、ミツバチが被害を受けても2週間で回復のきざしが見えた。現代のネオニコ被害は回復しない。死骸もない。すーっといなくなる。
· 簡単に農薬を販売しないでほしい。農薬規制を。ヘリ防は基準の何倍もの濃度で撒くのが普通になっている。
· 農薬に頼らない有機農業をもっと研究してほしい。
· 米の検査規格のせいで、不必要な農薬が撒かれている。
· 海外ではメチラチオンが2011年に製造中止されている。しかし日本では、全農が販売権を取得して売っている。日本で販売するのを止めてもらいたい。
· 日本の残留基準値が桁外れにゆるい。特にコメ、お茶、みかん。
· 農薬だけがミツバチに悪影響を与えている訳ではない。ミツバチにつくダニを退治するための消毒が二種類あるが、ダニが耐性付けている。密源が減っていることもあり、ハチは減っている。
· 2013年、ミカン花のハチミツから基準値超えのアセタミプリド検出。養蜂家は回収を余儀なくされたが、数年後、基準値が緩和された。
· ミカンは多くのハチを犠牲にして出荷されている。
· 台湾に出荷予定のミカンが廃棄処分された。(日本の基準が甘いから)
· 近年、ニホンミツバチにつくダニとウィルスが大きな問題になっている。まだ九州には出ていない。器官につく小さなダニ。

33名無しさん:2016/11/18(金) 06:38:44
マイケル・ノートンさん(欧州科学アカデミー諮問委員会 環境プログラムディレクター)
· 農薬に賛成、反対どちらの団体にも所属していない。科学者の立場で話す。
· ネオニコは欧州でも広く使われているが、被害も報告されている。2013年にEUで規制されてからも科学的調査・議論が続いている。
· EASAC・・・EUに加盟する29国の各国立科学アカデミーのメンバーから構成。政府意思決定者にむけて、科学的分析・助言を行なう独立組織。持続可能な農業を行なう上で、特に重要な生態系サービスを生み出してくれる生態系・生物への影響に注目して詳細なレビュー・研究を行なうことを決めた。そして、13人の専門家集団を選出した。マイケルさんはその一人。
· EASACから昨年4月レポートが出された。学術論文300本を解析し、様々なデータソースから研究した。これからその報告を行う。
· 生物多様性は多くの経済的価値があると試算(天然の防虫防除システム地球全体で36兆円、土壌形成3兆円、花粉の送粉2兆円)
· ミツバチの巣の崩壊は1年で10%以上増。
· ミツバチは他のハチに比べて、環境変化に強い。他のハチはもっと弱い。つまり、生態系を考えるにはミツバチの保護だけでは不十分。
· 自然の生態系サービスに関わる昆虫は全て大幅に減少している。
· 農地の生物多様性を回復・維持することが、EU政策の重要な目的である。
· ネオニコは数%が植物に残り、95%は土壌や水に流れ残留する。
· 結論。「致死量に達しないまでも、悪影響が出る」というネオニコの影響は存在する。また、非常に低い濃度でもウィルスの活性化など、深刻な影響をもたらす場合もある。
· 必要以上に「とりあえず」農薬を使う、というのはEUのIPM(総合的病害虫管理)の原則に反している。農薬使用は最後の手段であるはずなのに、最初の手段になっている。
· レポートにより、ニューヨークタイムズ等、世界のメディアが反応した。
· フランスでは2018年頭からネオニコ使用が禁止となる。
·ネオニコの承認を受けたのは15年くらい前。当時、害は低いと言われていた。しかし、ネオニコのほとんどは土壌に流れる。しかも残留性が高いので、土壌への害は年々大きくなる。だから現在の残留濃度は当時に比べてかなり高い、つまり害も増えている。
· ナメクジはネオニコの耐久性が高い。ネオニコを使用した事により、かえってナメクジの被害が増えた例もある。

学習会を受けて
 ネオニコチノイド系農薬の恐ろしさについては以前から勉強していたが、現場の養蜂家と科学者の立場から話を聴いて、新しい情報を得る事ができた。科学的根拠によりEU はネオニコ禁止に舵を切った。日本はどうか。世界では非常識の残留農薬基準、生態系や人体に与える影響を考えようともしない。ちょうど今日、アメリカ大統領選挙の投票が行なわれている。TPP協定の下では、現在のゆるい規制ですら撤廃される可能性がある。

34名無しさん 2:2017/07/17(月) 09:58:55
信濃毎日のweb(2017年7月15日)に、
「ミツバチ大量死の実態は 農薬被害の把握にずれ」とあった。
 記事によると、県養蜂協会(長野市)が農薬原因の恐れのあるミツバチ大量死を、
2012〜16年度(5年間)に県内9市町村で15件把握と14日に分かる。
県の13〜16年度の把握は計2件にとどまり、行政が認識してない被害が
起きていたかもと。養蜂家が農家との関係に配慮して行政に
知らせないケースもあるのではと、正確な調査の必要性を指摘する専門家達。

 判らないのは専門家達ですね。
 そして県や国の指導による蜜蜂被害調査結果が実態と異なるようであれば
こちらがより大きな県側の問題では・・・・長野県の被害報告は0件、0件、2件
そして0件の4年間ですから2件と言っても15年だけの報告であった。

35名無しさん:2017/07/18(火) 07:17:47
農薬でミツバチが死ぬか被害があるかは、ミツバチを農薬をかけた植物のあるゲージの中で
飼育し、どんな影響が出るのか調べたら分かりそうなものですが、それは出来ないものなの
でしょうか?

36名無しさん:2017/07/18(火) 22:04:21
ネオニコ系農薬は蜂に特異的によく効くんだわ。
施設園芸でこんなの撒いたひにゃ3ヶ月は交配不確定。
あかんぜよ。

37名無しさん:2017/07/19(水) 19:08:12
ミツバチが全滅する様な農薬をなぜ許可したのかな。

38名無しさん:2017/07/23(日) 09:41:05
>>37
全滅するのですか?
影響がある場合があると聞いたけど・・

39名無しさん:2017/07/24(月) 07:22:29
>影響がある場合があると聞いたけど・・

どんな影響が、どんな条件の時にあるのですか?

40名無しさん:2017/07/24(月) 14:40:35
>>39
直接、接触的に暴露したり、餌に混ぜたり・・。

 その場合、影響のある濃度から、
 影響のない濃度まで、あったと思います。
 やはり高濃度の方が影響が強い。

41名無しさん:2017/07/26(水) 23:05:54
ミツバチの減少は農薬の影響ですか?それとも農薬以外の影響ですか?

42名無しさん:2017/07/27(木) 10:43:19
>>41
色々と試験をしているようですが、まだ
はっきりとはわからないのではないでしょうか。

また、全体でみると、ミツバチは減っていません。

複合的な要因を解明するのは至難です。

43名無しさん:2017/07/28(金) 17:35:14
>42
では、金沢大学名誉教授の山田敏郎氏のネオニコチノイド系農薬影響説は
間違いの可能性が十分あるって事ですね。

44名無しさん:2017/08/05(土) 23:14:56
>>43
山田先生のご専門は、蜜蜂でも、ネオニコチノイドでもありません。

濃度の高い農薬を餌に混ぜて与えれば、大なり小なり影響があると言った
試験であったと思います。
専門家が、山田先生の試験の意味を書いていますよ。ダメだって!

45名無しさん:2017/08/09(水) 21:41:53
>44
そんな雑な試験を恥ずかしくもなく出来るものですね。そんな試験なら
ミツバチ以外でも影響がでそうだ。

46名無しさん:2017/08/11(金) 22:28:42
>>45
 本人は雑だとは思ってないのかも。
 試験計画と設計のポイントがずれているのですよね。
 きっとハザードしか念頭になくて、
 リスクやベネフィットとのことなんかは
 論外になっているのではないでしょうか。

 環境関係の試験では、よくある間違いです。
 スポンサーも居るわけでしょうしね。
 反農薬団体ならまだしも、
 それが環境省なら、そんなことはないでしょうが、
 反逆的政策になりかねないと思う。
 笑ってしまうわよ。

47名無しさん:2017/08/18(金) 21:29:57
ネオニコチノイドは女王バチの新コロニー形成を妨げるブックマーク

Nature Ecology and Evolution
2017年8月15日

Neonicotinoids hinder queen bees forming new colonies

Nature Ecology and Evolution
一般的なネオニコチノイド農薬に曝露されたマルハナバチの女王バチは、新しいコロニーを形成する能力が低く、そのことは野生個体群の崩壊につながる可能性があるという論文が、今週オンライン掲載される。

ネオニコチノイド農薬は農業で広く使用されているが、近年、それは実験室での研究でも野外試験でもハチ個体群の衰退と関係付けられ、EUはその使用を凍結することとなった。しかし、ハチの個体またはコロニーに対するネオニコチノイドの有害な作用と個体群レベルの衰退との関係は、いまだ十分には理解されていない。

Gemma Baronたちは、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)の女王バチを、野外で実際に使用される量のネオニコチノイド「チアメトキサム」に曝露した。その結果、新たなコロニーを形成するタイミングが変化し、産卵する女王バチの数が26%減少したことが明らかになった。次に、数理モデリングを用いて、この26%の減少が個体群全体に与える影響を予測すると、大規模なチアメトキサムの使用後に個体群が崩壊する可能性が28%以上あることが分かった。

コロニー形成はハチの生活環の中の重要な段階であり、今回の結果は、この段階がネオニコチノイドの悪影響に対して特に敏感であることを示している。研究チームは、今回観察された産卵の減少が野外でのコロニーの繁栄と個体群の動態に与える長期的な影響を調べるため、さらに研究を進める必要があると述べている。

48名無しさん:2017/08/29(火) 22:36:21
日本経済新聞

蜂蜜やミツバチ、広がる農薬汚染 9都県で検出
2017/8/28 12:26

 日本各地の蜂蜜やミツバチ、さなぎが、ネオニコチノイド系農薬に広く汚染されているとの調査結果を、千葉工業大の亀田豊・准教授(環境化学)らのグループが28日までにまとめた。東北から沖縄の9都県で集めた73サンプル全てで検出され、蜂蜜では6割超で国の暫定基準を上回った。

 蜂蜜は日常生活で食べる量であれば、人の健康にすぐに影響が出るレベルではないという。

 ネオニコチノイド系農薬は、各国で多発するミツバチの大量死や群れの消滅との関連が指摘される。亀田准教授は「農薬によっては48時間でミツバチの半数が死ぬとされる濃度を超えていた。野生のミツバチからも高濃度で検出され、既に影響が出ている可能性もある」と指摘する。

49名無しさん:2017/08/30(水) 10:54:38
>>48
暫定基準は残留基準のことですか?

見直しは進んでいるのでしょうか?その結果でも上回る見込みなの
でしょうか?

50名無しさん:2017/08/30(水) 19:56:30
ネオニコチノイド系農薬ではちみつに残留基準があるのはアセタミプリドだけ。
それ以外は0.01ppmで規制されるね。暫定基準ってのはこれのことかな。
農場で直接かかったり花の蜜と一緒に摂取したりして巣に持ち帰ってることはありうる。
主流が有機リン系からネオニコチノイド系に代わって、毒性が低くなったがために、
ミツバチは巣に帰れる程度には生き延びれるようになったから蜂蜜に残留するようになったとも考えられそう。

51名無しさん:2017/10/07(土) 08:54:00
毎日新聞(2017年10月6日)より:

愛媛県大洲市で、電動車椅子の女性(87)がスズメバチに約150カ所を刺され、
死亡していたことが6日、消防への取材で分かった。
市内の福祉施設で通所サービスを受けた帰りで、
付き添いの職員も救助できず、車椅子に座ったまま約50分にわたり
刺された。職員も刺され、軽いけが。

52名無しさん:2017/10/07(土) 08:56:32
>>51
50分にわたり刺されたとは、凄く執拗な蜂の攻撃ですね。
 自然の攻撃は、容赦ない、と言うより必死ですね。
 怖いですね。恐ろしいですね。

53名無しさん:2017/12/02(土) 17:17:27
ttp://organic-newsclip.info/log/2017/17120869-1.html
フランスでスルホキサフロルの使用を禁止

2年前のアメリカで登録が一旦取消されたのは資料の不備が原因で当然の判決だと思ったけど
フランスは漠然とハチに悪いかもしれんとかいう理由なんだろうか。

54名無しさん:2017/12/30(土) 18:08:57
EU市場から消えた農薬「フィプロニル」
2017.12.25
ミツバチへの毒性が強く、ネオニコチノイド系農薬と同じ浸透性農薬の「フィプロニル」が、
2017年8月末をもってEU(欧州連合)域内の市場から消えた。
EUでは2013年にヒマワリとトウモロコシへのコーティングを禁止したが、温室栽培などで例外的に使用が許可されていた。だが、
独化学メーカーのBASFなどメーカー各社は、8月までに同農薬の登録更新を行わず
、流通を断念した形になる。(パリ=羽生のり子)

www.sustainablebrands.jp/news/os/detail/1189634_1531.html

55名無しさん:2017/12/30(土) 18:13:04
米国で使用制限された農薬が日本で解禁に
2017.12.28

国連が設置した科学者組織「IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)」の報告書によると、ハチなどの生物がもたらす経済的利益は、
世界全体で最大年5770億ドル(約64兆円)に上るとしている。農林水産省は12月25日、ネオニコチノイド系農薬の一種である殺虫剤スルホキサフロルを農薬として新規登録した。
同剤は、ミツバチへの毒性が強いことから、米国では厳しく使用制限され、フランスでも一時禁止とする予備判決が下されている。
これを受け、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京・新宿)は声明を発表し、厳しく批判している。(オルタナ編集部=吉田広子)
www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1189648_1501.html

56名無しさん:2017/12/30(土) 18:14:56
ネオニコチノイド系農薬の使用禁止に関する意見書

2017年12月21日
日本弁護士連合会


日本弁護士連合会は、2017年12月21日付けで本件について意見を取りまとめ、12月22日付けで農林水産大臣に提出しました。


本意見書の趣旨
1 新規ネオニコチノイド系農薬について、製造・輸入及び販売するための農林水産大臣の登録を、予防原則に基づき保留するべきである。


2 既に登録されている農薬であっても、ネオニコチノイド系農薬及びフェニルピラゾール系農薬のフィプロニルのように人畜に対して危険を及ぼすことが懸念される農薬については、予防原則に基づき、暫定的に登録を停止し、販売及び使用の禁止を命ずることができるよう、農薬取締法を改正すべきである。


3 前項の農薬取締法の改正を待たずに、速やかに次の措置を採るべきである。
(1) 現在登録されているネオニコチノイド系農薬の一部(クロチアニジン、チアメトキサム、イミダクロプリド及びアセタミプリド)及びフェニルピラゾール系農薬のフィプロニルについて、再登録しないこと。
(2) ネオニコチノイド系農薬の使用を削減するために、農産物規格規程における水稲うるち玄米の品位等級に係る着色粒の基準を廃止するとともに、斑点米カメムシ類について、植物防疫法施行規則の改正により指定有害動植物(植物防疫法22条)としての指定を解除すること。

57名無しさん:2018/03/07(水) 17:16:36
>>56
情報化が進んだ今でも予防原則が必要なのでしょうか?

58名無しさん:2018/03/08(木) 08:49:10
>>57
まだまだ分からないことは多いですし、解明するのも時間も手間もかかるため、必要ないことは無いと思います。
そのうえで予防原則の考えかたは大事かと思います。

ただ、予防原則の明確な定義はされていないため、個人個人で解釈は異なっています。
たとえ無根拠であっても不安と感じれば、それだけで予防原則を盾に使用の禁止を訴えることができると思っている人たちもいるでしょう。
定義が明確でないだけに、都合よく「予防原則」の言葉がつかわれているものと思われます。

弁護士協会の意見書については、
なんでネオニコやフィプロニルだけ、なぜ農薬用途だけに予防原則をあてはめろと言うのか疑問が浮かびました。
有機リン系も農薬としていまだ使われていますし、禁止するならまずこっちからでは?
フィプロニルも農薬使用よりもペットのノミ取り剤とか家庭用殺虫剤としてのほうが人にとっても晒される量が多いのでは?
「人畜に対して危険を及ぼすことが懸念される農薬」については、
ほとんどの農薬が当てはまるのでは?要は農薬使うなということ?とか

全般的にi意見の内容が平等じゃない気がしました。

59名無しさん:2018/03/08(木) 22:37:39
>>58
 欧米でも見解が分かれているようですが、
 情報化が進んだ現在では、予防原則の意味は薄れつつあるとするのが
多いように思います。

 また、予防原則を適用すると、時限をきめて、新知見を基に
再確認あるいは再評価する必要もあります。そんなこと
考えられない人々が予防原則を言うのは、逆の意味で、問題があると考える。

60名無しさん:2018/05/03(木) 12:19:48
EUでネオニコ三種の露地での使用禁止が決定
ttps://www.reuters.com/article/us-eu-environment-bees/eu-nations-back-ban-on-insecticides-to-protect-honey-bees-idUSKBN1HY11W

61名無しさん:2018/05/24(木) 11:17:16
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000081-reut-bus_all
EU裁判所、ネオニコチノイド系農薬の一部使用禁止を支持
5/17(木) 20:03配信
ロイター[ルクセンブルク 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)の一般裁判所は17日、ネオニコチノイド系農薬3種の一部使用禁止を支持する判決を下した。

62名無しさん:2018/05/27(日) 10:01:16
TBSの反日番組の報道特集でネオニコチノイド系農薬がミツバチを減少させているようだと報じていた。

63名無しさん:2018/06/02(土) 17:02:36
蜂大量死で農薬禁止 農薬メーカー側の訴えを却下(2018/05/18 05:56)

 EU(ヨーロッパ連合)でミツバチの減少や大量死につながるとして一部の農薬の使用が禁止された問題で、欧州司法裁判所は規制の撤回を求める農薬メーカー側の訴えを却下しました。

 問題となっているのは、世界中で広く使われているネオニコチノイド系の農薬3種類で、ミツバチへの影響などが懸念され、EUでは2013年から使用が一部禁止されています。これに対し、農薬メーカー2社が「調査が不十分だ」として規制の撤回を求めていましたが、欧州司法裁判所は17日、「対策は妥当だ」として規制を支持する判決を言い渡しました。これらの農薬についてEUは先月、規制をさらに強化して全面禁止としましたが、日本では規制されていません。

ttp://news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_international/articles/000127516.html

64名無しさん:2018/06/17(日) 13:36:32
農薬はミツバチの天敵か 大分の農家 神鳥一さん 使用避けて一転、巣が増えた ネオニコチノイド系 欧州では一部禁止へ
2018年06月13日 13時33分

国内外で報告が相次ぐミツバチの失跡や大量死の原因として指摘されるネオニコチノイド系農薬。欧州では今春、一部成分の使用禁止が決まった。一方、日本はダニや病気を含む「複合要因説」を取り、巣箱を避難させる被害防止策を指導するにとどまっている。それで十分なのだろうか。
ミツバチは花粉を媒介し農業生産にとって重要な役割を担う。2000年代以降、群れが崩壊する異変が相次ぎ、神経毒のネオニコ系農薬の影響が疑われ、欧州連合(EU)は使用を一部制限するなど対策を取ってきた。今年2月には、欧州食品安全機関(EFSA)がミツバチの維持にとってリスクが高いとの評価を発表。これを受けて欧州委員会は4月27日、ネオニコ系農薬の成分3種(イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム)の屋外使用の禁止を決めた。
目標とする今年末に発効すれば、屋外での使用は一切禁じられ、ミツバチに接触する可能性のない温室でのみ使用できる。

   ◇    ◇
これに対して日本の農林水産省はネオニコ系農薬が影響する可能性を認めながらも稲作のカメムシ防除に重要だとの位置づけ。他の殺虫剤に比べて人や水生生物への毒性も弱いという。
このため養蜂家と農家が情報共有して水稲の開花期に巣箱を退避させて被害を減らす方策を取る。農薬を登録するときのリスク評価について、毒性の強さだけでなく、さらされる量を考慮する改善策を検討中というが、使用ありきの対応に変わりはない。
欧州のような制限を必要としない根拠として、農水省は使い方の違いを挙げる。欧州では、表面に農薬を付着させた種を大型機械でまく方法が多く、農薬の粉じんが巻き上がりやすいという。日本で一般的な産業用無人ヘリコプターでの散布と比べて、どれだけ差があるのだろうか。
専門家の中には「残留基準を緩和し、新たな成分を登録するなど世界の流れと逆行している」と批判する声も多い。日弁連は17年12月、暫定的な使用禁止を求める意見書を農水相に提出した。

   ◇    ◇

現場の危機感は高まっている。別府湾を望む大分県・国東半島南部に位置する杵築市狩宿の高台でユズ2ヘクタールを栽培する神鳥一(かんどりまこと)さん(70)もその一人だ。
約10年前、知人からニホンミツバチの1群を譲り受け養蜂を始めた。3年後、3群に増えたが、いつの間にか巣箱から姿を消した。
ミネラル豊富な海藻を畑にまいて肥料にし、無農薬・無化学肥料の循環型農業に取り組む神鳥さんは、周辺からネオニコ系農薬を遠ざけることを決めた。近くのミカンや稲作の農家に協力を求め、こちらが別の農薬の散布を請け負うことを条件に使用をやめてもらった。5年前のことだ。以来、再び譲り受けた巣は倍々で巣分かれし、現在は21群まで増えている。
近くの2人に譲った1群ずつの巣もこの3年間、順調に増え、計9群となった。その一方、ひと山越えた地区でネオニコ系を使う稲作農家に譲った1群は、冬を越すことなく、いなくなってしまったという。
「やはりネオニコ系農薬が原因というのが率直な思い」。そう語る神鳥さんにアドバイスした環境調査会社「海藻研究所」(福岡県新宮町)の新井章吾所長は「ネオニコ系農薬に反対する人や団体は多いが、実践例はあまり聞かない。そんな中、使わないことによる成果を示した、小さいけれど注目すべき事例。こうした取り組みが変化のきっかけになる」と話している。

 ▼ネオニコチノイド系農薬 タバコに含まれるニコチンに似た物質を主要成分とする農薬の総称。1990年代に登場し、殺虫剤などの用途で使われている。神経伝達物質アセチルコリンの受容体に結合し、神経細胞を興奮させ続けて昆虫を死に至らせる。成分が根や葉などから吸収され、作物全体に行き渡る浸透性に優れ、少量で高い効果が長期間続くことなどから普及した。生態系への影響、子どもの脳の発達に悪影響を及ぼす可能性を指摘する専門家もいる。

=2018/06/13付 西日本新聞朝刊=

65名無しさん:2018/06/17(日) 13:41:47
2018 年 5 月 11 日
住友化学株式会社
EU のネオニコチノイド剤屋外使用制限採択に対する住友化学の見解
4 月 27 日、欧州委員会は、加盟国による多数決により、住友化学のクロチアニジンを含むネオ
ニコチノイド 3 剤の屋外使用の制限を採択しました。
今回の決定は、欧州食品安全機関(EFSA)が独自のガイドラインに基づき実施したハチへの影
響評価試験の結果を受けたものですが、当該ガイドラインの影響評価への使用については、「ハチ
への影響を過剰評価しており、実際の評価試験の実施に無理がある」との批判から、加盟国の過
半数が反対をしています。 このような、加盟国自らが科学的な疑問を呈する評価方法に基づく試
験結果を根拠とした採択がなされたことは、非科学的で、一貫性を欠いた対応であったと言わざる
を得ません。
また、そのような過剰評価を織り込んだ EFSA の評価結果においてさえ、ハチへのリスクについ
ては、「許容量を超えた際に一般論としてリスクがある」と述べるにとどまっており、製品ラベルに従
ったクロチアニジンの適正な使用がハチの健康に対して安全であることを覆すものではなく、クロチ
アニジンがミツバチの大量死、大量失踪の主たる原因ではないとする住友化学の見解に何ら影響
を与えるものでもありません。
クロチアニジンは、すでに累次の科学的データが示すように、定められた用法用量等に従って使
用すれば、害虫を効果的に防除でき、かつヒトへの毒性や環境への負荷が低く安心して利用する
ことができる剤です。クロチアニジンを含むネオニコチノイド剤の使用が著しく制限されることによっ
て、農業従事者が有用で安全な防除手段を使用できなくなり、欧州での効率的な農業生産および
食糧供給に支障をきたすことが懸念されます。
住友化学は、今後も欧州当局者とのコミュニケーションを通じて状況の改善に取り組みます。ま
た、引き続き欧州を含む世界中の関係機関と協力し、ミツバチ問題に対する科学的な研究や適切
なデータの提供、製品の安全性実証を行いつつ、農作物の安定供給に全力を尽くしてまいります。
以上

66名無しさん:2018/06/19(火) 09:04:16
世間の正義が
消費者の感情>科学的妥当性(倫理的問題もクリアしているにも関わらすかず)>企業の利益
となってるのをみると、理系が育たんわな
下手すると、正当な科学でさえマッドサイエンス扱いに

67名無しさん:2018/09/16(日) 16:30:36
スルホキサフロルはネオニコチノイド系殺虫剤と同様ハナバチのコロニーに悪影響を与えるとの研究結果
ストーリー by hylom 2018年08月23日 14時32分

スルホキサフロルがネオニコチノイド系殺虫剤と同様に、ハナバチのコロニーへ悪影響を与えるという英ロンドン大学ロイヤルホロウェイの研究結果が発表された。スルホキフサルはスルホキシイミンベースの殺虫剤で、ネオニコチノイド系殺虫剤の置き換えとして有力視されている(ロイヤルホロウェイ、Nature、Ars Technica、論文概要)。

研究では野生のセイヨウオオマルハナバチの女王バチ332匹を採集し、寄生虫のいなかった249匹を選別。うち52匹がコロニーを作った。この半数にスルホキサフロルを10億分の5混ぜた砂糖水(スルホキサフロルを噴霧した作物の花蜜と同程度の濃度)を、もう半数は対照群として砂糖水をそれぞれ2週間与え、その後野外にコロニーを移動して観察を続けた。

その結果、スルホキサフロルを与えたコロニーでは対照群と比べて働きバチの生まれる数が少なく、オスの生まれる数も54%少なかった。また、新たな女王バチは合計36匹生まれているが、生まれたのは対照群の3コロニーのみだったという。そのため、幼虫時代にスルホキサフロルにさらされた個体が長期にわたってコロニーの健康状態に影響を与えた可能性を示唆するとのこと。

スルホキサフロルはネオニコチノイドと同様に神経伝達物質受容体に働いて効果を発揮することから、同様の結果になることは予測されていた。しかし、ネオニコチノイドを使用した実験では餌を集める能力が低下していたのに対し、スルホキサフロルでは餌を集める能力への影響は確認されなかったそうだ。

研究者は今回の結果について、新たな殺虫剤の認可と禁止の繰り返しになることを避けるため、政策や規制を決定する前に幅広いデータを基にした評価が必要だと述べている。

68名無しさん:2018/10/20(土) 11:48:59
マルハナバチに対するスルホキシイミン系農薬の亜致死性の影響

この農薬にさらされたコロニーでは、生産されるワーカーや雄の生殖虫の数が著しく少なかった。


スルホキシイミン系の殺虫剤は、ネオニコチノイド類の後継品となる可能性が最も高い農薬であり、世界の国々ですでに使用が認可されているか認可が検討されている。H Siviterたちは今回、スルホキシイミン系殺虫剤スルホキサフロルへの曝露が、野外で実際に曝露する量で、マルハナバチに対して亜致死性の影響を及ぼすことを報告している。この農薬にさらされたコロニーでは、生産されるワーカーや雄の生殖虫の数が著しく少なかった。この知見は、ネオニコチノイド類の直接的な代替品としてスルホキシイミン類を使用することに対して警告を発するものである。

Nature561, 7721

2018年9月6日

69名無しさん:2018/10/24(水) 08:57:16
今までの有機リンやネオニコならどうなんでしょうか
亜致死性どころか致死性だったのではないのかとおもってます

70名無しさん:2019/04/18(木) 10:18:06
教えてください。

農薬取締法改正で、
蜜蜂への影響評価が変わるのですか?

そうなれば
ネオニコチノイド等の
登録や認可は変更になりますか?


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