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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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(#'A`)「報酬なんかどうだっていい───ここで、死ね」
爪;ー)y-「ハッ……フゥッ、フゥッ」
呼吸が上ずり、身体中が縮こまる。
いよいよ、覚悟を決めざるを得ない時が来たようだ。
血糊で塞がれた瞼を、ぎゅっと強く閉じこんだ。
最後の瞬間が訪れるのは、次の瞬間か、はたまた、数十秒後か。
どちらにしても長時間苦しみたくはない、一瞬で終わらせてくれよ、と強く願った。
やがて、胸元をナイフが貫く衝撃が、響いた──────
「死んだな」
確かに、そう思った────
だが、実際にはそうではなかったのだ。
身を強張らせながら、極限まで高まった死への恐怖が、自分の身を刃が刺し貫く感覚を
錯覚させたに過ぎなかった。確かに、精神的には一度死んでしまったのかも知れないが。
それでも”本当の死”は────いつまで経っても、その瞬間が訪れる事はなかった。
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