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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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地元の領主達も、暴徒と化した教会から反感を買うのを恐れ、口出しすら出来ない。
それほどに、自らの信仰を盲信した一部の過激派の暴走は、留まる所を知らなかった。
総本山である聖教都市ラウンジの大聖堂の信徒達の預かり知らぬ所で、
”魔女裁判”と称した、更なる尋問も行われるようになっていったのだ。
───ルクレール家 屋敷───
ルクレール家の当主は、熱心な研究者だった。
自然に群生する、珍しい植物や生物、それらを持ち帰って来ては、
その生態や特性を、自らの屋敷の一室で、じっくりと研究した。
中でも、一家の当主が一番打ち込んだのは、魔術の研究だった。
かの”賢者の塔”のアークメイジでさえも深遠の一端にも触れえぬという魔術。
だが、一介の魔術師ですらないこの当主は、5年ほど以前より独学で始めた
研究を進める内、ある時を境に冷気を操る魔術を身につけていた。
もっとも、瓶入りの飲み物を手元で冷やす事が出来る、という程度。
本職の魔術師が使うそれと比べてはあまりにちゃちな”手品”だったが、
それでも、愛娘の”クー=ルクレール”に笑顔を与えるには十分な”魔術”だった。
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