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なのはタン支援置き場

1名無しさんだよもそ:2005/11/08(火) 18:03:41
/(・_・)\    「続けぇ゛ーーーーっ!!!・・・んだっ?、ん、な、なん、何だここは?!
          なのはァーーっ!!出てこぉいっ!!」
⌒*(・∀・)*⌒  「お静かに・・・」
ヾ#`−´ノ    「(おお、おおおおおお!<ざわざわっ)」
/(・_・)\    「ああーっ?なんのマネだ?!!」
⌒*(・∀・)*⌒  「・・・言葉をつつしみたまえ。君は魔砲少女の前にいるのだ」
/(;・_・)\   「貴様、正気かぁ?」
⌒*(・∀・)*⌒  これからジュエルシードが揃ったのを祝って、諸君にレイジングハートの
          力を見せてやろうと思ってね・・・」
(`A')       「なのはタァァン!(ハァハァ)」
⌒*(・∀・)*⌒  「・・・見せてあげよう。私の全力全開のイカズチを!」


                      ┃ ┃┃
           ヽ、         ┃ ┃┃     ⊂⊃
      , -―- 、 ヾヽ        ┣━━  ┃         
   /了 l__〕     〈] \\  ⊂⊃ ┃   ━╋             .........:::::::::::::::::
    7| K ノノノ )))〉   | ヾ、     ┃   ┃┃   ┃ ..........::::::::::::::'''''''''''''''''''''''''''''
    l」 |」(l| ┃ ┃|  ,、 \ (     .........::::::::::::::::::::::━╋''''''''''''''  ∧__∧. . . . .
,-、_/ /ゝリ '' ヮ ノ!_ヽ\, -ll- 、. . :::::::        ┃┃     (∀`; ::: : : : : . . .
⌒V´0=◯)===um=[i((O): ):: : :               ⊂⊂  丿::: : : : : . . .
 |i     >ヘ==;/     `vll´l冫: : :::::::::::.........................    ⊂⊂:::::::::: : : : : . . . .
 ヾ\,, /,釤 釻\  冫 / (        '''''''''''''''''''''''':::::::::::.............  ┃
  \_丶v\/|。|\|//  | /                ''''''''''''''''''━╋::::::::::::::::::::::........
     ``^ー'´^( ソ)'´ //            ⊂⊃       ┃┃オ ''''''''''':::::::::::::
             ノ/                            オ


⌒*(・∀・)*⌒  「旧約聖書にある、ソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。
           ラーマヤーナでは、インドラの矢とも伝えているがね。
           全世界は再びレイジングハートの下にひれ伏すことになるだろう・・・」

2この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:29:26
 膝を抱えて、僕は外を見つめていた。ある日ふと見上げた窓から、煌めく光
 を纏って、赤い杖を手に空を横切っていく彼女=なのはを見てから、僕の中に
 抱え切れないほどの想いが芽生えた。
 えいえんのような時間を、僅かな人間関係の中で行き続けてきた僕が、初め
 て赤の他人……小さな、だけど強い女の子を、好きになった瞬間だった。

 部屋の中から、あの時なのはが駆けていった空を想う。だけど、僕には家の
 屋根すら、手の届かない場所だった。人付き合いには不器用で、引きこもり
 の僕は、なのはという名前しか……彼女のことを知らないんだから。
 片想いは、辛い。相手のことを知らないのも辛い。何より、何かをしたいのに
 隅で悩んでいることしかできない僕が、辛い……。

『いつまでそのようにうじうじしておるのだ……』
 つかの間の眠りの中で、誰かの声が聞こえた気がした。空を見ているうちに
 もう夜になり、もやもやした気持ちのままで、ベッドに倒れこんだ僕。
 不確かな気持ちと、行き場のない熱の狭間で、夜が明けるまで彷徨って、不
 安の中でまどろんでいた時、ふと聞こえた声。
 でも、それは誰の声か、ぼやけた意識では、分からない。

 ……なのに、どうしてなんだろう。
 震えてる。自分の体の奥にある、さっきまで『不確か』だったものが。それは消
 えることなく跳ね返り続ける音叉のように、澄んだ純音で心を揺さぶる。怯え
 てばかりの自分の中で、静かに、だけどはっきりと広がる波動。
 いつまでも、こうしてばかりではいられない。まるで覚醒するように。
「ただずっと、こんな状態なんて……嫌だよな……」

3この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:29:43
「本気か?お前まだ我等がなのはタンのことを知らなかったのか!?それが本
 当なら大いなる損失だ!キサマは人生の90%を損している!!」
「をゐ……いくら何でもそれはないだろ……」
 知人に放課後『なのはって子はどういう子なの』と聞いた瞬間、世の常識が覆
 るような迷台詞が、カウンターのように飛んでくる。
「これは本当に重症だな。ええい仕方がない!今から我が保有するなのはDVD
 と動画詰め合わせに、とらハ3作とGガンとサイバスターと月詠も貸そう!我ら
 がなのはタンのエロ画像……もとい魅力の前にry」

 恐ろしいまでの知人の剣幕に、数歩後ずさる僕。彼はアレでも普通に薦めて
 くれているのだろうが、そこまで強制されてもリアクションに困るw
 てゆーか、とらハとかGガンって、なのはとどんな関係が……。
「扉は開かれたのだ!個人的お勧めは、まず今から7日徹夜してとらハの全ED
 を制覇して、その後……と言いたいところだが……」
 閉鎖的な環境に生息する自分には、朝起きてすぐの謎布教は辛い。だが。
「じっくりそうやって覚醒させて逝きたい所なんだが、何しろ時間がないからな。
 ただちにダッシュで家に戻ってPCつけて、ここのHPを見やがれ」

4この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:30:13
 優しい……とは言えないが、それまでの口調とは違う、依頼のような言葉。
 しっかり『教材』は受け取らされたが、それは直筆で『nanoha』とだけ書かれて
 いる、一枚のCDだけだった。
 嘘くささと怪しさと、そういう黒い闘気を纏っている気もするが、それでもあんな
 に色々言われたら仕方がない。僕は一旦家に戻って、PCを立ち上げる。
 居心地がいいというか、僕が唯一落ち着く場所・家のPC。そこで僕は早速、
 場合によっては爆弾かも知れない、そのCDを入れてみる。
 所在なさげな顔で、しぶしぶその中身を開く……すると、次の瞬間。スクリーン
 を埋め尽くす勢いで、信じられない映像が飛び込んできた。

 見えるのは、暴風の中、虹のプロミネンスを放つ青色の女の子と、それを避け
 つつ巨大な魔力光を撃ち返す、なのはの姿だった。二人はぼろぼろで、
 けれど決してその手を緩めない。自分の持てる魔力と、『何か』の後押しを受け
 て、まるでファンタジーのような戦いを繰り広げている。
 
 夢に出てきそうな位好きな人が、そんな過酷な戦いに身を置いている……そ
 の衝撃を、一体どう表現すればいいんだろう。

 中には他にも、色々なファイルが入っていたが、内容は似ていた。アニメの中
 に出てくるような猫耳の子や、傷ついた翼を持つ少女。そして、彼女たちと
 逃げることなく戦い、傷つきながらも勝利を積み重ねていく、なのは。なんで逃
 げないのか、なんで戦っているのか、まるで分からない。
 込み入った頭脳が、こんなのきっと夢物語だ、空想の話だと主張するけど、そ
 んなんじゃない、正真正銘の事実だと、心が確信的に認知している。
 だけど……どうして、どうしてなのはが、こんな……。

5この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:30:34
『誰も信じちゃくれねーけど、お前なら分かるよな?ソレが本物だって』
 ものすごい勢いで知人に電話をかけたら、予知のように答えが返ってくる。
『知る人ぞ知るイベントでな。抽選で選ばれた子達が、己の全力をかけてひたす
 ら戦う。戦って、相手を倒して、最後の一人になるまでな。
 なーに、別に戦いっても死人は出ねぇ。まあ、別の意味で、リアルで氏ぬ奴は
 いるんだけどな。毎年ゴロゴロ』

 孤独だと思っていた僕。でも、こうやって戦っているなのはは?
 独りで、誰も助けてくれない場所で、巨大な力を持つ少女たちと、いつ終わる
 のかも知れない戦いを、えんえん続けている。
 海の果てにある孤島で、殺し合いを強要された中学生のように、小さなからだ
 を痛々しいほどに酷使して、精魂尽きるまで、一歩も退かずに……。
 
 深い絶望感のようなものを感じる。
 いくら僕が、なのはを助けたいと思った所で、その方法なんて一つもない……
 蒼ざめた顔で、絶望していた時。
『にしても、お前分かりやすいな。電話越しでも空気伝わってくるぜ、その絶望に
 染まった死刑囚みたいな空気がさ?けど安心汁。我等だってなのはタンのた
 めに、大いに役に立てるのだからな。元気出せ、方法は俺が知っている』
 てってー的に励ましモードのその言葉に、満ちていた絶望が少しずつ退いてい
 くのが分かる。僕にもできる、なのはへのサポート。それは。

6この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:31:03
『寂しい場所……おめーにはそう見えたかも知れねえ。まあ、しゃーないが。
 しかし考えてもみろ。そもそも『魔法』って奴は、『他の誰かのために戦う』優し
 さで強くなるってのが、基本法則ってもんだろ?』
 隠されていた、なのはの力。それは彼女一人の持つ力では決してなく……
『すなわち、なのはタンへの想い、燃え!MOE!萌えが、魔力の源なんだよ!』
 
 一対一の、避けられない戦闘を演じる少女たちは、それを応援するひとの一
 途な感情を糧に、『魔力』を発揮するという。遠くで応援する者たちが多い
 ならば多いほど魔力は高まり、少ないと逆に弱まる。
 想いが強い人ほど、当然少女に届く力は強い。しかし残念ながら、個々の想
 いの強さより、人数の方が、戦闘に関わるウェートは遥かに大きいらしい。

『君のような純粋な気持ちが、反映されにくいのは少し寂しいが……なのはタン
 の次の相手は真紅、貴様も知ってる高嶺の花、競馬で言えばインパクトだ。
 心からなのはタンハァハァの同志と仰ぐ貴殿には悪いが、今回はまさに奇跡
 を起こさない限り、なのはタンの勝利はあり得ないであろう……』

 傷だらけになりながら、人知れず戦ってきた、なのは。でも、もうすぐ魔砲を撃
 つこともなくなるという直前まで来て、最強の相手が立ち塞がる。
『けれどな、我々にはまだ武器がある。我々なのはタン・フリークが、真紅を超え
 ていくための、最後にして唯一の武器にして誇りが!!
 いいか、今から言う呪詛……もとい勝利の鍵で、『支援』というフォルダを空け
 るのだ!これが我々の、全力全開の魂の声!半角・nanoha!』

7この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:31:23
 瞳一杯に拡がったその映像は、やはりある意味殺伐としていた。でも、今まで
 の痛々しい映像とは違う。同じ戦場でありながらも、熱く、強く、そして時に胸の
 奥を暖めるような感動や、敵味方を超えた想いがそこにある。まさに、戦場
 の片隅に咲く花か、あるいは大地を癒す優しい風。
 秘密の花園とでも言うべきソレを見た後、改めて『戦場』を見直す。すると、濃
 密な想いの言葉が、さっき見た支援が、戦場に満ちているのが『感じられた』。

 吸い込まれるように、戦場に煌めく『気持ち』に魅入る僕に、知人が言う。
『いいもんだろ?『視える』奴には『視える』んだよ、アレが。アレこそ我々が丹精
 込めて、応援する人の元に届ける『支援』って名前のラブレター……
 まあ、中にはアノ良さに気付かねえ奴も居るが、まあとにかく、アレが沢山見ら
 れる試合が出来れば、勝負には勝ち、我が生涯に一片の悔いナシ。
 それに、アレに惹かれて、応援先を変えてくる人が出て、時々試合も勝っちま
 うこともあるし……それにやはり、愛を叫ぶことこそ我等が努めッ!』
 なのはの周りに満ちる魔萌(まほう)。それが、彼女が戦いの中見る景色なら。

 笑顔で勝利に笑うなのは。疲労の彼女の元へ駆け寄る、同僚や対戦相手の
 顔さえ、信じられないほど晴々とした笑顔だ。それを見て僕は確かに、『勝利
 の鍵』を認識した。何しろ、負けたって勝ったようなものなんだから。
『裏側覗くとこの戦争も結構面白いもんだろ?ちなみに、我等がなのはタンに愛
 のお届けをする時には、今から言う『観戦所』アドレスに接続して……』

 真になのはタンが好きなら、お前も何か書いてみればいい。
 実際お前、一目惚れした相手に手紙送って玉砕したことがあったろ?あの時
 に書いたみたいに、声に出してみろ。

8この手に、魔法を ◆SIHoKItAdE:2005/11/08(火) 21:31:51
 柔らかな光の中で、支援者に挨拶したり、エロ画像を求める愚民共を片っ端か
 ら烈光で薙ぎ払ったりしながら、手を振るなのはの映像が流れている。
 かなり自分とは距離がある子で、自分はもう、二度と姿も見られないのかも
 なと思っていた僕にも、届けられる言葉。
 愛を語れるほど、彼女を知らない。僕が送るのは、応援の萌文に過ぎないけど。

「僕にも、頑張って欲しい、応援したいって……届けられるんだよな」
 がんばって、キーボードに手を置く。
 届くのかは分からない。あの極限状態で、彼女は僕の言葉に目を止める?
 けど、このまま何もしないよりは、ずっとずっとマシだから。それに、例え彼女
 に気付かれなくても、想いは、彼女を少しでも護ってくれるかも知れない。

「行くよ……レイジングハート」
 くだらないことかも知れないけれど、呟いてみる。さっき見た『支援』で知った、
 よく彼女が呟いている、この魔法の言葉を。



       触れたら壊れそうな温もりが今、過去を離れて溢れ出す。
       ずっと側にいるから、悲しい影に惑わないで、と。

90083 Star light breaker:2005/11/08(火) 23:05:51
待ちに待ったときが来たのだ!!
多くの英霊が無駄死にでなかった証のために!!

アリサ・バニングス<英霊って私達のことかな
      )             _
   ' ´.⌒.^ 彡.        ミ'r===ミヽ 月村すずか
⌒* 〈从从))).       ((((ハ)))从 < そう、だと思うよバニング大尉
  ! l|゚ ヮ゚ノl| / ̄ ̄ ̄ ̄/从゚ヮ ゚l.|  )
 .ノ (!_!つつ / 黒騎士 /. と|!卯(|iつ(
 ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


   /'´   `ヽ             _        神奈「当然世も入っているのであろうな!なのは!
   il!((《⌒》)))           '´,、,、.`' ,     裏葉「神奈様、それはちょっとむしがいいのでは…」  
   il !!|.゚ ヮ゚ノi.|.           l l ^^ヾヽl    神奈 「なのはは余が友達だと申してくれたのじゃ!!
   ||l {x} y {x}   __ .    、|人゚ー ゚,iヽl         全力で戦ったものは皆友達であると!!」
   |_ハつ_^_.つ/'/_/     (、iiト y イii )    裏葉「神奈様…」(感化されていらっしゃる)
  /〈.ノヽ_ヽ_ヽ_.)二||        ,l_>==<_」\___  
|~ ̄] ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄|     (.ノヽ_ヽ_ヽ_〉\/

フェイトちゃんの敵討ちのために!!

フェイト・テスタロッサ
       ヘ.  |ヽ
.         >◎ |
    lヽ  ,、,、./||| .| 
   <)' ~´ハバ |||/
   | イノリノハ))||   なのは…
   ノ.人l|゚ -゚ノl|||、
  ( ( ,⊂)二!つ|| )
  `/ /〈i父i〉〉||'
  (⌒ (./!_jノ. ||

風は空に星は天に
そして
不屈の心はこの胸に!
レイジングハート!セットアップ!!

100083 Star light breaker:2005/11/08(火) 23:07:38
真紅よ!!

: : : _ ,, -=‐   / . ,    .: ィ:::::: . !::: : ノ/ !:l |:::: : ll,::::: : :| .l:::::: : : |::::: : ,: : : : : : l: |: : :|
‐'" ,-'´   :/  / ::::::: : : .:!:::: : .:!:: : / /  !| |:: .| ヽ::: . ', .l::::::: _,l-‐ー'l―: : : : l: |: : .|
 /: ::   :::/ /!::::: : : : : }:: : :/|:::: / l/   l'   !:::.:| ヽ::_ lr┼~: 亅::: |: : : : . l: |: : |、
'´: ::::: / :::/ /::l: :::: : :_:_./|::: |,!: / '    `  ヽ__レイ ニニ二- ,' ::::: / : : : : | |: : : . ! l
::::::::/ : ./:/ ::::,l:::::: : ´:/ ̄|:::7‐l-∟__     .'" !lン~/|'"''‐-、.\:ヽ./ : : : : / ./.|: : : / ',
://    :!/ ::_イ:::::::: : |  !r'ニ =.三ヽ、      ´  ,__ノο::::::',  ヽ/:::::.: ,'/.::/ .|:: : /   ',
. / .::::::::::l'./ : |::::::: .r|. / :/ .´,ノο:',            |:::::::::::r―''" /: : : ./l/: : ,l:: :/ ___ . ノ
/ ::::::::::::〃:  : |::::::: .| |ヽ!、l  |`'::::::__,l          l:: ,、::::`:7 / : : _/::: : : : :|_/〃r ‐" /
: : ::::::::/! : : , | ::::: :!.| ', `.ゝ !::_´-,┐         」:_!:_r'.!ノ/: : , -'/:: : : : ./,i 〃"  /
: : :::::/ |: : :/ : . !::::: :||  .l,   ヽ:::,l_/   ,         ー=二 --‐ " / : : : : ./ !_/    .'
: ::::/  ,!: : .〃  ∧::: l`_/!.   ̄    丶            ./.:   : / r|/
: ::/  .|: : / !:   ,'  X_ !/:::::l.           ___       . '´:: : .,-".///
: /  .|: ., |: : . !/  /~ : |           '´       ., '´:__, -, '´ /'´/
|  .l: l .| : : l   /::: :.  /!、             , '´, -',-‐'_/ ̄ /
`l   |,! ./|: | . / ::: : ,イ:/   `ヽ_          /, ''∠ :;‐'" _//_           |
 '    ` レ' !礀  ,' :: //:/      `‐-、      〃  ./  .〈,-ニ`ー, !   ',      |
       . !.|  .|::: ,/ 〃             ヾー-、    /       // ,'    ヽ     !:
        ヘ  |:: L_ !         _-- | ̄_二二/        /:/,/       !      l:
         ,ノ,l〃   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー-‐‐ヘ|∩  ,/ .      /:/,/    .  ヽ|    |:
      , -'"/ノ,ノ′      . _ 〈´二ヽ/二ニ l~        /:/,/           \    !: /
.    /   ,i"(_`ー-__, -''´::::::::::ヾ`ー   フ┴‐ーー- ,, _____/:/,/             ヽ ,' /
  /    .⌒~/ ̄ ̄::::::::::::::::::::::::::::::: !_  / ::::::::::::::::::::::::::::::::::~~ヽ            ヽ |
/ .    l .__!:::::::::::::::::::::::::::::__、:::::::'":::/":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !       ___-、   ヽ!
      | |::: !:::::::::::::::::::::: ̄::::::::|:::::::::"::::::―ー-、.::::::::::::::::::::::::::/ _, -'二ニ--ー‐'ヽ !    \
      | !、:::::::::::::::::::::::::::/::::|:::::::r::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l" -'": : ./: : : : :  ! !
       |  .! .\:::::::::::::::::::::::::::::/)‐~!、:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::/   ! ヽ: : : /::::ヽ: : : : : . ! ',
       | .|  |:::::::::::::::::::::::::/ /   . ! ヽ: :::::::::::::::::::::::::::::!   ', .ヽ: 礀:::::: ', : : : : : ヽヽ
       l/  .{::::::::::::::::::::/: ,/     !、: ゝ、::::::::::::::::::::::l    ヽヽ: :::::::::::::": : : : : ヽヽ

私は!帰って来たー!!

11リリカルシアター:2005/11/08(火) 23:29:14
魔法少女高町なのはは小学三年生である。
彼女はどんな相手だろうと決して対話を忘れようとしない平和主義者である。
今日はそんな彼女の親友を紹介しよう。
       )
    ' ´.⌒.^ 彡    アリサ・バニングス「よろしく」
  ⌒* 〈从从)))⌒ 
   ! l|^ヮ゚ノl| 
   ノ⊂)卯!つ
  (  く/_|_〉ノ
   `  し'ノ

    _
   '´.r===ミ彡
  ノ !リノノ))))))   月村すずか「よろしくお願いします」
 (  |.|゚ ヮ゚;l|
  と|.!)卯(|!つ
 (  く/_|_〉
  `  し'ノ


なのはを含めた三人組は非常に仲がいい。

クロノ「僕たちは考え違いをしていたようだ。ユーノ・スクライア、これになのはのなをつける。
ユーノなつき・スクライア→スクライアはスクライドに似ている→ユーノなつき・スクライド→
そしてスクライドはクライシスに似ている→ユーノなつき・クライシス。そしてノイズであるユーノを抜く。

淫獣「ノ!ノイズ!?」

残ったのは、なつき・クライシス つまりユーノはヘタレだったんだよ!!

 ,. - ' ´  ̄ ``  ‐- 、_  }}_,. - 、
'´              ヽ''    `ヽ、.___,.
   /             ──-- 、___,. -'´
.  /   /           ̄ i ヽ   \          ,. ‐,ニ=-
 /   /  /  //  jl     ヽ!  \   ヽ´ ̄ ̄ ``ヽ. / /.‐¬=- 、
/l   /  /  //  / l  l !  l   ヽヽ、}           ' ´ ̄``ヽ、
l l   l-ァー∠/--/-l  メ、j l l |  ヽ.ハ ′             ‐ 、 、 ヽ__       _
l l  li /ィ´,r=`ヽ/ / 〃ヒl`くl j l   ! |     / / /   、 ヽ.  \ヽ} ``ヽ、  ,ィ´__
l l  l/ト{ トッ::::} ///',rテ V//l l  l ! j / / / 〃 //1 l  ヽ  \.  i     `' ´  ___`ヽ、
l l  l   _ゞ..ソ '    ト:ソ//l l j  j レ'/ / ̄/_Z_フ〃 ト!j1 l l l  ヽ ヽ } ̄ `` ‐ 、 ´ ̄ `ヽ、``
l l  |     ̄´    , ー' / l ji /l /l / /,ィ´,ィぅ、ヽ ′/lムトj l l l   いV ̄ ̄ ` ‐ 、ヽ   \  \
'|!  |     ,. -‐┐   } レ'//r/l/Vイ ヽ{ トッ::リ    ,fi }〃/ l   l l_/__/,.ィj /l ヽl   \ ハ
.li  l     (  ノ  ,.イl l/ヘ. ヽ l  |   `ー'′    トリ1 }} l  jリ ,.=_-ミ// /トl、1 l l l ヽ ヽ.i}
-!  l` 、    ̄ _, ィ´l li |  ヽ ヽl  l       __  ' ゙' j 〃/l /LV イッ1 / / rテlヽ l l l トi  |ノ
ハ   ト、.__/、ー-ァ'/ // リ l  |    \l  l    i´  ノ  ,.イイ/イ /イリ   辷リ   .{:リ }jイ } }i l l リ
.い  l  } ` ‐- く/ l ,l ├-- 、_,.ヘ. ト、_  `ー‐' _,. '´/ /  l  l        '`'゙/ //!,リl リ lソ
. ヾi   ト、 j    l l`ト< l  ilヽヽ  `マ ヽヽ._7ー‐ '  / /   l   l    i´ ノ  / l/// j/
  l  トv′    l l j .j l ,リ l l   ',  ヽ ^1 ` ーrく / __,l  ト.ヽ、   ´,. ィ   l/
  _,l  li._    /// / / /  l l   ヽ===l    ll Y丁ヽ  |  l `¨トニ´  l l   |
'_,. -1  ト、ヽ、 /// / / ハ   l l    ヽ-- l    lj l l l い !   l__,l  ``Tn   |

    ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
    <   ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!    >
    <    cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   >
     ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨

これぐらい仲がよく付き合いがいい。

120083:2005/11/08(火) 23:55:10
名前: 無敵の予想屋 [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 00:29:28 ID:gGzl+iGb
真紅   75%
なのは  25%
これでも甘めに見積もってる。

 
 情けない、予想屋にこのような物言いを許すとは。


名前: メロン名無しさん [sage] 投稿日: 2005/11/08(火) 23:39:52 ID:???0
ローゼンの引き立て役乙


 これは、散っていった者たちへの冒涜だ!!

681 :(子) ◆U07733UhFQ sage:2005/08/30(火) 23:08:19 ID:nnXMnXc6  
確定です。各組1位のキャラが二回戦進出となります。

有効コードがある票の順位
1位 431票 真紅@ローゼンメイデン
2位 413票 フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのは
3位 79票 クロミ@おねがい マイメロディ


あの屈辱の日を忘れたことはない…

13名無しさんだよもそ:2005/11/09(水) 00:22:13
この「リリカルなのは」に出会えたこと、そ
れはまさに一つの奇跡と言えるだろう。彼女ら
が織り成す、心のこもった暖かいストーリーに、
私は何度も心を打たれた。特に、最後の二人
の別離シーンでは思わず涙を流してしまった。
全員の「なのは」支援者、投票者の
力を結集し、悔いのない戦いをしよう。
全く、敗北を恐れる必要などないのだ。
開始の時を今、ただ待つのみ。

スペシャルな支援で、
タイムリーな萌え文で、
lファンとしての想いで、
ラブな気持ちを押し出して、
インパクトで勝負して、
トークで盛り上げて、
ブレイヴを心に抱いて、
レスで繋がりを生みだして、
イリーガルは断固無視して、
力の限り萌え尽きて、
l番の戦いに、しよう。

14 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:51:11
       ,. ─- 、,,.___
      ,イ〃          `ヽ,__
.   N. {'             \
.  N. {               ヽ
.  N.ヽ`               〉  どうやら俺達は、とんでもない思い違いを
  N.ヽ`        ,.ィイ从       /    していたようだ。
.  ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく   
    lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i !   まずはこれを見ろ。
    ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ
       !  ̄  ii{_,.   ̄  /r'´  
       ,ゝ、  iー-ー、  , ' |\   
  -‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;;  |  ヾ''ー-
    /   ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ  :|
.   /   :ト、` ー-、 r--‐_'´/   |  
  / _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、  :|  
  T´ ヽ\l.0|   V /   / /  \ |

15 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:52:10
282 :『高町なのは支援者』入場SS ◆SIHoKItAdE :2005/11/09(水) 00:09:40 ID:VwYOKoRh
風の中、光を放ち闇を切り裂く小さな魔砲少女と、神奈陣営側で戦った時
は、その驚愕の燃え設定に、敵ながら度肝を抜かれた。
空往く神奈と壮絶な勢いで支援を撃ち合った後、私がこうして高町なのは
に支援しようと思ったのも、ごくごく自然な感情なのかも知れない。
星をも落とす勢いで、双方戦ったからこそ、芽生えた友情と尊敬の念。
はたしてそれはなのはへの燃えか、支援者に対する意識か。
天に居ます神にしか、それは分からぬことだろうが、そんな些細なことは別
に関係ない。例え何であれ、なのはへの支援熱は変わらないのだから。

そんな私は、まだ『なのは陣営の支援を通じてしか、彼女を知らない』。
しかも『動画の約半分は回線のためかDLできず、中身を見ていない』。
てってー的に救えないこの状況下での支援作りは、確かに辛くもあった。
……でも、書きたかったから。

不思議なことに、口では色々言ってても、心に迷いは無かった。理性や理
屈を超越した、まさに『拳で語り合った』双方の想いと、支援者の萌文。そ
の二つがあれば、後は自分の赴くままに、何かが出来ると思った。
心通わせた強敵(とも)にして、Gガンやサイバスターの歌が良く合う彼女
は他のアニメキャラより、1歩私(葉鍵ヲタ)に近い所に居る。

これだけの要素があるがゆえ、私は自信を持って、彼女に燃えた、そしてこ
の作品に心惹かれたと言うことが出来る。
胸に秘めた魔萌力をフル稼働し、私はSSを書く。さきの縦読SSの四番煎じ
に過ぎないのは分かってても、心の奥で『何か』が轟き叫ぶから……
……だから、暇な人は見てくれ、厭き厭きした駄文しか書けなかったけど!


  高町なのは支援SS  〜 この手に、魔法(しえん)を 〜
  ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/1648/1131440621/2-8

16 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:52:39
            ,. -─- 、._     
            ,. ‐'´      `‐、      
       /           ヽ、_/)ノ  
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ  
      i.    /          ̄l 7    
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/    高町なのはの支援SSじゃないか。
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l        これがどうしたんだ?
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /    
      /`゙i #       ´    ヽ  !       
    _/:::::::!             ,,..ゝ!      
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /       
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /          
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /

17 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:52:56
まだ気付かないのか?

いいか、この支援には、SSや紹介文に縦読みが仕掛けられて
いることは周知の事実だ。
だが、このSSの作者は神奈備命戦などでも、
掛詞を多用した和歌を作っていた。

つまり、このSSにも、そういったアナグラムが仕込まれているんだよ!


        ───―――
   /\       ヾ、-=====─-丶\`'‐ .,_ ___ _、ニミ 三.、/
 、.ヾ 丶丶----;‐ゝ、 -:==;─- .,∠ i.丶   /_.、 -‐''` `'‐.,
 } |  ⌒l l‐┬‐'-r.| .,(_Y_) __`' ``{ .二}ゝb'ソ_ ̄ ̄ | ̄
  丶 ⌒! !ニ!    l|   ̄ ̄  '''' 、d/ ̄リ`‐゙--    |
  丶.ノ(ゞ     \,_     _.、/  ..:;;ソ        |
   \'‐\i       ̄ ̄ ̄ 、..   .,__)`'‐--==ー
    |::\_、l            `  ̄ 、ト:::.       i
    |    :|                           !
    、ト  ::!          ⊂ニニニ:==‐ー     /

18 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:53:17
            ,. -─- 、._     
            ,. ‐'´      `‐、      
       /           ヽ、_/)ノ  
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ  
      i.    /          ̄l 7    
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/   アナグラム?
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l        
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /     一体どういうことなんだキバヤシ?
      /`゙i #       ´    ヽ  !       
    _/:::::::!             ,,..ゝ!      
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /       
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /          
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /

19 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:54:04
まだ気付かないのか?

いいか、このSS紹介文の上から11行目の文章は、
『てってー的に救えないこの状況下での支援作りは、確かに辛くもあった』

これは掛詞を用いた暗号だと考えられる。
ここで、対戦相手がローゼンの真紅だということを考えて、
第五ドールの彼女にちなんだ後ろから5・6文字目の『辛く』を別の読み方に直すと、
浮かび上がるメッセージは、

『てってー的に救えない子の上京下での私怨作りは、確かに真紅もあった』!

        ───―――
   /\       ヾ、-=====─-丶\`'‐ .,_ ___ _、ニミ 三.、/
 、.ヾ 丶丶----;‐ゝ、 -:==;─- .,∠ i.丶   /_.、 -‐''` `'‐.,
 } |  ⌒l l‐┬‐'-r.| .,(_Y_) __`' ``{ .二}ゝb'ソ_ ̄ ̄ | ̄
  丶 ⌒! !ニ!    l|   ̄ ̄  '''' 、d/ ̄リ`‐゙--    |
  丶.ノ(ゞ     \,_     _.、/  ..:;;ソ        |
   \'‐\i       ̄ ̄ ̄ 、..   .,__)`'‐--==ー
    |::\_、l            `  ̄ 、ト:::.       i
    |    :|                           !
    、ト  ::!          ⊂ニニニ:==‐ー     /

20 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:54:37
             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! !

            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー

21 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:55:37
       ,. ─- 、,,.___
      ,イ〃          `ヽ,__
.   N. {'             \
.  N. {               ヽ
.  N.ヽ`               〉   そう、実はこの◆SIHoKItAdE氏のSSは、
  N.ヽ`        ,.ィイ从       /   読者に真紅の恨みを惹起させる
.  ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく  悪魔のサブリミナルが施されていたんだ。
    lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i !  
    ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ    彼がそのようなことをした理由は何か?
       !  ̄  ii{_,.   ̄  /r'´     その答えは簡単だ。
       ,ゝ、  iー-ー、  , ' |\    
  -‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;;  |  ヾ''ー-  
    /   ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ  :|      
.   /   :ト、` ー-、 r--‐_'´/   |    
  / _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、  :|     
  T´ ヽ\l.0|   V /   / /  \ |

22 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:55:55
        ,   / `ー---─一''"~´ ̄`ヾヽ
      i  i| ilレ           ミミミミ''"`─- 、
    , .,i! i !/i  i         ミミミミヾ   ミヾ ゙ヽ
    .i  ,!i l.| ' i  ゞ       彡ミミミヾ   ミヾヾ  `ヽ
  ,  i!、k ヽ、 ヽ          彡ミミ   ミヾヾ    ゙
  li l ヾ、    ヾ        _,,==  ミヘベ
  , |i、ヽ  ヽ、     ヽ             ヾ ゙
  !ヾ ヽー- _ ー- ,,__         〃ヾ
  ヾヽヾ ‐- ,,___             /ソツ、ヾゞ、ヾヾ
   ` 、`ー- 、...,,─--  __,,     彡ソソ ヾゞゞミミ
  ヽ.、 `ー --- .,,─--  __,, 彡ソソノ,;  ,,-弋ミミミミ
    \ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
      ``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ ∧∧/
         ゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i  _`_-_'....'  li ゙_/   
        ゙i   ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;''  〃u \  実は彼こそが、
        ゙i  :ill::::::::;;  ソ::::;i,、,  ヾ:::::::;''' _,,ノ'  ,r-|」 決勝アリスゲームを避けるため、
         ゙i、  ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,,  ゙゙'''''"~´    l_|
          ヾ.イ        '''"..-一、   u   .lヽ  アンチローゼン厨を煽って
            ヽ     :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ     ,イ_〉 このトナメを破滅に導こうとしている、
             ゙i. u   ;;iェ'´ i'  ヾト!    ./:! \
              ゙!.    :;;Fi、   ,,.ツ   ./;:;:  ゙i  中国の多重厨だったんだよ!!
             ./゙i ヽ   ゙;ヽニ二ニ-'´  ./ :;:;  / ヘ
            / i  ヽ    :..,,-‐' /::;'  ;:; /  /∨\/

23 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:56:11
    、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
    _)                                                (_
    _)  ナ ゝ        ナ ゝ  /   ナ_``  -─;ァ              l7 l7   (_
    _)   ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o    (_
    )                                                (
    ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 /   , ,ィ ハ i、 、     !   /''⌒ヽ-─‐- 、     、ー'´         \ .イ   , ,ィ ハ i 、 .   |
 /イ  ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 |   ゝ ,、.___,  \  >       ,       !  | ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
  イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│  「 ./       u \  |  ≧  , ,ィ/ハヽ\   |   |/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
  r、H   ┴'rj h ‘┴ }'|ト、  |./        ヽ |  1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry   ┴ 〉   └'‐ :|rリ
  !t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|.   ヾi丶     u レ'
  ヾl.     fニニニヽ  u/‐'  :|r|  ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" }  ` ̄  !リ ヾl u  iニニニヽ   /|
    ト、  ヽ.   ノ u,イl.    ヾ! v  ヾ__ v イ‐' ヾl   ヾ_  v ./'    ト、  、__丿u ,イ ト、
   ,.| : \  `ニ´ / ; ト、    ト.、u L_ フ , ' |.    ト、u ヾー `> /.|.   ,| ::\     / ; / \
-‐''7 {' ::   ` ー '  ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' |    | :\   ̄ /,' ト、_ /〈 ::  ` ー '   ,'/   「
  /  \ ::       , '/  :|     `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ ::  `ー '   /,.イ   \::     /      |
 /     \    /     |        | ヽ-‐'´ _,.ヘ<  _::   _,. イ/ |     ,.へ、 /´\       |

24 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:56:38
 /   , ,ィ ハ i、 、     !  
 /イ  ,ィ/l/ l/ リ ヽ!ヽト、 .|   まずいぞキバヤシ!
  イ /r >rjヘ;=:r‐=tj<ヽ│ 
  r、H   ┴'rj h ┴'  }'|ト、  この陰謀を早く最萌参加者に伝えなければ・・・
  !t||. `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ 
  ヾl    iー-ー、   /‐' 
    ト、   `ニニ´   ,イl.   
   ,.| : \     ./ ; ト、   
-‐''7 {' ::   ` ー '  ,; ゝ:l`ー- ___.
  /  \ ::       , '/  :|     `'''ー- 、 
 /     \    /     |        | ヽ

25 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:56:54
     ,ィ, (fー--─‐- 、、
.    ,イ/〃        ヾ= 、
   N {                \
  ト.l ヽ               l    
 、ゝ丶         ,..ィ从    |
  \`.、_  __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、  |         ∧
   `ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ.     l\ /
.    |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄  ノ レ リ   __|  `  無駄だ!!!
    ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐'  ,ン   \    
      l    f,.ニニニヽ u /:|   _∠,  もうあのSSは公開され、
       ト、  ヽ.__.丿  ,イ |     /   多くの人に読まれている・・・
     _亅::ヽ、 ー   / i :ト、    ´ ̄|  
  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、   l/、  ,ヘ
    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l       ∨
   ヽl \\‐二ニ二三/ / /

26 ◆SIHoKItAdE:2005/11/09(水) 02:57:08
                       _,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、       __
      _,---‐" ̄\         /          ``ー‐-、   ノ   \
    /        ヽ      ;"                ) /      \
   /          |      /                |ノ/        \
  /    遅      |     |                 )/.|   ・  オ   |
  |    .す      |     |          ,;';;,,    /ノ |   ・   レ   |
  |    ぎ       |    |::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿 |   ・   達   |
  |    た       |    /:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;     |  ・   は.  |
  |    ん       |    `、;;::::::::::::::::;/ ),;'   :.'.,、   |  ・      |
  |    だ       |  ,へノ   `'''''"´   .:;     .:::_ヽ  |  ・       |
  |    ・        Y   \       .::;     ::::ゝ    .|  ・        |
  |    ・       ∧    \     ::::::、   .:;`     |     
  |    ・       |ヽ丶    \;;  :::;;;;::..,,、. ::i       | 
  |    ・       | `       \;;;;/    `゙"       \

27なのは支援縦読SS「無垢な出発」1:2005/11/09(水) 10:53:18
膝の上に座っているユーノ君。いつも通りおしゃべりしながらふと机の上
を見てみると、そこにはあの日、わたしのなまえを呼んでくれた、海辺で
抱きあったあの子と一緒に写った写真が置いてある。
「ええと…最初は敵同士だったんだよね。」
「てき? …ああ、フェイトのこと?」
部屋には私とユーノ君の二人だけ。ユーノ君はいつも通りのフェレット姿。
屋内ではこっちの方が身軽で動き易いんだって。そして今思い出すのは、そ
のユーノ君と同じ世界から来た、フェイトちゃんのこと…。
「かなり強くて最初は手も足も出なかった。何も出来ないまま負けちゃっ
たんだよね。私はフェイトちゃんにやられて気を失っちゃって…。
すこし、懐かしいなぁ」
みつめた先に見えるのは二つの笑顔。私とフェイトちゃんの笑顔。
「いきなりの戦いだったから、あれは仕方ないよ…」
つぶやくユーノ君。
もう、本当に強かったけど…。
不思議なほどに怖くはなくて。
安らかで綺麗な瞳をしてた。
「でも、それだけじゃないよ。フェイトちゃんは強くて、あの頃の私じゃ
フェイトちゃんにはどうしても勝てなかった。相手にならなくて、話をす
る暇も無かった…」
「ええと…だから仕方ないよ。あの時、なのはは対魔道士戦なんか初め
てのことで、素人同然だったんだから!」
「いや、大丈夫だよ。別に負けたことを落ち込んでるわけじゃないから。
ただ、あの頃のことを思い出して、ちょっと懐かしいと思っただけだから。
本当だよ?」
当時は敵わなくて落ち込んだりもしたけど、今では良い思い出。そんな私
を見て、ユーノ君は落ち込んでると思ったみたい。いつも一緒にいるから
知ってるけど、やっぱりユーノ君って優しい。魔法についても色々知って
るし、私の頼れるお師匠さん。
「これはこの間フェイトからこっそり聞いたことなんだけど、なのはのこ
と、最初は少し邪魔が入った、程度しか考えてなかったって。でもその子
がどんどん強くなっていってビックリしたって言ってた。あ、だけどこの
こと、僕が言ったってこと内緒にしといてね」
「わ、そんな風に思われたなんてちょっと意外。だけどあのときは本当に
くやしかった…。ジュエルシードを集めるためにもっと強くならなきゃっ
て思ったんだよね…」
扉をノックする音が聞こえた。今日はお出かけするから、お兄ちゃんが私
を呼びにきたみたい。お出かけ先はすずかちゃん家のお茶会。
「とっとと仕度しないと置いてくぞ」
『じゃあ、この話はこれでおしまい。行こっか』
たまに行くすずかちゃん家のお茶会。実はユーノ君も楽しみだったりします。

28なのは支援縦読SS「無垢な出発」2:2005/11/09(水) 10:54:46
優しい日差しの中を、お兄ちゃんと一緒に歩く。
「しかし、そう言えば前にすずかちゃん家に行ったとき、なのはが倒れてず
いぶん大変だったんだよなぁ」
嘘をついちゃった、あのときのことだ…。フェイトちゃんにやられてお庭
に倒れていた私。ユーノ君がお兄ちゃん達を呼んできてくれて…あそこに
居たみんなに心配をかけちゃった…。魔法のこととか言えないから、あの
場合嘘を付くのは仕方ないけど、ユーノ君を探してたと言ってもあんな場
所で転んで気絶しちゃったっていうのは、ちょっと説得力に欠けて現実
みが無かったかも。みんな黙ってたけど心配させてるのが分かってたから
つらかったなぁ…。
「けがが大したことが無くて良かったけど、またユーノ探しに夢中になっ
てどこかにいなくなる、なんていうのだけは勘弁してくれよ」
「夢中になんて…」
のあとの言葉が出てこなかった。たしかに、フェイトちゃんのことに夢
中だったかもしれない。
「にげないように、ユーノをカゴの中にでも入れておいたらどうだ?」
「逃げないよ、ユーノ君は賢いんだから。それにちゃんとお外に出してあ
げなきゃ可愛そうだよ。あのときは、ちょっと猫にビックリしただけで、
こんどは逃げたりしないもんねー」
『んー、僕は別にどっちでも良いんだけど」
『だめだよ、窮屈なカゴの中なんて』
「誰もいない場所で倒れたりしたら大変なんだぞ。あのときはユーノが…」
「もう…分かってるよ。お兄ちゃんってば心配しすぎ。でも、あのときは
知らず知らず皆に心配かけてごめんなさい。今度ユーノ君が逃げたりした
ら、みんなで探しにいくことにするね」
なんて会話をお兄ちゃんとしていたら、すずかちゃん家に到着。
「いや〜、しかし何度見ても大きな屋敷だな」
孤島のように、周りの木々からぽつんと建ってるすずかちゃん家のお屋敷。
独特の雰囲気に圧倒されながらもドアフォンを押す。しばらく待つといつも
のようにメイド長のノエルさんが出迎えてくれた。
海のような無限の広さを感じさせるお屋敷の奥にはみんな来ていて、私達
を待っていたみたい。ただでさえとても広いこのお屋敷の、更にずっと奥
深くにあるテラスに全員集合していた。
「いらっしゃい、なのはちゃん。
あっ、恭也さんもいらっしゃいませ」
「おはよう、なのは」
にっこり、すずかちゃんとアリサちゃんが挨拶してくる。
それに応じて私もご挨拶。お兄ちゃんと仲良しさんの忍さんも、お互い見つ
め合ってご挨拶。そのまま二人は忍さんのお部屋へ、私達はテラスに残っ
て子猫達に囲まれてお茶会を楽しむことに。
くるしいときも、楽しいときも、二人はいつも私と一緒にいてくれたっけ。

29なのは支援縦読SS「無垢な出発」3:2005/11/09(水) 10:56:00
寂しそうな目をしたフェイトちゃんの事、そしてジュエルシード集めのこと
しか考える余裕が無かったあの頃も、二人は一緒にいてくれようとしてた。
さすがに仲良しの二人だから私のちょっとした変化にも敏感で、そんな二人に
隠し事をしてること、すごく申し訳なかった…。
すぎたことかもしれないけど、未だに魔法のことは秘密にしてるから、その
一点だけは二人に対して秘密にしてることが後ろめたい。
途中、何度二人に魔法のことを相談しようと思ったか…。
「なのは、どうしたの? そんなにボケ〜っとしてたらまたあのときのこと
思い出しちゃうじゃないの」
「いや〜、実は前のお茶会のことを思い出していたのでした。また、ユーノ
君が逃げたりしないかな〜って。ところで、あのときって…私が悩んでたあ
のときのこと?」
「心ここに在らずって感じで、私達と居ても上の空だったじゃない。なのは
を怒って、どうしようも無いって分かってたつもりだけど、あれでなのはを
傷付けたんじゃないかって思うと私自身も少し落ち込んじゃったり…ええと
つまり、あのときは本当にごめん!」
「けっきょく、悩んでたのはフェイトちゃんのことだったんだっけ?」
「てへへ、迷惑かけてごめんね。フェイトちゃんのことだったんだけど、
いまはもう平気。あのときは相談できなかったけど今度何かあったら相談す
るね」

30なのは支援縦読SS「無垢な出発」4:2005/11/09(水) 10:56:55
ひとりで悩むのが辛いっていうのは、もう知ってるから…。
「とりあえず、フェイトのことはもう大丈夫なのよね?」
「みんなにはずいぶんと心配かけちゃったけど、本当にもう大丈夫だよ。あ
のときは私もフェイトちゃんもちょっと余裕が無かったんだけど、今は全て
おさまったから大丈夫。あ、でも二人のことをのけものとかにしようとか全
く思ってなかったんだよ? えっとその…」
「のけものって…そんなこと思ってるわけないじゃないの。でも二人だけの
秘密っていうのはちょ〜っと気に入らないわよね。私たちのいないところで
密かにどこでフェイトと出会ってたかなんて知らないけど、逢い引きなんて
するもんじゃないわ!」
「いや、アリサちゃん。逢い引きって…」
こまった顔をするすずかちゃん。ところで「あいびき」なんて言葉を使われ
ましても、意味が分からないのですが…。アリサちゃんの言い方から、こ
れはあまり良い意味じゃないような感じだけど…。
『その…ユーノ君? 「あいびき」ってどういう意味か知ってる?』
『うまく言えないけど…今は知らなくて良いことだと思うよ…』
「なのは、またボケ〜っとしてる。そんなに私たちといるのがつまらない?」
笑顔で意地悪そうにアリサちゃんが言ってくる。
「顔に書いてあるわよ。言ってる意味が分からないって。そりゃ成績トップ
の私よりなのはの語彙が少ないのは当然のことなんだけど」
「うわ…何気にアリサちゃんにヒドいこと言われてる気が。でも、どうした
らアリサちゃんみたいに国語の成績がよくなるのかなぁ?」
「のーぷろぶれむ! 学校の勉強なんてあまり出来なくても良いのよ」
「真面目に聞いてるんだから、真剣に答えてよー」
「実際そうじゃない? 国語の成績なんか良くても悪くてもなのははなのは
にしか出来ないことがあるでしょう?」
柔らかく微笑んだアリサちゃんは、さっき見せたような意地の悪い表情か
ら一変していた。
「かってな私の想像だけど、フェイトのことにしても、きっとなのはだから
なんとかなったことなんじゃない? 私とすずかの時みたいにさ」
愛しそうに話すアリサちゃん。そんな風に言われると照れるのですが…。
『僕もそう思うよ。魔力が高い子なら他にいるかもしれないけど、フェイト
がなのはに心を開いたのは、なのはがなのはだったからだと思うんだ』
「届くんだよね、なのはちゃんの声って。何て言えば良いのかな…。声だ
けじゃなくて心にまで届くような、そんな感じ。まるで魔法か何かみたい
に、心をドーンって貫く感じ?」
「いやー、そんな、皆買いかぶりすぎだよ」
「くだらないことで悩んでいないで、なのははなのはらしく笑ってなさい
よってこと。なのはは笑った顔が一番よく似合うんだから」

31なのは支援縦読SS「無垢な出発」5:2005/11/09(水) 10:57:51
触れあう3人の手。アリサちゃんとすずかちゃんの手が私の手の上に乗せら
れる。すずかちゃんは微笑みながら、アリサちゃんは照れ隠しに顔を背け
たまま。二人と友達で、本当に良かったって思う。もし友達じゃなかった
ら多分…いや、絶対に今の私はいなかったに違いない。これからもきっと
壊れることのない絆。二人がいたからこそ私はフェイトちゃんに声をかけら
れたんだと思う。フェイトちゃんにもこの温もりを感じてほしい。
そう思ったから、私はフェイトちゃんと友達になりたかったんだ。
うれしいことも悲しいことも分け合える、そんな大切なお友達。
なのはの大切な大切なお友達。
温かい二人の手を握ったままそんなことを考える。
「もう、なのはったら一体何をニヤニヤしてんのよ、気持ち悪い。やっぱ
り褒めすぎたかしら。笑ってる顔が似合うとは言ったけど、ニヤけた顔
が似合うなんて言ってないわよ。もう、手を離しなさいって!」
今、私はすごく幸せ。大好きなお友達がいて、大好きな家族がいて…。
過ぎたことはどんなものでも取り戻すことは出来ない。だからと言って過ぎ
去った過去を捨てたり逃げたりすれば良いってわけでもない。だって、過去
を乗り越えてきたからこそ、今の私達があるんだから。
「離さないよ〜。だって、アリサちゃんもすずかちゃんも、み〜んな、こ
れからもず〜っと一緒だから離してあげないもん」
溢れ出る嬉しい、楽しいって気持ち。この気持ちを忘れずに育てていってこ
れからも大切にしていきたいんだ。
出会いはきっと偶然。それがときには触れ合ってぶつかり合って、でも…。
「すずか! なのはに何か言って言ってやってよ!」
「ず〜っと友達ってことで良いじゃない。アリサちゃんも何だかんだ言
って顔がニヤけてるよ」
「と、とにかく離しなさいって。分かったから!」
側に友達がいるってことはこんなにも嬉しくて、楽しくて、そしてこんな
にも温かいっていうことをフェイトちゃんにも知ってほしいんだ。
「いつまでも一緒だよ、アリサちゃん、すずかちゃん。またケンカとかす
るかもしれないけど、いつまでも仲良しでいようね」
かなり恥ずかしいセリフを聞いて二人とも、そして多分私もだけど顔を赤
らめてる。だけど、こんなことを言えるのもやっぱり友達だから。

悲しそうで、だけど優しい目をしてたあの子。最初は名前も知らなかった
し、触れ合えずにただぶつかってばかりいた私とフェイトちゃん。だけど、
いままで、私たちの全てはまだ始まってもいなかったんだ。
影に怯えるばかりで、光を知らなかったフェイトちゃん。世界は温かい光
に満ち満ちてるよ、フェイトちゃんはここにいて良いよ、ここにいても迷
惑じゃないよ、って言いたかった。
わたしのなまえを呼んでくれた。
「なのは」って呼んでくれた。
いまはまだもうちょっと遠くて会えない日が続くけど、これから少しずつ
でいいから、私たちを始めて行こうね、フェイトちゃん。

32志保車:2005/11/09(水) 12:51:40
「なのはタン……もしも、この勝負に勝ったら、その……その、あの、わっ、私
 の始めて……貰ってくれるよね?」
「はい?わたしはレイジングハートタンにLoveなんだけど?フェイトちゃんは淫獣
 タンやるから代わりにそっちにで我慢してよ」
「ンぁあっ、綺麗……なのはタンの怒った顔見たら、ますます体が疼いて……
 ハァハァ(;´Д´)」
「アホかと。いい?空中戦っていうのは、もっと殺伐としてるべきなの。レイジング
 ハートの全力でいつ撃墜されてもおかしくない。そんな雰囲気がいいのに」
 アヒャ状態(に聞こえる)のフェイトの勇気を出した告白は、なのはに届かない。
 ……それを見たフェイトは、決意した。自分の恋のために、戦おうと。

 なのはに向けて幾つものプラズマ球を放ちながら、自らも戦斧・バルディッシュ
 の光刃を開放して、爆ぜるような速度で一気に間合いを詰める。
 はてしない想いを乗せたフェイトの初撃。その目は濡れた雌豹の輝き。なのは
 タンへの愛に狂ったその加速度は、なのはの予想を遥かに上回る。ディバイ
 ンバスターのチャージも、目標ロックオンも間に合わない。

「の……ぬ……なのはタンのエロ画像……フォトンハァハァ・百合の花園シフト・
 エロ画像―――――――――」
 ロクでもないことを絶叫しながら、大魔萌レベルの攻撃を間髪入れず叩き込む。
 画面全てを埋め尽くすような、閃光の嵐。咄嗟に防御するものの、フェイトは残
 像すら残さないほどの神速で背後に回り、稲妻の刃を振り下ろす!
「きぼんぬ―――――――――――――!!!」
 ぼけまくった台詞とは裏腹の、全てを圧する威力。以前の『本気の戦い』の時な
 んかよりも、確実に強い。だが。
「ぬあああぁぁぁぁっ、鬱陶しぃーーーーーーーーーーーっっ!!」

 クロスする二つの魔杖。なのはを穿つバルディッシュと、その一撃を食い止める
 レイジングハートの間でせめぎ合う力は、空間すら揺るがす余波を撒く。
 クロノやプレシアが見たなら、その馬鹿魔力に驚愕するに違いない。……だが、
 レイジングハートを構えたなのはが、その心にある負の魔力全てを篭めて、
 厨房フェイトを押し返していく。信じられない表情のフェイト。そこに。
「はっきり言ってフェイトちゃんって、頃したいほどウザいの。百合は静留ハウスに」
 ……刹那の沈黙と、笑顔。だがそれは『笑顔』というより、むしろ禍々しく……。
「カエレっ!スターライトおぉぉぉぉぉっブレイカぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
 エネルギーを最大級に高めた杖でフェイトを弾き飛ばすと、渾身のスターライトブ
 レイカーを、宙を舞うフェイトに解き放つ!!
「っ――――――――――!!!????」


 つかの間の空中戦は、なのは怒りのハイメガ粒子砲で決した。だが、物語はつ
 づいていく。フェイトがなのはタンにハァハァし続ける限り、なのはが諦めてくっつ
 く、その瞬間まで……。

33 ◆SIHoKItAdE:2005/11/10(木) 17:06:33
≡≡≡≡≡┃┃┃┃┃┗┛┃┃┃┃┃┃┗┛┃┃┃┃┃┃┗┛┃≡≡≡≡≡
          ┗┛┗┛┗━┻┛┗┛┗┛┗━━┛┗┛┗┛┗━┻┛
[[ナノハノエロ画像キボン!!]]
                                       ,r' "
これが私の全力全開!!                    ,r"   
   ヽl   ,、 l/             |。            ,i'   試しにちょっと、こうして
  〃")' ~´ヘヘ)"ヽ       \ 。○_/          !   作ってみたAAに萌文書いて、果た
  !( ソノ八)ヽ) ソ        ○。  ○。。       i:  して容量どれくらい食うのか、実験し
    ヾl.^ヮ゚ノ!.    )) 卩__ /   。  \ ―_  .i  てみたんだよもん。
o=====U===∩====[]コ[i(●==冫。 。 ○――――     みてられねーような縦読については、
     /ソ、j、iヾ.   ))  |ノ ̄ ̄○   。  。二  ̄ ̄ ̄  たのむから何も言わないでくれぃww
    ~(ノ!_j~´          /。 。 ○。        i、    
                  。  ○ 。ノ\  <<高町なのは@魔法少女リリカルなのは>>
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[[コード]]
  ヽl   ,、 l/ <全力全開なのー!
〃")' ~´ヘヘ)"ヽ       \ 。_ /      _二=─- ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ─=二_
!( ソノ八)ヽ) ソ        ○  ○。/  二 ̄     ‐´             `ヽ    二
  ヾl_ ゚(フノ!  》 卩__ /。  。  \  ̄=二__/                 二二 ̄
o===U===∩=[]コ[i(●   。   ○――― _ / ̄ ̄─────── ̄ ̄ ̄ ̄  \
  ./ソ、j、iヾ  》  リ ̄ ̄○ 。 。  ――――――――――――☆           ヽ
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34 ◆SIHoKItAdE:2005/11/13(日) 00:10:41
 遥かな道の最果てに、少女は佇んでいた。
 かつて、この場所にまで辿り着いたのは、数多の少女達の中でも、たった8人。
 空を奔り、光を放ち、幾度の戦いを潜り抜けて此処まで来た。

 響く歓声、そして時に罵声も受けながらやって来た、グランドファイナル。
 いつもの熱気や視線、自分を後押ししてくれた数々の支援、そして最後の時を迎え
 ているこの場所が発する、『言葉』。期待、興奮、不安……無数の『感情』を内包す
 る票技場の真中で、もうすぐ終焉へ向けての試合が始まる。

 祈るような視線で、これから自分が行く場所を見やる。その後ろに伸びる細い陰
 りに包まれた廊下は、振り返るとその過酷さと寂しさに、押し潰されそうなほど長く、
 はかり知れないほど壮絶に、今までの激戦と、自分が来た場所の意味を物語る。
 ……私は、本当に、こんな場所に来てもいいの?
 奇跡を重ねて、ついに『最萌』のすぐ手前まで来た、なのは。その心に刻まれた傷
 跡は、今になって戸惑いばかりを撒き散らす。その顔は、試合前のファイナリスト
 には程遠い、年相応の……迷子になった小学生の顔だった。

          なのは入場SS  ―― 声援を継ぐ者 ――


 真夜中の投票スレで、なのはは今まで全力全開で戦ってきた。
 夜闇を照らし、光を放ち、応援してくれるみんなの願いを背負って、戦った。激戦の
 中で、時には絆を生み、時には憎まれ、時には一緒に笑い合い……辿り着いたこ
 の場所で、なのはは緊張と、不安の表情を見せていた。
 蒼星石。舞台を挟んで、遠くに向き合う彼女の、二色の瞳を見た瞬間、その気配
 に、何とも言えない凛々しさと、気品と……確かな想いの色を感じた。今にも空気に
 溶けてしまうほどに揺らめく、自分の強さと反対の。
 けど、なのはには分かる。彼女が不器用なほど誠実で……それ故の苦悩を背負っ
 ているひとなんだ、ということが。

 流れる大気に乗って、相手の気配が届く。冬の空気よりもなお透き通るそれは、逃
 れられない過去も、未来も、全て受け入れた先にある『覚悟』そのもの。隣で励まし
 ている、賑やかな翠の姉と共に、トーナメント最後の時を全力で戦うと……そう力強
 く告げていた。

 涙を流しながら、みんなが半狂乱で作ってくれたた魔力(しえん)も、壮絶な準決勝
 の中で、全て使い尽くされた。準決勝の時の波乱の風も今はない。なのはを包む
 粒子の光は、何かを吹っ切れていない色。これでは、実力は出し切れない。


 迷いは体の震えに、震えは確かな気配になり、気配はなのはを更に揺さぶる。
 いつまでもこのままじゃいけない。それは分かってる。
 なのに、何故か自信が持てなくて、全力を出していいのか不安で、票技場に否応な
 く満ち満ちる雰囲気に、押し潰されそうになる。人は誰もそう。不安や緊張に
 包まれてしまうと、傍にいる仲間の声さえ、聞こえなくなる。強張るなのはの手を包
 み込むフェイトの温もりも、それを見守るレイジングハートの心模様も。
 込み上げる重圧。そして、準決勝で残した、引っ掛り。戦うどころか、自分を追い込
 むばかりで……。

「温かい紅茶飲む?出る時に、なのはのお母さんから貰ってきたんだけど……」
 もうすぐ選手入場。それまでに固まった心を解そうとする、セコンドのフェイト。
「り、リラックスしようとはしてるんだけど、最後だって思うとやっぱり緊張して……」
 にも関わらず、力みが取れない。心がなかなか、言うことを聞かない。

 出場の7月31日から今日まで、負けることなく勝ち進んできた。その間、無数の出
 会いがあった。辛いことも、嬉しいこともあった。でも『投票』である以上、毎日、去
 っていかなくてはならない人がいる。もしかしたら、自分よりも、あの人の方が残っ
 た方が、良かったのに……そう、考えたくなるほどの人さえも。

35 ◆SIHoKItAdE:2005/11/13(日) 00:11:14
 真剣に、何かを守りたい、誰かの辛さを分かち合いたいと願えること。それはき
 っと、魔法を手にして得られた強さ。でも、勝者と敗者が必ず別たれる最萌では、
 白々しいと思われたり、避けられない別れにかえって苦悩してしまう。
 なぜ、必ず別れがあるのか。どうして、いつの間にか、こんなに寂しいのか。

 雪の結晶に、例えられるかも知れない。いくらしっかりしていても、小学校三年生
 の精神力。穢れを知らず、周囲の大人が羨ましがる輝きを持っていても、最萌の
 ような戦いには向かない。フェイトとの戦いで全力全開を出し切れたのも、伝えよ
 うとする想いの他に、戦いの後も、友達として出会える予感を感じた……それ
 に由来していたのかも知れない。

 どうしても、『別れ』が避けられない最萌。しかも、相手もまた『闇の組織』のような
 これでもか、という悪ではなく、背負う人のために戦っている。
 まるでそれは、自分自身、ないし自分の大切にしたい誰かとの戦いだった。
 できれば避けたいけど、運命にはどうしても逆らえない。
 もし、相手に勝利を譲れば、自分を信じてくれた支援者達への裏切りになる。

 素直に、全力で戦ってきた今までの試合を、なのはは忘れていた。全魔力を愚
 直なまでにばら撒いて、相手と必死にぶつかってきたことを。
 なのはが放つ魔力と相手の萌えとがぶつかる中、双方の支援者たちが咲かせる
 言の葉や、支援の数々……衝突する二つの萌えと、その周囲を埋め尽くす、言
 葉の熱さやキモさ、綺麗さのことを。


 鉄のように重い心。でも、其の時ふと、なのはの視界に捕らえられる、小さな一つ
 のきらきらしたものがあった。
 羽が空を舞い落ちるように、虚空を頼りなげに漂うその光は、懐かしい暖かさを
 纏って、なのはの手の中に止まった。そう、それまで戦いのたびに、なのは、頑張
 って!と、励ましてくれた……決勝戦の舞台の前に来てからは、見えなくなってい
 た、名前もない誰かの、願いの言葉。

『僕は準決勝でやっとなのはに投票したんだけど、それでも聞いて欲しい。支援
 を見て、なのはに萌えて、それから4日で、もう決勝になってしまいました』

 動画でもない、支援でもない。
 かつて投票所を席巻した、縦読みでもなければ回文でもAAでもない。
 しかし、なんでだろう。不思議となのははそのレスを読み進めていた。言葉は拙く
 ても、技術とかネタとは違う、『何か』をそこから感じたから。冷えた心を、暖めて
 くれる、不思議な温もりを……。

36 ◆SIHoKItAdE:2005/11/13(日) 00:11:42
『傷つきながらも頑張る姿は、僕の中では最萌でした。準決勝から今日まで、本当に
 つかの間だったけど、応援できて嬉しい。レイジングハートと最後まで頑張れ!
 くだらない文章だけで、縦読みとかもできないけど、<<高町なのは>>に一票!』

 ただ、それだけのシンプルなレス。それなのに、どうしてだろう?何故かこの文から
 びっくりするほど『純粋な願い』が感じられる。それが扉を開けて、なのはの心の中
 に、優しい風が……さっきまで見失っていたものが広がっていく。

 優しい言葉。そう、今までだって、例え試合会場に姿は見えなくても、大勢の人が優
 しく見守ってくれていた。支援者のみんな。お父さん、お母さん。それに……。
 くじけそうだった心に、もう一度、萌えの光が戻る。
 なんだ、そんなことだったんだ……。『自分』を取り戻したなのはに、力強く頷いてく
 れるレイジングハート。そう。いつだってそうだ。戦いの中にある時さえ、見守ってい
 る誰かが、その言葉がすぐ傍にある。


『君達の愛するなのはタンのために、新作M@Dを作成した!これこそなのはタン萌え
 の正義の証である!これを見た同志諸君、いざ投票せよ!ジーク・なのはっ!!』

『そこはかとなく燃え文をば。私は高町なのははこの最萌で初めて知ったがんだ、そ
 のりかいふのうな燃え燃え魔砲は見てて凶悪だし!支援に出てきたOPの、アノ微
 笑はいいしねえ!!それに何よりも、スターライトブレイカーより凶悪な、物憂げな
 顔激超究極馬鹿に魂直撃!!!あんな色っぽい表情、いくらなんでもちょっと反則
 だ萌え!!!……てことで、私の唯一の能力・電波縦読み投票で、優勝まで、届
 けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーっっ!!<<高町なのは>>』

 守りたい、みんなの願い。小さな背中を後押ししてくれた、一杯の言葉。今まで曇
 り硝子の向こうに居たような不鮮明さが、一転する。
 抜粋された支援の数々。奇跡を願うみんなの声。運命すらも揺るがす、意思……
 きっとそれらは、この日この時になのはに読まれることを、長い間、待ち続けてき
 たのだろう。優しさという鎖に雁字搦めにされるなのはに、守って欲しいもの、戦
 いの中でこそ、伝えられる何かもあった筈だと伝えたくて。

 願いと意思が摩擦を起こし、胸の奥から、強い力が生まれていく。
 いつものありふれた出来事や、何でもないありふれたアドバイス一つでも、人の心
 は変わることがある。
 一つのきっかけは連鎖して、それまでのぎこちない心が嘘のように、深く萌え立
 つ確かな魔力。それはこれまでと同等……ないし、それ以上の、バカ魔力だった。

37 ◆SIHoKItAdE:2005/11/13(日) 00:12:23


「時間ぎりぎりになって、ようやくなのはちゃんに『魂』がかかったな。漏れはこの瞬間
 を信じて待ってたんだよ!なのはちゃんは自分で立ち直れる強いコなんだよ!」
「越えなきゃいけない壁は、ちゃんと越えていけるよ。なのはは」
「ええまったく。それがなのはタンクオリティ……って、見ない顔だけどあんた誰!?」

 刻まれていくカウントダウンの中で、頑張る気持ちを取り戻したなのは。
 まるで人が変わったようなその笑顔は、先程までとは打って変わって、普段の見慣
 れた笑顔に近い。でもその顔は、フェイトやユーノ達と出会う前とは明らかに違っ
 た、確かな強さも垣間見える。その顔に惚れ惚れとなる、なのは厨観戦席。
 
 悲しいことや、辛いこともたくさんあった。入院中の父を見舞いながら、喫茶店の忙
 しい合間を縫って、愛情を注いだ母との絆。辛過ぎる過去を背負うフェイトに、微笑
 みを取り戻した、優しさ。そして、名前すら分からない支援者たちの声援に、必死
 の思いで応え続けてきた、強さ。そんな色々な出来事の、最果ての笑顔。
 記念の『思い出』を詰め込んで、どんなに重たくても必死で運んで……最萌厨の記
 憶に、確かなものを刻んでいったからこそ、あの最高の笑顔があるのだろう。


「まったく、いつもは運動音痴で、ボケ〜っとしてるのに……」
「ってゆーか、アレは天使だろ。なんか色気もとい貫禄さえあるような希ガス」
「すごく強くなったよね。ちょっと前まで駆け出しだったのに、もうビックリだよ」
 ぐんぐん力をつけて、ついに此処に辿り着くまでに至った、まだ小学生の女の子。
 にも関わらず、時にはドジで、時にはあどけなくて。

「受けは悪くないキャラだとは思ってたけど、マジでここまで来るとはな。感無量だぜ」
「けど、いいんじゃない?俺達支援人にとっては、ある意味嬉しい悲鳴だけど」
「止まることなく、優勝(あす)に〜向かい〜羽ばたいて〜〜♪」
 めちゃくちゃな会話が、期待にざわめく票技場で繰り広げられる。でももう、心配す
 る人は居なかった。みんな信じていた。あれなら大丈夫だ、と。

 君はもう弱虫じゃない。決勝にふさわしくない場違いなコでもない。折れ達なのは厨
 は少なくともそう思ってる。だって、あれだけの支援と、あれだけの声援がある。

 光輝く言葉が、大舞台を覆っている。蒼いドールへの声援と、魔砲少女への応援
 の気持ちが、まるで桜吹雪のように、たくさん、きらきらと。
 天使のような二人の、これから始まる試合への思い。今日が祭の終わりと、各人が
 使える全ての魂と、技術を集めて贈る言葉に、選手入場を告げる鐘が鳴る。

38 ◆SIHoKItAdE:2005/11/13(日) 00:12:47
 あの予選から、今日まで。7回の試合の間に失ったものと、手に入れたもの。いつ
 の間にか過ぎ去っていた日々の中には、たくさんの出来事があった。
 日毎に去って行く者、日毎に集って来る者。この祭に参加した、何万人もの人々の
 胸の中には、それだけの数の萌えが、思想があった。そして、この時。祭の終わり
 に相応しい、数多の伝説を生んだこの場所で。

 灯された萌えの光をその胸に、全力全開の魔法を見せてくれ。それができればき
 っと後悔することはない。正直勝っても、負けてもいい。
 ただ、素晴らしい萌えを……その願いは、こちらも、向こうの蒼星石側も同じ。

「永久に終わらない祭はないけど、萌合の記録と支援の記憶は残るみたいなことを、
 遠い昔にさる御方から聞いたが……この試合も、良い雰囲気よのぅ……」
 のんびりと、懐かしい口調で、いかにも古参の名無しが呟く。でも、両者の萌える
 炎は、確かにそんな試合を見せてくれると、不思議な期待を抱かせる。


 深い想いを抱く二人が、恒例のアナウンスに従って、今、票技場の舞台に登る。
 いつも見てきた選手の姿と、声援を贈るセコンドの姿が、熱と萌えにざわめく夜の
 闇の中に……最後の姿を浮かび上がらせる。

 解放される、精霊『レンピカ』と、意思ある杖『レイジングハート』に、観戦者達が大
 きな声援を贈る。響き渡る言葉の中、嫌が応にも増していく、期待と、二人の魔力。
 放たれる力は萌え。轟く歓声は賛辞。
 てってー的に、暴れて見せてくれ、蒼星石、そして高町なのはッ!!!!

 自分の全てをかけて、杖に魔力を集中するなのは。最後の瞬間を、迷わずに、自
 由に頑張ると、そんな声が確かに聞こえる。なのはを応援する馬鹿たちの、想い
 の力を乗せて、すぐそこに迫った試合開始の時のため……いや、試合の先にある
 扉を開くため。


 ……その萌合の果てにあるのは何か。
 開始の合図から22時間後の、祭りの終わりの時、どちらが勝利しているか。
 いちいち気にするのは、やめておく。今はただ、なのはの素晴らしい『魔萌』を待っ
 ていよう。2005年、アニメ最萌トーナメントの最後の時に、相応しい試合となって
 くれることを祈りつつ……。

39なのは支援:2005/11/13(日) 03:32:27
わかりやすい魔法講座

⌒*(・∀・)*⌒ 「攻撃と防御は戦いの基本だよ!」

プロテクション       ラウンドシールド
│銀│桂│香│     │  │桂│香│
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│金│角│  │     │金│銀│  │
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│歩│歩│歩│     │歩│歩│歩│
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│  │  │  │     │  │  │  │        
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤ 
│  │歩│  │     │  │歩│銀│
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│  │  │  │     │  │  │  │
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│歩│  │歩│     │歩│  │歩│
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤
│  │飛│  │     │  │飛│  │
┼─┼─┼─┤     ┼─┼─┼─┤ 
│  │桂│香│     │  │桂│香│
ディバインバスター ディバインバスター強化型

/(・_・)\ 「なのは…これは単なる棒銀…」
⌒*(・∀・)*⌒「次は応用編に行くよ」

40なのは支援:2005/11/13(日) 03:33:11
わかりやすい魔法講座2

⌒*(・∀・)*⌒「敵をかく乱させて最後は動きを封じる
         待ち駒は卑怯な戦法じゃないよ」


├─┼─┼─┼─┼        ├─┼─┼─┼─┼─┼
│  │  │  │桂│        │  │  │  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼        ├─┼─┼─┼─┼─┼
│  │  │歩│  │        │  │銀│玉│銀│  │

├─┼─┼─┼─┼        ├─┼─┼─┼─┼─┼

│歩│歩│  │歩│        │金│  │  │  │金│
├─┼─┼─┼─┼        ├─┼─┼─┼─┼─┼
│  │角│飛│  │        │  │  │  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼        ├─┼─┼─┼─┼─┼
│香│桂│銀│金│        ライトニングバインド(玉は敵玉です)
└─┴─┴─┴─┴  
ディバインシューター

/(・_・)\ 「これは鬼殺し…」
⌒*(・∀・)*⌒「さぁ、最後はもちろんアレだよ!」

41なのは支援:2005/11/13(日) 03:33:51
わかりやすい魔法講座3
⌒*(・∀・)*⌒「もちろん最後はこれ!」

├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │  │  │  │  │  │  │歩│  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│歩│  │歩│銀│歩│銀│  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│角│歩│桂│歩│  │歩│歩│  │歩│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │  │  │  │飛│  │  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│香│  │  │金│玉│金│  │桂│香│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
スターライトブレイカー

⌒*(・∀・)*⌒「相手陣を守備ごとふっとばしちゃうよ」
/(・_・)\ 「かにかに銀…」
⌒*(・∀・)*⌒「みんなも魔法を習って強くなろう!」
/(・_・)\「続いて詰め将棋のコーナー」

42まじめな解説:2005/11/13(日) 03:42:07
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│香│桂│  │  │玉│  │角│桂│香│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │飛│  │  │  │  │金│  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │  │歩│歩│銀│金│銀│歩│歩│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│歩│  │  │  │歩│歩│歩│  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │歩│  │  │  │  │  │歩│  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│歩│  │歩│銀│歩│銀│  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│角│歩│  │歩│  │歩│歩│  │歩│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│  │  │  │  │飛│  │  │  │  │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│香│桂│  │金│玉│金│  │桂│香│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
スターライトブレイカー(かにかに銀)は、プロ棋士が開発した優秀な戦法です。
ここから、▲5五歩 △同歩▲同銀 △5四歩 ▲5 三角成!△同金
▲5四銀 △同金 ▲ △同飛 で先手優勢
5三銀ならじっと飛車を引いて5四歩から5三に打ち込みを狙えば必勝でしょう。
受けるのが苦手なアマ相手では特に優秀な戦法です。
一方的に攻め潰してやりましょう!
逆に手がついたらはいそれまでよなので、気の弱い人にはお勧めできません。

43なのは支援、複合型縦読み文:2005/11/13(日) 06:59:53
このアニメ最萌トーナメントを通じてそこから学び得たものは、人の数だけ萌えの形が存在するということ。そしてまた、ここでは数多く
のキャラクターに出会えるので、いまの今まで知らなかったキャラクターを初めて知るきっかけにもなって、これまでより更に萌えの輪を
広げていくことが出来る。そして、その想いは更に広がって人はまた新しい萌えを見つけていくことができる、ということ。
いまでこそ文章をこのようにして書いているのだけど、ここを初めて知ったときは投票なんてせずに勝負の行方は自然に任せて、まるで
空気のようにROMってどちらが勝つのかは完全に人任せにするつもりだった。でもそう思っていたが、多くの支持者が熱く支援している
のを見ていると、ただ見て暮らしてるその時間がすごく無駄なものに思えてきたので、人が投票するのを黙ってただ見ているだけという
下らないその考えを捨てて我が萌えキャラにちゃんと投票をして、トーナメント上位まで繋げられるように精一杯支援しけようという気持ち
になった。…と偉そうにいっても、縦読SSに触発され初めて文を書いたのが準決勝のときで、しかも支援があまり見向きされなかった私
は、少し悲しい想いを抱いたものだ。しかしそれでも、いや、だからこそ決勝戦ではぜったい私の支援で少しでもなのはの票を伸ばそうと
幾度となく縦読み文を考えた。前回準決勝の試合では縦読合戦が行われてたので、きっと普通の縦読み文ではアピールできないだろうと
千思万考して、思い付いたものが、既にスレに貼ってあるように文章に複数の文がはいっている、複合型の縦読み文。
幾人くらいの感想がもらえるのだろうと不安に思っていたら、何故かいつの間にかかなりの人気になっていてビックリ。
万感の思いでやっと完成させた文だったので、そのぶんこれだけたくさんレスがついたことは嬉しかったし、何よりも私の支援によって、な
のはに1票をいれてくれた人がいるということは支援しつづけてきた私にとって幾ら言葉があっても足りないほどの喜びである。何だか私一
人の考え、願い等を書いただけでなのはへの支援とはかなりかけ離れたものになってしまったが、実は私はこのイベントの主な目的は達し
たという気がしている。このイベントの主たる目的はつまり、トーナメントの中で勝ち残ることではなく各々の萌えキャラの魅力を伝え、分か
ち合って人々に萌えキャラを広めることだと思っている。試合はそのための手段で、本当は勝負など関係ないのではないか。支援する人間
がそんなことを言っていてはダメではないかと思うが、そういった考えこそがこのトーナメントの根底にあるものだと思っている。
いろんなことを言ってきたが、これが私の考え。なんてこと言ってても、どうしてもここまで来たら勝ちたいという気持ちがあるのも事実。あえ
て色んなことは言わないけど、一つだけ…。私はなのはの支援者だけど、この「萌え」という気持ちそのものはきっと多くの人に…

伝え合っていける。

44名無しさんだよもそ:2005/11/13(日) 19:02:10
レイジングハート 著す

高町なのは開発計画

高町なのはの分析
1身体面
 運動神経→悪い 健康である。体力にやや不安。
2、精神面
素直、一本気、努力家。
総合診断 小細工は苦手。正面からの力押しを中心とする。
3、魔力面
 魔力のキャパに問題なし。魔力のコントロールも一級品。ともにAAAクラス。
 ただし、魔力を扱った経験が皆無であり、期間を考えるとバリエーションを絞らざるを得ない。

1、2、3を鑑みた結論。
1、により近接戦闘は不可である。3、を生かすために主に遠距離を中心に戦略を組み立てる。まずは戦闘の軸を作るのが先決であるため、射撃系の攻撃力向上と精度の向上を当面の目標とする。
モデル→スナイパー

45名無しさんだよもそ:2005/11/13(日) 19:03:02
 高町なのは開発計画2
フェイト・テスタロッサとの接触により、現状の問題点が判明。可及的速やかに問題点の整理と解決策の上申を必要とする。

 問題点 戦闘経過を見るに単純な力不足である。戦意の低さを割り引いても実力の不足は隠し切れない。
 解決策 戦力の底上げ以外になし→どこを向上するか?

近接戦闘→身体的能力、キャリア、魔法のバリエーション、どこをとっても短期的に埋めるのは難しい。
結論 基本的にこの距離は捨てる。最低限の牽制と強固な防御で対応する。

中距離戦闘→キャリアとバリエーションではこちらも勝算は薄い。ただし、総合的なキャパはこちらが上回っている可能性が高い。
結論 小細工が苦手である以上取れるべき戦略は少ない。万能系の敵の攻撃の穴をつくには力押しで耐えること。当たったら足を止められる強力な一撃で威嚇を兼ねて主導権を握る。

遠距離→おそらくは唯一の穴。しかし、フェイト戦闘スタイルが近、中距離戦闘を主体にする以上チャンスは各段に少ない。キャリアを考えると主導権をとられる可能性が高く、機動性で翻弄できず、正面攻撃を是とする以上実質的にチャンスはない。
結論 時間が限られている以上捨てざるをえない。

 総合結論 攻撃能力の向上とともに防御力の格段の向上をはかる。いくら被弾しようと装甲を破れなければ問題はない。分が悪いかけだが全ては一撃当ててからだ。
モデル→メルカバMk-3

補足 同時に精神面での成長も必要である

46名無しさんだよもそ:2005/11/13(日) 19:03:47
高町なのは開発計画3

戦闘を形にもって言ったものの力不足では敗退。かけなどという生易しい考えでは、勝てないことが判明。必勝の理を持って勝負を挑む。

基本事項、高町なのはの能力→上記に狂いなし、変更のようなし.
各距離の戦闘における両者の能力差→2より大きな変更点なし。

以上二点を踏まえたうえであらたな戦略を構築する。

近→牽制、回避、防御を中心とし、あくまで主軸におかない。
中→互いに得意距離であるだけに引くことは認められない、魔法制御能力を生かし、シューターに磨きをかけ、圧倒することを狙う。
  同時に更なる攻撃力の向上を狙う→○特計画
遠→完全にこちらの土俵であるが、攻撃成功確率は低い。→○特計画

○特計画 近距離、中距離で五分以上の戦いを行っても確実に勝てる見込みはない。よくて五分五分である。そこで唯一習得している拘束系魔法を使って必殺の一撃をたたきこむことにする。
モデル アレクサンドロス以来の必勝戦法 鉄槌と鉄床戦法。

47名無しさんだよもそ:2006/09/03(日) 13:53:24
まだ生きてるかな?

48名無しさんだよもそ:2007/07/07(土) 04:06:37
とりあえず足跡


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