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空笛。
1
:
羅樹
◆VhBVomHUSw
:2011/07/27(水) 15:47:16 HOST:p02ecb1.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp
@ご挨拶
はじめまして、”らき”と申します。書くのは初めてではないですが、何卒よろしくお願いします。
完全に自己満足で作るので、そこんとこよろしくお願いします。
タイトルの読みは「そらてき」、です。間違って「そらふえ」と読まないようにb
登場人物:
・小宮山 環光(こみやま わひか)…14歳。・ユマ(__)…150歳。
・倉坂 栄弥(くらさか えいや)…14歳の男の子。
・安住 寿音(あずみ ことね)…14歳の女の子。
・双戒統 呂亞和(そうかいとう ろあわ)…8歳男の子。
次に第一話をあげます。
2
:
羅樹
◆VhBVomHUSw
:2011/07/27(水) 16:03:54 HOST:p02ecb1.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp
______「鈴宮登町」(すずみやとまち)は、名前の割りに夏の温度が馬鹿高くなる古民家の小さな町。
海も山も川も土手もそこらにあって、爺婆が多めの「田舎」
都会のように綺麗な雑貨店も大きなデパートもないけど、採れたてがどんとある無人野菜売り場や昔ながらの駄菓子屋が顕在している。
山が近くにあったり、無農薬の野菜ばかりだからか、体の弱い人がこの町に来ると徐々に健康的になっていったりするのだ。
民家を抜ければすぐジャングルとなり、ほとんどの子供がそこで野生児を出している。蚊に刺されてる数もあるが。
豪快にきらきらしてなくてもいい。澄んだ空気をずっと吸っていたい。
____環光は、屋敷の廊下で団扇で扇ぎながらいつも思っていた。
そして、夏の始まりのころに教えてもらった「御噺」も思い出している。
セミがひときわ大きく鳴いた。
『白猫と王子』
「わひかー、宿題やったのー?」
「もー、始まって四日しかたってないのにー」
「四日”も”、でしょ」
そりゃまぁ御もっともですよ、補習だってあるし。
けど三十日あるなかでの四日だよ? のろけたくなるじゃんか。
……でもあと二十六日しかないのか、やばいかも。
3
:
羅樹#
:2011/07/27(水) 21:40:54 HOST:p02ecb1.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp
トリップ忘れました。。。新しいのです。
「んーでも暑いしやる気ないや。寿音んちいってこよう!!」
水色のキャミソールを着て、あたしは立ち上がった。
古民家は横丁のように横に家々が連なっている。
なので夜でも差ほど怖くはないし、営む時間が長い酒屋もあるから安心できるわけなんだ。
昼間だとこの暑い時期は窓や戸が全開なので、近所のお婆ちゃんがあいさつとかしてくれる。
寿音はあたしの幼馴染で、お屋敷の娘。釣り合うとかどーでもいいでしょーが。
少し広いとおりに出ると、見えてきた。
インターホンも画像認証式で、あっちからかはこっちが丸見え。
でも使いの人があたしだとわかると、気さくにいらっしゃいといってくれる。
あー。クーラーが凄く気持ちいい。
4
:
羅樹
◆y9synVxvE2
:2011/07/27(水) 21:44:03 HOST:p02ecb1.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp
旅館みたいな廊下から寿音がぱたぱたときた。涼しいからワンピースを着ている。
「わひちゃん、いらっしゃい」
にこぉっとした顔がこれまたかあええんだ。ちなみにわひちゃんは寿音しか呼んじゃいけないねーむ。
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