したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

規制が厳しい間の怖い話スレ

1毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/03/11(月) 00:59:58
|A-) 不定期だけどよろしく!
    音楽は以下から

http://dokuobd.orz.hm:8000/

2cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 01:00:16
|ω・` ) やったー!よろしくお願いしまーす!

3毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/03/11(月) 01:01:13
>>2
|A-) またよろしくねw

4cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 01:02:11
|ω・` ) いろんな人にも書き込んで欲しいねw

5毒男:2019/03/11(月) 01:10:05
|A-) 人はいるようなんだけどねえ…w

6名無しさん:2019/03/13(水) 22:57:58
次回も楽しみにしてます!

7毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:00:28
|A-) じゃあ貼ってくかな

8毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:05:38
ある蒸し暑い夏の夕暮れ時、俺は2階で昼寝をしていた。

「ピンポ〜ン、ピンポ〜ン」

誰か来たようだ。
俺以外家には誰もいないし面倒くさいので無視して寝ていた。

「ピンポ〜ン、ピンポ〜ン」
「ピンポ〜ン、ピンポ〜ン」

それからしばらく一定のリズムをつけつつ、なり続けるチャイム。
なんだよ、しつこいなあ。一体誰が来たんだ?

2階の俺の部屋から玄関をそっと見ると、白っぽい服を着た40歳位のおばさんが麦藁帽子をかぶった、お揃いの白い服を着た女の子を連れてチャイムを押しているようだ。
最近流行りの子連れ宗教勧誘か?
全く面倒くさいなあ、とりあえず出てやるかと思い、下に下りて玄関を開けると誰もいない。
なんだよ、もう行ったのか。せっかく出てやったのに。もう1回寝ようと再び2階の自分の部屋で横になった。すると、

「ピンポ〜ン、ピンポ〜ン」

また鳴った。窓から見るとまたあの親子だ。なんなんだ一体!
俺は半分キレぎみで下へ駆け下りた。
その間もず〜と一定のリズムで鳴り続けるチャイム。
玄関のドアをバ―ンと開けて、怒鳴りつけようとして…誰もいない。ドアを開ける直前まで確かに鳴っていたのに。
隠れる場所なんてどこにもないし、どんなに足が速くても一本道の突き当たりにある家から見えなくなるはずがない。
しばらくポカ〜ンとその場で立っていると…

「ピンポ〜ン、ピンポ〜ン」

目の前のインターホンに誰もいないのにチャイムが鳴り響いた…
俺はダッシュで家に入り鍵を閉め、部屋のカーテンをして布団に入って震えつづけた。
それからしばらくチャイムは鳴り続けた。
もう1回窓から玄関を見下ろすことはどうしても出来なかった。

次の日の朝、親にたたき起こされた。
「あんたに手紙。女の人からみたいよ」
にやにやしている。新聞を取りにいって見つけたらしい。
白い封筒に名前は書いていない。なんでこれで女だって分かるんだよ!
とりあえず開けて見ると綺麗な文字で

「なにかがあなたの家へ入ろうとしています」

とだけ書いてあった。

9cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 20:11:55
|ω・` ) あらーチャイムを鳴らした親子が家に入っちゃったの?
その手紙の女の人は何者なの…近所の方かしら

10毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:12:09
ある被災地跡の記念館では、不思議な看板が立っているそうです。
「看板」って表現が曖昧なので、ちょっと補足すると
「ここでタバコを吸わないでください」
というような注意をうながす系の看板です。
その看板というのが、

「声を掛けられても振り返らないでください」

という看板だったそうです。
何が起こるのか知りません、何があったのかも知りません…

11毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:18:45
>>9
|A-) 親子が入ろうとしてたのか警告してくれたのか曖昧なとこあるけど
    たぶん入ろうとしてたんだろうなあ…
    警告してくれたのは通りがかったなにかが見える人かなあ?

12cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 20:27:17
>>10
|ω・` ) 「声をかけられても振り返らないでください」と言われたら振り返りたくなるよね振り返らないけど!
>>11
|ω・` ) 通りすがりかー
近所の人だったらなーでも入った後だから無理かー

13毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:32:38
>>12
|A-) 声をかけられたい!

    まだ入ってないんじゃない?w
    チャイムは聞こえてたしw

14毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:33:45
3年前、家族でI県の海岸にあるキャンプ場に遊びに行った。
キャンプ場は崖の上にあり、そこからがけ下まで階段で下りると綺麗な砂浜があった。
私達の他にもたくさんキャンプに来てる人がいて、その砂浜自体も名所なのかたくさん車で乗り付けてきてる、とても人の多い場所でした。

弟は当時中学2年生、反抗期だったのかこの家族旅行にも参加したくないとゴネていたが父が無理矢理に車に乗せて、キャンプ場まで連れてきた。
皆で海で泳ごう、という段になっても、私や兄とは別れて、崖の真下の岩場や少し沖の遊泳可能範囲に浮いてるブイの所まで一人で泳ぎにいっていました。

正午辺りから泳ぎ始めて、一時間程経った頃、沖のブイの所で弟が何やら叫んでいた。
ゴムボートで弟に近づくと段々ブイにしがみついて、顔を真っ青にしてガクガク震えている様子が見えてきました。
変だなと思い、ボートを漕いで弟に近づきながら聞いてみた。
「何してンのー?足でもつったの?」
「……人っ!人が!腕ひっぱって!」
「人?…誰かに悪戯でもされたん?」
「ぎゃー!…子供!服着てるっ!」
言ってる事がさっぱりわからない。とりあえずブイにしがみついてる弟をボートの上に引っ張り上げた。
よく見たら弟の左腕二の腕の辺りから結構な量の出血が。
弟にその場で話を聞こうとしても、
「人が人が…」
とずっとブルブルしてて全くわからなかったのでとにかく岸までつれていった。

崖上のキャンプ場まで兄に担いでもらってテントに休ませ、簡単な腕の手当てをした。
傷口自体は2cm程だったが、その傷は腕を貫通していた。
少し落ち付いた所で弟に再度話を聞いた。

15cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 20:34:51
>>13
|ω・` ) 毒男さんなら嬉々として振り返りそうw
あ、そうかまだチャイム鳴ってたか!
でも姿見せなきゃ入れないとか?どうぞって言われないと入れないとかなのかしら

16毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:35:06
ブイにつかまって沖から海岸を見てぼーっと浮いてたら、同じように離れたブイの辺りに浮かんでいる子供を見付けた
子供一人でこんな沖まで出て大丈夫なんかなと、思った途端何か嫌な雰囲気(気配?)を感じてすぐに目を逸らした。
弟曰く
「何かよくわからんけど、絶対目を合わせたらダメだ。気持ち悪い、死ぬ!」
と思ったそうな。
目を逸らした途端、その嫌な雰囲気がドンドンと弟のトコに近づいてきた。

目を開けたらまた子供を見てしまう、早く逃げないとこの嫌な雰囲気に追いつかれたら死ぬ気がする。
しかし、弟は怖くて泳いで岸まで行く事が出来ず、ブイにしがみついて必死に岸近くで遊んでいた私達に助けを呼んでいたんだそうだ。

私の声が聞こえるまで終始目を瞑っていた弟が、私の声に返事をした瞬間目を開けた時、
「俺の左腕に、顔が半分溶けてる子供がしがみついてたん。指が腕にめり込んだんだ。髪の毛がべったり俺の体にくっついてて巻き付いてて、あのブイなかったら俺死んでた」

弟の体をボートに引き上げた時にそんな体に髪の毛がついてなかったし、腕の怪我は貫通していた。
だからブイにくっついて浮かんでる時に寝てたんだろと、その話をまともに相手にしなかった。
腕の傷は、稀に潜水服とかを貫通する程鋭い体をもった魚がいると聞いた事があったのでそれじゃないか、という事でまったく弟の話を夢扱いにした。

キャンプ場から帰って2週間、弟の腕の傷は一向によくならずそれどころか膿んで物凄く腫れあがってきた。
医者に行って念の為にレントゲンをとると、どうやら傷口の中に何か異物が入っていて、それが原因で膿んでいるらしい。
簡単な手術で摘出すればすぐに治るとの事だったので、すぐに手術をしてもらった。

「異物は全部取り除きました。これで怪我も治るでしょう」
「先生ありがとうございました。」
「…つかぬ事を聞きますが、この傷はどうやってつきましたか?」
「?…どうかしましたか?」
「いえ、中に入っていた異物なんですが…」

そういってお医者さんがバッドに乗せてもってきた「弟から腕から摘出した異物」は「たくさんの長い毛の塊」と「引き剥がしたような生爪」でした。

その後、弟は特に何事もなく過ごしていますが、海には絶対行きたがりません。
弟の言った子供の事は今でも信じられませんが、弟と一緒に医者で見た血に塗れたあの髪の毛の塊と生爪を思い出すと今でも背筋が寒くなります。

17毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:35:53
>>15
|A-) 開けてたからすぐ入れそうなんだけどね?
    なんなんだろね

18cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 20:38:53
>>16
|ω・` ) うわ〜フジツボ系の体内から異物怖い!
しかも髪と爪とか!

19毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:47:00
>>18
|A-) そんなん入ってたら手当する時点でわかるだろうにねw

20毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 20:48:10
洒落にならないな…と今でも思うのが、身内の霊の話。
祖母が他界したのはもう20年前になるが、その数日後に、叔母のところに祖母が現れたという。
叔母は、いわゆるキャリアウーマン人生を選択した女性で、会社勤めの一人暮らし。
独居にて、夜は和室に布団を敷いて寝る。
その和室からまっすぐ伸びた廊下の突き当たりが玄関。玄関の明かりだけはいつも一晩中つけっ放しだったそうだ。
その晩、叔母は何故か寝室の障子をわずかに開けて寝入り、夜中目を覚ますと足元に明かりがあった。
「あ、そうか、障子開けっ放しで。玄関の明かりが入って来てるんだ」
…と。これはその通りだったが、ふとその足元に目をやると、玄関の明かりの色合いがいつもの色と異なり何となく青白い。

あれ、と思い起き上がって金縛りになった。布団の上に上体を起こしたかっこうで叔母は固まった。
玄関に祖母が立っていたのだ。
祖母は、一直線の廊下を、すーっと叔母のほうへ近付き、自分が祖父(夫)より先に逝くのでひどく心配である、祖父のことをどうか宜しく頼むと何度も手を合わせて叔母に頭を下げたという。
叔母は金縛りながらぼろぼろ涙を流し、
「大丈夫、お母さん、大丈夫、お父さんのことは私が全部面倒見るから」
と答えた。すると、祖母は安心したのか、またすーっと後方(玄関)に後退し、そして、玄関の明かりのすぐ下でふたたび合掌し目を閉じると、ゆっくりと、玄関上の電灯の中に吸い込まれるように消えたという。

21毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:09:38
オレの部屋の前にある家はかなり金持ちで、毎週ワイキキやサンフランシスコに出かけるような富豪っぷりだった。
オレが二十歳になって2週間目の夜。
月が奇麗な夜だったのを覚えている。

夜中にネットしてて(エロ画像収集w)まだダイアルアップだったから落ちてくるのがめちゃくちゃ遅くてイライラしてたので窓の外を見た。
お向かいの屋根が見える。
月に照らされて青白い屋根に見えた。
だが、真ん中らへんに黒いものが居る。
猫にしては大きい。
大型犬ぐらいの黒いものがいる。
オレはそれをしばらく観察してた。
画像はなかなか落ちてこないんで暇つぶしだった。

とにかく黒いものだったとしか形容はできなかった。
最初はうずくまっているアヒルのようだったがしばらくするとすくっと立ち上がった。
驚いた。
二本足だった。
月明かりに煌煌と照らされているにもかかわらずそれは黒いまんまで屋根の上をじわじわと歩き始めた。
なんだよなんだよ!もしかして泥棒?110番!?こんな夜中に繋がるのか?
と思いながらもその黒いものにオレの目は釘付けだった。
目がそらせない。
手は無いようだった。
歩き慣れてないかのようにゆらゆらじわじわと屋根の上をそれは歩き回る。
時折、瓦の隙間を覗いたり窓越しに中を覗いたりしながら歩き回っていた。
空気が変わったのが分かった。
夏なのに湿度も気温も下がっている。
冷や汗が出て来た。

やがてそいつは白いお向かいさんの壁をなで回し、数回なで回したあと突然ばんばん!!
と叩きだした。
夜中だから相当な音だった。
近所の住人が起きてくるんじゃないか?っていうぐらい叩きまくっていた。
案の定、隣のアパートの住人が起きだしてきてそれの姿を見るなり
「あっ!」
と小声で叫んで部屋に戻ってしまった。

22毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:10:06
しばらくするとその黒いものは元居た位置にまたうずくまりそのまま色が薄くなって消えてしまった。
「居なくなった…」
オレは安心感からか釘付けになった視線が動かせるようになったことに気がついた。
「居なくなったよな?」
とオレは安心感と一気に吹き出た恐怖感でしばらく周囲をきょろきょろと見回してしまった。

居なくなってはいなかった。

いつのまにかそれは向かいの道路に立っていた!
電柱の端までずるずると進んで行ったあと電柱の下で街灯に照らされて立ち尽くしていた。
何かを待っているように。
時々、やはり同じように電柱をばんばんと叩いたりしていたのが奇妙だった。
オレは恐ろしくなり、回線切って(エロ画像よりも恐怖が先に立ったw)布団ひっかぶって寝てしまおうとした。
寝付けなかったけどさ。

翌朝、いやな夢を見て最悪の寝覚めを迎えた俺は戦慄することになった。
まず、例のお向かいの白い壁に黒いすすのようなあとが無数に残っていた。
いやなことに電柱も途中がすすで汚れたように黒くなっていた。
「うわー、夕べはやなもの見ちゃったな。」
と頭を入れ替えようと煙草に火をつけた。
煙を吐くと同時に煙草が床に落ちた。
オレの目の前にある自室の窓。
そこには黒いすすのような手形がいくつもついていた…。

23毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:10:43
後日談

あまりにインパクトの強い怪現象を目の当たりにしてオレ、寝込んじゃったんですよ。
三日ぐらいは寝てたかな?
で、どうにか動けるようになったんですよ。
窓の手形は速攻で拭き取りました。
で何か因果臭い出来事だったので、ばぁちゃん(現在故人)に聞いてみたんですね。
すると、ばぁちゃんも若いとき同じようなものを見た。と言うんです。
「あれはKさん(向かいの家の名字)の親父さんだと思う。」
と言うのです。
ボケたか!ばぁちゃん!!と思いつつももっと聞いてみると嫌な因果を語ってくれました。
「Kさんには、死んだ旦那さんがいてねその人の死に方が非常に惨くてね。」
「お前は知らないだろうが、お向かいのKさんの家は一回燃えてるんだよ。」
「奥さんは買い物に出かけていて留守だったけど、旦那さんは家にいてタバコの火の不始末で自分に燃え移ったらしいんだ」
「それはひどい燃え方でね、全焼にはならなかったが旦那さんは炭のようになってたんだよ。」
「戦争中に空襲で焼かれた人を見たけど同じような感じだった。真っ黒焦げで。」
「でも不思議だったのはそんなに大火事でないのになんで旦那さんだけあんなに黒焦げになったんやろうねぇ…」
「煙草の不始末だけであんなに黒焦げになるもんやろか。わしにはそれがわからんのよ。」

と、ばぁちゃんは因果を語ってくれた。

「それからやね。奥さんがしょっちゅう外国へ出かけるようになったのは。」
「家におると落ち着かんそうや。なんか見られてるような気がするゆうて。」
「訳を聞いても口はばったいらしくて、はぐらかされるんやけどな。」
「あんま人に言いなや。これは因果や。巡り巡った因果や。」

いまでも向かいの家の奥さんはしょっちゅう外国に出かけてる。
いまも居ない。
向かいの家に何の因果があったかは分からないが、ばぁちゃんもオレもその「もの」を見ている。
そしてばぁちゃんはその因果の一部を知っていた。
だけど、まだ何かあるような気がしてならない。
ばぁちゃんはすべてを語ってはくれずにこの世を去った。
因果はあれだけでは済まない筈だ。
オレはそう確信している。
もっとも調べる気はさらさらないが。
調べてはいけない気がする。

何十年も前に起こった不可解な事件。
十年前に起こった不可解な出来事。
いまは何も無いが留守がちな向かいの家。
願わくば因果の鎖がもうほどけていることを祈る。

24毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:15:43
オレの田舎には「ジュンサイ池」って呼ばれてる池がある。
食べるジュンサイを栽培していた名残の池です。
そこで変死体が上がったんです。第一発見者はたまたま帰省していたオレ。
年齢は50代とおぼしき男性。
溺死のようなのだがえらく奇麗な死体でした。
一応現場検証に立ち会ったんですが、警官も俺と同じ印象を持ったらしく第三者が関与している可能性が高い。と言われた。
まずは引き上げて岸辺で検死をしている横でオレはあれこれ聞かれました。
根掘り葉掘り聞かれるのでいい加減うっとうしくなったオレは仏さんに目を移した。
革靴を履いた男性の溺死体。
気分のいいものではない。

そこで異変に気がつきました。
検死官は気づいてないようなのですがどうも足が少しづつ池に動いてる!
冷や汗をかきながらオレはその異様な光景に釘付けになった。
少しづつ足は池へと動いている。
「検死官は気づいてないのか!?」
オレは必死に目配せをしたが検死官はレポートや写真撮影に忙しい。

死体の足はなおも池へと動いている。
「このままだと池にまた転げ落ちるぞ…」
内心そう思いながら釘付けの視線が離せないまま警察官の質問にはうわのそらで答えていた。

じりじり…。
足はもうぎりぎりで池に転げ落ちるところまで動いていた。

25毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:16:05
警察官が
「分かりました。あとは当方が処理致しますので。ご協力感謝します。」
と言うか言わないかの瞬間、仏さんが池に転がり落ちた。
その瞬間オレの耳に粘ついた声が聞こえた。

「か”え”る”!」

すごい水音がして、周りはどよめいた。
オレは別の意味で驚いて、池に目をやったが仏さんは浮かびもしなければ沈んでもいなかった。
アオミドロの繁茂する池に「消えて」しまったのだ。
警察官たちは棒やさす叉のようなもので池をつつき回すが結局仏さんは見つからなかった。

「か”え”る”!」??
「帰る」ってことか?
どこに?
なんで?
どうやって?
とにかく、恐怖よりも疑問符が多い夏のある日の出来事だった。
結局未解決事件として処理された。と後に伯父から聞かされた。

その後、ジュンサイ池はいまではコンクリでできた浅い水遊び場になっている。
伯父に帰省するたびに聞いてみるが特に変なことは起きてない。という。
本当だろうか?
あの仏さんは結局どうなったのだろう?

今年も帰省する。
今度は足を運んでみようと思う。

26cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 21:17:18
>>20
|ω・` ) 泣ける(´;ω;`)心配だったんだねー
>>23
|ω・` ) これ奥さんがなんか…うん…
タバコの不始末ってこわいねー

27毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:18:31
俺の近所に台風になると必ず現れる不思議なおっちゃんがいる。
上下を濃いグリーンの雨合羽を来て暴風雨の中、住人に警鐘を鳴らすのだ。
「川の水量が増してきたぞ〜〜気を付けろー!」
「風がひどいぞ〜!屋根飛ばされんようにしろよ〜!!」
などなどアドバイスをしながら町内を歩き回るのだ。
毎年毎年現れるので、近所の住人は気にもせず逆にもてなそうともしてたようだ。
事実うちでも麦茶とお菓子ぐらいは。と思い用意をしたのだがいつも
「自分は忙しいですから。また呼ばれます。」
と言って暴風雨の中警鐘を鳴らしに行くのだ。

そんなおっちゃんの秘密を知ってしまったのは去年のことだった。
台風一過の晴天の中、おっちゃんが俺の前を歩いていた。
こんなに天気がいいのに雨合羽脱ぎゃいいのに思った。
そう、おっちゃんは快晴の天候にも関わらす、やっぱり濃いグリーンの雨合羽なのだ。
知らない人でもないので声をかけてみようと思い少し近づいた。
だが、そこで俺の勘みたいなものがブレーキをかけた。
「そういえば毎年くるけどおっちゃんの顔を知らないな。」
「普段は何してるんだろう?」
「なんで台風の時になると現れるんだ?」
「自治会の人かな?」
ブレーキかけつつ、おっちゃんに近づく俺。
近づくにつれ、むっと獣の匂いがした。
外飼いの大型犬のような匂いを湿っぽくしたような匂い。
何だこの匂い?
きょろきょろ辺りを見回すが犬を飼ってるうちは見当たらないし、そんな匂いの元になるものは無かった。

やっとおっちゃんに追いつき、
「こんにちわ!いい天気になりましたね!」
と声をかけるとこちらを振り向かずに手を挙げて
「そうですね」
と答えてくれた。

俺はくるりと踵を返すとダッシュでその場を離れた。
おっちゃんの手には茶色い毛が生えていて、指の間に水かきがあった。爪も獣の爪だった。

今年の台風の時もおっちゃんは現れた。
だが俺はあえて無視した。
母親にお茶も出すな。と釘をさしておいた。
おっちゃんの正体が分かって、もてなせるか?
そんな剛毅な人に俺は会いたい。

28cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 21:24:18
>>25
|ω・` ) ええ!うっかり落ちてその池のなにかに取り憑かれたのかな
それともなにかが化けてたとか?不思議
>>27
|ω・` ) 優しいモフモフ…人間が事故らないように注意して回るなんて
その地の獣系の神さまとか?それとも長い間に化けられるようになった獣系?
この話は和みます( ´・ω・` )b
顔見てみたいw

29毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:40:28
>>28
|A-) 池の話は不思議だね
    なんか取り憑いたのかねえ?

    水かきで緑ってかっぱみたいだねw

30毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:43:25
元彼Yの体験談
病院に肝試しにいった時。
5人でいったんだけど霊感持ちは必要だということで、嫌がるAを無理矢理連れていった。
どきどきしながら懐中電灯を持ってドアを開ける。
中は荒れていた。廊下に散乱している書類とか色々なもの
ドアを開けたりトイレ覗いたりしていつものように、やべー!とかこえー!とか言ってた。
調子に乗って二階行こうぜと誰かが言うとAが
「いや、待て。おっさんがなんか言ってる」
など言い出す。
虚ろな目で階段を見上げるA。
やばいのか?と思いつつAの様子を伺っていると
「はい、はい、わかりました。」
なんて小声で言ってやがる。おれたちには何も見えない。
Aに、
「おいだいじょうぶか?」
と聞くと
「この上は入るとやばいらしい。連れて行こうとするやつがうようよいるんだってさ。話し通じないって。上行かなければ大丈夫らしいぞ」
とのこと。
しかしうさんくさい。なので、全員一致で帰ることにした。

Aがずっと何かと話している。
でもかなり普通な世間話のようで、
「あ、はい、ばあちゃんは元気です」
なんて声が聞こえてくる。
Aも別に青ざめたりとかしてなかったから、ほっといて車に向かった。
車に乗り込む前、後ろの方を歩いていたAが叫んだ。
「無理!いや、帰りますから!!」
全員振り向く。Aが必死で何か言ってる。
すると突然Aが一人で暴れ始めた。かなり苦しそうだ。
全員で走りよってAをとりおさえ、激しく暴れるAを4人がかりで抱え上げて車にほりこみ車を発進させた。

Aはしばらくうめきながら
「ポケットから数珠をとってくれ」
と言った。
連れがAのジーンズから数珠をとりAに握らせると、Aがまたぶつぶつお経らしきものを唱えはじめた。
するとAの額から段々汗が消え、Aの意識もどうやら消えた。

しばらくして我に帰ったAから昼間に聞いた話。

「二階のやつらさ、まともに話しできなくて寂しいらしいんだよ。そいで、ちゃんとした会話するの久し振りだったから俺に残ってくれって…話し相手になって欲しいって言われてさ…体乗っ取られるかと思った…」

車の中でもAの中で格闘は続いていたらしい。

31毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 21:47:25
漁師をしてた爺さんから聞いた話。
爺さんが若い頃、夜遅く浜辺近くを歩いていると、海のほうから何人かの子供の声が聞こえてきた。
こんな夜遅くに、一体何だ?
と思い声のする方を見つめても暗くてよく見えない。
不思議に思いながらもその日は家に帰った。

何日かして夜遅くに浜辺近くを通るとまた海のほうから子供の声が聞こえてくる。
爺さんは浜辺に降りて、声のする方をじっと目をこらして見た。
暗くてはっきりとは見えないが、声のする方に小さい船があるようだ。
人の姿は見えない。
あの船に子供がいるのか………?

不気味に感じた爺さんは、父親にそのこと聞いた。
父親はしばらく押し黙り、ある漁師の話を始めた。

男はこの村に住んでいた。
貝などを採って暮らしていたがその漁の仕方が変わってた。

貧しい家の子を預かり。その子供たちを連れて漁に行く。
子供が逃げないように鵜飼いの様に子供の首に紐をくくりつけ海に潜らせて、貝などを捕らせた。

男は冷酷で、なにも採らずに上がってきた者や疲れて泳げなくなってる者は棒で容赦なく殴りつける。
過酷で厳しかったため何人も子供が亡くなった。

ある日、男はいつものように子供たちと漁にでかけそしてそのまま帰って来なかった。
死んだ子供たちに祟られたんだろうという噂が流れた。

それ以来、夜になると子供たちの声と誰も乗っていない小舟が現れるようになったそうだ。

32cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 21:56:19
>>30
|ω・` ) 乗っ取られそうになるたかこわっ!
廃病院とかよく行けるなぁむりこわい
>>31
|ω・` ) 昔は人権とかないようなものだからなぁ
子ども何人も犠牲にするとかは鬼じゃ
そら祟られるわ

33毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:01:00
>>32
|A-) 猫を虐待してたやつも早くに死んだりとかあるみたいだしね

34毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:03:43
俺がまだ5歳の時のことでその頃はなんでそういうことが起きたかわからなかったが、いま考えるとその訳が分かるような気がする話。
父方の郷里は和歌山県。
内陸の方で海は無かったが周囲は田んぼが多く春になるとレンゲの花が咲き乱れる素晴らしい所だった。
父の夏休みを利用して、父も久方ぶりに帰郷したのだと思う。
息子に故郷を見せてあげたかったんだろう。
折しも季節は春でレンゲ草が田んぼ一面に広がっていた。
写真もあるがここでの記憶はいまでもありありと心に再現出来るぐらい幼心にとって天国のような記憶だった。
ただ、一つだけ当時は納得いかなかったことを除いては。

一面のレンゲ畑で父方の伯父と叔母、従姉妹と4人で夢中で花を摘んだ。
従姉妹は手先が器用だったので花輪を作ってくれたり腕輪を作ってくれたりと2人で大はしゃぎだった。
その内、俺は広いレンゲ畑を真ん中の方まで花を摘み摘み歩き回っていた。
レンゲの花の蜜は甘いことも知った。
遠くに伯父叔母、従姉妹が見える場所まで来て流石にちょっと遠くまで来てしまった。と思った俺は戻ろうと両手一杯のレンゲ草を抱えて元来た道を引き返していこうとした。
ふと、背後に目をやるとそこにさっきまでは居なかった筈の人が居た。
詳細までは覚えていないが青のワンピースを着た女性だった。
「僕?その花お姉さんにくれるかな?」
そう問いかけられた。

俺は両手一杯のレンゲのうち半分だけその女性にあげたと記憶している。
やはりこれだけ摘んだのだから全部は惜しかったのだろう。
女性は、
「ありがとう。僕は一人かな?」
と俺に尋ねた。
首を縦に振って一人だということをアピール。
正直な話、お姉さんが奇麗だったのでませガキの俺はその頃からこんな調子だった。
お姉さんは俺がどこから来たのか、とかいくつだ、とかいろいろな事を質問した。
お姉さんも手先が器用で花輪とかネックレスだとかを作ってくれた。
少し奇妙だったのは、お姉さんの匂いが土のような湿った匂いがしていたことが子供心に変だと思った。
「あっちへ行こうか?」
お姉さんは田んぼの真ん中にあるちょっとした木立を指差して俺を促した。

もちろん、俺はウェルカムだった。
お姉さんは俺の手をぐいと掴んでさっきとは違う力を込めた感じで俺の手を引いて行った。
お姉さんの豹変ぶりに俺は驚いたんだろう。
その手を振りほどこうと手を上下に振った。
しかし、俺を引っ張る力はますます強くなり、ずんずんと田んぼの木立に向かってお姉さんは進もうとする。
「おじさんにきいてからにするからはなして」
と俺はお願いをした。
お姉さんは最初は聞いてくれなかったが、何回か訴えるとしぶしぶ手を離し俺を解放してくれた。
俺は伯父さんのいる土手へと走って行った。
レンゲを蹴散らし少し怖かったので急いで走って行った。

35毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:03:59
伯父さん叔母さんにいまあった事の顛末を子供言葉で話すと伯父叔母は家に戻ろう。と言った。
俺と従姉妹は遊び足りないので最初はぐずったが伯父叔母の様子が真剣なので仕方なく家へ戻った。
伯父は従姉妹にプリンを与え、俺の手を引いてまた外に出た。
叔父と一緒に田んぼのあぜ道を歩いた。
そういえばお姉さんは見当たらなかった。どこにいったんだろう?
そう思いながら伯父に手を引かれるままにあぜ道を歩いた。
向かう先はさっきの木立だった。
木立の正体は墓地だった。
田舎によくある二〜三の墓地が固まっているようなそんな感じの墓地だった。
伯父はどこから出したのか線香に火をつけ墓に供えて手を合わせた。
俺も一緒になって手を合わせた。
見ると、墓の周りはレンゲで一杯だった。

ひときわ大きなレンゲの塊と花輪が地面に半分埋まっていた
「K、あのお姉さんは人じゃねんだ。お化けだ。お前連れてかれるとこだったんだぞ」
伯父はそう俺に話すとレンゲ遊びはもう今日はやめだ。家でおいしいご飯を食べよう。
とまた元来たあぜ道を俺の手を引いて家へ帰って行った。
「お化けだったの?あのお姉さん?」
と道すがら伯父に聞いたが伯父は煙草を呑みながら何も答えてくれなかった。
その日の晩ご飯は父も驚くぐらい御馳走だった。
夢中でたくさん食べて腹一杯で寝た。
多分いま思うに御馳走でその日の事を忘れさせようとしたんだと思う。
夢の中にはあのお姉さんが出てきた。
ひどく残念そうな顔のお姉さんは
「またね」
と夢の中で俺に話しかけてきた。
次の日はレンゲ遊びはしなかった。
代わりに伯父が海へ連れて行ってくれた。

恐い話じゃないかもしれないけど不思議でいま思うとちょっと物悲しい子供の時の思い出話でした。
結局それ以降、レンゲ畑で遊んだ事は無かったです。
いまではマンションが建って、レンゲ畑は見る影も無いそうですがお墓はまだあるという事です。

36毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:08:15
某大震災の後、家の荷物を置くためにアパートを借りた
震災で倒壊した家からは少し離れてはいたが6畳x2、トイレ、キッチン付き、駅から徒歩5分で3万円という破格の値段だった
地震後のボランティア価格で出される物件も多く、風呂も無く築30年以上たっていたのでその価格に納得していた。
仕事場が近いこともあって、俺だけがそこに一人暮らし

初めてアパートに入ったときから「奇妙な気配」はあったのだが、その日はとくに強かった

TVを見ながらもちかえった書類を片付けていると、玄関を開ける音がして足音が近づいてきた
どうやら隣の部屋に入ったようなのだが…
家族の誰かが荷物を取りにきたのだろうと無視していたが、蛍光灯をつけた気配が無い
そのまま何かを探すような音は続いている

じわじわと恐怖が心の中を広がる
焦りのためノドが渇いてきたのだが、その部屋の前を通らないとトイレにも台所にもいけないので湧きあがる恐怖を打ち消して台所に向かった

音のする部屋にはだれも居なかった

すぐにでもアパートを飛び出したかったが、こんな現象は初体験のオレは気のせいということにして、そのままコンビニに酒を買いに行った。

アパートに帰ると点けていたはずの電灯やTVが全て消えていた
蛍光灯のスイッチを入れてもまったくつかなかったのだ
部屋の電気、TV…この2つしかつけていなかったのにブレーカーが落ちていた

37毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:08:29
それからも怪現象を無視する日々がつづいたのだが、ある日、いつものように玄関を開けて足音が近づいてきた
いつものように隣の部屋で止まるかと思っていたが、足音はそのままオレの居る部屋のドアの前まで来たのだった

キイィィ
ドアのきしむ音がする
部屋の外から蒸し暑い空気が流れ込むのがわかる
TVはバラエティー番組をやっていてお笑い芸人のバカな笑いが響いていたが、オレの周りには張り詰めた空気がただよっていた

意を決して振り返ると…
ダダダダッ
と、走り去る足音が聞こえた
ちびりそうなくらい怖かったが、空き巣だったら危険だと思いなおして玄関の鍵を確認に行った
空き巣ではなかったようだ…

部屋に戻って怖さのあまり酒をあおりながら仕事を続けたが、玄関を開ける音、近づく足音はずっとやむことは無かった。

いまはアパートを引き払って、建て直した家に住んでいるが、そのアパートを引き払うときに管理人さんが言った言葉が忘れられない
「ココ最近ではアンタが一番長持ちしたね…荷物置きって言うから貸したんだけど、実際に住むとは思わなかったよ」

すいません、この部屋っていったいなんだったんでしょうか…

38毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:17:19
誰かに聞いてほしいんで書きます。
私の家は二階建てのアパートで、大通りから少し離れた細い道に面しています。
その道は近所の小学生の通学路になっています。
車の通りは多くはないんですが、三ヶ月ほど前に事故がありました。
小学生が乗用車に引かれて死んでしまいました。
その現場というのが私の部屋の窓からちょうど覗ける位置なんです。

その事故から二週間ぐらいたってからでしょうか、その事故現場には、毎日新しい花束と、お菓子がおかれるようになったのに気付きました。
それから、しばらくしたころに夜そこを通ると、お弁当箱が置かれているのに気付きました。
注意して、その現場を気にしていると、どうやら朝に花束とお弁当、お昼にもお弁当、小学生が帰ってくるころにはお菓子、夜にまた新しいお弁当、と置かれているようです。
どうやら、そのなくなった子のおかあさんか誰かが毎日その時間になると、置いていくようだと気付きました。
女性がそこにしゃがんで、ぼうっとしているのもなんどか目撃しました。
それに初めて気付いた時、本当に胸が苦しくなりました。
すこし異常にも思えましたが、子供をなくすとこうもなってしまうものなんだろうなと。

それから、しばらくたった夜。今から一ヶ月くらい前でしょうか。
深夜に女性が毛布に包まってその現場にしゃがんでいるのを、窓から目にしました。
さすがに、このときは少しぞっとしました。

その日から、深夜に窓から覗くと、毎日その女性が毛布に包まり座り込んでいます。
その女性の気味の悪い行動は徐々にエスカレートしていきました。
はじめは座っているだけだったのが、話し声が聞こえるようになり、深夜の町に声が響くようになってきました。
話の内容まではわかりませんでしたが、だれかが警察を呼んだのでしょう。
警察に連れて行かれた事がありました。
その時の抵抗といったらすさまじいものでした。
すごい大きな声で
「やーめーてー!はーなしなさーい!」
「ゆう君がこわがっているじゃない!」
と言っていると思うと、今度は
「殺してやる!」
「おまえもだ!」
なんて恐ろしいことも言っていました。
それでも、なんとか警察は連れて行ったようで、声が聞こえなくなるとほっとしました。

39毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:17:35
それからしばらくは、その女性も来なくなったのですが。
二週間ほど前の夜です。窓から覗くとまたいました。
いたというより、そこで死んでました。
サイレンの音で気がつき、窓から覗いたんです。
そしたら、降ろそうとしている最中でした。
事故現場のすぐそばにある電柱で首をつってました。
その女性と目が合いました。あったような気がしました。
そして、男の子をその現場で見ました。
警察や消防の人の人だかりから少しはなれたところに。
深夜なのに、ランドセルを背負った男の子を。
この子が、幽霊かどうかはわかりませんが、明らかに異様な状況でした。

それ以来、窓は決して開けられなくなりました。
窓から顔を出して、その現場が目に入るのが怖いんです。
私は在宅での仕事をしており、深夜机に向かうことが多いのですが、机でうとうとすると、どうしても
「おまえもだ」
という女性の声が聞こえてきてしまいます。
アパートの二階は3部屋あるのですが、私以外の二人はすでに引越ししてしまいました。
私も、はやく出て行きたい。
深夜に、仕事をしていると怖くなってきてしまうので、ここに書かせてもらいました。

40毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:19:30
|A-) 30分までかな

41毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:23:51
まず母親に聞いた話。
あたしが産まれる直前に夢の中で白い着物来た昔の女の人があたしを抱いて竹林の中を走っていく夢をよく見たらしい。
まだあたしが産まれる前だけど母はそれを自分の子供だとわかっていて
返して!返して!!!
といいながら夢の中で必死で追いかけていたと。
これだけなら出産前ノイローゼだったのかも、で終わるけどここからがあたしの体験。夢じゃないです。

小さい頃、家の階段でよく遊んでいました。
うちの階段はとても急で今思うと無茶な遊び方をしていたw
階段の一番上から下から二段目を狙って飛び下りるなど忍者に憧れてずっと階段遊びをしていました。
幼心にこれは危ないと思っていたけど自分は大丈夫だって確信があった。
なぜかというと、何回か体のバランス崩して失敗だ!!と思っても自分は無傷で階段の一番下に立つことが出来たからです。
バランスを崩した時、体がふわっと浮いて誰かに運ばれているみたいに着地できていました。
姿をはっきり見ることはできなかったけど誰かが自分を守ってくれているとわかりました。
そしてその人はあたしを好きなんだ、って知ってた。
かぎっ子で近所に友第もいなくて寂しかったので誰かが同じ家にいることが嬉しかった。
着地した後に、ありがとうとよく言ってたなw
でもその誰かとはずっと一緒にいることはありませんでした。

42毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:24:07
始めて姿を見た時。そしてそれがお別れの時でした。
いつものように階段で遊んでいると例によってバランスを崩し、あたしの体はまた宙にうきました。
その時、自分が腕に抱かれているのをはっきり感じた。
白い着物をきて、黒い髪をよく時代劇に出てくるみたいな形に結ってとても寂しそうな目であたしを見ている女の人。奇麗な人でした。間近で一瞬やっと見えた。
この人にいつも助けてもらってたんだな、と思った時、

その人がその顔のままあたしを離しました。

その時母親が玄関のドアを開け、あたしが目の前の階段からありえない角度で落ちて来るのを発見。
母親は慌てて手を伸ばしてあたしを受け止め腰をいわしてしまいました。今は治ってますが本当に申し訳ない。
自分は無傷だったのですが怖くて泣きました。
その時はっきりと声が聞こえた。

「さようなら。達者でね。」

もう姿はどこにも見えませんでした。
怖さとは別にとても悲しくなりました。
あの人はどこかにいってしまうんだ、また自分は独りぼっちになるんだってことがとても寂しくて次は怖さよりも寂しさで泣きました。

それから、もう階段で遊ぶのはやめました。
あの人が最後にあたしを離したのはあたしを連れていこうとしたのか、母に返そうとしたのか、それはわかりません。
いつもなら帰ってこない母があの時間にタイミングよく帰ってきたのもかなり不思議だし。

その体験のずいぶん後、あたしが少し大きくなった時に母から夢の話しを聞きました。
なんとなくあの人だ!と思ったけど怖さは感じなかった。
母には言えませんでした。

これは夢じゃありません。今もはっきりと思い出せます。
あの人の寂しそうな顏も最後の言葉も。

43cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 22:25:45
>>35
|ω・` ) ノスタルジックなお話だね
>>37
|ω・` ) 元々曰く付きの部屋だったのか
何かされなければ…いややっぱ無理だわ
>>39
|ω・` ) 両方見ちゃったらなー
連れてかれそう

44毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:29:22
友人の話。

6年前くらいの話なんだが、Mは心霊巣スポットマニアで、各地の心霊スポットに行っていた。
彼自身霊感が多少あるが極稀に見えるくらいだった。

その年の夏、Mとその友人らは樹海に行った。
Mは多少嫌な雰囲気を感じてはいたものの、ここは東日本最大の心霊スポット富士の樹海。
それゆえ、もっとすごい気配がするのかと思っていたこともあり、期待はずれな感もあった。
樹海に続く遊歩道を懐中電灯の明かりをたよりにあるいたが、何も起こることはなく、皆暗闇の恐怖を味わう程度で、帰路に向かった。

帰りの車の中、TVの話題などたわいもない話題で盛り上がっていたが、Mだけは憂鬱そうな顔をしていた。
ほかの連中はMの様子に気づき、
「大丈夫か?具合でも悪いんか」
と声をかけた。
「樹海に入るときの嫌な感じがまだ抜けないんだ」
とM言った。
「気のしすぎじゃねぇの?」
と、もうひとりが言い、話題はまたたわいのない話に戻った。

高速を地元のICで下り、近くのコンビニで飲み物を買おうということになった。
車を降り、みなで深夜の人気のない店内に入った。
一行の姿が大きいガラス窓に映った。
そのときMは違和感を覚えた。
一緒に来ていた友人Iが少し大きく見えたのだ。
Iはほかの連中と背丈は対して変わらない筈。
しかし窓に反射しているIはほかの友人より少し大きく見える。
窓から目をそらし、飲み物を探すIを見た。
いや、決して大きく見えない。Mはもう一度窓ガラスを見た。
あることに気づく。

Iの体の周りに黒い影が付いている、まるでIを縁取りするように。
いや、違う、後ろに一回り大きな人がいるようにみえた。
もう一度Iを見る。近くにそんな大きな人は居なかった。
やっぱり、違和感は間違いじゃない、何かがIに憑いてきてしまっている!

Mには多少の霊感はあるがそれを取り払うようなことは出来ない。
「Iには悪いがだまっておこう。俺の所にはこないだろうし。」
Iには霊感などはなく、黙っていれば気づきもしないだろう。
Mはそう結論をだし、黙ったままにしていた。

その後、数日、数ヶ月たってもIには何も起こらず、M自身もそのことを忘れかけていた。

45毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:29:43
しばらくは心霊スポットも行かず、大学の夏休みに実家に帰ったMは母子家庭で自分を育てた母に大学の様子などを伝えていた。
その夜、母と布団を並べ、眠りにつこうとしていたその時、急に激しい金縛りがMを襲った。
重たい空気が体を押しつぶすようにMに重くのしかかる。
「母さん!母さん」
隣に寝ている母に助けを求める。
しかし母にはとどかない。すやすや寝ている。いい気なもんだ。
どうやらMだけが金縛りに掛かっているようだ。
ふと庭の方に気配を感じ、窓を見る。
「!!!!!」
そこでMは恐怖を感じた。
窓の左上から女が顔を覗かせていた。
頭を下に向け無表情なその顔の目は動けずに恐怖で引きつった顔のMを見ている!
「うわ!!」
Mが叫んだ瞬間、その顔は窓の左上から右上にすごい速さでスライドして、そのまま消えて行った。
Mは恐怖に勝てず、そのまま意識を失った。

後日、Mは私にこういった。
「あのコンビニの黒い影、女だったんだよ…あのときIじゃなくて俺に憑いて来てたんだな。まだ時々見るよ。もうなれたけどな」

46cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 22:30:43
>>42
|ω・` ) 昔の女の人が語り手に未練があったのね
昔の親と今の親か
大岡裁きみたいなお話だね

47毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:31:36
>43
|A-) 事故の話はこれからが気になる話だねw

48毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:32:45
|A-) 今日はここまでー
    おつかれさまでしたw

49cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 22:33:01
>>48
|ω・` ) お疲れさまでしたーありがとう!

50毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:34:41
>>49
|A-) 今回もありがとうねw

    さて、どこパレやるかな!

51cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 22:36:04
>>50
|ω・` ) もっと人きてほしいねー
コメ占領しちゃって申し訳なくなる

どこパレwハマってますなーw

52毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:42:16
>>51
|A-) 人いないからこそできることかもよ?w

    最近マンネリ気味だけどまだ楽しいかなw
    明日は4周年記念の生放送もあるし新システムに期待!

53cat ◆TUKUMO3rAI:2019/06/23(日) 22:43:24
>>52
|ω・` ) がんばれー!w
では、まだ寝ないけどおやすみなさーいw

54毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/06/23(日) 22:45:41
>>53
|A-) おやすみなさいw
    また今度ーw

55毒男:2019/09/23(月) 22:11:14
|A-) おっし

56cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:11:35
|ω・` ) はい!

57毒男:2019/09/23(月) 22:19:02
病院で掃除のバイトしてた頃の話。掃除は深夜誰もいなくなってからやっていた。
その日、俺は全ての作業を終えエレベーターで一階に降りようとした。
この時間は看護婦も診回りに行かないし、医者も当直しかいない。
まして患者さんなどいるはずも無いから病院の中は本当に静かだった。
下ボタンをいつものように押すとエレベーターは上に上がってくる、はずだった。
なぜだか、その日は下へ下へと降りていく。そしてエレベーターは地下二階で止まった…
その階には『霊安室』といくつかの検査室しかなかった。
誰があの階に?
いるわけがない…今日の深夜バイトは俺一人なんだから…
そう考えているうちにエレベーターは上がってきた。
途中で止まってくれたら、誰か忘れ物でもしたのだ、と思えるのに、エレベーターは俺がいる階まで上がってきた。霊安室のある階からノンストップで最上階まで。
最上階には物置しかなくて俺は掃除用具を片付けに来ただけだった。
誰もここに来るはずが無かった。そしてエレベーターの扉が開いた…
そこには誰もいなかった。
何だ、勘違いか。と安心して乗り込もうとした瞬間、何か血なまぐさい臭いがしてきた。
エレベーターの中からだ。
俺はもう気持ち悪くってエレベーターをあきらめ階段を使って一階まで降りた。
えらく時間が長く感じた。
後ろになにかがいるような気がして後ろも見ず一気に駆け下りた。

次の日は昼番で、そこで初めて聞いた。
あの日患者さんが屋上から飛び降り自殺したのを。
そして遺体は霊安室にあったことを。

俺はそれでも霊とかはあまり信じちゃいなかったからこのことは勘違いで済ませそれからもそのバイトは続けていた。
しばらくしてから、ある友達とアパートで酒を飲むことがあった。
そいつは自称霊感ありの奴だったから俺は病院での出来事をそいつに語ってみせた。
俺が話している間、そいつは静かに聴いてたがだんだんそわそわしだした。
トイレかなと思ったけどそうじゃないみたいだ。
そしたらいきなり
『俺もう帰るわ。』
て言い出した。まだ酒も余ってるのに。
俺は引き止めたけどそいつはさっさと帰ってしまった。
何だあいつ、と少し腹が立ったけど、一人で飲んでも仕方ないのでその日は寝ることにした。
本当に嫌な夢を見た。狭いところに無理やり押し込まれるようなそんな夢を。

次の日俺はそいつと学校で会ったから、何で昨日帰っちゃったんだ?と聞いてみた。
そしたらそいつ、こう言った。
「あの話してる時、なんとなくドアの方見たんだよ…そしたらさあ覗いてんだよ。女がさあ…ポストの受け取りかごの隙間からさぁ…」
ありえなかった。投函口の内側についてるボックス、あんなところに人の頭が入るはずもないし。
その時外から投函口に頭を突っ込んで、ボックスのスダレみたいになってる隙間からこっちを見てる女の顔を想像して気分が悪くなった。
「言っても信じてもらえないと思って…それに血まみれでしかも逆さで…ほんとに置いてってゴメン、ゴメン…」
と最後にはそいつは俺に泣きながら謝ってた。

俺はそれでバイトを辞めた。

58cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:23:06
|ω・` ) 憑いてきちゃったんだねー
しかも友だち泣くほど怖い感じだったのか

59毒男:2019/09/23(月) 22:25:37
>>58
|A-) しかしそんなとこでなにしたかったのかね…w
    そこにいてもなんもならんのにww

60cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:26:33
>>59
|ω・` ) 毎回の事だけど原因のところに行けと思う

61毒男:2019/09/23(月) 22:33:02
高校生のとき、隣の席に座っていた女子に聞いた話です。

彼女が中学生の時、母方の祖母亡くなり、既に祖父も亡くなっていた為、祖父母の家は取り壊し、使えそうな家財は彼女の家で引き取ったそうです。
それらの中に、木でできた箪笥がありました。
大きめであったため置き場所が彼女の部屋にしかなく、本人は嫌がったのですが無理やり押し付けられる形で彼女の部屋に運び込まれました。
彼女と祖母はあまり仲が良くなく、祖母は二つ違いの弟ばかり可愛がり、話すにしてもたまに電話で挨拶をする程度であり、その挨拶も非常に素っ気無いものでした。
だから祖母が無くなった時も、悲しいという感情は殆んど無く、箪笥も渋々部屋に置いたものの、中には何も入れなかったそうです。

その箪笥が部屋に来てから一週間ほど経った頃に奇妙なことが起こりました。
夜、彼女が机に向かって勉強をしていると
「ガタン!」
と大きな音が背後で起こりました。
目の前の窓に反射する部屋の様子を見て彼女は硬直しました。
彼女の机の真後ろにその箪笥はあるのですが、上段右側の小物入れの引出しが無いのです。
彼女はすぐに先程の音はその引出しが床に落ちた音であると察しましたが、驚きと恐怖のためしばらく動くことができず、窓に映った箪笥を見続けました。
しかしその後は何も起こらなかったため、気を取り直した彼女は引出しを元の場所に戻し家族にそのことを話しました。
しかし取り合ってもらえず、そのままうやむやになったそうです。

奇妙な出来事からまた一週間ほど経った時の事です。
その間は何も起こらず、恐怖も忘れかけていました。
その夜も彼女は机に向かって勉強をしていると、例の引出しが床に落ちる音が突然起こりました。
ハッと顔を上げ窓に映る箪笥を見ると、やはり上段右の部分がぽっかり開いており、暗い闇となっていました。
彼女は心の中で
「何で?どうして?」
と繰り返し、呼吸困難に陥る中、必死にその箪笥を見続けました。
縦15cm程の暗闇の中、白い物がゆっくりと姿を現しました。
それは人間の額でした。箪笥の天井に頭頂部が付いたところで動きが止まりました。
彼女がじっと見つめる中、それはゆっくりと時計の反対周りに回転を始め、横向きに顔全体が現れました。それは祖母でした。
声は聞こえないけれども、その口は動いており
「憎らしい、憎らしい」
と言っていました。
彼女はかすれる声で叫び声をあげました。
その声を聞いた隣の部屋の弟が入ってくると顔は消えたそうです。

その後、彼女は家族に起きた事の一部始終を話し、何故自分はそんなにも祖母に憎まれていたのか尋ねました。
すると、母親が渋々その理由を話してくれたそうです。
彼女がまだ小学校中学年だった頃、家族で祖母の家に行った際、祖母が姉弟にそれぞれプレゼントをくれました。
彼女には古い子供用の手鏡、弟には亡くなった祖父の大きな虫眼鏡でした。
当時、男勝りだった彼女は弟の虫眼鏡が非常にうらやましく、それを弟から取り上げようとしたところ祖母に怒られ、悲しくなった彼女はもらった手鏡を壁に向かって投げ割りました。
祖母は激怒し、それから祖母との関係は冷えたものになったという事です。
実はその手鏡はまだ幼かった祖母に、戦争で命を落とした祖母の姉がくれたものでした。
その話を聞いた彼女は後日、祖母の墓に行き、心の中で
「ごめんなさい」
と何度も唱え、花と自分が愛用している鏡をお供えしました。
箪笥はまだ彼女の部屋にあるそうですが、それ以来恐ろしいことは起らなくなったそうです。

62cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:40:45
|ω・` ) この女の子も勝ち気だけどお婆さんもなかなかだね
形見の鏡とはいえ、そんな事知らない子どものした事だし…難しいねぇ

63毒男:2019/09/23(月) 22:42:26
|A-) そこまで恨むほどのことじゃないだろと思うなあw

64毒男:2019/09/23(月) 22:43:20
もう大分昔の話だが。

まだ小かったうちの娘がね、絵を描いてたのよ。
絵書くのが好きだから別に何でもない事だとその時は思った。
そしたら突然、
『パァン!』
と蛍光灯が弾け飛んだ。
びっくりして急いで子供を部屋から出したんだが、その絵ってのが何ていうか、幾何学模様や、見た事も無いような漢字を羅列してるものだったんだ。

あまりにも怪しいので神社(この判断は正しかったのかどうかわからんが)にそれを持っていったら、
『その子は、とても恐ろしいモノを呼び出そうとしてた』
とか何とか言われた。怖くて詳細は聞けなかったけど。

家に帰って娘と話をすると、
『じいちゃんにもらった本』
といって、糸で綴じてある恐ろしく古い本を見せられた。
中には、娘が書いていたような絵(御札?)が沢山書かれていて、漢文?で説明書きらしきものがしてあった。

これも神社に持って行くと、蒼白な顔で
『また後日、連絡します』
って。
その数日後、別の大きな神社に呼ばれて行ったらなにやら凄く偉そうな人が出てきて、
『この本は燃やしてはいけない。海に捨てる。』
というようなことを言われ、同行するように言われた。行き先は東北のとある場所。
始めは冗談じゃねえよと思ったけど、放っておくのも…と思い行った。

よくわからん儀式が終わって、海に例の本を流した後、一番偉そうな人が
『もし、この類の本をまた見つけたら、絶対に持って来い』
と。
もしかしたらまだまだあるかも知れないといわれた。

その半年後実家に帰り、怖かったが勇気を出して父親に本の事を尋ねた。
すると
『知らない』
と言われてしまい、それ以上追求は出来ずじまい。

その日の夜中に、トイレに行こうと居間の横を通ると、両親の話し声が聞こえてきた。
『○○(娘)も成功させることが出来んかったなぁ。あの歳ならまだ…(云々)…』
『うちの家計ももうおしまいかも知れないねぇ』
だって。特に覚えてるのはこんくらい。
何で家計の話してたんかは不明。別に家に金が無かったわけじゃないし。
どっちにせよ、両親は何か隠してるなと確信した。

その後自分の家に戻りしばらく経ったある日、両親が心中した。
異様な現場だったと聞いた。二人で包丁を互いの胸に突き刺していたらしい。
部屋には、見た事も無いほど大きな紙が敷かれ、その紙には娘が書いていた絵のようなものが書いてあった。
警察にそれを見せられた時は背筋が凍りついた。
葬式の時もかなり悲しかったが、その事が頭から離れなかった。

後日、その紙も神社に処分してもらった。この時は葬式とか何やらの後で付いて行く気にならなかった。

んでこれは最近の話なんだが、その例の娘が何故か
『じいちゃんたちの家で暮らす』
って言い出した。
家は遺言で今も定期的に手入れがされてるんだが、何で突然?
正直こんな事を突然言い出されると怖い。住まわせて良いものかどうか。

ここまで書くと知り合いには分かってしまう話なんだが、見てないだろと鷹を括って書いてみた。

65cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:43:36
|ω・` ) だって知らなかったんだしねーw

66cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:48:21
>>64
|ω・` ) その本見たい!すごい興味ある!w

67毒男:2019/09/23(月) 22:49:57
>>65
|A-) ねーw
    年取っても中身は子供なんだな

>>66
|A-) 俺も!
    何を呼び出せるのかも知りたいし!
    追求しないとか調べないとかありえないわー

68毒男:2019/09/23(月) 22:50:32
ある日の夜、徹夜続きの実験で疲れた体を引きずるようにして大学を出た。
少し眠かったがまあなんとかなるだろうと自分の車に乗り込む。
走り出して数分もしないうちに、俺はバックミラーに白い影が映っていることに気づく。
えっと思って視線をミラーに向けるが、そこには何も映っていない。
(なんだ、見間違いか)
当然そう考えて、俺は運転を続けた。
だが、しばらくするとやはりミラーに何かが映る。
ちらちらと何度も確認するが、そうするとその白い影は見えなくなってしまう。
「疲れてんのかな……」
俺は諦めて、コンビニの駐車場に車を停め、コーヒーを買いに降りた。
車に戻ってコーヒーを飲みながら気持ちを落ち着かせていると、目の端にちらりと白いものが過ぎった。
ごしごしと目をこすり、バックミラーに目を凝らす。
だが、案の定何も映っていない。
「何なんだよ!」
じんわりと沸き起こった恐怖心を吹き飛ばすように声を上げた俺の首筋に、するりと何かが触れた。
「ヒロシ……」
「ぎゃあーーーーっ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
か細い声が耳元で聞こえて、俺はあまりの怖さに目を瞑ってわけもわからず謝っていた。
すると背後からくすくすと笑い声が聞こえて、俺の首に回されていた腕がぎゅうっと力を込める。
その感触のリアルさに俺はあれっと思って目を開け、再度ミラーを見た。
「なんだ、おまえかよ〜っ」
俺は強張っていた体から、はぁーっと力が抜けていくのを感じた。

そこに映っていたのは、同じゼミでいつもつるんでいるTだった。
「脅かすなよな!」
「ごめんごめん、ヒロシめちゃめちゃ疲れてるみたいだったから、今ならだませるなぁーって思ってさあ」
「事故ったらどうすんだ!」
「そんときは、俺も一緒じゃん」
「洒落になんねーっての……ほら、いい加減腕はなせ」
「うん」
俺がTの手を掴んだのとTが手を引こうとしたタイミングがずれて、やつが腕にはめていた数珠みたいなブレスレットがちぎれて落ちてしまった。
「ああ、もう……あっ、コーヒーもこぼれてるじゃないか!」
俺は散らばった玉を拾い集めて、どうするんだこれ、と後ろを振り返った。
「あ……あれ?」
そこには、Tの影も形もなく、シンと静まり返っていた。
また隠れて遊んでいるのかと、俺は車を降りて周囲を探してみた。
だが、どこを探してもTはいない。
俺は仕方なくTの携帯に電話を掛けた。
8回、9回と呼び出し音が続くが、Tは出ない。
俺は腹が立って、Tを置き去りにして車を発進させた。
どうしても帰りたければ駅まで歩くだろうし、反省して電話をしてきたら迎えに来てやってもいい。
すっかり目が覚めたことに多少感謝しつつ、その日はそのまま家に帰った。

69cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:50:56
>>67
|ω・` ) むしろ解読して使えそうならやってみたい!w

70毒男:2019/09/23(月) 22:56:15
>>69
|A-) 必ず使うよねw
    自分にデメリットありそうならデメリット回避する手段を用意してから

71cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:56:57
>>70
|ω・` ) 毒男さんは普通にはじきそうw

72毒男:2019/09/23(月) 22:57:04
私は18歳の高校生なんですが、卒業した先輩に洒落にならない実体験を売る程持った人がいたので彼女に聞いた話を紹介したいと思います。
以下、聞いたままを記載します。

「私がまだ生まれる前、お兄ちゃんが2つか3つの頃だったんだけど、家族で一軒家に引っ越したことがあったのね。
特に建物が古いとかってわけでもないしとにかく安いからって理由で買ったんだけど、案の定曰く付きだってことを入居した後に聞かされたんだよ。

どうもうちらが入る1ヶ月だか前に、向かいの家で焼身自殺があったらしいのね。
そんでこの家―うちらが買った方ね―の前の住人がその場面をモロに見ちゃったとかで、ショック死だか発狂したんだか知らないけどとにかく行方不明になっちゃったんだって。
でも今更そんな話聞かされたってもう手続きした後だったし、もちろん気分良いわけないけど仕方なくそれには目を瞑って暮らしだしたわけ。

けどその日から明らかにお兄ちゃんの様子がおかしくなった。
階段の踊り場の窓から例の向かいの家が見えるんだけど、そこを通る度にお兄ちゃんが言うの。
『人が燃えてるよ!』
って。
まだ3歳の子供がだよ?

他にもお風呂に入ったら入ったでいきなり泣き出すし、ことあるごとに
『怖いおばあちゃんに殺される』
とか口走るしでさすがに親もまずいんじゃないかと思い始めたけど、具体的にどうしたらいいのかわからないまま時間が経ってお兄ちゃんの妙な言動はそのまま幼稚園に上がっても続いてた。

結局そこには2年くらい住んでたんだけど、その2年の間に病気だなんだでお兄ちゃん3回くらい死にかけたって。
入退院も年齢の割にはあり得ない回数だったらしいし、このままじゃ本気でヤバいと思った親がやっと有名な霊能者だかを呼んだんだって。
遅せーよって話だけど(笑)
そんでその霊能者が、お兄ちゃんを見るなり言うのよ。
『この子よく今まで生きてたね、もう10体以上憑かれてるよ』
って。

そんなん言われたらもう引っ越すしかないじゃん。
何とか今の家探して移って来たらしいけど、そんなヤバい家に2年も住んじゃったもんだからもう家族全員バッチリ見える様になっちゃってて、父さん家帰って来た時
『おーい、玄関の前で女が泣いてるから塩まけ塩』
とか言ってるくらい。
しかもその後生まれた私にまで強制的に遺伝してるし、マジ冗談じゃないよね(笑)

73毒男:2019/09/23(月) 22:58:46
>>71
|A-) できるかなあw
    あっちから接触できるならこっちからも影響を与えられるって思ってるけどww

74cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 22:59:58
>>68
|ω・` ) あれ?これ終わり?Tは?
生霊かお化けだったのか
間際で道連れにしようとしたのか?

75毒男:2019/09/23(月) 23:01:14
>>74
|A-) ただ確認に来ただけで悪いことではなかったんだと思うw

76cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 23:02:07
>>73
|ω・` ) 触れるなら物理で解決できそうw

>>72
|ω・` ) そういえば身近に視えるとかいう人がいたり、そういう環境にいると視えるようになるとか聞くけどどうなんだろう
そんな身近にいないよね

77毒男:2019/09/23(月) 23:07:45
|A-) 触れられてる間にこっちからは触れなかったってのあったけど
    触れてる部分から干渉できるよねw
    腕掴まれたらぶん回してやるぞー

    身近にはいないねえ…
    いればきっと楽しいのに

78<削除>:<削除>
<削除>

79cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 23:09:12
>>77
|ω・` ) ぶ、ぶん回すだと…!
さしが毒男さんだぜ…!w

80毒男:2019/09/23(月) 23:10:27
今はもういい加減慣れたから、お兄ちゃんとゲームしてる時後ろで見てるのがいてもシカトできるし、チョコ(犬)が庭のユズの木の首吊り霊に吠えてても黙って部屋に上げるのがあたりまえになっちゃってるけど、この間久々にまずいと思ったことがあったよ。

夜10時くらいにチョコの散歩に出かけた時、近所の公園の横通った時に中に人影が見えたのね。
最初は気にしてなかったんだけど、よく見たら首に縄ついててしかも顔が血で赤いんだ。
あ、コレやべえと思ったんだけど足が動かなくて、犬も怯えて座り込んでんの。

焦ったよ、何かあっちも気付いたらしくて笑いながら近づいて来てるし、これ本気で死ぬかもってちょっと覚悟したもん。

その時ちょうどお母さんが私が忘れたフン袋持って追いかけて来てて、固まってる私に
『いいから。何も見えないふりしてゆっくりこっちに来なさい』
って言って何とか助けてくれたんだけど、あのテの奴って普段滅多に見ないから油断してたんだね。
あれは本当にギリギリだったと思うよ。

で、今のが2週間前の話なんだけど……あれ、Tちゃん大丈夫?」

この話を箱根の合宿でしてくれた直後、私(T)の身に様々な異変が起こったのはまた別の話ですが、とにかく彼女の体験は並大抵のものではありませんでした。
今は専門学校に進学して逢う機会もありませんが、多分また今日も、背後に視線を感じながら暮らしていることでしょう…。

81毒男:2019/09/23(月) 23:10:43
|A-) 後半貼り忘れてたわ!

82cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 23:14:56
>>80
|ω・` ) やだ…影響されちゃう系のお話?w
ふだん見慣れてると油断しちゃって逆に危ないって事もあるんだねー

83毒男:2019/09/23(月) 23:22:07
|A-) そうなんだねえ
    ということは危ないのは少ないってことかね

84毒男:2019/09/23(月) 23:22:31
俺はF県Tの近くの海の監視員をしていた。
監視対象のプライベートビーチである砂浜の向こう側に切り立った崖と岩場がある。
そこはよく飛び込み自殺があるらしい。
自殺の名所と呼ばれるところの近くだから、そこでしくじった奴はこっちでやるらしい。

そんなある日、きれいな水着のネーちゃん二人がその岩場に行こうとしていた。
「そっちは危ないですよ。近寄らないでください。」
そのネーちゃん達は
「うるせーバカ!」
と怒鳴り返す。
俺は頭に来て無視した。

その夜…

ネーちゃん達の捜索願いが出されていた。
俺だけだろうか。あの場所だと知っていたのは。
同僚の男を連れてネーちゃん達が向かった岩場へ行った。
ライトをつけて岩場を歩く。漆黒の海が怖い。

同僚「おい!あれ見ろ!」
弱々しく岩場にしがみついたネーちゃんの一人が見える。
「…助けて…」
と弱々しい声が聞こえる。

俺は岩場に駆け寄ってネーちゃんの手を掴んだ。
ネーちゃんはもう手だけしか見えない。
その手を俺は思い切り引っ張りあげた。

ギャーーーーーーーーー!!!

同僚が叫んだ。俺はなんのことかわからなかった。
でも引っ張りあげた女を間近で見ると…
別の水死体だった。その死体の下半身はもうなかった。

俺はその水死体を岸辺に上げた。見るも無残な状態だった。
ネーちゃん達はいまだ見つかっていない。
俺は監視員を辞めた。

85cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 23:27:55
>>84
|ω・` ) オギャー!引っ張り上げたのが下半身ない土左衛門?とかトラウマ物ー!
ネーチャンたちは上がったのの代わりにされたのか

86毒男:2019/09/23(月) 23:35:48
>>85
|A-) 海辺の仕事ってこういうこと多いよねw
    やってみたい気もするw

    あれらはどこいったのやら…

87毒男:2019/09/23(月) 23:36:25
この前ビデオでデッドコースターってのを観てたら、昔(14年前)に仲間内であったある事を思い出したのでみんなに聞いて欲しくて書き込んでみた
その当時、ちょうど受験シーズンで皆必死で受験勉強に励んでいた
ある日、友人が仲間内に
『まぁ、俺との思い出だと思って貰っておいてくれよ』
と一枚のテレホンカード配りだした
テレカをみると、その彼の写真がプリントしてあるものだった
俺も含め仲間達がなんで急にこんなものを…?と不思議がっていた
数日後、その友人は交通事故で亡くなった
もちろん皆で葬式に出席し、その友人の母親に彼から貰ったテレホンカードを見せると
『実は…』
と母親はテレカを作ったと思われる数日前の出来事を話し始めた

彼が自分の部屋で受験勉強をしていたら、夜中急に母親のところに行き
『なんでもいいから、何か思い出になるような物を作っておきたいんだ』
と言いだしたらしい。母親が
『どうしたの?いきなり』
とたずねると
『俺もしかしたら近いうちに死ぬかもしれない』
と言いだした
なんでも彼は受験勉強をしてる最中に死神を見たのだそうだ
母親は彼に
『何を馬鹿な事を言ってるの』
とタチの悪い冗談だと思いあまり話を聞いてやらなかった
とは言ったものの、受験勉強による過度のストレスでそんな事を言いだした?とも思ったのだそうだ
まさかこんな事になるとは夢にも思わなかったそうだ
いまでも彼から貰った一枚のテレホンカードは思い出として机の片隅に大切にしまってある

88cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/23(月) 23:42:18
>>87
|ω・` ) 事前に死神に会うってどんな気持ちなんだろう
身辺整理は済ませる事ができそうだけど
老いる事なくスィッチを消すように終われるといいのになー

89毒男:2019/09/23(月) 23:49:33
|A-) 諦めの気持ちが出てくるのかなあ?
    若いうちだとやりたいこと全てはできなくて後悔しそうだけどなあ

90毒男:2019/09/23(月) 23:54:00
昔オジサンが話してくれた事なんだが

当時オジサンは自販機のジュースの補給の仕事をしていてその時にあった怖い話をしてくれたんだが、
その時っていうのはまだ自販機が「ドンッ」って強く体当たりとかしたらジュースとかが出てきちゃうような時代の話で、おじさんは普段どおり補給をしながら最後の設置場所に向かったそうな。

<話の内容>
夕方を少し過ぎていても夏だったんでほんのり明るく蒸し熱い日だったんだよね、それでようやく目的の場所に着いたんだけどね。
そこで異様な光景をみてしまったんだよ。最初着たときはタダ単に「人がいる」ってだけで普通だったんだけどね、
「三人組かな?でも影の形がおかしい」
逆光でよく見えない
その上微妙に薄暗い、まあとりあえず補給するんでどいてもらおうと車を降りて近づいたんだよ。
するとそれがとんでもない異様な状態だったんだよね。

それはどういう風に異様だというと予想したとおり三人組の親子?だったんだけど問題はその状態
父親らしき人物は小銭を入れてボタンを叩き続けている、その横で母親がうつろな目をして何かを抱えている、
その抱えているものとは子供なんだが寝巻き姿で母親は足と胴体を抱えて頭をジュースの取り出し口に突っ込んでいるんだ。
子供の手はダランと下に垂れている。

その光景を目にした時から喉に酸っぱい煮汁のようなものが引っ掛かって声がだせない
その内父親らしき人物が小銭が切れたのか紙コップを描きだしつつ
「ドンッドンッ」
と自販機を叩きつけだした、その音にまじって母親がブツブツ言ってる事も耳がなれ聞こえだした
「おいしい?、おいしい?」
確かにそう言っている。それを聞いて背筋に冷たいモノが流れたね

その内事の異変に気づいた人が増え警察が到着、父親を取り押さえて無理矢理パトカーに母親と一緒に押し込み連れて行ったんだよね、
後日近所の話では子供が長い療養生活も虚しく亡くなってしまい、父母は最後に好きだったジュースをたらふく飲ませてやろうと思いあんな行動を取っちまったんだって
でもショックでよくわかってなかったんだろうね。
いやあの時は怖かったよ。でもねこれで終わらなかったんだよね。
そんな騒ぎがあったにも関わらず例の自販機は撤去もされず、アイも変わらず自分の担当
まあ暫くは何事もなく最後の補給場所の補給も終えて帰れてたらしいんだけどね
ある日喉が凄く渇いてて丁度最後の補給場所についたんで騒ぎもあったけど過ぎたことだし気にせずにジュースを買う事にしたんだよね。それでね小銭を入れてボタンを押したんだ

「カツン、ジョボボボ」

もういいかなと思って手を突っ込んだんだけどね、握ったものが紙コップでなく何か別のもの
握っただけで全然別のものだと思えるもので取り出してみた瞬間また動けなくなり少し前にあった騒ぎの事を思い出さざるを得ないものだったんだよね、それは何だったんだって言うとね
「位牌」
だったんだよね、ジュースが掛かっているのか湿っている、オジサンはそれを放り出して逃げ帰ったそうな、たぶんありゃあ死んだ子供の位牌で親がおいたんだろうな、その後仕事やめたけどね。
<話終了>

小学生の頃聞いた話だったけどカナリはっきりと覚えています

91毒男:2019/09/23(月) 23:59:02
|A-) 次で終わるかなあ

92毒男:2019/09/24(火) 00:00:25
これは私が祖母に聞かされた昔話で、母が田舎にいた頃に母の祖父(曾祖父?)に聞いたお話です。

母は中国地方にある小さな村で生まれ育ったのですが、その村の裏の山には主(土地神)がいて村人は年に数回お供えをしていたそうです。
そのお供えには村の男が二人で向かうのですが、山へ入る前に
『○○○○(むにゃむにゃ〜と母は言ってました)申すか?申さぬか?』
『申す!』
とおまじない(?)みたいな掛け合いをしていくらしいです。

ちなみに、山の主とは猿の妖怪(老猿?)で目が合うと襲い掛かってくるそうです。
(普通の猿でも目が合えば襲い掛かってきそうですがw)
万が一山で主に遭遇した時には目を合わせずに
『申す!』
と言うと
退散していくとの言い伝えがあるとのこと。

妖怪は自分の正体がばれると力を失うらしいく、申(猿)を『申す』に変えて呼んでいたのではないかと母は言ってました。(お前は猿だ!って意味なのかな)
その村には別の村から嫁にきた女が一人居たのですが、ある日、その女が行方不明になったそうです。
村中でその女を捜索したところ、山のふもとで見つかりました。

女は体中に引っかき傷を負っていて髪の毛は毟り取られ、片目は潰れもう一方の目もえぐられていたらしいです。
村の老人はそれを見て山の主さんと目を合わせてしまい、襲われたんだろうと言いました。
村人達は昔から山の恐ろしさを教えられているので迂闊に山に入ったりはしなかったらしいのですがその女は好奇心が勝ってしまったのでしょう。

女はなんとか一命は取り留めたそうですが、よほど怖かったのか意識を取り戻した時、うわ言のように
『申す…もうす…』
と言っていたそうです。
(おまじないは効かなかったのでしょうか?)

93毒男:2019/09/24(火) 00:01:01
恐怖のあまり気が触れたのか、それ以来その女の前で山の主の話をすると狂ったように
『申す!申す!』
と繰り返すようになってしまったそうです。
ところが村の子供達はそれを面白がり、女の旦那が仕事に出ている間にその女のところへ行き
「やまぬしさん!」
「やまぬしさん!」
と面白がって脅かしていたそうです。
その心労に絶えかねたのか、女はついには首を吊って自殺してしまったそうなのですが…村に異変が起き始めたのはそれからしばらくした頃だそうです。
村に女の霊が現れるようになったそうで、
驚いて声を出したり物音を立てたりすると、髪をつかまれ、目玉を潰された後に殺される。
静かにしていれば何もしてこないそうなのですが、両目の潰れた女の霊のあまりの恐ろしさに発狂してしまう者も居たそうです。

恐れおののいた村人は山の反対側、村のはずれに社を建て、女の怒りを鎮める為に村人全員の髪の毛と一緒に祀ったということでした。

この話を聞いた私は母におまじないを聞こうとしましたが、母の祖父が
「このまじないを知ってる奴の所にも女は現れる」
「社のある村の中に居れば滅多なことは無いが、女のお前は嫁入りして村をでていくだろうから知らない方が良い」
と教えてくれなかったそうです。

以上、読みにくい文章で申し訳ありませんでした。
しかも、あんまりこわく無いですね…
小さい頃は凄く怖かったんだけどなぁw

94cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/24(火) 00:01:06
|ω・` ) う、うーんこれはまた違う方向にこわいな
悲しいような、よく子ども連れてこれたなと疑問もあるし

95毒男:2019/09/24(火) 00:02:12
|A-) そもそも頭入らないのではww

96cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/24(火) 00:04:19
>>93
|ω・` ) 昔話みたいな怖い話だw
なぜ教えないのかという理由を教えてくれるタイプは珍しいかもしれないw

97cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/24(火) 00:04:34
>>95
|ω・` ) それな!w

98毒男:2019/09/24(火) 00:08:24
|A-) 雰囲気昔話だねw
    しかし怒りは静まったのかどうか

99毒男:2019/09/24(火) 00:10:03
|A-) 今回の怖い話と音楽はここまでー
    おつかれさまでしたw

100cat ◆TUKUMO3rAI:2019/09/24(火) 00:10:31
>>98
|ω・` ) たぶん静まってないと思われますw


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板